JPH06197097A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JPH06197097A
JPH06197097A JP4344741A JP34474192A JPH06197097A JP H06197097 A JPH06197097 A JP H06197097A JP 4344741 A JP4344741 A JP 4344741A JP 34474192 A JP34474192 A JP 34474192A JP H06197097 A JPH06197097 A JP H06197097A
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洋一 堂薗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】限られた数の拡散符号を用いて通信チャネル数
を増大することを可能としたCDMA方式の移動通信シ
ステムを提供する。 【構成】基地局と移動局との間で符号分割多重(CDM
A)を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、基
地局は複数の情報系列S1〜Snを拡散符号生成回路1
0からの共通の拡散符号を用いて乗算器11〜1nでそ
れぞれ拡散し、送信タイミング設定部32で送信電力に
応じて設定された送信タイミングオフセット間隔で送信
タイミング調整回路21〜2nにより送信タイミングを
オフセットを行った後、合成器33で合成することによ
り、送信タイミングオフセット多重化を行って複数の移
動局へ送信する送信装置を有する。移動局では、自局に
対して予め定められたタイミングで送信されてきた信号
のみを受信し、基地局で使用した拡散符号と同じ拡散符
号により逆拡散して元の情報系列を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と移動局との間
で符号分割多重(CDMA)を用いて通信を行う移動通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重(CDMA)方式は、同一
周波数の下で送信すべき情報系列をチャネル毎に異なる
拡散符号で拡散して多重化を行う通信方式であり、例え
ば文献1:ジャテック出版発行 R.C.Dixon著「スペクト
ラム拡散通信方式」にその詳細な構成・機能が記述され
ている。ここでは、直接拡散CDMAと呼ばれる方式に
ついて概要を説明する。
【0003】図7に、典型的なCDMA通信システムに
おける送信装置の構成を示す。n個の情報系列S1,S
2…,Snは乗算器11,12,…,1nに入力され、
拡散符号生成回路2からの拡散符号C1,C2,…,C
nによってそれぞれ拡散される。乗算器11,12,
…,1nの出力信号は、合成器3によって同じタイミン
グで合成されることにより、送信信号が生成される。
【0004】一方、図示しない受信装置において受信さ
れた信号は、送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散符号
C1,C2,…,Cnによって逆拡散されることによ
り、元の情報系列S1,S2…,Snが生成される。
【0005】ここで、拡散符号C1,C2,…,Cnは
通常、自己相関特性の良好な符号系列(相関をとる二つ
の符号系列の時間オフセットをτとすると、τ=0のと
ころでのみ強い相関値をとり、他では相関値が小さい)
で、かつ相互相関特性が良好な符号系列、すなわち他の
拡散符号との相関が低い符号系列(相互相関値が任意の
時間オフセットである一定値より小さい符号系列)が選
ばれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な拡散符号の要求を満たす符号系列のクラスは少なく、
また各クラスに含まれる拡散符号の数も少ない。従っ
て、通信チャネル毎に異なる拡散符号を割り当てる従来
のCDMA通信システムでは、使用できる通信チャネル
数が少なく、加入者容量の大きい移動通信システムには
適さないという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、限られた数の拡散符号を
用いて通信チャネル数を効果的に増加できるCDMA方
式の移動通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基地局
と複数の移動局を有し、基地局と移動局との間で符号分
割多重を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、
基地局は複数の情報系列を同一の拡散符号を用いて拡散
した後、送信電力に応じて設定された送信タイミングオ
フセット間隔で送信タイミングをオフセットさせて送信
する送信装置を有することを基本的な特徴とする。
【0009】一方、移動局は基地局の送信装置から送信
される信号のうち当該移動局に対して予め定められた送
信タイミングで送信されてきた一つの信号を受信し、こ
の受信した信号を送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散
符号を用いて逆拡散して情報系列を得る受信装置を有す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】このように本発明のCDMA移動通信システム
では、基地局において複数の情報系列を同一の拡散符号
を用いて拡散し、拡散したそれぞれの信号を異なる送信
タイミングで移動局へ向けて送信することによって、拡
散したそれぞれの信号に固有の送信タイミングオフセッ
トを持たせた送信タイミングオフセット多重化を行うこ
とにより、同一の拡散符号を用いながら送信タイミング
オフセット数に相当した数の通信チャネルが形成され
る。
【0011】また、本発明では特に基地局の送信装置に
おいて、送信タイミングオフセット間隔を送信電力に応
じて異ならせることで、例えば送信電力が小さい基地局
では送信タイミングオフセット間隔を狭くとって、多く
の移動局を収容可能とし、送信電力の大きい基地局では
送信タイミングオフセット間隔を広くとって、ディレイ
プロファイルの重なりを避けるようにする。
【0012】一方、各移動局では、送信されてきた信号
のうち、当該移動局すなわち自局に対して予め定められ
た送信タイミングで送信されてきた信号のみを受信し、
これを送信装置で使用したのと同じ拡散符号を用いて逆
拡散することにより、元の情報系列が再生される。この
場合、基地局側で送信電力に応じて送信タイミングオフ
セット間隔を設定していることにより、送信電力が大き
い基地局から移動局に送信されてきた信号についても、
受信すべきディレイプロファイルの部分のみを取り込ん
で情報系列を正しく再生することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
基地局に設けられる送信装置の構成を示すブロック図で
あり、n台の移動局に対して同時に送信を行う送信装置
について示している。
【0014】図1において、拡散符号生成回路10は制
御部31により制御され、情報系列S1,S2,…,S
nに同期して拡散符号を生成する。乗算器11,12,
…,1nは、情報系列S1,S2,…,Snに拡散符号
生成回路10から供給される同一の拡散符号を乗じるこ
とによって、情報系列S1,S2,…,Snを拡散する
処理を行う。
【0015】送信タイミング調整回路21,22,…2
nは制御部31により制御され、乗算器11,12,
…,1nの出力信号に対して、n台の移動局にそれぞれ
対応した異なる遅延量(オフセット)を与えることで送
信タイミングを調整する。この操作を送信タイミングオ
フセットという。具体的には、制御部31は送信タイミ
ング調整回路21,22,…,2nに対して基準シンボ
ルタイミングの間隔を指令する。送信タイミング設定部
32は、上記基準シンボルタイミングの間隔を設定し、
制御部31に通知するものである。
【0016】合成器33は、送信タイミング調整回路2
1,22,…2nの出力信号を合成することにより送信
信号を生成し、送信回路34に送る。送信回路34は、
制御部31から送信電力の指定を受け、合成器33から
の送信信号を指定された送信電力で送信する。制御部3
1は、送信回路34に送る送信電力指定情報に応じて送
信タイミング調整回路21,22,…,2nに対し上述
した基準シンボルタイミングの間隔を指令するものとす
る。すなわち、制御部31は送信回路34に対して指定
する送信電力が大きいときは基準シンボルタイミングの
間隔を広く設定し、逆に指定する送信電力が小さいとき
は基準シンボルタイミングの間隔を狭く設定する。
【0017】図2は、2つの基地局がそれぞれ属する2
つのセルを示したものであり、セル1における送信電力
はセル2のそれよりも大きいものとする。ここで、送信
タイミング設定部32は上述したように、送信電力に応
じて制御部31に通知する基準シンボルタイミングの間
隔を設定する。これにより、送信タイミングオフセット
間隔は送信電力に応じて設定される。本実施例では、各
基地局の送信電力以外の条件、すなわち設置位置の地
形、アンテナの高さおよび指向性等はほぼ同一とする。
この場合、図2に示したようにセル1のサービスエリア
はセル2のサービスエリアより広いことが予測できる。
【0018】次に、この送信装置の動作を説明する。送
信すべき情報系列S1,S2,…,Snは、乗算器1
1,12,…,1nによって拡散信号生成回路10から
の同一の拡散信号により拡散され、送信タイミング調整
回路21,22,…,2nで遅延されて送信タイミング
が調整された後、合成器33で合成されることにより、
送信電力に応じた送信タイミングオフセット間隔で送信
タイミングオフセット多重化された送信信号が生成され
る。生成された送信信号は、図示しない送信回路部より
出力され、無線回線を経てn台の移動局へ向けて送信さ
れる。
【0019】ところで、移動通信システムではセルの大
きさが大きくなると、基地局と移動局との距離が離れる
可能性が高くなり、距離の離れた移動局では遅延時間の
大きいマルチパスを受け易くなる。この場合、基地局の
送信装置で、図3(a)に示すように基準シンボルタイ
ミングオフセットにより送信タイミングオフセットを行
ったとすると、遅延量の大きいマルチパスを受けた移動
局では、ディレイスプレッドが大きく広がってしまう。
従って、基準シンボルタイミングオフセット間隔が短い
と、移動局の受信装置における相関出力は、場合によっ
ては図3(b)に示すように互いに隣接する基準シンボ
ルタイミングでの相関出力のディレイスプレッドが重な
り合ってしまい、元の情報系列を正しく再生できなくな
る可能性がある。
【0020】これに対し、本発明では送信タイミングオ
フセット間隔を送信電力に応じて設定することにより、
このような問題が回避される。図4(a)(b)は、本
実施例におけるセル1およびセル2に属する基地局の送
信装置での送信タイミングオフセットの例を基準シンボ
ルタイミングによって表したものである。
【0021】セル1の基地局の送信装置においては、図
4(a)に示すように情報系列S1,S2,…,Snの
1シンボル長Tsで規定される時間内に複数(n)の基
準シンボルタイミングT11,T12,…,T1nが設
定され、それぞれの基準シンボルタイミングに対応する
遅延量が送信タイミング調整回路21,22,…2nに
よって与えられる。Aを基準時刻とすれば、この基準時
刻Aに対する各基準シンボルタイミングの遅延量はタイ
ミングT11ではd11、T12ではd12、そしてT
1nではd1nである。基準シンボルタイミングT1
1,T12,…,T1nの時間間隔は、基地局の送信装
置の送信電力の大きさで推定したサービスエリア内での
移動局の受信時のディレイスプレッドとガードタイムの
和に相当する値程度に設定される。
【0022】セル2の基地局の送信装置においても、図
4(b)に示すように基準シンボルタイミングT21,
T22,…,T2nが設定され、基準時刻Aに対する遅
延量はタイミングT21ではd21、T22ではd2
2、そしてT2nではd2nである。そして、基準シン
ボルタイミングT21,T22,…,T2nの時間間隔
は、やはり基地局の送信装置の送信電力の大きさで推定
したサービスエリア内での移動局の受信時のディレイス
プレッドとガードタイムの和に相当する値程度に設定さ
れる。
【0023】ここで、セル1とセル2は図2に示したよ
うに、基地局の送信電力の違いによってサービスエリア
の大きさが異なり、基地局の送信電力の大きい、すなわ
ちサービスエリアの大きいセル1では、そのエリア内の
場所によってはディレイスプレッドが大きく広がる確率
が高いことを考慮して、図4(a)(b)に示すように
基準シンボルタイミングd11,d12,…,d1nの
オフセット間隔(d11,d12−d11,…)をセル
2における基準シンボルタイミングd21,d22,
…,d2nのオフセット間隔(d21,d22−d2
1,…)より大きくとっている。
【0024】図5は、図1の送信装置から送信される信
号を受信するための、各移動局にそれぞれ設けられる受
信装置の構成を示すブロック図であり、相関器としてマ
ッチドフィルタを用いた例を示している。この受信装置
はマッチドフィルタ41、復調器42、基準シンボルタ
イミング抽出回路43、制御部44および受信タイミン
グ設定部45からなる。マッチドフィルタ41は、制御
部44から与えられた拡散符号と受信信号との相関を検
出する。基準シンボルタイミング抽出回路43は、マッ
チドフィルタ41の相関出力から自局に対する信号の受
信タイミングを抽出し、その受信タイミングを復調器4
2に通知する。
【0025】復調器42は、マッチドフィルタ41の出
力と基準シンボルタイミング抽出回路43の出力に基づ
いて元の情報系列Si(i=1,2,…,n)を再生す
る。この復調器42としては、RAKE復調器が好適で
ある。RAKE復調器の詳細については、例えば文献
2:U.Grob,A.L.Welti,E.Zollinger,R.Kung and H.Kauf
mann,"Microcellular Direct-Sequence Spread-Spectru
m Radio System Using N-Path RAKE Receiver",IEEE JS
AC,Vol.SAC-8,No.5,pp.772-780,June,1990に述べられて
いる。
【0026】制御部44は、マッチドフィルタ41に拡
散符号を与えるとともに、基準シンボルタイミング抽出
回路43のタイミング抽出時に自局情報を与える。受信
タイミング設定部45は、受信タイミングの間隔を設定
し、それを制御部44に通知するものである。
【0027】次に、この移動局に設けられる受信装置の
動作を説明する。受信信号、すなわち図1に示した構成
の基地局における送信装置から送信され、図5に示した
受信装置で受信された信号は、まずマッチドフィルタ4
1に入力される。マッチドフィルタ41は、制御部44
から図1の送信装置において拡散符号生成回路10で生
成された拡散符号と同じ拡散符号が与えられており、こ
の拡散符号と受信信号との相関をとることで逆拡散処理
を行って相関出力を発生する。
【0028】図6(a)(b)は、セル1およびセル2
に位置する移動局におけるマッチドフィルタ41の相関
出力の一例であり、横軸は時間、縦軸は相関値である。
前述したように図5の受信装置の受信信号、すなわち図
1の送信装置から出力される送信信号は、送信タイミン
グオフセット多重化されているので、セル1においては
基準シンボルタイミングT11〜T1nに対応する時間
位置、またセル2においては基準シンボルタイミングT
21〜T2nに対応する時間位置で、それぞれ大きな相
関値が検出される。
【0029】基準シンボルタイミング抽出回路43は、
制御部44から予め自局に対して送信される信号の受信
タイミングに関する情報、例えば図4における基準時刻
Aと該時刻Aに対する各基準シンボルタイミングの遅延
量の情報が知らされており、この情報に従いマッチドフ
ィルタ41の出力から自局の受信タイミングを認識す
る。そして、基準シンボルタイミング抽出回路43は、
この受信タイミングが到来したことを検出すると、それ
を復調器42へ通知する。復調器42は、基準シンボル
タイミング抽出回路43から通知された自局の受信タイ
ミングでのマッチドフィルタ41の出力から、自局に対
する情報系列Si(i=1,2,…,n)を再生する。
【0030】セル1とセル2を比較すると、図2に示し
たようにセル1の方がセル2より送信電力が大きいため
にサービスエリアが広いので、ディレイスプレッドがよ
り広がっているが、本実施例では図3に示したようにセ
ル1における送信タイミングオフセット間隔をセル2に
おける送信タイミングオフセット間隔より大きくとって
いる。従って、セル1においても、移動局の受信装置で
マッチドフィルタ41の相関出力から受信すべきプロフ
ァイルの部分のみを取り込んで、情報系列Siを正しく
再生することができる。
【0031】拡散符号を用いた直接拡散−符号分割多重
(DS−CDMA)方式では、同一の拡散符号系列を持
つ複数の移動局への信号を同時に送信しても、それらの
ディレイプロファイルが重ならなければ、各移動局にお
いて受信すべきプロファイルの部分のみを取り込んで情
報系列を再生することができる。このことは、送信タイ
ミングオフセット多重化を行っても、各チャネルの情報
系列を独立に復調、復号できることを意味する。
【0032】従って、本発明のように送信電力に応じて
送信タイミングオフセット間隔(基準シンボルタイミン
グのオフセット間隔)を設定して、各情報系列のディレ
イプロファイルが重ならないように送信タイミングオフ
セット多重を行えば、一つの拡散符号で送信タイミング
オフセット数nと同数の独立した通信チャネルが得られ
る。これにより自己相関特性および相互相関特性の良い
限られた数の拡散符号を用いて、従来のn倍の通信チャ
ネルを得ることができることになり、通信容量の大きい
CDMA移動通信システムを実現することができる。
【0033】以上の説明では、基地局の送信電力を一定
としたが、送信電力制御を行う場合には、チャネルの制
御される送信電力の範囲の中で最大の送信電力に応じて
送信タイミングオフセット間隔を制御することにより、
上述と同様の効果を得ることができる。
【0034】なお、図5における復調器42としては、
例えば文献3:Akihiro Higashi,Tadashi Matsumoto,"B
ER Performance of Adaptive RAKE Diversity(ARD)in D
PSKDS/CDMA Mobile Radio",信学技報,SST92-16,1992年6
月や、特願平4−83947「スペクトラム拡散受信
機」に記載されたARD受信機を用いることも可能であ
る。
【0035】また、図5では相関器としてマッチドフィ
ルタ41を使用したが、複数の基準シンボルタイミング
を検出できる相関器であれば、スライディング相関器を
組み合わせたものなども利用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複
数の情報系列を共通の拡散符号を用いて拡散した後、送
信タイミングオフセット多重化を行って複数の移動局へ
送信する構成とすることにより、送信タイミングオフセ
ット数分の独立した通信チャネルを形成することが可能
である。
【0037】従って、自己相関特性および相互相関特性
の良好な少ない拡散符号のみしか含まない符号系列を用
いても、送信タイミングオフセット数倍の通信チャネル
を得ることができるため、加入者容量が大きく、しかも
チャネル選択の自由度が高いCDMA通信システムを実
現できる。
【0038】さらに、本発明では基地局の送信装置にお
ける送信タイミングオフセット間隔を送信電力に応じて
設定することによって、送信電力が小さい基地局では送
信タイミングオフセット間隔を狭くとることでより多く
の移動局を収容可能とし、送信電力が大きい基地局では
送信タイミングオフセット間隔を広くとることでディレ
イプロファイルの重なりを避けることにより、品質の高
い通信を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基地局に設置される
送信装置の構成を示すブロック図
【図2】移動通信システムにおける大きさの異なる2つ
のセルを示す図
【図3】送信タイミングオフセットの一例と受信側のデ
ィレイプロファイルが重なった場合の相関出力を示す図
【図4】同実施例におけるセル1およびセル2の基地局
での送信タイミングオフセットの一例を示す図
【図5】同実施例における移動局に設置される受信装置
の構成を示すブロック図
【図6】同実施例におけるセル1およびセル2の移動局
での相関出力の一例を示す図
【図7】従来のCDMA通信システムにおける送信装置
の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…拡散符号生成回路 11〜1n…
乗算器 21〜2n…送信タイミング調整回路 31…制御部 32…送信タイミング設定部 33…合成器 34…送信回路 41…マッチドフィルタ 42…復調器 43…基準シンボルタイミング抽出回路 44…制御部 45…受信タイミング設定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局と複数の移動局を有し、基地
    局と移動局との間で符号分割多重を用いて通信を行う移
    動通信システムにおいて、 前記基地局は、複数の情報系列を同一の拡散符号で拡散
    した後、送信電力に応じて設定された送信タイミングオ
    フセット間隔で送信タイミングをオフセットさせて送信
    する送信装置を有することを特徴とする移動通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】複数の基地局と複数の移動局を有し、基地
    局と移動局との間で符号分割多重を用いて通信を行う移
    動通信システムにおいて、 前記基地局は、複数の情報系列を同一の拡散符号で拡散
    した後、送信電力に応じて設定された送信タイミングオ
    フセット間隔で送信タイミングをオフセットさせて送信
    する送信装置を有し、 前記移動局は、前記基地局の送信装置から送信される信
    号のうち当該移動局に対して予め定められた送信タイミ
    ングで送信されてきた一つの信号を受信し、この受信し
    た信号を前記送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散符号
    を用いて逆拡散して情報系列を得る受信装置を有するこ
    とを特徴とする移動通信システム。
JP4344741A 1992-11-04 1992-12-24 移動通信用基地局送信装置および移動通信システム Expired - Fee Related JP2749238B2 (ja)

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