WO2002079047A1 - Structure de rangement pour cartes et boite de rangement pour vehicule renfermant ladite structure - Google Patents

Description

明細書 カード収納構造及びこれを有する車両用収納ボックス 技術分野

この発明は、 複数のカードを収納可能な力一ド収納構造及びこれを有する車両 用収納ボックスに関するものである。 背景技術

車両の座席の間、 特に運転席の隣に設置される車両用収納ボックス （以下、 単 に収納ボックスという） には、 クレジットカード等の力一ドを収納するための力 ード収納部を設けられているものが知られている。 収納ボックスは、 例えば日本 国特許第 2 9 3 4 8 0 8号公報 （米国特許 N o . 5 , 5 8 8 , 6 9 7号） に開示 されているようなブラケット等で座席の側部に取り付けられ、 ブラケット等を折 りたたむことにより、 水平な状態から 9 0度の角度で下向きに回転し、 垂直とな るように収納可能となっている。 先行技術によるこのカード収納部の一例が、 図

5に示されている。 図 5は、 収納ボックスの蓋に設けられたカード収納部の斜視 図である。

図 5のカード収納部 3 0は、 収納ポックスの蓋 4 0に取付けられた基板 3 1に、 長方形のカード 2 0の互いに対向する短辺 2 1側を保持するための一組の保持部 材 3 2が形成されている。 保持部材 3 2の脚部 3 2 aが基板 3 1に連結し、 脚部 3 2 aから延びる頭部 3 2 bと基板 3 1との間には複数の力一ド 2 0を収納でき るような一定の間隔が設けられている。

また、 基板 3 1には一組の保持部材 3 2の間に、 収納されたカード 2 0を保持 部材 3 2の頭部 3 2 bに対して付勢する付勢部材 3 3が一体に形成されている。 付勢部材 3 3は、 基端部 3 3 aで基板 3 1とつながり、 基端部 3 3 aから延びる 先端部 3 3 bは基板 3 1から突き出す形状を有している。 付勢部材 3 3に対応す る基板 3 1の部分に開口 3 1 aが設けられ、 付勢部材 3 3は基端部 3 3 aを中心 にして基板 3 1に対し揺動可能となっており、 パネの機能を有している。

力一ド収納部 3 0にカード 2 0を収納する時は、 一組の保持部材 3 2の一端側 から基板 3 1に対して平行にカード 2 0を図 5の矢印方向ヘスライドさせながら、 保持部材 3 2の頭部 3 2 bと基板 3 1との間に挿入して収納する。

このカード収納部 3 0に収納可能枚数より少ない力一ド 2 0が収納されている 時であっても、 付勢部材 3 3によって力一ド 2 0を保持部材 3 2の頭部.3 2 bに 対して付勢しているので、 カード 2 0ががたつかない。

しかし、 上記の力一ド収納部 3 0に複数枚の力一ド 2 0を収納すると、 図 6に 示すようにすベてのカード 2 0が重なった状態で収納される。 ゆえに、 最上部に 位置するカード 2 0の表面は視認可能であるが、 その下に収納されているカード は見えないので識別できない。 つまり、 使用者はカードの種類を、 カードを使用 するごとに確認する必要があり、 不便であった。

また、 最上部に位置しない、 つまり、 最上部のカードの下側に収納されている カードを使用したいときは、 使用したいカードの上に収納されているカードも取 り出さなければ、 所望のカードを取り出せないという問題もあった。

本発明は、 上記問題点を鑑みてなされたものである。 本発明の目的は、 複数の カードを収納した時、 収納された各カードを視認でき、 所望のカードを容易に取 り出すことが可能なカード収納構造を提供することである。

本発明の他の目的は、 上記カード収納構造を有する車両用収納ボックスを提供 することである。 発明の開示

上記の問題点を解決するため、 本発明の一つの側面によれば、 複数のカードを 収納可能なカード収納構造は、 基板と、 保持部材と、 階段状部材とを備えている。 基板は、 複数のカードが収納された時、 この複数のカードとほぼ平行である。 保 持部材は、 前記基板に設けられる脚部と、 この脚部から延び基板と平行な内面を 持つ頭部とを有している。 保持部材の頭部と基板との間には複数の力一ドを収納 可能な間隔が設けられ、 保持部材は、 前記基板と頭部との間にカードを保持する。 また、 階段状部材は、 前記基板に設けられ、 基板側から保持部材の頭部に向かつ て高くなる階段形状を有している。 この階段形状の各段は基板に対してほぼ垂直 な立ち上がり部と、 基板に対してほぼ平行であってカードが載置され得る平坦部 とを有している。 各立ち上がり部の高さは被収納カードの厚さより大きい。 さら に、 複数のカードを前記各平坦部上に載置して収納した時、 各力一ドが視認可能 となるように各平坦部の奥行きが設定されている。

このカード収納構造によれば、 複数のカードを各段の平坦部上に載置して収納 した時、 各カードが視認可能となるように各平坦部の奥行きが設定されているた め、 各カードの収納位置は各段に沿ってずれることとなる。 つまり、 全体が重な つて下側のカードが見えなくなることがない。 従って、 複数のカードを収納して も、 各力一ドの図柄を視認できるため、 所望のカードのみを取り出すことができ る。

このカード収納構造には、 前記基板と保持部材の頭部との間の力一ドを、 保持 部材の頭部に対して付勢する付勢部材を前記基板に設けても良い。

この力一ド収納構造によれば、 収納されている力一ドが例えば 1枚であって収 納可能枚数より少ない場合でも、 あるいは収納可能枚数のカードが収納されてい る場合でも、 常に付勢部材によって収納された力一ドを保持部材の頭部に対して 付勢する。'従って、 保持部材の頭部とカード、 又はカード同士が互いに当接して 保持部材の頭部に対して押圧されることとなる。 つまり、 他のカードを収納可能 な空間部内で、 収納されている力一ドが動かないよう付勢部材で押圧するため、 収納されているカードががたついたり、 収納構造から外れてしまうことがなくな る。 ゆえに、 カードを安定して保持することができる。 また、 カード収納構造には、 前記基板に指を挿入して収納されたカードを取り 出すための穴部を形成しても良い。 さらに、 階段状部材の各平坦部の奥行きは、 少なくとも被収納カードの幅より小さいことが好ましい。 本発明の第二の側面によれば、 複数のカードを収納可能なカード収納構造を備 えた車両用収納ボックスであって、 前記カード収納構造は、 複数のカードが収納 された時、 この複数のカードとほぼ平行である基板と、 保持部材と、 階段状部材 とを備えている。 保持部材は、 前記基板に設けられる脚部と、 この脚部から延び 基板に対して平行な内面を持つ頭部を有し、 頭部と基板との間には複数の力一ド を収納可能な間隔が設けられ、 力一ドを前記基板と頭部との間に保持する。 また、 階段状部材は、 前記基板に設けられ、 基板側から保持部材の頭部に向かって高く なる階段形状を有する。 この階段形状の各段は基板に対してほぼ垂直な立ち上が り部と、 基板に対してほぼ平行であって力一ドが載置され得る平坦部とを有する。 各立ち上がり部の高さは被収納カードの厚さより大きい。 また、 複数の力一ドを 前記各平坦部上に載置して収納した時、 各カードが視認可能となるように各平坦 部の奥行きが設定されている。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を有する車両用収納ボック スが座席の横に取付けられた様子を示す斜視図であり、

図 2は、 図 1の車両用収納ボックスの、 カード収納構造が設けられた蓋が開け られた様子を示す斜視図であり、

図 3は、 図 2のカード収納構造の部分を拡大して示す斜視図であり、 図 4は、 図 3のカード収納構造に収納可能枚数の力一ドを収納した時を示す正 面図であり、

図 5は、 先行技術による車両用収納ポックスの蓋に設けられたカード収納構造 を示す斜視図であり、

図 6は、 図 5のカード収納構造にカードを複数収納した時の状態を示す正面図 である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 図を参照して本発明の一実施の形態に係るカード収納構造を有する収納 ボックスを詳細に説明する。

図 1は、 本発明の実施の形態に係る力一ド収納構造を有する車両用収納ボック ス 1が座席の横に取付けられている様子を示し、 図 2は、 図 1の収納ボックス 1 の蓋にカード収納構造 1 0が形成されている様子を示している。 この収納ボック ス 1は、 ブラケット等 （図示省略） で座席の側部に取り付けられ、 運転席と助手 席との間に設置される。 この収納ボックス 1は、 ブラケット等を折りたたむこと により、 図 1に示す水平な状態から 9 0度の角度で下向きに回転し、 垂直な状態 で収容可能となっている。 この収納ボックス 1は、 材質がポリプロピレンからな り、 小物等を収納可能な底部 2と、 底部 2の一部を覆う蓋 3とを有している。 底 部 2と蓋 3は蝶番 4によって連結され、 蝶番 4を中心にして蓋 3が底部 2に対し て回動可能となっている。

底部 2には、 蓋 3を容易に開閉できるよう凹部 2 aが形成されている。 また、 蓋 3には、 収納ボックス 1の内部側にクレジットカ一ド等のカードを収納するた めの力一ド収納部 1 0が備えられている。 本実施の形態のカード収納部 1 0は、 図 3に示すような長方形のカード 2 0を 4枚収納可能である。 図 3は、 この力一 ド収納部 1 0の拡大斜視図であり、 力一ド 2 0の挿入を説明するため、 カード 2 0を仮想線 （2点鎖線） で示したものである。 図 4は、 4枚のカード 2 0 a〜2 0 dを収納した時のカード収納部 1 0を示す正面図である。

図 3に示すように、 篕 3の収納ボックス 1の内部側は凹状であり、 この凹状部 にカード収納部 1 0の基板 1 1が取付けられている。 カード収納部 1 0は、 この 基板 1 1と、 一組の保持部材 1 2と、 一組の階段状部材 1 3と、 一組の付勢部材 1 4と、 指入れ部 1 5とを備えている。 これらは全て一体に形成され、 材質はポ リプロピレンで構成される。

一組の保持部材 1 2は、 カード 2 0の互いに対向する短辺 2 1の端を保持する ためのもので、 互いに平行に基板 1 1に形成されている。 各保持部材 1 2は、 基 板 1 1とほぼ直角に基板 1 1に形成された脚部 1 2 aと、 脚部 1 2 aとほぼ直角 であって基板 1 1と平行な頭部 1 2 bとを有している。 脚部 1 2 aは、 被収納力 —ド 2 0の長辺 2 2より大きな間隔で基板 1 1に形成されている。 各頭部 1 2 b は、 脚部 1 2 aから互いに向かい合う方向に延びている。 また、 頭部 1 2 bの基 板 1 1と対抗する面、 つまり、 内面 1 2 cは基板 1 1とほぼ平行となっている。 頭部 1 2 bと基板 1 1との間は空間となっており、 この空間に 4枚のカード 2 0 a〜2 0 dの各短辺の端部を収納できるよう、 脚部 1 2 aの高さが設定されてい る。 図 3の手前側に位置する保持部材 1 2の端 1 2 dと基板 1 1との間から矢印 方向へ力一ド 2 0が挿入可能となっている。

保持部材 1 2の大きさは特に限定されないが、 例えば本実施の形態では、 力一 ドの挿入方向 （図 3の矢印方向） の長さ （奥行き） は、 図 4に示すように、 1枚 目から 3枚目の力一ド 2 0 a〜2 0 cの短辺をほぼ覆い、 さらに 4枚目のカード 2 0 dの短辺の半分以上の長さを覆う程度の長さに設定されている。 また、 力一 ド 2 0の長辺 2 2の方向に沿つた頭部 1 2 bの長さは、 カード 2 0を確実に保持 できる程度であれば良い。

一組の階段状部材 1 3は互いに平行であり、 基板 1 1に設けられている。 各階 段状部材 1 3は各保持部材 1 2の頭部 1 2 bの下方に位置している。 蝶番 4側に 位置する、 階段状部材 1 3の各端 1 3 a及び保持部材 1 2の各端 1 2 eは、 直線 上に位置し、 ここでは、 階段状部材 1 3の一方の端 1 3 aと、 保持部材 1 2の端 1 2 eとが、 蓋 3の壁 3 bに当接している。 各階段状部材 1 3は、 基板 1 1側か ら頭部 1 2 bに向かって高くなる階段形状を有し、 力一ド 2 0の挿入方向に沿つ て、 高さが高くなつている。 また、 各階段状部材 1 3は 3つの段を備えている。 そして、 最上段は、 基板 1 1に対して垂直な立ち上がり部 1 3 bと、 立ち上がり 部 1 3 bに対し直角であり基板 1 1に対して平行な平坦部 1 3 cとを有している。 また、 中段、 最下段も同様にそれぞれ立ち上がり部 1 3 d、 1 3 f と、 平坦部 1 3 e、 1 3 gとを有している。

各平坦部 1 3 c、 1 3 e、 1 3 g上には、 それぞれ 1枚ずつカード 2 0が載置 される。 各平坦部 1 3 c、 1 3 e、 1 3 gのカード挿入方向に沿った長さ、 つま り、 奥行きは、 複数のカード 2 0を前記各平坦部 1 3 c、 1 3 e、 1 3 g上に載 置した時、 各力一ド 2 0が視認可能となるように設定されている。 つまり、 該奥 行きは、 少なくともカード 2 0の短辺 2 1の長さより短い。 各立ち上がり部 1 3 b、 1 3 d、 1 3 fの高さは収納される力一ド 2 0の厚さより大きければ特に限 定はされないが、 本実施の形態では 0 . 8 mmである。

最上段の平坦部 1 3 cと保持部材 1 2の頭部 1 2 bとの間、 つまり、 平坦部 1 3 cと内面 1 2 cとの間には、 カード 2 0を収納可能な間隔、 例えば 0 . 8 mm の間隔が設けられており、 最上段の平坦部 1 3 cには 1枚目のカード 2 0 aが載 置される。 この時、 カード 2 0 aの基板側は、 最上段の平坦部 1 3 cと重なる部 分のみが平坦部 1 3 cで支持されることとなるが、 後述する付勢部材 1 4により 保持部材 1 2の頭部 1 2 bに対して付勢されているので、 がたつかない。

中段の平坦部 1 3 e上には 2枚目のカード 2 0 bが載置される。 最上段の立ち 上がり部 1 3 bの高さは収納されるカード 2 0の厚さより大きいので、 2枚目の カード 2 0 bは中段の平坦部 1 3 eと 1枚目のカード 2 0 aとの間の空間に挿入 可能である。 最上段の立ち上がり部 1 3 bに 2枚目の力一ド 2 0 bの長辺の一方 が当接する。 1枚目のカード 2 0 aと 2枚目のカード 2 0 bは図 4に示すように、 最上段の平坦部 1 3 cの奥行きの分だけ位置がずれる。 つまり、 1枚目のカード 2 0 aの下方に 2枚目のカード 2 O bを収納しても、 階段状部材 1 3の階段形状 により、 最上段の平坦部 1 3 cの奥行きに相当する部分が 1枚目のカード 2 0 a と重ならず、 この部分の図柄が視認可能となる。

最下段の平坦部 1 3 gと 2枚目のカード 2 0 bとの間の空間には、 3枚目の力 —ド 2 0 cが揷入可能であり、 平坦部 1 3 g上に 3枚目のカード 2 0 cが載置さ れる。 この時、 中段の立ち上がり部 1 3 dに 3枚目のカード 2 0 cの長辺の一方 が当接する。 このカード 2 0 cも 2枚目のカード 2 0 bと中段の平坦部 1 3 eの 奥行きの分だけ位置がずれ、 その分に相当するカード 2 0 cの部分の図柄が視認 可能となる。

さらに、 3枚目のカード 2 0 cと基板 1 1との間の空間にも 4枚目のカード 2 0 dが収納可能であり、 基板 1 1上に 4枚目のカード 2 0 dが載置され、 最下段 の立ち上がり部 1 3 f に 4枚目のカード 2 0 dの長辺の一方が当接する。 4枚目 のカード 2 0 dも 3枚目のカード 2 0 cとの位置が最下段の平坦部 1 3 gの奥行 きに相当する分だけずれ、 図柄の一部が視認可能となる。

これらの収納された力一ド 2 0 a〜2 0 dを保持部材 1 2の頭部 1 2 bに対し て付勢する一組の付勢部材 1 4が、 階段状部材 1 3の間の基板 1 1に形成されて いる。 各付勢部材 1 4は、 基端部 1 4 aで基板 1 1とつながり、 基端部 1 4 aか ら延びる先端部 1 4 bは基板 1 1から突き出す形状を有している。 付勢部材 1 4 に対応する基板 1 1の部分に開口 1 1 aが設けられ、 付勢部材 1 4は基端部 1 4 aを中心にして基板 1 1に対し、 基板 1 1と垂直な方向に揺動可能となっている。 つまり、 付勢部材 1 4はパネの機能を有し、 先端部 1 4 bは、 最上段の平坦部 1 3 c上に 1枚目のカード 2 0 aが載置され、 力一ド 2 0 aのみが力一ド収納部 1 0に収納されている場合でも、 先端部 1 4 bの上端によりカード 2 0 aを保持 部材 1 2の頭部 1 2 bへ付勢できるような高さを有している。 そして、 カード 2 0が収納されるときは、 付勢部材 1 4の付勢力に抗して、 挿入されるカード 2 0 によって付勢部材 1 4が基板 1 1側に押圧される。 従って、 付勢部材 1 4は常に カード 2 0を保持部材 1 2の頭部 1 2 bへ付勢する。 付勢部材 1 4は、 収納され た全てのカード 2 0 a〜2 0 dの一部が付勢部材 1 4の先端部 1 4 bと重なるよ うな位置に形成されている。

指入れ部 1 5は、 上部が開口し、 カード 2 0を収納する側に対して凹形状を有 し、 基板 1 1に形成されている。 指入れ部 1 5は、 この中に指を挿入してカード 2 0を取り出せる構造となっている。 指入れ部 1 5は、 図 4に示すように、 4枚 目のカード 2 0 dが収納された時に、 4枚目のカード 2 0 dの一部と指入れ部 1 5の一部とが重なる位置に形成されている。 そして、 4枚目のカード 2 0 dの一 部と重ならない部分に指が挿入可能なように指入れ部 1 5の大きさが設定されて いる。 上記の構造を有するカード収納部 1 0にカード 2 0を収納する時は、 図 3の手 前側から基板 1 1に対して平行に、 1枚目の力一ド 2 0 aを図 3の矢印方向にス ライドさせながら、 保持部材 1 2の頭部 1 2 bと基板 1 1との間の空間に保持部 材 1 2の端 1 2 d側から挿入する。 そして、 1枚目の力一ド 2 0 aを付勢部材 1 4の付勢力に抗して先端部 1 4 bの上端の上方を通し、 階段状部材 1 3の最上段 の平坦部 1 3 c上と頭部 1 2 bとの間に挿入して、 蓋 3の壁 3 bに当接するまで 1枚目のカード 2 0 aをスライドさせる。 この時、 付勢部材 1 4は、 基板 1 1に 対して少し押圧される。 1枚目の力一ド 2 0 aは、 最上段の平坦部 1 3 c上に載 置され、 付勢部材 1 4によって頭部 1 2 bに対して付勢されて、 平坦部 1 3 cと 頭部 1 2 bとの間に保持される。

次に、 2枚目のカード 2 O bは、 1枚目の力一ド 2 0 aと中段の平坦部 1 3 e との間に挿入して、 最上段の立ち上がり部 1 3 bに当接するまでスライドさせる 以外は、 1枚目のカード 2 0 aと同様に挿入する。 そして、 1枚目のカード 2 0 aと中段の平坦部 1 3 eとの間に 2枚目のカード 2 0 bを収納する。

3枚目のカード 2 0 cも、 2枚目のカード 2 0 bと最下段の平坦部 1 3 g上と の間に挿入して、 中段の立ち上がり部 1 3 dと当接するまでスライドさせる以外 は、 2枚目のカード 2 0 bとほぼ同様にして揷入する。 そして、 2枚目のカード 2 0 bと最下段の平坦部 1 3 gとの間に 3枚目のカード 2 0 cを収納する。

4枚目のカード 2 0 dも、 1枚目のカード 2 0 aと同じ方向から基板 1 1と 3 枚目のカード 2 0 cの間に挿入し、 付勢部材 1 4の付勢力に抗して先端部 1 4 b の上端の上方を通してスライドさせる。 そして、 最下段の立ち上がり部 1 3 に 当接するまでスライドさせ、 基板 1 1と 3枚目のカード 2 0 cとの間に収納する。 上記のように収納可能枚数のカード 2 0 a〜2 0 dを揷入して収納すると、 図 4に示す状態となる。 各カード 2 0 a〜2 0 dの収納位置が階段状部材 1 3によ つてずれているため、 最上方の 1枚目の力一ド 2 0 aの図柄のみでなく、 下方に 収納された各力一ド 2 0 b〜2 0 dの図柄の一部も視認できる。 また、 全ての力 ード 2 0 a〜 2 0 dが付勢部材 1 4によって保持部材 1 2の頭部 1 2 bに対して 付勢されているため、 カード 2 0 a〜 2 0 dのがたつきがなく、 車両の走行中で も異音が発生しない。

収納されたカード 2 0 a〜2 0 dをカード収納部 1 0から取り出すときは、 力 一ド揷入方向とは逆方向にカード 2 0 a〜2 0 dをスライドさせて引き出せば良 レ^ 複数枚の力一ド 2 0 a〜 2 0 dが付勢部材 1 4により付勢された状態で収納 されて引き出しにくいときは、 指入れ部 1 5に例えば人差し指を揷入し、 親指で 所望のカードの表面をスライドさせれば良い。 また、 4枚目のカード 2 0 dを取 り出す時は、 指入れ部 1 5と一部重なる部分を指でつかんで取り出せば良い。 さらに、 取り出したカード 2 0 a〜2 0 dを元の位置に戻すときは、 付勢部材 1 4の付勢力に抗して、 カード 2 0 a〜 2 0 dをスライドさせながら元の位置に 揷入すれば良い。 以上、 本発明の実施形態について説明したが、 本発明は、 かかる実施形態に限 定されるものではなく、 その要旨を変更しない範囲で種々変形可能であることは いうまでもない。 例えば、 本発明は、 4枚のカードを収納することとしたが、 収 納可能枚数はこれに限定されず、 4枚以下でも良いし、 4枚以上でも良い。 また、 収納ボックス 1は、 座席の側面にブラケット等で取り付けることとしたが、 車両 のボディと一体に形成してもよい。 産業上の利用可能性

本発明によれば、 複数のカードを収納する場合であっても、 各カードの識別を 容易にでき、 所望の力一ドを取り出しやすい。 したがって、 本発明のカード収納 構造は、 車両用収納ボックスのカードホルダーに特に適している。

Claims

請 求 の 範 囲 1 . 複数のカードを収納可能なカード収納構造であって、

複数のカードが収納された時、 この複数のカードとほぼ平行である基板と、 前記基板に設けられる脚部と、 この脚部から延び基板に対して平行な内面を持 つ頭部とを有し、 頭部と基板との間には複数のカードを収納可能な間隔が設けら れ、 前記基板と頭部との間にカードを保持する保持部材と、

前記基板に設けられ、 基板側から保持部材の頭部に向かって高くなる階段形状 を有し、 この階段形状の各段は基板に対してほぼ垂直な立ち上がり部と基板に対 してほぼ平行であってカードが載置され得る平坦部とを有し、 各立ち上がり部の 高さは被収納力ードの厚さより大きく、 複数の力一ドを前記各平坦部上に載置し て収納した時、 各カードが視認可能となるように各平坦部の奥行きが設定されて いる階段状部材と、

を備えたことを特徴とする力一ド収納構造。

2 . 前記基板と保持部材の頭部との間のカードを、 保持部材の頭部に対して付 勢する付勢部材を前記基板に設けたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の力

-ード収納構造。

3 . 前記基板に指を挿入して収納されたカードを取り出すための穴部を基板に 形成したことを特徴とする請求の範匪第 1項記載のカード収納構造。

4. 前記各平坦部の奥行きは、 少なくとも被収納カードの幅より小さいことを 特徴とする請求の範囲第 1項記載のカード収納構造。

5 . 複数の力一ドを収納可能なカード収納構造を備えた車両用収納ボックスで あって、 前記カード収納構造は、

複数のカードが収納された時、 この複数のカードとほぼ平行である基板と、 前記基板に設けられる脚部と、 この脚部から延び基板に対して平行な内面を持 つ頭部を有し、 頭部と基板との間には複数のカードを収納可能な間隔が設けられ、 前記基板と頭部との間にカードを保持する保持部材と、

前記基板に設けられ、 基板側から保持部材の頭部に向かって高くなる階段形状 を有し、 この階段形状の各段は基板に対してほぼ垂直な立ち上がり部と基板に対 してほぼ平行であって力一ドが載置され得る平坦部とを有し、 各立ち上がり部の 高さは被収納力一ドの厚さより大きく、 複数の力一ドを前記各平坦部上に載置し て収納した時、 各カードが視認可能となるように各平坦部の奥行きが設定されて いる階段状部材と、

を備えたことを特徴とする車両用収納ボックス。