JP2000224233A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP2000224233A
JP2000224233A JP2704999A JP2704999A JP2000224233A JP 2000224233 A JP2000224233 A JP 2000224233A JP 2704999 A JP2704999 A JP 2704999A JP 2704999 A JP2704999 A JP 2704999A JP 2000224233 A JP2000224233 A JP 2000224233A
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JP
Japan
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node
packet network
mobile terminal
network
fwa
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JP2704999A
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Akira Idogami
彰 井戸上
Satohiko Kato
聰彦 加藤
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KDDI Corp
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KDD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FWA回線に接続されたFWA-LAN とIMT-2000移
動網との間で移動端末の効率的なIPモビリティを実現す
ること。 【解決手段】 FWA-LAN(第1IPパケット網)1内の第1
ノード(ホームエージェント:FWA-HA)5と、IMT-2000
移動網(第2IPパケット網)2内の第2ノード(PDSN-F
WA)6及び第3ノード(PDSN-MT)7との連携により、FW
A回線10上における不要なパケットの往復を避けなが
ら移動端末(MT)3の効率的なIPモビリティを実現し、ま
た、双方向トンネリングの適用によって各FWA-LAN がプ
ライベートIPアドレスを使用する場合にも対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIPパケット網間を
移動する端末の効率的且つシームレスなIPモビリティ
を実現する移動体通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、より高速で広帯域な移動体通信サ
ービスに対応する次世代移動体通信システム(IMT-2000
と呼ばれる)の標準化の検討が進められている。この次
世代移動体通信システムIMT-2000では、主要サービスと
してIPパケット通信の提供が重要視されている。次世代
移動体通信システムIMT-2000におけるIPパケット通信の
実現においては、移動端末がIMT-2000網上を移動する際
に、実行中の通信アプリケーション等を切断することな
く通信を継続できることが必要である。
【0003】このようなIMT-2000網上での移動端末の位
置管理方法として、北米ANSI(米国規格協会)系の標準
化団体であるTIA(Telecommunications Industry Associ
ation:通信工業会)では、IETF(Internet Engineering
Task Force:インターネット技術特別調査会)で規定さ
れているモバイルIP(Mobile IP:IPはインターネットプ
ロトコル)の適用が検討されている。
【0004】その理由は、モバイルIPの適用により、移
動端末固有のIPアドレスの割り当てとIMT-2000網上での
モビリティとが実現でき、移動端末とインターネット上
のホストとの間や、移動端末間で、ビデオ会議などのピ
ア・ツー・ピアの通信アプリケーションのサポートが可
能となるからである。
【0005】一方、次世代移動体通信システムIMT-2000
では、高速な無線回線を固定加入者アクセス回線として
利用するFWA(Fixed Wireless Access:固定無線アクセ
ス)も注目されている。
【0006】FWA回線で接続されたローカルエリアネッ
トワーク(FWA-LAN(固定無線アクセスLAN)と呼ぶ)をホ
ームネットワークとする端末が、外出先でIMT-2000網の
移動無線アクセス回線に接続する移動端末として利用さ
れる場合、外出先でもホームネットワークと同一の環境
で通信できることが望まれる。
【0007】ここで、モバイルIPについて説明する。モ
バイルIPはRFC(Request For Comment:インターネットに
関する情報を伝える文書)2002で規定されたものであ
り、移動端末(Mobile Host:MH)が普段所属しているネッ
トワーク(以下、ホームネットワーク:Home Network(H
N))から、別のネットワーク(以下、フォーリンネット
ワーク:Foreing Network(FN))に移動した際に、移動端
末のIPアドレスの変更を伴わずに、あたかもホームネッ
トワークに接続しているかのようにホームネットワーク
あるいは他のネットワーク上のホスト(端末)と通信が
行えることを目的としている。
【0008】これを実現するために、図5に示すよう
に、ホームネットワークにはホームエージェント(Home
Agent:HA)と呼ばれる機能が、フォーリンネットワーク
にはフォーリンエージェント(Foreing Agent:FA)と呼ば
れる機能がそれぞれ必要である。
【0009】図5において、ホームネットワークHN上の
ホストCH(Correspondent Host)から移動端末MHへのIPパ
ケットの転送では、ホストCHから移動端末MTへのIPパケ
ットは全てホームエージェントHAが引き取る。ホームエ
ージェントHAは、宛て先が移動端末MHのIPアドレス(IPm
h)であるIPパケットを、宛て先がフォーリンエージェン
トFAのIPアドレス(IPfa)を持つIPパケットでカプセル化
(IPトンネリング)し、インターネットIN等を介して、
フォーリンエージェントFAに転送する。フォーリンエー
ジェントFAは、カプセル化されたIPパケットを元の移動
端末MH宛てのIPパケットに戻して、移動端末MHに転送す
る。
【0010】移動端末MHからホームネットワークHN上の
ホストCHへのIPパケットの転送では、移動端末MTからホ
ストCHへのIPパケットは、宛て先をホストCHのIPアドレ
ス、送信元を移動端末MHのIPアドレスとしたIPパケット
により、通常のIPルーティングに従って転送される。こ
の場合、移動端末MHからホストCHへのフォーリンネット
ワークFN上でのデフォルトルータの役割は、図5のよう
にフォーリンエージェントFAが持つこともでき、あるい
は、他のルータが持つこともできる。
【0011】移動端末MHは、ICMP(Internet Control Me
ssage Protocol: RFC792で規定された、IPパケットのプ
ロセスに関連したエラー等の情報を提供するプロトコ
ル)のルータ発見/告知(Router Discovery/Router Adv
ertisement)を拡張したエージェント発見/告知(Agent
Discovery/Agent Advertisement)と呼ばれる手順を使
用して、移動端末MHが現在接続しているネットワークの
ホームエージェントHAやフォーリンエージェントFAを認
識する。これにより、移動端末MHがフォーリンエージェ
ントFAの存在と、IPトンネリングの終端としてのフォー
リンエージェントFAのIPアドレス(気付けアドレス:car
e-of addressと呼ばれる)を知ることができる。
【0012】ホームエージェントHA及びフォーリンエー
ジェントFAに移動端末MHの現在位置を通知し、ホームエ
ージェントHAからフォーリンエージェントFAへのIPパケ
ット転送を実現するために、移動端末MHはホームエージ
ェントHA及びフォーリンエージェントFAに対してモバイ
ルIP登録処理(MIP RR)を行う。
【0013】即ち、移動端末MHはフォーリンネットワー
クFN上でフォーリンエージェントFAを見つけると、フォ
ーリンエージェントFAに対してモバイルIP登録要求のパ
ケットを送信する。フォーリンエージェントFAはそのモ
バイルIP登録要求パケットを処理するとともに、ホーム
エージェントHAに中継する。
【0014】ホームエージェントHAはフォーリンエージ
ェントFAからのモバイルIP登録要求に対して、モバイル
IP登録応答(MIP Rep)のパケットをフォーリンエージェ
ントFAに返す。モバイルIP登録応答パケットはフォーリ
ンエージェントFAで処理され、移動端末MHに通知され
る。
【0015】これにより、ホームエージェントHAとフォ
ーリンエージェントFAは移動端末MHに対する現在位置の
登録を完了し、気付けアドレス(care-of address)を知
り、ホームネットワークHN上のホストCHから移動端末MH
への通信が可能となる。また、移動端末MHは登録された
ことを認識する。
【0016】移動端末MHが移動して移動先のフォーリン
エージェントFAが変化した場合の検出は、フォーリンエ
ージェントFAから定期的に送信されるエージェントアド
バータイズメント(Agent Advertisement)をホームエー
ジェントHAがチェックすることにより実現される。別の
方法として、データリンク層以下での特別な通知手段に
よって検出する方法も考えられる。
【0017】フォーリンエージェントFAによるIPパケッ
トのトンネリングの終端機能を移動端末MH自身が持つこ
ともできる。この場合移動端末MHは、トンネリングの終
端としてのIPアドレス(co-located care-of addressと
呼ばれる)と、移動端末MH本来のIPアドレスとの2つの
アドレスを持つことになり、IPパケット登録要求も移動
端末MHから直接ホームエージェントHAに送信される。こ
の場合のトンネリング終端IPアドレス(co-located car
e-of address)は、例えば、DHCPプロトコル(Dynamic H
ost Configuration Protocol:動的ホスト構成プロトコ
ル)によって動的に割り当てることもできる。
【0018】次に、図6を参照して、IMT-2000網におけ
るIPパケット通信サービスの実現に関して現在標準化が
検討されているモバイルIPベースの位置管理方法の概要
を説明する。図6はIMT-2000網で想定されているIPパケ
ット網のネットワーク構成を示す。
【0019】IMT-2000パケット網のモバイルIPベースの
位置管理方法を適用する場合は、図6に示すように、機
能ノードとして、移動端末MTと、パケットデータゲート
ウェイノードPDGNと、パケットデータサポートノードPD
SNが定義される。 (i) 移動端末MT(Mobile Terminal)は、IMT-2000のIPパ
ケット網が管理主体となって割り当てたIPアドレス(ホ
ームアドレス)を持ち、モバイルIPの移動端末(Mobile
Host) に対応する。移動端末MTは無線基地局BS(Base St
ation)を介して、移動先のパケットデータサポートノー
ドPDSNとの間で無線アクセスリンクの設定と管理を行
う。 (ii)パケットデータゲートウェイノードPDGN(Packet Da
ta Gateway Node)は、IMT-2000パケット網と外部インタ
ーネットINなどを接続するゲートウェイルータ機能を提
供するとともに、モバイルIPのホームエージェント(HA:
Home Agent)機能をサポートする。 (iii) パケットデータサポートノードPDSN(Packet Data
Support Node)は、IMT-2000パケット網内の特定エリア
毎に存在し、ある一定数の無線基地局BSを束ねた形で設
けられる。パケットデータサポートノードPDSNは無線基
地局BSを介して接続される移動端末MTとの間で、無線ア
クセスリンクの設定と管理を行うとともに、モバイルIP
のフォーリンエージェント(FA:Foreign Agent)機能をサ
ポートする。更に、パケットデータサポートノードPDSN
は移動端末MTから送信されるパケットに対するデフォル
トルータの役割も提供する。
【0020】次に、IMT-2000でのモバイルIPベースの位
置管理方法における通信手順の概要を示す。ここでは、
予めグローバルIPアドレスが移動端末MTに固定的に割り
当てられている場合を想定する。 (i) 最初に移動端末MTは、無線基地局BS毎に一意に決定
されるパケットデータサポートノードPDSNとの間で、無
線アクセスリンクを設定する。無線アクセスリンクの設
定や、それに先立つ移動端末MTの認証は、IMT-2000網固
有のシグナリング手順によって行われる。 (ii)移動端末MTからパケットデータサポートノードPDSN
に対してモバイルIP登録要求 (Mobile IP Registration
Request : MIP RR)を送信する。 (iii) パケットデータサポートノードPDSNにおいては、
モバイルIP登録要求(MIPRR)の正当性をチェック(認
証)した後、パケットデータゲートウェイノードPDGNに
モバイルIP登録要求(MIP RR)を転送する。 (iv)パケットデータゲートウェイノードPDGNにおいて
は、モバイルIP登録要求(MIP RR)の正当性をチェック
し、モバイルIP登録応答(Mobile IP Registration Repl
y : MIP Rep)を返す。パケットデータゲートウェイノー
ドPDGNでは、移動端末MTの現在位置、即ち移動端末MTの
IPアドレスと、現在接続されているパケットデータサポ
ートノードPDSNのIPアドレス(即ち、フォーリンエージ
ェントFAとしての気付けアドレス:care-of address) と
の対応を管理する。 (v) パケットデータサポートノードPDSNは、パケットデ
ータゲートウェイノードPDGNから受信したモバイルIP登
録応答(MIP Rep) を移動端末MTに転送し、移動端末MTの
IPアドレスと無線アクセスリンクのリンクID(必要に応
じて移動網固有のMT識別子なども含む)との対応を管理
する。 (vi)外部インターネットINから移動端末MT宛に受信した
IPパケットは、すべてパケットデータゲートウェイノー
ドPDGNで捕捉し、移動端末MTに対応するパケットデータ
サポートノードPDSNまでIPトンネリングする。 (vii) パケットデータサポートノードPDSNでは、パケッ
トデータゲートウェイノードPDGNからIPトンネリングさ
れたIPパケットの内容を復元し、対応するリンクIDを持
つ無線アクセスリンクを介して移動端末MTに転送する。 (viii)移動端末MTから送信されたIPパケットは、パケッ
トデータサポートノードPDSNが宛先に応じてルーチング
し、転送する。 (ix)ある移動端末MT1から別の移動端末MT2宛に送信さ
れたIPパケットは、送信元の移動端末MT1が接続中のパ
ケットデータサポートノードPDSN1からパケットデータ
ゲートウェイノードPDGN (移動端末MT2のホームエージ
ェント(HA)に対応)までルーチングされ、パケットデー
タゲートウェイノードPDGNから移動端末MT2が接続中の
パケットデータサポートノードPDSN2にIPトンネリング
される。
【0021】なお、図6において、移動端末MTが同一の
パケットデータサポートノードPDSNが支配する無線基地
局BS間を移動する場合は、モバイルIPの手順ではなく、
移動網固有の手順によって無線アクセスリンクを移動先
の無線基地局まで延長する方法が考えられている。
【0022】従って、企業LAN 等のホームネットワーク
に接続されているノート型パソコンなどが、外出先でIM
T-2000網に接続する場合を想定すると、移動端末にIMT-
2000網が管理主体となるIPアドレスを割り当てることに
より、IMT-2000網上でのIPモビリティを実現することが
できる。
【0023】しかし、通常は、各企業LAN 等のホームネ
ットワークには独自のIPアドレスが割り当てられてい
る。このような場合、ホームネットワークとIMT-2000網
との間で端末のIPモビリティを実現するためには、各企
業LAN 等のホームネットワークとその端末にも独自にモ
バイルIPを導入するなどの改造が必要になるので、IMT-
2000自身の網機能としてモバイルIPを導入するという次
世代移動体通信システムの特徴を十分に生かすことがで
きない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、FWA回線
(固定無線アクセス回線)を介して企業LAN 等のホーム
ネットワークをIMT-2000網に接続して固定系と移動系の
無線アクセス回線を統合したIPパケット網をコアネット
ワークとして構築する場合など、ホームネットワークと
その端末に独自にモバイルIPを導入することなく、ホー
ムネットワークと他のネットワークとの間で、移動端末
の効率的でシームレスなIPモビリティを実現することを
目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に係る発明は、グローバルIPアドレスを有する第
1IPパケット網と、グローバルIPアドレスを有する
第2IPパケット網を含むこと、第1IPパケット網に
は、第2IPパケット網が管理主体となるサブネットI
Dが割り当てられていること、第1IPパケット網は、
同第1IPパケット網をホームネットワークとする移動
端末に対するホームエージェント機能を有する第1ノー
ドを含むこと、第2IPパケット網は、第1ノードに固
定アクセス回線で接続されたルータの役割を果たす第2
ノードと、前記移動端末に対するフォーリンエージェン
ト機能を有する第3ノードを含むこと、第1ノードと、
第2ノードと、第3ノードはモバイルIPをベースとし
たプロトコル手順で協調動作して、前記移動端末の第2
IPパケット網内での位置管理に加えて、第1IPパケ
ット網と第2IPパケット網間における前記移動端末の
IPモビリティをサポートすることを特徴とする移動体
通信システムである。
【0026】上記課題を解決する請求項2に係る発明
は、グローバルアIPドレスを有する第1IPパケット
網と、グローバルIPアドレスを有する第2IPパケッ
ト網と、グローバルIPアドレスを有する第3IPパケ
ット網を含むこと、第1IPパケット網及び第2IPパ
ケット網には第3IPパケット網が管理主体となるサブ
ネットIDが割り当てられていること、第1IPパケッ
ト網は、同第1IPパケット網をホームネットワークと
する移動端末に対するホームエージェント機能を有する
第1ノードを含むこと、第2IPパケット網は前記移動
端末に対するフォーリンエージェント機能を有する第2
ノードを含むこと、第3IPパケット網は第1ノードに
固定アクセス回線で接続されたルータの役割を果たす第
3ノードと、第2ノードに固定アクセス回線で接続され
たルータの役割を果たす第4ノードを含むこと、第1ノ
ードと、第2ノードと、第3ノードと、第4ノードはモ
バイルIPをベースとしたプロトコル手順で協調動作し
て、第1IPパケット網と第2IPパケット網間におけ
る前記移動端末のIPモビリティをサポートすることを
特徴とする移動体通信システムである。
【0027】上記課題を解決する請求項3に係る発明
は、プライベートIPアドレスを有する第1IPパケッ
ト網と、グローバルIPアドレスを有する第2IPパケ
ット網を含むこと、第1IPパケット網には第2IPパ
ケット網によりプライベート網識別子が割り当てられて
いること、第1IPパケット網は、同第1IPパケット
網をホームネットワークとする移動端末に対するホーム
エージェント機能を有する第1ノードを含むこと、第2
IPパケット網は第1ノードに固定アクセス回線で接続
されたルータの役割を果たし且つプライベートIPアド
レスとグローバルIPアドレス間のアドレス変換機能を
有する第2ノードと、前記移動端末に対するフォーリン
エージェント機能を有する第3ノードを含むこと、第1
ノードと、第2ノードと、第3ノードはモバイルIPを
ベースとしたプロトコル手順で協調動作して、前記移動
端末の第2IPパケット網内での位置管理に加えて、第
1IPパケット網と第2IPパケット網間における前記
移動端末のIPモビリティをサポートすることを特徴と
する移動体通信システムである。
【0028】上記課題を解決する請求項4に係る発明
は、プライベートIPアドレスを有する第1IPパケッ
ト網と、プライベートIPアドレスを有する第2IPパ
ケット網と、グローバルIPアドレスを有する第3IP
パケット網を含むこと、第1IPパケット網及び第2I
Pパケット網には第3IPパケット網によりプライベー
ト網識別子が割り当てられていること、第1IPパケッ
ト網は、同第1IPパケット網をホームネットワークと
する移動端末に対するホームエージェント機能を有する
第1ノードを含むこと、第2IPパケット網は前記移動
端末に対するフォーリンエージェント機能を有する第2
ノードを含むこと、第3IPパケット網は第1ノードに
固定アクセス回線で接続された、ルータの役割を果たし
且つプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレ
ス間のアドレス変換機能を有する第3ノードと、第2ノ
ードに固定アクセス回線で接続されたルータの役割を果
たす第4ノードを含むこと、第1ノードと、第2ノード
と、第3ノードと、第4ノードはモバイルIPをベース
としたプロトコル手順で協調動作して、第1IPパケッ
ト網と第2IPパケット網間における前記移動端末のI
Pモビリティをサポートすることを特徴とする移動体通
信システムである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1〜図4を参照して説明する。
【0030】第1実施形態例として、固定無線アクセス
回線(FWA回線)に接続されたIPパケット網と、次世代移
動体通信システムIMT-2000におけるIPパケット網との間
でのIPモビリティを実現するシステムを、図1〜図2を
参照して説明する。
【0031】図1において、第1IPパケット網1はFWA
回線30に接続された企業LAN などのIPパケット網であ
り、このようにFWA回線にIPパケット網が接続された形
態をFWA-LAN(固定無線アクセスLAN)と呼ぶこととする。
第2IPパケット網2はIMT-2000のIPパケット網である。
本例では、第1IPパケット網(FWA-LAN)1が第2IPパケ
ット網(IMT-2000)2に接続され、第1IPパケット網(FW
A-LAN)1をホームネットワークとする端末(MT)3が、無
線基地局(BS)4を介して第2IPパケット網(IMT-2000)2
上を移動する場合を想定する。このような場合に、移動
端末(MT)3がそのIPアドレス(ホームアドレス)を変更
することなく、効率的に通信できるようにする必要があ
る。
【0032】図1に示す移動体通信システムには、第1
IPパケット網(FWA-LAN)1と第2IPパケット網(IMT-200
0)2との間で移動端末(MT)3の効率的なIPモビリティを
実現するために、機能ノードとして、第1ノード(FWA-H
A)5と、第2ノード(PDSN-FWA)6と、第3ノード(PDSN
-MT)7が導入されている。パケットデータゲートウェイ
ノード(PDGN)9は外部インターネット8との接続のため
のノードである。
【0033】第1ノード(FWA-HA)5は第1IPパケット網
(FWA-LAN)1内に備えられる。第1ノード(FWA-HA)5
は、第1IPパケット網(FWA-LAN)1をホームネットワー
クとする移動端末(MT)3に対するホームエージェント(H
A)機能を提供する。また、簡略化のために、第1ノード
(FWA-HA)5は第1IPパケット網(FWA-LAN)1と第2IPパ
ケット網(IMT-2000)2を接続するゲートウェイルータの
役割を兼ねている。
【0034】第2ノード(PDSN-FWA)6は第2IPパケット
網(IMT-2000)2内に備えられる。第2ノード(PDSN-FWA)
6は、第1ノード(FWA-HA)5と協調動作して移動端末(M
T)3のIPモビリティを実現する機能をサポートするとと
もに、第1IPパケット網(FWA-LAN)1を第2IPパケット
網(IMT-2000)2に収容するためのルータ機能を提供す
る。
【0035】第1IPパケット網(FWA-LAN)1内の第1ノ
ード(FWA-HA)5と、第2IPパケット網(IMT-2000)2内の
第2ノード(PDSN-FWA)6とは、FWA回線10で1対1に
接続されている。
【0036】第3ノード(PDSN-MT)7は第2IPパケット
網(IMT-2000)2内に備えられ、無線基地局(BS)4を介し
て移動端末(MT)3と無線アクセス回線11により接続さ
れる。第3ノード(PDSN-MT)7は、第1IPパケット網
(FWA-LAN)1をホームネットワークとする移動端末(MT)
3のためのフォーリンエージェント(FA)機能を提供す
る。また、第3ノード(PDSN-MT)7は、第2IPパケット
網(IMT-2000)2上を移動する移動端末(MT)3のために、
図6に示した通常のIMT-2000網でのパケットデータサポ
ートノードPDSNと同様な機能もサポートする。
【0037】つまり、第3ノード(PDSN-MT)7は第2IP
パケット網(IMT-2000)内の特定エリア毎に存在し、ある
一定数の無線基地局BSを束ねた形で設けられており、無
線基地局(BS)4を介して接続される移動端末(MT)3との
間で、無線アクセスリンク11の設定と管理を行うとと
もに、フォーリンエージェント(FA)機能をサポートす
る。更に、第3ノード(PDSN-MT)7は移動端末(MT)3か
ら送信されるパケットに対するデフォルトルータの役割
も提供する。
【0038】パケットデータゲートウェイノード(PDGN)
9は第2IPパケット網(IMT-2000)2内に備えられ、第2
IPパケット網(IMT-2000)と外部インターネット8とのゲ
ートウェイルータ機能を提供する。但し、図6に示した
通常のIMT-2000網での移動端末に対する位置管理の場合
とは異なり、パケットデータゲートウェイノード(PDGN)
9は第1IPパケット網(FWA-LAN)1をホームネットワー
クとする移動端末(MT)3に対するホームエージェント(H
A)機能を提供する必要はない。
【0039】ここで、第1IPパケット網(FWA-LAN)1を
ホームネットワークとする移動端末(MT)3の位置管理と
パケット転送に関しては、第1IPパケット網(FWA-LAN)
1が使用するIPアドレスの種類に応じて、以下の2つの
ケースを考慮する。
【0040】[ケース1]:グローバルIPアドレスの場
合 (i) [ケース1]では、第1IPパケット網(FWA-LAN)1
はグローバルIPアドレスを使用する。 (ii)第1IPパケット網(FWA-LAN)1には、第2IPパケッ
ト網(IMT-2000)2が管理主体となって割り当てたグロー
バルアドレス(サブネットID)を付与する。 (iii) また、第1IPパケット網(FWA-LAN)1をホームネ
ットワークとする移動端末(MT)3は、第1IPパケット網
(FWA-LAN)1のサブネットIDに所属するグローバルIPア
ドレスを持つ。
【0041】[ケース2]:プライベートIPアドレスの
場合 (i) [ケース2]では、第1IPパケット網(FWA-LAN)1
は独自のプライベートIPアドレスを使用する。 (ii)第2IPパケット網(IMT-2000)2では、第1IPパケッ
ト網(FWA-LAN)1毎に固有のプライベート網識別子(VPN
-ID)を割り当てることにより、第1IPパケット網(FWA-
LAN)1の識別を行う。 (iii) 外部インターネット8と通信を行うために、第2
ノード(PDSN-FWA)6にはプライベートIPアドレスとグロ
ーバルIPアアドレス間のアドレス変換機能(NAT:Network
Address Translation)を設ける。
【0042】次に、図2を参照して、通信手順を説明す
る。但し、通信手順中の番号(1) 〜(11)は図2中の丸で
囲んだ同じ番号に対応する。また、通信手順中[ケース
1]または[ケース2]で示される項目は、それぞれの
ケースに応じて異なる手順を適用することを示す。
【0043】(1) 移動端末(MT)3は移動先の第3ノード
(PDSN-MT)7との間で無線アクセスリンク11を確立す
る。
【0044】(2) 移動端末(MT)3は第3ノード(PDSN-M
T)7に、モバイルIP登録要求(MIP RR)を発行する。但
し、[ケース2]の場合は、プライベートIPアドレスの
みでは移動端末(MT)3の識別が不可能なため、モバイル
IP登録要求(MIP RR)には第1IPパケット網(FWA-LAN)1
のプライベート網識別子(VPN-ID)を含む独自の拡張パラ
メータを設定する。
【0045】(3) 第3ノード(PDSN-MT)7は、第1IPパ
ケット網(FWA-LAN)1に接続された第2ノード(PDSN-FW
A)6と、第1IPパケット網(FWA-LAN)1内の第1ノード
(FWA-HA)5にそれぞれモバイルIP登録要求(MIP RR)を転
送し、移動端末(MT)3の位置登録を行う。ここで、第2
ノード(PDSN-FWA)6は、位置登録における一種の仲介エ
ージェントの役割を提供する。
【0046】(4) 第1ノード(FWA-HA)5は、第2ノード
(PDSN-FWA)6からモバイルIP登録要求(MIP RR)を受信
し、その認証後にモバイルIP登録応答(MIP Rep)を返送
する。第1ノード(FWA-HA)5は、移動端末(MT)3のIPア
ドレスと現在移動端末(MT)3が接続中の第3ノード(PD
SN-MT)7との対応を管理する。
【0047】(5) 第2ノード(PDSN-FWA)6は、第1ノー
ド(FWA-HA)5からのモバイルIP登録応答(MIP Rep)の受
信により、移動端末(MT)3のIPアドレスとそれが接続中
の第3ノード(PDSN-MT)7との対応を管理する。また、
第3ノード(PDSN-MT)7は同様に移動端末(MT)3のIPア
ドレスと、無線アクセスリンク11のリンクIDとの対応
を管理する。
【0048】(6) 第1IPパケット網(FWA-LAN)1内のホ
スト12から移動端末(MT)3宛に送信されたIPパケット
については、第1ノード(FWA-HA)5が捕捉して第2ノー
ド(PDSN-FWA)6に渡す。第1ノード(FWA-HA)5と第2ノ
ード(PDSN-FWA)6はFWA回線10で1対1に対応してい
るため、FWA回線10上では特にIPトンネリングは必要
としない。
【0049】(7) 第2ノード(PDSN-FWA)6は、第1ノー
ド(FWA-HA)5から受信した移動端末(MT)3宛のIPパケッ
トを第3ノード(PDSN-MT)7までIPトンネリングする。
【0050】(8) 第3ノード(PDSN-MT)7は、トンネリ
ングされたIPパケットの内容を復元し、対応する無線ア
クセスリンク11を介して移動端末(MT)3に渡す。
【0051】(9) 移動端末(MT)3から第1IPパケット網
(FWA-LAN)1内の他のホスト12宛に送信されたIPパケ
ットについては、第1IPパケット網(FWA-LAN)1のアド
レス種別に応じて以下のように処理する。[ケース1]
の場合は、第3ノード(PDSN-MT)7から第2ノード(PDS
N-FWA)6まで通常のIPルーチングを行い、第2ノード(P
DSN-FWA)6から第1ノード(FWA-HA)5を介して宛先ホス
ト12に渡す。[ケース2]の場合は、プライベートIP
アドレスなので第3ノード(PDSN-MT)7から第2ノード
(PDSN-FWA)6までは逆方向のIPトンネリングを行い、そ
の後は、FWA 回線10で1対1に対応しているから、ト
ンネリングされたIPパケットの内容を復元し、第2ノー
ド(PDSN-FWA)6から第1ノード(FWA-HA)5を介して宛先
ホスト12に渡す。
【0052】(10)外部インターネット8から受信した移
動端末(MT)3宛のIPパケットは、ノード(PDGN)9を介し
て、全て第2ノード(PDSN-FWA)6が捕捉し、第1ノード
(FWA-HA)5には渡さず直接第3ノード(PDSN-MT)7にIP
トンネリングする。[ケース2]の場合は、第2ノード
(PDSN-FWA)6はそのアドレス変換(NAT)機能により、予
めグローバルIPアドレスからプライベートIPアドレスへ
の変換を行う。
【0053】(11)移動端末(MT)3から外部インターネッ
ト8上のホスト13宛に送信されたIPパケットについて
は、以下のように行う。[ケース1]では、第3ノード
(PDSN-MT)7から直接IPルーチングを行う。[ケース
2]では、第3ノード(PDSN-MT)7から第2ノード(PDS
N-FWA)6まで逆方向のIPトンネリングを行ない、その
後、第2ノード(PDSN-FWA)6のアドレス変換(NAT)機能
により予めプライベートIPアドレスからグローバルIPア
ドレスへの変換を行い、ノード(PDGN)9を介して外部イ
ンターネット8に送出する。
【0054】ここで、上記第1実施形態例について考察
する。
【0055】標準のモバイルIP手順(RFC2002)では、
移動端末宛のパケットはすべてホームエージェント(HA)
が捕捉し、フォーリンエージェント(FA)までトンネリン
グを行う。一方、第1実施形態例では、FWA-LAN(第1IP
ネットワーク)1上のFWA-HA(第1ノード)5とIMT-20
00網(第2IPネットワーク)2内の第2ノード6である
PDSN-FWAが密接に連携して、外部インターネット8から
移動端末(MT)3宛の受信パケットを、FWA-LAN 内のFWA-
HA(第 1ノード)5まで転送することなく、PDSN-FWA
(第2ノード)6から直接トンネリングを行う。これに
より、無線区間上でのIPパケットの往復を避けることが
できる。
【0056】また、標準のモバイルIPでは、移動端末
(MT)自身がトンネリングの終端機能を持つ場合(co-loca
ted care-of address と呼ばれる)も規定されている
が、この場合は、移動先のIPパケット網にFA機能は必要
ないが、何らかの方法で各移動端末(MT)にco-located c
are-of addressを割り当てる必要が生じる。IMT-2000で
は、PDSNノードが無線アクセスリンクによって移動端末
(MT)を一意に識別できるため、PDSNノードにFA機能を持
たせることにより、自然な形でモバイルIPベースの位置
管理を行うことが可能である。そこで、第1実施形態例
では、FA機能を持つPDSNノードがあらかじめ網内に配置
されるというIMT-2000の特徴を生かすとともに、PDSNノ
ードにFWA-LAN からの端末の移動に対応する付加機能を
設けることにより、移動端末(MT)に対して付加的なIPア
ドレスを割り当てることなく、効率的なIPモビリティを
実現することができた。
【0057】IETFのモバイルIPワーキンググループで
は、モバイルIPの機能拡張に関する検討が行われてお
り、いくつかの関連するインターネットドラフトが提案
されている。その一つとしてトンネル・エスタブリッシ
ュメント・プロトコル(Tunnel Establishment Protoco
l : TEP)が存在する。 TEPプロトコルでは、フォーリ
ンエージェント(FA)とホームエージェント(HA)の間に存
在する複数のトンネルエージェント(Tunnel Agent : T
A) を仲介することにより、モバイルIPのトンネリング
の確立を、隣接するTA間に対応した区間ごとに構成でき
るように拡張されている。これに対し、第1実施形態例
におけるPDSN-FWA(第2ノード)6は、一種のトンネル
エージェント(TA)と考えることができるが、ホームエー
ジェント(HA)に代わって外部からのパケットの捕捉とト
ンネリングを行う点がTEPプロトコルにおけるトンネル
エージェント(TA)とは異なっている。
【0058】FWA-LAN(第1IPパケット網)1が第1実
施形態例の「ケース1」にてグローバルIPアドレスを使
用する場合は、IMT-2000(第2IPパケット網)2のサブ
ネットとしてアドレスが割り当てられ、外部インターネ
ット8とはIMT-2000パケット網を介して接続される。一
方、IMT-2000とは独立なグローバルアドレスがFWA-LAN
に割り当てられる場合も考えられ、この場合、IMT-2000
網内では移動端末(MT)からFWA-LAN 宛のパケットを正し
くルーチングできない可能性があるため、必要に応じて
双方向トンネリングを行うことにより、正しくルーチン
グを実現している。更に、FWA-LAN がIMT-2000パケット
網以外を介して外部インターネット8と接続されている
場合は、外部インターネット8からの受信パケットは、
FWA-LAN 内のHA(第1ノード)5で捕捉するようにして
いる。
【0059】) 第1実施形態例では、FWA-LAN(第1IP
パケット網)1に対するファイアウォール(FW)の存在を
考慮していない。通常FW(ファイアウォール)は、FWA-
LAN の入り口、すなわちFWA 回線10の終端とホームエ
ージェントHAの間に設置されると考えられるが、このよ
うな場合、外部からファイアウォールを通過したパケッ
トのみを移動端末(MT)に転送する場合は、無線区間上で
のパケット往復が発生してしまう。そこで、PDSN-FWA
(第2ノード)6に、FWA-LAN のためのファイアウォー
ル機能を含めることが解決策として考えられる。ファイ
アウォール機能をIMT-2000網(第2IPパケット網)2側
で持つ場合、各FWA-LAN の要求条件に応じたファイアウ
ォールの設定が行える必要がある。このような形態は、
FWA-LAN に対する一種のハウジングサービスと捉えるこ
とができるが、IMT-2000網側にファイアウォール機能を
置くことにより、外部の悪意のあるユーザからの繰返し
アタックなどにより、無線回線のリソースを占有される
ことを避けるなどのメリットもある。
【0060】一方、FWA-LAN(第1IPパケット網)1へ
のアクセスに対してより強力なセキュリティが要求され
る場合は、認証ヘッダー (Authentication Header : A
H)やカプセル化セキュリティペイロード(Encapsulatin
g Security Payload : ESP)などのIPセキュリティプロ
トコルを組み合わせると良い。
【0061】標準的なモバイルIPでは、移動端末宛の
パケットはすべてホームエージェント(HA)経由となるた
め、ホームネットワーク以外の外部ホストからの受信パ
ケットに関しては、IPパケットの転送ルートが最適パス
と比較して冗長となる問題が存在する。第1実施形態例
では、外部インターネット8からのパケット受信時にFW
A 回線10上でのパケット往復を避けているが、転送ル
ートが冗長となる恐れはある。この問題に対処する方法
として、以下のような方式が考えられる (i) PDSN-MT(第3ノード)7におけるアプリケーション
プロキシィ(Proxy)のサポート: PDSN-MTがアプリケー
ションProxy の機能をサポートし、移動端末(MT)3が外
部インターネット8上のホスト13と通信する場合は、
アプリケーション・プロトコルに応じて移動端末(MT)3
の代理としてTCP コネクションを設定する。即ち、MTと
PDSN-MT との間の TCPコネクションと、PDSN-MTと外部
ホストとの間のTCP コネクションとの間のマッピングを
行うと良い。 (ii) IMT-2000 パケット網(第2IPパット網)2内にお
ける階層的なトンネリング設定:IMT-2000パケット網内
部で、PDGNノードとPDSNノードが階層的に構成されてい
る場合には、パケットデータゲートウェイノード(PDGN)
9がトンネル確立(MIP RR)の仲介エージェントとなる方
法が考えられる。この場合、外部インターネット8から
の受信パケットはすべてパケットデータゲートウェイノ
ード(PDGN)9が捕捉し、対応するPDSN-MT(第3ノード)
7にトンネリングすることにより、PDSN-FWA(第2ノー
ド)6からトンネリングする場合と比較して、より最適
パスに近い転送ルートを選択できる。
【0062】次に、第2実施形態例として、次世代移動
体通信システムIMT-2000におけるIPパケット網を介し
て、異なるFWA-LAN 間のIPモビリティを実現するシステ
ムを、図3〜図4を参照して説明する。
【0063】図3において、第1IPパケット網20はFW
A回線30に接続された企業LAN などであり、FWA-LAN1
(固定無線接続LAN1)と呼ぶ。第2IPパケット網21も
FWA回線31に接続された企業LAN などであり、FWA-LAN
2(固定無線接続LAN2)と呼ぶ。第3IPパケット網22
はIMT-2000のIPパケット網である。本例では、第1IPパ
ケット網(FWA-LAN1)20と第2IPパケット網(FWA-LA
N2)21が第3IPパケット網(IMT-2000)22に接続さ
れ、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20をホームネット
ワークとする移動端末(MT)23が、第1IPパケット網
(FWA-LAN1)20と第2IPパケット網(FWA-LAN2)21
との間で移動する場合を想定する。このような場合に、
移動端末(MT)23がそのホームIPアドレスを変更するこ
となく、効率的にシームレスに通信できるようにしてい
る。
【0064】図3に示す移動体通信システムには、第3
IPパケット網(IMT-2000)22を介して第1IPパケット網
(FWA-LAN1)20と第2IPパケット網(FWA-LAN2)21との
間で移動端末(MT)23の効率的なIPモビリティを実現す
るために、機能ノードとして、第1ノード(FWA1-HA)2
4と、第2ノード(FWA2-FA)25と、第3ノード(PDSN
-FWA1)26と、第4ノード(PDSN-FWA2)27が導入され
ている。パケットデータ下とウェイノード(PDGN)29
は、外部インターネット28との接続のためのノードで
ある。
【0065】第1ノード(FWA1-HA)24は第1IPパケッ
ト網(FWA-LAN1)20内に備えられており、第1IPパケッ
ト網(FWA-LAN1)20をホームネットワークとする移動端
末(MT)23に対するホームエージェント(HA)機能を提供
する。また、簡略化のために、第1ノード(FWA1-HA)2
4は第1IPパケット網(FWA-LAN1) 20と第3IPパケッ
ト網(IMT-2000)22を接続するゲートウェイルータの役
割を兼ねている。
【0066】第2ノード(FWA2-FA)25は第2IPパケッ
ト網(FWA-LAN2)21内に備えられており、第1IPパケッ
ト網(FWA-LAN1)20をホームネットワークとする移動端
末(MT)23に対するフォーリンエージェント(FA)機能を
提供する。また、簡略化のために、第2ノード(FWA2-F
A)25は第2IPパケット網(FWA-LAN2)21と第3IPパケ
ット網(IMT-2000)22を接続するゲートウェイルータの
役割を兼ねている。
【0067】第3ノード(PDSN-FWA1)26は第3IPパケ
ット網(IMT-2000)22内に備えられている。第3ノード
(PDSN-FWA1)26は、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20
を第3IPパケット網(IMT-2000)22に収容するためのル
ータ機能を提供するとともに、第1ノード(FWA1-HA)2
4と協調動作して移動端末(MT)3のIPモビリティを実現
する機能をサポートする。
【0068】第4ノード(PDSN-FWA2)27は第3IPパケ
ット網(IMT-2000)22内に備えられている。第4ノード
(PDSN-FWA2)27は、第2IPパケット網(FWA-LAN2)21
を第3IPパケット網(IMT-2000)22に収容するためのル
ータ機能を提供するとともに、第2ノード(FWA2-FA)2
5と協調動作して移動端末(MT)3のIPモビリティを実現
する機能をサポートする。
【0069】第1ノード(FWA1-HA)24と第3ノード
(PDSN-FWA1)26はFWA回線30で1対1に接続されて
いる。
【0070】また、第2ノード(FWA2-FA)25と第4ノ
ード(PDSN-FWA2)27もFWA回線31で1対1に接続さ
れている。
【0071】ノード(PDGN)29は第3IPパケット網(IMT
-2000)22内に備えられており、第3IPパケット網(IMT
-2000)22と外部インターネット28とのゲートウェイ
ルータ機能を提供する。但し、図6に示した通常のIMT-
2000での移動端末に対する位置管理の場合とは異なり、
このノード(PDGN)29は第1IPパケット網(FWA-LAN1)2
0をホームネットワークとする移動端末(MT)23に対す
るホームエージェント(HA)機能を提供する必要はない。
【0072】ここで、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20
をホームネットワークとする移動端末(MT)23の位置管
理とパケット転送に関しては、第1IPパケット網(FWA-L
AN1)20及び第2IPパケット網(FWA-LAN2)21が使用す
るIPアドレスの種類に応じて、以下の2つのケースが考
慮される。
【0073】[ケース1]:グローバルIPアドレスの場
合 (i) [ケース1]では、第1IPパケット網(FWA-LAN1)2
0及び第2IPパケット網(FWA-LAN2)21はグローバルIP
アドレスを使用する。 (ii)第1IPパケット網(FWA-LAN1)20及び第2IPパケッ
ト網(FWA-LAN2)21には、第3IPパケット網(IMT-2000)
22が管理主体となって割り当てたグローバルアドレス
(サブネットID)を付与する。 (iii) また、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20をホーム
ネットワークとする端末は、第1IPパケット網(FWA-LAN
1)20のサブネットIDに所属するグローバルIPアドレス
を持つ。
【0074】[ケース2]:プライベートIPアドレスの
場合 (i) [ケース2]では、第1IPパケット網(FWA-LAN1)2
0及び第2IPパケット網(FWA-LAN2)21は独自のプライ
ベートIPアドレスを使用する。 (ii)第3IPパケット網(IMT-2000)22では、第1IPパケ
ット網(FWA-LAN1)20及び第2IPパケット網(FWA-LAN2)
21毎に固有のプライベート網識別子(VPN-ID)を割り当
てることにより、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20及び
第2IPパケット網(FWA-LAN2)21の識別を行う。 (iii) 外部インターネットと通信を行うために、第3ノ
ード(PDSN-FWA1)26及び第4ノード(PDSN-FWA2)27
にはプライベートIPアドレスとグローバルIPアアドレス
間のアドレス変換機能(NAT: Network Address Translat
ion)を設ける。
【0075】以下、図4を参照して、通信手順を説明す
る。但し、下記通信手順中の番号(1) 〜(9) は図4中の
丸で囲んだ同じ番号に対応する。また、通信手順中[ケ
ース1]または[ケース2]で示される項目は、それぞ
れのケースに応じて異なる手順を適用することを示す。
【0076】(1) 移動端末(MT)23は移動先の第2IPパ
ケット網(FWA-LAN2)21の第2ノード(FWA2-FA)25に
接続し、モバイルIP登録要求(MIP RR)を発行する。その
際、第1IPパケット網(FWA-LAN1)20と第2IPパケット
網(FWA-LAN2)21がプライベートIPアドレスを用いて仮
想プライベート網(VPN)を構成する場合は、モバイルIP
登録要求(MIP RR)にプライベート網識別子(VPN-ID)を示
す拡張パラメータを含ませる。
【0077】(2) 第2ノード(FWA2-FA)25は第4ノー
ド(PDSN-FWA2)27を介して、第3ノード(PDSN-FWA1)
26及び第1IPパケット網(FWA-LAN1)20内の第1ノー
ド(FWA1-HA)24に対してモバイルIP登録要求(MIP RR)
を転送し、移動端末(MT)23の位置登録を行う。第3ノ
ード(PDSN-FWA1)26及び第4ノード(PDSN-FWA2)27
は、モバイルIP登録要求(MIP RR)に関する一種の仲介エ
ージェントとなる。
【0078】(3) 第1ノード(FWA1-HA)24は、第3ノ
ード(PDSN-FWA1)26からモバイルIP登録要求(MIP RR)
を受信し、その認証後にモバイルIP登録応答(MIP Rep)
を返送する。第1ノード(FWA1-HA)24は移動端末(MT)
23のIPアドレスと接続先の第2ノード(FWA2-FA)25
との対応を管理する。
【0079】なお、第1実施形態例(図1〜図2)では
第3ノード(PDSN-MT)7が無線アクセスリンク11によ
って移動端末(MT)3を一意に識別することができたのに
対し、本第2実施形態例の第4ノード(PDSN-FWA2)27
には第2ノード(FWA2-FA)25が接続されていて、第2
ノード(FWA2-FA)25はルータの役割を果たすため、移
動端末(MT)23の気付けアドレス(care-of address)を
第2ノード(FWA2-FA)25とする必要がある。そこで、
第1ノード(FWA1-HA)24と同様、第3ノード(PDSN-F
WA1)26も移動端末(MT)23のIPアドレスと接続先の第
2ノード(FWA2-FA)25との対応を管理する。
【0080】(4) 第1IPパケット網(FWA-LAN1)20内の
ホスト32から移動端末(MT)23宛に送信されたIPパケ
ットについては、第1ノード(FWA1-HA)24が捕捉して
第3ノード(PDSN-FWA1)26に渡す。第1ノード(FWA1
-HA)24と第3ノード(PDSN-FWA1)26はFWA回線30
で1対1に対応しているため、FWA回線30上では特にI
Pトンネリングを必要としない。
【0081】(5) 第3ノード(PDSN-FWA1)26は、第1
ノード(FWA1-HA)24から受信した移動端末(MT)23宛
のIPパケットを第2ノード(FWA2-FA)25までIPトンネ
リングする。
【0082】(6) 第2ノード(FWA2-FA)25は、トンネ
リングされたIPパケットの内容を復元し、移動端末(MT)
23に渡す。
【0083】(7) 移動端末(MT)23から第1IPパケット
網(FWA-LAN1)20内の他のホスト32宛に送信されたIP
パケットについては、アドレス種別に応じて以下のよう
に処理する。[ケース1]の場合は、第2ノード(FWA2
-FA)25で捕捉し、通常のIPルーチングを行うことによ
り、第1ノード(FWA1-HA)24を介して宛先ホスト32
に渡す。[ケース2]の場合は、第2ノード(FWA2-FA)
25から第4ノード(PDSN-FWA2)27を経由して第3ノ
ード(PDSN-FWA1)26までIPトンネリングを行い、トン
ネリングされたIPパケットの内容を第3ノード(PDSN-F
WA1)26で復元してから第1ノード(FWA1-HA)24を介
して宛先ホスト32に渡す。
【0084】(8) 外部インターネット28から受信した
移動端末(MT)23宛のIPパケットについては、ノード(P
DGN)29を通して、全て第3ノード(PDSN-FWA1)26が
捕捉し、第1ノード(FWA1-HA)24には渡さず直接第2
ノード(FWA2-FA)25にIPトンネリングして、移動端末
(MT)23に渡す。
【0085】(9) 移動端末(MT)23から外部インターネ
ット28上のホスト33宛に送信されたIPパケットにつ
いては、以下のように行う。[ケース1]では、第2ノ
ード(FWA2-FA)25から直接IPルーチングを行う。[ケ
ース2]では、第2ノード(FWA2-FA)25から第3ノー
ド(PDSN-FWA1)26まで逆方向のIPトンネリングを行な
い、第3ノード(PDSN-FWA1)26のアドレス変換(NAT)
機能によりプライベートIPアドレスをグローバルIPアド
レスに変換してから、パケットデータゲートウェイノー
ド(PDGN)29を介して外部インターネット28に送出す
る。
【0086】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、例えばFWA
回線に接続されたFWA-LAN とIMT-2000移動網との間や、
IMT-2000移動網を介してFWA 回線に接続されたFWA-LAN
どうしの間で、FWA-LAN 内のホームエージェントとIMT-
2000パケット網内の機能ノードとの連携により、FWA回
線上における不要なパケットの往復を避けながら、移動
端末の効率的でシームレスなIPモビリティを実現するこ
とができる。また、双方向トンネリングの適用によって
各FWA-LAN がプライベートIPアドレスを使用する場合に
も対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る移動体通信シス
テムの構成を示す図。
【図2】図1の移動体通信システムにおける通信手順を
示す図。
【図3】本発明の第2実施形態例に係る移動体通信シス
テムの構成を示す図。
【図4】図3の移動体通信システムにおける通信手順を
示す図。
【図5】モバイルIPの説明図。
【図6】IMT-2000におけるIPパケット網の構成を示す
図。
【符号の説明】
1 第1IPパケット網(FWA-LAN) 2 第2IPパケット網(IMT-2000) 3 移動端末(MT) 4 無線基地局(BS) 5 第1ノード(FWA-HA) 6 第2ノード(PDSN-FWA) 7 第3ノード(PDSN-MT) 8 インターネット 9 パケットデータゲートウェイノード(PDGN) 10 固定無線アクセス回線(FWA回線) 11 無線アクセスリンク 12 第1IPパケット網上のホスト 13 インターネット上のホスト 20 第1IPパケット網(FWA-LAN1) 21 第2IPパケット網(FWA-LAN2) 22 第3IPパケット網(IMT-2000) 23 移動端末(MT) 24 第1ノード(FWA1-HA) 25 第2ノード(FWA2-FA) 26 第3ノード(PDSN-FWA1) 27 第4ノード(PDSN-FWA2) 28 インターネット 29 パケットデータゲートウェイノード(PDGN) 30、31 固定無線アクセス回線(FWA回線) 32 第1IPパケット網上のホスト 33 インターネット上のホスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA10 HA08 HC01 HC14 HD08 HD09 JL01 JT09 5K033 CB08 DA06 DA19 5K067 AA21 BB04 CC08 DD17 DD51 EE04 EE10 JJ61 9A001 BB04 CC05 CC06 CC07 CC08 DD10 JJ18 JJ25 KK56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローバルIPアドレスを有する第1I
    Pパケット網と、グローバルIPアドレスを有する第2
    IPパケット網を含むこと、第1IPパケット網には、
    第2IPパケット網が管理主体となるサブネットIDが
    割り当てられていること、第1IPパケット網は、同第
    1IPパケット網をホームネットワークとする移動端末
    に対するホームエージェント機能を有する第1ノードを
    含むこと、第2IPパケット網は、第1ノードに固定ア
    クセス回線で接続されたルータの役割を果たす第2ノー
    ドと、前記移動端末に対するフォーリンエージェント機
    能を有する第3ノードを含むこと、第1ノードと、第2
    ノードと、第3ノードはモバイルIPをベースとしたプ
    ロトコル手順で協調動作して、前記移動端末の第2IP
    パケット網内での位置管理に加えて、第1IPパケット
    網と第2IPパケット網間における前記移動端末のIP
    モビリティをサポートすることを特徴とする移動体通信
    システム。
  2. 【請求項2】 グローバルアIPドレスを有する第1I
    Pパケット網と、グローバルIPアドレスを有する第2
    IPパケット網と、グローバルIPアドレスを有する第
    3IPパケット網を含むこと、第1IPパケット網及び
    第2IPパケット網には第3IPパケット網が管理主体
    となるサブネットIDが割り当てられていること、第1
    IPパケット網は、同第1IPパケット網をホームネッ
    トワークとする移動端末に対するホームエージェント機
    能を有する第1ノードを含むこと、第2IPパケット網
    は前記移動端末に対するフォーリンエージェント機能を
    有する第2ノードを含むこと、第3IPパケット網は第
    1ノードに固定アクセス回線で接続されたルータの役割
    を果たす第3ノードと、第2ノードに固定アクセス回線
    で接続されたルータの役割を果たす第4ノードを含むこ
    と、第1ノードと、第2ノードと、第3ノードと、第4
    ノードはモバイルIPをベースとしたプロトコル手順で
    協調動作して、第1IPパケット網と第2IPパケット
    網間における前記移動端末のIPモビリティをサポート
    することを特徴とする移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 プライベートIPアドレスを有する第1
    IPパケット網と、グローバルIPアドレスを有する第
    2IPパケット網を含むこと、第1IPパケット網には
    第2IPパケット網によりプライベート網識別子が割り
    当てられていること、第1IPパケット網は、同第1I
    Pパケット網をホームネットワークとする移動端末に対
    するホームエージェント機能を有する第1ノードを含む
    こと、第2IPパケット網は第1ノードに固定アクセス
    回線で接続されたルータの役割を果たし且つプライベー
    トIPアドレスとグローバルIPアドレス間のアドレス
    変換機能を有する第2ノードと、前記移動端末に対する
    フォーリンエージェント機能を有する第3ノードを含む
    こと、第1ノードと、第2ノードと、第3ノードはモバ
    イルIPをベースとしたプロトコル手順で協調動作し
    て、前記移動端末の第2IPパケット網内での位置管理
    に加えて、第1IPパケット網と第2IPパケット網間
    における前記移動端末のIPモビリティをサポートする
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 プライベートIPアドレスを有する第1
    IPパケット網と、プライベートIPアドレスを有する
    第2IPパケット網と、グローバルIPアドレスを有す
    る第3IPパケット網を含むこと、第1IPパケット網
    及び第2IPパケット網には第3IPパケット網により
    プライベート網識別子が割り当てられていること、第1
    IPパケット網は、同第1IPパケット網をホームネッ
    トワークとする移動端末に対するホームエージェント機
    能を有する第1ノードを含むこと、第2IPパケット網
    は前記移動端末に対するフォーリンエージェント機能を
    有する第2ノードを含むこと、第3IPパケット網は第
    1ノードに固定アクセス回線で接続された、ルータの役
    割を果たし且つプライベートIPアドレスとグローバル
    IPアドレス間のアドレス変換機能を有する第3ノード
    と、第2ノードに固定アクセス回線で接続されたルータ
    の役割を果たす第4ノードを含むこと、第1ノードと、
    第2ノードと、第3ノードと、第4ノードはモバイルI
    Pをベースとしたプロトコル手順で協調動作して、第1
    IPパケット網と第2IPパケット網間における前記移
    動端末のIPモビリティをサポートすることを特徴とす
    る移動体通信システム。
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