WO2000028688A1

WO2000028688A1 - Dispositif emetteur/recepteur et son utilisation

Info

Publication number: WO2000028688A1
Application number: PCT/JP1999/006188
Authority: WO
Inventors: Hiroaki Sudo; Yoshimasa Shirasaki
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1998-11-06
Filing date: 1999-11-08
Publication date: 2000-05-18
Also published as: US7072416B1; KR100611866B1; CA2316782A1; CA2316782C; NO20003476L; CN1287729A; JP2000201132A; CN1248438C; NO20003476D0; DE69943647C5; NO332385B1; EP1043858B1; KR20010033887A; IL137058A0; AU1078500A; IL137058A; EP1043858A1; ATE521179T1; US7760815B2; EP2192737A1

Description

明細書送受信装置および送受信方法技術分野

本発明は、送受信装置に関し、特に、直交周波数分割多重（O r t ho g o n a 1 F r e q u e n c y D i v i s i on M u 1 t i p 1 e x i n g) 方式用の送受信装置（以下「OFDM送受信装置」という。）に関する。背景技術

以下、従来の OFDM送受信装置について、図 1を参照して説明する。図 1は、従来の OF DM送受信装置の構成を示すブロック図である。

図 1を参照するに、 P a r a l l e l— S e r i a l変換器（以下「PZ S変換器」という。） 101は、送信デ一夕に重要情報を挿入する。この重要情報とは、通信相手による受信時における誤り率特性が悪い場合に、通常の通信の維持が困難となる可能性のある情報である。すなわち、上記重要情報は、他の情報（例えば送信データ）に比べて良好な誤り率特性が要求される情報である。

上記重要情報の例としては、再送情報や制御情報等が挙げられる。再送情報とは、通信相手からの再送指示により、この通信相手に対して再送される情報である。また、制御情報とは、通信相手が、確実に適切な信号を受信するために用いる情報である。制御情報としては、通信フレームにおける通信相手が受信すべきバース卜を示す情報、適応変調時における現行変調方式を示す情報等が挙げられる。

S e r i a l— P a r a l l e i変換器（以下「S/P変換器」という。） 102は、 PZS変換器 10 1の出力である送信信号を複数系列（ここでは 4つ）の信号に変換する。

マツピング回路 103は、 S Z P変換器 102からの信号に 1次変調を行レ、 1次変調後の信号を逆フ一リエ変換（ I n V e r s e F a s t F o u r i e r T r a n s f o rm ;以下「 I F FT」という。）回路 104 に送る。 I F FT回路 104は、 1次変調後の信号について逆フーリエ変換処理を行う。 0 八変換器105は、 I FFT回路 104の出力である送信信号をアナログ信号に変換する。

一方、八 0変換器106は、受信信号をディジタル信号に変換してフーリエ変換（F a s t Fou r i e r T r a n s f o r m；以下「F F T」という。）回路 107に送る。 FFT回路 107は、八70変換器106の出力信号に対してフーリェ変換処理を行う。

遅延検波器 1 08は、フーリエ変換により取り出された各サブキャリアに対し遅延検波処理を行い、判定器 109は、遅延検波処理の判定を行う。 P ZS変換器 1 10は、各判定器 109からの複数系列の信号を一系列に変換し、 SZP変換器 1 1 1は、 PZS変換器 1 10の出力から重要情報を抽出する。

次いで、上記構成を有する従来装置の送受信時の動作について説明する。送信データは、 PZS変換器 10 1により重要情報が挿入された後、 SZ P変換器 102により複数系列の信号に変換される。 S/P変換器 102からの複数系列の信号は、マッピング回路 103により 1次変調される。 1次変調された信号は、 I F FT回路 1 04により逆フーリエ変換処理される。逆フーリエ変換処理された信号は、 DZA変換器 105によりディジタル信号に変換され、送信される。

受信信号は、 AZD変換器 106によりアナログ信号に変換された後、 F FT回路 107によりフーリエ変換処理される。フーリエ変換処理により各サブキャリアにより伝送された信号は、遅延検波器 108により遅延検波処理される。遅延検波処理された信号は、判定器 109により判定され、 PZ S変換器 1 1 0に送られる。判定器 1 0 9からの複数系列の信号は、 P Z S 変換器 1 1 0により一系列の信号に変換されて S Z P変換器 1 1 1に送られる。 S Z P変換器 1 1 1では、一系列の信号から再送情報および受信データが抽出される。

このように、送信側装置が重要情報を送信信号に挿入し、受信側装置が受信信号から重要情報を抽出することにより、受信側装置は、抽出した重要情報に基づく受信処理を行うことにより、送信側装置が送信した信号を適切に受信することができる。これにより、送信側装置と受信側装置との間において、円滑な通信が行われる。

重要情報として再送情報を例にとれば、送信側装置が再送情報を送信信号に挿入し、受信側装置が受信信号から再送情報を抽出することにより、受信側装置は、送信側装置に適切な再送指示をすることができる。すなわち、受信側装置は、制御チャネルにいずれのバース卜のいずれのセルが誤りであつたかの情報を乗せて送り返すことができる。

しかしながら、従来の装置においては、以下に示す問題がある。すなわち、従来の装置においては、伝送効率向上を図ると回線品質が劣化するため、伝送効率向上を図るほど、受信側装置は送信側装置が送信した信号（例えば重要情報および送信データ）を正確に受信できない可能性が高くなる。すなわち、伝送効率向上を図るほど、受信側装置においては、重要情報の誤り率特性が悪化することになる。この結果、受信側装置は適切な受信を行うことが困難となるので、全体として送信側装置と受信側装置との間において、通常の通信を維持することが困難になる。

ここで、例えば、伝送効率向上のために、変調方式を Q P S Kから 8 P S

Kに変える場合について考える。

8 P S Kにおいては、 1シンポルが 3ビットにより表現される。図 2に示すように、 1ビット目は、 I— Q平面において、 1 8 0度毎に「0」と「1」が切り替わり、 2ビット目は、 I— Q平面において、 9 0度毎に「0」と「1」が切り替わり、 3ビット目は、 4 5度毎に「0」と「1」が切り替わる。すなわち、ビットが増える毎に位相ゆう度が前のビットの位相ゆう度の半分になる。したがって、 3ビット目の位相ゆう度は、 Q P S Kの位相ゆう度の半分になるので、 3ビット目に誤りが集中的に発生することになる。

ここで、重要情報として再送情報が用いられている場合に、受信側装置において再送情報の誤り率特性が上記のように悪化したときには、送信側装置がこの再送情報を再送する回数が多くなるため、通信完了までの時間が長くなる。通常、ある情報の再送回数は限定され、この回数内で再送が完了しない場合には、この情報の誤り訂正はなされないことになる。このため、非常に良好な誤り特性が要求される画像通信等の通信を行う場合には、通常の通信を維持することが不可能となる。

また、重要情報として現行変調方式を示す情報が用いられている場合に、受信側においてこの情報の誤り率特性が悪化したときには、受信側は、送信側が用いた変調方式を認識することが困難となるので、送信側が送信した信号を受信することができなくなる。このため、送信側と受信側の間において、通常の通信を維持することが不可能となる。発明の開示

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、重要情報の伝送品質を保ちながら伝送効率向上を図る送受信装置を提供することを目的とする。この目的は、 8 P S Kや 1 6 P S K等の 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現する変調方式において、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方のみに配置することにより達成される。図面の簡単な説明

図 1は、従来の O F D M送受信装置の構成を示すブロック図；図 2は、従来の O F D M送受信装置において 8 P S K変調を用いる場合の I 一 Q平面を示す模式図；

図 3は、本発明の一実施の形態に係る送受信装置の構成を示すプロック図；図 4は、従来の送受信装置における重要情報の配置を示す模式図；図 5は、本発明の一実施の形態に係る送受信装置における重要情報の配置を示す模式図である。発明を実施するための最良の形態

(実施の形態）

以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る送受信装置は、変調方式に 8 P S Kを用い、搬送には 4キヤリアを用いる O F D M方式の無線通信において、重要情報を 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方のみに配置するものである。

以下、本実施の形態に係る送受信装置について、図 3から図 5を参照して説明する。図 3は、本発明の一実施の形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図であり、図 4は、 8 P S K変調において、従来の送受信装置における重要情報の配置を示す模式図であり、図 5は、本発明の一実施の形態に係る送受信装置における重要情報の配置を示す模式図である。

図 3を参照するに、重要情報は、 S Z P変換器 3 0 1により複数系列（ここでは 4つ）の信号に変換される。送信データは、 3ノ？変換器3 0 2にょり複数系列（ここでは 4つ）の信号に変換される。

ここで、重要情報とは、重要度の高い情報であり、すなわち、通信相手による受信時における誤り率特性が悪い場合に、通常の通信の維持が困難となる可能性のある情報である。上記重要情報の例としては、再送情報や制御情報が挙げられる。制御情報としては、通信フレームにおける通信相手が受信すべきバーストを示す情報、適応変調時における現行変調方式を示す情報、通信相手が他の干渉信号から本実施の形態に係る送受信装置からの信号を識別するために用いる情報、および各通信相手がフレームにおけるどのバーストを受信するかを示す情報等が挙げられる。

ここで、重要情報用の S Z P変換器 3 0 1は、重要情報を 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方のみに配置するようにする。ここでは、例えば、 1ビット目のみに配置するものとする。この配置については後に詳述する。

重要情報および送信データは、マッピング回路 3 0 3により 1次変調された後、 I F F T回路 3 0 4により逆フーリエ変換処理される。逆フーリエ変換処理された送信データは、 D ZA変換器 3 0 5によりアナログ信号に変換される。さらに、この送信信号は、所定の無線送信処理がなされた後にアンテナを介して送信される。

一方、アンテナを介して受信された信号は、所定の無線受信処理がなされた後に AZD変換器 3 0 6によりディジタル信号に変換され、 F F T回路 3 0 7に送られる。 F F T回路 3 0 7では、ディジタル信号に変換された受信信号に対してフーリエ変換処理がなされる。これにより、各サブキャリアにより伝送された信号が取り出される。各サブキヤリアにより伝送された信号は、遅延検波器 3 0 8により遅延検波処理がなされる。遅延検波処理された各サブキャリアにより伝送された信号は、判定器 3 0 9により判定がなされる。なお、判定器 3 0 9は、受信信号中の 1ビット目とこの他のビット（すなわち 2ビット目および 3ビット目）とを分離して出力する。

受信信号の 1ビット目は、 P Z S変換器 3 1 0に送られて一系列の信号に変換される。これにより、 P Z S変換器 3 1 0からは受信デ一夕としての再送情報が得られる。また、受信信号の 2ビット目および 3ビット目は、 P Z S変換器 3 1 1に送られて一系列の信号に変換される。これにより、 P Z S 変換器 3 1 1からは受信データが得られる。

ここで、図 4および図 5を参照して、重要情報の配置方法について説明する。図 4は、従来通りに、時間軸上で一定時に重要情報を全ビットに配置した場合を示し、図 5は、 1ビット目のみに重要情報を配置した場合を示している。本実施の形態においては、図 5に示すように、 1ビット目のみに重要情報を配置した状態で送信を行う。

8 P S Kにおいては、図 2を参照するに、 1シンボルが 3ビットにより表現される。図 2から明らかなように、 1ビット目は、 I 一 Q平面において、 1 8 0度毎に「0」と「1」が切り替わり、 2ビット目は、 I— Q平面において、 9 0度毎に「0」と「1」が切り替わり、 3ビット目は、 4 5度毎に「0」と「1」が切り替わる。すなわち、ビットが増える毎に位相ゆう度が前のビッ卜の位相ゆう度の半分になる。

したがって、 8 P S Kにおいては、 1ビット目、 2ビット目、 3ビット目の順に位相ゆう度が低くなる。また、 2ビット目の位相ゆう度は、 Q P S K の位相ゆう度と同等である。そこで、図 5に示すように、 1ビット目のみに重要情報を配置することにより、品質の高い状態で重要情報を送信することができる。

ここで、重要情報に基づく通信制御について、再度図 3を参照して説明する。ここでは、重要情報として再送情報が用いられた場合における通信制御、および、重要情報として制御情報が用いられた場合における通信制御のそれぞれについて説明する。なお、図 3に示した送受信装置を備えた第 1通信装置と第 2通信装置が無線通信を行う場合を例にとり説明する。

まず、重要情報として再送情報が用いられた場合における通信制御について説明する。第 1通信装置において、受信信号に対して上述したような処理がなされることにより、重要情報および受信データが取り出される。取り出された重要情報および受信デ一夕は、誤り検出処理がなされる。

重要情報または受信デー夕のうち、上記誤り検出処理により誤りが存在するとして検出されたデータは、再送指示部（図示しない）に送られる。再送指示部では、誤りが存在するとして検出されたデ一夕の再送を要求するための再送情報が生成される。すなわち、再送指示部は、通信制御として再送指示を行う。

この再送制御部により生成された再送情報は、重要情報として S Z P部 3 0 1に入力される。この重要情報を含む送信データは、上述したような処理がなされて送信信号とされる。この送信信号は、第 2通信装置に対して送信される。

一方、第 2通信装置において、受信信号に対して上述した処理がなされることにより、重要情報および受信データが取り出される。取り出された重要情報および受信データは、誤り検出処理がなされる。重要情報には、第 1通信装置により所定のデータの再送を要求する旨の再送情報が含まれている。この重要情報は、再送指示部（図示しない）に送られる。この重要情報を含む送信データは、上述した処理がなされて送信信号とされる。この送信信号は、第 1通信装置に対して送信される。

さらに、第 1通信装置において、受信信号から同様にして重要情報および受信データが取り出される。この重要情報および受信デ一夕は、同様に誤り検出処理がなされる。ここで、重要情報は、第 2通信装置により 1ビット目に配置されて送信されているので、誤り率特性の良好な信号となる。すなわち、第 2通信装置により重要情報として再送された再送情報は、第 1通信装置により誤りが発生することなく取り出される。

以上のように、第 1通信装置における受信データに誤りが存在した場合においても、第 1通信装置は、誤りが発生したデータの再送を要求する再送情報を重要情報として第 2通信装置に対して送信する。第 2通信装置は、重要情報を誤りなく受信することができるので、第 1通信装置の再送要求を確実に認識できる。

さらに、第 2通信装置は、第 1通信装置により再送要求されたデ一夕を重要情報として第 1通信装置に対して送信するので、第 1通信装置は、この重要情報を確実に受信することができる。よって、第 1通信装置は、一度再送要求したデータについて、再度再送要求を出す頻度を抑えることができる。この結果、第 1通信装置と第 2通信装置との間では、通常の通信が良好に維持される。

次いで、重要情報として制御情報が用いられた場合における通信制御について説明する。第 1通信装置において、重要情報として各種制御情報が S Z P部 3 0 1に入力される。ここで、各種制御情報としては、通信フレームにおいて第 2通信装置が受信すべきバーストを示す情報、現行変調方式を示す情報、および、第 2通信装置が第 1通信装置により送信された信号を他の干渉信号の中から識別するために用いる情報等が用いられる。上記重要情報および送信データは、上述した処理がなされて送信信号とされる。この送信信号は、第 2通信装置に対して送信される。

一方、第 2通信装置において、受信信号から上述した処理がなされることにより、重要情報および受信データが取り出される。重要情報すなわち各種制御情報は、第 1通信装置により 1ビット目に配置されて送信されているので、誤り率特性が良好な信号である。取り出された各種制御情報は、受信制御部（図示しない）に送られる。

受信制御部は、取り出された各種制御情報に基づいて、通信制御として受信制御を行う。例えば、各種制御情報として、通信フレームにおいて第 2通信装置が受信すべきバーストを示す情報が用いられている場合には、受信制御部は、図 3に示す各部に対して、上記情報に示されたバーストのみに対して各種の処理を行う旨の制御信号を送信する。また、各種制御情報として、現行変調方式を示す情報が用いられた場合には、受信制御部は、各遅延検波部 3 0 8に対して、上記情報により示された変調方式に対応する復調方式を用いる旨の制御信号を送信する。

以上のように、第 1通信装置は、各種制御情報を重要情報として第 2通信装置に対して送信することにより、第 2通信装置は、この各種制御情報を誤りなく受信することができるので、第 1通信装置による指示に従つた正確な受信処理を行うことができる。この結果、第 1通信装置と第 2通信装置との間では、通常の通信が良好に維持される。

なお、ここでは、第 1通信装置が第 2通信装置に対して各種制御情報を重要情報として送信する場合について説明したが、第 2通信装置が第 1通信装置に対して各種制御情報を重要情報として送信することも可能であることはいうまでもない。

このように、重要情報を 1ビット目に配置にすることにより、 3ビット目に比較的多く誤りが発生したとしても、重要情報の品質には影響が及ばない。この結果、本実施の形態によれば、 8 P S Kにより伝送を行った場合においても、重要情報の品質は、 Q P S Kによる伝送を行った場合と同様な状態に保たれる。これにより、送信側装置と受信側装置との間において、通常の通信を維持することも可能となる。

例えば、重要情報として再送情報が用いられた場合には、送信側装置において再送情報が 1ビット目に配置されることにより、受信側装置における再送情報の誤り率特性は良好に保たれる。これにより、送信側装置が再送情報を再送する回数を少なくすることができるので、非常に良好な誤り率特性が要求される画像通信等の通信を行う際においても、通常の通信を維持することができる。

また、重要情報として現行変調方式を示す情報が用いられた場合には、送信側装置においてこの情報が 1ビット目に配置されることにより、受信側装置におけるこの情報の誤り率特性は良好に保たれる。これにより、受信側装置は、送信側装置が用いた変調方式に対応した復調方式を用いて、送信側装置が送信した信号を確実に受信することができる。この結果、適応変調方法を採用した場合においても、通常の通信を維持することができる。

なお、本実施の形態においては、重要情報を 1ビット目に配置する場合について説明したが、誤りが多い 3ビット目以外ならば、すなわち重要情報を 2ビット目に配置した場合においても、重要情報の品質を少なくとも Q P S Kによる伝送を行つた場合と同程度に保つことができる。また、本実施の形態においては、 1ビット目または 2ビット目に配置する情報として重要情報を用いた場合について説明したが、本発明は、これに限定されず、上記ビッ卜に配置する情報として重要情報以外の情報を用いた場合にも適用可能なものである。すなわち、 1ビット目または 2ビット目に配置すべき情報を、送信すべきすべての情報（被通信対象となるすべての情報）の中から、重要度の高さ等の様々な条件に応じて選択するようにしてもよい。また、本発明は、上記ビットに配置する情報として常に 1つの情報を用いる場合だけでなく、上記ビッ卜の配置する情報を様々な条件に応じて任意時に変更した場合においても適用可能なものであることはいうまでもない。また、本実施の形態においては、 8 P S Kを用いる場合について説明したが、 1シンポルを 3ビット以上で表現する変調方式、例えば 1 6 P S K、 3 2 P S K等、においても同様に本発明を適用することができる。

さらに、本実施の形態は、 O F D M方式の通信における場合について説明したが、本発明は通信方式を問わず適用することができるものである。

本発明の送受信装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンポルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で、被通信対象となる情報（例えば、再送情報、重要情報や送信デ一夕等）の中から選択された情報を伝送することができるため、無線通信の伝送速度向上を図ると同時に上記選択された情報の品質を維持することができる。

本発明の送受信装置は、前記情報は、被通信対象となるすべての情報の中力重要度の高さに応じて選択された情報である構成を採る。

本発明によれば、受信時における誤り率特性を良好に保つべき情報として、重要度の高さに応じて選択した情報（例えば、通常の通信を維持する際に良好な誤り率を要する情報等）を用いることができるので、伝送効率向上のために回線品質が劣化した場合においても、通常の通信を維持することができる。

本発明の送受信装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2 ビット目の少なくとも一方から情報を抽出する抽出手段と、抽出された情報に基づいて通信制御を行う通信制御手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンボルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で受信信号から情報を取り出し、取り出した情報に基づいて通信制御を行うので、通常の通信を維持することができる。

本発明の送受信装置は、前記情報は、被通信対象となるすべての情報の中から重要度の高さに応じて選択された情報である構成を採る。

本発明によれば、重要度の高さに応じて選択された情報（例えば、通常の通信を維持する際に良好な誤り率を要する情報等）に基づいて、通信制御を行うことができるので、伝送効率向上のために回線品質が劣化した場合においても、通常の通信を維持することができる。

本発明の送受信装置は、前記通信制御手段は、前記情報に基づいて通信相手に対して再送指示を行う再送指示手段を具備する構成を採る。

本発明によれば、伝送路効率向上のために回線品質が劣化した場合においても、受信信号の 1ビット目または 2ビット目に配置された再送情報を用いて、通信相手に対して再送指示を行うので、通常の通信を維持することができる。

本発明の送受信装置は、前記通信制御手段は、前記情報に基づいて前記受信信号に対する受信制御を行う受信制御手段を具備する構成を採る。本発明によれば、伝送路効率向上のために回線品質が劣化した場合においても、受信信号の 1ビット目または 2ビット目に配置された情報を用いて、受信制御を行うので、受信信号を適切に受信することができる。これにより、通常の通信を維持することができる。

本発明の基地局装置は、送受信装置を具備し、前記送受信装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンボルを 2ビッ卜で表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で情報を伝送することができるため、無線通信の伝送速度向上を図ると同時に再送情報の品質を維持することができる。

本発明の通信端末装置は、送受信装置を具備し、前記送受信装置は、 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1 ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンポルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で情報を伝送することができるため、無線通信の伝送速度向上を図ると同時に再送情報の品質を維持することができる。

本発明の基地局装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2 ビット目の少なくとも一方から再送情報を抽出する抽出手段と、送信元の無線局に対し制御チャネルを用いて前記抽出された再送情報に基づいて再送指示を行う再送指示手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンボルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で再送情報を取り出すことができるため、無線通信先である例えば移動局に再三再送を指示することがなくなり、通信相手の通信負荷を減らすことができる。

本発明の通信端末装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方から再送情報を抽出する抽出手段と、送信元の無線局に対し制御チャネルを用いて前記抽出された再送情報に基づいて再送指示を行う再送指示手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンボルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で再送情報を取り出すことができるため、無線通信先である例えば基地局に再三再送を指示することがなくなり、通信相手の通信負荷を減らすことができる。

本発明の送受信方法は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調工程と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置工程と、を具備する方法を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンボルを 3ビット以上のビッ卜を用いて表現するような変調方式であっても、 1シンボルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で、被通信対象となる情報（例えば、再送情報、重要情報や送信データ等）の中から選択された情報を伝送することができるため、無線通信の伝送速度向上を図ると同時に上記選択された情報の品質を維持することができる。本発明の送受信方法は、 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2 ビット目の少なくとも一方から情報を抽出する抽出工程と、抽出された情報に基づいて通信制御を行う通信制御工程と、を具備する方法を採る。

本発明によれば、 8 P S Kのように 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調方式であっても、 1シンポルを 2ビットで表現する Q P S K変調方式を用いた場合と同等の品質で受信信号から情報を取り出し、取り出した情報に基づいて通信制御を行うので、通常の通信を維持することができる。

以上説明したように、本発明の送受信装置は、 8 P S Kや 1 6 P S K等の 1シンポルを 3ビット以上のビットを用いて表現する変調方式において、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を 1ビット目および 2 ビット目の少なくとも一方のみに配置するので、重要情報の伝送品質を保ちながら伝送効率向上を図ることができる。

本明細書は、 1 9 9 8年 1 1月 6日出願の特顧平 1 0— 3 1 6 4 1 7号および 1 9 9 9年 8月 4日出願の特願平 1 1— 2 2 0 8 2 7号に基づくものである。これらの内容をここに含めておく。産業上の利用可能性

本発明は、直交周波数分割多重方式用の送受信装置の分野に利用するのに好適である。

Claims

請求の範囲

1 . 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する送受信装置。

2 . 前記情報は、被通信対象となるすべての情報の中から重要度の高さに応じて選択された情報である請求項 1に記載の送受信装置。

3 . 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方から情報を抽出する抽出手段と、抽出された情報に基づいて通信制御を行う通信制御手段と、を具備する送受信装置。

4 . 前記情報は、被通信対象となるすべての情報の中から重要度の高さに応じて選択された情報である請求項 3に記載の送受信装置。

5 . 前記通信制御手段は、前記情報に基づいて通信相手に対して再送指示を行う再送指示手段を具備する請求項 3に記載の送受信装置。

6 . 前記通信制御手段は、前記情報に基づいて前記受信信号に対する受信制御を行う受信制御手段を具備する請求項 3に記載の送受信装置。

7 . 送受信装置を具備する基地局装置であって、前記送受信装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する。

8 . 送受信装置を具備する通信端末装置であって、前記送受信装置は、 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調手段と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1 ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置手段と、を具備する。

9 . 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビッ卜目および 2ビッ卜目の少なくとも一方から再送情報を抽出する抽出手段と、送信元の無線局に対し制御チヤネルを用いて前記抽出された再送情報に基づいて再送指示を行う再送指示手段と、を具備する基地局装置。

1 0 . 1シンボルを 3ビット以上のビッ卜を用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方から再送情報を抽出する抽出手段と、送信元の無線局に対し制御チヤネルを用いて前記抽出された再送情報に基づいて再送指示を行う再送指示手段と、を具備する通信端末装置。

1 1 . 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調工程と、被通信対象となるすべての情報の中から選択された情報を送信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方に配置する配置工程と、を具備する送受信方法。

1 2 . 1シンボルを 3ビット以上のビットを用いて表現するような変調を行う変調方式で変調された受信信号の 1ビット目および 2ビット目の少なくとも一方から情報を抽出する抽出工程と、抽出された情報に基づいて通信制御を行う通信制御工程と、を具備する請求項 1 1に記載の送受信方法。