JP2001321371A - カロリー計算機 - Google Patents

カロリー計算機

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JP2001321371A
JP2001321371A JP2000140819A JP2000140819A JP2001321371A JP 2001321371 A JP2001321371 A JP 2001321371A JP 2000140819 A JP2000140819 A JP 2000140819A JP 2000140819 A JP2000140819 A JP 2000140819A JP 2001321371 A JP2001321371 A JP 2001321371A
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Japan
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exercise
amount
body movement
calorie
calorie consumption
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JP2000140819A
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English (en)
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Iwao Yamazaki
岩男 山崎
Yoshihiro Izawa
良弘 井沢
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Ya Man Ltd
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Ya Man Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】生活活動や運動器具や自転車の消費カロリーを
1つに集計して毎日の消費カロリーを総合的に把握でき
る。 【解決手段】人体インピーダンス測定手段110と、個
人データ入力手段120と、人体インピーダンスと個人
データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段
130と、基礎代謝量を算出する基礎代謝量算出手段1
40と、体動量を計測する体動量計測手段150と、計
測した体動量と基礎代謝量に基づいて計算する生活活動
消費カロリー計算手段160と、運動器具種類設定手段
170と、運動器具のセンサの出力信号を入力して運動
器具の種類に応じた運動量に換算する運動量換算手段1
80と、運動負荷入力手段190と、運動量と運動負荷
および基礎代謝量に基づいて運動の消費カロリーを計算
する運動消費カロリー計算手段200と、生活活動の消
費カロリーに運動の消費カロリーを加算する消費カロリ
ー加算手段210で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシンを操作して
機械的な反復運動を行う運動器具や自転車に運動量を検
出するセンサを外部から取り付け、このセンサに接続す
る携帯可能な筐体の表示部に生活活動の消費カロリーに
運動器具や自転車の消費カロリーを加算して表示するカ
ロリー計算機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】運動器具や自転車を使
用して運動を行う目的は、心肺機能を強化して全身の持
久力を高める他に、余分な体脂肪を消化して肥満を解消
し、引き締まった健康的な身体にすることも大きな狙い
である。そのためには、毎日の消費カロリーと摂取カロ
リーの収支バランスを適正に保つため、運動器具や自転
車を使用する際は運動による消費カロリーを正確に把握
しておく必要がある。
【0003】このような見地から、従来の運動器具や自
転車のスピードメータには運動の消費カロリーを表示す
る機能が付いているが、いろいろな種類の運動器具を使
用する場合は、運動器具や自転車毎にそれぞれの消費カ
ロリーをメモしたり、集計するなどの手間を必要とし、
全体の消費カロリーを把握するのが面倒であった。ま
た、1日の消費カロリーは運動器具や自転車以外にも、
歩行など生活活動による消費カロリーが大きなウエイト
を占めるので、毎日の消費カロリーを正確に把握するた
めには体動計を身に付けて体動量を計測し、生活活動の
消費カロリーも合わせて計算する必要がある。そのため
には、毎日運動器具や自転車以外に体動計の消費カロリ
ーを記録して集計するなど手間のかかる面倒な作業を必
要とし、長期にわたって毎日の消費カロリーを詳細に把
握するのは困難であった。
【0004】そこで本発明は、運動器具や自転車に運動
量を検出するセンサを外部から取り付け、このセンサを
体動量計測手段を有する携帯可能な筐体に接続して生活
活動の消費カロリーと運動器具や自転車の消費カロリー
を1つに集計して毎日の消費カロリーを総合的に把握で
きるようにすることを目的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は以下のように構成した。
【0006】すなわち、請求項1の発明は、マシンを操
作して機械的な反復運動を行う運動器具に、前記反復運
動の運動回数を検出するセンサを外部から取り付け、こ
のセンサに接続して表示部を有する携帯可能な筐体に、
前記センサの出力信号を入力して前記運動回数を運動量
に換算する運動量換算手段と、生活活動の体動を検知し
てその体動量を計測する体動量計測手段と、前記運動量
と体動量を消費カロリーに換算する消費カロリー換算手
段と、前記体動量の消費カロリーに運動量の消費カロリ
ーを加算する消費カロリー算手段と、を備え、生活活動
の消費カロリーに運動器具の消費カロリーを加算して前
記表示部に表示してなるカロリー計算機である。請求項
2の発明は、マシンを操作して機械的な反復運動を行う
運動器具に、前記反復運動の運動回数を検出するセンサ
を外部から取り付け、このセンサに接続して表示部を有
する携帯可能な筐体に、前記センサの出力信号を入力し
て前記運動回数を運動量に換算する運動量換算手段と、
生活活動の体動を検知してその体動量を計測する体動量
計測手段と、電極を介して人体インピーダンスを測定す
る人体インピーダンス測定手段と、測定した人体インピ
ーダンスに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手
段と、算出した体脂肪率に基づいて前記運動量と体動量
を消費カロリーに換算する消費カロリー換算手段と、前
記体動量の消費カロリーに運動量の消費カロリーを加算
する消費カロリー算手段と、を備え、生活活動の消費カ
ロリーに運動器具の消費カロリーを加算して前記表示部
に表示してなるカロリー計算機である。請求項3の発明
は、マシンを操作して機械的な反復運動を行う運動器具
に、前記反復運動の運動回数を検出するセンサを外部か
ら取り付け、このセンサに接続して表示部を有する携帯
可能な筐体に、前記センサの出力信号を入力して前記運
動回数を運動量に換算する運動量換算手段と、生活活動
の体動を検知してその体動量を計測する体動量計測手段
と、前記運動量を体動量に換算する体動量換算手段と、
前記体動量計測手段の体動量に運動量の体動量を加算す
る体動量加算手段と、を備え、生活活動の体動量に運動
器具の運動量に相当する体動量を加算して前記表示部に
表示してなるカロリー計算機である。請求項4の発明
は、前記体動量計測手段が体動を検知しないときは、安
静時の消費カロリーを前記体動量の消費カロリーに加算
してなる請求項1または2記載のカロリー計算機であ
る。請求項5の発明は、前記体動量計測手段を歩数を計
測する歩数計とする請求項1または2または3または4
記載のカロリー計算機である請求項6の発明は、前記運
動器具を左右一対のペダルの上に乗ってこれを左右交互
に前後方向に往復動してスライド運動を行うスライド運
動器具とし、前記運動量をスライド数とする請求項1ま
たは2または3記載のカロリー計算機である。請求項7
の発明は、前記運動器具を左右一対のペダルの上に乗っ
てこれを左右交互に上下方向に往復動してステップ運動
を行うステップ運動器具とし、前記運動量をステップ数
とする請求項1または2または3記載のカロリー計算機
である。請求項8の発明は、前記運動器具を無端ベルト
の上に乗ってランニング運動を行うトレッドミルとし、
前記運動量を走行距離とする請求項1または2または3
記載のカロリー計算機である。請求項9の発明は、前記
運動器具を定置式自転車に乗ってサイクリング運動を行
う自転車エルゴメータとし、前記運動量を走行距離とす
る請求項1または2または3記載のカロリー計算機であ
る。請求項10の発明は、前記運動器具を左右一対のオ
ールを握ってこれを前後方向に往復動してボート漕ぎ運
動を行うローイングマシンとし、前記運動量をストロー
ク数とする請求項1または2または3記載のカロリー計
算機である。請求項11の発明は、自転車に車輪の回転
数を検出するセンサを外部から取り付け、このセンサに
接続して表示部を有する携帯可能な筐体に、前記センサ
の出力信号を入力して前記車輪の回転数を走行量に換算
する走行量換算手段と、生活活動の体動を検知してその
体動量を計測する体動量計測手段と、前記走行量と体動
量を消費カロリーに換算する消費カロリー換算手段と、
前記体動量の消費カロリーに走行量の消費カロリーを加
算する消費カロリー加算手段と、を備え、生活活動の消
費カロリーに自転車の消費カロリーを加算して前記表示
部に表示してなるカロリー計算機である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1に、本発明を実施したカロリー計算機
の正面図を示す。カロリー計算機1は、人体インピーダ
ンス測定回路2と体動計3および運動器具や自転車に取
り付けるセンサとのインタフェース回路を内蔵し、正面
にLCDの表示部Dを設け、その下方に電源/選択キー
K1、数字のダウンキーK2とアップキーK3、確定キ
ーK4および開始/終了キーK5を配置する。また、ケ
ース側面の上下に互いに電気的に絶縁する4端子電極を
構成する一方の給電側電極E1、E1と、他方の検出側
電極E2、E2を固着し、下端にインタフェース回路を
運動器具や自転車に取り付けるセンサに接続するコネク
タCを取り付ける。
【0009】電源/選択キーK1は、約2秒のロングオ
ンによる電源のオン・オフと、個人データや運動負荷の
調節値の入力切換え、あるいは、体脂肪率、体動量、運
動器具や自転車の運動量などの表示切換えを行う。ダウ
ンキーK2は、キーを押す毎に数字を1ずつ下降させて
数字を入力する。アップキーK3は、キーを押す毎に数
字を1ずつ上昇させて数字を入力する。性別、年齢、身
長、体重の個人データを入力するときは、それぞれのデ
フォルト値が表示され、データ入力はそれらの数値をダ
ウンキーK2とアップキーK3で修正しながら行う。確
定キーK4は、入力データの確定を行い、確定キーK4
が押されると次の入力に移行する。開始/終了キーK5
は、体脂肪率の測定、あるいは体動量や運動器具や自転
車の運動量の表示をスタートさせる。
【0010】カロリー計算機1に装着した給電側電極E
1、E1と検出側電極E2、E2は、運動器具や自転車
のハンドルなどに取り付けてもよい。また、運動器具や
自転車に歪ゲージなどから成る体重測定センサを取り付
け、体重測定センサの出力信号を入力して個人データの
体重としてもよい。
【0011】図2に、人体インピーダンス測定回路のブ
ロック図を示す。人体インピーダンス測定回路2は、発
振器21が生成する50kHzの正弦波交流電圧を駆動
回路22、切換スイッチ23Aを介して給電側電極E
1、E1に供給する。
【0012】人体インピーダンスを測定するときは、両
腕を肩の高さでまっすぐ伸ばし、図3に示すように、カ
ロリー計算機1の給電側電極E1、E1と検出側電極E
2、E2を左右の人差し指と親指で挟む。これにより、
左右の検出側電極E2、E2の間に交流電圧が発生し、
両手間の人体インピーダンスを測定する。
【0013】検出側電極E2、E2に発生した交流電圧
を切換スイッチ23A、帯域フィルタ24、整流回路2
5、増幅器26を介して直流電圧に変換し、波形整形、
レベル調整、オフセット調整した後、A/D変換器2
7、I/Oインタフェース16を介してCPU14に入
力する。
【0014】人体インピーダンス測定回路2を構成する
要素の経時変化や温度特性による測定誤差を修正するた
め、人体インピーダンスを測定する前に、検出側回路の
出力特性をあらかじめ校正する。すなわち、2つの変量
である人体インピーダンスZと検出側回路が検出する交
-流電圧Vの関係を回帰直線Z=k・V+C0にあては
める。そして、抵抗値が既知の2つの抵抗R1とR2の
両端に、人体インピーダンスZを測定するときと同じ所
定の交流電圧を印加し、抵抗R1とR2の両端に発生す
る交流電圧Vを検出して回帰直線の比例定数kと固定定
数C0を求める。
【0015】このため、CPU14から制御信号を出力
してI/Oインタフェース16、切換ユニット28、切
換制御回路29Aを介して切換スイッチ23Aを切換
え、駆動回路22と帯域フィルタ24との間に2つの抵
抗R1とR2を接続する。次に、CPU14から制御信
号を出力してI/Oインタフェース16、切換ユニット
28、切換制御回路29Bを介して切換スイッチ23B
を切換え、測定対象を抵抗R1あるいは抵抗R2に切換
える。
【0016】図4に、体動の加速度と体動時間を計測す
る体動計の模式図を示す。体動計3は、半導体圧力セン
サ31の圧力ポート31aに揺動自在に振子32を挿入
する。振子32は、可撓性の弾性線32aの先端におも
り32bを取り付け、基端を半導体圧力センサ31のシ
リコンダイヤフラム31bに固着する。おもり32b
は、運動によって360°揺動し、これによってシリコ
ンダイヤフラム31bが変形してひずみが生じる。その
ため、シリコンダイヤフラム31bのストレイン・ゲー
ジでピエゾ抵抗効果による抵抗変化が起こり、体動強度
に応じてブリッジ電圧が発生する。このブリッジ電圧を
ハイゲインアンプで増幅して体動の加速度を計測する。
体動計3は、ばねに取り付けたおもりの相対変位をスト
レイン・ゲージで検出したり、ばねの代わりに圧電素子
を利用しておもりの変位に比例して生じる電荷を検出し
たり、あるいは、磁界の中をおもりに固定したコイルが
動くときに生じる誘導起電力を検出して体動の加速度を
計測してもよい。
【0017】図5に、本発明を実施したカロリー計算機
の機能ブロック図を示す。カロリー計算機1は、人体イ
ンピーダンス測定回路2により人体インピーダンスを測
定する人体インピーダンス測定手段110と、キーを操
作して性別、年齢、身長、体重の個人データを入力する
個人データ入力手段120と、人体インピーダンスと個
人データに基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手
段130と、個人データと体脂肪率に基づいて基礎代謝
量を算出する基礎代謝量算出手段140と、体動の加速
度と体動時間よりなる体動量を計測する体動量計測手段
150と、計測した体動量と基礎代謝量に基づいて生活
活動の消費カロリーを計算する生活活動消費カロリー計
算手段160と、運動器具の種類を設定する運動器具種
類設定手段170と、運動器具に取り付けたセンサの出
力信号を入力して運動器具の種類に応じた運動量に換算
する運動量換算手段180と、調節した運動器具の運動
負荷を入力する運動負荷入力手段190と、運動量と運
動負荷および基礎代謝量に基づいて運動の消費カロリー
を計算する運動消費カロリー計算手段200と、生活活
動の消費カロリーに運動の消費カロリーを加算する消費
カロリー加算手段210で構成する。
【0018】基礎代謝量算出手段140は、個人データ
と体脂肪率に基づいて次の計算式によって基礎代謝量を
算出する。 基礎代謝量=C0 ×体重×(100−体脂肪率)/10
0+C1 なお、カロリー計算機1に人体インピーダンスを測定し
て体脂肪率を算出する機能がない場合は、身長と体重の
関係から体表面積を求め、これに性別、年齢別に設定し
た体表面積1m2 当りの基準基礎代謝量を掛けて基礎代
謝量を求めてもよい。
【0019】生活活動消費カロリー計算手段160は、
体動計3が計測した体動の加速度と体動時間および基礎
代謝量に基づいて安静時を含めた1日の平均体動強度を
求め、これに24時間の分数を掛けて1日の消費カロリ
ーを求める。 1日の消費カロリー(kcal)=平均体動強度(kc
al/分)×1440(分) 体動強度は、体動の際に消費する1分当りの消費カロリ
ーを表し、次の式によって求める。 体動強度(kcal/分)=(エネルギー代謝率×基礎
代謝量+安静時の代謝量)(kcal)/1440
(分) エネルギー代謝率は、体動強度によって基礎代謝量の何
倍のカロリーを消費するかを表し、例えば、体動強度が
散歩程度の場合は2.0、歩行程度は3.0、速足は
5.0、駈足は7.0などのように体動強度とエネルギ
ー代謝率の関係を実測によって求める。体動強度は、体
動計3が計測した体動の加速度に比例するのでこれによ
り体動強度を推定する。なお、体動計3が体動を検出し
ないときは安静時と判定し、このときのエネルギー代謝
率を0として計算する。また、安静時の代謝量は基礎代
謝量の1.2倍とする。
【0020】運動器具種類設定手段170は、表示部D
に運動器具の種類のメニューを表示し、電源/選択キー
K1を操作して運動器具の種類を選択する。メニューに
は、例えば、スライド運動器具、ステップ運動器具、自
転車エルゴメータ、トレッドミル、ローイングマシンな
どが表示される。
【0021】運動量換算手段180は、運動器具種類設
定手段170の設定内容に基づいて運動器具を識別し、
運動器具に取り付けたセンサの出力信号を入力して次の
ように運動器具の種類に応じた運動量に換算する。スラ
イド運動器具の場合は、ハンドルバーに取り付けたマグ
ネットの通過回数を磁気センサにより検出してスライド
数に換算する。ステップ運動器具の場合は、ペダルに取
り付けたマグネットの通過回数を磁気センサにより検出
してステップ数に換算する。自転車エルゴメータの場合
は、ペダルに取り付けたマグネットの通過回数を磁気セ
ンサにより検出して距離とスピードに換算する。トレッ
ドミルの場合は、ランニングベルトに取り付けたマグネ
ットの通過回数を磁気センサにより検出して距離とスピ
ードに換算する。ローイングマシンの場合は、オールに
取り付けたマグネットの通過回数を磁気センサにより検
出してストローク数に換算する。
【0022】運動負荷入力手段190は、運動器具毎に
調節した運動負荷の調節値を電源/選択キーK1、数字
のダウンキーK2とアップキーK3、確定キーK4を操
作して入力する。運動負荷の調節は、それぞれの運動器
具で次のようにして行う。ステップ運動器具は、ペダル
に連結する油圧シリンダの圧力を変化させて運動負荷を
調節する。自転車エルゴメータは、ペダルの摩擦抵抗を
変化させて運動負荷を調節する。トレッドミルは、ラン
ニングベルトの勾配を変化させて運動負荷を調節する。
ローイングマシンは、オールに連結する油圧シリンダの
圧力を変化させて運動負荷を調節する。
【0023】運動消費カロリー計算手段200は、運動
量換算手段180が換算した運動量と、運動負荷入力手
段190が入力した運動負荷と、基礎代謝量算出手段1
40が算出した基礎代謝量に基づいて平均運動強度を求
め、平均運動強度に運動時間を掛けて運動の消費カロリ
ーを求める。 運動の消費カロリー(kcal)=平均運動強度(kc
al/分)×運動時間(分) 運動強度は、運動の際に消費する1分当りの消費カロリ
ーを表し、次の式によって求める。 運動強度(kcal/分)=(エネルギー代謝率×基礎
代謝量+安静時の代謝量)(kcal)/1440
(分) エネルギー代謝率は、運動強度によって基礎代謝量の何
倍のカロリーを消費するかを表し、運動強度は単位時間
当り運動量と高い相関関係にあるので、両者の回帰方程
式から求める。また、エネルギー代謝率と単位時間当り
運動量の相関は運動負荷によって異なるので、図6に示
すように、両者の回帰方程式を運動負荷別に設定する。
このため、運動負荷入力手段190が入力した運動負荷
に応じて適当な回帰方程式を選択し、これと運動量換算
手段180が換算した運動量から単位時間当り運動量を
求め、これをパラメータとして運動時のエネルギー代謝
率を決定する。これらの回帰方程式は、それぞれの運動
器具を用いた漸増負荷による消費カロリーを実測して得
ることができる。また、安静時の代謝量は基礎代謝量の
1.2倍とする。
【0024】なお、運動の消費カロリーを1日の消費カ
ロリーに加算するときは、すでに安静時の消費カロリー
を含めて1日の消費カロリーを計算しているため、運動
強度の計算式から安静時の代謝量を差し引いて加算す
る。
【0025】自転車の場合は、運動強度は走行スピード
と高い相関関係にあるので、両者の回帰方程式からエネ
ルギー代謝率を求める。走行スピードは、車輪のスポー
クに取り付けたマグネットの通過をホールセンサ、磁気
抵抗素子あるいはリードスイッチなどの磁気センサによ
って検知し、単位時間当りのホイールの回転数を測定し
て求める。また、エネルギー代謝率と走行スピードの相
関はペダル負荷によって異なるので、両者の回帰方程式
をペダル負荷別に設定する。ペダル負荷は、ペダル軸に
ストレインゲージなどのトルクセンサを取り付け、ペダ
ル軸の偶力を測定して求める。エネルギー代謝率は、走
行スピードに比例するが、上り坂や下り坂、追い風や向
い風などによる負荷変動が反映されないので、このよう
にペダル負荷をもとにエネルギー代謝率を求め、計算精
度を向上させる。
【0026】本発明を実施したカロリー計算機は以上の
ような構成で、体脂肪を測定するときは、まず、電源/
選択キーK1とダウンキーK2、アップキーK3および
確定キー4を操作して性別、年齢、身長および体重の個
人データを入力する。このとき、入力データが前回と同
じ場合は入力を省略できる。次に、開始/終了キーK5
を押した後、カロリー計算機1の上下の側面に設けた給
電側電極E1、E1と検出側電極E2、E2を左右の人
差し指と親指で挟んで体脂肪の測定をスタートさせる。
測定を開始してしばらくすると、表示部Dに体脂肪率が
表示され、次に電源/選択キーK1を押すと、基礎代謝
量が表示される。
【0027】生活活動の体動量を計測するときは、カロ
リー計算機1を腕や腰に付け、開始/終了キーK5を押
して体動計3をスタートさせる。体動計3がスタートす
ると、電源/選択キーK1を押す毎に画面が切り換わ
り、体動時間、体動強度、平均体動強度、消費カロリー
などが順番に表示される。
【0028】運動器具や自転車の運動量を入力するとき
は、図7に示すように、例えば自転車エルゴメータの場
合は、ペダルPにマグネットMとペダルPが通過する付
近に磁気センサSを外部から取り付け、さらに、接続ケ
ーブルaを介してカロリー計算機1と磁気センサSを接
続する。そして、開始/終了キーK5を押して運動量の
計測をスタートさせる。マグネットMや磁気センサS
は、磁石や吸盤などを介してワンタッチで簡単に取り付
けられる構造にする。また、運動量の計測は、磁気セン
サSの他に、赤外線センサや光センサなどにより運動部
分の通過を検出して行ってもよい。複数の運動器具を使
用する場合は、運動を行う毎に磁気センサSとマグネッ
トMを付け換え、運動器具毎に運動量を計測してそれぞ
れの運動量を集計する。また、複数の運動器具モニタ1
を個人別に割り当て、個人別に消費カロリーを集計す
る。
【0029】センサSとカロリー計算機1との接続は、
接続ケーブルa以外に、微弱電波や赤外線による無線接
続、あるいはPHSや携帯電話の無線回線接続などの方
法で行ってもよい。また、カロリー計算機1を腕や腰に
付けたまま運動器具や自転車を操作してもよい。
【0030】運動量の入力がスタートすると、体動計3
の消費カロリーに運動器具や自転車の運動量に相当する
体動量と消費カロリーが加算され、電源/選択キーK1
を押す毎に加算された体動時間、体動強度、平均体動強
度、消費カロリーなどが順番に表示される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカロリー
計算機は、マシンを操作して機械的な反復運動を行う運
動器具や自転車に運動量を検出するセンサを外部から取
り付け、このセンサを体動量計測手段を有する携帯可能
な筐体に接続して生活活動の消費カロリーに運動器具や
自転車の消費カロリーを加算して表示する。従って、本
発明によれば、運動器具や自転車の消費カロリーと生活
活動の消費カロリーを合わせた1日の総消費カロリーを
面倒な手間を必要とせずに詳細に把握できるようになる
ので、運動器具や自転車、体動計などを有効活用して毎
日行うカロリーコントロールの成果を確実に高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカロリー計算機の正面図であ
る。
【図2】人体インピーダンス測定回路のブロック図であ
る。
【図3】本発明を実施したカロリー計算機の体脂肪測定
時の使用説明図である。
【図4】体動の加速度と体動時間を計測する体動計の模
式図である。
【図5】本発明を実施したカロリー計算機の機能ブロッ
ク図である。
【図6】エネルギー代謝率と単位時間当り運動量の相関
図である。
【図7】本発明を実施したカロリー計算機の運動量入力
時の使用説明図である。
【符号の説明】
1 カロリー計算機 110 人体インピーダンス測定手段 120 個人データ入力手段 130 体脂肪率算出手段 140 基礎代謝量算出手段 150 体動量計測手段 160 生活体動消費カロリー計算手段 170 運動量入力手段 180 運動消費カロリー計算手段 190 消費カロリー加算手段 14 CPU 15 メモリ 16 I/Oインタフェース 2 人体インピーダンス測定回路 21 発振器 22 駆動回路 23 切換スイッチ 24 帯域フィルタ 25 整流回路 26 増幅器 27 A/D変換器 28 切換ユニット28 29 切換制御回路 3 体動計 31 半導体圧力センサ 31a 圧力ポート 31b シリコンダイヤフラム 32 振子 32a 弾性線 32b おもり C コネクタ D 表示部 E1 給電側電極 E2 検出側電極 K1 電源/選択キー K2 ダウンキー K3 アップキー K4 確定キー K5 開始/終了キー M マグネット P ペダル S センサ R1、R2 ダミー抵抗 a 接続ケーブルa

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンを操作して機械的な反復運動を行
    う運動器具に、 前記反復運動の運動回数を検出するセンサを外部から取
    り付け、 このセンサに接続して表示部を有する携帯可能な筐体
    に、 前記センサの出力信号を入力して前記運動回数を運動量
    に換算する運動量換算手段と、 生活活動の体動を検知してその体動量を計測する体動量
    計測手段と、 前記運動量と体動量を消費カロリーに換算する消費カロ
    リー換算手段と、 前記体動量の消費カロリーに運動量の消費カロリーを加
    算する消費カロリー算手段と、を備え、生活活動の消費
    カロリーに運動器具の消費カロリーを加算して前記表示
    部に表示してなるカロリー計算機。
  2. 【請求項2】 マシンを操作して機械的な反復運動を行
    う運動器具に、 前記反復運動の運動回数を検出するセンサを外部から取
    り付け、 このセンサに接続して表示部を有する携帯可能な筐体
    に、 前記センサの出力信号を入力して前記運動回数を運動量
    に換算する運動量換算手段と、 生活活動の体動を検知してその体動量を計測する体動量
    計測手段と、 電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピ
    ーダンス測定手段と、 測定した人体インピーダンスに基づいて体脂肪率を算出
    する体脂肪率算出手段と、 算出した体脂肪率に基づいて前記運動量と体動量を消費
    カロリーに換算する消費カロリー換算手段と、 前記体動量の消費カロリーに運動量の消費カロリーを加
    算する消費カロリー算手段と、を備え、生活活動の消費
    カロリーに運動器具の消費カロリーを加算して前記表示
    部に表示してなるカロリー計算機。
  3. 【請求項3】 マシンを操作して機械的な反復運動を行
    う運動器具に、 前記反復運動の運動回数を検出するセンサを外部から取
    り付け、 このセンサに接続して表示部を有する携帯可能な筐体
    に、 前記センサの出力信号を入力して前記運動回数を運動量
    に換算する運動量換算手段と、 生活活動の体動を検知してその体動量を計測する体動量
    計測手段と、 前記運動量を体動量に換算する体動量換算手段と、 前記体動量計測手段の体動量に運動量の体動量を加算す
    る体動量加算手段と、 を備え、 生活活動の体動量に運動器具の運動量に相当する体動量
    を加算して前記表示部に表示してなるカロリー計算機。
  4. 【請求項4】 前記体動量計測手段が体動を検知しない
    ときは、安静時の消費カロリーを前記体動量の消費カロ
    リーに加算してなる請求項1または2記載のカロリー計
    算機。
  5. 【請求項5】 前記体動量計測手段を歩数を計測する歩
    数計とする請求項1または2または3または4記載のカ
    ロリー計算機。
  6. 【請求項6】 前記運動器具を左右一対のペダルの上に
    乗ってこれを左右交互に前後方向に往復動してスライド
    運動を行うスライド運動器具とし、前記運動量をスライ
    ド数とする請求項1または2または3記載のカロリー計
    算機。
  7. 【請求項7】 前記運動器具を左右一対のペダルの上に
    乗ってこれを左右交互に上下方向に往復動してステップ
    運動を行うステップ運動器具とし、前記運動量をステッ
    プ数とする請求項1または2または3記載のカロリー計
    算機。
  8. 【請求項8】 前記運動器具を無端ベルトの上に乗って
    ランニング運動を行うトレッドミルとし、前記運動量を
    走行距離とする請求項1または2または3記載のカロリ
    ー計算機。
  9. 【請求項9】 前記運動器具を定置式自転車に乗ってサ
    イクリング運動を行う自転車エルゴメータとし、前記運
    動量を走行距離とする請求項1または2または3記載の
    カロリー計算機。
  10. 【請求項10】 前記運動器具を左右一対のオールを握
    ってこれを前後方向に往復動してボート漕ぎ運動を行う
    ローイングマシンとし、前記運動量をストローク数とす
    る請求項1または2または3記載のカロリー計算機。
  11. 【請求項11】 自転車に車輪の回転数を検出するセン
    サを外部から取り付け、 このセンサに接続して表示部を有する携帯可能な筐体
    に、 前記センサの出力信号を入力して前記車輪の回転数を走
    行量に換算する走行量換算手段と、 生活活動の体動を検知してその体動量を計測する体動量
    計測手段と、 前記走行量と体動量を消費カロリーに換算する消費カロ
    リー換算手段と、 前記体動量の消費カロリーに走行量の消費カロリーを加
    算する消費カロリー加算手段と、を備え、生活活動の消
    費カロリーに自転車の消費カロリーを加算して前記表示
    部に表示してなるカロリー計算機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295746A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Takahito Matsumura 携帯式運動量計測装置及び運動量計測システム
CN107101665A (zh) * 2016-02-23 2017-08-29 三星电子株式会社 运动信息提供方法及支持所述方法的电子装置
CN109276851A (zh) * 2018-10-12 2019-01-29 北京市营养源研究所 一种展示食物摄入与能量代谢关系的互动体验系统

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