JP4577222B2 - 移動通信システム、無線基地局、および配信方法 - Google Patents

移動通信システム、無線基地局、および配信方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信装置から送信される所定のマルチキャストグループ宛の情報信号を、無線基地局を介して移動端末に送信する移動体通信システム、この移動体通信システムにて使用される無線基地局、および情報信号の配信方法に関するものである。
従来より、ネットワーク内で、送信装置が複数の相手を指定してファイルや動画像のデータ等の同じデータを配信するマルチキャスト通信を行う通信システムが広く知られている。このマルチキャスト通信においては、例えば、IGMP(Internet Group Management Protocol)や、MLD(Multicast Listener Discovery)等のプロトコルを用いて実行される。なお、本明細書(特許請求の範囲を含む)においては、「複数の受信装置にデータを送信するために、経路途中の他の装置が必要に応じて複製し、送信すること」を「配信」と定義する。
ここで、上記IGMP等のプロトコルを使用したIPネットワークを使用する場合においては、マルチキャストパケットの配信経路は、受信装置(例えば、携帯電話やナビゲーション装置等の移動端末)から送信装置の方向に確立される。詳細を説明すると、受信装置はIGMP-Joinパケット(経路確立要求)を受信装置が接続された(つまり、下位の)マルチキャストルータに送信する。なお、この経路確立要求には、マルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報(具体的には、グループ名とソースの情報)が含まれている。
これを受信したマルチキャストルータは、自身のマルチキャストルーティングテーブルにJoinパケットの要求マルチキャストグループを登録し、送信装置側(つまり、より上位の)マルチキャストルータにマルチキャストルーティングの経路確立要求を送信する。この要求を受信した送信装置側マルチキャストルータも同様にテーブルを更新し、マルチキャストルーティングの経路確立要求を送信する。これを繰り返すことにより、送信装置が接続している最上位のマルチキャストルータまでの経路を確立する。
別の受信装置からも同様のマルチキャストグループに対するJoinパケットが送信された際には、既に送信装置まで経路が確立されているマルチキャストルータまで経路の確立要求が行われる。この結果、この受信装置と送信装置の経路も確立される。
なお、マルチキャストルータは、自信の持つ別々の経路にそれぞれ受信装置が存在する場合に、マルチキャストパケットを配信(複製して各経路に送信)する。
このように、複数のマルチキャスト配信経路が存在する分岐点に位置するマルチキャストルータは、マルチキャストパケットを配信が必要な経路にのみ送信することにより、トラフィックを必要以上に増加させることがないので、ネットワークの帯域を有効に利用することができるのである。
ところで、IPマルチキャストにおいては、IP層(レイヤ3)の処理が可能なマルチキャストルータにて実現可能であるものの、データリンク層(レイヤ2)スイッチでは、その処理ができない。したがって、各経路に受信装置が存在するかどうかにかかわらず、受信したマルチキャストパケットを全ての経路に配信するので、帯域が無駄に消費されることになる。
レイヤ2スイッチにおいて帯域が無駄に消費されることを防止する方法として、IGMP-Snoopingという方法がある。これは、レイヤ2スイッチに受信装置からのJoinパケット(経路確立要求)が届くことで、レイヤ2スイッチが、レイヤ2スイッチに備えられた各ポートに受信装置が接続されているかどうかを認識し、マルチキャストパケットを該当するポートのみに配信することで、帯域を有効に利用することができるのである。
ところで、受信装置が有線を介してレイヤ2スイッチ等の中継装置に接続される場合、中継装置は受信装置が存在する経路の数だけマルチキャストパケットを複製して送信する必要がある。一方、複数の受信装置が無線基地局を介してマルチキャストパケットを受信する場合、無線基地局が送信するマルチキャストパケットの電波信号を複数の受信装置が同時に受信することができる。このため、無線基地局はマルチキャストパケットを複製する必要がなく、1台の受信装置に送信する場合と同じ使用帯域で、複数の受信装置への配信を行うことができる。
このように、受信装置が無線基地局を介してレイヤ2スイッチに接続される場合には、受信装置は移動端末として機能し、この移動端末は接続する無線基地局間を移動し接続無線基地局を切り替えることがある。この場合、切り替え前の無線基地局が接続されるレイヤ2スイッチのポートと切り替え後の無線基地局が接続されるレイヤ2スイッチのポートは異なるので、受信装置が移動したときに通信を継続するには、切り替え前後でレイヤ2スイッチにおいて、マルチキャストパケットを配信する経路を切り替える必要がある。
しかしながら、レイヤ2スイッチは、受信装置から送信するJoinパケット(経路確立要求)を受信することで、そのポートの先に受信装置の存在を認識し経路を確立するが、受信装置のJoinパケット送信は、マルチキャストグループに参加するときと、マルチキャストルータからのIGMP-Queryパケット(存在確認要求)を受信するときのみである。
このため、すでにマルチキャストグループに参加済みの受信装置が無線基地局間を移動した場合、マルチキャストルータからQueryパケットが送信され、受信装置がQueryパケットの応答としてJoinパケットを送信するまでは、受信装置はマルチキャストパケットを受信できない。マルチキャストルータのQueryパケットの送信間隔のデフォルト値は120秒なので、新たに接続した無線基地局の配下に同じマルチキャストグループに参加している受信装置が存在しない場合においては、移動後、平均60秒程度はマルチキャストパケットを受信できないことになる。
また、切り替え前の無線基地局の配下に同じマルチキャストグループに参加している受信装置が他にいない場合、マルチキャストルータからQueryパケットが送信され、切り替え前の無線基地局の配下からJoinパケットの応答がないことにより、レイヤ2スイッチは、その無線基地局が接続されているポートに受信装置がいなくなったことを認識する。
このため、受信装置が移動した後も、レイヤ2スイッチから切り替え前の無線基地局の接続するポートへマルチキャストパケットが配信され、この無線基地局から無線側にマルチキャストパケットが配信されるので、同様に平均して60秒程度は無線帯域が無駄に消費されてしまう。
そこで、マルチキャストルータの配下にレイヤ2スイッチが接続され、その配下に無線基地局が接続され、その配下に受信装置が存在する環境において、受信装置は、移動などで接続する無線基地局を切り替えたことにより、Joinパケット(経路確立要求)を送信する移動通信システムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。この移動通信システムによれば、レイヤ2スイッチもしくはマルチキャストルータに新たな配信経路を確立させることができ、マルチキャストパケットの受信までの遅延時間の短縮を実現している。
また、この移動通信システムにおいて、受信装置は無線基地局を切り替えたことにより、マルチキャストグループからの脱退を要求するためのIGMP-Leaveパケット(脱退要求)をマルチキャストルータに送信する。これにより、マルチキャストルータがQueryパケットを送信し、これに対するJoinパケットによる応答の有無により配信経路を削除することで、切り替え前の無線基地局における無線帯域の無駄な消費の防止を実現している。
特開2004−320725号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の移動通信システムでは、マルチキャストルータまでLeaveパケットが到達し、それに対するQueryパケットがマルチキャストルータから送信され、更に、Queryパケットに対するJoinパケットの応答が必要であり、この間は切り替え前の無線基地局における無線帯域の無駄な消費が発生している。
そこで本発明では、送信装置の配下に中継装置が接続され、その配下に無線基地局が接続され、その配下に受信装置が存在する環境において、受信装置が無線基地局間を移動し接続基地局を切り替えた際に切り替え前の無線基地局の無線帯域が無駄に消費されることを防ぐことの可能な移動体通信システム、無線基地局、および移動端末への配信方法を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するためになされた請求項1に記載の移動通信システムにおいては、移動端末が所定のマルチキャストグループに参加する際、および、所定のマルチキャストグループ宛に送信される情報信号を受信しながら自身が接続している無線基地局を切り替えた際に、経路確立要求送信手段が所定のマルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報を含み、情報信号の配信を受けるための経路を確立することを要求する経路確立要求を送信する。そして、無線基地局のマルチキャスト配信テーブル管理手段は、第1要求検知手段が自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルに登録し、第2要求検知手段が自身以外の無線基地局に備えられた各種要求送信手段により送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除する。さらに、無線基地局の送信制御手段は、中継装置から受信したマルチキャストパケットが自身のマルチキャスト配信テーブルにグループ識別情報として登録されているマルチキャストグループと同じマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットである場合のみに、中継装置から受信したマルチキャストパケットを自身の配下の無線ネットワークに送信する。
従って、本発明(請求項1)の移動通信システムによれば、マルチキャスト通信中の移動端末が無線基地局間を移動し接続基地局を切り替えた場合、移動端末から経路確立要求が送信される。この経路確立要求は新たに接続した無線基地局、有線を介して切り替え前の無線基地局に到達し、無線側へのマルチキャストパケットの配信を停止するので、切り替え前の無線基地局の無線帯域が無駄に消費されることを防ぐことができる。
なお、本発明でいう「配信」とは、必要なデータを複製して送信すること示す
また、請求項1に記載の移動通信システムにおいて、無線基地局は、請求項2に記載のように、この無線基地局自身の配下から移動端末が離脱したことを移動端末との接続強度により検知する離脱検知手段を備え、マルチキャスト配信テーブル管理手段は、離脱検知手段がこの無線基地局の配下から移動端末が離脱したことを検知した場合に、グループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するよう構成してもよい。
本発明(請求項2)の移動通信システムによれば、何らかの都合により切り替え前の無線基地局に経路確立要求(請求項1)が正常に送信されなかった場合においても速やかに配信テーブルからグループ識別情報を削除することができるので、無駄な配信を防止することができる。よって、無線帯域を無駄に消費することを防ぐことができる。
さらに、請求項1または請求項2に記載の移動通信システムにおいては、請求項3に記載のように、移動端末は、外部指令に基づいて、自身が属するマルチキャストグループに対応するグループ識別情報を含み、該マルチキャストグループから脱退することを要求する脱退要求を送信する脱退要求送信手段を備えており、各無線基地局のマルチキャスト配信テーブル管理手段は、第1要求検知手段が自身の配下に存在する移動端末から送信された脱退要求を受信したときにも、この脱退要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するよう構成されていてもよい。
本発明(請求項3)の移動通信システムによれば、無線基地局は、移動端末からの脱退
要求をもとに、自身の配下にマルチキャストパケットの配信が必要な移動端末が存在するか否かを特定できるので、無線ネットワークへの不要な配信を回避することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載の移動通信システムにおいては、請求項4に記載のように、中継装置の配下に、ツリー状に接続される複数の中継装置を備えていてもよい。
本発明(請求項4)の移動通信システムによれば、各レイヤ2スイッチが経路確立要求や脱退要求を自身に接続する無線基地局およびレイヤ2スイッチに配信するので、無線基地局は経路確立要求や脱退要求をもとにマルチキャストパケットを配信する必要があるか否かを判断することができる。
次に請求項5に記載の無線基地局は、請求項1に記載の移動通信システムを構成する無線基地局であって、請求項1に記載の無線基地局と同様の各種手段を有することを特徴としている
従って、これらのような無線基地局(請求項5)によれば、請求項1に記載の移動通信システムと同様に、無線側へのマルチキャストパケットの配信を停止することができるので、切り替え前の無線基地局の無線帯域が無駄に消費されることを防ぐことができる。
また、請求項5に記載の無線基地局においては、請求項6に記載のように、無線基地局自身の配下から移動端末が離脱したことを移動端末との接続強度により検知する離脱検知手段を備え、マルチキャスト配信テーブル管理手段は、離脱検知手段が無線基地局の配下から移動端末が離脱したことを検知した場合にも、グループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するよう構成してもよい。
本発明(請求項6)の無線基地局によれば、例えば、ビーコン応答の有無や電界強度などの移動端末との接続強度で、配下の移動端末の存在を確認でき、それにより、マルチキャスト配信テーブルの更新を行うことができる。したがって、無線基地局は、移動端末からの経路確立要求、脱退要求および離脱通知の到達を待つことなく、無線側へマルチキャストパケットを配信するか否かを迅速に判断できるので、無線帯域を無駄に消費することを防ぐことができる。
次に請求項7に記載の配信方法は、請求項1に記載の移動通信システムを構成する無線基地局が、配下の無線ネットワークに情報信号を配信する際の方法であって、請求項1に記載の無線基地局が有する各種手段を各種ステップ(方法)として実現することを特徴としている
本発明(請求項7)の配信方法によれば、無線基地局は、無線ネットワークから経路確立要求を受信することで、自身の配下にマルチキャスト配信を必要とする移動端末が存在することを認識することができる。一方、無線基地局は、送信装置側から経路確立要求または脱退要求を受信することで、マルチキャスト配信を必要とする移動端末が自身の配下から離脱したことを認識することができる。更に、マルチキャスト配信を必要とする移動端末と要求するマルチキャストグループをテーブル管理することで、同一のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを要求する移動端末の存在を確認できるため、マルチキャスト配信経路を誤って削除することもない。このように、無線基地局の配下の移動端末を一元管理することができるので、マルチキャストパケットを配信する必要があるか否かを迅速に判断できるので、無線帯域を無駄に消費することを防ぐことができる。
また、請求項7に記載の配信方法においては、請求項8に記載のように、無線基地局自身の配下から移動端末が離脱したことを移動端末との接続強度により検知する離脱検知ステップを備え、マルチキャスト配信テーブル管理ステップでは、離脱検知ステップにて無線基地局の配下から移動端末が離脱したことを検知した場合にも、グループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するよう構成してもよい。
従って、本発明(請求項8)の配信方法によれば、無線基地局は、移動端末からの脱退要求をもとに、自身の配下にマルチキャストパケットが必要な移動端末が存在するか否かを特定できるので、無線ネットワークへの不要な配信を回避することができる。
本発明によれば、マルチキャストルータの配下にレイヤ2スイッチが接続され、その配下に無線基地局が接続され、その配下に受信装置が存在する環境において、受信装置が無線基地局間を移動した際に切り替え前の無線基地局の無線帯域が無駄に消費されることを防ぐことの可能な移動体通信システム、無線基地局、移動端末、および移動端末への配信方法を提供することができた。
以降、本発明の実施形態を、図を用いて説明する。
(第一実施形態)
図1(a)は本発明の第一実施形態に係る移動通信システム1aの概念図である。この移動通信システム1aは、マルチキャストパケットをマルチキャスト通信で送信する送信装置10と、送信装置10から有線ネットワーク20を介して到達するマルチキャストパケットを配信する(複製し送信する)レイヤ2スイッチ30a(中継装置)と、レイヤ2スイッチ30aから配信されたパケットを配下の無線ネットワークに送信する無線基地局40a、40bとを含む。
本実施形態では、簡単のため、有線ネットワーク20にレイヤ2スイッチ30aが接続される例を示したが、有線ネットワーク20は、複数のマルチキャストルータやレイヤ2スイッチを利用して、複雑なネットワークを構成する場合もある。また、各無線基地局の下に描かれている円は、それぞれの無線基地局の通信可能な領域を示しており、移動端末50は最初、無線基地局40aに接続してマルチキャストパケットを受信している。
送信装置10は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理端末である。送信装置10は、例えば、ソフトウェア、動画像等のファイルデータ、リアルタイムに取得した動画、および、渋滞や事故等の交通情報等をマルチキャストパケットとして送信する。
レイヤ2スイッチ30aは、受信したマルチキャストパケットを複製し、配下の無線基地局40a、40bに配信する。この際、無線基地局の配下に複数のマルチキャスト受信装置が存在しても、無線基地局は一度無線送信するだけで、マルチキャストパケットを配信することができる。
無線基地局40a、40bは図1(b)に示すように機能的な構成要素として、経路確立要求検知部401(第1要求検知手段)と、脱退要求検知部402(第1要求検知手段)と、脱退検知部403(第2要求検知手段)と、マルチキャスト配信テーブル管理部404(マルチキャスト配信テーブル管理手段)と、送信制御部405(送信制御手段、各種要求送信手段)とを含む。経路確立要求検知部401は、無線基地局40a、40bの配下に存在する移動端末からのマルチキャスト配信の経路を確立するための要求を検知する部分である。
脱退要求検知部402は、無線基地局40a、40bの配下に存在する移動端末からのマルチキャストグループから脱退するための要求、および自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介して受信するマルチキャストグループ脱退要求を検知する部分である。
脱退検知部403は、自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介してマルチキャスト配信の経路確立要求を受信することで、自身の配下から移動端末が脱退したことを検知する部分である。
マルチキャスト配信テーブル管理部404は、経路確立要求検知部401、脱退要求検知部402および脱退検知部403の検知に応じて、各移動端末がどのマルチキャストグループを要求しているかを無線基地局40a、40bのマルチキャスト配信テーブルに登録、削除する部分である。つまり、マルチキャスト配信テーブルには、マルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報(グループ名やソース(IPアドレス、MACアドレス等))が登録および削除されることになる。
送信制御部405は、マルチキャスト配信テーブルに基づき、マルチキャスト配信の情報信号を無線側(無線ネットワーク側)に出力するか否かを判断する部分である。つまり、レイヤ2スイッチ30aから受信したマルチキャストパケットが自身のマルチキャスト配信テーブルにグループ識別情報として登録されているマルチキャストグループと同じマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットである場合のみに、レイヤ2スイッチ30aから受信したマルチキャストパケットを自身の配下の無線ネットワークに送信する。また、送信制御部405は、経路確立要求検知部401または脱退要求検知部402が検知した各種要求をレイヤ2スイッチ30aに送信する(各種要求送信手段)。
移動端末50は、マルチキャスト受信装置である。移動端末50は、所望のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信できるように、自身が接続している無線基地局40aを介し、有線ネットワーク20に存在するマルチキャストルータに対して、マルチキャスト配信の経路確立要求を送信する(経路確立要求手段)。また、移動端末50は、マルチキャストパケットの受信が不要になった場合に、同様に接続している無線基地局40aを介してマルチキャストグループの脱退要求を送信する(脱退要求送信手段)。また、移動端末50は、マルチキャスト通信中に無線基地局40aの配下から無線基地局40bの配下に移動した場合に、新たに接続した無線基地局40bを介してマルチキャスト配信の経路確立要求を送信する(経路確立要求送信手段)。
なお、各無線基地局40a,40bは、自身を識別するための基地局識別情報を送信するよう構成されており、移動端末50は、自身が接続している無線基地局40a,40bから送信された基地局識別情報を受信可能に構成されている(基地局識別情報取得手段)。よって、移動端末50は、受信した基地局識別情報に基づいて自身が接続している無線基地局40a,40bを識別することができ、移動端末50自身の移動により無線基地局40a,40bが切り替わったことも認識することができる。
このような移動通信システム1aにおいて、移動端末50が所定のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信することを例にとって、移動通信システム1aの動作、および移動通信システム1aを用いて実現する移動端末への配信方法を説明する。マルチキャストグループ(マルチキャストグループGとする)のアドレスは、例えば「225.0.0.1」のように指定される。
図1(a)では、既に移動端末50へのマルチキャスト配信経路が確立されているが、最初にこの配信経路の確立について説明する。移動端末50はマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信するために、自身の上流に接続されているマルチキャストルータに届くように、マルチキャスト配信の経路確立要求を送信する。このマルチキャストグループG宛の経路確立要求は、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケット配信要求や、マルチキャストグループGへの加入要求としての役割も有する。
無線基地局40a、40bは、有線側(送信装置10側)から到達するマルチキャストパケットを原則、無線側に送信しない。移動端末50が無線基地局40a配下において、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信するために、マルチキャスト配信の経路確立要求を送信する。この経路確立要求は、無線基地局40aには無線側から到達し、無線基地局40bには無線基地局40aおよびレイヤ2スイッチ30aを介して有線側から到達する。
また、この経路確立要求は、有線ネットワーク20に存在するマルチキャストルータにも到達する(経路確立要求はマルチキャストまたはブロードキャスト)。この際、無線基地局40aの経路確立要求検知部401が、配下に存在する移動端末50からのマルチキャスト配信の経路確立要求を検知する。この経路確立要求検知部401は、無線基地局40aの配下にいる移動端末50がどのマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信したいかが検知できればその原理が物理的にはどのようなものでもよく、例えば、どのマルチキャストグループ宛かを示す情報を含むブロードキャストパケットを検知するようにしてもよい。
無線基地局40aは、移動端末50がマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信したいことを検知すると、マルチキャスト配信テーブル管理部404において、マルチキャスト配信テーブルにマルチキャストグループGを登録する。一方、無線基地局40bの脱退検知部403が、無線基地局40aを介して、有線側から到達した移動端末50のマルチキャスト配信の経路確立要求を検知する。この検知により、無線基地局40bは、通常、マルチキャスト配信テーブル管理部404において、マルチキャスト配信テーブルにマルチキャストグループGを削除する。しかし、この場合、事前に登録されていないので、何も行わない。
有線ネットワーク20に存在するマルチキャストルータは、経路確立要求の到達により、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの経路を有線ネットワーク20内に確立する。以上より、送信装置10から移動端末50へのマルチキャスト配信経路が確立されることになる。
送信装置10から移動端末50へのマルチキャスト配信経路が確立すると、送信装置10から送信されたマルチキャストパケットは、有線ネットワーク20、レイヤ2スイッチ30a、無線基地局40aを介して、移動端末50へと到達することになる。レイヤ2スイッチ30aが無線基地局40bにマルチキャストパケットを配信してしまうが、無線基地局40bにおいて、送信制御部405がマルチキャスト配信テーブルを参照し、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを無線側に配信しないので、無駄に無線帯域を消費せず、マルチキャストパケットを必要とする受信装置のみにマルチキャストパケットを届けることができる。
また、移動端末50は、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの受信が不要になった場合、マルチキャストグループGからの脱退要求を送信する。無線基地局40aは、この脱退要求を受信するとマルチキャスト配信テーブルから移動端末50の要求するマルチキャストグループGを削除する。なお、無線基地局40aの配下にマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの受信を継続したい移動端末50以外の移動端末が存在する場合、無線基地局40aのマルチキャスト配信テーブルには移動端末50以外の移動端末によるマルチキャストグループGの登録が存在するため、マルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの受信を継続したい移動端末が存在するにもかかわらず、誤ってマルチキャスト配信経路が削除されることはない。
図1(a)のように移動端末50がマルチキャストグループGに加入しており、無線基地局40aを介してマルチキャストパケットを受信している状態で、移動端末50が図中の矢印のように移動し、図2のように接続無線基地局を無線基地局40aから無線基地局40bに切り替える動作について述べる。
図2(a)に示すように、移動端末50は、接続無線基地局を無線基地局40aから無線基地局40bに切り替えると、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続する無線基地局40bを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。この経路確立要求は、さらにレイヤ2スイッチ30aを介して無線基地局40aの有線ポートに到達する。
このとき、無線基地局40aにおいて、脱退検知部403が配下から移動端末50が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルから移動端末50の情報を削除する。一方、無線基地局40bにおいては、経路確立要求検知部401が移動端末50のマルチキャスト配信の経路確立要求を検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルに移動端末50の情報を登録する。
このようにすることにより、図2(b)に示すように、無線基地局40aはマルチキャストグループG宛の配信を停止し、無線基地局40bはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。つまり、接続無線基地局の切り替えに伴う移動端末50からの経路確立要求のみにより、移動端末50が無線基地局40bを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信できるのはもちろんのことだが、同時に、無線基地局40aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
なお、移動端末50が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局40bに接続した場合は、無線基地局40bに接続した後に、無線基地局40bを介して再度、脱退要求を送信する。この脱退要求は、先程の経路確立要求と同様にして、無線基地局40aにも到達する。このとき、無線基地局40aにおいて、脱退検知部403が配下から移動端末50が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルから移動端末50の情報を削除する。したがって、無線基地局40aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
図3は、図1(a)から図2(b)における無線基地局の無線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)を受信するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、無線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS101)。IGMPパケットであれば、経路確立要求か脱退要求かを判定する(ステップS102およびステップS104)。経路確立要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを許可する(ステップS103)。脱退要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS105)。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS106)。
図4は、図1(a)から図2(b)における無線基地局の有線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)を受信するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、有線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS111)。IGMPパケットであれば、経路確立要求もしくは脱退要求であるかどうかを判定する(ステップS112およびステップS113)。経路確立要求もしくは脱退要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS114)。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS115)。
無線基地局がこれらのフローチャートに従うことで、移動後すぐにマルチキャストパケットの受信を開始することができるとともに、切り替え前のマルチキャスト配信経路を迅速に削除し、無線帯域を有効に利用することができる。また、無線基地局がマルチキャスト配信経路を削除する前に、マルチキャスト配信テーブルにて、同一のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを要求する移動端末の存在を確認しているため、マルチキャスト配信経路を誤って削除することもない。
(第二実施形態)
図5は、本発明の第二実施形態に係る移動通信システム2aの概念図を示す。上記の説明では、同一のレイヤ2スイッチ配下に、複数の無線基地局が接続していたが、この図に示すように、レイヤ2スイッチがツリー構造のように接続されていてもよく、各レイヤ2スイッチに接続される無線基地局が、上記の説明のように移動端末からの経路確立要求もしくは脱退要求を見て、移動端末50毎に、個別に自身のマルチキャスト配信テーブルに関する処理を行うことで、受信装置の存在しない無線エリアにマルチキャストパケットが配信されることを即座に停止し、不要なマルチキャストパケットの配信を削減して無線帯域が無駄に使用されることを防止することが可能となる。つまり、マルチキャスト配信テーブルには、マルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報に加えて、移動端末を識別するための移動端末識別情報が、移動端末50毎に登録または削除されることになる。
図5のように移動端末50がマルチキャストグループGに加入しており、無線基地局40bを介してマルチキャストパケットを受信している状態で、移動端末50が図中の矢印のように移動し、図6のように接続無線基地局を無線基地局40bから無線基地局40cに切り替える動作について述べる。
図6(a)に示すように、移動端末50は、接続無線基地局を無線基地局40bから無線基地局40cに切り替えると、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続した無線基地局40cを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。
この経路確立要求は、さらにレイヤ2スイッチ30c、30a、30bを介して無線基地局40bの有線ポートに到達する。このとき、無線基地局40bにおいて、脱退検知部403が配下から移動端末50が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルから移動端末50の情報を削除する。一方、無線基地局40cにおいては、経路確立要求検知部401が移動端末50のマルチキャスト配信の経路確立要求を検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルに移動端末50の情報を登録する。
このようにすることにより、図6(b)に示すように、無線基地局40bはマルチキャストグループG宛の配信を停止し、無線基地局40cはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。つまり、接続無線基地局の切り替えに伴う移動端末50からの経路確立要求のみにより、移動端末50が無線基地局40cを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信できるのはもちろんのことだが、同時に、無線基地局40bの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
なお、移動端末50が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局40cに接続した場合は、無線基地局40bに接続した後に、無線基地局40cを介して再度、脱退要求を送信する。この脱退要求は、先程の経路確立要求と同様にして、無線基地局40bにも到達する。このとき、無線基地局40bにおいて、脱退検知部403が配下から移動端末50が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部404がマルチキャスト配信テーブルから移動端末50の情報を削除する。したがって、無線基地局40bの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
(第三実施形態)
図7(a)は、本発明の第三実施形態に係る移動通信システム3aの概念図を示す。この移動通信システム3aは、マルチキャストパケットをマルチキャスト通信で送信する送信装置60と、送信装置60から有線ネットワーク70を介して到達するマルチキャストパケットを配信する(複製し送信する)マルチキャストルータ80と、マルチキャストルータ80から配信されたパケットを配下の無線基地局に配信するにレイヤ2スイッチ90a、90bと、レイヤ2スイッチ90a、90bから配信されたパケットを配下の無線ネットワークに送信する無線基地局100a、100b、100c、100dとを含む。
有線ネットワーク70は、複数のマルチキャストルータやレイヤ2スイッチを利用して、複雑なネットワークを構成する場合もある。移動端末110は最初、無線基地局100aに接続してマルチキャストパケットを受信している。
送信装置60は、例えば、ソフトウェア、動画像等のファイルデータ、リアルタイムに取得した動画、および、渋滞や事故等の交通情報等をマルチキャストパケットとして送信する。
マルチキャストルータ80は、受信したマルチキャストパケットを必要に応じて複製し、配下のレイヤ2スイッチ90a、90bに配信する。
レイヤ2スイッチ90a、90bは、受信したマルチキャストパケットを複製し、配下の無線基地局100a、100b、100c、100dに配信する。この際、無線基地局の配下に複数のマルチキャスト受信装置が存在しても、無線基地局は一度無線送信するだけで、マルチキャストパケットを配信することができる。
無線基地局100a、100b、100c、100dは図7(b)に示すように機能的な構成要素として、経路確立要求検知部1001(第1要求検知手段)と、脱退要求検知部1002(第1要求検知手段)と、脱退検知部1003(第2要求検知手段)と、離脱通知検知部1004(第2要求検知手段)と、マルチキャスト配信テーブル管理部1005(マルチキャスト配信テーブル管理手段)と、送信制御部1007(送信制御手段)とを含む。経路確立要求検知部1001は、無線基地局自身の配下に存在する移動端末からのマルチキャスト配信の経路を確立するための要求を検知する部分である。
脱退要求検知部1002は、無線基地局自身の配下に存在する移動端末からのマルチキャストグループから脱退するための要求、および自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介して受信するマルチキャストグループ脱退要求を検知する部分である。
脱退検知部1003は、自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介してマルチキャスト配信の経路確立要求を受信することで、自身の配下から移動端末が脱退したことを検知する部分である。
離脱通知検知部1004は、無線基地局自身の配下から離脱した移動端末から、自身以外の無線基地局を介して通知される離脱通知を受信することで、自身の配下から移動端末が離脱したことを検知する部分である。
マルチキャスト配信テーブル管理部1005は、経路確立要求検知部1001、脱退要求検知部1002、脱退検知部1003および離脱通知検知部1004の検知に応じて、各移動端末がどのマルチキャストグループを要求しているかを無線基地局のマルチキャスト配信テーブルに登録、削除する部分である。
送信制御部1007は、マルチキャスト配信テーブルに基づき、マルチキャスト配信の情報信号を無線側に出力するか否かを判断する部分である。
移動端末110は、マルチキャスト受信装置である。移動端末110は、所望のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信できるように、自身が接続している無線基地局を介し、マルチキャストルータ80に対して、マルチキャスト配信の経路確立要求を送信する。また、移動端末110は、マルチキャストパケットの受信が不要になった場合に、同様に接続している無線基地局を介してマルチキャストグループの脱退要求を送信する。また、移動端末110は、マルチキャスト通信中に無線基地局100aの配下から無線基地局100bの配下に移動した場合に、新たに接続した無線基地局100bを介してマルチキャスト配信の経路確立要求と無線基地局100aに対する離脱通知を送信する(離脱通知送信手段)。
このような移動通信システム3aにおいて、移動端末110が所定のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信することを例にとって、移動通信システム3aの動作、および移動通信システム3aを用いて実現する移動端末への配信方法を説明する。
今、図7(a)のように移動端末110がマルチキャストグループGに加入しており、無線基地局100aを介してマルチキャストパケットを受信している状態で、移動端末110が図中の矢印のように移動し、接続無線基地局を無線基地局100aから無線基地局100b、無線基地局100cと切り替えていく動作について述べる。
図7(a)では、移動端末110は、無線基地局100aとの接続時に無線リンクの認証とともに無線基地局100aのIPアドレスまたはMACアドレスを取得する。
図8(a)に示すように、移動端末110が図中の矢印のように移動し、接続無線基地局を無線基地局100bに切り替えると、移動端末110は無線基地局100bとの間の無線リンクの認証とともに無線基地局100bのIPアドレスまたはMACアドレスを取得する。一方では、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続した無線基地局100bを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。さらには、図中の一点鎖線矢印で示すように、切り替え前に取得した無線基地局100aのIPアドレスまたはMACアドレスを基にして、無線基地局100aに移動端末110の離脱通知をユニキャストで送信する。
経路確立要求は、レイヤ2スイッチ90aを介して無線基地局100aの有線ポートとマルチキャストルータ80に到達する。また、離脱通知は、レイヤ2スイッチ90aを介して無線基地局100aの有線ポートに到達する。このとき、無線基地局100aにおいて、脱退検知部1003もしくは離脱通知検知部1004が配下から移動端末110がいなくなったことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除する。無線基地局100bにおいては、経路確立要求検知部1001が移動端末110のマルチキャスト配信の経路確立要求を検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルに移動端末110の情報を登録する。
このようにすることにより、図8(b)に示すように、無線基地局100aはマルチキャストグループG宛の配信を停止し、無線基地局100bはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。つまり、接続無線基地局の切り替えに伴う移動端末110からの経路確立要求および離脱通知により、移動端末110が無線基地局100bを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信できるのはもちろんのことだが、同時に、無線基地局100aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
なお、移動端末110が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局100bに接続した場合は、無線基地局100bに接続した後に、無線基地局100bを介して再度、脱退要求と離脱通知を送信する。この脱退要求と離脱通知は、先程の経路確立要求と同様にして、無線基地局100aに到達する。このとき、無線基地局100aにおいて、脱退検知部1003もしくは離脱通知検知部1004が配下から移動端末110がいなくなったことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除する。したがって、無線基地局100aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
次に、図9(a)のように、異なるサブネットに接続される無線基地局間を移動する場合について説明する。図9(b)に示すように、移動端末110は、接続無線基地局を無線基地局100bから無線基地局100cに切り替えると、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続した無線基地局100cを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。これにより、図10(a)のように無線基地局100cはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。しかしながら、この経路確立要求は、マルチキャストルータを通過することはできないので、無線基地局100bには到達しない。
一方、図中の一点鎖線矢印で示す離脱通知は、切り替え前に取得した無線基地局100bのIPアドレスまたはMACアドレスを基にして、無線基地局100bにユニキャスト送信する。このとき、無線基地局100bの離脱通知検知部1004が配下から移動端末110がいなくなったことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除する。
このようにすることにより、図10(b)に示すように、無線基地局100bはマルチキャストグループG宛の配信を停止し、無線基地局100cはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。その後、図11に示すようにマルチキャストルータ80がレイヤ2スイッチ90a側へのマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの配信を停止する。つまり、接続無線基地局の切り替えに伴う移動端末110からの経路確立要求により、移動端末110が無線基地局100cを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信できる。
また、無線基地局100bは、自身の配下から離脱した移動端末が存在することを認識し、既存のマルチキャストルーティング技術によるマルチキャストグループG宛の配信の停止よりも迅速に停止することができ、無線帯域が無駄に使用されることを防止することが可能となる。
なお、移動端末110が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局100cに接続し、無線基地局100cを介して再度、脱退要求と離脱通知を送信する場合でも、同様のことが言える。
図12は、図7(a)から図11における無線基地局の無線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)を受信するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、無線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS301)。IGMPパケットであれば、経路確立要求か脱退要求かを判定する(ステップS302およびステップS304)。経路確立要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを許可する(ステップS303)。
脱退要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS305)。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS306)。
図13は、図7(a)から図11における無線基地局の有線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)および離脱通知を受信するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、有線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS311)。IGMPパケットであれば、経路確立要求もしくは脱退要求であるかどうかを判定する(ステップS312およびステップS313)。IGMPパケットでなければ、離脱通知かどうかを判定する(ステップS314)。経路確立要求もしくは脱退要求もしくは離脱通知であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS315)。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS316)。
無線基地局がこれらのフローチャートに従うことで、移動後すぐにマルチキャストパケットの受信を開始することができるとともに、切り替え前のマルチキャスト配信経路を迅速に削除し、無線帯域を有効に利用することができる。また、無線基地局がマルチキャスト配信経路を削除する前に、マルチキャスト配信テーブルにて、同一のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを要求する移動端末の存在を確認しているため、マルチキャスト配信経路を誤って削除することもない。
(第四実施形態)
図14(a)は、本発明の第四実施形態に係る移動通信システム4aの概念図を示す。この移動通信システム4aは、マルチキャストパケットをマルチキャスト通信で送信する送信装置60と、送信装置60から有線ネットワーク70を介して到達するマルチキャストパケットを配信する(複製し送信する)マルチキャストルータ80と、マルチキャストルータ80から配信されたパケットを配下の無線基地局に配信するにレイヤ2スイッチ90a、90bと、レイヤ2スイッチ90a、90bから配信されたパケットを配下の無線ネットワークに送信する無線基地局100a、100b、100c、100dとを含む。
有線ネットワーク70は、複数のマルチキャストルータやレイヤ2スイッチを利用して、複雑なネットワークを構成する場合もある。移動端末110は最初、無線基地局100aに接続してマルチキャストパケットを受信している。
送信装置60は、例えば、ソフトウェア、動画像等のファイルデータ、リアルタイムに取得した動画、および、渋滞や事故等の交通情報等をマルチキャストパケットとして送信する。
マルチキャストルータ80は、受信したマルチキャストパケットを必要に応じて複製し、配下のレイヤ2スイッチ90a、90bに配信する。
レイヤ2スイッチ90a、90bは、受信したマルチキャストパケットを複製し、配下の無線基地局100a、100b、100c、100dに配信する。この際、無線基地局の配下に複数のマルチキャスト受信装置が存在しても、無線基地局は一度無線送信するだけで、マルチキャストパケットを配信することができる。
無線基地局100a、100b、100c、100dは図14(b)に示すように機能的な構成要素として、経路確立要求検知部1001(第1要求検知手段)と、脱退要求検知部1002(第1要求検知手段)と、脱退検知部1003(第2要求検知手段)と、マルチキャスト配信テーブル管理部1005(マルチキャスト配信テーブル管理手段)と、移動端末削除部1006(送信制御手段)と、送信制御部1007(送信制御手段)とを含む。
経路確立要求検知部1001は、無線基地局自身の配下に存在する移動端末からのマルチキャスト配信の経路を確立するための要求を検知する部分である。
脱退要求検知部1002は、無線基地局自身の配下に存在する移動端末からのマルチキャストグループから脱退するための要求、および自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介して受信するマルチキャストグループ脱退要求を検知する部分である。
脱退検知部1003は、自身以外の無線基地局の配下に存在する移動端末から自身以外の無線基地局を介してマルチキャスト配信の経路確立要求を受信することで、自身の配下から移動端末が脱退したことを検知する部分である。
マルチキャスト配信テーブル管理部1005は、経路確立要求検知部1001、脱退要求検知部1002および脱退検知部1003の検知に応じて、各移動端末がどのマルチキャストグループを要求しているかを無線基地局のマルチキャスト配信テーブルに登録、削除する部分である。
移動端末削除部1006は、無線基地局自身の配下から移動端末が離脱したことをビーコン応答の有無や電界強度などの移動端末との接続強度(例えば、この接続強度(受信レベル)が予め設定された閾値よりも弱いか否か)により検知してマルチキャスト配信テーブルから削除する部分である。
送信制御部1007は、マルチキャスト配信テーブルに基づき、マルチキャスト配信の情報信号を無線側に出力するか否かを判断する部分である。
移動端末110は、マルチキャスト受信装置である。移動端末110は、所望のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信できるように、自身が接続している無線基地局を介し、マルチキャストルータ80に対して、マルチキャスト配信の経路確立要求を送信する。また、移動端末110は、マルチキャストパケットの受信が不要になった場合に、同様に接続している無線基地局を介してマルチキャストグループの脱退要求を送信する。また、移動端末110は、マルチキャスト通信中に無線基地局100aの配下から無線基地局100bの配下に移動した場合に、新たに接続した無線基地局100bを介してマルチキャスト配信の経路確立要求を送信する。
このような移動通信システム4aにおいて、移動端末110が所定のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを受信することを例にとって、移動通信システム4aの動作、および移動通信システム4aを用いて実現する移動端末への配信方法を説明する。
今、図14(a)のように移動端末110がマルチキャストグループGに加入しており、無線基地局100aを介してマルチキャストパケットを受信している状態で、移動端末110が図中の矢印のように移動し、接続無線基地局を無線基地局100aから無線基地局100b、無線基地局100cと切り替えていく動作について述べる。
まず、図15(a)に示すように、移動端末110は、接続無線基地局を無線基地局100aから無線基地局100bに切り替えると、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続した無線基地局100bを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。この経路確立要求は、さらにレイヤ2スイッチ90aを介して無線基地局100aの有線ポートとマルチキャストルータ80に到達する。
このとき、無線基地局100aにおいて、脱退検知部1003が配下から移動端末110が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除する。無線基地局100bにおいては、経路確立要求検知部1001が移動端末110のマルチキャスト配信の経路確立要求を検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルに移動端末110の情報を登録する。一方、マルチキャストルータ80においては、既に経路が確立されている状態であるので、何もしない。
このようにすることにより、図15(b)に示すように、無線基地局100aはマルチキャストグループG宛の配信を停止し、無線基地局100bはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。つまり、接続無線基地局の切り替えに伴う移動端末110からの経路確立要求のみにより、移動端末110が無線基地局100bを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信できるのはもちろんのことだが、同時に、無線基地局100aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
なお、移動端末110が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局100bに接続した場合は、無線基地局100bに接続した後に、無線基地局100bを介して再度、脱退要求を送信する。この脱退要求は、先程の経路確立要求と同様にして、無線基地局100aにも到達する。
このとき、無線基地局100aにおいて、脱退検知部1003が配下から移動端末110が脱退したことを検知し、マルチキャスト配信テーブル管理部1005がマルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除する。
したがって、無線基地局100aの配下から離脱した移動端末が存在することを認識でき、マルチキャストグループG宛の配信の停止を迅速に実行することができる。
次に、図16(a)のように、異なるサブネットに接続される無線基地局間を移動する場合について説明する。図16(b)に示すように、移動端末110は、接続無線基地局を無線基地局100bから無線基地局100cに切り替えると、図中の点線矢印で示すように、切り替え後に接続した無線基地局100cを介して、マルチキャストグループGに関する経路確立要求を送信する。
これにより、図17(a)のように無線基地局100cはマルチキャストグループG宛の配信を開始する。しかしながら、この経路確立要求は、マルチキャストルータを通過することはできないので、無線基地局100bには到達しない。したがって、無線基地局100bにおいて、マルチキャストグループG宛の配信を停止できない。
また、移動端末110が無線基地局の配下の外でマルチキャストグループGに関する脱退要求を送信した後に無線基地局100cに接続し、無線基地局100cを介して再度、脱退要求を送信する場合でも、同様にして、脱退要求が無線基地局100bに到達しないため、マルチキャストグループG宛の配信を停止できない。これは、経路確立要求および脱退要求は、(上記で述べてきたように)マルチキャストパケットもしくはブロードキャストパケットを想定しているためである。
そこで、無線基地局100bの移動端末削除部1006により、配下から移動端末が離脱したことを検知することで、マルチキャスト配信テーブルから移動端末110の情報を削除し、マルチキャストグループG宛の配信を停止する。なお、この方法を用いれば、移動端末が移動などにより、いずれの無線基地局とも接続しなくなる場合においても、マルチキャストグループG宛の配信を停止することが可能になるという効果も得られる。
以上より、図17(b)に示すように、移動端末110が無線基地局100cを介してマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットを受信でき、同時に、無線基地局100bからのマルチキャストグループG宛の配信を停止する。その後、図18に示すようにマルチキャストルータ80がレイヤ2スイッチ90a側へのマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケットの配信を停止する。
つまり、無線基地局100bは、自身の配下から離脱した移動端末が存在することを認識し、既存のマルチキャストルーティング技術によるマルチキャストグループG宛の配信の停止よりも迅速に停止することができ、無線帯域が無駄に使用されることを防止することが可能となる。
図19は、図14(a)から図18における無線基地局の無線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)を受信するとき、および、無線基地局の配下から移動端末が離脱したことを検知し、削除するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、無線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS402)。
IGMPパケットであれば、経路確立要求か脱退要求かを判定する(ステップS403およびステップS405)。経路確立要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを許可する(ステップS404)。
脱退要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS406)。
また、無線基地局は、自身の配下に存在する移動端末の離脱を常に監視し(ステップS401)、離脱を検知するとステップS406の処理を行う。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS407)。
図20は、図14(a)から図18における無線基地局の有線側からIGMPパケット(経路確立要求または脱退要求)を受信するときの動作を示すフローチャートである。無線基地局は、有線側から受信したパケットがIGMPパケットかどうかを判定する(ステップS411)。
IGMPパケットであれば、経路確立要求もしくは脱退要求であるかどうかを判定する(ステップS412およびステップS413)。経路確立要求もしくは脱退要求であれば、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットの受信を要求する他の移動端末が配下にいるかどうかを判定する(ステップS414)。受信を要求する移動端末がいなければ、要求されたマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを無線側に送信することを禁止する(ステップS415)。
無線基地局がこれらのフローチャートに従うことで、移動後すぐにマルチキャストパケットの受信を開始することができるとともに、切り替え前のマルチキャスト配信経路を迅速に削除し、無線帯域を有効に利用することができる。また、無線基地局がマルチキャスト配信経路を削除する前に、マルチキャスト配信テーブルにて、同一のマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットを要求する移動端末の存在を確認しているため、マルチキャスト配信経路を誤って削除することもない。
(第五実施形態)
上記に示す第三実施形態の特徴である無線基地局の離脱通知検知部1004と、第四実施形態の特徴である無線基地局の移動端末削除部1006の両方を持つ実施形態も考えられる(図21参照)。
(第六実施形態)
上記に示す第一実施形態から第五実施形態の送信装置に代わって、移動端末がマルチキャストパケットをマルチキャスト通信で送信する実施形態も考えられる。この場合、送信する移動端末が無線基地局へのアップリンクを利用するが、その点以外は第一実施形態から第五実施形態で説明したようにシステムは動作する。
本発明の第一実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図(a)、本発明の第一実施形態に係る無線基地局の構成を示した図(b)である。 本発明の第一実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第一実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第二実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図(a)、本発明の第三実施形態に係る無線基地局の構成を示した図(b)である。 本発明の第三実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図(a)、本発明の第四実施形態に係る無線基地局の構成を示した図(b)である。 本発明の第四実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第四実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第四実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第四実施形態に係る移動通信システムの構成を示した図である。 本発明の第四実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係る移動端末への配信方法を示したフローチャートである。 本発明の第五実施形態に係る無線基地局の構成を示した図である。
符号の説明
1a〜4a…移動通信システム、10,60…送信装置、20,70…有線ネットワーク、30a〜30c,90a〜90b…レイヤ2スイッチ、40a〜40d,100a〜100d…無線基地局、50,110…移動端末、80…マルチキャストルータ。

Claims (8)

  1. 送信装置から送信される所定のマルチキャストグループ宛の情報信号に対し、受信した情報信号を配下のネットワークに向けて配信することが可能であって、かつ配下のネットワークから受信した各種要求を前記送信装置側および配下のネットワークに向けて配信することが可能な中継装置と、
    前記中継装置に接続され、前記中継装置により配信された情報信号を配下の無線ネットワークに配信することが可能な複数の無線基地局と、
    前記何れかの無線基地局から配信される情報信号を受信する移動端末と、
    を備えた移動通信システムであって、
    前記移動端末は、
    所定のマルチキャストグループに参加する際、および、所定のマルチキャストグループ宛に送信される情報信号を受信しながら自身が接続している無線基地局を切り替えた際に、前記所定のマルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報を含み、前記情報信号の配信を受けるための経路を確立することを要求する経路確立要求を送信する経路確立要求送信手段を備え、
    前記各無線基地局は、
    自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を含む各種要求を検知する第1要求検知手段と、
    前記第1要求検知手段が検知した各種要求を前記中継装置に送信する各種要求送信手段と、
    前記自身以外の無線基地局に備えられた各種要求送信手段から配信された各種要求を検知する第2要求検知手段と、
    前記第1要求検知手段が自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルに登録し、前記第2要求検知手段が自身以外の無線基地局に備えられた各種要求送信手段により送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するマルチキャスト配信テーブル管理手段と、
    前記中継装置から受信したマルチキャストパケットが自身のマルチキャスト配信テーブルに前記グループ識別情報として登録されているマルチキャストグループと同じマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットである場合のみに、前記中継装置から受信したマルチキャストパケットを自身の配下の無線ネットワークに送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記無線基地局は、
    当該無線基地局自身の配下から前記移動端末が離脱したことを前記移動端末との接続強度により検知する離脱検知手段を備え、
    前記マルチキャスト配信テーブル管理手段は、前記離脱検知手段が当該無線基地局の配下から前記移動端末が離脱したことを検知した場合に、この移動端末が属するマルチキャストグループに対応するグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除すること
    を特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動端末は、
    外部指令に基づいて、自身が属するマルチキャストグループに対応するグループ識別情報を含み、該マルチキャストグループから脱退することを要求する脱退要求を送信する脱退要求送信手段を備え、
    前記各無線基地局のマルチキャスト配信テーブル管理手段は、前記第1要求検知手段が自身の配下に存在する移動端末から送信された脱退要求を受信したときにも、この脱退要
    求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記中継装置の配下に、ツリー状に接続される複数の中継装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の移動通信システム。
  5. 送信装置から送信される所定のマルチキャストグループ宛の情報信号に対し、受信した情報信号を配下のネットワークに向けて配信することが可能であって、かつ配下のネットワークから受信した各種要求を前記送信装置側および配下のネットワークに向けて配信することが可能な中継装置と、
    前記中継装置に接続され、前記中継装置により配信された情報信号を配下の無線ネットワークに配信することが可能な無線基地局と、
    前記無線基地局から配信される情報信号を受信するとともに、所定のマルチキャストグループに参加する際、および、所定のマルチキャストグループ宛に送信される情報信号を受信しながら自身が接続している無線基地局を切り替えた際に、前記所定のマルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報を含み、前記情報信号の配信を受けるための経路を確立することを要求する経路確立要求を送信する移動端末と、
    を備えた移動通信システムを構成する無線基地局であって、
    自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を含む各種要求を検知する第1要求検知手段と、
    前記第1要求検知手段が検知した各種要求を前記中継装置に送信する各種要求送信手段と、
    前記自身以外の無線基地局に備えられた各種要求送信手段から配信された各種要求を検知する第2要求検知手段と、
    前記第1要求検知手段が自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルに登録し、前記第2要求検知手段が自身以外の無線基地局に備えられた各種要求送信手段により送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するマルチキャスト配信テーブル管理手段と、
    前記中継装置から受信したマルチキャストパケットが自身のマルチキャスト配信テーブルに前記グループ識別情報として登録されているマルチキャストグループと同じマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットである場合のみに、前記中継装置から受信したマルチキャストパケットを自身の配下の無線ネットワークに送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  6. 当該無線基地局自身の配下から前記移動端末が離脱したことを前記移動端末との接続強度により検知する離脱検知手段を備え、
    前記マルチキャスト配信テーブル管理手段は、前記離脱検知手段が当該無線基地局の配下から前記移動端末が離脱したことを検知した場合にも、この移動端末が属するマルチキャストグループに対応するグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除すること
    を特徴とする請求項5に記載の無線基地局。
  7. 送信装置から送信される所定のマルチキャストグループ宛の情報信号に対し、受信した情報信号を配下のネットワークに向けて配信することが可能であって、かつ配下のネットワークから受信した各種要求を前記送信装置側および配下のネットワークに向けて配信することが可能な中継装置と、
    前記中継装置に接続され、前記中継装置により配信された情報信号を配下の無線ネットワークに配信することが可能な無線基地局と、
    前記無線基地局から配信される情報信号を受信するとともに、所定のマルチキャストグループに参加する際、および、所定のマルチキャストグループ宛に送信される情報信号を受信しながら自身が接続している無線基地局を切り替えた際に、前記所定のマルチキャストグループを識別するためのグループ識別情報を含み、前記情報信号の配信を受けるための経路を確立することを要求する経路確立要求を送信する移動端末と、
    を備えた移動通信システムを構成する無線基地局が、配下の無線ネットワークに前記情報信号を配信するための配信方法であって、
    自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を含む各種要求を検知する第1要求検知ステップと、
    前記第1要求検知ステップにて検知した各種要求を前記中継装置に送信する要求送信ステップと、
    前記自身以外の無線基地局から配信された各種要求を検知する第2要求検知ステップと、
    前記第1要求検知ステップにて自身の配下に存在する移動端末から送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルに登録し、前記第2要求検知ステップにて自身以外の無線基地局により送信された経路確立要求を検知すると、この経路確立要求に含まれるグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除するマルチキャスト配信テーブル管理ステップと、
    前記中継装置から受信したマルチキャストパケットが自身のマルチキャスト配信テーブルに前記グループ識別情報として登録されているマルチキャストグループと同じマルチキャストグループ宛のマルチキャストパケットである場合のみに、前記中継装置から受信したマルチキャストパケットを自身の配下の無線ネットワークに送信する送信制御ステップと、
    を実施することを特徴とする配信方法。
  8. 当該無線基地局自身の配下から前記移動端末が離脱したことを前記移動端末との接続強度により検知する離脱検知ステップを備え、
    前記マルチキャスト配信テーブル管理ステップでは、前記離脱検知ステップにて当該無線基地局の配下から前記移動端末が離脱したことを検知した場合にも、この移動端末が属するマルチキャストグループに対応するグループ識別情報を自身のマルチキャスト配信テーブルから削除すること
    を特徴とする請求項7に記載の配信方法。
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