WO1997045601A1

WO1997045601A1 - Procede d'assemblage d'elements en beton, structure assemblee et outil de moulage

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Publication number: WO1997045601A1
Application number: PCT/JP1996/002960
Authority: WO
Inventors: Masatsugu Yonemura
Original assignee: Yamax Corp.
Priority date: 1996-05-24
Filing date: 1996-10-14
Publication date: 1997-12-04
Also published as: AU7228496A; JP3693752B2; US6014849A; EP0841440A4; US6164618A; EP0841440A1; JPH09310398A

Description

明細書

コンクリート製部材の接合方法並びに接合構造および成形型「技術分野 J

本発明はコンクリート製部材の接合方法並びに接合構造および成形型に閟し、例えばコンクリート製のボックス · カルバート、側溝、 U形溝等の土木資材や外壁バネル、内壁パネル等の建築資材における部材相互を簡単且つ確実に接続するものである。

「背景技術」

従来、コンクリート製の土木資材、例えばボックス · カルバート、側溝、 U形溝等の部材相互を敷設現場において接続するための接合方法には、（ a ) 構造的に部材相互を一体化するための剛結性があること、（ b ) 耐震性を発揮するために接合部位置に可撩性を有すること、（ c ) 液体の漏れを防ぐために止水性を発揮すること等の条件を満たす必要がある。

これらの上記（ a ) 〜（ c ) の項目を全て満足する接合方法は従来なかった。このうち上記（ a ) の剛結性を単に有する接合方法には例えば第 1 2図に示すように、コンクリート製の部材 A, B相互の接合面 1 , 1を突き合わせ、そしてこの接合面 1 , 1相互をセメントモルタルや合成樹脂等の接着剤 Sを使用して接着する方法がある。

また他の接合方法として、例えば第 1 3図に示すように、接合すべき部材 A, B相互の接合面 1 > 1の外周に鐧板 5 0, 5 0を突設し、この鐧板 5 0 , 5 0相互を突き合わせて溶接する方法がある。

また 3つ目の接合方法は、第 1 4図に示すように接合すべき部材 A, B相互の接合面 1 > 1 に適宜数本の鐧棒 5 1を突設し、この綱棒 5 】の一側を一方の部材 Aに結合するとともにこの鐧棒 5 1の他端を他方の部材 Bに結合することにより部材 A, B相互を接合する方法がある。さらに 4つ目の接合方法は、第 5図に示すように鉄筋 5 2、スリーブ 5 3、充 «剤 5 4を用いて部材 A , B相互を接铳するものであった。

しかしながら第 1 2図に示すような接着剤 Sを使用する上記従来の方法は、接合部位に応力がかかり、コンクリート製の部材 A , B同志を接合する場合に、接着剤 Sによる接合偭所が応力によって破損する等の不都合を生ずる。

また第 1 3図に示すように都材 A , Bの接合面 1 , 1に突設した鐧扳 5 0 , 5 0相互を突き合わせて溶接する上記従来の方法は、溶接作業に熟練を必要とし、多くの時間と手間がかかり、接合作業が非能率であり、工事費も高価になる。また鋼板 5 0， 5 0が腐蝕する等の不都合を生じていた。

また第 1 4図に示すような鋼棒 5 1を用いて部材 A , B相互を接合する上記従来の方法は、強度および構造を考慮して設計上の観点から鐧棒 5 1の設置悃数、また鐧棒 5 1を設置するための設 S個所の選定、さらには使用される綱棒 5 1 の太さを選定する等、設計が複雑になる。同様に第 1 5図に示す従来の方法も鉄筋 5 2の選定やスリーブ 5 3に対する組付、設計が複雑になっていた。また両者とも部材 A , B相互を接合するのに多くの時間と手間がかかって非能率であり、しかも工事費、資材費、製作費が高価になる等の不都合があった。

また部材 A , B相互の止水には 0リングゃゴムパッキン等が使用して止水をしていた。

本発明は上記従来の不都合を解決し、コンクリート製の部材相互の接合作業が未熟練者にも簡単な取扱操作で確実に行え、また構造堅牢にして剛結性は充分であり、また耐振性および止水性に優れ、しかも製作および設計は容易で工事費および資材費が安価なコンクリ一ト製部材の接合方法並びに接合構造および成形型を提供することを目的とする。

「発明の開示 J

本発明は上記課題を達成するために第 1発明は、一方の部材の接合面に後端を取付けた弾性材よりなるシール部材の先端の突状部を前記部材に対向する他方の部材の接合面に臨む開口部からその奥に設けた径大の取付孔内に挿入の上、前記開口部の内面に前記突状部の後方に設けた閉鎮圧接部を圧接させて前記取付孔内に気密状態に維持する下で、該取付孔内に挿入された前記突状都との間に形成する空間部内にグラウト材を充琅し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材相互を接合するという手段を採用した。

また第 2発明は、一方の部材の接合面に所望角度にて一方の被着面を形成し、該被着面に臨む開口部の奥に径大の取付孔を形成し、他方の部材の接合面に対して所望角度にて他方の被着面を形成し、該被着面に後端を取付けた弾性材よりなるシール部材の先端に形成した突状部を他方の前記被着面に臨む開口部から前記取付口内に挿入の上、前記開口部の内面に突状部の後方に設けた閉鎖圧接部を圧接させて取付孔内を気密状態に維持する下で、該取付孔内の突状部との間に形成される空間部内にグラウト材を充填し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合するという手段を採用した。

また第 3発明は、第 1発明または第 2発明において前記グラウト材が、前記取付孔内に挿入されるシール部材の先端に設けた突状部と、前記取付孔との間に形成される空間部を導入通路となして該空間部内に充壚され、面化されることにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合するという手段を採用した。また第 4発明は、第 1発明または第 2発明において前記グラウト材は、前記取付孔内に先端の突状部が挿入されるシール部材の内部に設けられ、且つ前記取付孔内に連通可能な導入通路を通じて前記取付孔内の突状部との間に形成される空間部内に充塡され、固化されることにより前記シール部材を介して両方の部材を接合することを特徴とするという手段を採用した。

また第 5発明は、第 2発明において前記シール部材の先端に設けた突状部が、前記両部材の接合方向に略交叉する方向から前記取付孔内に挿入され、該取付孔内に突状部を挿入した後に前記取付孔内に両部材の接合部の接合方向に略交叉する方向からグラウト材を取付孔の突状部との間の空間部内に充 ffiし、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合するという手段を採用しまた第 6発明は、第 2発明、または第 3発明、第 4発明、第 5発明の何れかにおいて前記被着面に 6Sまれる開口部の奥に設けた取付孔内に挿入して取付けられる突状部を端部に形成したシール部材を部材相互の外面側に配置するという手段を採用した。

また第 7発明は、第 2発明、または第 3発明、第 4発明、第 5発明の何れかにおいて前記被着面に臨まれる開口部の奥に設けた取付孔内に挿入して取付けられる突状部を端部に形成したシール部材を部材相互の内面側に配置されるという手段を採用した。

また第 8発明は、一方の部材の接合面に取付けた弾性材よりなるシール部材の先端に突状部を設け、該突状部を前記部材に対向する他方の部材の接合面に臨む開口部からその奥に設けた柽大の取付孔内に挿入の上、前記開口部の内面に前記突状部の後方に設けた閉鎮圧接部を圧接させて取付孔内に挿入された突状部との間に形成する空間部内にグラウト材を充堪し、固化することにより前記シール部材を介して両方の部材を相互に結合するという手段を採用した。

また第 9発明は、一方の都材の接合面に対して所望角度にて一方の被着面を形成し、該被着面には断面が先窄まりの開口部を設け、 ί亥開口部の奥には径大の取付孔が連設され、他方の部材の接合面に対して所望角度にて他方の被着面を形成し、該被着面には弾性材よりなるシール部材を取付け、該シール部材は先端に前記開口部の最小寸法の内壁間幅よりも径大の突状部が前記取付孔内に挿入可能に形成され、該突状部の後方には前記開口部の内面に弾性的に圧接可能になす閉鈸圧接部が形成され、前記シール部材の突状部を前記取付孔内に挿入の上、グラウト材を前記取付孔内のシール部との間の空間部内に充塡し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合するという手段を採用した。第 1 0発明は、第 9発明において両方の部材の対向する接合面に対して所望角度にて夫々被着面を形成し、該被着面の奥には前記取付孔が形成され、前記シール部材の両端に形成した前記突状部および閉鎖圧接部を前記取付孔および該取付孔内に連通する開口部内に位置させ、前記取付孔内に前記突状部を挿入の上、グラウト材を前記取付孔内の突状部との間に形成される空間部内に充塡し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合することを特徴とするという手段を採用した。

また第 1 1発明は、第 8発明または第 9発明の何れかにおいて前記開口部は、内形状が部材の接合面または部材の接合面に対して所望角度の被着面の奥端に設けた径大の取付孔に向かって先窄まりに形成されるとともに該取付孔と開口部との境界に位置する頸部にはくびれ部が形成されるという手段を採用した。

また第 1 2発明は、第 8発明または第 9発明の何れかにおいて前記閉鎮圧接部は、外形状が前記開口部の内面に圧接可能な高さをなす先窄まりの斜面部に形成されるという手段を採用した。

また第 1 3発明は、第 8発明、または第 9発明、第 1 0発明の何れかにおいて前記閉鎖圧接部は、外形状が前記開口部の内面に圧接可能になす係止舌片を少なくとも上面または下面の何れかに有歯状に形成するという手段を採用した。また第 1 4発明は、ゴムまたは合成樹脂の弾性材により形成される孔形成用の雄形の弾性抜型材を型枠の内面の所望位置に取付けたという手段を採用した。また第 1 5発明は、第 1 4発明において前記弾性抜型材は、その後端に取付座部を有する先窄まりの基端部と、該基端部の先端に配設される径大の雄形突状部とにより形成するという手段を探用した。

また第 1 6発明は、第 1 5発明において前記雄形突状部には中空部を内部に設けることにより膨張または縮少可能に形成されるという手段を採用した。

「図面の簡単な説明 j

第 1図は本発明のコンクリート製部材の接合方法並びに接合構造の一実施例を部分的に示す拡大斜面図である。

第 2図はコンクリート製部材としてのボックス · カルバートを接続する状態を示す斜面図である。第 3図は同じくシール部材を介してコンクリート製都材相互を接合した状態を示す拡大断面図である。

第 4図は本発明のコンクリート製部材の成形型の一例を示す拡大断面図である《第 5図は同じくコンクリート製部材の成形型の他例を示す拡大断面図である。第 6図は本発明のコンクリート製部材としてのボックス . カルバートの第 2実施例を接続する状態を示す斜面図である。

第 7図は同じくシール部材を介してボックス · カルバートを接合した状態を示す拡大断面図である。

第 8図は本発明のコンクリート製部材の接合方法並びに接合構造の第 3実施例を部分的に示す拡大断面図である。

第 9図は同じく本発明のコンクリート製部材の接合方法並びに接合構造を U形溝に適用した第 4実施例を示す斜面図である。

第 1 0図は同じくコンクリート製部材を接続した状態を示す拡大断面図である。第 1 1図は同じくコンクリート製部材を接続する状態の第 5実施例を示す拡大断面図である。

第 1 2図はコンクリ一ト製の部材相互を接着剤を使用して接合する従来の接合方法の一例を示す断面図である。

第 1 3図は同じく部材の接合面に突設した鋼板相互を溶接して接合する従来の 2つ目の接合方法を示した断面図である。

第 1 4図は同じく鐧棒を接合すべき両部材に結合する従来の 3つ目の接合方法を示した断面図である。

第 1 5図は同じくスリーブと鉄筋とを使用して両部材を結合する従来の 4つ目の接合方法を示した断面図である。

「発明を実施するための最良の形態」

以下図面に従って本発明の実施の形態の具体例を説明する。

第 1図ないし第 5図に従い本発明のコンクリ -ト製部材の接合方法並びに接合構造、さらにコンクリート製部材の成形型の一実施例の詳細を説明する。

第 1図、第 2図において A , Bは接合すべきコンクリート製の部材であり、この部材 A , Bはこの実施例においては第 2図に示すようなボックス . カルバート b , bが使用される。これらの都材 A , Bの接合時には衝合可能になる接合面 1 . 1を対向して設けている。

第 1図、第 3図において 2は取付孔であり、この取付孔 2は図示では断面略円形をなし、接合すべき両方の部材 A , Bの接合面 1 , 1のうち、少なくとも一方の接合面 1にシール部材 3の先端に形成した突状部 3 aを挿入可能になすように接合面 1に臨んで正面略環状に設けた開口部 2 aに対してその奥に径大に設けられる。

また前記開口部 2 aはその断面形状が奥に設けた径大の前記取付孔 2に向かつて先窄まりに形成されるとともに該取付孔 2と開口部 2 aとの境界に位置する頸部にはくびれ部 2 b , 2 bが形成される。 1 は開口部 2 aの最小寸法の内壁間幅である。

この際、コンクリート製品としての部材 A , Bに取付孔 2を形成するには例えば第 4図に示すようにゴムまたは合成樹脂等の弾性材により形成される孔形成用の雄形の弾性抜型材 4を型枠 5の内面の所望位置に取付けた。そして前記弾性抜型材 4は、その後端に取付座部 4 a , を有する先窄まりの基端部 4 aと、亥基端部 4 aの先端に形成される径大の雄形突状部 4 とから成形される。

そしてコンクリート製品を成形するには型枠 5内にコンクリートを打設し、そしてこのコンクリ一卜が養生、固化された後の離型時に、コンクリート製品はくびれ部 2 b , 2 bを有する取付孔 2から弾性抜型材 4が弾性的に縮小されて取付孔 2から容易に抜き出し、取付孔 2とこれに連設して先窄まりの開口部 2 a とを形成することができる。

また第 5図では雄形突状部 4 bの内部に押圧力が解除されるかまたは押圧力が加わることにより拡大または縮小可能な中空部 4 b , を設ける構成により、コンクリート製品の離型時に雄形突状部 4 bがくびれ部 2 b , 2 bを有する取付孔 2 から第 4図に示すものより容易に抜き出せる。

前記シール部材 3は弾性材により形成され、このシール部材 3は少なくとも他方のコンクリート製の部材 Bにその後端部 3 bが取付けられる力く、先端には例えば突状部 3 aを股けている。

本実施例ではシール部材 3の左の両端に膨拡状、図示では断面略半円形の突状部 3 a , 3 aを夫々設けている。またシール部材 3を形成すべき弾性材は、例えばゴム、合成樹脂のほかガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維を編成した物が使用される。 3 cは前記突状部 3 aの後方に設けた閉鎖圧接部であり、この閉鑌圧接部 3 cは前記開口部 2 aからシール部材 3の突状部 3 aが挿入された時に、開口部 2 aの内面に圧接可能な高さ hをなす先窄まりの斜面部 3 c , , 3 c , に形成される。このように開口部 2 aの内面に前記閉鎮圧接部 3 cが圧接されると、取付孔 2および開口部 2 a内が気密状態に維持される。

Kは前記取付孔 2内に挿入されるシール部材 3の突状部 3 a との間に形成される空間部であり、この空間部 K内にグラウト材 6が充塡されて固化すると、前記シール部材 3を介してコンクリート製の両方の部材 Λ , Bは相互に接続される。前記グラウト材 6としては、例えば無収蹄性のセメントモルタルが好適に使用される力〈、そのほかに液状のゴムまたは、合成樹脂等が使用される。このグラウト材 6は部材 Aの外部よりシール部材 3の先端に設けた突状部 3 aと、前記取付孔 2との間に形成される空間部 Kを導入通路 7 となしてこの導入通路 7を通じて空間部 K内に外部からグラウト材 6を充琅し、固化される。 7 aは導入通路 7に通ずる導入口である。またグラウト材 6は該導入口 7 aを通じて充填機により部材 Aまたは部材 Bの前記空間部 K内に充塡される。

Xはコンクリート製品としての部材 A , B相互の接合方向であり、 Yは接合方向 Xに上下方向に交叉する方向、 Zは接合方向 Xに水平方向に交叉する方向である

本発明のコンク一ト製部材の接合構造の一実施例は以上の構成からなり、以下本発明の部材 A , Β相互の接合方法を作用とともに工程順に説明する。コンクリート製の部材 A , Bを本実施例においてはボックス . カルバート b , bを敷設現場において接合するのには、先ず一方の部材 Bの接合面 1に後端部 3 bを取付けたシール部材 3の先端に設けた突状部 3 aを対向する他方の部材 Aの接合面 1に設けた正面略環状の開口部 2 aからその奥に設けた取付孔 2内に接合方向 Xに挿入する（第 1図、第 2図参照）。こうしてシール部材 3の先端に設けた突状部 3 aは、断面略円形の取付孔 2内に位置し、この突状部 3 aの後方に設けた先搾まりの閉鎮圧接部 3 cを開口部 2 aの内面に密接させることにより取付孔 2内を気密状態に維持する。

しかも突状部 3 aを取付孔 2内に挿入して位置させると、この突状部 3 aの周囲には取付孔 2内において突状部 3 aとの間に空間部 Kが形成されて開口部 2 a 内に通ずる導入通路 7を形成する。

そして導入口 7 aからこの導入通路 7を通じて取付孔 2内に挿入された突状部 3 a との間に形成される空間部 K内にグラウト材 6を充塡し、固化する。この時、使用されるグラウト材 6は、充旗機により充塡される（第 3図参照）。またグラウト材 6としては、無収縮性のセメントモルタルが好適に使用されるほか、液状のゴムや合成樹脂が使用される。

そしてグラウト材 6が空間部 K内に充塡され、. 固化されると、部材 Aに設けた断面略円形の取付孔 2内に挿入されて位置する弾性材ょりなるシール部材 3の膨拡状の突状部 3 aは、グラウト材 6が固化することにより取付孔 2内に水密に固定される。

この際、シール部材 3の先端に設けた突状部 3 aは、その外形が断面略半円形に形成されて断面略円形の取付孔 2内に位置し、しかも取付孔 2とこの取付孔 2 に連設される先窄まりの開口部 2 a との境の頸部に位置する個所は、くびれ部 2 b , 2 bが形成されるので、空間部 Kに充塡されるグラウト材 6により突状部 3 aは取付孔 2内に強固に固定される。従って取付孔 2からの突状部 3 aの抜け出しはくびれ部 2 b , 2 bに挟持されることにより防止され、剛結性は充分になる。そして、シール部材 3の端部は強固に且つ構造堅牢に部材 Aに取付けられるので、弾性材ょりなるシール部材 3を介してコンクリート製品よりなるボックス - カルバートとしての部材 A , Bはシール部材 3を介して相互に接合される。

また図示では取付孔 2の形状が断面略円形に形成されているが、これに限ることなく断面三角形、断面四角形、断面五角形、断面六形に形成されたものであつてもよい。また、取付孔 2内に挿入される突状部 3 aの外形状は、図示では断面略半円形に形成されて取付孔 2との間に、導入通路 7となす空間部 Kを形成しているが、突状部 3 aの外形状はこれに限ることなく断面略円形、断面三角形、断面四角形、断面五角形、断面六角形に形成されたものであってもよい。

要は突状部 3 aは、シール部材 3の基体部よりも膨拡状であり、この突状部 3 aが挿入される取付孔 2との間に空間部 Kを形成するような所望形状であれば足 ¾る。

またシール部材 3はゴム、合成樹脂、金厲ゃガラス繊維、炭素繊維等を編成した弾性材により形成されているので、地震等の外力が部材 A , Bに加わった場合に、その接合部位置に配置されているシール部材 3は可撩性を発揮し、外力に対する追従性や吸収性はよい。従って接着剤 Sを用いて部材 A , Bの接合端相互を接着する従来の接合方法のように、部材 A , Bの接合部位が応力により破損されることがなく、耐震性を発揮するとともに部材 A , Bの取付孔 2はシール部材 3 の一端に設けた突状部 3 aが取付孔 2内に挿入されて係止され、水密性は確保されるので、液体の漏れを確実に防止でき、止水性は良好になる。

また本実施例において、シール部材 3の後端を部材 Bの接合面 1に取付けるのに、先端と同様にシール部材 3の後端部に設けた断面略半円形の突状部 3 aを部材 Bの接合面 1に臨んだ正面環状の開口部 2 aから取付孔 2内に挿入した後に、突状部 3 a の第 3図において後方に設けた閉鑌圧接部 3 cを開口部 2 aの内面に圧接することにより取付孔 2内を気密状態にした下でこの取付孔 2と突状部 3 a との問に形成される空間部 K内にグラウト材 6を充塡し、固化することによりシ一ル部材 3を部材 Bに取付けている。しかしシール部材 3の部材 Bに対する取付けは、このような取付手段に限らず、図には示さないが適宜形状のアンカー部を形成してこのアンカー部を部材 Bに埋設して取付けてもよいし、そのほか接着やネジ止め等の適宜固着手段を用いて取付けるようにしてもよい。

第 6図および第 7図はコンクリート製部材の接合構造の第 2実施例を示したものである。

この実施例においては接合すべきコンクリート製の部材 A , Bとしてのボックス ' カルバート b , bの対向する接合面 1 , 1のうち、接合すべき一方の部材 A の接合面 1に対して内面側に所望角度 0，にて被着面を 1 Aを形成する。同様に一方の部材 Aに接合すべき他方の部材 Bの接合面 1に対して所望角度 0 ₂ にて内面側に形成した被着面 1 Bにシール部材 3の後端部を取付けている。

そして一方の部材 Aの被着面 1 Aに少なくとも正面略環状の前記開口部 2 aを形成し、この開口部 2 aの奥に前記取付孔 2を設ける。

前記被着面 1 A , 1 8の接合面 1 , 1に対する所望角度，， _Ζ は、シール部材 3による部材 A . Bの接合作業を行い易く且つ部材 A , Bの接合後はシール部材 3の突状部 3 aによる取付孔 2内の抜け出しを防止するとともに止水性を充分に発揮するように適格のものが選定される力、'、本実施例の場合には例えば 3 0 ° 〜 6 0 ° に形成される場合が最適である。

3 d , はその一端が閉鎖圧接部 3 cの背面に開設して外部に臨まれ、他端が導入通路 7内に臨まれるようにシール材 3の軸方向に断面が斜めに設けられたグラゥト材 6の導入口であり、この導入口 3 d , を通じてグラウト材 6は導入通路 7 内に充堪される。

3 d _z は同様にその一端が閉鎖圧接部 3 cの背面に開設して外部に臨まれ、他端が導入通路 7内に臨まれるようにシール材 3の轴方向に断面斜めに適宜複数個が設けられたグラウト材 6の充塡状況を確認するための充塡材確認孔であり、グラウト材 6はこの充塡材確認、孔 3 <i を通じて外部より確認され、その後は図示しないビン体を圧入して閉鎖されるようになっている。

こうしてコンクリート製の部材 A , Bとしてのボックス ' カルバート b , b相互を接合するには、先ず一方の部材 Bの接合面 1に対して所望角度 6 ₂ に形成した被着面 1 Bに取付けられたシール部材 3の一端に設けた突状部 3 aを他方の部材 Aの接合面 1に対して所望角度 0 , をもって設けた被着面 1 Aの開口部 2 aを通じて取付孔 2内に揷入する。次いで開口部 2 aの内面に突状部 3 aの後方に設けた閉娥圧接部 3 cを圧接させて取付孔 2内を気密状態にした下で、取付孔 2の突状部 3 aとの間に形成される空藺部 K内に無収縮性のセメントモルタル等のグラウト材 6を前記取付孔 2と突状部 3 aとの間の導入通路を通じて外部から空間部 K内に充塡し、固化することにより突状部 3 aを取付孔 2内に固定し、前記シ一ル部材 3を介して両方の部材 A, B相互を接合する。

そしてこの実施例では、取付孔 2に連設された開口部 2 aは、部材 A, Bの内面側に接合面 1 , 1に対して所望角度 , θ ζ , 例えば 3 0 ° 〜6 0 ° にて形成した被着面 1 A, 1 Bに設けられるので、取付孔 2内にシール部材 3の突状部 3 aを挿入し、取付けることにより部材 A, B相互の接合作業が、容易且つ確実に行えるとともに開口部 2 aと突状部 3 aとが一直線に配列されるのを阻止して開口部 2 aから突状部 3 aが抜けでるのを確実に阻止し、止水性が充分になる。なおこの第 2実施例においては、接合すべきコンクリート製の部材 A, Bの接合面 1 , 1の内面側に所望角度，， ^_ζ の被着面 1 A, 1 Bを形成してこの開口部 2 aに臨まれる正面略環状の開口部 2 aを通じてその奥に設けた取付孔 2内にシール部材 3の先端の突状部 3 aを挿入して一端を閉鎮圧接部 3 cの背面に開設して外部に臨ませ、他端を導入通路 7内に臨ませるようにシール材 3に設けた導入口 3 d , を通じてグラウト材 6を取付孔 2の空間部 K内に充堪し、グラウト材 6の充壚作業中は、同様に閉鎖圧接部 3 cの背面に開設して外部に臨まれる一端を通じてグラウト材 6の導入通路 7内の充塡状況を把握し、他端を導入通路 7 内に臨まれるように適宜個数がシール材 3に設けられた充塡材確認孔 3 d _z を介してグラウト材 6の充塡後は図に示さないビン体を前記充塡材確 iS孔 3 d ₂ の外部に通ずる一端に圧入して閉鎖した後にグラゥト材 6を固化することにより部材 A, Bの内面側に配置したシール部材 3を介して部材 A, B相互を接続するようにしている。しかし、被着面 1 A> 1 Bの設置位置は部材 A. Bの接合部の内面側に限ることなく、部材 A , Bの外側面に所望角度 , 0 ₂ の被着面 1 A , 1 Bを形成し、この被着面 1 A , 1 Bに臨む正面赂環状の開口部 2 aを通じてその奥に設けた取付孔 2内に突状部 3 aを揷入するという、挿入作業を外部から確 ¾ しながら行う，そしてその後に空閼部 K内にグラウト材 6を充敏し、固化することによりシール部材 3を部材 A , Bの外側に取付けてシール部材 A , B相互を接合するようにしてもよい。

第 8図に示すものは本発明の第 3実施例である。この実施例においては先端に突状部 3 aを有するシール部材 3の後方に設けた閉縝圧接部 3 cは開口部 2 aの内面に圧接可能になす複数個の係止舌片 3 c ₂ を少なくとも上面または下面の何れか、図示では上面および下面に形成したことにより、シール部材 3の突状部 3 aを開口部 2 aから取付孔 2内に挿入した時に、係止舌片 3 c _z を開口部 2 aの内面に圧接して取付孔 2内の気密性を充分に維持する下で取付孔 2内に挿入された突状部 3 a との間に形成する空間部 K内にグラウト材 6を充塡し、固化することによりシール部材 3を介して両方の部材 A , B相互を接合する点が前記第 2実施例とは異なる。

第 9図ないし第 1 0図に示すものは本発明の第 4実施例である。

すなわちこの実施例では、コンクリート製品としての部材 A , Bが第 1実施例のようなボックス · 力ルバ一ト b , bとは異なり、側溝や U形溝し'， Uのように部材 A , Bの接合面 1 , 1に対して所望角度 6 ₂ にて形成した被着面 1 A . I Bの取付孔 2 , 2の左右の両端に側緣開口 2 c , 2 cを形成した部材 A , B 相互に接合に最適に使用される。

そして取付孔 2内へのシール部材 3の挿入は、現場状況や側溝等の敷設状態を考慮して側緑開口 2 c， 2 cの何れか一方を選択して部材 A , Bの接合方向 Xに交叉する方向 Zから挿入する。

このように部材 A , Bの接合方向 Xにとらわれずに、接合方向 Xに対して上下方向に交叉する方向 Zまたは水平方向に交叉する方向 Yから取付孔 2内にシール部材 3の突状部 3 aが挿入されるので、シール部材 3の挿入作業が簡便に行える。その後、グラウト材 6を取付孔 2と突状部 3 aとの間に設けられる空間部 K内に充垅し、固化することによりシール部材 3の突状部 3 aは取付けられる。しかし、このグラウト材 6は突状部 3 aを取付孔 2内に挿入した後に取付孔 2の一方の側縁開口 2 cをゴム、合成榭脂、セメントモルタル等の充塡剤を结め込んで封餓し、取付孔 2内の突状部 3 a との間に形成される空間部 K内を気密にした後に空間部 K内にグラウト材 6を充堰し、固化することができる。

第 1 1図に示すものは本発明の第 5実施例を示す。

この実施例では弾性材よりなるシール部材 3の先端に設けた径大の突状部 3 a は、その断面形状が半円形に形成された前記各実施例とは異なり取付孔 2よりも形小の断面正円形に形成される。またシール部材 3の内部には取付孔 2内に連通可能な導入通路 7 ' を幅方向に設けることにより、この導入通路 7 ' を通じて取付孔 2と突状部 3 a との間に形成される空間部 K内にグラウト材 6が充塡され、固化して取付孔 2内に挿入したシール部材 3の突状部 3 aを取付孔 2内において取付けるとともにシール部材 3を介して接合すべき部材 Aまたは部材 Bを取付けるようにした点が前記各実施例とは異なる。

またこの実施例において図ではシール部材 3の幅方向に 1つの導入通路 7 ' を伸ばし、その導入通路 7 ' の先端をシール部材 3の上面または下面に臨ませる分技状に形成して取付孔 2内に連通可能になしている力これは例示であって導入通路 7 ' の設置偭数は 1個に限らず、複数個であってもよい。しかも導入通路 7 ' の先端はシール部材 3の上面または下面の何れか片面に臨ませることによって空間部 K内にグラウト材 6を充堪するようになしてもよい。

なお、第 8図に示す上記第 3実施例および第 1 1図に示す第 5実施例においても、グラウト材 6を取付孔 2内に挿入されたシール材 3の突状都 3 aとの間の空間部 K内に充塡するのに、第 6図および第 7図に示すような第 2実施例と同様に、シール材 3にグラウト材 6の導入口 3 d , や適宜数個の充塡材確認孔 3 d ₂ を設けることにより、グラウト材 6を導入通路 7 , 7 ' を通じて取付孔 2とシール部材 3の突状部 3 aとの間に形成される空間部 K内に外部から確 ¾しながら充塡するようにしてもよい。「産業上の利用可能性」

以上説明したように本発明によれば、一方の部材に取付けられた弾性材よりなるシール部材の先端の突状部を他方の部材に臨まれる開口部の奥に設けた径大の取付孔内に挿入の上、突状部の後方に設けた閉鎮圧接部を圧接させて取付孔内を気密に維持する下で、取付孔内に挿入された突状部との間に形成する空間部内にグラウト材を充旗し、固化することにより、コンクリート製の部材相互の接合作業が未熟練者にも簡単な取扱操作で確実に行える。また取付孔内に挿入される突状部は、取付孔との間に形成される空間部にグラウト材が充塡されて部材相互が接合されるので、構造堅牢にして剛結性は充分であり、また耐振性および止水性に優れる。しかも製作および設計は容易で工事費および資材費は安価になる。

Claims

請求の範囲

1 . —方の部材の接合面に後端を取付けた弾性材ょりなるシール部材の先端の突状部を前記部材に対する他方の部材の接合面に臨む開口部からその奥に設けた柽大の取付孔内に挿入の上、前記開口部の内面に前記突状部の後方に設けた閉鎖圧接部を圧接させて前記取付孔内を気密状態に維持する下で、該取付孔内に挿入された前記突状部との間に形成する空間部内にグラウト材を充塡し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を相互に接合することを特徴としたコンクリート製部材の接合方法。

2 . 一方の部材の接合面に所望角度にて一方の被着面を形成し、該被着面に臨む開口部の奥に径大の取付孔を形成し、他方の部材の接合面に対して所望角度にて他方の被着面を形成し、該被着面に後端を取付けた弾性材よりなるシール部材の先端に形成した突状部を他方の前記被着面に臨む閒ロ部から前記取付孔内に挿入の上、前記開口部の内面に前記突状部の後方に設けた閉鎖圧接部を圧接させて取付孔内を気密状態に維持する下で、該取付孔内の突状部との間に形成される空間部内にグラウト材を充堪し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合することを特徴とするコンクリート製部材の接合方法。

3 . 前記グラウト材は、前記取付孔内に挿入されるンール部材の先端に設けた突状都と、前記取付孔との間に形成される空間部を導人通 iSとなして該空間部内に充垴され、固化されることにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合することを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載のコンクリート製部材の接合方法。

4 . 前記グラウト材は、前記取付孔内に先端の突状部が挿入されるシール部材の内部に設けられ、且つ前記取付孔内に連通可能な導入通路を通じて前記取付孔内の突状部との間に形成される空間部内に充塡され、固化されることにより前記シ一ル部材を介して両方の部材を接合することを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載のコンクリート製部材の接合方法。

5 . 前記シール部材の先端に設けた突状部は、前記両部材の接合方向に略交叉する方向から前記取付孔内に挿入され、該取付孔内に突状部を挿入した後に前記取付孔に両部材の接合部の接合方向に略交叉する方向からグラウト材を取付孔の突状部との間の空間部内に充塡し、固化することにより前記シ一ル部材を介して両方の前記部材を接合することを特徴とする請求の範囲第 2項に記載のコンクリート製部材の接合方法。

6 . 前記被着面に臨まれる開口部の奥に設けた取付孔内に挿入して取付けられる突状部を端部に形成したシール部材を部材相互の外面側に配置することを特徴とする請求の範囲第 2項、または第 3項、第 4項、第 5項の何れかに記載のコンクリート製部材の接合方法。

7 . 前記被着面に臨まれる開口都の奥に設けた取付孔内に挿入して取付けられる突状部を端部に形成したシール部材を部材相互の内面側に配置することを特徴とする請求の範囲第 2項、または第 3項、第 4項、第 5項の何れかに記載のコンクリート製部材の接合方法。

8 . —方の部材の接合面に取付けた弾性材よりなるシール部材の先端に突状部を設け、該突状部を前記部材に対向する他方の部材の接合面に臨む開口部からその奥に設けた径大の取付内に挿入の上、前記開口部の内面に前記突状部の後方に設けた閉鎮圧接部を圧接させて取付孔内に挿入された前記突状部との間に形成する空間部内にグラウト材を充塡し、固化することにより前記シール部材を介して両方の部材を相互に接合することを特徴としたコンクリート製部材の接合構造。

9 . 一方の部材の接合面に対して所望角度にて一方の被着面を形成し、該被着面には断面が先窄まりの開口部を設け、該開口部の奥には径大の取付孔が連設され、他方の部材の接合面に対して所望角度にて他方の被着面を形成し、該被着面には弾性材ょりなるシール部材を取付け、該シール部材は先端に前記開口部の最小寸法の内壁間幅よりも径大の突状部が前記取付孔内に挿入可能に形成され、該突状部の後方には前記開口部の内面に弾性的に圧接可能になす閉鎖圧接部が形成され、前記シール部材の突状部を前記取付孔内に挿入の上、グラウト材を前記取付孔内のシール部材との問の空間部内に充¾し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記部材を接合することを特徴としたコンクリ一ト製部材の接合構造。

1 0 . 両方の都材の対向する接合面に対して所望角度にて夫々被着面を形成し、該被着面の奥には前記取付孔が形成され、前記シール部材の両端に形成した前記突状部および前記閉鎮圧接部を前記取付孔および該取付孔内に連通する開口部内に位 Eさせ、前記取付孔内に前記突状部を揷入の上、グラウト材を前記取付孔内の突状部との間の空間部内に充¾し、固化することにより前記シール部材を介して両方の前記都材を接合することを特徴とする請求の範囲第 9項に記載のコンク一ト製部材の接合構造。

1 1 . 前記開口部は、内形状が部材の接合面または部材の接合面に対して所望角度の被着面の奥に設けた径大の取付孔に向かって先窄まりに形成されるとともに該取付孔と開口部との境界に位 sする頸部にはくびれ部が形成されることを特徴とした請求の範囲第 8項または第 9項の何れかに記載のコンクリート製部材の接合構造。

1 2 . 前記閉鎖圧接部は、外形状が前記開口部の内面に圧接可能な高さをなす先窄まりの斜面部に形成されることを特徴とした請求の範囲第 8項または第 9項の何れかに記載のコンクリ一ト製部材の接合構造。

1 3 . 前記閉鎖圧接部は、外形状が前記開口部の内面に圧接可能になす係止舌片を少なくとも上面または下面の何れかに有歯状に形成したことを特徴とする請求の範囲第 8項、または第 9項、第 1 0項の何れかに記載のコンクリート製部材の接合構造。

1 . ゴムまたは合成樹脂等の弾性材により形成される孔形成用の雄形の弾性抜型材を型枠の内面の所望位置に取付けたことを特徴とするコンクリ一ト製部材の成形型。

1 5 . 前記弾性抜型材は、その後端に取付座部を有する先窄まりの基端部と、該基端部の先端に配設される柽大の雄形突状部とにより形成したことを特徴とする請求項 1 4に記載のコンクリート製部材の成形型。

1 6 . 前記雄形突状部には中空部を内部に設けることにより膨張または縮小可能に形成されたことを特徴とする請求の範囲第 1 5項に記載のコンクリート製部材の成形型。