WO2002038714A1

WO2002038714A1 - Composition detergente

Info

Publication number: WO2002038714A1
Application number: PCT/JP2001/009752
Authority: WO
Inventors: Masahiko Shimada; Kazuhito Maeda
Original assignee: Nof Corporation
Priority date: 2000-11-08
Filing date: 2001-11-07
Publication date: 2002-05-16
Also published as: KR100815069B1; CN1242037C; CN1537158A; TWI257425B; KR20030048461A

Description

明細書 .

洗浄剤組成物

技術分野

本発明は、油分の存在下でも高い起泡生を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性の良好な洗浄剤組成物に関する。

背景技術

ヒトの皮膚が直接洗浄剤組成物に触れる主な場合としては、食器に付着した油分を洗浄する場合、入浴などでせっけん、シャンプーなどを使用する場合が挙げられる。最近では、女性のメイクアップ化粧料、毛髪用のスタイリング剤など多種多様な化粧料を洗浄剤組成物で洗浄するケースも増加しつつある。顔や毛髪の表面上の化粧料を洗浄する際に、化粧料が洗浄剤によって良好に除去されることは重要であるが、洗浄時に洗浄剤がよく泡立つこともまた重要である。なぜなら、洗浄時によく泡立つことにより、化粧料が良好に除去されたと使用者が感じるからである。しかし、化粧料を洗浄対象として洗浄剤を使用する場合には、洗浄剤の泡が非常に立ちにくいというのが現状である。

油分の存在下においてもよく泡立つ界面活性剤としては、これまで食器用洗浄剤糸且成物の主要成分として用いられていたアルキルベンゼンスルホネート型陰イオン性界面活性剤、アルキルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤等が挙げられる。し力し、これらの界面活性剤は、使用すると肌荒れを起こす場合があるなど、皮膚に対する刺激が強い。そのため、最近では、このような界面活性剤は、皮膚に直接触れる洗浄剤組成物（例えば、食器用洗浄剤組成物など）の成分として使用されない傾向にある。従って、このような界面活性剤は、化粧料を洗浄対象とする洗浄剤組成物の起泡剤としては、不適である。

皮膚に対する刺激が低く、皮膚に直接触れる洗浄剤組成物の成分として好ましい界面活'1~生剤として、ァミドエ一テルサルフヱ一ト型陰ィオン性界面活性剤、ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤などがある。

アミドエ一テルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤を用いた洗浄剤組成物としては、アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤に以下の界面活性剤等を糸且合せた組成物が知られている：アミノ酸系界面活性剤と両性界面活性剤を Eみ合わせた組成物（特開平 1 0 - 1 8 2 3 6 7号公報）；アミドべタイン型両性界面活性剤と陽ィォン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 6 - 2 9 3 6 2 0号公報）；イミダゾリニゥムべタイン型両性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 6— 4 9 4 8 4号公報）；ァシルメチルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤とアミドアミノ酸型両性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 6— 1 8 6 7 9 2号公報）；シルク誘導ポリべプタイドのァシル化物の塩を組み合わせた組成物（特開平 5— 4 3 8 8 9号公報）；アルキルダル'コシド型非ィォン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 4 - 1 2 6 7 9 9号公報）等。 · ァシルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤を用いた組成物としては、ァシルタゥレート型陰イオン性界面活性剤に以下の界面活性剤等を組合せた組成物が知られている：アミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤とアミドアミノ酸型両性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 4一 1 5 2 9 8号公報）；べタイン系界面活性剤と、 H L Bが 1 0〜1 6の非ィオン性界面活性剤と、アル力ノールァミド型非ィオン性界面活性剤またはァミンォキシド型非イオン性界面活性剤と、ポリ（ジメチルジァリルアンモニゥムハライド）型陽ィオン性高分子化合物とを組み合わせた組成物（特開平 3— 9 3 7 1 1号公報）；ァミドスルホべタイン型両性界面活性剤またはスルホぺタィン型両性界面活性剤とアルカノールァミド型非ィオン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 3— 4 8 6 0 8号公報）；スルホコハク酸エステル塩型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 2— 1 0 5 8 9 4号公報）；アルキルグリコシド型非ィオン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 1— 1 7 8 5 9 6号公報）等。

上記のアミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤およびァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤は、汗などの水溶性の成分を洗浄する場合には比較的高い起泡性を示すが、化粧料や食器についた油分を洗浄の対象とする場合には、起泡性が著しく低下するという欠点をもっている。そして、これらの界面活性剤と上記の他の界面活性剤を組み合わせた洗浄剤組成物においてもその欠点は解消されていない。さらに、これらの界面活性剤と上記他の界面活性剤との組み合わせにより、低温での固化および沈殿物の発生、高温での着色などの、経時安定性に問題がある場合が多い。

したがって、未だ油分の存在下において高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性の良好な洗浄剤組成物は得られていないのが実情でめる。

他方、ボディシャンプーなどの身体洗浄剤としては、高級脂肪酸塩をべ一スとした洗浄剤が一般に使用されている。高級脂肪酸塩は、高い洗浄力を持ち、洗浄後のぬめり感がなく、洗い上がりのさっぱり感に優れ、泡立ちおよび泡質が良好であるが、脱脂力が強く、皮膚に対する刺激が強いという問題が懸念される。そこで、高級脂肪酸塩をベースとする身体洗浄剤は、一般に、皮膚刺激性を緩和させるため、他の界面活性剤を併用する場合が多い。例えば、高級脂肪酸塩に以下の界面活性剤等を組合せた組成物が知られている：アミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤とアルキルフォスフエ一ト型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 5 - 2 0 1 8 5 2号公報）；ラウリン酸塩と 2級アミド型 N—ァシルァミノ酸塩を組み合わせた組成物（特開平 5-156284号公報）；ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸力リゥムまたはォレイン酸カリウムと、ポリオキシエチレンヒマシ油とを組み合わせた組成物（特開昭 61-300号公報）；脂肪酸塩と o— 置換リンゴ酸を組み合わせた組成物（特開昭 59-1 5500号公報）；脂肪酸のトリエタノールァミン塩とァシルグルタメート型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開昭 61-287992号公報）；脂肪酸塩とヒドロキシェチルセルロースカチオン化物を組み合わせた組成物（特開昭 5

8-167699号公報）等。

また、高級脂肪酸を塩基性アミノ酸で中和して、皮膚刺激性を緩和させる試みもなされている。例えば、高級脂肪酸の塩基性アミノ酸塩等を用いた、以下の組成物が知られている：脂肪酸塩基性アミノ酸塩と ; S-ァラニン型両性界面活性剤を組み合わせた組成物（特開平 9-151391号公報）；脂肪酸塩基性ァミノ酸塩とアミンォキシドを組み合わせた組成物（特開平 9 - 118896号公報）など。

さらに、特開平 5— 262639号公報ゃ特開平 9-13096号公報には脂肪酸塩とポリエチレンダリコールや特定の非ィオン性界面活性剤を組み合わせた皮膚刺激を低減させることを目的とする洗浄剤組成物が開示されている。

このような検討により、高級脂肪酸塩をベースとする身体洗浄剤の皮膚刺激性の問題は改善されつつあるが、依然として、高級脂肪酸塩をベースとする身体洗浄剤を使用した後、皮膚が乾燥するという問題が残っている。高級脂肪酸塩は、 p Hが弱アル力リ性〜アル力リ性であり、脱脂力が比較的強いため、使用する人により、あるいは、季節または使用頻度により、程度の差はあるものの、？先浄後に皮膚が乾燥しゃす、という問題がある。

皮膚の乾燥に関して、最近特に問題となっているのは、高齢者介護に携わる介護者（ヘルパー）である。このような介護者（ヘルパー）は高齢者の入浴、身体の洗浄の補助を 1日に数回〜十数回も行うことがあり、従来の洗浄剤を使用すると手の皮膚の乾燥、肌荒れが起こることが避けられず、保湿クリームなどによる手当てが必要となることが多い。

乾燥した皮膚の特徴として、しばしば外観的には落屑や亀裂がみられ、古レ、角質層の剥離が進まず、角質が皮膚に滞留して堆積し、場合により力ユミを発生する。このような乾燥した皮膚の表皮角質細胞をテープストリッピング法などにより採取して顕微鏡で観察してみると、形状の著しい歪みや核が残存した不全角化が多く見られる。また、皮膚の電気伝導度を測定すると、多くの場合、電気伝導度の低下が見られ、水分量が減少していることがわかる。このことから、水分を保持し、異物侵入を防ぐという角質層本来の機能の低下が推測される。空気が乾燥する冬季は、とくに、洗浄後の皮膚の乾燥が起こりやすい。

グリゼリンなどの保湿剤、植物油ゃスクヮレンなどのェモリエント剤、ァミノ酸や α—ヒドロキシ酸またはそれらの誘導体といつた保湿成分、またポリオキシエチレングリコールやポリオキシエチレンソルビタン系非イオン性界面活性剤を洗浄剤に配合して、洗浄にともなう皮膚の乾燥を抑え、潤いを保つ試みがある。し力し、これらも十分な効果があるとはいえない。

そこで、油分の存在下においても高い起泡性、優れた泡質および保存安定性を有し、皮膚に対する刺激が低く、洗浄後の感触がさっぱりと心地よく、かつ頻繁に使用しても皮膚の乾燥を起こすことが少なく、皮膚の潤いを保つことのできる洗浄剤糸且成物が望まれている。

発明の開示

本発明は、以下の aと bとを含有し、 aが 5〜3 5重量。 /。、 bが 0 . 5〜 2 0重量％含有され、そして、 a Z bの重量比が 3 / 4〜1 0 / 1であることを特徴とする洗浄剤組成物を提供する。この洗浄剤組成物において、 _aは、高級脂肪酸塩（a 1) 、アミドエーテルサルフユート型陰イオン性界面活性剤（a 2) 、およぴァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤（a 3) からなる群から選択される少なくとも 1種であり、 bは、ゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤である。

好ましい実施態様においては、前記洗浄剤組成物が洗顔科であり、 aが高級脂肪酸塩（a 1) であり、 & 1が1 5〜35重量％、が 5〜10重量％含有され、 a 1 +bが 20〜45重量⁰ /₀であり、そして、 a l/bの重量比が 3/1〜10/1である。

別の好ましい実施態様においては、前記洗浄剤組成物はボディソープであり、 aが高級脂肪酸塩 (a 1) であり、 a l力 S5〜35重量⁰ /₀、 bが 0. 5 〜15重量％含有され、 a 1 + bが 10〜40重量％であり、そして、 a l Zbの重量比が 2/1〜10Z1である。

また、さらに別の実施態様においては、前記洗浄剤組成物は台所用洗剤であり、 aがアミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤 (a 2) またはァシルタゥレート型陰イオン性界面活性剤（a 3) であり、 a力 5〜3 0重量⁰ /₀、 bが 0. 5〜20重量％含有され、 a + bが 10〜45重量⁰ /₀であり、そして a/bの重量比が 3/4〜8Zlである。

別の好ましい実施態様においては、前記洗浄剤組成物はシャンプ一であり、 aがアミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤 (_a 2) またはァシルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤（ a 3 ) であり、 aが 5〜 20重量⁰ん b力 S 0. 5〜 20重量⁰ /₀含有され、 a + bが 6〜30重量⁰ /₀であり、 a/bの重量比が 3Z4〜 5/1である。

発明を実施するための最良の形態

本発明の洗浄剤組成物は、 a ：高級脂肪酸塩（a 1) 、アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤（_a 2) 、およびァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤（a 3 ) からなる群から選択される少なくとも 1種と、 b ：ゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤とを所定の量含有し、その他、水おょぴ洗浄剤組成物に必要な添加剤を含有する洗浄剤組成物である。

(高級脂肪酸塩（ a 1 ) )

a 1で表される高級脂肪酸塩の中でも、以下の式（1 ) で表される高級脂肪酸塩が好ましく用いられる。 R ^ O OM¹ ( 1 ) 式中、 R i C Oは炭素数 8〜 2 2の脂肪族ァシル基、 M¹は水素原子、アルカリ金属、アンモニゥム、有機アンモニゥム、アミノ酸、アミノ酸塩、タウリン、タウリン塩、 N—メチルタウリンまたは N—メチルタウリン塩を示す。

R ¹ C Oは炭素数 8〜 2 2の脂肪族ァシル基としては、例えば、カプリ口ィル基、カプリノィル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ォレオイル基、リノレイル基、ベへノィル基などが挙げられる。これらの基を有する高級脂肪酸塩が複数種存在していてもよく、例えば、 I^ C Oは、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ヒマヮリ油脂肪酸、牛脂脂肪酸などに由来する脂肪族ァシル残基であり得る。

アルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムが挙げられる。

有機アンモニゥムとしては、例えば、モノエタノールアンモニゥム、ジェタノ一ルアンモニゥム、トリエタノールアンモニゥムが挙げられる。

アミノ酸としては、例えば、ァスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸；グリシン、ザルコシン、ァラニン、 β ァラニン、フエニノレアラニン. リン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチォニン、テアニン、セリン、プロリン、一ァミノ酪酸、 y—アミノカプロン酸などの中性アミノ酸；アルギニン、オル二チン、ヒスチジン、リジン、トリプトフアンなどの塩基性アミノ酸；が挙げられる。また、アミノ酸塩としては、これらのアミノ酸とアルカリ金属、アンモニゥムまたは有機アンモニゥムとの塩が挙げられる。

タウリン塩としては、タウリンのアルカリ金属塩、アンモニゥム塩、または有機アンモユウム塩が挙げられる。例えば、タウリンナトリウム、タウリンカリウム等が挙げられる。

N—メチルタウリン塩としては、 N—メチルタウリンのアルカリ金属塩、アンモニゥム塩、または有機アンモニゥム塩が挙げられる。例えば、 N—メチルタウリンナトリゥム、 N—メチルタウリンカリゥム等が挙げられる。

(アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤 ( a 2 ) ) a 2で表されるアミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤の中でも、以下の式（2 ) で表わされるアミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤が好ましく用いられる。

R ² C〇NH (C ₂ H₄0) n S〇₃M² ( 2 ) 式中、 R ² C Oは炭素数 8〜 2 2の脂肪族ァシル基、 nは 1〜1 0、 M²は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニゥム、有機アンモニゥム、 .塩基性アミノ酸、タウリン塩、 N—メチルタウリン塩、中性または酸性アミノ酸塩を示す。

炭素数 8〜2 2の脂肪族ァシル基としては、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ォレオイル基などが挙げられる。これらの基を有するアミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤は複数種存在していてもよく、例えば、 R ² C Oは、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸などに由来する脂肪族ァシル残基であり得る。脂肪族ァシル基の炭素数が 7以下では皮膚への刺激が強くなり、起泡性が低下する傾向にある。炭素数が 2 3以上では起泡性、経時安定性が低下する傾向にある。 nはォキシエチレン基の平均付加モノレ数を示し、 1〜1 0が好ましい。より好ましくは 2〜 6である。 nが 1未満では皮膚への刺激が強くなり、経時安定性が低下する傾向にあり、 1 0を超えると起泡性が低下する傾向にある。

M ¹のアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。ァルカリ土類金属としては、 1 Z 2カルシウム、 1 / 2マグネシウムが挙げられる。

有機アンモニゥムとしてはトリエタノールアンモニゥム等が挙げられる。塩基性アミノ酸としては、リジン、アルギニン等が挙げられる。

タウリン塩としては、タウリンのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニゥム塩、または有機アンモニゥム塩が挙げられる。例えば、タウリンナトリウム、タウリンカリウム等が挙げられる。

N—メチルタゥリン塩としては、 N—メチルタゥリンのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニゥム塩、または有機アンモニゥム塩が挙げられる。例えば、 N—メチルタウリンナトリウム、 N—メチルタゥリンカリウム等が挙げられる。

中性または酸性ァミノ酸塩としては、中性または酸性ァミノ酸のアル力リ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニゥム塩、または有機アンモニゥム塩が挙げられる。例えば、グリシンナトリウム、ダリシン力リゥム、ザルコシンナトリウム、 /3—ァラニンナトリウムなどの中性アミノ酸塩、グルタミン酸ニナトリウム、グルタミン酸二カリウム、ァスパラギン酸ニナトリウム等の酸性ァミノ酸塩が挙げられる。式（2 ) で表わされるアミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤の具体例としては、以下の界面活性剤が挙げられる：ポリオキシエチレン ( 2モル）ラウリン酸アミドエ一テル硫酸ナトリウム；ポリオキシエチレン ( 3モル）ラウリン酸アミドエーテル硫酸力リウム；ポリオキシエチレン ( 4モル）ラウリン酸アミドエ一テル硫酸アンモニゥム；ポリオキシェチレン（4モル）ミリスチン酸アミドエ一テル硫酸ナトリウム；ポリオキシェチレン（ 5モル）ノ^レミチン酸ァミドエーテル硫酸ナトリウム；ポリォキシェチレン（6モル）ステアリン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム；ポリオキシエチレン（5モル）ォレイン酸アミドエ一テル硫酸ナトリウム；ポリオキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸ナトリゥム；ポリオキ

( 4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリゥム；ポリオキ ( 4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸マグネシウム；ポリォキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸トリエタノールアンモニゥム；ポリオキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸アルギニン；ポリオキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸とタウリンナトリウムの塩；ポリオキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸と N-メチルタウリンナトリウムの塩；ポリオキシエチレン（4モル）ヤシ油脂肪酸ァミドエーテル硫酸とグルタミン酸ニナトリウムの塩；ポリオキシエチレン（3モル）パーム核油脂肪酸アミドエーテル硫酸ナトリウム；ポリオキシエチレン（4モル）パーム核油脂肪酸ァミドエーテル硫酸リジン；ポリオキシエチレン（3モル）パーム核油脂肪酸アミドエーテル硫酸マグネシウム；ポリオキシエチレン（3モル）パーム核油脂肪酸アミドエーテル硫酸とタウリンナトリゥムの塩；ポリオキシエチレン ( 3モル）パーム核油脂肪酸アミドエ一テル硫酸と N—メチルタウリンナトリゥムの塩；ポリオキシエチレン（3モル）パーム核油脂肪酸アミドエーテル硫酸とグリシンナトリウムの塩；ポリオキシエチレン（6モル）牛脂脂肪酸ァミドエーテル硫酸ナトリウム：等。

(ァシルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤 ( a 3 ) )

a 3で表されるァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤の中でも、以下の式（3 ) で表わされるァシルタウレート型陰イオン性界面活十生剤が好ましく用いられる。

R²CO N (CH₂)₂S0₃M² (3)

R³

式中、 R ² C Oおよび M²は前記式（2 ) と同じ基を表し、 R ³は水素原子または炭素数 1〜 3のアルキル基を表す。

式（3 ) の R ² C Oの好ましいァシル基としては、式（2 ) と同じ基が例示される。炭素数が 7以下では皮膚への刺激が強くなり、起泡性が低下する傾向にあり、炭素数が 2 3以上では起泡性が低下する傾向にある。

R ³は、水素原子または炭素数 1〜 3のアルキル基である。炭素数 1〜3 のアルキル基としては、メチル基、ェチル基、およびプロピル基が挙げられる。

M²の種類、および好ましい例示も、前記式（2 ) における場合と同じである ₀ ■

前記式（ 3 ) で表わされるァシルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤の具体例としては、以下の界面活性剤が挙げられる：ラウロイルメチルタウリンナトリウム；ラウ口イノレエチルタゥリンカリウム；ラゥロイノレプロピルタゥリンァンモニゥム；ミリストイノレメチルタゥリンナトリウム；パルミトィルメチルタゥリンナトリウム；ステアロイルメチルタゥリンナトリウム；ォレオイルメチルタゥリンナトリウム；ヤシ油脂肪酸ァシルタゥリンナトリウム；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタゥリンナトリウム；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタゥリンカリウム；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタゥリンマグネシウム；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタウリントリエタノールアンモ-ゥム；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタゥリンとタウリンナトリウムとの塩；ャシ油脂肪酸ァシルメチルタウリンと N—メチルタウリンナトリウムとの塩；ヤシ油脂肪酸ァシルメチルタウリンとグルタミン酸ニナトリウムとの塩；パーム核油脂肪酸ァシルタゥリンナトリウム；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンナトリゥム；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンリジン塩；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンマグネシウム；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンとタウリンナトリウムとの塩；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンと N—メチルタゥリンナトリウムとの塩；パーム核油脂肪酸ァシルメチルタゥリンとグリシンナトリウムとの塩；牛脂脂肪酸ァシルメチルタゥリンナトリゥム；等。

'酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤 ( b ) )

bで表されるゥンデシレン酸ァミド酢酸べタイン型両性界面活性剤のなかでも、以下の式（4 ) で表わされるゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤が好ましく用いられる。

R⁴

CH₂=CH-(CH₂)₈-CONH(CH₉)m N -CH₂C〇0— (4) 式中、 mは 1〜3、好ましくは 2〜3の整数であり、 R ⁴および R ⁵は、それぞれ独立に、炭素数 1〜3のアルキル基、または炭素数 1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。 '

好ましいゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤 ( b ) としては、ゥンデシレン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ゥンデシレン酸アミドエチルジェチルァミノ酢酸べタイン、ゥンデシレン酸アミドェチルジヒドロキシェチルァミノ酢酸べタインなどが挙げられる。

なお、ゥンデシレン酸誘導体は高い防菌防黴活性を有することが古くから知られている。ゥンデシレン酸アミドプロピルべタイン型両性界面活性剤を防菌防黴剤として使用する場合は、 0 . 5重量％以上が有効であると言われている。従って、 0 . 5重量⁰ /₀以上のゥンデシレン酸アミドプロピルべタイン型両性界面活性剤を含有する本発明の洗浄剤組成物は、防菌防黴性（殺菌効果）にも優れている。 (その他の添加剤）

本発明の洗浄剤組成物には、さらに、水、そして必要に応じて、本発明の効果を損なわない程度に、 aおよび b以外の界面活性剤、およびその他の一般に洗浄剤組成物に使用される添加剤が含有されてもよい。

aおよび b以外の界面活性剤としては、例えば、アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤を含むことができる。このようなアミド酢酸べタイン型両性界面活性剤としては、カプリル酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、カプリン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酸酸べタイン、ラウリン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルァミノ酢酸ベタィン、パルミチン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ォレイン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ベへニン酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、パーム核油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸ベタイン、ヒマヮリ油脂肪酸アミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、硬化牛脂脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタイン、ラウリン酸ァミドェチルジェチルァミノ酢酸べタイン、ミリスチン酸アミドエチルジェチルァミノ酢酸べイン、ヤシ油脂肪酸アミドエチルジェチルァミノ酢酸べタイン、パーム核油脂肪酸ァミドエチルジェチルァミノ酢酸べタイン、ラウリン酸ァミドエチルジヒドロキシェチルァミノ酢酸べタイン、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシェチルァミノ酢酸べタイン、ヤシ油脂肪酸アミドエチルジヒドロキシェチルァミノ酢酸べタイン、パーム核油脂肪酸アミドエチルジヒドロキシェチルァミノ酢酸べタインなどが挙げられる。

その他の、一般に洗浄剤組成物に使用される添加剤としては、例えば、以下の成分が挙げられる：セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール；グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコーノレ、 1， 3 - ブタンジオール等の多価アルコール；スクヮラン、ホホバ油、才リーブ油、ヒマシ油、ラノリン、レシチン等の油分；セルロースエーテル型陽イオン性高分子化合物、陽イオン性ポリビニルピロリドン誘導体、陽イオン性ポリアクリル酸誘導体、陽イオン性ポリアミド誘導体、ポリ塩化ジメチルジァリルアンモニゥム、塩ィ匕ジメチルジァリルアンモニゥムとアクリル酸アミドの共重合体、アルキルポリエチレンイミン等の陽イオン性高分子化合物；高重合メチノレポリシロキサン、ジメチノレシロキサン'メチ /レ（ポリオキシェチレン）シロキサン共重合体等のシリコーン誘導体；ジステアリン酸エチレングリコール、スチレンポリマー等のパール化剤； 5—メチルー 2—イソプロピルシクロへキサノール、トゥガラシチンキ等のトニック剤；エチレンジ：ミン四酢酸塩、クェン酸、ユトリロトリ酢酸三ナトリウム等のキレート剤；ベンゾフヱノン誘導体、ベンゾトリァゾール誘導体等の紫外線吸収剤；色素；香料など。 (洗浄剤組成物）

本発明の洗浄剤組成物は、上記 a 1、 a 2および a 3からなる群から選択される少なくとも 1種を 5〜3 5重量。 /₀含有し、そして、 bを 0 . 5〜2 0 重量％含有し、 & / 13の重量比が3 / 4〜1 0 / 1であることを特徴とし、水、および必要に応じて、 aおよび b以外の界面活性剤、並びに、その他の添加剤を含有する。

上記 aと bとの配合比を有することにより、油分の存在下においても高い起泡性、優れた泡質おょぴ保存安定性を有し、皮膚に対する刺激が低く、洗浄後の感触がさっぱりと心地よく、かつ頻繁に使用しても皮膚の乾燥を起こすことが少なく皮膚の潤いを保つことのできる洗浄剤組成物が提供される。本発明の洗浄剤組成物は、洗顔料、ボディーソープ、台所用洗剤、シャンブーなどとして好ましく使用されるが、それぞれの用途に適応した、以下に説明する特定の組成とすることがさらに好ましい。

(洗顔科）

本発明の洗浄剤組成物を洗顏料とする場合、高級脂肪酸塩（a l ) とゥンデシレン酸ァミド酢酸べタィン型両性界面活性剤（ b ) の組み合わせが好ましい。 a lは、 1 5〜 3 5重量％含有されることが好ましく、 1 8〜3 2重量％含有されることがさらに好ましい。 1 5重量％より小さいと、洗顔料として好ましい起泡性、泡質、洗浄力、使用感が得られず、 3 5重量。 /₀より大きいと洗浄が過度になり、洗浄後の皮膚の乾燥がみられ、すすぎ後のさつばり感が劣る。

bは、 0 . 5〜1 0重量％含有されることが好ましく、 2〜8重量％含有されることがさらに好ましい。 bが 0 . 5重量。 /。より小さいと洗浄後に皮膚の乾燥がみられ、また起泡性、泡質が十分でなく、 10重量％より大きいと洗浄時にぬめり感があり、すすぎ後のさっぱり感も劣る。

そして、 a 1 +bは 20〜45重量。 /。であることが好ましく、 25〜40 重量％であることがより好ましい。 a 1/bの重量比が 3/1〜10/1であることが好ましく、 3ノ l〜7Zlであることがより好ましい。この範囲から外れると、洗浄時にぬめり感がでて、すすぎ後のさっぱり感も劣る、あるレ、は洗浄後に皮膚が乾燥しゃすレ、という傾向になり、好ましくない。

(ボディソープ)

本発明の洗浄剤組成物をボディソープとする場合も、高級脂肪酸塩 (a

1) とゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤 (b) の組み合わせが好ましい。この場合、高級脂肪酸塩 (a 1) が 5〜35重量⁰ /₀含有されることが好ましく、 10〜30重量％含有されることがさらに好ましい。 5重量％より小さいと、ボディソープとして好ましい起泡性、泡質、洗浄力、使用感が得られず、 35重量％より大きいと洗浄が過度になり、洗浄後の皮膚の乾燥がみられ、すすぎ後のさっぱり感が劣る。

bは、 0. 5〜15重量％含有されることが好ましく、 2〜12重量％含有されることがさらに好ましい。 bが 0. 5重量⁰ /₀より小さいと洗浄後に皮膚の乾燥がみられ、また起泡性、泡質が十分でなく、 1 5重量％より大きいと洗浄時にぬめり感があり、すすぎ後のさっぱり感も劣る。

a 1 + bは 10〜40重量％が好ましく、 1 2〜35重量⁰ /₀であることがより好ましい。 a lZbの重量比が 2/1〜1 0/1であることが好ましく、 2/l〜7Zlであることがより好ましい。この範囲から外れると、洗浄時にぬめり感がでて、すすぎ後のさっぱり感も劣る、あるいは洗浄後に皮膚が乾燥しやすいという傾向になり、好ましくない。 (台所用洗剤）

本発明の洗浄剤組成物を台所用洗剤とする場合、 aはアミドエーテルサルフヱート型陰イオン性界面活性剤 ( a 2 ) またはァシルタウレート型陰ィォン性界面活性剤 ( a 3 ) であることが好ましい。 a 2または a 3のレ、ずれかを単独で用いてもよく、混合して用いてもよレ、。また、 a 2に包含される化合物の混合物を用いてもよく、 a 3に包含される化合物の混合物を用いても良い。

a 2または a 3は 5〜3 0重量％含有されることが好ましく、 1 0〜2 5 重量％含有されることがさらに好ましい。 5重量％より小さレヽと油分の存在下での起泡性が低下し、 3 0重量％より大きいと低温での経時安定性が悪くなる。

bは、 0 . 5〜2 0重量％含有されることが好ましく、 1〜1 5重量。 /₀含有されることがさらに好ましい。 bが 0 . 5重量％より小さいと油分の存在下での起泡性が低下し、 2 0重量％より大きいと高温での経時安定性が悪くなる。そして、 a 2 + bまたは a 3 + bが 1 0〜4 5重量％であり、かつ、 a Z b (すなわち、 a 2または a 3と bの重量比）が 3 / 4〜 8 / 1であることが好ましい。この範囲から外れる'と、油分の存在下での起泡性が低下し、刺激性が強くなり、経時安定性が低下する傾向となる。

なお、 a 2 + bまたは a 3 + bは、 1 5〜 4 0重量％であることがより好ましく、 a / bは 1 / 1から 5 1であることがより好ましい。

(シャンプー）

本発明の洗浄剤組成物をシャンプーとして使用する場合、 aはアミドエ一テルサルフェート型陰ィォン性界面活性剤 ( a 2 ) またはァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤 ( a 3 ) であることが好ましい。 a 2または a 3のいずれかを単独で用いてもよく、混合して用いてもよい。

a 2または a 3は 5〜20重量％含有されることが好ましく、 6〜1 5重量％含有されることがさらに好ましい。 5重量％より小さいと油分の存在下での起泡性が低下し、 20重量。 /₀より大きいと低温での経時安定性が悪くなる。

bは、 0. 5〜20重量。 /₀含有されることが好ましく、 1〜1 5重量％含有されることがさらに好ましい。 bが 0. 5重量。 /₀より小さいと油分の存在下での起泡性が低下し、 20重量％より大きいと高温での経時安定性が悪くなる。 '

そして、 a 2 + bまたは a 3 + bが 6〜30重量％であり、かつ、 aZb (すなわち、 a 2または a 3と bの重量比）が 3 4〜 5 Z 1であることが好ましい。この範囲から外れると、油分の存在下での起泡性が低下し、刺激性が強くなり、経時安定性が低下する傾向となる。

なお、 a 2 + bまたは a 3 + bは、 8〜 20重量％であることがより好ましく、 a/bは 1/1〜 4/1であることがより好ましい。

(実施例）

以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されないことはいうまでもない。また、高級脂肪酸塩（al) 、ァミドエーテルサルフエート型陰ィオン性界面活性剤（ _a 2 ) またはァシルタゥレート型陰イオン性界面活性剤 (a 3) のいずれかを単に a成分といい、ゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤 (b) を単に b成分とヽぅことがある。 (実施例 1〜 10、比較例 1〜 8 )

高級脂肪酸塩を含有する洗浄剤組成物を、表 1〜 3に示す組成で調製した得られた洗浄剤組成物を、以下に示す（1) 〜（10) の項目について、各項目に記載した試験法により評価した。 (1) 繰り返し洗浄後の皮膚の感触

健康な皮膚の男女各 10人をパネラーとし、洗浄剤組成物 5 gを用いて手および前腕を洗浄した。これを 20分おきに 10回繰り返した。この繰返し洗浄を 3日間続け、最後の洗浄から 48時間後に手および前腕の皮膚の乾燥状態について自己申告により、以下の基準で判定し、 20人の平均値を求めた。

2点：皮膚に試験前と変化を感じない、またはしっとり感がある。

1点：皮膚に若干つつばり感がある、または若干乾燥した感がある。

0点：皮膚に非常につっぱり感がある、または非常に乾燥した感がある。平均値 1. 5点以上を皮膚の乾燥が少なく、感触が良好と判定した。 (2) 繰返し洗浄後の皮膚の水分量

皮膚の水分量の指標としてコンダクタンス（電気伝導度）を測定した。上記（1) と同様、洗浄試験前に、パネラー 20人の前腕内側部のコンダクタンスを測定し、（1) と同様に 3日間の繰り返し洗浄を行った。最後の洗浄から 48時間後にパネラー 20人の前腕内側部のコンダクタンスを測定し、皮膚の乾燥状態を調べた。温度 20°Cの部屋中で 30分間安静にした後、電気伝導度計（SK I CON— 200、 I B S社製）を用いて左前腕内側部のコンダクタンスを 3回測定し、平均値を取った。

洗浄試験前の 20人のコンダクタンスは 300〜800 Sの範囲内の値であった。洗浄試験後のコンダクタンスを測定し、以下の式：

(洗浄後のコンダクタンス一洗浄前のコンダクタンス） X I 00 /洗浄前のコンダクタンス）により、コンダクタンスの減少率を求めた。この減少率により、次のように判定して、 2 0人の平均値を求めた。

2点：コンダクタンスの減少率が 2 0 %未満。

1点：コングクタンスの減少率が 2 0 %以上〜 4 0 %未満。

0点：コンダクタンスの減少率が 4 0 %以上。

平均値 1 . 5点以上を、皮膚の水分量の維持に効果的であり、良好と判定した。

( 3 ) 繰返し洗浄後の表皮角質細胞の状態

上記（1 ) と同様に 3日間の繰り返し洗浄を行った後、最後の洗浄から 4 8時間後にパネラー 2 0人の前腕内側部からテープストリツビング法にて表皮角質細胞を採取した。これをスライドガラスに貼り付け、アセトンでテープを除去した後、ブリリアントグリーン、ゲンチアナレツドを用いて細胞を染色し、観察用試料とした。光学顕微鏡を用いて 8 0倍の倍率で 1 0視野を観察した。 1視野ごとに視野の右上から順に 1 0 0個の細胞を調べ、形状が円形または矩形に近く正常なものと、形状に著しい歪みがみられたり、核が残存し不全角化がみとめられるものとに分け、観察した 1 0 0 0個のうち正常とみなされるものの比率を百分率で示した。この百分率により次のように判定して 2 0人の平均点を求めた。

2点：正常とみなされるものが 9 0 %以上。

1点：正常とみなされるものが 7 0〜9 0 %。

0点：正常とみなされるものが 7 0 %未満。

平均点が 1 . 5点以上の場合、不全角化が少なく古い角質層の剥離が進んだ正常な表皮角質細胞の状態を維持するのに効果的であり、良好と判定した。 ( 4 ) 皮膚刺激性

クローズドパッチテストにより評価した。すなわち、健康な皮膚の男女各 1 0人に対して、洗浄剤組成物 0. 5重量％の水溶液を用いて、上腕部内側にて 24時間のクローズドパッチテストを行ない、肉眼判定により評価した。皮膚に全く変化が見られなレ、場合を 0点、皮膚に若干の紅斑が見られる場合を 1点、皮膚に明らかに紅斑、浮腫が見られる場合を 2点として 20人の平均値を求めて、次の 3段階で評価した。

皮膚刺激性が弱い（平均値 0. 5点未満）。

皮膚刺激性が中程度（平均値 0. 5点以上 1. 0点未満）。

皮膚刺激性が強い（平均値 1. 0点以上）。

(5) 起泡力

岩谷産業（株）製ミルサー（型番 I FM—100) のカップに組成物を人ェ硬水（炭酸カルシウム換算で 10 O p pmになるように塩化カルシウムとィオン交換水で調製）で洗浄剤組成物濃度として 1重量。 /₀になるように希釈した試験液 50 gをとり、これに人工汚垢（組成：ォリーブ油 50重量％、ォレイン酸 20重量⁰ /₀、ラノリン 10重量⁰ /₀、流動パラフィン 10重量％、スクワレン 10重量⁰ /。）を 0. 3 g添加してカップに蓋をし、 40°〇で1時間静置した。 1時間後、力ップをミルサ一にとりつけ、 3000 r p mで 5 秒間撹拌し、撹拌停止から 1分後の泡の高さを測定した。カップの最低位置からの泡の高さが 7 c m以上の組成物を起泡力が高い組成物と評価した。

(6) 泡の持続力

上記（5) について撹拌停止から 5分後の泡の高さを測定し、次の式から求めた。数値が 90%以上の洗浄剤組成物を泡の持続力が高いと判定した。持続率（％) ={ (5分後の泡の高さ） / (1分後の泡の高さ） }X 100

(7) 泡質男女各 1 0人をパネラーとし、洗浄剤組成物 5 gを用いて手および前腕を洗浄した時の泡質について、下記のように判定し、 2 0人の平均値を求めた。

2点：泡が細かく弾力性がある。

1点：泡がやや粗い。

0点：泡が粗く弾力性が乏しい。

平均値 1 . 5点以上を洗浄時の泡質が良好な洗浄剤組成物と判定した。

( 8 ) 洗浄時のぬめり感

男女各 1 0人をパネラーとし、洗浄剤組成物 5 gを用いて手および前腕を洗浄した時のぬめり感について下記のように判定し、 2 0人の平均値を求めた。

2点：ぬめり感がないと感じた場合。

1点：ぬめり感が若干あると感じた場合。

0点：ぬめり感が非常にあると感じた場合。

平均値 1 . 5点以上を洗浄時のぬめり感の無レ、洗浄剤組成物であると評価した。

( 9 ) すすぎ後のさっぱり感

男女各 1 0人をパネラーとし、洗浄剤組成物 5 gを用いて手および前腕を洗净した後のさっぱり感について下記のように判定し、 2 0人の平均値を求めた。

2点：さっぱりすると感じた場合。

1点：ややさっぱりすると感じた場合。

0点：さつばり感が無！/、と感じた場合。

平均値 1 . 5点以上を洗浄後のさつぱり感の有る洗浄剤組成物であると評価した。 (10) 経時安定性

洗浄剤組成物を一 5°Cで 1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す段階で評価した。

安定性良好（透明に溶解または徴濁状で、外観の変化がない。）安定性やや不良（やや濁る。）

安定性不良（分離、沈殿が認められる、または固化する。）

結果を表 1〜3に示す。なお、以下に示す表中の数字は重量％を示す。

表 1

表 2

表 3

表 1および表 2の実施例 1〜1 0より、本発明の成分を用いた洗浄剤組成物はいずれも繰り返し洗浄試験後の皮膚の乾燥が少なく、皮膚の水分量が維持されており、また表皮角質細胞の状態も正常とみなされた。また皮膚刺激性も弱かった。さらに起泡力、泡の持統力、泡質、安定性が良好であるとともに、洗浄時のぬめり感が少なく、すすぎ後のさっぱり感が良好であった。なお、実施例 1、 2、 7、 8、および 1 0の洗浄剤組成物を用いて、それぞれ 5人のパネラーに洗顔してもらったところ、レ、ずれの組成物も泡立ちがよく、泡質もよく、洗浄時のぬめり感もなく、すすぎ後のさっぱり感があり、洗浄後の皮膚のつっぱり感もなかつたと感じた人がほとんどであった。

また、実施例 3、 5、 7、および 9の洗浄剤組成物をボディソープにしてそれぞれ 5人のパネラ一に使用してもらったところ、レ、ずれの洗浄剤も良く泡立ち、泡質もよく、洗浄時のぬめり感もなく、すすぎ後のさっぱり感がぁり、洗浄後の皮膚のつつばり感もなかつたと感じた人がほとんどであつた。一方、表 2の比較例 1〜 3および表 3の比較例 4〜 8では十分な性能が得られていない。比較例 1では a成分が本発明の範囲より少なく配合されていることから泡の持続力、泡質が良好でなく、洗浄時のぬめり感がある。比較例 2では、 a / bの重量比が 1 4 / 1であり、 1 0 Z 1よりも大きいため、繰返し洗浄試験後の皮膚の乾燥、皮膚の水分量、表皮角質細胞の状態に問題があり、泡の持続力、泡質も良好でない。比較例 3では a成分が 3 5重量％より多く配合されており、同じく繰り返し洗浄試験後の皮膚の乾燥、皮膚の水分量、表皮角質細胞の状態に問題がある。比較例 4では a / bの重量比が 1 1 / 1 6であり、 3 / 4よりも小さいため、洗浄時のぬめり感が大きく、すすぎ後のさっぱり感も不十分である。比較例 5および 7は、 a / bの重量比が 1 0 Z 1よりも大きいため、また比較例 8には b成分が含まれていないため、それぞれ、繰り返し洗浄試験後の皮膚の乾燥、皮膚の水分量、表皮角質細胞の状態に蘭題がある。比較例 7は、また、泡質も不十分である。また、比較例 6では a成分が 35重量。/。を超えており、 a / bの重量比が 10/1 より大きいため、繰返し洗浄試験後の皮膚の乾燥、皮膚の水分量、表皮角質細胞の状態に問題がある。実施例 11〜 13および比較例 9〜 12

表 4に示す洗浄剤組成物を調製し、前記評価項目（1) 〜（4) および (8) 〜（10) について評価した。また泡立ち性（1 1) として下記の評価を行った。これを他の一般的な配合処方（比較例 9〜12) と比較した。

(1 1) 泡立ち性

男女各 10人をパネラーとして、洗浄剤組成物 5 gを用いて体を洗浄した時の泡立ち性を下記のように判定した。 20人の平均値を求めて、平均値 1. 5点以上を泡立ち、泡質の良い洗浄剤組成物であると評価した。

2点：泡立ちが良く、且つ泡が細かく弾力があると感じた場合。

I点：泡立ちが不十分かまたは泡が粗いと感じた場合。

0点：泡立ちが不十分で且つ泡が粗いと感じた場合。

結果を表 4に示す。

表 4

実施例 1 1〜1 3より、本発明の成分を用いた洗浄剤組成物はいずれも繰り返し洗浄試験後の皮膚の乾燥が少なく、皮膚の水分量が維持されており、また表皮角質細胞の状態も正常とみなされた。また皮膚刺激性も小さかった。さらに泡立ち性、洗浄時やすすぎ後の感触が良好であった。これらは、 b成分を含まない比較例 9および 10、 a成分も b成分も含まない比較例 1 1、および a成分を含まない比較例 12と比べて明らかに優れていることがわかつた。

(実施例 14〜 1 9および比較例 13〜 25 )

aとして、アミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤（a 2) を用い、表 5~ 6に示す配合組成の試料を調製した。得られた洗浄剤組成物の起泡力、皮膚刺激性、および経時安定性について、実施例 1〜10の条件をやや変えて、評価した。

(12) 油分存在下での起泡力

岩谷産業（株）製ミルサー（型番 I FM— 100) のカップに組成物を人ェ硬水（炭酸カルシウム換算で 10 O p pmになるように塩ィヒカルシウムとィオン交換水で調製）で界面活性剤濃度として 1重量。 /₀になるように希釈した試験液 50 gをとり、これに人工汚垢（組成：ォリープ油 50重量％、ォレイン酸 20重量⁰ /₀、ラノリン 10重量⁰ /₀、流動パラフィン 10重量⁰ /₀、スクワレン 10重量⁰ /₀) を 0. 5 g添カ卩してカップに蓋をし、 40でで1時間静置した。 1時間後、力ップをミルサ一にとりつけ、 3000 r p mで 5秒間撹拌し、撹拌停止から 1分後の泡の高さを測定した。カップの最低位置からの泡の高さが 7 c m以上の組成物を起泡力が高い組成物と評価した。

(13) 皮膚刺激性

健康な皮膚をもつ男女各 10名に対して、界面活性剤濃度として 0. 5重量％になるように希釈した水溶液を用いて、上腕部内側にて 24時間のクローズドパッチテストを行ない、肉眼判定により評価した。皮膚に全く変化がみられない場合を 0点、皮膚に若干の紅斑がみられる場合を 1点、皮膚に明らかに紅斑、浮腫がみられる場合を 2点として 2 0名の平均値を求めて、次の 3段階で評価した。

皮膚刺激性が弱い。（平均値 5点未満）

皮膚刺激性が中程度。（平均値 5点以上 1 . 0点未満）

皮膚刺激性が強い。（平均値 1 . 0点以上）

( 1 4 ) 経時安定性

5 O m l蓋付ガラス製スタリユー管に洗浄剤,袓成物 4 5 gを入れ、一 5 °C で 1 2時間保存した後に、 4 5 °Cで 1 2時間保存し、これを 1ヶ月間毎日繰り返した。洗浄剤組成物の外観を観察して、次の 2段階で評価した。

〇：安定性良好。（ 1ヶ月間外観の変化がない）

X：安定性不良。（ 1ヶ月以内に分離や沈澱が認められる力固化するか、著しい着色がみられる）

結果を表 5および 6に示す。

表 5

注 1 ) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がナトリウムである。

2) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 πが 4、 M²が 1 /2マグネシウムである。

3) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 πが 4、 M²がアルギニンである。

比較

配合

1 3 1 4 1 5 1 6 1フ 1 8 1 9 20 21 22 23 24 25 アミドエ一テルサルフェート型

U.O a cr I U

陰イオン性界面活性剤 ^υ

アミドエ一テルサルフェート型

(a2) 35 30 10

陰イオン性界面活性剤²) '

アミドエ一テルサルフェート型

： 3 1

陰イオン性界面活性剤³)

ゥンデシレン酸アミドプロピルべタイ

1.5 1 , 0.1 35 0.5 25 25 0.2 1 2 ン型両性界面活性剤

ラウリル硫酸ナトリウム 10

ポリオキシエチレン（2モル）ラウリル

10 7.5 エーテル硫酸ナトリウム塩

そ

のヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチ

1 1 3 他ルァミノ酢酸べタイン

ヤシ油脂肪酸アミドエチルヒドロキシ

1 ェチルグリシンナトリウム

精製水 ^ 残部

a2合計 0.5 35 ； 3 5 1 30 1 30 0 0 10 10 0 b合計 1.5 1 ； 0.1 35 0.5 25 25 0.2 0 1 0 0 2 a2/b 0.33 35 I 30 0.14 2 1.2 0.04 150 0 0

(12)油分の存在下での起^力低い高い i低い高い低い高い高い低い高い低い低い低い低い cm) 5.7 7.6 | 4.8 8.5 5.9 8.7 7.4 5.2 7.3 5.4 3.7 4.1 5.2 評

価中強い弱い

(13)皮膚刺激性

0.2 0.3 i 0.2 0.3 0.1 0.6 0.2 0.3 1.2 0.4 0.2 0.3 0.3

(14)経時安定性〇 X ：〇 X 〇 X X X X 〇 O X O 注 1 ) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がナトリウムである。

2) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²が 1 /2マグネシウムである。

3) :式（2)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がアルギニンである。

表 5および 6から、本発明の実施例 1 4〜 1 9の洗浄剤組成物は、油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であることがわかる。

比較例 1 3の洗浄剤組成物は a成分が 5重量％より小さく、 a / b力 S 3 Z 4より小さいため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 1 4の洗浄剤組成物は、 a成分おょぴ b成分の含有量は満足するが、 a Z b力 S 1 0を超えているため、経時安定性が悪い。

比較例 1 5の洗浄剤組成物は、 a成分が 5重量。/。より小さく、 b成分が 0 . 5重量％より小さく、 & / 13が1 0を超えているため油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 1 6の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量％を超え、 a / bが 3 / 4より小さいため、経時安定性が悪い。

比較例 1 7の洗浄剤組成物は、 a成分が 5重量％より小さいため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 1 8の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量％を超えているため、皮膚刺激性が強く、経時安定性が悪い。

比較例 1 9の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量％を超え、 a / bが 3 / 4より小さいため、経時安定性が悪い。

比較例 2 0の洗浄剤組成物は、 b成分が 0 . . 5重量。/。より小さく、 a / b が 1 0を超えているため、油分の存在下での起泡性が低く、経時安定性が悪レ、。

比較例 2 1の洗浄剤組成物は、 a成分の替わりにラウリル硫酸ナトリウムを、また b成分の替わりにヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸ベタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性は高いものの、皮膚刺激性が強く、経時安定性が悪い。

比較例 2 2の洗浄剤組成物は a成分の替わりにポリォキシエチレン（ 2モル）ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 2 3の洗浄剤 ,袓成物は b成分の替わりにヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 2 4の洗浄剤 ,袓成物は b成分の替わりにヤシ油脂肪酸ァミドエチルヒドロキシェチルダリシンナトリゥムを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低く、経時安定性が悪い。

比較例 2 5の洗浄剤組成物は a成分の替わりにポリォキシェチレン（ 2モル）ラウリルエーテル硫酸ナトリゥムを使用し、さらにヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。

(実施例 2 0 )

下記に示す配合処方により洗顔用組成物を調製した。

配合（重量％)

( a 2 ) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤¹) 2 0

( a 2 ) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤²) + 3

( b ) ゥンデシレン酸ァミドプ口ピルべタイン型両性界面活性剤 5 プロピレンダリコーノレ 2 ジステアリン酸エチレングリコール 2 ォリーブ油 0 . 5 香料 0 . 3 精製水残部 1 ) ：式（2 ) の R ² C Oがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がカリウムである。 2) ：式（2) の R ² COがパーム核油脂肪酸残基、 n力 S3、 M²がナトリウ' ムである。

この洗顔用糸且成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。ただし、 (12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分として人工汚垢のかわりに口紅（組成：ヒマシ油 75重量⁰ /。、リシノレィン酸セチル 20重量％、顔料 4. 7重量％、香料 0. 3重量。/。）を用いた。結果を表 7に示す。この洗顔用組成物は口紅の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であった。 (実施例 2 1 )

下記に示す配合処方により -組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 2) アミドエーテルサルフヱ一ト型陰ィオン性界面活性剤¹) 10 ( b ) ゥンデシレン酸ァミドプロピルベタィン型両性界面活性剤 5 ジステアリン酸エチレングリコール 2 ポリ塩化ジメチルメチレンピベリジニゥム ²⁾ 0 3 クェン酸 0. 3 香科 0, 3 精製水

1) ：式（2) の: ² C〇がパーム核油脂肪酸残基、 nが 3、 M²が N—メチルタウリンナトリゥムである。

2) ： CALGON CORPORAT I〇N製「マーコート 100 J を使用し 7 。

このへァシャンプ一組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。ただし、（12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分として人工汚垢の替わりに高重合メチルポリシロキサン（東レ ·ダウコ一二ング .シリコーン（株）製「SH200- 1, 000， 000 c s」）を用いた。結果を表 7に示す。このヘアシャンプー組成物は高重合メチルポリシロキサンの存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であつた。

(実施例 22)

下記に示す配合処方により食器用洗浄剤組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 2) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤¹) 20 (b) ゥンデシレン酸ァミドプ口ピルべタイン型両性界面活性剤 10 ポリエチレングリコール（平均分子量 1000) 3 ェタノ一ノレ 5

1) ：式（2) の R²C〇がラウロイル基、 nが 2、 M²がナトリウムである。この食器用洗浄剤組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。結果を表 7に示す。この食器用洗浄剤組成物は油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤糸且成物であった。

(実施例 23 )

下記に示す配合処方によりハンドソープ組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 2) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤¹) 12 (a 2) アミドエーテルサルフエ一ト型陰ィオン性界面活性剤²) 3 (b) ゥンデシレン酸アミドプロピルべタィン型両性界面活性剤 6

グリセリン 3 ジステアリン酸エチレングリコール 2 ォリーブ油 0. 3 香料 0. 5 精製水残部

1) ：式（2) の R ² COがパーム核油脂肪酸残基、 nが 3、 M²がナトリウムである。

2) ：式（2) の R ² COがパーム核油脂肪酸残基、 nが 3、 M²が 1/2マドソープ組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。結果を表 7に示す。このハンドソープ組成物は油 ^.の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であった。

(実施例 24)

下記に示す配合処方によりボディソープ組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 2) アミドエーテルサルフエ一ト型陰ィオン性界面活性剤¹) 18 ( b ) ゥンデシレン酸ァミドプロピルべタィン型両性界面活性剤 6 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 プロピレンダリコール 2 ジステアリン酸エチレングリコーノレ 2

0. 3 0. 5 精製水残部 1) ：式（2) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がナトリウムである。

このボディソープ組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。結果を表 7に示す。このボディソープ組成物は油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であった

(実施例 25)

下記に示す配合処方により清涼感のある透明ノ一組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 2) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤¹) 4 (a 2) アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤²) 3 ( b ) ゥンデシレン酸ァミドプロピルべタイン型両性界面活性剤 5 セルロースエーテル型陽イオン性高分子化合物 ³⁾ 0. 5

5—メチノレー 2ーィソプロピルシク口へキサノール 0. 4 クェン酸 0. 3 香料 0. 3 精製水

1) ：式（2) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がアルギニンである。

2) ：式（2) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 nが 4、 M²がタウリンナトリゥムである。

3) ：ダイセル化学工業（株）製「ジヱルナ一 QH300」を使用した。このヘアシャンプー組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。ただし、（12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分として人工汚垢の替わりに高重合メチルポリシロキサン（東レ .ダウコーユング .シリコーン（株）製「SH200—1, 000, 000 c s」）を用いた。結果を表 7に示す。このヘアシャンプー組成物は高重合メチルポリシロキサンの存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であつた。表 7

(実施例 2 6〜 3 1、および比較例 2 6〜 3 8 )

aとしてァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤（_{a 3} ) を用い、表 8 および表 9に示す配合組成の洗浄剤組成物を調製し、その性能を評価した。結果を表 8およぴ表 9に示す。

9752

41 8

注 I )：式 (3)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 R³力メチル基、 M²がナトリウムである。

2)：式 (3)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 R³カチル基、 M²が 1 /2マグネシウムである。

3) :式（3)の R²C〇がヤシ油脂肪酸残基、 R³カチル基、 M²がタウリンナトリウムである。

O

注 1):式（3)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 R³カチル基、 M²がナトリウムである。

2) :式（3)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 R³がメチル基、 M²が 1/2マグネシウムである。

3) :式 (3)の R²COがヤシ油脂肪酸残基、 R³がメチル基、 M²がタウリンナトリウムである。

表 8および 9から、本発明の実施例 2 6〜 3 1の洗浄剤組成物は、油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であることがわかる。

比較例 2 6の洗浄剤組成物は a成分が 5重量％より小さく、 a / bが 3 Z 4より小さいため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 2 7の洗浄剤組成物は、 a成分おょぴ b成分の含有量は満足するが、 a / bが 1 0を超えているため、経時安定性が悪い。

比較例 2 8の洗浄剤組成物は、 a成分が 5重量。/。より小さく、 b成分が 0 . 5重量％より小さく、 a / bが 1 0を超えているため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 2 9の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量％を超え、 a / b力 S 3 / 4より小さいため、経時安定性が悪い。

比較例 3 0の洗浄剤組成物は、 a成分が 5重量。 /。より小さいため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 3 1の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量％を超えているため、皮膚刺激性が強く、経時安定性が悪い。

比較例 3 2の洗浄剤組成物は、 b成分が 2 0重量。/。を超え、 a / bが 3 Z 4より小さいため、経時安定性が悪い。

比較例 3 3の洗浄剤組成物は、 b成分が 0 . 5重量⁰ /₀より小さく、 a / b が 1 0を超えているため、油分の存在下での起泡性が低く、経時安定性が悪い。

比較例 3 4の洗浄剤組成物は、 a成分の替わりにラウリル硫酸ナトリウムを、また b成分の替わりにヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸ベタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性は高いものの、皮膚刺激性が強く、経時安定性が悪い。

比較例 3 5の洗浄剤組成物は、 a成分の替わりにポリォキシエチレン（ 2モル）ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。

比較例 3 6の洗浄剤組成物は、 b成分の替わりにヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。 '

比較例 3 7の洗浄剤組成物は、 b成分の替わりにヤシ油脂肪酸ァミドエチルヒドロキシェチルダリシンナトリゥムを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低く、経時安定性が悪い。

比較例 3 8の洗浄剤組成物は、 a成分の替わりにポリォキシエチレン（ 2 モル）ラウリルエーテル硫酸ナトリゥムを使用し、さらにヤシ油脂肪酸ァミドプロピルジメチルァミノ酢酸べタインを使用しているため、油分の存在下での起泡性が低い。実施例 3 2

下記に示す配合処方により洗顔用組成物を調製した。

配合（重量％)

( a 3 ) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤¹) 2 0 ( a 3 ) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤²) 3 ( b ) ゥンデシレン酸ァミドプ口ピルべタイン型両性界面活性剤 5 プロピレンダリコーノレ 2 ジステアリン酸エチレングリコーノレ 2 ォリーブ油 0 5 香料 0 3

1 ) ：式（3 ) の R ² C Oがヤシ油脂肪酸残基、 R ³がメチル基、 M²がカリゥムである。 2) 式（3) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 R ³が水素原子、 M²がナトリゥムである。

この洗顔用組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。ただし、 (12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分としては人工汚垢の替わりに口紅（組成：ヒマシ油 75重量⁰ /。、リシノレィン酸セチル 20重量。/。、顔料 4. 7重量。/。、香料 0. 3重量。/。）を用いた。結果を表 10に示す。この洗顔用,袓成物は口紅の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤糸且成物であった。

(実施例 33 )

下記に示す配合処方により -組成物を調製した

配合（重量。/。）

(a 3) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤¹) 0 (b) ゥンデシレン酸アミドプロピルべタイン型両性界面活性剤 5 ジステアリン酸エチレングリコ一ノレ 2 ポリ塩ィ匕ジメチルメチレンピベリジニゥム ²⁾ 0 3 クェン酸 0. 3 香料 0. 3

1) ：式（3) の： ² COがヤシ油脂肪酸残基、 R³がメチル基、 M²が N— メチルタウリンナトリゥムである。

2) ： CALGON CORPORAT I ON製「マーコート 100」を使用した。

このヘアシャンプー組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。ただし、（12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分としては人ェ汚垢の替わりに高重合メチルポリシロキサン（東レ .ダウコ一二ング .シリコーン（株）製 SH200— 1, 000, O O O c s) を用いた。結果を表 10に示す。このヘアシャンプー組成物は高重合メチルポリシロキサンの存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であつた。

(実施例 34 )

配合（重量％)

(a 3) ァシルタウレート型陰ィォン性界面活性剤 ¹ ) 20 ( b ) ゥンデシレン酸ァミドプ口ピルべタイン型両性界面活性剤 10 ポリエチレングリコール（平均分子量 1000) 3 エタノール 5 精製水残部 1) ：式（3) の R²C〇がラウロイル基、 R³がメチル基、 M²がナトリウムである。

この食器用洗浄剤組成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なった。結果を表 10に示す。この食器用洗浄剤組成物は油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であつた。

.

(実施例 35)

配合（重量％)

(a 3) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤¹) 12 ( a 3 ) ァシルタゥレート型陰ィオン性界面活性剤 ²⁾ 3

(b) ゥンデシレン酸ァミドプロピルべタイン型両性界面活性剤 6 グリセリン 3 ジステアリン酸エチレングリコール 2 ォリーブ油 0. 3 香料 0. 3 精製水残部

1) ：式（3) の R ² COがパーム核油脂肪酸残基、 R ³がメチル基、 M²がナトリゥムである。

2) ：式（3) の R ² COがパーム核油脂肪酸残基、 R ³がメチル基、 M²が 1 Z 2マグネシウムである。

このハンドソープ糸且成物を実施例 14と同様の方法で評価を行なつた。結果を表 10に示す。このハンドソープ組成物は油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であつた。

(実施例 36 )

配合（重量％)

(a 3) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤¹) 18

(b) ゥンデシレン酸アミドプロピルべタイン型両性界面活性剤 6 ラウリン酸ジエタノールァミド 3 プロピレンダリコール 2 ジステアリン酸エチレングリコール 2 スクヮラン 0 . 3 香料 0 5

1) ：式（3) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 R ³がメチル基、 M²がナトリゥムである。

このボディソープ組成物を実施例 14の方法で評価を行なった。結果を表 10に示す。このボディソープ組成物は油分の存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であった。

(実施例 37)

下記に示す配合処方により清涼感のある透明ノ -組成物を調製した。

配合（重量％)

(a 3) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤¹) 4 (a 3) ァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤²) 3 ( b ) ゥンデシレン酸アミドプロピルべタィン型両性界面活性剤 5

セルロースエーテル型陽ィオン性高分子化合物 ³⁾ 0. 5 5—メチル一2—ィソプロビルシクロへキサノール 0. 4 クェン酸 0. 3 香料 0. 3 精製水

2) ：式（3) の R ² COがヤシ油脂肪酸残基、 R³がメチル基、 M²がタウリンナトリゥムである。

8) ：ダイセル化学工業（株）製「ジエルナ一 QH300」を使用した。このヘアシャンプ一組成物を実施例 14の方法と同様の方法で評価を行なつた。ただし、（12) 油分の存在下での起泡力の評価において、油分としては人工汚垢の替わりに高重合メチルポリシロキサン（東レ 'ダウコーニング .シリコーン（株）製 SH200- 1, 000, O O O c s) を用いた。結果を表 1 0に示す。このヘアシャンプー組成物は高重合メチルポリシロキサンの存在下でも高い起泡性を示し、皮膚に対する刺激が低く、経時安定性が良好な洗浄剤組成物であった。表 1 0

産業上の利用可能性

本発明の洗浄剤 ,組成物は、油分の存在下でも高い起泡性を示し、泡立ち、泡質に優れ、洗浄時や後の感触がさっぱりと心地よく、且つ頻繁に使用しても皮膚の乾燥を起こすことが少なく皮膚の潤いを保ち、経時安定性が良好であるので、洗顔用組成物、ヘアシャンプー組成物、食器用洗浄剤組成物、ハンドソープ組成物、ボディソープ組成物等に利用できる。また、二キビ予防洗顔用組成物、フケ防止シャンプー、殺菌効果のある台所用洗浄剤組成物、 (食器用洗浄剤組成物）、ハンドソープ組成物等に利用できる。

Claims

請求の範囲

1. 以下の aと bとを含有し、 aが 5〜35重量。 /₀、 bが 0. 5〜20重量 °/₀含有され、そして、 a/bの重量比が 3/4〜10/1であることを特徴とする洗浄剤組成物：

a ：高級脂肪酸塩 (a 1) 、アミドエーテルサルフヱ一ト型陰イオン性界面活性剤（a 2) 、およびァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤（a 3) 力らなる群から選択される少なくとも 1種；

b ：ゥンデシレン酸アミド酢酸べタイン型両性界面活性剤。

2. 前記洗浄剤組成物が洗顔料であり、 aが高級脂肪酸塩（a l) であり、 & 1が1 5〜35重量％、 bが 0. 5〜10重量％含有され、 a l + bが 2 0〜45重量⁰ /₀であり、そして、 a lZbの重量比が 3 ：！〜 10/1である、請求項 1に記載の組成物。

3. 前記洗浄剤組成物がボディソープであり、 aが高級脂肪酸塩（a l) であり、 a 1が 5〜35重量⁰ /₀、 bが 0. 5〜 1 5重量⁰ /₀含有され、 a 1 + b が 10〜40重量⁰ /。であり、そして、 a 1/bの重量比が 2/1〜10/1 である、請求項 1に記載の組成物。

4. 前記洗浄剤組成物が台所用洗剤であり、 aがアミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤（a 2) またはァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤 (a 3) であり、 aが 5〜30重量％、 bが 0. 5〜20重量％含有され、 a + bが 10〜45重量％であり、そして aZbの重量比が 3/4 〜 8 Z 1である、請求項 1に記載の組成物。

5. 前記洗浄剤組成物がシャンプ一であり、 aがアミドエーテルサルフエ一ト型陰イオン性界面活性剤（a 2) またはァシルタウレート型陰イオン性界面活性剤（a 3) であり、 aが 5〜20重量⁰ /。、 bが 0. 5〜 20重量％含有され、 a + bが 6〜30重量。 /₀であり、そして、 a/bの重量比が 3 4 〜 5 / 1である、請求項 1に記載の組成物。