WO1999044319A1 - Procede et appareil de suppression d'interferences - Google Patents

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Mitsuru Uesugi
Kazuyuki Miya
Osamu Kato
Katsuhiko Hiramatsu
Akinori Tatsumi
Masatoshi Watanabe
Izumi Horikawa
Atsushi Iwaoka
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Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
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Description

明 細 書 干渉除去装置及び干渉除去方法 技術分野
本発明は、 通信分野において使用される干渉除去装置及び干渉除去方法に 関する。 背景技術
近年、 移動体通信分野において、 C D MA (Code Division Multiple Access) 方式が採用されている。 この C DMAを用いた通信 (C DVTA通信) においては、 複数のユーザ信号の相互の干渉と雑音によりシステム容量が制 限される。 そこで、 この相互の干渉を除去することにより、 システム容量を 向上させることが望まれている。 特に、 C D MA通信においては、 システム 容量を制限する主要因は干渉であるため、 特に干渉除去を行うことが有効で める。
図 1は、 C D MA通信における従来の基地局装置の概略構成を示すプロッ ク図である。 図 1に示す構成は、 ユーザ数が 3である場合のものである。 ァ ンテナ 1で受信された受信信号は、 無線部 2でベースバンド帯に周波数変換 され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果は、 順位決定部 3で決定 された順位に従って復調される。 まず、 最上位の順位であるュ一ザ # 1の信 号が復調される。 ここでは、 最上位から順にユーザ # 1、 ユーザ # 2、 ユー ザ # 3とする 3
順位決定部 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 4に与える。 相関 部 4では、 与えられたユーザ # 1の信号の拡散符号と無線部 2でサンプリン グされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユーザ # 2の信号成分 ゃュ一ザ # 3の信号成分を抑えることができる。 この相関演算の結果が回線 推定部 1 0に送られ、 回線推定部 1 0で相関演算結果について回線推定が行 われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 7に送られる。 また、 相関演 算の結果も、 R A K E受信部 7に送られる
R A K E受信部 7では、 相関部 4の相関結果と回線推定部 1 0の推定結果 を用いて、 R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが得られる。 ュ 一ザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 2 6に送られ、 レプリカ生成部 2 6において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推定部 1 0の推定結 果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を完全に再現すること ができる n
レプリカ生成部 2 6で生成されたレプリカは、 減算部 1 4に送られ、 そこ で無線部 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユーザ # 2及 びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することができる。 実 際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。
その後、 順位決定部 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2を指定し、 順位決定部 3から相関部 5にユーザ # 2の拡散コ一ドの情報が送られる。 こ こでは、 減算部 1 4の出力に対して、 相関部 5、 回線推定部 1 1、 R A K E 受信部 8によって、 ユーザ # 1の場合と全く同じ処理がなされる 3 すなわち、 ユーザ # 2の受信信号が得られ、 ユーザ # 1と同様にレプリカ生成部 1 3で ュ一ザ # 2の信号のレプリカが生成され、 減算部 1 5において、 このレプリ 力と減算部 1 4の出力との間の差が算出される s この減算部 1 5の出力は、 ユーザ # 1及びユーザ # 2による干渉が除去されている。 但し、 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある:,
この結果、 減算部 1 5の出力を用いて、 ユーザ # 1やユーザ # 2と同様に、 相関部 6、 回線推定部 1 2、 R A K E受信部 9を用いてユーザ # 3の受信デ —タが復調できる。 ユーザ数が多い場合は、 十分に干渉が除去されていない 場合があるので、 上記操作を複数ステージで行い、 前段の復調結果を次段に 用いて性能向上を図る。
順位決定部 3は、 各回線推定部 1 0〜 1 2の出力を使用して次のスロッ ト の順位を決定する等により、 順位決定を行う。 また、 受信品質推定部 1 6〜 1 8において、 各ユーザの受信データに対して各回線推定部 1 0〜1 2の出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 9〜2 1において、 受信品質推定部 1 6〜1 8の 推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の送信データを それぞれフレーム構成する。 そして、 変調部 2 2〜 2 4において、 これらの 送信データを変調し、 多重部 2 5で多重化して無線部 2において高周波に変 換してアンテナ 1を介して送信する。 これにより、 上り信号の送信電力制御 を行うことができる。
しかしながら、 上記従来の基地局装置では、 ユーザ数が多い場合、 各ユー ザの信号の品質を送信電力制御でほぼ一定にしているので、 最上位の順位の ユーザの信号においても、 その品質は他のユーザの品質と比べて顕著に良好 なわけではない。 このため、 生成するレプリカの精度が悪く、 干渉が多く残 留する。
また、 場合によってはむしろ干渉を増やすこともあり、 このため、 ステー ジ数を増やすなどの対策をとる必要があり、 演算量が膨大になるという課題 がある。 また、 上位のュ一ザの信号から順に復調して行くため、 ユーザ数が 多い場合は処理遅延が大きいという課題がある。 発明の開示
本発明の目的は、 少ない演算量で、 かつ少ない処理遅延で十分な干渉除去 効果が得られる干渉除去装置及び干渉除去方法を提供することである。
この目的は、 高速信号を伝送するユーザ等他のユーザに多くの干渉を与え る少数のユーザのみをあらかじめ選んでおき、 まずそのュ一ザの信号を復調 してレプリカを生成し、 受信信号から差し引くことにより、 他のユーザの信 号に対する干渉を除去し、 システムの容量を向上させる干渉除去装置により 達成される。
この場合、 あらかじめ選んでおく特定のユーザの信号品質が高いことが要 求されるので、 高速データ伝送を行うユーザを選択する等の手段を講じた。 これにより、 ユーザの信号を精度良く復調することができ、 精度の良いレブ リカを生成することができる。 図面の簡単な説明
図 1は、 従来の基地局装置の概略構成を示すプロック図;
図 2は、 本発明の実施の形態 1に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図;
図 3は、 本発明の実施の形態 2に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図;
図 4は、 本発明の実施の形態 3に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図;
図 5は、 本発明の実施の形態 4に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図;
図 6 A〜 6 C は、 上記実施の形態における基地局装置の動作タイミングを表 すタイミング図;
図 7は、 本発明の実施の形態 5に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図;
図 8は、 本発明の実施の形態 6に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すプロック図;
図 9は、 本発明の実施の形態 7に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すプロック図;
図 1 0は、 本発明の実施の形態 8に係る干渉除去装置を備えた基地局装置 の概略構成を示すプロック図; 図 1 ].は、 本発明の実施の形態 9に係る干渉除去装置を備えた基地局装置 の概略構成を示すブロック図;
図 1 2は、 本発明の実施の形態 1 0に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図;
図 1 3は、 本発明の実施の形態 1 1に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すプロック図;
図 1 4は、 本発明の実施の形態 1 2に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すプロック図;並びに
図 1 5は、 本発明の実施の形態 1 3に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態 1 )
図 2は、 本発明の実施の形態 1に係る干渉除去装置を備えた C DV1A基地 局装置の概略構成を示すプロック図である。 本実施の形態においては、 移動 局のような通信端末装置のユーザ数が 3であり、 特定ユーザが # 1であり、 他のユーザが # 2、 # 3である場合について説明する。
この基地局装置の受信系は、 アンテナ 1 0 1を介して受信され、 無線部 1 0 2で変調された信号について相関検出を行う相関部 1 0 4〜1 0 6を有す る。 この相関部 1 0 4〜 1 0 6は、 それぞれユーザ # 1〜# 3に対応してチ ャネル毎に設けられている この相関部 1 0 4〜1 0 6において相関検出さ れたデータは、 それぞれ R A K E受信部 1 0 7〜1 0 9及び回線推定部 1 1 0〜1 1 2に送られるようになつている。
また、 この受信系は、 あらかじめ設定されたユーザを指定する特定ユーザ 指定部 1 0 3を備える。 この特定ユーザ指定部 1 0 3における特定ユーザ指 定については、 後述する。 また、 ユーザ # 1に関する処理部においては、 回線推定結果と R A K E受 信部の出力からレプリカを生成するレプリカ生成部 1 1 3が設けられている。 また、 レプリカ生成部 1 1 3の出力と無線部 1 0 2からの出力の差を算出す る減算部 1 1 4が設けられている。 また、 R A K E受信部 1 0 7〜 1 0 9力 らの出力は、 それぞれのユーザ # 1の受信データとして得られると共に、 そ れぞれ受信品質推定部 1 ]. 5〜1 1 7に送られ、 後述する送信系に送られる。 送信系においては、 各チャネルの受信品質推定部 1 1. 5〜1 1 7からの推 定結果と各ユーザの送信データとからフレーム構成を行うフレーム構成部 1 1 8〜1 2 0がチャネル毎に設けられている。 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0においてそれぞれフレーム構成された送信データは、 それぞれ変調部 1 2 1〜 ] 2 3において変調され、 多重部 1 2 4に送られる。 多重部 1 2 4に送 られたそれぞれの送信データは多重化されて無線部 1 0 2に送られ、 アンテ ナ 1 0 1を介して送信される。
次に、 上記構成を有する本実施の形態に係る基地局装置の動作について説 明する„ アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でべ一 スバンド帯に周波数変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果 に基づいて、 特定ユーザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1 の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干 渉を与える少数のユーザをあらかじめ選択しておく 3 この選択は、 他のユー ザに多くの干渉を与えるかどうかを、 例えば拡散率や所望品質などから求め られる推定受信パワーを比較することにより判定し、 その判定結果により行 われる。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ュ一 ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 ] 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 1¾ £受信部1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる n
R A K E受信部 1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # ]の信号成分が再現される。
ユーザ # ] の受信データは、 それが正しければ送信側の変調部への入力と 同じであるので、 これに拡散及び変調を施すことにより、 送信側の送信信号 波形が再現できる。 さらに、 この送信波形が回線を通って受信側に行き着く 際の伝搬歪み (すなわち回線のインパルス応答) を与えることにより、 ユー ザ # 1の信号のみを受信した場合の波形が再現できる。 伝搬歪みを与えるに は、 回線のィンパルス応答を畳込めば良い。 こうして得られたユーザ # 1の 信号の再生信号をレプリカと呼ぶ。 ここでは、 拡散や変調も畳込みで実現で きることから、 拡散 ·変調 ·回線歪み付与の全てをレプリカ生成部において 畳込み演算を用いて行なう。 このようにして、 受信信号中のユーザ # 1の信 号成分を完全に再現することができる 3
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # ]の信号の影響を除去することがで きる。 なお、 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することが める。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてュ一ザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部] 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 ] 、 1¾ 1 £受信部1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 そして、 変調部 1 2 1〜 1 2 3に おいて、 これらの送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2において高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このよう な処理を行うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削 減することができる。
(実施の形態 2 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザの受信品質を推定し、 その結果によってレプリカを差し引くか否かを 制御することにより、 特定ユーザの信号の品質が良好な場合のみ干渉除去を 行って更に性能を向上させるものである。
図 3は、 本発明の実施の形態 2に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図である。 図 3において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 3に示す基地局装置においては、 ユーザ # 1用の受信品質推定部 1 ] 5 から受信品質推定結果を受け、 更にレプリカ生成部 1 1 3で生成されたレブ リカを受け、 受信品質推定結果に応じてレプリカを減算部 1 1 4に送る O N ノ O F F部 2 0 1が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ 一ザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のュ一 ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部 ] 0 3は、 ユーザ # ]の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部] 0 4では、 与えられたユーザ # ]の拡散符号と無線部1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
1¾ 1^ £受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ュ一ザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 ここで、 ュ一ザ # 1のデータに誤りがあると、 そのレプリカの符号が逆転 するので、 減算器 1 1 4において受信信号との差分を算出すると、 かえって 干渉を増加させてしまうことがある。 本実施の形態においては、 ユーザ # 1 のデータを受信品質推定部 1 1 5に送り、 受信品質推定結果を O NZO F F 部 2 0 1に送る。 このとき、 O NZO F F部 2 0 1では、 受信品質がある基 準よりも良好である場合のみレプリカを減算部 1 1 4に送る。 このようにし て、 O NZ O F F部 2 0 1を用いて、 受信品質の結果に応じてレプリカと受 信信号との差分を算出するように制御する。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてュ一ザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部] 0 5にユーザ # 2の拡散コ —ドの情報が送られる:, ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ュ一ザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
そして、 変調部 1 2 !〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成された送 信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2において高周波 に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行うことに より、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減することができる。 更に、 本実施の形態においては、 誤って干渉を増加させてしまうことが無い ので、 さらなる性能の向上を図ることができる。
(実施の形態 3 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザの受信品質を推定し、 その結果によってレプリカに重み付け (その確 からしさ) を乗ずることにより、 特定ユーザの信号の品質が良好なほど干渉 除去の度合を大きくするものである。 これにより、 更に性能を向上させるこ とができる。
図 4は、 本発明の実施の形態 3に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図である。 図 4において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 4に示す基地局装置においては、 ユーザ # 1用の受信品質推定部 1 1 5 から受信品質推定結果を受け、 更にレプリカ生成部 1 1 3で生成されたレブ リカを受け、 レプリカを減算部 1 1 4に送ると共に、 受信品質推定結果に応 じて、 すなわち受信品質の高さに応じて重み付けをする尤度乗算部 3 0 1が 設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ] 0 1で受信された C D MA信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ 一ザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部] 0 3は、 ユーザ # ]_の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1 の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う., これにより、 ユー ザ # 2の信号成分ゃュ一ザ # 3の信号の成分を抑えることができる この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
R A K E受信部] 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # ] の信号成分が再現される ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 ここで、 ユーザ # 1のデータに誤りがあると、 そのレプリカの符号が逆転 するので、 減算器 1 1 4において受信信号との差分を算出すると、 かえって 干渉を増加させてしまうことがある。 本実施の形態においては、 ュ一ザ # 1 のデータを受信品質推定部 1 1 5に送り、 受信品質推定結果を尤度乗算部 3 0 1に送る。 このとき、 尤度乗算部 3 0 1では、 シンボル毎に受信品質推定 結果に基づくシンボルの確からしさ (重み付け) を算出し、 その重み付けを レプリカに乗じてからレプリカを減算部 1 1 4に送る。 このようにして、 尤 度乗算部 3 0 1を用いて、 受信品質の結果に応じてレプリカと受信信号との 差分を算出するように制御する。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ —ドの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 1^ £受信部1 0 8によって、 ュ一ザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ュ一ザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7において回線推定部 1 1 0〜 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
そして、 変調部 1 2 1〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成された送 信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2において高周波 に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行うことに より、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減することができる。 更に、 本実施の形態においては、 誤って干渉を増加させてしまうことが無い ので、 さらなる性能の向上を図ることができる。 また、 本実施の形態によれ ば、 レプリカを反映させるときの重みを柔軟に設定することができるので、 より品質を向上させることができる
(実施の形態 4 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D VI A基地局装置は、 特定 ユーザ信号の復調とその他のユーザ信号の復調の動作タイミングを時間的に ずらすことにより、 信号処理の効率を向上させ、 消費電力や回路規模の削減 を図るものである。
図 5は、 本発明の実施の形態 4に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図である。 図 5において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 5に示す基地局装置においては、 入力される基本タイミングに基づいて 各ユーザチャネル用の復調部の相関部 1 0 4〜1 0 6にタイミングオフセッ ト信号を送るタイミングオフセット生成部 4 0 1が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C D M A信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ —ザ指定部]. 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1 の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
1¾八1^ £受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる Ω
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するュ一ザ # 1の信号の影響を除去することがで きる:. 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ —ドの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部: 1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる 3 このとき、 各ユーザの受信タイミングが共通であると、 図 6 Aに示すよう に、 特定ユーザ受信時に通常ユーザがダミー演算を行い、 逆にまた、 通常ュ 一ザ受信時に特定ユーザがダミー演算を行わねばならない。 これに対して、 図 6 Bに示すように、 特定ユーザと通常ユーザの処理時間を 1スロット分ず らせば、 各々の演算はダミー演算を入れる必要がなくなる。 これにより、 演 算速度を半減させることができ、 ハードウヱァ規模の削減を図ることができ る。 更に、 図 6 Cに示すように、 シンボル単位で特定ユーザ受信と通常ュ一 ザ受信のタイミングをずらしてもよレ、。 これにより、 図 6 Aの場合に比べて 処理速度を半減させることができ、 図 6 Bの場合よりも更に処理遅延を短く することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部] 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる
そして、 変調部 1 2 1〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成された送 信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2において高周波 に変換してアンテナ 1. 0 1を介して送信する このような処理を行うことに より、 干渉除去に関するハードウェア規模を小さくすることができ、 処理遅 延を大幅に削減することができる。
(実施の形態 5 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 各ュ 一ザの信号の復調結果からその受信品質を推定し、 その結果から送信電力制 御を行う際に、 特定ユーザ信号に対してのみ推定値にオフセットを付加する ことにより、 特定ユーザの信号を他ユーザの信号に対して意図的に品質を高 くして、 干渉除去の精度を向上させて性能を向上させるものである。
図 7は、 本発明の実施の形態 5に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すプロック図である。 図 7において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 7に示す基地局装置においては、 ユーザ # 1用の受信品質推定部 1 1 5 から受信品質推定結果を受け、 この推定結果にオフセットを付加するオフセ ット付加部 6 0 1が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1
0】で受信された C DVIA信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ —ザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # ] の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 ] 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
R A K E受信部 1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1 の受信データが 得られる ュ一ザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # ]の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びュ一ザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1 、 R A K E受信部1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
このとき、 特定ユーザの受信品質推定器 1 1 5の出力がオフセット加算器 6 0 1に送られ、 そこで受信品質推定結果にオフセット値が加えられる。 な お、 このオフセット値は、 使用されている符号資源の総量 (全ユーザの (1 ノ拡散率) の合計) から求められる平均の干渉量の推定値や、 高速伝送のュ 一ザの拡散率による干渉抑圧能力の推定値などにより、 求められる。 これに より、 意図的に特定ユーザの受信信号品質を他ユーザの受信信号品質より良 好にすることができる。
これにより、 ユーザ # 1の受信信号の受信品質が良好になるので、 生成さ れるレプリカの精度が向上する したがって、 減算器 1 1 4でユーザ # 1の 信号を除去する効果が高くなり、 その結果ユーザ # 2の受信データ及びユー ザ # 3の受信データの品質が向上する。
送信に関しては、 変調部 1 2 :!〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減すること ができる。
(実施の形態 6 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザを指定する際に各ユーザとの間の距離を推定し、 これにより距離の近 いユーザを特定ユーザとすることで、 効率良くユーザ間の品質に差をつける ものである„
図 8は、 本発明の実施の形態 6に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図である。 図 8において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 8に示す基地局装置においては、 特定ユーザを選択するために他ユーザ との間の距離を推定する距離推定部 7 0 1が設けられている。 この距離推定 結果が各チャネルに対応する相関部 1 0 4〜1 0 6に送られるようになって いる。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C D M A信号は、 無線部 1 0 2でべ一スバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 距離推 定部 7 0 1で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 距離 推定部 7 0 1では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユーザをあらか じめ選択しておく。 具体的には、 各ユーザとの間の距離を推定し、 距離の近 いユーザを他のュ一ザに多くの干渉を与えるユーザとして選択する。
距離推定部 7 0 1は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4に与え る:, 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 0 2で サンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユーザ # 2 の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相関演算 の結果が回線推定部 1 〗 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結果につ いて回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送 られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
£受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 なお、 それぞれの回線推定結果は距離推定部 7 0 1に送られ、 距 離推定の情報として使用される。
ユーザ # ]の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レプリカ生 成部 1 ] 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生成され、 ユーザ #丄の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を完全に再 現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ュ一 ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 距離推定部 7 0 1は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2を指定 し、 距離推定部 7 0 1から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ一ドの情報が 送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推 定部 1 1 1、 R A K E受信部 1 0 8によって、 ユーザ # 1の場合と全く同じ 処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算部 1 1 4の出 力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信部 1 0 9によ つて、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなされ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7において回線推定部 1 1 0〜 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
このとき、 特定ュ一ザの受信品質推定器 1 1 5の出力がオフセット加算器 6 0 1に送られ、 そこで受信品質推定結果にオフセット値を加える。 これに より、 意図的に特定ユーザの受信信号品質を他ユーザの受信信号品質より良 好にすることができる Ώ
これにより、 ユーザ # 1の受信信号の受信品質が良好になるので、 生成さ れるレプリカの精度が向上する。 したがって、 減算器 1 1 4でュ一ザ # 1の 信号を除去する効果が高くなり、 その結果ユーザ # 2の受信データ及びユー ザ # 3の受信データの品質が向上する D
本実施の形態においては、 距離推定部 7 0 1で、 基地局から近距離にある と推定したユーザを特定ユーザとしている。 基地局から遠いユーザを特定ュ 一ザとして、 更に他ユーザより品質を良く しょうとすると、 送信電力制御の 範囲を増加しなければならないため、 移動局の送信アンプの負担が大きくな るばかりか、 他セル及び他セクタへの干渉が大きくなるという問題が起きる。 これに対して、 基地局に近いユーザを特定ユーザとすることにより、 送信 ァンプの負担はほとんどなく、 更に基地局に近!/、ユーザが送信電力を少し大 きくしても他セノレ及び他セクタへの干渉はほとんど増加しない。
なお、 距離推定部 7 0 1における距離推定は、 上り信号の回線推定で求め られたインパルス応答の検出タイミングと、 送信タイミングとの差を求める などの推定を実施することにより行う。
送信に関しては、 変調部 1 2 1〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 ]を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減すること ができる。
(実施の形態 7 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザを指定する際に高速伝送レートのユーザを特定ユーザとして指定する ことで、 更に干渉除去効果を向上させるものである。
図 9は、 本発明の実施の形態 7に係る干渉除去装置を備えた基地局装置の 概略構成を示すブロック図である。 図 9において図 2と同じ部分については、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 9に示す基地局装置においては、 特定ユーザを選択するために伝送レー トの制御を行う伝送レート制御部 8 0 1が設けられている。 この伝送レート 制御情報が各チャネルに対応する相関部 1 0 4〜 1 0 6に送られるようにな つている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 伝送レ 一ト制御部 8 0 1で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 伝送レート制御部 8 0 1では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。 具体的には、 高速伝送レートのユーザゃチッ プあたりの送信電力を通常のユーザより大きくする必要のあるユーザ (ユー ザ所要品質が高いユーザや料金体系による差別化を行ったときの高額支払い ユーザ) 等を他のユーザに多くの干渉を与えるユーザとして選択する。
伝送レート制御部 8 0 1は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部]. 0 4では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 RAKE受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 RAKE受信部 1 07に送られる, RAKE受信部 1 07では、 相関部 1 04の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて RAKE合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # ]の信号成分が再現される:, ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 02からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 伝送レート制御部 801は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 伝送レート制御部 80 1から相関部 1 05にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 05、 回線推定部 1 1 1、 RAKE受信部 1 08によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 06、 回線推定部 1 1 2、 RAKE受信 部 1 09によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # ]の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。 ここで、 伝送レートの高い信号は、 拡散率が小さい代わりに単位チップあ たりの信号エネルギーが大きいので、 1ユーザで複数のユーザ分の回線資源 を消費してしまう。 このため、 このユーザの信号からの干渉を差し引くこと は非常に有効である。 更に、 例えば高速伝送ユーザの信号の拡散率が他ユー ザの信号の拡散率の 1 Z 4であるとすると、 レプリカを生成する単位は 4シ ンボル毎となるため、 4シンボルのうち 1又は 2シンボル誤つても干渉を増 加させることはなく、 拡散率の大きい信号より、 より精度良く干渉除去を行 うことができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜 1 ] 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7において回線推定部 1 1 0〜 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8 〜 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5 〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1 〜 # 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
送信に関しては、 変調部 1 2 :!〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減すること ができる。
(実施の形態 8 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザとしてランダムアクセスチャネルを固定的に割り付けることにより、 ランダムアクセスのデ一タから他ユーザの信号への干渉を除去するものであ る。
図 1 0は、 本発明の実施の形態 8に係る干渉除去装置を備えた基地局装置 の概略構成を示すブロック図である。 図 1 0において図 2と同じ部分につい ては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する なお、 ここでは、 特定ユーザとしてランダムアクセスチャネル (RACH) を固定的に 1つ、 他ユーザを 2つとした場合を示す。
図 1 0に示す基地局装置においては、 特定ユーザに対応する復調部に MF (マッチドフィルタ) 部 90 1が設けられている。 これにより、 迅速に相関 検出を行うようになっている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する: アンテナ 1 01で受信された CDMA信号は、 無線部 1 02でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 ランダ ムアクセスチャネルの信号が復調される。 ランダムアクセスチャネルには固 有の拡散符号が用いられており、 MF部 90 1では、 無線部 1 02でサンプ リングされた信号に対して 1サンプリング毎に前記固有の拡散符号を用いて 相関演算を行う„ これにより、 ユーザ # 2の信号やユーザ # 3の信号の成分 を抑えることができ、 これを検出することができる。
この相関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相 関演算結果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 RAKE受 信部 1 07に送られる。 また、 相関演算の結果も、 !¾八 £受信部1 07に 送られる。
尺 1^£受信部1 07では、 相関部 1 04の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて RAKE合成が行われ、 RACH受信データが得ら れる。 RACH受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レプリカ生 成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生成され、 RACH受信信号成分が再現される:, RACH受信データと回線推定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中の RACH受信信号成分を完全に再 現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部] 02からの出力との間の差が算出される, これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対する R A C H受信信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部 1 0 8によって、 R A C H受信データの場合と全く同じ処理 がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算部 1 1 4の出力に 対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 尺 !^ £受信部1 0 9によって、 R A C H受信データやユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなされ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにして R A C H受信データ及びユーザ # 2、 # 3の受信信号を 得る場合、 R A C H受信データの信号品質が良好であれば、 その信号に対す る差の精度が良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することが できる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 6、 1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 6、 1 1 7において回線推定部 1 1 1、 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 9、 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 6、 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 2、 # 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
また、 音声データの通信等で上り下り双方向通信の場合では、 このように 受信側から送信側へ送信電力の制御を行うクローズドループ制御が可能であ る。 ランダムアクセスチャネルは、 移動局が最初に発呼を行う際には、 基地 局側でその送信電力が制御できない。 また、 R A C H受信データは短時間で 終了する。 したがって、 移動局では、 受信した信号のパワーから適当と思わ れる送信電力を決定するオーブンループ制御を行う。
オープンループ制御は、 特に上り下りの回線が異なるような F D D ( Frequency Division Duplex) の場合に誤差カ大きく、 過乗 Uの送信ノ ヮーであることが多い。 このため、 R A C H信号を特定ユーザとしておくこ とにより、 R A C H受信データの品質が良好であることが多いと期待できる また、 R A C H信号が精度良く除去できれば、 通常のユーザは R A C H信号 が送信されているか否かによってその品質を左右されることがない。
送信に関しては、 変調部 1 2 2、 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 ランダムアクセスチャネルの運用時においても、 通常のユー ザの信号品質をよりょく保つことができる。
(実施の形態 9 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザのパイロットシンボルを他ユーザのパイロットシンボルより大きくな るように送信電力 (パワー) を制御することにより、 特定ユーザの信号品質 を向上させ、 干渉除去効果を向上させるものである。
図 1 1は、 本発明の実施の形態 9に係る干渉除去装置を備えた基地局装置 の概略構成を示すブロック図である。 図 1 1において図 2と同じ部分につい ては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 1 1に示す基地局装置においては、 特定ユーザ指定部 1 0 3で指定され た特定ユーザの情報を得て、 パイロットシンボル電力制御を行い、 そのパイ ロットシンボル電力制御のデータをそれぞれのフレーム構成部 1 1 8〜1 2
0に送り、 フレーム構成にその電力制御データを反映させるパイ口ットシン ボル電力制御部 1 0 0 1が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1
0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でべ一スバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ
—ザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のュ一ザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # ]_の信号の拡散符号を相関部 1. 0 4 に与える。 相関部 1 04では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ュ一 ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 RAKE受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 RAKE受信部 1. 0 7に送られる。 尺 1^£受信部1 0 7では、 相関部 1 04の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて RAKE合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。 その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 05、 回線推定部 1 1 1、 RAKE受信部 1 08によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 RAKE受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。 上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
' また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7において回線推定部 1 1 0〜 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
更に、 本実施の形態においては、 パイロットシンボル電力制御部 1 0 0 1 によって、 特定ユーザのパイロットシンボルのみを、 他ユーザのパイロット シンボルに比べて送信電力が大きくなるように制御する。 この制御は、 例え ばチャネルオープン時などに 1度行えば良い。
パイロットシンボルの送信電力が大きければ、 回線推定の精度が向上する ので、 受信データの品質が向上すると同時に、 レプリカ生成の精度も向上す る。 このため、 特定ユーザのパイロットシンボルの送信電力を大きくするこ とは、 干渉除去において大変有効である。 また、 データ部分の送信電力まで 大きくすると、 同一セクタ内の他ユーザへの干渉が増加するばかり力 \ 他セ クタ及び他セルのュ一ザへの干渉も大きくなる。 したがって、 パイロットシ ンボルのみの送信電力を増加させることは、 セルラシステムにおいては大変 有効である。
送信に関しては、 変調部 1 2 1 〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減すること ができる。
(実施の形態 1 0 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 特定 ユーザの送信電力制御の精度を向上させて、 これにより特定ユーザの信号品 質を向上させ、 干渉除去効果を向上させるものである。
図 1 2は、 本発明の実施の形態 1 0に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 図 1 2において図 2と同じ部分につ いては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 1 2に示す基地局装置においては、 特定ユーザ指定部 1 0 3で指定され た特定ユーザの情報を得て、 送信電力制御の調整として T P C制御幅制御を 行い、 その T P C制御幅制御のデータをそれぞれのフレーム構成部 1 1 8〜 1 2 0に送り、 フレーム構成にその制御データを反映させる T P C制御幅制 御部 1 1 0 1が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でべ一スバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果に基づいて、 特定ュ 一ザ指定部 1 0 3で指定されたユーザであるユーザ # 1の信号が復調される。 特定ユーザ指定部 1 0 3では、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のユー ザをあらかじめ選択しておく。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。 この相 関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結 果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
R A K E受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 ユーザ # 1 の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1 の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 これにより、 ユー ザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響を除去することがで きる。 実際には、 回線推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある s その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ュ一ザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 !¾ £受信部1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
更に、 本実施の形態においては、 T P C制御幅制御部 1 1 0 ] によって、 特定ユーザの送信電力制御のみを、 他ユーザの送信電力制御よりも精度良く 行えるように制御する:, この制御には、 例えば送信電力制御情報である T P Cシンボルを増やしてその分解能を上げる方法や、 車速を推定して T P Cシ ンボルによる送信電力変更のステップ幅を最適な値にする方法等が挙げられ この場合、 送信電力制御の精度が良ければ良いほど、 受信データの品質が 向上するため、 これにより レプリカ生成の精度も向上して干渉除去効果を向 上させることができる。 その上、 特定ユーザの送信電力制御の精度が良いと いうことは、 同一セクタ内の他ユーザへの干渉並びに、 他セクタ及び他セル のュ一ザへの干渉も最低限に抑えられるため、 セルラシステムにおいては大 変有効である。 特に、 特定ユーザの伝送レートが高いような場合であって、 チップあたりの送信電力が大きい時には大きな効果を発揮する。
送信に関しては、 変調部 1 2 1 〜 1 2 3において、 これらのフレ一ム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 干渉除去に関する演算量及び処理遅延を大幅に削減すること ができる。 本実施の形態の態様においては、 実施の形態 9の態様と組み合わ せて実施することにより、 双方の相乗効果が発揮される。
(実施の形態 1 1 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C DM A基地局装置は、 受信 系統が複数あって、 それらを受信部分で合成する場合に導入するものである 図 1 3は、 本発明の実施の形態 1 1に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 図 1 3において図 2と同じ部分につ いては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。 図 1 3に示す基地局装置においては、 複数の受信アンテナ、 それに対する 無線部及び相関部が設けられている。 複数の受信ァンテナを用いる場合には、 フエ一ジング相関が異なるように、 ダイバーシチ効果が得られるような関係 に位置 ·指向性 ·設置角度等を設定する方法、 異なるセクタに設置する方法、 ダイバ一シチとセクタ分割の両方を混合する方法等の様々な設置方法がある。 いずれの方法においても、 複数の受信信号を合成することにより、 受信品 質の向上や容量の増加を図ることができる。 この場合、 アンテナは ί可本でも 良い。 ここでは、 アンテナが 2本の場合について説明する。 すなわち、 図 1 3に示す構成では、 2つのアンテナ 1 0 1、 1 2 0 1 と、 それに対応する 2 つの無線部 1 0 2、 1 2 0 2と、 2組の相関部群] 0 4〜: 1 0 6、 1 2 0 3 〜 1 2 0 5と、 2つの減算部 1 1 4、 1 2 0 6が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でベースバンド帯に周波数 変換され、 サンプリングされる。 同様に、 アンテナ 1 2 0 1で受信された C D MA信号は、 無線部 1 2 0 2でベースバンド帯に周波数変換され、 サンプ リングされる。
特定ユーザ指定部 1 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 及び相関部 1 2 0 3に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたユーザ # 1の 拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 また、 相関部 1 2 0 3では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 2 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 ユー ザ # 2の信号成分やユーザ # 3の信号の成分を抑えることができる。
これらの相関演算の結果が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0 で相関演算結果について回線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
尺八!^ 5受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1 の受信データが 得られる。 ユーザ # 1の受信データは、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レ プリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生 成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1 のデータと回線推 定部 1 1 0の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を 完全に再現することができる。
この場合、 複数のアンテナ 1 0 1、 1 2 0 1で受信した信号を合成するの で、 1本のアンテナしかない場合より受信品質を向上できる。 また、 セクタ 化を行っている場合には 2つのセクタにまたがる領域に位置する移動局から の送信信号を有効に集めて受信できるので受信品質が向上する。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 なお、 ここで生成 されたレプリカは、 2つの系統に対して独立に生成する。
まず、 減算部 1 1 4において、 アンテナ 1 0 1の系統に対して生成したレ プリカを無線部 1 0 2の出力から差し引くことにより、 アンテナ 1 0 1の系 統におけるユーザ # 2及ぴュ一ザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響が除 去できる。 次に、 減算部 1 2 0 6において、 アンテナ 1 2 0 1の系統に対し て生成したレプリカを無線部 1 2 0 2の出力から差し引くことにより、 アン テナ 1 2 0 1の系統におけるユーザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1 の信号の影響が除去できる。 これにより、 ユーザ # 2及びユーザ # 3に対す るュ—ザ # 1の信号の影響を除去することができる。 実際には、 回線推定誤 差や復調誤り等で誤差が残留することがある。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5、 1 2 0 4にユーザ # 2の拡散コードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4、 1 2 0 6の出 力に対して、 相関部 1 0 5、 1 2 0 4、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部 1 0 8によって、 ユーザ # 1 の場合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の 受信信号が得られる。 また、 減算部 1 1 4、 1 2 0 6の出力に対して、 相関 部 1 0 6、 1 2 0 5、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信部1 0 9によって、 ュ一ザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなされ、 ユーザ # 3の受 信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。
また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7において回線推定部 1 1 0〜 1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜 1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
送信に関しては、 変調部 1 2 1〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部 1 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 複数アンテナからの信号を合成すると同時に、 複数の系統全 てに対して干渉除去を行うことができ、 更に性能を向上させることができる。
(実施の形態 1 2 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D MA基地局装置は、 ァレ イアンテナによる受信系統と組み合わせたものである。
図 1 4は、 本発明の実施の形態 1 2に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 図 1 4において図 2と同じ部分につ いては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 1 4に示す基地局装置においては、 ァダプティプアレイアンテナ 1 3 0 1と、 このァダプティブアレイアンテナ 1 30 1で受信した信号を合成する ァダプティブアレイアンテナ (AAA) 合成部 1 303と、 相関部 1 304、 回線推定部 1 305が設けられている。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 特定ユーザ 指定部 1 03で特定ユーザとして指定されたユーザに対しては、 アレイアン テナ 1 30 1で受信信号を受信し、 無線部 1 302でベースバンド帯に周波 数変換され、 サンプリングされる。 このサンプリングされた信号は、 AAA 合成部 1 303に送られ、 そこで所望信号の到来方向にのみ指向性があるよ うに合成される。
相関部 1 04では、 特定ユーザ指定部 1 03から指定された拡散符号で上 記合成結果に対して相関演算を行う。 これにより、 ユーザ # 2の信号成分や ユーザ # 3の信号成分を更に抑えることができる。 これらの相関演算の結果 が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結果について回 線推定が行われる 3 この回線推定結果は、 RAKE受信部 1 07に送られる。 また、 相関演算の結果も、 RAKE受信部 107に送られる 3
尺 1^£受信部1 0 7では、 相関部 1 04の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて RAKE合成が行われ、 ユーザ # 1の受信データが 得られる。 この場合、 アレイアンテナ 1 303により、 ユーザ # 1の信号は、 到来する方向のみ指向性が形成されているので、 ユーザ # 1の受信データの 品質は大幅に改善される。
なお、 相関部 1 04と回線推定部 1 1 0をアレイアンテナ 1 301のアン テナの本数だけ用意し、 アレイアンテナ合成部 1 303より前に設置して各 アンテナ素子毎に相関演算と回線推定を行い、 アレイアンテナ合成部 1 30 3を RAKE受信部 1 07と融合するような構成をとることもできる
一方、 アンテナ 1 01で受信された CDMA信号は、 無線部 1 02でべ一 スバンド帯に周波数変換され、 サンプリングされる。 このサンプリング結果 に対して、 特定ユーザ指定部 1 03では、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相 関部 1 3 0 4に与え、 相関部 1 3 0 4では、 無線部 1 0 2でサンプリングさ れた信号に対して相関演算を行う。 これにより、 アンテナ 1 0 1の系統に含 まれるユーザ # 1の信号成分が検出される。
この相関検出結果が回線推定部 1 3 0 5に送られ、 そこで回線推定が行わ れる。 回線推定結果は、 レプリカ生成部 1 ] 3に送られ、 レプリカ生成部 1 1 3において畳込み演算される。 これにより、 レプリカが生成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推定部 1 3 0 5の 推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を完全に再現す ることができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1 4に送られ、 そこで無線部 1 0 2からの出力との間の差が算出される。 減算部 1 1 4にお いて、 アンテナ 1 0 1の系統に対して生成したレプリカを無線部 1 0 2の出 力から差し引くことにより、 アンテナ 1 0 1の系統におけるユーザ # 2及び ユーザ # 3に対するユーザ # 1の信号の影響が除去できる。 実際には、 回線 推定誤差や復調誤り等で誤差が残留することがある。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5にユーザ # 2の拡散コ ードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 5、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部 1 0 8によって、 ユーザ # 1の場 合と全く同じ処理がなされ、 ユーザ # 2の受信信号が得られる。 また、 減算 部 1 1 4の出力に対して、 相関部 1 0 6、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信 部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなさ れ、 ユーザ # 3の受信データが得られる。
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ユーザ # 1の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる。 また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部〗 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ # 1〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
送信に関しては、 変調部 1 2 1〜 1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部〗 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 アレイアンテナによる特定ユーザの信号品質の向上により、 千渉除去効果が向上し、 更に性能を向上させることができる。
(実施の形態 1 3 )
本実施の形態における干渉除去装置を備えた C D M A基地局装置も、 ァレ イアンテナによる受信系統と組み合わせたものであり、 実施の形態 1 1と実 施の形態 1 2を組み合わせたものである。
図 1 5は、 本発明の実施の形態 1 3に係る干渉除去装置を備えた基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 図 1 5において図 2と同じ部分につ いては、 図 2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
次に、 上記構成を有する基地局装置の動作について説明する。 特定ユーザ 指定部 1 0 3で特定ユーザとして指定されたユーザに対しては、 アレイアン テナ 1 3 0 1で C D M A信号を受信し、 無線部 1 3 0 2でベースバンド帯に 周波数変換され、 サンプリングされる。 このサンプリングされた信号は、 A A A合成部 1 3 0 3に送られ、 そこで所望信号の到来方向にのみ指向性があ るように合成される。
相関部 1 0 4では、 特定ユーザ指定部 1 0 3から指定された拡散符号で上 記合成結果に対して相関演算を行う。 これにより、 ユーザ # 2の信号成分や ユーザ # 3の信号成分を更に抑えることができる。 これらの相関演算の結果 が回線推定部 1 1 0に送られ、 回線推定部 1 1 0で相関演算結果について回 線推定が行われる。 この回線推定結果は、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。 また、 相関演算の結果も、 R A K E受信部 1 0 7に送られる。
£受信部1 0 7では、 相関部 1 0 4の相関結果と回線推定部 1 1 0 の回線推定結果を用いて R A K E合成が行われ、 ユーザ # 1 の受信データが 得られる。 この場合、 アレイアンテナ 1 3 0 3により、 ユーザ # 1の信号は、 到来する方向のみ指向性が形成されているので、 ユーザ # 1の受信データの 品質は大幅に改善される。
なお、 相関部 1 0 4と回線推定部 1 1 0をアレイァンテナ 1 3 0 1 のアン テナの本数だけ用意し、 アレイアンテナ合成部 1 3 0 3より前に設置して各 アンテナ素子毎に相関演算と回線推定を行い、 アレイアンテナ合成部 1 3 0 3を R A K E受信部 1 0 7と融合するような構成をとることもできる D 一方、 アンテナ 1 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 0 2でべ一 スバンド帯に周波数変換され、 サンプリングされる。 同様に、 アンテナ 1 2 0 1で受信された C DMA信号は、 無線部 1 2 0 2でべ一スバンド帯に周波 数変換され、 サンプリングされる。
特定ユーザ指定部〗 0 3は、 ユーザ # 1の信号の拡散符号を相関部 1 0 4 及び相関部 1 2 0 3に与える。 相関部 1 0 4では、 与えられたュ一ザ # 1の 拡散符号と無線部 1 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 また、 相関部 1 2 0 3では、 与えられたユーザ # 1の拡散符号と無線部 1 2 0 2でサンプリングされた信号との間で相関演算を行う。 これにより、 アン テナ 1 0 1、 1 2 0 1のそれぞれの系統に含まれるユーザ # 1の信号成分が 検出される
この相関検出結果が回線推定部 1 3 0 5に送られ、 そこで 2系統の回線推 定が行われる。 回線推定結果は、 レプリカ生成部 1 1 3に送られ、 レプリカ 生成部 1 1 3において畳込み演算される:, これにより、 レプリカが生成され、 ユーザ # 1の信号成分が再現される。 ユーザ # 1のデータと回線推定部 1 3 0 5の推定結果が正しければ、 受信信号中のユーザ # 1の信号成分を完全に 再現することができる。
レプリカ生成部 1 1 3で生成されたレプリカは、 減算部 1 1. 4、 1 2 0 6 に送られ、 そこで無線部] 0 2、 1 2 0 2からの出力との間の差が算出され る: なお、 ここで生成されたレプリカは、 2つの系統に対して独立に生成す る。
まず、 減算部 1 1 4において、 アンテナ 1 0 ]の系統に対して生成したレ プリカを無線部 1 0 2の出力から差し引くことにより、 アンテナ 1 0 1の系 統におけるユーザ # 2及びユーザ # 3に対するュ一ザ # 1の信号の影響が除 去できる。 次に、 減算部 1 2 0 6において、 アンテナ 1 2 0 1の系統に対し て生成したレプリカを無線部 1 2 0 2の出力から差し引くことにより、 アン テナ 1 2 0 1の系統におけるユーザ # 2及びユーザ # 3に対するユーザ # 1 の信号の影響が除去できる。 これにより、 ユーザ # 2及びユーザ # 3に対す るユーザ # 1の信号の影響を除去することができる。 実際には、 回線推定誤 差や復調誤り等で誤差が残留することがある。
その後、 特定ユーザ指定部 1 0 3は、 2番目の復調対象としてユーザ # 2 を指定し、 特定ユーザ指定部 1 0 3から相関部 1 0 5、 1 2 0 4にユーザ # 2の拡散コードの情報が送られる。 ここでは、 減算部 1 1 4、 1 2 0 6の出 力に対して、 相関部 1 0 5、 1 2 0 4、 回線推定部 1 1 1、 R A K E受信部 1 0 8によって、 ユーザ # 1の場合と全く同じ処理がなされ、 ュ一ザ # 2の 受信信号が得られる。 また、 減算部 1 1 4、 1 2 0 6の出力に対して、 相関 部 1 0 6、 1 2 0 5、 回線推定部 1 1 2、 R A K E受信部 1 0 9によって、 ユーザ # 1やユーザ # 2の場合と全く同様の処理がなされ、 ユーザ # 3の受 信データが得られる n
上述のようにしてユーザ # 1〜# 3の受信信号を得る場合、 あらかじめ品 質が良好であると判断されているユーザ # 1を特定ユーザとして指定してい るので、 ュ一ザ # 1 の信号品質が良好となり、 その信号に対する差の精度が 良くなる。 したがって、 十分な干渉除去効果を発揮することができる, また、 各受信データは、 それぞれ受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7に送られ、 受信品質推定部 1 1 5〜1 1 7において回線推定部 1 1 0〜1 1 2からの出 力の受信品質を推定する。
更に、 フレーム構成部 1 1 8〜1 2 0において、 受信品質推定部 1 1 5〜 1 1 7からの推定結果を送信電力制御信号に反映させてユーザ #〗〜# 3の 送信データをそれぞれフレーム構成する。 この信号を送信することにより、 上り信号の送信電力制御を行うこともできる。
送信に関しては、 変調部 1 2 1〜1 2 3において、 これらのフレーム構成 された送信データを変調し、 多重部 1 2 4で多重化して無線部] 0 2におい て高周波に変換してアンテナ 1 0 1を介して送信する。 このような処理を行 うことにより、 アレイアンテナによる特定ユーザの信号品質の向上により、 干渉除去効果が向上し、 更に性能を向上させることができる。 複数アンテナ からの信号を合成すると同時に、 複数の系統全てに対して干渉除去を行うこ とができ、 更に性能を向上させることができる。
上記実施の形態 1〜 1 3は、 適宜組み合わせて実施することができる。 ま た、 上記実施の形態においては、 特定ユーザが一つで他ユーザが二つである 場合について説明しているが、 特定ユーザ及び他ユーザの数には特に限定は ない。
以上説明したように本発明の干渉除去装置及び干渉除去方法は、 他ユーザ の信号に比較的大きい干渉を及ぼす特定ユーザの信号を効率良く除去するの で、 少ない演算量かつ少ない処理遅延で干渉除去を行うことができ、 システ ムの容量を向上させることができる。
本明細書は、 平成 1 0年 2月 2 7日に出願された特願平 1 0年第 0 6 4 2
4 2号に基づくものである。 この全ての内容をここに含めておく。 P T/JP 9/ 852
42
産業上の利用可能性
本発明は、 CD-MA方式のディジタル無線通信システムに使用される基地 局装置や通信端末装置に適用することができる。

Claims

請求の範囲
I . 他ユーザの信号に比較的大きい干渉を及ぼす特定ユーザの信 号を受信信号から抽出して復調する少なくとも一つの第 1.復調手段と、 復調 されたデータから少なくとも一つのレプリカを生成するレプリカ生成手段と、 前記受信信号及び前記レプリカを用いて前記他ユーザの信号に与える前記特 定ユーザの信号の干渉を除去する干渉除去手段と、 を具備する干渉除去装置。
2 . 特定ユーザの受信品質を推定する受信品質推定手段を具備す る請求項 1記載の干渉除去装置。
3 . 千渉除去手段は、 特定ュ一ザの信号の品質が良好である場合 にのみ干渉除去処理を行う請求項 2記載の干渉除去装置。
4 . 干渉除去手段は、 特定ユーザの信号の品質の高さに応じた重 み付けをして干渉除去処理を行う請求項 2記載の干渉除去装置。
5 . 特定ユーザの受信品質推定値にオフセットを付加するオフセ ット付加手段を具備する請求項 2記載の干渉除去装置。
6 . 他ユーザの信号を受信信号から抽出して復調する第 2復調手 段と、 第 1復調手段の動作タイミングと第 2復調手段の動作タイミングをず らすタイミングオフセット手段と、 を具備する請求項 1記載の干渉除去装置。
7 . 特定ユーザを設定する特定ユーザ設定手段を具備することを 特徴とする請求項 1記載の干渉除去装置。
8 . 特定ユーザ設定手段は、 距離の比較的近いユーザを特定ユー ザとして設定する請求項 7記載の干渉除去装置。
9 . 特定ユーザ設定手段は、 伝送レートの比較的高いユーザを特 定ユーザとして設定する請求項 7記載の干渉除去装置。
1 0 . 第 1の復調手段は、 マッチドフィルタを含むことを特徴と する請求項 1記載の干渉除去装置。
I I . 受信信号に含まれる特定ユーザのパイロットシンボルのパ ヮ一が他ユーザのパイ口ットシンボルのパワーより大きくなるように送信制 御するパイロットシンボル制御手段を具備する請求項 1記載の干渉除去装置:,
1 2 . 特定ユーザの送信電力制御情報を調整して送信制御する送 信電力制御情報調整手段を具備する請求項 1記載の干渉除去装置。
1 3 . 指向性を有するアンテナと、 特定ュ一ザの信号についてァ ンテナの指向性を制御する指向性制御手段と、 を具備する請求項 1記載の干 渉除去装置。
1 4 . 干渉除去装置を備えた基地局装置であって、 前記干渉除去 装置は、 他ユーザの信号に比較的大きレ、干渉を及ぼす特定ユーザの信号を受 信信号から抽出して復調する少なくとも一つの第 1復調手段と、 復調された データから少なく とも一つのレプリカを生成するレプリカ生成手段と、 前記 受信信号及び前記レプリカを用いて前記他ユーザの信号に与える前記特定ュ 一ザの信号の干渉を除去する干渉除去手段と、 を具備する。
1 5 . 干渉除去装置を備えた基地局装置と無線通信を行う通信端 末装置であって、 前記干渉除去装置は、 他ユーザの信号に比較的大きい干渉 を及ぼす特定ユーザの信号を受信信号から抽出して復調する少なくとも一つ の第 1復調手段と、 復調されたデータから少なくとも一つのレプリカを生成 するレプリカ生成手段と、 前記受信信号及び前記レプリカを用いて前記他ュ —ザの信号に与える前記特定ユーザの信号の干渉を除去する干渉除去手段と、 を具備する。
1 6 . 他ユーザの信号に比較的大きい干渉を及ぼす特定ユーザの 信号を受信信号から抽出して復調する少なくとも一つの第 1復調工程と、 復 調されたデータから少なくとも一つのレプリカを生成するレプリカ生成工程 と、 前記受信信号及び前記レプリカを用いて前記他ユーザの信号に与える前 記特定ユーザの信号の干渉を除去する干渉除去工程と、 を具備する干渉除去 方法。
1 7 . 干渉除去工程において、 特定ユーザの信号の品質が良好で ある場合にのみ干渉除去処理を行う請求項〗 6記載の干渉除去方法. -.
1. 8 . 干渉除去工程において、 特定ュ一ザの信号の品質の高さに 応じた重み付けをして干渉除去処理を行う請求項 1 6記載の干渉除去方法。
1 9 . 他ユーザの信号を受信信号から抽出して復調する第 2復調 工程と、 第 1復調工程における動作タイミングと第 2復調工程における動作 タイミングをずらすタイミングオフセッ ト工程と、 を具備する請求項 1 6記 載の干渉除去方法。
2 0 . 受信信号に含まれる特定ユーザのパイロットシンボルのパ ヮ一が他ユーザのパイ口ットシンボルのパワーより大きくなるように送信制 御するパイロットシンボル制御工程を具備する請求項 1 6記載の干渉除去方 法。
2 1 . 特定ユーザの送信電力制御情報を調整して送信制御する送 信電力制御情報調整工程を具備する請求項 1 6記載の干渉除去方法。
2 2 . 特定ユーザの信号についてアンテナの指向性を制御する指 向性制御工程を具備する請求項 1 6記載の干渉除去方法。
要 約 書
高速信号を伝送するユーザ等、 他のユーザに多くの干渉を与える少数のュ 一ザのみをあらかじめ選んでおき、 まずそのユーザの信号を復調してレプリ 力を生成し、 受信信号とレプリカとの間の差を算出することにより、 他のュ 一ザの信号に対する干渉を除去し、 システムの容量を向上させる。
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