WO1999017174A1

WO1999017174A1 - Equipement electronique de petite taille

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Publication number: WO1999017174A1
Application number: PCT/JP1998/004404
Authority: WO
Inventors: Masahiro Sase
Original assignee: Citizen Watch Co., Ltd.
Priority date: 1997-10-01
Filing date: 1998-09-30
Publication date: 1999-04-08
Also published as: US6809705B1; CN1129050C; EP0962840A4; EP0962840B1; CN1241270A; EP0962840A1; DE69840826D1; BR9806270A; JPH11109067A

Description

明細書小型電子機器技術分野

本発明は、小型電子機器における情報表示部である例えば液晶パネル等の情報表示状態と表示シャットアウト状態の切り換えを行うシャツ夕の開閉制御に関するものであり、更に詳しくは表示シャツトァゥト状態における全体システムの消費電力を節約する技術に関するものである。背景技術

小型電子機器である例えば腕時計の情報表示部を情報表示状態と表示シャツトアウト状態の開閉に用いられる開閉シャツ夕装置は、従来より存在するが、従来の開閉シャツ夕装置は、メカニカルな機構を用いた方法がほとんどであった。またエレクトロニクス技術を用いたものでも、複雑なリンク機構をモー夕を駆動源として駆動し、また、その開閉制御の操作部材となる複雑なスィッチ機構により開閉シャッ夕の開閉を行っていた。

しかしながら、上記の従来の小型電子機器の開閉シャツ夕装置にあっては、複雑なリンク機構をモー夕を駆動源として駆動し、開閉制御の操作部材となる複雑なスィツチ機構により開閉シャツ夕の開閉を行っていた為に多大な消費電力を必要としていた。特に、該閧閉シャツ夕装置を腕時計に適用して、腕に装着した場合、腕時計本体部分の上方に前記開閉シャツ夕装置を配置するため、厚みが大きく、重くなつて腕に装着しづらいだけでなく、腕時計のような小型電子機器においては小型のボタン電池しか搭載できず消費電力を少なくする配慮がさらに必要であった。

本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、全体システムの消費電力が小さく、小型、軽量な表示の開閉シャツ夕付きの小型電子機器を提供することにある。発明の開示

上記の目的を達成するために、本発明に係る小型電子機器は、情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドラィブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置とを備えた小型電子機器において、前記表示装置の情報表示の表示状態と表示装置の情報表示が見えない表示シャットアウト状態との切り換え制御を行う表示シャットァゥト制御手段と前記表示シャツトァゥト制御手段により駆動されて表示シャットァゥト状態を作るシャツ夕手段と、前記表示シャツトァゥト状態で前記表示シャツトァゥト制御手段からの制御に基づき動作を停止する前記表示ドライブ手段とを有することを特徴とする。

これによつて、表示シャツトアウト状態では表示ドライブ手段の動作を停止させることで、全体システムの消費電力が小さくでき、腕時計にも搭載することのできるぐらい消費電力の少ない表示の開閉シャツ夕付きの小型電子機器を実現できる。

また、前記表示装置の情報表示状態から表示シャツトアウト状態への切り換え制御時間を自由に設定し、シャツ夕を開いておく情報表示状態の数秒間を除く表示シャットアウト状態にて表示ドライブ手段の動作を停止させることとすれば極めて多大な節電効果を導き出せる。

また、シャツ夕手段を表示装置内に設けた液晶を用いた液晶シャツ夕手段として表示シャットアウトするようにすることができる。これによつて、節電効果をさらに増すことができる。

さらに、前記液晶シャッ夕手段に反射型偏向板を用いることもできる。

これによつて、前記表示装置の表示部に表示シャツトアウト状態において外部光源からの入射に対して金属光沢を持たせることができ多様な表示が可能となるまた、表示シャツトァゥト制御手段をスィツチ手段からの信号に基づいて制御されるようにし、スィツチ手段として手動スィツチの外にセンサスィツチを用いれば、種々のセンシングによるスイッチングが可能となる。また、ベジャ一等からの電波信号を受信して、スィツチの入るスィツチ手段を用いることも可能である W

また、情報発生手段からの情報は時刻情報とし、表示装置に設けられた情報表示部は前記情報発生手段からの時刻情報に基づき、指針で時刻情報を表示する指針式時計として、アナログ時計の表示形式を容易に活用できる。

さらに小型電子機器に、表示シャツトァゥト状態から再び時刻情報表示状態へ戻るまで表示シャツトァゥト状態の経過時間情報を管理するための情報復活手段を備えて、情報復活手段が、時刻情報表示状態へ復活したときに情報復活手段内の経過時間情報に基づき、指針式時計の指針を現在時刻まで復活駆動するように構成することにより、アナログ時計の停止によった遅れを正確な時間に自動復帰できる。

また、情報復活手段は、表示シャットアウト制御手段からの制御に基づき、時刻情報表示状態が表示シャットアウト状態へ切り換わったときからカウント動作を開始し、再び時刻情報表示状態へ戻つたときにカウント動作を停止するまでのカウント値を経過時間情報として保持するとともに、前記カウント値に基づいて前記復活駆動させるための復活駆動信号を作成し、前記表示ドライブ手段へ前記復活駆動信号を供給するようにして、アナログ時計の停止によつた遅れを正確な時間に自動復帰できる。

また、復活駆動信号は、通常の駆動信号よりも駆動信号の出現周期の早い早送り用駆動信号として、早期にアナログ時計の正確な時刻への復帰を可能とできる図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る小型電子機器の実施の形態 1のシステムプロック図である。

図 2は、図 1の小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

図 3は、本発明に係る小型電子機器の実施の形態 2のシステムブロック図である

図 4は、図 3の小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

図 5は、本発明に係る小型電子機器の実施の形態 3のシステムプロック図である

図 6は、図 5の小型電子機器の平面図を示す。（a ) は、シャツ夕が開いた状態を示す平面図、（b ) は、シャツ夕が閉じた状態を示す平面図である。

図 7は、図 5の小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

図 8は、本発明に係る小型電子機器の実施の形態 4のシステムプロック図である。

図 9は、図 8の小型電子機器の平面図を示す。（a ) は、シャツ夕が開いた状態を示す平面図、（b ) は、シャツ夕が閉じた状態を示す平面図である。

図 1 0は、図 8の小型電子機器の実施の形態 4の表示部の概略構成斜視図である発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

本発明に係る小型電子機器の実施の形態 1を図 1及び図 2に示す。

図 1は本発明に係る小型電子機器の実施の形態 1を示すシステムプロック図、図 2は同小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

本発明に係る小型電子機器の実施の形態 1をアナログクォーツ時計 Aを例にとつて説明する。図 1において、情報発生手段 1は、基準信号発生回路 2と時刻情報発生回路 5により成り、更に基準信号発生回路 2は、時間基準源 3と分周回路 4より構成されている。そして時間基準源 3は、時間基準信号（ 3 2 7 6 8 H z ) を発生する。また、分周回路 4は、時間基準源 3からの時間基準信号を入力とする複数段の分周器より成り、所定の基準信号の信号群を出力する。

次に、時刻情報発生回路 5は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき時刻信号である 1分ステップ信号（通常の駆動信号）を出力する。そして、モー夕駆動回路である表示ドライブ手段 6は、情報表示状態では前記 1分ステツプ信号に基づき、 1分駆動信号を出力する。また、表示装置 7の情報表示部 8は、パルスモ一夕と該パルスモー夕に連動する輪列と該輪列に取り付けられた針（時分針）より構成され、情報表示状態では前記 1分駆動信号に基づき運針表示を行 ο。

以上の様に構成された時計 Aの表示装置 7の情報表示部 8と一体又は、別体に構成されるシャツ夕部 Bの液晶パネルからなるシャツ夕手段としての液晶シャツ夕手段 1 3は、図 2 (分解して図示）に示すように液晶セル 2 0を挟む様に吸収型偏向板 2 1と反射型偏向板 2 2が層状に配設されている。更に、その上方に風防ガラス 2 3が配置されている。そして、後述する実施の形態 4の図 1 0に示すように、前記吸収型偏向板 2 1は、一方の偏向軸が透過軸 Xであり、他方は吸収軸からなる吸収型偏向板とし、反射型偏向板 2 2は、一方の偏向軸が透過軸 Xであり、他方は反射軸 Yからなる反射型偏向板としている。そして、本実施形態に利用する反射型偏向板は、実際には、住友スリーェム株式会社のオプティカルフイルム D B E F (商品名）を使用する。また、実験的には、メタルグリッド型偏向板（0 . 2〃mピヅチの金属グリッドをガラス上に形成）、液晶と位相差板の組み合わせを利用した。

また、上記した偏向板の特性を液晶セル 2 0を挟まない状態で説明すると、吸収型偏向板 2 1か反射型偏向板 2 2のいずれか一方の偏向板を固定し、他方の偏向板を回転させると、吸収型偏向板 2 1の透過軸 Xと反射型偏向板 2 2の透過軸 Xが平行する角度（0 ° ) では、透過特性を示し、吸収型偏向板 2 1の透過軸 X に対して反射型偏向板 2 2の反射軸 Yが直交（9 0 ° ) の場合には、反射強度が大きくでる。そのため、外部光源により光沢のある反射特性が得られ、時計の風防ガラス 2 3からの光の入射に対して金属光沢（メタリック調）の色調のあるシャッ夕を構成できる。また、前記吸収型偏向板 2 1を反射型偏向板とし、反射型偏向板 2 2を吸収型偏向板としてもすなわち両偏向板の上下関係を入れ替えても、上記と同様の作用効果が得られる。

そして、上記したシャツ夕部 Bの液晶シャツ夕手段 1 3をシャツ夕として駆動させるには、図 1に示すように、例えば装着感知センサスイッチ、角度（傾斜）センサスィッチ、夕ツチセンサ、ショックセンサ、水圧を検知する水感センサ等より成る、スィッチ手段 9より出力されたスイッチング信号は、シャツ夕開閉を制御する制御手段としての制御回路 1 1とシャツ夕を駆動する液晶シャツ夕ドライブ手段としての液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2より成る表示シャツトアウト制御手段 1 0に制御信号として入力され、表示装置 7のシャツ夕手段としての液晶シャツ夕手段 1 3に含まれる前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御しシャツ夕の開閉を行う。また、前記液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2は、前記基準信号発生回路 2の所定の基準信号が供給され、液晶シャツ夕手段 1 3をドライブする為のシャッ夕駆動信号が形成される。

また、前記表示シャットアウト制御手段 1 0の制御回路 1 1からは液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2へのシャツ夕閧閉のための制御信号と、表示シャットアウト状態時に出力される全体システムの節電を制御するための節電制御信号を表示ドライブ手段 6に出力する。

表示シャツトアウト状態では前記節電制御信号が出力され、モー夕駆動回路である表示ドライブ手段 6は節電制御信号に基づき駆動信号を出力する動作を停止し、従って前記 1分駆動信号に基づく運針表示は停止し全体システムの消費電力が削減でき節電状態となる。すなわち、モータ駆動回路である表示ドライブ手段 6の停止による消費電力削減および運針表示の停止による消費電力削減が行われる。また、この状態においては後述する復活時刻情報発生回路 5 5では、前記表示シャツトァゥト制御手段 1 0からの節電制御信号の制御に基づき、運針表示を停止している間の経過時間を時刻情報発生回路 5から入力されている前記 1分ステヅプ信号をカウントし記憶している。

情報復活手段である復活時刻情報発生回路 5 5は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号と、時刻情報発生回路 5からの 1分ステップ信号と、表示シャツトァゥト制御手段 1 0の制御回路 1 1からの節電制御信号とを入力としている。そして表示シャツトァゥト状態から情報表示状態への切替がスィツチ手段 9により行われる。スィッチ手段 9からの信号に基づき、前記節電制御信号の出力がなくなる。この時、復活時刻情報発生回路 5 5は節電停止モードから時刻表示の正しい通常時刻表示モードへ切り換える為に、記憶していた、運針表示を停止していた間の経過時間分を回復するための、通常の駆動信号に比べてステップ信号の出現周期の短い 6 4 H zの早送りステップ信号（早送り用駆動信号）を出力する c このとき、モー夕駆動回路である表示ドライブ手段 6は、情報表示状態では前記早送りステップ信号に基づき、 6 4 H z駆動信号を出力する。また、表示装置 7の情報表示部 8は、パルスモー夕と該パルスモー夕に連動する輪列と該輪列に取り付けられた針（時分針）が前記 6 4 H z駆動信号に基づき早送り運針表示を行い、正しい時刻表示に戻る。情報復活手段として復活時刻情報発生回路 5 5を用いた経過時間をカウント記憶しておいて現在時刻に復活する方法とは別に、表示シャツトァゥト時の指針位置を記憶しておく指針位置力ゥン夕と時刻情報発生回路 5 (あるいは現在時刻力ゥン夕）との差分を両カウン夕が一致するまで復活させてもよい。

本発明に係る小型電子機器の実施の形態 2を図 3及び図 4に示す。

図 3は本発明に係る小型電子機器の実施の形態 2のシステムブロック図、図 4 は同小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

小型電子機器の実施の形態 2をデジタルクォーツ時計 A 1を例にとって説明する。さて、図 3において、情報発生手段 1 0 0の時刻情報発生回路 5 0、表示ドライブ手段 6 0、情報表示部 8 0、夕イマ制御回路 1 4以外、基本的に実施の形態 1と同様なため同一符号を付し説明を省略する。

そして、時刻カウン夕である時刻情報発生回路 5 0は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき、時刻をカウントし時刻信号を出力する。液晶ドラィバである表示ドライブ手段 6 0は、情報表示状態では前記時刻信号に基づき表示ドライブ信号を出力する。また、情報表示部 8 0である液晶パネルは、情報表示状態では表示ドライブ信号に基づき時刻のデジ夕ル表示を行う。

そして、実施の形態 1と同様に構成されたシャツ夕部 B 1の液晶パネルである液晶シャツ夕手段 1 3は、図 4に示すように時計 A 1の表示装置 7 0の情報表示部 8 0の上方に、配置される。

そして、上記したシャヅ夕部 B 1の液晶シャツ夕手段 1 3をシャツ夕として駆動させるには、実施の形態 1と同様に、スィッチ手段 9より出力されたスィッチング信号は、シャツ夕開閉を制御する制御回路 1 1とシャツ夕を駆動する液晶シャッ夕ドライブ回路 1 2より成る表示シャツトァゥト制御手段 1 0に制御信号として入力され、表示装置 7 0の液晶シャツ夕手段 1 3である前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御しシャツ夕の開閉を行う。

図 3に示すように、前記スィツチ手段 9のスィツチング信号に基づき前記液晶シャツ夕手段 1 3が表示シャツトァゥト状態から情報表示状態に切り換わる。この実施の形態 2で更に設けたタイマカウント動作する夕イマ制御回路 1 4 (タイマカウント開始は前記スィツチ手段 9からのスィツチング信号に基づく）の制御すなわちタイマ制御回路 1 4からタイムアップにより出力される閉信号は、表示シャットァゥト制御手段 1 0に閉信号として入力制御され、表示シャットアウトを制御する信号として、表示装置 7 0の液晶シャツ夕手段 1 3である前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御し液晶パネルの表示を再びシャットァゥ卜する。従って、前記夕イマ制御回路 1 4に所望の制御時間（例えば 5秒）を入力設定することにより液晶シャツ夕手段 1 3のシャツ夕が開いている時間（例えば 5秒）を自在に制御することができる。

また、前記表示シャットアウト制御手段 1 0の制御回路 1 1からは、液晶シャヅ夕ドライブ回路 1 2へのシャツ夕開閉のための制御信号と、表示シャツトァゥト状態時に出力される全体システムの節電を制御するための節電制御信号を表示ドライブ手段 6 0に出力する。

表示シャツトァゥト状態では前記節電制御信号が出力され、液晶ドライバである表示ドライプ手段 6 0は節電制御信号に基づき表示ドライブ信号を出力する動作を停止し、従って前記表示ドライブ信号に基づく液晶表示動作は停止し全体システムの消費電力が削減され節電状態となる。すなわち、液晶ドライバである表示ドライブ手段 6 0の停止による消費電力削減および液晶表示動作の停止による消費電力削減が行われる。

また、使用目的に応じて、前記夕イマ制御回路 1 4から出力される信号は閧信号とし、前記スィッチ手段 9の出力は閉信号であってもよい。そして、いずれの場合もリセット（R ) 機能等により夕イマカウント動作は開始する。

本発明に係る小型電子機器の実施の形態 3を図 5から図 7により示す。

図 5は本発明に係る小型電子機器の実施の形態 3のシステムブロック図、図 6 の（a ) は、同小型電子機器のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 6の（b ) は、同小型電子機器のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図、図 7は、同小型電子機器の表示部の概略構成斜視図である。

小型電子機器の実施の形態 3をデジタルクオーヅ時計 A 2を例にとって説明する。図 5において、情報発生手段 1 0 1は、実施の形態 2の情報発生手段 1 0 0 にクロノ情報発生回路 1 5を更に設けたこと及び第 1表示ドライブ手段 6 1、第 2表示ドライブ手段 6 2、表示装置 1 7以外は、同様の構成となるため同一の符号を付して説明を省略する。

時刻情報発生回路 5 0である時刻カウン夕は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき、時刻をカウントし時刻信号を出力する。そして、第 1表示ドライブ手段 6 1である液晶ドライバは、前記時刻信号に基づき表示ドライブ信号を表示装置 1 7である液晶表示パネル 2 0 Dに与える。液晶表示パネル 2 0 D は、液晶セル 2 0 1を挟む様に吸収型偏向板 2 1 0と吸収型偏向板 2 1 1が層状に配設されている。そして、前記液晶表示パネル 2 0 Dの時刻表示部 5 Dに時刻表示される。

また、同様にクロノカウン夕を含むクロノ情報発生回路 1 5は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づきクロノ計測時間をカウントしクロノ信号を出力する。そして、液晶ドライバである第 2表示ドライブ手段 6 2は、前記クロノ信号に基づき表示ドライブ信号を前記液晶表示パネル 2 0 Dのクロノ表示部 1 5 Dにクロノ情報であるストップウォッチ（クロノ計測）の機能として表示される。そして、前記クロノ情報発生回路 1 5の作動及び停止、ゼロリセットは、スィツチシャツ夕装置 1 8の操作スィツチ信号によりなされる。

次に、シャツ夕部 B 2のスィツチシャッ夕装置 1 8をシャツ夕として駆動させる動作を説明する。実施の形態 1と同様に、スィッチ手段 9より出力されたスィツチング信号は、シャツ夕開閉を制御する制御手段としての開閉制御回路 1 1 1 とスィツチシャツ夕を駆動する液晶シャツ夕ドライブ手段としての開閉ドライブ回路 1 3 0より成る表示シャツトァゥト制御手段としてのシャツ夕制御手段 1 1 0に制御信号として入力される。これによりシャツ夕制御手段 1 1 0から出力される制御信号が、シャッ夕手段としてのスィツチシャヅ夕装置 1 8のシャヅ夕閧閉を制御する。また、開閉ドライブ回路 1 3 0に、前記基準信号発生回路 2からの基準信号を供給して、スィツチシャツ夕装置 1 8をドライブするための駆動信号を形成している。

上記スィヅチシャヅ夕装置 1 8を構成する液晶シャヅ夕パネル 2 O Aは、図 7 に示すように時刻情報シャッ夕窓部 5 Aとクロノ情報シャツ夕窓部 1 5 A及びス夕一ト /ストヅプスィヅチ窓部 3 1 Aとリセヅトスィツチ窓部 3 2 Aがセグメントされた液晶セル 2 0 2を挟む様に吸収型偏向板 2 1と反射型偏向板 2 2が層状に配設されている。

そして、上記したシャツ夕部 B 2のスィッチシャツ夕装置 1 8は、実施の形態 1と同様なスィツチ手段 9がスィツチング信号を発生した場合、前記液晶シャツ夕パネル 2 O Aの液晶セル 2 0 2にセグメントして形成された、時刻情報シャツ夕窓部 5 Aとクロノ情報シャヅ夕窓部 1 5 A及びスタート/ストップスイッチ窓部 3 1 Aとリセットスィツチ窓部 3 2 Aが電圧印加により表示状態となる。このため下方に位置する表示装置 1 7の時刻表示部 5 D及びクロノ表示部 1 5 Dに表示された時刻情報及びクロノ情報を風防ガラス 2 3を通して視認可能となる。次に、クロノ情報発生回路 1 5を作動、停止、ゼロリセットさせるスィッチ部材 3 1 , 3 2について説明すると、図 7に示すように風防ガラス 2 3の上表面と透明夕ツチパネル 2 4の下表面に、それぞれ透明電極を平面視略十字形に配置し、前記透明な夕ツチパネル 2 4の当該部分を押圧することにより両電極は接触し、スイッチングを検知する検知部 3 1 B， 3 2 Bを設ける。

また、反射板 3 0の反射面 3 0 Aにスィッチ文字 3 1 D , 3 2 Dをそれぞれ印刷等により設け、そして、前記検知部 3 1 B， 3 2 Bと前記スィッチ窓部 3 1 A， 3 2 A及び前記スィヅチ文字 3 1 D , 3 2 Dは平面視で形状が一致するように配置されている。従って、前記時刻表示部 5 D及びクロノ表示部 1 5 Dが表示されると同時に反射板 3 0の反射光により、スィッチ文字 3 1 D , 3 2 Dが電圧印加により表示状態（シャツ夕開状態）となる液晶シャツ夕パネル 2 O Aのスィッチ窓部 3 1 A , 3 2 Aを透過し、さらに風防ガラス 2 3と夕ヅチパネル 2 4に挟持された検知部 3 1 B， 3 2 Bをも透過し、スィツチ部材 3 1 , 3 2として、視認可能となる。そして、前記夕ツチパネル 2 4の検知部 3 1 B , 3 2 B部分を押圧することによりスィッチォン状態になり、前記クロノ情報発生回路 1 5を作動させることができる。

また、前記シャツ夕制御手段 1 1 0の開閉制御回路 1 1 1からは開閉ドライブ回路 1 3 0へのスィツチシャツ夕装置 1 8の開閉のための制御信号と、表示シャットァゥト状態に出力される全体システムの節電を制御するための節電制御信号を第 1表示ドライブ手段 6 1と第 2表示ドライブ手段 6 2へ出力する。

表示シャツトアウト状態では前記節電制御信号が出力され、液晶ドライバである第 1表示ドライブ手段 6 1および第 2表示ドライブ手段 6 2は節電制御信号に基づき表示ドライブ信号を出力する動作を停止し、従って前記表示ドライブ信号に基づく液晶表示動作は停止する。これにより全体システムの消費電力が削減でき節電状態となる。すなわち、液晶ドライバである表示ドライブ手段 6 0の停止による消費電力削減および液晶表示動作の停止による消費電力削減を行う。

本発明に係る小型電子機器の実施の形態 4を図 8から図 1 0に示す。

図 8は本発明に係る小型電子機器の実施の形態 4のシステムブロック図、図 9 の（a ) は、同小型電子機器のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 9の（b ) は、同小型電子機器のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図、図 1 0は、同小型電子機器の表示部の概略構成図である。

小型電子機器の実施の形態 4をデジタルクォーツ時計 A 3を例にとって説明するが、図 1 0に示すように本実施の形態において、実施の形態 3では、 2層の液晶パネルを使用したが、 1層の液晶パネルで同等の機能を持たせる様にした以外は、基本的に実施の形態 3と略同様の構成であるため同番号を符して詳細な説明は省略する。

スィツチ手段 9より出力されたスィツチング信号は、スィツチシャツ夕の開閉を制御する制御手段としての開閉制御回路 1 1 2とスィッチシャツ夕を駆動する液晶シャツ夕ドライブ手段としてのスィツチ開閉ドライブ回路 1 2 1より成る表示シャツトァゥト制御手段としてのスィツチ開閉制御手段 1 2 0に制御信号として入力され、シャツ夕手段としてのスイッチ開閉装置 8 1のシャツ夕開閉を制御する制御信号として出力される。また、前記スィッチ開閉ドライブ回路 1 2 1に前記基準信号発生手段 2 0 1からの所定の基準信号を供給して、スィツチ開閉装置 8 1をドライブするための駆動信号を形成している。

そして、図 9及び図 1 0に示すように、上記時刻情報発生手段 5 0及びクロノ情報発生手段 1 5に基づき液晶セル 2 0 0に実施の形態 3のセグメント表示に対してちようど反転（ネガ状態）された状態で設けられた時刻情報発生手段 5 0の表示セグメント 5 E及びクロノ情報発生手段 1 5の表示セグメント 1 5 Eが透過状態となり反射板 3 0の反射面 3 O Aよりの反射光が透過し表示情報が視認可能となる。次に、クロノ情報発生手段 1 5を作動、停止、ゼロリセットさせるスィッチ部材 3 1 , 3 2については、スィッチ文字 3 1 D， 3 2 Dが電圧印加により表示状態となる液晶表示シャツ夕パネル 3 0 0のスィツチ窓部 3 1 E , 3 2 Eを透過し、さらに風防ガラス 2 3と夕ヅチパネル 2 4に挟持された検知部 3 I B , 3 2 Bをも透過し、スィツチ部材 3 1 , 3 2として、視認可能となる。そして、前記夕ッチパネル 2 4の検知部 3 1 B , 3 2 B部分を押圧することによりスィヅチオン状態になり、前記クロノ情報発生手段 1 5を作動させることができることは、実施の形態 3と同様である。

また、前記スィツチ開閉制御手段 1 2 0の開閉制御回路 1 1 2からはスィッチ開閉ドライブ回路 1 2 1へのスイッチシャツ夕装置 1 8の開閉のための制御信号と、表示シャツトアウト状態に出力される全体システムの節電を制御するための節電制御信号を第 1表示ドライブ手段 6 1と第 2表示ドライブ手段 6 2とに出力する。

表示シャツトァゥト状態では前記節電制御信号が出力され、液晶ドライバである第 1表示ドライブ手段 6 1および第 2表示ドライブ手段 6 2は節電制御信号に基づき表示ドライブ信号を出力する動作を停止し、従って前記表示ドライブ信号に基づく液晶表示動作は停止する。これにより、全体システムの消費電力が削減でき節電状態となる。すなわち、液晶ドライバである表示ドライブ手段 6 0の停止による消費電力削減および液晶表示動作の停止による消費電力削減を行う。そして、図 1 0に図示した如く吸収型偏向板 2 1か反射型偏向板 2 2のいずれか一方の偏向板を固定し、他方の偏向板を回転させて配置し、吸収型偏向板 2 1 の透過軸 Xと反射型偏向板 2 2の透過軸 Xが平行する角度（0 ° ) であるとする c この場合、 9 0。ヅィストするヅイステツドネマテック（T N ) の液晶セル 2 0 0を挟んで液晶セルへの電圧印加なしの状態では、反射特性を示し、電圧印加がある状態（電圧印加されているセグメント）は、透過特性を示す。そのため、電圧印加なしの状態では、外部光源により光沢のある反射特性が得られ、時計の風防ガラス 2 3からの光の入射に対して金属光沢（メタリック調）の色調のあるシャッタを構成できる。また、両方の偏向板を反射型偏向板としても、上記と同様の作用効果が得られる。また、上記実施の形態 1から 4において上偏向板として吸収型偏向板 2 1を下偏向板として反射型偏向板 2 2を用いたが、上下の偏向板の両方とも反射型偏向板 2 2を用いること、あるいは上偏向板とし反射型偏向板 2 2を下偏向板として吸収型偏向板 2 1を用いることも実施の形態の一つとできる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかる小型電子機器は、腕時計、小型計算機、携帯電話、その他の小型の携帯電子機器に用いるのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドライブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置とを備えた小型電子機器において、前記表示装置の情報表示の表示状態と表示装置の情報表示が見えない表示シャツトァゥト状態との切り換え制御を行う表示シャツトァゥト制御手段と、前記表示シャツトァゥト制御手段により駆動されて表示シャツトァゥト状態を作るシャツ夕手段と、前記表示シャツトァゥト状態で前記表示シャツトァゥト制御手段からの制御に基づき動作を停止する前記表示ドライブ手段とを有することを特徴とする小型電子機器。

2 . 前記表示シャツトァゥト制御手段がスィッチ手段からの信号に基づいて制御されることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の小型電子機器。

3 . 前記シャツ夕手段は、液晶を用いた液晶シャツ夕手段であることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項記載の小型電子機器。

4 . 前記液晶シャツ夕手段に反射型偏向板を用いたことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の小型電子機器。

5 . 前記情報発生手段からの情報は時刻情報であり、前記表示装置に設けられた情報表示部は前記情報発生手段からの時刻情報に基づき、指針で時刻情報を表示する指針式時計であることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 4項のいずれかに記載の小型電子機器。

6 . 前記小型電子機器はさらに、表示シャットアウト状態から再び時刻情報表示状態へ戻るまで表示シャツトァゥト状態の経過時間情報を管理するための情報復活手段を有しており、該情報復活手段は、時刻情報表示状態へ復活した時に前記情報復活手段の経過時間情報に基づき、指針式時計の指針を現在時刻まで復活駆動するように構成したことを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の小型電子機器 _c

7 . 前記情報復活手段は、前記表示シャットアウト制御手段からの制御に基づき、時刻情報表示状態が表示シャツトァゥト状態へ切り換わったときからカウント動作を開始し、再び時刻情報表示状態へ戻つたときにカウント動作を停止するまでのカウント値を経過時間情報として保持するとともに、前記カウント値に基づいて前記復活駆動させるための復活駆動信号を作成し、前記表示ドライブ手段へ前記復活駆動信号を供給するように構成したことを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の小型電子機器。

8 . 前記復活駆動信号は、通常の駆動信号よりも駆動信号の出現周期の早い早送り用駆動信号であることを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の小型電子機器。