明細書 乾燥方法及び乾燥装置並びに乾燥機 技術分野
本発 明 は、 例 え ばタ オルな どの リ ンネル製品 を洗 っ て 乾燥す る 乾燥方法及び乾燥装置並びに乾燥機に 関 し 、 詳 細 に は 、 乾燥時間 の大幅な短縮 を 実現す る 乾燥方法及ぴ 乾燥装置並びに 乾燥機 に 関す る 。 背景技術
例 え ば、 汚れた タ オルな ど の リ ンネル製品 は、 コ ンペ ァ に よ っ て洗濯機へ と 運ばれ、 該洗濯機に入れ ら れて洗 濯 さ れた後 、 脱水 さ れて乾燥機へ と 搬送 さ れた後 、 該乾 燥機に入れ ら れて 乾燥 さ れ る 。
従来の 乾燥機は 、 筐体内 に洗濯物 を収納す る 回転 ド ラ ム と 、 こ の筐体内 に熱風 を送給す る 蒸気 ヒ ー タ ー と 、 該 e体内 の排気 を行 う 排風機 と か ら 構成 さ れ、 蒸気 ヒ ー タ 一 に よ つ て熱交換 さ れて 高温 と さ れた熱風 を 、 回転 ド ラ ム に投入 さ れた濡れた洗濯物 に吹 き 付け る と 共に 、 該洗 濯物 に 吹 き 付 け ら れて 温度が低下 し た筐体内 の熱風 を外 気に排出 し て該洗濯物 を 乾燥 さ せ る 。
こ れま では 、 洗濯効率 を 高 め る 目 的で乾燥機 に よ っ て 濡れた洗濯物 を乾燥 し て い る 間 に、 次に乾燥 さ せ る 洗濯 物 を コ ンベア に よ っ て 洗濯機の前に待機 さ せてお い て 、
乾燥後 の洗濯物 を取 り 出 した後 、 直 ぐ に待機 し て置いた 洗濯物 を 乾燥機 に投入す る よ う に し て い る 。
と こ ろ が 、 上記の よ う に乾燥機に よ っ て洗濯物 を 乾燥 し て い る 間 に 、 該乾燥機の前 に次 に乾燥 さ せ る 洗濯物 を 待機 さ せて 置 く (例 え ば、 そ の待機時間 は 1 5 〜 2 0 分 程度) た め 、 乾燥 ト ー タ ル時間 が かか り 乾燥効率が悪い。
ま た 、 前の洗濯物が 乾燥す る ま で乾燥機の前で次 の洗 濯物 を待機 さ せて置 く と 、 濡れた状態に あ る 洗濯物 は乾 燥機に投入 さ れ る ま で に さ ら に冷 えて 温度が低下す る 。 こ の た め 、 洗濯物 を乾燥 さ せ る ま での時間 が よ り 一層 か か り 、 乾燥効率が悪 く な る 。 発明 の 開示
本発明 は 、 乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風 を利用 し 、 こ の 熱風に よ っ て予備乾燥機に投入 さ れた本乾燥前の被乾燥 物 を予備乾燥す る 。 つ ま り 、 乾燥機内 に熱風を送給 し て 被乾燥物 を 本乾燥す る と 同時 に 、 乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風 を予備乾燥機內 に導入 し て本乾燥前 の被乾燥物 を予 備乾燥 し た後 、 予備乾燥機内 の被乾燥物 を前記乾燥機内 に移送 し て 本乾燥 を行 う よ う にす る 。
本乾燥の 際 に投入す る 熱風は、 例 え ば 1 6 0 °C程度の 高温で あ り 、 排出 さ れ る 熱風は 1 0 0 °C程度 と な る 。 排 出 さ れ る 熱風の 温度が 1 0 0 °C程度で あれば、 洗濯後 の 濡れた被洗濯物 を 充分 に予備乾燥 さ せ る こ と が で き る 。
こ の よ う に 、 本乾燥 し て レヽ る 間 に 、 そ の本乾燥の 際に
発生す る 熱風を利用 し て本乾燥前の被乾燥物 を 乾燥す る た め 、 次 に予備乾燥 さ れた被乾燥物 を本乾燥 さ せ る に際 し て の 乾燥時間 を 大幅 に短縮で き 、 乾燥効率を 高 め る こ と が可能 と な る 。 図面の簡単な説明
図 1 は 、 実施形態 1 の乾燥装置 を 示す模式図 で あ る 。 図 2 は 、 実施形態 2 の乾燥装置 を示す斜視図 で あ る 。 図 3 は、 実施形態 2 の乾燥装置にお け る 回転 ド ラ ム 部分 を 取 り 出 し て示す斜視図 で あ る 。
図 4 は、 実施形態 3 の乾燥装置を 示す斜視図 で あ る 。 図 5 は、 フ ァ ン に よ る 風で予備乾燥機内 の被乾燥物 を本乾燥機の 回転 ド ラ ム に移送 さ せ る 例 を示す斜視図 で あ る 。
図 6 は 、 本乾燥機か ら排 出 さ れ る 熱風に よ っ て 予備 乾燥機内 の被乾燥物 を本乾燥機の 回転 ド ラ ム に移送 さ せ る 例 を 示す斜視図 であ る 。
図 7 は、 予備乾燥機の 回転 ド ラ ム を傾 け て該予備乾 燥機内 の被乾燥物 を本乾燥機の回転 ド ラ ム に滑 り 落 と し て移送 さ せ る 例 を示す斜視図 であ る 。
図 8 は 、 予備乾燥機の底部 に移送用 ベル ト コ ンベア を設 け 、 該予備乾燥機内 の被乾燥物 を 、 そ の移送用 ベル ト コ ンベア 上 に落 と し該移送用 ベル ト コ ンベア に よ っ て 本乾燥機の 回転 ド ラ ム に移送 さ せ る 例 を 示す斜視図 で あ る 。
発明 を 実施す る た め の最 良 の形餱
以下 、 本発 明 を適用 し た 具体的 な実施形態 につい て 図 面 を 参照 し なが ら 詳細 に説明す る 。
ぐ 実施形態 1 >
本実施形態の 乾燥装置は 、 図 1 に示す よ う に 、 洗濯後 脱水 さ れて濡れた被乾燥物 1 を本乾燥す る 本乾燥機 3 と 、 こ の本乾燥機 3 に 隣接 し た位置 に所定距離を置い て 配置 さ れた 、 本乾燥前の被乾燥物 1 を 予備乾燥す る 予備乾燥 機 5 と 、 本乾燥機 3 か ら 排出 さ れ る 熱風 を予備乾燥機 5 に導入す る 排気導入部 で あ る 排気導入管 7 と 、 予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a を 予備乾燥機 5 か ら 本乾燥機 3 に移 送す る 移送手段で あ る コ ンベア 9 と か ら な る 。
上記本乾燥機 3 は、 図 1 に示す よ う に 、 乾燥機本体を 構成す る 筐体 1 1 と 、 こ の筐体 1 1 内 に 回転 自 在 と さ れ る 回転 ド ラ ム 1 3 と 、 上記筐体 1 1 内 に熱風 を送給す る 熱風送給手段で あ る 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 と 、 筐体 1 1 内 の 排気 を行 う 排風手段で あ る 排気扇 1 7 と カゝ ら な る 。
上記回転 ド ラ ム 1 3 は、 図 1 に示す よ う に 、 胴体部分 が メ ッ シ ュ 状 と さ れた 円 筒体 を なす ド ラ ム と し て形成 さ れ、 図示 し な い制御部 に よ っ て駆動制御 さ れ る サー ボモ 一タ ー に よ っ て上記筐体 1 1 内 において 回転す る よ う に な さ れて い る 。 ま た 、 こ の 回転 ド ラ ム 1 3 に は、 本乾燥 さ れた被乾燥物 1 を排 出 さ せ る た め の排出扉 (図示 は省 略す る ) が投入 口 と 対向す る 底部分に設 け ら れて い る 。
上記蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 は、 図 1 に示す よ う に 、 後述す る 排気扇 1 7 に よ っ て 筐体 1 1 内 が排気 さ れ る こ と に よ り 該筐体 1 1 内 に導入 さ れ る エア ー と 、 外部か ら 導入 さ れ る 蒸気 と に よ っ て高温の熱風を作 り 、 そ の熱風を 筐体 1 1 内 に送 り 込む、 い わ ゆ る 熱交換器で あ り 、 上記筐体 1 1 の上面 に設 け られて い る 。 例 え ば、 こ の蒸気 ヒ ー タ 一 1 5 では、 1 6 0 °C程度の 高温な熱風 を生成す る 。
上記排気扇 1 7 は、 図 1 に示す よ う に 、 筐体 1 1 内 の 排気 を行 う 役 目 をす る も ので、 上記蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 と は反対側 の該筐体 1 1 の上面 に設 け ら れて い る 。 こ の排 気扇 1 7 に よ っ て排気 さ れ る 熱風は、 筐体 1 1 内 に送給 さ れた 高温の熱風が濡れた被乾燥物 1 に 吹 き 付 け ら れ る こ と に よ り 温度低下す る 。 例 え ば、 そ の排気 さ れた熱風 温度 は、 1 0 0 eC程度で あ る 。 こ の程度の温度で あれば、 本乾燥前の被乾燥物 1 を十分 に予備乾燥す る こ と が で き る。
上記予備乾燥機 5 は、 図 1 に示す よ う に 、 乾燥機本体 を構成す る 筐体 1 9 と 、 こ の筐体 1 9 内 に回転 自 在 と さ れ る 回転 ド ラ ム 2 1 と カゝ ら な り 、 上記本乾燥機 3 と ほぼ 同一構成 と さ れて い る 。 なお 、 こ の予備乾燥機 5 に は、 予備乾燥機 5 内 の排気 を行 う た め の排気扇 1 7 (図示は 省略す る ) が設 け ら れて い る が 、 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 は設 け ら れて い ないが 、 既存の乾燥機を使用 す る 場合は 、 蒸 気 ヒ ー タ ー 1 5 が設け ら れて レ、 る が 、 そ の場合 は蒸気 ヒ — タ ー 1 5 の使用 を停止す る 。
上記回転 ド ラ ム 2 1 は、 本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 と ほ ぼ同一構成で あ る が 、 予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a を筐体 1 9 の下面に設 け た搬出ベル ト コ ンベア 2 3 上に 落下 さ せ る た め の 開 閉扉 (図示 は省略す る ) を有 し て い る。
上記排気導入管 7 は 、 図 1 に示す よ う に 、 本乾燥機 3 の排気扇 1 7 カゝ ら 予備乾燥機 5 の上面に亘 つ て設 け ら れ てお り 、 該本乾燥機 3 か ら排出 さ れ る 熱風 を該予備乾燥 機 5 の筐体 1 9 内 に導入す る 役 目 をする 。
上記 コ ンベア 9 は、 図 1 に示す よ う に 、 予備乾燥 さ れ た被乾燥物 l a を 、 上記搬出 ベル ト コ ンベア 2 3 か ら 受 け取 っ て本乾燥機 3 の前方に設 け ら れた搬入ベル ト コ ン ベア 2 5 へ と 受 け渡す よ う に 、 上記本乾燥機 3 と 予備乾 燥機 5 と の 間 に設 け ら れて い る 。
次に 、 上記構成の乾燥装置 を用 いた乾燥方法 に つ いて 説明す る 。 先ず、 本乾燥機 3 及び予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 それぞれに洗濯後脱水 さ れた被乾燥物 1 を投入す る 。 そ し て 、 本乾燥機 3 の蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 に よ っ て 筐体 1 1 内 に高温の熱風を送 り 込む と 共に 、 排気 扇 1 7 に よ っ て該筐体 1 1 内 の排気 を行い 、 回転 ド ラ ム 1 3 を 回転 さ せ る 。 こ の一方、 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 も 回転 さ せ る 。
す る と 、 本乾燥機 3 で は、 高温の熱風に よ っ て被乾燥 物 1 が乾燥 さ れ る と 同時に 、 本乾燥機 3 か ら排出 さ れ る 熱風が排気導入管 7 を通 っ て 予備乾燥機 5 内 に導入 さ れ、
こ の排出 さ れた熱風に よ っ て 予備乾燥機 5 内 の被乾燥物 1 が予備乾燥 さ れ る。 つ ま り 、 本乾燥機 3 で本乾燥 して い る 間 に 、 予備乾燥機 5 で次 に本乾燥す る 洗濯後脱水 さ れた被乾燥物 1 を予備乾燥す る 。
そ し て 、 本乾燥機 3 内 の被乾燥物 1 が乾燥す る と 、 本 乾燥機 3 が停止 し 、 こ れに連動 し て 予備乾燥機 5 も 停止 す る 。 本乾燥 さ れた被乾燥物 1 は 、 回転 ド ラ ム 1 3 の後 方か ら 外 に排出 さ れ る 。 一方 、 予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a は 、 回転 ド ラ ム 2 1 に設 け ら れた 開 閉扉が 開 い て搬 出ベル ト コ ンベア 2 3 上に落 と さ れた後 、 コ ンベア 9 に よ っ て本乾燥機 3 前に設置 さ れた搬入ベル ト コ ン ベ ア 2 5 上 に移送 さ れ る 。
続いて 、 こ の搬入ベル ト コ ン ベ ア 2 5 に よ っ て予備乾 燥 さ れた被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 の回転 ド ラ ム 1 3 に 投入 さ せ る 。 そ の一方 、 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 に は 、 洗濯後脱水 さ れた 次な る 被乾燥物 1 を投入す る 。
こ の よ う に 、 本乾燥機 3 に よ っ て 洗濯後脱水 さ れた被 乾燥物 1 を本乾燥す る と 同時に 、 該本乾燥機 3 か ら 排出 さ れ る 熱風を 予備乾燥機 5 内 に導入 し て 、 該予備乾燥機 5 内 に投入 し た本乾燥前の被乾燥物 1 を 予備乾燥 し た後 、 そ の予備乾燥 し た被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 内 に移送 し て本乾燥す る た め 、 本乾燥 し て い る 間 に 次 に本乾燥す る 被乾燥物 1 を 予備乾燥す る こ と が で き 、 乾燥時間 の 大幅 な短縮 を 実現す る こ と が で き る 。
ま た 、 本実施形態で は 、 従来本乾燥 し て い る 間 の本乾
燥機 3 前で次 の被乾燥物 1 を待機 さ せて置 く 時間 を 予備 乾燥時間 に 当 て て あ る 程度乾燥 し た状態か ら 本乾燥す る た め に 、 待機 し て冷 え切 っ た状態か ら 乾燥 さ せ る ま でに 要す る 時間 を 大幅に短縮 さ せ る こ と が で き る 。 ま た 、 従 来、 本乾燥機 3 カゝ ら排出 さ れ る 温度の 高 い熱風 を そ の ま ま 大気へ放出す る ので はな く 、 予備乾燥に利用 し て低温 と し た状態で大気 に放出す る た め環境に も 優 し い。
ま た 、 本実施形態の 乾燥装置で は、 従来既存の乾燥機 を使用 す る こ と が で き 、 コ ンベア 9 を追加す る のみ で簡 便 に構成す る こ と がで き る 。 そ し て 、 こ の乾燥装置では 、 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 に よ り 生成す る 熱風 を 有効 に使用 す る こ と が で き る た め 、 省エネ が 実現可能 と な る 。
< 実施形態 2 >
本実施形態の乾燥装置は、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 を所定間隔 を置い て並列 に配置 し た実施形態 1 の乾燥装 置 と は異な り 、 図 2 に示す よ う に 、 本乾燥機 3 と 予備乾 燥機 5 を接近 さ せて直列 に配置 し た構成 と さ れて い る 。
な お、 本実施形態では、 実施形態 1 の 乾燥装置 と 異な る 部分 につ いて のみ説明す る も の と し 、 共通す る 部分に つい て はそ の説明 は省略す る 。
本実施形態の乾燥装置 にお いて は、 本乾燥機 3 と 予備 乾燥機 5 を 隣 り 合わせて直列 に配置 し 、 こ れ ら 乾燥機 3 、 5 の 突合わせ部 に遮蔽部材で あ る シ ャ ッ タ ー 2 7 を 上下 動 自 在 に設 け て 、 それぞれの乾燥機 3 、 5 を連通 ま た は 独立 さ せ る よ う に構成 し て あ る 。 シ ャ ッ タ ー 2 7 を 下方
に下 げ る と 、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 の突合 わせ部が 遮蔽 さ れて こ れ ら 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 が独立す る 。 —方、 シ ャ ツ タ 一 2 7 を上方 に上げ る と 、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 の突合わせ部が 開放 さ れて こ れ ら 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 が連通す る 。
ま た 、 本実施形態の 乾燥装置において は、 図 3 に示す よ う に 、 本乾燥機 3 内 と 予備乾燥機 5 内 の それぞれに搬 送ベル ト コ ンベア 2 9 、 3 1 を配置 し て あ る 。 こ れ ら 搬 送ベル ト コ ン ベ ア 2 9 、 3 1 は 、 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 内 に設 け ら れた軸受 け (図示 は省略す る ) に 口 一 ラ ー 4 5 、 4 7 を 回転 自 在に軸支 さ せてお り 、 該回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 と 共 に 回転す る よ う に な さ れて い る。 さ ら に 、 こ れ ら 搬送べノレ ト コ ンベア 2 9 、 3 1 は 、 ロ ー ラ 一 4 5 、 4 7 に 內蔵 し た駆動源 (図示 は省略す る ) に よ っ て該 ロ 一ラ ー 4 5 、 4 7 を回転 さ せて 、 該 ロ ー ラ 一 4 5 、 4 7 に巻 き 付 け ら れ る ベル ト 4 9 、 5 1 を 回転 さ せ る よ う に 構成 さ れて い る 。
なお 、 予備 乾燥機 5 に は、 図 2 に示す よ う に 、 予備乾 燥機 5 か ら 排 出 さ れ る 熱風 (低温の風) を外気 に逃がす た め の排出 管 5 9 が接続 さ れて い る 。
上記構成の 乾燥装置 を使用 し て被乾燥物 1 を 乾燥す る に は、 図 1 に示す よ う に 、 搬入ベル ト コ ンベア 2 5 に よ つ て送 ら れて き た洗濯後脱水 さ れた被乾燥物 1 を予備乾 燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 に投入 し た後 、 そ の被乾燥物 1 を搬送ベル ト コ ンベア 2 9 、 3 1 に よ っ て本乾燥機 3
の回転 ド ラ ム 1 3 内 に送 る 。 同様に し て 、 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 に も 次の洗濯後脱水 さ れた被乾燥物 1 を投入す る 。
そ し て 、 それぞれの 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 内 に被乾燥 物 1 が投入 さ れた ら 、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 の突合 わせ部 に設 け た シ ャ ッ タ ー 2 7 を 下方に 下げて 、 こ れ ら の 間 を遮蔽 し て 上記本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 と を独立 さ せ る 。 すな わ ち 、 本乾燥機 3 及び予備乾燥機 5 で被乾 燥物 1 を 乾燥 さ せ る 際に 、 被乾燥物 1 、 1 が混 じ り 合わ な レ、 よ う にす る た め に シ ャ ッ タ ー 2 7 を 下げて 分離す る 。 次に 、 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 を駆動 し て本乾燥機 3 内 に 高温 の熱風 を送給す る と 共に 、 本乾燥機 3 か ら 排出 さ れ る 熱 風を排気導入管 7 を介 し て予備乾燥機 5 内 に導入 し 、 ま たそれぞれの 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 を 回転 さ せ る 。
す る と 、 本乾燥機 3 内 では 、 高温の熱風に よ っ て被乾 燥物 1 が乾燥 さ れ る と 同 時に 、 予備乾燥機 5 內 では 、 本 乾燥機 3 か ら 排出 さ れた熱風 に よ っ て被乾燥物 1 が 予備 乾燥 さ れ る 。 そ し て 、 本乾燥機 3 内 の被乾燥物 1 が 乾燥 する と 、 本乾燥機 3 が停止 し 、 こ れに連動 して予備乾燥 機 5 も 停止す る 。 そ の後 、 シ ャ ッ タ ー 2 7 を上方 に 引 き 上げて 、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 を連通 さ せ、 該本乾 燥機 3 内 の搬送ベル ト コ ンベア 2 9 を駆動 し 、 乾燥 し た 被乾燥物 1 を外に搬出 さ せ る 。 次 に 、 予備乾燥機 5 内 の 搬送ベル ト コ ンベア 3 1 を駆動 し 、 予備乾燥 し た被乾燥 物 l a を本乾燥機 3 に受 け渡す。 予備乾燥 し た被乾燥物
l a を受 け取 る に は、 本乾燥機 3 内 の搬送ベル ト コ ン ペ ァ 2 9 も 駆動す る 。
次に 、 搬入ベル ト コ ンベア 2 5 に よ っ て洗濯後脱水 さ れた新た な被乾燥物 1 を 予備乾燥機 5 内 に投入す る 。 そ して 、 上記 シ ャ ッ タ ー 2 7 を 下方 に降 ろ し て本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 を独立 さ せ、 先の 工程 と 同 じ よ う に本乾 燥機 3 内 に熱風を送給す る と 共に 、 本乾燥機 3 か ら 排出 さ れた熱風 を 予備乾燥機 5 内 に送 り 込んで、 それぞれの 被乾燥物 1 、 l a を乾燥 さ せ る 。 乾燥 し た ら 、 上記工程 を繰 り 返す。
こ の よ う に 、 本実施形態の 乾燥装置では、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 を接近 さ せて直列 に配置す る と 共に 、 本 乾燥機 3 内及び予備乾燥機 5 内 にそれぞれ搬送ベル ト コ ンベア 2 9 、 3 1 を配置 し て い る た め 、 予備乾燥 し た被 乾燥物 1 a を直 ぐ に隣の本乾燥機 3 へ移 し て本乾燥 さ せ る こ と が で き る 。 従っ て 、 被乾燥物 1 の移送時間 を 大幅 に短縮す る こ と が で き る と 共 に 、 装置 も 簡略化す る こ と が で き 省 ス ペ ー ス を実現で き る 。 ぐ 実施形態 3 >
本実施形態の乾燥装置は、 図 4 に示す よ う に 、 第 1 の 乾燥機 3 3 と 、 こ の第 1 の乾燥機 3 3 に対 し て所定間隔 を置い て配置 さ れ る 第 2 の乾燥機 3 5 と 、 各乾燥機 3 3 、
3 5 か ら 排出 さ れ る 熱風 をそれぞれ一方の 乾燥機 3 3 、 3 5 に送給す る た めの排気導入部で あ る 排気導入管 3 7 、
3 9 と 、 各乾燥機 3 3 、 3 5 に設 け ら れた熱風送給手段
で あ る 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 、 1 5 よ り 送給 さ れ る 熱風 を送 給す る 場合 と 停止す る 場合 と に切換 え 自 在な熱風切換え 手段で あ る 熱風切換え 自 動バルブ 4 1 、 4 3 と 、 各乾燥 機 3 3 、 3 5 に設 け ら れた排風手段に よ り 排出 さ れ る 熱 風を それぞれ一方の乾燥機 3 3 、 3 5 に送給す る 場合 と 外気へ逃がす場合 と に切換え 自 在な排気切換え手段で あ る 排気切換 え用 ダ ンパー (図示は省略す る ) と か ら な る 。
上記第 1 の 乾燥機 3 3 と 第 2 の乾燥機 3 5 は、 図 4 に 示す よ う に 、 同一の乾燥機で あ り 、 所定距離を置い て並 列 に配置 さ れて い る 。 こ れ ら 第 1 の 乾燥機 3 3 及び第 2 の乾燥機 3 5 は、 実施形態 1 の本乾燥機 3 と ほ ぼ同 一構 成で あ り 、 筐体 1 1 、 1 9 と 、 こ の筐体 1 1 、 1 9 内 に 回転 自 在 と さ れ る 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 と 、 筐体 1 1 、 1 9 内 に熱風 を送給す る 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 、 1 5 と 、 筐 体 1 1 、 1 9 内 の排気 を行 う 排気扇 1 7 、 1 7 と 力ゝ ら な る 。
なお 、 こ れ ら 第 1 の 乾燥機 3 3 及び第 2 の乾燥機 3 5 の構成は、 先 の 実施形態 1 の本乾燥機 3 と 同一 で あ る た め 、 そ の説明 は省略す る 。
上記第 1 の 乾燥機 3 3 に設 け ら れた排気扇 1 7 に 接続 さ れ る 排気導入管 3 7 は、 図 4 に示す よ う に、 そ の先端 が第 2 の乾燥機 3 5 の上面に接続 さ れ、 該第 1 の乾燥機 3 3 よ り 排出 さ れ る 熱風 を 、 当 該第 2 の 乾燥機 3 5 の 筐 体 1 9 内 に送給す る 役 目 をす る 。 同様に 、 第 2 の乾燥機 3 5 に設 け ら れた排気扇 1 7 に接続 さ れ る 排気導入管 3
9 は、 そ の先端が第 1 の 乾燥機 3 3 の上面 に接続 さ れ、 該第 2 の乾燥機 3 5 よ り 排出 さ れ る 熱風 を 、 当 該第 1 の 乾燥機 3 3 の 筐体 1 1 内 に送給す る 役 目 をす る 。
そ し て 、 上記排気扇 1 7 、 1 7 に は 、 上記排気導入管 3 7 、 3 9 の他に 、 第 1 の乾燥機 3 3 及 び第 2 の乾燥機 3 5 カゝ ら 排出 さ れ る 熱風を大気 に逃がすた め の排出 管 5 3 、 5 5 が接続 さ れて い る 。 ま た 、 こ の排気扇 1 7 、 1 7 に は、 図示 を省略す る 排気切換え用 ダ ンパーが設 け ら れて い る 。 かか る 排気切換え用 ダ ンバ一 は、 第 1 の 乾燥 機 3 3 及 び第 2 の乾燥機 3 5 に設 け ら れた排気扇 1 7 、 1 7 に よ っ て排出 さ れ る 熱風 を 、 それぞれ一方の乾燥機 3 3 、 3 5 に送給す る 場合 と 外気へ逃がす場合 と に 切換 え 自 在 と す る 。
すな わ ち 、 第 1 の乾燥機 3 3 に設 け ら れ る 排気切換え 用 ダ ンパー は、 図 4 に示す よ う に 、 排気扇 1 7 に よ っ て 排出 さ れ る 熱風を 、 上記排気導入管 3 7 を介 し て第 2 の 乾燥機 3 5 に送給す る 場合 と 上記排出管 5 3 を介 し て外 気 に逃がす場合 と に切換え る 。 同様に 、 第 2 の乾燥機 3 5 に設 け ら れ る 排気切換 え用 ダ ンバ一 は 、 排気扇 1 7 に よ っ て排出 さ れ る 熱風を 、 上記排気導入管 3 9 を介 し て 第 1 の乾燥機 3 3 に送給す る 場合 と 上記排出管 5 5 を介 して 外気 に逃がす場合 と に切換え る 。
上記熱風切換え 自 動バルブ 4 1 、 4 3 は、 図 4 に示す よ う に 、 第 1 の乾燥機 3 3 及び第 2 の乾燥機 3 5 に設 け ら れた蒸気 ヒ ー タ 一 1 5 、 1 5 よ り 送給 さ れ る 熱風 を送
給す る 場合 と 停止す る 場合 と に切換え 自 在 と す る 。
すな わ ち 、 第 1 の乾燥機 3 3 を本乾燥機 と し て使用す る と き に は、 こ の第 1 の乾燥機 3 3 の蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 に接続 さ れ る 熱風切換 え 自 動バ ル ブ 4 1 を 開 け て 、 該蒸 気 ヒ ー タ 一 1 5 に蒸気 を供給す る 。 一方、 第 1 の乾燥機 3 3 を予備乾燥機 と し て使用 す る 場合は 、 上記熱風切換 え 自 動バルブ 4 1 を 閉 め て 、 該蒸気 ヒ ー タ 一 1 5 へ の蒸 気供給 を停止す る 。 同様に 、 第 2 の 乾燥機 3 5 を本乾燥 機 と し て使用 す る と き に は、 こ の第 2 の 乾燥機 3 5 の蒸 気 ヒ ー タ 一 1 5 に接続 さ れ る 熱風切換え 自 動バルブ 4 3 を 開 け て 、 該蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 に蒸気 を供給す る 。 一方、 第 2 の 乾燥機 3 5 を予備乾燥機 と し て使用す る 場合 は、 上記熱風切換え 自 動バ ル ブ 4 3 を 閉 め て 、 該蒸気 ヒ ー タ 一 1 5 への蒸気供給 を停止す る 。
次 に 、 上記構成の乾燥装置 を用 いた乾燥方法 につ いて 説明 す る 。 最初 に 、 第 1 の乾燥機 3 3 を 本乾燥機 と し て 機能 さ せ る と 共に第 2 の乾燥機 3 5 を予備乾燥機 と し て 機能 さ せた後 、 第 1 の 乾燥機 3 3 を予備乾燥機、 第 2 の 乾燥機 3 5 を本乾燥機 と し て機能 さ せ る 。 こ れ を順次繰 り 返 し て 乾燥作業 を行 う 。
先ず、 第 1 の乾燥機 3 3 の熱風切換え 自 動バ ル ブ 4 1 を 開 く と 共に 、 第 2 の 乾燥機 3 5 の熱風切換え 自 動バル ブ 4 3 を 閉 じ る 。 ま た 、 第 1 の乾燥機 3 3 か ら 排出 さ れ る 熱風が第 2 の乾燥機 3 5 の 筐体 1 9 内 に送給 さ れ る よ う に 、 該第 1 の乾燥機 3 3 の排気切換え用 ダ ンパー を切
り 換え る と 共に 、 第 2 の 乾燥機 3 5 か ら 排出 さ れ る 熱風 が排出 管 5 5 を介 し て 外気へ逃げ る よ う に 、 該第 2 の乾 燥機 3 5 の排気切換え用 ダ ンバ一 を切 り 換 え る 。
次い で 、 第 1 の 乾燥機 3 3 と 第 2 の乾燥機 3 5 の それ ぞれの 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 内 に 、 洗濯後脱水 さ れた濡 れた被乾燥物 1 (図示 は省略す る ) を投入す る 。
そ し て 、 上記の よ う に乾燥前準備が終了 し た ら 、 第 1 の乾燥機 3 3 の蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 を 作動 さ せて 筐体 1 1 内 に高温の熱風 を送 り 込む と 共に 回転 ド ラ ム 1 3 を 回転 さ せ る 。 そ の結果、 高温の熱風に よ っ て 第 1 の 乾燥機 3 3 内 の被乾燥物 1 が乾燥 さ れ る 。 ま た 、 こ の と き 第 1 の 乾燥機 3 3 か ら 排出 さ れ る 熱風が排気導入管 3 7 を介 し て第 2 の乾燥機 3 5 の筐体 1 9 内 に送 り 込ま れ る 。 第 2 の乾燥機 3 5 では 、 筐体 1 9 内 に送 り 込 ま れた熱風に よ つ て 、 回転す る 回転 ド ラ ム 2 1 内 の被乾燥物 1 が予備乾 燥 さ れ る 。 ま た 、 第 2 の乾燥機 3 5 か ら 排出 さ れ る 熱風 (低温の風) は、 排出 管 5 5 を介 し て外気 に放出 さ れ る 。 第 1 の 乾燥機 3 3 内 の被乾燥物 1 が乾燥 した ら 自 動的 に運転が停止 し 、 こ れ に連動 し て第 2 の 乾燥機 3 5 の運 転 も 停止す る 。 そ の結果、 第 2 の 乾燥機 3 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 に収納 さ れた被乾燥物 1 は、 あ る 程度乾燥 さ れ た状態 と な る 。
次 に 、 本乾燥 さ れた被乾燥物 1 を第 1 の乾燥機 3 3 か ら 取 り 出 し 、 そ の次 に 乾燥 さ せ る 洗濯後脱水 さ れた被乾 燥物 1 を第 1 の乾燥機 3 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 に投入す る 。
そ して 、 今度 は先 に予備乾燥機 と し て使用 した第 2 の乾 燥機 3 5 を本乾燥機 と し て使用 し 、 本乾燥機 と し て使用 し た第 1 の乾燥機 3 3 を予備乾燥機 と し て使用す る 。 す な わ ち 、 第 2 の 乾燥機 3 5 の熱風切換え 自 動バルブ 4 3 を 開 く と 共に 、 第 1 の 乾燥機 3 3 の熱風切換 え 自 動バル ブ 4 1 を 閉 じ る 。 ま た 、 第 2 の乾燥機 3 5 か ら 排出 さ れ る 熱風が第 1 の乾燥機 3 3 の 筐体 1 1 内 に送給 さ れ る よ う に 、 該第 2 の乾燥機 3 5 の排気切換え用 ダ ンパー を切 り 換 え る と 共に 、 第 1 の乾燥機 3 3 か ら 排出 さ れ る 熱風 が排出管 5 3 を介 し て外気へ逃げ る よ う に 、 該第 1 の乾 燥機 3 3 の排気切換え用 ダ ンパー を切 り 換え る 。
そ し て 、 第 1 の乾燥機 3 3 及び第 2 の乾燥機 3 5 を そ れぞれ作動 さ せて乾燥を行 う 。 第 2 の乾燥機 3 5 で は、 蒸気 ヒ ー タ ー 1 5 に よ っ て 筐体 1 9 内 に 高温の熱風が送 給 さ れ る こ と に よ り 、 先の工程で予備乾燥 さ れた ( あ る 程度乾燥 さ れた状態に あ る ) 被乾燥物 1 が本乾燥 さ れ る 。 こ こ で は 、 被乾燥物 1 が予備乾燥 さ れた状態に あ る こ と か ら 、 当 該被乾燥物 1 が本乾燥す る ま での 時間 を 短縮で き る 。 一方、 第 1 の乾燥機 3 3 で は、 第 2 の乾燥機 3 5 か ら排出 さ れ る 熱風に よ っ て被乾燥物 1 が予備乾燥 さ れ る と 共に 、 第 1 の乾燥機 3 3 か ら 排出 さ れ る 熱風 (低温 の風) は、 排出 管 5 3 を介 し て外気に放出 さ れ る 。
こ の よ う に 、 第 1 の乾燥機 3 3 を本乾燥機 と し て使用 す る 一方で、 第 2 の乾燥機 3 5 を予備乾燥機 と して使用 し た後 、 次に第 1 の乾燥機 3 3 を予備乾燥機 と し て使用
し 、 第 2 の乾燥機 3 5 を本乾燥機 と し て使用 す る こ と で、 本乾燥 し て い る 間 に次 に本乾燥す る 被乾燥物 1 を予備乾 燥す る こ と が で き る た め 、 乾燥時間 を大幅に短縮す る こ と が で き 、 効率の 良い乾燥を 行 う こ と が で き る 。 ま た 、 予備乾燥 し た被乾燥物 1 を本乾燥機に移す移送手段 も 不 要で あ る こ と 力ゝ ら 、 装置構成 も 簡略化す る こ と が で き る と 共に省 ス ペー ス 化 も 実現で き る 。
以上、 本発 明 を適用 し た具体的 な実施形態につい て説 明 し た が 、 本発明 は上述の 実施形態 に制 限 さ れ る こ と な く 種 々 の変更 が可能で あ る 。
例 え ば、 予備乾燥 し た被乾燥物 l a を本乾燥機 3 に送 る 移送手段 と し て は、 上述の 実施形態の も の に限 ら ず、 例 え ば図 5 に示す よ う に 、 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 に被乾燥物 1 を投入す る 投入 口 に フ ァ ン 5 7 を 開 閉 自 在 に設 け る 。 フ ァ ン 5 7 は、 回転 ド ラ ム 2 1 の投入 口 に蝶番等 に よ っ て 開 閉 自 在に設 け 、 被乾燥物 1 を こ の回 転 ド ラ ム 2 1 に投入す る 際 に は該 フ ァ ン 5 7 を動 力ゝ し て 投入 口 を 開 口 し 、 乾燥す る 際 に は上記 フ ァ ン 5 7 に よ つ て投入 口 を 閉 じ る 。
そ し て 、 上記予備乾燥機 5 の回転 ド ラ ム 2 1 内 に あ る 予備乾燥後 の被乾燥物 1 a を 本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 に送 る に は 、 上記 フ ァ ン 5 7 を 回転 さ せて第 2 の 乾燥 機 3 5 に 向 力ゝ ぅ 風 を発 生 さ せ 、 そ の風に よ っ て 上記被乾 燥物 1 a を送 る よ う にす る 。 こ の よ う にすれば、 搬送べ ル ト コ ン ベ ア 2 9 、 3 1 を そ れぞれの回転 ド ラ ム 1 3 、
2 1 内 に設 け る よ り も 装置構成が簡便 に な る 。
上記の よ う に フ ァ ン 5 7 に よ る 風で直接、 予備乾燥 し た被乾燥物 l a を本乾燥機 3 に送 る よ う に し たが 、 上記 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 に ス ク リ ユ ー形状の フ イ ン を設 け 、 上記 フ ァ ン 5 7 に よ る 風を 上記被乾燥物 1 a に吹 き 付 け る と 共に予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 を 回転 さ せ る こ と に よ っ て 、 上記被乾燥物 l a を本乾燥機 3 に送 る よ う に し て も よ レヽ。 例 え ば、 回転 ド ラ ム 2 1 を 右回 り に 回転 さ せ る と 被乾燥物 1 a が フ ァ ン 5 7 側 に 向 力 つ て 送 ら れ、 逆 に回転 ド ラ ム 2 1 を左回 り に 回転 さ せ る と 被乾燥物 1 a が本乾燥機 3 側 に送 ら れ る 。
ま た 、 図 6 に示す よ う に 、 図 2 に示 し た乾燥装置 に改 良 を加 え て 、 本乾燥機 3 か ら 排出 さ れ る 熱風を利用 し て 、 予備乾燥機 5 内 の予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a を本乾燥 機 3 内 に移送 さ せ る。 すなわ ち 、 本乾燥機 3 の排気扇 1 7 に接続 さ れ る 排気導入管 7 か ら それぞれの乾燥機 3 、 5 の 前方 に そ の一端を接続す る よ う に 、 分岐管 6 1 、 6 3 を設 け る と 共に 、 こ れ ら 分岐管 6 1 、 6 3 と 排気導入 管 7 と の接続部 に排気切換え用 ダ ンパ ー (図示 は省略す る ) を設 け る 。
本乾燥及び予備乾燥 を行 っ て い る 間 は 、 分岐管 6 1 、 6 3 に熱風が入 ら ない よ う に上記排気切換え用 ダ ンパー を切 り 換 え て お く 。 そ し て 、 本乾燥及び予備乾燥が 終了 し た ら 本乾燥機 3 か ら 被乾燥物 1 を取 り 出す と 共に 、 本 乾燥機 3 を停止 さ せ る こ と な く 、 該本乾燥機 3 か ら 排出
さ れ る 熱風 を 分岐管 6 1 、 6 3 に流れ る よ う に上記排気 切換え用 ダ ンノ、。 一 を切 り 換え る 。 そ し て 、 シ ャ ッ タ ー 2 7 を 上に 上げた後 、 それぞれの分岐管 6 1 、 6 3 力ゝ ら熱 風を予備乾燥機 5 の回転 ド ラ ム 2 1 内 へ吹 き 付 け る 。 回 転 ド ラ ム 2 1 内 に収納 さ れた被乾燥物 1 a は、 上記分岐 管 6 1 、 6 3 カゝ ら 吹 き 出 さ れ る 熱風に よ っ て本乾燥機 3 に送 ら れ る 。
なお 、 本乾燥機 3 の前方に も 分岐管 6 3 を設 け た が 、 予備乾燥機 5 に接続 さ れ る 分岐管 6 1 か ら 送給 さ れ る 熱 風に よ っ て予備乾燥 さ れた上記被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 に送 る こ と が で き れば、 本乾燥機 3 の前方 に設 け た分 岐管 6 3 は不要であ る 。
ま た 、 本乾燥及び予備乾燥が終了 し た ら 、 排気切換え 用 ダ ンパー を切 り 換え て本乾燥機 3 の前方に設 け た分岐 管 6 3 か ら 熱風を吹 き 付 けて本乾燥 さ れた被乾燥物 1 を 排出 し た後 、 シ ャ ッ タ ー 2 7 を 上げ る と 共に予備乾燥機 5 の前方 に設 け た分岐管 6 1 よ り 熱風を 吹 き 付 け て 予備 乾燥 し た被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 に送 る よ う に し て も よ い。
こ の よ う に 、 本乾燥機 3 か ら排出 さ れ る 熱風 を利用 し て予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 へ と 移送 さ せて い る の で 、 分岐管 6 1 、 6 3 を設 け る こ と のみの簡 便な機構で装置 を構成で き 、 よ り 一層簡略化 し た装置構 成に で き る 。
ま た 、 図 7 に示す よ う に 、 本乾燥機 3 に対 し て予備乾
燥機 5 を少 し上方に持 ち上げて配置す る と 共に 、 本乾燥 機 3 及び予備乾燥機 5 の回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 を それぞ れ傾け て 配置す る 。 本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 と 予備 乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 は 、 予備乾燥機 5 の 回転 ド ラ ム 2 1 内 の被乾燥物 1 a が ス ム ー ズに本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 内 に入 り 込む こ と が で き る よ う な位置関係 に 傾 け る 。
本乾燥及び予備乾燥が終了 し た ら 、 本乾燥機 3 及 び予 備乾燥機 5 の運転を停止 し て 、 本乾燥機 3 と 予備乾燥機 5 の 突合わせ部 に設 け た シ ャ ッ タ ー 2 7 を斜 め 上方 に持 ち 上げて 、 予備乾燥 さ れた被乾燥物 l a を 自 重 に よ っ て 本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 内へ滑 り 落 と す。 こ の よ う に、 回転 ド ラ ム 1 3 、 2 1 を傾け て設置 し 、 被乾燥物 1 a を 自 重に よ っ て本乾燥機 3 の 回転 ド ラ ム 1 3 へ落 と し 込む よ う にすれば、 移送手段 を別途用意す る 必要が無 く な る 。
ま た 、 図 8 に示す よ う に 、 本乾燥機 3 に対 し て予備乾 燥機 5 を上方に持ち上 げて配置す る と 共に 、 予備乾燥機 5 の底部 に移送用ベル ト コ ンベア 6 5 を設 け る 。 かかる 移送用 ベル ト コ ンベア 6 5 は 、 被乾燥物 1 a を 本乾燥機 3 の 開 口 部 に ス ム ー ズに受 け 渡す こ と の で き る 位置 に配 置す る 。 そ し て 、 こ の移送用 ベル ト コ ン ベ ア 6 5 を利用 し て予備乾燥 さ れた被乾燥物 1 a を本乾燥機 3 へ送 る 。
すな わ ち 、 予備乾燥機 5 の 筐体 1 9 底部 を 開放 し 、 そ の 開 口 力ゝ ら 被乾燥物 1 a を そ の 下に設 け た移送用ベル ト
コ ンベア 6 5 上 に落 と し込む。 被乾燥物 1 a が移送用べ ル ト コ ンベア 6 5 上に載置 さ れた ら 、 該移送用 ベル ト コ ンベア 6 5 を動力ゝ して本乾燥機 3 の回転 ド ラ ム 1 3 内 に 送 り 込む。 こ の よ う にす る こ と で、 移送用 の コ ンベア を —つ に 済 ま す こ と が で き る 。
なお 、 上述 し た実施形態では、 いずれ も コ ンベア と し てベル ト コ ンベア を使用 し た が 、 特にベル ト コ ンベア に 限定 さ れ る こ と はない。
本発 明 は 、 以上説明 し た よ う な形態で実施 さ れ、 以下 に記載 さ れ る よ う な効果 を奏す る 。
本発 明 の乾燥方法に よ れば、 乾燥機内 に熱風 を送給 し て被乾燥物 を本乾燥す る と 同 時に 、 乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風 を 予備乾燥機内 に導入 して本乾燥前の被乾燥物 を 予備乾燥 し た後 、 予備乾燥機内 の被乾燥物 を前記乾燥機 内 に移送 し て本乾燥を行 う よ う 〖こ し て い る こ と 力ゝ ら 、 本 乾燥 し て い る 間 に次 に乾燥す る 被乾燥物 を予備乾燥す る こ と が で き 、 そ の結果、 本乾燥前の被乾燥物の待機時間 を有効利用 す る こ と が で き る と 共に 、 乾燥時間 を 大幅に 短縮す る こ と が で き て 乾燥効率を高 め る こ と がで き る 。 ま た 、 本乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風を有効利用 す る こ と がで き る た め 、 省エネルギー化が図れ る 。
ま た 、 本発 明 の乾燥方法に よ れば、 第 1 の乾燥機内 に 熱風 を送給 し て被乾燥物 を本乾燥す る と 同時に 、 第 1 の 乾燥機か ら排出 さ れ る 熱風 を 第 2 の乾燥機内 に導入 し て 本乾燥前の被乾燥物 を 予備乾燥 し た後 、 第 1 の乾燥機内
に送給す る 熱風の送給 を停止 し 、 第 2 の 乾燥機内 に熱風 を送給 し て予備乾燥 さ れた被乾燥物 を本乾燥す る と 同時 に 、 第 2 の乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風 を 第 1 の乾燥機に 送給 し て本乾燥前の新た な被乾燥物 を予備乾燥す る よ う に し て レヽ る た め 、 乾燥時間 を 大幅に短縮す る こ と が で き る と 共 に 、 予備乾燥 さ れた被乾燥物 を 別 の乾燥機に移送 す る 面倒 な作業が不要で、 被乾燥物 を効率良 く 乾燥す る こ と が で き る 。
一方、 本発明 の乾燥装置に よ れば、 被乾燥物 を本乾燥 す る 乾燥機に 隣接 し た位置に 予備乾燥機 を 設 け 、 前記乾 燥機か ら 排出 さ れ る 熱風 を予備乾燥機 に 導入す る 排気導 入部及び予備乾燥機内 の予備乾燥 さ れた被乾燥物 を 前記 乾燥機 に移送す る 移送手段 と を備 え て い る た め 、 本乾燥 して い る 間 に次に本乾燥す る 被乾燥物 を 予備乾燥す る こ と が で き る 上、 予備乾燥後 の被乾燥物 を前記移送手段に よ っ て 前記乾燥機内 に送 る こ と がで き る 。
ま た 、 本発 明 の 乾燥装置に よ れば、 本乾燥す る 乾燥機 と 予備乾燥機 を接近 さ せて直列 に配置 し 、 前記乾燥機内 及び 又 は前記予備乾燥機内 に移送手段 を設 け て い る の で、 予備乾燥後 の被乾燥物 を 予備乾燥機か ら 取 り 出す こ と な く 、 そ の ま ま 本乾燥機に送 る こ と が で き る 。
本発 明 の乾燥機に よ れば、 回転 ド ラ ム を有 し た筐体内 に熱風 を送給す る 熱風送給手段 と 、 前記筐体内 の排気 を 行 う 排風手段 と 、 前記排風手段 よ り 排気 さ れ る 熱風 を 、 予備乾燥機に送給す る 場合 と 外気へ逃がす場合 と に切換
え 自 在 な排気切換え手段 と を備 え て い る た め 、 こ の乾燥 機を 予備乾燥機 に接続すれば、 当 該乾燥機か ら 排出 さ れ る 熱風を 予備乾燥機内 に送給する こ と が で き 、 該予備乾 燥機内 に投入 し た被乾燥物 を前記熱風で予備乾燥 さ せ る こ と が で き る 。