JPH11252182A - 端末収容方法及び端末収容機能付きノード装置 - Google Patents

端末収容方法及び端末収容機能付きノード装置

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JPH11252182A
JPH11252182A JP10054025A JP5402598A JPH11252182A JP H11252182 A JPH11252182 A JP H11252182A JP 10054025 A JP10054025 A JP 10054025A JP 5402598 A JP5402598 A JP 5402598A JP H11252182 A JPH11252182 A JP H11252182A
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JP
Japan
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terminal
mobile terminal
node device
network
agent
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Withdrawn
Application number
JP10054025A
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English (en)
Inventor
Toru Sugaya
徹 菅谷
Eiichiro Takahashi
英一郎 高橋
Kaoru Miyauchi
馨 宮内
Shinichi Yamauchi
伸一 山内
Takashi Inami
任 稲見
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばATMのような非放送形態のマルチア
クセスネットワークに、携帯型情報処理装置等の移動可
能な端末を収容できるようにする。 【解決手段】 データのパケット転送を行なうコアネッ
トワークを終端するとともに、上記コアネットワークと
は異なるプロトコルが適用された他のネットワークを終
端するノード装置1において、収容対象の端末4との間
で信号のやり取りを行なうことにより上記端末4の所在
位置を管理するエージェント部2と、エージェント部2
にて管理された端末4の所在位置と、当該端末4自身が
保有するアドレス情報とを対応付けておくアドレス/所
在位置対応部3とをそなえ、上記のコアネットワークが
他のネットワークを介して端末4を収容するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態 ・(a)本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付き
ノード装置が適用されるコアネットワークの説明(図2
〜図17) ・(b)本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付き
ノード装置が適用されるコアネットワークにおける端末
収容方法の説明 (b1)端末収容方法の第1の態様の説明(図18,図
25〜図33) (b2)端末収容方法の第1の態様の第1変形例の説明
(図19,図34,図35) (b3)端末収容方法の第1の態様の第2変形例の説明
(図19) (b4)端末収容方法の第1の態様の第3変形例の説明
(図20,図36) (b5)端末収容方法の第1の態様の第4変形例の説明
(図20) (b6)端末収容方法の第1の態様の第5変形例の説明
(図21) (b7)端末収容方法の第1の態様の第6変形例の説明
(図22) (b8)端末収容方法の第1の態様の第7変形例の説明 (b9)端末収容方法の第1の態様の第8変形例の説明 (b10)端末収容方法の第1の態様の第9変形例の説
明(図23) (b11)端末収容方法の第1の態様の第10変形例の
説明(図24) (b12)端末収容方法の第1の態様の第11変形例の
説明 (b13)端末収容方法の第2の態様の説明(図37) (b14)端末収容方法の第2の態様の第1変形例の説
明(図38) (b15)端末収容方法の第2の態様の第2変形例の説
明(図39) (b16)その他(図40,図41) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばATM(As
ynchronous Transfer Mode)のような非放送形態のマル
チアクセス(NBMA:Non Broadcast Multi Access)
ネットワークに、携帯型情報処理装置等の移動可能な端
末を収容する際に用いて好適な、端末収容方法及び端末
収容機能付きノード装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュータ
等の携帯型情報処理装置(以下、移動端末という)の普
及に伴い、いわゆるモバイルコンピューティングに代表
されるような移動通信が行なわれているが、この中でも
特にインターネットを利用した移動通信が注目されてい
る。
【0004】ここで、インターネットを利用した移動通
信は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を
利用して行なわれている。なお、このときには、移動端
末は、通常の交換回線を用いてISPにおけるアクセス
ポイントに接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな移動通信においては、高速広帯域な通信が実現でき
ない、サービス品質が保証されないという課題があるほ
か、上述のごとく通常の交換回線を用いて移動端末をイ
ンターネットに接続しているため、移動端末自体をイン
ターネットに収容することができないという課題があ
る。
【0006】つまり、移動端末自体をインターネットに
収容できれば、インターネット領域を拡大することがで
きるため、ネットワークリソースの共有化を更に促進し
て、より柔軟性のあるサービスを提供することができ
る。このため、移動端末自体をインターネットに収容し
て、インターネット領域を拡大することが望まれてい
る。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、サービス品質を保証しながら高速広帯域な通
信を実現できるようにするとともに、移動端末をインタ
ーネットに収容できるようにした、端末収容方法及び端
末収容機能付きノード装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の端末
収容方法は、コネクション・オリエンテッド通信方式ま
たはコネクションレス通信方式のいずれかが適用されて
データのパケット転送を行なうコアネットワークに、上
記コアネットワークとは異なるプロトコルが適用された
他のネットワークを介して端末を収容すべく、上記コア
ネットワークを終端するとともに、上記他のネットワー
クを終端すべく設けられたノード装置において、収容対
象の端末との間で信号のやり取りを行なうことにより上
記端末の所在位置を管理し、上記ノード装置において、
上記の管理された端末の所在位置と、当該端末自身が保
有するアドレス情報とを対応付けておくことにより、端
末移動時においても、上記のコアネットワークに端末を
収容することを特徴としている(請求項1)。
【0009】また、本発明の端末収容方法は、複数のノ
ード装置をそなえるとともに該複数のノード装置間でコ
ネクション・オリエンテッド通信方式またはコネクショ
ンレス通信方式の下でデータ転送を行なう第1ネットワ
ークに、上記第1ネットワークとは異なるプロトコルが
適用された第2ネットワークを介して少なくとも一つ以
上の端末を収容すべく、上記第2ネットワークのプロト
コルにより設定される端末毎のアドレス情報に基づき、
上記第1ネットワークに収容される各端末の基本収容先
を、上記第1ネットワークを構成する複数のノード装置
のうちのいずれかに設定しておき、上記複数のノード装
置のうちのいずれかに設けられた第1エージェント機能
により、ある端末が基本収容先となる収容領域に存在す
るか否かを検出するとともに、当該端末が上記基本収容
先となる収容領域に存在する場合には、当該端末が該第
1エージェント機能を介することにより上記第1ネット
ワークとの間で信号を送受することを通じて、上記第1
ネットワークに端末を収容する一方、上記複数のノード
装置のうちのいずれかに設けられた第2エージェント機
能により、当該端末が上記基本収容先となる収容領域以
外の領域に存在するか否かを検出するとともに、当該端
末が上記基本収容先となる収容領域以外の領域に存在す
る場合には、当該端末が上記の第2エージェント機能を
介することにより上記第1ネットワークとの間で信号を
送受することを通じて、上記第1ネットワークに端末を
収容することを特徴としている(請求項2)。
【0010】さらに、本発明の端末収容方法は、当該端
末が上記基本収容先となる収容領域以外の領域に移動し
た時には、当該端末の移動履歴に基づき、当該端末が、
移動元の収容領域に存在する端末の通信管理を行なう上
記第1エージェント機能又は第2エージェント機能を介
することにより上記第1ネットワークとの間で信号を送
受することを通じて、上記第1ネットワークに端末を収
容することを特徴としている(請求項3)。
【0011】また、本発明の端末収容方法は、上記第1
エージェント機能及び第2エージェント機能が、それぞ
れ上記複数のノード装置のうちの異なるノード装置に設
けられた場合に、上記第1エージェント機能が設けられ
たノード装置から、上記第2エージェント機能が設けら
れたノード装置に対してコネクションを確立して、上記
信号を送受することを特徴としている(請求項4)。
【0012】さらに、本発明の端末収容方法は、上記第
1エージェント機能及び第2エージェント機能が、それ
ぞれ上記複数のノード装置のうちの異なるノード装置に
設けられた場合に、上記第2エージェント機能が設けら
れたノード装置から、上記第1エージェント機能が設け
られたノード装置に対してコネクションを確立して、上
記信号を送受することを特徴としている(請求項5)。
【0013】また、本発明の端末収容方法は、上記第1
エージェント機能及び第2エージェント機能が、それぞ
れ上記複数のノード装置のうちの異なるノード装置に設
けられ、且つ、上記複数のノード装置間で既に確立され
ているコネクションが存在する場合には、上記複数のノ
ード装置間で既に確立されているコネクションを用いて
上記信号を送受することを特徴としている(請求項
6)。
【0014】さらに、本発明の端末収容方法は、上記複
数のノード装置間で既に確立されているコネクションと
して、他の通信により確立されたコネクションを用いる
ことを特徴としている(請求項7)。また、本発明の端
末収容方法は、上記複数のノード装置間で既に確立され
ているコネクションとして、予め設定されたコネクショ
ンを用いることを特徴としている(請求項8)。
【0015】さらに、本発明の端末収容方法は、上記予
め設定されたコネクションが、提供するサービスに応じ
て設定されたコネクションであることを特徴としている
(請求項9)。また、本発明の端末収容方法は、上記予
め設定されたコネクションのうち無通信状態にあるコネ
クションの数が予め設定された下限しきい値以下となっ
た場合には、新たにコネクションを確立することを特徴
としている(請求項10)。
【0016】さらに、本発明の端末収容方法は、上記予
め設定されたコネクションのうち無通信状態にあるコネ
クションの数が予め設定された上限しきい値以上となっ
た場合には、当該上限しきい値を上回った数のコネクシ
ョンを切断することを特徴としている(請求項11)。
また、本発明の端末収容方法は、上記予め設定されたコ
ネクションが、当該端末を収容する移動元のノード装置
から、上記複数のノード装置のうちの当該端末が移動し
うる範囲に属するノード装置に対して設定されたもので
あることを特徴としている(請求項12)。
【0017】さらに、本発明の端末収容方法は、上記予
め設定されたコネクションが、当該端末を収容する移動
元のノード装置から、上記複数のノード装置のうちの当
該端末が移動しうる範囲に属する複数のノード装置に対
してそれぞれ設定されたものである場合に、当該端末が
移動するのに先立って、当該移動元のノード装置が、上
記の当該端末が移動しうる範囲に属する複数のノード装
置に対して当該端末宛てのデータを転送しておくことを
特徴としている(請求項13)。
【0018】また、本発明の端末収容方法は、当該端末
が上記移動元のノード装置から移動しないときには、上
記の当該端末が移動しうる範囲に属する複数のノード装
置に転送された当該端末宛てのデータを廃棄することを
特徴としている(請求項14)。さらに、本発明の端末
収容方法は、当該端末が上記移動元のノード装置から移
動したときには、移動後の当該端末を収容する移動先の
ノード装置以外のノード装置に転送された当該端末宛て
のデータを廃棄することを特徴としている(請求項1
5)。
【0019】また、本発明の端末収容方法は、当該端末
が上記移動元のノード装置から移動したときには、上記
移動元のノード装置と移動後の当該端末を収容する移動
先のノード装置との間のコネクション以外のコネクショ
ンを切断することを特徴としている(請求項16)。さ
らに、本発明の端末収容方法は、上記の当該端末が移動
しうる範囲に属するノード装置が、上記移動元のノード
装置に隣接するノード装置であることを特徴としている
(請求項17)。
【0020】また、本発明の端末収容方法は、上記複数
のノード装置のうちのいずれかに設けられた第3エージ
ェント機能が、当該端末宛てのデータに含まれる上記デ
ータの送信元端末のアドレス情報に基づいて特定された
該送信元端末の通信管理を行なうとともに、当該端末が
上記基本収容先となる収容領域以外の領域に移動した時
には、当該端末宛てのデータを、当該端末の通信管理を
行なう上記第2エージェント機能に直接転送することを
特徴としている(請求項18)。
【0021】さらに、本発明の端末収容方法は、上記第
3エージェント機能が、上記第2エージェント機能から
当該端末が上記第2エージェント機能が通信管理を行な
う領域内にある旨の通知を受けてから、当該端末宛ての
データを、上記該第2エージェント機能に直接転送する
ことを特徴としている(請求項19)。ところで、図1
は本発明の端末収容機能付きノード装置の構成を示す原
理ブロック図であり、この図1に示すノード装置1は、
コネクション・オリエンテッド通信方式またはコネクシ
ョンレス通信方式のいずれかが適用されてデータのパケ
ット転送を行なうコアネットワークを終端するととも
に、上記コアネットワークとは異なるプロトコルが適用
された他のネットワークを終端するものであり、上記の
コアネットワークが上記他のネットワークを介して端末
4を収容すべく、エージェント部2及びアドレス/所在
位置対応部3をそなえて構成されている。
【0022】ここで、エージェント部2は、収容対象の
端末4との間で信号のやり取りを行なうことにより上記
端末4の所在位置を管理するものであり、アドレス/所
在位置対応部3は、エージェント部2にて管理された端
末4の所在位置と、当該端末4自身が保有するアドレス
情報とを対応付けておくものである(請求項20)。こ
こで、エージェント部2は、当該端末4の基本収容先と
なる収容領域に存在する端末の通信管理を行なう第1エ
ージェントと、当該端末4の上記基本収容先となる収容
領域以外の領域に存在する端末の通信管理を行なう第2
エージェントとにより構成されたことを特徴としている
(請求項21)。
【0023】また、本発明のノード装置1は、上記他の
ネットワークに、有線端末を収容するための回線終端部
が付設されていることを特徴としている(請求項2
2)。さらに、本発明のノード装置1は、上記他のネッ
トワークに、無線端末を収容するための基地局が付設さ
れていることを特徴としている(請求項23)。
【0024】また、本発明のノード装置1は、上記他の
ネットワークに有線端末を収容するための回線終端部が
設けられるとともに、上記第1エージェント又は第2エ
ージェントが通信管理を行なう領域が、一つの該回線終
端部が通信管理を行なう範囲に相当することを特徴とし
ている(請求項24)。
【0025】さらに、本発明のノード装置1は、上記他
のネットワークに有線端末を収容するための回線終端部
が設けられるとともに、上記第1エージェント又は第2
エージェントが通信管理を行なう領域が、複数の該回線
終端部が通信管理を行なう範囲に相当することを特徴と
している(請求項25)。
【0026】また、本発明のノード装置1は、上記他の
ネットワークに無線端末を収容するための基地局が設け
られるとともに、上記第1エージェント又は第2エージ
ェントが通信管理を行なう領域が、一つの該基地局が通
信管理を行なう範囲に相当することを特徴としている
(請求項26)。
【0027】さらに、本発明のノード装置1は、上記他
のネットワークに無線端末を収容するための基地局が設
けられるとともに、上記第1エージェント又は第2エー
ジェントが通信管理を行なう領域が、複数の該基地局が
通信管理を行なう範囲に相当することを特徴としている
(請求項27)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付きノ
ード装置が適用されるコアネットワークの説明 図2は本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付きノ
ード装置が適用されるコアネットワークの構成を模式的
に示すブロック図である。
【0029】この図2に示すコアネットワーク(第1ネ
ットワーク)10は、コネクション・オリエンテッド
(Connection Oriented :CO)通信方式及びコネクシ
ョンレス(ConnectionLess:CL)通信方式の両通信方
式が適用されて、データのパケット転送を行なうもので
あるが、詳細には図3に示すように、エッジノード(E
N)11−i(i=1,…,n)を複数そなえるととも
に、スイッチ(SW)12,コネクションレスサーバ
(CLS)13及びデフォルトフォワーダ(DF)14
をそなえて構成されている。
【0030】一般に、高速広帯域通信用のアーキテクチ
ャとしては、IP(インターネットプロトコル:Intern
et Protocol )オーバーNBMA〔IETF−RFC
(Internet Engineering Task Force-Request For Comm
ents)1577等〕が、代表的なプロトコルとして知ら
れているが、このコアネットワーク10は、このIPオ
ーバーNBMA方式によるIPパケット通信ネットワー
クにおいて、CLS13を配備することにより構成され
るコネクションレス型のパケット転送ルートと、DF1
4を配備することにより構成されるコネクション・オリ
エンテッド型のデフォルトフォワーディングルートとを
そなえることにより、コネクション・オリエンテッド通
信方式及びコネクションレス通信方式の両通信方式が適
用されるようになっている。
【0031】ここで、EN11−iは、上記コアネット
ワーク10を終端するとともに、後述するアクセスネッ
トワーク15を終端するものであり、端末収容機能付き
ノード装置として機能するものである。なお、このEN
11−iの構成及び機能については、後述にて詳細に説
明する。また、SW12は、複数のEN11−i間を接
続するパスの途中に設けられ、一方のEN11−iから
他方のEN11−iに転送されるデータのルーティング
を行なうものである。なお、このSW12としては、A
TMやフレームリレーにて用いられるスイッチと同様の
ものが用いられる。
【0032】さらに、CLS13及びDF14は、とも
にSW12の切り換え制御を行なうものであるが、CL
S13は、コネクションレス型のパケット転送ルートを
確立するものであり、DF14は、コネクション・オリ
エンテッド型のデフォルトフォワーディングルートを確
立するものである。ここで、CLS13及びDF14と
しては、既存のものを用いることができ、CLS13
は、図5に示すように、データの入力側から順に、複数
のインタフェース制御部(I.F.制御部)13a,セル入
出力制御部13b,パケット入出力制御部13c,ルー
ティング制御部13d,パケット入出力制御部13c,
セル入出力制御部13b及び複数のインタフェース制御
部(I.F.制御部)13aをそなえて構成されている。ま
た、DF14は、図6に示すように、データの入力側か
ら順に、複数のインタフェース制御部(I.F.制御部)1
4a,入力制御部14b,コアパケット解凍部(発コア
アドレス保存部)14c,ヘッダ情報抽出部14d,テ
ーブル検索部14e,CCMP情報作成部14f,コア
パケット化部14g,パケット廃棄処理部14h,出力
制御部14i及び複数のインタフェース制御部(I.F.制
御部)14jをそなえて構成されている。
【0033】ところで、アクセスネットワーク15は、
上記コアネットワーク10の下位のプロトコルが適用さ
れたネットワークであって、図3に示すように、上記コ
アネットワーク10と加入者LAN(User LA
N)18とのインタフェースとして機能するものであ
り、複数の光加入者線ネットワーク装置(ONU)1
7,光加入者線端局装置(SLT:Subscriber Line Te
rminal)16をそなえて構成されている。
【0034】ここで、ONU17は、アクセスネットワ
ーク15を終端するとともに、加入者LAN18を終端
するものであり、SLT16は、複数のONU17を集
積し多重化してEN11−iに接続するものである。そ
して、このONU17には、図3では図示を省略してい
るが、アクセスネットワーク15に有線端末を収容する
ための回線終端部(DSU:Digital Service Unit)2
5や、アクセスネットワーク15に無線端末を収容する
ための基地局(BSS:Base Station System )24が
付設されている(図7参照)。そして、ユーザLAN1
8のホスト(図示せず)は、ONU17に有線接続する
か無線接続するかに応じて、DSU25又はBSS24
のいずれかに接続するようになっている。
【0035】また、ユーザLAN18は、利用者の端末
(図2に示す発側端末20及び移動端末21)を直接収
容するものである。そして、このユーザLAN18も、
上記コアネットワーク10の下位のプロトコルが適用さ
れており、上記アクセスネットワーク15及びユーザL
AN18が、コアネットワーク10とは異なるプロトコ
ルが適用された第2ネットワークとして機能している。
【0036】なお、図2においては、上述したコアネッ
トワーク10のSW12,CLS13及びDF14,ア
クセスネットワーク15及び加入者LAN18の図示を
省略している。ここで、前述した端末収容機能付きノー
ド装置としてのEN11−iについて説明すると、この
EN11−iには、上記のコアネットワーク10に、ア
クセスネットワーク15及び加入者LAN18を介して
移動端末21を収容すべく、それぞれエージェント〔ホ
ームエージェント22又はフォーリンエージェント23
−j(i=1,…,m)〕が設けられている。
【0037】ここで、エージェントとは、後述するサブ
ネットに設けられた特殊ルータであり、移動端末(M
H:モバイルホスト)21の移動管理を行なうものであ
る。一般に、移動端末21は、移動端末21がIPアド
レスを取得したホームネットワークに存在する場合に
は、移動端末21宛てのデータ(IPパケット)をHA
22を介して受信することができる。しかし、この移動
端末21が、ホームネットワーク以外のネットワーク
(フォーリンネットワーク)に移動した場合には、移動
端末21宛てのデータはホームネットワークに配送され
てしまうため、移動端末21は、他人宛てのデータ(I
Pパケット)を送信することはできても、移動端末21
宛てのデータを受信することができない。
【0038】そこで、上記エージェントにより移動端末
21の移動管理を行なう方法が、IETFにて提案され
ており、この方法をモバイル−IP方式(IETF−R
FC2002)という。なお、このモバイル−IP方式
の基本的な処理手順については後述する。そして、HA
22及びFA23−jにより、収容対象の移動端末21
との間で信号のやり取りを行なうことにより上記移動端
末21の所在位置を管理するエージェント部が構成され
る。
【0039】例えば、図2に示す例では、EN11−2
には、移動端末21の基本収容先となるサブネット(ホ
ームネットワーク)に存在する端末との間で信号のやり
取りを行なうことにより当該端末の通信管理を行なうホ
ームエージェント(HA:第1エージェント)22が設
けられており、EN11−3,11−4には、それぞれ
移動端末21の基本収容先となるサブネット以外のサブ
ネット(フォーリンネットワーク)に存在する端末との
間で信号のやり取りを行なうことにより当該端末の通信
管理を行なうフォーリンエージェント(FA:第2エー
ジェント)23−1,23−2が設けられている。な
お、EN11−1には、発側端末20の基本収容先とな
るサブネットに存在する端末との間で信号のやり取りを
行なうことにより当該端末の通信管理を行なうエージェ
ント(図2では図示せず)が設けられている。
【0040】ここで、サブネットとは、外部の他のルー
タを介さずにIPパケット(データ)を配送できる範囲
のことをいうが、具体的には、例えば図8に示すよう
に、無線通信においては一つのBSS24から移動端末
21に電波が届く範囲(RadioCoverage)のことをい
い、有線通信においては一つのDSU25から移動端末
21にケーブルが届く範囲のことをいう。
【0041】図8に示す例では、BSS24又はDSU
25配下の一つのユーザLAN18が一つのサブネット
Sとみなされ、このサブネットS毎にエージェント(H
A22又はFA23−j)機能が設けられている。換言
すれば、上記HA22又はFA23−jが通信管理を行
なう領域が、一つのBSS24又はDSU25が通信管
理を行なう範囲に相当する。即ち、図8に示す例では、
移動端末21に対してIPアドレスに基づき規定される
サブネット論理空間と、BSS24が無線端末収容範囲
として定める無線通信エリア又はDSU25が有線端末
収容範囲として定める有線通信エリアとが、同一単位
(1:1)として対応づけられている。
【0042】その他の例としては、例えば図9に示すよ
うに、複数のBSS24又はDSU25配下の複数のユ
ーザLAN18を一つのサブネットSとみなしてもよ
く、この場合もサブネットS毎にエージェント(HA2
2又はFA23−j)機能が設けられている。換言すれ
ば、上記HA22又はFA23−jが通信管理を行なう
領域が、複数のBSS24又はDSU25が通信管理を
行なう範囲に相当する。即ち、図9に示す例では、1つ
のサブネット論理空間と、複数の無線通信エリア又は有
線通信エリアとが対応づけられている。
【0043】ここで、前述したモバイル−IP方式の基
本的な処理手順を、図13(a)〜図13(c)を用い
て説明する。移動端末21は、自分のIPアドレス(移
動端末21自身が保有するアドレス情報),HA22の
IPアドレス,現在自分を管理しているエージェント
(HA22又はFA23−j)のIPアドレスの3つを
記憶している。なお、自分のIPアドレス及びHA22
のIPアドレスは不変である。また、IPアドレスは、
インターネットプロトコルスタックのIPレイヤにおい
て、端末の識別情報及び端末の位置情報の2つの情報を
表している。
【0044】そして、各エージェント(HA22及びF
A23−j)及び移動端末21は、移動端末21が各エ
ージェントの管理するサブネットS1 ,S2 〔図13
(a)〜図13(c)では、サブネットS1 がホームネ
ットワークに相当し、サブネットS2 がフォーリンネッ
トワークに相当する〕内に存在する間、互いに定期的に
存在確認を行なっている。
【0045】即ち、各エージェントは、自サブネットS
1 ,S2 内に存在する端末に対して、一定周期で自分の
IPアドレスを広告しているため、移動端末21は、現
在自分を管理しているエージェント(HA22又はFA
23−j)を認識することができる。そして、移動端末
21は、受信したエージェントのIPアドレスの違いに
より、自分がホームネットワークから移動したかどうか
を認識することができる。
【0046】一方、移動端末21は、現在自分を管理し
ているエージェント(HA22又はFA23−j)のI
PアドレスをHA22に通知すべく、当該エージェント
を介して(現在自分を管理しているエージェントがHA
22である場合には直接)当該エージェントのIPアド
レスを送信するため、各エージェントは、移動端末21
からの応答の有無により、当該移動端末21が自サブネ
ットS1 ,S2 内から移動したかどうかを認識すること
ができる。
【0047】ここで、図13(a)に示すように、移動
端末21がホームネットワークに存在する場合には、H
A22のIPアドレスと、現在自分を管理しているエー
ジェントのIPアドレスとは一致するため、HA22
は、トップルータ30及びルータ31Aを介して受信し
た移動端末21宛てのデータを、移動端末21に直接送
信する。
【0048】一方、図13(b)に示すように、移動端
末21がホームネットワークから移動した場合には、移
動を認識した移動端末21は、現在自分を管理している
エージェント〔FA23−j;図13(b)ではFA2
3−1〕,ルータ31B,トップルータ30及びルータ
31Aを介して、HA22に対して現在自分を管理して
いるエージェントのIPアドレスを通知する。このと
き、FA23−jにおいては、移動してきた移動端末2
1のIPアドレスがフォーリンMH一覧テーブルに書き
込まれるとともに、HA22においては、自分の管理す
る移動端末21を現在管理しているFA23−jのIP
アドレスが管理テーブル(後述するアドレス/所在位置
対応部11nに相当する)に書き込まれる。
【0049】この場合には、HA22は、移動端末21
宛てのデータを受信すると、移動端末21宛てのデータ
にFA23−jのIPアドレスを付してFA23−j宛
てのパケットを作成し(移動端末21宛てのデータのカ
プセル化を行ない)、このFA23−j宛てのパケット
をFA23−jに対して送信する。そして、FA23−
jでは、このFA23−j宛てのパケットを受信する
と、受信したパケットから移動端末21宛てのデータを
取り出し(移動端末21宛てのデータのデカプセル化を
行ない)、この移動端末21宛てのデータを移動端末2
1に対して送信する〔図13(c)参照〕。
【0050】従って、移動端末21はフォーリンネット
ワークへ移動した場合にも、移動端末21宛てのデータ
を受信することができる。ところで、前述したEN11
−iの構成を図4に詳細に示すと、EN11−iは、デ
ータの入力側から順に、複数のインタフェース制御部
(I.F.制御部)11a,入力制御部11b,コアパケッ
トとIPパケットとを振り分けるパケット振り分け部1
1c,コアパケット解凍部11d,ヘッダ情報抽出/振
り分け部11e,IP処理部11g,コアプロトコル化
部11i,パケット廃棄処理部11j,出力制御部11
k及び複数のインタフェース制御部(I.F.制御部)11
mをそなえて構成されている。なお、ヘッダ情報抽出/
振り分け部11e及びIP処理部11g以外の各部は既
存のものである。
【0051】ここで、本実施形態にかかるEN11−i
は、上述したようなエージェント機能(HA22又はF
A23−jとしての機能)をそなえるべく、ヘッダ情報
抽出/振り分け部11eにユーザパケット処理部11f
が設けられるとともに、IP処理部11gに、アドレス
/所在位置対応部11nをそなえたEN処理部11hが
設けられている。
【0052】即ち、エージェント機能を、ユーザパケッ
トのカプセル化を行なうユーザパケット処理部11f
と、ユーザパケット処理部11f以外のエージェント機
能を発揮するEN処理部11hとに分けて、ユーザパケ
ット処理部11f及びEN処理部11hをEN11−i
内に設けることにより、図4に示すEN11−iにエー
ジェント機能を設けている。
【0053】ここで、アドレス/所在位置対応部11n
は、移動端末21のIPアドレスと移動端末21を現在
管理しているエージェントのIPアドレスとを対応させ
て記憶することにより、HA22及びFA23−jにて
管理された移動端末21の所在位置と、当該移動端末2
1自身が保有するアドレス情報(IPアドレス)とを対
応付けておくものである。
【0054】なお、EN11−iにおける基本的なユー
ザパケットの配送について説明する。 (1)ユーザLAN18からのパケット (i)通常のユーザパケット(IPパケット) EN11−iがパケットを受信すると、ヘッダ情報抽出
/振り分け部11eでは、パケットのヘッダ情報(D−
IP)が抽出される。
【0055】そして、IP処理部11gでは、抽出され
たヘッダ情報に基づいて、図示しない各種テーブルから
コアパケット作成に必要な情報(コアアドレス等)を引
き出し、引き出した情報に基づいてコアパケットを生成
する。なお、IP処理部11gでは、受信したパケット
が自サブネット内へ配送するパケットである場合にはコ
アパケットは生成せず、IPパケットをそのままユーザ
LAN18の該当ポートに送出する。
【0056】(ii)EN11−i宛てのコントロールパ
ケット EN11−iがEN11−i宛てのコントロールパケッ
トを受信すると、IP処理部11gでは、プロトコル解
析が行なわれ、解析結果に応じて必要な処理が行なわれ
る。なお、コントロールパケットに対する返答が必要な
場合には、返答用のIPパケットを組み立て、通常のI
Pパケットと同様に処理した後に送信する。
【0057】(2)コアネット10からのユーザパケッ
ト(コアパケット) EN11−iがコアパケットを受信すると、コアパケッ
ト解凍部11dでは、コアパケットを解凍してユーザパ
ケットが抽出される。そして、ヘッダ情報抽出/振り分
け部11eでは、抽出されたユーザパケットからヘッダ
情報が抽出され、IP処理部11gでは、抽出されたヘ
ッダ情報から宛先IPアドレスが検出され、そのIPア
ドレスを保有する端末に対してユーザパケットを該当V
CIから送信する。
【0058】(3)移動端末21宛てのユーザパケット HA22が設けられたEN11−iがパケットを受信す
ると、ヘッダ情報抽出/振り分け部11eでは、パケッ
トのヘッダ情報(D−IP)が抽出される。そして、I
P処理部11gでは、抽出されたヘッダ情報から宛先I
Pアドレス(移動端末21のIPアドレス)が検出さ
れ、更にEN処理部11hにより、アドレス/所在位置
対応部11nを参照して移動端末21の現在のエージェ
ントが認識される。
【0059】移動端末21の現在のエージェントが自分
自身(HA22)である場合(移動端末21がHA22
配下に存在する場合)には、このパケットを通常のパケ
ットを送信する場合と同様に送信する。また、移動端末
21の現在のエージェントが自分自身でない場合(移動
端末21がFA23−j配下に存在する場合)には、カ
プセル化して該当するFA23−j宛てのパケット(I
Pv4パケット)を生成して送信する。なお、該当する
FA23−jが自EN11−i内にない場合には、当該
FA23−j宛てのパケットを更にコアパケット化して
送信する。
【0060】なお、移動端末21がFA23−j配下に
存在する場合には、上記のようにして生成されたFA2
3−j宛てのパケットをFA23−jが受信すると、I
P処理部11gにてデカプセル化された後に、このパケ
ットを該当移動端末21に対して送信する。上述の構成
により、図3に示すコアネットワーク10においては、
以下の手順により、移動端末21宛のデータ(IPパケ
ット)が、移動端末21を収容するEN11−iに対し
て送信される。
【0061】ここで、図2に示すように、EN11−1
が移動端末21宛のデータを送信する発側端末20を収
容するとともに、EN11−2が移動端末21を収容す
る場合について、図11を参照しながら説明する。な
お、この図11では、発側端末20がユーザLAN1
8′の配下にあり、移動端末21がユーザLAN18の
配下にあるものとする。なお、図11に示す手順を拡張
した場合について図12に示す。
【0062】まず、EN11−1が、発側端末20から
送信されたIPパケットを受信すると、EN11−1で
は、IPパケットのヘッダ情報に含まれる移動端末21
のIPアドレスに基づいて、移動端末21を収容するE
N11−2のコアアドレスを検索し、該当するコアアド
レス(即ち、EN11−2のコアアドレス)があれば、
そのコアアドレスを付したコアパケットを組み立てて送
信する。
【0063】そして、検索した結果、該当するコアアド
レスがない場合には、DF14のコアアドレスを付した
コアパケットを組み立てて送信する(図11の参
照)。DF14では、受信したコアパケットを解凍して
IPパケットを取り出し、IPパケットのヘッダ情報に
含まれる移動端末21のIPアドレスに基づいてEN1
1−2のコアアドレスを検索し、該当するコアアドレス
(即ち、EN11−2のコアアドレス)を付したコアパ
ケットを組み立てて送信する(図11の参照)。これ
と同時に、DF14は、このIPパケットを送信したE
N11−1に対して、リダイレクションメッセージとし
てEN11−2のコアアドレスを通知し、EN11−1
では、図示しないキャッシュメモリ等に、受信したEN
11−2のコアアドレスを記憶しておく(図11の参
照)。
【0064】その後は、EN11−1は、上記キャッシ
ュメモリ等に記憶されたEN11−2のコアアドレスを
参照して、EN11−2に対してコアパケットを直接送
信する(図11の参照)。なお、このときの発側EN
11−1の処理の詳細を図14のステップA1〜A9に
示し、DF14の処理の詳細を図16のステップA13
〜A19および図17のステップA20〜A22に示
す。
【0065】このようにして、移動端末21宛のデータ
(IPパケット)が、移動端末21を収容するEN11
−2に対して送信されると、EN11−2においては、
以下のようにして移動端末21に対して当該データを送
信する。ここで、移動端末21が、前述したHA22の
配下にあるときには、移動端末21宛のデータは、通常
のIPパケットの配送方法に従って、移動端末21に配
送される。
【0066】なお、通常のIPパケットの配送方法を、
図10を用いて説明すると、まず、端末29Bが、宛先
の端末29AのIPアドレスを付したパケットを、自サ
ブネットS内に送信する。そのパケットは、図10に示
すように自サブネットS内の端末宛てのものではないの
で、ルータ27C−1がその宛先を見て、知っている宛
先であればそこに送信し、知らない宛先であれば上位の
ルータ27Cあるいは外部のルータ27B,27Aに送
信する(デフォルトルートへの送信)。
【0067】そして、そのパケットは、最終的にはその
パケットの宛先を知っているルータ27Aに到着するた
め、ルータ27A−1を介して宛先の端末29Aの所属
するサブネットSに送信され、端末29Aがそのパケッ
トを受信する。パケットがそのパケットの宛先を知って
いるルータに到着しなかった場合には、そのパケットは
廃棄される。
【0068】なお、この図10において、符号S′は、
ルータ27A〜27Cが管理するサブネットを示し、符
号27A−2は、サブネットSの管理を行なうルータで
あって、ルータ27Aの下位のルータを示す。また、こ
のときの着側EN11−2の処理の詳細を図15のステ
ップA10〜A12に示す。
【0069】そして、図2に示すコアネットワーク10
においても、HA22が設けられたEN11−2に移動
端末21が収容される場合には、上述した場合と同様に
して、移動端末21宛のデータ(IPパケット)は、E
N11−2に対して送信され、更に移動端末21に対し
て送信される。また、移動端末21が移動して、FA2
3−1,23−2が設けられたEN11−3,11−4
の配下に存在する場合には、移動端末21宛のデータ
(IPパケット)は、後述の「(b)本発明の一実施形
態にかかる端末収容機能付きノード装置が適用されるコ
アネットワークにおける端末収容方法の説明」にて詳述
するようにして、EN11−3,11−4に対して送信
され、更に移動端末21に対して送信される。
【0070】(b)本発明の一実施形態にかかる端末収
容機能付きノード装置が適用されるコアネットワークに
おける端末収容方法の説明 図2に示すコアネットワーク10においては、EN11
−2〜11−4に設けられたHA22及びFA23−
1,23−2において、収容対象の移動端末21との間
で、後述のごとく信号のやり取りを行なうことにより、
上記移動端末21の所在位置を管理する。そして、HA
22が設けられたEN11−2では、IP処理部11g
のアドレス/所在位置対応部11n(図4参照)におい
て、上記の管理された移動端末21の所在位置と、移動
端末21のIPアドレスとを対応付けておく。
【0071】そして、移動端末21宛てのデータをEN
11−2が受信すると、HA22は上記アドレス/所在
位置対応部11nを参照して、移動端末21を収容する
EN11−iに対して当該データを送信する。これによ
り、移動端末21の移動時においても、上記のコアネッ
トワーク10に、上記アクセスネットワーク15及びユ
ーザLAN18を介して移動端末21を収容することが
できる。
【0072】より具体的には、上記コアネットワーク1
0においては、ユーザLAN18のプロトコルにより設
定される端末毎のIPアドレスに基づき、コアネットワ
ーク10に収容される各端末の基本収容先が、コアネッ
トワーク10を構成する複数のEN11−iのうちのい
ずれかに設定される。なお、図2に示す例では、移動端
末21の基本収容先が、HA22が設けられたEN11
−2に設定されている。
【0073】そして、EN11−2に設けられたHA2
2により移動端末21が基本収容先となるサブネットに
存在するか否かが検出され、当該移動端末21が上記基
本収容先となるサブネットに存在する場合には、当該移
動端末21がHA22を介することにより、やはり後述
のごとく上記コアネットワーク10との間で信号を送受
することを通じて、上記コアネットワーク10に移動端
末21を収容する。
【0074】一方、EN11−3,11−4に設けられ
たFA23−1又はFA23−2により、当該移動端末
21が上記基本収容先となるサブネット以外のサブネッ
トに存在するか否かが検出され、当該移動端末21が上
記基本収容先となるサブネット以外のサブネットに存在
する場合(即ち、移動端末21が上記基本収容先となる
サブネットから移動した場合)には、当該移動端末21
が上記のFA23−1又はFA23−2を介することに
より、やはり後述のごとく上記コアネットワーク10と
の間で信号を送受することを通じて、上記コアネットワ
ーク10に移動端末21を収容する。
【0075】このように、本発明の一実施形態にかかる
端末収容機能付きノード装置(EN11−i)によれ
ば、エージェント機能が設けられているので、移動端末
21が移動した場合にも、移動端末21宛のデータを当
該移動端末21に対して送信することができ、移動端末
21自体をコアネットワーク10(即ち、インターネッ
ト)に収容することができる。従って、インターネット
領域を拡大することができ、ネットワークリソースの共
有化を促進して、柔軟性のあるサービスを提供すること
ができる。
【0076】また、コアネットワーク10として、IP
オーバーNBMA方式のネットワークを用いているの
で、サービス品質を保証しながら、高速広帯域な通信を
実現することができるほか、このコアネットワーク10
が、IPオーバーNBMA方式にコネクションレス通信
機能が付加されて構成されているので、帯域共有型の通
信を実現して、更に経済化を図ることもできる。
【0077】さらに、EN11−i配下に、加入者収容
回線の多重化装置であるSLT16が配備されているの
で、EN11−iに加入者端末を経済化収容することが
できる。また、ONU17に、有線端末を収容するため
のDSU25や無線端末を収容するためのBSS24が
付設されているので、有線収容型の移動端末21,無線
収容型の移動端末21及び有線収容型の固定端末を混在
してコアネットワーク10に収容することができる。
【0078】さらに、コアネットワーク10における端
末収容方法の各態様について、以下に説明する。なお、
図2に示すコアネットワーク10においては、発側端末
20がEN11−1の配下にあり、移動端末21がEN
11−2〜11−4のいずれかの配下にあるものとす
る。 (b1)端末収容方法の第1の態様の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様について、図18を参照しながら説明する。
【0079】この場合には、移動端末21が上記基本収
容先となるサブネット以外のサブネットに移動した時に
は、当該移動端末21の移動履歴に基づき、当該移動端
末21が、移動元のサブネットに存在する端末の通信管
理を行なうHA22又はFA23−1,23−2を介す
ることにより上記コアネットワーク10との間で信号を
送受することを通じて、上記コアネットワーク10に移
動端末21を収容している。
【0080】即ち、移動端末21が、HA22を具備す
るEN11−2から、FA23−1を具備するEN11
−3へ移動し、更にそこからFA23−2を具備するE
N11−4へ移動した場合には、当該移動端末21へ送
信すべきIPパケットを、発側端末20を収容するEN
11−1からHA22を具備するEN11−2を経由
し、更にFA23−1を具備するEN11−3経由して
FA23−2を具備するEN11−4へ転送するよう
な、追いかけ構造によるルーティング方式を用いること
により、上記コアネットワーク10に移動端末21を収
容している。なお、HA22を具備するEN11−2か
ら、FA23−1を具備するEN11−3への移動にか
かる手順は、モバイル−IP方式による手順が適用され
る。
【0081】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20から送信された移動端末21宛ての
データ(ユーザパケット)は、まずEN11−2のHA
22に配送され、移動端末21がHA22の配下にある
ときには、当該データはそのまま移動端末21に対して
送信される(図18の参照)。 (2)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図18の参照)。 (3)このとき、移動端末21は、FA23−1に対し
て、FA23−1の配下にあるサブネットに移動した旨
を通知する。同時に、移動端末21は、FA23−1に
対して、FA23−1の直前にいたエージェント(この
場合はHA22)のIPアドレスを通知し、FA23−
1では、FA23−1の管理テーブル(図示せず)が書
き換えられる。さらに、FA23−1から、上記直前に
いたエージェント(即ちHA22)に対して、移動端末
21がFA23−1の配下にあるサブネットに移動した
旨の通知が行なわれ、HA22の管理テーブル(アドレ
ス/所在位置対応部11n)が書き換えられる(図18
の参照)。 (4)以降、移動端末21宛てのデータは、HA22及
びFA23−1を経由して移動端末21に送信される
(図18の参照)。 (5)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図18の
参照)。 (6)このとき、移動端末21は、FA23−2に対し
て、FA23−2の配下にあるサブネットに移動した旨
を通知する。同時に、移動端末21は、FA23−2に
対して、FA23−2の直前にいたエージェント(この
場合はFA23−1)のIPアドレスを通知し、FA2
3−2では、FA23−2の管理テーブル(図示せず)
が書き換えられる。さらに、FA23−2から、上記直
前にいたエージェント(即ちFA23−1)に対して、
移動端末21がFA23−2の配下にあるサブネットに
移動した旨の通知が行なわれ、FA23−1の上記管理
テーブル(図示せず)が書き換えられる(図18の参
照)。 (7)以降、移動端末21宛てのデータは、(4)と同
様に、HA22を経由してFA23−1に送信される。
その後、移動端末21宛てのデータは、FA23−1か
らFA23−2に対して送信され、移動端末21に送信
される(図18の参照)。
【0082】なお、図25に、モバイル−IPにおける
移動端末(MH)21宛てのIPパケット受信時のHA
22における処理の詳細について示し(図25のステッ
プB1〜B6参照)、図26に、モバイル−IPにおけ
る移動端末(MH)21宛てのIPパケット受信時のF
A23−jにおける処理の詳細について示す(図26の
ステップB7〜B9参照)。
【0083】また、図27に、モバイル−IPにおける
移動通知時の移動端末(MH)21における処理の詳細
について示し(図27のステップB10,B11参
照)、図28に、モバイル−IPにおける移動通知時の
FA23−jにおける処理の詳細について示す(図28
のステップB12〜B15参照)、図29に、モバイル
−IPにおける移動通知時のHA22における処理の詳
細について示す(図29のステップB16,B17参
照)。図27において、COA(Care of Address )
は、移動先ENのアドレスであるケアアドレスを意味す
る。
【0084】さらに、図30に、エージェント追いかけ
転送方式におけるHA22の移動端末(MH)21宛て
のIPパケットの処理(コアネットワーク10からIP
パケットを受信した場合の処理)の詳細について示す
(図30のステップB18〜B25参照)。また、図3
1に、エージェント追いかけ転送方式におけるFA23
−jの移動端末(MH)21宛てのIPパケットの処理
の詳細について示し(図31のステップB40〜B47
参照)、図32に、エージェント追いかけ転送方式にお
けるFA23−jの移動通知処理〔移動端末(MH)2
1から移動通知があった場合の処理〕の詳細について示
し(図32のステップB48〜B51参照)、図33
に、エージェント追いかけ転送方式におけるFA23−
jの移動通知処理(他のFA23−jから移動通知があ
った場合の処理)の詳細について示す(図33のステッ
プB52,B53参照)。
【0085】(b2)端末収容方法の第1の態様の第1
変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第1変形例について、図19を参照しながら説明す
る。この場合には、HA22及びFA23−1,23−
2が、それぞれ複数のEN11−iのうちの異なるEN
に設けられた場合に、HA22が設けられたEN11−
2からFA23−1が設けられたEN11−3に対して
SVCパスを設定するとともに、FA23−1が設けら
れたEN11−3からFA23−2が設けられたEN1
1−4に対してSVCパスを設定してコネクションを確
立して、移動端末21がコアネットワーク10との間で
信号を送受している。
【0086】即ち、IPオーバーNBMA型通信方式を
適用する場合には、発信端末20を収容するEN11−
1から、移動端末21を収容するHA22を具備したE
N11−2との間に、ポイント・ポイントコネクション
〔ポイント・ポイントコネクションとは、NBMAネッ
トワークがATMネットワークである場合には、ATM
選択接続コネクション(SVC)のことをいう〕が設定
され、当該コネクションを利用して移動端末21宛ての
データが高速転送される。
【0087】ここで、移動端末21が、FA23−1を
具備するEN11−3配下に移動した場合には、HA2
2を具備するEN11−2からFA23−1を具備する
移動先のEN11−3に対してポイント・ポイントコネ
クションを新規に設定する。そして、設定済のEN11
−1とEN11−2との間のポイント・ポイントコネク
ションと、当該新規に設定されたEN11−2とEN1
1−3との間のポイント・ポイントコネクションとを、
HA22を具備するEN11−2において結合すること
により、EN11−1とEN11−3との間のポイント
・ポイントコネクション(カスケードコネクション)を
作成し、当該カスケードコネクションを利用して、EN
11−1とEN11−3との間で移動端末21宛てのデ
ータの通信が高速に行なわれる。
【0088】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図1
9の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVC(Switched Vir
tual Channel)パスが設定される(図19の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する。そして、EN11−2では、受信
した当該データをHA22を介して移動端末21に送信
する(図19の参照)。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図19の参照)。 (5)このとき、移動端末21は、FA23−1を経由
して、EN11−2のHA22に対して、FA23−1
の配下にあるサブネットに移動した旨を通知する(図1
9の参照)。 (6)EN11−2では、HA22からの指示に基づい
てEN11−3に対してSVCパスが設定される(図1
9の′参照)。 (7)HA22は、移動端末21宛てのデータをEN1
1−1との間のSVCパスを通じて受信すると、当該デ
ータを(6)で設定されたEN11−3に対するSVC
パスへと送信する。当該データを受信したFA23−1
は、移動端末21にこのデータを送信する(図19の
参照)。 (8)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図19の
参照)。 (9)このとき、移動端末21は、FA23−2に対し
て、FA23−2の配下にあるサブネットに移動した旨
を通知する。同時に、移動端末21は、FA23−2に
対して、FA23−2の直前にいたエージェント(この
場合はFA23−1)のIPアドレスを通知し、FA2
3−2では、FA23−2の管理テーブル(図示せず)
が書き換えられる。さらに、FA23−2から、上記直
前にいたエージェント(即ちFA23−1)に対して、
移動端末21がFA23−2の配下にあるサブネットに
移動した旨の通知が行なわれ、FA23−1の管理テー
ブル(図示せず)が書き換えられる(図19の参
照)。 (10)EN11−3では、FA23−1からの指示に
基づいてEN11−4に対してSVCパスが設定され
る。なお、このとき、SVCパスが設定された相手EN
11−4及びSVCパス番号の組を作成しておく(図1
9の″参照)。 (11)FA23−1は、移動端末21宛てのデータを
EN11−2との間のSVCパスを通じて受信すると、
当該データを(10)で設定されたEN11−4に対す
るSVCパスへと送信する。当該データを受信したFA
23−2は、移動端末21にこのデータを送信する(図
19の参照)。
【0089】なお、図34に、SVCパスの設定処理
(ユーザLAN18からIPパケットを受信したEN1
1−iからSVCパスを設定する場合の処理)の詳細に
ついて示し(図34のステップB54〜B56参照)、
図35に、SVCパスの設定処理(コアネットワーク1
0からコアパケットを受信したEN11−iからSVC
パスを設定する場合の処理)の詳細について示す(図3
5のステップB57〜B60参照)。
【0090】(b3)端末収容方法の第1の態様の第2
変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第2変形例について、更に図19を参照しながら説
明する。この場合には、HA22及びFA23−1,2
3−2が、それぞれ複数のEN11−iのうちの異なる
ENに設けられ、且つ、上記複数のEN11−i間で既
に確立されているコネクションが存在する場合(例えば
他の通信によりEN11−1〜11−4間で既に確立さ
れているコネクションがある場合)には、その複数のE
N11−i間で既に確立されているコネクションを用い
て信号の送受が行なわれる。
【0091】即ち、EN11−2とEN11−3との間
のポイント・ポイントコネクションが、既に他のIPパ
ケットフロー(他のパケット通信による手順)により確
立しているときには、当該既設のポイント・ポイントコ
ネクションに、新規IPパケットフロー(新規パケット
通信による手順)に対応してEN11−1からEN11
−2に対して確立されたポイント・ポイントコネクショ
ンを多重結合することにより、HA22を具備するEN
11−2が、EN11−1とEN11−3との間のポイ
ント・ポイントコネクション(カスケードコネクショ
ン)を作成することができる。
【0092】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図1
9の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対する既設のSVCパスがあ
るかを確認し、既設のSVCパスがあればそのSVCパ
スを使う。既設のSVCパスがない場合には、EN11
−2に対してSVCパスが設定される。なお、このと
き、SVCパスが設定された相手EN11−2及びSV
Cパス番号の組を作成しておく(図19の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)におけるSVC
パスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛ての
データを送信する。そして、EN11−2では、受信し
た当該データをHA22を介して移動端末21に送信す
る(図19の参照)。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図19の参照)。 (5)このとき、移動端末21は、FA23−1を経由
して、EN11−2のHA22に対して、FA23−1
の配下にあるサブネットに移動した旨を通知する(図1
9の参照)。 (6)EN11−2では、HA22からの指示に基づ
き、EN11−3に対する既設のSVCパスがあるかを
確認し、既設のSVCパスがあればそのSVCパスを使
う。既設のSVCパスがない場合には、EN11−3に
対してSVCパスが設定される。なお、このとき、SV
Cパスが設定された相手EN11−3及びSVCパス番
号の組を作成しておく(図19の′参照)。 (7)HA22は、移動端末21宛てのデータをEN1
1−1との間のSVCパスを通じて受信すると、当該デ
ータを(6)におけるEN11−3に対するSVCパス
へと送信する。当該データを受信したFA23−1は、
移動端末21にこのデータを送信する(図19の参
照)。 (8)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図19の
参照)。 (9)このとき、移動端末21は、FA23−2に対し
て、FA23−2の配下にあるサブネットに移動した旨
を通知する。同時に、移動端末21は、FA23−2に
対して、FA23−2の直前にいたエージェント(この
場合はFA23−1)のIPアドレスを通知し、FA2
3−2では、FA23−2の管理テーブル(図示せず)
が書き換えられる。さらに、FA23−2から、上記直
前にいたエージェント(即ちFA23−1)に対して、
移動端末21がFA23−2の配下にあるサブネットに
移動した旨の通知が行なわれ、FA23−1の管理テー
ブル(図示せず)が書き換えられる(図19の参
照)。 (10)EN11−3では、FA23−1からの指示に
基づき、EN11−4に対する既設のSVCパスがある
かを確認し、既設のSVCパスがあればそのSVCパス
を使う。既設のSVCパスがない場合には、EN11−
4に対してSVCパスが設定される。なお、このとき、
SVCパスが設定された相手EN11−4及びSVCパ
ス番号の組を作成しておく(図19の″参照)。 (11)FA23−1は、移動端末21宛てのデータを
EN11−2との間のSVCパスを通じて受信すると、
当該データを(10)におけるEN11−4に対するS
VCパスへと送信する。当該データを受信したFA23
−2は、移動端末21にこのデータを送信する(図19
の参照)。
【0093】(b4)端末収容方法の第1の態様の第3
変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第3変形例について、図20を参照しながら説明す
る。この場合には、HA22及びFA23−1,23−
2が、それぞれ複数のEN11−iのうちの異なるEN
に設けられた場合に、図19を用いて前述した場合とは
逆に、FA23−1が設けられたEN11−3からHA
22が設けられたEN11−2に対してSVCパスを設
定するとともに、FA23−2が設けられたEN11−
4からFA23−1が設けられたEN11−3に対して
SVCパスを設定してコネクションを確立して、移動端
末21がコアネットワーク10との間で信号を送受して
いる。
【0094】即ち、EN11−1とEN11−3との間
でデータ通信を行なってるときに、移動端末21がEN
11−4 に更に移動したことを契機として、EN11−
3とEN11−4との間にポイント・ポイントコネクシ
ョンを新規に設定し、設定済のEN11−1とEN11
−3との間のポイント・ポイントコネクションと、当該
新規に設定されたEN3−EN4間ポイント・ポイント
コネクションとを、FA23−1を具備するEN11−
3において結合することにより、EN11−1とEN1
1−4との間のポイント・ポイントコネクション(カス
ケードコネクション)を作成し、当該カスケードコネク
ションを利用して、EN11−1とEN11−4との間
で移動端末21宛てのデータの通信が高速に行なわれ
る。
【0095】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図2
0の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVCパスが設定され
る(図20の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する(図20の参照)。 (4)そして、EN11−2では、受信した当該データ
をHA22を介して移動端末21に送信する(図20の
参照)。 (5)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図20の参照)。
移動したことを検出した移動端末21は、FA23−1
に対して、FA23−1の配下にあるサブネットに移動
した旨を通知する(図20の参照)。 (6)EN11−3では、FA23−1からの指示に基
づいてEN11−2に対してSVCパスが設定される
(図20の参照)。 (7)FA23−1は、(6)で設定されたEN11−
2に対するSVCパスを利用して、当該移動した旨をH
A22に通知する(図20の参照)。 (8)HA22は、移動端末21宛てのデータを(6)
で設定されたSVCパスを利用してFA23−1に送信
し、FA23−1は当該データを移動端末21に送信す
る(図20の参照)。 (9)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図20の
′参照)。 (10)移動したことを検出した移動端末21は、FA
23−2に対して、FA23−2の配下にあるサブネッ
トに移動した旨を通知する(図20の′参照)。 (11)EN11−4では、FA23−2からの指示に
基づいて、FA23−1を収容しているEN11−3に
対してSVCパスが設定される(図20の′参照)。 (12)FA23−2は、(11)で設定されたEN1
1−3に対するSVCパスを利用して、当該移動した旨
をFA23−1に通知する(図20の′参照)。な
お、このときFA23−1の管理テーブル(図示せず)
が書き換えられる。 (13)FA23−1は、移動端末21宛てのデータを
(11)で設定されたSVCパスを利用してFA23−
2に送信し、FA23−2は当該データを移動端末21
に送信する(図20の′参照)。
【0096】この場合には、移動端末21が移動した旨
の情報を受けたEN11−iは、先に移動端末21の移
動元のENに対してSVCパスを設定し、そのSVCパ
スを利用して当該情報を移動元のENに対して送信して
いるので、(b3)にて説明した場合に比して、端末移
動時の通知及びデータ送信にかかる手順を簡素化するこ
とができる。
【0097】なお、図36に、SVCパスの設定処理
(受信したコアパケットの送信元に対してSVCパスを
設定する場合の処理)の詳細について示す(図36のス
テップB61〜B63参照)。この図36において、S
A(Source IP Address )は、送信元IPアドレスを意
味する。 (b5)端末収容方法の第1の態様の第4変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第4変形例について、更に図20を参照しながら説
明する。
【0098】この場合には、前述した(b4)端末収容
方法の第1の態様の第3変形例において、SVCパスを
設定してコネクションを確立する際に、(b3)端末収
容方法の第1の態様の第2変形例の場合と同様に、例え
ば他の通信によりEN11−1〜11−4間で既に確立
されているコネクションがあれば、そのコネクションが
用いられる。
【0099】即ち、EN11−3とEN11−4との間
のポイント・ポイントコネクションが、既に他のIPパ
ケットフロー(他のパケット通信による手順)により確
立しているときには、当該既設のポイント・ポイントコ
ネクションに、新規IPパケットフロー(新規パケット
通信による手順)に対応してEN11−2からEN11
−3に対して確立されたポイント・ポイントコネクショ
ンを多重結合することにより、FA23−1を具備する
EN11−3が、EN11−2とEN11−4との間の
ポイント・ポイントコネクション(カスケードコネクシ
ョン)を作成することができる。
【0100】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図2
0の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVCパスが設定され
る(図20の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する(図20の参照)。 (4)そして、EN11−2では、受信した当該データ
をHA22を介して移動端末21に送信する(図20の
参照)。 (5)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図20の参照)。
移動したことを検出した移動端末21は、FA23−1
に対して、FA23−1の配下にあるサブネットに移動
した旨を通知する(図20の参照)。 (6)EN11−3では、FA23−1からの指示に基
づき、EN11−2に対する既設のSVCパスがあるか
を確認し、既設のSVCパスがあればそのSVCパスを
使う。既設のSVCパスがない場合には、EN11−2
に対してSVCパスが設定される。なお、このとき、S
VCパスが設定された相手EN11−2及びSVCパス
番号の組を作成しておく(図20の参照)。 (7)FA23−1は、(6)におけるEN11−2に
対するSVCパスを利用して、当該移動した旨をHA2
2に通知する(図20の参照)。 (8)HA22は、移動端末21宛てのデータを、
(6)におけるSVCパスを利用してFA23−1に送
信する。FA23−1は、移動端末21宛てのデータを
受信すると、移動端末21にこのデータを送信する(図
20の参照)。 (9)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図20の
′参照)。 (10)移動したことを検出した移動端末21は、FA
23−2に対して、FA23−2の配下にあるサブネッ
トに移動した旨を通知する(図20の′参照)。 (11)EN11−4では、FA23−2からの指示に
基づき、EN11−3に対する既設のSVCパスがある
かを確認し、既設のSVCパスがあればそのSVCパス
を使う。既設のSVCパスがない場合には、EN11−
3に対してSVCパスが設定される。なお、このとき、
SVCパスが設定された相手EN11−3及びSVCパ
ス番号の組を作成しておく(図20の′参照)。 (12)FA23−2は、(11)におけるEN11−
3に対するSVCパスを利用して、当該移動した旨をF
A23−1に通知する(図20の′参照)。なお、F
A23−1は管理テーブル(図示せず)を書き換える。 (13)FA23−1は、移動端末21宛てのデータ
を、(11)におけるSVCパスを利用してFA23−
2に送信する。FA23−2は、移動端末21宛てのデ
ータを受信すると、移動端末21にこのデータを送信す
る(図20の′参照)。
【0101】この場合にも、移動端末21が移動した旨
の情報を受けたEN11−iは、先に移動端末21の移
動元のENに対してSVCパスを設定し、そのSVCパ
スを利用して当該情報を移動元のENに対して送信して
いるので、(b4)にて説明した場合に比して、端末移
動時の通知及びデータ送信にかかる手順を簡素化するこ
とができる。
【0102】(b6)端末収容方法の第1の態様の第5
変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第5変形例について、図21を参照しながら説明す
る。この場合には、前述した(b3)端末収容方法の第
1の態様の第2変形例や、(b5)端末収容方法の第1
の態様の第4変形例において、EN11−1〜11−4
間で既に確立されているコネクションとして、予め設定
されたコネクションがあればそのコネクションが用いら
れる。即ち、図21に示すように、EN11−1〜11
−4間に既存のSVCパス32があればそのSVCパス
が用いられる。
【0103】つまり、コアネットワーク10において、
複数存在するEN11−i間で考え得るすべてのEN−
ENペアに対して、予めポイント・ポイントコネクショ
ンを設定しておくことにより、特定のEN11−i間に
データ通信要求が発生した場合でも、その都度ポイント
・ポイントコネクションを設定することなく、既設の該
当EN11−i間ポイント・ポイントコネクションを利
用することができる。従って、データ通信時のSVCパ
スの設定手順を省略することができ、データ転送の遅延
を回避することができる。
【0104】(b7)端末収容方法の第1の態様の第6
変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第6変形例について、図22を参照しながら説明す
る。この場合には、上述した(b6)端末収容方法の第
1の態様の第5変形例において、EN11−1〜11−
4間に、提供するサービスに応じたコネクション〔サー
ビス品質(QoS:Quality of Service)を考慮したコ
ネクション〕を予め設定しておき、要求される通信品質
に応じたコネクションが選択されて用いられる。即ち、
図22に示すように、EN11−1〜11−4間に、サ
ービス品質を考慮したSVCパス32をサービス品質毎
に複数設定しておき、要求される通信品質に応じたSV
Cパス32が選択されて用いられる。
【0105】つまり、コアネットワーク10において、
予めEN11−i間に設定するポイント・ポイントコネ
クションをサービス品質毎に複数設定することにより、
通信特性毎にサービス品質を選択したポイント・ポイン
トコネクションを利用することができる。特に、NBM
AネットワークがATMネットワークである場合には、
ITU−T勧告I.371で規定されるサービス品質毎
にATM−SVCパス32を複数設定しておき、IPパ
ケット転送時のフロー特性(このフロー特性は、IPパ
ケット転送対象の上位アプリケーション種別等により決
定される)により最適コネクションを選択する。
【0106】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、上述した(b6)端末収容方法の第
1の態様の第5変形例で説明した手順に加えて、以下の
手順が実行されることにより行なわれる。 (1)各EN11−iは、送信される移動端末21宛て
のデータに要求されるサービス品質に応じて、当該デー
タの送信先となるEN11−iとの間に設定されるSV
Cパス32を選択し、そのSVCパス32を利用して当
該データを送信する。 (2)なお、移動端末21が移動した旨の通知を行なう
際には、余裕のあるSVCパス32の中でサービス品質
が最低のものを選択する。
【0107】このようにすれば、サービス品質を保証し
たサービスを提供することができる。 (b8)端末収容方法の第1の態様の第7変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第7変形例について説明すると、この場合には、
(b6)端末収容方法の第1の態様の第5変形例におい
て、EN11−1〜11−4間に予め設定されたコネク
ションについて、無通信状態にあるコネクション数の下
限しきい値を設定しておき、無通信状態にあるコネクシ
ョン数が当該下限しきい値以下となった場合には、新た
にコネクションが確立される。
【0108】即ち、各EN11−i内に、各EN11−
i間に予め設定しておくポイント・ポイントコネクショ
ン数の下限しきい値を規定しておき、各EN11−i
が、当該しきい値に基づいてデータ転送(IPパケット
フロー)の監視を行なう。そして、特定のEN11−i
間において、無通信状態のポイント・ポイントコネクシ
ョン数が当該しきい値を下回った時点で、これを検出し
たEN11−iにより、下回った分のポイント・ポイン
トコネクションが新たに設定され、予め設定しておくポ
イント・ポイントコネクション数が補充される。
【0109】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、上述した(b6)端末収容方法の第
1の態様の第5変形例で説明した手順に加えて、以下の
手順が実行されることにより行なわれる。 (1)各EN11−iは、EN11−i間のSVCパス
の数と無通信状態のSVCパスの数とを把握している。 (2)あるEN11−i間のSVCパスのうち、無通信
状態のSVCパスの数が一定数を下回ったら、該当する
EN11−iに対してSVCパスが張り足される。
【0110】このようにすれば、SVCパスの空きが一
定量以下になるのを防ぐことができるので、トラヒック
が増加した場合でもデータ転送の遅延を回避することが
できる。 (b9)端末収容方法の第1の態様の第8変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第8変形例について説明すると、この場合には、
(b6)端末収容方法の第1の態様の第5変形例におい
て、EN11−1〜11−4間に予め設定されたコネク
ションについて、無通信状態にあるコネクション数の上
限しきい値を設定しておき、無通信状態にあるコネクシ
ョン数が当該上限しきい値以上となった場合には、当該
上限しきい値を上回った数のコネクションが切断され
る。
【0111】特に、上述した(b8)端末収容方法の第
1の態様の第7変形例において、ポイント・ポイントコ
ネクションを補充した場合には、EN11−iが、通信
状態にあるポイント・ポイントコネクションが無通信状
態になったかどうかを監視する(なお、規定された時間
内にデータ転送が発生しなかったポイント・ポイントコ
ネクションについては、無通信状態へと状態再遷移が行
なわれる)。
【0112】あわせて、各EN11−i内に、各EN1
1−i間に予め設定しておくポイント・ポイントコネク
ション数の上限しきい値を規定しておき、特定のEN1
1−i間において、無通信状態のポイント・ポイントコ
ネクション数が当該しきい値を上回った時点で、これを
検出したEN11−iにより、上回った分のポイント・
ポイントコネクションが切断される。
【0113】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、上述した(b6)端末収容方法の第
1の態様の第5変形例,(b8)端末収容方法の第1の
態様の第7変形例で説明した手順に加えて、以下の手順
が実行されることにより行なわれる。 (1)各EN11−iは、EN11−i間のSVCパス
の数とそのSVCパスの無通信時間とを把握している。 (2)あるEN11−i間のSVCパスのうち、無通信
時間が所定時間を超えたものについては、そのSVCパ
スが切断される。
【0114】このようにすれば、SVCパスの空きが一
定量以上になるのを防ぐことができるので、ネットワー
クリソースを有効に利用することができる。 (b10)端末収容方法の第1の態様の第9変形例の説
明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第9変形例について、図23を参照しながら説明す
る。
【0115】この場合には、前述した(b2)端末収容
方法の第1の態様の第1変形例において、移動端末21
が移動するのに先立って、移動端末21を収容する移動
元のEN11−i(図23ではEN11−2)から、当
該移動端末21が移動しうる範囲に属するEN11−
i′(図23では、移動元のEN11−2に隣接するE
N11−z,11−3)に対して、予めSVCパスを設
定しておき、移動端末21が移動した場合には、移動先
のEN11−i′に対して設定されたSVCパスを利用
してコネクションが確立される。なお、EN11−z
は、移動元のEN11−i以外のENを示す。
【0116】即ち、図23に示すように、移動端末21
が移動するのに先立ち、HA22を具備するEN11−
2が、EN11−2の周辺に位置するいくつかのEN1
1−iに対して、予めポイント・ポイントコネクション
を設定することにより、EN11−2を基点としたポイ
ント・マルチポイントコネクションが形成される。そし
て、移動端末21が移動した場合には、即座にポイント
・ポイントコネクション結合が行なわれ、移動端末21
が移動した場合のデータ転送の遅延が回避される。
【0117】なお、図23には図示していないが、移動
端末21の移動先ENがEN11−zである場合に、E
N11−2が、移動端末21がEN11−zに対してポ
イント・ポイントコネクションを設定した後に、当該E
N11−zが、EN11−zの周辺に位置するいくつか
のEN11−iに対して、予めポイント・ポイントコネ
クションを設定することにより、EN11−zを基点と
したポイント・マルチポイントコネクションを形成して
もよい。
【0118】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)前述した通常の手順と同様にして、発側端末20
からHA22を具備するEN11−2に移動端末21宛
てのデータが転送され、当該データが移動端末21に送
信される(図23の参照)。 (2)このとき、EN11−2では、HA22からの指
示に基づいて、隣接する全てのEN11−iに対してS
VCパスが設定される(図23の参照)。なお、全て
のEN11−iにおいては、設定されたSVCパス番号
と相手のEN番号とが、図示しないSVCパス対応表に
登録される。 (3)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図23の参照)。 (4)移動したことを検出した移動端末21は、FA2
3−1に対して、FA23−1の配下にあるサブネット
に移動した旨を通知する(図23の参照)。 (5)FA23−1は、上記SVCパス対応表から、移
動端末21が所属していた直前のエージェント(この場
合はHA22)を収容しているEN11−2に対して設
定されたSVCパスを選択し、そのSVCパスを利用し
て上記移動した旨の通知をHA22に送信する(図23
の参照)。 (6)以降、HA22では、移動端末21宛てのデータ
を、EN11−3に対して設定されたSVCパスを利用
してFA23−1に送信し(図23の参照)、更にF
A23−1が移動端末21まで送信する。
【0119】このようにすれば、移動端末21が移動し
た場合にも、即座にポイント・ポイントコネクション結
合を行なうことができるので、移動端末21が移動した
場合のデータ転送の遅延を回避することができる。 (b11)端末収容方法の第1の態様の第10変形例の
説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第10変形例について、図24を参照しながら説明
する。
【0120】この場合には、前述した(b2)端末収容
方法の第1の態様の第1変形例において、移動端末21
が移動するのに先立って、移動端末21を収容する移動
元のEN11−i(図24ではEN11−2)から、当
該移動端末21が移動しうる範囲に属する複数のEN1
1−i′(図24では、移動元のEN11−2に隣接す
るEN11−z,11−3)に対して予めSVCパスが
設定された場合に、当該移動端末21が移動するのに先
立って、当該移動元のEN11−iが、上記の当該移動
端末21が移動しうる範囲に属する複数のEN11−
i′に対して当該端末宛てのデータを転送しておく。
【0121】そして、移動端末21が上記移動元のEN
11−iから移動しないときには、上記の当該移動端末
21が移動しうる範囲に属する複数のEN11−i′に
転送された当該移動端末21宛てのデータは廃棄され
る。一方、移動端末21が上記移動元のEN11−iか
ら移動したときには、移動後の当該移動端末21を収容
する移動先のEN11−i′以外のEN11−i′に転
送された当該移動端末21宛てのデータは廃棄される。
【0122】即ち、上述の(b10)端末収容方法の第
1の態様の第9変形例において、移動元のEN11−i
から、当該移動端末21が移動しうる範囲に属する複数
のEN11−i′に対しポイント・マルチポイントコネ
クションが形成されている状態のときに、EN11−i
が複数のEN11−i′に対して移動端末21宛てのデ
ータの同報転送を行ない、上記複数のEN11−i′の
うち、移動端末21を収容しているENのみが当該デー
タの着信ルーティングを行ない、その他のENは受信し
た当該データを廃棄する。
【0123】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)前述した通常の手順と同様にして、発側端末20
からHA22を具備するEN11−2に移動端末21宛
てのデータが転送され、当該データが移動端末21に送
信される(図24の参照)。 (2)このとき、EN11−2では、HA22からの指
示に基づいて、隣接する全てのEN11−iに対してS
VCパスが設定される(図24の参照)。なお、全て
のEN11−iにおいては、設定されたSVCパス番号
と相手のEN番号とが、図示しないSVCパス対応表に
登録される。 (3)以降、移動端末21宛のデータは、移動端末21
の存在位置に関わらず、設定されたSVCパスにも送信
される(図24の参照)。なお、当該データの送信先
のエージェント配下に移動端末21がない場合には、送
信された当該データは廃棄される。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図24の参照)。 (5)移動したことを検出した移動端末21は、FA2
3−1に対して、FA23−1の配下にあるサブネット
に移動した旨を通知する(図24の参照)。 (6)FA23−1は、上記SVCパス対応表から、移
動端末21が所属していた直前のエージェント(この場
合はHA22)を収容しているEN11−2に対して設
定されたSVCパスを選択し、そのSVCパスを利用し
て上記移動した旨の通知をHA22に送信する(図24
の参照)。 (7)以降、HA22では、移動端末21宛てのデータ
を、EN11−3に対して設定されたSVCパスを利用
してFA23−1に送信し、更にFA23−1が移動端
末21まで送信する。
【0124】このようにすれば、移動端末21が移動し
た場合にも、即座にポイント・ポイントコネクション結
合を行なうことができるほか、移動端末21宛てのデー
タが移動先のEN11−i′に既に転送されているの
で、移動端末21が移動した場合のデータ転送の遅延を
より効果的に回避することができる。 (b12)端末収容方法の第1の態様の第11変形例の
説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第1の態
様の第11変形例について説明すると、この場合には、
上述した(b11)端末収容方法の第1の態様の第10
変形例において、移動端末21が上記移動元のEN11
−iから移動したときには、上記移動元のEN11−i
と移動後の当該移動端末21を収容する移動先のEN1
1−i′との間のコネクション以外のコネクションが切
断される。
【0125】即ち、移動元のEN11−iから、当該移
動端末21が移動しうる範囲に属する複数のEN11−
i′に対しポイント・マルチポイントコネクションが形
成されている状態のときに、移動端末21が移動した場
合には、移動元のEN11−iは、実際の移動先EN1
1−i′との間のポイント・ポイントコネクションのみ
を残して、他のポイント・ポイントコネクションを切断
し解放する。
【0126】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、上述した(b11)端末収容方法の
第1の態様の第10変形例で説明した手順に加えて、以
下の手順が実行されることにより行なわれる。 (1)各EN11−iは、設定したSVCパスの一覧
(SVCパス対応表)を持っている。 (2)そして、移動元のEN11−iは、内包するエー
ジェントからの指示に基づいて、移動端末21の移動先
のエージェントを内包するEN11−i′との間のSV
Cパス以外のSVCパスを切断する。
【0127】このようにすれば、不使用のSVCパスを
解放することができるので、リソースを有効に利用する
ことができる。 (b13)端末収容方法の第2の態様の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第2の態
様について、図37を参照しながら説明する。
【0128】この場合には、図37に示すように、移動
端末21宛てのデータに含まれる上記データの送信元端
末(発側端末20)のIPアドレスに基づいて、当該送
信元端末の通信管理を行なうFA23−3が特定され、
このFA23−3が、移動端末21が上記基本収容先と
なるサブネット以外のサブネットに移動した時には、当
該移動端末21宛てのデータを当該移動端末21の通信
管理を行なうFA23−1,23−2に直接転送するこ
とにより、上記コアネットワーク10に移動端末21を
収容している。
【0129】即ち、例えば、(b4)端末収容方法の第
1の態様の第3変形例や、(b11)端末収容方法の第
1の態様の第10変形例において、EN11−2,EN
11−3においてコネクション結合されたEN11−1
とEN11−4との間のポイント・ポイントコネクショ
ン(カスケードコネクション)を利用して、移動端末2
1宛てのデータ転送が開始された状態で、移動端末21
を収容しているFA23−2を具備したEN11−4に
おいて転送対象の当該データのヘッダ情報に含まれる発
側端末20のIPアドレスに基づいたアドレス解決を実
行することにより、発側端末20を収容するEN(EN
11−1)を特定し、EN11−4からEN11−1に
対してポイント・ポイントコネクションを設定すること
により、EN11−2及びEN11−3を経由せずにE
N11−1とEN11−4との間にポイント・ポイント
コネクション(カットスルーコネクション)を形成する
ことにより、上記コアネットワーク10に移動端末21
を収容している。
【0130】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図3
7の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVCパスが設定され
る(図37の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する。そして、EN11−2では、受信
した当該データをHA22を介して移動端末21に送信
する(図37の参照)。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図37の参照)。 (5)移動したことを検出した移動端末21は、FA2
3−1に対して、FA23−1の配下にあるサブネット
に移動した旨を通知し、FA23−1は、当該移動した
旨をHA22に通知する(図37の参照)。なお、こ
のときHA22の管理テーブル(アドレス/所在位置対
応部11n)が書き換えられる。 (6)移動端末21宛てのデータが、HA22からFA
23−1に送信され、FA23−1は移動端末21に当
該データを送信する(図37の参照)。 (7)同時に、FA23−1は、当該データのヘッダ情
報に含まれる当該データの送信元端末(発側端末20)
のIPアドレスから、その送信元端末を収容しているE
N(EN11−1)を割り出し、EN11−3に対して
EN11−1へのSVCパスを設定する旨を指示する
(図37の参照)。 (8)そして、EN11−3とEN11−1との間のS
VCパスが設定されると、EN11−1では、新しく設
定されたSVCパスを利用して、移動端末21宛てのデ
ータを送信する(図37の参照)。 (9)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA2
3−2の配下にあるサブネットに移動する(図37の
′参照)。 (10)移動したことを検出した移動端末21は、FA
23−2に対して、FA23−2の配下にあるサブネッ
トに移動した旨を通知し、FA23−2は、当該移動し
た旨をFA23−1に通知する(図37の′参照)。 (11)移動端末21宛てのデータが、FA23−1か
らFA23−2に送信され、FA23−2は移動端末2
1に当該データを送信する(図37の′参照)。 (12)同時に、FA23−2は、(7)と同様にし
て、当該データの送信元端末(発側端末20)を収容し
ているEN(EN11−1)を割り出し、EN11−4
に対してEN11−1へのSVCパスを設定する旨を指
示する(図37の′参照)。 (13)そして、EN11−4とEN11−1との間の
SVCパスが設定されると、EN11−1では、新しく
設定されたSVCパスを利用して、移動端末21宛ての
データを送信する(図37の′参照)。
【0131】このようにすれば、EN11−2及びEN
11−3を経由せずにEN11−1とEN11−4との
間にポイント・ポイントコネクション(カットスルーコ
ネクション)を形成することができるので、移動端末2
1宛てのデータ転送を最短距離にて行なうことができ
る。 (b14)端末収容方法の第2の態様の第1変形例の説
明 コアネットワーク10における端末収容方法の第2の態
様の第1変形例について、図38を参照しながら説明す
る。
【0132】この場合には、上述した(b13)端末収
容方法の第2の態様において、FA23−3が、FA2
3−1,23−2から移動端末21が上記FA23−
1,23−2が通信管理を行なうサブネット内にある旨
の通知(リダイレクションメッセージ)を受けてから、
当該移動端末21宛てのデータを、上記FA23−1,
23−2に直接転送する。
【0133】即ち、移動端末21がEN11−4の配下
に移動した場合において、EN11−2及びEN11−
3を経由せずにEN11−1とEN11−4との間のポ
イント・ポイントコネクション(カットスルーコネクシ
ョン)を形成する際に、当該カットスルーコネクション
上でEN11−4からEN11−1に対してリダイレク
ションメッセージを送信することにより、当該カットス
ルーコネクションに割り当てるべきIPパケットフロー
を識別するための着IPアドレス(移動端末21のIP
アドレス)を通知し、当該リダイレクションメッセージ
を解釈することにより、EN11−1が、該当IPパケ
ットフローを、既設カスケードコネクションから新規カ
ットスルーコネクションへ割り付けて、コネクションの
変更が行なわれる。
【0134】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図3
8の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVCパスが設定され
る(図38の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する。そして、EN11−2では、受信
した当該データをHA22を介して移動端末21に送信
する(図38の参照)。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図38の参照)。 (5)移動したことを検出した移動端末21は、FA2
3−1に対して、FA23−1の配下にあるサブネット
に移動した旨を通知し、FA23−1は、当該移動した
旨をHA22に通知する(図38の参照)。なお、こ
のときHA22の管理テーブル(アドレス/所在位置対
応部11n)が書き換えられる。 (6)移動端末21宛てのデータが、HA22からFA
23−1に送信され、FA23−1は移動端末21に当
該データを送信する(図38の参照)。 (7)同時に、FA23−1は、当該データのヘッダ情
報に含まれる当該データの送信元端末(発側端末20)
のIPアドレスから、その送信元端末を収容しているE
N(EN11−1)を割り出し、EN11−3に対して
EN11−1へのSVCパスを設定する旨を指示する
(図38の参照)。 (8)EN11−3とEN11−1との間のSVCパス
が設定されると、EN11−3は、新しく設定されたS
VCパスを利用して、EN11−1に対して移動端末2
1宛てのデータを送付するようリダイレクションメッセ
ージを送信する(図38の参照)。 (9)そして、EN11−1では、新しく設定されたS
VCパスを利用して、移動端末21宛てのデータを送信
する(図38の参照)。 (10)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA
23−2の配下にあるサブネットに移動する(図38の
′参照)。 (11)移動したことを検出した移動端末21は、FA
23−2に対して、FA23−2の配下にあるサブネッ
トに移動した旨を通知し、FA23−2は、当該移動し
た旨をFA23−1に通知する(図38の′参照)。 (12)移動端末21宛てのデータが、FA23−1か
らFA23−2に送信され、FA23−2は移動端末2
1に当該データを送信する(図38の′参照)。 (13)同時に、FA23−2は、(7)と同様にし
て、当該データの送信元端末(発側端末20)を収容し
ているEN(EN11−1)を割り出し、EN11−4
に対してEN11−1へのSVCパスを設定する旨を指
示する(図38の′参照)。 (14)EN11−4とEN11−1との間のSVCパ
スが設定されると、EN11−4は、新しく設定された
SVCパスを利用して、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータを送付するようリダイレクションメッ
セージを送信する(図38の′参照)。 (15)そして、EN11−1では、新しく設定された
SVCパスを利用して、移動端末21宛てのデータを送
信する(図38の′参照)。
【0135】(b15)端末収容方法の第2の態様の第
2変形例の説明 コアネットワーク10における端末収容方法の第2の態
様の第2変形例について、図39を参照しながら説明す
る。上述した(b14)端末収容方法の第2の態様の第
1変形例では、新規カットスルーコネクションを利用し
てリダイレクションメッセージを送信する場合について
説明したが、第2変形例の場合には、新規カットスルー
コネクションを設定する前にリダイレクションメッセー
ジを送信する場合について説明する。
【0136】この場合は、移動端末21がEN11−4
の配下に移動した場合において、EN11−4からEN
11−1に対してリダイレクションメッセージを送信す
る場合に、DF14(図3参照)によるコネクションレ
スルートを用いて、EN11−4が移動端末21を現在
収容しているENであることを通知することにより、E
N11−2及びEN11−3を経由せずにEN11−1
とEN11−4との間のポイント・ポイントコネクショ
ン(カットスルーコネクション)を形成する。
【0137】具体的には、この場合の端末移動時の通知
及びデータ送信は、以下の手順にて行なわれる。 (1)発側端末20が、EN11−1に対して移動端末
21宛てのデータ(ユーザパケット)を送信する(図3
9の参照)。 (2)EN11−1では、当該データのヘッダ情報に含
まれる宛先IPアドレスに基づき、移動端末21が収容
されているEN11−2に対してSVCパスが設定され
る(図39の参照)。 (3)その後、EN11−1は、(2)で設定したSV
Cパスを使ってEN11−2に対して移動端末21宛て
のデータを送信する。そして、EN11−2では、受信
した当該データをHA22を介して移動端末21に送信
する(図39の参照)。 (4)移動端末21が、EN11−3のFA23−1の
配下にあるサブネットに移動する(図39の参照)。 (5)移動したことを検出した移動端末21は、FA2
3−1に対して、FA23−1の配下にあるサブネット
に移動した旨を通知し、FA23−1は、当該移動した
旨をHA22に通知する(図39の参照)。なお、こ
のときHA22の管理テーブル(アドレス/所在位置対
応部11n)が書き換えられる。 (6)移動端末21宛てのデータが、HA22からFA
23−1に送信され、FA23−1は移動端末21に当
該データを送信する(図39の参照)。 (7)同時に、FA23−1は、当該データのヘッダ情
報に含まれる当該データの送信元端末(発側端末20)
のIPアドレスから、その送信元端末を収容しているE
N(EN11−1)を割り出し、上記コネクションレス
ルートを利用して、EN11−1に対して移動端末21
宛てのデータを送付するようリダイレクションメッセー
ジを送信する(図39の参照)。 (8)EN11−1では、受信したリダイレクションメ
ッセージに基づいて、EN11−3に対してSVCパス
を設定する(図39の参照)。 (9)そして、EN11−1では、新しく設定されたS
VCパスを利用して、移動端末21宛てのデータを送信
する(図39の参照)。 (10)さらに、移動端末21が、EN11−4のFA
23−2の配下にあるサブネットに移動する(図39の
′参照)。 (11)移動したことを検出した移動端末21は、FA
23−2に対して、FA23−2の配下にあるサブネッ
トに移動した旨を通知し、FA23−2は、当該移動し
た旨をFA23−1に通知する(図39の′参照)。 (12)移動端末21宛てのデータが、FA23−1か
らFA23−2に送信され、FA23−2は移動端末2
1に当該データを送信する(図39の′参照)。 (13)同時に、FA23−2は、(7)と同様にし
て、当該データの送信元端末(発側端末20)を収容し
ているEN(EN11−1)を割り出し、上記コネクシ
ョンレスルートを利用して、EN11−1に対して移動
端末21宛てのデータを送付するようリダイレクション
メッセージを送信する(図39の′参照)。 (14)EN11−1では、受信したリダイレクション
メッセージに基づいて、EN11−4に対してSVCパ
スを設定する(図39の′参照)。 (15)そして、EN11−1では、新しく設定された
SVCパスを利用して、移動端末21宛てのデータを送
信する(図39の′参照)。
【0138】(b16)その他 上述した端末収容方法の各態様においては、各エージェ
ント(HA22,FA23−1〜23−3)がそれぞれ
異なるEN11−iに設けられた場合について説明した
が、各エージェントの一部が同一のEN11−iに設け
られた場合や、各エージェント全部が同一のEN11−
iに設けられた場合であっても、上述した端末収容方法
を適宜変形して適用することができる。
【0139】特に、(b1)端末収容方法の第1の態
様,(b2)端末収容方法の第1の態様の第1変形例,
(b3)端末収容方法の第1の態様の第2変形例,(b
4)端末収容方法の第1の態様の第3変形例,(b5)
端末収容方法の第1の態様の第4変形例では、各エージ
ェントが同一のEN11−i内に設けられた場合でも有
効である。
【0140】なお、このような場合に必要になる処理で
あり、エージェント追いかけ転送方式におけるHA22
の移動端末(MH)21宛てのIPパケットの処理(ユ
ーザLAN18からIPパケットを受信した場合の処
理)の詳細について、図40,図41に示す(図40の
ステップB26〜B34および図41のステップB35
〜B39参照)。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ノード装置にエージェント機能が設けられているので、
端末が移動した場合にも端末宛のデータを端末に対して
送信することができ、当該端末自体をコアネットワーク
(即ち、インターネット)に収容することができる。従
って、インターネット領域を拡大することができ、ネッ
トワークリソースの共有化を促進して、柔軟性のあるサ
ービスを提供することができる利点がある(請求項1〜
請求項27)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端末収容機能付きノード装置の構成を
示す原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付き
ノード装置が適用されるコアネットワークの構成を模式
的に示すブロック図である。
【図3】図2に示すコアネットワークの構成を詳細に示
す模式図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる端末収容機能付き
ノード装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】コネクションレスサーバの構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図6】デフォルトフォワーダの構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図7】アクセスネットワークの構成について説明する
ための図である。
【図8】サブネットについて説明するための図である。
【図9】サブネットについて説明するための図である。
【図10】IPパケットの配送方法について説明するた
めの図である。
【図11】コアネットワークにおけるデータの送信につ
いて説明するための図である。
【図12】コアネットワークにおけるデータの送信につ
いて説明するための図である。
【図13】(a)〜(c)は、それぞれモバイル−IP
方式の基本的な処理手順について説明するための図であ
る。
【図14】発側のエッジノードが行なう処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】着側のエッジノードが行なう処理を示すフロ
ーチャートである。
【図16】デフォルトフォワーダが行なう処理を示すフ
ローチャートである。
【図17】デフォルトフォワーダが行なう処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様について説明するための図である。
【図19】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第1変形例及び第2変形例について説明する
ための図である。
【図20】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第3変形例及び第4変形例について説明する
ための図である。
【図21】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第5変形例について説明するための図であ
る。
【図22】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第6変形例について説明するための図であ
る。
【図23】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第9変形例について説明するための図であ
る。
【図24】コアネットワークにおける端末収容方法の第
1の態様の第10変形例について説明するための図であ
る。
【図25】モバイル−IPにおける移動端末宛てのIP
パケット受信時のHAにおける処理を示すフローチャー
トである。
【図26】モバイル−IPにおける移動端末宛てのIP
パケット受信時のFAにおける処理を示すフローチャー
トである。
【図27】モバイル−IPにおける移動通知時の移動端
末における処理を示すフローチャートである。
【図28】モバイル−IPにおける移動通知時のFAに
おける処理を示すフローチャートである。
【図29】モバイル−IPにおける移動通知時のHAに
おける処理を示すフローチャートである。
【図30】エージェント追いかけ転送方式におけるHA
の移動端末宛てのIPパケットの処理を示すフローチャ
ートである。
【図31】エージェント追いかけ転送方式におけるFA
の移動端末宛てのIPパケットの処理を示すフローチャ
ートである。
【図32】エージェント追いかけ転送方式におけるFA
の移動通知処理を示すフローチャートである。
【図33】エージェント追いかけ転送方式におけるFA
の移動通知処理を示すフローチャートである。
【図34】SVCパスの設定処理を示すフローチャート
である。
【図35】SVCパスの設定処理を示すフローチャート
である。
【図36】SVCパスの設定処理を示すフローチャート
である。
【図37】コアネットワークにおける端末収容方法の第
2の態様について説明するための図である。
【図38】コアネットワークにおける端末収容方法の第
2の態様の第1変形例について説明するための図であ
る。
【図39】コアネットワークにおける端末収容方法の第
2の態様の第2変形例について説明するための図であ
る。
【図40】エージェント追いかけ転送方式におけるHA
の移動端末宛てのIPパケットの処理を示すフローチャ
ートである。
【図41】エージェント追いかけ転送方式におけるHA
の移動端末宛てのIPパケットの処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ノード装置 2 エージェント部 3 アドレス/所在位置対応部 4 端末 10 コアネットワーク(第1ネットワーク) 11−1〜11−4,11−z エッジノード(端末収
容機能付きノード装置) 11a インタフェース制御部(I.F.制御部) 11b 入力制御部 11c パケット振り分け部 11d コアパケット解凍部 11e ヘッダ情報抽出/振り分け部 11f ユーザパケット処理部 11g IP処理部 11h EN処理部 11i コアプロトコル化部 11j パケット廃棄処理部 11k 出力制御部 11m インタフェース制御部(I.F.制御部) 11n アドレス/所在位置対応部 12 スイッチ 13 コネクションレスサーバ 14 デフォルトフォワーダ 15 アクセスネットワーク 16 光加入者線端局装置 17 光加入者線ネットワーク装置 18 加入者LAN 20 発側端末 21 移動端末(端末) 22 ホームエージェント(第1エージェント) 23−1,23−2 フォーリンエージェント(第2エ
ージェント) 23−3 フォーリンエージェント(第3エージェン
ト) 24 基地局 25 回線終端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 11/00 310B 11/20 D (72)発明者 宮内 馨 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山内 伸一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 稲見 任 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクション・オリエンテッド通信方式
    またはコネクションレス通信方式のいずれかが適用され
    てデータのパケット転送を行なうコアネットワークに、
    上記コアネットワークとは異なるプロトコルが適用され
    た他のネットワークを介して端末を収容すべく、 上記コアネットワークを終端するとともに、上記他のネ
    ットワークを終端すべく設けられたノード装置におい
    て、収容対象の端末との間で信号のやり取りを行なうこ
    とにより上記端末の所在位置を管理し、 上記ノード装置において、上記の管理された端末の所在
    位置と、当該端末自身が保有するアドレス情報とを対応
    付けておくことにより、端末移動時においても、上記の
    コアネットワークに端末を収容することを特徴とする、
    端末収容方法。
  2. 【請求項2】 複数のノード装置をそなえるとともに該
    複数のノード装置間でコネクション・オリエンテッド通
    信方式またはコネクションレス通信方式の下でデータ転
    送を行なう第1ネットワークに、上記第1ネットワーク
    とは異なるプロトコルが適用された第2ネットワークを
    介して少なくとも一つ以上の端末を収容すべく、 上記第2ネットワークのプロトコルにより設定される端
    末毎のアドレス情報に基づき、上記第1ネットワークに
    収容される各端末の基本収容先を、上記第1ネットワー
    クを構成する複数のノード装置のうちのいずれかに設定
    しておき、 上記複数のノード装置のうちのいずれかに設けられた第
    1エージェント機能により、ある端末が基本収容先とな
    る収容領域に存在するか否かを検出するとともに、 当該端末が上記基本収容先となる収容領域に存在する場
    合には、当該端末が該第1エージェント機能を介するこ
    とにより上記第1ネットワークとの間で信号を送受する
    ことを通じて、上記第1ネットワークに端末を収容する
    一方、 上記複数のノード装置のうちのいずれかに設けられた第
    2エージェント機能により、当該端末が上記基本収容先
    となる収容領域以外の領域に存在するか否かを検出する
    とともに、 当該端末が上記基本収容先となる収容領域以外の領域に
    存在する場合には、当該端末が上記の第2エージェント
    機能を介することにより上記第1ネットワークとの間で
    信号を送受することを通じて、上記第1ネットワークに
    端末を収容することを特徴とする、端末収容方法。
  3. 【請求項3】 当該端末が上記基本収容先となる収容領
    域以外の領域に移動した時には、当該端末の移動履歴に
    基づき、当該端末が、移動元の収容領域に存在する端末
    の通信管理を行なう上記第1エージェント機能又は第2
    エージェント機能を介することにより上記第1ネットワ
    ークとの間で信号を送受することを通じて、上記第1ネ
    ットワークに端末を収容することを特徴とする、請求項
    2記載の端末収容方法。
  4. 【請求項4】 上記第1エージェント機能及び第2エー
    ジェント機能が、それぞれ上記複数のノード装置のうち
    の異なるノード装置に設けられた場合に、上記第1エー
    ジェント機能が設けられたノード装置から、上記第2エ
    ージェント機能が設けられたノード装置に対してコネク
    ションを確立して、上記信号を送受することを特徴とす
    る、請求項3記載の端末収容方法。
  5. 【請求項5】 上記第1エージェント機能及び第2エー
    ジェント機能が、それぞれ上記複数のノード装置のうち
    の異なるノード装置に設けられた場合に、上記第2エー
    ジェント機能が設けられたノード装置から、上記第1エ
    ージェント機能が設けられたノード装置に対してコネク
    ションを確立して、上記信号を送受することを特徴とす
    る、請求項3記載の端末収容方法。
  6. 【請求項6】 上記第1エージェント機能及び第2エー
    ジェント機能が、それぞれ上記複数のノード装置のうち
    の異なるノード装置に設けられ、且つ、上記複数のノー
    ド装置間で既に確立されているコネクションが存在する
    場合には、上記複数のノード装置間で既に確立されてい
    るコネクションを用いて上記信号を送受することを特徴
    とする、請求項3記載の端末収容方法。
  7. 【請求項7】 上記複数のノード装置間で既に確立され
    ているコネクションとして、他の通信により確立された
    コネクションを用いることを特徴とする、請求項6記載
    の端末収容方法。
  8. 【請求項8】 上記複数のノード装置間で既に確立され
    ているコネクションとして、予め設定されたコネクショ
    ンを用いることを特徴とする、請求項6記載の端末収容
    方法。
  9. 【請求項9】 上記予め設定されたコネクションが、提
    供するサービスに応じて設定されたコネクションである
    ことを特徴とする、請求項8記載の端末収容方法。
  10. 【請求項10】 上記予め設定されたコネクションのう
    ち無通信状態にあるコネクションの数が予め設定された
    下限しきい値以下となった場合には、新たにコネクショ
    ンを確立することを特徴とする、請求項8記載の端末収
    容方法。
  11. 【請求項11】 上記予め設定されたコネクションのう
    ち無通信状態にあるコネクションの数が予め設定された
    上限しきい値以上となった場合には、当該上限しきい値
    を上回った数のコネクションを切断することを特徴とす
    る、請求項8記載の端末収容方法。
  12. 【請求項12】 上記予め設定されたコネクションが、
    当該端末を収容する移動元のノード装置から、上記複数
    のノード装置のうちの当該端末が移動しうる範囲に属す
    るノード装置に対して設定されたものであることを特徴
    とする、請求項8記載の端末収容方法。
  13. 【請求項13】 上記予め設定されたコネクションが、
    当該端末を収容する移動元のノード装置から、上記複数
    のノード装置のうちの当該端末が移動しうる範囲に属す
    る複数のノード装置に対してそれぞれ設定されたもので
    ある場合に、当該端末が移動するのに先立って、当該移
    動元のノード装置が、上記の当該端末が移動しうる範囲
    に属する複数のノード装置に対して当該端末宛てのデー
    タを転送しておくことを特徴とする、請求項8記載の端
    末収容方法。
  14. 【請求項14】 当該端末が上記移動元のノード装置か
    ら移動しないときには、上記の当該端末が移動しうる範
    囲に属する複数のノード装置に転送された当該端末宛て
    のデータを廃棄することを特徴とする、請求項13記載
    の端末収容方法。
  15. 【請求項15】 当該端末が上記移動元のノード装置か
    ら移動したときには、移動後の当該端末を収容する移動
    先のノード装置以外のノード装置に転送された当該端末
    宛てのデータを廃棄することを特徴とする、請求項13
    記載の端末収容方法。
  16. 【請求項16】 当該端末が上記移動元のノード装置か
    ら移動したときには、上記移動元のノード装置と移動後
    の当該端末を収容する移動先のノード装置との間のコネ
    クション以外のコネクションを切断することを特徴とす
    る、請求項13記載の端末収容方法。
  17. 【請求項17】 上記の当該端末が移動しうる範囲に属
    するノード装置が、上記移動元のノード装置に隣接する
    ノード装置であることを特徴とする、請求項12又は1
    3記載の端末収容方法。
  18. 【請求項18】 上記複数のノード装置のうちのいずれ
    かに設けられた第3エージェント機能が、当該端末宛て
    のデータに含まれる上記データの送信元端末のアドレス
    情報に基づいて特定された該送信元端末の通信管理を行
    なうとともに、当該端末が上記基本収容先となる収容領
    域以外の領域に移動した時には、当該端末宛てのデータ
    を、当該端末の通信管理を行なう上記第2エージェント
    機能に直接転送することを特徴とする、請求項2記載の
    端末収容方法。
  19. 【請求項19】 上記第3エージェント機能が、上記第
    2エージェント機能から当該端末が上記第2エージェン
    ト機能が通信管理を行なう領域内にある旨の通知を受け
    てから、当該端末宛てのデータを、上記該第2エージェ
    ント機能に直接転送することを特徴とする、請求項18
    記載の端末収容方法。
  20. 【請求項20】 コネクション・オリエンテッド通信方
    式またはコネクションレス通信方式のいずれかが適用さ
    れてデータのパケット転送を行なうコアネットワークを
    終端するとともに、上記コアネットワークとは異なるプ
    ロトコルが適用された他のネットワークを終端するノー
    ド装置において、 収容対象の端末との間で信号のやり取りを行なうことに
    より上記端末の所在位置を管理するエージェント部と、 該エージェント部にて管理された端末の所在位置と、当
    該端末自身が保有するアドレス情報とを対応付けておく
    アドレス/所在位置対応部とをそなえ、 上記のコアネットワークが上記他のネットワークを介し
    て端末を収容すべく構成されたことを特徴とする、端末
    収容機能付きノード装置。
  21. 【請求項21】 該エージェント部が、当該端末の基本
    収容先となる収容領域に存在する端末の通信管理を行な
    う第1エージェントと、当該端末の上記基本収容先とな
    る収容領域以外の領域に存在する端末の通信管理を行な
    う第2エージェントとにより構成されたことを特徴とす
    る、請求項20記載の端末収容機能付きノード装置。
  22. 【請求項22】 上記他のネットワークに、有線端末を
    収容するための回線終端部が付設されていることを特徴
    とする、請求項20記載の端末収容機能付きノード装
    置。
  23. 【請求項23】 上記他のネットワークに、無線端末を
    収容するための基地局が付設されていることを特徴とす
    る、請求項20記載の端末収容機能付きノード装置。
  24. 【請求項24】 上記他のネットワークに有線端末を収
    容するための回線終端部が設けられるとともに、上記第
    1エージェント又は第2エージェントが通信管理を行な
    う領域が、一つの該回線終端部が通信管理を行なう範囲
    に相当することを特徴とする、請求項21記載の端末収
    容機能付きノード装置。
  25. 【請求項25】 上記他のネットワークに有線端末を収
    容するための回線終端部が設けられるとともに、上記第
    1エージェント又は第2エージェントが通信管理を行な
    う領域が、複数の該回線終端部が通信管理を行なう範囲
    に相当することを特徴とする、請求項21記載の端末収
    容機能付きノード装置。
  26. 【請求項26】 上記他のネットワークに無線端末を収
    容するための基地局が設けられるとともに、上記第1エ
    ージェント又は第2エージェントが通信管理を行なう領
    域が、一つの該基地局が通信管理を行なう範囲に相当す
    ることを特徴とする、請求項21記載の端末収容機能付
    きノード装置。
  27. 【請求項27】 上記他のネットワークに無線端末を収
    容するための基地局が設けられるとともに、上記第1エ
    ージェント又は第2エージェントが通信管理を行なう領
    域が、複数の該基地局が通信管理を行なう範囲に相当す
    ることを特徴とする、請求項21記載の端末収容機能付
    きノード装置。
JP10054025A 1998-03-05 1998-03-05 端末収容方法及び端末収容機能付きノード装置 Withdrawn JPH11252182A (ja)

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