WO2001081836A1

WO2001081836A1 - Systeme de surveillance de climatiseur

Info

Publication number: WO2001081836A1
Application number: PCT/JP2001/003427
Authority: WO
Inventors: Kunihide Wada
Original assignee: Daikin Industries,Ltd.
Priority date: 2000-04-20
Filing date: 2001-04-20
Publication date: 2001-11-01
Also published as: ATE484717T1; EP1275909A4; EP1275909A1; JP2001304667A; AU2001248816B2; AU4881601A; EP1275909B1; JP3521843B2; US20030114994A1; CN1441892A; DE60143260D1; CN1209583C

Description

曰月糸田 β 空気調和装置の監視システム技術分野

本発明は、空気調和装置の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムに関する。背景技術

従来より、複数台の空気調和装置に接続されると共に、この各空気調和装置が送信した運転データを表示する表示部を有する監視装置を備えることで、上記各空気調和装置の運転状態を監視可能に構成した空気調和装置の監視システムが知られている。

上記の空気調和装置の監視システムにおいては、異常が生じた空気調和装置は、監視装置に対し異常コードを送信するように構成されており、異常コ一ドを受信した監視装置は、この異常コ一ドのみをその表示部に表示するように構成されている。このため、空気調和装置の管理者は、空気調和装置に生じた異常の具体的な内容や、その対処事項を確認するには、異常コードと、それに対応する異常の具体的な内容及び対処事項といった異常に関する情報との双方が記載された説明書を用いて、上記表示部に表示された異常コードと説明書に記載された内容とを照合することによって、異常の具体的な内容や、その対処事項を確認しなければならない。

ところが、上記説明書を用いて、異常に関する情報を確認しなければならないのは煩雑であり、空気調和装置の異常に対する対処作業が効率良く行えないという不都合がある。

また、空気調和装置の異常に対しては、常に最新の情報に基づいて対処することが好ましいが、上記のように説明書の記載に基づいて異常に関する情報を確認する方法では、上記説明書に記載された情報が古くなつている場合もあり、異常に対して最適に対処できない虞がある。一方、説明書の記載を常に最新の情報となるように更新する方法も考えられるが、この方法ではコス卜が大幅に増大してしまうという不都合がある。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気調和装置の異常時に、その対処事項等の異常に関する情報を容易に確認することを可能にすることにあり、さらには、上記異常に関する情報として最新のものが容易にかつ安価に得られる監視システムを構築することにある。発明の開示

上記目的を達成するために、本発明は、監視装置に、異常コードに対応した異常に関する情報を表示させるようにした。

具体的に、第 1の発明は、空気調和装置（12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムを対象とし、上記空気調和装置（12) を、異常が発生した時には、異常コードを送信するように構成する。そして、上記空気調和装置 (12) に接続され、該空気調和装置（12) の異常発生時に上記空気調和装置 (12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コードを送信する監視装置 (11) と、上記監視装置（11) に接続され、該監視装置（11) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コードに対応する異常に関する情報を上記監視装置（11) に返信するデータ提供手段（21, 41) とを備え、上記監視装置 (11) を、上記デ一夕提供手段（21, 41) からの異常に関する情報を受信しかつ該異常に関する情報を表示するように構成する。

上記の構成により、空気調和装置（12) に異常が生じたときには、該空気調和装置（12) が異常コードを送信し、該異常コードを監視装置（11) が受信する。該監視装置（11) は該異常コードをデ一夕提供手段（21， 41) に送信し、該デ一夕提供手段（21, 41) は上記異常コードに対応した異常に関する情報、例えば異常の具体的な内容及びその対処事項の情報を、上記監視装置

(11) に返信する。監視装置（11) は該異常コードに対応した異常に関する情報を受信して、該異常に関する情報を表示する。上記空気調和装置（12) の管理者は、上記監視装置（11) に表示された異常に関する情報に基づいて上記空気調和装置（12) の異常に対処する。

このように、監視装置（11) に異常に関する情報が表示されることで、空気調和装置（12) の管理者は、説明書を用いて異常に関する情報を確認しなくてもよく、これにより、作業の効率化が図られる。

また、上記デ一夕提供手段（21, 41) のデータを常に最新の情報に更新しておけば、空気調和装置（12) の異常時に、上記管理者は常に最新の情報が得られる。このため、空気調和装置（12) の異常に対して素早くかつ適切に対処することが可能になる。しかも、上記デ一夕提供手段（21， 41) のデ一夕のみを最新の情報に更新すればよいため、その更新に要するコストの低減化が図られる。

上記監視装置（ 11 ) は、空気調和装置（12) の正常時には該空気調和装置

(12) の運転デ一夕を表示するように構成するのがよい。つまり、上記空気調和装置（12) は、異常が発生していない時には、運転データを監視装置（1 1) に送信するように構成するのがよい。

こうすることで、管理者は、空気調和装置（12) の正常時、つまり、異常が発生しておらず、上記空気調和装置（12) から異常コードが送信されていない時には、監視装置（11) に表示される運転デ一夕を確認して上記空気調和装置 (12) の管理が可能となる一方、空気調和装置（12) の異常時には、上記監視装置（11) に異常に関する情報が表示されるため、この異常に関する情報に基づいて、その異常に対処することが可能となる。

また、上記デ一夕提供手段（21, 41) は、異常コードと異常に関する情報とが対応付けされたデ一夕ベース（2 1 a, 41 a) を有するものとし、受信した異常コ一ドを上記デ一夕ベース（2 1 a, 41 a) に照合して上記異常コードに対応する異常に関する情報を決定するように構成するのがよい。

こうすることで、データ提供手段（21, 41) において、異常コードに対応した異常に関する情報を、確実かつ正確に決定することが可能になり、空気調和装置（ 12) の管理者は、上記正確な情報に基づいて上記空気調和装置（ 12) の異常に対処することが可能になる。

また、上記デ一夕ベース（2 1 a， 41 a) を常に最新の情報に更新しておくだけで、管理者は常に最新の情報が得られることになる。これにより、管理者は、空気調和装置（ 12) の異常に、素早くかつ適切に対処することが可能となる。しかも、デ一夕ベース（2 1 a， 41 a) のみを最新の情報に更新するだけであるため、更新に要するコストは低減する。

そして、上記空気調和装置の監視システムとしては、空気調和装置（ 12) を複数台設けるようにし、監視装置（ 1 1) を、上記各空気調和装置（ 1 2) に対し信号伝送可能な伝送手段（ 14) を介して接続しかつ上記各空気調和装置（ 1 2) からの異常コードを受信しかつ該異常コードに対応した異常に関する情報を表示するように構成してもよい。

こうすることで、複数台の空気調和装置（ 12, 12, ·'·) を一つの監視装置 ( 1 1) で監視することが可能となると共に、このような複数台の空気調和装置 ( 12, 12, ···) を有する空気調和装置の監視システムにおいても、上記監視装置（ 1 1) に異常に関する情報が表示されることで、管理者は、説明書を用いて異常に関する情報を確認する必要がなくなり、作業の効率化が図られる。また、デ一夕提供手段（21, 41) のデ一夕を常に最新の情報に更新しておくことで、上記管理者は空気調和装置（12) の異常時に、常に最新の情報が得られる。このように複数台の空気調和装置（ 12, 12, ···) を一つの監視装置（ 1 1) で監視する場合には、監視装置（ 1 1) を、各空気調和装置（ 12) 毎に異常に関する情報を表示するように構成するのがよい。

こうすることで、複数台の空気調和装置（12, 12, ···) の中から、異常が発生した空気調和装置（12) を容易に特定することができ、管理者は、空気調和装置（12) の異常に、より迅速に対処することが可能になる。

そして、上記空気調和装置と（12) とデータ提供手段（21) とは、 LAN (2) を介して互いに接続してもよい。

上記 LAN (2) としては、例えば空気調和装置（12) が設置された建物等に既に構築されている LAN (2) を利用してもよく、このように既存の LAN

(2) を利用すると、該 LAN (2) 上に設けられたハードウェアを用いてデー夕提供手段（21) を構成したり、構成したデータ提供手段（21) を保守 ·管理したりすること等が容易に行い得る。また、既存の LAN (2) を利用すると、空気調和装置の監視システムが低コストで構築可能になる。

また、空気調和装置（12) とデ一夕提供手段（41) とは、 WAN (3) を介して互いに接続してもよい。上記 WAN (3) は、例えばイン夕一ネットとしてもよい。

このように、空気調和装置（12) とデ一夕提供手段（41) とを、 WAN

(3) を介して互いに接続する場合は、上記デ一夕提供手段（41) を、空気調和装置（12) の管理を行うサービスセン夕（4) に設置して、空気調和装置

(12) の設置場所とは離れた場所でデ一夕提供手段（41) の保守 ·管理を行うように構成してもよい。

また、上記 WAN (3) に対し、互いに異なる施設や建物等に設置された、複数の空気調和装置の監視システムのそれぞれを接続すれば、デ一夕提供手段（4 1) を複数の監視システムで共用化することが可能になる。これにより、上記デ一夕提供手段（41) のデ一夕を更新することだけで、上記複数の監視システム全てに、最新の情報を提供することが可能となる。

第 2の発明も、空気調和装置（12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムを対象とし、上記空気調和装置（ 12) を、異常が発生した時には、異常コードを送信するように構成する。そして、上記空気調和装置（ 12) に接続され、該空気調和装置（ 12) の異常発生時に上記空気調和装置（ 12) が送信した異常コ一ドを受信しかつ該異常コードに対応する異常に関する情報を上記空気調和装置（ 12) に返信するデ一夕提供手段（21, 41) と、上記空気調和装置（ 12) に設けられ、該空気調和装置（12) が受信した上記データ提供手段（21 , 41) からの異常に関する情報を表示する監視装置（ 1 1) とを備える。

上記の構成により、空気調和装置（ 12) に異常が生じたときには、該空気調和装置（ 12) が異常コードを送信し、該異常コードをデ一夕提供手段（21， 41) が受信する。上記データ提供手段（2 1, 41) は上記異常コードに対応した異常に関する情報を上記空気調和装置（ 12) に返信し、該空気調和装置 ( 12) は該異常コードに対応した異常に関する情報を受信する。そして、該異常に関する情報は上記空気調和装置（ 12) に設けられた監視装置（ 1 1) に表示される。上記空気調和装置（ 12) の管理者は、上記監視装置（ 1 1) に表示された異常に関する情報に基づいて上記空気調和装置（12) の異常に対処する _c こうして、監視装置（ 1 1) に異常に関する情報が表示されることで、上記第 1の発明と同様に、上記管理者は説明書を用いて異常に関する情報を確認しなくてもよく、これにより、作業の効率化が図られる。また、上記デ一夕提供手段 (21 , 41) のデ一夕を常に最新の情報に更新しておけば、空気調和装置（ 1 2) の異常時に、上記管理者は常に最新の情報が得られる。

上記監視装置（ 1 1) は、空気調和装置（ 12) の正常時には該空気調和装置 ( 12) の運転データを表示するように構成するのがよい。

また、上記デ一夕提供手段（21, 41) は、異常コードと異常に関する情報とが対応付けされたデータベース（2 1 a, 41 a) を有するものとし、受信した異常コードを上記デ一夕ベース（2 1 a, 41 a) に照合して上記異常コードに対応する異常に関する情報を決定するように構成するのがよい。

上記空気調和装置と（12) とデ一夕提供手段（21) とは、 LAN (2) を介して互いに接続してもよいし、 WAN (3) を介して互いに接続してもよい。第 3の発明も、空気調和装置（12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムを対象とし、上記空気調和装置（12) を、異常が発生した時には、異常コ一ドを送信するように搆成する。そして、上記空気調和装置（12) に接続され、上記空気調和装置（12) の異常発生時に上記空気調和装置（12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コ一ドに対応する異常に関する情報を表示する監視装置（11) を備える。

この監視装置（11) には、例えば異常コードと異常に関する情報とが対応付けされたデ一夕べ一スを備えるようにしてもよい。

上記の構成により、空気調和装置（12) に異常が生じたときには、該空気調和装置（12) が異常コードを送信し、該異常コードを監視装置（11) が受信する。該監視装置（1 1) は上記異常コードに対応した異常に関する情報を表示する。上記空気調和装（12) の管理者は、上記監視装置（11) に表示された異常に関する情報に基づいて上記空気調和装置（12) の異常に対処する。こうして、監視装置（1 1) に異常に関する情報が表示されることで、上記第 1又は第 2の発明と同様に、上記管理者は、説明書を用いて異常に関する情報を確認しなくてもよく、これにより、作業の効率化が図られる。また、上記監視装置（11) のデータを常に最新の情報に更新しておけば、空気調和装置（12) の異常時に、上記管理者は常に最新の情報が得られる。

上記監視装置（11) は、空気調和装置（12) の正常時には該空気調和装置 (12) の運転データを表示するように構成するのがよい。

そして、上記空気調和装置の監視システムとしては、空気調和装置（12) を複数台設けるようにし、監視装置（11) を、上記各空気調和装置（12) に対し信号伝送可能な伝送手段（14) を介して接続しかつ上記各空気調和装置（1 2) からの異常コードを受信しかつ該異常コードに対応した異常に関する情報を表示するように構成してもよい。

また、この監視装置（11) は、各空気調和装置（12) 毎に異常に関する情報を表示するように構成するのがよい。

上記空気調和装置（12) と監視装置（11) とは、 LAN (2) を介して互いに接続してもよいし、 WAN (3) を介して互いに接続してもよい。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置の監視システムを示す概略図である。

図 2は、空気調和装置の正常時における監視装置の表示の一例を示す説明図である。

図 3は、空気調和装置の異常発生時における監視装置の表示の一例を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

図 1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置の監視システムを示し、 1は複数台の空気調和装置（12, 12, ···) を有する空気調和装置の伝送制御システム、 2はこの伝送制御システム（1) が設置された建物（6) 内に構築された L AN、 3は WAN (Wide Area Network) としてのイン夕一ネットである。

上記空気調和装置の伝送制御システム（1) は、複数台の空気調和装置（12, 12, ···) が信号伝送可能な伝送手段としての伝送ライン（14) にそれぞれ接続されることによって構成されている。上記各空気調和装置（12) は、異常が発生していない正常の運転時には、各種の運転データを上記伝送ライン（14) を介して、後述する監視装置（11) に送信する一方、異常が発生した時には、その異常に応じた異常コードを上記監視装置（11) に送信するように構成されている。

上記伝送ライン（ 14) には、上記各空気調和装置（ 12) の運転データの表示を行う監視装置（ 1 1) が接続されていて、この監視装置（1 1) と上記各空気調和装置（ 12) との間には信号伝送の制御を行うアダプタ（ 15) が設けられている。 ·

上記監視装置（ 1 1) は、上記各空気調和装置（ 12) の運転データが入力される一方、各空気調和装置（ 12) の運転に関する命令信号が出力されるように構成されていて、各空気調和装置（ 12) の運転デ一夕の表示や、運転の設定及び設定変更を行うヒューマンィン夕一フェースとなっている。

すなわち、上記監視装置（ 1 1) は、図 2に示すように、例えばマトリックス型の液晶表示ディスプレイ等からなる表示部（1 1 a) を有しており、この表示部（ 1 1 a) に各空気調和装置（12) の運転データが表示されるように構成されている。また、上記監視装置（ 1 1) の上部位置には、各空気調和装置（ 1 2) の運転中に点灯するランプ（ l i b) と、全ての空気調和装置（ 12, 12₃ ···) を始動させる一括運転ボタン（ 1 1 c) と、全ての空気調和装置（ 12, 1 2, ···) を停止させる一括停止ボタン（ l i d) とを備えている。さらに、その下部位置には、上記表示部（ 1 1 a) に表示された表示画面内のカーソル等を上下左右に移動させるカーソル移動キー（ l i e) と、画面に表示されたメニュー等の実行を指示するためのエンターキー（ 1 I f ) とが設けられている。

ここで、上記表示部（ 1 l a) における画面の表示形態について説明すると、この空気調和装置の監視システムが有する複数台の空気調和装置（ 12, 12, ···) には、それぞれ番号が付されており、上記表示部（ 1 1 a) には、各空気調和装置（ 12) 毎に、そのイメージ図（5 1) と、このイメージ図に対応して空気調和装置（ 12) の番号、機種名、現在の運転モード、温調及び設定温度といつた空気調和装置（12) に関する情報（53) とが表示される。また、上記各空気調和装置（ 12) のイメージ図（51) 及び該空気調和装置（12) に関する情報（53) は、当該空気調和装置（12) が設置されているフロアのプロック毎に、例えば「3 F西ブロック」や「3 F中央プロック」といったようにグル —プ（52, 52, ···) 化されて表示される。尚、上記の表示画面にはスクロール機能が付加されていて、これにより、上記表示画面を上下左右に移動させることが可能になっている。

そして、上記監視装置（11) は、いずれかの空気調和装置（12) に異常が発生したときに、この空気調和装置（12) から送信された異常コードを受信するように構成されており、この異常コードを受信したときには、上記監視装置

(11) は、後述するように上記異常コードと該異常コードに対応した異常に関する情報とを、上記表示部（11 a) に表示するように構成されている。

上記 LAN (2) には、図 1に示すように、クライアントであるパーソナルコンピュ一夕（PC) (24) 、この PC (24) にデ一夕を提供するデ一夕べ一スサーバ（21) 、 HTML (Hyper Text Markup Language)文書を上記 P C

(24) に供給する WWW (World Wide Web) サーバ（22) 、及び複数の P C

(24) 間で送受信される電子メールの中継を行うメールサーバ（23) がそれそれ接続されており、上記 LAN (2) はイン夕一ネット技術を利用したイントラネヅトとして構築されている。

上記 LAN (2) と空気調和装置の伝送制御システム（1) との信号の伝送形式は互いに異なっているため、上記 LAN (2) と空気調和装置の伝送制御システム（1) とは、この LAN (2) における信号の伝送形式から、空気調和装置の伝送制御システム（1) における信号の伝送形式への変換を行うゲートゥヱイ

(13) を介して互いに接続されている。

また、上記 LAN (2) は、イン夕一ネット（3) から該 LAN (2) への不正な侵入を防止するためのファイアウォール（25) を介してイン夕一ネヅト

(3) に接続されている。

上記インターネット（3) には、サービスセン夕（4) に設置されたデ一夕提供手段としてのデ一夕ベースサーバ (41) が接続されている。このデ一夕べ一スサーバ（41) は、上記異常コードと、異常に関する情報である異常の具体的な内容及び対処事項の情報とが対応付けされたデータベース（41 a) を有している。このデ一夕ペースサーバ (41) は、上記監視装置（11) から送信された異常コードを、 LAN (2) 及びインターネヅト（3) を介して受信するように構成されていて、異常コードを受信したときには、この異常コードと上記デー夕ベース（41 a) とを照合して、異常コードに対応した異常の具体的な内容及び対処事項を決定し、その異常の具体的な内容及び対処事項を上記監視装置（1 1) に返信するように構成されている。

次に、上記空気調和装置の監視システムにおける空気調和装置の監視動作について説明する。

先ず、空気調和装置（12) の正常時には、各空気調和装置（12， 12, ···) が送信した運転デ一夕等が、伝送ライン（14) を介して監視装置（1) まで伝送される。これにより、図 2に示すように、監視装置（11) の表示部（Γ 1 a) には、各空気調和装置（12) の運転状態が表示されて、上記空気調和装置（12， 12, ···) の監視が行われる。

一方、上記複数台の空気調和装置（12, 12, ···) のいずれかに異常が生じたときには、その異常が発生した空気調和装置（12) が、異常コードを監視装置（11) に送信する。異常コードを受信した監視装置（11) は、その異常コ —ドを LAN (2)及びィン夕ーネット（3) を介して、サービスセンタ（4) のデータべ—スサーバ (41) に送信する。このデータベースサーバ（41) は、その異常コードとデータベース（41 a) とを照合して、異常コードに対応した異常の具体的な内容及び対処事項を決定し、その異常の具体的な内容及び対処事項を上記監視装置（11) に返信する。そして、この異常の具体的な内容及び対処事項を受信した監視装置（11) は、その受信した異常の具体的な内容及び対処事項を表示部（11 a) に表示する。これにより、例えば図 3に示すように、上記正常時の画面（図 2参照）の上に新たなウィンドウ（53) が表示されて、この新たなウィンドウ（53) 内に、異常が生じた空気調和装置（12) の番号 (AC No. )、異常コード、異常の具体的な内容、故障診断及び対処事項がそれぞれ表示される。さらに、上記対処事項等に関連した最新情報が存在する場合は、その最新情報も併せて表示される。

こうして、空気調和装置（12, 12, '··) の管理者は、上記監視装置（ 1 1) に表示された情報に基づいて上記空気調和装置（12) の異常に対処することができるようになる。

このように、この空気調和装置の監視システムでは、監視装置（11) に、単に異常コードだけでなく、異常の具体的な内容や対処事項といった異常に関する種々の情報が、異常が発生した空気調和装置（12) を特定して表示される。このため、上記管理者は、空気調和装置（12) の異常に対して、効率的に対応することができる。

また、空気調和装置（12) とは離れた場所に存在するサービスセン夕（4) のデ—夕ベース（41 a) を常に最新の情報に更新しておけば、上記管理者は、空気調和装置（12) の異常時に最新の情報を得ることができる。こうして、上記管理者は最新の情報に基づいて、空気調和装置（12) の異常に対して素早くかつ適切に対処することができる。また、デ一夕べ一ス（41 a) を更新するだけの低コストで、管理者に最新の情報を提供することができる。

しかも、上記空気調和装置の監視システムは、建物 6内に予め構築されている LAN (2) やイン夕一ネット（3) を利用して構築することができるため、上記データベース（41 a) の保守 ·管理等を容易に行うことができると共に、システム自体を安価に構成することができる。

また、図示は省略するが、例えば上記サービスセン夕（4) が管理する他の施設ゃ建物に設置された空気調和装置の監視システムを、イン夕一ネット（3) に接続すれば、上記サービスセン夕（4) のデータベース（41 a) を複数の監視システムで共用化することができる。この場合は、上記データベース（41 a) を更新することだけで、全ての空気調和装置の監視システムに、最新の情報を提供することができる。

尚、上記実施形態では、異常コードと、異常に関する情報とが対応付けされたデータべ—ス（41 a) を、インタ一ネヅト（3) に接続されたサ一ビスセン夕 (4) のデータベースサーバ（41) に備えているが、 LAN (2) に設けられたデ—夕べ—スサーバ（21) に、異常コードと、異常に関する情報とが対応付けされたデ一夕ベース（21 a) を備えてもよい。この場合も、既存の LAN

(2) を利用することで、安価に空気調和装置の監視システムを構成することができると共に、データべ一ス（21 a) の構築やそのデ一夕べ一ス（21 a) の保守 ·管理が容易に行うことができる。

また、上記実施形態では、監視装置（11) とは別に、データベース (41 a) を有するデータベースサーバ（41) を備えているが、上記監視装置（1 1) がデ一夕ペースを有するように構成して、上記デ一夕ペースサーバ（41) を省略してもよい。このようにしても、異常に関する情報が上記監視装置（1 1) に表示されるため、管理者は、異常の具体的な内容や、対処事項を容易に確認することができる。しかも、上記監視装置（11) のデ一夕ベースを更新することだけで、最新の情報が得られるようになる。

このように、デ一夕ベースを有する監視装置（11) は、伝送ライン（14) 上に設けてもよいが、 LAN (2) 上に設けて、この監視装置（11) と各空気調和装置（12) とを上記 LAN (2) を介して互いに接続してもよい。また、上記データベースを有する監視装置（11) を、例えばサービスセン夕（4) 内に設けて、この監視装置（11) と各空気調和装置（12) とをインターネット

(3) を介して互いに接続してもよい。

さらに、上記実施形態では、複数台の空気調和装置（12， 12, ···) を伝送ライン（14) に接続すると共にこの伝送ライン（14) に監視装置（11) を接続しているが、上記各空気調和装置（12) 自体に監視装置（11) を設けるようにしてもよい。この場合、空気調和装置（12) に異常が発生した時には、この異常が発生した空気調和装置（12) からデ一夕ベースサーバ（21, 4

1) に、 LAN (2) 又はイン夕一ネット（3) を介して直接異常コードを送信するようにし、このデ一夕べ一スサーバ（21, 41) から送信された異常に関する情報を、上記異常が生じた空気調和装置（12) が受信するように構成してもよい。そして、この異常が生じた空気調和装置（12) に設けられた監視装置

(11) が、上記異常に関する情報を表示するように構成すればよい。

また、本発明に係る空気調和装置の監視システムは、空気調和装置（12) を複数台備える構成だけでなく、空気調和装置（12) を一台だけ備える構成にも適用可能である。産業上の利用の可能性

以上のように、本発明は、空気調和装置の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムに有用であり、特に、空気調和装置の監視装置に、異常に関する情報が表示されて、管理者が空気調和装置の異常に的確に対応可能になる点で、産業上の利用可能性は高い。

Claims

言青求の範囲

1. 空気調和装置（ 12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムであって、

上記空気調和装置（ 12) は、異常が発生した時には、異常コードを送信するように構成され、

上記空気調和装置（ 12) に接続され、該空気調和装置（ 12) の異常発生時に上記空気調和装置（ 12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コードを送信する監視装置（ 1 1) と、

上記監視装置（1 1) に接続され、該監視装置（ 1 1) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コ一ドに対応する異常に関する情報を上記監視装置（ 1 1) に返信するデ一夕提供手段（2 1, 41) とを備え、

上記監視装置（1 1) は、上記データ提供手段（2 1 , 41) からの異常に関する情報を受信しかつ該異常に関する情報を表示するように構成されている空気調和装置の監視システム。

2. 監視装置（ 1 1) は、空気調和装置（ 12) の正常時には該空気調和装置 (12) の運転デ一夕を表示するように構成されている請求項 1記載の空気調和装置の監視システム。

3. デ一夕提供手段（21 , 41) は、異常コードと異常に関する情報とが対応付けされたデ一夕ベース（21 a, 41 a) を有していて、受信した異常コ一ドを上記デ一夕ベース（2 1 a， 41 a) に照合して上記異常コードに対応する異常に関する情報を決定するように構成されている請求項 1記載の空気調和装置の監視システム。

4. 空気調和装置（12) は、複数台設けられ、

監視装置（ 1 1) は、上記各空気調和装置（ 12) に対し信号伝送可能な伝送手段（ 14) を介して接続されていて、上記各空気調和装置（ 12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コ一ドに対応した異常に関する情報を表示するように構成されている請求項 1記載の空気調和装置の監視システム。

5. 監視装置（11) は、各空気調和装置（12) 毎に異常に関する情報を表示するように構成されている請求項 4記載の空気調和装置の監視システム。

6. 空気調和装置（12) とデータ提供手段（21) とは、 LAN (2) を介して互いに接続されている請求項 1記載の空気調和装置の監視システム。

7. 空気調和装置（12) とデータ提供手段（41) とは、 WAN (3) を介して互いに接続されている請求項 1記載の空気調和装置の監視システム。

8. 空気調和装置（12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムであって、

上記空気調和装置（12) は、異常が発生した時には、異常コードを送信するように構成され、

上記空気調和装置（12) に接続され、該空気調和装置（12) の異常発生時に上記空気調和装置（12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コ一ドに対応する異常に関する情報を上記空気調和装置（12) に返信するデ一夕提供手段（21, 41) と、

上記空気調和装置（1.2) に設けられ、該空気調和装置（12) が受信した上記デ一夕提供手段（21, 41) からの異常に関する情報を表示する監視装置（11) とを備えている空気調和装置の監視システム。

9. 監視装置（1 1) は、空気調和装置（12) の正常時には該空気調和装置 (12) の運転デ一夕を表示するように構成されている請求項 8記載の空気調和装置の監視システム。

10. データ提供手段（21, 41) は、異常コードと異常に関する情報とが対応付けされたデ一夕ベース（21 a, 41 a) を有していて、受信した異常コードを上記データべ一ス（21 a, 41 a) に照合して上記異常コードに対応する異常に関する情報を決定するように構成されている請求項 8記載の空気調和装置の監視システム。

11. 空気調和装置（12) とデ一夕提供手段（21) とは、 LAN (2) を介して互いに接続されている請求項 8記載の空気調和装置の監視システム。

12. 空気調和装置（12) とデ一夕提供手段（41) とは、 WAN (3) を介して互いに接続されている請求項 8記載の空気調和装置の監視システム。

13. 空気調和装置（12) の運転状態を監視する空気調和装置の監視システムであって、

上記空気調和装置（12) に接続され、上記空気調和装置（12) の異常発生時に上記空気調和装置（12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コードに対応する異常に関する情報を表示する監視装置（11) を備えている空気調和装置の監視システム。

14. 監視装置（11) は、空気調和装置（12) の正常時には該空気調和装置 (12) の運転データを表示するように構成されている請求項 13記載の空気調和装置の監視システム。

15. 空気調和装置（12) は、複数台設けられ、

監視装置（ 11 ) は、上記各空気調和装置（12) に対し信号伝送可能な伝送手段（14) を介して接続されていて、上記各空気調和装置（12) が送信した異常コードを受信しかつ該異常コ一ドに対応した異常に関する情報を表示するように構成されている請求項 13記載の空気調和装置の監視シスアム。

16. 監視装置（ 11) は、各空気調和装置（12) 毎に異常に関する情報を表示するように構成されている請求項 15記載の空気調和装置の監視システム c

17. 空気調和装置（ 12) と監視装置（11) とは、 LAN (2) を介して互いに接続されている請求項 13記載の空気調和装置の監視システム。

8. 空気調和装置（12) と監視装置（11) とは、 WAN (3) を介して互いに接続されている請求項 13記載の空気調和装置の監視システム。