WO2001054582A1

WO2001054582A1 - Instrument de mesure de la charge d'exercice equipe d'une fonction d'adipometrie

Info

Publication number: WO2001054582A1
Application number: PCT/JP2001/000487
Authority: WO
Inventors: Iwao Yamazaki; Kimiyo Yamazaki
Original assignee: Yaman Ltd.
Priority date: 2000-01-25
Filing date: 2001-01-25
Publication date: 2001-08-02
Also published as: EP1252862A1; EP1252862A4; US20020193702A1; US6973345B2; EP1252862B1; JP2001204715A; JP4638570B2; ATE464839T1; DE60141885D1; AU2881501A

Description

明細書

体脂肪測定機能付き運動量測定装置技術分野

本発明は、身体の 2次元乃至 3次元の動きを検知して運動量を測定する運動量測定装置に関する。背景技術

身体が一日に消費する総消費カロリーは、生活活動やスポーツなどの運動によって消費する運動消費カロリーと、運動に関係な〈消費する基礎代謝量の合計から求める。

運動消費カロリーは、運動の種類と運動した時間によって当然ながら数値が違うが、その人の基礎代謝量によっても違う。例えば同じ種類の運動を同じ時間行っても、基礎代謝量が大きいスポーツマンタイプの人は、基礎代謝量が小さい肥満体の人よりも運動消費カロリーが大きい。これは、エネルギーは脂肪ではな〈筋肉で消費され、筋肉量の多いほうが消費カロリ —は大きいからである。このため基礎代謝量は筋肉量に比例し、同じ運動をしても、筋肉質で基礎代謝量が大きい人のほうが肥満体の人よりも、消費するカロリーは大き〈なるのである。

このように、本来、運動消費カロリーは基礎代謝量を考慮に入れて計算すべきものであり、基礎代謝量は、体重から体脂肪を除いた除脂肪体重を筋肉量の指標としてとらえ、この除脂肪体重をもとに計算するのが正解である。

除脂肪体重を求めるには、体脂肪率を測定する必要がある。

ところが従来の運動量測定装置は、体脂肪率を測定する機能がないため、筋肉の多いスポーツマンと、脂肪の多い肥満者を区別できない本質的な欠陥があり、明らかに筋肉量が違う人でも、基礎代謝量の違いにかかわらず同じように運動消費カロリーを計算していた。

また、従来の運動量測定装置は、実際の運動量や消費カロリーを表示するだけで、運動の目標を立てたり、現在の運動量が適正かどうかを評価したり、運動の成果を具体的に把握できるものはなかった。

そのため、すぐに飽きられてしまうことが多く、長期間有効に利用されることが少なかった。

そこで本発明は、従来の運動量測定装置に体脂肪測定機能を付加することにより、基礎代謝量の違いを反映して運動消費カロリーの計算精度を高めると共に、運動の目標や成果を具体的に把握できるようにすることを目的になされたものである。発明の開示

かかる目的を達成するために、本発明は以下のように構成した。

請求項 1 の発明は、表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、

この筐体の表面に配備して人体インピーダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、

前記人体ィンピ一ダンスと個人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、

前記個人データと体脂肪率に基づいて基礎代謝量を算出する基礎代謝量算出手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

前記目標体脂肪率と測定体脂肪率の差から減量すべき体脂肪量を計算する減量体脂肪計算手段と、前記減量体脂肪を消費するためのカロリー量を計算する減量カロリー計算手段と、

身体の 2次元乃至 3次元の動きを検知して実際の運動量を測定する運動量測定手段と、

測定した運動量と基礎代謝量から実際の運動消費力口リ一を計算する消費カロリ一計算手段と、

を勝え、

体脂肪率の他に前記減量カロリーと実際の運動消費カロリーを前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。

請求項 2の発明は、表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、この筐体の表面に配備して人体インピーダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

前記目標体脂肪率と測定体脂肪率の差から減量すべき体脂肪量を計算する減量体脂肪計算手段と、

前記減量体脂肪を消費するためのカロリー量を計算する減量カロリー計算手段と、

前記減量カロリーから実際の運動消費カロリーを差し引いて前記減量体脂肪を消費するための残り消費カロリーを計算する残り消費カロリー計算手段と、

を ifeえ、

体脂肪率の他に前記残り消費カロリ一を前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。

請求項 3 の発明は、表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、この筐体の表面に配備して人体インピーダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、

前記人体ィンピーダンスと個人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

前記減量カロリーを基礎代謝量に基づいて計算した運動量に置き換えて目標の運動量を設定する目標運動量設定手段と、

を備え、

体脂肪率の他に前記目標運動量と実際の運動量を前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。

請求項 4の発明は、表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、この筐体の表面に配備して人体インピーダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、

前記人体インピーダンスと個人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

前記減量力口リーから実際の運動消費カロリーを差し引いて前記減量体脂肪を消費するための残り消費カロリーを計算する残り消費カロリー計算手段と、

この残り消費カロリーを基礎代謝量に基づいて計算した運動量に置き換えて残り運動量を計算する残り運動量計算手段と、

を備え、体脂肪率の他に前記残り運動量を前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。

請求項 5 の発明は、前記運動量を運動強度と運動時間の積によって求めることを特徴とする請求項 1 、 2、 3 または 4記載の体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。

請求項 6 の発明は、前記運動量測定手段を 2次元乃至 3次元の動きをカウン卜する体動計と 2次元乃至 3次元の加速度を検出する加速度計で構成することを特徴とする請求項 1 、 2、 3 または 4記載の体脂肪測定機能付き運動量測定装置である。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置の正面図である。図 2は、本発明を実施した人体インピーダンス測定回路の回路図である。図 3は、本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置の使用説明図である。図 4は、本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置の機能ブロック図である。図 5は、本発明を実施した体型判別図である。図 6 は、本発明を実施した加速度計の断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

図 1 に、本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置の正面図を示す。

運動量測定装置は、筐体 1 内に人体ィンピーダンス測定回路 2 と加速度計 3 と体動計（図示しない）を内蔵し、正面に L C Dの表示部 D を設け、その下方に電源/選択キー K 1 、数字のダウンキ一 K 2 とアップキ — K 3 、確定キー K 4 および開始/終了キー K 5 を配置し、上下の側面に、 4端子電極を構成する一方の給電側電極 E 1 、 E 1 と、他方の検出側電極 E 2、 E 2 を固着する。

電源/選択キー K 1 は、約 2秒のロングオンによる電源のオン ■ オフと、入力データや表示データの切換え操作を行う。

ダウンキー K 2は、キ一を押す毎に数字を 1 ずつ下降させて数字を入力する。

アップキー K 3はキーを押す毎に数字を 1 ずつ上昇させて数字を入力する。

性別、年齢、身長体重の個人データを入力するときは、それぞれのデフォルト値が表示され、データ入力はそれらの数値をダウンキー K 2 とアップキ一 K 3で修正しながら行う。

確定キー K 4は、入力データの確定を行い、確定キー 4 が押されると次の入力に移行する。

開始/終了キー K 5 は、体脂肪の測定や運動量の測定をスタ一卜させる表示部 Dは、性別、年齢、身長、体重などの入力データ、体脂肪率、基礎代謝量、体型区分、運動量、消費カロリーなどの測定結果、目標体脂肪率を達成するための減量体脂肪と、減量体脂肪を消費するための運動量や消費カロリーなどを表示する。

図 2に、人体ィンピーダンス測定回路の回路図を示す。

人体インピーダンス測定回路 2 は、発振器 2 1 が生成する 5 0 k H z の正弦波交流電圧を駆動回路 2 2 、トランス T 1 、切換スイッチ 2 3 A を介して筐体 1 の給電側電極 E 1 、 E 1 に供給する。

人体インピーダンスを測定するときは、両腕を肩の高さでまっすぐ前方に伸ばし、図 3 に示すように、筐体 1 の給電側電極 E 1 、 E 1 と検出側電極 E 2、 E 2 を左右の人差し指と親指で挟んで持つ。

これにより、左右の検出側電極 E 2 、 E 2の間に電位差が発生し、両手間の人体ィンピーダンスを測定する。

検出側電極 E 2、 E 2 に発生した電位差を切換スィッチ 2 3 A、トランス T 2 、帯域フィルタ 2 4 、整流回路 2 5および増幅器 2 6 を介して直流電圧に変換し、波形整形、レベル調整、オフセッ卜調整した後、 A / D変換器 2 7、 I / 0インタフェース 1 6 を介して C P U 1 4に入力する。

人体ィンピーダンス測定回路 2 を構成する個々の回路の経時変化や温度特性による測定誤差を修正するため、人体インピーダンスを測定する前に、検出側回路の出力特性をあらかじめ校正する。

すなわち、 2 つの変量である人体インピーダンス Z と検出側回路が検出する電位差 Vの関係を回帰直線 Z = k ■ V + C 0にあてはめる。

そして、抵抗値が既知の 2つの抵抗 R 1 と R 2の両端に、人体インピ —ダンス Z を測定するときと同じ所定の交流電圧を印加し、抵抗 R 1 と R 2の両端に発生する交流電圧 Vを検出して回帰直線の比例定数 k と固定定数 C 0 を求める。

このため、 C P U 1 4 から制御信号を出力して I / Oインタフェース 1 6 、切換ユニット 2 8 および切換制御回路 2 9 Aを介して切換スイツチ 2 3 Aを切換え、卜ランス T 1 の二次側と卜ランス T 2の一次側との間に 2 つの抵抗 R 1 と R 2 を接続する。次に、 C P U 1 4 から制御信号を出力して I / O インタフェース 1 6 、切換ュニッ卜 2 8 および切換制御回路 2 9 B を介して切換スィツチ 2 3 B を切換え、測定対象を抵抗 R 1 あるいは抵抗 R 2に切換える。

図 4に、本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置の機能ブロック図を示す。

運動量測定装置は、筐体 1 に取り付けた電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピーダンス測定手段 1 1 0 と、キーを操作して性別、年齢、身長、体：の個人データを入力する個人データ入力手段 1 2 0 と、人体インピーダンスと個人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段 1 3 0 と、個人データと体脂肪率に基づいて体型を判別する体型判別手段 1 4 0 と、個人データと体脂肪率に基づいて基礎代謝量を算出する基礎代謝量算出手段 1 5 0 と、目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段 1 6 0 と、目標体脂肪率と測定体脂肪率の差から減量すべき体脂肪量を計算する減量体脂肪計算手段 1 7 0 と、減量体脂肪を消費するためのカロリー量を計算する減量カロリー計算手段 1 8 0 と、減量カロリーを運動量に置き換えて目標の運動量を設定する目標運動量設定手段 1 9 0 と、 2次元乃至 3次元の体動を検知する体動検知手段 2 0 0 と、 2次元乃至 3次元の加速度を検知する加速度検知手段 2 1 0 と、検知した体動と加速度に基づいて実際の運動量を測定する運動量測定手段 2 2 0 と、測定した運動量から実際の運動消費カロリーを計算する消費カロリー計算手段 2 3 0 と、減量カロリーから実際の運動消費カロリーを差し引いて残り消費カロリーを計算する残り消費カロリ —計算手段 2 4 0 と、残り消費カロリーを運動量に置き換えて残り運動量を計算する残り運動量計算手段 2 5 0で構成する。

体型判別手段 1 4 0は、図 5 に示すように、縦軸の体重と横軸の体脂肪率をそれぞれ健康範囲以下、健康範囲、健康範囲以上の 3段階に区分してマ卜リックスを 9 区域に分割し、個人データ入力手段 1 2 0 より入力した体重および体脂肪率算出手段 1 3 0 が算出した体脂肪率がどの区域に該当するかをドッ卜で表示する。

体重の健康範囲は、理想体重 X 0 . 9〜理想体重 X 1 . 1 とし、体脂肪率の健康範囲は、女性の場合 1 7〜 2 4 %、男性の場合 1 4 ~ 2 0 % とする。

9区域は、縦軸（体重）の上から下、横軸（体脂肪率）の左から右の順にそれぞれ超スポーツマン型、スポーツマン型、肥満型、スポーツマン理想型、健康理想型、過脂肪型、超やせ型、やせ型、超過脂肪型などのように分類する。

ここで、理想体重二（身長一 1 0 0 ) X 0 . 9 X 0 . 9 1 とする。基礎代謝量算出手段 1 5 0は、次の計算式に基づいて基礎代謝量を算出— 9 る。

基礎代謝量 = C 0 X体重 X ( 1 0 0 _体脂肪率） Z 1 0 0 + C 1

C O = 2 4 . 0 3 4 9 女性 4 0歳未満

2 1 . 9 5 1 女性 4 0歳以上

22 77 .. 77 11 77 男性 4 0歳未満

2 5 . 3 3 3 男性 4 0歳以上

C 1 = 4 2 7 . 6 4 女性 4 0歳未満

4 2 4 . 3 8 女性 4 0歳以上

1 8 8 . 2 1 男性 4 0歳未満

22 44 33 .. 22 88 男性 4 0歳以上

目標体脂肪率設定手段 1 6 0は、現在の体脂肪率と比較して、例えば、女性の場合 1 7〜 2 4 %、男性の場合 1 4〜 2 0 %とされる健康体脂肪率の中から目標とする体脂肪率を設定する。

減量体脂肪計算手段 1 7 0は、目標体脂肪率と測定体脂肪率の差から減量すべき体脂肪量を求める。

減量体脂肪量（ k g ) = (測定体脂肪率一目標体脂肪率） / 1 0 0 X 体重（ k g )

なお、測定体脂肪率が目標体脂肪率を下回る場合は、減量体脂肪量を 0とする。

減量カロリー計算手段 1 8 0は、体脂肪 1 k gはおよそ 7 0 0 0 k c a 1 に相当することから、次の計算式によって減量体脂肪計算手段 1 7 0が計算した減量体脂肪量を消費するのに必要な力ロリ一量を求める。減量力ロリ — （ k c a Ί ) = 減量体脂肪量（ k g ) x 7 0 0 0 ( k c a 1 / k g j

目標運動量設定手段 1 9 0は、減量力口リ一計算手段 1 8 0が計算した減量カロリーを運動量に置き換えて目標の運動量を設定する。

運動量は、次のように運動強度と運動時間の積であらわされる。

運動量（ k c a 1 ) = 運動強度（ k c a 1 /分） x 運動時間（分）運動強度は、運動の際に消費する 1 分当りの消費カロリーをあらわし、次の式で計算する。

運動強度（ k c a 1 /分） = (エネルギー代謝率 X基礎代謝量 +安静時の代謝量）（ k c a l ) / 1 4 4 0 (分）

エネルギー代謝率は、運動形態によつて基礎代謝量の何倍の力口リーを消費するかをあらわし、例えば、散歩は 2 . 0、通常の歩行は 3 . 0、速足は 5 . 0、駔足は 7 . 0などのように実測によって求める。

また、安静時の代謝量は基礎代謝量の 1 . 2倍とする。

以上により、運動形態別の運動強度を次のように求める。

散歩の運動強度（ k c a 1 /分）二（ 2 . 0 X基礎代謝量 +安静時の代謝量）（ k c a l ) / 1 4 4 0 (分）

歩行の運動強度（ k c a 1 /分） = ( 3 . 0 X基礎代謝量 +安静時の代謝量）（ k c a 1 ) / 1 4 4 0 (分）

速足の運動強度（ k c a 1 /分） = ( 5 . 0 X基礎代謝量 +安静時の代謝量）（ k c a 1 ) / 1 4 4 0 (分）

馬丘足の運動強度（ k c a 1 /分） = ( 7 . 0 X基礎代謝量 +安静時の代謝量）（ k c a 1 ) / 1 4 4 0 (分）

次に、運動形態別に減量カロリーを消化するのに必要な運動時間を次のよつに求める。運動時間（分）二減量カロリ _ ( k c a 1 ) / 運動形態別の運動強度（ k c a Ί /分）

以上により、目標の運動量は、例えば、通常の歩行の場合は 5 0 0 0 分、速足の場合は 3 0 0 0分というように運動形態別の運動時間で表示する。

なお、目標の運動時間は、体脂肪が燃えだすまでに最低必要といわれる 1 2分以上の時間を設定する。

体動検知手段 2 0 0は、体動計によって運動の体動を検知する。

体動計は、体動によって振動する 2軸あるいは 3軸の振子に磁石を取り付け、この磁石によってリードスィツチをオン · オフして体動の回数をカウン卜する。

加速度検知手段 2 1 0は、加速度計によって運動の加速度を検知する。加速度計は、図 6 に示すように、半導体圧力センサ 3 1 の圧力ポー卜 3 1 aに揺動自在に振子 3 2 を挿入する。

振子 3 2 は、可撓性の弾性線 3 2 aの先端におもり 3 2 b を取り付け、基端を半導体圧力センサ 3 1 のシリコンダイヤフラム 3 1 bに固着するおもり 3 2 bは、運動によって 3 6 0 ° 揺動し、これによつてシリコンダイヤフラム 3 1 bが変形してひずみが生じる。

そのため、シリコンダイヤフラム 3 1 bのストレイン · ゲージでピエゾ抵抗効果による抵抗変化が起こり、加速度に応じてブリツジ電圧が発生する。このプリッジ電圧をハイゲインアンプで増幅して体動の加速度を測定する。

加速度計 3 は、ばねに取り付けたおもりの相対変位をストレイン · ゲ —ジで検出したり、ばねの代わりに圧電素子を利用しておもりの変位に比例して生じる電荷を検出したり、あるいは、磁界の中をおもりに固定したコイルが動くときに生じる誘導起電力を検出して加速度を測定してもよい。

運動量測定手段 2 2 0は、体動計の力ゥン卜値と加速度計 3の出力電圧の大きさによつて運動形態別の運動時間を測定し、運動形態を散歩、歩行、速足、駔足の 4段階に区分する。

体動は、速〈動くことによってピッチが増え、動きも大きくなる。この動きの違いを加速度計 3でとらえ、これによつて散歩や馬丘足などの運動形態を判別する。

体動計がカウン卜されないときは、乗物などによって加速度計 3 が作動しても静止状態と判定し、誤って運動とみなされないようにする。消費カロリー計算手段 2 3 0は、運動量測定手段 2 2 0 が区分した運動形態から前出の運動強度を求め、これに運動時間を掛けて実際の消費カロリ一を計算する。

消費カロリー（ k c a 1 ) = ∑ {運動形態別の運動強度（ k c a 1 / 分） X 運動時間（分） }

残り消費力口リ一計算手段 2 4 0は、減量力口リ一計算手段 1 8 0 が計算した減量カロリーから消費カロリー計算手段 2 3 0 が計算した実際の消費カロリーを差し引いて残り消費カロリーを求める。

残り消費カロリー（ k c a 1 ) = 減量カロリー（ k c a 1 ) — 消費カロリー（ k c a l )

なお、体脂肪率の測定をやり直したときは、その都度新たに減量カロリーが設定されて残り消費カロリーは減量カロリーに等し〈なる。

残り運動量計算手段 2 5 0は、残り消費カロリ —計算手段 2 4 0 が計算した残り消費カロリーを残り運動量に置き換える。

残り運動量は、運動形態別の残り運動時間であらわし、次のように計算する。

運動形態別の残り運動時間（分） =残り消費カロリー（ k c a 1 ) /運動形態別の運動強度（ k c a 1 /分）

本発明を実施した体脂肪測定機能付き運動量測定装置は以上のような構成で、体脂肪を測定するときは、まず、電源/選択キー K 1 とダウンキ一 K 2 、アップキ— K 3 および確定キ— 4 を操作して性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する。

このとき、入力デ一夕が前回と同じ場合は入力を省略できる。

次に、開始/終了キー K 5 を押した後、筐体 1 の上下の側面に設けた電極を左右の人差し指と親指で挟んで体脂肪の測定をスター卜させる。

測定を開始してしばら〈すると、表示部 Dに体脂肪率が表示され、体脂肪率と共にマ卜リックスの該当区域に体型区分がドッ卜で表示されるここで電源/選択キー K 1 を押すと、表示部 Dに基礎代謝量が表示され、測定体脂肪率が健康体脂肪率を上回るときは、電源/選択キー K 1 を押す毎に画面が切り換わり、減量体脂肪率（％ )、減量体脂肪量（ k g )、目標運動量などダイエツ卜の目標値が順番に表示される。

これらのダイエツ卜の目標値は、体脂肪の測定を行う毎に更新される。次に、開始/終了キー K 5 を押すと、運動量の測定がス夕一卜する。運動量の測定がスター卜した後は、電源/選択キー K 1 を押す毎に画面が切り換わり、残り運動量、実際の運動量、残り消費カロリー、実際の消費カロリーなどが順番に表示される。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明の体脂肪測定機能付き運動量測定装置は、 2次元乃至 3次元の動きを検知して測定した運動量と基礎代謝量に基づいて消費カロリーを計算する。

従って、本発明によれば、基礎代謝量の違いが計算に反映されるので、従来に比べて消費カロリーの計算精度が向上する。また、本発明の体脂肪測定機能付き運動量測定装置は、目標体脂肪率を設定してこの目標体脂肪率を達成するのに必要な減量カロリーと、実際の消費カロリーを差し引いた残り消費カロリーを表示部に表示する。従って、本発明によれば、消費カロリーによって運動の目標と成果が具体的に目に見えるようになるので、運動の興味を長く持続させることができ、そのため、取組みが意欲的になって集中力が増し、短期間で十分な効果を上げることができるようになる。

また、本発明の体脂肪測定機能付き運動量測定装置は、目標体脂肪率を設定してこの目標体脂肪率を達成するのに必要な運動量と、実際の運動量を差し引いた残り運動量を表示部に表示する。

従って、本発明によれば、どのくらいの強さの運動をどのくらい行えばよいか、一目でわかるようになるので、運動量を適量に調節できるようになる。

また、本発明の体脂肪測定機能付き運動量測定装置は、身体の 2次元乃至 3次元の動きをカウン卜すると体動計と、加速度を検出する加速度計によって運動量を測定する。

従って、本発明によれば、歩数計のように上下動だけでなくあらゆる方向の動きを検知するので、生活活動の運動量の総量をとらえることができる。

また、体動計と加速度計を合わせて運動量を判定するので、乗物などによる運動量の測定誤りを未然に防止できる。

Claims

請求の範囲

1 . 表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、

この筐体の表面に配備して人体ィンピ一ダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

2次元乃至 3次元の動きを検知して実際の運動量を測定する運動量測定手段と、

測定した運動量と基礎代謝量から実際の運動消費力口リ一を計算する消費カロリ —計算手段と、

を備え、

体脂肪率の他に前記減量カロリーと実際の運動消費カロリーを前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置。

2 . 表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、

この筐体の表面に配備して人体インピーダンスを測定する電極と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力する個人データ入力手段と、前記人体ィンピ一ダンスと個人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

測定した運動量と基礎代謝量から実際の運動消費カロリーを計算する消費カロリー計算手段と、

をえ、

体脂肪率の他に前記残り消費カロリーを前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置。

3 . 表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

を倫え、

体脂肪率の他に前記目標運動量と実際の運動量を前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置。

4 . 表示部を有して身体に装着する携帯可能な筐体と、

目標の体脂肪率を設定する目標体脂肪率設定手段と、

前記減量体脂肪を消費するためのカロリー量を計算する減量カロリー計算手段と、前記減量カロリーを基礎代謝量に基づいて計算した運動量に置き換えて目標の運動量を設定する目標運動量設定手段と、

2次元乃至 3 次元の動きを検知して実際の運動量を測定する運動量測定手段と、

を ί履え、

体脂肪率の他に前記残り運動量を前記表示部に表示することを特徴とする体脂肪測定機能付き運動量測定装置。

5 . 記運動量を運動強度と運動時間の積によって求めることを特徴とする請求項 1 または 2 または 3 または 4記載の体脂肪測定機能付き運動里測疋衣 it 。

6 . 前記運動量測定手段を 2次元乃至 3次元の動きをカウン卜する体動計と 2次元乃至 3次元の加速度を検出する加速度計で構成することを特徴とする請求項 1 または 2 または 3 または 4記載の体脂肪測定機能付き運動量測定装置。