WO2003041890A1 - Dispositif pour elargir un tuyau d'echangeur thermique - Google Patents

Description

明 細 書 熱交換器使用管の拡径装置 技術分野

本発明は、 多重重合された放熱フィンと該放熱フィンに挿通された複 数の管とを、 該管を拡径する拡管マンドレルの管内への圧入によって一 体化させて熱交換器を製造することが出来る熱交換器使用管の拡径装置 に関するものである。 背景技術

従来、 熱交換器に使用された管の拡径装置としては、 例えば、 図 2に 示す如く、 基台部 50上に立設された一対の支柱 51 , 51の上端に跨がって 天井部 52が架設されると共に、 該天井部 52にシリンダ一 53が取り付けら れ、 該シリンダ一 53の伸縮を介して昇降自在な作動プレート 54に複数の 拡管用マンドレル 55が設けられた構成が一般的である。

前記拡管用マンドレル 55は、 基台部 50に位置決めされる熱交換器 （図 示せず） の管径と管長に適合するように小径長尺のロッ ド体で形成され ているため、 圧入時における拡管用マンドレル 55の横方向の橈みを規制 すべく該拡管用マンドレル 55を適宜位置にて支持しておく必要がある。 そこで、 管の拡径装置では、 圧入時における拡管用マンドレル 55の横 方向の撓みを規制すべく、 作動プレート 54の下方位置に前記拡管用マン ドレル 55が揷通可能な複数の貫通孔を備えた複数のガイ ドプレート 56と 該ガイ ドプレート 56の最下方位置に熱交換器本体 （図示せず） の端面か ら突出する管の管長を調整すべく該管に外嵌して前記端面を押し下げる 筒状のスト リツバ一 （図示せず） を裏面側 （基台部側） に有すると共に 前記同様、 拡管用マン ドレル 55が揷通可能な複数の貫通孔を備えたェン ドブレート 57を配設し、 そのそれぞれに前記拡管用マンドレル 55が揷通 された構成にある。

そして、 前記作動プレート 54、 ガイ ドブレ一ト 56及びエンドプレ一ト 57の各プレートの左右両端の前後方向の中心位置には、 基台部 50と天井 部 52間に設けられた左右一対のガイ ドバ一 58が挿通され、 これら作動プ レート 54、 ガイ ドプレート 56及びエンドプレート 57は、 互いに平行な関 係を維持しつつガイ ドバ一 58に沿って昇降自在となっている。

尚、 作動プレート 54、 ガイ ドプレート 56及びエンドプレート 57には、 それぞれ吊りボルト 59が挿通され （図中、 右側は図示しない） 、 該吊り ボルト 59の両端に設けられた抜け止め頭部 59a との係合により、 作動プ レート 54、 ガイ ドプレート 56及びェンドプレート 57の最大開き間隔が決 められている。

また、 前記作動プレート 54、 ガイ ドプレート 56及びェンドブレート 57 には、 ガイ ドバー 58と平行な一対のボールネジ 60が挿通され、 その下端 がェンドブレート 57に回転自在に支持されている。

そして、 該ボ一ルネジ 60には、 それぞれ上方側ストッパー 61が蝶着さ れ、 しかも該上方側ス トッパー 61には、 円柱状のガイ ドバ一 58 (ガイ ド ポスト） の約二分の一円弧面に当接する半割り部が形成されており、 図 示しないモータ一等の駆動装置を介してボールネジ 60が回転すると、 半 割り部がガイ ドバ一 58に沿ってスライ ドしつつ上方側ストッパー 61がボ 一ルネジ 60に沿って上下方向に螺動する。

そして、 該上方側ストッパー 61は、 ガイ ドプレート 56に形成された長 孔 56a を通り抜けて作動プレート 54の裏面側に当接可能になっている さらに、 前記基台部 50とェンドブレ一ト 57との間には、 エンドプレー ト 57の下降を規制することで、 熱交換器本体の端面から突出する管の管 長を調整するための下方側ストッパー 62が設けられている。

該下方側ストッパー 62の前方側には、 前記ガイ ドバー 58が挿通され、 後方側は支柱 51に固定されたガイ ドレ一ル 63にスライ ド自在に取り付け られている。

また、 ガイ ドバ一 58とガイ ドレール 63との間には、 前記下方側ストッ パー 62が蝶着され、 且つ両者と平行な下方側ストッパー昇降用ボールネ ジ 64が、 その下端を基台部 50に回転自在に支持されている。

従って、 図示しないモー夕一等の駆動装置を介して下方側ストッパー 昇降用ボールネジ 64が回転すると、 下方側ストッパー 62は前記ガイ ドバ —58及びガイ ドレール 63のそれぞれを介して振れ止めがなされた状態で スムーズに上下方向に蝶動する。

かかる構成からなる下方側ストッパー 62は、 シリ ンダ一 53の伸長によ つて下降する作動プレート 54と共に下降するェンドプレート 57の裏面側 に当接することでエンドプレート 57の下降を規制 （制止） することが出 来るものである。

しかしながら、 上記従来の構成からなる管の拡径装置は、 作動プレー ト 54、 ガイ ドプレート 56及びエンドプレート 57のそれぞれが各プレート の左右両端の前後方向の中心位置に揷通された左右一対のガイ ドバー 58 を介して該ガイ ドバ一 58にスライ ド自在に支持されているものである。 即ち、 互いに平行な関係を維持しつつガイ ドバ一 58に沿ってスムーズ に各プレートを昇降自在に動かすためには、 それぞれのプレー卜の中心 位置 （拡径装置の前後方向に対しての中心位置） にガイ ドバー 58が挿通 されていなければならない。

よって、 必然的にガイ ドバ一 58が基台部 50の左右側方を塞ぐ構造とな るばかりか、 通常、 管の拡径装置の後方側には各種油圧ュニッ トゃ制御 基盤等 （図示せず） が配置されるため、 拡径時に熱交換器を基台部 50に 対して拡径装置の前方向 （矢印 P ) からしか搬入 ·搬出せざるおえない 構造となる。

よって、 熱交換器の生産性を向上させるベく熱交換器の生産ラインを 構築する場合において、 拡径装置へ熱交換器を搬入したり、 或いは拡径 装置から他の場所や装置へ熱交換器を搬出する場合には、 該拡径装置の 左右方向 （矢印 Q ) で行なう必要があるが、 上記理由により生産ライン の搬送経路に折返し部 （折返し搬送経路） が生じることとなり、 この結 果、 搬送効率が悪くなるばかりでなく、 折返し部のための特別な搬送機 構が必要となつて装置自体の製造コストが高騰するという種々の問題が 生じていた。

そこで、 本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、 エンドプレート が該ェンドブレ一卜の前方側の左右位置に設けられた第一のガイ ドバー と、 後方側の左右位置に設けられた第二のガイ ドバ一によって四隅をス ライ ド自在に支持されることから、 該エンドプレートは該エンドプレー ト本体自体によじれや撓みを生じさせることなく平行状態を維持しつつ 第一及び第二のガイ ドバ一の夫々に沿ってバランスよくスムーズに昇降 可能となる。

よって、 第一及び第二のガイ ドバーの夫々を介して四隅がスライ ド自 在に支持されたェンドプレートの下方に存在する第一及び第二のガイ ド バーの離間距離内に位置する基台部には、 該基台部側方の一方側から他 方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく熱交換器を保持して運ぶ移送 休の案内路又は熱交換器を搬送するコンベア等の搬送装置設置用の熱交 換器搬送用案内路の何れか一方を設けることが出来る。

従って、 上記各種案内路が熱交換器の搬送経路となり、 しいては熱交 換器の搬送経路を一直線化、 即ち管の拡径装置の側方 （左右方向） の一 方側から熱交換器を搬入し、 反対側、 即ち他方側から熱交換器を搬出す る方式 （いわゆるセンタ一通し方式） を採用することが可能となり、 搬 送効率を上げて熱交換器の生産性を向上させることが出来る好適な生産 ラインを構築可能な熱交換器に使用された管の拡径装置を提供すること を目的とするものである。 発明の開示

本発明は、 装置フレーム 1が対向する基台部 2と天井部及び夫々の後 方側を連結する支柱 3 とで形成され、 しかも該基台部 2と天井部 4 との 間に複数の拡管用マンドレル 7を有して昇降自在に設けられる作動プレ —ト 6と、 該作動プレート 6の下方位置に吊り下げ支持され、 且つ基台 部 2にセッ トされる熱交換器の高さ位置に合わせて位置決めされるスト ツバ一 19に当接することで下降が規制されるェンドプレート 9を備えた 熱交換器使用管の拡径装置において、 該エンドプレート 9の前方側の左 右位置には、 前記作動プレー卜 6の前方側に位置すべく前記基台部 2と 天井部 4 との間に設けられた一対の第一のガイ ドバ一 10に該ェンドブレ —ト 9をスライ ド自在に取り付けるための一対の第一支持部 12が設けら れ、 且つ後方側の左右位置には、 前記作動プレート 6の後方側に位置す ベく前記基台部 2と天井部 4 との間に設けられた一対の第二のガイ ドバ —11に該ェンドブレ一ト 9をスライ ド自在に取り付けるための一対の第 二支持部 13が設けられてなり、 しかも前記ストツバ一 19が第二のガイ ド バ一 11の近傍若しくは支柱 3近傍に設けられたボール螺子 20を介して前 記第二のガイ ドバ一 11にスライ ド自在に設けられ、 且つ前記基台部 2に は、 熱交換器を運ぶ移送体 23の案内路 2a又は熱交換器を搬送する搬送装 置設置用の熱交換器用案内路 2aの何れか一方が、 該基台部 2側方の一方 側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく前記第一のガイ ドバ —10とボール螺子 20の離間距離内に設けられたものである。 よって、 エンドプレート 9の四隅、 即ち、 前方側の左右位置が第一の ガイ ドバー 10に、 後方側の左右位置が第二のガイ ドバ一 1 1にスライ ド自 在に設けられてなることから、 エンドプレート 9によじれや撓みを生じ させることなく振れ止めがなされた平行な状態を維持しつつバランスよ くスムーズに、 エンドプレート 9を上下方向自在に移動させることが出 来る。

従って、 エンドプレート 9の裏面側 （基台部側） に設けられた複数の 筒状スト リツバ一 （図示せず） を確実に熱交換器本体 （図示せず） の端 面から突出する複数の管に夫々外嵌させることが出来る。

更に、 第一及び第二のガイ ドバーの夫々を介して四隅がスライ ド自在 に支持されたェンドブレー卜の下方、 即ち、 第一のガイ ドバ一 10と第二 のガイ ドバ一 1 1の近傍若しくは支柱 3近傍に設けられたボール螺子 20と の離間距離内に位置するェンドブレート 9と基台部 2 との間に拡径装置 の左右方向の一方側から熱交換器を搬入し、 他方側 （反対側） から熱交 換器を搬出させることが出来る空間通路を確保することが出来る。

よって、 かかる空間通路を利用して前記基台部 2に、 該基台部 2の側 方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく熱交換器を 保持して運ぶ移送体 23の案内路 2a又は熱交換器を搬送するコンベア等の 搬送装置設置用の熱交換器搬送用案内路 2aの何れか一方を設けることが 出来る。

従って、 上記各種の案内路 2aが熱交換器の搬送経路となり、 しいては 熱交換器の搬送経路を一直線化、 即ち管の拡径装置の側方 （左右方向） の一方側から熱交換器を搬入し、 反対側、 即ち他方側から熱交換器を搬 出する方式 （いわゆるセンター通し方式） を採用することが可能となり 搬送効率を上げて熱交換器の生産性を向上させることが出来る好適な生 産ラインを構築可能な熱交換器使用管の拡径装置を提供することが出来 るという利点がある。

更に、 第二のガイ ドバ一 11が支柱 3に設けられたレール体で構成され た場合には、 第二のガイ ドバ一 11に高価な円柱状のガイ ドポストを用い ることなくェンドプレート 9を振れ止めがなされた状態でスムーズに上 下方向に移動させることが出来るだけでなく、 ガイ ドポスト並みの強度 を取り付けられた支柱 3を介してガイ ドポス卜より安価なレール体に具 備させることが可能となり、 しいては往復動するェンドプレート 9を介 してレール体に生じる撓みを該レール体が取り付けられた支柱 3の強度 を介して防止することが出来るという利点がある。

更に、 移送体 23又は基台部 2の少なく とも何れか一方に、 熱交換器を 保持して基台部 2の一方側から他方側へと向かう移送体 23を熱交換器の 拡管可能位置で該基台部 2に位置決め固定するための固定装置 24が設け られた場合には、 基台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り 抜け可能とすべく熱交換器の搬送経路を一直線化して順次熱交換器を管 の拡径装置内に搬入しても、 作業者の経験年数等の長短に一切関係なく 確実に熱交換器を管の拡径可能位置で制止させて確実な拡管を施すこと が出来るだけでなく、 自動化された熱交換器の製造ラインをも構築する ことが出来るという利点がある。

又、 移送体 23又は基台部 2の少なく とも何れか一方に、 移送体 23を介 して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を拡径可能位置で 位置決め固定する固定装置 24が設けられた場合でも、 基台部 2側方の一 方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく熱交換器の搬送経 路を一直線化して順次熱交換器を拡管装置内に搬入しても、 作業者の経 験年数等の長短に一切関係なく確実に熱交換器を管の拡径可能位置で制 止させて確実な拡径を施すことが出来るだけでなく、 自動化された熱交 換器の製造ラインをも構築することが出来るという利点がある。 更に、 基台部 2又は搬送装置の少なく とも何れか一方に、 該搬送装置 を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を管の拡径可 能位置で位置決め固定するための固定装置 24が設けられた場合でも、 基 台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく熱 交換器の搬送経路を一直線化して順次熱交換器を管の拡径装置内に搬入 した場合でも、 作業者の経験年数等の長短に一切関係なく確実に熱交換 器を管の拡径可能位置で制止させて確実な管の拡径を施すことが出来る だけでなく、 自動化された熱交換器の製造ラインをも構築することが出 来るという利点がある。

更に、 基台部 2又は搬送装置の少なく とも何れか一方に、 該搬送装置 を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を管の拡径可 能位置で位置決めすべく前記搬送装置の動きを固定する固定装置 24が設 けられた場合でも、 基台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通 り抜け可能とすべく熱交換器の搬送経路を一直線化して順次熱交換器を 管の拡径装置内に搬入しても、 作業者の経験年数等の長短に一切関係な く確実に熱交換器を管の拡径可能位置で制止させて確実な管の拡径を施 すことが出来るだけでなく、 自動化された熱交換器の製造ラインをも構 築することが出来るという利点がある。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明にかかる好ましい熱交換器使用管の拡径装置の全体 斜視図であり、 第 2図は、 従来の管の拡径装置の全体斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明をより詳細に説述するために、 添付の図面に従ってこれを説明 する。 第 1図は、 拡径装置の全体構造を表すものであり、 基台部 2の後方側 左右位置から上方に立設された一対の支柱 3の上端に跨がって天井部 4 が架設され、 該基台部 1、 支柱 3及び天井部 4から装置フ レーム 1が構 成される。

そして、 該天井部 4には、 該天井部 4の裏面側から基台部 2に向けて 出退するシリンダ一ロッ ド 5aを備えたシリンダ一 5が取り付けられてい る。

前記シリンダ一ロッ ド 5aの先端には、 矩形状の作動プレート 6がその 中央部にて固着されており、 シリ ンダー 5のシリンダ一ロッ ド 5aの伸縮 を介して作動プレート 6が昇降自在となっている。

また、 作動プレート 6下方側には、 複数の拡管用マンドレル 7 , …が 垂設されており、 作動プレート 6の昇降に伴って拡管用マンドレル 7も 追従して昇降自在である。

前記拡管用マンドレル 7は、 基台部 2に位置決めされる熱交換器 （図 示せず） の管径と管長に適合するように小径長尺のロッ ド体で形成され ているため、 圧入時における横方向の撓みを規制すべく、 適宜位置にて 支持しておく必要がある。

そこで、 作動プレート 6の下方位置には、 複数のガイ ドブレート 8及 び最下方位置にェンドプレート 9が配設され、 拡管用マンドレル 7がこ れらガイ ドプレート 8及びェンドプレート 9にスライ ド自在に揷通され ている。

更に、 前記装置フレーム 1には、 前方側左右位置に一対の第一のガイ ドバ一 1 0が設けられている。

かかる第一のガイ ドバー 10は、 上端が天井部 4の前方側 （の角部） に 支持されると共に、 下端が基台部 2の前方側 （の角部） に支持されて、 基台部 2 と天井部 4 とを上下に連結する円柱状のガイ ドポストである。 また、 装置フレーム 1は、 後方側左右位置に一対の第二のガイ ドバー 1 1を備えている。

かかる第二のガイ ドバ一 1 1は、 上端が天井部 4の後方側 （の角部） に 近接すると共に、 下端が基台部 2の後方側 （の角部） に近接すべく、 左 右の支柱 3の上下方向に沿ってそれぞれの支柱に固定されたレール体で ある。

前記作動プレート 6は、 前方側の左右位置に前記一対の第一のガイ ド バー 10が揷通され、 且つ、 後方側の左右位置に前記一対の第二のガイ ド バ一1 1が揷通されてそれぞれのガイ ドバ一 10 , 1 1に水平状態を維持しつ つ昇降可能となっている。

より詳しくは、 作動プレート 6の前端側の左右位置には、 前記第一の ガイ ドバ一 10が揷通されることで作動プレート 6を第一のガイ ドバ一 10 に沿ってスライ ド自在とする一対の第一支持部 12が設けられ、 且つ作動 プレート 6の後端側の左右位置には、 前記一対の第二のガイ ドバー 1 1に 沿って作動プレート 6をスライ ド自在とする一対の第二支持部 13が設け られている。

尚、 上記第一支持部 12にはブラケッ 卜が用いられ、 且つ第二支持部 13 にはスライダ一が用いられている。

そして、 ェンドブレート 9も、 前記作動プレート 6と同様、 前方側の 左右位置に一対の第一のガイ ドバ一 10が挿通され、 且つ、 後方側の左右 位置が一対の第二のガイ ドバ一 1 1にスライ ド自在に取り付けられること により、 水平状態を維持しつつ昇降自在となっている。

より詳しくは、 ェンドブレ一ト 9の前端面の左右位置には、 前記第一 のガイ ドバ一 10が揷通されることで該ェンドプレート 9を第一のガイ ド バー 10に沿ってスライ ド自在とする一対の第一支持部 12が設けられ、 且 つ後端側の左右位置には、 前記一対の第二のガイ ドバ一 1 1に沿って該ェ ンドプレート 9をスライ ド自在とする一対の第二支持部 13が設けられて いる。

尚、 上記ェンドプレート 9においても、 第一支持部 12にはブラケッ ト が用いられ、 且つ第二支持部 13にはスライダーが用いられてなるが、 要 は第一のガイ ドバ一 10と第二のガイ ドバー 1 1のそれぞれに沿って前記作 動プレート 6ゃェンドブレート 9のそれぞれを水平状態を維持させた状 態でスムーズに昇降自在とすべくかかる作動プレート 6ゃェンドブレ一 ト 9を第一のガイ ドバ一 10と第二のガイ ドバー 1 1に支持することが出来 るものであれば、 それぞれの第一支持部 12及び第二支持部 13の具体的な 構造や使用部材も決して限定されないのは言うまでもない。

又、 作動プレート 6とエンドプレート 9間に配設されるガイ ドブレー ト 8は、 拡管用マンドレル 7の長さに応じて適宜複数枚所定間隔に吊り 下げされた板体である。

前記ガイ ドブレ一ト 8は、 その枚数を加減することにより作動プレー ト 6 とエンドプレート 9の最大開き間隔を決定するためのものであるた め、 その構造上必ずしも第一及び第二のガイ ドバ一10 , 1 1と係合する必 要はなく、 よつて前記第一支持部 12及び第二支持部 13は存在しないこと から第一のガイ ドバ一 10は、 各ガイ ドブレ一ト 8の前方側から離間した 位置に配されることとなる。

また、 それぞれのガイ ドプレート 8の左右位置には、 長孔 8a， 8aが形 成され、 且つ該長孔 8a , 8aにそれぞれ第三のガイ ドバー 14 (棒状ガイ ド ポスト） 及び第一のボールネジ 15が挿通されている。

前記第三のガイ ドバ一 14は、 上端が作動プレート 6の左右位置に上下 方向に穿設された孔にスライ ド自在に揷通され、 下端がェンドプレート 9の左右位置に保持されて第一のガイ ドバー 10と平行に配されている。 また、 各ガイ ドプレート 8の長孔 8aには、 第三のガイ ドバ一 14の約二 分の一円弧面に接触する半割り形状のスライダー 16が嵌合されており、 該スライダ一 16が第三のガイ ドバ一 14に沿ってスライ ドすることにより 各ガイ ドブレート 8は、 水平状態を維持しつつ昇降自在である。

前記第一のボールネジ 15は、 上端が作動プレート 6の左右位置に上下 方向に穿設された孔にスライ ド自在に揷通され、 下端がェンドプレート 9の左右位置に回転自在に保持されて、 第三のガイ ドバー 14と平行に配 されている。

そして、 該第一のボールネジ 15には、 それぞれ上方側ストッパー 17が 螺着されている。

該上方側ストッパー 17には、 第三のガイ ドバー 14の約二分の一円弧面 に接触する半割り部が形成されており、 モーター等の駆動装置 （図示せ ず） を介して第一のボールネジ 15が回転すると、 半割り部が第三のガイ ドバ一 14に沿ってスライ ドしつつ上方側ストッパー 17が第一のボ一ルネ ジ 15に沿って上下方向に蝶動する。

そして、 該上方側ストツバ一 17は、 ガイ ドブレ一ト 8に形成された長 孔 8a内を通り抜けて作動ブレート 6の裏面側に当接可能になっている。 尚、 前記第一のボールネジ 15は、 第三のガイ ドバー 14よりも外側方に 配されている （但し、 第三のガイ ドバ一 14と第一のボ一ルネジ 15とは配 置を逆にしてもよい。 ） ため、 スライダー 16は、 第三のガイ ドバ一 14の 内方の二分の一外周円弧面をスライ ドする一方、 上方側ストッパー 17は 第三のガイ ドバ一 14の外方の二分の一外周円弧面をスライ ドし、 スライ グー 16と上方側ス卜ツバ一 17とが相互に千渉することはない。

以上の如く、 前記作動プレート 6、 ガイ ドプレート 8及びェンドブレ ート 9には、 第一のガイ ドバー 10及び第三のガイ ドバー 14が揷通され、 これら作動プレート 6、 ガイ ドブレ一ト 8及びェンドプレート 9は、 互 いに平行な関係を維持しつつ第一のガイ ドバ一 10及び第三のガイ ドバ一 14に沿って昇降自在となっている。

尚、 作動プレート 6、 ガイ ドプレート 8及びェンドブレー卜 9には、 それぞれ吊りボルト 18が揷通され （図中、 右側は図示しない） 、 該吊り ボルト 18の両端に設けられる抜け止め頭部 18a によって各プレート 6 , 8， 9は脱することなく配設されると共に、 かかる吊りボルト 18とガイ ドブレート 8の枚数により、 作動プレート 6とエンドプレート 9の最大 開き間隔が決められている。

また、 前記基台部 2 とエンドプレート 9との間には、 シリンダー 5を 介して下降する作動ブレート 6 と共に下降するェンドブレ一ト 9の裏面 側に当接することでエンドプレート 9の下降を規制 （制止） するプレー ト状の下方側ストツバ一 19 (基準台） が設けられている。

該ストツバ一 19は、 前記ェンドプレート 9と同様、 前方側の左右位置 に一対の第一のガイ ドバ一 10が挿通され、 且つ、 後方側の左右位置が一 対の第二のガイ ドバー 11にスライ ド自在に取り付けられることで、 水平 状態を維持しつつ昇降可能となっている。

より詳しくは、 ストッパー 19の前端面の左右位置には、 前記第一のガ ィ ドバー 10が挿通されることで該ストッパー 19を第一のガイ ドバー 10に 沿ってスライ ド自在とする一対の第一支持部 12が設けられ、 且つ後端側 の左右位置には、 前記一対の第二のガイ ドバ一 11に沿って該第二のガイ ドバ一 11をスライ ド自在とする一対の第二支持部 13が設けられている。 また、 ストツバ一 19の後方側には、 該ストッパー 19を昇降させるため の第二のボールネジ 20が配されている。

かかる第二のボ一ルネジ 20は、 その上端がそれぞれの支柱 3の対峙す る内壁面に設けられた一対の保持部 21に回転自在に保持され、 且つ下端 が基台部 2の後方側の左右位置に回転自在に保持されると共に、 前記第 一のガイ ドバ一 10と平行に配されている。 そして、 前記ストッパー 19の後方側の左右位置が前記一対の第二のポ —ルネジ 20に蝶着されている。

より詳しくは、 ストッパー 19の後方側の左右位置には、 前記第二のボ 一ルネジ 20が螺合揷通される一対の雌螺子 22が設けられ、 モーター等の 駆動装置 （図示せず） を介して第二のボールネジ 20が回転すると、 スト ツバ一 19は、 第一及び第二のガイ ドバー 10， 11に沿って上下方向に水平 状態を維持しつつ昇降可能である。

更に、 基台部 2には、 熱交換器を保持して運ぶ移送体 24の案内路 2aが 、 該基台部 2の側方の一方側から他方側 （矢印？） へと熱交換器を通り 抜け可能とすべく前記第一のガイ ドバー 10と第二のボールネジ 20の離間 距離内に設けられている。

更に、 前記基台部 2には、 熱交換器を保持して基台部 2の側方、 即ち 拡径装置の左右方向の一方側から他方側へと向かう移送体 23を熱交換器 の管の拡径可能位置で該基台部 2に位置決め固定するための固定装置 24 が設けられている。

かかる固定装置 24の構造としては、 例えば、 移送体 23が熱交換器の管 の拡径適所まで移動してきた際、 該移送体 23を基台 2に位置決め固定す ベく該移送体 23に形成された凹部 （図示せず） にロックピン （図示せず ) を挿入する構成であったり、 又、 移送体 23の所定部位を出退き在な押 圧体 （図示せず） で押圧する構成であってもよく、 更に移送体 23の前後 方向又は左右方向 （移送体 23の移送方向） から拡径適所まで移動してき た移送体 23を複数の挟持体 （図示せず） で挟み込んで基台 2に位置決め 固定する構成であってもよく、 固定装置 24の具体的な構造も決して限定 されないのは言うまでもない。

かかる構成からなる拡径装置の動作態様は、 まず、 熱交換器の高さ寸 法に合わせて、 第二のボールネジ 20を回転させ、 ストッパー 19を所望の 高さ位置に位置決めする。

また、 この時、 熱交換器の高さ寸法に合わせて、 第一のボールネジ 15 を回転させ、 上方側ストッパー 17を所望位置に位置決めする。

尚、 上記構成からなる拡径装置によれば、 拡径装置の両側方 （左右方 向） に位置するェンドブレー卜 9と基台部 2との間には、 拡径装置の側 方 （左右方向） の一方側から熱交換器を搬入し、 反対側 （他方側） から 熱交換器を搬出するための空間通路が第一のガイ ドバ一 10と第二のガイ ドバ一 1 1の離間距離内に設けられ、 且つ該空間通路を利用して熱交換器 を運ぶ移送体 23の案内路 2aが、 該基台部 2側方の一方側から他方側へと 熱交換器を通り抜け可能とすべく前記第一のガイ ドバ一 10と第二のガイ ドバ一 11の離間距離内に設けられている。

更に、 上記基台部 2には、 熱交換器を保持して基台部 2の一方側から 他方側へと案内路 2aを介して向かう移送体 23を熱交換器の拡径可能位置 で該基台部 2に位置決め固定するための固定装置 24が設けられている。 よって、 基台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可 能とすべく熱交換器の搬送経路を一直線化して順次熱交換器を拡径装置 内に搬入した場合であつても、 作業者の経験年数等の長短に一切関係な く確実に熱交換器を拡径可能位置で制止させて確実な拡径を施すことが 出来るだけでなく、 自動化された熱交換器の製造ラインをも構築するこ とが出来るという利点がある。

次に、 固定装置 24を介して熱交換器を保持して基台部 2の一方側から 他方側へと向かう移送体 23が熱交換器に使用された管の拡径可能位置で 該基台部 2に位置決め固定された後、 シリンダー 5を作動させると、 シ リンダ一口ッ ド 5aの伸長に伴って、 作動プレート 6、 ガイ ドプレート 8 及びェンドブレート 9が互いの間隔を保ちながら下降することとなる。 即ち、 エンドプレート 9が前記ストッパー 19に当接してその下降が規 制され、 次いでガイ ドフ。レート 8が制止してなるェンドブレート 9に当 接してその下降が規制される。

尚、 上記の如く下降するェンドブレート 9は、 該ェンドブレ一ト 9本 体自体の四隅、 即ち、 前方側の左右位置を第一のガイ ドバ一 10に、 後方 側の左右位置を第二のガイ ドバ一 11に夫々スライ ド自在に支持されてい ることから、 昇降時において、 ェンドブレ一ト 9によじれや撓みを生じ させることなく振れ止めがなされた平行な状態を維持しつつバランスよ くスムーズに移動させることが出来る。

よって、 エンドプレート 9の裏面側 （基台部側） に設けられた複数の 筒状スト リッパー （図示せず） を確実に熱交換器本体 （図示せず） の端 面から突出する複数の管に夫々外嵌させることが出来るだけでなく、 該 スト リツバ一の先端が前記熱交換器の端面を所定の寸法で押し下げるこ とで端面から突出する管の管長を適宜調整することが出来る。

従って、 ェンドブレ一ト 9によじれゃ撓みが生じた場合におけるスト リツバ一と管との衝突を確実に防止する事が出来る。

上記の如くストリッパーが熱交換器の端面を押し下げて端面から突出 する管の官長を調整した後、 拡管用マンドレル 7は、 熱交換器の管内に 圧入されることとなり、 放熱フィンと管との一体化が施されるが、 拡管 用マンドレル 7の先端 （拡管ビレツ ト） が熱交換器の下端近傍まで達す ると作動プレート 6が上方側ストッパー 17に当接してその下降が規制さ れることになる。

この段階で、 作業が終了し、 今度はシリンダーロッ ド 5aを退避させて 拡管用マンドレル 7を熱交換器の管から引き抜く。

その後、 完成された熱交換器は、 移送体 23を介して基台部 2から搬出 (矢印 P ) されることとなる。

従って、 本実施形態に係る拡管装置によれば、 基台部 2側方の一方側 から他方側へと熱交換^!を通り抜け （矢印 P ) 可能とすべく設けること で熱交換器の搬送経路を一直線化 （矢印 P ) し、 しいては搬送効率を上 げて熱交換器の生産性を向上させることが出来る好適な生産ラインを構 築可能な拡径装置を提供することが出来るという利点がある。

尚、 上記実施形態において、 第一のガイ ドバ一 10と第二のボールネジ 20の離間距離内に形成された空間通路を利用して基台部 2に、 熱交換器 を運ぶ移送体 23の案内路 2aが設けられてなるが、 熱交換器が必ずしも移 送体 24に保持されて基台部 2の側方の一方側から他方側へと通り抜ける 構成でなく ともよく、 例えば、 基台部 2に、 熱交換器を移送すべく各種 コンベア等から形成されると共に拡径装置と別体で形成された搬送装置 (図示せず） を該基台部 2に設置すべく熱交換器を搬送する搬送装置設 置用の熱交換器案内路 2aや該基台部 2に直に各種構造の搬送装置を直接 組み込むための搬送装置設置用の熱交換器用案内路 2aが設けられること で基台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能として もよく、 要は基台部 2に、 熱交換器を運ぶ移送体 23の案内路 2a又は搬送 装置設置用の熱交換器用案内路 2aの何れか一方が、 該基台部 2側方の一 方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく前記第一のガイ ド バ一 10と第二のボールネジ 20の離間距離内に設けられていればよい。 よって、 例えば、 第二のボールネジ 20が、 従来の拡径装置のように、 第二のガイ ドバー 1 1の前方近傍側に位置 （第一のガイ ドバー 10と第二の ガイ ドバ一1 1の間で該第二のガイ ドバ一1 1近傍） していてもよく （図示 せず） 、 この場合でも第一のガイ ドバー 10と第二のボールネジ 20の離間 距離内に熱交換器を運ぶ移送体 23の案内路 2a又は搬送装置設置用の熱交 換器用案内路 2aの何れか一方を設けることが可能となり、 結果として基 台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜けさせることが出 来るという利点がある。 更に、 上記実施形態において、 第二のガイ ドバ一 11が支柱 3に設けら れたレール体で構成された場合には、 第二のガイ ドバ一 11に高価な円柱 状のガイ ドポストを用いることなくェンドブレ一ト 9を振れ止めがなさ れた状態でスムーズに上下方向に移動させることが出来るだけでなく、 ガイ ドポス卜並みの強度を取り付けられた支柱 3を介してガイ ドポスト より安価なレール体に具備させてレール体の撓み等を防止することが出 来るという利点がある。

更に、 上記実施形態において、 第二のボールネジ 20は、 その上端がそ れぞれの支柱 3の対峙するない内壁面に設けられた一対の保持部 21に回 転自在に保持され、 且つ下端が基台部 2の後方側の左右位置に回転自在 に保持されると共に、 前記第一のガイ ドバー 10と平行に配されているが この場合には第二のガイ ドバー 11と第二のボールネジ 20が拡径装置の前 後方向で並設状態になるのを回避することが可能となり、 しいては拡径 装置の前後方向の幅寸法を必要最小限にコンパク ト化することが出来る という利点がある。

更に、 上記実施形態において、 基台部 2には、 移送体 23を熱交換器の 拡径可能位置で該基台部 2に位置決め固定するための固定装置 24が設け られているが、 固定装置 24が移送体 23に設けられていてもよい。

更に、 固定装置 24が移送体 23を介して基台部 2の一方側から他方側へ と向かう熱交換器を拡径可能位置で位置決め固定する構造であつてもよ く、 何れの場合であっても、 基台部 2の側方の一方側から他方側へと熱 交換器を通り抜け可能とすべく熱交換器の搬送経路を一直線化して順次 熱交換器を拡径装置内に搬入した場合において、 作業者の経験年数等の 長短に一切関係なく確実に熱交換器を拡径可能位置で制止させて確実な 拡径を施すことが出来るだけでなく、 自動化された熱交換器の製造ライ ンをも構築することが出来るという利点がある。 更に、 基台部 2又は搬送装置の少なく とも何れか一方に設けられた固 定装置 24が該搬送装置を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう 熱交換器を拡径可能位置で位置決め固定するか、 又は前記搬送装置の動 きを固定する場合には、 基台部 2側方の一方側から他方側へと熱交換器 を通り抜け可能とすべく熱交換器の搬送経路を一直線化して順次熱交換 器を拡径装置内に搬入しても、 前記同様に作業者の経験年数等の長短に 一切関係なく確実に熱交換器を拡径可能位置で制止させて確実な拡径を 施すことが出来るだけでなく、 自動化された熱交換器の製造ラインをも 構築することが出来るという利点がある。

尚、 本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、 本発明の要旨 を逸脱しない範囲にて種々の設計変更が可能である。

例えば、 第一支持部 12や第二支持部 13が作動プレート 6、 エンドプレ ―ト 9及びス卜ツバ一 19に一体的に具備されていてもよく、 又别体の支 持部が取り付けられた構成の何れであってもよい。

又、 第一支持部 12や第二支持部 13にはブラケッ トゃスライダーが用い られているが、 かかる具体的な構造も決して限定されないのは言うまで もない。

拡管用マンドレル 7の径、 長さ、 形状、 数量、 ガイ ドプレート 8の数 量、 シリ ンダ一 5の数量、 上方側ス トッパー 17の形状、 半割りべアリン グ （スライダ一） 16の形状等も決して限定されるものではない。

又、 第一のガイ ドバー 10及び第三のガイ ドバ一 14には円柱状ガイ ドポ ス卜が用いられてなるが、 必ずしも円柱状に限定されないのは言うまで もない。

尚、 上記実施形態において、 拡管装置は所謂、 竪型の拡管装置であつ たが、 必ずしも竪型に限定されるものではなく、 同じ構造を有する拡管 装置であれば、 横型の拡管装置も本発明の範囲内に属するのは言うまで もない。

本発明にかかる熱交換器使用管の拡径装置は、 基台部に、 熱交換器を 運ぶ移送体の案内路又は搬送装置設置用の熱交換器用案内路の何れか一 方が、 該基台部側方の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能と すべく前記第一のガイ ドバーと第二のガイ ドバー 1 1の近傍若しくは支柱 3近傍に設けられたストツバ一 19昇降用のボール螺子 20との離間距離内 に設けられた構成にある。

よって、 ェンドブレートを振れ止めがなされた状態でスムーズに上下 方向に移動させつつ、 拡径装置の両側方 （左右方向） に位置するエン ド プレートと基台部との間に拡径装置の側方 （左右方向） の一方側から熱 交換器を搬入し、 反対側 （他方側） から熱交換器を搬出するための空間 通路を第一のガイ ドバ一とボール螺子との離間距離内に設けることが出 来る。

従って、 かかる空間通路に、 移送体の案内路又は搬送装置設置用の熱 交換器用案内路の何れか一方を設けることが可能となり、 該基台部側方 の一方側から他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすることで熱交換器 の搬送経路を一直線化し、 しいては搬送効率を上げて熱交換器の生産性 を向上させることが出来る好適な生産ラインを構築可能な熱交換器使用 管の拡径装置を提供することが出来るという効果を奏するに至った。 産業上の利用可能性

以上のように、 本発明にかかる拡管装置は、 該熱交換器の搬送経路を 一直線化、 即ち拡管装置の側方 （左右方向） の一方側から熱交換器を搬 入し、 反対側の他方側から熱交換器を搬出する方式 （いわゆるセンタ一 通し方式） を採用することで搬送効率を上げて熱交換器の生産性を向上 出来る好適な生産ラインを構築可能な拡径装置を提供するものである。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 装置フレーム 1が対向する基台部 2と天井部及び夫々の後方側を 連結する支柱 3とで形成され、 しかも該基台部 2と天井部 4 との間に複 数の拡管用マンドレル 7を有して昇降自在に設けられる作動プレート 6 と、 該作動プレート 6の下方位置に吊り下げ支持され、 且つ基台部 2に セッ トされる熱交換器の高さ位置に合わせて位置決めされるストツバ一 19に当接することで下降が規制されるェンドブレ一ト 9を備えた熱交換 器使用管の拡径装置において、 該ェンドブレ一ト 9の前方側の左右位置 には、 前記作動プレート 6の前方側に位置すべく前記基台部 2 と天井部 4との間に設けられた一対の第一のガイ ドバ一 10に該ェンドブレ一ト 9 をスライ ド自在に取り付けるための一対の第一支持部 12が設けられ、 且 つ後方側の左右位置には、 前記作動プレート 6の後方側に位置すべく前 記基台部 2と天井部 4との間に設けられた一対の第二のガイ ドバ一 11に 該エンドプレート 9をスライ ド自在に取り付けるための一対の第二支持 部 13が設けられてなり、 しかも前記ストッパー 19が第二のガイ ドバー 1 1 の近傍若しくは支柱 3近傍に設けられたボール螺子 20を介して前記第二 のガイ ドバー 11にスライ ド自在に設けられ、 且つ前記基台部 2には、 熱 交換器を運ぶ移送体 23の案内路 2a又は熱交換器を搬送する搬送装置設置 用の熱交換器用案内路 2aの何れか一方が、 該基台部 2側方の一方側から 他方側へと熱交換器を通り抜け可能とすべく前記第一のガイ ドバー 10と ボール螺子 20の離間距離内に設けられていることを特徴とする熱交換器 使用管の拡径装置。

2 . 前記第二のガイ ドバ一 11が支柱 3に設けられたレール体であるこ とを特徴とする請求項 1記載の熱交換器使用管の拡径装置。

3 . 前記移送体 23又は基台部 2の少なく とも何れか一方には、 熱交換 器を保持して基台部 2の一方側から他方側へと向かう移送体 23を、 熱交 換器の拡管可能位置で該基台部 2に位置決め固定するための固定装置が 設けられていることを特徴とする請求項 1又は 2記載の熱交換器使用管 の拡径装置。

4 . 前記移送体 23又は基台部 2の少なく とも何れか一方には、 移送体 23を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を拡管可 能位置で位置決め固定する固定装置が設けられていることを特徴とする 請求項 1又は 2記載の熱交換器使用管の拡径装置。

5 . 前記基台部 2又は搬送装置の少なくとも何れか一方には、 該搬送 装置を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を拡管可 能位置で位置決め固定するための固定装置が設けられていることを特徴 とする請求項 1又は 2記載の熱交換器使用管の拡径装置。

6 . 前記基台部 2又は搬送装置の少なくとも何れか一方には、 該搬送 装置を介して基台部 2の一方側から他方側へと向かう熱交換器を拡管可 能位置で位置決めすべく前記搬送装置の動きを固定する固定装置が設け られていることを特徴とする請求項 1又は 2記載の熱交換器使用管の拡