JP2005294879A - 移動通信システム及び移動通信システムによる同報通信方法 - Google Patents

移動通信システム及び移動通信システムによる同報通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基地局制御装置から無線基地局を介して各移動無線端末へ同報通信する際に、余分な通信データ量を軽減することにより効率よくデータ配信することの可能な移動通信システムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク側より同報通信用データ108を受信した基地局制御装置107から無線基地局104、l05を介して移動無線端末101、l02、103へ同報通信用データを送信する移動通信システム100において、基地局制御装置は、無線基地局から送信先である移動無線端末へ同報通信用データの転送を行う無線チャネルの種類を識別する手段と、無線チャネルが複数の移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、同報通信用データに同報サービス用端末識別子を付与する手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1





Description

本発明は、移動通信システムに係り、特に特定グループへの同報通信サービスを行う移動通信システムに関する。
近年、高度情報化が進む中、即時性と機能性に優れた移動通信システムが注目され、携帯電話や自動車電話など種々の形態で利用されている。これら移動通信を実現する上で無線通信の重要性がより高まってきている。また、無線同報通信システムにおいて、移動局の識別番号をグループ化することにより、基地局と移動無線端末グループとの間で無線基地局を介して同報通信が行われている。
まず、図9に従来の同報通信サービスを行う移動通信システムのシステム構成図の一例を示す。移動通信システム900において、移動無線端末901、902は、無線基地局904とそれぞれ無線共通チャネルf1を使用して通信を行う。移動無線端末903は、無線基地局905と無線個別チャネルf2を使用して通信を行う。すなわち、移動無線端末と無線基地局は、無線個別チャネル、または無線共通チャネルを使用して通信を行う。
通常、無線個別チャネルは、移動無線端末毎に割り当てられ、各移動無線端末がその無線個別チャネルを占有してデータ通信を行う。また、無線共通チャネルは、移動無線端末が呼接続等の通信アクセス状態にあり、無線個別チャネルが割り当てられていない場合、またはその通信データ量が極端に少なく、無線個別チャネルを割り当てる必要がないと判断される場合に使用される。
無線共通チャネルf1を使用する場合は、無線共通チャネルf1に割り当てられた各移動無線端末901、902が同じ無線共通チャネルf1を使用してデータ908を送受信することになるため、どの移動無線端末のデータかを判別するために、送受信するデータには、移動無線端末識別子909、910が付与されており、この識別子を判断することで通信中の移動無線端末を識別することができる。
このような移動通信システムにおいて、グループ同報といった特定グループに対する1対多通信のデータ配信サービスを実現しようとした場合、特に同一無線基地局配下で複数の移動無線端末が同一グループの同報サービスを使用する場合において、無線個別チャネルf2を使用すると、基地局制御装置907、及び無線基地局905は、各々の移動無線端末903毎の各無線個別チャネルにデータを送信しなければならない。
また、無線共通チャネルf1を割り当てた場合についても、移動無線端末901、902は、受信したデータの移動無線端末識別子909、910を元に識別するために、やはり基地局制御装置907及び無線基地局904は、各移動無線端末901、902毎にそれぞれのデータを送信しなければならない。
なお、移動通信システムにおいて、複数移動無線端末に対して情報を通知する手段として、システム情報等を通知するための無線報知チャネルもあるが、これらは、その基地局制御装置配下、もしくは特定無線基地局配下の移動無線端末全てに対してデータ送信するものであり、また移動無線端末が配下に存在しない無線基地局906のような場合にも、データ送信してしまうため、グループ同報のような特定グループの移動無線端末に対して送信することはできない。
このように、現状の移動通信システムにおいて、同報サービスを実現しようとする場合、無線個別チャネル、もしくは無線共通チャネルを使用して、同一データをその対象となる各々の移動無線端末毎にそれぞれ送信しなければならず、非効率的である。
このため、移動通信システムにおける同報通信サービスの効率を向上させるために、移動局にグループ識別子を付与して、このグループ毎の一斉の呼び出しを行う無線電話方式(例えば、特許文献1を参照)、通信制御部が個別線を介して受信した呼び出し信号を配下の全ての無線基地局へ転送し、一斉呼び出しチャネルを介して移動端末を呼び出す移動通信システム(例えば、特許文献2を参照)、同報通信情報通知信号が同報通信中の移動局グループ識別番号と同報通信用チャネルを含む無線同報通信システム(例えば、特許文献3を参照)が開示されている。
特開平06−334587号 特開平07−023446号 特開平07−321736号
しかしながら、上述したように、高度情報化が進み、即時性と機能性に優れた移動通信システムが注目される昨今の無線同報通信システムにおいて、より効率よくデータ配信をするためには、無線チャネルへの情報量の負荷の軽減が望まれる。このため、上記各特許文献に開示されている移動通信システムよりも、特定グループへの同報サービスを実現する場合に通信データ量を軽減可能な移動通信システムの要請がある。
そこで、本発明は、従来の移動通信システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、基地局制御装置から無線基地局を介して各移動無線端末へ同報通信する際に、余分な通信データ量を軽減することにより、効率よくデータ配信することの可能な、新規かつ改良された移動通信システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワーク側より同報通信用データを受信した基地局制御装置から無線基地局を介して移動無線端末へ同報通信用データを送信する移動通信システムにおいて、基地局制御装置は、無線基地局から送信先である移動無線端末へ同報通信用データの転送を行う無線チャネルの種類を識別する手段と、無線チャネルが複数の移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、同報通信用データに同報サービス用端末識別子を付与する手段と、を備えることを特徴とする移動通信システムが提供される。
このとき、無線チャネルの種別は、同報通信用データの配信先の情報を格納する同報配信先情報管理手段を参照することにより決定されることとしてもよい。
また、同報配信先情報管理手段は、登録されている同報通信用データの配信先が無線基地局か移動無線端末かを識別するための登録配信先機種識別手段を備えることとしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ネットワーク側より同報通信用データを受信した基地局制御装置から無線基地局を介して移動無線端末へ同報通信用データを送信する移動通信システムによる同報通信方法において、無線基地局から送信先である移動無線端末へ同報通信用データの転送を行う無線チャネルの種類を識別する工程と、無線チャネルが複数の移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、同報通信用データに同報サービス用端末識別子を付与する工程と、を備えることを特徴とする移動通信システムによる同報通信方法が提供される。
このような構成とすることにより、基地局制御装置がネットワーク側から同報通信用データである同報サービス用のデータパケットを受信した場合、基地局制御装置は、該当する同報サービスにグループ参加している移動無線端末がいる無線基地局に対して同報サービス用の端末識別子を付与して無線共通チャネルにて送信する。また、無線個別チャネルを使用して同報サービスにグループ参加している移動無線端末がある場合は、移動無線端末がいる無線基地局に対して無線個別チャネルにて送信する。
そして、移動無線端末は、無線共通チャネルにて同報サービスのグループに参加する場合、予め呼接続時に自端末用の端末識別子と共に、同報サービス用の端末識別子を基地局制御装置から設定される。同報サービスにグループ参加した移動無線端末は、無線共通チャネルにて送信されるデータを受信し、それが自分自身の端末識別子を示す場合、もしくは同報サービス用の端末識別子を示す場合、データを自身宛のデータと認識し、適切な処理を行う。すなわち、移動通信システムにおいて、特定グループへの同報サービスを実現する場合に通信データ量を軽減することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、本発明の制御により、同報サービスを実現する場合に、基地局制御装置から各無線基地局に対して、配下に同報サービスに登録している移動無線端末が存在しない場合は、同報サービスデータを送信せず、また登録している移動無線端末が複数ある場合についても、ただ一つの同報サービスデータのみを送信することで、無駄なデータ送信を抑止することができる。また、同報サービスを無線個別チャネル、及び無線共通チャネルに依存せずにデータ配信を実現できるという効果もある。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の第1実施形態における移動通信システムについて図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態における移動通信システムに備わる移動無線端末、無線基地局、基地局制御装置の構成を示すシステム構成図である。
本実施形態の移動通信システム100において、LAN等のネットワーク(図示せず。)から送付される同報サービスデータ108を受信する基地局制御装置107は、無線基地局104、105を介して移動無線端末101、102、103に同報サービスを行う。
移動無線端末101、102は、無線基地局104が構成する無線エリアL1内にて、無線基地局104と無線共通チャネルf1にて通信中である。移動無線端末101、102は、同報サービスに対応するため、自端末の端末識別子を記憶する他に、同報サービス用端末識別子109を記憶する機能を持つものとする。
移動無線端末103は、無線基地局105が構成する無線エリアL2内にて、無線基地局105と無線個別チャネルf2にて通信中であり、移動無線端末101、102と同じ同報サービスに参加しているものとする。
無線基地局104、105、106は、基地局制御装置107と接続し、それぞれ無線エリアL1、L2、L3を構成し、該当無線エリア内の移動無線端末101、102、103と通信している。但し、無線基地局106の構成する無線エリアL3内には、通信すべき移動無線端末は、存在していないものとする。
基地局制御装置107は、無線基地局104、105、106、及び移動無線端末101、102、103を制御し、無線個別チャネルf2、無線共通チャネルf1の信号処理をすると共に、同報サービス時の、配下無線基地局への同報グループ管理を行う。
次に、本実施形態における移動通信システム100に備わる基地局制御装置107の構成について図面を使用しながら説明する。図2は、本実施形態の移動通信システム100に備わる基地局制御装置107の構成例を示す図であり、特に同報サービスに関連したブロック図例である。
図2に示すように、基地局制御装置107は、同報サービス処理部201、共通チャネル処理部202、及び個別チャネル処理部203、制御部204、方路スイッチ205、及び回線インタフェース部206を備える。
同報サービス処理部201は、制御部204からの指示に従い、同報サービスのグループ及びユーザ管理を行い、同報サービスにグループに登録したユーザが通信している各無線基地局へのデータ転送を行うために、共通チャネル処理部202、及び個別チャネル処理部203とインタフェースする機能を持つ。
共通チャネル処理部202は、無線基地局−移動無線端末間の無線共通チャネルの信号処理・制御を行うもので、同報サービス処理部201から受信する同報サービス用データを無線共通チャネルにて送信する機能を有する。
個別チャネル処理部203は、無線基地局−移動無線端末間の無線個別チャネルの信号処理・制御を行うもので、同報サービス処理部201から受信する同報サービス用データを無線個別チャネルにて送信する機能を有する。
制御部204は、基地局制御装置全体の制御を行うものであり、特に本実施形態においては、移動無線端末が同報サービスに参加する毎に、同報サービス処理部201に対して設定を行う。
方路スイッチ205は、各無線基地局及びネットワークと送受信するデータの基地局制御装置107内での各方路を切り替えるスイッチであり、回線インタフェース部206は、無線基地局、及びネットワーク側と接続する各回線インタフェースを終端するものである。
次に、本実施形態における移動通信システム100に備わる基地局制御装置107から無線基地局103に対して送信する無線共通チャネルのデータの構成について図面を使用しながら説明する。
図3は、基地局制御装置107から無線基地局103に対して送信する無線共通チャネルf1のデータの一般的な構成例を示す図である。無線共通チャネルf1のデータ300は、ユーザーデータ301と無線アクセス制御ヘッダ302とを備える。
ユーザーデータ301は、各移動無線端末101、102にて処理されるユーザーデータ部である。また、無線アクセス制御ヘッダ302は、無線アクセス制御を行うために使用されるヘッダ部であり、その中に無線共通チャネルf1上で、どの移動無線端末宛てのデータかを識別するための移動端末識別子303を含むものである。
次に、本実施形態における移動通信システム100の基地局制御装置107に備わる同報サービス処理部201における同報サービスデータの配信先を管理するための同報配信先管理テーブルの構成について図面を使用しながら説明する。
図4は、同報サービス処理部201における同報サービスデータの配信先を管理するための同報配信先管理テーブル401の構成例を示す図である。
同報配信先管理テーブル401は、同報サービス処理部201にて、同報サービスグループ単位に設定され、同報配信先管理テーブル401は、該当同報サービスデータの配信先として、同報サービスに登録している無線個別チャネルf2を使用している各移動無線端末103、または無線共通チャネルf1を使用している各移動無線端末101、102と通信している無線基地局104を管理するための同報配信先リスト402を有する。そして、同報サービス処理部201は、同テーブル401を参照することで、同報サービスデータの配信先を決定する。
また、同報配信先リスト402において、登録されているものが無線基地局なのか移動無線端末なのかを識別するため、同報配信先リスト402毎に登録配信先機種識別フラグ403を備える。例えば、無線基地局の場合は、“0”を、移動無線端末の場合は“1”を設定することで、同報サービス処理部201が配信先を確認する場合に、配信先を識別することを可能とする。
次に、本実施形態における移動通信システム100の無線共通チャネルf1を使用して同報サービスしている各移動無線端末を管理するための同報サービス管理テーブルの構成について図面を使用しながら説明する。
図5は、同報サービス処理部201における各無線基地局配下において、無線共通チャネルf1を使用して同報サービスしている各移動無線端末101、102を管理するための、同報サービス管理テーブル501の構成例を示す図である。
本実施形態では、同報サービス管理テーブル501は、同報サービス処理部201にて、該当同報サービスグループに登録される無線基地局単位に設定されている。そして、該当無線基地局104にて無線共通チャネルを使用して通信している移動無線端末101、102を管理するための同報端末登録エリア502を持ち、同報配信先管理テーブル401に登録されている各無線基地局の登録・削除を管理するために用いられる。
次に、本実施形態の移動通信システム100で行われる同報サービスの動作について図面を使用しながら説明する。図6は、本実施形態の同報サービス処理部201における同報サービス登録設定手順を示す動作フローを示す図であり、図7は、本実施形態の同報サービス処理部201における同報サービス登録削除手順を示す動作フローを示す図であり、図8は、本実施形態の移動無線端末−基地局制御装置間の同報サービス登録・削除時の制御シーケンス例を示す図である。なお、同報サービス処理部201は、予め制御部204より、受信する同報サービスデータのコネクション情報等と同報サービスのグループの対応を設定されているものとし、データ受信時に、そのコネクション情報等から同報サービスグループを特定できるものとする。
まず、本実施形態の同報サービス登録設定手順について図6及び図8を参照しながら説明する。本実施形態においては、移動無線端末101、102、103の順番に同報サービス登録を行うものとして説明する。
移動無線端末101、102、103は、同報サービスに登録する場合、該当無線基地局104、105に対して同報サービス設定要求801を送信する。このとき、合わせて参加する同報サービスのグループ番号を送信する。同報サービス登録要求を受信した各無線基地局は、同要求を基地局制御装置107に送信する。すなわち、図8に示すように、移動無線端末101、102、103は、該当無線基地局104、105を介して基地局制御装置107に同報サービス設定要求801を送信する。
基地局制御装置107は、制御部204にて、該当する同報グループに対応した同報サービス用端末識別子を同報サービス設定応答802として返送し、移動無線端末101、102、103は、受信した同報サービス用端末識別子を、同報サービスを利用している間、記憶しておく。
このとき、移動無線端末101、102、103が同報サービスとして使用する無線通信チャネルの種別等については、同報サービス登録以前に要求するものでもよいし、同報サービス設定要求801と合わせて、使用無線チャネル種別を要求するものでもよい。また、同報サービス内容、及び通信トラヒック状態等により、基地局制御装置107にて、無線通信チャネル種別を決定し、同報サービス設定応答802にて合わせて指定するものでもよい。
基地局制御装置107において、制御部204は、移動無線端末101、102、103より同報サービス設定要求801を受信した際、同報サービス処理部201に対して、同報サービス設定として、同報サービスに参加する移動無線端末101の端末識別子、使用無線チャネル種別、及び無線基地局104の基地局番号、登録する同報サービスのグループ番号、該当同報グループに対応した同報サービス用端末識別子を指示する。
同報サービス処理部201は、制御部204より同報サービス設定の指示を受けた場合、図6に示すように、まず、該当移動無線端末101が使用する無線チャネルが無線共通チャネルか、無線個別チャネルかを判断する(601)。該当移動無線端末101が使用する無線チャネルが無線共通チャネルを使用する場合は、該当同報サービスグループにおける同報配信先管理テーブル401にて該当無線基地局104が登録済みかを確認する(602)。
同報配信先管理テーブル401に登録されていない場合は、同報配信先管理テーブル401の同報配信先リスト402に、該当無線基地局104の基地局番号を追加し、登録配信先機種識別フラグ403に配信先が無線基地局104であることを示す“0”を設定し、また該当無線基地局104に対応した同報サービス管理テーブル501の同報端末登録エリア502に、該当同報サービスに登録する移動無線端末101の移動無線端末識別子を追加する(603)。
次に、移動無線端末102が移動無線端末101と同じ無線基地局104配下にて同様に無線共通チャネルを使用して同じ同報サービスに登録する場合、同報配信先管理テーブル401には既に無線基地局104が登録されているため(602)、同報サービス処理部201は、同報サービス管理テーブル501の同報端末登録エリア502に、移動無線端末102の端末識別子を登録する(604)。
また、移動無線端末103が、無線個別チャネルを使用して同じ同報サービスに登録する場合、使用無線チャネルが無線個別チャネルであるため(601)、同報配信先管理テーブル401の同報配信先リスト402に、移動無線端末102の端末識別子を登録し、登録配信先機種識別フラグに配信先が移動無線端末103であることを示す“1”を設定する(605)。
次に、同報サービス削除手順について、図7及び図8を参照しながら説明する。移動無線端末101、102、103が同報サービスから削除する場合は、基地局制御装置107に対して、図8に示すように同報サービス解放要求(803)を送信する。そして、受信した基地局制御装置107は、制御部204にて、移動無線端末101、102、103に対して同報サービス解放応答(804)を返送するとともに、同報サービス処理部201に対して、同報サービス解放として、該当移動無線端末101、102、103の端末識別子、使用無縁チャネル種別、及び無線基地局104の基地局番号、登録する同報サービスのグループ番号を指示する。
同報サービス処理部201は、解放する移動無線端末101、102、103が使用している無線チャネル種別が、無線共通チャネルf1か、無線個別チャネルf2かを判断する(701)。使用している無線チャネル種別が無線共通チャネルf1の場合は、該当無線基地局に対応する同報サービス管理テーブル501から該当移動無線端末の端末識別子を削除し(702)、同報サービス管理テーブル501に他移動無線端末がまだ登録されているかを確認し(703)、登録されている移動無線端末がいない場合は、同報配信先管理テーブル401から該当無線基地局の基地局番号を削除する(704)。
また、移動無線端末が無線個別チャネルf2を使用している場合は、同報配信先管理テーブルから該当移動無線端末の端末識別子を削除する(705)。なお、同報サービス解放については、通常の呼切断、もしくは無線同期はずれ等に伴う異常切断を元に、制御部204から同報サービス処理部201に対して、同報サービスの解放を指示してもよい。
次に同報サービスデータ108の送信手順について説明する。基地局制御装置107は、同報サービスデータ108をNetwork側から受信した場合、方路スイッチ205、制御部204を介して、該当データ108を同報サービス処理部201にて受信する。
同報サービス処理部201では、受信した同報サービスデータ108のコネクション情報から対応する同報サービスグループを特定し、該当グループに対応した同報配信先管理テーブル401を参照する。同報配信先管理テーブル401にて、同報配信先リスト402として、無線基地局104が登録されている場合、受信同報サービスデータ108に該当同報サービス用端末識別子109を付与して、共通チャネル処理部202に送信する。
共通チャネル処理部202では、無線基地局104に対して無線共通チャネル用のデータ送信を行うため、通常送信する無線共通チャネル用の信号処理を行うと共に、無線アクセス制御ヘッダ302の移動無線端末識別子303に、同報サービス処理部201より付与されてきた同報サービス用端末識別子109を設定し、無線基地局104にデータ送信する。
また、同報サービス処理部201は、同報サービスデータ108を受信し、該当同報サービスの同報配信先リスト401に、無線個別チャネルf2でデータ処理がされる移動無線端末103が登録されている場合には、受信データ108を個別チャネル処理部203に送信する。
個別チャネル処理部203は、無線基地局105に対して無線個別チャネル用のデータ送信を行うため、通常送信する無線個別チャネル用の信号処理を行い、無線基地局105に送信する。無線基地局104、105は、基地局制御装置107より同報サービスデータを受信した場合、通常のデータと同様に、配下の各移動無線端末101、102、103に無線共通チャネル、または無線個別チャネルを使用し送信する。
無線共通チャネルf1を使用している移動無線端末101、102は、無線基地局104からデータを受信した際、移動端末識別子303にて、自端末の端末識別子を示しているか、それとも予め同報サービス設定応答802にて設定された同報サービス用端末識別子を示しているかを確認し、同報サービス用端末識別子を示している場合、同報サービス用として送信されたデータとしてサービスに応じた適切な処理を行う。
また、無線個別チャネルf2を使用している移動無線端末103は、無線基地局105から通常と同様に同報サービス用データを受信し、サービスに応じた適切な処理を行う。なお、無線基地局105、106に対しては、無線共通チャネルf1にて同報サービスに登録している移動無線端末がないため、同報配信先管理テーブル401にて基地局番号が登録されず、無線共通チャネルf1における同報サービスデータは、基地局制御装置107から送信されない。
以上詳述したように、本実施形態の移動通信システム制御により同報サービスを実行する場合に、基地局制御装置107から各無線基地局104、105、106に対して、配下に同報サービスに登録している移動無線端末が存在しない場合は、同報サービスデータを送信せず、また登録している移動無線端末が複数ある場合についても、ただ一つの同報サービスデータのみを送信することができる。このため、無駄なデータ送信を抑止することができ、また、同報サービスを無線個別チャネルf2、及び無線共通チャネルf1に依存せずにデータ配信を実現できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、移動通信システムに適用可能であり、特に基地局と移動無線端末グループとの間で無線基地局を介して実行される同報通信サービスに適用可能である。
本発明の第1実施形態における移動通信システムに備わる移動無線端末、無線基地局、基地局制御装置の構成を示すシステム構成図である。 同実施形態の移動通信システムに備わる基地局制御装置の構成例を示す図である。 同実施形態の移動通信システムに備わる基地局制御装置から無線基地局に対して送信する無線共通チャネルのデータの一般的な構成例を示す図である。 同実施形態の同報サービス処理部における同報サービスデータの配信先を管理するための同報配信先管理テーブルの構成例を示す図である。 同実施形態の同報サービス処理部における各無線基地局配下において、無線共通チャネルを使用して同報サービスしている各移動無線端末を管理するための同報サービス管理テーブルの構成例を示す図である。 同実施形態の同報サービス処理部における同報サービス登録設定手順を示す動作フローを示す図である。 同実施形態の同報サービス処理部における同報サービス登録削除手順を示す動作フローを示す図である。 同実施形態の移動無線端末−基地局制御装置間の同報サービス登録・削除時の制御シーケンス例を示す図である。 従来の移動通信システムに備わる移動無線端末、無線基地局、基地局制御装置の構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
100 移動通信システム
101、102、103 移動無線端末
104、105、106 無線基地局
107 基地局制御装置
108 同報サービスデータ
109 同報サービス用端末識別子
f1 無線共通チャネル
f2 無線個別チャネル
L1、L2、L3 無線エリア

Claims (4)

  1. ネットワーク側より同報通信用データを受信した基地局制御装置から無線基地局を介して移動無線端末へ前記同報通信用データを送信する移動通信システムにおいて、
    前記基地局制御装置は、
    前記無線基地局から送信先である前記移動無線端末へ前記同報通信用データの転送を行う無線チャネルの種類を識別する手段と、
    前記無線チャネルが複数の前記移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、前記同報通信用データに同報サービス用端末識別子を付与する手段と、
    を備えることを特徴とする、移動通信システム。
  2. 前記無線チャネルの種別は、前記同報通信用データの配信先の情報を格納する同報配信先情報管理手段を参照することにより決定されることを特徴とする、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記同報配信先情報管理手段は、登録されている前記同報通信用データの配信先が前記無線基地局か前記移動無線端末かを識別するための登録配信先機種識別手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の移動通信システム。
  4. ネットワーク側より同報通信用データを受信した基地局制御装置から無線基地局を介して移動無線端末へ前記同報通信用データを送信する移動通信システムによる同報通信方法において、
    前記無線基地局から送信先である前記移動無線端末へ前記同報通信用データの転送を行う無線チャネルの種類を識別する工程と、
    前記無線チャネルが複数の前記移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、前記同報通信用データに同報サービス用端末識別子を付与する工程と、
    を備えることを特徴とする、移動通信システムによる同報通信方法。

JP2004102397A 2004-03-31 2004-03-31 移動通信システム及び移動通信システムによる同報通信方法 Withdrawn JP2005294879A (ja)

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