WO2002035816A1 - Systeme de reseau de telephone internet, procede d'acces a un reseau et adaptateur pour dispositif vocal - Google Patents

Systeme de reseau de telephone internet, procede d'acces a un reseau et adaptateur pour dispositif vocal Download PDF

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Nobuhito Miyauchi
Akihiko Naito
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Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
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Description

明 細 書 ィンターネット電話ネットワークシステム及びネットワークアクセス 方法及び通話装置アダプタ 技術分野
この発明は、 通話装置の 1つである電話機に通話装置アダプタを接続 し、 上記通話装置アダプタを I Pネットワークと公衆回線とに接続し、 電話機間で行われる会話を公衆回線と I Pネットワークのいずれか一方 を介して行うインターネット電話ネットワークシステムに関する。 また 、 電話機がフアイャウォールに遮られている環境にある場合、 フアイャ ウォールに遮られていない環境に中継サーバを設置して中継サーバによ り電話機間で行われる会話を中継して、 フアイャウォールを超えて電話 機間での会話を行うインターネット電話ネットワークシステムに関する
背景技術
最近、 コンピュータネットワークであるインターネットやイントラネ ット上に音声データを I P ( I n t e r n e t P r o t o c o l ) パ ケットとして送受信することで、 従来の公衆回線を利用した電話にかわ るインターネット電話が利用されるようになってきている。 このための 技術力 SV o i c e o v e r I n t e r n e t P r o t o c o l ( 以降、 V o I Pと称する) と呼ばれている。
このインターネット電話を実現する装置として、 一般的なものが、 ネ ットワーク上のルートと電話機との間に設置するグートウエイ装置 (N I KE I COMMUN I CAT I ON 1 9 9 9. 2. 1, P a g e 1 26— 1 3 3に、 グートウエイ装置に関する記載がされている 。 ) である。 このゲートウェイ装置には、 多くの電話回線をサポートす る大規模なものから、 従来の電話機をネットワークに簡単に接続するた めの電話アダプタのような小規模なものまで様々ある。 図 44は例えば s NTT (株) の Vo l a L i n k—TA (h t t p : / / v o c a l i n k. s s i . i s p . n t t . c o . j pZ) や (株) ソリ トンシ ステムズの S o l p h o n e (h t t www . s o l i t o n . c o. j p/) (S o 1 p h o n e製品パンフレッ ト) などの V o I Pアダプタに示された従来のィンターネット電話アダプタ装置である。 インターネット電話アダプタ装置は、 音声データデジタルアナログ変換 部 5 00、 音声データアナログデジタル変換部 6 00、 I Pネットヮー ク通信処理部 5000、 電話番号 I Pァドレス変換部 300、 公衆回線 信号送受信部 1 1 00から構成される。 そして、 インターネット電話ァ ダプタ装置は、 一方を電話機 1 0に接続し、 他方を I Pネッ トワークに 接続している。
次に動作について説明する。
電話機 1 0からは、 利用者の話した音声データがアナログ信号として 電話アダプタ装置に送信される。 そのアナログ信号が音声データアナ口 グデジタル変換部 600により、 デジタル信号に変換され、 I Pネット ワーク通信処理部 5000により、 音声符号化され、 音声パケットデー タとして加工され、 これが I Pネッ トワーク上に送信される。 こうして 、 利用者の話し声が相手の電話機に伝えられる。
一方で、 I Pネットワークからは、 通話先利用者の話した音声データ が音声バケツトデータとして送信されてきており、 I Pネットワーク通 信処理部 5000がこれを受信し、 分解処理を行って、 音声符号の部分 を取り出し、 音声複号化を行う。 さらに、 そのデジタル信号を音声デー タデジタルアナログ変換部 5 0 0により、 アナログ信号に変換し、 利用 者の電話機 1 0に送信する。 これにより、 電話機 1 0では、 相手の話し 声を聴くことができる。
また、 電話機 1 0から入力された通話先の電話機の電話番号を I Pネ ットワーク上で識別するための I Pア ドレスを変換する必要がある。 例 えば、 電話番号 I Pァドレス変換部 3 0 0に電話番号と I Pア ドレスを 対応させた情報を予め記憶しておく。 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に より電話機から入力された電話番号を受信し、 電話番号 I Pァドレス変 換部 3 0 0により電話番号に対応する I Pァドレスを求める。 これによ り、 I Pネットワーク上の通話先の電話アダプタを直接特定してァクセ スすることが可能になる。
第 1に従来のインターネット電話アダプタは、 電話機自体は、 直接公 衆回線に接続して従来の電話利用ができていたが、 電話アダプタは I P ネットワークに接続し、 公衆回線には接続していない。 このため、 電話 機を電話アダプタに接続したままでは、 インターネット電話が利用でき ないときに I Pネットワークから公衆回線に切り換えて、 電話機から公 衆回線を介して電話をかけることはできないという問題点があった。 この発明の好適な実施の形態では、 電話機からの信号線を接続したま まで、 必要に応じて I Pネットワーク側と公衆回線側のどちらにでも電 話をかけることができることを目的とする。
第 2に従来のインターネット電話アダプタは、 I Pネットワーク経由 でのインターネット電話をかけるために、 通話の相手先の電話アダプタ の I Pァドレスを事前に自分の電話アダプタに登録設定しておく必要が あり、 利用者がその入力作業を必ず手間をかけて行うという問題点があ つた。
この発明の好適な実施の形態では、 利用者があらかじめ相手先の通話 装置アダプタの I Pァドレスを調べて自分の通話装置アダプタの電話番 号 I Pアドレス変換部に設定する作業を不要にすることを目的とする。 第 3に従来のインターネット電話アダプタは、 電話機とその電話機に 接続されたアダプタだけの組み合せ同士で 3者以上で I Pネットワーク を経由して通話に参加する参加者の認証管理が行える電話会議を行うこ とができないという問題点があった。
この発明の好適な実施の形態では、 電話機とアダプタの組み合せだけ で、 3者以上で I Pネットワークを経由して通話に参加する参加者の認 証管理が行える電話会議を行うことができることを目的とする。
第 4に従来のインターネット電話アダプタは、 保守作業のための内部 の情報の設定を専用に行う設定入出力装置を組み込んで、 装置自体の実 装コストが大きくなるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、 通 話装置アダプタに接続された既存電話機や汎用パソコンなどから保守作 業のための内部の情報の設定をおこなえるようにして、 専用の設定入出 力装置の付加コストを削減することを目的とする。
第 5に、 従来のインターネット電話アダプタは、 音声データの通信処 理についてリアルタイム特性を確保するのが難しいという問題点があつ た。
この発明の好適な実施の形態では、 音声データの通信処理のリアルタ ィム特性を向上させることを目的とする。
第 6に、 従来のインターネット電話アダプタは、 フアイャウォールを 経由した音声データの通信処理では、 任意の U D Pポートを一般的に使 用できないという問題点があった。
この発明の好適な実施の形態では、 フアイャウォールを経由した音声 データの通信処理のために、 あらかじめいくつかの特定の U D Pポート を指定して、 その U D Pポートに対して通信処理を行うことで、 フアイ ャウォールを超えた音声データの通信処理を行うことを目的とする。 また、 この発明の好適な実施の形態では、 フアイャウォールを経由し た音声データの通信処理のために、 通話の相手先の通話装置アダプタの U D Pポートのスキャンを行い、 利用が可能な U D Pポートを見つけ出 すことで、 フアイャウォールを超えた音声データの通信処理を行うこと を目的とする。
また、 この発明の好適な実施の形態では、 フアイャウォールを経由し た音声データの通信処理のために、 通話の相手先の通話装置アダプタの H T T Pポートのスキャンを行い、 利用が可能な H T T Pポートを見つ け出すことで、 フアイャウォールを超えた音声データの通信処理を行う ことを目的とする。
第 7に、 従来のインターネット電話アダプタは、 通信対象の音声デー タのバケツトでは音声データそのものに比較して大きい各種プロトコル のヘッダ部を備えており、 ネットワーク トラフィック量が増大する傾向 があるという問題点があった。
この発明の好適な実施の形態では、 音声データのバケツトの各種プロ トコルのヘッダ部を可能な限り小さなものにすることで、 ネットワーク トラフィック量を低減することを目的とする。
第 8に、 従来のインターネット電話アダプタは、 I Pネッ トワークの トラフィック状況が不安定な場合、 安定した音声品質を保持できないと いう問題点があった。
この発明の好適な実施の形態では、 ネットワーク トラフィックの状況 を監視したり、 過去の平均的な状況の記録を参照したり しながら、 その 状況に応じた最適な音声データのバケツト転送処理を行うことを目的と する。 第 9に、 従来のインターネット電話アダプタは、 設置場所のネットヮ ークと外部のィンターネットとの間にフアイャウォールが設置されてい る場合は、 音声データを通すことができるようにフアイャウォールの設 定を変更する必要があるが、 一般的なフアイャウォールの管理政策によ り利用者からのこのような設定変更の要望を受け付けることが不可能な 場合が多いため、 実質的にフアイャウォールを超えるインターネット電 話の利用ができないという問題点があつた。
この発明のィンターネット電話ネットワークシステムはィンターネッ ト電話ネットワークシステムは上記のような問題点を解決するためにな されたもので、 設置場所のネットワークと外部のインターネットとの間 にフアイャウォールが設置されている場合でも、 最も一般的にデータ送 受信用に開放されている H T T Pポートを利用して、 フアイャウォール の設定を全く変更しなくてもィンターネット電話の利用ができることを 目的とする。
第 1 0に、 従来のインターネット電話アダプタは、 通話装置自体は、 公衆回線に P B Xやボタン電話装置等の通話装置管理装置を経由して接 続して従来の電話利用ができていたが、 電話アダプタに接続したままで は、 I Pネットワークを経由したインターネット電話を利用していると きでも、 利用できないときでも、 公衆回線に P B Xやボタン電話装置等 の通話装置管理装置を経由して電話をかけることはできないという問題 点力、あった。
この発明の好適な実施の形態では、 通話装置からの信号線を P B Xや ポタン電話装置を経由して接続したままで、 必要に応じて I Pネットヮ ーク側と公衆回線側のどちらにでも電話をかけることができることを目 的とする。
第 1 1に、 従来のインターネット電話アダプタは、 ナンバーディスプ レイ機能 (番号表示機能) のサービスを公衆回線契約として利用できる 場合でも、 I Pネットワークを経由したインターネット電話を利用して いるときでも、 利用できないときでも、 通話装置にてナンバーディスプ レイ機能を利用できないという問題点があつた。
この発明の好適な実施の形態では、 ナンバーディスプレイ機能の契約 をしている通話装置において、 本電話アダプタを接続して、 公衆回線及 ぴ I Pネットワーク経由の電話をかける場合にナンバーディスプレイ機 能の利用ができることを目的とする。 発明の開示
この発明に係るインターネット電話ネットワークシステムは、 デジタ ルデータを通信するデジタル通信回線と、 アナログデータを通信するァ ナログ通信回線とを用いるインターネット電話ネットワークシステムに おいて、
所定の情報を入力し、 上記デジタル通信回線とアナログ通信回線のい ずれか一方の経路を選択して、 上記選択した経路に上記所定の情報を出 力する通話装置アダプタを有することを特徴とする。 また、 上記デジタル通信回線は、 I P (インターネットプロ トコル) ネットワークであり、
上記アナログ通信回線は、 公衆回線であり、
上記所定の情報は、 少なくとも通話情報であり、
上記通話装置アダプタは、 上記通話情報を少なくとも出力する通話装 置に接続されて、
上記通話装置より出力された上記通話情報を入力する公衆回線信号処 理部と、 上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を少なくとも送信と受信 のいずれかを行う I Pネットワーク通信処理部と、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成する接続先判定部と、
上記接続先判定部より上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情 報に基づいて上記公衆回線と上記 I Pネットワーク通信処理部のいずれ かに上記公衆回線信号処理部より入力された通話情報を出力する回線接 続切換部と
を備えたことを特徴とする。 また、 上記通話装置は、 上記通話情報を送信する相手先を識別する識 別情報を含む上記通話情報を出力し、
上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報を入力し、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する相手先 を識別するァドレス情報を指定して上記通話情報を上記 I Pネットヮー クに送信し、
上記通話装置アダプタは、
上記ァドレス情報と上記識別情報とを対応させて記憶するァドレス変 換テーブルと、
上記ァドレス変換テーブルを用いて上記識別情報を上記ァドレス情報 に変換するァドレス変換部と
を備え、
上記接続先判定部は、 上記ァドレス変換部により上記識別情報を上記 ァ ドレス情報に変換できた場合に、 上記ァ ドレス情報を用いて上記経路 選択情報を生成し、 上記ァドレス変換部により上記識別情報を上記ァド レス情報に変換できない場合に上記識別情報を用いて上記経路選択情報 を生成して、 生成した上記経路選択情報を上記回線接続切換部に出力す ることを特徴とする。 また、 上記接続先判定部は、 上記ア ドレス変換部により上記識別情報 を上記ア ドレス情報に変換できない場合に、 上記通話情報を送信する相 手先が上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を受信できることを 判定し、 判定した結果に基づいて上記ァドレス変換テーブルを更新する I Pァドレス学習部を備えたことを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する相手先に 対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応す るァドレス情報を送信することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部により上記 I Pネットワーク に対して少なくとも送信と受信のいずれかを行われる上記通話情報は、 デジタル音声データあり、
上記通話装置より出力されて上記公衆回線信号処理部により入力され る上記通話情報は、 アナログ音声データであり、 上記通話装置は、 アナ 口グ音声データの認識が可能であり、
上記通話装置アダプタは、 上記 I Pネットワークを介して受信した上 記デジタル音声データを、 上記通話装置により認識可能なようにアナ口 グ音声データに変換するデジタルァナ口グ変換部と、
上記通話装置より出力されて上記公衆回線信号処理部により入力され る上記アナログ音声データである上記通話情報を、 上記 I Pネットヮー クを介して送信するために、 デジタル音声データに変換するアナログデ ジタル変換部と を備えたことを特徴とする。 また、 上記インターネッ ト電話ネットワークシステムは、 上記 I Pネ ットワークを介して上記通話情報を送受信する上記通話装置アダプタを 接続した上記通話装置を複数備え、
上記通話装置に接続された上記通話装置アダプタは、 複数の通話装置 のうち少なくとも 2つ以上の通話装置アダプタに接続され、 上記 I Pネ ットワークを介して複数の上記通話装置より受信した上記通話情報を混 合する通話情報ミキシング部を備えたことを特徴とする。 また、 複数の上記通話装置に接続された上記通話装置アダプタのうち 、 少なく とも 1つの通話装置アダプタは、
複数の上記通話装置との間で上記通話情報を送受信することが許可さ れていることを確認するための許可情報を予め記憶する許可情報記憶部 と、
上記 I Pネットワークを介して複数の上記通話装置より受信する上記 通話情報に先立ち通話要求を受信し、 上記通話要求に基づいて上記許可 情報記憶部に記憶されている許可情報を参照し、 複数の上記通話装置と の間で通話情報を送受信することを許可されていることを確認する同時 通話管理部と
を備えたことを特徴とする。 また、 上記許可情報記憶部に記憶された許可情報は、 少なくとも通話 装置を識別する通話装置識別番号と、 複数の上記通話装置との間で通話 情報を送受信する同時通話を識別するための同時通話識別番号と、 上記 同時通話に参加するためのパスヮ一ド情報のいずれか 1つであることを 特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記 I Pネットワークを 介して、 上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を上記通話 情報として入力し、
上記通話装置アダプタは、
上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を記憶する制御情 報記憶部と、
上記 I Pネットワーク通信処理部により入力された制御情報に従い、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報を更新する I Pネットワーク データリードライ ト部と
を備えたことを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置と上記公衆回線のい ずれかより、 上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を上記 通話情報として入力し、
上記通話装置アダプタは、
上記通話装置ァダプタの制御を行うための制御情報を記憶する制御情 報記憶部と、
上記通話装置と上記公衆回線のいずれかより入力された制御情報に従 い、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報を更新する電話機入力デ ータライ ト部と
を備えたことを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部により、 少なくとも送信と受 信のいずれかを行う上記通話情報は、 バケツト情報であり、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記バケツト情報に対して U s e r D a t a g r am P r o t o c o l (以下、 UD Pと称する) の通信処理を行う UD P通信処理部を備えたことを特徴とする。 また、 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 上記 I Pネ ットワーク上に上記通話装置アダプタに対して行われる不正アクセスを 防ぐフアイャゥォールを備え、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 相手先の通話装置アダプタに対 して備えられたフアイャウォールを越えて、 上記相手先の通話装置ァダ プタに上記通話情報の送信が可能な所定の UD Pポート番号を予め記憶 する UD Pポート使用管理部を備え、
上記 UD P通信処理部は、 上記 U DPポート使用管理部に予め記憶さ れた上記 UD Pポート番号を用いて上記相手先の通話装置アダプタに対 して備えられたフアイャウォールを越えて、 上記相手先の通話装置ァダ プタに対して上記通話情報を送信することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する 相手先の通話装置アダプタに対して、 上記相手先の通話装置アダプタに 対して備えられたフアイャウォールを越えて上記通話情報を送信するこ とができる UDPポート番号を確認する UD Pポート通信確認部を備え 上記 UD P通信処理部は、 上記 UD Pポート通信確認部により確認さ れたポート番号を用いて、 上記相手先の通話装置アダプタに対して備え られた上記フアイャウォールを越えて上記相手先の通話装置アダプタに 上記通話情報を送信することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記パケット情報に対し て R e a l— t i me T r a n s p o r t P r o t o c o l (以 、 RTPと称する) の通信処理を行う RT P通信処理部を備えたことを 特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部により、 少なくとも送信と受 信のいずれかを行う上記通話情報は、 バケツト情報であり、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記パケット情報に対して T r a n s m i s s 1 o n C o n t r o l P r o t o c o l (ζλ F"、 Ί C Pと称する) の通信処理を行う T C Ρ通信処理部を備えたことを特徴 とする。 また、 上記 I Ρネッ トワーク通信処理部は、 上記パケット情報に対し て Hy p e r T e t T r a n s i e r P r o t o c o l (以 f 、 HTT Pと称する) の通信処理を行う HTT P通信処理部を備えたこ とを特徴とする。 また、 上記インターネット電話ネッ トワークシステムは、 上記 I Pネ ットワーク上に上記通話装置アダプタに対して行われる不正アクセスを 防ぐフアイャゥォールを備え、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する相手先 の通話装置アダプタに対して、 上記相手先の通話装置アダプタに対して 備えられたフアイャウォールを越えて上記通話情報を送信することがで きる HTT Pポート番号を確認する HTT Pポート通信確認部を備え、 上記 HTT P通信処理部は、 上記 HTT Pポート通信確認部により確 認されたポート番号を用いて、 上記相手先の通話装置アダプタに対して 備えられた上記フアイャウォールを越えて上記相手先の通話装置ァダプ タに上記通話情報を送信することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報をデジタル 化したデジタル音声データを入力して、 上記入力したデジタル音声デー タを一時的に保管する送信バッファを有して、 上記送信バッファより所 定のデジタル音声データを取り出して上記バケツト情報を生成する送信 バッファリング部を備えたことを特徴とする。 また、 上記送信バッファは、 所定のバッファサイズを有し、 上記所定 のバッファサイズは変更可能であることを特徴とする。 また、 上記送信バッファリング部により生成された上記バケツト情報 は、 上記デジタル音声データを送信する宛先のァドレス情報を格納する へッダ部と上記デジタル音声データを格納するデータ部とを有し、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記送信バッファリング部より 上記バケツト情報を入力し、 上記入力したバケツト情報のヘッダ部に格 納された情報とデータ部に格納された情報のうち少なくともいずれかの 情報を圧縮する音声データバケツトェンコード部を備えたことを特徴と する。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 相手先の通話装置ァダプ タより送信された圧縮された情報を有する上記バケツト情報を受信し、 上記バケツト情報の圧縮された情報を解凍するととともに、 上記解凍し た上記バケツト情報より上記ヘッダ部を取り出して解析を行う音声デー タパケットデコ一ド部を備えたことを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記音声データバケツト デコード部より上記解凍を行った上記バケツト情報を入力するとともに 、 上記入力した上記解凍を行ったバケツト情報を一時的に保管する受信 バッファを有し、 上記受信パッファより連続するタィミングで上記解凍 を行ったバケツト情報を出力する受信バッファリング部を備えたことを 特徴とする。 また、 上記受信バッファは、 所定のバッファサイズを有し、 上記所定 のバッファサイズは変更可能であることを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記送信バッファリ ング 部により生成された上記パケット情報を複製する冗長パケット発行部を 備えたことを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記相手先の通話装置ァ ダプタに送信する上記バケツト情報の数を削減するように、 上記送信バ ッファリング部から上記音声データパケットェンコード部へ出力される 上記バケツト情報を削減するバケツト生成フィルタリング部を備えたこ とを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記 I Pネットワーク通 信処理部により受信される上記バケツト情報のトラフィック状況を監視 して、 監視した結果に基づいて上記受信バッファリング部に上記受信用 バッファのサイズの変更を指示するネットワーク トラフィック監視部を 備えたことを特徴とする。 また、 上記ネットワーク トラフィック監視部は、 上記監視した結果に 基づいて、 上記冗長バケツト発行部に対して上記バケツト情報を複製す る数を指示することを特徴とする。 また、 上記ネットワーク トラフィック監視部は、 上記監視した結果に 基づいて、 上記バケツト生成フィルタリングに対して上記バケツト情報 を削減させる条件を指示することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記ネットワークトラフ ィック監視部により監視された監視結果を取得してトラフィック状況の 統計をとり、 統計結果を上記ネットワーク トラフィック監視部に通知す るネットワーク トラフィック統計データ管理部を備えたことを特徴とす る。 また、 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 さらに、 上 記 I Pネットワーク上に備えられ、 上記 I Pネットワーク上の所定の通 話装置アダプタを管理するとともに、 所定の通話装置アダプタから別の 通話装置アダプタに向けて所定の通信プロトコルに従うアクセスにより 送信された上記通話情報を、 上記別の通話装置アダプタに代わって受信 し、 受信した上記通話情報を保管し、 所定の通話装置アダプタにより所 定の通信プロ トコルに従う上記アクセスと同じアクセスによって上記保 管した通話情報を読み出す中継サーバを備えたことを特徴とする。 また、 上記所定の通信プロトコルの手順に従うアクセスは、 Hy p e r T e t T r a n s f e r P r o t o c o l (以下、 HT T P と称する) の通信プロ トコルに従う HTTPアクセスであることを特徴 とする。 また、 上記中継サーバにより受信される通話情報は、 上記通話情報を 送信する宛先のァドレス情報を格納するヘッダ部と上記通話情報を格納 するデータ部とを有するバケツト情報であり、
上記中継サーバは、
上記受信したバケツト情報に対して上記パケット情報に対して T r a n s m i s s i o n C o n t r o l P r o t o c o l (以 r N T C Pと称する) の通信処理を行う TC P通信処理部と、
上記受信したバケツト情報に対して上記バケツト情報に対して Hy p e r T e t T r a n s f e r P r o t o c o l (以 、 ίι ΓΊ Pと称する) の通信処理を行う HTTP通信処理部と、
上記パケット情報のへッダ部に格納された情報とデータ部に格納され た情報のうち少なくともいずれかの情報を圧縮する音声データバケツト ェンコ一ド部と、
上記バケツト情報として圧縮された情報を有するバケツト情報を受信 し、 上記パケット情報の圧縮された情報を解凍するととともに、 上記解 凍した上記パケット情報より上記ヘッダ部を取り出して解析を行う音声 データパケットデコード部と、
上記音声データバケツトデコード部により上記解凍されたバケツト情 報を一時的に記憶して、 上記記憶した解凍されたバケツト情報を読み出 すための HTTPアクセスを受信した場合に、 上記記憶した解凍された バケツト情報を取り出して、 上記音声データバケツトエンコード部に出 力する音声データバッファ リング部と、
上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの状況を管理 し、 所定の通話装置アダプタから別の通話装置アダプタの状況を問い合 わせる問い合わせ情報を受信し、 上記問い合わせ情報に従い上記別の通 話装置ァダプタの状況を確認して、 確認した結果を上記所定の通話装置 アダプタに通知する電話機呼出情報管理部と
を備えたことを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、
上記バケツト情報を送信する相手先の通話装置アダプタがフアイャゥ オールに遮られている場合に、 上記パケット情報を上記 H T T Pァクセ スにより上記中継サーバに向けて送信する H T T P電話呼出部を備えた ことを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、
上記中継サーバの上記電話機呼出情報管理部に管理されている上記パ ケット情報を送信する相手先の通話装置アダプタの状況を問い合わせる 情報を上記 H T T Pアクセスによってポーリング方式で上記中継サーバ に向けて送信する H T T Pポーリング部を備えたことを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、
上記バケツト情報を送信する相手先の通話装置アダプタに対して、 上 記 I Pネットワークを介して上記バケツト情報を送信する前に、 これか ら上記パケット情報を送信することを、 少なくとも電子メールとインス タントメッセージのいずれかを用いて通知する電話呼出通信部を備えた ことを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの公衆 回線信号処理部は、
上記パケット情報を送信する相手先の通話装置アダプタに対して、 上 記公衆回線を経由して上記バケツト情報を送信する前に、 これから上記 パケット情報を送信することを通知することを特徴とする。 また、 上記中継サーバは、 所定の通話装置アダプタから別の通話装置 アダプタに向けて送信された上記パケット情報を受信して、 上記所定の 通話装置アダプタと別の通話装置アダプタに対して上記所定の通話装置 アダプタと別の通話装置アダプタとを接続させる接続交渉を行うととも に、 接続を行った後、 上記所定の通話装置アダプタと別の通話装置ァダ プタとの間で H T T Pによって上記バケツト情報の送受信を行うように 制御する H T T P接続変更部を備えたことを特徴とする。 また、 上記パケット情報のヘッダ部は、 上記パケット情報を送信する 送信先のァドレス情報とポート番号とを有し、
上記中継サーバは、 所定の通話装置アダプタから別の通話装置ァダプ タに向けて送信された上記パケット情報を受信して、 上記所定の通話装 置アダプタと別の通話装置アダプタに対して上記所定の通話装置ァダプ タと別の通話装置アダプタとを接続させる接続交渉を行うとともに、 接 続を行った後、 上記バケツト情報のヘッダ部の送信先のア ドレス情報と ポート番号を、 上記バケツト情報を最後に受信する予定の通話装置ァダ プタに対応するァドレス情報とポート番号とに変換する T C P / I Pパ ケットヘッダ変換部を備えたことを特徴とする。 また、 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 さらに、 少 なくとも 2つの上記中継サーバを接続して、
上記接続した中継サーバの処理の負荷状態を監視する H T T P中継サ ーバ負荷状態監視部と、
上記 H T T P中継サーバ負荷状態監視部により監視された負荷状態に 応じて所定の中継サーバを選択する H T T P中継サーバ指定部と を備えた中継サーバ管理サーバを備えたことを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する 相手先を識別する識別名を指定して上記通話情報を上記 I Pネットヮー クに送信し、
上記ァドレス変換テーブルは、 上記識別名と上記識別情報とを対応さ せて記憶し、
上記ア ドレス変換部は、 上記アドレス変換テーブルを用いて上記識別 情報を上記識別名に変換し、
上記通話装置アダプタは、 上記識別名を用いて上記通話情報を送信す るために用いる制御メッセージのフォーマツトが予め規定されている通 信プロ トコルを用いて上記通話情報を上記 I Pネットワークに出力する I Pァドレス情報メッセージ処理部を
備えたことを特徴とする。 また、 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 さらに、 上 記公衆回線の他に、 別の公衆回線を備え、
上記通話装置アダプタは、 上記 I Pネットワークを介して上記通話情 報の送信と受信の少なくともいずれか一方を、 p o i n t— t o— p o i n t p r o t o c o l (以下、 P P Pと称する) を用いた通信プロ トコルによつて上記別の公衆回線を介して行う公衆回線通信処理部を備 えたことを特徴とする。 また、 上記通話装置アダプタは、 さらに、 シリアルポートケーブルを 備え、 上記 I Pネットワークを介して上記通話情報の送信と受信の少な くともいずれ力一方を、 : o i n t— t o— p o i n t p r o t o c o 1 (以下、 P P Pと称する) を用いた通信プロ トコルによって上記シ リアルポートケーブルを介して行うシリアルポート通信処理部を備えた ことを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側と上記 通話情報を送信する相手先との通話を終了した後に、 上記公衆回線の接 続を保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先に対して、 上記通話 情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応するアドレス情報を 上記公衆回線を介して送信することを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側と上記 通話情報を送信する相手先とのいずれか一方が通話を終了した後に、 通 話を継続している側の通話を終了すると予測される時間を経過した後に 、 上記公衆回線の接続を保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先 に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応 するァドレス情報を上記公衆回線を介して送信することを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側と上記 通話情報を送信する相手先とのいずれか一方が通話を終了した後に、 通 話を継続している側の通話を終了させるために、 通話を終了した側から 通話を継続している側に対して、 少なくともビジートーン信号を発信さ せることを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置の識別情報に対応す るァドレス情報を公衆回線経由で送信している間に、 上記通話情報を送 信する側と上記通話情報を送信する相手先との少なくともいずれか一方 が所定の通話装置に通話情報を送信しようとした場合に、 上記所定の通 話装置に通話情報を送信しようとする通話装置に対して、 少なくともビ ジートーン信号を発信させることを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置の識別情報に対応す るァドレス情報を公衆回線経由で送信している間に、 上記ァドレス情報 を送信する側と上記ァドレス情報を送信する相手先との少なくともいず れか一方が所定の通話装置に通話情報を送信しようとした場合に、 上記 通話装置の識別情報に対応するァドレス情報を送信する処理を、 上記所 定の通話装置に通話情報を送信する処理よりも優先して行なうことを特 徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の入力が特定の時間 経過しても行われない状態を検出して、 上記識別情報の入力終了を判定 することを特徴とする。 また、 上記識別情報は、 所定の文字情報と、 上記識別情報の終了を示 す終了情報とにより構成され、
上記公衆回線信号処理部は、 上記終了情報の入力を確認して、 上記識 別情報の入力終了を判定することを特徴とする。 また、 上記識別情報は、 通信事業者を特定する通信事業者情報を少な くとも含み、 上記通信事業者情報により上記識別情報のサイズを特定さ れ、
上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の上記通信事業者情報に基 づいて上記識別情報のサイズを確定し、 確定した識別情報のサイズと、 入力された識別情報のサイズとを比較して、 上記識別情報の入力終了を 判定することを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の入力終了の判定を 行なった後で、 上記ァドレス変換部に対して入力の終了した上記識別情 報を渡し、 上記ア ドレス変換部は、 上記公衆回線信号処理部より渡され た上記識別情報を上記ァドレス情報に変換することを特徴とする。 また、 上記識別情報は、 1つ以上の文字情報より構成され、 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報として少なくとも 1つの文 字情報が入力されると、 上記入力された少なくとも 1つの文字情報を上 記ァドレス変換部に渡し、
上記ァドレス変換部は、 渡された少なくとも 1つの文字情報と上記ァ ドレス変換テーブルに記憶されている識別情報とを比較して、 上記渡さ れた少なくとも 1つの文字情報と上記ァドレス変換テーブルに記憶され ている識別情報の一部が一致するァドレス情報をァドレス情報候補とす ることを特徴とする。 また、 上記ア ドレス変換部は、 上記ア ドレス情報候補が 1つになった 場合、 そのァドレス変換候補を上記ァドレス情報として採用することを 特徴とする。 また、 上記ア ドレス変換部は、 上記ア ドレス情報候補が 1つになると ともに上記公衆回線信号処理部より渡された上記文字情報が所定の数を 超えていた場合に、 上記 1つになったァドレス情報候補を上記ァドレス 情報として採用することを特徴とする。 また、 上記通話情報を送信する相手先の上記 I Pネットワークを介し て上記通話情報を受信する通話装置は、 上記通話情報を送信する側の上 記通話装置アダプタと同様の受信側の通話装置アダプタを有し、 上記受信側の通話装置アダプタは、 上記受信側の通話装置アダプタを 接続する通話装置を識別する識別情報を、 上記通話情報を送信する側の 上記通話装置アダプタに対して送信するとともに、 上記通話情報を送信 する側の上記通話装置アダプタより送信された上記ア ドレス情報を受信 する I Pア ドレス学習部を備えたことを特徴とする。 また、 上記受信側の通話装置アダプタの I Pア ドレス学習部は、 上記 通話情報を送信する側の上記通話装置アダプタより送信された上記ァド レス情報を受信することと受信しないことのいずれか一方を選択するこ とを特徴とする。 また、 上記 I Pア ドレス学習部は、 上記ア ドレス情報を上記通話情報 を送信する相手先に対して送信することと送信しないことのいずれかを 選択することを特徴とする。 また、 上記公衆回線信号処理部は、 上記ア ドレス変換テーブルに記憶 された上記識別情報と上記ァドレス情報とを抹消することを指示する抹 消指示情報を、 上記通話装置より入力し、
上記 I Pア ドレス学習部は、 上記抹消指示情報に従い上記ア ドレス変 換テーブルに記憶された上記識別情報と上記ァドレス情報とを抹消する ことを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処理部と のいずれか一方は、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報に従い上 記通話装置アダプタの制御を行なった結果誤りが発生した場合に、 上記 I Pネットワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1つに対 して警告を通知することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処理部と のいずれか一方は、 上記 I Pネットワークと上記公衆回線とのいずれか 一方に故障が発生して通話が行なえない状態であることを検出して、 上 記 I Pネットワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1つに 対して警告を通知することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処理部と のいずれか一方は、 上記故障の復旧を行なった場合に、 上記 I Pネット ワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1つに対して通知し た警告に対して故障の復旧を通知することを特徴とする。 また、 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処理部と のいずれか一方は、 上記公衆回線による通話処理と上記 R T Pの通信処 理と上記 HT T Pの通信処理とのいずれか 1つの処理を行なっている通 話装置アダプタを接続した通話装置に対して、 別の新たな通話装置から 接続要求がなされた場合に、 上記別の新たな通話装置に対して、 処理中 の状態を通知することを特徴とする。 また、 上記中継サーバは、 上記所定の通話装置アダプタと別の通話装 置アダプタとの間の通信を通話接続識別情報により管理し、 上記バケツ ト情報の中に上記通話接続識別情報を格納して上記 I Pネットワークに 対して出力することを特徴とする。 また、 上記中継サーバは、 上記通話接続識別情報に対応させて少なく とも通話時間と通信パケット量のいずれか一方をログ情報として記憶し て管理することを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、 上記バケツト情報に、 少なくとも GETと PO S Tと PUTとのいずれか 1つのメソッドのメッセージを、 上記 H TT Pアクセスにより上記中継サーバに向けて送信することを特徴とす る。 また、 上記中継サーバの HTT P通信処理部は、 上記通話装置ァダプ タの I Pネットワーク通信処理部による上記 HTT Pアクセスに対する 応答メッセージの中に、 上記通話情報を格納して、 上記通話装置ァダプ タに向けて送信し、
上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I Pネット ワーク通信処理部は、 上記中継サーバから送信された上記応答メッセー ジを受信して、 受信した応答メッセージに格納されている上記通話情報 を取り出すことを特徴とする。 また、 上記通話情報は、 所定の第 1のサイズを有し、
上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I Pネット ワーク通信処理部は、 上記第 1のサイズを有する通話情報を上記中継サ ーバより取得するために、 上記第 1のサイズよりも大きい第 2のサイズ の通話情報を取得する G E Tのメソッドのメッセージを、 上記バケツト 情報に格納して、 上記 H T T Pアクセスにより上記中継サーバに向けて 送信して、 上記中継サーバから上記 H T T Pアクセスに対して送信され た応答メッセージを受信することを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバから送信された応答メッセ ージに格納されている上記第 1のサイズを有する通話情報の合計のサイ ズが上記第 2のサイズを越えるまで、 上記中継サーバとの接続を継続し て上記応答メッセージを 1つ以上受信することを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバの上記 H T T P通信処理部 と、 通信を行っている間及ぴ通信を行った直後とのいずれか一方のタイ ミングに接続を切断された場合、 再度接続を行い、 継続して、 通信を行 うことを特徴とする。 また、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバの上記 H T T P通信処理部 と、 通信を行っている間及び通信を行った直後との 、ずれか一方のタィ ミングに所定の時間を経過しても、 上記中継サーバより応答がなかった 場合、 上記中継サーバとの接続を切断し、 その後、 再度接続を行い、 通 信を継続して行うことを特徴とする。 また、 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 複数の上記 通話装置を管理する P B Xとポタン電話との少なくともいずれか一方の 通話装置管理装置を、 上記通話装置アダプタと上記複数の通話装置との 間に有し、
上記通話装置アダプタの上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を 送信する側の通話装置より、 上記通話装置を送信する相手先の上記通話 装置の識別情報を受信して、 上記通話装置管理装置に対して上記受信し た識別情報を送信することを特徴とする。 また、 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装置は、 上記通話情 報を送信する側の識別情報を表示する番号表示機能を有して、 上記通話 装置アダプタを接続し、
上記番号表示機能を有する通話装置に接続された上記通話装置ァダプ タの上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側の上記識別 情報を受信し、 受信した識別情報を上記番号表示機能を有する通話装置 に対して送信することを特徴とする。 また、 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装置は、 上記通話情 報を送信する側の識別情報を表示する番号表示機能を有して、 上記通話 装置アダプタを接続し、
上記通話情報を送信する側の通話装置に接続された上記通話装置ァダ プタの上記公衆回線信号処理部は、 上記 I Pネットワークを介して上記 通話情報を送信する場合に、 上記通話情報を送信する側の通話装置を識 別するための識別情報を、 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装 置アダプタに対して送信することを特徴とする。 また、 上記通話情報を送信する側の通話装置は、 上記通話情報を送信 する相手先の通話装置に対して上記通話情報を送信する側の通話装置の 識別情報を通知しないことを指示する非通知情報を含む上記識別情報を 出力し、
上記通話情報を送信する側の通話装置に接続された上記通話装置ァダ プタの上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報に上記非通知情報が含 まれている場合に、 上記識別情報を上記通話情報を送信する相手先の上 記通話装置アダプタに対して送信しないことを特徴とする。 この発明に係るネットワークアクセス方法は、 デジタルデータを通信 するデジタル通信回線と、 アナ口グデータを通信するアナ口グ通信回線 とを有するネットワークへアクセスするネットワークアクセス方法にお いて、
通話装置からの通話情報を入力し、 I P (インターネットプロトコル ) ネットワークと公衆回線のいずれか一方の経路を選択して、 上記選択 した経路に上記所定の情報を出力するネットワークアクセス方法であつ て、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成し、
上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情報に基づいて上記公衆 回線と上記 I Pネッ トワークのいずれかに、 入力された上記通話情報を 出力することを特徴とする。 この発明に係る通話装置アダプタは、 通話装置から通話情報を入力し 、 I P (インターネットプロトコル) ネットワークと公衆回線のいずれ か一方の経路を選択して、 上記選択した経路に上記所定の情報を出力す る通話装置アダプタであって、
上記通話装置より出力された上記通話情報を入力する公衆回線信号処 理部と、
上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を少なくとも送信と受信 のいずれかを行う I Pネットワーク通信処理部と、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成する接続先判定部と、
上記接続先拥定部より上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情 報に基づいて上記公衆回線と上記 I Pネットワーク通信処理部のいずれ かに上記公衆回線信号処理部より入力された上記通話情報を出力する回 線接続切換部と
を備えたことを特徴とする。 図面の簡単な説明
図 1は、 実施の形態 1のインターネット電話ネットワークシステムの ネットワーク構成図。
図 2は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの概観イメージ図。
図 3は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの各部の構成図。
図 4は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一ト 図。
図 5は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一ト 図。
図 6は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一ト 図。
図 7は、 実施の形態 1の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一ト 図。
図 8は、 実施の形態 2の通話装置アダプタに備えられた学習機能を説 明する図。
図 9は、 実施の形態 2の通話装置アダプタの各部の構成図。
図 1 0は、 実施の形態 2の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 1 1は、 実施の形態 2の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 1 2は、 実施の形態 3の通話装置アダプタの各部の構成図。
図 1 3は、 実施の形態 3の通話装置アダプタを利用したインターネッ ト電話ネットワークシステムのネッ トワーク構成図。
図 1 4は、 実施の形態 3の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 1 5は、 実施の形態 3の許可情報記憶部に記憶されている許可情報 の一例を示す図。
図 1 6は、 実施の形態 4の通話装置アダプタの各部の構成図。
図 1 7は、 実施の形態 5のフアイャウォールを備えたィンターネット 電話ネッ トワークシステムのネッ トワーク構成図。
図 1 8は、 実施の形態 5の I Pネットワーク通信処理部の構成図。 図 1 9は、 実施の形態 5の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 2 0は、 実施の形態 5の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 2 1は、 実施の形態 5の通話装置アダプタの動作処理フローチヤ一 ト図。
図 22は、 実施の形態 5の音声データのバケツトの構造を示す図。 図 23は、 実施の形態 6の I Pネットワーク通信処理部の構成図。 図 24は、 実施の形態 7の I Pネットワーク通信処理部の構成図。 図 25は、 実施の形態 7の I Pネットワーク通信処理部の構成図。 図 26は、 実施の形態 8のフアイャウォールと HTTP中継サーバと 通話装置アダプタを備えたインターネット電話ネットワークシステムの ネットワーク構成図。
図 27は、 実施の形態 8の HTT P中継サーバの各部の構成図。 図 28は、 実施の形態 8の I Pネットワーク通信処理部の構成図。 図 2 9は、 実施の形態 8の HTTP中継サーバ管理サーバと HTTP 中継サーバの各部の構成図。
図 30は、 実施の形態 8の HTT P中継サーバ管理サーバと HTTP 中継サーバの各部の構成図。
図 3 1は、 (A) , (B) , (C) は、 実施の形態 8のフアイャゥォ ール超えのために実行される HTT P中継サーバの配置方式を説明する 図。
図 32は、 実施の形態 8の HTTP中継サーバを利用する通話装置ァ ダプタの動作処理フローチヤ一ト図。
図 3 3は、 実施の形態 8の HTT P中継サーバを利用する通話装置ァ グプタの動作処理フローチヤ一ト図。
図 34は、 実施の形態 8の HTT P中継サーバの動作処理フローチヤ ^ト図。
図 3 5は、 実施の形態 9の通話装置アダプタの各部の構成図。 図 3 6は、 実施の形態 1 0の通話装置アダプタの各部の構成図。 図 3 7は、 実施の形態 1 1の通話装置アダプタの各部の構成図。 図 3 8は、 実施の形態 1 4の二人の利用者双方において通話装置と通 話装置ァダプタとを利用し通話を行なう概略構成を示す図。
図 3 9は、 実施の形態 1 4の I Pァドレス情報の送受信をどのような 手順で行うかのシーケンスの一例を示している図。
図 4 0は、 実施の形態 1 5の通信事業者毎の識別番号の例を示す図。 図 4 1は、 実施の形態 1 6の一般の通話装置管理装置により複数電話 回線の利用形態を示す図。
図 4 2は、 実施の形態 1 6の通話装置アダプタを接続した通話装置管 理装置により複数電話回線の利用形態を示す図。
図 4 3は、 実施の形態 2 0の公衆回線と U D Pと H T T Pとの 3方式 が共存する通話処理において、 第 3者から電話がかけられる場合のバタ ーンを示す図。
図 4 4は、 従来のィンターネット電話アダプタ装置の構成図。 発明を実施するための最良の形態
実施の形態 1 .
以下、 図を用いてこの発明のインターネット電話ネットワークシステ ムの一例について説明を行う。
図 1は、 実施の形態 1におけるインターネット電話ネットワークシス テムのネットワーク構成図である。
図 1において、 1 0 , 2 0は、 一般の電話機であり、 1 2 , 2 2は、 通話装置アダプタである。 1 1は電話機 1 0と通話装置アダプタ 1 2を 接続する屋内電話線である。 2 1は電話機 2 0と通話装置アダプタ 2 2 を接続する屋内電話線である。 1 3は、 公衆回線である。 例えば、 公衆 回線 1 3は、 電話回線である。 公衆回線 1 3は、 通話装置アダプタ 1 2 と通話装置アダプタ 2 2とを接続している。 1 4, 2 4は、 データ通信 網の 1つである I Pネットワークであり、 通話装置アダプタ 1 2, 2 2 とを接続している。 1 6は、 インターネット或いはイントラネットであ る。 1 5 , 2 5はルータであり、 I Pネットワーク 1 4, 2 4とインタ ーネット或いはィントラネット 1 6との間の制御を行っている。
図 2は、 電話機 1 0に通話装置アダプタ 1 2を接続した概観イメージ を示す図である。
図 1に示したように、 電話機 1 0と通話装置アダプタ 1 2とは屋内電 話線 1 1によって接続されている。 そして、 通話装置アダプタ 1 2は I Pネットワーク 1 4と公衆回線 1 3と電源コード 1 7 0を接続している 。 また、 通話装置アダプタ 1 2は、 電源オン或いは通話中などの L E D 表示部 1 9 1を有している。
図 3は、 実施の形態 1における通話装置アダプタの構成図である。 図 3において、 1 0 0は I Pネットワークを経由して相手先の電話に 接続できる場合に、 接続回線 (公衆回線 1 3、 I Pネットワーク 1 4 ) の切り換えを行う回線接続切換部、 1 1 0 0は電話機 1 0と通話情報の 1つであるアナ口グ音声データを公衆回線 1 3を介して送受信すること のできる公衆回線信号処理部である、 5 0 0 0は I Pネットワーク 1 4 を介して通話情報の 1つであるデジタル音声データを送受信することの できる I Pネットワーク通信処理部である、 2 0 0は同じ種類の通話装 置アダプタに接続された他の電話機と I Pネットワーク経由で通話情報 の送受信を行うことができるかどうか判定する接続先判定部、 3 0 2は 識別情報の 1つである電話番号と、 I Pネットワークを介して通話情報 を相手側の通話装置に送信するためのァドレス情報であるインターネッ トプロトコルァドレスとを対応させて記憶するァドレス変換テーブルで ある。 3 00は電話機 10から入力された電話番号を用いてァドレス変 換テーブル 302を参照し、 インターネットプロ トコルアドレス (以降 I Pアドレス) に変換するアドレス変換部である電話番号 I Pアドレス 変換部、 500は I Pネットワークからのデジタル音声データを電話機 1 0において認識可能なアナログ音声データに変換するデジタルアナ口 グ変換部である音声データデジタルアナログ変換部、 600は電話機 1 0から入力された通話情報であるアナログ音声データを I Pネットヮー ク 14を介して送信するためにデジタル音声データに変換するアナログ デジタル変換部である音声データアナログデジタル変換部である。
なお、 図 3においては、 電話機 1 0と通話装置アダプタ 1 2の間に P B X (プライベート 'ブランチ .エクスチェンジ) 1 90を配置して、 回線の交換を可能にしているが、 P BX 1 9 0はなくてもよい。 P BX 1 90がある場合には、 複数の電話機に対して 1台の通話装置アダプタ 1 2でよくなる利点がある。 P BX 1 90については、 後述する。
次に動作について、 図 4、 図 5のフローチャートに基づいて説明する
。 なお、 説明を容易にするため図 1の電話機 1 0と通話装置アダプタ 1 2を電話を掛ける側とし、 電話機 20と通話装置アダプタ 22とを電話 を受ける側として説明を行う。
まず通話装置アダプタ 1 2の電源がオンになると (S 1 0) 、 公衆回 線信号送受信部 1 1 00及び I Pネットワーク通信処理部 5000によ り、 他からの電話呼出がなされているかどうかを調べる (S 1 1) 。 公 衆回線側からの呼出の場合 (S 1 2) 、 公衆回線信号送受信部 1 1 00 は、 公衆回線 1 3から入力した電話機 20からの呼出トーンをそのまま 電話機 1 0に送信し、 電話機 1 0の受話器がとられるまで待機する (S 1 3) 。 電話機 1 0の受話器が取られるかあるいは、 電話機 20からの 呼出が終われば (S 1 4) 、 S 1 0に戻る。 受話器がとられれば (S 1 4 ) 、 そのまま公衆回線の通話状態となり切断されるまで通話を継続す る (S 1 5, S 3 0 ) 。 一方、 I Pネットワーク側からの呼出の場合、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0が呼出トーンを電話機 1 0側に送信し、 受話器がとられるまで待機する (S 1 6 ) 。 電話機 2 0からの呼出が終 われば (S 1 7 ) 、 S 1 0に戻る。 受話器がとられれば、 そのまま I P ネットワークの通話状態となり切断されるまで通話を継続する (S 1 8
S 1 8の処理手順について図 7のフローチヤ一トを用いて詳細な説明 を行う。
図 7において、 S 1 0 0 0で I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0に より I Pネットワーク 1 4からの受信データがあつたか判断を行う。 受 信データがない場合には処理を終了する。 受信データがあった場合は ( I Pネットワーク 1 4より入力される受信データ (デジタル音声データ ) は、 パケット情報であるものとする) I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0により受信したデータから I Pのヘッダを除去する (S 1 0 0 1 ) 。 次に、 I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0は、 I Pのヘッダを除 去したデータから更に通信プロ トコルのヘッダを除去する (S 1 0 0 2 ) 。 そして、 得られたデジタル音声データを解凍 (復号化) する (S 1 0 0 3 ) 。 次に、 音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0によって S 1 0 0 3で復号化されたデジタル音声データをアナログ音声データに変 換する (S 1 0 0 4 ) 。 そして、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0 は、 音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0によって変換されたアナ ログ音声データを公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に送り、 公衆回線信号 送受信部 1 1 0 0は、 送られたアナログ音声データを電話機 1 0に送信 する (S 1 0 0 5 ) 。 電話機 1 0にアナログ音声データの送信が終了し た後は続けて通話を行うかどうか判断するため、 後述する図 6の S 2 0 00へ戻り通話処理を継続する。
図 5の S 1 8に記載した通話状態とは、 図 6と図 7に示したように電 話機 20からのアナログ音声データが通話装置アダプタ 22が備える音 声データアナログデジタル変換部 600によりデジタル音声データに変 換され I Pネットワーク 24へ送信され、 一方、 ィンターネット ィン トラネット 1 6を介して電話機 20から送信されてきたデジタル音声デ ータを音声データデジタルアナログ変換部 500によりアナログ音声デ ータに変換し、 電話機 1 0に送信する処理を継続するものである。
さて、 最初に戻って、 他からの呼出がない場合 (S 1 1) 、 自らの電 話機 10の受話器がとられたかどうかの確認を公衆回線信号送受信部 1 1 00が行う (S 20) 。 このとき、 受話器がとられていなければ最初 (S 10) に戻るが、 とられていた場合、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0は、 電話番号入力状態になったことを知らせるトーンを電話機 1 0に 送り、 電話番号が入力されるのを確認する (S 2 1) 。 入力された電話 番号は、 電話番号 I Pアドレス変換部 300によって、 電話番号を基に ァドレス変換テーブルを参照し、 相手先の電話機 20の I Pアドレスを 求める (S 2 2) 。 I Pァドレスが正しく求められれば (S 23) 、 接 続先判定部 200は、 I Pネットワーク経由で通話情報を送受信するよ うに経路選択情報を生成し、 回線接続切換部 1 00は、 I Pネットヮー ク通信処理部 5000を起動する。 I Pネットワーク通信処理部 5 00 0は、 相手側の電話機 20を呼び出すデジタル信号を送り、 受話器がと られてから通話状態となり、 切断されるまで通話を継続する (S 24) 図 4の S 24の詳細な処理について図 6を用いて説明を行う。
図 6において、 S 2000で I Pネットワーク通信処理部 5 000に より電話機 1 0の受話器が置かれ切断されたか確認する。 続いて、 S 2 0 0 1で、 電話機 1 0より設定時間分の音声入力があつたか確認する ( S 2 0 0 1 ) 。 設定時間分の音声入力があると、 音声データアナログデ ジタル変換部 6 0 0によって、 入力されたアナログ音声データをデジタ ル音声データに変換する。 I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0は、 予 め決めた一定のサンプリング時間で音声データを収集し、 サンプリング 時間内に収集した音声データをアナログデータからデジタルデ一タに変 換し、 相手の電話機 2 0へデジタル音声データを送信する (S 2 0 0 2 ) 。 変換されたデジタル音声データは I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0に渡され、 音声データの圧縮 (符号化) が行われる (S 2 0 0 3 ) 。 そして、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は符号化された音声デ ータ本体に通信プロ トコルのヘッダを付加し (S 2 0 0 4 ) 、 更に上記 データに I Pのヘッダを付加し (S 2 0 0 5 ) 、 生成したデータを I P ネットワーク 1 4に送出する (S 2 0 0 6 ) 。 次に、 電話機 2 0から I Pネットワーク 2 4を介して通話情報が返されることを確認する図 7の S 1 0 0 0の処理へ進む。 図 7の処理については、 図 5の S 1 8の詳細 な処理の説明において、 既に説明を行っているため、 ここでは図 7の処 理の説明を省略する。
I Pァドレスが正しく求められなければ、 接続先判定部 2 0 0が公衆 回線を介して通話情報を送受信するように経路選択情報を生成し、 回線 接続切換部 1 0 0は、 回線の接続を公衆回線 1 3に切り換え、,公衆回線 信号送受信部 1 1 0 0を起動する。 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0は公 衆回線 1 3を介して電話機 1 0より入力された電話番号に対応する電話 機に対して公衆回線 1 3から呼出トーンを送り (S 2 5 ) 、 相手が受話 器をとつてから、 公衆回線の通話状態となり、 切断されるまで通話を継 続する (S 3 0 ) 。
図 4のフローチヤ一トでは、 相手の電話機 2 0の受話器がとられなか つた場合の処理を省略しているが、 この場合は、 自ら切断し、 処理の最 初 (S 1 0 ) に戻る。
また、 本通話装置アダプタは、 一般的な電話機 (ダイヤル、 プッシュ ポタン等) が接続された P B Xなどからの電話回線を、 公衆回線網と I Pネットワークのそれぞれに接続し、 電話機から電話をかけた場合にも 、 I Pネットワークを経由して相手先の電話に接続できるかどうか判定 し、 判断結果に基づいて接続回線の切り換えを行う回線接続切換部 1 0 0により自動切換を行い、 I Pネットワーク経由での通話が可能である 時に I Pネットワーク経由で電話をかけることができ、 電話番号を I P アドレスに変換できない場合や相手側の電話機が I Pネットワークに接 続されていない場合や電話機 2 0と I Pネットワーク 2 4との間の通話 装置アダプタが通話装置アダプタ 1 2と互換性のない装置であった場合 など I Pネットワークでの通話が不可能である場合には、 公衆回線網経 由で電話をかけることできる。
以上のように、 電話をかける相手先の電話が I Pネットワーク経由で 通話できるものである場合は、 I Pネットワーク側から電話をかけられ るようにしており、 そうでない場合は、 公衆回線側から電話かけるよう にすることで、 自動的に両者の切換をするようにしているので、 利用者 は一度通話装置ァダプタと電話機とを設置すれば、 手をわずらわすこと なく、 必要に応じて公衆回線、 I Pネットワークのどちらを介しても通 話情報を送受信することができる。
このように、 実施の形態 1では、 一般的な電話機 (ダイヤル、 プッシ ュポタン等) からの電話回線と公衆回線網とインターネットプロ ドコル に対応したネットワーク (以下 I Pネットワーク) のそれぞれと接続し 、 電話機から電話をかけた場合に、 I Pネットワークを経由して相手先 の電話に接続できるかどうかを判定した結果に基づいて接続回線の切り 換えを行う回線接続切換部 1 0 0と、 上記電話機との間の公衆回線上の 信号を送受信することのできる公衆回線信号送受信部 1 1 0 0と、 I P ネットワーク側との間の I Pネットワーク信号を送受信することのでき る I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0とを備え、 I Pネットワークで の通話が可能である場合、 I Pネットワーク経由で電話をかけることが でき、 不可能な場合に公衆回線網経由で電話をかけることができること を特徴とするインターネット電話ネットワークシステムについて説明を 行った。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 同じ種類の通 話装置アダプタに接続された他の電話機と I Pネットワーク経由で電話 をかけることができるかどうか判定する接続先判定部 2 0 0により、 I Pネットワーク経由で電話をかけることができることを特徴とするイン ターネット電話ネットワークシステムについて説明を行った。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 同じ種類の通 話装置アダプタに接続された他の電話機の一般公衆回線の電話番号を入 力することで、 I Pネットワーク経由で電話をかけることができること が判明したときに、 その一般公衆回線の電話番号をインターネットプロ トコルア ドレス (以降 I Pアドレス) に自動的に変換する電話番号 I P ァドレス変換部 3 0 0を備え、 利用者が従来の電話番号をそのまま使用 して、 I Pネットワーク経由で電話をかけることができることを特徴と するインターネット電話ネットワークシステムについて説明を行った。 また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ーク側に接続された電話機 1 0との音声通話が行えるように、 I Pネッ トワークからのデジタル音声データを電話機 1 0側に送信する音声アナ ログ信号に変換する音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0及ぴ、 電 話機 1 0側からの音声アナログ信号を I Pネットワーク側に送信するデ ジタル音声データに変換する音声データアナログデジタル変換部 6 0 0 を備え、 双方向のデジタル音声データと音声アナログ信号の変換を行う ことで、 I Pネットワーク経由で電話をかけることができることを特徴 とするインターネット電話ネットワークシステムについて説明を行った
実施の形態 2 .
この実施の形態 2では、 接続先判定部 2 0 0によってァドレス変換テ 一ブル 3 0 2に設定されていない I Pア ドレスを、 電話を掛けた相手側 の電話機より I Pア ドレスを送信してもらい、 自分の電話機側の通話装 置アダプタのァドレス変換テーブル 3 0 2に相手側より送信された I P ァドレスを登録する処理について説明を行う。
図 8は、 実施の形態 2における接続先判定部 2 0 0が有する接続学習 機能を説明する図である。
図 8において、 電話機 1 0より電話機 2 0に対して電話を掛けるが、 この時電話機 2 0の電話番号に対応する I Pァドレスが通話装置ァダプ タ 1 2のァ ドレス変換テーブル 3 0 2に登録されていない場合は、
1 . ァ ドレス変換テ ブル 3 0 2に登録されていない相手には公衆回 線で通話する
2 . 通話終了後に I Pア ドレスを相互に伝達し、 受信した I Pァドレ スをァドレス変換テーブル 3 0 2に登録する
3 . 2回目以降はァドレス変換テーブル 3 0 2に記憶した I Pァドレ スを用いて I Pネットワーク経由で電話を掛ける
という 1 . 2 . 3 . の手順によって、 相手側の I Pアドレスを取得す る学習機能を接続先判定部 2 0 0は備える。
図 9は、 この発明の通話装置アダプタを示す各部の構成図である。 図 9において、 1 1 00は一般公衆回線経由で電話をかけ、 その切断 時に I Pァドレス情報を相互に伝達しあう公衆回線信号送受信部、 40
0は接続先判定部 200に備えられ従来の一般公衆回線の電話番号に対 応する I Pァドレスを通話相手の電話機に接続されている通話装置ァダ プタより取得する指示を公衆回線信号送受信部 1 1 00に与える I Pァ ドレス学習部である。
次に、 図 9に示した通話装置アダプタの動作について、 図 1 0と図 1 1のフローチヤ一トに基づいて説明する。
電話をかける全体の処理は、 実施の形態 1の図 4, 5と同様である ( 図 4と図 5の S 1 0〜S 30は、 図 10と図 1 1の S 1 0〜S 30まで と、 同様の処理である) 。
図 10, 1 1と図 4, 5との異なる処理は、 電話機 1 0より I Pネッ トヮ一ク側で電話をかけることができなかった場合、 切断後に電話機 1 0より相手の電話機に接続されている通話装置アダプタが同種のもので あると確認してからお互いに I Pァドレスを転送しあう処理が付加され ている。 こちらから電話をかけた場合とかけられた場合の両者について 、 同様な処理が付加される。
まず前者 (電話機 1 0から電話をかけた場合) においては、 公衆回線 経由での通話終了後に (S 25 ) 、 I Pァ ドレス学習部 400は、 公衆 回線信号送受信部 1 1 00を指示して、 公衆回線 1 3を介して相手先の 電話機の通話装置アダプタに同じ種類の通話装置アダプタかを問合せる トーン信号を送信する (S 40) 。 このとき、 相手先の電話機の通話装 置ァダプタが図 9に示した構成の通話装置ァダプタと互換性のある通話 装置アダプタでなければ (S 4 1) 、 規定の時間待機した後に、 相手の 電話機に接続された通話装置アダプタより返答がないため、 処理は終了 する。 相手の電話装置に接続された通話装置アダプタが同じ種類の通話 装置アダプタであれば (S 4 1 ) 、 その旨相手の電話機に接続された通 話装置アダプタより返答があるため、 I Pァドレス学習部 4 0 0は公衆 回線信号送受信部 1 1 0 0に対してまず相手の電話機に接続された通話 装置アダプタへこちらの I Pァドレスをアナログ信号のトーンにて送信 するよう指示する (S 4 2 ) 。 自分の I Pア ドレスは例えばア ドレス変 換テーブル 3 0 2に自分の電話番号と共に記憶しておき公衆回線信号送 受信部 1 1 0 0はァドレス変換テーブル 3 0 2を参照して自分の電話番 号に対する I Pァドレスを取得する。 又は I Pァドレス学習部 4 0 0が ァドレス変換テーブル 3 0 2を参照して自分の電話番号に対する I Pァ ドレスを取得して、 取得した I Pア ドレスを公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に渡してもよい。 次に、 通話先の通話装置アダプタからその I Pァ ドレスを送信してもらい、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0がこれを受信 し、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0は、 受信した I Pア ドレスを I Pァ ドレス学習部 4 0 0に渡す。 I Pァドレス学習部 4 0 0は、 受け取った I Pァドレスを相手先の電話機の電話番号と対応させてァドレス変換テ 一ブル 3 0 2に格納する (S 4 3 ) 。
後者 (電話をかけられた場合) においては、 公衆回線経由での通話終 了後に (S 3 0 ) 、 電話をかけてきた相手先の電話機の通話装置ァダプ タから通話装置アダプタが互換性があるかを問合せるトーン信号が送信 されるので、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0により相手先の電話機に接 続された通話装置アダプタから発信されたトーン信号を受信し、 返答の トーン信号を規定の時間内に返す (S 5 0 ) 。 相手の通話装置アダプタ から問い合わせのトーンが届かない場合は. S 1 0へ戻る。 トーン信号を 返した後、 相手先の通話装置アダプタから相手先の I Pア ドレスが送信 されてくるので、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0は送信された I Pアド レスを受信し、 受信した I Pア ドレスを I Pァドレス学習部 4 0 0に渡 す。 I Pァドレス学習部 4 0 0は、 相手先の電話番号と I Pアドレスを 対応させてア ドレス変換テーブル 3 0 2に格納する (S 5 1 ) 。 相手先 の電話番号は、 I Pア ドレスと共に送信される、 或いは、 相手の電話機 より電話を掛けられた時に相手の電話機の電話番号を取得し、 公衆回線 信号送受信部 1 1 0 0又は、 I Pアドレス学習部 4 0 0に一時保管して おくものである。 次に、 I Pア ドレス学習部 4 0 0は、 自分の電話機の 電話番号と電話番号に対応する I Pアドレスをァドレス変換テーブル 3 0 2より取得し、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に電話番号と I Pアド レスを通知する。 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0は、 通知された電話番 号と I Pアドレスをアナログ信号のトーンにて相手先の電話機へ送信す る (S 5 2 ) (通知するのは、 I Pアドレスだけでもかまわない) 。 なお、 これまでの説明では I Pァドレスを相互にやりとりするのは通 話の終了後としていたが、 通話の開始直前 (電話機をはずした直後) に 行ってもかまわない。
以上のように、 公衆回線経由で電話した後で、 自分の電話機の電話番 号と電話番号に対応する I Pァドレスを相手先の電話番号に通知する或 いは、 相手先の電話機の電話番号に対応する I Pアドレスを受信する I Pァドレス学習部 4 0 0を備えたので、 利用者があらかじめ相手先の I Pァドレスを調べてァドレス変換テーブル 3 0 2に設定する作業を不要 にすることができる。
この実施の形態 2では、 同じ種類の通話装置アダプタ或いは、 この発 明の通話装置アダプタと互換性のある通話装置アダプタを接続した相手 先の電話機と通話の切断時に I Pァドレス情報を相互に伝達しあう公衆 回線信号送受信部 1 1 0 0と、 従来の一般公衆回線の電話番号と I Pァ ドレスを対応させて記憶させる I Pアドレス学習部 4 0 0によって、 次 回の電話の呼出以降に、 自動的に I Pネットワーク経由で電話をかける ことができることを特徴とするインターネット電話ネットワークシステ ムについて説明を行った。 実施の形態 3 .
この実施の形態 3では、 通話装置アダプタに電話会議を行うための機 能を備え、 通話送信アダプタを接続した電話機を用いて電話会議を行う 例について以下に説明を行う。
図 1 2は、 実施の形態 3の通話装置アダプタを示す各部の構成図であ る。
図 1 2において、 7 0 0は電話機 1 0を用いて通話を行っている自分 の声以外の 2つ以上の音声データをミキシングして音声出力を行う音声 データミキシング部である音声データミキシング部、 8 0 0は設定され た電話会議の識別番号を管理する電話会議識別番号管理部、 9 0 0は電 話会議の参加者の電話機識別番号を管理する電話機識別番号管理部、 1 0 0 0は電話会議の参加者が登録したパスヮードを記憶して管理する電 話会議参加者パスヮード管理部である。 電話会議識別番号管理部 8 0 0 と電話機識別番号管理部 9 0 0と電話会議参加者パスヮード管理部 1 0 0 0は、 同時通話管理部 8 5 0を構成するものである。 同時通話管理部 8 5 0は、 許可情報として会議識別番号、 或いは、 電話機識別番号或い は会議参加者パスワードを記憶する許可情報記憶部 8 5 5を備える。 電 話会議識別番号管理部 8 0 0、 電話機識別番号管理部 9 0 0、 電話会議 参加者パスヮード管理部 1 0 0 0は、 それぞれ許可情報記憶部 8 5 5を 参照し電話会議に参加可能な電話機、 或いは、 通話者を管理する。 図 1 3は、 実施の形態 3におけるインターネット電話ネットワークシ ステムの構成図である。
図 1 3において、 3 0は電話機、 3 1は屋内電話線、 3 2は通話装置 アダプタ、 34は I Pネットワーク、 3 5はルータである。 他の符号は 図 1と同じであるため、 説明を省略する。
この実施の形態 3では、 電話機 1 0と電話機 20と力 S I Pネットヮー ク 14、 24を経由して通話を行っている途中に、 電話機 30より電話 機 1 0に電話を掛けて、 通話への参加要求を行うものとする。
次に、 動作について説明する。
基本的な電話をかける全体の処理は、 実施の形態 1の図 4、 図 5と同 様である。 伹し、 電話会議は少なくとも 3者の間で行われる通話である と考え、 2者間 (電話機 1 0, 20) で通話を行っているときに 3人目 (電話機 30) の通話者の参加を受け付ける処理が必要になる。 このた め、 図 4の S 24の処理及び図 5の S 1 8の処理の中で次の通話者の参 加を確認する処理が必要になる。 図 4の S 24と図 5の S 1 8はその詳 細な処理を図 6と図 7に示した。 このため、 図 6と図 7に 3者目以降の 通話者の参加を確認する処理を追加した図 1 4のフローチヤ一トを用い て電話会議参加者の確認処理を説明する。
図 14の S 1 000〜S 1005と S 2000〜S 2006の処理は 、 上記実施の形態 1で説明した図 6の S 2000〜S 2006と、 図 7 の S 1 000〜S 1005と同じ処理であるので、 説明を省略する。 図 14は、 図 6の S 2000の処理の後に他からの、 つまり、 第 3者以降 の通話者からの電話があるかを確認する S 300 0の処理と、 第 3者以 降の通話者からの電話がある場合に、 新規通話者を現状の通話処理に加 える S 3 00 1の処理を追加している。
電話会議では、 初めに、 I Pネットワーク経由にて 2者間で電話をし ている場合に、 第 3者から I Pネットワーク経由にて前 2者のいずれか に電話をかけた場合に、 その第 3者も含めて通話状態となる。 さらに、 その後の第 4者以降から電話がかけられても同様である。 第 3者以降の 参加確認を行う処理は、 同じ種類の通話装置アダプタに接続された他の 電話機から、 I Pネットワーク経由で受信した自分の声以外の 2つ以上 の音声データを音声データミキシング部 7 0 0によりミキシングして音 声出力を行う。 例えば電話機 1 0の通話者に対しては、 通話装置ァダプ タ 1 2の音声データミキシング部 7 0 0によってミキシングされた電話 機 2 0, 3 0の通話音声が出力される。
この実施の形態では、 通話装置アダプタ内に音声データミキシング部 7 0 0を用意したが、 別の形態として、 音声データミキシング部 7 0 0 をもつ 1つの装置にて、 他の通話装置アダプタ装置に向けて、 自分の発 話音声を除いた他の参加者の音声データをミキシングして送信する構成 も可能である。 この場合、 他の通話装置アダプタに音声データミキシン グ部 7 0 0を備える必要はない。
• 上記した電話会議の参加を確認する手順では、 初めに 2者間で電話機 で通話を行っている途中に第 3者以降の通話者の参加があるかどうか確 認する手順であった。 この手順の中には 3者以上の通話者によって行わ れる電話会議への通話の参加を認められているものであるか確認する処 理は何ら行っていないかった。 しかし、 3者間で行われる通話が単なる 連絡事項の通達や世間話程度の内容の通話であれば参加する通話者が許 可された通話者であるか確認を行う必要がないが、 会議を行うための通 話であればその通話に参加を許可されたものであるか確認を行う必要が ある。 このため、 この実施の形態 3では、 通話への参加を許可されてい る者であるか確認するために、 会議に識別番号を付け、 通話を開始する 前に通話者に許可情報の 1つである会議識別番号を入力させ、 入力され た識別番号が正しいことを判定する方法と、 電話機に識別番号を予め付 けておいて、 電話を掛けてきた別の許可情報である電話機の識別番号が 会議への参加を認められている電話機であるか確認する方法と、 通話を 開始する前に別の許可情報であるパスワードの入力を行わせ、 入力され たパスワードが正しいパスヮードであるか確認する 3つの方法が考えら れる。 上記 3つの方法について 1つずつ以下に説明を行う。
初めに、 電話会議に識別番号を設定する方法を説明する。
個々の電話会議に識別番号を設定し、 設定した識別番号を許可情報記 憶部 8 5 5に予め記憶しておく。 但し電話会議の識別番号を記憶するの は、 電話会議に参加する電話機に接続された通話装置アダプタに備えら れた全ての許可情報記憶部 8 5 5に記憶するのではなく、 電話会議を主 催する主催者の電話機に接続された通話装置アダプタの許可情報記憶部 8 5 5のみに記憶しておく。 そして、 電話会議に参加可能な者であるか どうか確認を行うのは主催者の電話機に接続された通話装置アダプタが 行う。 主催者の通話装置アダプタの I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は、 I Pネットワーク 1 4より通話要求があると、 電話会議識別番号 管理部 8 0 0に通話要求があったことを通知する。 通知を受けた電話会 議識別番号管理部 8 0 0は、 通話を要求してきた電話機に対して電話会 議識別番号の入力を促すメッセージを音声データによって通知する。 そ して、 電話を掛けてきた相手先の電話機より電話会議の識別番号が入力 されると I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は、 識別番号を受信し、 受信した識別番号を電話会議識別番号管理部 8 0 0に通知する。 電話会 議識別番号管理部 8 0 0は、 許可情報記憶部 8 5 5を参照し、 通知され た電話会議識別番号が設定されている識別番号であるか確認する。 設定 されている識別番号である場合は、 電話会議識別番号管理部 8 0 0は、 I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0を介して通話を許可するメッセー ジを出力する。 通話を許可するメッセージは、 相手先の通話者が音声に て聞くことができるメッセージである。 また、 通知された電話会議識別 番号が許可情報記憶部 8 5 5に設定されていない番号である場合は、 電 話会議への参加を認めないメッセージを電話会議識別番号管理部 8 0 0 力 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0を介して相手先の電話機へ出 力する。 このメッセージも相手先の電話機の通話者が音声によって聞き 取ることができるメッセージである。
次に、 電話機識別番号によって電話会議に参加可能であることを確認 する方法を説明する。
電話会議に参加可能な電話機の識別番号を、 電話会議を主催した主催 者の電話機に接続された通話装置アダプタの許可情報記憶部 8 5 5に予 め記憶しておく。 主催者の電話機に接続された通話装置アダプタの I P ネットワーク通信処理部 5 0 0 0は、 I Pネットワーク 1 4より通話要 求を受信すると、 通話要求があったことを電話機識別番号管理部 9 0 0 に通知する。 電話機識別番号管理部 9 0 0は、 相手先の電話機に対して 電話機識別番号の入力を行わせるメッセージを通知する。 メッセージは 、 相手先の電話機の通話者が音声にて聞くことができるメッセージであ る。 次に、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は相手先の電話機より 電話機識別番号を受信し、 受信した電話機識別番号を電話機識別番号管 理部 9 0 0に通知する。 電話機識別番号管理部 9 0 0は、 許可情報記憶 部 8 5 5を参照し、 通知された電話機識別番号が設定されているか確認 を行う。 設定されている場合は、 電話会議への参加を許可するメッセ一 ジを I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0により出力する。 このメッセ ージは相手の電話機の通話者が音声にて聞くことができるメッセージで ある。 許可情報記憶部 8 5 5に通知された電話機識別番号が設定されて いない場合は、 電話会議への参加を認めないメッセージを I Pネットヮ ーク通信処理部 5 0 0 0により出力する。 このメッセージも、 相手先の 電話機の通話者が音声によって聞くことができるメッセージである。 ま た、 電話会議を主催する主催者が複数の電話会議を主催するような場合 には、 電話会議毎に参加する電話機が異なる場合が多いので、 この場合 は上記に説明した電話会議を識別する識別番号毎に電話機識別番号を設 定する。 例えば、 図 1 5のように電話会議を 3つ主催しているような場 合には主催する電話会議毎に電話会議識別番号を' 1 000' , ' 1 3 30' , ' 1 600' のように設定し、 それぞれの電話会議識別番号毎 に電話会議識別番号' 1 000' に対して電話機識別番号を' 500, 50 1, 50 3, 電話会議識別番号' 1 33 0' に対しては電話機識別 番号' 5 00, 6 00, 700' と設定し、 電話会議識別番号' 1 60 0, に対しては電話機識別番号, 1 0 1, 1 0 2, 1 0 5, 50 1, 5 0 2' というように設定を行う。
電話機識別番号の入力は電話を掛けてきた通話者が電話機から入力す ると説明を行つたが、 電話機に接続された通話装置アダプタに予め電話 機の識別番号を記憶しておき、 電話会議の主催者の電話機に接続された 通話装置アダプタの電話機識別番号管理部 9 00より電話会議の主催者 の通話装置アダプタへ通知を行ってもかまわない。
次に、 パスヮードを入力させることによって電話会議の参加を確認す る方法を説明する。
パスヮードも電話会議を主催する主催者の通話装置アダプタに備えら れている許可情報記憶部 8 5 5に記憶されているものとするが、 パスヮ ードは通話者以外のものに知られては意味のないものなので、 通話者は 予め電話会議識別番号に対して自分のパスワードを設定しておくことが 必要である。 設定方法については別の実施の形態で説明を行う。 ここで は既にパスワードが電話会議主催者の通話装置アダプタの許可情報記憶 部 8 5 5に記憶されているものとして説明を行う。 パスヮードも図 1 5 の電話機識別番号のように電話会議識別番号毎に記憶しておく。 電話会 議の主催者の通話装置アダプタの I Pネットワーク通信処理部 5 000 は、 通話要求を I Pネットワーク 1 4より受信すると、 電話会議参加者 パスヮード管理部 1 0 0 0に通話要求のあったことを通知する。 電話会 議参加者パスヮード管理部 1 0 0 0は、 相手先の電話機へパスヮードの 入力を促すメッセージを I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0より出力 する。 このメッセージは相手先の電話機の通話者が音声によって聞くこ とができるメッセージである。 相手先の電話機の通話者よりパスワード が入力され、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0がパスヮードを受信 し、 受信したパスワードを電話会議参加者パスワード管理部 1 0 0 0に 通知する。 電話会議参加者パスヮード管理部 1 0 0 0は許可情報記憶部 8 5 5を参照して設定されているパスヮードであるか確認を行う。 許可 情報記憶部 8 5 5には電話会議識別番号を基にパスワードが設定されて いるので、 パスワードの入力を促すときに同時に電話会議識別番号の入 力を促すものとする。 そして、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は 、 相手先の電話機より入力されたパスワードを受信すると共に電話会議 識別番号を受信するものとする。 電話会議参加者パスワード管理部 1 0 0 0は通知されたパスワードと電話会議識別番号とが許可情報記憶部 8 5 5に設定されていれば、 電話会議への参加を許可するメッセージを相 手先の電話機へ通知を行い、 設定されていなければ、 電話会議への参加 を認めないメッセージを相手の電話機へ通知する。 この通知も相手先の 電話機の通話者が音声によって聞くことができるメッセージである。 電話会議識番号、 電話機識別番号、 パスワードは、 それぞれの許可情 報を任意に組み合わせて電話会議への参加を確認することも可能である 以上のように、 この実施の形態の通話装置アダプタを接続した他の電 話機から I Pネットワーク経由で受信した自分の声以外の 2つ以上の音 声データをミキシングして音声出力を行うようにしているので、 3者以 上の通話者による I Pネットワーク経由の電話会議をすることができる また、 電話会議に識別番号を設定し、 その識別番号を直接指定し送信 するようにしているので、 特定の参加者間で I Pネットワーク経由の電 話会議を行うことができる。
また、 通話装置アダプタを接続した電話機に識別番号を設定し、 電話 機の識別番号を電話会議に参加する電話機より会議を主催している主催 者の電話機へ送信するようにしているので、 特定の電話機間で I Pネッ トワーク経由で電話会議を行うことができる。
また、 各参加者に割り当てられたパスワードを電話会議ごとに管理し 、 参加時に各参加者にパスワード入力させることで、 登録されたパスヮ 一ドと比較照合を行うようにしているので、 電話会議参加者の認証を行 うことができる。
この実施の形態は、 通話装置アダプタを接続した他の電話機から I P ネットワーク経由で電話をかけ、 自分の声以外の 2つ以上の音声データ をミキシングして音声出力を行う音声データミキシング部 7 0 0を備え ることにより、 電話を用いて 3人以上で電話会議をすることができるこ とを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した。 また、 設定された電話会議の識別番号を管理する電話会議識別番号管 理部 8 0 0と、 電話会議の参加者の電話機識別番号を管理する電話機識 別番号管理部 9 0 0とを備えることで、 電話会議の参加者の認証を行う ことができることを特徴とするインターネット電話ネットワークシステ ムを説明した。
また、 電話会議の参加者が登録したパスヮードを記憶して管理する電 話会議参加者パスワード管理部 1 0 0 0を備えることで、 電話会議の参 加者の認証を行うことができることを特徴とするインターネット電話ネ ットワークシステムを説明した。 実施の形態 4 .
この実施の形態 4では通話装置アダプタが備える通話装置アダプタを 制御するための情報を記憶している設定情報記憶部に対して、 I Pネッ トワーク或いは公衆回線より設定情報記憶部に記憶されている制御情報 を変更する情報を入力し、 設定情報記憶部の情報を変更する例について 説明を行う。
図 1 6は、 実施の形態 4の通話装置アダプタを示す各部の構成図であ る。
図 1 6において、 1 2 0 0は I Pネットワーク 1 4から通話装置ァダ プタを制御するための情報を変更するための変更情報を入力して、 制御 情報が記憶されている記憶部をアクセスして制御情報を変更する I Pネ ットワークデータリ一ドライ ト部、 1 3 0 0は電話機 1 0から通話装置 アダプタ 1 2を制御するための制御情報を変更する変更情報を入力して 、 制御情報が記憶されている記憶部をアクセスし制御情報の変更を行う 電話機入力データライ ト部である。 1 4 0 0は通話装置アダプタ 1 2を 制御するための制御情報を記憶している設定情報記憶部である。
次に、 動作について説明する。
例えば、 通話装置アダプタのメンテナンス作業が発生したとする。 メ ンテナンス作業のために、 電話機 1 0からプッシュポタン等により制御 情報を変更するための変更情報が入力され変更情報がトーン信号となつ て公衆回線信号送受信部 1 1 0 0により受信される。 公衆回線信号送受 信部 1 1 0 0は受信した変更情報を電話機入力データライト部 1 3 0 0 に渡す。 電話機入力データライ ト部 1 3 0 0は、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0より渡された変更情報に従い設定情報記憶部 1 4 0 0をァクセ スし、 設定情報の変更を行う。
また、 電話機 1 0以外の電話機より、 公衆回線 1 3を経由して変更情 報を入力してもかまわない。 このようにすることで、 例えば遠隔地から も通話装置アダプタ 1 2の設定情報記憶部 1 4 0 0に記憶されている制 御情報を変更することができる。
また、 例えば、 I Pネットワーク 1 4にパソコンが接続されていると する。 I Pネットワーク 1 4に接続されたパソコンから、 通話装置ァダ プタの I Pア ドレスを指定して、 制御情報を変更するための変更情報を 通話装置アダプタ 1 2に I Pネットワーク 1 4を介して入力する。 変更 情報が I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0により受信され、 I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0は受信した変更情報を I Pネットワークデ 一タリードライ ト部 1 2 0 0に渡す。 I Pネットワークデータリ一ドラ イ ト部 1 2 0 0は、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0より渡された 制御情報を変更するための変更情報に従い、 設定情報記憶部 1 4 0 0に 記憶されている制御情報を変更する。
以上のように、 通話装置アダプタに接続された既存の電話機や汎用の パソコン等からメンテナンス作業のために発生した制御情報の入力を行 えるようにし、 入力した変更情報に従い設定情報記憶部に記憶されてい る制御情報の変更を行うようにしているので、 通話装置アダプタにメン テナンス作業専用のデータ入出力装置を付加するコストを削減すること ができる。 利用者等が手軽に従来からある装置にて保守設定の作業を行 うことができる。
また、 上記実施の形態 3で説明した図 1 2に示した許可情報記憶部 8 5 5に記憶している電話会議識別番号や電話機識別番号やパスヮードな どの許可情報の入力を、 通話装置アダプタを接続している電話機或いは 、 I Pネットワークに接続されているパソコン或いは、 遠隔地の電話機 から入力し、 電話機から入力された場合は電話機入力データライ ト部 1 3 0 0にによって許可情報記憶部 8 5 5をアクセスして登録するように してもかまわない。 パソコンから I Pネットワーク 1 4を介して入力す る場合は、 I Pネットワークデータリードライト部 1 2 0 0により許可 情報記憶部 8 5 5をアクセスして登録するようにしてもかまわない。 電 話会議に関する許可情報を通話装置アダプタを接続している電話機や I Pネットワークに接続されているパソコンから入力して登録できること によって、 新規登録や登録した情報の変更や削除などの発生頻度が高い と考えられる電話会議に関する許可情報の登録変更作業を容易に行うこ とができる。
この実施の形態 4では、 通話装置アダプタに I Pネットワークから受 信したデータに基づいて、 通話装置アダプタ内に記憶されているデータ の更新及び書き込みを行うことができる I Pネットワークデータリード ライ ト部 1 2 0 0を備え、 通話装置アダプタを制御するための制御情報 のメンテナンス作業を I Pネットワークを経由して接続されたパソコン などの計算機から行うことができることを特徴とするインターネット電 話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに、 電話機からのダイヤルやプッシュボタン を用いて通話装置アダプタ内に記憶されている情報を変更及び登録する ための情報を入力し、 入力した情報を用いて通話装置アダプタに記憶さ れている情報の登録及び変更を行うことができる電話機入力データライ ト部 1 3 0 0を備え、 通話装置アダプタを制御するための制御情報のメ ンテナンス作業を、 通話装置アダプタを接続した電話機から行うことが できることを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説 明した。 実施の形態 5.
実施の形態 1から実施の形態 4の図において、 インターネット電話ネ ットワークシステムの通話装置アダプタめ構成要素を示す各部の構成図 を示していたが、 この実施の形態 5では、 I Pネットワーク通信処理部 5000の詳細な内部構成について説明を行う。
図 1 7は、 実施の形態 5における I Pネッ トワーク上にフアイャゥォ ールを備えたネットワーク構成図である。
図 1 7において、 1 7, 27はフアイャウォールである。 他の符号に ついては図 1と同様であるため説明を省略する。
図 1 8は、 実施の形態 5における I Pネットワーク通信処理部 5 00
0の構成図である。 図 1 8の I Pネットワーク通信処理部 5000は上 記実施の形態 1から実施の形態 4で説明した図の I Pネットワーク通信 処理部 5 000にそのまま適用できる。
図 1 8において、 5 100は I Pネットワーク 1 4上の音声データの 送受信処理の通信プロ トコルとして U s e r D a t a g r a m P r o t o c o 1 (以下、 UD Pと称する) の処理を行うことができる UD P通信処理部、 5 200はフアイャウォールに対して特定の UD Pポー トを経由して音声データの送受信を行う UD Pポート使用管理部、 5 3 00はフアイャゥオールに対してデータの送受信が可能な UD Pポ一ト の存在を調査する UD Pポート通信確認部、 5400は I Pネットヮー ク上の音声データの送受信処理の通信プロ トコルとして R e a 1 - t i me t r a n s p o r t p r o t c o l (以下、 RT Pと称する) の処理を行うことができる RT P通信処理部である。
次に、 動作について、 図 1 9, 20, 2 1のフローチャートに基づい て説明する。
図 1 9およぴ図 20は、 上記実施の形態 2で説明を行った図 10, 図 1 1と同じ処理である。 図 2 1は、 実施の形態 5のための処理である。 実施の形態 1〜4における通話状態時の音声データの送受信処理におい て、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0が動作する。 通話している相 手先の通話装置アダプタ 2 2から I Pネットワーク 1 4を経由して通話 装置アダプタ 1 2へ音声データが送信されてきた場合について説明を行 うが、 その前に U D P及ぴ R T Pの通信プロ トコルを用いて音声データ の送受信を行う場合のヘッダについて図 2 2を用いて説明を行う。 通話 装置アダプタ 1 2と通話装置アダプタ 2 2との間で I Pネットワーク 1 4, 2 4を介して行われる音声データのバケツトの構造は図 2 2に示す とおりである。 実施の形態 5では音声データ 5 0に対して I Pヘッダ 5 1と U D Pヘッダ 5 2と R T Pヘッダ 5 3が付加され I Pパケットを構 成する。
通話装置アダプタ 1 2は、 I Pネットワーク 1 4を経由して通話装置 アダプタ 2 2から音声データを送信されると、 U D P通信処理部 5 1 0 0が音声データの I Pバケツトから I Pヘッダ 5 1を除いた U D Pへッ ダ 5 2付きのパケットを取り出す。 次に、 R T P通信処理部 5 4 0 0が その U D Pヘッダ 5 2付きのパケットカ ら尺 T Pヘッダ 5 3付きのパケ ットを取り出し、 さらに、 R T Pヘッダを取り除いたデジタル音声デー タ本体を音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0に送り、 音声データ デジタルアナログ変換部 5 0 0によりアナログ音声データに変換されて 、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0を介して電話機 1 0に送られる。 音声 データデジタルアナログ変換部 5 0 0によって変換されたアナログ音声 データは、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0を介して電話機 1 0へ送られ ると説明したが、 直接音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0が I P ネットワーク通信処理部 5 0 0 0を介して公衆回線信号送受信部 1 1 0 0にアナログ音声データを送り、 電話機 1 0へ出力するような経路であ つてもかまわない。
次に、 電話機 1 0から I Pネットワーク 1 4を介して電話機 2 0に通 話情報を送信する場合について説明を行う。
電話機 1 0から入力されたアナログ音声データ本体は、 公衆回線信号 送受信部 1 1 0 0と接続先判定部 2 0 0と回線接続切換部 1 0 0を経由 して I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0に入力される。 I Pネットヮ ーク通信処理部 5 0 0 0は、 入力したアナログ音声データを音声データ アナログデジタル変換部 6 0 0によりデジタル音声データに変換する。 変換されたデジタル音声データは、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0の R T P通信処理部 5 4 0 0に入力されて R T Pヘッダ 5 3を付加さ れたパケットとして作られる。 さらに、 U D P通信処理部 5 1 0 0によ り、 U D Pヘッダ 5 2を付加されたバケツトとして作られ、 続いて、 I Pヘッダ 5 1を付加された I Pパケットとして I Pネットワーク 1 4経 由で通話の相手先の通話装置アダプタ 2 2を接続した電話機 2 0に送信 される。
U D Pを利用することで、 音声データのバケツトが通話相手の電話機 2 0に接続された通話装置アダプタ 2 2に到着しなかったとき、 再送処 理を行わない。 このため、 音声データ通信のリアルタイム特性を向上さ せることが可能である。 また、 R T Pを利用することで、 音声データの パケットの送信時間や計数の管理を行うことができるので、 音声データ 通信のリアルタイム特性を向上させることが可能である。
次に、 フアイャウォール 1 7, 2 7により I Pネットワーク経路が遮 られている場合の対処のために、 U D Pポートが使えるかどうか確認す る構成について説明する。 尚、 通話相手のネットワーク環境がフアイャ ウォールに遮られていることを示す情報は、 ア ドレス変換テーブル 3 0 2に I Pア ドレスと共に記憶されているものとする。 ァドレス変換テー ブル 30 2に記憶されていることにより、 電話をかけるときに相手のネ ットワーク環境の状態を知ることができる。
通話装置アダプタを接続した電話機より電話を掛ける手順及び電話を 掛けられた時の処理手順は上記実施の形態 2で説明した図 1 0と図 1 1 と同様であるが、 I Pネットワーク経由で相手に電話をかけられること が判明した場合に、 通話の相手先の通話装置アダプタと通信ができるポ 一トの存在の確認処理を行う。
図 1 9, 20, 2 1に電話機 1 0より通話装置アダプタ 1 2を介して 通話を行う手順のフローチャートを示す。 図 1 9は、 実施の形態 2で説 明した図 1 0と同じ処理であり、 図 20も実施の形態 2で説明した図 1 1と同じ処理である。 図 2 1は、 実施の形態 5で追加した処理のフロー チャートである。 図 2 1の S 2400から S 2406が図 1 0の S 24 の処理に対応する処理である。 図 1 9において、 電話機 1 0より入力さ れた電話番号に基づいて対応する I Pァ ドレスを取得できた場合 (S 2 3) 、 UDPポート通信確認部 5 300により、 I Pネットワーク 14 経由で相手先の通話装置アダプタの各ポートをスキャンし、 任意の UD Pポートにてアクセスできるかどうかを調べる (S 2400) 。 UDP ポート通信確認部 5 300は所定のポート番号を指定して通信可能であ るか確認を行うためのデータを送信する。 逋話相手の電話機に接続され た通話装置アダプタから一定の時間内に回答のデータが届けばそのポー ト番号が使用可能であることが判る。 任意の UD Pポートにてアクセス 可能な場合は、 UDPヘッダ 5 2の送信先ポート番号に U DPポート通 信確認部 5 300により調べた UD Pポートのポート番号を設定し、 任 意の UD Pポートにて音声データの通信処理を開始する (S 240 1) 。 不可能な場合、 UD Pポート使用管理部 5 200にて管理記憶された あらかじめ特定された UD Pポートに対して、 通信が可能かどうか確認 を行う (S 240 2) 。 一般的にフアイャウォールは任意の UD Pポー トの仕様を認めていないが、 限られた特定の UD Pポートを利用できる ようにフアイャウォールを設定することも可能である。 その場合にその 限られた特定の UD Pポートを予め UD Pポート使用管理部 5 200に 管理記憶しておく。 これが可能な場合は、 特定された UDPポートにて 音声データの通信処理を開始する (S 240 3) 。 不可能な場合、 さら なる可能性を探るために別の通信ポートの探索を行うことが可能である 。 このフローチャートの例では、 通常使用される HTT Pポートに対し てアクセスが可能かどうか調べている (S 2404) 。 但し、 S 240 4のように HTT Pポートでのアクセスができるか確認を行うためには 、 実施の形態 6で説明する HTTPポート通信確認部が必要である。 こ こでは、 S 240 2の処理で 「いいえ」 と判断された場合、 HTT Pポ 一トでのアクセスが可能であるか確認を行っているが S 240 2の処理 で 「いいえ」 となった場合、 S 2406のエラー通知の処理へ分岐して もかまわない。
以上のように、 通信処理のリアルタイム特性に優れた UD Pや R T P を利用するようにしているので、 通話の音声品質を向上させることがで きる。 また、 一般的に、 任意の UD Pポートの使用を認めないフアイャ ウォールに対して、 ごく限られた特定の UD Pポートを利用できるよう にフアイャウォールを設定し、 その特定の UD Pポート番号を通話装置 アダプタ内で記憶することで、 フアイャゥォールを超えた音声データの 通信処理を行うことができる。 さらに、 一般的に、 任意の UD Pポート の使用を認めないフアイャウォールに対して使用が可能な UD Pポート をスキャンすることができるようにしているので、 利用可能な UDPポ ートが不明な場合でも、 それを探し出して、 音声データの通信処理を行 うことができる。 この実施の形態 5では通話装置アダプタが I Pネットワークを経由し て電話をかける場合に、 I Pネットワーク上の音声データの送受信処理 の通信プロ トコルとして U D Pの処理を行うことができる U D P通信処 理部 5 1 0 0を備え、 U D Pにより音声データの送受信を行うことがで きることを特徴とするインターネッ ト電話ネッ トワークシステムを説明 した。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 本通話装置アダプタが接続され管理されている I Pネットヮー ク領域から外部の I Pネットワーク領域への境界に違法アクセスを禁止 するセキュリティを目的としたフアイャウォールに対して、 特定の U D Pポートを管理記憶して特定の U D Pポートを経由して音声データの送 受信を行う U D Pポート使用管理部 5 2 0 0を備え、 記憶された U D P ポートを利用して音声データの通話を行うことができることを特徴とす るインターネット電話ネッ トワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 通話装置アダプタが接続され管理されている I Pネットワーク 領域から外部の I Pネットワーク領域への境界に違法アクセスを禁止す るセキュリティを目的としたフアイャウォールに対して、 データの送受 信が可能な U D Pポートの存在を調査する U D Pポート通信確認部 5 3 0 0により、 音声データの送受信が可能な U D Pポートを特定し、 その U D Pポートを利用して音声データの通話を行うことができることを特 徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 I Pネットワーク上の音声データの送受信処理の通信プロトコ ルとして R T Pの処理を行うことができる R T P通信処理部 5 4 0 0を 備え、 R T Pにより音声データの送受信を行うことができることを特徴 とするィンターネット電話ネットワークシステムを説明した。 実施の形態 6.
実施の形態 1から実施の形態 4の図において、 ィンターネット電話ネ ットワークシステムの通話装置アダプタを示す各部の構成図を示したが 、 実施の形態 6では、 I Pネットワーク通信処理部 5 000の詳細な内 部構成図を図 23に示す。 図 2 3の I Pネットワーク通信処理部 5 00 0は、 実施の形態 1〜実施の形態 4で説明した図中の同部にそのまま適 用できる。
実施の形態 6のインターネッ ト電話ネッ トワークシステムのシステム 構成図は実施の形態 5の図 1 7に示したネットワーク構成図と同じであ るものとする。
図 23において、 5 700は I Pネットワーク上の音声データの送受 信処理の通信プロ トコルとして T r a n sm i s s i o n C o n t r o 1 P r o t o c o l (以降 T C P) の処理を行うことができる T C P通信処理部、 5800は I Pネットワーク上の音声データの送受信処 理の通信プロ トコノレとして H y ρ e r T e t T r a n s f e r P r o t o c o l (以降 HTT P) の処理を行うことができる H T T P 通信処理部、 5 900はフアイャウォールに対して、 データの送受信が 可能な HTT Pポートの存在を調査する HTTPポート通信確認部であ る。
次に、 動作について説明する。
実施の形態 1〜 5と同様に通話状態時の音声データの送受信処理にお いて、 I Pネットワーク通信処理部 5000が動作する。 通話の相手先 の通話装置アダプタ 22から I Pネットワーク 1 4を経由して音声デー タが通話装置アダプタ 1 2を接続した電話機 1 0に送信されてきた場合 、 T C P通信処理部 5 7 0 0が送信されてきた音声データの I Pバケツ トを受信し、 T C P通信処理部 5 7 0 0が音声データの I Pバケツトか ら I Pヘッダを除いた T C Pヘッダ付きのパケットを取り出す。 次に、 H T T P通信処理部 5 8 0 0がその T C Pヘッダ付きのバケツトから H T T Pヘッダ付きのパケットを取り出し、 さらに、 H T T Pヘッダを取 り除いたデジタル音声データ本体を音声データデジタルアナ口グ変換部 5 0 0に送る。 音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0によりアナ口 グ音声データに変換されたデータが公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に送 られ、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0から電話機 1 0にアナログ音声デ ータが送信される。 アナログ音声データは公衆回線信号送受信部 1 1 0 0を介して電話機 1 0に送信されたが、 音声データデジタルアナログ変 換部 5 0 0から I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0を経て公衆回線信 号送受信部 1 1 0 0を介して電話機 1 0へ送信されてもかまわない。 次に、 電話機 1 0よりアナログ音声データが入力され、 I Pネットヮ ークを介して相手先の電話機 2 0へ送信される場合を説明する。
電話機 1 0から入力されたアナログ音声データ本体は、 公衆回線信号 送受信部 1 1 0 0と接続先判定部 2 0 0と回線接続切換部 1 0 0を経て I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0に入力される。 I Pネットワーク 通信処理部 5 0 0 0は、 音声データアナログデジタル変換部 6 0 0にァ ナログ音声データ本体を送る。 そして、 アナログ音声データ本体は音声 データアナ口グデジタル変換部 6 0 0により、 デジタル音声データに変 換され、 H T T P通信処理部 5 8 0 0により H T T Pヘッダを付加され たパケットとして作られる。 さらに、 T C P通信処理部 5 7 0 0により 、 T C Pヘッダを付加されたパケットとして作られ、 I Pヘッダを付加 され、 I Pパケットとして I Pネットワーク 1 4経由で通話の相手先の 電話機 2 0に送信される。 HTT Pポート通信確認部 5 900については、 実施の形態 5では、 UD Pポートの利用が可能かどうか調べる部について図 2 1の S 240 4でも示していたように、 UD Pポートが全く利用できない時点で、 H T T Pポート通信確認部 5 900により、 HTT Pポートが利用できる かどうか調べるという段階的な手順を踏んで、 HTT Pポートの利用が 可能な場合に HTTPによる音声データの通信処理を行う。
以上のように、 一般のフアイャウォールでは、 UD Pポートを利用で きないことが多いが、 通常 HTTPポートは開放されているため、 HT TPメッセージとして音声データを通信するようにしているので、 頑強 なフアイャウォールに対しても、 I Pネットワーク経由の通話処理を実 現することができる。
この実施の形態 6では、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由 して電話をかける場合に、 I Pネットワーク上の音声データの送受信処 理の通信プロ トコノレとして TC Pの処理を行うことができる TCP通信 処理部 5 700を備え、 TCPにより音声データの送受信を行うことが できることを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説 明した。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 I Pネットワーク上の音声データの送受信処理の通信プロ トコ ルとして HTTPの処理を行うことができる HTTP通信処理部 5 80 0を備え、 H T T Pにより音声データの送受信を行うことができること を特徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した。 また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 通話装置アダプタが接続され管理されている I Pネットワーク 領域から外部の I Pネットワーク領域への境界に違法アクセスを禁止す るセキュリティを目的としたフアイャウォールに対して、 データの送受 信が可能な H T T Pポートの存在を調査する H T T Pポート通信確認部 5 9 0 0により、 音声データの送受信が可能な H T T Pポートを特定し 、 その H T T Pポートを利用して音声データの通話を行うことができる ことを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した
実施の形態 7 .
上記実施の形態 1〜6の図において、 インターネット電話ネットヮー クシステムの通話装置アダプタを示す各部の構成図を示していたが、 実 施の形態 7では、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0の詳細な内部構 成図を図 2 4、 図 2 5に示す。 この I Pネッ トワーク通信処理部 5 0 0 0は、 今までの実施の形態 1〜6の図中の同部にそのまま適用できる。 この実施の形態 7のネットワークシステムの構成図は、 実施の形態 5 の図 1 7に示したネットワーク構成図と同じであるものとする。
図 2 4、 図 2 5において、 5 5 0 0は音声データ自体を圧縮し R T P や H T T Pなどの標準フォーマツトのバケツトのヘッダを最低限必要な 情報に限定した圧縮ヘッダに変更する音声データバケツトェンコード部 、 5 6 0 0は受信した圧縮されている音声データ自体を解凍し上記の圧 縮へッダの解析を行って R T Pや H T T Pなどの標準フォーマットのパ ケットのへッダを得る音声データパケットデコ一ド部、 6 1 0 0は I P ネットワークに接続された相手先の電話機 2 0からネットワーク トラフ ィックの変化により不連続なタイミングで受信したデジタル音声データ バケツトを、 アナログ信号として変換して送り出すタイミングが一定し た遅延となるように、 バッファサイズの変更が可能である受信バッファ に一時的に格納する受信バッファリング部、 6 2 0 0は I Pネットヮー ク 1 4, 2 4に接続された相手先の電話機 2 0へデジタル音声データパ ケットを送信する場合に、 送信対象のデジタル音声データバケツトを作 成し、 バッファサイズの変更が可能である送信バッファに蓄積し送り出 す前に必要なデータのみをパケット組立に加える処理を行う送信バッフ ァリング部、 6 3 0 0は I Pネットワーク 1 4, 2 4に接続された電話 機 2 0へデジタル音声データバケツトを送信する場合に、 ネットワーク トラフィックの状況に応じて生じる音声データのバケツトロスに対処す るために、 同じ音声データバケツトを可変個数にて重複させて送信させ る冗長パケット発行部、 6 4 0 0は I Pネットワーク 1 4, 2 4に接続 された電話機へデジタル音声データバケツトを送信する場合に、 ネット ワーク トラフィックを低減させるために、 送信対象の音声データバケツ トの個数を削減することのできるバケツト生成フィルタリング部、 6 5 0 0は I Pネットワーク 1 4からの音声データバケツトの受信タイミン グを監視するネットワーク トラフィック監視部、 6 6 0 0はネットヮー ク トラフィック状況の統計データを蓄積し、 1 ゃ 1週間などの周期に おいて各時間帯での平均的なトラフィック状況を示すパラメータを算出 するネットワーク トラフィック統計データ管理部である。
次に、 動作について説明する。
今までの実施の形態 1〜 6と同様に通話状態時の音声データの送受信 処理において、 I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0が動作する。 この I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0の基本的な動作は、 実施の形態 5 〜 6と同様に行われる。 ここでは、 R T P通信処理部 5 4 0 0や H T T P通信処理部 5 8 0 0に対して、 音声データを送り込んだり取り出した りするときに、 音声データバケツトエンコード部 5 5 0 0により音声デ ータ及び R T Pや H T T Pのヘッダを圧縮したり、 音声データバケツト デコード部 5 6 0 0により音声データ及び R T Pや H T T Pのヘッダを 解凍したりする。 R T Pや H T T Pのヘッダの圧縮とは、 実際には標準 で定められているヘッダフォーマツトに準拠せずに、 必要な最小限の情 報のみをコンパク トにまとめた改造ヘッダとする場合も含んでいる。 また、 I Pネットワーク上では、 様々なデータのトラフィックが存在 するために、 一定の時間間隔で、 音声データのパケットが連続して到着 するとは限らない。 このように、 各パケットの到着時間にばらつきがあ ることを伝送時間の揺らぎという。 この伝送時間の揺らぎを吸収するた めにバケツトを受信する際に、 音声データのバケツトを受信バッファに ためて、 一定時間ごとにアナログ側である公衆回線信号送受信部 1 1 0 0に出力するようにする。 こうすると、 各パケットに遅延が発生しても 、 受信バッファの容量以内であれば、 出力側に音声データが出て行くタ イミングは一定となり、 再生音が途切れることはない。 この処理を受信 バッファリング部 6 1 0 0にて行う。 受信バッファリング部 6 1 0 0は 受信バッファ 6 1 0 1を有し、 上記した処理を行う部である。 受信パッ ファ 6 1 0 1に蓄積する時間の長さだけ音声が再生される遅延は大きく なるので、 必ずしも受信バッファの容量サイズを大きくすることはでき ない。 そこで、 この容量サイズを実際の通話品質から遅延と揺らぎのト レードオフ ( I Pネットワーク経由で転送されてくる音声データバケツ トの到着時間に揺らぎがあると、 例えば極端な例を説明すると、 「おは ようございます。 」 という会話が 「お. . . はようご. . . ざいま. . . す。 」 というように . . 」 という空白の時間が揷入されているよ うに聞こえてしまう (空白の時間を音の途切れという) 。 そこで、 この に . . 」 という空白の時間を埋めるために、 受信バッファを用意して 、 全体の再生時刻を遅らせることで、 音の途切れを取り去るのが受信バ ッファの処理になる。 受信バッファのサイズを大きくすればするほど、 途切れはなくなり、 音声品質は向上するが、 全体的な遅延は大きくなる ので、 話すタイミングが遅れ気味になり聞きづらくなる。 つまり、 受信 バッファサイズを大きくすれば、 揺らぎが吸収され音声品質は向上する 力 一方で、 遅延が増えて、 聞きづらくなり、 逆に小さくすると、 音声 品質は悪くなるが、 話すタイミングは合わせやすくなる。 その両者の特 徴のトレードオフにより受信バッファサイズを決める。 ) を考慮して、 最適な値に設定する必要がある。 しかし、 現実的にはネットワーク トラ フィックの状況等に応じてその最適値は変動する。 受信バッファリング 部 6 1 0 0では、 この受信バッファ 6 1 0 1の容量サイズを任意の条件 に従って変更することができるようにしている。 また、 バッファあふれ を頻発するような場合に対処するために、 バッファの容量サイズを大き 目に設定し、 再生側である音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0送 り出すデータは常にその一部分だけになるようにする対策もある。 この 場合は、 受信バッファの容量サイズだけでなく、 再生側である音声デー タデジタルアナログ変換部 5 0 0に送り出すデータのサイズも各種条件 によって変更するように制御することが考えられる。
また、 同様に I Pネットワーク上の様々なデータのトラフィック状況 に対応するために、 送信側においても、 I Pネットワーク 1 4 へ送出す る音声データのバケツトのサイズを変更することが考えられる。 このた めに、 送信バッファリング部 6 2 0 0は、 送信バッファ 6 2 0 1を有す る。 送信バッファリング部 6 2 0 0は、 音声データを送信バッファ 6 2 0 1に一定量蓄積してから、 送信する。 送信する音声データのバケツト サイズは小さければ小さいほど遅延が少なくなり通話品質が改善される ことになるが、 各パケットは必ず一定サイズのヘッダ部をもっため、 パ ケットサイズを小さく してもサイズには限りがある。 更にサイズを小さ くすればパケットの量は多くなるため、 ネットワーク トラフィック量が 増大することになる。 したがって、 ネットワーク トラフィック状況に応 じて、 送信バッファのサイズも変更する制御を行う。 また、 同様に I Pネットワーク上の様々なデータのトラフィック状況 に対応するために、 U D P通信処理における転送データのバケツトロス が頻繁に発生する場合に備えて、 全く同じ内容の音声データのバケツト を予備として重複させて送信する対策が考えられる。 この処理を冗長パ ケッ ト発行部 6 3 0 0が行う。 この冗長パケットも常に発行するのでは なく、 ネットワーク トラフィックが増大すると、 全体のバケツトの遅延 が増大してしまうので、 不要なパケットを削減するために、 冗長バケツ トも発行しないように調整する必要がある。 ネットワークトラフィック はあまり増大していないが、 パケットロスが頻発する場合に、 冗長パケ ットを発行するように制御すると、 パケットロスが低減され通話品質が 向上する。
また、 同様に I Pネットワーク上の様々なデータのトラフィック状況 に対応するために、 ネットワーク トラフィックが増大した場合に、 送信 するデータ量を低減するために、 通話品質に影響を与えないような音声 データのパケットを送信しない制御が考えられる。 この処理を行うのが 、 ノ、。ケット生成フィルタリング部 6 4 0 0である。 ここでフィルタリン グを行う条件として、 音声データの音量レベルがある一定値以下のもの を除く設定が考えられる。 人間の聴覚では、 ある一定値の音量レベルの 音は再生されなくても通話に影響がないことが既に確認されているから である。 これにより、 ネットワーク トラフィックが増大するにしたがつ て、 送信時に取り除く音声データの音量の限界レベルを取り除く音声デ ータの量が多くなるように制御することで、 通話品質をほとんど損なう ことなく通話を継続することができる。
同様に I Pネットワーク上のデータのトラフィック状況に対応するた めに、 通信処理に際して、 各部により様々な通信制御を行うことを説明 してきた。 そこで、 ネットワークトラフィック状況を把握するために、 ネッ トワーク トラフィック監視部 6 5 0 0により音声データのバケツト の受信タイミングを継続して記録する。 これにより、 ネットワーク トラ フィック量を類推し、 上記の通信制御のための条件を適宜変更する。 例 えば、 受信バッファリング部 6 1 0 0の場合は、 ネッ トワーク トラフィ ックが増大されたことをネッ トワーク トラフィック監視部 6 5 0 0が確 認すると、 受信バッファリング部 6 1 0 0に対して受信バッファ 6 1 0 1の容量サイズを大きくするように通知を行う。 受信バッファの容量サ ィズを大きくすると、 ある程度受信バッファ 6 1 0 1にパケッ トが溜ま つてから音声データデジタルアナログ変換部 5 0 0へ渡されるので、 ネ ットワーク トラフィックを解消することができる。 逆にネッ トワーク ト ラフィックが減少してきた場合は、 安定したタイミングでバケツトが通 信装置アダプタへ到着するようになるので、 ネッ トワーク トラフィック 監視部 6 5 0 0は、 受信バッファリング部 6 1 0 0に対して受信バッフ ァ 6 1 0 1の容量サイズを小さくなるように通知を行う。
さらに、 I Pネットワーク上の様々なデータのトラフィック状況に対 応するために、 上記の通信制御のための各種パラメータの変更に統計的 なデータの活用も行う。 ネットワーク トラフィック監視部 6 5 0 0によ り監視蓄積したデータをネットワーク トラフィック統計データ管理部 6 6 0 0が受け取り、 上記に説明した受信バッファリング部 6 1 0 0や送 信バッファリング部 6 2 0 0や冗長パケッ ト発行部 6 3 0 0、 パケット 生成フィルタリング部 6 4 0 0によって通信制御を行うために必要な情 報を提供する。 1 日や 1週間などの周期で、 平均的なネットワーク トラ ブイックの傾向をネッ トワーク トラフィック統計データ管理部 6 6 0 0 が提示することで、 各部による通信制御を行うための参考にすることが できる。
図 2 4に示した構成図では、 通信処理部は、 R T P通信処理部 5 4 0 0と UD P通信処理部 5 1 00を備えており、 図 25に示した構成図で は通信処理部は、 HTT P通信処理部 5 800と TC P通信処理部 5 7 00を備えている。 受信バッファリング部 6 100、 送信バッファリン グ部 6 200、 パケット生成フィルタリング部 6400、 ネットワーク トラフィック監視部 6 500、 ネットワーク トラフィック統計データ管 理部 6600は、 図 24と図 2 5の構成図に共有して備えられている。 しかし、 冗長パケット発行部 6 300は、 図 24に示した構成図だけに 備えられた部である。 これは U DP通信処理部 5 1 00と冗長バケツト 発行部 6 300が関係するためである。 UD Pの場合セッションを確立 しないでデータを宛先に送り出すという特徴を有しているので、 バケツ トロスが頻発しても UDP自身はバケツトロスに対処する機能を備えて いない。 このため、 UDPをサポートするために冗長パケット発行部 6 300を備えている。 一方、 TC Pはセッションを確立してから通信を 開始するので、 確実にデータが通信できるまで何度でもリ トライを行う という特徴を有している。 そのため、 TC Pはリ トライ機能をサポート する必要がないので、 図 25の通話装置アダプタは冗長バケツト発行部 6 300を有していないという理由がある。
以上のように、 通信対象の音声データのバケツトのヘッダ部について 独自の圧縮を行うようにしている。 このため、 標準のパケットサイズよ りも小さくすることができ、 ネットワーク トラフィックを低減できる。 この独自の圧縮とは、 例えば、 ヘッダ部の情報を圧縮プログラムを用い て圧縮を行いサイズを小さく したり、 この発明の要素である通話装置ァ ダプタで必要なデータのみをヘッダ部に持つという圧縮を行うことを指 している。
また、 通信対象の音声データの各パケットの伝送時間に揺らぎがあつ ても、 受信時に一定のサイズになるまで蓄積してアナログ再生側に送り 出すようにしているので、 ネットワーク トラフィック状況が不安定でも 安定した通話品質を保持できる。
また、 通信対象の音声データの各パケッ トの送信時に、 ネッ トワーク トラフィック量が少ないときにバケツトサイズを小さく したり、 増大し たときにパケットサイズを大きくしたりするようにしているので、 ネッ トワーク トラフィック状況が不安定でもネットワーク トラフィックに影 響を与えないようにして安定した通話品質を保持できる。
また、 通信対象の音声データの各パケットの送信時にバケツトロスが 頻発した際に冗長パケットを発行することができるようにしているので 、 ネットワークトラフィックがパケットロスを頻発させるような状況で も、 安定した通話品質を保持できる。
また、 通信対象の音声データの各パケットの送信時に、 ネットワーク トラフィック量が増大した場合に、 一定音量レベル以下などの条件にお ける通話品質に影響を与えない音声データのバケツトの転送を行わない ようにしているので、 ネットワーク トラフィック量が増大しても、 安定 した通話品質を保持できる。
また、 通信対象の音声データの各パケットの受信タイミングを計測し 、 ネットワークトラフィック状況を推測し、 上記通信処理の各種パラメ ータの調整を行うようにしているので、 ネットヮ ク トラフィックの最 新の状況に応じて最適な通信処理を行うことができ、 安定した通話品質 を保持できる。
また、 通信対象の音声データの各バケツトの受信タイミングを計測し た結果を蓄積し、 1日や 1週間などの周期でネットワークトラフィック 状況を示すデータとして参照できるようにしているので、 平均的なネッ トワーク トラフィック状況に対応した最適な通信処理の制御を行うこと ができ、 安定した通話品質を保持できる。 この実施の形態 7では、 通話装置アダプタに接続された電話機に対し て、 同じ種類の通話装置アダプタに接続された他の電話機から接続先が 同じ種類の通話装置アダプタであることが認識された時点で、 音声デー タ自体を圧縮し R T Pや H T T Pなどの標準フォーマツトのバケツトの ヘッダを最低限必要な情報に限定した圧縮ヘッダに変更して音声データ の送信を行う音声データパケットエンコード部 5 5 0 0、 及び、 受信し た圧縮されている音声データ自体を解凍し上記圧縮ヘッダの解析を行つ て R T Pや H T T Pなどの標準フォーマツトのバケツトのヘッダを得る 音声データバケツトデコ一ド部 5 6 0 0を備えて、 送受信データ量を削 減した効率の良い通話データの送受信処理を行うことができることを特 徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して相手先の電話機からネットワークトラフィックの変化によ り不連続なタイミングで受信したデジタル音声データバケツトを、 アナ ログ信号として変換して送り出すタイミングが一定した遅延となるよう にバッフアサイズの変更が可能である受信バッファに一時的に格納する 受信バッファリング部 6 1 0 0を備え、 安定したタイミングで電話機に アナ口グ音声信号が送信できることを特徴とするインターネッ ト電話ネ ットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して相手先の電話機へデジタル音声データパケットを送信する 場合に、 送信対象のデジタル音声データパケットを作成し、 バッファサ ィズの変更が可能である送信バッファに蓄積し送り出す前に必要なデー タのみをバケツト組立に加える処理を行う送信バッファリング部 6 2 0 0を備え、 ネットワークトラフィック状況に従って、 最適なデジタル音 声データバケツトの送信形態を実現でき、 品質の良い音声データ送信が できることを特徴とするインターネット電話ネットワ^"クシステムを説 明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して相手先の電話機へデジタル音声データバケツトを送信する 場合に、 ネットワーク トラフィックの状況に応じて生じる音声データの バケツトロスに対処するために、 同じ音声データバケツトを可変個数に て重複させて送信させる冗長バケツト発行部 6 3 0 0を備え、 ネットヮ ーク トラフィック状況が悪化してバケツトロスが生じても、 品質の良い 音声データ送信ができることを特徴とするインターネット電話ネットヮ ークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して相手先の電話機へデジタル音声データパケットを送信する 場合に、 可能な限りネットワーク トラフィックを低減させるために送信 対象の音声データバケツトの個数を削減することのできるバケツト生成 フィルタリング部 6 4 0 0を備え、 音声データによるネットワーク トラ ブイックの増大を抑えて、 品質の良い音声データ送信ができることを特 徴とするインターネット電話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して受信する音声データバケツトの受信タイミングを監視する ネットワーク トラフィック監視部 6 5 0 0により、 ネットワーク トラフ ィック状況を解析し、 何らかの特定の状況であることを検出した後に、 通話装置アダプタに備えられる上記受信バッファリング部 6 1 0 0、 送 信バッファリング部 6 2 0 0、 冗長パケット発行部 6 3 0 0、 バケツト 生成フィ タリング部 6 4 0 0の各種部の動作状況の変更を指示するこ とができ、 ネットワークトラフィック状況に応じて最適な送受信処理を 実現し、 品質の良い音声データ送信ができることを特徴とするインター ネット電話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 I Pネットヮ ークを介して受信した音声データバケツトの受信タイミングを監視する ネットワーク トラフィック監視部 6 5 0 0力、ら、 ネットワーク トラフィ ック状況の統計データを受け付け蓄積し、 1 日や 1週間などの周期にお いて各時間帯での平均的なトラフィック状況を示すパラメータを算出す るネットワーク トラフィック統計データ管理部 6 6 0 0を利用して、 通 話装置アダプタに備えられる上記受信バッファリング部 6 1 0 0、 送信 バッファリング部 6 2 0 0、 冗長パケット発行部 6 3 0 0、 パケット生 成フィルタリング部 6 4 0 0の動作状況の変更を指示することができ、 平均的なネットワーク トラフィック状況に応じて最適な送受信処理を実 現し、 品質の良い音声データ送信ができることを特徴とするインターネ ット電話ネットワークシステムを説明した。 実施の形態 8 .
実施の形態 8では、 通話先のネットワーク環境にフアイャウォールが 備えられている場合、 フアイャウォールを意識することなく相手先の電 話機に通話情報を送ることができる H T T P中継サーバを備えたィンタ ーネット電話ネットワークシステムについて説明を行う。
図 2 6は、 実施の形態 8のネットワーク構成図である。
図 2 6において、 1 8は H T T P中継サーバである。 その他の符号に ついては、 図 1 7と同様であるため説明を省略する。
図 2 7は、 実施の形態 8のインターネット電話ネットワークシステム が備える H T T P中継サーバを構成する各部の構成図である。
図 2 7において、 5 7 0 0は I Pネットワーク 1 9を経由してデータ の送受信の処理を T C Pにて行う T C P通信処理部、 5 8 0 0は T C P 通信処理部 5 700からデータバケツトを受け取り、 HTTPメッセー ジとして解析したり、 HTTPメッセージを組み立てて、 TC P通信処 理部 5 700に送信するデータとして渡したりする HTTP通信処理部 、 5 600は HTT P通信処理部 5 800から得られた音声データパケ ットを分解して符号化された音声デ タを取り出す音声データバケツト デコード部、 5 500は送信対象の符号化された音声データをバケツト として組み立て、 HTTP通信処理部 5 800に送り出す音声データパ ケットェンコード部、 8 1 00は音声データバケツトデコード部 5 60 0から得られた音声データを一時的に蓄積し、 HTT Pアクセスで音声 データが取り出されるときに、 音声データパケットエンコード部 5 5 0 0に送り出す音声データバッファリング部である。 上記 HTT Pァクセ スとは、 HTTP中継サーバを We bサーバと見立てて通話装置ァダプ タに We bブラウザがあるように仮定を行うことによって、 各通話装置 アダプタは HTT Pにおける P O S Tというメッセージによって音声デ ータを We bサーバに見立てた HT T P中継サーバに送りつけることが できる。 また、 各通話装置アダプタは、 各通話装置アダプタを接続して いる電話機から出力された音声データが蓄積されている場所を GETメ ッセージにより取得することができる。 これを HTT Pアクセスとする 。 HTTP中継サーバに音声データを一時的に保持しておいて、 その音 声データを必要としている別の電話機に接続された通話装置アダプタが 取得しに行くことで、 通話処理を実現することができる。
8 200は各通話装置による通話装置アダプタの呼出がなされている かどうかの情報を通話装置アダプタからの電話呼出に応じて確認したり 、 各通話装置アダプタの問合せがあったどきに返答を行う電話機呼出情 報管理部、 8 300は 2つの通話装置アダプタ、 例えば電話機 10と電 話機 20とで会話を行う場合、 電話機 1 0に接続された通話装置ァダプ タ 1 2と電話機 2 0に接続された通話装置アダプタ 2 2に HTT P中継 サーバ 1 8の接続を HTT P中継サーバを We bサーバ、 通話装置ァダ プタを We bブラウザとなるように接続を変更する HTT P接続変更部 、 8 4 0 0は通話を行う電話機に接続された通話装置アダプタから HT T P中継サーバ 1 8へ転送されてきた音声データのバケツト内の I PA ッダ部の I Pアドレス及び、 T C Pヘッダのポート番号を最終送信先の 通話装置アダプタの I Pァドレス及び、 ポート番号に変換する TC P// I Pバケツトヘッダ変換部である。
図 2 8は、 実施の形態 8の I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0の内 部構成図である。 図 2 8の I Pネットワーク通信処理部 5 0 0 0は、 上 記実施の形態 1〜 7の同部にそのまま適用できる。
図 2 8において、 7 3 0 0は HT T P中,継サーバ 1 8に対して、 HT T Pアクセスにより電話呼出情報を送信する HTT P電話呼出部、 7 1 0 0は電話機呼出情報管理部 8 2 0 0に記憶されている通話先の通話装 置アダプタの通話状況を問い合わせ情報を用いて HTT Pアクセスのポ ーリングにより調べる HTT Pポーリング部、 7 2 0 0は電話番号 I P ァドレス変換部 3 0 0により通話先の通話装置アダプタがフアイャゥォ ールに遮られていることが判明したときに、 通話先の通話装置アダプタ に電話がかけられていることを報告する電話呼出通信部である。
図 2 9、 図 3 0は、 実施の形態 8のインターネット電話ネットワーク システムの HTT P中継サーバ管理サーバを示す各部の構成図の第 1例 と第 2例である。
図 2 9、 図 3 0において、 9 2 0 0は複数の HTT P中継サーバの負 荷状態を監視する HT T P中継サーバ負荷状態監視部である H T T P中 継サーバ負荷状態監視部、 9 1 0 0は通話装置アダプタからの問い合わ せによりその通話処理で利用される HTT P中継サーバを指定する HT T P中継サーバ指定部である。
図 29の第 1例では、 図 27の HTTP中継サーバ 1 8そのものを複 数用意して、 これらを一括して管理する HTT P中継サーバ管理サーバ について示している。 図 30の第 2例では、 図 2 7の HTTP中継サー バ 1 8ょ 一一— 二ニニ二ニ 歩に必要な処理部のみを抽出し て、 HTTP中継サーバ管理サーバ 1 80に抽出した処理部を内蔵させ 、 HTT P中継サーバ管理サーバ 1 80に接続交渉の処理までを行わせ る形態を示している。 この場合、 接続交渉後の通話の音声データの送受 信処理は、 T C P / I Pバケツトへッダ変換部 8400のみで行うため 、 HTT P中継サーバとしては、 TC P/ I Pパケッ トヘッダ変換部 8 400のみを内蔵したものとして実現可能である。
次に、 動作について説明する。
まず、 通話装置アダプタと HTT P中継サーバとからなるネットヮー ク構成の形態を図 3 1に示す。 図 3 1の (A) は、 HTTP中継サーバ 1 8をプロバイダと仮定して実行する方式を示している。 通話装置ァダ プタが接続された電話機に対して電話が掛けられていることを調べる方 法は、 HTT P中継サーバ 1 8の管理領域である電話機呼出情報管理部 8 200に記憶されている情報を定期的にポーリングを行い調べる力 \ 或いは、 外部からメール、 インスタントメッセージ、 公衆回線呼び出し をして調べる方法がある。
図 3 1の (B) は、 フアイャウォール 1 7や 2 7によって保護されて いるネッ トワーク環境に通話装置アダプタ 1 2や 22があり、 同じファ ィャウォールに遮られたネットワーク環境に社外向け WWWサーバゃプ 口キシなどが備えられているような環境では、 社外向け WWWサーバな どで H T T P中継サーバプログラムを実行する方式が考えられる。
図 3 1の (C) では、 フアイャウォールに遮られているネットワーク 環境の中に専用端末 (HTTP中継サーバプログラムを実行する端末) と通話を行うことができる電話端末を設置し、 その設置された電話端末 と専用端末との間で通話を行う方式が考えられる。
ここでは、 (A) , (B) , (C) の 3つの形態を示しているが、 ( A) の形態 (プロバイダ等で HTT P中継サーバを実行する方式) につ いて図 3 2, 3 3のフローチャート (ポーリング方式) に基づいて説明 する。
一方の通話装置アダプタから他方の通話装置アダプタに電話をかける 場合の手順は、 まず、 電話をかける側の、 受話器がとられ電話番号が入 力され、 入力された電話番号を基に電話番号 I Pアドレス変換部 3 00 によって通話相手の I Pァドレスに変換される。 I Pァドレスに変換す る実施例については、 実施の形態 1において説明を行ったものと同じも のとする。
(ポーリング方式の場合) 図 3 3の S 22で電話番号を I Pアドレス に変換し、 S 23で正常に I Pアドレスに変換できた場合、 次に、 HT TP電話呼出部 7300により HTTP中継サーバ 1 8内の電話機呼出 情報管理部 8 200の I Pァドレス毎の管理領域に対して、 電話を掛け ようとしている I Pァドレスについてフラグ情報を設定する (S 6 2) 。 電話機呼出情報管理部 8 200の I Pアドレス毎の管理領域は常時、 通話の相手先の通話装置アダプタの HTTPポーリング部 7 1 00によ り HTT P中継サーバ内の電話機呼出情報管理部 8 200内の自分の管 理領域を定期的に参照されているので、 相手先の電話機に接続されてい る通話装置アダプタは電話をかけられていることを知ることができる。
(メールゃィンスタントメッセージの場合) 図 33の S 2 3の確認処 理で電話番号から I Pアドレスを変換することができた場合、 次に、 電 話呼出通信部 7200により通話の相手先の通話装置アダプタに対して 、 メールやインスタントメッセージを送信し、 相手の電話機に対して電 話がかけられていることを知らせる。 メ一ルゃィンスタントメッセージ の場合についての処理は、 図 3 2及び図 33のフローチヤ一トには特に 図示していない。
(公衆回線から電話をかけて知らせる場合) 図 3 3の S 23で電話番 号を I Pアドレスに正常に変換できた場合、 次に、 公衆回線信号送受信 部 1 100により公衆回線側から相手の電話機に電話をかけ、 相手先の 電話機に接続されている通話装置アダプタは瞬間的に電話がかけられて いることを知らせる。
すると、 その相手先の通話装置アダプタも通話を開始するべく通話装 置アダプタを接続している電話機へ呼出トーンを送る (S 66) 。 電話 を掛ける相手先の電話機の受話器がとられれば (S 6 3, S 6 7) 、 通 話状態となり (S 64) 、 お互いの電話装置アダプタが相手の通話デー タを取りに行きながら、 自分の話す通話データを必要に応じて、 HTT P中継サーバに対して送信していく (S 6 5, S 68) 。 これが切断さ れるまで継続される。 この通話装置アダプタから通話データが送られ、 他方の通話装置アダプタから取り出されるまで一時的に蓄えられている ところが音声データバッファであり、 この通話の音声データの送受信処 理を音声データバッファリング部 8 1 00が行う。 図 3 2の S 66, S 6 7, S 6 8の処理は、 他からの電話が掛けられている場合に通話状態 となって通話を行い継続するまでの手順であり、 図 3 3の S 6 2, S 6 3, S 64, S 6 5は、 電話を相手先の電話機へかけて相手先の電話機 の受話器が取られ通話状態となり通話を切断するまで継続する手順の処 理である。 HTT P中継サーバを介して 2つの電話機が通話を行うのは 電話をかける場合もかけられた場合も同じであるので、 上記に説明した 通話状態となつてから 2つの電話機がお互いに HTT P中継サーバを介 して通話データの送受信を行う処理は、 図 3 2の S 6 6〜S 6 8と図 3 3の S 6 2〜S 6 5までの処理の説明に該当する。
次に、 図 34の HT T P中継サーバのフローチャート (ポーリング方 式) を説明する。
HTT P中継サーバ 1 8は、 I Pネットワーク経由の外部からのァク セスは、 HT T Pアクセスのみを受け付ける。 図 34では、 S 70でH TT Pアクセスのデータを受信したか HTT P通信処理部 5 8 00によ り確認を行う。 ポーリング方式のみ、 各通話装置アダプタから自らへ電 話がかけられているかどうかの確認のための HTT Pアクセスが存在す る。 それ以外には、 他の電話に新たに電話をかける場合のアクセス、 音 声データを送付し、 自分用の音声データを獲得していくためのアクセス 、 通話を切断する際の連絡の HTT Pアクセスが存在する。 S 7 1では HTT Pアクセスが他の電話に新たに電話をかけると判断した場合には 、 電話機呼出情報管理部 8 200がその通話の相手先の管理領域に対し てアクセスし、 既に電話中かそうでないかを調べる (S 7 5) 。 電話中 であれば、 電話中である HTTPメッセージを返却し (S 76, S 77 ) 、 そうでなければ電話呼出が開始されたことを HTTPメッセージと して返却する (S 78) 。 通話状態となった場合は通話装置アダプタか ら届けられた音声データを一時的に蓄積し (S 7 9) 、 他の通話装置ァ ダプタによりそれらを回収されるように、 音声データバッファリング部 8 1 00が管理を行う。 通話先の音声データバッファ領域に通話データ があれば、 その通話データを HTT P返却メッセージとして音声データ バッファリング部 8 1 00と HTT P通信処理部 5 800により通話先 の電話機に接続された通話装置アダプタに送信を行う (S 80) 。 また 、 S 7 1の処理において、 通話装置アダプタ自らへ電話がかけられてい るかどうか確認のための HTTPアクセスである場合は、 電話機呼出情 報管理部 8 200が確認依頼元の通話装置アダプタに接続された電話機 が電話呼び出しされているかどうか管理情報を調べる (S 72) 。 調べ た結果、 電話呼び出しがある場合 (S 7 3) 、 電話呼び出しがされてい ることを示す情報を HTT P通信処理部 58 00により確認依頼元の電 話機に接続されている通話装置アダプタへ送信する (S 74) 。 また、 S 7 1の処理へ通話を切断する HTT Pアクセスであると判断された場 合は、 電話機呼出情報管理部 8 200は、 通話元と通話先の管理情報の どちらも待機中であることを示す情報に変更する (S 8 1) 。
以上のように、 一般のフアイャウォールが HT T Pにより外部ィンタ 一ネットへのアクセスが可能であることから、 通話装置アダプタが HT T P中継サーバ経由で電話呼出及び通話処理を行えるようにしているの で、 一般のフアイャウォールに対して何ら設定変更を行う必要なく、 I Pネットワーク経由の電話をかけることができる。
HTT P中継サーバにおいて、 最初の各通話装置アダプタ間との接続 交渉の処理後に、 通話データの送受信を行うが、 この処理負荷はかなり 重いものになるので、 通話データの送受信は、 HTT P中継サーバを経 由しないで、 直接に両通話装置アダプタ間で行うようにすれば、 HTT P中継サーバの処理負荷が軽減され、 多くの利用者が電話をかけ通話処 理が集中しても、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質を保持できる 。 このために、 HTTP接続変更部 8 300により、 最初の接続交渉後 に、 HTTP, TCPの接続を直接両アダプタ間の接続となるように変 更する。
以上のように、 通話データの送受信は、 HTT P中継サーバを経由し ないで、 直接に両通話装置アダプタ間で行うことから、 HTTP中継サ ーバの処理負荷が軽減されるようにしているので、 多くの利用者が電話 をかけ通話処理が集中しても、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質 を保持できる。
さらに、 HTT P中継サーバにおいて、 最初の通話装置アダプタ間と の接続交渉の処理後に、 通話データの送受信を行うが、 この処理負荷は かなり重いものになるので、 HTT P中継サーバで行う処理を可能な限 り単純な処理だけを行うことが考えられる。 これは、 HTTP中継サー バにより通話を行う両通話装置アダプタが接続され通話処理の準備が整 えられた時点で、 両通話装置アダプタから HTT P中継サーバへ転送さ れてきた音声データのバケツト内の I Pヘッダ部の I Pァドレス及び T C Pヘッダのポート番号を最終送信先の通話装置アダプタの I Pァドレ ス及びポート番号に直接変換するものであり、 TC P/ I Pパケットへ ッダ変換部 8400によつて実行される。
以上のように、 通話データの送受信は、 HTT P中継サーバ上の処理 として、 音声データのバケツト内の I Pヘッダ部の I Pァドレス及び T C Pヘッダのポート番号を最終送信先の通話装置アダプタの I Pァドレ ス及びポート番号に直接変換して、 HTT P中継サーバの処理負荷が軽 減されるようにしているので、 多くの利用者が電話をかけ通話処理が集 中しても、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質を保持できる。 一方で、 HTT P中継サーバにおいて効率的な通信処理を行うように しても、 利用者が増加し通話処理を依頼する電話装置アダプタが増加す ると、 1台の HTT P中継サーバでは処理性能の限界があるので、 いつ かは破綻する。 そこで、 複数の HTTP中継サーバを用意し、 これらに 各通話装置アダプタの通話処理を分散させることで、 それぞれの利用者 が快適な通話状態を保持できる。
そこで、 これら複数の HTT P中継サーバを統合管理する HTT P中 継サーバ管理サーバが必要になる。 HTT P中継サーバ管理サーバと H TT P中継サーバの関係を図 29, 30に示した。 HTTP中継サーバ 管理サーバ 1 80では、 最初の通話装置アダプタからの問い合わせ時に おいて、 複数の HTT P中継サーバの負荷状態を監視する HTTP中継 サーバ負荷状態監視部 9 1 00により、 現在利用できる利用者の少ない HTTP中継サーバを割り出し、 その通話処理で利用される候捕の HT TP中継サーバを HTTP中継サーバ指定部 9 200により指定する。 このように、 通話装置アダプタに接続された電話機の台数が非常に増 加した場合に、 複数の HTT P中継サーバを用意し、 適宜複数の HTT P中継サーバの負荷状態を監視し、 利用可能なものを割り当てるように HTTP中継サーバ管理サーバが指定管理することから、 通話処理を分 散させて、 HTT P中継サーバの処理負荷がその性能の限界内でおさめ られるようにしているので、 多くの利用者が電話をかけ通話処理が集中 しても、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質を保持できる。
実施の形態 8,では、 TC P通信処理部 5 700、 HTTP通信処理部 58 00、 音声デ^"タパケットエンコード部 5 500、 音声データパケ ットデコード部 5 600、 電話機呼出情報管理部 8 200、 音声データ バッファリング部 8 1 00を備えた HTTP通信処理が可能なインター ネット接続装置であり、 フアイャウォールに遮られていないインターネ ット上の任意の端末として配置され、 通話装置アダプタに接続された電 話機の 1つから、 HTT Pデータ通信を通過させるフアイャウォールに 対して、 I Pネットワーク経由で HTT Pアクセスにより受信した音声 データを別の電話機からの HTTPアクセスにより送信することで、 フ アイャウォールに隔てられた電話機同士の音声データ送受信処理を中継 する HTTP中継サーバを備えたインターネット電話ネットワークシス テムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からインターネット経由 で電話をかける際に、 電話番号 I Pァドレス変換部 3 00により通話先 の通話装置アダプタがフアイャウォールに遮られていることが判明した ときに、 HTTP中継サーバに対して、 HTT Pアクセスにより電話呼 出情報を送信する HTTP電話呼出部 7300を備え、 通話先の通話装 置アダプタに任意の部により電話がかけられていることを報告するその 通話先の通話装置アダプタから HTTPアクセスを行わせることで、 H TT P中継サーバ上の音声データを受信し、 その逆の音声データの送受 信処理も行うことができるインターネット電話ネットワークシステムを 説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からィンターネット経由 で電話をかける際に、 電話番号 I Pアドレス変換部 3 00により通話先 の通話装置アダプタがフアイャウォールに遮られていることが判明した ときに、 通話先の通話装置アダプタに電話がかけられていることを報告 するために、 常時適当な時間間隔で HTT P中継サーバに対して、 各電 話機の通話状況が記憶されている電話機呼出情報管理部 8 200の通話 先の通話装置アダプタの通話状況を HTTPポーリング部 7 1 00によ り調べ、 電話がかけられていることが判明した時点で、 そのかけられた 通話装置アダプタが HTT Pアクセスにより HTTP中継サーバ経由で の電話が可能になるインターネット電話ネットワークシステムを説明し た。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からインターネット経由 で電話をかける際に、 電話番号 I Pァドレス変換部 3 00により通話先 の通話装置アダプタがフアイャウォールに遮られていることが判明した ときに、 通話先の通話装置アダプタに電話がかけられていることを報告 するために、 電話呼出通信部 7200により、 フアイャウォールを一般 的に通過するメールやインスタントメッセージなどの通信方法で電話呼 出を伝え、 そのかけられた通話装置アダプタが HTT Pアクセスにより HTTP中継サーバ経由での電話が可能になるインターネット電話ネッ トワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からインターネット経由 で電話をかける際に、 電話番号 I Pアドレス変換部 3 00により通話先 の通話装置アダプタがフアイャウォールに遮られていることが判明した ときに、 通話先の通話装置アダプタに電話がかけられていることを報告 するために、 公衆回線信号送受信部 1 1 00により、 一時的な公衆回線 経由にて電話呼出情報だけを伝え、 そのかけられた通話装置アダプタが HTTPアクセスにより HTT P中継サーバ経由での電話が可能になる インターネット電話ネットワークシステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からインターネット経由 で電話をかけ、 HTT P中継サーバにより通話を行う両通話装置ァダプ タが接続され通話処理の準備が整えられた時点で、 両通話装置アダプタ と HTT P中継サーバの HTTP接続を変更して、 直接に両通話装置ァ ダプタ同士で HTT P接続を作成する HTT P接続変更部 8 300を備 え、 HTTPアクセスにより両通話装置アダプタ間で直接の音声データ の通信処理を行う電話が可能になるインターネット電話ネットワークシ ステムを説明した。
また、 通話装置アダプタに接続された電話機からインターネット経由 で電話をかけ、 HTT P中継サーバにより通話を行う両通話装置ァダプ タが接続され通話処理の準備が整えられた時点で、 両通話装置アダプタ から HTTP中継サーバへ転送されてきた音声データのパケット内の I Pヘッダ部の I Pァドレス及び T C Pヘッダのポート番号を最終送信先 の通話装置アダプタの I Pアドレス及ぴポート番号に変換する TCP, I Pバケツトヘッダ変換部 8400を備え、 両通話装置アダプタ間での 音声データの通信を行うための HTT P中継サーバの経由時の処理を高 速に行うことが可能になるインターネット電話ネットワークシステムを 説明した。
また、 HTTP中継サーバに HTT Pアクセスを行う通話装置ァダプ タに接続された電話機の台数が非常に增加した場合に、 HTT P中継サ ーバの処理負荷がその性能の限界内でおさめられるように、 複数の HT
T P中継サーバを用意し、 それらの負荷状態を監視する H TTP中継サ ーバ負荷状態監視部 9 1 00と、 最初の通話装置アダプタからの問い合 わせによりその通話処理で利用される HTT P中継サーバを指定する H TTP中継サーバ指定部 9 200を備えた、 複数の HTTP中継サーバ を統合して管理を行う HT T P中継サーバ管理サーバを備えたインター ネッ ト電話ネッ トワークシステムを説明した。 実施の形態 9.
この実施の形態 9では、 端末識別子の名前を、 通話切断時に通話を行 つていた電話機に接続されている通話装置アダプタで相互に伝達し合う 通話装置アダプタを説明する。
図 3 5は、 実施の形態 9の通話装置アダプタの各部の構成図である。 図 3 5において、 420は I Pァドレス情報メッセージ処理部である I Pァ ドレス情報メッセージ送受信部であり、 SMT Pプロ トコルによ つて通話装置アダプタ間で I Pァドレス情報についてメッセージ交換を 行うものである。 また、 公衆回線信号送受信部 1 1 00は通話切断時に 端末識別子の名前を、 通話を行っていた電話機に接続されている通話装 置アダプタと相互に伝達し合う機能を有するものである。 また、 ァドレ ス変換テーブル 30 2は電話番号と端末識別子の名前とを対応させて記 憶するテーブルである。
最近企業内でも I Pアドレスの節約の観点から I Pアドレスが DHC P (D y n a m i c Ho s t C o n f i g u l a t i o n P r o t o c o 1 ) サーバやルータにより動的に割り当てられるようにしてい る場合が多い。 また、 ダイアルアップの形態で I Pア ドレスが動的に割 り振られる場合もある。 このような場合には、 発呼時に相手の通話装置 アダプタを特定するために、 I Pア ドレスではなく通話装置アダプタの 識別子である名前による認識を行う。
発呼時に名前を指定してメールプロ トコルを利用して通話の相手先に I Pァドレスをお互いに送受信し合うことで、 その後の通話処理には I Pァドレスを指定することが可能となる。
実施の形態 2では接続先判定部 200が有している I Pァドレス学習 部 400を用いて、 通話切断時に通話相手の電話機に接続されている通 話装置アダプタより I Pァドレスを取得し、 自分の I Pア ドレスを通話 装置アダプタより相手先の通話装置アダプタへ通知を行っていた。 この 実施の形態 9では、 通話切断時に I Pア ドレスでなく、 通話装置ァダプ タに付けられた端末識別子の名前を I Pア ドレス情報メッセージ送受信 部 4 20により相互に伝達し合うものである。 そして、 受信した端末識 別子の名前は電話番号に対応させてァドレス変換テーブル 302に記憶 しておく。 端末識別子の名前を受信してから次に相手の電話機に電話を かける場合、 端末識別子の名前に対応した I Pア ドレスが割り当てられ るため I Pネットワーク経由で電話をかけることができる。
実施の形態 9では、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して、 同じ種類の通話装置アダプタに接続された他の電話機から従来の一般公 衆回線の電話番号を入力することで、 一般公衆回線経由で電話をかけ、 その切断時に端末識別子の名前を相互に伝達しあう I Pア ドレス学習部 400と従来の一般公衆回線の電話番号と端末識別子の名前の対応情報 を学習記憶するァドレス変換テーブル 302と SMT P (s i mr» l e m a i l t r a n s f e r p r o t o c o lの略) などのプロト コルによって通話装置アダプタ同士で I Pァドレス情報についてメッセ ージ交換を行う I Pァドレス情報メッセージ送受信部 4 2 0によって、 次回の電話の呼出以降に、 自動的に I Pネットワーク経由で電話をかけ ることができることを特徴とするインターネット電話ネットワークシス テムについて説明を行った。 実施の形態 1 0.
実施の形態 1 0では、 通話装置アダプタの I Pア ドレスの動的割り当 ての方法について、 実施の形態 9とは別の方法を説明する。
図 3 6は、 実施の形態 1 0の通話装置アダプタの各部の構成図である 図 3 6において、 5 0 0 1は公衆回線通信処理部である公衆回線通信 処理部であり、 I Pネットワーク経由の通信処理を、 公衆回線経由の P P P (p o i n t — t o— p o i n t t u n n e l i n g p r o t o c o 1 の略) 等のプロ トコルによるダイヤルアップ接続上で行うも のである。
公衆回線通信処理部 5 0 0 1によって、 上記実施の形態 1及び 2で説 明した I Pネットワークを経由する処理を、 ダイヤルアップ接続上の通 信処理に置き換えて電話をかける。
実施の形態 1 0では、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して 、 I Pネットワーク経由の通信処理を一般公衆回線経由の P P P等のプ 口トコルによるダイヤルアップ接続上で行える公衆回線通信処理部 5 0 0 1を備え、 I Pネットワーク経由の処理をダイヤルアップ接続上の通 信処理に置き換えて電話をかけることができることを特徴とするインタ ーネット電話ネットワークシステムを説明した。 実施の形態 1 1 .
この実施の形態 1 1では、 I Pネットワーク経由の処理をターミナル アダプタへのシリアルポート接続上の通信処理に置き換えて電話をかけ ることができる通話装置アダプタを説明する。
図 3 7は、 実施の形態 1 1の通話装置アダプタの各部の構成図である 図 3 7において、 5 0 0 2はシリアルポート通信処理部であり、 I P ネットワーク経由の通信処理を、 一般公衆回線経由の P P Pなどのプロ トコルによるダイヤルアツプ接続上で行える一般のターミナルアダプタ に R S 2 3 2 C等のシリアルポートにて接続した上で行えるシリアルポ ート通信処理部である。 また、 通話装置アダプタ 1 2は、 シリアルポー トケーブル 3 3を接続する。 その他の符号については、 上記実施の形態 2の図 9と同様であるものとする。
実施の形態 1 1では、 通話装置アダプタに接続された電話機に対して 、 I Pネットワーク経由の通信処理を、 一般公衆回線経由の P P P等の プロ トコルによるダイヤルアップ接続上で行える一般のターミナルァダ プタに R S 2 3 2 C等のシリアルポートにて接続した上で行えるシリァ ルポ一ト通信処理部 5 0 0 2を備え、 I Pネットワーク経由の処理をタ 一ミナルアダプタへのシリアルポート接続上の通信処理に置き換えて電 話をかけることができることを特徴とするインターネット電話ネットヮ ークシステムを説明した。 実施の形態 1 2 .
上記実施の形態 1〜1 1では、 通話装置アダプタに入力される通話情 報は通話装置 (電話機) より出力されていた。 しかし、 通話装置は、 電 話機に限らず、 パーソナルコンピュータ又は携帯電話等でもかまわない
実施の形態 1 3 .
上記実施の形態 2で説明したように、 電話をかけた場合と電話をかけ られた場合の両者において、 通話装置アダプタは、 通話の相手先の I P アドレスの学習を行った。 ただし、 電話をかけた場合には、 また同じ相 手に電話をかけることが十分想定されるが、 電話をかけられた場合には 、 その相手に電話をかける可能性が必ずしも高いとはいえない。 例えば 、 セールス等の売り込みや、 特定の情報のための問い合わせを目的とし て電話をかける場合には、 かけられたほうがかけてきたほうに対して電 話をかける場合はほとんどない。 そこで、 このような目的で電話がかけ られることが多い場合に、 電話をかけることを想定しない相手先の I P ァドレスの記憶のために、 ァ ドレス変換テーブル 3 0 2のェントリを消 費してしまうことも十分に想定される。
以上から、 このような目的で電話をかけられることが多い利用者の通 話装置アダプタにおいては、 電話をかけられた場合には通話の相手先の I Pァドレスの学習を行わないようにしておくことも可能である。 上記のように、 電話をかけられた場合に I Pァドレスの学習を行わな い処理の仕様を採用することも考えられるが、 そのような状況は変化す ることが想定されるため、 利用者がそのような処理の仕様にするかどう 力 \ 設定を変更できるようにしておくと利用者にとって便宜の向上がは かられる。 そこで、 前述した保守機能を利用して通話装置アダプタの設 定として、 電話がかけられた場合に通話の相手先の I Pアドレスの学習 を行うかどうか選択できるようにする。 或いは、 利用者が電話をかける 時に、 I Pァドレスの学習を行なわないことを指示するァドレス学習禁 止情報を電話機のダイヤル、 または、 プッシュボタンを用いて、 相手先 の電話番号の後に続けて入力する。 または、 相手先の電話番号の前に入 力する。 予めアドレス学習禁止情報を所定のダイヤル、 或いは、 所定の プッシュボタンに設定しておく。 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0がこの ァドレス学習禁止情報を検出して、 I Pァドレス学習部 4 0 0に I Pァ ドレスの学習を行なわないことを通知する。 このようにして、 通話の相 手先の I Pァドレスの学習を行なわないようにしてもかまわない。 実施の形態 2では、 公衆回線信号処理部が、 電話をかけた側と電話を かけられた側からの通話装置のアドレス情報を学習する I Pァドレス学 習部の学習処理を電話をかけられた側と電話をかけた側の両者で行うこ とを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例の説明 を行なったが、 実施の形態 1 3では、 公衆回線信号処理部が、 電話をか けた側からの通話装置のァドレス情報を学習する I Pァドレス学習部の 学習処理を、 電話をかけられた側では行わないことを特徴とするインタ ーネット電話ネットワークシステムの一例を説明した。
また、 公衆回線信号処理部は、 電話をかけた側と電話をかけられた側 からの通話装置のァドレス情報を学習する I Pァドレス学習部の学習処 理を、 電話をかけられた側と電話をかけた側の両者で行うモードと、 電 話をかけた側からの通話装置のァドレス情報を学習する I Pァドレス学 習部の学習処理を、 電話をかけられた側では行わないモードの 2つのモ ードの選択ができるようにして、 モード設定が可能なインターネット電 話ネットワークシステムを構築することも可能である。 実施の形態 1 4 .
この実施の形態 1 4では、 上記実施の形態 2で説明した通話の終了後 に I Pァドレスを相互にやりとりするしくみについて、 さらに詳細に説 明する。
図 3 8は、 2人の利用者双方において、 通話装置 (電話機) と本通話 装置アダプタを利用して通話を行う場合の概略構成を示している。
図 3 8のアダプタ内の電話回路 I / F (インタフェース) 制御回路 1 1 1 0は、 公衆回線信号送受信部 1 1 0 0、 回線接続切換部 1 0 0、 接 続先判定部 2 0 0等を仮に総称したものである。
通話の終了後に、 利用者は、 通話装置の受話器を適当な時間が経過し てから通話装置本体に置く。 この受話器の状態を一般にオンフックと呼 ぶ。 逆に、 受話器を上げている状態をオフフックと呼ぶ。 この受話器の オンフック状態がそのまま公衆回線の交換機に伝えられると通話の回線 が切断されてしまうので、 I Pァドレス情報のやりとりができなくなつ てしまう。 そこで、 通話装置アダプタの公衆回線信号送受信部 1 1 0 0 により、 通話装置のオンフック状態を検出して、 通話装置のオフフック 状態を示すように、 電話回線 I / F制御回路 1 1 1 0により公衆回線の 回路を切り替える。 つまり、 この時点で通話装置自体は、 公衆回線から 切り離され、 通話装置アダプタが通話装置の代わりとなって公衆回線に 直接接続される状態となる。
このように、 利用者が通話を終了して受話器を置いても、 接続を保持 して I Pァドレス情報の送受信を行うことができる。
このことは、 上記公衆回線信号処理部が、 通話を行っている双方の利 用者が通話を終了し、 受話器をオンフックした直後に、 公衆回線上の接 続を切断しないで保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先に対し て、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応するァ ドレス情報を公衆回線経由で送信することを特徴とするインターネット 電話ネットワークシステムの一例を説明している。
図 3 9は、 I Pア ドレス情報の送受信をどのような手順で行うかのシ 一ケンスの一例を示している。 ここでは、 仮に電話機 Aから電話機 Bに 電話をかけた場合のシーケンスを (1 ) から (9 ) によって示している 。 電話をかけられた電話機 Bが最初の処理開始の合図となる切断トーン を発信するようになっている (1 ) 。 この最初の合図の切断トーンを発 信する時点で、 双方の通話装置において既に利用者が受話器をオンフッ クさせている必要がある。 そこで、 通話を終わると利用者が受話器を置 くまでにかかる時間として十分に長い時間、 たとえば 5秒程度待機させ てから、 最初の切断ト ンの発信を行うようにさせる。 こうすることで 、 ほとんどの場合に、 I Pアドレス送受信処理が成功することになる。 仮に、 切断トーンの発信が電話機 Aがまだオフフック状態のときになさ れた場合には、 失敗するので、 次回の通話以降で再度 I Pアドレス送受 信処理が実行されることになる。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行っている片方の利用者 が通話を終了し、 受話器をオンフックした直後に、 他方の利用者が受話 器をオンフックすると予測される十分な時間を経過した後に、 公衆回線 上の接続を切断しないで保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先 に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応 するアドレス情報を公衆回線経由で送信することを特徴とするインター ネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。
さらに、 通話終了後、 受話器のオンフック操作を I Pアドレス送受信 処理開始に間に合わせるために、 一方の通話装置でオンフックがされた 時点で、 それに接続された通話装置アダプタから通話相手の通話装置に 対して、 ビジートーン (お話し中を示すトーン) を発信させることで、 受話器のオンフック操作をうながすことができる。 一般に、 何も音がし ない場合よりも、 利用者はビジートーンがなっていると、 すぐに受話器 を置くように習慣づいているからである。 また、 ビジートーンよりも、 より警告の色彩の強い音質のトーンを送信させてもより効果がある可能 性もある。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行っている片方の利用者 が通話を終了し、 受話器をオンフックした直後に、 他方の利用者に受話 器をオンフックさせるために、 他方の利用者の上記通話装置アダプタか ら通話装置に対して、 ビジートーン等の通話の終了を利用者に悟らせる 音を発信させることを特徴とするインターネット電話ネットワークシス テムの一例を説明している。
さらに、 I Pアドレス送受信処理中に、 また電話の利用がすぐに再開 されても利用は不可能である。 通話装置アダプタの処理としては、 I P ァドレス送受信処理が開始されたら、 その処理が完全に終了するまで、 通話装置側に公衆回線の接続を切り替えないようにする。 このような状 態であることを利用者に知らせるために、 I Pア ドレス送受信処理中に も、 ビジートーンのように利用者に通話利用ができないことを警告する ための音を聞かせることができる。 I Pアドレス送受信処理中に、 通話 装置の受話器のオフフック操作が検出されると、 通話装置側にビジート ーンを発信させることで、 可能である。 前述のように、 ビジートーンよ りも警告の色彩の強い別のトーンを発信させることも可能である。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行っている双方の利用者 が通話を終了し、 受話器をオンフックした直後に、 公衆回線上の接続を 切断しないで保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応するァドレ ス情報を公衆回線経由で送信している間に、 双方の利用者のどちらかが また電話機を利用するべく受話器をオフフックした場合に、 上記送信処 理中であり電話をかけることができないことを上記利用者に警告するた めに、 上記利用者の上記通話装置アダプタから通話装置に対して、 ビジ 一トーン等の通話不可能を利用者に悟らせる音を発信させることを特徴 とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している 上記では、 I Pアドレス送受信処理中は、 電話をかける操作ができな かったが、 通話装置アダプタとしては、 通話装置からの電話番号入力操 作だけは受け付けることが可能である。 そこで、 ビジートーンを聞かせ るのではなく、 電話番号の入力を通常のように受け付けて、 電話番号の 通話装置識別情報を記憶しておき、 I Pアドレス送受信処理の終了後に 、 通常の電話をかける処理を実行することができる。 I Pアドレス送受 信処理は、 何分もかかる処理ではないため、 利用者の電話番号入力の操 作中に十分に終了している可能性が高い。 こうすることで、 利用者は、 通話終了後にすぐに電話をまたかけようとしても、 I Pアドレス送受信 処理で待機させられることなく、 利用することが可能になる。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行っている双方の利用者 が通話を終了し、 受話器をオンフックした直後に、 公衆回線上の接続を 切断しないで保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応するァドレ ス情報を公衆回線経由で送信している間に、 双方の利用者のどちらかが また電話機を利用するべく受話器をオフフックした場合に、 利用者の通 話先の通話装置の識別情報の入力を受け付け、 記憶しておき、 上記送信 処理が終了してから、 上記識別情報に対応した通話の処理を開始するこ とを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明 している。
今までは、 I Pアドレステーブルへの登録処理についてのみ、 言及し てきたが、 次に、 利用者の都合で、 一度登録された通話の相手先の I P アドレスの登録を抹消する点について、 説明する。 既に、 電話をかけら れた場合には、 通話の相手先の I Pァドレスを登録しないほうがよい場 合もある点については、 実施の形態 1 3において説明を行った。 そこで 、 電話をかけられた場合に、 一律に I Pアドレスの登録を行わないよう に設定ができるようにしていたが、 このような場合も含めて、 特定の通 話を行った後で、 二度とその通話の相手先について通話を行うことがな いと想定される場合は、 その通話の直後にその相手先の I Pァドレスの 登録を取り消すことができるようにする。 例えば、 間違い電話とか、 顧 客からのクレーム電話、 問い合わせ電話とか、 アンケート電話とかであ る。 この機能を実現するために、 通話終了後の I Pア ドレス送受信処理 の後に、 利用者は受話器をとつて、 特定の #や *の記号 (抹消指示情報 ) とともに、 登録抹消機能の実行を示す番号を通話装置に対して入力さ せるようにする。 この入力操作に基づいて通話装置アダプタ内の公衆回 線信号送受信部 1 1 0 0が電話番号 I Pァドレス変換部 3 0 0を経由し て、 直前に記憶された I Pアドレステーブルのエントリの登録の抹消を 行う。 このようにして、 利用者の都合で不必要な通話の相手先の I Pァ ドレスの登録を抹消することが可能となる。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 利用者が通話を行ったときに、 間違い電話などの明らかに次回の通話を利用しない場合に、 その通話後 に上記 I Pアドレス学習部により学習された通話先の上記通話装置のァ ドレス情報の登録を、 通話装置のボタン入力などの操作で抹消できるこ とを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明 している。 実施の形態 1 5 .
上記実施の形態 2では、 図 4の S 2 1において、 電話番号の入力を確 認することを示した。 この実施の形態 1 5では、 さらに、 その内容をよ り詳しく説明する。
通話装置の識別情報である電話番号は、 桁数が様々なものがあるため 、 利用者が電話番号の入力操作を終了したかどうかを判定するのに、 い くつかの方法が考えられる。 基本的に連続した電話番号の 1桁 1桁の入 力操作は、 適当な時間 (たとえば、 0 . 3秒程度) ごとに繰り返される 。 この時間の間隔が、 たとえば 5秒を越えるようなことはほとんどない ことが想定されるため、 ある一定の設定時間を越えた時点で入力操作が なければ電話番号の入力が終了したと判定することができる。 この設定 時間は、 利用者の電話操作の習癖にも依存することがあるので、 利用者 ごとに適当な時間を設定するのが望ましいため、 利用者が設定時間を変 更できるようにしておく。
このことは、 公衆回線信号処理部は、 通話を行う利用者が、 通話装置 に入力する通話先の通話装置の識別情報の入力終了の判定を、 1文字 1 文字の連続した情報の入力が特定の時間経過しても行われない状態を検 出して行うことを特徴とするインターネット電話ネットワークシステム の一例を説明している。
上記では、 たとえば 5秒程度の入力終了判定のための待機時間を設定 したが、 利用者の中には、 このような待機時間を待つことを好まない場 合もあることが想定される。 そこで、 所定の文字情報より構成される電 話番号の最後の番号の入力を終了した時点で、 通話装置アダプタ側にそ の終了を知らせるために、 適当な終了を示す文字である #、 *などの終 了情報を入力させる方法をとることも考えられる。 もちろん、 終了情報 を入力する方法と併用して、 何も入力がなく上記設定時間経過後に自動 的に終了と判断させるようにもできる。 一方では、 社内の内線のように 、 基本的に所定のサイズたとえば 4桁の電話番号に固定されているよう な場合に、 入力の最初にまず 9等を入力することで、 内線番号であるこ とを知らせ、 その次に 4桁の電話番号を入力することで、 自動的に入力 操作の終了判定とすることも可能である。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行う利用者による通話装 置に入力する通話先の通話装置の識別情報の入力終了の判定を、 1文字 1文字の連続した情報の入力中に特定の最終入力を示す文字の入力がな されたことを検出して行うことを特徴とするインターネット電話ネット ワークシステムの一例を説明している。
さらに、 電話番号の体系としては、 通信事業者 (電話サービス会社) ごとに決められた通信事業者情報が採用されているため、 この通信事業 者情報 (携帯電話なら 0 9 0など) の入力により、 後続する電話番号の 桁数 (サイズ) を確認する方法も実現可能である。
このことは、 公衆回線信号処理部が、 通話を行う利用者が、 通話装置 に入力する通話先の通話装置の識別情報の入力終了の判定を、 電話会社 を指定する上位識別情報 (通信事業者情報) の入力を確認し、 各電話会 社の上位識別情報の番号体系により識別情報の桁数 (サイズ) が決定し 、 入力される文字の数を数えながら、 最終入力がなされたことを検出し て行うことを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一 例を説明している。
以下に、 電話サービス会社毎の上位識別情報を説明する。 尚、 電話サ 一ビス会社の会社名は略称とする。
-上位識別情報
N T T加入電話から、 N T T以外の通信事業者を利用する場合に先頭 に付けてダイヤルする 3〜 4桁の番号。 2 0 0 1年春以降は、 普段利用 する通信事業者をあらかじめ登録しておけば、 3〜 4桁の識別番号を省 略して通話ができる 「電話優先接続制度」 が導入されるため、 N T丁の 再編に伴い、 N T T東日本や N T T西 3本にもこの識別番号が 1 9 9 9 年 8月に郵政省から付与された。
図 4 0に、 電話サービス会社 (通信事業者) 毎の上位識別情報を示す 。 但し、 図 4 0に記載した電話サービス会社 (通信事業者) の会社名は 略称とする。
一方で、 実施の形態 2の図 4の S 2 1の後に、 入力された電話番号に したがって、 ァドレス変換テーブルの参照処理が S 2 2においてなされ ている。 この参照処理では、 電話番号情報が全てそろってからなされる 方法もあるし、 また、 電話番号が 1桁入力されるごとに上位桁から該当 する I Pァ ドレステーブルェントリの候補を少しづつ絞り込んでいく方 法をとることもできる。 '
このことは、 接続先判定部が、 通話装置の入力終了の判定後に、 通話 先の通話装置の入力された全ての識別情報に対して、 上記ァドレス変換 部による変換処理を行うことを特徴とするインターネット電話ネットヮ ークシステムの一例を説明している。
また、 接続先判定部が、 通話装置の入力終了の判定後に、 通話先の通 話装置から識別情報が 1文字入力されるごとに、 上記ァドレス変換部に よる変換処理を継続して行うことを特徴とするインターネット電話ネッ トワークシステムの一例を説明している。
前述したように、 I Pァドレステーブルェントリの検索を電話番号 1 桁づつに対して行っていく場合に、 全ての桁に対してエントリ検索を行 うより前に、 ァドレス情報候捕が 1つしか残っていない場合も多数ある ことが想定される。 このような場合には、 他のア ドレス情報候捕が存在 しなくなつた時点で、 I Pアドレス変換処理を終了することで、 より高 速な処理を実現することができる。
このことは、 接続先判定部が、 通話装置の入力終了の判定後に、 通話 先の通話装置から識別情報が 1文字入力されるごとに、 上記ァドレス変 換部による変換処理により、 変換の可能性のある上記ァドレス情報候補 を限定していき、 選択肢が 1つに絞られた時点で、 全ての識別情報の入 力を待たずに、 その上記ァドレス情報候補を最終的な変換結果として採 用することを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一 例を説明している。
また、 上記のように 1桁づつの電話番号の確認で I Pア ドレステープ ルェントリの候補を絞り込むような構成になっていない場合には、 全桁 の電話番号に対して検索を行うが、 その両者の中間的な場合として、 例 えば 8桁の電話番号の入力がなされた時点で I Pァドレステープルェン トリの検索を行う方法も考えられる。 検索の先読みとして、 だいたい 8 桁程度検索結果が合致していれば、 その検索処理は成功しているだろう という仮定に基づいたものである。 この先読みの桁数としてふさわしい ものは、 8桁以外にいろいろ考えられる。 4桁の社内の内線電話番号を かける場合が多い場合には、 4桁入力された時点で検索処理を一度行う ことで、 総合的に高速な判定処理を実現することが可能になる。 また、 これらの先読みの検索処理においても、 複数の候補が残った場合には、 また再度追加された電話番号に対して検索を実行することでより正確な 検索処理を実現できる。
このことは、 接続先判定部が、 通話装置の入力終了の判定後に、 通話 先の通話装置から識別情報が 1文字入力されるごとに、 上記ア ドレス変 換部による変換処理により、 変換の可能性のある上記ァドレス情報を限 定していき、 特定の桁数の上記識別情報の入力がなされた以降で選択肢 が 1つに絞られた時点で、 全ての識別情報の入力を待たずに、 その上記 ァドレス情報を最終的な変換結果として採用することを特徴とするイン ターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。 実施の形態 1 6.
ここでは、 P B Xやボタン電話装置等の通話装置管理装置に本通話装 置アダプタが接続されている場合の処理についてより詳しく説明する。 図 4 1に、 一般的な PBXやボタン電話装置による複数電話回線の利 用形態を示す。 通話装置 (電話機) からその PBX 1 90を越えた外の 領域へ電話をかける際には、 既存の通話装置のみの場合と通信処理に違 いはない。 通話装置に入力された電話呼出時の電話番号情報は、 そのま ま電話局の交換機へ送信され、 交換機が通話の相手先との接続を生成す る。 一方、 図 4 1のように、 P BX 1 90の外側から電話がかけられて きた場合には、 PBX内の特定の通話装置を選定する必要があるため、 交換機 1 92は、 P B Xがサポートしている複数台の通話装置 1 0 a〜 1 0 dを識別する電話番号の下位桁の情報を PBX側に送信する必要が ある。 この P BX 1 90と交換機 1 92との情報の送受信方式は、 電話 会社により取り決められた仕様となっている。
図 42は、 通話装置アダプタを接続した通話装置管理装置による複数 電話回線の利用形態を示す。
本通話装置アダプタ 22が PBXやポタン電話装置等の通話装置管理 装置との接続形態をサポートするためには、 PBX 1 90の外側から電 話がかけられた場合に、 実際の通話装置管理装置が行っているように、 交換機 1 92から受信した電話番号の下位桁情報を通話装置が通話装置 管理装置へ送信する必要がある。 このときの通話装置アダプタ 22と P BX 1 90の通話装置管理装置との間の送受信方式は、 交換機 1 9 2と PBX 1 90との間の送受信方式を全く同じものを採用する。 この電話 番号の下位桁情報の送受信方式については、 各電話会社が詳細な仕様を 公開している。
このことは、 通話装置アダプタの公衆回線信号処理部が、 上記通話装 置と上記通話装置の間に、 P B Xやボタン電話装置等の通話装置管理装 置が接続されている場合に、 その通話装置管理装置に接続された複数の 上記通話装置のうちの特定の通話装置を識別するための識別情報を、 上 記通話装置アダプタの上記公衆回線、 または、 上記 I Pネットワークよ り電話がかけられてきた場合に、 通話装置管理装置に対して送信するこ とで、 通話装置を特定して通話できることを特徴とするインターネット 電話ネッ トワークシステムの一例を説明している。
電話会社が交換機と一般の通話装置との送受信処理以外に、 上記のよ うな P B X等の装置と特別なサービスを提供するために、 そのサービス を実現するための送受信処理を行うことがある。 P B X等のサポート以 外に、 ナンバーディスプレイ (番号表示機能) に関するものがある。 こ れは、 通話の相手先の電話番号を手元の通話装置のディスプレイ装置に 表示させることができるものであり、 交換機と通話装置との間で電話番 号情報の送受信処理が行われる。 基本的に、 電話をかけられた方の通話 装置に対して、 交換機が電話番号情報を送信する処理を行う。 このこと をこの発明のインターネット電話ネットワークシステムでも実現する為 、 電話をかけられた方の通話装置に接続された通話装置アダプタは、 交 換機から送信された電話番号情報を一時的に蓄積し、 交換機との送受信 方式と同様に、 さらに通話装置に対して、 その電話番号情報を送信する このことは、 通話装置アダプタの公衆回線信号処理部が、 上記通話装 置が公衆回線上での通話サービスにおいてナンバーディスプレイ機能 ( 番号表示機能) の契約を行っている場合、 通話の相手先の通話装置を識 別するための識別情報を、 上記通話装置アダプタの上記公衆回線、 また は、 上記 I Pネットワークより電話がかけられてきた場合に、 上記通話 装置に対して送信することで、 上記通話装置の表示装置に通話の相手先 の識別情報を表示させることができることを特徴とするインターネット 電話ネットワークシステムの一例を説明している。
上記サービスは、 公衆回線上での交換機のサービスであるため、 I P ネットワーク上でも同様な機能をサポートするためには、 電話をかけた 方の通話装置アダプタが電話をかけられた方の通話装置アダプタに対し て、 かけた側の電話番号情報を送信することで実現できる。
このことは、 通話装置アダプタの公衆回線信号処理部が、 通話の相手 先の上記通話装置が公衆回線上での通話サービスにおいてナンパーディ スプレイ機能 (番号表示機能) の契約を行っている場合、 この上記通話 装置を識別するための識別情報を、 上記通話装置アダプタの上記 I Pネ ットワークから電話をかけた場合に、 通話の相手先の上記通話装置ァダ プタに対して送信することで、 通話の相手先の上記通話装置の表示装置 に当方の通話装置の識別情報を表示させることができることを特徴とす るィンターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。 さらに、 上記ナンバーディスプレイ機能 (番号表示機能) については 、 電話番号の冒頭に特殊な番号桁 (例: 1 8 4等) である非通知情報を 入力することで、 通話の相手先への電話番号情報の送信を拒否すること ができる。 公衆回線経由で電話をかける方の通話装置アダプタは、 入力 された上記の特殊な番号桁を含む電話番号をそのまま交換機へ送信する だけでよいので、 特殊な通信処理は不要であるが、 公衆回線で電話をか けられる方の通話装置アダプタは、 交換機と通話装置との間で電話番号 情報を要求することに対して拒否の通信処理を仲介する必要がある。 さ らに、 I Pネットワーク経由での電話をかける場合には、 上記の特殊な 番号桁の入力の確認をすると、 電話をかけられる方の通話装置アダプタ に対して、 電話番号情報を送信しない。 さらに、 電話をかけられる方の 通話装置アダプタは、 交換機の通信処理と同様に通話装置に対して電話 番号情報の送信の拒否を行う必要がある。
このことは、 通話装置アダプタの公衆回線信号処理部が、 通話の相手 先の上記通話装置が公衆回線上での通話サービスにおいてナンバーディ スプレイ機能 (番号表示機能) の契約を行っている場合、 この上記通話 装置を識別するための識別情報を、 上記通話装置アダプタの上記 I Pネ ットワークから電話をかける場合に、 番号非通知の番号桁を付加してか けたとき、 通話の相手先の上記通話装置アダプタに対して送信しないこ とで、 通話の相手先の上記通話装置の表示装置に当方の通話装置の識別 情報の表示を抑止させることができることを特徴とするインターネット 電話ネットワークシステムの一例を説明している。
上記のナンバーディスプレイ機能 (番号表示機能) に関するサービス についても、 電話会社が交換機と通話装置との間の通信処理方式の仕様 を公開しているので、 その仕様に沿って、 通話装置アダプタに上記機能 を実装することができる。 実施の形態 1 7 .
上記実施の形態 4で説明した保守設定の機能により、 利用者が設定情 報記憶部に固有の制御情報の設定を実施できるが、 その設定に誤りがあ る場合には、 通話装置アダプタ内で正常な処理が実行できない。 例えば 、 通話装置アダプタの I Pアドレスやネットマスクが誤っていれば、 I Pネットワークにアクセスする全ての処理が失敗する。 そこで、 通話装 置アダプタ内の処理の実行で設定値の明らかな誤りが検出された時点で 、 利用者に設定値の誤りを知らせるようにする。 利用者に知らせる部と しては、 例えば、 通話装置アダプタに警告表示用のランプやディスプレ ィ画面等に表示させたり、 接続されている通話装置を利用しようとして 、 受話器をとつたときに、 設定誤りを示す警告トーンを発信させたりす る。
このことは、 I Pネットワーク通信処理部、 あるいは、 上記公衆回線 信号処理部が、 利用者が上記 I Pネットワークデータリードライ ト部、 あるいは、 電話機入力データライ ト部により上記通話装置アダプタ内の 設定を行った結果、 全体の通話処理の際に、 その設定の誤りにより、 通 話処理を実行できない場合に、 上記通話装置アダプタの表示装置に警告 を示す表示を行ったり、 接続された電話機へ警告を示す音を送信させた りして、 利用者を設定の誤りを正すように誘導できることを特徴とする インターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。 上記では、 I Pネットワークのアクセスに関して、 設定された I Pァ ドレス等が誤っていた場合を例としたが、 I Pネットワークのアクセス に関しては、 接続されているル^ "タが故障していたり、 I Pネットヮー クが断線していたりして、 I Pネットワークのアクセスが実行できずに
、 上記と同様に警告を行うことができる。
このことは、 I Pネットワーク通信処理部、 あるいは、 公衆回線信号 処理部が、 利用者が上記 I Pネットワークデータリードライト部、 ある いは、 電話機入力データライト部により上記通話装置アダプタ内の設定 を行った結果、 全体の通話処理の際に、 その設定の誤りにより、 通話処 理を実行できる場合で、 上記通話装置アダプタに接続された上記 I Pネ ットワーク、 あるいは、 上記公衆回線が断線していたり、 上記通話装置 アダプタに接続された上記電話機や I Pネットワーク装置が故障や停止 により動作していなかったりした場合に、 上記通話装置アダプタの表示 装置に警告を示す表示を行ったり、 接続された電話機へ警告を示す音を 送信させたりして、 利用者に周辺装置の異常を警告できることを特徴と するインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。 そこで、 上記の警告機能についても、 ルータの故障が復旧したり、 断 線していた I Pネットワークが新しく復旧したり した場合に、 正常な I Pネットワークのアクセスが再開できるので、 このような場合には、 従 来の警告処理を停止して正常な処理を開始できるようにすることで、 利 用者が警告機能の解除を行う手間が省ける。
このことは、 I Pネットワーク通信処理部、 あるいは、 公衆回線信号 処理部が、 利用者が上記 I Pネットワークデータリードライト部、 ある いは、 電話機入力データライ ト部により上記通話装置アダプタ内の設定 を行った結果、 全体の通話処理の際に、 その設定の誤りにより、 通話処 理を実行できる場合で、 上記通話装置アダプタに接続された上記 I Pネ ットワーク、 あるいは、 上記公衆回線が断線していたり、 上記通話装置 アダプタに接続された上記電話機や I Pネットワーク装置が故障や停止 により動作していなかったりしていたが、 その状態が周辺装置の復旧処 理により動作するようになった場合に、 上記通話装置アダプタの表示装 置に警告を示す表示を停止したり、 接続された電話機へ警告を示す音の 送信をやめたりして、 利用者に周辺装置の異常が回復したことを通知で きることを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例 を説明している。 実施の形態 1 8 .
上記実施の形態 8では、 音声データを H T T P中継サーバに送りつけ るメッセージとしては、 P O S Tというメッセージを説明した。 しかし 、 P O S T以外にも G E Tや P U Tというメッセージを使うことも可能 である。 ただし、 G E Tの場合には、 基本的に U R Lと呼ばれるフィー ルドに埋め込む必要があるため、 データサイズに上限がある。 P O S T や P U Tでは、 ヘッダ部という各種フィールド以外に、 データ本体部を もつことができるので、 基本的にサイズに上限はない (ただし、 H T T Pプロキシの実装等で制約がある場合がある) 。
また、 音声データを GETのメッセージにて HTT P中継サーバから 取得する場合、 細切れとなった音声データを繰り返し、 GETのメッセ ージの発行にて取得することもできるが、 第 1のサイズを有する通話時 間の音声データよりも十分大きな第 2のサイズのデータを取得する GE Tのメッセージを一度発行するだけで、 音声データをとり込めるように なつた時点で繰り返し第 1のサイズの音声データを細切れで取得するこ とも可能である。
HTT Pの仕様では、 そのメッセージの送受信処理は、 クライアント 側とサーバ側との間にまず接続がなされてから実行される。 基本的にこ の接続の生成には、 必要な処理時間が存在するので、 基本的にリアルタ ィムでの音声データの送受信処理では、 性能を向上させるために接続を 一度生成したら、 できる限り、 その接続を保持して音声データの送受信 を行うことが望ましい。 ただし、 クライアント側とサーバ側との間には 、 一般に HTTPプロキシ等のネットワークノードが介在することが多 いので、 中継状況によってその接続がクライアント側とサーバ側の都合 に関わらず、 切断されてしまうこともある。 このような場合には、 新た にまた接続を行うことで、 音声データの送受信処理を再開するようにす る。
また、 HTTPに限らず、 本通話装置アダプタや HTTP中継サーバ においては、 TC Pにより I Pネットワーク上の通信を行っている。 T CPは、 コネクション型の通信プロトコルであり、 データの送受信を行 う前に接続 (コネクション) を確立しておく必要がある。 この TC Pに よる通信処理では、 I Pネットワーク上の何らかの原因により、 データ の送受信が長時間滞ったり、 接続が切断されてしまったりすることがあ る。 このような状態に陥ると、 プログラムの処理が停止してしまうので 、 I Pネットワークを介して、 データの送受信を行う処理は全て一定の タイムァゥト値を設定しておき、 通信相手からの返事待ち等の処理でタ ィムァゥト値を越えても応答がないような場合には、 新たに接続をやり 直し、 最初から I Pネットワークのアクセス処理を再開するようにして 、 システムのハングアウトを避けるようにすることができる。
このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 HTT P通 信処理部に対して、 音声データパケットの送信を行うために、 接続を行 つた後に、 HTT Pで規定された GET、 POS T, PUT等のメソッ ドのメッセージ中に音声データをェンコ一ド形式で格納し送信すること を特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明し ている。
また、 このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 HT TP通信処理部に対して、 音声データパケットの受信を行うために、 接 続を行った後に、 HTT Pで規定された GE T等のメソッドのメッセー ジの応答メッセージ中に音声データをエンコード形式で格納し受信する ことを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説 明している。
また、 このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 HT TP通信処理部に対して、 音声データパケットの受信を行うために、 接 続を行った後に、 HTT Pで規定された GE Tメソッドのメッセージに より、 電話行為の音声送受信データのサイズよりも十分に大きなサイズ のデータを取得するようにして、 応答メッセージのデータ本体中に音声 データをエンコード形式で格納し、 音声データが発生するたびに、 継続 してその音声データを断片として受信することを特徴とするインターネ ット電話ネッ トワークシステムの一例を説明している。
また、 このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 HT T P通信処理部に対して、 音声データバケツトの送受信を行うために、 接続を行い、 各メソッドのメッセージやその応答メッセージの送受信を 行った後に、 すぐに接続を切断しないで、 継続して、 各メソッドのメッ セージやその応答メッセージの送受信を行うことを特徴とするインター ネッ ト電話ネットワークシステムの一例を説明している。
また、 このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 H T T P通信処理部に対して、 音声データバケツトの送受信を行うために、 接続を行い、 各メソッドのメッセージやその応答メッセージの送受信を 行っている間、 または、 行った直後に、 何らかの要因で接続が切断され た場合に、 再度接続を行い、 継続して、 各メソッドのメッセージやその 応答メッセージの送受信を行うことを特徴とするインターネット電話ネ ットワークシステムの一例を説明している。
また、 このことは、 通話装置アダプタが、 上記中継サーバの上記 H T T P通信処理部に対して、 音声データバケツトの送受信を行うために、 接続を行い、 各メソッドのメッセージやその応答メッセージの送受信を 行っている間、 または、 行った直後に、 何らかの要因で、 ある設定され た一定時間経過しても、 H T T Pまたは T C Pの送受信処理の応答がな かった場合に、 接続の切断処理を行ってから、 再度接続を行い、 継続し て、 各メソッドのメッセージやその応答メッセージの送受信を行うこと を特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説明し ている。 実施の形態 1 9 .
上記実施の形態 8において、 図 3 4を用いて、 電話機呼出情報管理部 8 2 0 0により、 通話の相手先の管理領域に対してアクセスし、 既に電 話中であるかどうか調べて (S 7 5 ) いた。 この実施の形態 1 9では、 通話行為そのものに対して通話接続識別情報である識別子を与えておい て (この識別子をセッション I Dと呼ぶことにする。 ) 、 H T T P方式 で電話をかける際に、 まず、 H T T P中継サーバに対して、 電話をかけ ることができるかどうか問い合わせる時点で、 電話がかけられることが 判明したところで、 H T T P中継サーバがその通話に対してセッション I Dを付与して、 電話をかけられることを確認する。 (基本的にセッシ ヨン I Dはインクリメンタルにカウンタが生成すればよい。 )
このセッション I Dに基づいて H T T P中継サーバではその通話に関 する情報を管理する。 利用者側の通話装置アダプタも通話許可としてこ のセッション I Dを取得すると、 H T T P中継サーバに対する音声デー タの送受信をセッション I Dを参照しつつ、 他の通話と区別して行うこ とができる。 H T T P中糸 サーバにおいては、 このセッション I Dの元 、 通話に関する情報、 例えば、 通話の両者の通話装置の識別情報、 I P アドレス情報、 通話時間、 通話開始時刻、 通話終了時刻等のログ情報の 記録をとつて管理をすることができる。 これらの管理情報を元に課金業 務を行うことも可能である。
このことは、 中継サーバが、 利用者が通話を行うときの利用者双方の 上記通話装置アダプタのァドレス情報の集合であるセッション情報を通 話接続識別情報として管理し、 音声データバケツト內に上記通話接続識 別情報を格納して I Pネットワーク上に転送することを特徴とするイン ターネット電話ネットワークシステムの一例を説明している。
また、 このことは、 中継サーバが、 利用者が通話を行うときの利用者 双方の上記通話装置アダプタのァドレス情報の集合であるセッション情 報を通話接続識別情報として、 利用者の通話が実行される度に、 通話時 間や通信バケツト量等を記憶してログ情報として取り出すことができる ことを特徴とするインターネット電話ネットワークシステムの一例を説 明している。 実施の形態 20.
この実施の形態 20では、 公衆回線経由での通話、 I Pネットワーク 経由での UD Pによる通話と HTT Pによる通話の 3方式の通話中に、 他の方式での第 3者からの電話がかかってきたときのお話し中状態を知 らせる処理方法を備えた通話装置アダプタについて説明する。
既に、 実施の形態 6にて、 公衆回線と UD Pと HTTPの 3方式が共 存する通話処理の形態について説明した。 また、 実施の形態 8にて、 H TT Pによる方式での電話をかける手順について説明した。 ここでは、 その電話をかける手順として、 SMTP (s i mp l e ma i l t r a n s f e r r o t o c o l ) によるメールを用いた電話呼び出 しの方法を用いた場合について説明する。
上記の 3つの方法での通話をしている間に、 第 3者から電話がかかつ てくる場合として、 図 43に示す 9通りのパターンが存在する。
図 43に記載したように、 お話し中状態を知らせる処理は、 基本的に 、 第 3者の通話装置に、 ビジートーンを出力するようにしている。 第 3 者からの電話呼び出しが公衆回線経由の場合には、 電話会社の交換機か ら直接にビジートーンを送信する以外に、 電話呼び出しがなされた通話 装置アダプタがビジートーンを生成して、 公衆回線経由で送信する。 た だし、 後者の場合には、 お話し中状態を知らせてもらうだけで、 通話状 態ともなるので、 電話会社への電話料金の支払いが発生する。 第 3者か らの電話呼び出しが UD Pの場合には、 電話呼び出しがなされた通話装 置アダプタからお話し中状態の報告がなされるので、 第 3者の通話装置 アダプタ自体がビジートーンを生成して利用者にその音を聞かせるよう にしている。 第 3者からの電話呼び出しが HTT Pの場合には、 HTT P中継サーバへの問い合わせにてお話し中状態であることが判明すると 、 第 3者の通話装置アダプタ自体がビジートーンを生成して利用者にそ の音を聞かせるようにしている。
以上のような方式で、 3種類の電話の通信方式が混在している場合で も、 第 3者からの電話呼び出しに対してお話し中状態の報告を行うこと が可能である。 ただし、 通話装置アダプタ等の実装を簡略なものとする ために、 上記のようなお話し中状態の報告を省略することも可能である 。 この場合には、 第 3者が電話呼び出しを行っても、 通話の相手先がい つまでたっても電話に出ないと感じさせることになるので、 利用者に既 存の電話利用と比較して違和感を与えることにはなる。
このことは、 I Pネットワーク通信処理部、 あるいは、 上記公衆回線 信号処理部が、 利用者が公衆回線による通信、 R T P通信処理、 H T T P通信処理のいずれかの通話方法で通話している間に、 第三の利用者が 、 上記のいずれかの通話方法で電話呼び出しをしてきた際に、 第三の利 用者の通話装置に対してビジートーンを送信し、 お話し中の状態を通知 することのできることを特徴とするインターネット電話ネットワークシ ステムの一例を説明している。 産業上の利用可能性
以上のように、 この発明のインターネット電話ネットワークシステム の一例をを説明した上記実施の形態では、 以下に記載する効果がある。
I Pネットワーク経由での通話が可能である時に I Pネットワーク経 由で電話をかけることができ、 電話番号を I Pアドレスに変換できない 場合や、 相手側の通話装置が I Pネットワークに接続されていない場合 や、 相手先の通話装置に接続された通話装置アダプタが、 送信側の通話 装置アダプタと互換性のない装置であった場合など I Pネットワークで の通話が不可能である場合には、 公衆回線網経由で電話をかけることで きる効果がある。
また、 利用者が従来の電話番号をそのまま使用して、 I Pネットヮー ク経由で電話をかけることができる効果がある。
また、 I Pネットワークから通話情報をデジタル音声データとして受 信した場合、 アナログ音声データとして通話装置へ送信することができ る効果がある。
また、 通話装置から通話情報をアナログ音声データとして受信した場 合、 デジタル音声データに変換して I Pネッ トワークに送信することが できる効果がある。
また、 通話情報を送信する相手先の通話装置が I Pネットワーク経由 で通話できるものである場合は、 I Pネットワーク側から電話をかけら れるようにしており、 そうでない場合は、 公衆回線側から電話かけるよ うにすることで、 自動的に両者の切換をすることができる。 このため、 通話者は、 必要に応じて公衆回線、 I Pネットワークのどちらを介して も通話情報を送受信することができる効果がある。
また、 公衆回線経由で通話をした後で、 自分の通話装置の電話番号と 電話番号に対応する I Pァドレスを相手先の電話番号に通知する、 或い は、 相手先の通話装置の電話番号に対応する I Pァドレスを受信する I Pア ドレス学習部を備えたので、 通話者があらかじめ相手先の I Pアド レスを調べてァドレス変換テーブルに設定する作業を不要にすることが できる効果がある。
また、 従来の一般公衆回線の電話番号と I Pァドレスを対応させて記 憶させることによって、 次回の電話の呼出以降に、 自動的に I Pネット ワーク経由で電話をかけることができる効果がある。
また、 この発明の通話装置アダプタを接続した他の通話装置から I P ネットワーク経由で受信した自分の声以外の 2つ以上の音声データをミ キシングして音声出力を行うようにしているので、 3者以上の通話者に よる I Pネットワーク経由の電話会議をすることができる効果がある。 また、 電話会議に会議識別番号を設定し、 その会議識別番号を通話要 求時に通話を要求してきた通話者により指定するようにしているので、 特定した参加者間で I Pネットワーク経由の電話会議を行うことができ る効果がある。
また、 通話装置アダプタを接続した通話装置に電話機識別番号を設定 し、 その電話機識別番号を通話要求時に通話を要求してきた通話者によ り指定するようにしているので、 特定した通話装置間で I Pネットヮー ク経由で電話会議を行うことができる効果がある。
また、 電話会議に参加予定の各通話者に予めパスワードを割り当て、 電話会議ごとに管理し、 電話会議の参加時に各通話者のパスワードを入 力させることで、 予め登録されたパスワードと比較照合を行うことがで き、 電話会議参加者の認証を行うことができる効果がある。
また、 通話装置アダプタに接続された既存の電話機である通話装置や 汎用のパソコン等からメンテナンス作業のために発生した制御情報の入 力を行えるようにし、 入力した制御情報に従い設定情報記憶部に記憶さ れている制御情報の変更を行うようにしているので、 通話装置アダプタ にメンテナンス作業専用のデータ入出力装置を付加するコストを削減す ることができる効果がある。 また、 利用者等が手軽に従来からある装置 (既存の電話機である通話装置や汎用のパソコン等) にて保守設定の作 業を行うことができる効果がある。
また、 電話会議に関する許可情報を通話装置アダプタを接続している 電話機や I Pネットワークに接続されているパソコンから入力して登録 できることによって、 新規登録や登録した情報の変更や削除などの発生 頻度が高いと考えられる電話会議に関する許可情報の登録変更作業を容 易に行うことができる効果がある。
また、 通信処理のリアルタイム特性に優れた UD Pや RT Pを利用す るようにしているので、 通話の音声品質を向上させることができる効果 がある。
また、 任意の UD Pポートの使用を認めないフアイャウォールに対し て、 ごく限られた特定の UDPポートを利用できるようにフアイャゥォ ールを設定し、 その特定の UDPポート番号を通話装置アダプタ内で記 憶することで、 フアイャウォールを超えた音声データの通信処理を行う ことができる効果がある。
また、 任意の U DPポートの使用を認めないフアイャウォールに対し て使用が可能な UDPポートをスキャンすることができるようにしてい るので、 利用可能な UDPポートが不明な場合でも、 それを探し出して 、 音声データの通信処理を行うことができる効果がある。
また、 フアイャウォールでは、 UD Pポートを利用できないことが多 いが、 通常 HTT Pポートは開放されているため、 HTTPメッセージ として音声データを通信するようにしている。 このため、 頑強なフアイ ャウォールに対しても、 I Pネットワーク経由の通話処理を実現するこ とができる効果がある。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 T C Pにより音声データの送受信を行うことができる効果があ る。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 HT T Pにより音声データの送受信を行うことができる効果が ある。
また、 通話装置アダプタが I Pネットワークを経由して電話をかける 場合に、 通話装置アダプタが接続され管理されている I Pネットワーク 領域から外部の I Pネットワーク領域への境界に違法アクセスを禁止す るセキュリティを目的としたフアイャウォールに対して、 データの送受 信が可能な H T T Pポートの存在を調查することにより、 音声データの 送受信が可能な H T T Pポートを特定し、 その H T T Pポートを利用し て音声データの通話を行うことができる効果がある。
また、 通信対象の音声データのバケツトのヘッダ部について独自の圧 縮を行うようにしている。 このため、 標準のバケツトサイズよりも小さ くすることができ、 ネットワークトラフィックを低減できる効果がある 。 また、 圧縮された音声データのパケットを解凍できるので、 圧縮され たパケッ ト情報を受信する事ができる。 これにより、 ネットワーク トラ フィックを低減できる効果がある。
また、 通信対象の音声データの各バケツトの伝送時間に揺らぎがあつ ても、 受信時に一定のサイズになるまで蓄積してアナ口グ再生側に送り 出すようにしているので、 ネットワーク トラフィック状況が不安定でも 安定した通話品質を保持できる効果がある。 また、 I Pネットワークを 介して相手先の電話機へデジタル音声データバケツトを送信する場合に 、 送信対象のデジタル音声データパケットを作成し、 バッファサイズの 変更が可能である送信バッファに蓄積し送り出す前に必要なデータのみ をパケット組立に加える処理を行う送信バッファリング部を備え、 ネッ トワーク トラフィック状況に従って、 最適なデジタル音声データバケツ トの送信形態を実現でき、 品質の良い音声データ送信ができる効果があ る。
また、 通信対象の音声データの各バケツトの送信時に、 ネットワーク トラフィック量が少ないときにパケットサイズを小さく したり、 増大し たときにバケツトサイズを大きくしたりするようにしているので、 ネッ トワーク トラフィック状況が不安定でもネットワーク トラフィックに影 響を与えないようにして安定した通話品質を保持できる効果がある。 また、 通信対象の音声データの各バケツトの送信時にバケツトロスが 頻発した際に冗長パケットを発行することができるようにしているので 、 ネットワーク トラフィックがバケツトロスを頻発させるような状況で も、 安定した通話品質を保持できる効果がある。
また、 通信対象の音声データの各パケットの送信時に、 ネットワーク トラフィック量が増大した場合に、 一定音量レベル以下などの条件にお ける通話品質に影響を与えない音声データのバケツトの転送を行わない ようにしているので、 ネットワーク トラフィック量が増大しても、 安定 した通話品質を保持できる効果がある。
また、 通信対象の音声データの各バケツトの受信タイミングを計測し 、 ネットワーク トラフィック状況を推測し、 上記受信バッファのサイズ の調整、 冗長バケツト発行部によりバケツト情報を複製する数の調整、 バケツト生成フィルタリング部によるバケツト情報を送信する数を削減 するための条件の調整のうち少なくともいずれかを行うようにしている ので、 ネットワークトラフィックの最新の状況に応じて最適な通信処理 を行うことができ、 安定した通話品質を保持できる効果がある。
また、 通信対象の音声データの各バケツトの受信タイミングを計測し た結果を蓄積し、 1日や 1週間などの周期でネットワークトラフィック 状況を示すデータとして参照できるようにしているので、 平均的なネッ トワーク トラフィック状況に対応した最適な通信処理の制御を行うこと ができ、 安定した通話品質を保持できる効果がある。
また、 フアイャウォールが H T T Pにより外部インターネッ トへのァ クセスが可能であることから、 通話装置アダプタが H T T P中継サーバ 経由で電話呼出及び通話処理を行えるようにしているので、 一般のファ ィャウォールに対して何ら設定変更を行う必要なく、 I Pネットワーク 経由の電話をかけることができる効果がある。 また、 HTTP中継サー バに音声データを一時的に保持しておいて、 その音声データを必要とし ている別の電話機に接続された通話装置アダプタが取得しに行くことで 、 通話処理を実現することができる効果がある。 また、 通話先の通話装 置アダプタがフアイャウォールに遮られていることが判明したときに、 通話先の通話装置アダプタに電話がかけられていることを報告するため に、 常時適当な時間間隔で HTTP中継サーバに対して、 各電話機の通 話状況が記憶されている電話機呼出情報管理部の通話先の通話装置ァダ プタの通話状況を HTTPポ リング部により調べ、 電話がかけられて いることが判明した時点で、 そのかけられた通話装置アダプタが HTT Pアクセスにより HTTP中継サーバ経由での通話を行うことができる 効果がある。 また、 通話先の通話装置アダプタがフアイャウォールに遮 られていることが判明したときに、 通話先の通話装置アダプタに電話が かけられていることを報告するために、 公衆回線信号処理部により、 一 時的な公衆回線経由にて電話呼出情報だけを伝え、 そのかけられた通話 装置アダプタが HTT Pアクセスにより HT T P中継サーバ経由での通 話を行い、 HTT P中継サーバを経由して相互に通話情報をやりとりで きる効果がある。
また、 HTTP中継サーバにおいて、 最初の各通話装置アダプタ間と の接続交渉の処理後に、 HTT P接続変更部により、 HTTP, TCP の接続を直接両アダプタ間の接続となるように変更する。 最初の各通話 装置アダプタ間との接続交渉の処理後に、 通話データの送受信を行うが 、 この処理負荷はかなり重いものになるので、 通話データの送受信は、 HTTP中継サーバを経由しないで、 直接に両通話装置アダプタ間で行 うようにすれば、 HTT P中継サーバの処理負荷が軽減され、 多くの利 用者が電話をかけ通話処理が集中しても、 処理が滞ることなく継続でき 、 通話品質を保持できる効果がある。
また、 通話データの送受信は、 HTTP中継サーバを経由しないで、 直接に両通話装置アダプタ間で行うことから、 HTT P中継サーバの処 理負荷が軽減されるようにしているので、 多くの利用者が電話をかけ通 話処理が集中しても、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質を保持で きる効果がある。
また、 通話データの送受信は、 HTT P中継サーバ上の処理として、 音声データのバケツト内の I Pヘッダ部の I Pァ ドレス及び T C Pへッ ダのポート番号を最終送信先の通話装置アダプタの I Pアドレス及ぴポ 一ト番号に直接変換して、 HTTP中継サーバの処理負荷が軽減される ようにしているので、 多くの利用者が電話をかけ通話処理が集中しても 、 処理が滞ることなく継続でき、 通話品質を保持できる効果がある。 また、 HTTP中継サーバにおいて効率的な通信処理を行うようにし ても、 利用者が増加し通話処理を依頼する電話装置アダプタが増加する と、 1台の HTT P中継サーバでは処理性能の限界があるので、 いっか は破綻する。 そこで、 複数の HTT P中継サーバを用意し、 これら複数 の HTT P中継サーバを統合管理する HTT P中継サーバ管理サーバを 備え、 現在利用できる利用者の少ない HTTP中継サーバを割り出し、 その通話処理で利用される候補の HTT P中継サーバを指定する。 これ ら複数の HT T P中継サーバに各通話装置アダプタの通話処理を分散さ せることで、 それぞれの利用者が快適な通話状態を保持できる効果があ る。
また、 通話情報を送受信する通話装置アダプタ間で事前に把握してお く通話装置アダプタの識別子として、 通話装置アダプタの名前を利用し ている。 このため、 I Pアドレスが固定でなく、 動的に与えられるネッ トワーク形態にて、 通話装置アダプタを使用することができる。 I Pァ ドレスが動的に割り当てられるケースは、 D H C Pサーバにより、 I P アドレスを教えてもらう場合や、 通話装置アダプタがインターネットサ 一ビスプロバイダ (I S P ) にダイヤルアップ接続をして、 接続時に I Pア ドレスを割り当ててもらう場合があり、 このように固定的な I Pァ ドレス割当がなされなくても、 通話装置アダプタの通話相手先と接続交 渉処理が実現できる効果がある。
また、 I Pネットワークに常時接続しているネットワーク環境でなく 、 必要な時点でィンターネットサービスプロバイダ ( I S P ) にダイャ ルアップ接続を行うことで、 インターネット電話の利用ができる。 つま り、 常時接続の形態を利用者が設営や契約をしなくても、 一般家庭で比 較的に手軽に行えるダイャルァップ接続でィンターネット電話の利用が できるという効果がある。
また、 I Pネットワークに常時接続しているネットワーク環境でなく 、 必要な時点でインターネットサービスプロバイダ ( I S P ) にダイヤ ルアップ接続を行うが、 このダイヤルアップ接続を行う装置として、 パ ソコン用に普及しているターミナルアダプタを利用する。 このターミナ ルアダプタには、 モデムなど公衆回線や I S D Nとの通信を行う装置が 内蔵されている。 これらの装置より、 簡単に実装できる R S 2 3 2 Cの シリアルポートの処理装置を通話装置アダプタに備えることで、 ターミ ナルアダプタ側に比較的コストの大きな装置を任せることで、 通話装置 アダプタの実現コストを削減できる効果がある。
また、 通話装置を用いて通話を行っている双方の通話者が通話を終了 して通話装置の受話器を置いても、 通話装置アダプタが公衆回線の接続 を保持するので、 I Pアドレス情報を送受信することが出来る効果があ る。 また、 通話装置を用いて通話を行っている場合に、 通話を終了し通話 情報を送信する側が受話器を置いた後に、 所定の時間を経過してから通 話情報を送信していた相手側に切断を知らせるトーン信号を送信する。 このため、 通話者の通話が完全に終了して双方の受話器が置かれた状態 で、 通話装置アダプタが公衆回線の接続を保持するので、 I Pアドレス 情報の送受信を確実に行うことができる効果がある。
また、 通話情報を送信する相手側に、 ビジートーンなどの通話の終了 を通知する音声を発生するので、 通話情報を送信する相手側の通話者は 、 通話の終了を確実に知ることができ、 受話器を置かせることができる 効果がある。
また、 I Pア ドレス情報を送受信している途中で、 通話装置を利用し ようとすると、 受話器よりビジートーン等の音声が聞こえるようにした ので、 I Pアドレス情報の送受信中に通話装置を利用させないことがで きる効果がある。
また、 I Pア ドレス情報の送受信中に通話装置を利用しょうとした場 合、 通話を行う相手先の識別情報の入力を受け付けて、 I Pア ドレス情 報の送受信が終了したときに、 受け付けた識別情報宛に接続を行う処理 を行う。 また、 I Pア ドレス情報の送受信処理は何分もかかる処理では ない。 このため、 通話を行おうとする利用者は、 待たされること無く通 話装置を利用することができ、 利便性を向上させることができる効果が ある。
また、 識別情報の入力終了の判定を、 一定時間経過しても何も入力さ れない場合とした。 このため、 通話を行う利用者は、 識別情報の入力終 了を判定するための情報を入力することを省略でき、 利便性を向上させ ることができる効果がある。
また、 識別情報の入力終了の判定を、 特定の情報を入力することによ り行うようにした。 このため、 確実に入力終了を判定することでき、 識 別情報を正確に入力できる効果がある。
また、 識別情報の入力終了の判定を、 通信事業者情報によって入力さ れる識別情報のサイズを特定して、 特定した識別情報のサイズと入力さ れた識別情報のサイズとを比較することによって行うようにした。 この ため、 通話を行う利用者は、 従来と同じ方法で識別番号を入力すること ができるとともに、 識別情報の入力終了も確実に行えるので、 利便性を 向上できる効果がある。
また、 識別情報の入力が確実に終了してから、 アドレス変換部により アドレス変換の処理が行われる。 このため、 取得できる I Pア ドレス情 報は、 正確な情報となり、 インターネッ ト電話ネットワークシステムの 信頼度をアップさせる効果がある。
また、 識別情報を 1文字情報入力される度に、 アドレス変換部により 候補の絞込を行う。 このため、 識別情報を I Pア ドレスに変換する処理 を高速に行うことができる効果がある。
また、 候捕を絞り込む途中で候補が 1つになったら、 アドレス変換部 による処理を終了する。 このため、 識別情報を I Pア ドレスに変換する 処理を高速に行うことができる効果がある。
また、 入力された識別情報を構成する文字情報が所定の数を越えてい た場合、 アドレス変換部によりその文字情報を元に I Pアドレス情報へ の変換を行う。 このため、 全ての識別情報の入力の終了を待たずに I P ァドレスに変換するので、 処理を高速に行うことができる効果がある。 また、 I Pアドレス学習部による学習処理を、 電話をかけた側と電話 をかけられた側との両方で行う。 このため、 電話をかけられただけで、 相手側の識別情報や I Pア ドレス情報を意識せずに学習することでき、 利便性の高いインターネット電話ネットワークシステムを提供できる効 果がある。
また、 電話をかけられた場合に、 I Pアドレス学習部による学習処理 を行わないようにすることを可能にした。 このため、 電話をかけてきた 側が例えばセールス目的でかけてきた場合に相手側の識別情報と I Pァ ドレスを登録しないようにできるので、 不必要にアドレス変換テーブル の記憶領域を使用することを防ぐことが出来る効果がある。
また、 電話をかけた場合に、 電話をかけた側が、 相手側の通話装置ァ ダプタの I Pア ドレス学習部による学習処理を行わせないようにするこ とを可能にした。 このため、 電話をかけた側の都合により相手側に学習 処理を行わせないようにできるので、 利用者にとって利便性の高いイン ターネット電話ネットワークシステムを提供できる効果がある。
また、 ァドレス変換テーブルに登録した情報を利用者が抹消できるよ うにした。 このため、 ア ドレス変換テーブルの記憶領域を有効に活用で きる効果がある。
また、 制御情報を誤って修正した場合、 通話装置アダプタが正常に動 作できないことを利用者に通知するようにした。 通知を受けた利用者は 直ちに制御情報を修正できるので、 利用者にとつて利便性の高いィンタ 一ネット電話ネットワークシステムを提供できる効果がある。
また、 回線の不良により通話が行えない状態を利用者に通知するよう にした。 このため、 利用者は通話が行えない状態を直ちに知ることがで きる効果がある。
また、 通話装置が使用できない状態から使用できる状態になったとき 、 使用出来ることを利用者に通知するようにした。 このため、 利用者は 直ちに利用可能状態になったことを知ることができ、 利用者にとつて利 便性の高いインターネット電話ネットワークシステムを提供できる効果 がある。 また、 公衆回線による通話と R T P通信処理による通話と H T T P通 信処理による通話とのいずれかにより通話を行っている途中で、 第 3者 から接続の要求がされた場合、 第 3者に対してお話中の状態を通知する ようにした。 このため、 利用者にとって利便性の高いインターネット電 話ネットワークシステムを提供できる効果がある。
また、 中継サーバは、 通話行為に対してセッション情報、 例えば、 セ ッシヨン I Dを付与するようにした。 そして、 通話情報を送信するため のパケッ ト情報の中にセッション情報を入れて送信する。 このため、 中 継装置はバケツト情報の中のセッション情報を用いて通話内容を管理で きる効果がある。
また、 中継サーバは、 セッション情報を用いて通話内容を管理してい る。 このため、 中継サーバは、 管理している通話内容に基づいて例えば 課金業務を行うことが出来、 インターネット電話ネットワークシステム を多角的に利用できる効果がある。
また、 通話装置アダプタは、 中継装置に対して、 少なくとも G E T、 P U T、 P O S Tとのいずれか 1つのメソッドを用いて H T T Pァクセ スを行うようにした。 このため、 中継サーバを W e bサーバに見立てた アクセスを行うことができる効果がある。
また、 中継サーバは、 メソッドを用いた要求に対する応答メッセージ の中に通話情報を入れて返すようにした。 このため、 通話装置アダプタ は、 中継サーバを W e bサーバに見立てた H T T Pアクセスによって、 中継サーバより通話情報を受信できる効果がある。
また、 通話装置アダプタから中継サーバをアクセスして通話情報を受 信する場合、 実際の通話情報よりも十分大きなサイズの通話情報を受信 するようなメソッドを発行するようにした。 このため、 通話が行われて 通話情報が発生する度に、 繰り返し通話情報を受信することができる効 果がある。
また、 通話装置アダプタと中継サーバとの接続を、 通話情報の要求を 行うメッセージの送信と要求に対して応答されたメッセージの受信とを 終了した後も、 接続を継続するようにした。 このため、 通話装置ァダプ タと中継サーバとの接続にかかる処理時間を省くことができ、 リアルタ ィムな通話情報の送受信を行うことができる効果がある。
また、 一度接続された通話装置アダプタと中継サーバとの接続が、 意 図せずに切断されてしまうことがある。 この場合は、 再度接続を行うよ うにしたので、 利用者は切断を意識することなく中継装置より通話情報 を受信できる効果がある。
また、 所定の時間を経過しても中継サーバより応答がなかった場合、 一度切断をしてから再度接続を行うようにした。 このため、 利用者は中 継サーバの状態を意識することなく中継装置より通話情報を受信できる 効果がある。
また、 通話装置アダプタを接続した通話装置管理装置に対して、 識別 情報を通知するようにした。 このため、 通話装置管理装置は、 管理して いる複数の通話装置より所定の通話装置を特定することができる効果が ある。
また、 公衆回線経由で通話を行っている、 通話装置アダプタは、 番号 表示機能を有する通話装置に対して、 識別情報を通知する。 このため、 番号表示機能を有する通話装置は、 通話相手の識別情報を確認できる効 果がある。
また、 I Pネットワークを介して通話を行っている場合でも、 通話装 置アダプタは、 番号表示機能を有する通話装置に対して、 識別情報を通 知する。 このため、 I Pネットワーク経由で通話を行っていても、 通話 相手の識別情報を確認できる効果がある。 また、 識別情報の中に番号を表示しないことを指示する非通知情報を 含むようにした。 このため、 通話装置アダプタは、 識別情報の中に非通 知情報を確認できた場合、 通話の相手先に識別情報を通知しないことが 可能となり、 利用者の利便性を向上できる効果がある。
なお、 上記実施の形態では、 ネットワークシステムについて説明した が、 上記説明は、 ネットワークへのアクセス方法の説明でもあり、 また 、 通話装置の説明でもある。 また、 上記説明の各部は、 ハードウェアで も実現できるし、 ソフトウェアでも実現できるし、 ハードウェアとソフ トウェアとの組合せでも実現できる。 ソフトウェアで実現する場合は、 各部の機能をコンピュータの中央処理装置に実行させるプログラムによ り実現できる。 プログラムは、 固定ディスクや不揮発性メモリ等の記録 媒体に記録されコンピュータの中央処理装置のより読み出されて実行さ れる。

Claims

請求の範囲
1 . デジタルデータを通信するデジタル通信回線と、 アナ口 グデータを通信するアナ口グ通信回線とを用いるインターネット電話ネ ッ トワークシステムにおいて、
所定の情報を入力し、 上記デジタル通信回線とアナログ通信回線のい ずれか一方の経路を選択して、 上記選択した経路に上記所定の情報を出 力する通話装置アダプタを有することを特徴とするインターネット電話 ネッ トワークシステム。
2 . 上記デジタル通信回線は、 I P (インターネットプロ ト コル) ネッ トワ^-クであり、
上記アナログ通信回線は、 公衆回線であり、
上記所定の情報は、 少なくとも通話情報であり、
上記通話装置アダプタは、 上記通話情報を少なくとも出力する通話装 置に接続されて、
上記通話装置より出力された上記通話情報を入力する公衆回線信号処 理部と、
上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を少なくとも送信と受信 のいずれかを行う I Pネットワーク通信処理部と、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成する接続先判定部と、
上記接続先判定部より上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情 報に基づいて上記公衆回線と上記 I Pネットワーク通信処理部のいずれ かに上記公衆回線信号処理部より入力された上記通話情報を出力する回 線接続切換部と
を備えたことを特徴とする請求項 1記載のインターネット電話ネットヮ ークシステム。
3 . 上記通話装置は、 上記通話情報を送信する相手先を識別 する識別情報を含む上記通話情報を出力し、
上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報を入力し、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する相手先 を識別するァドレス情報を指定して上記通話情報を上記 I Pネットヮー クに送信し、
上記通話装置アダプタは、
上記ァドレス情報と上記識別情報とを対応させて記憶するァドレス変 換テープノレと、
上記ァドレス変換テーブルを用いて上記識別情報を上記ァドレス情報 に変換するァドレス変換部と
を備 、
上記接続先判定部は、 上記ァドレス変換部により上記識別情報を上記 ア ドレス情報に変換できた場合に、 上記アドレス情報を用いて上記経路 選択情報を生成し、 上記ァドレス変換部により上記識別情報を上記ァド レス情報に変換できない場合に上記識別情報を用いて上記経路選択情報 を生成して、 生成した上記経路選択情報を上記回線接続切換部に出力す ることを特徴とする請求項 2記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
4 . 上記接続先判定部は、 上記ア ドレス変換部により上記識 別情報を上記ァドレス情報に変換できない場合に、 上記通話情報を送信 する相手先が上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を受信できる ことを判定し、 判定した結果に基づいて上記ァドレス変換テーブルを更 新する I Pァドレス学習部を備えたことを特徴とする請求項 3記載のィ ンターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
5 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する相 手先に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に 対応するアドレス情報を送信することを特徴とする請求項 3記載のイン ターネット電話ネットワークシステム。
6 . 上記 I Pネットワーク通信処理部により上記 I Pネット ワークに対して少なくとも送信と受信のいずれかを行われる上記通話情 報は、 デジタル音声データあり、
上記通話装置より出力されて上記公衆回線信号処理部により入力され る上記通話情報は、 アナログ音声データであり、 上記通話装置は、 アナ ログ音声データの認識が可能であり、
上記通話装置アダプタは、 上記 I Pネットワークを介して受信した上 記デジタル音声データを、 上記通話装置により認識可能なようにアナ口 グ音声データに変換するデジタルァナ口グ変換部と、
上記通話装置より出力されて上記公衆回線信号処理部により入力され る上記アナログ音声データである上記通話情報を、 上記 I Pネットヮー クを介して送信するために、 デジタル音声データに変換するアナ口グデ ジタル変換部と
を備えたことを特徴とする請求項 2記載のインターネット電話ネットヮ ークシステム。
7 . 上記インターネット電話ネッ トワークシステムは、 上記
I Pネットワークを介して上記通話情報を送受信する上記通話装置ァダ プタを接続した上記通話装置を複数備え、
上記通話装置に接続された上記通話装置アダプタは、 複数の通話装置 のうち少なくとも 2つ以上の通話装置アダプタに接続され、 上記 I Pネ ットワークを介して複数の上記通話装置より受信した上記通話情報を混 合する通話情報ミキシング部を備えたことを特徴とする請求項 2記載の インターネッ ト電話ネットワークシステム。
8 . 複数の上記通話装置に接続された上記通話装置アダプタ のうち、 少なくとも 1つの通話装置アダプタは、
複数の上記通話装置との間で上記通話情報を送受信することが許可さ れていることを確認するための許可情報を予め記憶する許可情報記憶部 と、
上記 I Pネットワークを介して複数の上記通話装置より受信する上記 通話情報に先立ち通話要求を受信し、 上記通話要求に基づいて上記許可 情報記憶部に記憶されている許可情報を参照し、 複数の上記通話装置と の間で通話情報を送受信することを許可されていることを確認する同時 通話管理部と
を備えたことを特徴とする請求項 7記載のインターネット電話ネットヮ ークシステム。
9 . 上記許可情報記憶部に記憶された許可情報は、 少なくと も通話装置を識別する通話装置識別番号と、 複数の上記通話装置との間 で通話情報を送受信する同時通話を識別するための同時通話識別番号と 、 上記同時通話に参加するためのパスワード情報のいずれか 1つである ことを特徴とする請求項 8記載のインターネット電話ネットワークシス テム。
1 0 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記 I Pネットヮ ークを介して、 上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を上 記通話情報として入力し、
上記通話装置アダプタは、
上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を記憶する制御情 報記憶部と、
上記 I Pネットワーク通信処理部により入力された制御情報に従い、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報を更新する I Pネットワーク データリ一ドライ ト部と
を備えたことを特徴とする請求項 2記載のインターネット電話ネットヮ ークシステム。
1 1. 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置と上記公衆回 線のいずれかより、 上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報 を上記通話情報として入力し、
上記通話装置アダプタは、
上記通話装置アダプタの制御を行うための制御情報を記憶する制御情 報記憶部と、
上記通話装置と上記公衆回線のいずれかより入力された制御情報に従 い、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報を更新する電話機入力デ ータライ ト部と
を備えたことを特徴とする請求項 2記載のィンターネット電話ネットヮ ークシステム。
1 2. 上記 I Pネットワーク通信処理部により、 少なくとも送 信と受信のいずれかを行う上記通話情報は、 バケツト情報であり、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記バケツト情報に対して U s e r D a t a g r am P r o t o c o l (以下、 UDPと称する) の通信処理を行う UDP通信処理部を備えたことを特徴とする請求項 2 記載のィンターネット電話ネットワークシステム。
1 3. 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 上記 I Pネットワーク上に上記通話装置アダプタに対して行われる不正ァク セスを防ぐフアイャウォールを備え、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 相手先の通話装置アダプタに対 して備えられたフアイャウォールを越えて、 上記相手先の通話装置ァダ プタに上記通話情報の送信が可能な所定の UDPポート番号を予め記憶 する UD Pポート使用管理部を備え、
上記 UDP通信処理部は、 上記 UDPポート使用管理部に予め記憶さ れた上記 UD Pポート番号を用いて上記相手先の通話装置アダプタに対 して備えられたフアイャウォールを越えて、 上記相手先の通話装置ァダ プタに対して上記通話情報を送信することを特徴とする請求項 1 2記載 のィンターネット電話ネッ トワークシステム。
14. 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送 信する相手先の通話装置アダプタに対して、 上記相手先の通話装置ァダ プタに対して備えられたフアイャウォールを越えて上記通話情報を送信 することができる UDPポート番号を確認する UDPポート通信確認部 を備 _、
上記 UD P通信処理部は、 上記 UD Pポート通信確認部により確認さ れたポート番号を用いて、 上記相手先の通話装置アダプタに対して備え られた上記フアイャウォールを越えて上記相手先の通話装置アダプタに 上記通話情報を送信することを特徴とする請求項 1 2記載のインターネ ット電話ネッ トワークシステム。
1 5. 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記バケツト情報 に対して R e a l— t i me T r a n s p o r t P r o t o c o l (以下、 RTPと称する) の通信処理を行う RT P通信処理部を備えた ことを特徴とする請求項 1 2記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
1 6. 上記 I Pネットワーク通信処理部により、 少なくとも送 信と受信のいずれかを行う上記通話情報は、 バケツト情報であり、 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記パケット情報に対して T r a n s m i s s i o n C o n t r o l P r o t o c o l (J¾卜、 T C Pと称する) の通信処理を行う T C P通信処理部を備えたことを特徴 とする請求項 2記載のインターネット電話ネットワークシステム。
1 7. 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記パケット情報 に対して Hy p e r T e x t T r a n s f e r P r o t o c o l (以下、 HTTPと称する) の通信処理を行う HTT P通信処理部を備 えたことを特徴とする請求項 1 6記載のインターネット電話ネットヮー クシステム。
1 8. 上記インターネッ ト電話ネッ トワークシステムは、 上記 I Pネットワーク上に上記通話装置アダプタに対して行われる不正ァク セスを防ぐフアイャウォールを備え、
上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送信する相手先 の通話装置アダプタに対して、 上記相手先の通話装置アダプタに対して 備えられたフアイャウォールを越えて上記通話情報を送信することがで きる HTTPポート番号を確認する HTT Pポート通信確認部を備え、 上記 HTT P通信処理部は、 上記 HTT Pポート通信確認部により確 認されたポート番号を用いて、 上記相手先の通話装置アダプタに対して 備えられた上記フアイャウォールを越えて上記相手先の通話装置ァダプ タに上記通話情報を送信することを特徴とする請求項 1 7記載のィンタ ーネッ ト電話ネッ トワークシステム。
1 9. 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報をデ ジタル化したデジタル音声データを入力して、 上記入力したデジタル音 声データを一時的に保管する送信バッファを有して、 上記送信バッファ より所定のデジタル音声データを取り出して上記バケツト情報を生成す る送信バッファリング部を備えたことを特徴とする請求項 1 2記載のィ ンターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
20. 上記送信バッファは、 所定のバッファサイズを有し、 上 記所定のバッフアサイズは変更可能であることを特徴とする請求項 1 9 記載のインターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
2 1 . 上記送信バッファリング部により生成された上記バケツ ト情報は、 上記デジタル音声データを送信する宛先のァドレス情報を格 納するへッダ部と上記デジタル音声データを格納するデータ部とを有し 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記送信バッファリング部より 上記バケツト情報を入力し、 上記入力したバケツト情報のヘッダ部に格 納された情報とデータ部に格納された情報のうち少なくともいずれかの 情報を圧縮する音声データバケツトェンコード部を備えたことを特徴と する請求項 1 9記載のインターネット電話ネットワークシステム。
2 2 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 相手先の通話装置 アダプタより送信された圧縮された情報を有する上記バケツト情報を受 信し、 上記パケット情報の圧縮された情報を解凍するととともに、 上記 解凍した上記パケット情報より上記へッダ部を取り出して解析を行う音 声データバケツトデコ一ド部を備えたことを特徴とする請求項 2 1記載 のィンターネット電話ネッ トワークシステム。
2 3 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記音声データパ ケットデコード部より上記解凍を行った上記バケツト情報を入力すると ともに、 上記入力した上記解凍を行ったパケット情報を一時的に保管す る受信バッファを有し、 上記受信バッファより連続するタイミングで上 記解凍を行ったパケット情報を出力する受信バッファリング部を備えた ことを特徴とする請求項 2 2記載のィンターネット電話ネットワークシ ステム。
2 4 . 上記受信バッファは、 所定のバッファサイズを有し、 上 記所定のバッフアサイズは変更可能であることを特徴とする請求項 2 3 記載のィンターネット電話ネットワークシステム。
2 5 . 上記 I Pネッ トワーク通信処理部は、 上記送信バッファ リング部により生成された上記バケツト情報を複製する冗長パケット発 行部を備えたことを特徴とする請求項 1 9記載のインターネット電話ネ ッ トワークシステム。
2 6 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記相手先の通話 装置アダプタに送信する上記バケツト情報の数を削減するように、 上記 送信バッファリング部から上記音声データバケツトェンコード部へ出力 される上記バケツト情報を削減するバケツト生成フィルタリング部を備 えたことを特徴とする請求項 2 5記載のインターネット電話ネットヮー クシステム。
2 7 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記 I Pネットヮ ーク通信処理部により受信される上記バケツト情報のトラフィック状況 を監視して、 監視した結果に基づいて上記受信バッファリング部に上記 受信用バッファのサイズの変更を指示するネットワークトラフィック監 視部を備えたことを特徴とする請求項 2 4記載のインターネット電話ネ ッ トワークシステム。
2 8 . 上記ネットワーク トラフィック監視部は、 上記監視した 結果に基づいて、 上記冗長バケツト発行部に対して上記バケツト情報を 複製する数を指示することを特徴とする請求項 2 7記載のインターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
2 9 . 上記ネットワーク トラフィック監視部は、 上記監視した 結果に基づいて、 上記バケツト生成フィルタリングに対して上記バケツ ト情報を削減させる条件を指示することを特徴とする請求項 2 7記載の インターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
3 0 . 上記 I Pネッ トワーク通信処理部は、 上記ネットワーク トラフィック監視部により監視された監視結果を取得してトラフィック 状況の統計をとり、 統計結果を上記ネットワーク トラフィック監視部に 通知するネットワーク トラフィック統計データ管理部を備えたことを特 徴とする請求項 2 7記載のインターネット電話ネットワークシステム。
3 1. 上記インターネット電話ネッ トワークシステムは、 さら に、 上記 I Pネットワーク上に備えられ、 上記 I Pネットワーク上の所 定の通話装置アダプタを管理するとともに、 所定の通話装置アダプタか ら別の通話装置アダプタに向けて所定の通信プロ トコルに従うアクセス により送信された上記通話情報を、 上記別の通話装置アダプタに代わつ て受信し、 受信した上記通話情報を保管し、 所定の通話装置アダプタに より所定の通信プ口トコノレに従う上記ァクセスと同じアクセスによって 上記保管した通話情報を読み出す中継サーバを備えたことを特徴とする 請求項 2記載のィンターネット電話ネットワークシステム。
3 2. 上記所定の通信プロ トコルの手順に従うアクセスは、 H y p e r T e x t T r a n s f e r P r o t o c o l {ζ 卜、 H TT Pと称する) の通信プロトコルに従う HTT Pアクセスであること を特徴とする請求項 3 1記載のインターネッ ト電話ネットワークシステ ム。
3 3. 上記中継サーバにより受信される通話情報は、 上記通話 情報を送信する宛先のァドレス情報を格納するヘッダ部と上記通話情報 を格納するデータ部とを有するパケット情報であり、
上記中継サーバは、
上記受信したバケツト情報に対して上記バケツト情報に対して T r a n s m i s s i o n C o n t r o l P r o t o c o l (以 、 Ί C Pと称する) の通信処理を行う TC P通信処理部と、
上記受信したバケツト情報に対して上記バケツト情報に対して Hy p e r T e t T r a n s f e r P r o t o c o l (以下、 HT. T Pと称する) の通信処理を行う HTT P通信処理部と、
上記パケット情報のへッダ部に格納された情報とデータ部に格納され た情報のうち少なくともいずれかの情報を圧縮する音声データバケツト エンコード部と、
上記パケット情報として圧縮された情報を有するバケツト情報を受信 し、 上記パケット情報の圧縮された情報を解凍するととともに、 上記解 凍した上記バケツト情報より上記ヘッダ部を取り出して解析を行う音声 データパケットデコード部と、 上記音声データバケツトデコード部により上記解凍されたバケツト情 報を一時的に記憶して、 上記記憶した解凍されたバケツト情報を読み出 すための H T T Pアクセスを受信した場合に、 上記記憶した解凍された バケツト情報を取り出して、 上記音声データパケットェンコード部に出 力する音声データバッファ リング部と、
上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの状況を管理 し、 所定の通話装置アダプタから別の通話装置アダプタの状況を問い合 わせる問い合わせ情報を受信し、 上記問い合わせ情報に従い上記別の通 話装置アダプタの状況を確認して、 確認した結果を上記所定の通話装置 アダプタに通知する電話機呼出情報管理部と
を備えたことを特徴とする請求項 3 2記載のィンターネット電話ネット ワークシステム。
34. 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、
上記バケツト情報を送信する相手先の通話装置アダプタがフアイャゥ オールに遮られている場合に、 上記パケット情報を上記 HTT Pァクセ スにより上記中継サーバに向けて送信する HTT P電話呼出部を備えた ことを特徴とする請求項 3 3記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
3 5 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワ^ "ク通信処理部は、
上記中継サーバの上記電話機呼出情報管理部に管理されている上記パ ケット情報を送信する相手先の通話装置アダプタの状況を問い合わせる 情報を上記 H T T Pアクセスによってポーリング方式で上記中継サーバ • に向けて送信する H T T Pポーリング部を備えたことを特徴とする請求 項 3 4記載のィンターネット電話ネットワークシステム。
3 6 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、
上記バケツト情報を送信する相手先の通話装置アダプタに対して、 上 記 I Pネットワークを介して上記バケツト情報を送信する前に、 これか ら上記バケツト情報を送信することを、 少なくとも電子メールとインス タントメッセージのいずれかを用いて通知する電話呼出通信部を備えた ことを特徴とする請求項 3 4記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
3 7 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の公衆回線信号処理部は、
上記パケット情報を送信する相手先の通話装置アダプタに対して、 上 記公衆回線を経由して上記バケツト情報を送信する前に、 これから上記 バケツト情報を送信することを通知することを特徴とする請求項 3 4記 載のィンターネット電話ネットワークシステム。
3 8 . 上記中継サーバは、 所定の通話装置アダプタから別の通 話装置アダプタに向けて送信された上記パケット情報を受信して、 上記 所定の通話装置アダプタと別の通話装置アダプタに対して上記所定の通 話装置アダプタと別の通話装置アダプタとを接続させる接続交渉を行う とともに、 接続を行った後、 上記所定の通話装置アダプタと別の通話装 置アダプタとの間で H T T Pによって上記バケツト情報の送受信を行う ように制御する H T T P接続変更部を備えたことを特徴とする請求項 3 3記載のインターネット電話ネットワークシステム。
3 9 . 上記バケツト情報のヘッダ部は、 上記バケツト情報を送 信する送信先のァドレス情報とポート番号とを有し、
上記中継サーバは、 所定の通話装置アダプタから別の通話装置ァダプ タに向けて送信された上記バケツト情報を受信して、 上記所定の通話装 置アダプタと別の通話装置アダプタに対して上記所定の通話装置ァダプ タと別の通話装置アダプタとを接続させる接続交渉を行うとともに、 接 続を行った後、 上記バケツト情報のヘッダ部の送信先のアドレス情報と ポート番号を、 上記バケツト情報を最後に受信する予定の通話装置ァダ プタに対応するァドレス情報とポート番号とに変換する T C P Z I Pパ ケットヘッダ変換部を備えたことを特徴とする請求項 3 3記載のィンタ ーネット電話ネットワークシステム。
4 0 . 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 さら に、 少なく とも 2つの上記中継サーバを接続して、
上記接続した中継サーバの処理の負荷状態を監視する H T T P中継サ ーバ負荷状態監視部と、
上記 H T T P中継サーバ負荷状態監視部により監視された負荷状態に 応じて所定の中継サーバを選択する H T T P中継サーバ指定部と を備えた中継サーバ管理サーバを備えたことを特徴とする請求項 3 3記 載のィンターネット電話ネットワークシステム。
4 1 . 上記 I Pネットワーク通信処理部は、 上記通話情報を送 信する相手先を識別する識別名を指定して上記通話情報を上記 I Pネッ トワークに送信し、
上記ァドレス変換テーブルは、 上記識別名と上記識別情報とを対応さ せて記憶し、
上記ァドレス変換部は、 上記ァドレス変換テーブルを用いて上記識別 情報を上記識別名に変換し、
上記通話装置アダプタは、 上記識別名を用いて上記通話情報を送信す るために用いる制御メッセージのフォーマツトが予め規定されている通 信プロ トコルを用いて上記通話情報を上記 I Pネットワークに出力する I Pァドレス情報メッセージ処理部を
備えたことを特徴とする請求項 6記載のインターネット電話ネットヮー クシステム。
42. 上記インターネッ ト電話ネッ トワークシステムは、 さら に、 上記公衆回線の他に、 別の公衆回線を備え、
上記通話装置アダプタは、 上記 I Pネットワークを介して上記通話情 報の送信と受信の少なくともいずれか一方を、 p o i n t— t o— p o i n t r o t o c o l (以下、 P P Pと称する) を用いた通信プロ トコルによつて上記別の公衆回線を介して行う公衆回線通信処理部を備 えたことを特徴とする請求項 6記載のインターネット電話ネットワーク システム。
43. 上記通話装置アダプタは、 さらに、 シリアルポートケー ブルを備え、 上記 I Pネットワークを介して上記通話情報の送信と受信 の少なくともいずれ力一方を、 p o i n t— t o—; o i n t r o t o c o l (以下、 P P Pと称する) を用いた通信プロトコルによって 上記シリアルポートケーブルを介して行うシリアルポート通信処理部を 備えたことを特徴とする請求項 6記載のインターネット電話ネットヮー クシステム。
4 4 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側 と上記通話情報を送信する相手先との通話を終了した後に、 上記公衆回 線の接続を保持しながら、 上記通話情報を送信する相手先に対して、 上 記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報に対応するァドレス 情報を上記公衆回線を介して送信することを特徴とする請求項 5記載の ィンターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
4.5 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側 と上記通話情報を送信する相手先とのいずれか一方が通話を終了した後 に、 通話を継続している側の通話を終了すると予測される時間を経過し た後に、 上記公衆回線の接続を保持しながら、 上記通話情報を送信する 相手先に対して、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置の識別情報 に対応するァドレス情報を上記公衆回線を介して送信することを特徴と する請求項 5記載のィンターネット電話ネットワークシステム。
4 6 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側 と上記通話情報を送信する相手先とのいずれか一方が通話を終了した後 に、 通話を継続している側の通話を終了させるために、 通話を終了した 側から通話を継続している側に対して、 少なくともビジートーン信号を 発信させることを特徴とする請求項 4 5記載のインターネット電話ネッ トワークシステム。
4 7 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置の識別情報に 対応するァドレス情報を公衆回線経由で送信している間に、 上記通話情 報を送信する側と上記通話情報を送信する相手先との少なくともいずれ か一方が所定の通話装置に通話情報を送信しょうとした場合に、 上記所 定の通話装置に通話情報を送信しようとする通話装置に対して、 少なく ともビジートーン信号を発信させることを特徴とする請求項 4 4記載の ィンターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
4 8 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記通話装置の識別情報に 対応するァドレス情報を公衆回線経由で送信している間に、 上記ァドレ ス情報を送信する側と上記ァドレス情報を送信する相手先との少なくと もいずれか一方が所定の通話装置に通話情報を送信しようとした場合に 、 上記通話装置の識別情報に対応するア ドレス情報を送信する処理を、 上記所定の通話装置に通話情報を送信する処理よりも優先して行なうこ とを特徴とする請求項 4 4記載のインターネット電話ネットワークシス テム。
4 9 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の入力が特定 の時間経過しても行われない状態を検出して、 上記識別情報の入力終了 を判定することを特徴とする請求項 3記載のインターネット電話ネット ワークシステム。
5 0 . 上記識別情報は、 所定の文字情報と、 上記識別情報の終 了を示す終了情報とにより構成され、
上記公衆回線信号処理部は、 上記終了情報の入力を確認して、 上記識 別情報の入力終了を判定することを特徴とする請求項 3記載のインター ネッ ト電話ネッ トワークシステム。
5 1 . 上記識別情報は、 通信事業者を特定する通信事業者情報 を少なく とも含み、 上記通信事業者情報により上記識別情報のサイズを 特定され、
上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の上記通信事業者情報に基 づいて上記識別情報のサイズを確定し、 確定した識別情報のサイズと、 入力された識別情報のサイズとを比較して、 上記識別情報の入力終了を 判定することを特徴とする請求項 3記載のインターネット電話ネットヮ ークシステム。
5 2 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報の入力終了の 判定を行なった後で、 上記ァドレス変換部に対して入力の終了した上記 識別情報を渡し、 上記ア ドレス変換部は、 上記公衆回線信号処理部より 渡された上記識別情報を上記ァドレス情報に変換することを特徴とする 請求項 4 9記載のインターネット電話ネットワークシステム。
5 3 . 上記識別情報は、 1つ以上の文字情報より構成され、 上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報として少なくとも 1つの文 字情報が入力されると、 上記入力された少なくとも 1つの文字情報を上 記ァドレス変換部に渡し、
上記ァドレス変換部は、 渡された少なくとも 1つの文字情報と上記ァ ドレス変換テーブルに記憶されている識別情報とを比較して、 上記渡さ れた少なくとも 1つの文字情報と上記ァドレス変換テーブルに記憶され ている識別情報の一部が一致するァドレス情報をァドレス情報候補とす ることを特徴とする請求項 3記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
5 4 . 上記ア ドレス変換部は、 上記ア ドレス情報候補が 1つに なった場合、 そのァドレス変換候補を上記ァドレス情報として採用する ことを特徴とする請求項 5 3記載のインターネット電話ネットワークシ ステム。
5 5 . 上記ア ドレス変換部は、 上記ア ドレス情報侯捕が 1つに なるとともに、 上記公衆回線信号処理部より渡された上記文字情報が所 定の数を超えていた場合に、 上記 1つになったァドレス情報候補を上記 ァドレス情報として採用することを特徴とする請求項 5 4記載のインタ ーネッ ト電話ネッ トワークシステム。
5 6 . 上記通話情報を送信する相手先の上記 I Pネットワーク を介して上記通話情報を受信する通話装置は、 上記通話情報を送信する 側の上記通話装置アダプタと同様の受信側の通話装置アダプタを有し、 上記受信側の通話装置アダプタは、 上記受信側の通話装置アダプタを 接続する通話装置を識別する識別情報を、 上記通話情報を送信する側の 上記通話装置アダプタに対して送信するとともに、 上記通話情報を送信 する側の上記通話装置アダプタより送信された上記ァドレス情報を受信 する I Pァドレス学習部を備えたことを特徴とする請求項 5記載のイン ターネット電話ネッ トワークシステム。
5 7 . 上記受信側の通話装置アダプタの I Pアドレス学習部は 、 上記通話情報を送信する側の上記通話装置アダプタより送信された上 記ァドレス情報を受信することと受信しないことのいずれか一方を選択 することを特徴とする請求項 5 6記載のィンターネット電話ネットヮー クシステム。
5 8 . 上記 I Pア ドレス学習部は、 上記アドレス情報を上記通 話情報を送信する相手先に対して送信することと送信しないことのいず れかを選択することを特徴とする請求項 5記載のインターネット電話ネ ッ トワークシステム。
5 9 . 上記公衆回線信号処理部は、 上記アドレス変換テーブル に記憶された上記識別情報と上記ァドレス情報とを抹消することを指示 する抹消指示情報を、 上記通話装置より入力し、
上記 I Pア ドレス学習部は、 上記抹消指示情報に従い上記ア ドレス変 換テーブルに記憶された上記識別情報と上記ァドレス情報とを抹消する ことを特徴とする請求項 3記載のインターネット電話ネットワークシス テム。
6 0 . 上記 I Pネットヮーグ通信処理部と上記公衆回線信号処 理部とのいずれか一方は、 上記制御情報記憶部に記憶された制御情報に 従い上記通話装置アダプタの制御を行なった結果誤りが発生した場合に 、 上記 I Pネットワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1 つに対して警告を通知することを特徴とする請求項 1 0記載のィンター ネッ ト電話ネッ トワークシステム。
6 1 . 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処 理部とのいずれか一方は、 上記 I Pネットワークと上記公衆回線とのい ずれか一方に故障が発生して通話が行なえない状態であることを検出し て、 上記 I Pネットワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1つに対して警告を通知することを特徴とする請求項 1 0記載のィンタ ーネット電話ネットワークシステム。
6 2 . 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処 理部とのいずか一方は、 上記故障の復旧を行なった場合に、 上記 I Pネ ットワークと上記通話装置と上記公衆回線とのいずれか 1つに対して通 知した警告に対して故障の復旧を通知することを特徴とする請求項 6 0 記載のインターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
6 3 . 上記 I Pネットワーク通信処理部と上記公衆回線信号処 理部とのいずれか一方は、 上記公衆回線による通話処理と上記 R T Pの 通信処理と上記 H T T Pの通信処理とのいずれか 1つの処理を行なって いる通話装置アダプタを接続した通話装置に対して、 別の新たな通話装 置から接続要求がなされた場合に、 上記別の新たな通話装置に対して、 処理中の状態を通知することを特徴とする請求項 1 7記載のインターネ ッ ト電話ネッ トワークシステム。
6 4 . 上記中継サーバは、 上記所定の通話装置アダプタと別の 通話装置アダプタとの間の通信を通話接続識別情報により管理し、 上記 バケツト情報の中に上記通話接続識別情報を格納して上記 I Pネットヮ ークに対して出力することを特徴とする請求項 3 3記載のィンターネッ ト電話ネッ トワークシステム。
6 5 . 上記中継サーバは、 上記通話接続識別情報に対応させて 少なくとも通話時間と通信バケツト量のいずれか一方をログ情報として 記憶して管理することを特徴とする請求項 64記載のインターネット電 話ネットワークシステム。
66. 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、 上記バケツト情報に、 少なくとも G ETと POS Tと PUTとのいずれか 1つのメソッドのメッセージを、 上記 HTT Pアクセスにより上記中継サーバに向けて送信することを特 徴とする請求項 3 3記載のインターネット電話ネットワークシステム。
6 7. 上記中継サーバの HTT P通信処理部は、 上記通話装置 アダプタの I Pネットワーク通信処理部による上記 HTTPアクセスに 対する応答メ ッセージの中に、 上記通話情報を格納して、 上記通話装置 アダプタに向けて送信し、
上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I Pネット ワーク通信処理部は、 上記中継サーバから送信された上記応答メッセー ジを受信して、 受信した応答メ ッセージに格納されている上記通話情報 を取り出すことを特徴とする請求項 66記載のィンターネット電話ネッ トワークシステム。
68. 上記通話情報は、 所定の第 1のサイズを有し、 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタの I Pネット ワーク通信処理部は、 上記第 1のサイズを有する通話情報を上記中継サ ーバより取得するために、 上記第 1のサイズより も大きい第 2のサイズ の通話情報を取得する GETのメソッドのメッセージを、 上記パケット 情報に格納して、 上記 HTTPアクセスにより上記中継サーバに向けて 送信して、 上記中継サーバから上記 H T T Pアクセスに対して送信され た応答メッセージを受信することを特徴とする請求項 6 7記載のインタ ーネッ ト電話ネッ トワークシステム。
6 9 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバから送信された応答 メッセージに格納されている上記第 1のサイズを有する通話情報の合計 のサイズが上記第 2のサイズを越えるまで、 上記中継サーバとの接続を 継続して上記応答メッセージを 1つ以上受信することを特徴とする請求 項 6 8記載のインターネット電話ネットワークシステム。
7 0 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバの上記 H T T P通信 処理部と、 通信を行っている間及ぴ通信を行った直後とのいずれか一方 のタイミングに接続を切断された場合、 再度接続を行い、 継続して、 通 信を行うことを特徴とする請求項 6 6記載のインターネット電話ネット ワークシステム。
7 1 . 上記中継サーバにより管理されている通話装置アダプタ の I Pネットワーク通信処理部は、 上記中継サーバの上記 H T T P通信 処理部と、 通信を行っている間及び通信を行った直後とのいずれか一方 のタイミングに所定の時間を経過しても、 上記中継サーバより応答がな かった場合、 上記中継サーバとの接続を切断し、 その後、 再度接続を行 い、 通信を継続して行うことを特徴とする請求項 6 6記載のインターネ ッ ト電話ネッ トワークシステム。
7 2 . 上記インターネット電話ネットワークシステムは、 複数 の上記通話装置を管理する P B Xとボタン電話との少なくともいずれか 一方の通話装置管理装置を、 上記通話装置アダプタと上記複数の通話装 置との間に有し、
上記通話装置アダプタの上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を 送信する側の通話装置より、 上記通話装置を送信する相手先の上記通話 装置の識別情報を受信して、 上記通話装置管理装置に対して上記受信し た識別情報を送信することを特徴とする請求項 5記載のインターネッ ト 電話ネットワークシステム。
7 3 . 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装置は、 上記 通話情報を送信する側の識別情報を表示する番号表示機能を有して、 上 記通話装置アダプタを接続し、
上記番号表示機能を有する通話装置に接続された上記通話装置ァダプ タの上記公衆回線信号処理部は、 上記通話情報を送信する側の上記識別 情報を受信し、 受信した識別情報を上記番号表示機能を有する通話装置 に対して送信することを特徴とする請求項 5記載のィンターネット電話 ネッ トワークシステム。
7 4 . 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装置は、 上記 通話情報を送信する側の識別情報を表示する番号表示機能を有して、 上 記通話装置アダプタを接続し、
上記通話情報を送信する側の通話装置に接続された上記通話装置ァダ プタの上記公衆回線信号処理部は、 上記 I Pネットワークを介して上記 通話情報を送信する場合に、 上記通話情報を送信する側の通話装置を識 別するための識別情報を、 上記通話情報を送信する相手先の上記通話装 置アダプタに対して送信することを特徴とする請求項 5記載のィンター ネッ ト電話ネッ トワークシステム。
7 5 . 上記通話情報を送信する側の通話装置は、 上記通話情報 を送信する相手先の通話装置に対して上記通話情報を送信する側の通話 装置の識別情報を通知しないことを指示する非通知情報を含む上記識別 情報を出力し、
上記通話情報を送信する側の通話装置に接続された上記通話装置ァダ プタの上記公衆回線信号処理部は、 上記識別情報に上記非通知情報が含 まれている場合に、 上記識別情報を上記通話情報を送信する相手先の上 記通話装置アダプタに対して送信しないことを特徴とする請求項 7 4記 載のィンターネット電話ネットワークシステム。
7 6 . デジタルデータを通信するデジタル通信回線と、 アナ口 グデータを通信するアナログ通信回線とを有するネットワークへァクセ スするネッ トワークアクセス方法において、
通話装置からの通話情報を入力し、 I P (インターネットプロトコル ) ネットワークと公衆回線のいずれか一方の経路を選択して、 上記選択 した経路に上記所定の情報を出力するネットワークアクセス方法であつ て、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成し、
上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情報に基づいて上記公衆 回線と上記 I Pネットワークのいずれかに、 入力された上記通話情報を 出力することを特徴とするネットワークアクセス方法。
7 7 . 通話装置から通話情報を入力し、 I P (インターネット プロ トコル) ネットワークと公衆回線のいずれか一方の経路を選択して
、 上記選択した経路に上記所定の情報を出力する通話装置アダプタであ つて、
上記通話装置より出力された上記通話情報を入力する公衆回線信号処 理部と、
上記 I Pネットワークを介して上記通話情報を少なくとも送信と受信 のいずれかを行う I Pネットワーク通信処理部と、
上記公衆回線と上記 I Pネットワークのいずれか一方の経路を選択す るための経路選択情報を生成する接続先判定部と、
上記接続先判定部より上記経路選択情報を入力して、 上記経路選択情 報に基づいて上記公衆回線と上記 I Pネットワーク通信処理部のいずれ かに上記公衆回線信号処理部より入力された上記通話情報を出力する回 線接続切換部と
を備えたことを特徴とする通話装置アダプタ。
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