JP2500722B2 - 電気光学的表示装置を有する指針式時計 - Google Patents

電気光学的表示装置を有する指針式時計

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JP2500722B2
JP2500722B2 JP3361212A JP36121291A JP2500722B2 JP 2500722 B2 JP2500722 B2 JP 2500722B2 JP 3361212 A JP3361212 A JP 3361212A JP 36121291 A JP36121291 A JP 36121291A JP 2500722 B2 JP2500722 B2 JP 2500722B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は指針で時刻を指示する
と共に、電気光学的表示装置でデータを表示する電気光
学的表示装置を有する指針式時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指針式電子腕時計において、時刻
表示機能以外の他機能が行なえるように液晶表示パネル
によるデジタル表示部を備え、このデジタル表示部で日
付データ、アラーム時刻データ、ストップウォッチの計
測時間データ等を表示している。ところで、このような
指針式時計においては時刻表示機能以外の他機能が行な
えるので便利であるが、通常の使用時には指針による時
刻表示のみでよく、デジタル表示部は不要であり、デジ
タル表示部を用いて他機能を行なわせる頻度は極めて少
ないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような指針式時
計にあっては指針による時刻表示しか必要としない通常
時にもデジタル表示部が外部から見えてしまう。従っ
て、このようなデジタル表示部を有する指針式時計では
指針のみの時計に比べ装飾性に乏しく、高級感がないも
のであり、他機能が行なえるというメリットはあるが、
そのために腕時計として重要な要素である装飾性を犠牲
にしている。また、常にデジタル表示部が見えるためそ
こに何も表示されていないと、デザイン的におかしい
し、また電池切れではないかと錯覚する虞があるためデ
ジタル表示部でデータを表示する必要のない時にも、現
在時刻、日付等のデータを表示するようにしており、そ
のため電池寿命が指針のみの時計に比べ半分位になって
しまうし、また指針がデジタル表示部に重なった場合に
指針の時刻が読取りにくくなる。
【0004】実公昭61−30223号公報に示す如
く、通常はデジタル表示部が見えないように時計ケース
上側に窓部を有するカバーを回転自在に取付け、カバー
を回転させることにより必要時以外はデジタル表示部が
見えないようにすることが考えられている。しかしなが
ら、上記構成では時計ケース上側のカバーが常時見えて
いて、デザイン的にはかえって悪くなる。本発明は上述
した事情に鑑みてなされたもので、通常使用時の外観が
良く装飾性に優れ、かつ指針の時刻を読取り易く、しか
も消費電力が少ない電気光学的表示装置を有する指針式
時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、開口部が形成された文字板と、この文
字板上を指針を回転させることにより時刻を指示する指
針駆動装置と、文字板の開口部の下側に配置された電気
光学的表示装置と、文字板と電気光学的表示装置との間
に設けられ、開口窓が形成された目隠板と、この目隠板
の開口窓が文字板の開口部に対応していることを検出す
る検出手段と、この検出手段で文字板の開口部と目隠板
の開口窓とが対応していることが検出されている際に電
気光学的表示装置を駆動する表示制御手段とを備えたも
のである。
【0006】
【作用】通常は文字板の開口部が目隠板で塞がれ、普通
の指針式時計のようになり、装飾性が高く、高級感があ
り、しかも指針の時刻が読取り易い。時刻表示機能以外
の他機能を使用したい場合には目隠板を移動させて開口
窓を文字板の開口部に対応させる。これにより、電気光
学的表示装置が外部から見るようになると共に、検出手
段で目隠板の開口窓と文字板の開口部とが対応している
ことが検出され、電気光学的表示装置が駆動されてデー
タが表示される。このため、消費電力が少なくなるばか
りか、電気光学的表示装置の駆動開始、停止のためにス
イッチを操作することがなく便利である。
【0007】第1実施例 以下、図1から図7を参照して、この発明を電子腕時計
に適用した場合の第1実施例につき説明する。図1およ
び図2は電子腕時計の外観を示す。この電子腕時計1は
アナログ表示とデジタル表示とを兼ね備えたコンビネー
ションウォッチである。腕時計ケース2の上面には時計
ガラス3が装着され、内部には後述する時計モジュール
4が収納され、下面には裏蓋(図示せず)が設けられて
おり、側壁にはリューズ5および3つの押釦S2、S3
4が設けられているとともに、バンド取付部7、7が
前後に設けられている。時計モジュール4は時計の主要
部であり、後述するアナログムーブメント8と光学的表
示装置9とを備えた構成となっている。
【0008】図3はアナログムーブメント8の要部を示
す。このアナログムーブメント8は時針10a、分針1
0b、秒針10c等の指針10を運針させて時刻を指示
表示するもので、輪列機構11および時刻修正機構12
等より構成されている。すなわち、輪列機構11はステ
ップモータ(図示せず)により駆動されて指針10を運
針させるもので、地板13と輪列受け14との間に四番
車15が回転可能に取り付けられているとともに、この
四番車15の軸15aに二番車16が回転可能に取り付
けられ、地板13上における二番車16の筒軸16aに
筒車17が回転可能に取り付けられている。この場合、
四番車15は秒針10cを運針させるもので、その軸1
5aが地板13の上方へ突出し、この突出した先端に秒
針10cが取り付けられ、ステップモータの回転が中間
車(図示せず)を介して伝達され、これにより秒針10
cを運針する。二番車16は分針10bを運針させるも
ので、その筒軸16aが地板13の上方へ突出し、この
突出した先端に分針10bが取り付けられ、四番車15
の回転が三番車(図示せず)を介して伝達され、これに
より分針10bを運針する。筒車17は時針10aを運
針させるもので、その筒軸17aの上端に時針10aが
取り付けられ、二番車16の回転が日ノ裏車(図示せ
ず)を介して伝達され、これにより時針10aを運針す
る。
【0009】時刻修正機構12は指針10の時刻修正お
よび後述する目隠板24を回転させるもので、地板13
にスライドおよび回転可能に設けられた巻真18と、こ
の巻真18にスライド可能に取り付けられたツヅミ車1
9と、このツヅミ車19の先端側のクラウン歯19aが
係脱可能に噛み合う小鉄車20等より構成されている。
この場合、巻真18は細長い棒状をなし、その内側先端
にツヅミ車19がスプラインによりスライド可能に取り
付けられ、その近傍の段差凹部18a内にカンヌキ21
が配置され、他端が腕時計ケース2側へ延び、その外側
先端にリューズ5が取り付けられており、このリューズ
5を引くことにより、2段階に引き出されるように構成
されている。ツヅミ車19は内側面に小鉄車20に噛み
合う第1のクラウン歯19aが設けられ、外側面に後述
する目隠板24の内歯車24aに噛み合う第2のクラウ
ン歯19bが設けられ、中間の凹部19c内にオシドリ
22が配置され、通常は小鉄車20および目隠板24の
内歯車24aに噛み合わず、巻真18が1段引き出され
ると、小鉄車20側へ移動して第1のクラウン歯19a
が噛み合い、2段引き出されると反対方向へ移動して目
隠板24の内歯車24aに第2のクラウン歯19bが噛
み合う。小鉄車20はツヅミ車19の回転を輪列機構1
1の日ノ裏車(図示せず)に伝達するもので、地板13
の軸部13aに回転可能に取り付けられ、常時、日ノ裏
車に噛み合っている。
【0010】一方、上記のようなアナログムーブメント
8の地板13上には文字板23が指針10の下方に固定
されており、この文字板23の下側には目隠板24が回
転可能に配置され、さらにこの目隠板24の下側には光
学的表示装置9が配置されている。文字板23はその中
心に筒車17の筒軸17aが挿入する貫通孔23aが形
成されているとともに、この貫通孔23aと「6時」の
位置との間には図1および図2に示すように円形状の開
口部23bが形成されているとともに、文字板23の外
周縁には時字23cが設けられている。目隠板24は光
学的表示装置9を覆って文字板23の開口部23bを開
閉可能に塞ぐものであり、図4に示すように、円板状を
なし、その中心には文字板23の貫通孔23aと対応す
る貫通孔24bが形成され、その両側には扇状の開口窓
24c、24cが形成され、この開口窓24c、24c
と対応する外周面には突起24d、24dが外側へ突出
して設けられており、その下面外周付近には内歯車24
aが設けられている。したがって、この目隠板24はリ
ューズ5が2段引き出されてツヅミ車19の第2のクラ
ウン歯19bが内歯車24aに噛み合い、この状態でリ
ューズ5が回されると、指針軸(筒軸17a)を中心に
回転し、180度回転する毎に一方の扇状の開口窓24
cが文字板23の開口部23bと対応し、その下側の光
学的表示装置9が外部より見える。このような目隠板2
4の外周近傍における「6時」の位置には目隠板位置検
出スイッチS1が配置されている。このスイッチS1は光
学的表示装置9の通電のオン・オフを行なうもので、可
動接片25aと固定接片25bとよりなり、可動接片2
5aが目隠板24の突起24dにより押された際に固定
接片25bに接触してオン状態となり、光学的表示装置
9に通電がなされ、逆に固定接片25bから可動接片2
5aが離間するとオフ状態となり、光学的表示装置9へ
の通電が断たれる。このようなオフ状態の場合にはモー
ド切換等の他のスイッチ入力が不要となり、これらのス
イッチの誤動作を防ぐために、上述したスイッチS1
出力で他のスイッチの入力を制御することも可能にして
いる。また、光学的表示装置9は時刻、日付、ストップ
ウォッチ、アラーム等の情報をデジタル的に表示するも
ので、例えばドットマトリクス型の液晶表示装置よりな
り、目隠板24の下側における文字板23の開口部23
bと対応して配置され、図5および図6に示すようにド
ットにより文字および図形等のパターンで情報を表示す
る。すなわち、図5では文字板23の開口部23bと対
応する部分内に曜日「SUN」と日付「10・20」が
表示され、図6では月齢(月の満ち欠け)が表示され
る。この場合、月齢表示はカレンダーモードにして表示
されている日付とともに計算され、月齢モードにて表示
される。なお、これ以外にストップウォッチ、アラーム
等も表示可能となっている。
【0011】次に、図7を参照して、上記のような電子
腕時計の回路構成について説明する。図中26は発振回
路で、この発振回路26から出力される基準信号は分周
回路27で1Hzの信号に分周されてモータ駆動回路28
へ出力される。モータ駆動回路28では1Hzの信号が入
力される毎にステップモータ29に駆動パルスを出力し
てステップモータ29を回転する。ステップモータ29
の回転は輪列機構11を介して指針10に伝達され、指
針10を運針させて時刻を指示表示させる。
【0012】また、分周回路27から出力される1Hzの
信号は時刻計数回路30に与えられ、この時刻計数回路
30では1Hzの信号を計数して時、分、秒の時刻データ
を得て表示切換回路31に送出するとともに、1日周期
の信号を日付計数回路32に供給する。日付計数回路3
2では1日周期の信号を計数して月、日、曜日の日付デ
ータを得て表示切換回路31へ供給するとともに、日付
データを月齢算出回路33へ出力する。月齢算出回路3
3は日付データから当日の月齢を求めて月齢に対応する
図形データを表示切換回路31へ出力する。
【0013】表示切換回路31は時刻データ、日付デー
タ、図形データのうち、後述するスイッチS2で選択さ
れたデータを表示駆動回路34へ出力する。表示駆動回
路34は前述のスイッチS1からオン信号が与えられて
いるときのみ表示切換回路31から与えられているデー
タを光学的表示装置9で表示する。スイッチS1のオン
信号はスイッチS2、S3、S4の入力信号が与えられて
いるアンド回路35〜37に与えられ、スイッチS2
ときのみスイッチS2、S3、S4の操作出力がアンド回
路35〜37から出力する。
【0014】スイッチS2は光学的表示装置9に表示さ
れるデータを切り換えるスイッチで、スイッチS1がオ
ンのとき、スイッチS2の操作信号は表示切換回路31
に供給され、スイッチS2の操作毎に時刻、日付、月を
サイクリックに切り換え表示する。スイッチS3、S4
時刻、日付を修正するためのスイッチで、スイッチS1
がオンのときにスイッチS3、S4を操作すると、操作信
号が設定回路38へ出力され時刻、日付の修正が行なえ
る。
【0015】したがって、上記のような電子腕時計1に
よれば、光学的表示装置9による表示が不必要な場合に
は、リューズ5を2段引き出して回すことにより、目隠
板24を回転させ、この目隠板24で光学的表示装置9
を覆って図1に示すように文字板23の円形状の開口部
23bを塞ぐことができるので、光学的表示装置9が目
ざわりにならず、外観的にもデザイン的にも好ましく、
しかも目隠板24の外周面に設けられた突起24d、2
4dが目隠板24の回転とともにスイッチS1から離れ
てスイッチS1がオフ状態となり、光学的表示装置9へ
の通電を自動的に断つので、消費電力を節約することが
できる。この場合、目隠板24により文字板23の開口
部23bが塞がれると同時にスイッチS1がオフ状態と
なるので、このスイッチS1によりモード切換等の他の
スイッチS2、S3、S4の入力をも制御でき、誤動作を
防ぐこともできる。また、文字板23の開口部23bを
円形にし、光学的表示装置9をドットによるパターン表
示にしたので、文字および図形を表示することができる
とともに、月齢表示をも良好に行なうことができる。
【0016】第2実施例 次に、図8から図13を参照して、この発明の第2実施
例を説明する。この場合、上述した第1実施例と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0017】第8図から第11図は電子腕時計の使用状
態を示す。この電子腕時計はアナログ表示、デジタル表
示、月齢表示が可能なもので、アナログ表示モード、ア
ナログ/デジタル表示モード、月齢表示選択モード、月
齢表示モードの4種類に切り換わるようになっており、
時計ケース2の側壁には上述したリューズ5のほかに、
3つの押釦スイッチSa、Sb、Scが設けられてい
る。この場合、押釦スイッチSaはモード切換スイッチ
であり、他の2つの押釦スイッチSb、Scは時刻修正
用のスイッチである。また、月齢表示は図12に示すよ
うな目隠板40により行なわれる。すなわち、この目隠
板40は月齢表示を行なうとともに、その下側の光学的
表示装置9上を覆って文字板23の開口部23bを開閉
可能に塞ぐもので、上述した第1実施例と同様に、文字
板23と光学的表示装置9との間に回転可能に配置さ
れ、全体が円板状をなし、その中心に指針軸が挿通する
貫通孔40aが形成され、この貫通孔40aを境にして
上下側に「富士山」状の開口窓40b、40bが対称に
形成され、その下面外周縁には第1実施例と同様に内歯
車(図示せず)が設けられている。したがって、この目
隠板40は上述したリューズ5を2段引き出した状態で
回すことにより回転し、開口窓40b、40bが文字板
23の開口部23bに対応すると、光学的表示装置9が
外部から見える。また、この電子腕時計に組み込まれる
時計モジュールは上述したアナログムーブメント8およ
び光学的表示装置9以外に目隠板40を駆動するステッ
プモータおよびその輪列機構が設けられ、これらによっ
て駆動され、月齢表示を行なう。この場合、目隠板40
は対称に2つの開口窓40b、40bが設けられている
ので、59日間で1回転する。なお、光学的表示装置9
は第1実施例と異なり、月齢表示は行なわない。
【0018】次に、第13図を参照して、この電子腕時
計の回路構成について説明する。アナログ表示およびデ
ジタル表示は上述した第1実施例と同様に行なわれる。
すなわち、発振回路26から出力される基準信号は分周
回路27で1Hzの信号に分周されてモータ駆動回路28
へ出力され、モータ駆動回路28でステップモータ29
を駆動し、輪列機構11を介して指針10を運針させて
時刻を指示表示する。また、分周回路27から出力され
る1Hzの信号は時刻計数回路30に与えられ、時刻計数
回路30から時、分、秒の時刻データを得て表示切換回
路31に送出するとともに、1日周期の信号を日付計数
回路32を介して表示切換回路31に供給する。この場
合、日付計数回路32では1日周期の信号を計数して
月、日、曜日の日付データを得て表示切換回路31へ供
給するとともに、日付データを月齢算出回路33へ出力
する。そして、表示切換回路31で時刻データ、日付デ
ータのうち、後述する5進カウンタ41からの信号に基
づいてデータを選択し、この選択されたデータを表示駆
動回路34を介して光学的表示装置9で表示する。な
お、スイッチSb、Scは時刻修正用のスイッチで、設
定回路38へ与えられ、時刻、日付の修正が行なわれ
る。
【0019】一方、モード切換スイッチSaは光学的表
示装置9の表示を切り換えるもので、その操作出力がワ
ンショット回路42を介して5進カウンタ41に供給さ
れ、その内容を歩進する。すなわち、5進カウンタ41
は「0」〜「4」を出力し、その出力は表示切換回路3
1へ表示切換信号として供給されるとともに、「3」出
力は月齢算出回路33へ月齢表示指令信号として供給さ
れ、「4」出力は月齢算出回路33へモータ駆動パルス
発生指令信号として供給される。すなわち、この5進カ
ウンタ41は「0」出力のときに消去信号を表示切換回
路31へ与え、光学的表示装置9の駆動を停止させて図
8に示すように表示を消去させる。また、「1」出力の
ときには日付選択信号を表示切換回路31へ与え、図9
に示すように光学的表示装置9に日付データを表示さ
せ、「2」出力のときには時刻選択信号を表示切換回路
31へ与え、光学的表示装置9に時刻データを表示させ
る。「3」出力のときは月齢算出回路33を動作させ
て、その当日の月齢表示の合わせマーク9aを図10に
示すように光学的表示装置9に表示させる。なお、この
状態で、リューズ5を2段引き出して目隠板40を回転
させ、月齢表示の合わせマーク9aに目隠板40の位
置、つまり現在の月の弦の位置を合わせる。さらに、
「4」出力のときは消去信号を表示切換回路31に与え
て光学的表示装置9の表示を消去するとともに、月齢算
出回路33を動作させて1日1パルスの信号を月齢表示
用のモータ駆動回路53へ出力する。このモータ駆動回
路43は1日1パルスの信号に基づいて月齢表示用のス
テップモータ44を駆動し、月齢表示用の輪列機構45
を介して目隠板40を59日間で1回転するように回転
させ、自動的に月齢を表示させる。
【0020】次に、上記のように構成された電子腕時計
を使用する場合について説明する。まず、アナログ表示
のみで使用する場合には、リューズ5を2段引き出して
回すことにより、目隠板40を回転させ、その開口窓4
0b、40bでない部分を光学的表示装置9の上を覆っ
て文字板23の円形状の開口部23bを図8に示すよう
に塞ぐ。そのため、光学的表示装置9が目ざわりになら
ず、外観的にスッキリし、デザイン的に好ましいものと
なる。この状態で、リューズ5を元の状態に押し戻した
後、モード切換スイッチSaを1回押すと、その操作信
号がワンショット回路42を介して5進カウンタ41へ
与えられ、この5進カウンタ41から「0」出力が表示
切換回路31に与えられ、これにより光学的表示装置9
の駆動が停止されて表示が消去される。この結果、消費
電力を節約することができる。
【0021】また、アナログ/デジタル表示で使用する
場合には、上述と同様にリューズ5を2段引き出して回
すことにより、目隠板40を回転させてその開口窓40
b、40bの一方を文字板23の開口部23bと対応さ
せ、その下側の光学的表示装置9が外部から見えるよう
にする。この状態で、リューズ5を元の状態へ押し戻し
た後、モード切換スイッチSaを押す。この2回目のス
イッチ操作で、今度は5進カウンタ41から「1」出力
が表示切換回路31に与えられ、この表示切換回路31
から日付データが光学的表示装置9に与えられて、図9
に示すように曜日、日付等の日付データが表示される。
なお、時刻を表示させたい場合には、リューズ5を2段
引き出して目隠板40の開口窓40bを文字板23の開
口に対応させた後、モード切換スイッチSaを押せば、
この3回目のスイッチ操作で光学的表示装置9に時刻デ
ータが表示される。
【0022】さらに、月齢を表示させる場合には、ま
ず、上述と同様にリューズ5を2段引き出した状態で、
モード切換スイッチSaを押す。この4回目のスイッチ
操作で、5進カウンタ41から「3」出力が表示切換回
路31に与えられ、光学的表示装置9に図10に示すよ
うに月齢表示合わせマーク9aが表示される。この状態
で、2段に引き出された状態のリューズ5を回し、月齢
表示合わせマーク9aに目隠板40の位置、つまり現在
の月の弦の位置を合わせる。この後、リューズ5を元の
状態に押し戻してモード切換スイッチSaを押す。この
5回目のスイッチ操作で5進カウンタ41から表示切換
回路31に「4」出力が与えられ、光学的表示装置9の
駆動が停止して表示が消去されるとともに、月齢算出回
路33から1日1パルスの信号が月齢表示用のモータ駆
動回路43に与えられる。すると、このモータ駆動回路
43からステップモータ44に駆動信号が与えられ、こ
のステップモータ44により輪列機構45を介して目隠
板40が59日間で1回転するように駆動される。これ
により、図11に示すように文字板23の開口部23b
に月齢が表示される。この場合には、光学的表示装置9
の駆動が停止され、その表示が消去されているので、こ
れによっても消費電力を節約することができる。
【0023】なお、上述した第2実施例では、デジタル
表示を使用する場合に、文字板23の開口部23bを開
閉する目隠板40をリューズ5の手動操作によって行な
ったが、これに限らず、デジタル表示および月齢表示に
おける目隠板40の開閉動作をスイッチ操作で月齢表示
用のステップモータ44を制御することにより自動的に
行なうようにしても良い。
【0024】また、上述した第2実施例では、アナログ
表示用の指針10を運針させる駆動手段と、月齢表示用
の駆動手段とを別々に設けたが、これに限らず、アナロ
グ表示用の駆動手段で月齢表示用の目隠板40を駆動さ
せることも可能である。さらに、上述した各実施例で電
子腕時計に適用した場合について説明したが、この発明
はこれに限らず、他の電子時計にも広く適用することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、文字
板の開口部とこの開口部の下側の電気光学的表示装置と
の間に開口窓を有する目隠板を設け、この目隠板の開口
窓が文字板の開口部に対応していることが検出手段で検
出されているときに、電気光学的表示装置を駆動するよ
うにしたので、電気光学的表示装置を用いない通常の指
針式時計としての使用時においては文字板の開口部を目
隠板で塞ぐことができ、電気光学的表示装置が見えない
のでデザインを損ねることがなく、装飾性が高く、高級
感があるばかりか、指針の時刻が読取り易い。また、目
隠板が電気光学的表示装置を覆う位置にあるときは、電
気光学的表示装置の動作が自動的に停止されるので、消
費電力を少なくできる。なお、目隠板に電気光学的表示
装置を露出させるための開口窓を複数形成すれば、複数
の開口窓のうち近い開口窓を電気光学的表示装置に対応
させることにより、すばやく電気光学的表示装置を露出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子腕時計のアナログ表
示状態の外観正面図。
【図2】同電子腕時計のアナログ及びデジタル表示状態
図。
【図3】同電子腕時計のアナログムーブメントの要部拡
大断面図。
【図4】同電子腕時計の目隠板の正面図。
【図5】同電子腕時計の日付データを表示した状態の表
示装置の正面図。
【図6】同電子腕時計の月齢を表示した状態の表示装置
の正面図。
【図7】同電子腕時計の回路構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第2実施例の電子腕時計のアナログ表
示状態の外観正面図。
【図9】同電子腕時計のアナログ及びデジタル表示状態
図。
【図10】同電子腕時計の月齢表示位置合わせ状態を示
す外観正面図。
【図11】同電子腕時計の月齢表示状態図。
【図12】同電子腕時計の目隠板の正面図。
【図13】同電子腕時計の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】 1 電子腕時計 8 アナログムーブメント 9 光学的表示装置 10 指針 11 輪列機構 23 文字板 23b 開口部 24 目隠板 24d 突起 24c 開口窓 40 目隠板 40b 開口窓 S1 目隠板位置検出スイッチ Sa モード切換スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部が形成された文字板と、 この文字板上を指針を回転させることにより時刻を指示
    する指針駆動装置と、 前記文字板の開口部の下側に配置された電気光学的表示
    装置と、 前記文字板と前記電気光学的表示装置との間に設けら
    、開口窓が形成された目隠板と、 この目隠板の開口窓が前記文字板の開口部に対応してい
    ることを検出する検出手段と、 この検出手段で前記文字板の開口部と前記目隠板の開口
    窓とが対応していることが検出されている際に前記電気
    光学的表示装置を駆動する表示制御手段と、 を備えてなる電気光学的表示装置を有する指針式時計。
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