WO2002073906A1

WO2002073906A1 - Systeme de gestion de terminal mobile, terminal mobile, agent et programme

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Publication number: WO2002073906A1
Application number: PCT/JP2002/002300
Authority: WO
Inventors: Masahiko Yahagi
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2001-03-14
Filing date: 2002-03-12
Publication date: 2002-09-19
Also published as: EP1598992A1; US20040151148A1; EP1598992B1; EP1370032A4; US7623499B2; CN1496637A; EP1370032B1; DE60221231T2; KR20030080237A; CN1241370C; KR100617426B1; EP1370032A1; DE60221231D1; DE60227848D1

Description

明細書移動端末管理システム、移動端末、エージェント及びプログラム— 技術分野

本発明は携帯情報端末や携帯電話等の移動端末を取り扱うネットヮーク (特にパケットネットワーク) に関し、特に移動端末の移動管理や、移動端末宛に直接パケットを送信できるように移動端末の気付ァドレスを通信相手に事前に通知するようにした移動端末管理に関する。従来技術

M o b i 1 e I Pは、移動端末がもともと接続されていたサブネットワークから別のサブネットワークに移動した際に、移動端末の I P ァ卞レスの変更を伴わずに通信相手と通信が行えることを目的としている。この Mo b i 1 e I Pでは、携帯情報端末など頻繁に動き回つて接続サブネットワークが変わるノードを移動端末（M o b i 1 e N o d e ；略して MN) 、移動端末がもともと接続されていたサブネットワークをホームリンク（H o m e L i n k ；略して H L) 、ホームリンクにあって移動端末の留守を預かるノ一ドをホームエージヱント（H o m e A g e n t ;略して HA) 、移動端末が実際につながっているサブネットワークをフォリンリンク (F o r e i g n L i n k ；略して F L) 、ブオリンリンクにあって移動端末が当該フォリンリンクにいる間の世話をするノードをフォリンエージェント（F o r e i g n A g e n t ;略して F A) 、移動端末がフォリンリンクで割り当てられたアドレスを気付アドレス（ c a r e — o f a d d r e s s、略して C O A) 、接続サブネットワークに依存せず移動端末に一意に割り当てられたアドレスをホームアドレス（h o m e a d d r e s s ) と呼ぶ。なお、移動端末の通信相手（C o r r e s ϋ o n d e n n c e N o d e ;略して CN) には他の移動端末以外に固定端末も含まれる

Mo b i l e I P、 Mo b i l e I P v 4、 I P v 6プロトコルによるネットワークでは、概ね以下のような処理が行われる。

Mo b i 1 e I Pでの処理は以下の通りである。

( 1 ) 移動端末がホームリンクにいる場合

この場合は通常の T C P/ I Pと同じ状態であり、移動端末は通信相手と通常と同じ方法で通信を行う。

( 2) 移動端末がホームリンク以外にいる場合

移動端末がホームリンク以外にいることに気づいたとき、ホームァドレス宛のバケツトを全て自端末に転送してもらうため、フォリンェージェントを通じてホームエージェントに対して新たな気付ァドレスを通矢口する H o m e R e g i s t r a t i o nを行う。

(2 - 1 ) バケツトの到着

通信相手から送出されホームァドレスをめざしているバケツトは通常の I Pルーテイングのメ力二ズムに従ってホームリンクまで到着する。ホームエージェントは P r o x y AR Pなどの方法でこのパケットを捕捉し、移動端末のいるネットワークのフオリンエージェントに向けてトンネリングを用いて転送することで、移動端末にパケットを届ける。

(2 - 2) バケツトの送出

移動端末から通信相手に対してパケットを送出するときは、 I Pへッダのソースァドレスはホームァドレスのまま送信する。途中で何らかのエラーが発生した場合、ホームアドレスに送られるので、結果的に前述の機構を用いて移動端末に返ってくる。

ところで、より高速で広帯域な移動体通信サービスに対応する次世代移動体通信システム「 I MT 2 0 00」の標準化の検討が進められており、主要なサービスの一つに I Pバケツト通信の提供がある。そして、この I MT 2 0 0 0網上における移動端末の位置管理方法として、前述した Mo b i 1 e I Pの適用が検討されている。

図 9に I MT 2 0 0 0網で想定されている I Pバケツト網のネットワーク構成を示す。図 9において、移動端末 1 1 2 1、 1 1 2 2は I MT 2 0 0 0の I Pバケツト網が管理主体となって割り当てられた I Pアドレス（ホームアドレス）を持ち、無線基地局 1 1 0 2〜 1 1 0 5を介して移動先のパケットデータサポートノード（P D SN : P a c k e t D a t a S u p p o r t N o d e ) 1 1 0 6、 1 1 0 7との間で無線アクセスリンクの設定と管理を行う。

パケットデータゲートウェイノード（PDGN : P a c k e t D a t a G a t e w a y N o d e ) 1 1 0 8は、 I MT 2 0 0 0ノ、⁰ ケット網とィンタ一ネット等の I Pコアネットワーク 1 1 1 1を接続するゲートウェイルータ機能を提供すると共に、 M o b i 1 e I Pのホームエージェント機能を提供する。

ノヽ⁰ケットデータサポートノード 1 1 0 6、 1 1 0 7は、 I MT 2 0 0 0バケツト網内の特定ェリァ毎に存在し、或る一定数の無線基地局 1 1 0 2〜 1 1 0 5を束ねた形で設けられる。このパケットデータサポートノード 1 1 0 6、 1 1 0 7は無線基地局 1 1 0 2〜 1 1 0 5を介して接続される移動端末 1 1 2 1、 1 1 2 2との間で、無線ァクセスリンクの設定と管理を行うと共に、 Mo b i 1 e I Pのフオリンェ一ジェント機能を提供する。更にバケツトデータサポートノード 1 1 0 6、 1 1 0 7は、移動端末 1 1 2 1、 1 1 2 2カゝら送信されるパケットに対するデフォルトルータの役割も提供する。

このように構成された I MT 2 0 00網では以下のような処理が行われる。

最初に移動端末 1 1 2 1は、無線基地局毎に一意に決定されるパケットデータサポートノード 1 1 0 6 との間で、無線アクセスリンクを設定し、 Mo b i l e i P登録要求を送信する。バケツトデータサボ一トノ^ "ド 1 1 0 6は、この M o b 1 1 e I P登録要求を受信してパケットデータゲートウエイノード 1 1 0 8に転送する。パケットデータゲートウエイノード 1 1 0 8は、 Mo b i 1 e l P登録要求を受信すると、移動端末 1 1 2 1の I Pアドレスと現在接続されているパケットデータサポートノード 1 1 0 6の I Pアドレスとの対応を管理し, Mo b i l e i P登録応答をバケツトデータサポートノード 1 1 0 6 に返す。バケツトデータサポートノード 1 1 0 6は、受信した M o b i 1 e I P登録応答を移動端末 1 1 2 1に転送し、移動端末 1 1 2 1 の I Pアドレスと無線アクセスリンクのリンク I Dとの対応を管理する。

I Pコアネットワーク 1 1 1 1に接続された通信相手 1 1 1 2から移動端末 1 1 2 1宛に送信された I Pバケツトは、全てバケツトデータゲートウエイノード 1 1 0 8で捕捉され、移動端末 1 1 2 1のフォリンエージェント機能を持つバケツトデータサポートノード 1 1 0 6 まで I P トンネリングにより転送される。バケツトデータサポートノード 1 1 0 6は、 I P トンネリングされた I Pパケッ卜の内容を復元し、対応するリンク I Dを持つ無線アクセスリンクを介して移動端末 1 1 2 1に転送する。他方、移動端末 1 1 2 1から通信相手 1 1 1 2 宛に送信された I Pバケツトは、バケツトデータサポートノード 1 1 0 6が宛先に応じてルーティングし、転送する。また、移動端末 1 1 2 1から別の移動端末 1 1 2 2宛に送信された I Pバケツトは、送信元の移動端末 1 1 2 1のフオリンエージェント機能を持つバケツトデータサポートノード 1 1 0 6からバケツトデータゲートウェイノード 1 1 0 8までルーテイングされ、パケットデータゲートウェイノード 1 1 0 8から送信先の移動端末 1 1 2 2のフオリンエージユント機能を持つパケットデータサポートノード 1 1 0 7に I P トンネリングされ、最終的に移動端末 1 1 2 2に届けられる。

移動端末を取り扱うネットワークのプロトコルには、 M o b i 1 e I P v 4、 Mo b i l e I P v 6がある。同プロトコルでは、但し、 M o b i 1 e I P V 6ではフォリンエージヱント的な役割は移動端末本体や I P v 6機構で吸収できるため存在しない。 Mo b i 1 e I P v 4、 I P v 6プロトコノレによるネットワークでは、以下の通りである。

( 1 ) 移動端末がホームリンクにいる場合

( I P v 6の場合は移動端末がホームエージントに対し直接に登録依頼を行う。

(2 - 1 ) バケツトの到着

I P V 6の場合、トンネリングされたバケツトを受信した移動端末は、そのバケツトを送出した通信相手に対して新たに登録依頼を行つて気付アドレスを通知し、以降、その通信相手は当該移動端末に対してはその気付ァドレスを使って直接にバケツトを送信する。

( 2 - 2) バケツトの送出

I P v 6の場合は、ソースアドレスには気付アドレスを設定し、ホームアドレスは新しく定義された D e s t i n a t i o nォプシヨンで示される。発明が解決しようとする課題

M o b i 1 e I Pでは、上述したように、 I MT 2 00 0網で想定されている I Pバケツト網のネットワーク構成では、或る一定数の無線基地局を束ねた形で設けられるバケツトデータサポートノードに移動端末のフォリンエージヱント機能を持たせるようにしている。このため、パケットデータサポートノード配下の無線基地局でカバーされるエリァ内に居る複数の移動端末宛に、外部インターネットから I Pバケツトが一斉に到着すると、バケツトデータサポートノードの負荷が急増するという課題がある。

そこで本発明の目的は、移動端末のフォリンエージェント機能を提供するノードへの負荷集中を抑えることにある。

また、 Mo b i 1 e I P v 4、 I P v 6プロトコノレによるネットヮークでは、

I P v 4プロトコルの場合、移動端末宛のバケツトは必ずホームェージェントを通じて送られる為、いわゆるトライアングルルーティングの問題がある。 I P V 6ではこの問題を解決するために、移動端末がトンネリングされたバケツトを受信したとき、通信相手が気付ァドレスを知らないと判断してその通信相手に対してバインディング更新ォプションで気付ァドレスを通知し、通信相手はその気付ァドレスを使って直接にパケットを送信する。しかし、移動端末の気付アドレスを知らない通信相手から送出される最初のバケツトは、必ずホームェ一ジェント経由で送られるため、その分の信号量的なオーバーへッドが問題となる。更に問題なのは、多くの通信相手が、同じ移動端末宛や、ホームエージェントが同じノード上に生成されている複数の移動端末宛に一斉にバケツトを送信し始める状況を想定した場合、ホームエージェントゃ関連するノードに負荷が一度に集中してしまうことである。 ·

そこで本発明の目的は、移動端末宛の最初のパケットもホームエージェントを経由させず通信相手から直接に送出できるように、移動端末の最新の気付ァドレスを複数の通信相手に対して事前に通知しておくことにある。

また本発明の別の目的は、複数の通信相手に対して気付ァドレスを事前に通知する際の移動端末の負荷を軽減することにある。発明の開示

M o b i l e i Pに関して、本発明の移動端末管理システムは、複数の無線基地局を束ねた形で設けられ、前記無線基地局を介して接続される移動端末との間で無線アクセスリンクの設定と管理を行う第 1 のノードと、 I Pコアネットワークを接続するゲートウエイルータ機能を提供すると共に前記移動端末のホームエージェント機能を提供する第 2のノードとを含み、複数の移動端末に対して移動体通信サービスを提供する移動体通信ネットワークにおいて、前記複数の移動端末の内の一部の移動端末についてはそのフォリンエージェント機能を当該移動端末が現に利用している前記無線基地局に置き、残りの移動端末についてはそのフオリンエージェント機能を当該移動端末が現に利用している前記無線基地局を配下に持つ前記第 1のノードに置くように構成される。

個々の移動端末のフオリンエージェントを前記無線基地局に置くか, 前記第 1のノードに置くかは、個々の移動端末からの位置登録時に決定する。また、個々の移動端末のフォリンエージェントの配置場所を移動端末とその通信相手との間のセッション確立中に変化させることもできる。

個々の移動端末のフオリンェ一ジェントを前記無線基地局に置くか. 前記第 1のノードに置くかは、個々の移動端末の加入者データに設定されている情報に基づいて決定することができる。その際、個々の移動端末の移動特性に基づいて決定しても良いし、個々の移動端末の単位時間当たりのフオリンエージェントの切り替え頻度に基づいて決定しても良い。更に、個々の移動端末の機種タイプに基づいて決定したり、移動体通信ネットワークのバケツト網の資源の使用状況に基づいて決定することもできる。

また、前記移動端末のフオリンエージェントの配置場所を次回の位置登録要求を待たずに変化させるようにしても良い。その際、個々の移動端末のフォリンエージェントの配置場所を移動端末とその通信相手との間のセッション確立中に変化させることもできる。また、移動体通信ネットワークのバケツト網の資源の使用状況に基づいて前記移動端末のフオリンエージェントの配置場所を変化させるようにしても良いし、前記移動端末のユーザアプリケーションの遅延要求に応じて前記移動端末のフォリンエージェントの配置場所を変化させるようにしても良い。

M o b i 1 e I P v 4、 I P v 6プロトコノレによるネットワークに関して、本発明は複数の相互に接続されたサブネットワークを備え、現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームァドレスとを有する移動端末を取り扱うネットワークにおいて、前記移動端末の接続するサブネットワークが変わった時、前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームァドレスとのペアを複数の通信相手に通知する。より具体的には、前記移動端末は、通信相手リストを保持管理する手段と、接続するサブネットワークが変わったときに前記通信相手リストを添えて新たな気付ァドレズを通知するバインデイング更新要求を送信する手段とを備え、且つ、前記バインディング更新要求を受信して前記通信相手リストに記載された各通信相手に前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームァドレスとのペアを通知するエージェントを備えている。

前記通信相手リストを保持管理する手段は、例えば、前記移動端末で行われる通信をモニタして通信回数が多い上位一定数の通信相手のリストを生成する手段を含む。

本発明は、 M o b i 1 e I P V 6プロトコルに準拠したネットヮ一クにも、 M o b i 1 e I P v 4プログラムに準拠したネットワークにも適用可能である。前者の場合、前記エージェントは前記移動端末のホームエージェントであり、後者の場合、前記エージェントは前記移動端末のホームエージェントまたはフォリンエージェントである。作用

M o b i 1 e I Pに関し、本発明の移動端末管理システムにあっては、複数の移動端末のフォリンエージヱント機能が第 1のノード或いは、その配下の各無線基地局に分散されるため、第 1のノード配下の無線基地局でカバーされるエリァ内に居る複数の移動端末宛に、ィンターネット等の I Pコアネットワークから I Pバケツトが一斉に到着しても、移動端末のフォリンエージェント機能を提供するノード（無線基地局および第 1のノード）への負荷集中を抑えることができる。 M o b i 1 e I P v 4、 I P v 6プロトコルによるネットワークに関し、本発明にあっては、移動端末の接続するサブネットワークが変わった時、当該移動端末と通信頻度が多い上位一定数の通信相手などの複数の通信相手に当該移動端末の最新の気付ァドレスとホームァドレスとのペアが通知されるため、それらの通信相手は最初のパケットから気付ァドレス宛に直接送信することが可能になり、前記ポームェージェントゃ関連するノードに負荷が一度に集中しない様にすることが出来る。，図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施の形態にかかるシステム構成図である。図 2は、 '監視装置で保持管理される移動端末の加入者データの内容例を示す図である。

図 3は、本発明の実施の形態において移動端末のフォリンエージント機能を無線基地局に配置する場合の処理シーケンス図である。図 4は、本発明の実施の形態において移動端末のフォリンエージェント機能を第 1のノードに配置する場合の処理シーケンス図である。図 5は、無線基地局にフォリンエージェント機能が配置された移動端末と通信相手との間のパケット通信時の処理シーケンス図である。図 6は、第 1 のノードにフオリンエージェント機能が配置された移動端末と通信相手との間のパケット通信時の処理シーケンス図である _c 図 7は、無線基地局にフォリンエージェント機能が配置された移動端末と第 1 のノードにフオリンエージェント機能が配置された移動端末との間のバケツト通信時の処理シーケンス図である。

図 8は、無線基地局間を移動端末が移動した際のフォリンエージェントの切り替え処理シーケンス図である。

図 9は、 I M T 2 0 0 0網で想定されている I Pパケット網のネットワーク構成を示す図である。

図 1 0は、本発明の一実施の形態にかかるシステム構成図である。図 1 1は、通信相手リストの構成図である。

図 1 2は、本発明の実施の形態における処理のシーケンス図である。図 1 3は、本発明の実施の形態における処理のシーケンス図である。図 1 4は、移動端末がホームエージヱントに送信するバインディング更新要求及びホームエージヱントが通信相手に送信するバインディング更新要求のバケツトのフォーマツト例を示す図である。

図 1 5は、気付ァドレスを知っている通信相手から移動端末へのパケット送信時の処理説明図である。

図 1 6は、気付ァドレスを知らない通信相手から移動端末へのパケット送信時の処理説明図である。

図 1 7は、移動端末に設けられる通信相手リスト保持管理機構のブロック図である。

図 1 8は、通信相手リスト保持管理機構の連想表を構成する抽出部連想メモリ及び巡回部連想メモリにおけるェントリの整列方法の説明図である。

なお、符号 1 1は移動体通信システムを意味する。符号 1 2〜 1 5 は無線基地局を意味する。符号 1 6、 1 7は第 1のノードを意味する。符号 1 8は第' 2のノードを意味する。符号 1 9は監視装置を意味する。符号 2 1は I Pコアネットワークを意味する。符号 2 2は通信相手（C N) を意味する。符号 3 1、 3 2は移動端末（MN) 意味する。符号 4 1〜4 3、 5 1〜 5 4、 6 1〜 6 4はパスを意味する。

符号 2 0 0は I Pコアネットワークを意味する。符号 2 0 1は移動端末 2 04のホームリンク（H L) を意味する。符号 2 0 2、 2 0 3 は移動端末 2 04のフォリンリンク（F L) を意味する。符号 2 04 は移動端末（MN) を意味する。符号 2 0 5、 2 0 7は移動端末 2 0 4の通信相手（CN) を意味する。符号 2 0 6はホームエージヱント (HA) を意味する。発明を実施するための最良の形態 [発明の第 1の実施の形態]

次に本発明の実施の形態の例について図面を参照して詳細に説明する。

図 1は本発明の一実施の形態にかかるシステム構成図である。図 1 において、 1 1は移動体通信システムであり、複数の無線基地局 1 2 〜 1 5 と、無線基地局 1 2及び無線基地局 1 3に対応して設けられた第 1のノード 1 6 と、無線基地局 1 4及び無線基地局 1 5に対応して設けられた同じく第 1のノード 1 7 と、外部の I Pコアネットワーク 2 1に接続された第 2のノード 1 8 と、この第 2のノード 1 8に接続された監視装置 1 9 とを含んで構成され、複数の移動端末 3 1、 3 2 に対してバケツト通信による移動体通信サービスを提供する。移動体通信システム 1 1力 I MT 2 0 0 0の場合、第 1のノード 1 6、 1 7 はバケツトデータサービスノードに相当し、第 2のノード 1 8はパケットデータゲートウエイノードに相当し、 I Pコアネットワーク 2 1 は外部のィンターネットに相当する。

移動端末 3 1、 3 2は、移動体通信システム 1 1が管理主体となつて割り当てられた I Pアドレス（ホームアドレス）を持ち、 M o b i 1 e I Pの移動端末に相当する。また移動端末 3 1、 3 2は、最寄りの無線基地局 1 2〜 1 5を介して、第 1のノード 1 6、 1 7との間で無線アクセスリンクの設定と管理を行う。

第 2のノード 1 8は、移動体通信システム 1 1のパケット網と I P コアネットワーク 2 1を接続するゲートゥヱイルータ機能を提供すると共に、 M o b i 1 e I Pのホームエージェント機能を提供する。また、第 2のノード 1 8は移動端末 3 1、 3 2のフオリンエージェント機能を無線基地局 1 2〜 1 5及び第 1のノード 1 6、 1 7の何れに配置するかを決定する機能を持つ。第 2のノード 1 8は、パス 4 1、 4 2を通じて第 1のノード 1 6、 1 7に接続されると共に、パス 5 1、 5 2、 5 3、 5 4を通じて無線基地局 1 2、 1 3、 1 4、 1 5 とも直接に接続されている。第 1のノード 1 6、 1 7は、移動体通信システム 1 1 のバケツト網内の特定エリア毎に存在し、或る一定数（図 1の場合は 2つずつ）の無線基地局 1 2〜 1 5を束ねた形で設けられる。この第 1のノード 1 6、 1 7は、無線基地局 1 2〜 1 5を介して接続される移動端末 3 1、 3 2との間で、無線アクセスリンクの設定と管理を行うと共に、 M o b i 1 e I Pのフォリンエージェント機能を提供し、更に移動端末 3 1、 3 2から送信されるバケツトに対する I Pルーティング機能も備えている。第 1のノード 1 6は、パス 4 1を介して第 2のノード 1 8 に、パス 4 3を介して第 1 のノード 1 7に、パス 6 1 , 6 2を介して無線基地局 1 2、 1 3にそれぞれ接続される。第 2のノード 1 7は、パス 4 2を介して第 2のノード 1 8に、パス 4 3を介して第 1のノード 1 6に、パス 6 3、 6 4を介して無線基地局 1 4、 1 5にそれぞれ接続される。

無線基地局 1 2〜 1 5は、無線ゾーン内の特定エリア毎に存在し、無線アクセスリンクによって移動端末 3 1、 3 2に接続すると共に第

1のノード 1 6、 1 7とも接続する。また、各無線基地局 1 2〜 1 5 は、 M o b i 1 e I Pのフォリンエージェント機能を提供すると共に

I Pルーティング機能も備えている。

監視装置 1 9は、各移動端末 3 1、 3 2毎の加入者データを保持管理する。 1つの移動端末当たりの加入者データの例を図 2に示す。移動端末識別番号 1 0 9 1は当該移動端末を一意に識別する番号であり、それに対応して移動特性データ 1 0 9 2を含む加入者データが蓄積される。移動特性データ 1 0 9 2は、当該移動端末の過去一定期間にわたる移動特性を示す。移動特性データ 1 0 9 2は、当該移動端末が利用した無線基地局の識別子及びその日時を含むリスト 1 0 9 4と、当該リスト 1 0 9 4から決定した当該移動端末の移動属性フラグ 1 0 9 3とを含む。移動属性フラグ 1 0 9 3は、例えば、当該移動端末が利用する無線基地局の過去一定期間内における切り替え頻度が所定の閾値以下であれば、殆ど移動しないか全く移動しないことを示す値" 0 " に設定され、所定の閾値を超えていれば、頻繁に移動するか時々移動することを示す値" 1 "に設定される。移動特性データ 1 0 9 2は、移動端末からの M o b i 1 e I P登録要求時に更新、参照される。

図 3乃至図 8は本実施の形態における処理シーケンス図であり、併せて移動端末、第 1及び第 2のノード、通信相手で行われる処理例を示す。なお、このような処理は移動端末、第 1及び第 2のノード、'通信相手を構成するメモリに記憶されたプログラムに従ってそれらを構成するコンピュータで実行される。以下、各図を参照して本実施の形態の動作を説明する。

先ず、図 1の移動端末 3 1を例にして、移動端末のフォリンエージェント機能を無線基地局に配置する場合の処理を図 3を参照して説明する。

最初に移動端末 3 1は、最寄りの無線基地局 1 2を通じてその無線基地局 1 2に対応する第 1のノード 1 6との間に無線アクセスリンクを設定する（S 1 0 1 ) 。次に移動端末 3 1は、設定された無線ァクセスリンクを通じて第 1のノード 1 6に M o b i 1 e I P登録要求を送信する（ S 1 0 2 ) 。この M o b i 1 e I P登録要求には、移動端末 3 1 の I Pァドレスと移動端末識別子とが設定される。第 1のノード 1 6は、この M o b i l e l P登録要求を受信すると、当該 M o b i 1 e I P登録要求に更に無線基地局 1 2を特定する無線基地局識別子を付加して、第 2のノード 1 8へ転送する（S 1 0 3 ) 。

第 2のノード 1 8は、 M o b i 1 e I P登録要求を受信すると、移動端末 3 1 のフオリンエージェントを配置する場所を決定する（S 1 0 4 ) 。具体的には、要求中に設定された移動端末 3 1の移動端末識別子に対応する加入者データを監視装置 1 9からアクセスし、要求中に設定された無線基地局 1 2の識別子と現在日時の組をリスト 1 0 9 4に登録した後、登録後のリスト 1 0 9 4から当該移動端末が利用する無線基地局の過去一定期間内における切り替え頻度を求めて所定の閾値と比較し、閾値以下であれば移動属性フラグ 1 0 9 3の値を" 0 " にし、閾値を超えていれば" 1"にする。そして、移動端末属性フラグ 1 0 9 3の値が" 0"であれば、エージェントを配置する場所を無線基地局に決定し、 "1"であれば、エージェントを配置する場所を無線基地局を配下に持つ第 1のノードに決定する。ここで、説明の便宜上、移動端末 3 1の移動属性フラグ 1 0 9 3が値" 0"であったとすると、移動端末 3 1のフオリンエージェント機能は無線基地局 1 2に配置すると決定される。

次に第 2のノード 1 8は、移動端末 3 1の I Pアドレスと、フオリンエージユント（今の場合は登録要求中に設定された無線基地局識別子が示す無線基地局 1 2) の I Pアドレスとの対応を内部の図示しないメモリで管理する（S 1 0 5 ) 。第 2のノード 1 8は事前に無線基地局 1 2〜 1 5、第 1及び第 2のノード 1 6、 1 7の I Pアドレスを把握しているので、フオリンエージェントの I Pァドレスはそれを使用する。次に第 2のノード 1 8は、決定したフォリンエージェントである無線基地局 1 2に対し、移動端末 3 1の無線端末識別子及び I P アドレスを指定した Mo b i 1 e I P登録要求を送信する（S 1 0 6 ), この送信はパス 5 1を通じて直接行われる。

無線基地局 1 2は、この Mo b i 1 e I P登録要求を受信すると、当該要求で指定された移動端末 3 1の I Pァドレスと、当該移動端末 3 1 との間に設定された前記無線アクセスリンクのリンク I Dとの対応を図示しない内部のメモリで管理し、自らに移動端末 3 1のフオリンエージェント機能を生成する（S 1 0 7) 。つまり、フォリンエージェントのインスタンス生成を行う。そして、無線基地局 1 2は、自局の識別子を指定した Mo b i 1 e I P登録応答を移動端末 3 1に送信する（S 1 0 8) 。移動端末 3 1はこの登録応答の受信により、 M o b i 1 e登録要求の完了を認識すると共に、無線基地局 1 2がフォリンエージェントであることを認識する。

次に、図 1の移動端末 3 2を例にして、移動端末のフォリンエージェント機能を第 1のノードに配置する場合の処理を図 4を参照して説明する。

移動端末 3 2が最寄りの無線基地局 1 5と無線アクセスリンクを設定し、 M o b i 1 e I P登録要求を第 2のノード 1 8に送るまでの処理 S 2 0 1〜 2 0 3は、図 3の S 1 0 1〜 S 1 0 3と同じである。第 2のノード 1 8は、 Mo b i 1 e I P登録要求を受信すると、要求中に設定された移動端末 3 2の移動端末識別子に対応する加入者データを監視装置 1 9からアクセスし、リスト 1 0 94に現在日時と無線基地局 1 5の識別子の組を登録した後に移動属性フラグ 1 0 9 3を必要に応じて更新し、更新後の移動属性フラグ 1 0 9 3に基づき、移動端末 3 2のフオリンエージェント機能の配置場所を決定する（ S 2 04 ), 今、説明の便宜上、移動属性フラグ 1 0 9 3が値" 1"であったとすると、移動端末 3 2のフォリンエージェント機能は第 1のノード 1 7に配置すると決定される。

次に第 2のノード 1 8は、移動端末 3 2の I Pアドレスと、フオリンエージヱント（今の場合は登録要求を転送してきた第 1のノード 1 0 7) の I Pアドレスとの対応を内部の図示しないメモリで管理する (S 2 0 5 ) 。そして、第 2のノード 1 8は、決定したフォリンエージェントである第 1のノード 1 7に対し、移動端末 3 2の無線端末識別子及び I Pァドレスを設定した M o b i 1 e I P登録応答を送信する（ S 2 0 6 ) 。

第 1のノード 1 7は、この Mo b i 1 e I P登録応答を受信すると、当該応答で指定された移動端末 3 2の I Pァドレスと、当該移動端末 3 2との間に設定された前記無線アクセスリンクのリンク I Dとの対応を図示しない内部のメモリで管理し、自らに移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を生成する（S 2 0 7 ) 。そして、第 1のノード 1 7は、自ノードの識別子を指定した M o b i 1 e I P登録応答を無線基地局 1 5を通じて移動端末 3 2に送信する（S 2 0 8) 。移動端末 3 2はこの登録応答の受信により、 Mo b i 1 e登録要求の完了を認識すると共に、第 1のノード 1 7がフオリンエージェントであることを認識する。

次に、無線基地局 1 2にフオリンエージェント機能が配置された移動端末 3 1 と I Pコアネットワーク 2 1に接続された通信相手 2 2との間のパケット通信時の処理について図 5を参照して説明する。

通信相手 2 2が、発信先 I Pァドレスに移動端末 3 1 の I Pァドレスを設定したバケツトを I Pコアネットワーク 2 1に送信すると（S 3 0 1 ) 、移動端末 3 1のホームエージヱント機能を持つ第 2のノード 1 8で捕獲される（ S 3 0 2 ) 。第 2のノード 1 8は、捕獲したパケットの発信先 I Pァドレスに対応するフォリンェ一ジェント (今の場合は無線基地局 1 2 ) の I Pァドレスを内部メモリから参照し、発信先 I Pァドレスが無線基地局 1 2の I Pアドレス、発信元 I Pアドレスが第 2のノード 1 8の I Pアドレスであるトンネリング用のへッダを前記捕獲したバケツトの先頭に付加して、無線基地局 1 2に当該パケットをトンネリングする ( S 3 0 3 ) 。

無線基地局 1 2は、トンネリングされてきたバケツトからトンネリング用ヘッダを除去して元のパケットを復元し（S 3 0 4 ) 、そのパケットの発信先 I Pァドレスに対応する無線アクセスリンクのリンク I Dを内部メモリから参照して、該当するリンク I Dを持つ無線ァクセスリンクを介して移動端末 3 1に当該バケツトを送信する（S 3 0 5 ) ₀

他方、自らがフオリンエージヱント機能を担っている移動端末 3 1 にかかる無線アクセスリンクを通じて移動端末 3 1から通信相手 2 2 宛にバケツトが送信されると（S 3 0 6 ) 、無線基地局 1 2は、そのバケツトを捕獲し（S 3 0 7 ) 、直接 I Pルーティングによってパケットを通信相手 2 2 へ転送する（S 3 0 8 ) 。

次に、第 1のノード 1 7にフオリンエージェント機能が配置された移動端末 3 2と I Pコアネットワーク 1 1に接続された通信相手 2 2 との間のバケツト通信時の処理について図 6を参照して説明する。通信相手 2 2が、発信先 I Pアドレスに移動端末 3 2の I Pァドレスを設定したバケツトを I Pコアネットワーク 2 1に送信すると（S 4 0 1 ) 、移動端末 3 2のホームエージェント機能を持つ第 2のノード 1 8で捕獲される（S 4 0 2 ) 。第 2のノード 1 8は、捕獲したパケットの発信先 I P了ドレスに対応するフォリンエージェント (今の場合は第 1のノード 1 7 ) の I Pァドレスを内部メモリから参照し、発信先 I P了ドレスが第 1のノード 1 7の I Pアドレス、発信元 I P ァドレスが第 2のノード 1 8の I Pァドレスであるトンネリング用のヘッダを前記捕獲したバケツトの先頭に付加して、第 1のノード 1 7 に当該パケットをトンネリングする（S 4 0 3 ) 。

第 1 のノード 1 7は、トンネリングされてきたパケットからトンネリング用ヘッダを除去して元のパケットを復元し（S 4 0 4 ) 、そのバケツトの発信先 I Pァドレスに対応する無線アクセスリンクのリンク I Dを内部メモリから参照して、該当するリンク I Dを持つ無線ァクセスリンクを介して移動端末 3 2に当該バケツトを送信する（S 4 0 5 )

他方、移動端末 3 2から無線アクセスリンクを通じて通信相手 2 2 宛にパケットが送信されると、無線基地局 1 5は当該移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を有しないため当該パケットを捕獲せず、当該バケツトは第 1 のノード 1 7に受信される。第 1のノード 1 7は、直接 I Pルーティングによってパケットを通信相手 2 2へ転送する ( S 4 0 7 ) 。

次に、無線基地局 1 2にフォリンエージェント機能が配置された移動端末 3 1 と第 1のノード 1 7にフオリンエージェント機能が配置された移動端末 3 2との間のパケット通信時の処理について図 7を参照して説明する。

移動端末 3 1が、発信先 I Pァドレスに移動端末 3 2の I Pァドレスを設定したバケツトを送信すると（S 5 0 1 ) 、移動端末 3 1 のフォリンエージェント機能を持つ無線基地局 1 2がそのバケツトを捕獲し（S 5 0 2 ) 、直接 I Pルーティングによってバケツトを移動端末 3 2のホームエージェントである第 2のノード 1 8へ転送する（ S 5 0 3 ) 。第 2のノード 1 8は、受信したバケツトの発信先 I Pァドレスに対応するフオリンエージェント（今の場合は第 1のノード 1 7 ) の I Pアドレスを内部メモリから参照し、発信先 I Pァドレスが第 1 のノード 1 7の I Pァドレス、発信元 I Pァドレスが第 2のノード 1 8の I Pァドレスであるトンネリング用のヘッダを前記受信したパケットの先頭に付加して、第 1のノード 1 7に当該バケツトをトンネリングする（ S 5 0 4 ) 。第 1のノード 1 7は、トンネリングされてきたパケットからトンネリング用へッダを除去して元のパケットを復元し（S 5 0 5 ) 、そのパケットの発信先 I Pァドレスに対応する無線アクセスリンクのリンク I Dを内部メモリから参照して、該当するリンク I Dを持つ無線アクセスリンクを介して移動端末 3 2に当該パケットを送信する（ S 5 0 6 ) 。

他方、移動端末 3 2から無線アクセスリンクを通じて移動端末 3 1 宛のパケットが送信されると（S 5 0 7 ) 、無線基地局 1 5は当該移動端末 3 2のフオリンエージヱント機能を有しないため当該パケットを捕獲せず、当該バケツトは第 1のノード 1 7に受信される。第 1のノード 1 7は、直接 I Pルーティングによってパケットを移動端末 3 1のホームエージェントである第 2のノード 1 8に転送する（S 5 0 8 ) 。第 2のノード 1 8は、捕獲したバケツトの発信先 I Pアドレスに対応するフォリンエージェント（今の場合は無線基地局 1 2 ) の I P了ドレスを内部メモリから参照し、発信先 I P了ドレスが無線基地局 1 2の I Pアドレス、発信元 I Pァドレスが第 2のノード 1 8の I Pァドレスであるトンネリング用のヘッダを前記受信したバケツトの先頭に付加して、無線基地局 1 2に当該パケットをトンネリングする

( S 5 0 9 ) 。無線基地局 1 2は、トンネリングされてきたパケットからトンネリング用ヘッダを除去して元のバケツトを復元し（S 5 1 0 ) 、そのパケットの発信先 I Pアドレスに対応する無線アクセスリンクのリンク I Dを内部メモリから参照して、該当するリンク I Dを持つ無線アクセスリンクを介して移動端末 3 1に当該バケツトを送信する（S 5 1 1 ) 。

次に、移動端末が無線基地局間を移動した際にフオリンエージユントを切り替える際の処理を説明する。フオリンエージェントの切り替えは以下のようなバリエーションがある。

( 1 ) 移動端末が同じ第 1のノード配下の無線基地局間を移動した場

( A ) フオリンエージェントが移動前の無線基地局に配置されていたとき

(ァ）移動後の無線基地局にフオリンエージェントを再配置する。 (ィ）当該第 1 のノードにフオリンエージヱントを再配置する。

( B ) フォリンエージェントが第 1のノードに配置されていたとき (ァ）移動後の無線基地局にフオリンエージェントを再配置する。なお、移動後の無線基地局にフォリンエージントを再配置しない場合、つまり第 1のノードにフオリンェ一ジェントを配置したままにする場合には、フォリンエージェントの切り替えはない。

( 2 ) 移動端末が異なる第 1のノード配下の無線基地局間を移動した場合

( A ) フォリンエージェントが移動前の無線基地局に配置されていたとき

(ァ）移動後の無線基地局にフォリンエージユントを再配置する。 (ィ）移動後の無線基地局を配下に持つ第 1のノ一ドにフォリンエージェントを再配置する。 '

( B ) フオリンエージェントが移動前の無線基地局を配下に持つ第 1 のノードに配置されていたとき

(ァ）移動後の無線基地局にフオリンエージェントを再配置する。 (ィ）移動後の無線基地局を配下に持つ第 1 のノードにフオリンエージェントを再配置する。

以下、図 8を参照して、移動端末 3 2を例に無線基地局間を移動した際のフオリンエージェントの切り替え処理を説明する。

移動端末 3 2が無線基地局 1 5から別の無線基地局 1 i ( i = 2、 3または 4) へ移動すると、移動体通信システム 1 1固有の手順によつて無線アクセス.リンクが移動先の無線基地局 1 i を経由してその無線基地局 1 i を配下に持つ第 1のノード 1 j ( j は 6または 7) との間のリンクに変更される（S 6 0 1 ) 。移動端末 1 2 2は、新たな無線アクセスリンクが設定されると、設定された無線アクセスリンクを通じて第 1のノード 1 ； j に Mo b i 1 e I P登録要求を送信する（S 6 0 2) 。この Mo b i 1 e I P登録要求には、移動端末 3 2の I P アドレスと移動端末識別子とが設定される。第 1のノード 1 j は、この Mo b i l e i P登録要求を受信すると、当該 Mo b i 1 e I P登録要求に更に無線基地局 1 iを特定する無線基地局識別子を付加して、第 2のノード 1 8へ転送する（ S 6 0 3 ) 。

第 2のノード 1 8は、 M o b i 1 e I P登録要求を受信すると、要求中に付加された移動端末 3 2の移動端末識別子に対応する加入者データを監視装置 1 9からアクセスし、前述と同様にその移動特性データ 1 0 9 2を参照更新して、移動端末 3.2のフォリンエージェント機能の配置場所を決定する（S 6 04) 。次に、第 2のノード 1 8は、移動端末 3 2の I Pアドレスとフオリンエージェントの I Pアドレスとの現在の対応関係を前記決定されたフォリンエージュント機能の配置場所に応じて更新する（S 6 0 5 ) 。そして、フォリンエージェントの配置場所が前回と同じ第 1のノード 1 7か否かを判別し (S 6 0 6) 、その判別結果に応じて処理を切りわける。

フオリンエージェント機能が第 1のノード 1 7に配置されている状態で移動端末 3 2が無線基地局 1 5から無線基地局 1 4へ移動し、且つ、移動属性フラグ 1 0 9 3が" 1"であった場合、ステップ S 6 0 6 の判別結果は Y E Sとなる。この場合、第 2のノード 1 8は、移動端末 3 2の I Pァドレスを指定したリンク I D更新要求を第 1のノード 1 7へ送信する（S 6 0 7 ) 。第 1のノード 1 7は、このリンク I D 更新要求を受信すると、移動端末 3 2の I Pァドレスに対応する無線アクセスリンクのリンク I Dを、移動端末 3 2との間に新たに設定された無線アクセスリンクのリンク I Dに更新する（S 6 0 8 ) 。そして、登録応答を前記無線アクセスリンクを通じて移動端末 3 2に送信する（S 6 0 9 ) 。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 2 2 とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 0 4 へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるパケットは、無線基地局 1 5を経由する経路から無線基地局 1 4を経由する経路に切り替わる。 '

ステップ S 6 0 6で移動端末 3 2のフオリンエージヱントの配置場所が以前と同じでないと判別された場合、第 2のノードは無線基地局や第 1のノードと協調して、新フォリンエージェントの設定と旧フォリンエージェントの解除（消滅）を行う（S 6 1 0 ) 。以下、このステツプ S 6 1 0の詳細を説明する。

( 1 ) 移動端末 3 2が無線基地局 1 5から第 1のノード 1 7配下の無線基地局 1 4 へ移動した場合 '

( A ) フオリンェ——ジェントが移動前の無線基地局 1 5に配置されていたとき

(ァ）フォリンエージェントの再配置場所が無線基地局 1 4の場合 ' この場合、図 3のステップ S 1 6 〜 S 1 8と同様な手順により移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を無線基地局 1 4に生成し、且つ、無線基地局 1 5に生成されていた移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 4 へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるパケットは、移動端末 3 2 < ~~ >無線基地局 1 5 < ~~ ^第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2 ~~無線基地局 1 4 ~"第 2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる。

(ィ）フオリンエージェントの再配置場所が第 1のノード 1 7の場合この場合、図 4のステップ S 2 0 6〜S 2 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を第.1のノード 1 7に生成し、且つ、無線基地局 1 5に生成されていた移動端末 3 2のフォリンエージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 4へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるバケツトは、移動端末 3 2 < ~~無線基地局 1 5< ~~ ^第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2< ~~無線基地局 1 4< ~~第 1のノード 1 7 < ~~ > 第 2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる。

(B) フオリンエージェントが第 1のノード 1 7に配置されていたとさ

(ァ）フオリンエージントの再配置場所が無線基地局 1 4の場合この場合、図 3のステップ S 1 0 6〜S 1 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を無線基地局 1 4に生成し、且つ、第 1のノード 1 7に生成されていた移動端末 3 2のフオリンェージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 4へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるパケットは、移動端末 1 2 2 < ~~無線基地局 1 5 ~~ >第 1のノード 1 7 < "~ >第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2 ~~無線基地局 1 4< ~~ 第 2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる。

( 2 ) 移動端末 3 2が無線基地局 1 5から第 1のノード 1 6配下の無線基地局（例えば 1 3) へ移動した場合

(A) フォリンエージン卜が移動前の無線基地局 1 5に配置されていたとき

(ァ）フオリンエージェントの再配置場所が無線基地局 1 3の場合この場合、図 3のステップ S 1 0 6〜S 1 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフォリンエージェント機能を無線基地局 1 3に生成し、且つ、無線基地局 1 0に生成されていた移動端末 2 2のフオリンエージント機能を解除する。これにより、移動端末 6 1が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 2 3から無線基地局 1 3へ移動した場合、通信相 2 2と送受信されるバケツトは、移動端末 3 2 ~~ ^無線基地局 1 5 ~~第 2のノード 1 8を経由する経路から移動端末 3 2 ~~無線基地局 1 3 < ~~第 2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる。

(ィ）フオリンエージェントの再配置場所が移動後の無線基地局 1 3 を配下に持つ第 1のノード 1 6の場合

この場合、図 4のステップ S 2 0 6〜S 2 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を第 1のノード 1 6に生成し、且つ、無線基地局 1 5に生成されていた移動端末 3 2のフォリンエージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 3へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるバケツトは、移動端末 3 2 < ~~無線基地局 1 5 ~~第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2 < ~~無線基地局 1 3 < ~~第 1のノード 1 6 < ~~ > 第 2のノード' 1 8を経由する経路に切り替わる。

( B ) フオリンエージェントが移動前の無線基地局 1 5を配下に持つ第 1のノード 1 0 7に配置されていたとき

(ァ）フォリンエージントの再配置場所が移動後の無線基地局 1 0 3の場合

この場合、図 3のステップ S 1 0 6〜S 1 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフオリンエージユント機能を無線基地局 1 3に生成し且つ、第 1 のノード 1 7に生成されていた移動端末 3 2のフオリンェージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 1が例えば通信相手 2 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 3へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるバケツトは、移動端末 3 2 < ~~無線基地局 1 5 < ~~ >第 1のノード 1 7 < ~~ >第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2 ~~無線基地局 1 3 < ~~第 •2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる。

(ィ）フオリンエージントの再配置場所が移動後の無線基地局 1 3 を配下に持つ第 1のノード 1 6の場合

この場合、図 4のステップ S 2 0 6 〜 S 2 0 8と同様な手順により移動端末 3 2のフォリンエージェント機能を第 1のノード 1 6に生成し、且つ、第 1のノード 1 7に生成されていた移動端末 3 2のフオリンエージェント機能を解除する。これにより、移動端末 3 2が例えば通信相手 3 2とセッションを確立した状態で無線基地局 1 5から無線基地局 1 3へ移動した場合、通信相手 2 2と送受信されるバケツトは、移動端末 3 2 ~~ >無線基地局 1 5 < ~~第 1のノード 1 7 < ~~ >第 2のノード 1 8を経由する経路から、移動端末 3 2 < ~~無線基地局 1 3 < ~~ 第 1のノード 1 6 < ~~第 2のノード 1 8を経由する経路に切り替わる _c

[宪明の第 2の実施の形態]

本発明は上述した実施の形態に限定されず、その他各種の付加変更が可能である。以下、本発明の他の実施の形態について説明する。前記の実施の形態では、移動端末の移動特性をモニタし、その結果に基づいて当該移動端末のフォリンエージユントの配置場所を決定したが、移動特性に変えて、（ 1 ) 個々の移動端末の単位時間当たりのフォリンエージェントの切り替え頻度、（2 ) 個々の移動端末の機種タイプ、（ 3 ) 移動体通信ネットワークのパケット網の資源の使用状況、に基づいて決定しても良い。

前記（ 1 ) の場合、図 2の移動特性データ 1 0 9 2の代わりに移動端末の単位時間当たりのフォリンエージェントの切り替え頻度が保持管理される。切り替え頻度が所定の閾値以下であれば、フォリンエージェントは移動先の無線基地局に、それ以外は移動先の無線基地局を配下に持つ第 1のノードにそれぞれ配置される。

前記（2 ) の場合、図 2の移動特性データ 1 0 9 2の代わりに移動端末の機種タイプが設定される。機種タイプは、当該移動端末が P H Sか携帯電話かといつた移動端末のタイプを示す。機種タイプによつて、移動頻度が静的に或る程度予測できるため、移動頻度の低い機種タイプは移動先の無線基地局にそのフオリンエージェントを配置し、それ以外は移動先の無線基地局を配下に持つ第 1のノードにそのフォリンエージェントを配置する。

前記（3 ) の場合、監視装置 1 9は、第 1のノード、それと第 2のノードを結ぶパス等のバケツト網の資源の使用状況をモニタする装置に置き換えられる。第 2のノードは、移動端末からの M o b i 1 e I P登録要求時、監視装置 1 9でモニタされている情報から、移動先の無線基地局を配下に持つ第 1 のノードのリソース使用量（C P U使用率やメモリ使用率等）とそれと第 2のノードとの間のパスの空き帯域等を調べ、充分に余裕があるときは第 1のノードにフォリンエージェントを配置するものと決定し、それ以外は移動先の無線基地局にフォリンエージェントを配置するものと決定する。

また、前記の実施の形態では、個々の移動端末のフォリンエージェントを無線基地局に置く力、第 1のノードに置くかを、個々の移動端末からの位置登録時に決定し、次回の位置登録時までフオリンエージェントの配置場所を固定したが、次回の位置登録を待たずに変化させるようにしても良い。フォリンエージェントの配置場所の変更は、前記の実施の形態と同様に移動端末と通信相手との間にセッションが確立されている状態でも行える。例えば、（4 ) 移動体通信ネットヮークのバケツト網の資源の使用状況に基づいて個々の移動端末のフォリンエージヱントの配置場所を変化させたり、（ 5 ) 移動端末のユーザアプリケーションの遅延要求に応じて当該移動端末のフオリンエージユントの配置場所を変化させることができる。

前記（4 ) の場合、監視装置 1 9は、第 1 のノード、それと第 2のノードを結ぶパス等のバケツト網の資源の使用状況をモニタする装置に置き換えられる。第 2のノードは、監視装置 1 9でモニタされている情報から、第 1のノードのリソース使用量（C P U使用率やメモリ使用率等）とそれと第 2のノードとの間のパスの空き帯域等を調べ、余裕がなくなってきたと判断した場合には、当該第 1のノードに配置されている一部または全てのフオリンエージヱント機能をそれが代理する移動端末が接続されている無線基地局に移す。その逆に充分な余裕があるときは当該第 1のノード配下の無線基地局に配置されている一部または全てのフォリンエージェント機能を当該第 1のノードに移す。

移動端末が通信相手とセッションを確立した状態で通信しながら移動する状況を考えた場合、その移動端末のフオリンエージヱントが無線基地局に配置されている場合と第 1のノードに配置されている場合とで、フォリンエージェントの配置場所の変更頻度が異なる。フオリンエージェントの配置場所を変更する頻度が多いと、その切り替わり時にバケツトの送信が遅延するため、少ない遅延が要求される音声信号をパケット化して送信している場合には向かない。他方、文字等のテキストをバケツト化して送信している場合には多少の遅延があっても問題はない。前記（5 ) では、このような移動端末のユーザアプリケーションの遅延要求に応じて当該移動端末のフォリンエージェントの配置場所を変化させる。例えば、少ない遅延量による通信の必要性が移動端末から第 2のノードに通知された場合、第 2のノードは、若しその移動端末のフォリンェ——ジェントが無線基地局

に配置されていれば、それをその無線基地局を配下に持つ第 1のノードに移す。

反対に、多少の遅延があっても通信可能であることが移動端末から第 2のノードに通知された場合、第 2のノードは、若しその移動端末のフォリンエージェントが第 1のノードに配置されていれば、それを移動端末が利用している無線基地局に移す。

[発明の第 3の実施の形態]

図 1 0は本発明の一実施の形態にかかるシステム構成図である。本システムは、 Mo b i 1 e I P v 6プロトコノレのネットワークをべ一スに改良を加えたものであり、ィンターネット等の I Pコアネットヮーク 2 0 0を通じて複数のサブネットワークであるリンク 2 0 1、 2 0 2、 2 0 3が相互に接続されている。各リンク 2 0 1〜 2 0 3には 1台以上の移動端末が接続され得るが、図 1 0では説明の便宜上、 1 つの移動端末 2 04とその通信相手 2 0 5だけを図示してある。また、ホームエージェントは、移動端末 2 04のホームエージェント 2 0 6 だけを図示してある。リンク 2 0 1に破線で示す箇所は、移動端末 2 04のホーム位置である。つまり、移動端末 2 04にとつてリンク 2 0 1はホームリンク、リンク 2 0 2、 2 0 3はフォリンリンクとなり、図 1 0には移動端末 204がフォリンリンク 2 0 3に接続されている状態を示している。移動端末 2 04の通信相手は他の移動

端末だけでなく、パーソナルコンピュータ等の固定端末も含まれる。図 1 0には、移動端末 2 0 4の通信相手となる固定端末として通信相手 2 0 7を図示してある。なお、図 1 0の構成を 3 G移動網に対応させると、ホームエージェント 2 0 6と移動端末 2 0 4との関係は、 G G S N (G a t e w a y G P R S S u p p o r t N o d e ) と移動端末の関係に相当する。

移動端末 2 04は、 Mo b i l e I P v 6における移動端末と同様な機能を備えると共に、通信相手リストを保持管理する機能と、接続リンクが変わったときに前記通信相手リストを添えて新たな気付ァドレスを通知するバインディング更新要求をホームエージェント 2 0 6 に送信する機能とを備えている。通信相手リストは、図 1 1に示すように、ホームァドレスを通信相手毎に記録したリストである。

ホームエージェント 2 0 6は、 M o b i 1 e I P v 6におけるホームエージェントと同様な機能を備えると共に、前記バインディング更新要求を移動端末 2 04から受信したとき、添付された通信相手リストに記載された個々の通信相手に対して、当該要求で通知された移動端末 2 04の新たな気付ァドレスを通知するバインディング更新要求を送信する機能を備えている。

図 1 2及び図 1 3は本実施の形態における処理のシーケンス図であり、併せて移動端末、ホームエージヱント、通信相手で行われる処理例を示す。なお、このような処理は移動端末、ホームエージェント、通信端末を構成するメモリに記憶されたプログラムに従ってそれらを構成するコンピュータで実行される。以下、各図を参照して本実施の形態の動作を説明する。

( 1 ) 移動端末 2 0 4がフォリンリンクに移動したとき移動端末 2 0 4は、ホームリンク 2 0 1力、らフォリンリンク 2 0 2または 2 0 3 へ移動したとき及びフォリンリンクから別のフォリンリンクへ移動したとき、 M o b i 1 e I P v 6の移動端末と同様にルータ広告からフオリンリンクに移動したことを認識し、新たな気付ァドレスを獲得する（図 1 2の S 1 0 1 ) 。気付ァドレスの獲得方法は D HC P V 6によ O s t a t e f u l 丄 a d d r e s s a u t o c o n f i g u r a t i o n もしくは s t a t e l e s s a d d r e s s a u t o c o n f i g u r a t i o n (R F C 1 9 7 1 ) の何れでも良い。今、移動端末 2 0 4が新たに獲得した気付ァドレスを X ： a とする。ここで、 X ： aは 1 2 8ビット長の I P V 6のアドレスを示し、 Xは新たに接続したリンクのネットワークプリフェツタス、 aは移動端末 2 0 4のインタフェース I Dを示す。

次に移動端末 2 0 4は、獲得した気付アドレスに図 1 1に示した通信相手リストを添付して、ホームエージェント 2 0 6へバインディング更新要求を送信する（S 1 0 2) 。図 1 4 ( a ) に移動端末 2 0 4 がホームエージェント 2 0 6に送信するバインディング更新要求のパケットのフォーマツト例を示す。 I P V 6ヘッダのソースァドレス（ S A) に気付アドレス、デスティネーションァドレス (DA) にホームエージェント 2 0 6のァドレスを設定し、移動端末 2 0 4のホームァドレスと通信相手リストを添付する。

ホームエージェント 2 0 6は、移動端末 2 0 4からのバインディング更新要求を受信すると、自身が保有するバインディングキャッシュを更新し、通知された移動端末 2 04の気付ァドレスとホームァドレスとの対を登録する（S 1 0 3) 。次にホームエージェント 2 0 6は、バインディング更新要求に添付されていた通信相手リストに記載された各通信相手毎に、移動端末 2 04から通知された気付ァドレスを指定したバインディング更新要求を送信する処理を繰り返す（S 1 04), 図 1 1の通信相手リストの場合、通信相手 C N 1から C Nmまでの m 個の通信相手に対してバインディング更新要求を送信する。図 1 4

( b ) にホームエージェンド 2 0 6が通信相手に送信するバインディング更新要求のパケットのフォーマット例を示す。 I P V 6へッダのソースアドレス（SA) に移動端末 2 04の気付アドレス、デスティネーシヨンアドレス（DA) に通信相手のホームアドレスを設定し、移動端末 2 04のホームァドレスを添付する。

ホームエージェント 2 0 6から送信されたバインディング更新要求を受信した各通信相手 CN 1〜CNmは、自身が保有するバインディングキヤッシュを更新し、通知'された移動端未 2 0 4の気付ァドレスとホームアドレスとの対を登録する（S 1 0 5) 。

なお、ホームエージェント 2 0 6が通信相手に送信するバインディング更新要求は、 M o b i 1 e I P v 6におけるバインディング更新オプションを使用することができる。また、移動端末 2 04がホームエージェント 2 0 6に送信するバインディング更新要求も、 Mo b i 1 e I P v 6におけるバインディング更新ォプションに通信相手リストを付加することで実現することができる。

(2) 移動端末 2 04へのバケツト送信

通信相手が移動端末 2 0 4へバケツトを送信する場合、通信相手の上位プロトコルやアプリケーションは移動端末 2 04のアドレスとしてホームァドレスを利用する。移動端末 2 0 4のホームアドレスが受信先として指定されたパケットは、その通信相手のバインディングキャッシュに当該ホームァドレスに対応する気付ァドレスが存在する場合と存在しない場合とでその後の取り扱いが相違する。図 1 2の通信相手 C N 1〜C Nmのように移動端末 2 0 4の気付ァドレスがバインデイングキャッシュに存在する場合、最初のバケツトから直ちに気付了ドレスによる直接送信が行われる（S 1 0 6 ) 。他方、移動端末 2 04の気付ァドレスがバインディングキヤッシュに存在しない図 1 2 の通信相手 C N nの場合、最初のバケツトはホームエージェント 2 0 6経由による送信となり（S 1 0 7、 S 1 0 8 ) 、移動端末 2 0 4から通信相手 CN nに対して気付ァドレスを通知するバインディング更新要求が送信されると（S 1 0 9) 、通信相手 C N nにおいてバインデイングキャッシュが更新され（S 1 1 0) 、次以降のパケットは気付ァドレスによる直接送信となる（S 1 1 1 ) 。

以下、双方の場合の処理を、図 1 0における通信相手 2 0 5から移動端末 2 0 4へバケツトを送信する場合を例にして説明する。なお、移動端末 2 04のホームァドレスを X h、通信相手 2 0 5のホームァドレスを Y、ホームエージェント 2 0 6のァドレスを Ηとする。

( 2 - 1 ) 移動端末 2 04の気付ァドレスが存在する場合（図 1 5参照）通信相手 2 0 5の I Ρ層は、移動端末 2 04のホームァドレス X hが受信先として指定されたバケツトを上位層から受け取ると、ホームァドレス X hでバインディングキャッシュ 1 0 5 1を検索して気付ァドレス X _: aを取得する（図 1 5の（ a ) ) 。次に、受信先ァドレスを気付アドレス X ： aに書き換え、また経路制御ヘッダに移動端末 2 04のホームァドレス X hを中継点として設定し、バケツトを送信する（（b) ) 。当該バケツトを受信した移動端末 2 04では、経路制御ヘッダを処理すると（（ c ) ) 、受信先がホームアドレスになるため、移動端末 2 04はそれを自分宛のバケツトであると解釈して受信する（（d) ) 。

( 2 - 2) 移動端末 2 04の気付アドレスが存在しない場合（図 1 6 参照）通信相手 2 0 5の I P層は、移動端末 2 0 4のホームァドレス X hが受信先として指定されたバケツトを上位層から受け取ると、ホームァドレス X hでバインディングキヤッシュ 1 0 5 1を検索するが（図 1 6の（ a ) ) 、存在しない為、ホームアドレス X hを受信先に指定したままにしてパケットを送信する（（b ) ) 。当該パケットはホームエージェント 2 0 6により捕獲される（（ c ) ) 。ホームェ一ジェント 2 0 6は、図示しない自身のバインディングキヤッシュから移動端末 2 0 4の気付ァドレス X ： aを取得し、発信元ァドレスがホームエージェントのァドレス H、受信先が移動端末 2 04の気付ァドレス X ： aであるような I P V 6ヘッダ（トンネル用へッダ）を、捕獲したパケットの先頭に付加して送出する（（d) ) 。つまり、移動端末 2 0 4の気付ァドレスへのトンネリングを行う。トンネルされてきたパケットはトンネル用ヘッダを除去した後（（ e ) ) 、通常の

I P V 6バケツトとして処理される（（ f ) ) 。また、移動端末 2 0

4は、通信相手 2 0 5にバインディング更新ォプションを送信して

( (g ) ) , バインディングキヤッシュ 1 0 5 1に移動端末 20 4のホームアドレス X hと気付ァドレス X ： aのペアを登録させる。以降、通信相手 2 0 5は移動端末 2 04の気付ァドレス X ： aへ直接バケツトを送信する。

(3) 移動端末 2 0 4からのバケツト送信

移動端末 2 0 4が通信相手にバケツトを送信する場合は、上位層ではホームアドレス X hをそのまま送信元ァドレスに使用する。 I P層では、パケットの送信元ァドレス X hをホームァドレスォプションに格納し、送信元ァドレスを気付ァドレス X ： aに入れ替えて送出する。バケツトを受信した通信相手の I P層ではこれと逆の操作を行い、パケッ卜のホームアドレスォプションから移動端末 2 0 4のホームアドレス X hを取り出し、パケットの送信元ァドレス X ： aをホームアドレスに戻して上位層に渡す。

(4) 移動端末 2 04がホームリンクに戻って来たとき（図 1 3参照）移動端末 2 04は、前記（ 1 ) と同様の検知方法でホームリンクに戻つたことを認識すると（図 1 3の S 2 0 1 ) 、図 1 1の通信相手リストを付加してホームエージェント 2 06へ図 1 4 (a ) に示したようなフォーマットのバインディング更新要求を送信する（S 2 0 2 ) 。但し、図 1 4 ( a ) の気付ァドレス X ： aの箇所にはホームァドレス X hを入れる。また、移動端末 204は自身のホームアドレス X h宛のバケツトを自分で受信できるように、非要請近隣広告（u n s o 1 i c i t e d n e i g h b o r a d v e r t i s e m e n t ) ¾r ホームリンクの全ノードにマルチキャストする（S 2 0 3 ) 。

ホームリンクに戻った移動端末 2 04からのバインディング更新要求を受信したホームエージヱント 2 0 6は、自身が保有するバインディングキヤッシュを更新して移動端末 2 04がホームリンクに居ることを登録し（S 2 04) 、バインディング更新要求に添付されていた通信相手リストに記載された各通信相手毎に、移動端末 2 04がホームリンクに戻ったことを通知する図 1 4 ( b ) に示したようなバインデイング更新要求を送信する処理を繰り返す（S 2 0 5 ) 。但し、図 1 4 ( b ) の気付アドレス X ： aの箇所にはホームァドレス X hを入れる。その後、ホームエージェント 2 0 6は移動端末 2 04のバケツトの捕獲及び転送サービスを中止する。

ホームエージェント 2 0 6からバインディング更新要求を受信した各通信相手 CN 1〜CNmは、自身が保有するバインディングキヤッシュから移動端末 2 04の気付ァドレスとホームァドレスとの対を削除する（ S 2 0 6 ) 。以後、通信相手 C N 1〜C Nmは、移動端末 2 04へパケットを送信する際は、ホームアドレスに直接送信する（S 2 0 7 ) ₀

このように本実施の形態によれば、移動端末 2 04の接続リンクが変わったときに最新の気付ァドレスを複数の通信相手に通知することにより、通知を受けた各通信相手は移動端末 2 04宛の最初のバケツトから直ちに、移動端末 2 04の気付ァドレス宛に直接にバケツトを送信することができる。このため、ホームエージェント経由によるォーバヘッドを軽減することができる。また、多くの通信相手が、同じ移動端末宛や、ホームエージェントが同じノード上に生成されている複数の移動端末宛に一斉にバケツトを送信し始める状況でも、ホームエージェントゃノードに負荷が一度に集中することがなくなる。更に、移動端末 2 0 4の処理は、通信相手リストを添付したバインディング更新要求をホームエージェント 2 0 6に送信する処理で済み、通信相手リスト中の個々の通信相手へのバインディング更新要求の送信はホームエージェント 2 0 6が代行する為、移動端末 2 0 4の負荷を軽減することができる。

次に、移動端末 2 0 4が有する通信相手リストの保持管理機能について説明する。通信相手リストを記憶するメモリ量及び通信相手リストを送付する際の通信コスト等に制約がなければ、過去にバケツトを送受信した通信相手全てのリストを保持するようにしても勿論構わなレ、。しかし、以下では、リスト数に上限（n個）を設け、パケットを送受信した頻度の高い上位 n個の通信相手のリストを保持管理する例について説明する。

図 1 7は移動端末 2 0 4に設けられる通信相手リスト保持管理機構のブロック図である。この通信相手リスト保持管理機構は、連想表 3 0 1、通信回数更新回路 3 0 2、入れ替え候補決定回路 3 0 3、ァクセス制御回路 3 0 4及び更新指示回路 3 0 5を備えている。

連想表 3 0 1は、 n + m個のェントリを有するフルァソシァティブ方式の連想メモリであり、そのうち連続する n個のェントリで抽出部連想メモリ 3 0 6が構成され、残り m個のェントリで巡回部連想メモリ 3 0 7が構成される。最終的に、抽出部連想メモリ 3 0 6には通信頻度の高い上位 n個の通信相手のリストが記憶される。巡回部連想メモリ 3 0 7は、上位 n個に入らない通信相手のリストを一時的に記憶するために使用される。

連想表 3 0 1の各ヱントリは連想キー部 3 0 8とデータ部 3 0 9とで構成され、データ部 3 0 9は通信回数部 3 1 0と順序 Z L R U情報部 3 1 1 とに区分されている。連想キー部 3 0 8には通信相手のホームァドレスが登録され、通信回数部 3 1 0には通信回数が登録される。また、順序 Z L R U情報部 3 1 1には、抽出部連想メモリ 3 0 6では順序情報が登録される。つまり、抽出部連想メモリ 3 0 6の各ェントリは、順序 Z L R U情報部 3 1 1に登録された順序情報によって、図 1 8に示されるように、通信回数が多い順に論理的に昇順に並べられる。なお、図 1 8において、 4 0 1は n個のエントリのうち最も通信回数の小さいェントリ 4 0 0を指し示すボインタであり、入れ替え候捕決定回路 3 0 3内に設けられている。

また、巡回部連想メモリ 3 0 7では順序 L R U情報部 3 1 1に L R U情報が登録され、 L R Uアルゴリズムに従って最も長い間参照されていないエントリが再利用される。つまり、 m個のエントリから構成される巡回部連想メモリ 3 0 7は、図 1 8に示されるように、最も最近参照されたものから順に論理的に並べられ、最も長い間参照されていないエントリ 4 0 2を指し示すポィンタ 4 0 3を有する入れ替え候捕決定回路 3 0 3が、そのポインタ 4 0 3を用いて L R U方式で巡回部連想メモリ 3 0 7中の書き潰すエントリを決定する。

更新指示回路 3 0 5は、更新指示バス 3 1 2を通じて、移動端末 2 0 4を構成する M P U (図示せず）に接続されており、当該 M P U上で動作する通信アプリケーションプログラムからバケツトの送受信を行った通信相手のホームァドレスが更新指示バス 3 1 2を介して通知されると、それを通信回数更新回路 3 0 2に伝達すると同時にァドレス線 3 1 3に出力する。ァドレス線 3 1 3は連想表 3 0 1の各ェントリの連想キー部 3 0 8に接続されており、各連想キー部 3 0 8内の比較器において、当該連想キー部 3 0 8に登録されているホームァドレスとアドレス線 3 1 3上のホームアドレスとが比較され、それぞれの比較結果が比較結果線 3 1 4を通じ通信回数更新回路 3 0 2に伝達される。

通信回数更新回路 3 0 2は、連想表 3 0 1の各ェントリの通信回数部 3 1 0を更新する回路であり、比較結果線 3 1 4によりホームァドレスの一致が報告されたェントリの通信回数を + 1だけ更新する。そして、当該更新したェントリを指定して入れ替え候補決定回路 2 0 3 を起動する。比較結果線 3 1 4の何れも一致を示さない場合、つまりァドレス線 3 1 3に出力されたホームァドレスが連想表 3 0 1に未登録の場合、通信回数更新回路 3 0 2は、入れ替え候補决定回路 3 0 3 に巡回部連想メモリ 3 0 7中のエントリの確保要求を出し、確保されたェントリの通信回数を 1に初期化する。

入れ替え候捕決定回路 3 0 3は、通信回数更新回路 3 0 2から入れ替え処理が起動されると、以下の処理を行う。

( 1 ) 通信回数が更新された今回のェントリが抽出部連想メモリ 3 0 6に含まれるエントリの場合、図 1 8で説明したように、抽出部連想メモリ 3 0 6の n個のェントリが通信回数の値で論理的に昇順に並ぶように、必要に応じて順序 Z L R U情報部 3 1 1の順序情報およびポインタ 4 0 1を更新する。

( 2 ) 通信回数が更新された今回のエントリが巡回部連想メモリ 3 0 7に含まれるェントリの場合、当該ェントリの通信回数と抽出部連想メモリ 3 0 6の図 1 8のポィンタ 4 0 1で指示されるェントリ 4 0 0 の通信回数とを比較し、前者の通信回数が後者の通信回数以上であれば、当該エントリに登録されている内容と、抽出部連想メモリ 3 0 6 のエントリ 4 0 0に登録されている内容とを入れ替える。

他方、入れ替え候補決定回路 3 0 3は、通信回数更新回路 3 0 2力、らエントリの確保要求があった場合、巡回部連想メモリ 3 0 7の m個のエントリのうち図 1 8のポインタ 4 0 3が指示するェントリ 4 0 2 を追い出すェントリに決定する。そして、連想キー更新指示線 3 1 5 によって当該ェントリ 4 0 2の連想キー部 3 0 8に今回のホームァドレスを登録し、そのェントリ 4 0 2を通信回数更新回路 3 0 2に通知する。

アクセス制御回路 3 0 4は、アクセスバス 3 1 6を通じて前記 M P Uに接続され、連想表 3 0 1の抽出部連想メモリ 3 0 6 とはデータ線およびァドレス線を含むアクセス線 3 1 7で接続されており、 M P U からのァドレス指定で連想表 3 0 1の抽出部連想メモリ 3 0 6の各ェントリの内容を読み出せるようになつている。この読み出した内容中、連想キー部 3 0 8に登録された n個のホームァドレスが、当該移動端末と通信頻度の高い上位 n個の通信相手のリストとなる。

図 1 7では、バケツトの通信（送受信）頻度の高い上位 n個の通信相手のリストを保持管理する例を示したが、通信アプリケーションプ口グラムからバケツトを送信した通信相手のホームァドレスは通知せずにバケツトを受信した通信相手のホームァドレスだけを更新指示回路 3 0 5に指示バス 3 1 2を通じて通知することにより、バケツトの受信頻度の高い上位 n個の通信相手のリストを保持管理することがでさる。 · 以上の通信相手リスト保持管理機構はハードウエアで実現したが、ソフトゥユア的に実現することもできる。その場合、それ専用のプログラムが移動端末のメモリに記憶される。メモリに記憶されたプログラムは移動端末を構成するコンピュータに読み取られ、このコンビュータ上に図 1 7の連想表 3 0 1、通信回数更新回路 3 0 2、入れ替え候捕决定回路 3 0 3、アクセス制御回路 3 0 4、更新指示回路 3 0 5 に相当する機能手段を実現する。

以上の実施の形態は、 M o b i 1 e I P V 6プロトコルのネットヮークをベースにしたが、本発明は M o b i l e I P v 4プロトコルのネットワークに対しても適用可能である。その場合、移動端末は接続リンクを移ったときに、新たな気付ァドレスと通信相手リストとをフォリンエージェントを通じてホームエージヱントに通知し、ホームェージェントが通信相手リスト中の個々の通信相手に対して当該移動端末のホームアドレスと気付ァドレスとの対を通知しても良いし、フォリンエージェントが M o b i l e I P v 4 と同様にホームエージェントに通知する一方、そのフォリンエージェントが通信リスト中の個々の通信相手に対して当該移動端末のホームァドレスと気付ァドレスとの対を通知するようにしても良い。通信相手では、移動端末のホームァドレスと気付ァドレスとのペアをメモリに記憶し、移動端末へパケットを送信する際、ホームアドレスでメモリを検索し、対応する気付ァドレスが存在すれば、その気付ァドレス宛に直接にバケツトを送信する。

また以上の実施の形態では、通信相手リスト中の個々の通信相手に対して移動端末の最新の気付ァドレスとホームアドレスのペアを通知する処理をエージェントが代行したが、移動端末自身がその処理を行うようにしても良レ、。産業上の利用可能性

以上説明したように本発明によれば、移動端末のフォリンエージェント機能を提供するノードへの負荷集中を抑えることができる。その理由は、複数の移動端末のフォリンエージヱント機能が第 1のノード、その配下の各無線基地局に分散されるためである。

また本発明によれば、移動端末と通信相手との間で送受信されるパケットの遅延を抑えることができる。その理由は、無線基地局 ίこフォリンエージェントが配置された移動端末の場合、第 1のノードを経由せずにパケットの送受信が可能になるためである。

以上説明したように本発明によれば、移動端末宛の最初のバケツトも通信相手から直接に送出することが可能である。その理由は、移動端末の接続するサブネットワークが変わった時、当該移動端末と通信回数が多い上位一定数の通信相手など、複数の通信相手に当該移動端末の最新の気付ァドレスとホームアドレスとのペアが通知されるため、それらの通信相手は最初のバケツトから気付ァドレス宛に直接送信することができるからである。

また本発明によれば、複数の通信相手に対して気付ァドレスを事前に通知する際の移動端末の負荷を軽減することができる。その理由は、移動端末は通信相手リストを添付したバインディング更新要求をエージェントに送信すれば、エージェントが通信相手リスト中の個々の通信相手へのバインディング更新要求の送信を代行してくれるからである。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の無線基地局を束ねた形で設けられ、前記無線基地局を介して接続される移動端末との間で無線アクセスリンクの設定と管理を行う第 1のノードと、 I Pコアネットワークを接続するゲートウェイルータ機能を提供すると共に前記移動端末のホームエージユント機能を提供する第 2のノードとを含み、複数の移動端末に対して移動体通信サービスを提供する移動体通信ネットワークにおいて、前記複数の移動端末の内の一部の移動端末についてはそのフォリンエージェント機能を当該移動端末が現に利用している前記無線基地局に置き、残りの移動端末についてはそのフオリンエージヱント機能を当該移動端末が現に利用している前記無線基地局を配下に持つ前記第 1のノードに置くようにした移動端末管理 ·

2 . 個々の移動端末のフォリンエージヱントを前記無線基地局に置く力前記第 1のノードに置くかを、個々の移動端末からの位置登録時に決定する手段を備える請求項 1記載の移動端末管理

3 . 個々の移動端末のフオリンエージェントの配置場所を移動端末とその通信相手との間のセッション確立中に変化させる手段を備える請求項 2記載の移動端末管理 ·

4 . 個々の移動端末のフオリンエージェントを前記無線基地局に置く力前記第 1のノードに置くかを、個々の移動端末の加入者データに設定されている情報に基づいて決定する手段を備える請求項 2または 3記載の移動端末管理 ·

5 . 個々の移動端末のフオリンエージェントを前記無線基地局に置く力、前記第 1のノードに置くかを、個々の移動端末の移動特性に基づいて決定する手段を備える請求項 2または 3記載の移動端末管理システム。

6 . 個々の移動端末のフォリンエージェントを前記無線基地局に置く力、、前記第 1のノードに置くかを、個々の移動端末の単位時間当たりのフォリンエージェントの切り替え頻度に基づいて決定する手段を備える請求項 2または 3記載の移動端末管理システム。

7 . 個々の移動端末のフォリンエージェントを前記無線基地局に置く力前記第 1のノードに置くかを、個々の移動端末の機種タイプに基づいて決定する手段を備える請求項 2または 3記載の移動端末管理

8 - 個々の移動端末のフォリンエージェントを前記無線基地局に置く力前記第 1のノードに置くかを、移動体通信ネットワークのパケット網の資源の使用状況に基づいて決定する手段を備える請求項 2または 3記載の移動端末管理 >

9 - 前記移動端末のフォリンエージェントの配置場所を次回の位置登録要求を待たずに変化させる手段を備えた請求項 1または 2記載の移動端末管理-

1 0 . 個々の移動端末のフォリンエージェントの配置場所を移動端末とその通信相手との間のセッション確立中に変化させる手段を備えた請求項 9記載の移動端末管理 >

1 1 . 移動体通信ネットワークのバケツト網の資源の使用状況に基づいて前記移動端末のフォリンエージ工ントの配置場所を変化させる請求項 9または 1 0記載の移動端末管理システム。

1 2 . 前記移動端末のユーザアプリケーションの遅延要求に応じて前記移動端末のフォリンエージェントの配置場所を変化させる請求項 9または 1 0記載の移動端末管理-

1 3 . 複数の相互に接続されたサブネットワークを備え、現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームァドレスとを有する移動端末を取り扱うネットワークにおいて、前記移動端末の接続するサブネットワークが変わった時、前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームァドレスとのペアを複数の通信相手に通知することを特徴とする移動端末管理-

1 4 . 前記移動端末は、通信相手リストを保持管理する手段と、接続するサブネットワークが変わったときに前記通信相手リストを添えて新たな気付ァドレスを通知するバインディング更新要求を送信する手段とを備え、且つ、前記バインディング更新要求を受信して前記通信相手リストに記載された各通信相手に前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームアドレスとのペアを通知するエージェントを備えた請求項 1 3記載の移動端末管理 V

1 5 . '前記通信相手リストを保持管理する手段は、前記移動端末で行われる通信をモニタして通信回数が多い上位一定数の通信相手のリストを生成する手段を含む請求項 1 4記載の移動端末管理 ·

1 6 . 前記ネットワークは M o b i 1 e I P v 6プロトコノレに準拠したネットワークであり、且つ、前記エージェントが前記移動端末のホームエージェントである請求項 1 4または 1 5記載の移動端末管理

1 7 . 前記ネットワークは M o b i 1 e L P v 4プロトコルに準拠したネットワークであり、且つ、前記エージェントが前記移動端末のホームエージェントである請求項 1 4または 1 5記載の移動端末管理

1 8 . 前記ネットワークは M o b i 1 e I P v 4プロトコルに準拠したネットワークであり、且つ、前記エージェントが前記移動端末のフオリンエージェントである請求項 1 4または 1 5記載の移動端末管

1 9 . 現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームァドレスとを有する移動端末であって、通信相手リストを保持管理する手段と、接続するサブネットワークが変わったときに前記通信相手リストを添えて新たな気付ァドレスを通知するバィンディング更新要求を送信する手段とを備えた移動端末。

2 0 . 前記通信相手リストを保持管理する手段は、前記移動端末で行われる通信をモニタして通信回数が多い上位一定数の通信相手のリストを生成する手段を含む請求項 1 9記載の移動端末。

2 1 . 複数の相互に接続されたサブネットワークを備え、現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームアドレスとを有する移動端末を取り扱うネットワークにおけるエージェントであって、接続するサブネットワークが変わったときに前記移動端末から送信されるバインディング更新要求を受信する手段と、受信したバインディング更新要求に添付された通信相手リストに記載された各通信相手に前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームァドレスとのペアを通知する手段とを備えたエージヱント装置。

2 2 . 現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームァドレスとを有する移動端末を構成するコンビュータを、通信相手リストを保持管理する手段、接続するサブネットヮークが変わったときに前記通信相手リストを添えて新たな気付ァドレスを通知するバインディング更新要求を送信する手段、として機能させるプログラム。

2 3 . 前記通信相手リストを保持管理する手段は、前記移動端末で行われる通信をモニタして通信回数が多い上位一定数の通信相手のリストを生成する手段を含む請求項 2 2記載のプログラム。

2 4 . 複数の相互に接続されたサブネットワークを備え、現在接続しているサブネットワークに依存する気付ァドレスと依存しないホームアドレスとを有する移動端末を取り扱うネットワークにおけるエージェントを構成するコンピュータを、接続するサブネットワークが変わったときに前記移動端末から送信されるバインディング更新要求を受信する手段、受信したバインディング更新要求に添付された通信相手リストに記載された各通信相手に前記移動端末の最新の気付ァドレスとホームアドレスとのペアを通知する手段、として機能させるプログラム。