WO1999060569A1

WO1999060569A1 - Appareil d'enregistrement / reproduction, procede de reproduction de donnees et procede d'enregistrement/reproduction de donnees

Info

Publication number: WO1999060569A1
Application number: PCT/JP1999/002602
Authority: WO
Inventors: Fumitake Yodo; Junichi Aramaki
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 1998-05-19
Filing date: 1999-05-19
Publication date: 1999-11-25
Also published as: KR100609070B1; EP1030301A4; CN1274460A; US6993567B1; KR20010021828A; EP1030301A1; CN1149566C; JPH11328851A

Description

明細書記録再生装置、データ再生方法及びデータ記録再生方法技術分野

この発明は、記録再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生方法に関する。特に、この発明はデータの再生をする信号に基づいてデー夕の再生を行うデータの記録再生装置、データの再生方法及びデータの記録再生方法に関する。背景技術

近年、コンピュータネットワーク網を利用した種々のサービスが実現されつつある。そのようなコンピュータネットワーク網を使ったサービスのひとつとして、音楽配信サーバをネットワーク網上に設け、ユーザがこの音楽配信サーバに接続し、この音楽配信サーバから所望の音楽デ一夕をダウンロードできるようにした音楽配信システムが考えられている。

このような音楽配信システムでは、インタ一ネットのようなコンビュ —タネットワーク上に音楽配信サーバが設けられている。音楽配信サ一バには、多数の音楽データが蓄積されている。この音楽配信サーバには、音楽データばかりでなく音楽データに付随する関連情報として、ァ一チスト名や歌詞や、最新のヒット曲情報、新曲情報等、音楽に関する種々の情報を蓄積するようにしても良い。ユーザが音楽配信システムを利用する場合に、コンピュータネットワーク網を介して、ユーザの端末装置が音楽配信サーバに接続される。ユーザの端末装置が音楽配信サーバに接続されると、音楽配信サーバからユーザの端末装置に、種々の音楽データと音楽データに付随する関連情報が送られる。ユーザは、音楽配信サーバから送られてきた音楽デ一夕や関連情報から、最新のヒッ卜曲の情報や新曲の情報を得ることができる。

音楽配信サーバからは、ダウンロード可能な楽曲のリスト情報がユーザの端末装置に送られ、この送信されてきたリスト情報がユーザの端末装置のディスプレイ上に映し出される。ユーザは、表示されているリスト情報を見て、ユーザ自身が購入したい楽曲があれば、リスト情報中よりその楽曲を指定して、音楽配信サーバにダウンロード指令を出力するユーザからのダウンロード命令を音楽配信サーバが受信すると、音楽配信サーバからユーザの端末装置に送信されてきたダウンロード命令に対応する音楽データが送られる。ユーザの端末装置側で、この音楽配信サーバから送られてきたダウンロード命令に対応する音楽デ一夕が受信され、受信した音楽データが記録可能な光ディスク等のストレージデバイスに保存される。

ところで、 1枚のコンパクトディスク（CD) に収納されているデー夕のデ一夕量は最大 640MBであり、この 1枚のコンパクトディスクに相当する音楽デ一夕を I S DN回線を利用して 1 2 8 k b p sで伝送するとしても、伝送が終了するまでに要する時間は 1 0時間以上かかる。直径 64匪の記録可能な光ディスクで用いられる圧縮方式、例えば特開平 3 - 1 399 2 3号ゃ特開平 3 - 1 3 9 922号等に開方されている変形 DCT (Modified Discreat Cosine Transform) を用いて上述したコンパクトディスクのデータを略々 4. 5分の 1に圧縮して伝送したとしても、データの伝送が終了するまでに要する時間は 2時間以上必要となる。音楽配信サービスを実現しょうとしたとき、このようにデータの伝送時間の長さが問題となる。音楽データの著作者の権利を保護する上からも、上述したような音楽配転システムでは、音楽データを音楽配信サーバよりダウンロードする毎に課金を行う必要がある。ところが、課金処理を行なうためには、音楽配信サーバ側でュ一ザ登録やユーザの認識、ユーザがダウンロードした音楽データの認識、ュ一ザへの課金請求、課金が終了したか否かの確認等、種々の処理が必要になってくる。このような課金処理を行うことにより、音楽配信サーバでダウンロード指令を受信して、実際に音楽デ —夕を配信し、ユーザの端末装置で音楽データをダウンロードするまでに要する時間が長くなる。

. したがって、この発明の目的は、データ転送時間の縮小できる記録再生装置、データ再生方法及びデータ記録再生方法を提供することにあるこの発明の他の目的は、課金処理がスムーズに行なうことができる記録再生装置、データ再生方法及びデータ記録再生方法を提供することにある。発明の開示

この発明は、少なくともひとつのデ一夕が記憶される記憶部と、記憶部へのデータの書き込みを行うとともに記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する記録再生部と、

記録再生部による記憶部に記憶されているデータの再生を許可する許可信号を発生する信号発生部とを備え、

記録再生部による記憶部に記憶されているデータの再生動作時に信号発生部より許可信号が記録再生部に送信されてきたときには記録再生部によって記憶部に記憶されているデータの再生を行う記録再生装置である。この発明は、少なくともひつのデータが記憶される記憶部を有し.、記憶部へのデータの書き込みと記憶部に記憶されているデータを読み出して再生を行う記録再生部と、

記録再生部による記憶部に記憶されているデータの再生を許可する許可信号を発生する信号発生部を有するサーバ装置と備え、

記録再生部による記憶部に記憶されているデータの再生動作時に信号発生部より許可信号が記録再生部に送信されてきたときには記録再生部によって記憶部に記憶されているデータの再生を行う記録再生装置である。

この発明は、端末装置の少なくとも一つのデータとデータに関する目録デ一夕が記憶されている記憶部からデ一夕を読み出して再生する際にサーバ装置側に端末装置で再生しようとしているデ一夕に対応する目録データの送信の送信要求を行い、

サーバ装置は端末装置から送信されてきた送信要求に基づいて端末装置で再生しょうとしているデータに対応する目録データを送信し、端末装置はサーバ装置より送信されてきた目録データに基づいて記憶部に記憶されている目録データを書き換え、

端末装置は書き換えられた目録データに基づいて記憶部に記憶されているデータの再生を行うデータ再生方法である。

この発明は、少なくとも一つのデータとデ一夕に対応する課金データが記憶される記憶部を有する端末装置が課金処理装置に接続されると記憶部に記憶されている課金データを読み出し、

読み出された課金デ一夕を課金処理装置と通信網を介して接続されるサーバ装置に送信して課金処理を行い、

. 課金処理装置とサーバ装置との間での課金処理が終了した後に端末装置は記憶部に記憶されているデータの再生が可能とするデータ再生方法である。

この発明は、複数のデータが記憶されている第 1の記憶装置より少なくともひとつのデータとデータの課金情報をあらわす課金デ一夕とを端末装置の第 2の記憶部に記憶し、

端末装置が課金処理装置に接続されると記憶部に記憶されている課金データを読み出し、

読み出された課金データを課金処理装置と通信網を介して接続されるサーバ装置に送信して課金処理を行い、

課金処理装置とサーバ装置との間での課金処理が終了した後に端末装置は記憶部に記憶されているデータの再生が可能とするデータ記録再生方法である。

音楽データそのものは記録されているが、このディスクの T O Cデ一夕を不完全にディスクを用いる。 T O Cのデータが不完全なら、このデイスクの音楽データは再生できない。ディスクの再生を行なうときには、通信により、そのデータを再生可能となるように、 T〇Cのデータが書き換えられる。

また、通信で音楽データを購入する際に、音楽データそのものは記録されているが、課金されていないときには、ディスクの再生を禁止するための信号を記録しておく。ディスクに再生を禁止するための信号が記録されていると、このディスクの音楽データは再生できない。ディスクの再生を行なうときには、通信で課金処理が行なわれる。課金処理が行なわれると、そのデータが再生可能となるように、ディスクの再生を禁止する信号がキャンセルされる。

このように、このディスクには音楽デ一夕が記録されているが、 T O Cを不完全なものとしたり、ディスクの再生を禁止する信号を記録しておき、ディスクを再生できないようにしておく。そして、この音楽デー夕を再生可能とする際には、通信により、この音楽データが再生可能となるように、 T O Cが書き換えられたり、ディスクの再生を禁止する信号をキャンセルしたりする。

これにより、データ転送時間の縮小して、高速に音楽デ一夕をダウンロードできるようにしたり、課金処理がスムーズに行なえ、不正使用を防ぐことができるようになる。図面の簡単な説明

第 1図 A、第 1図 B及び第 1図 Cはディスクの説明に用いる断面図である。第 2図は記録再生装置の一例のブロック図である。第 3図はディスク記録再生装置で用いられる U _ T O Cデータの説明に用いる略線図である。第 4図はディスク記録再生装置で用いられる U— T O Cデータの説明に用いる略線図である。第 5図はディスク記録再生装置で用いられる U— T O Cデ一夕の説明に用いる略線図である。第 6図はこの発明が適用されたシステムの一例のブロック図である。第 7図はこの発明が適用されたシステムの一例の説明に用いるフローチャートである。第 8 図はこの発明が適用されたシステムの一例の説明に用いるフローチヤ一トである。第 9図 A及び第 9図 Bはこの発明が適用されたシステムの他の例のブロック図である。第 1 0図はこの発明が適用されたシステムの他の例の説明に用いる略線図である。第 1 1図はこの発明が適用されたシステムの他の例における携帯端末装置を説明するための機能プロック図である。第 1 2図はこの発明が適用されたシステムの他の例における情報販売機を説明するための機能ブロック図である。第 1 3図はこの発明が適用されたシステムの他の例における課金処理機を説明するための機能ブロック図である。第 1 4図はこの発明が適用されたシステムの他の例の説明に用いるフローチャートである。第 1 5図はこの発明が適用されたシステムの他の例の説明に用いるフローチャートである。第.1 6 図はこの発明が適用されたシステムの他の例における携帯端末の構成を示すブロック図である。発明を実施するのための最良の形態

以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。このようなシステムの一例として、先ず、記録媒体として光ディスクを用いたシステムについて説明する。

1. システムの一例

ディスクは、ディスクカートリッジに収納された直径 64mmの光デイスク又は光磁気ディスクに音楽デ一夕を記録又は再生するものである。この直径 64mmの光ディスクには、第 1図 Aに示すような再生専用のディスクと、第 1図 Bに示すような記録再生用のディスクと、第 1図 C に示すような再生専用の記録領域領域と記録再生可能な記録領域とが混在するハイブリッドディスクがある。

再生専用のディスクでは、第 1図 Aに示すように、全ての記録領域はピットの形態で情報が記録された再生専用エリアとなっており、デイスクの内周のリードィンエリアに後述するプログラムエリアに記録されているデータを管理する TOC (Table Of Contents ) デ一夕が記録される TO Cエリアが設けられ、 TO Cエリアの外側がデータをがピット形態で記録されているプログラムエリアとされ、プログラムエリアの外周側にリードァゥトエリァが設けられる。

記録再生用のディスクでは、第 1図 Bに示すにょうに、その内周のリ一ドィンエリアはピッ卜の形態で情報が記録されている再生専用エリァとなっており、この再生専用のエリアに読み出し専用の TOC (以下 P -TOO がデータ記録される。 P— TOCの記録されているエリアの外側は、情報の記録又は再生できる記録再生エリアとされており、 .この記録再生エリァの内周で、 P— T O Cの記録されている外周側には記録再生エリアに記録されたデータと管理するための T O C (以下、 U—T O C ) データが記録されている U— T O Cエリアが設けられ、 U— T O Cエリアの外周側に、データを記録又は再生が行われるプログラムエリァが設けられ、プログラムエリアの外周側にリードアウトエリアが設けられる。記録再生用のディスクの少なくとも記録再生エリアを覆うように光磁気記録層が設けられている。

ハイブリッドディスクでは、第 1図 Cに示すように、その内周はピットの形態で情報が記録されている再生専用エリアとなっており、 P— T O Cデータが記録されると共に、プログラムデ一夕が再生専用のプログラムエリアが設けられる。再生専用エリアの外周側は、情報の記録又は再生できる記録再生エリアとされており、記録再生エリアの内周には、記録再生エリアの後述するプログラムエリアに記録されるデータを管理するための U— T O Cデータが記録される U— T O Cエリァが設けられ、 U— T O Cエリアの外側に、データを記録又は再生するプログラムェリァが設けられ、プログラムエリアの外側にリードアウトエリァが設けられる。ハイプリッドディスクの記録再生エリアを覆うように光磁気記録層が設けられている。

第 2図は、上述した光ディスクを記録再生する記録再生装置 1 0の構成を示すブロック図である。

第 2図において、光ディスク 1 1 Bは、ディスクカートリッジ 1 1 A に収納されている。光ディスク 1 1 Bとしては、上述した再生専用の光ディスク（第 1図 A ) と、記録再生可能な光磁気ディスク（第 1図 B ) と、再生専用領域と記録可能な領域とが混在するハイブリッドディスク (第 1図 C ) の 3種類のものがある。光ディスク 1 1 Bには、上述のように、その内周のリ一ドインエリアに P— T O Cデータが記録領域が設けられ、記録再生エリアの内周には、 U— T O Cデータが記録されるデ一夕管理領域が設けられる。光ディスク 1 1 Bは、記録再生装置 1 0のスピンドルモータ 1 2によりサーボ回路 1 8の制御の基に回転駆動される。

装置 1 0には光ディスク 1 1 Bに対向して、光ディスク 1 1 Bの半径方向に移動自在に光学へッド 1 3が設けられる。光学へッド 1 3は、記録時には光ディスク 1 1 Bの記録再生エリアの光磁気記録層をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ光を出力し、光ディスク 1 1 Bの再生時には磁気カー効果により光磁気記録層からの反射光からデー夕を検出するための比較的低レベルのレーザを出力する。

光学へッド 1 3は、レーザ光を出力するためのレーザダイオードと、偏光ビームスプリッ夕ゃ対物レンズからなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタ（図示せず）が搭載されている。光学ヘッド 1 3 内の対物レンズ（図示せず）は、ァクチユエ一夕（図示せず）によりデイスクの半径方向のトラッキング方向及びディスクに接離する方向のフオーカシング方向に変位可能に保持されている。

装置 1 0には光学へッド 1 3と光ディスク 1 1 Bを介して対向して、磁気ヘッド 1 4が設けられる。磁気ヘッド 1 4は、記録時にデータにより変調された垂直磁界を光ディスク 1 1 Bに印加するものである。光学ヘッド 1 3全体及び磁気へッド 1 4は、互いに連結されており送り機構 1 5により光ディスク 1 1 Bの半径方向に移動可能とされている。光ディスク 1 1 Bからの反射光を検出した光へッド 1 3からの出力方向は、 R Fアンプ 1 6に供給される。 R Fアンプ 1 6からは、光学へッド 1 3のディテクタの出力信号に演算処理を施すことにより、再生 R F 信号、トラッキングエラ一信号、フォーカスエラ一信号、アドレス情報等が抽出される。この再生 RF信号は、 E FM (Eight To Fourteen Mo dulation) 及び誤り訂正処理用エンコーダデコーダ部 1 7に供給される。 RFアンプ 1 6からのトラッキングエラー信号及びフォーカスエラ一信号は、サーボ回路 1 8に供給され、アドレス情報は、アドレスデコーダ 1 9に供給されてデコードされ、絶対位置アドレスとして出力される。

サーボ回路 1 8は、トラッキングエラ一信号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ 20からのトラックジャンプ指令、シーク指令等により各種のサ一ポ駆動信号を発生させ、光学へッド 1 3のァクチユエ一夕及びスレッド機構 1 5を制御して、フォーカス及びトラツキング制御を行う。

記録再生装置全体動作は、システムコントローラ 20により制御されている。システムコントローラ 20には、操作キー 2 1から入力が与えられる。操作キー 2 1は、再生キー、停止キー、 FFキー及び REWキ ―、録音キー等の複数のキーが含まれている。

システムコントローラ 20によって表示部 22の表示動作が制御される。表示部 2 2には、装着された光ディスク 1 1 Bの総演奏時間、演奏中の曲の経過時間、再生中の曲の残り演奏時間、全体の残りの演奏時間等の時間情報や、演奏中の曲のトラックナンパ等が表示される。装置 1 0に装着された光ディスクがディスクネームやトラックネームが記録されている光ディスクである場合には表示部 2 2にディスクネームやトラックネームが表示される。曲やディスクの記録日時が記録されていれば、記録日時が表示部 2 2に表示される。

記録時には、入力端子 2 5にアナログオーディォ信号が供給される。このアナログオーディオ信号は、 A/Dコンパ一夕 26に供給され、 A _ Dコンバータ 26によりアナログオーディォ信号が、例えばサンプリ

0 ング周波数 44. l kH z、量子化ビット数 1 6ビットでディジタルォ一ディォ信号に変換される。 AZDコンバータ 26のから出力されたディジ夕ルオーディォ信号は、音声圧縮エンコーダ/デコ一夕 2 7に供給される。

音声圧縮エンコーダデコ一夕 2 7は、前述した変形 DCTにより供給されたディジタルオーディオ信号を圧縮するものである。音声圧縮ェンコーダデコ一夕 2 7により、ディジ夕ルオーディォ信号は約 1ノ 5 のオーディォデ一夕に圧縮される。

音声圧縮エンコーダノデコーダ 2 7のから出力されるオーディォデー夕は、メモリコントローラ 2 8の制御の基に、 RAM2 9に一旦蓄えられる。 RAM2 9の出力は、 E FM及び誤り訂正処理用エンコーダデコーダ 1 7に供給される。 E FM及び誤り訂正処理用エンコーダ/デコ —ダ 1 7により、 RAM2 9から読み出されたオーディォデータにエラ一訂正符号処理が施され、更に、エラー訂正符号が付加されたデータが EFM変調される。この E FM及び誤り訂正処理用エンコーダ/デコーダ 1 7の記録データは、磁気へッド駆動回路 3 0を介して、磁気へッド 1 4に供給される。

磁気へッド駆動回路 3 0は、エンコーダノデコーダ 1 7から供給された記録データに応じて、磁気へッド 1 4に磁気へッド駆動信号を供給する。つまり、光ディスク 1 1 Bに磁気へッド 14から記録デ一夕に基づいて変調された垂直磁界が印加される。このとき、光学ヘッド 1 3からは、記録レベルのレーザ光が出力される。これにより、光ディスク 1 1 Bには磁気へッド 1 4からのデータが記録される。

光ディスク 1 1 Bへのデータの記録は、クラスタ単位で行なわれる。 1クラス夕は 36セクタで、 1セクタ（コンパクトディスクの 1サブコードブロックに相当する）は 5. 5サウンドグループである。実際の 1 クラス夕中の 32セクタが有効なデ一夕となる。残りの 4セクタは記録開始時の磁気へッドの磁界の立ち上がりやレーザパワーの制御に対して夕イミングを合わせるためにリンキングエリアとして使用される。

再生時には、光学ヘッド 1 3により、再生レベルのレーザ光が照射され、光ディスク 1 1 Bからの反射光が光学へッド 1 3のディテクタのよつて受光、検出され光ディスク 1 1 Bに記録されているデータが読み出される。この光学ヘッド 1 3のディテク夕からの出力信号は、 RFアンプ 1 6に供給され、 RFアンプ 1 6からは、前述のように再生 RF信号、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が得られる。この再生 R F信号は、 E FM及び誤り訂正処理用エンコーダデコーダ 1 7 に供給される。 EFM及び誤り訂正処理用エンコーダデコーダ 1 7で、再生 RF信号に E FM復調処理、エラ一訂正符号に基づくエラ一訂正処理が施される。

E FM及び誤り訂正処理用エンコーダデコーダ 1 7の出力は、メモリコントローラ 28の制御の基に、一旦、 RAM 2 9に書き込まれる。光学へッド 1 3による光ディスク 1 1 Bからのデータの読み取り及び光学ヘッド 1 3から RAM29までの系におけるデ一夕の転送は、 1. 4 1 Mb i t/s e cで、然も、間欠的に行われる。

RAM29に書き込まれたデータは、再生デ一夕の転送が 0. 3Mb i t Z s e cとなるタイミングで読み出され、音声圧縮エンコーダ Zデコ一夕 27に供給される。音声圧縮エンコーダ Zデコーダ 2 7で、 RA M 2 9から読み出された再生データに変形 D CTによる圧縮処理とは逆の伸張処理がなされる。

音声圧縮エンコーダ/デコーダ 27によってデコードされた出力としてのディジタルオーディオ信号は、 DZAコンバータ 3 1に供給される。 DZAコンパ一夕 3 1により、エンコーダ Zデコーダ 2 7より供給されたディジ夕ルオーディォ信号がアナログオーディォ信号に変換される

。この DZ Aコンバータ 31から出力されたアナログオーディオ信号が出力端子 22から出力される。

音声圧縮エンコーダデコーダ 27には、ディジ夕ルオーディオインターフェース 34が接続される。このディジタルオーディオインターフエース 34を用いることで、ディジ夕ルオーディォ信号を直接入出力することができる。

ここで、 RAM 29へのデータの書込み読出しは、メモリコント口ーラ 28によって書込みボイン夕と読出しポインタの制御によりアドレス指定して行われるが、書込みポインタは 1. 41Mb i tZs e cのタイミングでインクリメントされ、一方、読出しポインタは 0. 3Mb i t / s e cの夕イミングでィンクリメン卜されていく。この書込みと読出しのビットレ一卜の差により、 RAM39内にある程度デ一夕が蓄積された状態となる。 RAM29内にフル容量のデ一夕が蓄積された時点で、書込みボイン夕のィンクリンメトは停止され、光学へッド 13による光ディスク 1 1 Bからのデータの読出し動作も停止される。但し、読出しポインタのインクリメントは継続して実行されているため、出力端子 22から出力されるアナログオーディオ信号インターフェース 34 から出力されるディジタルオーディォ信号はとぎれることがない。その後、 RAM29から読出し動作のみが継続されていき、ある時点で RAM 29内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び光学へッド 13によるデータ読出し動作及び書込みボイン夕のィンクリメントが再開され、再び光ディスク 1 1 Bからデータが読み出されて R A M 28にデータが蓄積がなされていく。

このように RAM29を介して再生オーディオ信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキング制御が外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことがなく、 RAM 2 9データ蓄積が残っているうちに例えばトラッキング制御がはずれる前の正しいトラッキング位置又は走査位置までアクセスしてデータ読出しを再開することで、再生出力に影響を与えずに、再生動作を続行できる。

前述したように、光ディスク 1 1 Bには、ユーザデータを管理するための U— TO Cデータが記録されている U— TO Cエリァが設けられている。 U— TOCエリアの U— TOCデータのセクタ 0には、基本情報と、各曲のス夕一トァドレス及びエンドアドレスが記録される。

第 3図は、 U— TOCデータセクタ 0の構成を示すものである。第 3 図に示すように、 U— TOCデータセクタ 0には、先頭に所定のビットパターンのヘッダが設けられる。ヘッダに続いて所定ァドレス位置にメ一力一コード（Ma k e r c o d e) 、モテルコード（Mo d e 1 c o d e) 、音楽データとしての最初の楽曲の曲番（F i r s t TN 〇）、音楽デ一夕としての最後の楽曲の曲番（LAST TNO) 、セクタ使用状況（U s e d S e c t o r s ) 、ディスクのシリアルナンバ（D i s c S e r i a l N o) 、ディスク I D (D i s c I D ) データ等が記録される。

更に、上述したディスク I Dデ一夕に続いた U— TO Cデ一夕のセク夕 0にはユーザが録音を行なって記録されている楽曲の記録されている領域や音楽データの記録可能なフリーエリァ領域等の情報を指し示す各種のテーブルボインタが記録される。このテーブルボインタにより指し示されるセクタ 0内のポジションに、テーブルボイン卜と対応する対応する音楽データを構成するパーツの起点となるスタートァドレスと、終端となるエンドアドレスと、そのモード情報（トラックモード）が記録されている。更に、各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツと連結される場合があるため、その連結されるパーツのスタートァドレス

4 及びエンドアドレスが記録されているパーツテーブルのポジションを指し示すリンク情報（L i n k— P) が記録される。

なお、ポインタのバイトポジションは、

7 6 X 4 + (ボインタ） X 8

により求められる。

テーブルポインタ P— DFAは、光ディスク 1 1 Bの記録再生領域に欠陥領域がある場合に、その欠陥領域の先頭のパーツテーブルのポジシヨンを指し示すポインタである。つまり、欠陥パーツが存在する場合は、テーブルボイン夕 P— D F Aにおいて指し示されるポジションのパーッテ一ブルに、欠陥が存在する部分のスタート及びエンドアドレスが示される。他にも欠陥パーツが存在する場合、そのパーツテーブルのポジシヨンがリンク情報（L i n k— P) により指し示される。他の欠陥パーッがない場合には、リンク情報（L i n k— P) は例えば（ 0 0 h) とされ、以降リンクなしとされる。

テ一ブルポインタ P— EMP T Yは、未使用パーツテーブルの先頭のパーツテーブルのポジションを指し示すボインタである。テーブルボイン夕 P— EMP TYによって指定されたパーツテ一ブルに、未使用領域の部分のスタート及びエンドアドレスが示される。更に、未使用のパーッテーブルが複数存在する場合は、リンク情報（L i n k— P) によつて、順次パーツテーブルのポジションが指定される。他の未使用領域がない場合には、リンク情報（L i n k— P) は例えば（ 0 0 h) とされ、以降リンクなしとされる。

テーブルポインタ P— FRAは、書込可能なフリーエリア（消去領域を含む）の先頭のパーツテーブルのポジションを指し示すボインタである。このようなパーツが複数個あり、つまりパーツテーブルが複数個なる場合には、リンク情報（L i n k— P) により、順次パ一ッテーブルが指定される。他のフリーエリアがない場合には、リンク情報（L i n k - P) は例えば（00 h) とされ、以降リンクなしとされる。

テーブルボイン夕 P— TN01〜P— TN0255は、ユーザが記録した各楽曲についての先頭のパーツテーブルのポジションを指し示すポインタである。すなわち、テーブルポインタ P—TN〇 1は、 1曲目とされた楽曲のデータのスタート及びェンドアドレスが記録されたパーツテ一ブルのポジションを指し示し、テーブルボイン夕 P— TN02は、 2曲目とされた楽曲のデ一夕のスタート及びエンドアドレスが記録されたパーツテ一ブルのポジションを指し示し、テーブルボインタ P— TN 〇3は、 3曲目とされた楽曲のデータのスタート及びエンドアドレスが記録されたパーツテーブルのポジションを指し示す。 1つの楽曲のデ一夕は、物理的に不連続に、即ち光ディスク 1 1 Bの記録再生エリアに分散又は離散する複数のパーツに渡って記録されていても良い。 1つの楽曲が複数のパーツに分割されて記録されている場合には、リンク情報（ L i nk— P) により、順次パーツテーブルのポジションが指し示される。他のパーツテーブルに楽曲が続いていない場合には、リンク情報（ L i n k - P) は例えば（00 h) とされ、以降リンクするパーツテ一ブルなしとされる。

第 4図は、 U— TOCデータのセクタ 1の構成を示すものである。第 4図に示すように、 U— TOCデ一夕のセクタ 1には、上述した U— T OCデータのセクタ 0と同様に所定のビットパターンのヘッダが設けられる。続いて、テーブルポインタ P— EMP T Yと、テーブルポインタ P— TNA1、 P -TNA 2 , …が設けられる。

テーブルボイン夕 P— EMP T Yは、未使用パーツテ一ブルのポジシヨンを指し示すポインタである。なお、テーブルポインタ P— EMP T Yで指し示されるスロットには、リンク情報 L i n k— Pが含まれており、この L i n k— Pにより次の未使用パ一ッテ一ブルの先頭のポジションが指し示される。

テーブルポインタ P— TNA 1、 P— TNA 2、 …は、各トラックのトラックネームが書かれているポジションを指し示すテーブルボインタである。このテーブルポインタ P— TN A 1、 P— TNA 2、 …により指し示されるポジションに、対応するパーツの起点となるディスクネーム又はトラックネームが記録されている。各パーツテ一ブルで示されるパーツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、その連結されるパーツのディスクネーム又はトラックネームが記録されているパーツテーブルのポジションを指し示すリンク情報（L i n k— P) が記録される。

第 5図は、 U— TOCセクタ 2の構成を示すものである。第 5図に示すように、 U— TO Cセクタ 2には、上述した U— TO Cデ一夕のセク夕 0やセクタ 1と同様に所定のビットパターンのヘッダが設けられる。続いて、テーブルポインタ P— EMPTYと、テ一ブルポインタ P— T RD 1、 P— TRD 2、 …が設けられる。

テ一ブルボイン夕 P— EMP T Yは、未使用パーツテーブルのポジシヨンを指し示すポインタである。なお、テーブルポインタ P— EMP T Yで指し示されるスロットには、リンク情報 L i n k— Pが含まれており、この L i n k— Pにより次の未使用パーツテーブルの先頭のポジションが指し示される。

テーブルポインタ P—TRD 1、 P— TRD 2、 …は、各トラックの記録日時及び記録時間が書かれているポジションを指し示すテ一ブルポインタである。このテーブルポインタ P— T RD 1、 P— TRD 2、 … により指し示されるポジションに、対応するパーツの起点となる記録日時及び時間と、メーカ一コード、モデルコードが記録されている。更に、各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、その連結されるパーツの記録日時及び時間と、メーカ —コード、モデルコ一ドが記録されているパーツテ一ブルのポジションを指し示すリンク情報（L i n k— P) が記録される。

このように、 U— TOCデ一夕の各トラックの情報には、 L i n k— Pと呼ばれる情報が含まれている。この L i n k— Pは、 U— TOCデ一夕のセクタ 0では、その次がどこにつながるかを示すものであり、 U 一 TO Cデータのセクタ 1では、その音楽デ一夕としての楽曲の名前が次にどこにつながるかを示すものであり、 U— TOCデータのセクタ 2 では、その音楽データの楽曲の記録日時及び記録時間が次にどこにつながるかを示すものである。したがって、曲を消したり、 2つの曲を 1つにしたり、後でトラックネームの文字数を増やしても、簡単に対応できる。

第 6図は、この発明が適用されたシステムの一例を示すものである。このシステムでは、宣伝用のディスクを配付して、この宣伝用のディスクに記録されている音楽が気に入ればユーザがその音楽に対応する音楽データを購入するようなサービスを提供、実現するものである。

第 6図において、ディスク 5 1は、例えば新曲紹介用として配付される光ディスクであり、例えば、第 1図 Bに示した記録再生用のディスク又は第 1図 Cに示したハイブリッド型のディスクが用いられる。このデイスク 5 1のプログラムエリアには、音楽データが記録されている。このように音楽データが記録されたディスクでは、通常、記録されている音楽データに応じて、上述したような TO Cデータを記録しておくが、第 6図以下で説明する例では、ディスク 5 1には音楽データは正しく記録されているが、 TOCデータは不完全に記録しておく。例えば、 TO Cデータは、全ての楽曲にアクセスできないようにしたり、例えば、 1 曲目のみアクセスできるようにしておく。このように、ディスク 5 1の T O Cデータを不完全記録にしておくと、たとえ音楽データが他の記録可能な光ディスクに記録されていたとしても、 T O Cデータが不完全であるためにそのディスクから記録した音楽データ、即ち楽曲を再生することはできない。

このようなディスク 5 1を再生可能とするためには、 T O Cデータを完全なものに書き換える必要がある。 T O Cデータを書き換えるために、通信が利用される。

すなわち、第 6図において、ディスク 5 1に記録されている音楽デ一夕を再生可能とするために、ディスク 5 1の T O Cデータを完全な T〇 Cデータに書き換える場合には、記録再生装置 5 3がユーザの端末装置 5 2に接続される。この記録再生装置 5 3に、ディスク 5 1が装着される。尚、記録再生装置 5 3は前述した第 2図に示す記録再生装置 1 0と同様に構成されている。

ユーザの端末装置 5 2は、例えば、パソ一ナルコンピュータから構成され、ユーザの端末装置 5 2には、サーバ 5 5との間で通信を行い、デイスク 5 1の T O Cデータを書き換えるためのアプリケ一シヨンプログラムがィンストールされている。サーバ 5 5は、ディスク 5 1を配付している情報センタのサーバである。サーバ 5 5は、配付している複数のディスクの音楽デ一夕に各々対応する複数の T O Cデ一夕が収められた T O Cデ一夕ベース 5 6を備えている。

ユーザの端末装置 5 2のアプリケ一ションプログラムが実行されると、ユーザの端末装置 5 2が通信網 5 4を介して、サーバ 5 5と接続される。記録再生装置 5 3に装填されているディスク 5 1に対応する T〇C データがサーバ 5 5から読み出されて、読み出された T O Cデータが通信網 5 4を介して、ユーザの端末装置 5 2に送信される。この送信されてきた T O Cデ一夕に基づいて、装置 5 3に装填されているディスク 5 1の T O Cデータの書き換えが行なわれる。ディスク 5 1の T O Cデ一夕が完全な T O Cデータに書き換えられることにより、ディスク 5 1に記録されている音楽データが再生可能となる。

第 6図に示すシステムでは、例えばディスク 5 1として第 1図 Cに示したようなハイプリッド型のディスクを用い、予め記録される音楽デ一夕をハイプリッドディスクの再生専用エリアに記録しておくと、誤って音楽データが他の音楽データによって上書きされて失われてしまうことが防げる。ディスク 5 1内に、前述した T O Cデータとは異なるオリジナルなデータの記録されている第 2 T〇Cエリアを例えば再生専用エリァに設けておき、この第 2 T O Cエリアを補助的に用いることによって装置 5 3に装填されたディスク 5 1を識別して、ディスク 5 1に記録されている楽曲の情報としての音楽データを取得したり、音楽データを対応する T O Cデータを例えばサーバ 5 5側で検索したりすることが簡単に行なえるようになる。

例えば、上述した第 2 T O Cに、ディスク 5 1の管理番号を記録しておくものとする。ディスク 5 1の第 2の T O Cに記録されている管理番号は、そのディスク 5 1を識別するための特有な管理番号である。ディスク 5 1の再生専用エリアには、アプリケ一ションプログラムが実行されると第 2 T O Cの管理番号を読み出すようにプログラムを記録しておくか、又はアプリケーションプログラムそのものをアプリケーションプログラムが実行されると第 2の T O Cの管理番号を読み出すようにプログラミングしておく。

このようにすると、アプリケーションプログラミングが実行されるとディスク 5 1の管理番号がサーバ 5 5に送信され、サーバ 5 5では、送信されてきた管理番号に基づいてディスク 5 1が特定され、このディスク 5 1に記録されている音楽デ一夕の曲数、曲順、曲名等の情報が TO Cデータベース 5 6により検索される。データベース 56より検索された情報に基づいて、ユーザは、購入したい音楽デ一夕を選択する。ユーザが購入したい音楽データを選択すると、選択された音楽デ一夕の再生を可能とするための TOCデ一夕がサーバ 5 5からユーザの端末装置 3 2に送られ、この送信されてきた TO Cデータがユーザの端末装置 32 で受信され U— TOCデ一夕として、装置 5 3に装填されているデイスク 5 1に記録される。

記録再生装置 5 3とユーザの端末装置 5 2との間は、接続ケーブル等による有線により接続する他、赤外線等を用いて無線で接続するようにしても良い。通信網 54についても、例えば I S DN等の有線による通信網ばかりでなく、無線による通信網を用いるようにしても良い。

第 7図は、第 2 TO Cエリアにディスク 5 1の管理番号を記録した場合の U— TO Cデ一夕の書き換え処理を示すフローチヤ一トである。第 7図において、先ず、ユーザの端末装置 5 2に接続された記録再生装置 5 3に、ディスク 5 1を装着する（ステップ S 1 ) 。

ユーザの端末装置 5 2のアプリケーションプログラムを起動する。ァプリケーシヨンプログラムを起動すると、ユーザの端末装置 5 2は、通信網 54を介して、サーバ 5 5と接続されたデータの授受が可能となる (ステップ S 2) 。

ユーザの端末装置 5 2は、記録再生装置 5 3に、第 2 TOCエリアに記録されているデータのロード命令を与える。記録再生装置 5 3は、端末装置 5 2から第 2 TO Cエリアに記録されているデ一夕のロード命令を受け取ると、装置 5 3に装着されたディスク 5 1の第 2 TOCエリアをアクセスし、第 2 TOCエリアのデータを読み出す。第 2 TOCエリァには、前述したようにディスクの管理番号が記録されている。ユーザの端末装置 5 2は、この第 2 T O Cのエリァから読み出されたデータをロードする、又は読み込む（ステップ S 3 ) 。

この第 2 T O Cエリアのデータは、ユーザの端末装置 5 2からサーバ 5 5に送られ、サーバ 5 5は、送信されてきたこの第 2 T O Cエリアのデータ中のディスク 5 1の管理番号から、対応するディスク 5 1の曲数、曲順、曲名等の情報を、通信網 5 4を介して、ユーザの端末装置 5 2 に送る。ユーザの端末装置 5 2は、この情報に基づいて、曲数、曲順、曲名等の表示を装置 5 2の表示部もしくは記録再生装置 5 3の表示部に行い、ユーザは、購入したい音楽データを表示部に表示されている内容に基づいて装置 5 2の操作部を操作して選択する（ステップ S 4 ) 。

ユーザが購入したい音楽データを選択を終了すると、ユーザによって選択された音楽デ一夕に関する情報はサーバ 5 5に送られ、サーバ 5 5 は送信されてきた情報に基づいて、購入した音楽データの再生を可能とするための U— T O Cデータが生成又はデータベース 5 6より読み出される。サーバ 5 5は、この U— T O Cデータを、通信網 5 4を介して、ユーザの端末装置 5 2に送り、ユーザの端末装置 5 2は、サーバ 5 5から送信されてきた U— T O Cのデータを受信する（ステップ S 5 ) 。

購入した音楽データに対する課金処理がサーバ 5 5と端末装置 5 2との間で行なわれる。課金する方法は、プリペイドカードや電子マネーを用いて、購入した音楽デ一夕に応じて減額又は指定された口座への振り込みを行ったり、クレジットカードを用いて支払うことが考えられる（ステップ S 6 ) 。

課金処理が行なわれたら、ユーザの端末端末 5 2は、受信した U— T O Cデータを記録再生装置 5 3に送る。記録再生装置 5 3は、受信した U— T O Cデ一夕をディスク 5 1に記録する又は記録されている U— T O Cデータを書き換える。これにより、ユーザが購入した音楽データとしての楽曲の再生が可能となる（ステップ S 8) 。例えば、受信した U 一 TOCデータは装置 5 3のインタ一フェースを介して入力され、 RA Mに一旦蓄えられた後、光学へッド及び磁気へッドをディスク 5 1の U — TO Cエリアにアクセスして U— TO Cデ一夕が書き換えられる。 U —TO Cデータの書き換えは音楽データの購入の度毎に行ってもよいが、ディスク 5 1を装置 5 3より排出する際に行ってもよい。尚、サーバ 5 5から送信されてくる U— TOCデータは、購入する音楽データを再生するのに必要とされる最小限の U— T〇 Cデータであればよい。

第 2 TOCエリアに、ディスク 5 1に予め記録されていた全ての楽曲、即ち音楽データの TOCデ一夕を記録しておけば、購入されした曲の TO Cのデ一夕をサーバ 5 5のデータベース 5 6より読み出して U— T OCにコピーするようにすれば、良くなる。

第 8図は、第 2 TOCエリアにて予めディスク 5 1に記録されている曲の全ての楽曲に関する情報、例えば曲名等の情報を登録した場合の U 一 TOCデータの書き換え処理を示すフローチャートである。

第 8図において、先ず、ユーザの端末装置 5 2に接続された記録再生装置 5 3に、ディスク 5 1を装着する（ステップ S 1 1) 。

ユーザの端末装置 5 2のアプリケーションプログラムを起動する。ァプリケ一シヨンプログラムを起動すると、ユーザの端末装置 52は、通信網 54を介して、サーバ 5 5と接続され、データの授受が可能となる (ステップ S 1 2) 。

ユーザの端末装置 5 2は、記録再生装置 5 3に、第 2 TOCエリアに記録されているデ一夕のロード命令を与える。記録再生装置 5 3は、第 2 TO Cエリアに記録されているデータのロード命令を受け取ると、装置 5 3に装着されたディスク 5 1の第 2 TOCエリアをアクセスし、光学へッドを用いて第 2 TO Cエリアに記録されているデータを読み出す。第 2 T〇Cエリアには、そのディスク 5 1に記録されている曲の全ての曲名等の情報が記録されているので、第 2 TOCエリアに記録されているデータを取り込むと、ディスク 5 1に予め記録されている音楽デー夕の曲名等の情報が得られる（ステップ S 1 3) 。

ユーザの端末装置 5 2は、第 2 TOCエリアから読み出されたデータに基づいて、曲数、曲順、曲名等の表示を装置 5 2又は装置 5 3の表示部に行い、ユーザは、購入したい音楽データを表示部に表示されている内容に従って選択する（ステップ S 1 4) 。

ユーザが購入したい音楽データの選択を終了すると、このユーザの端末装置 5 2は、第 2 TOCエリアから読み出したデータを基に、購入した音楽データの再生を可能とするための U— TO Cのデータを例えば端末装置 5 2の制御部で生成する。（ステップ S 1 5) 。

購入した音楽データに対する課金処理がサーバ 5 5と端末装置 5 2との間で行なわれる。課金する方法は、上述したステップ 56と同様にプリペイドカードや電子マネーを用いたり、クレジットカードを用いたりすることが考えられる（ステップ S 1 6) 。

課金処理が行なわれたら、ユーザの端末装置 52は、生成した U— T OCデータを記録再生装置 5 3に送る（ステップ S 1 7) 。

記録再生装置 5 3は、端末装置 5 3より供給された U— TOCデータをディスク 5 1の U— TOCエリアに記録する。これにより、ユーザが購入した楽曲としての音楽データの再生が可能になるように、ディスク 5 1の U— TOCデータが書き換えられ、ユーザが購入した楽曲の再生が可能となる（ステップ S 1 8) 。

このように、上述の例では、予めディスクに記録されている U— TO Cデータを不完全なものとし、その状態では音楽データの再生を不可能としておき、サーバの間で通信を行なって、課金処理が終了すると、ディスクの U— T O Cデータが完全な U— T O cデータに書き換えられ、ディスク又は所望とする楽曲、即ち楽曲デ一夕の再生が可能になる。このようなシステムは、新たな音楽ディスクの販売サービスを構築するのに利用できる。

すなわち、例えば、新曲紹介のディスクを販売するときには、従来、街頭やマスメディアを使って、広告宣伝を行い、ユーザは、この広告宣伝を見て、新曲が気に入ると、レコード店に出掛け、新曲の記録されているコンパクトディスクを購入している。

これに対して、上述した第 6図に示したシステムを用いると、街頭やマスメディアを使った広告宣伝と共に、上述のように、音楽データは記録されているが U— T O Cデ一夕を不完全なディスクが街頭で或いは雑誌の付録として配付される。ユーザは、配付されたディスクを見て、気に入れば、通信を利用してディスクの U— T O Cデータを書き換えて、その曲の音楽データを購入する。

このようなディスクの配付による宣伝広告は、街頭やマスメディアによる宣伝広告以上に効果的であろう。また、ユーザは、通信で音楽デー夕を直接購入できるので、コンパクトディスク等の販売を行なうショップに出掛ける必要はなくなる。したがって、音楽データを供給する側と、音楽データを購入する側との双方に利益が生じると考えられる。音楽データを通信で購入する際に、サーバ等のデータを供給す ¾側より送られるデータは U— T O Cデータ等のデータである。 T O Cのデー夕は、全てのデータを含めても 9 k b y t e以下であるから、データのダウンロードは、短時間で終了できる。

2 . システムの他の例

第 9図 A及び第 9図 Bは、この発明が適用されたシステムの他の例を示すものである。前述の第 6図に示した例では、ディスクに予め記録されている音楽データの再生の可/不可を、音楽データの管理データとしての T O Cデータが完全なものであるのか、不完全なものであるのかにより決めるようにしており、これにより、サーバよりダウンロードされるデータを減少させるようにしている。これに対して、以下に説明する例では、予め音楽データが記録されたディスクの再生の可/不可を、課金情報により決めるようにしている。

第 9図 A及び第 9図 Bにおいて、サーバ 1 0 1は、サービス提供を行なう情報セン夕側のサーバであり、サーバ 1 0 1は、通信網を介してュ一ザの自宅等に設定された課金処理機 1 0 2から送られてくる情報に基づいて、課金処理を行なっている。サーバ 1 0 1と課金処理機 1 0 2とは、通信網 1 0 3を介して、接続可能とされている。通信網 1 0 3としては、専用の通信回線を用いても良いし、インターネットのようなコンピュー夕ネットワーク網を用いるようにしても良い。

携帯端末装置 1 0 4は、音楽データの記録又は再生を行なうもので、この携帯端末装置 1 0 4は、音楽デ一夕を記録又は再生するハードディスクドライブや、記録又は再生されるオーディオ信号を処理する回路等を有している。

情報販売機 1 0 5は、音楽デ一夕を販売するための装置で、この情報販売機 1 0 5には、多数の音楽デ一夕が蓄積されてハ一ドディスクドライブ等を有する。この情報販売機 1 0 5は、サービスの提供者によりレコード店やコンビニエンスストアの店先、街路等に設置される。

ユーザは、情報販売機 1 0 5でユーザの所望とする音楽データを購入し、この音楽データを携帯端末装置 1 0 4に保存して、保存、記憶されている音楽データの再生を楽しむ。ユーザがサービスを受ける場合には、ユーザは、携帯端末装置 1 0 4と、課金処理機器 1 0 2を購入し、サ —ビスの提供者、即ち、情報センターを運営する会社もしくは個人との間で、契約を結ぶ。契約が結ばれると、課金処理機器 1 0 2を通信網 1 0 3を介してサービス提供者の管理、運営する情報センターのサーバ 1 0 1と接続することが可能になる。

第 9図 Aに示すように、ユーザは、音楽データを購入する際には、情報販売機 1 0 5の置かれている所まで、携帯端末装置 1 0 4を持っていき、携帯端末装置 1 0 4を情報販売機 1 0 5に装着する。情報販売機 1 0 5には、多数の音楽データが蓄積されており、例えば端末装置 1 0 4 が装着されると、購入可能な音楽データのリストゃ検索画面が情報販売機 1 0 5のディスプレイに表示される。ユーザは、情報販売機 1 0 5の操作部を操作して、情報販売機 1 0 5に蓄積されている複数の音楽デー夕の中から、購入したい音楽データを選ぶことができる。

購入したい音楽データが決定され、情報販売機 1 0 5の操作部が操作されると、情報販売機 1 0 5、例えば情報販売機 1 0 5のハードデイスクドライブから携帯端末装置 1 0 4に、購入したいと指定された音楽デ一夕が送られ、情報販売機 1 0 5より送信されてきた音楽データが携帯端末装置 1 0 4のハードディスクドライブに記録される。

このようにして、音楽デ一夕を購入した際には、その音楽デ一夕に対する課金処理を行なう必要がある。この課金処理を、音楽データの購入と同時もしくは購入時に情報販売機 1 0 5側で行なうことも考えられるが、情報販売機 1 0 5側で課金処理を行なうと、課金処理と音楽データのダウンロードを含めた処理時間が長くかかり、情報販売機を利用する他のユーザを待たせることになつたり、不正が行なわれたりすることが考えられる。

このため、この例では、第 9図 Bに示すように、課金を行なう場合には、携帯端末装置 1 0 4を別途課金処理機 1 0 2に接続する。携帯端末装置 1 0 4を課金処理機 1 0 2に接続すると、課金処理機 1 0 2が通信網 1 0 3を介して、サーバ 1 0 1と接続される。課金処理機器 1 0 2をサーバ 1 0 1に接続して、情報販売機 1 0 5を介して購入した音楽デー夕に通じて、例えば購入した音楽データの数に応じて課金処理が行なわれる。

このように、この例では、情報販売機 1 0 5は音楽デ一夕の提供だけを行い、課金処理は、ユーザの自宅等に設定された課金処理機 1 0 2で行なうようにしている。

つまり、情報販売機 1 0 5から携帯端末装置 1 0 4に送られるデータ中には、第 1 0図に示すにょうに、コンテンツのデータ（音楽データ）と共に、携帯端末装置 1 0 4の固有の情報である端末 I Dデータと、ュ —ザを識別するためのユーザ I Dデ一夕と、どのような音楽データであるかを示すコンテンツ I Dデータと、課金情報とが含められる。端末 I Dデータは、例えば端末装置 1 0 4の工場出荷時に、端末装置 1 0 4の R A Mに書き込まれ、ユーザ I Dデータは端末装置 1 0 4をユーザが購入したときに R A Mに書き込まれれる。この課金情報には、例えば、課金要求情報と、再生許可情報とが含められる。

このように、課金情報には、再生許可情報が含まれている。この再生許可情報は、課金を行なっていないときには、オフ、例えば再生許可を示すフラグが立っていない状態とされる。再生許可情報がオフとされていると、端末装置 1 0 4に取り込まれている音楽データの再生は行なえない。

この音楽データを再生可能とするためには、携帯端末装置 1 0 4を各家庭にある課金処理機器 1 0 2に装着し、課金処理機 1 0 2とサービスの提供者のサーバ 1 0 1との間で通信を行い、課金処理を行なう必要がある。課金処理が実行されると、再生許可情報がオン、例えば再生許可を示すフラグが立っている状態となり、この装置 1 0 4でのデ一夕の再生が可能となる。

なお、携帯端末装置 1 0 4と情報販売機 1 0 5との間は、携帯端末装置 1 0 4を情報販売機 1 0 5に直接、機械的に装着させる構成の他、携帯端末装置 1 0 4と情報販売機 1 0 5との間を有線や無線で接続するようにしても良い。携帯端末装置 1 0 4と課金処理機 1 0 2との間も、有線による接続ばかりでなく、無線により接続するようにしても良い。更に、課金処理機器 1 0 2とサーバ 1 0 1との間の通信網 1 0 3についても、例えば I S D Nや電話回線等の有線による通信網の他、無線による通信網を用いても良い。

第 1 1図〜第 1 3図は、携帯端末装置 1 0 4、情報販売機 1 0 5、課金処理機 1 0 2の夫々を示す機能ブロック図であり、第 1 4図は、携帯端末装置 1 0 4を情報販売機 1 0 5に接続して情報販売機 1 0 5からの音楽情報を記録する場合の処理を示すフローチャートであり、第 1 5図は、携帯端末装置 1 0 4を課金処理機器 1 0 2に装着して、課金処理を行なう際の処理を示すフローチャートである。

第 1 1図に示すように、携帯端末装置 1 0 4は、情報販売機 1 0 5や課金処理機 0 2に接続され、情報販売機 1 0 5とデータの授受を行うための通信モジュール 1 2 1と、マイクロコンピュータ等から構成され装置 1 0 4全体の動作を制御する演算モジュール 1 2 2と、音楽データが記録されているハードディスクドライブ等から構成される情報記録モジユール 1 2 3と、情報記録モジュール 1 2 3から読み出された音楽デ一夕の再生処理動作を行う情報再生モジュール 1 2 4と、課金処理を行なう課金記録モジュール 1 2 5とから構成される。第 1 2図に示すよう、情報販売機 1 0 5は、携帯端末装置 1 0 4と接続され、端末装置との間でデータの授受を行なう通信モジュール 1 3 1と、演算モジュール 1 3 2と、複数の音楽デ一夕が記録されているハードディスクドライブ等から構成され情報記録モジュール 1 3 3と、ユーザによって操作される操作ボタンを表示部等から構成されているユーザィン夕ーフェースモジュール 1 3 4と、課金処理機 1 0 2とともに課金処理を課金データベースモジュール 1 3 5とから構成される。第 1 3図に示すように、課金処理機 1 0 2は、サーバ 1 0 1と接続される通信モジュール 1 4 0と、携帯端末装置 1 0 4と接続される通信モジュール 1 4 1と、後述する端末装置 1 0 4の認証処理を行なったり、処理機 1 0 2全体の動作を制御する演算モジュール 1 4 2と、端末装置 1 0 4の認証処理を行なうためのデ —夕等が記録されている情報記録モジュール 1 4 3と、ユーザィンターフェースモジュール 1 4 4と、情報再生モジュール 1 4 5とから構成される。

第 1 4図において、情報販売機 1 0 5に携帯端末装置 1 0 4を装着すると、携帯端末装置 1 0 4の通信モジュール 1 2 1と情報販売機 1 0 5 との通信モジュール 1 3 1との間のデータの通信が可能となる（ステツプ S 2 1 ) 。情報販売機器 1 0 5は、この携帯端末装置 1 0 4がサービスを受けることが可能な端末装置であるかどうかの認証処理を端末 I D デ一夕やユーザ I Dデータに基づいて演算モジュール 1 3 2で行なう（ステップ S 2 2 ) 。サービスを受けることができない端末装置であると判断すると、ユーザィンタ一フェースモジュール 1 3 4を通じてエラー表示を情報販売機 1 0 5の表示部又は端末装置 1 0 4表示部に行なって、以降の処理を中断する（ステップ S 2 3 ) 。情報販売機 1 0 5によつて装着された携帯端末装置 1 0 4がサービスを受けることができる端末装置であると判別された場合には、ユーザは、ユーザインターフェースモジュール 1 3 4の操作部、例えば操作ポタンを使って、購入した音楽データを情報販売機 1 0 5の表示部に表示されている内容に基づいて選択する（ステップ S 2 4 ) 。このとき、携帯端末装置 1 0 4は、情報記録モジュール 1 2 3のハ一ドディスクに記録されている情報、即ち育楽データと購入せんとしている音楽データとを照合して、購入せんとしている音楽データが、既に記録済の情報かどうかを演算モジュール 1 2 2 で判断する（ステップ 2 5 ) 。ステップ S 2 5で購入せんとしている音楽データが既に記録済の音楽デ一夕なら、ステップ S 2 3に行き、エラ —表示を行なって、処理を中断する。ステップ S 2 5で購入せんとしている音楽デ一夕が記録済でなければ、通信モジュール 1 2 1を介して選択された情報を情報販売機 1 0 5に送り、携帯端末装置 1 0 4に購入せんとしている音楽データの転送のコマンドを送る。（ステップ 2 6 ) 。このとき、課金記録データベース 1 3 5の課金情報を情報販売機 1 0 5から携帯端末装置 1 0 4の課金記録モジュール 1 2 5に送る。携帯端末装置 1 0 4の情報記録モジュール 1 2 3のハードディスクドライブに、情報販売機 1 0 5から供給された音楽データと、課金情報とを記録する。

第 1 5図において、携帯端末装置 1 0 4を課金処理機 1 0 2に装着して、課金処理を行なう際の処理を行なう際には、先ず、課金処理機 1 0 2と携帯端末装置 1 0 4とを接続する（ステップ S 3 1 ) 。これにより、課金処理機 1 0 2に携帯端末装置 1 0 4との間で、通信モジュール 1 4 1と通信モジュール 1 2 1とにより相互にデータの通信することが可能となる。課金処理機 1 0 2と携帯端末装置 1 0 4とを接続したら、課金処理機 1 0 2は携帯端末装置 1 0 4がサービスを受けることが可能な正規の端末装置であるか否かを端末 I Dデータを用いて認証処理を行ない（ステップ S 3 2 ) 、正規の端末装置でないと判断したら、課金処理機 1 0 2は、課金処理機器 1 0 2の表示部にエラ一を表示し、終了となる（ステップ S 3 3 ) 。ステップ S 3 2で正規の端末装置と判別されたときには、携帯端末装置 1 0 4の課金モジュール 1 2 5は端末装置のハ —ドディスクドライブに記録されている課金情報を読み出し、読み出した課金情報を、携帯端末装置 1 0 4から課金処理機 1 0 2に転送する。課金処理機 1 0 2は、装置 1 0 4から課金情報が送られてきたら、送信されてきた課金情報を課金処理機 1 0 2の情報記録モジュール 1 4 3の課金データベースと照合し、既に課金がなされた情報かどうかを演算モジュール 1 4 2でチェックする（ステップ S 3 5 ) 。ステップ S 3 5で未だに課金がなされていないと判別されたときには、課金処理機 1 0 2 は通信モジュール 1 4 0、通信網 1 0 3を介してサーバ 1 0 1と接続し、端末装置 1 0 4から読み出した課金情報を通信モジュール 1 4 0を用いて通信網 1 0 3を介してサーバ 1 0 1に転送する。サーバ 1 0 1は、課金処理機器 1 0 2より送信されてきた課金情報に基づいて前述した第 7図のステップ S 6又は第 8図のステップ S 1 6と同様にして課金処理を行なう（ステップ S 3 6 ) 。ステップ S 3 6での課金処理が終了されると、課金処理機 1 0 2は携帯端末装置 1 0 4に、課金処理通知を送り、携帯端末装置 1 0 4は、課金処理機 1 0 2からの課金処理通知を受け取ると、ハードディスクに記録されている課金情報の再生情報をオン、例えば再生許可を示すフラグを立てる（ステップ S 3 7 ) 。ステップ S 3 7で再生許可情報がオンされると、携帯端末装置 1 0 4のハードディスクに記録されていた音楽デ一夕が再生可能となる。即ち、情報再生モジュール 1 2 4で音楽データを再生することができる。ステップ S 3 5 で、既に課金が行なわれていると判断されたら、ステップ S 3 7に跳び、音楽データとともにハードディスクに記録されている課金情報の再生許可情報をオンにする処理、即ち再生許可を示すフラグを立てる処理を行なう。例えば、端末装置 1 0 4のハードディスクに記憶されている課金情報中の再生許可情報を示すフラグを立てる処理を行なうか、再生許可を示す部分を書き換える。なお、上述の例では、課金情報中に再生許可情報を含め、この再车許可情報をオンして携帯端末装置に記憶されている音楽データの再生許可とするようにしているが、例えば再生しょうとしている音楽デ一夕に対応して課金情報が記憶されているときにはその音楽データの再生不可とし、課金処理が行なわれ課金処理が終了したら、この課金情報を消去して音楽データを再生可能とし、課金情報が再生しょうとしている音楽デ一夕に無ければ、音楽データの再生可能とするようにしても良い。

この携帯端末装置 1 04の構成について更に詳細に説明する。第 1 6 図は携帯端末装置 1 04の構成を示すものである。第 1 6図において、携帯端末装置 1 04には、プッシュ式及び回動式のキーからなる入力部 1 5 1が設けられている。入力部 1 5 1はジョグダイヤルと呼ばれる回動プッシュ式のキー、表示部としての L CD結晶表示デバイス上のタツチパネルなどでもかまわない。ユーザによって入力部 1 5 1が操作されることにより、動作を切換え、動作開始、停止のための入力操作信号が送出され、この入力操作信号に応じて、端末装置 1 04の動作が設定される。例えば端末装置 1 04のハードディスクドライブに記録される音楽データに対応する曲名、アーティスト名等の入力を容易に行なうために、赤外線イン夕一フェースドライバや、 US B (universal serial b us) ドライバを介して、キーボードを端末装置 1 04に取り付け可能とするようにしても良い。

携帯端末装置 1 04は、インターフェース 1 5 2 A及び 1 5 2 Bを介して、情報販売機器 1 0 5や課金処理機器 1 0 2に接続可能とされている。インターフェース 1 5 2 A、 1 5 2 Bを介して情報販売機 1 0 5や課金処理機 1 0 2との間でデータの授受を行なう。携帯端末装置 1 04 には、 RAM 1 5 5、 ROM 1 56、 HDD (hard disk drive ) 1 6 0が設けられている。マイクロコンピュー夕等から構成される制御部 1 58により携帯端末装置 104全体の動作制御が行われる。 ROM.1 5 6には、入力部 15 1が操作されることにより入力される入力信号に応じて制御部 1 58が動作を制御するプログラム等が記憶されており、 R AMI 55には制御部 158がプログラムを実行する上でのデ一夕領域、タスク領域が一時的に確保される。 ROM 1 56にはプログラムローダ一が記憶されており、そのプログラムローダ一によりプログラム自体がロードされることも可能である。 HDD 1 60に情報販売機 105よりり購入した音楽データや上述した課金情報が記録される。尚、 RAM 1 55には前述した端末 I Dデ一夕が例えば端末装置 104の工場出荷時に記憶されているとともに、ユーザ I Dデータが例えば端末装置 1 0 4の購入時に書き込まれる。

HDD 1 1 0に記録される音楽データは、インターフェース 1 52 A を介して、情報販売機 105から送られる。 HDD 160に音楽データを記録する前処理として、エンコーダデコーダ 162により、音楽デ一夕が圧縮される。オーディオデ一夕のエンコードアルゴリズムとしては、 ATRAC (商標）、 MPEG (moving picture coding experts group ) 、 PASC (precision adaptive sub-band coding) 、 Tw i n VQ (商標）、 Re a l Aud i o (商標）、 L i Q u i d A u d i o (商標）等を用いることができる。

なお、 HDD 160に音楽データを記録する際には、前述したように、携帯端末装置 104の固有の情報である端末 I Dデータと、ユーザを識別するためのユーザ I Dデータと、どのような音楽データであるかを示すコンテンツ I Dデ一夕と、課金情報とが含められ、課金情報には、課金要求情報と、再生許可情報とが含められる。

また、エンコーダノデコーダ 162によりエンコードされた音楽デ一夕が HDD 160に蓄積されるように構成されているが、圧縮せずにそのまま H D D 1 6 0に蓄積されるようにしてもかまわない。

マイクロホン 1 6 3から入力されるアナログオーディオ信号は、アンプ 1 6 4を介して A Z Dコンバータ 1 6 6に供給される。 A Z Dコンパ —夕 1 6 6で、入力されたアナログオーディオ信号がディジタル信号に変換され、 A / Dコンバータ 1 6 6から出力されるディジタルオーディォ信号がエンコーダ/デコーダ 1 6 2に供給される。エンコーダデコーダ 1 6 2で、 A / Dコンバータ 1 6 6からのディジ夕ルオーディオ信号が上述した各種圧縮方式のいずれかの方式でオーディォデ一夕に圧縮される。このように、マイクロホン 1 6 3から入力されたアナログォーディォ信号を、エンコーダ/デコーダ 1 6 2で圧縮して、 H D D 1 6 0 に蓄積することもできる。

再生時には、 H D D 1 6 0に蓄積されている音楽データ又はオーディォデータは、エンコーダ /デコーダ 1 6 2に送られ、ェンコ一デノデコーダ 1 1 2によりデコードされる伸張処理が施される。ェンコ一デデコーダ 1 6 2によって伸張された音楽データ又はディジタルオーディオ信号は、 D / Aコンバータ 1 6 7によってアナログオーディオ信号に変換され、アンプ 1 6 8を介してスピーカ 1 1 9より出力される。ここで、エンコーダ//デコーダ 1 6 2は、音声圧縮のエンコード及びデコードアルゴリズムに対応する前の処理を行なえれば良く、ハ一ドウエアを持たず、制御部 1 5 8によるソフトウェア処理によって逆の処理、即ち伸張処理を行なうようにしてもよい。

このように、この例では、音楽データのダウンロードと、課金処理とか別々に行なわれる。このため、情報販売機 1 0 5での音楽デ一夕の購入が円滑に行なえるようになる。課金処理が自宅にある課金処理機 1 0 2で行なえるため、ユーザの識別や携帯端末装置の識別等の管理が楽になり、課金処理が円滑に行なえると共に、不正使用の防止にも役立つ。尚、上述した例では記録媒体としてディスクを用いる装置を上げて説明したがディスク以外に磁気テープや半導体メモリを記録媒体を用いる装置やシステムにも適用することができる。

この発明によれば、音楽デ一夕そのものは記録されているが、このデイスクの T O Cデータを不完全にディスクを用いる。 T O Cのデ一夕が不完全なら、このディスクの音楽データは再生できない。ディスクの再生を行なうときには、通信により、そのデータを再生可能となるように、 T O Cのデータが書き換えられる。

このように、このディスクには音楽デ一夕が記録されているが、 T O Cを不完全なものとしたり、ディスクの再生を禁止する信号を記録しておき、ディスクを再生できないようにしておく。そして、この音楽デ一夕を再生可能とする際には、通信により、この音楽データが再生可能となるように、 T O Cが書き換えられたり、ディスクの再生を禁止する信号をキャンセルしたりする。

これにより、データ転送時間の縮小して、高速に音楽データをダウンロードできるようにしたり、課金処理がスムーズに行なえ、不正使用を防ぐことができるようになる。産業上の利用可能性以上のように、この発明にかかる記録再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生方法は、通信網を使って音楽デ一夕を取得するような音楽配信システムに用いて好適である。

Claims

請求の範囲

1 . 少なくともひとつのデータが記憶される記憶部と、

上記記憶部へのデータの書き込みを行うとともに上記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する記録再生部と、

上記記録再生部による上記記憶部に記憶されているデータの再生を許可する許可信号を発生する信号発生部とを備え、

上記記録再生部による上記記憶部に記憶されているデータの再生動作時に上記信号発生部より上記許可信号が上記記録再生部に送信されてきたときには上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデ一夕の再生を行う記録再生装置。

2 . 上記記憶部には、上記データに関する目録データが上記データとともに記憶され、上記記録再生部が上記許可信号に基づいて上記目録デー夕を書き換えることによって、上記記録再生部は上記書き換えられた目録データに基づいて上記記憶部に記憶されているデータの再生が可能となる請求の範囲第 1項記載の記録再生装置。

3 . 上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う際に、上記記録再生部から上記信号発生部に上記記憶部に記憶されている上記目録データを供給し、上記信号発生部は上記供給された目録デ一夕に基づいて許可信号を発生させる請求の範囲第 2項記載の記録再生装置。

4 . 上記目録データは、上記記憶部にデータが上記記録再生部によって書き込まれたときには不完全な目録データであって上記記録再生部によつて上記記憶部に記録されているデータを再生するときに上記信号発生部から供給される上記許可信号に基づいて上記記録再生部によって完全な目録データに書き換えられる請求の範囲第 3項記載の記録再生装置。

5 . 上記信号発生部によって発生される許可信号は、上記記憶部から読み出されて上記記録再生部によって再生されるデ一夕の完全な目録デー夕である請求の範囲第 4項記載の記録再生装置。

6 . 上記装置は、更に上記信号発生部によって上記許可信号が発生される前に課金処理を行う課金処理部を備え、上記課金処理部は上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う際に上記記録再生部から上記信号発生部に上記目録データが供給された際に課金処理を行い、上記課金処理部による課金処理が終了した時点で上記信号発生部より上記許可信号を発生させる請求の範囲第 2項記載の記録再生

7 . 上記装置は、更に上記記録再生部と接続される端末装置と、上記信号発生部を有し上記端末装置と通信網を介して接続されるサーバ装置とを備えている請求の範囲第 1項記載の記録再生装置。

8 . 上記装置は、更に上記信号発生部を有し上記記録再生部と接続される端末装置と、上記端末装置と通信網を介して接続されるサーバ装置とを備えている請求の範囲第 1項記載の記録再生装置。

9 . 上記装置は、更に課金処理部を備えているとともに上記記録再生部は上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う際に上記課金処理部に課金処理を行うための課金処理信号を供給し、上記課金処理部による課金処理が終了した後に上記信号発生部により上記許可信号が上記記録再生部に供給される請求の範囲第 1項記載の記録再生装置。

1 0 . 上記記憶部には、上記データとともに上記課金処理信号と再生許可信号が記憶され、

上記記録再生部は、上記信号発生部から供給される上記許可信号に基づいて上記再生許可信号を書き換える請求の範囲第 9項記載の記録再生

1 1 . 少なくともひとつのデータが記憶される記憶部を有し、上記記憶部へのデータの書き込みと上記記憶部に記憶されているデ一夕を読み出して再生を行う記録再生部と、

上記記録再生部による上記記憶部に記憶されているデータの再生を許可する許可信号を発生する信号発生部を有するサーバ装置とを備え、上記記録再生部による上記記憶部に記憶されているデータの再生動作時に上記信号発生部より上記許可信号が上記記録再生部に送信されてきたときには上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う記録再生装置。

1 2 . 上記記憶部には、上記データに関する目録データが上記デ一夕とともに記憶され、上記記録再生部が上記許可信号に基づいて上記目録デ —夕を書き換えることによって、上記記録再生部は上記書き換えられた目録データに基づいて上記記憶部に記憶されているデータの再生が可能となる請求の範囲第 1 1項記載の記録再生装置。

1 3 . 上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う際に上記記録再生部から上記信号発生部に上記記憶部に記憶されている上記目録データを供給し、上記信号発生部は上記供給された目録デ一夕に基づいて許可信号を発生させる請求の範囲第 1 2項記載の記録再生装置。

1 4 . 上記目録データは、上記記憶部にデータが上記記録再生部によつて書き込まれたときには不完全な目録データであって上記記録再生部によって上記記憶部に記録されているデータを再生するときに上記信号発生部から供給される上記許可信号に基づいて上記記録再生部によって完全な目録データに書き換えられる請求の範囲第 1 3項記載の記録再生装

1 5 . 上記信号発生部によって発生される許可信号は、上記記憶部から読み出されて上記記録再生部によって再生されるデータの完全な目録デ一夕である請求の範囲第 4項記載の記録再生装置。

1 6 . 上記装置は、更に上記信号発生部によって上記許可信号が発生される前に課金処理を行う課金処理部を備え、上記課金処理部は上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデ一夕の再生を行う際に上記記録再生部から上記信号発生部に上記目録データが供給された際に課金処理を行い、上記課金処理部による課金処理が終了した時点で上記信号発生部により上記許可信号を発生させる請求の範囲第 1 2項記載の記録再生装置。

1 7 . 上記装置は、更に課金処理部を備え、上記記録再生部は上記記憶部に記憶されているデータの再生を行う際に上記課金処理部に課金処理を行うための課金処理信号を供給し、上記課金処理部による課金処理が終了した後に上記信号発生部より上記許可信号が上記記録再生部に供給される請求の範囲第 1 1項記載の記録再生装置。

1 8 . 上記記憶部には、上記データとともに上記課金処理信号と再生許可信号が記憶され、

上記記録再生部は、上記信号発生部から供給される上記許可信号に基づいて上記再生許可信号を書き換える請求の範囲第 1 7項記載の記録再生装置。

1 9 . 上記課金処理部は、上記記録再生部に接続されるとともに上記サーバ装置と通信網を介して接続される請求の範囲第 1 7項記載の記録再生装置。

2 0 . 上記端末装置は、少なくとも上記端末装置固有の識別データが記憶されており、

上記課金処理部には、上記記録再生部によって上記記憶部に記憶されているデータを再生するときに上記端末装置から上記識別データが供給され、上記課金処理部は上記端末装置より供給された上記識別データに基づいて上記端末装置が正しいと判断されたときに課金処理を開始する請求の範囲第 1 9項記載の記録再生装置。

2 1 . 上記課金処理部は、上記端末装置より供給された上記識別データに基づいて上記端末装置が正しいと判断されたときに上記通信網を介して上記サーバ装置と接続して課金処理を行い、上記信号発生部から供給される上記許可信号に基づいて上記再生許可信号を書き換える請求の範囲第 2 0項記載の記録再生装置。

2 2 . 端末装置の少なくともひとつのデータと上記データに関する目録データが記憶されている記憶部からデータを読み出して再生する際にサーバ装置側に上記端末装置で再生しょうとしているデータに対応する目録データの送信の送信要求を行い、

上記サーバ装置は上記端末装置から送信されてきた上記送信要求に基づいて上記端末装置で再生しょうとしているデータに対応する目録デー夕を送信し、

上記端末装置は上記サーバ装置より送信されてきた目録データに基づいて上記記憶部に記憶されている目録デ一夕を書き換え、

上記端末装置は上記書き換えられた目録デ一夕に基づいて上記記憶部に記憶されているデータの再生を行うデータ再生方法。

2 3 . 上記方法は、上記端末装置によって上記記憶部に記憶されているデ一夕の再生を行う際に上記端末装置から上記サーバ装置に上記記憶部に記憶されている上記目録データを供給し、上記サーバ装置は上記供給された目録データに基づいて完全な目録データを上記端末装置に供給する請求の範囲第 2 2項記載のデ一夕再生方法。

2 4 . 上記目録データは、上記記憶部にデータが上記記録再生部によつて書き込まれたときには不完全な目録データであって上記端末装置によつて上記記憶部に記録されているデータを再生するときに上記サーバ装置から供給される上記完全な目録データに基づいて書き換えられる請求の範囲第 2 3項記載のデータ再生方法。

2 5 . 少なくともひとつのデータと上記データに対応する課金データが記憶される記憶部を有する端末装置が課金処理装置に接続されると上記記憶部に記憶されている課金データを読み出し、

読み出された課金データを上記課金処理装置と通信網を介して接続されるサーバ装置に送信して課金処理を行い、

上記課金処理装置と上記サーバ装置との間での課金処理が終了した後に上記端末装置は上記記憶部に記憶されているデータの再生を可能とするデータ再生方法。

2 6 . 上記記憶部には、上記データと上記課金データとともに上記デー夕の再生許可を示す許可データが記憶されており、上記課金処理装置と上記サーバ装置との間での課金処理が終了した後に上記許可デ一夕が上記記憶部に記憶されているデ一夕の再生が可能なデータに書き換えられる請求の範囲第 2 5項記載のデータ再生方法。

2 7 . 上記許可データは、上記記憶部にデータが書き込まれた当初は上記記憶部に書き込まれたデータの再生が不可であることを示すデータである請求の範囲第 2 6項記載のデータ再生方法。

2 8 . 上記課金処理装置は、上記端末装置が接続されたときに認証処理を行う請求の範囲第 2 7項記載のデータ再生方法。

2 9 . 複数のデータが記憶されている第 1の記憶装置より少なくともひとつのデータと上記データの課金情報をあらわす課金デ一夕とを端末装置の第 2の記憶部に記憶し、

上記端末装置が課金処理装置に接続されると上記記憶部に記憶されている課金デ一夕を読み出し、

上記課金処理装置と上記サーバ装置との間での課金処理が終了した後に上記端末装置は上記記憶部に記憶されているデータの再生を可能とするデータ記録再生方法。

3 0 . 上記記憶部には、上記データと課金データとともに上記データの再生許可を示す許可データが記憶されており、上記課金処理装置と上記サーバ装置との間での課金処理が終了した後に上記許可デ一夕が上記記憶部に記憶されているデータの再生が可能なデータに書き換えられる請求の範囲第 2 9項記載のデータ記録再生方法。

3 1 . 上記許可デ一夕は、上記記憶部にデータが書き込まれた当初は上記記憶部に書き込まれたデータの再生が不可であることを示すデータである請求の範囲第 3 0項記載のデータ記録再生方法。