明 細 書 エ ア バ ッ グ装置、 エ ア バ ッ グ の 折畳方法、 お よ びェ ア バ ッ グ の 折畳装置 技 術 分 野
本発明 は 、 折 り 畳ん だエ ア バ ッ グ を ガ ス に よ り 膨 張展開す る エ アバ ッ グ装置、 エ アバ ッ グの折畳方法、 お よ びエ ア バ ッ グの 折畳装置 に 関す る 。
背 景 技 術
従来、 例 え ば、 自 動車の ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル に 備 え ら れ る エ ア バ ッ グ装置が知 ら れて い る 。 こ の ェ ァ バ ッ グ装 置 は、 偏平 な袋状を な す エ ア バ ッ グ と 、 こ の エ ア バ ッ グを覆 う カ バ ー 体 と 、 ガ ス を 噴射す る イ ン フ レ 一 夕 と な ど を備 え て い る 。 そ し て、 こ の ェ ァ バ ッ グ は 、 通常時 は、 小 さ く 折 り 畳 ま れ て カ バ ー 体の 内側 に収納 さ れ、 衝突の衝撃を検出 し た状態で、 ィ ン フ レ ー 夕 か ら ガ ス を 噴射 し て エ ア バ ッ グ を膨張 さ せ、 こ の 膨張の 圧力 に よ り カ バ 一 体を破断 し てェ ァバ ッ グを突出 さ せ、 乗員の前方 に膨張展開 さ せて、 乗員 に加 わ る 衝撃 を緩和す る よ う に な っ て い る 。
こ の点、 例 え ば、 特開平 7 — 1 3 7 5 9 1 号公報 に 記載 さ れ た エ ア バ ッ グ装置が知 ら れて い る 。 こ の 構成で は 、 エ ア バ ッ グ は、 略 円 柱状の イ ン フ レ 一 夕 を 中心 と し て、 略同心状を な す複数の 円環状 の 折 り
線 に沿 っ て 波状 に折 り 畳 ま れ る と と も に 、 イ ン フ レ 一 夕 に 向 か っ て押圧 し て圧縮 さ れ、 ス テ ア リ ン グ ホ ィ ー ル の 内 側 に収納可能 な 所定 の 形状 に折 り 畳 ま れ て い る 。 そ こ で、 こ の 構成で は 、 低 い ガ ス の 圧力 で カ バ ー 体 を 迅速 に破断 さ せ 、 エ ア バ ッ グ を 円 滑 に 展 開 で き る よ う に な っ て い る 。
し か し な 力' ら 、 上記特開平 7 — 1 3 7 5 9 1 号公 報 の構成で は、 エ ア バ ッ グ を折 り 畳む際 の 折畳装置 の 構造が複雑 に な り や す い と と も に 、 折 り 畳み工程 の 時間 の 短縮が容易で な く 、 製造 コ ス ト の 低減が容 易 で な い と と も に 、 波状 に折 り 畳ん だエ ア ' ッ グを さ ら に 押圧 し て圧縮す る 際 に 、 エ ア バ ッ グ の 径方 向 な ど に 向 か う 不規則 な し わが発生 し やす く 、 小 さ く 折 り 畳む こ と が必ず し も 容易で な い 問題を有 し て い る 。
本発明 は 、 こ の よ う な 点 に鑑み な さ れ た も の で 、 エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み が容易 で小形化で き る エ ア バ ッ グ装 置、 ま た、 エ ア バ ッ グを 容易 に小 さ く 折 り 畳 む こ と がで き 、 装置の 簡略化 お よ び工程の 迅速化が 可能で あ り 、 製造 コ ス ト を低減で き る と と も に 円滑 に展開可能 な エ ア バ ッ グ の折畳方法 お よ びエ ア バ ッ グ の 折畳装置 に 関す る 。
発 明 の 開 示
本発明 の エ ア バ ッ グ装置 は、 ガ ス を噴射す る イ ン フ レ ー 夕 と 、 こ の イ ン フ レ 一 タ カ 噴射す る ガ ス 力く流
入 し 正面側 に 膨張展開す る 袋状の エ ア バ ッ グ と を具 備 し 、 前記エ ア バ ッ グ は 、 前記 イ ン フ レ 一 夕 の 正面 側 に配置 さ れ た正面部 と 、 こ の 正面部の 外周 側 に連 続 し 略波状 に折 り 返 さ れて配置 さ れ た 3 個以上の辺 部 と 、 こ れ ら 辺部間 に 連铳 し 前記各辺部 の 外周 側 に 沿 っ て配置 さ れ た 3 個以上の 余部 と を備 え た も の で あ る 。 そ し て、 エ ア バ ッ グ を 略波状 に折 り 返 し た部 分で あ る 複数の辺部を ィ ン フ レ ー 夕 の外周 側 に 沿 つ て配置す る こ と に よ り 、 ガ ス の 噴射 の 際 に 、 イ ン フ レ ー 夕 の 正面側 に 位置す る 正面部か ら 、 エ ア バ ッ グ を正面側 に 向 か っ て 円 滑 に膨張展開 さ せ る こ と がで き る 。 ま た 、 略波状 に 折 り 返 さ れ て配置 さ れ た複数 の辺部を 余部で連続 さ せ、 こ れ ら 余部を各辺部の外 周側 に沿 っ て配置す る こ と に よ り 、 折 り 畳む 際 に生 じ る 不規則 な し わ の 発生 を抑制 し 、 折 り 目 を 略整然 と 配列 し て 、 エ ア バ ッ グ を 小 さ く 折 り 畳む こ と がで き る 。 さ ら に 、 辺部 お よ び余部を 3 個以上 と す る こ と に よ り 、 平面多 角 形状 あ る い は平面円 形形状を な す空間 に 収納す る の に 適 し た 形状 に 容易 に折 り 畳む こ と がで き る と と も に 、 各余部 に 円 滑迅速 に ガ ス を 供給で き る 。
ま た 、 余部 に正面部 か ら 先端部 に 連続 し て 開放線 部を設 け る こ と に よ り 、 各辺部を 構成す る 折 り 目 を 互 い に 分離 し 、 こ の 開放線部 に 沿 っ て イ ン フ レ 一 夕 の 外周 側 に ガ ス を 円 滑 に 供給 し て、 エ ア バ ッ グ を外
周側 に 向 か っ て 円滑 に 膨張展開 で き る 。
そ し て 、 各余部 は 、 同一方 向 に 巻 き 付 け て各辺部 の 外周 側 に 沿 っ て配置 す る こ と に よ り 、 容易 に形成 で き る た め 、 折 り 畳み 作業 を 容易 に で き る 。
ま た 、 本発明 の エ ア バ ッ グ装 置 は 、 ガ ス を 噴射す る イ ン フ レ 一 夕 と 、 こ の イ ン フ レ 一 夕 が噴射す る ガ スが流入 し て膨張す る 袋状の エ ア バ ッ グ と を具備 し、 前記エ ア バ ッ グ は、 ガ ス 流入 口 を設 け た 底面部 と 、 こ の底面部 の 外周 側 に 連続 し こ の 底面部 と 略直交す る 方向 に 略波状 に折 り 畳 ま れ た 3 個以上の辺部 と を 設 け、 こ れ ら 辺部 は、 周 方 向 の 端部 を外周 側 に沿わ せ て配置 し た も の で あ る 。 そ し て 、 こ の 構成で は、 エ ア バ ッ グ を 所定の 形状 に 略整然 と 折 り 畳み 、 エ ア バ ッ グ を小 さ く 折 り 畳 む こ と がで き る 。 さ ら に 、 辺 部を 3 個以上 と す る こ と に よ り 、 平面多 角 形状 あ る い は平面 円 形状を な す 空間 に 収納す る の に適 し た形 状 に容易 に 折 り 畳む こ と がで き る と と も に 、 ェ ア バ ッ グ内 の 各部 に 円滑迅速 に ガ ス を供袷で き る 。
ま た 、 底面部を 略矩形状 と す る こ と に よ り 、 底面 部の縁部 に 沿 っ て エ ア バ ッ グ を 容易 に 略整然 と 折 り 畳む こ と が で き 、 エ ア バ ッ グ を 容易 に 小 さ く 折 り 畳 む こ と 力 で き る 。
そ し て、 隣接す る 辺部間 に 底面部か ら 先端部 に連 続す る 開放線部を設 け る こ と に よ り 、 各辺部 を構成 す る 折 り 目 を互 い に 分離 し 、 こ の 開放線部 に 沿 っ て
ィ ン フ レ ー 夕 の 外周 側 に ガ ス を 円 滑 に供給 し 、 エ ア バ ッ グ を外 周 側 に 向 か っ て 円 滑 に 膨張展開で き る 。
ま た 、 本発明 の エ ア バ ッ グ装置 の 折畳方法 は 、 ガ ス が流入 し て膨張展開 す る エ ア バ ッ グの 折 り 畳み 方 法で あ っ て 、 前記エ ア バ ッ グ を折 り 畳ん で 3 個以上 の 辺部を形成す る と と も に 、 こ れ ら 各辺部間 に 余 つ た余部を前記各辺部の外周側に沿わせ る も の であ る。 そ し て 、 エ ア バ ッ グ を折 り 畳ん で複数の 辺部 を形成 す る と と も に 、 こ れ ら 各辺部間 に 余 っ た 部分 を 前記 各辺部 の 外 周側 に 沿わ せ る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ を辺部 と 余部 と に 容易 に 略整然 と 折 り 畳 み、 ェ ア バ ッ グを容易に小 さ く 折 り 畳む こ と がで き る 。 さ ら に、 辺部を 3 個以上形成す る こ と に よ り 、 平面多 角 形状 あ る い は平面 円形状 を な す空間 に 収納す る の に 適 し た形状 に 容易 に折 り 畳 む こ と がで き る と と も に 、 ェ ア バ ッ グ 内 の 各部 に 円 滑迅速 に ガ ス を供袷で き る 。
ま た 、 余部 に 、 ガ ス の 流入す る 部分か ら 端部 に連 铳す る 開放線部を 形成す る こ と に よ り 、 外周 側 に 向 か っ て 円 滑 に膨張展開 す る エ ア バ ッ グを 容易 に折 り 畳む こ と がで き る 。
ま た 、 本発明の エ ア バ ッ グ の 折畳方法 は 、 ェ ア バ ッ グを 平面状 に広 げ、 高 さ を規制 し つ つ 、 外周縁か ら 折 り 畳み の 中心 に 向 か つ て複数箇所で押圧 し て折 り 畳み 、 外周側 に 突 出 し た部分 は折 り 畳ん だ部分の 外周側 に 沿 わせ る も の で あ る 。 そ し て、 こ の 構成で
は、 エ ア バ ッ グの 高 さ を規制 す る こ と に よ り 、 広 げ た ェ ア バ ッ グ を 中心側 に 押 し 込み、 外周 側 に 突 出 し た部分 を 沿 わ せ る だ け で所定 の 形状 に 折 り 畳み で き る た め 、 ェ ァ バ ッ グ の 折 り 畳み 工程 を簡略化 し 、 ェ 程 に要す る 時 間を短縮で き る と と も に 、 こ の 工程 に 用 い る 装置 も 簡略化で き 、 折 り 畳み に要す る コ ス ト を低減で き る 。 ま た、 エ ア バ ッ グ は、 折 り 畳み の 中 心部の 周 囲 に 折 り 畳 ま れ る た め 、 ガ ス が中心部 に 流 入 し た 際 に は 、 正面側 に 向 か っ て 中心部か ら 迅速 円 滑 に膨張展 開 さ せ る こ と がで き る 。
ま た 、 本発明 の エ ア バ ッ グの 折覺装置 は 、 ガ ス の 流入す る 部分 か ら 端部 に連続す る 開放線部を ェ ア バ ッ グ に 形成 す る 開放線形成手段 と 、 こ の 開放線形成 手段 に よ り 前記開放線部を保持 し た状態で、 前記ェ ア バ ッ グ を 略波状 に 折 り 、 略波状 に 折 り 畳ん だ辺部 と 、 前記開放線部 に 沿 っ た 余部 と を 形成す る 折畳手 段 と を具備 し た も のであ る 。 そ し て、 こ の構成では、 開放線形成手段 に よ り 、 ガ ス の 流入す る 部分 か ら 端 部 に連続す る 開放線部 を エ ア バ ッ グ に形成 し 、 こ の 開放線部 を 保持 し た 状態で、 折畳手段 に よ り エ ア バ ッ グ を 略波状 に折 り 、 略波状 に 折 り 畳ん だ辺部 と 開 放線部 に 沿 つ た 余部 と を形成で き る た め 、 開放線部 が形成 さ れ外周 側 に 向 か っ て 円 滑 に 膨張展開 す る ェ ァ バ ッ グを 、 辺部の 外周 側 に 沿 っ て余部 を 沿 わ せ る こ と に よ り 容易 に 折 り 畳む こ と が で き る Q
ま た、 略波状 に 折 り 畳ん だ辺部を 圧縮す る 圧縮手 段を備 え る こ と に よ り 、 こ の 圧縮手段 に よ り 辺部を 圧縮 し 、 エ アバ ッ グを小 さ く 折 り 畳む こ と がで き る。
そ し て 、 余部を 辺部 の 外周 側 に 沿 わせ る 巻付手段 を備え る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み の作業 性を 向上で き る 。
ま た 、 本発明 の エ ア バ ッ グ の 折畳装置 は 、 平面状 に 広げ ら れ た エ ア バ ッ グが載置 さ れ る 載置部 と 、 こ の ェ ア バ ッ グ の 外周 縁 を折 り 畳み の 中心側 に 向か つ て押圧 す る 押圧手段 と 、 前記エ ア バ ッ グ の 前記載置 部か ら の 離間寸法 を規制す る 高 さ 規制手段 と を 具備 し た も の で あ る 。 そ し て、 こ の 構成で は、 広 げ た ェ ア バ ッ グ を押圧手段 に よ り 中心側 に 押 し 込 む こ と に よ り 、 高 さ 規制手段 に よ り 高 さ を規制 さ れ た ェ ア バ ッ グを 、 中心部の 周 囲 に 略波状 に折 り 畳み 、 折 り 畳 ま れず に 外周 側 に 突 出 し た 部分 は、 折 り 畳ん だ部分 の外周側 に巻 き 付 け る な ど し て沿わせ る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グを 所定 の 形状 に折 り 畳 む こ と がで き る 。 そ こ で、 エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み 工程を簡略化 し 、 ェ 程 に要す る 時間 を 短縮 で き る と と も に、 こ の 工程 に 用 い る 装 置 も 簡略化で き 、 折 り 畳 み に要す る コ ス ト を低減で き る 。 ま た 、 エ ア バ ッ グ は 、 折 り 畳み の 中 心部の 周 囲 に 折 り 畳 ま れ る た め 、 ガ ス が 中心部 に流 入 し た 際 に は 、 正面側 に 向 か っ て 中心部か ら 迅速円 滑 に膨張展開 さ せ る こ と がで き る 。
ま た 、 複数の 押圧手段 と 、 こ れ ら 押圧手段 同士の 間 に 位置す る エ ア バ ッ グの 移動 を規制 し て耳部を形 成す る 放射位置規制手段 と を 具備 す る こ と に よ り 、 各押圧手段 に よ り エ ア バ ッ グ を 中心側 に 押圧 す る 際 に 、 放射位 置規制手段 に よ り 、 折 り 畳 ま れ た 部分同 士の 間 に 位 置 し て、 中心部か ら 外周 側 に 放射状 に突 出す る 耳部 を形成 し 、 押圧手段 に よ り 押圧 さ れ た部 分を整然 と 折 り 畳む こ と がで き る と と も に 、 耳部を 折 り 畳ん だ 部分の 外周 側 に 巻 き 付 け る な ど し て沿わ せ る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ を 所定 の 形状 に 容易 に 折 り 畳む こ と がで き る 。
そ し て、 外周側 に 突 出 し た 部分 を折 り 覺ん だ部分 の外周 側 に 巻 き 込み 沿 わせ る 巻 き 込み手段 を 具備す る こ と に よ り 、 巻 き 込み手段 に よ り 、 折 り 畳 ん だ部 分の 外周 側 に 突出 し た 部分 を折 り 畳ん だ部分 の 外周 側 に 巻 き 込 み沿わ せ る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ を容 易 に 所定の 形状 に折 り 畳む こ と がで き る
さ ら に 、 折 り 曼ん だ エ ア バ ッ グ を こ の エ ア パ ッ グ が収納 さ れ る カ バ ー 体 に 挿入す る 挿入手段を 具備す る こ と に よ り 、 折 り 畳ん だ形状を 保持す る た め に特 別 な 構成を 設 け る 必要 が な く 、 折 り 畳み 工程 を迅速 に終了 で き る と と も に 、 こ の エ ア バ ッ グ を 用 い る ェ ア バ ッ グ装 匿の製造 を 容易 に で き る 。
図面の 簡単 な 説明
第 1 図 は 、 本発明 の エ ア バ ッ グ装置の 一実施の 形
態を 示す分解斜視図で あ り 、 第 2 図 は 同上エ ア バ ッ グ装置 の 断面図で あ り 、 第 3 図 は 同上エ ア バ ッ グ装 置 の斜視図で あ り 、 第 4 図 は 同上 エ ア バ ッ グ の折 り 畳み方法を 示す説明 図 で あ り 、 第 5 図 は 同上エ ア バ ッ グの 折 り 畳み方法を 示す平面図 で あ り 、 第 6 図 は 同上エ ア バ ッ グの折 り 畳み方法を示す斜視図であ り、 第 7 図 は 同上エ ア バ ッ グの 折 り 畳 み状態を 示す平面 図で あ り 、 第 8 図 は 同上エ ア バ ッ グ の折 り 畳み状態 を 示す斜視図で あ り 、 第 9 図 は 本発 明の 第 2 の 実施 の 形態を 示すエ ア バ ッ グ の 折 り 畳み方法の 説明図で あ り 、 第 1 0 図 は 本発明 の 第 3 の 実施の 形態 を 示す エ ア バ ッ グ装置の 一部 の 平面図で あ り 、 第 1 1 図 は 同上第 3 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み方法 の 説明図で あ り 、 第 1 2 図 は 同上第 3 の 実施 の形態 の エ ア バ ッ グ装置 の 説明図で あ り 、 第 1 3 図 は本発 明 の 第 4 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グの折 り 畳み状態 を 示す平面図で あ り 、 第 1 4 図 は 本発明 の 第 5 の実 施の形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み 状態を 示す平面図 で あ り 、 第 1 5 図 は本発 明 の 第 6 の 実施の 形態の ェ ァ バ ッ グの折 り 畳み状態 を 示す平面図で あ り 、 第 1 6 図 は 本発明 の 第 7 の 実施の 形態 の エ ア バ ッ グの 折 り 覺み 状態を示す平面図 であ り 、 第 1 7 図 は 本発明 の 第 8 の 実施の形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み方法を 示す説明図で あ り 、 第 1 8 図 は本発明 の 第 9 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グの 折 り 畳 み状態 を示す平面図で
あ り 、 第 1 9 図 は 同上第 9 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グ の折 り 覺み 方法を 示 す一部 の斜視図で あ り 、 第 2 0 図 は 同上第 9 の 実施 の 形態 の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳 み方法を 示す 第 1 9 図 の A 方 向 か ら 見 た 側面図で あ り 、 第 2 1 図 は 同上第 9 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み に 用 い る 装 置 の説明 図 で あ り 、 第 2 2 図 は 同上第 9 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳みェ 程を示す説明 図で あ り 、 第 2 3 図 は 同上第 9 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グ の 折 り 畳み工程 を示す説 明図で あ り 、 第 2 4 図 は 同 上第 9 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グ の折 り 畳み 工程を 示す説明 図で あ り 、 第 2 5 図 は 同上第 9 の 実施の形態の エ ア バ ッ グの折 り 畳み工程 を 示す説明図で あ り 、 第 2 6 図 は 同上第 9 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グの 折 り 畳み 工程を 示す説明 図で あ り 、 第 2 7 図 は 同上第 9 の 実施の 形態の エ ア バ ッ グ の折 り 畳み 工程を 示 す 説明 図で あ り 、 第 2 8 図 は 同 上第 9 の 実施 の形態の エ ア バ ッ グ の折 り 畳み 工程を 示す説明 図で あ り 、 第 2 9 図 は 同上第 9 の 実施 の形 態のエアバ ッ グの折 り 量み工程を示す説明図であ り 、 第 3 0 図 は 同上第 9 の 実施の 形態 の エ ア バ ッ グ の折 り 量み工程を 示す説明 図で あ り 、 第 3 1 図 は 同上第 9 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グ の折 り 畳み工程 を 示す 説明図で あ り 、 第 3 2 図 は 同上第 9 の実施の 形態の エ ア バ ッ グの 折 り 畳 み 工程を 示す 説明図で あ り 、 第 3 3 図 は 同上第 9 の 実施の形態の エ ア バ ッ グ の 折 り
1 畳みェ程を 示す説明 図 で あ り 、 第 3 4 図 は 本発明の 第 1 0 の 実施の 形態 を 示す ェ 了 バ ッ グ装 置 の 断面図 で あ り 、 第 3 5 図 は 本発明 の の実施の 形態を 示すェ ァ バ ッ グ装置 の 折 り 畳み 工程を示す 説 明図で あ 。 さ ら に 、 第 3 6 図 は本発明 の ェ ァ バ ッ グ の 折 畳方法 お よ び そ の 装置 の 第 1 2 の 実施の 形態 を示す 作業ェ程の 説明図で あ り 、 第 3 7 図 は 同上ェ ァ バ ッ グを備 え た エ ア バ ッ グ装置 の 分解斜視図 で あ り 、 第 3 8 図 は 同上折畳装置 の 全体図で あ り 、 第 3 9 図 は 同上折畳装置 の一部 の 斜視図で あ り 、 第 4 0 図 は 同 上折畳装置を 用 い た作業工程を説明す る 第 3 6 図の I 一 I 位置 に お け る 断面図で あ り 、 第 4 1 図 は 同上 第 4 0 図 に 続 く 作業工程を説明 す る 第 3 6 図の I — I 位置 に お け る 断面図 で あ り 、 第 4 2 図 は 同上第 3 6 図の I I - 1 1位置 に お 断面図で あ り 、 第 4 3 図 は 同上第 4 2 図 に続 く 作業ェ程 を 説明す る 斜視図で あ り 、 第 4 4 図 は 同上第 4 3 図 に 続 く 作業工程を 説 明す る 斜視図で あ り 、 第 4 5 図 は 同上第 4 4 図 に続 く 作業工程 を説明す る 斜視図で あ り 、 第 4 6 図 は 同 上図 4 5 に 続 く 作業工程 を説明す る 斜視図で あ り 、 第 4 7 図 は 同上第 4 6 図 に 続 く 作業工程 を 説 明す る 図 3 6 の I 一 I 位置 に お け る 断面図で あ り 、 第 4 8 図 は 同上斜視図で あ り 、 第 4 9 図 は本発 明 の 押圧手 段の 他の 実施 の 形態を 示す斜視図で あ り 、 第 5 0 図 は本発明 の 高 さ 規制手段の 他の 実施の形態を 示す斜
視図で あ り 、 第 5 1 図 は本発明の 高 さ 規制手段の 他 の 実施 の 形態を示す 斜視図で あ り 、 第 5 2 図 は 本発 明 の 高 さ 規制手段の 他 の 実施 の 形態 を 示す斜視図で あ り 、 第 5 3 図 は 本発明 の 放射位置規制手段 の 他の 実施の 形態を 示す平面図で あ り 、 第 5 4 図 は 同上第 5 3 図 の I I I 一 I I I 断面図で あ る 。
発明 を 実施 す る た め の最良の 形態 以下、 本発明 の 一実施 の 形態を 図面を参照 し て説 明す る 。
第 1 図な い し 第 3 図 に お い て、 1 は エ ア バ ッ グ装 置 で、 こ の エ ア バ ッ グ装置 1 は、 自 動車の ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ルの ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル本体の 中央の ボ ス 部 に取 り 付 け ら れ、 乗員 (運転者) を 衝突の 衝 撃か ら 保護す る よ う 〖こ な っ て い る 。 な お 、 ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル は 、 通常、 所定範囲 で傾動可能 に設 け ら れ、 通常傾斜 し た状態で用 い ら れ る も ので あ る が、 以下、 エ ア バ ッ グ装 置 1 の正面側 で あ る 乗員側 を上 側、 エ ア バ ッ グ装置 1 の 底面側 で あ る 車体側 を下側 と し 、 通常 自 動車の 前側上方す な わ ち フ ロ ン ト ガ ラ ス 側 の 部分 を 前側、 自 動車の 後側下方 と な る 部分を 後側 と し て説明す る 。
そ し て 、 こ の エ ア ノく ッ グ装置 1 は 、 ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル本体 に取 り 付 け ら れ る 平面矩形状で金属製 の ベ ー ス プ レ ー ト 1 1と 、 こ の ベ ー ス プ レ ー ト 1 1の 上 側 に折 り 畳ん だ状態 で配置 さ れ る 袋状の エ ア バ ッ グ
12と 、 こ の エ ア バ ッ グ 12を上側 か ら 覆 っ てベ ー ス プ レ ー ト 11に 取 り 付 け ら れ る カ バ ー 体 (モ ジ ユ ー カ ノく 一 ) 14と 、 こ の ベ ー ス プ レ ー ト 11に 下側 力、 ら 取 り 付 け ら れて エ ア バ ッ グ 12に ガ ス を供袷す る ィ ン フ レ ー タ 16と な ど か ら 構成 さ れて い る 。
す な わ ち 、 イ ン フ レ 一 夕 16は 、 略 円 柱状を な す本 体部 16a を 備 え、 こ の 本体部 16a の 外周 部 に フ ラ ン ジ 部 16b が形成 さ れて い る と と も に 、 こ の フ ラ ン ジ 部 16b の 上側 の 外周 面 に 位置 し て 、 ガ ス を 噴射す る ガ ス噴射口 16c が所定の間隔で複数形成 さ れて い る。
ま た、 エ ア バ ッ グ 12は 、 例 え ば、 平面 円 形状の 2 枚の基布 12a , 12b の 周 縁部同士 を縫 い 合わ せ、 広 げ た状態で 円板状、 膨 ら ん だ状態 で偏平 な 球状 に な つ て い る 。 そ し て 、 こ の エ ア ノく ッ グ 12の 下面 の 中央 部が底面部 21と な り 、 こ の底面部 21に 、 円孔状 の ガ ス 流入 口 22が形成 さ れ て い る と と も に 、 こ の 底面部 21に対 向 す る 上面が正面部 23に な つ て い る 。
さ ら に 、 カ ノ、 一 体 14は、 ボ ス 部 お よ び 4 本 の ス ポ ー ク 部の 一部を覆 う 被覆部 26と 、 こ の 被覆部 26の 裏 面か ら 下側 に 突設 さ れ た取付壁部 27と が、 例 え ば、 合成樹脂 を 射 出 し て一体 に形成 さ れ て い る 。 ま た、 こ の カ ノ < 一 体 14に は 、 ホ ー ン ス ィ ッ チ機構 31が取 り 付 け ら れ て い る 。 こ の ホ ー ン ス ィ ッ チ 機構 31は、 被 覆部 26の 上面側 に 形成 さ れた 凹設部 26a に 配置 さ れ る メ ン ブ レ ン ス イ ッ チ 32、 セ ン タ パ ッ ド 33、 お よ び
上部 リ ン グ 34と 、 被覆部 26の 下面側 に配置 さ れ る 下 部 リ ン グ 35と を備 え 、 こ れ ら の 部材が、 上側 か ら 挿 入 さ れて 各部材を貫通す る 複数の シ ャ フ ト 37と 下部 リ ン グ 35の 下側 で こ れ ら シ ャ フ ト 37に係止す る E リ ン グ 38と に よ り 被覆部 26に 固定 さ れて い る 。 な お、 メ ン ブ レ ン ス イ ッ チ 32に は 、 変形時 に接点が閉成 さ れ る シ ー ト 状の ス ィ ッ チ 本体 32a と 、 こ の ス ィ ッ チ 本体 32a か ら 延設 さ れ、 取付壁部 27の 内側 に 沿 っ て 配置 さ れ る接続片部 32b と が設 け ら れて い る 。 ま た、 セ ン タ パ ッ ド 33、 上部 リ ン グ 34、 お よ び シ ャ フ ト 37 は、 い わ ゆ る I D マ ー ク な ど を デザ イ ン す る な ど し て、 装飾部材 と し て用 い る こ と 力 で き る 。
そ し て、 こ の エ ア く ッ グ装置 1 で は、 エ ア < ッ グ 12力く、 外形略矩形状で環状の リ テ ー ナ 41お よ び図示 し な い リ ベ ッ ト な ど を 用 い て、 ベ ー ス プ レ ー ト 11の イ ン フ レ 一 夕 取付孔 11a に ガ ス 流入 口 22を 合 わ せ て ベ ー ス プ レ ー ト 11の 上側 に配置 さ れ る 。 ま た 、 イ ン フ レ ー 夕 16は、 本体部 16a を イ ン フ レ 一 タ 取付孔 11 a を介 し て ガ ス流入 口 22に下側 か ら 挿入 し 、 リ テ ー ナ 41か ら 突設 し た ボ ル ト 41 a 力 フ ラ ン ジ 部 16 b に貫 通 し た 状態 で配置 さ れ る 。 そ し て 、 こ の 状態で、 各 ボ ル ト 41 a に 下側か ら ナ ツ 卜 43を 螺合 し て締 め 付 け る こ と に よ り 、 リ テ ー ナ 41と イ ン フ レ 一 夕 16の フ ラ ン ジ部 16 b と の 間 に エ ア バ ッ グ 12と ベ ー ス プ レ ー ト 11と 力 挟持 さ れ、 こ の ベ ー ス プ レ ー ト 11に 、 エ ア
ッ グ 1 2と ィ ン フ レ ー 夕 1 6と 力 取 り 付 け ら れ る 。 さ ら に 、 エ ア バ ッ グ 1 2を 所定の形状 に 折 り 畳み 、 こ の ェ く ッ グ 1 2に カ バ 一 体 1 4を被せ た 状態で、 カ バ ー体 1 4の取付壁部 2 7が リ ベ ッ ト 4 4に て ベ ー ス プ レ ー ト 1 1 の 側部 に 固定 さ れて い る 。 な お 、 前後の 取付壁部 2 7 に 固着 さ れ る リ ベ ッ ト 44は、 取付壁部 2 7に 係 合す る ア シ ス ト プ レ ー ト 4 5を 介 し て 固着 さ れて い る 。 さ ら に、 ィ ン フ レ ー 夕 1 6の 下側部 に ィ ン フ レ ー タ カ バ ー 4 6が取 り 付 け ら れ、 エ ア バ ッ グ装 置 1 が組み 立て ら れて い る 。
そ し て、 こ の エ ア バ ッ グ装置 1 は 、 自 動車が衝突 し た際 な ど に は、 図示 し な い 衝突診断ュ ニ ッ ト な ど か ら の 信号 に よ り ィ ン フ レ 一 タ 1 6の 点火器が起動 さ れ、 充填 し た推進薬 を 反応 さ せ る こ と に よ り 、 周面 に 形成 し た ガ ス 噴射 口 1 6 c か ら エ ア バ ッ グ 1 2の 内部 に ガ ス を急速 に 噴射す る 。 す る と 、 エ ア バ ッ グ 1 2は 急速 に 膨張展開 し 、 こ の膨張の 圧 力 に よ り カ バ ー体 1 4に他 の部分 よ り 脆弱 に形成 し た 所定の テ ア ラ イ ン で破断 し て 、 エ ア ッ グ 1 2の 突 出 口 が形成 さ れ る 。 こ の状態で、 エ ア バ ッ グ 1 2は 突 出 口 か ら 乗員側 に突 出 し 、 乗員 の 前面 に 膨張展開 し て 、 乗員を 衝突の衝 撃か ら 保護す る よ う に な っ て い る 。
次に 、 図面 を参照 し て エ ア バ ッ グ 1 2の 折 り 畳み方 法を説 明す る 。
ま ず、 第 4 図 に 示す よ う に 、 折 り 畳み に 用 い る 折
畳装置 51は、 互 い に 接近、 離間す る 上型 52、 下型 53 を備 え て い る 。 そ し て、 こ れ ら 上型 52お よ び下型 53 は 、 そ れぞれ ピ ス ト ン 54, 55を 備 え 、 下側 の ピ ス ト ン 55に は、 イ ン フ レ 一 タ 16の 形状 を模 し た下側 ブ ラ グ 55a が設 け ら れ て い る と と も に 、 上側 の ピ ス ト ン 54に は 、 下側 プ ラ グ 55 a の 上面 に 押圧 さ れ る 上側 プ ラ グ 54a が設 け ら れて い る 。 さ ら に 、 上型 52お よ び 下型 53に は、 上下の プ ラ グ 54a , 55a を 取 り 囲む よ う に し て、 円 筒状、 角 筒状 な ど の 筒状、 あ る い は複 数の板状 な ど を な し て 略 同心状 に 配 置 さ れ た 複数の 折畳板 56が備 え ら れ、 上下の ピ ス ト ン 54, 55と は 独 立 し て それぞれ進退可能に支持さ れてい る 。 そ し て、 こ れ ら 折畳板 56は、 第 4 図 ( b ) に 示す よ う に、 上 型 52と 下型 53と が接近 し た 状態で、 上下の折畳板 56 が交互 に組み 合わ さ れ る よ う に な っ て い る 。
そ こ で 、 第 4 図 ( a ) に 示す よ う に 、 上型 52と 下 型 53と を離間 さ せ た状態で、 下型 53の ピ ス ト ン 55の 上 に 、 ベ ー ス プ レ ー ト 11に 取 り 付 け ら れ た エ ア バ ッ グ 12を平面 円形状 に 広 げ て載置す る 。 そ し て 、 こ の 状態か ら 、 上型 52と 下型 53と を 互 い に接近 さ せ、 上 下 の折畳板 56を 内 周 側 か ら 順次交互 に 組み 合せ て い く 。 す る と 、 広 げ ら れ た エ ア バ ッ グ 12は 、 イ ン フ レ 一 夕 16の 外周 側 に 位置 し 、 ガ ス 流入 口 22を形成 し た 底面 部 21に 対 し て 直交 す る 方 向 に 、 す な わ ち 基 布 12a , 12b の 面力く イ ン フ レ 一 夕 16の 外面 に 沿 っ て垂
直 に な り 上下 の 端部で 屈 曲 さ れ る よ う に し て、 ガ ス 流入 口 22を 中心 と す る 環状 の 波状 に折畳 ま れ る 。 ま た 、 こ の 状態で、 イ ン フ レ 一 夕 16の 上側 に は 、 1 枚 の 基布 12a か ら な る 正面部 23が配置 さ れ る 。
続い て、 上型 52と 下型 53と を 離間 さ せ、 必要 に 応 じ て波状 に 折畳 ま れ た エ ア バ ッ グ 12を折畳装置 51か ら 取 り 出 し 、 図示 し な い 治具 あ る い は作業者の 手を 用 い て外周 側 の 四方か ら 押圧 し 、 第 5 図 に 示す よ う に 、 略矩形平板状を な す辺部 61を 4 か所 に 形成す る と と も に 、 こ れ ら 各辺部 61同士 を連接 し た 部分が、 辺部 61の 外側 に は み 出 し た 余部 (耳部) 62と な る 。
さ ら に、 第 6 図 に 示 す よ う に 、 各余部 62に つ い て そ れぞれ、 図示 し な い 治具 あ る い は作業者の 手を用 い て、 一部 を 隣接す る 一方の 辺部 61の 外周 側 に 沿わ せ、 他の 部分 を 隣接す る 他方 の 辺部 61の 外周 側 に沿 わ せて、 外形 を 平面略矩形状 と す る 。 こ の 状態で、 第 1 図、 第 7 図 お よ び第 8 図 に 示す よ う に 、 ェ ア バ ッ グ 12が カ バ ー 体 14の 取付壁部 27な どの形状 に 合わ せ た所定の 形状、 本実施の形態で は平面矩形状 に 整 然 と 折 り 畳 ま れ る 。
そ う し て 、 本実施 の 形態 に よ れ ば、 エ ア バ ッ グ 12 を 波状 に折 り 返 し た部分で あ る 複数の辺部 61を ィ ン フ レ ー タ 16の 外周 側 に 沿 っ て花弁状 に配置 し 、 イ ン フ レ ー タ 16の 上側 は 1 枚の 基布 12a か ら な る 正面部 23と し た た め 、 イ ン フ レ 一 タ 16か ら ガ ス を 噴射 し た
際 に は、 正面部 2 3の 内 側 に 円 滑 に ガ ス を導入 し て、 膨張の 初期段階 に お い て 、 正面部 23か ら エ ア バ ッ グ 12を正面側 に 向 か っ て 円 滑 に 膨張展開 さ せ る こ と が で き る 。 そ こ で、 必要以上 に ガ ス の 噴射の 圧力 を 高 め な く と も 、 カ バ ー 体 1 4の テ ア ラ イ ン を 円 滑 に 破断 し て、 エ ア ノ ッ グ 1 2を 円 滑 に 突出 さ せ る こ と がで き る 0
ま た 、 波状 に 折 り 返 さ れて配置 さ れた複数の辺部 6 1を余部 6 2で連続 さ せ 、 こ れ ら 余部 62を各辺部 6 1の 外周側 に 沿 っ て配置す る こ と に よ り 、 折 り 畳 む際 に 生 じ る 径方 向 な ど に 向 か う 不規則 な し わ の 発生を抑 制 し 、 折 り 目 を整然 と 配列 し て 、 エ ア バ ッ グ 1 2を所 望の形状 に 賦形 し て容易 にノ Jヽ さ く 折 り 畳む こ と がで き 、 エ ア バ ッ グ装置 1 を小形化で き る と と も に 、 ェ ァ バ ッ グ 1 2が カ バ ー 体 14か ら 突 出 し た後 は 、 側方 に も 迅速 円滑 に 展開 さ せ る こ と が で き 、 さ ら に 、 耐久 性の 向上な ど も 期待で き る 。
特 に 、 エ ア バ ッ グ 1 2を 折 り 畳ん で平面矩形状 と す る 場合 に は 、 矩形状 と し た 底面部 21の縁部 に 沿 っ て エ ア バ ッ グ 1 2を 容易 に 整然 と 折 り 畳む こ と が で き 、 エアバ ッ グ 1 2を容易に小 さ く 折 り 畳む こ と がで き る。
さ ら に 、 辺部 6 1お よ び余部 6 2を 3 個以上 と す る こ と に よ り 、 平面多角 形状 あ る い は平面円形形状を な す空間 に 収納す る の に 適 し た形状 に 容易 に 折 り 畳む こ と 力、'で き る と と も に 、 各余部 6 2に 円滑迅速 に ガ ス
を供給で き る 。
さ ら に 、 エ ア バ ッ グ 1 2の 大部分 を イ ン フ レ 一 夕 1 6 の 側方 に 配 置 し 、 ィ ン フ レ ー 夕 1 6の 上側 は 1 枚の 基 布 1 2 a 力、 ら な る 正面部 2 3と し た た め 、 こ の 正面部 2 3 の 上側 に 空間部を 形成 し 、 こ の 空間部 に 、 ホ ー ン を 吹鳴 さ せ る ホ ー ン ス ィ ッ チ機構 3 1を配置で き る 。 そ こ で 、 特別 に 薄型化 し た ホ ー ン 機構 を用 い る 必要が な く 、 ス ィ ッ チ の 信頼性の 向上、 組み付 け 工数の 削 減、 空間 の 有効利 用 な ど を 図 る こ と が で き る と と も に 、 エ ア バ ッ グ装 置全体を ホ ー ン ス ィ ッ チ で上下動 可能 に 支持す る 構成 な ど に比べて も 、 エ ア バ ッ グ装 置の ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル本体へ の 取付精度 を 容易 に 向上で き 、 外観 を 向上で き る 。
な お、 上記の 実施の 形態で は、 そ れぞれ複数の 円 筒状の折畳板 5 6を設 け た上型 5 2、 下型 5 3を 備 え た折 畳装置 5 1を 用 い た が、 例 え ば、 こ れ ら 上型 5 2お よ び 下型 5 3に は 、 エ ア バ ッ グ 1 2を 種 々 の 平面形状 を な し て波状 に 屈 曲 す る た め の 種 々 の 形状の折畳板 を 設 け る こ と がで き る 。 例 え ば、 上記の 実施の 形態 に お い て は、 上型 5 2お よ び下型 5 3に そ れ ぞれ 4 枚 の 矩形平 板伏の 折畳板 を設 け る こ と も で き 、 あ る い は 、 こ れ ら 4 枚 の 矩形平板状の 折畳板 に 加 え 、 余部 6 2を 同時 に形成す る 4 枚の 曲板状の折畳板 を備え さ せ る こ と も で き る 。 な お、 以下の 各実施の 形態 に お い て 、 同 様の構成 に つ い て は 同一の 符号 を 付 し て説明 を 省略
す る 。
ま た 、 上記 の 各実施 の 形態 で は、 各余部 6 2を辺部 6 1の 外周 側 に 沿わ せ る 際 に 、 各余部 6 2を 隣接す る 二 方の辺部 6 1の 外周 側 に 沿 わ せ た が、 例 え ば、 第 9 図 に 示す第 2 の 実施 の形態の よ う に 、 各余部 6 2を そ れ ぞれ隣接す る 一方の 辺部 6 1の 外周 側 の み に 沿 わせ る こ と も で き る 。
ま た 、 上記の 各実施の形態で は 、 4 か所 に 辺部 6 1 を形成 し て最終形状 を 平面略矩形状 と し た が、 カ バ 一 体 の 意匠 な ど に 合 わせ て、 種 々 の 形態 と す る こ と がで き 、 辺部 6 1の 数 も 適宜選択で き る 。
例 え ば、 第 1 0 図 な い し 第 1 2 図 に示す第 3 の 実 施の形態 の よ う に 、 3 本の ス ポ ー ク 部を 設 け た ス テ ァ リ ン グ ホ イ ー ル本体 な ど に 対 し て、 五角 形 の ベ ー ス プ レ ー ト 7 1を用 い る 場 合 に お い て は、 角 部 を前後 お よ び両側 に 向 け た リ テ ー ナ 4 1に よ り エ ア ノく ッ グ 1 2 を 固定す る と と も に 、 エ ア バ ッ グ 1 2は、 治具 を 用 い て環状 の 波状 に折 り 畳ん だ後、 第 1 1 図 ( a ) に 示 す よ う に 、 外周側 か ら 押圧 し 、 ベ ー ス プ レ ー ト 7 1の 形状 に 対応 し て 5 か所 の 辺部 6 1と 余部 6 2と を 形成す る 。 そ し て 、 第 1 1 図 ( b ) に 示す よ う に 、 前側 の 2 か所お よ び後端の 余部 6 2を 外周 側 に沿 わ せ る と と も に 、 側部 の 2 か所 の 余部 6 2は前記余部 6 2の 内 周 側 に押 し 込む よ う に し て辺部 6 1に 沿 わ せ、 さ ら に 、 前 側 の 2 か所 の 余部 6 2は、 一方 が他方 の 外周 側 に重な
る よ う に 配置す る 。 こ の 状態 で、 第 1 1 図 ( c ) に 示す よ う に 、 ベ ー ス プ レ ー ト 71上 に 納 ま る よ う に、 エ ア バ ッ グ 12が略五角 形 に折 り 畳 ま れ る 。 な お、 こ の 実施の 形態で は 、 第 1 2 図 ( a ) に 示す よ う に、 辺部 61を 形成す る 蛇腹 の 数 は 4 個 、 蛇腹 の 高 さ 寸法 hiは 3 5 mmで あ る 。 ま た 、 こ の 実施 の形態で は、 第 1 2 図 ( b ) に 示す よ う に 、 辺部 61の 一部力く イ ン フ レ ー タ 16の 上側 に 乗 り 上 げ る よ う に し て配置 さ れ、 こ の部分で は 、 蛇腹 の 高 さ 寸法 h2は 5 0 mniに な っ て い る 。
さ ら に 、 辺部 61の 外周 側 に 沿 わ せ る 余部 62の 形状 に つ い て も 、 単 に巻 き 付 け る よ う に し て沿 わ せ る 形 状の ほ か、 第 1 3 図 に 示す第 4 の 実施の 形態 の よ う に 、 余部 62の 端末 を 内側 に 1 回折 り 返 し た状態で辺 部 61に 沿 わ せ 、 ま た 、 第 1 4 図 に 示す第 5 の 実施の 形態の よ う に 、 余部 62の 端末 を 外側 に 1 回折 り 返 し た状態で辺部 61に 沿わ せ 、 あ る い は 、 第 1 5 図 に 示 す第 6 の 実施の 形態の よ う に 、 余部 62の 端末 を 外側 に 1 回、 内 側 に 1 回折 り 返 し た状態で辺部 61に 沿わ せ、 さ ら に は 、 第 1 6 図 に 示す 第 7 の実施 の 形態の よ う に 、 余部 62の 端末 を 外側 に 2 回す な わ ち 波状 に 折 り 返 し た 状態で辺部 61に 沿 わ せ る こ と も で き る 。
ま た、 第 1 7 図に示す第 8 の実施の形態の よ う に、 エ ア バ ッ グ 12を 平面矩形状 な ど に 折 り 畳 む場 合 に 、 4 か所の 余部 62を 、 波状 に屈 曲 し て両側 の 2 か所の
辺部 6 1の 外周 側 に 沿わ せ る こ と も で き る 。
さ ら に 、 上記の 各実施の形態で は、 円 形状 に 広げ た エ ア バ ッ グ 1 2を折 り 畳む 際 に は 、 ま ず、 各折 り 目 が ィ ン フ レ ー 夕 1 6の 周 囲を 囲 ん で連続 し た環状の折 り 目 を 形成 し 、 こ の 折 り 目 を垂直 な 折 り 目 で 分割 し て辺部 6 1お よ び余部 6 2を形成 し た が、 こ の よ う な 折 り 目 は必ず し も環状に連铳す る 必要はな く 、 例えば、 第 1 8 図 な い し 第 2 0 図 に示す第 9 の実施 の 形態の よ う に 、 折 り 畳み工程 あ る い は折 り 畳み 後の 形状 に お い て 、 各折 り 目 が連続せ ず に 複数 に 分割 さ れ た状 態 と す る こ と も で き る 。
次 に 、 こ の 第 9 の 実施の 形態の 折 り 畳み 工程を 図 面 を参照 し て説明す る 。
ま ず、 第 2 1 図お よ び第 2 2 図 に 示す よ う に 、 折 り 畳み に 用 い る 折畳装置 8 1は 、 互 い に上下 に 配置 さ れ た上側治具 8 2お よ び下側洽具 8 3と 、 こ れ ら 上側治 具 8 2お よ び下側治具 8 3の 側方 に配置 さ れ た 圧縮手段 と し て の押圧治具 8 5お よ び第 3 3 図 に 示す卷付手段 と し て の 巻付治具 8 6を備 え て い る 。 そ し て、 上側治 具 8 2お よ び下側治具 8 3は、 そ れぞれ ピ ス ト ン 8 7 , 8 8 を 備え 、 下側 の ビ ス ト ン 8 8に は 、 ィ ン フ レ ー 夕 1 6の 形状を摸 し た下側 プ ラ グ 8 8 a が設 け ら れて い る と と も に 、 上側 の ピ ス ト ン 8 7に は 、 下側 プ ラ グ 8 8 a の上 面 に緩や か に 嵌合 し て押圧 さ れ る 上側 プ ラ グ 8 7 a が 設 け ら れて い る 。 さ ら に 、 上側治具 8 2に は、 上側 の
プ ラ グ 87a を上側 か ら 覆 う よ う に し て、 折畳手段を 構成す る 4 個 の 折畳具 A l , A 2 , A 3 , A 4 が設 け ら れ て い る と と も に 、 下側治具 83に は、 下側 ブ ラ グ 88a を下側 か ら 覆 う よ う に し て 、 折畳手段を構成 す る 4 個 の 折畳具 B l , B 2 , B 3 , B 4 力く設 け ら れて い る 。 そ し て 、 各折畳具 A l 〜 B 4 は、 エ ア シ リ ン ダ な ど図示 し な い 駆動装 置 に よ り そ れぞ れ独立 し て上下方 向 に駆動 さ れ、 第 2 2 図 に示す よ う に、 水平 に 配置 さ れ た矩形板状の 基板部 A la〜 B 4aを備 え て い る と と も に 、 各基板部 A la〜 B 4aの 外側 の 四 方 の縁部か ら は 、 そ れぞれ垂直状 に 折畳板 A lb〜 B 4bが突設 さ れて い る 。 そ し て、 第 2 5 図 に 示す よ う に、 各折畳具 A 1 〜 B 4 が互 い に 接近 し た状態で、 上下の 折畳板 A lb〜 B 4bが交互 に 組み 合わ さ れ る よ う に な つ て い る 。 ま た 、 各折畳板 A lb〜 B 4bは、 例 え ば第 2 7 図 に 示す よ う に 、 余部 62を辺部 61の 外周 に 沿わ せ る ま で、 折 り 畳 ま れ た辺部 61の形状 を 保持 す る よ う に な っ て い る 。
さ ら に 、 下側治具 83に は 、 少 な く と も 下側 の 折畳 板 B ib〜 B 4bに 対 向 す る 位置 を 除 き 、 第 2 4 図 に 示 す よ う に 、 広 げ ら れ た エ ア バ ッ グ 12が載置 さ れ る ェ ア バ ッ グ載置部 91が設 け ら れ て い る 。
—方、 上側治具 82に は、 そ れぞ れ上下方向 に駆動 さ れ る 4 個 の 開放線形成手段 と し て の 開放線形成具 93が設 け ら れて い る 。 そ し て 、 各開放線形成具 93に
は、 各折畳板 A lb〜 B 4b同士 の 間 に 位置 し て 、 す な わ ち ベ ー ス プ レ ー ト 11の対角 線 を 延長 し た方 向 を長 手方向 と す る 開放線形成板 93a が垂直 に 設 け ら れ、 こ れ ら 開放線形成板 93 a の 下端部が、 エ ア バ ッ グ載 置部 91上 に 僅か な 間隔 を 介 し て対 向す る よ う に な つ て い る 。
ま た 、 押 圧治具 85は 、 四方 に 配置 さ れ た各折畳板 A lb〜 B 4bそ れぞれ に 対向 し て 四方 に配置 さ れ、 中 心側す な わ ち ィ ン フ レ ー 夕 16の 形状 を摸 し た 下側 プ ラ グ 88a に 向 か っ て進退可能 に 設 け ら れて い る 。 そ し て、 こ れ ら 押圧治具 85に は 、 エ ア バ ッ グ 12を押圧 す る 押圧板 85a がベ ー ス プ レ ー ト 11の 四辺 に 沿 っ て 垂直 に設 け ら れて い る 。 ま た 、 第 2 7 図 な ど に 示す よ う に 、 各押圧板 85a に は、 上側 の 折量板 A lb〜 A 4bを避 け る 切 り 欠 き が形成 さ れ、 正面視略 E 字状 に 形成 さ れ て い る 。
さ ら に 、 卷付治具 86は 、 第 3 3 図 に 示す よ う に 、 そ れぞれベ ー ス プ レ ー ト 11の 四辺 の 延長線 に 沿 っ て 配置 さ れ る と と も に 、 こ れ ら 延長線 に沿 っ て 進退駆 動 さ れ る よ う に な っ て い る 。
そ し て、 エ ア バ ッ グ 12を 折 り 畳 む 際 に は 、 ま ず、 初期状態 に お い て は 、 第 2 1 図お よ び第 2 2 図 に 示 す よ う に 、 上側治具 82と 下側治具 83と を上下 に 離間 さ せ る と と も に 、 各押 圧治具 85お よ び卷付治具 86は 外周側 に離 間 さ せ る 。 こ の 状態で 、 ベ ー ス プ レ ー ト
11に取 り 付 け た エ ア バ ッ グ 12を エ ア バ ッ グ載置部 91 上に 円 形状 に 広 げ る と と も に 、 エ ア バ ッ グ 12の ガ ス 流入 口 22す な わ ち ベ ー ス プ レ ー ト 11の ィ ン フ レ ー タ 取付孔 11a に下側 プ ラ グ 88a を 挿入 し て装着す る 。 続 い て、 図示 し な い ポ ン プ に よ り エ ア バ ッ グ 12内 の 空気を抜 き 、 エ ア バ ッ グ 12の 嵩体積を減 ら す。
続 い て、 第 2 3 図 に 示す よ う に 、 上側治具 82の 上 側 プ ラ グ 87 a を下降 さ せ、 こ の 上側 プラ グ 87 a と 下 側 プ ラ グ 88 a と の 間 で エ ア バ ッ グ 12の 上 側 の 基 布 12a の 正面部 23を挟持す る 。
さ ら に 、 第 2 4 図 に 示す よ う に 、 各開放線形成具 93を下降 さ せ 、 開放線形成板 93a の 下端部 を 、 エ ア バ ッ グ載置部 91上に僅かな 間隔を介 し て対向 さ せ る。 す な わ ち 、 こ の 状態で、 開放線形成板 93a と ェ ア バ ッ グ載置部 91と に挟 ま れ た部分の エ ア バ ッ グ 12は、 直線状を な し た ま ま 、 若干移動可能 に保持 さ れて い る
続い て、 第 2 5 図 に 示す よ う に 、 各折畳具 A 1 〜 B 4 を互 い に 接近 さ せ て互 い に 組み 合わ せ、 広 げ ら れ た エ ア バ ッ グ 12を 、 イ ン フ レ 一 夕 16の 外周 側 に 位 置 し 、 ガ ス 流入 口 22を 形成 し た底面部 21に 対 し て直 交す る 方 向 に 、 す な わ ち 基布 12a , 12b の面が イ ン フ レ ー タ 16の 外面 に 沿 っ て垂直 に な り 上下 の 端部で 屈 曲 さ れ る よ う 〖こ し て 、 ガ ス 流入 口 22を 中心 と す る 波状 に 折 り 畳む。
そ し て 、 こ の 際、 各折登具 A l 〜 B 4 を 内 周側か ら 移動 さ せ 、 す な わ ち 、 B l , A 1 , B 2 , A 2 , Β 3 , A 3 , Β 4 , Α 4 の 順 で移動 さ せ る こ と に よ り 、 各折畳板 A lb〜 B 4bが順次基布 12a , 12b に 当 接す る 。 す る と 、 エ ア バ ッ グ 12は 、 第 2 6 図 ( a ) に示す円形状に広げ ら れた状態か ら 、 第 2 6 図 ( b ) に 示す よ う に 、 辺部 61と 余部 62と を 構成す る 一重 目 の 折 り 目 が 同 時 に 形成 さ れ る と と も に、 各余部 62の 先端部 に折 り 目 頂点 P 1が形成 さ れ、 折 り 目 が 4 か所 で分割 さ れ る 。 続 い て 、 第 2 6 図 ( c ) に 示す よ う に 、 一重 目 の 折 り 目 の 外周側 に沿 っ て エ ア バ ッ グ 12 が波状 に 折 り 畳 ま れ、 二重 目 の折 り 目 を形成す る と と も に 、 各余部 62の 先端部 に 折 り 目 頂点 p2が形成 さ れ る 。 さ ら に 、 同様 に 折 り Sみ 、 第 2 6 図 ( d ) に 示す よ う に、 三重 目 の折 り 目 が形成さ れる と と も に、 各余部 62の 先端部 に 折 り 目 頂点 P3が形成 さ れ る 。 そ し て、 最後 に 、 エ ア バ ッ グ 12の 外周 の縁部近傍 を折 り 返す こ と 〖こ よ り 、 折 り 目 P4, p5が形成 さ れ、 第 2 6 図 ( e ) お よ び第 2 7 図 に 示す よ う に 、 辺部 61と 余部 62と が 4 か所ずつ に形成 さ れ る 。
ま た 、 こ の 状態で、 各余部 62は 、 折 り 目 頂点 pi, p2, p3を通 る 線、 す な わ ち 底面の 中心を 通 っ て エ ア バ ッ グ 12の 内 周 側 か ら 外縁部 ま で連通す る 開放線部 75に よ り 分割 さ れ て い る 。 す な わ ち 、 こ の 開放線部 75に よ り 、 辺部 61と 余部 62と を構成す る 折 り 目 は す
ベて分断 さ れ た 状態 に な っ て い る 。
続 い て、 第 2 7 図の 矢印 に 示す よ う に 、 必要 に 応 じ て各開放線形成具 93を上昇 な ど し て退避 さ せ た 状 態で、 第 2 8 図 に 示す よ う に 、 各押圧治具 85を 上昇 さ せ、 さ ら に 内 周 側 に 移動 さ せ る 。 す る と 、 ま ず、 各押圧治具 85の押圧板 85a は 、 最外周側 に 位 置す る 折畳具 A 4 の折畳板 A 4bに組み合わ さ れ る と と も に、 エ ア バ ッ グ 12の 各辺部 61の 外周 に 押圧 し て 、 形状 を 保持す る 。 そ し て、 こ の 状態で、 最外周 側 に 位置す る 上下の折畳具 A 4 , B 4 を 上下 に退避 さ せ る 。
さ ら に 続 い て、 折畳具 A 3 の 折畳板 A 3bに 組み 合 う ま で各押圧治具 85を 内 周側 に 前進 さ せ、 エ ア バ ッ グ 12を押圧 し た状態で、 外周 側 に 位置す る 上下 の 折 畳具 A 3 , B 3 を 上下 に退避 さ せ る 。 そ し て 、 こ の よ う な動作 を繰 り 返 し 、 各押圧治具 85を 前進 さ せ な 力く ら 、 第 2 9 図お よ び第 3 0 図 に 示す よ う に 、 残 る 上下の 折畳具 A 2 , B 2 , A 1 , B 1 お よ び上側 プ ラ グ 87a を抜 き 取 る 。
続い て、 第 3 1 図 に 示す よ う に 、 上側 の 折畳具 A 1 〜 A 4 を 再 び下降 さ せ、 こ れ ら 折畳具 A l 〜 A 4 の 各折畳板 A lb〜 A 4Bで、 折 り 畳 ま れ た エ ア バ ッ グ 12の各辺部 61の外側 を押 さ え て形状 を保持 し つ つ 、 各押圧治具 85を外周 側 に後退 さ せ る 。
こ の 状態か ら 、 第 3 2 図お よ び第 3 3 図 に 示す よ う に 、 各卷付治具 86を前進 さ せ、 角 部か ら 4 方 向 に
突出 し た 余 部 6 2を そ れぞれ隣接 し た 各辺部 6 1に 沿わ せ、 外形 を 平面略矩形状 と す る 。 さ ら に 、 こ の 状態 か ら 、 下降 し た折畳具 A l 〜 A 4 を 再 び上昇 さ せ る と と も 〖こ 、 各巻付治具 8 6を後退 さ せ る こ と に よ り 、 5 第 1 8 図 に 示す よ う に 、 エ ア バ ッ グ 1 2力く カ バ ー 体 1 4 の取付壁部 2 7な どの 形状 に 合わ せ た 所定 の形状、 本 実施の 形態で は平面矩形状 に 整然 と 折 り 畳 ま れ る 。
そ し て 、 こ の 第 9 の 実施の 形態 に よ れ ば、 上記の 各実施の 形態 の 効果 に加 え 、 エ ア バ ッ グ 1 2の 内 周 側 0 か ら 外縁部 ま で連通す る 開放線部 75を形成 し た ため、 エ ア ノ< ッ グ 1 2に ガ ス を流入 し た 際 に は、 ま ず、 エ ア バ ッ グ 1 2の 正面部 2 3に ガ ス を 円滑 に 供給 し 、 カ バ ー 体 1 4を 開裂 さ せ て エ ア バ ッ グ 1 2を 円 滑 に 突出 さ せ る こ と が で き る と と も に 、 エ ア バ ッ グ 1 2が カ バ ー 体 1 4 5 の 外部 に 突 出 し た後 に は 、 エ ア バ ッ グ 1 2の 中央部 に 噴射 さ れ る ガ ス を 外周側 に 円 滑 に供給 し 、 エ ア バ ッ グ 1 2を 外周 側 に 向 か っ て 円滑 に 展開 さ せ る こ と がで さ る 0
な お、 こ の 第 9 の 実施 の形態で は 、 辺部 6 1と 余部 0 6 2と を構成す る 折 り 目 を内周側か ら 順次形成 し たが、 手作業 に よ り あ る い は折畳装 置 を 用 い る な ど し て、 適宜の 順序 あ る い は 同時 に 、 各折 り 目 を 形成す る こ と も で き る 。 さ ら 〖こ 、 こ の よ う な 開放線部 7 5は 、 他 の 実施 の 形態の エ ア バ ッ グ 1 2に 適用 す る こ と も で き
L ϋ -to n
さ ら に 、 第 2 図 な ど に 示す実施 の形態で は 、 イ ン フ レ ー 夕 1 6の 上側 に 空間 を 確保 し 、 ホ ー ン ス ィ ッ チ 機構 3 1を 配 置 し た が、 例 え ば、 第 3 4 図 に 示す第 1 0 の 実施 の 形態の よ う に 、 凹設部 を 形成 し な い カ バ 一 体 1 0 1 を 用 い、 ガ ス 噴射 口 1 0 2 aを 2 列 に 配置す る な ど し て 高 さ 寸法を大 き く す る 一方で径寸法 を小 さ く し た イ ン フ レ 一 夕 1 0 2 を用 い 、 エ ア バ ッ グ装置 1 の平面形状 を小 さ く す る こ と も で き る 。
ま た 、 上記の 各実施 の 形態 に お い て、 エ ア バ ッ グ 1 2を折 り 畳 む 際 に は、 種 々 の 折畳装置を 用 い て工程 を 自 動化 し 、 あ る い は、 すべ て手作業 に よ り 折 り 畳 み 、 ま た は 、 折畳装置 と 手作業 と を組み 合わ せ る こ と も で き る 。
ま た 、 上記の各実施の形態 で は 、 例え ば第 2 図 に 示す よ う に 、 エ ア バ ッ グの 各辺部 は 、 エ ア バ ッ グの 上下 に 配置 し た治具 に よ り 、 一定の 形状が正確 に 反 復す る 略波状に折 り 畳んだ構成に つ いて説明 し たが、 必ず し も こ の よ う な構成 に 限 ら れ る も の で は な く 、 若干の 不規則、 不均一 な 形状の あ る 略波状 に 折 り 畳 む こ と も で き る 。 す な わ ち 、 エ ア パ、 ッ グ は、 例え ば 個 々 の 折線 を厳密 に 規定 し た 位置 に 配置 す る こ と に よ り 、 膨張展開の 際の エ ア バ ッ グ の 挙動 を よ り 容易 に 設定す る こ と が可能 に な る も の と 考え ら れ る 力 、 布製の エ ア バ ッ グ に お い て は 、 そ も そ も 折線 を厳密 に規定 し た位置に配置す る こ と は困難であ り 、 ま た、
若干の 不規則、 不均一 な 形状 の 略波状 に折 り 畳ん で も 、 エ ア バ ッ グの 挙動 を 必要十分 に制御 し 得 る も の で あ る 。 こ の 点、 例 え ば、 エ ア バ ッ グを 平面状 に 広 げ、 上下の 範囲 を規制 し た状態で、 外周 側 か ら 内 周 側 に 向 か っ て エ ア バ ッ グ を 押 し 込み 、 複数 の 略波状 に 折 り 畳 ま れ た辺部を形成す る 構成 に よ つ て も 、 径 方向 な ど に 向か う 不規則 な し わ の 発生を 抑制 し て、 エ ア バ ッ グ を容易 に 小 さ く 折 り 畳む こ と がで き る と と も に 、 エ ア バ ッ グ を 正面側 に 向 か っ て 円 滑 に 膨張 展開 さ せ る こ と がで き
ま た、 エ ア ノ ' ッ グ装置 は、 自 動車の ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ルの み に備 え ら れ る も の で は な く 、 例 え ば、 助手席前の ィ ン ス ト ル メ ン ト パ ネ ル に備 ん な 助手席 乗員用 の ( ア シ ス ト ) エ ア バ ッ グ装置、 座席 の 側部 や ド ア パ ネ ル に備 え る ( サ イ ド) ェ ア バ ッ グ装置、 あ る い は 、 前席の 背面 に 備 え る 後部座席用 の エ ア バ ッ グ装置 な ど に適用 す る こ と も で き 、 さ ら に 、 自 動 車 な ど の車両以外 の 移動体 な ど、 衝撃か ら の 保護が 必要 な も の に 適用 で き る o
例 え ば、 図 3 5 に 示す第 1 1 の 実施の 形態 の よ う に 、 助手席乗員用 の ェ ア バ ッ グ装置 1 1 1 に お い て、 展開時 に正面視略矩形状 を な す エ ア バ ッ グ 1 1 2 を、 正面視略矩形状を な す 開 口 を 備 え た ケ ー ス 1 1 4 に 収 納す る 場合 に は、 広げ た エ ア バ ッ グ 1 1 2 を 外周側 か ら 中心側 に 押 し 込み な ど し て 、 略波状 に 折 り 畳ん だ
四方の 辺部 1 1 5 と 、 こ れ ら 辺部 1 1 5 同士の 間 の 角 部 か ら 外周 側 に 放射状 に 突 出 す る 4 か所の 余部 1 1 6 と を形成 し 、 さ ら に 、 各余部 1 1 6 を 、 そ れぞれ長 い側 の一対の 辺部 1 1 5 の 外側 に 沿 わ せ る こ と に よ り 、 ケ ー ス 1 1 4 に 収納可能 な 形状 に 作業性良 く 折 り 畳む こ と が で き る 。
さ ら に 、 第 3 6 図 な い し 第 4 8 図を参照 し て、 本 発明の 第 1 2 の 実施の 形態を説明 す る 。
な お、 本実施の形態 の エ ア バ ッ グ 2 0 1 は、 第 1 図 に示す実施の形態 と 同様に、 第 3 7 図に示す よ う に、 自 動車の ス テ ア リ ン グ ホ イ 一 ノレ の ボ ス 部 に 備 え ら れ る エ ア バ ッ グ装置 2 0 2 に 組み込 ま れ る も の で 、 こ の エ ア バ ッ グ装置 2 0 2 は 、 エ ア バ ッ グ 2 0 1 の 他、 略円 環状の リ テ ー ナ 2 0 3 、 ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル に取 り 付 け ら れ る ベ ー ス プ レ ー ト 2 0 4 、 合成樹脂 な どか ら な る 破断可能 な カ バ ー 体 2 0 5 、 お よ びガ ス を 噴射す る イ ン フ レ 一 夕 2 0 6 な どか ら構成 さ れてお り 、 以下、 エ ア バ ッ グ 2 0 1 の 突 出 の 中心方 向 す な わ ち 乗員側 を 上側 (正面側) 、 車体側 ( ス テ ア リ ン グ シ ャ フ ト側) を下側 と し て説明す る 。
そ し て、 エ ア バ ッ グ 2 0 1 は 、 2 枚 の ほ ぼ同 じ 円形 状の上下の 基布を縫 い 合わせ て偏平 な袋状 に 形成 さ れ、 下側 の 基布の 略 中央部 に は 、 円孔状 の ガ ス 流入 口 が形成 さ れて い る と と も に 、 こ の ガ ス 流入 口 の 周 囲 に位置 し て 、 4 か所 に ボ ル ト 用 通孔が形成 さ れて
い る 。 ま た 、 こ れ ら の 基布 は 、 所定の 強度、 柔钦性 (腰の 強 さ ) 、 気密性 お よ び耐熱性な ど を有す る も の で、 例 え ば、 ナ イ ロ ン 製の 布 に 、 必要 に 応 じ て ゴ ム な ど の コ ー テ ィ ン グ を施 し て形成 さ れて い る 。 そ し て、 以下 の 実施 の 形態で は 、 コ ー テ ィ ン グ を施 し て い な い い わ ゆ る ノ ン コ ー 卜 の ナ イ ロ ン 製で 、 4 2 0 デニ ー ル、 打込本数 5 3 本、 基布厚 さ 0 . 3 0 mm の も の を 用 い て い る が、 こ の 他 に も 、 例 え ば、 4 2 0 デニ ー ル 、 打込本数 4 6 本、 基布厚 さ 0 . 3 0 mm の ナ イ ロ ン 製 の布 に 、 シ リ コ ー ン ( S i — ) ゴ ム の コ 一 テ ィ ン グ を施 し た も の な ど を用 い る こ と も で き る
一方、 リ テ ー ナ 203 は 、 略 円 環状 を な す リ テ ー ナ 本体 203aと 、 こ の リ テ ー ナ 本体 203aか ら 下側 に 突設 さ れた 4 本の取付ボル ト 203bと か ら構成 さ れてい る。 ま た、 ベ ー ス プ レ ー ト 204 に は 、 略矩形平板状の基 板部 204aと 、 こ の 基板部 204aの 周縁部か ら 下方 に折 曲形成 さ れ た 周板部 204bと が設 け ら れ、 基板部 204 a に は、 イ ン フ レ 一 夕 取付孔 204cが形成 さ れて い る 。 さ ら に 、 カ バ ー 体 205 に は 、 ス テ ア リ ン グ ホ イ ー ル の ボ ス 部 お よ び ス ポ ー ク 部の 一部 を 覆 う 被覆部 205a と 、 略角 筒状を な す取付片部 205bと が一体 に 形成 さ れ、 こ れ ら 被覆部 205aと 取付片部 205bと に 囲 ま れた 部分が、 折 り 畳ん だ エ ア バ ッ グ 201 を収納す る 収納 部 に な っ て い る 。 そ し て、 イ ン フ レ 一 夕 206 は 、 略
円 柱状を な す イ ン フ レ 一 夕 本体 206aと 、 こ の イ ン フ レ ー 夕 本 体 206aの 外 周 側 に 突設 さ れ た フ ラ ン ジ 部 206bと を有 し、 イ ン フ レ 一 夕 本体 206aの外周面に は、 ガ ス を 噴射す る ガ ス 噴射 口 206cが形成 さ れ て い る 。
そ し て 、 エ ア バ ッ グ 201 は 、 予 め リ テ ー ナ 203 を 内側 に 挿入 し 取付 ボ ル ト 203 bを ボ ル ト 用 通孔 か ら 外 側 に突設 し た状態で後述す る 所定 の 形状 に折 り 畳 ま れ、 カ バ ー 体 205 の 収納部 に 下側か ら 挿入 し て収納 さ れ る 。 さ ら に 、 こ の カ バ ー 体 205 の収納部 に 下側 か ら ベ ー ス プ レ ー ト 204 を嵌合 し 、 取付片部 205bと 周板部 204bと を補強板 207 を 用 い て リ ベ ッ ト R に て 固着す る 。 そ し て、 ベー ス プ レ ー ト 204 の下側か ら、 イ ン フ レ 一 夕 取付孔 204cを介 し て エ ア ッ グ 201 の ガ ス 流入 口 に イ ン フ レ 一 夕 本体 206aを 挿入 し 、 取付 ボル ト 203 bの 先端側 に ナ ッ ト 208 を螺合 し て締 め付 け る こ と に よ り 、 リ テ 一 ナ 203 と ナ ッ ト 208 と の 間 に 、 エ ア バ ッ グ 201 の ガ ス 流入 口 近傍、 ベ ー ス プ レ ー ト 204 の 基板部 204a、 イ ン フ レ 一 夕 206 の フ ラ ン ジ 部 206 bを 挟み込み 、 エ ア バ ッ グ装置 202 が組み立 て ら れて い る 。
そ し て 、 自 動車 の 衝突時 な ど に は、 イ ン フ レ 一 夕 206 か ら ガ ス が噴射 さ れ、 折 り 畳 ま れ た エ ア バ ッ グ 201 が膨張展開 し 、 こ の 膨張の 圧 力 に よ り カ バ ー 体 205 を所定 の テ ア ラ イ ン で破断 し て突出 口 を 形成す る 。 そ し て 、 こ の 突 出 口 か ら エ ア バ ッ グ 201 が正面
側 に 突 出 し 、 さ ら に 所定の 形状 に 膨張展開 し て、 乗 員 を衝突 の 衝撃 か ら 保護す る よ う に な つ て い る 。
次 に 、 第 3 8 図 お よ び第 3 9 図 を 参照 し て 、 エ ア バ ッ グ 201 を 折 り 畳 む折畳装置 211 を説明 す る 。 な お 、 こ の 折畳装置 211 の 全体 は、 図示 し な い コ ン ビ ユ ー タ な ど の 制御手段 に よ り 制御 さ れて い る 。
ま ず、 こ の折畳装 置 211 は、 架台 212 を有 し 、 こ の 架 台 212 に 、 載 置 部 と し て の 水 平 な 板 状 の 下 板 214 が固定 さ れて い る と と も に 、 こ の下板 214 の 中 央部の 上方 に 位置 し て 、 空気圧 (エ ア ) な ど に よ り 作動す る 駆動手段 と し て の上部 シ リ ン ダ 215 が固定 さ れ、 こ の 上部 シ リ ン ダ 215 に よ り 、 高 さ 規制手段 と し て の 水平な板状 の 上板 216 が上下動可能 に 支持 さ れて い る 。
ま た 、 架台 212 あ る い は下板 214 に は、 下板 214 の 中央部 に 向 か い、 空気圧 な ど に よ り 作動す る 駆動 手段 と し て の 4 個 の 押圧 シ リ ン ダ 218 が放射状 に配 置 し て 固定 さ れ、 こ れ ら 押圧 シ リ ン ダ 218 に よ り 、 そ れぞれ下板 214 の 中 央部に 向 か っ て進退す る 押圧 手段 (外周 縁押圧手段) と し て の 押圧体 221 が支持 さ れて い る 。 そ し て 、 こ れ ら 押圧体 221 は 、 垂直な 板状を な し 、 中央片部 221aと 、 こ の 中央片部 221aの 両端部か ら 延設 さ れ た 耳部形成片部 221b, 221bと が 形成 さ れ て い る 。 ま た 、 こ の 中央片部 221aは 、 エ ア バ ッ グ 201 を折 り 畳ん だ最終形状の外形形状に近 く 、
中心角力《 4 5 度弱の 円弧状に形成 さ れて い る 。 一方、 各耳部形成片部 2 2 1 bは 、 そ れぞれ押圧 シ リ ン ダ 2 1 8 に 対 し 後方 に 向 か っ て例 え ば約 4 5 度の 角 度 を も つ て拡開状 に 形成 さ れて い る 。
ま た、 こ れ ら 押圧体 22 1 同士の 間 に位置 し て 、 そ れぞれ放射位置規制手段 と し て の 耳部形成板 22 3 が 放 射 状 に 配 置 さ れ て い る 。 そ し て 、 各 耳 部 形 成板 223 は、 そ れ ぞれ垂直な 略矩形板状 ( リ ブ状) を な し 、 第 4 2 図 に示す よ う に 、 連結軸 224 を 介 し て駆 動手段 と し て の 下部 シ リ ン ダ 2 2 5 に 接続 さ れ、 こ の 下部 シ リ ン ダ 22 5 に よ り 、 上下方 向 (あ る い は放射 方向) に 進退駆動 さ れ、 下板 2 1 4 の 上面か ら 出 没可 能 に な っ て い る 。
さ ら に 、 下板 2 1 4 の 中央部 に は 、 巻 き 込み 手段を 構成す る エ ア バ ッ グ装着部 2 3 1 が設 け ら れ て い る 。 そ し て 、 こ の エ ア バ ッ グ装着部 2 3 1 に は 、 リ テ ー ナ 固定部 2 3 2 と 、 こ の リ テ ー ナ 固定部 23 2 に連結 さ れ た ロ ー タ リ ア ク チ ユ エ 一 夕 233 と が設 け ら れて い る。 そ し て 、 リ テ ー ナ 固 定 部 2 3 2 に は 、 イ ン フ レ 一 夕 20 6 の 形状 を模 し た 型体 23 2 aと 、 リ テ ー ナ 20 3 の取 付 ボ ル ト 2 0 3 bが挿入 さ れ る ボ ル 卜 保持孔 2 3 2 bと な ど が形成 さ れ て い る 。 ま た、 ロ ー タ リ ア ク チ ユ エ 一 夕 23 3 は 、 空気圧 な ど に よ り 駆動 さ れ、 リ テ ー ナ 固定 部 23 2 を下板 2 1 4 に 対 し て回転駆動 さ せ る よ う に な つ て い る 。 さ ら に 、 第 3 8 図 な ど に 示す よ う に 、 型
体 232 aの 上面 に は、 必要 に 応 じ て 真空 ポ ン プ な どの 吸引 装 置 234 に 接続 さ れ た吸引 口 が 開 口 さ れ、 エ ア バ ッ グ 201 内 の 空気 を 吸 引 可能 に な つ て い る 。
ま た 、 こ の エ ア バ ッ グ装着部 231 は、 挿入手段を 構成す る 駆動手段 と し て の 両側一対 の 押上 シ リ ン ダ 235 に 連結 し て支持 さ れ て い る 。 そ し て、 こ れ ら 押 上 シ リ ン ダ 235 は 、 駆動 シ ャ フ ト 235a力く下板 214 の 下面 に 固定 さ れ、 こ の 駆動 シ ャ フ ト 235aを 引 き 込む こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ装着部 231 を下板 214 に対 し て上側 に 移動 さ せ る よ う に な っ て い る 。
次 に 、 こ の 折畳装置 211 を 用 い た 折畳動作 (折畳 方法) に つ い て説明す る 。
ま ず、 第 4 0 図 に 示す よ う に 、 上板 216 を上方 に 退避 さ せ、 各押圧体 221 を外周 側 に 後退 さ せ る と と も に、 各耳部形成板 223 を下方 に後退 さ せた状態で、 下板 214 上 に エ ア バ ッ グ 201 を平面状 に 広 げ、 す な わ ち 上下の 基布の 位置が互 い に ほ ぼ一致 し た 状態 と す る 。 な お 、 こ の 時、 各耳部形成板 223 を 上方 に前 進 さ せ た 状態で、 下板 214 上 に エ ア バ ッ グ 201 を平 面状 に 広 げ て も よ い 。 ま た 、 こ の 時、 エ ア ノ< ッ グ 20 1 の 内 側 に は予 め リ テ ー ナ 203 を 挿入 し 、 取付 ボ ル ト 203 bを ボ ル ト 用 通孔 か ら 下側 に 突 出 さ せ て お く 。 そ し て 、 リ テ ー ナ 203 を エ ア バ ッ グ装着部 231 の リ テ ー ナ 固定部 232 に 装着 し 、 各取付 ボル ト 203bを ボ ル ト 保持孔 232bに 挿入す る と と も に 、 型体 232aを ガ
ス 流入 口 に 挿入 し て、 エ ア バ ッ グ 201 の 位置決 め を 行 う 。
続 い て 、 第 4 1 図 に 示す よ う に 、 必要 に 応 じ て 吸 弓 I 装置 234 を作動 さ せ て エ ア バ ッ グ 201 内 の 空気 を 吸引 し 、 上下の 基布を密着 さ せ た 状態 と す る 。 そ し て、 上板 216 を下方 に 前進 さ せ 、 エ ア バ ッ グ 201 の 折 り 畳み 時の 高 さ 規制 を行 う と と も に 、 第 4 2 図 に 示す よ う に 、 各耳部形成板 223 を 上方 に 前進 さ せ、 エ ア バ ッ グ 201 を 4 か所で放射状 に 持 ち 上 げ て 、 上 板 216 の下面 に 摺動可能 に 押 し 付 け た状態 と す る 。 な お、 こ の 状態で、 上板 216 と 下板 214 と の 間の 離 間寸法 は、 エ ア バ ッ グ 2 D 1 の 最終折 り 畳み形状の 高 さ 寸法で あ る 3 O mn!〜 5 O mmと す る 。
続 い て、 第 3 6 図 に 示す よ う に 、 各押圧体 221 を 同時 に 中心部 に 向 か っ て前進 さ せ 、 エ ア バ ッ グ 201 を 外周 縁 201aか ら 最終折 り 畳 み 形状 に 向 か っ て押圧 す る 。 す る と 、 エ ア ノく ッ グ 201 は 、 上板 216 に よ り 高 さ が規制 さ れて お り 、 特 に 、 エ ア バ ッ グ 201 用 の 基布 は所定の腰の 強 さ を有 し て い る た め 、 押動 さ れ た部分 は 、 型体 232 aの 外周 部 に 沿 っ て、 ほ ぼ同心の 円 弧状 あ る い は 直線 状 を な し た 折 り 線 に よ り 波 状 (蛇腹状) に折 り 畳 ま れ る 。 さ ら に 、 こ の 状態で、 各耳部形成板 223 に 押 さ え ら れ た 部分 は 波状 に 折 り 畳 ま れず、 中心部か ら 外周縁 201 aに 向 か う 放射状の 折 り 線 を 有 し て 外 周 側 に 突 出 し た (残 っ た ) 耳 部
236 が形成 さ れ る 。 ま た 、 各押圧体 221 が前進限 ま で移動 し た 状態で、 互 い に 隣接す る 押圧体 221 の耳 部形成片部 221 b同士 の 間 に 、 耳部形成板 223 お よ び 耳部 236 が密着 し て挟 み込 ま れ、 耳部 236 の 形状が 確実 に形成 さ れ る 。
続 い て、 第 4 3 図 に 示す よ う に 、 各押圧体 221 を 同 時 に 外周 側 に 若干後退 さ せ 、 互 い に 隣接す る 押圧 体 221 の 耳部形成片部 221b同士の 間 の寸法 d を 拡大 し て 、 耳部 236 を耳部形成片部 221bお よ び耳部形成 板 23に 対 し て摺動可能 と す る と と も に 、 各耳部形成 板 223 を下方 に退避 さ せ る 。
こ の 状態で、 第 4 4 図 に 示す よ う に、 ロ ー タ リ ア ク チ ユ エ 一 タ 233 を 作動 さ せ 、 エ アバ ッ グ 装 着 部 231 の リ テ ー ナ固定部 232 を所定 の 方向 に所定 の 速 度 で回転 さ せ 、 こ の リ テ ー ナ 固定部 232 に 保持 し た エ ア バ ッ グ 201 の 中心部を 回転 さ せ 、 各耳部 236 を 内側 に 巻 き 込み、 波状 に 折 り 畳ん だ部分 の 外周 部 に 巻 き 付 け て い く 。
そ し て 、 第 4 5 図 に 示す よ う に 、 各耳部 236 を 内 側 に 巻 き 込 み終わ っ た 状態で、 必要 に 応 じ て 各押圧 体 221 を 同 時 に 内 周 側 に 若干前進 さ せ て形 を 整え 、 エ ア バ ッ グ 201 を最終折 り 畳み形状 と す る 。 な お、 こ の 時、 各耳部 236 を 内 側 に 巻 き 込 み終 わ っ た状態 で、 必要 に 応 じ て 、 各耳部形成板 223 を 第 4 2 図 に 示す状態 に 復帰 し て 、 そ の後、 同 時 に 内 周 方 向 に 若
千前進 さ せ て形を 整 え 、 エ ア バ ッ グ 201 を最終折 り 畳み形状 と す る こ と も で き る 。 ま た、 こ の状態では、 後述す る カ バ ー体 205 へ の挿入 を 円滑 に す る た め 、 エ ア バ ッ グ 201 の平面形状 は 、 カ ノく'一体 205 の 収納 部の平面形状 よ り も 小 さ く す る 。
続い て、 上板 216 を 上方 に 退避 さ せ、 第 4 6 図 に 示す よ う に 、 折 り 畳ん だ エ ア バ ッ グ 201 の 上側 の 所 定の位置 に 、 カ バ ー 体 205 を 載置す る 。 そ し て、 作 業者が カ バ ー 体 205 を 保持 し て上方 に移動 し な い よ う に押 さ え た 状態で、 第 4 7 図 お よ び第 4 8 図 に 示 す よ う に 、 両側 の 押上 シ リ ン ダ 235 を作動 さ せ、 ェ ァ バ ッ グ装着部 231 を下板 214 に 対 し て所定の 寸法 だ け上側 に 移動 さ せ て 、 最終折 り 畳み形状 と し た ェ ァバ ッ グ 201 を カ バ ー体 205 の収納部内 に挿入す る。 そ し て 、 こ の 状態で、 エ ア バ ッ グ 201 の 折 り 畳みェ 程お よ びカ バ一体 205 への組み付 け工程が完了す る。
そ し て 、 本実施の 形態 に よ れば、 高 さ 規制手段 と し て の 上板 216 に よ り 、 エ ア ノ ' ッ グ 201 の 高 さ を規 制 し た 状態 で、 広 げ た エ ア バ ッ グ 201 を 四方 か ら 押 圧体 221 に よ り 中心側 に 押 し 込 む こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ 201 の 中心部 の 四方 を 波状 に 折 り 畳み 、 こ れ ら 折 り 畳ん だ部分同士 の 間か ら 放射状 に耳部 236 を 突出 し た形状 に折 り 畳 む こ と が で き る 。 そ し て、 こ の 状態か ら は 、 耳部 236 を装置 あ る い は手作業 に よ つ て折 り 畳んだ部分の外周側 に沿わせ る こ と に よ り 、
容易 に カ バ ー 体 2 0 5 に 挿入 さ れ る 最終折 り 畳み形状 と で き る 。 そ こ で 、 こ の 工程で は 、 カ ノく' 一 体 20 5 を 波状 に 折 り 畳む た め に 互 い に 係合す る 複雑 な 形状 あ る い は動作 を 行 う 装 置 の 必要が な く 、 単純 な シ リ ン ダの移動 で折 り 畳み が可能 に な る た め、 折畳装 置 2 1 1 の構造を 簡略化で き 、 装置 を小形化 (小規模化) し て安価 に 構成で き る と と も に、 折 り 畳み に 要す る 時間 を短縮で き 、 エ ア バ ッ グ 2 0 1 の 折 り 量み に 関す る コ ス ト 、 さ ら に は エ ア バ ッ グ装置 20 2 の 製造 コ ス ト を低減で き る 。
ま た 、 各押 圧 体 2 2 1 の 間 に 位 置 し て 耳 部形 成 板 2 2 3 を設 け た た め 、 各押圧体 2 21 を前進 し て ェ ア バ ッ グ 2 0 1 を折 り 畳 む 際 に 、 中心部か ら 外周 側 に 放射 状に突出す る 耳部 236 を容易かつ確実に形成で き る。
そ し て 、 巻 き 込み手段 と し て、 エ ア バ ッ グ 20 1 の 中心部 を 回転 さ せ る ロ ー タ リ ア ク チ ユ エ 一 夕 23 3 を 設 け た エ ア バ ッ グ装着部 23 1 を備 え た た め 、 形成 し た耳部 2 3 6 を 折 り 畳ん だ部分 の 外周 側 に巻 き 込み沿 わ せ る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ 2 0 1 を容易 に 最終折 り 畳み形状 に 折 り 畳 む こ と がで き る 。
さ ら に 、 折 り 畳ん だ エ ア バ ッ グ 20 1 は 、 挿入手段 と し て の 押上 シ リ ン ダ 23 5 に よ り 、 折 り 畳ん だ状態 か ら 直接 カ バ ー 体 2 0 5 の 収納部 に 挿入で き る た め 、 折 り 畳ん だ形状を 保持す る た め に 特別 な 構成 を 設 け る 必要が な く 、 折 り 畳み工程 を迅速 に終了 で き る と
と も に、 エ ア バ ッ グ装置 202 の製造を容易に で き る。 そ し て 、 こ の工程 に よ り 折 り 畳 ま れ る エ ア バ ッ グ 201 は 、 ガ ス 流入 口 を 設 け た 中心部 の 外周 側 に 沿 つ て折 り 畳 ま れ る た め 、 イ ン フ レ 一 夕 206 か ら ガ ス が 供給 さ れ中心部 に 流入 し た 際 に は 、 正面側 に 向 か つ て 中心部か ら 迅速 円 滑 に 膨張展開 さ せ る こ と が で き る 。 そ こ で 、 カ バ 一 体 205 を 破断す る 際の ガ ス の 圧 力を低減 さ せ る こ と が で き 、 ガ ス の 圧力 を 有効 に 利 用 し て、 エ ア バ ッ グ 201 を迅速 円 滑 に膨張展 開 さ せ る こ と がで き る 。 さ ら に 、 エ ア バ ッ グ 201 を 支持す る 取付部 に 作用 す る 負荷を小 さ く で き 、 取付部 を簡 略化で き る 。
な お 、 上記の 第 1 2 の 実施の 形態で は 、 第 3 6 図 お よ び第 4 3 図 に 示す 工程で、 エ ア バ ッ グ 201 を折 り 畳む 際 に、 一旦各押圧体 221 を 最終折 り 畳 み 形状 を形成で き る よ う に 前進 さ せ、 続 い て、 各耳 部 236 を巻 き 込む た め に 各押圧体 221 を 後退 さ せ る よ う に 制御 し たが、 エ ア ノく ッ グ 201 の 基布 の腰 の 強 さ な ど の 特性 に よ っ て は 、 各押圧体 221 の 前進限 を 、 第 3 6 図 よ り も 手前側す な わ ち 後側 に 設定 し て耳部 236 を 摺動可能 と し 、 第 4 3 図 に 示す各押圧体 221 が後 退す る 工程 を不要 に す る こ と も で き る 。
ま た 、 第 4 6 図 な い し 第 4 8 図 に 示す工程 で は、 挿入手段 と し て は押上 シ リ ン ダ 235 の み を 設 け 、 折 り 畳ん だエ ア バ ッ グ 201 を カ バ ー 体 205 に 挿入す る
際 に は 、 カ バ ー体 205 は作業者が手 に よ っ て 所定の 位置 に 載置 し て保持 し た が、 こ の よ う な 載置 お よ び 保持の 両方 あ る い は い ずれか一方 は 、 工業用 の ロ ボ ッ ト を 用 い て行 う こ と も で き る 。
ま た 、 上記 の 実施の 形態で は 、 巻 き 込み手段 と し て 、 ロ ー タ リ ア ク チ ユ エ 一 夕 233 を 備え た エ ア バ ッ グ装着部 231 を設 け た が、 例 え ば、 外周 側か ら 進退 し て、 放射状 に配 S さ れ た耳部 236 を押動 し て折 り 畳ん だ部分 の 外周 側 に 沿わせ る プ レ ー ト 体 を 用 い る こ と も で き 、 あ る い は 、 こ の よ う な 構成を 設 け ず に 作業者が手 に よ り 巻 き 付 け る よ う に す る こ と も で き る o
さ ら に 、 上記の 実施の 形態で は 、 第 3 6 図 な ど に 示す よ う に 、 押圧手段 と し て の 押圧体 221 は 、 最終 折 り 畳 み形状の一辺 に 対応す る 中央片部 221aを 外周 側 に膨 出 す る 平面 円 弧状 に形成 し 、 耳部形成板 223 に対応す る 耳部形成片部 221bは平面 直線状 に 形成 し た が、 こ れ ら 押圧体 221 は種 々 の 形状を取 る こ と が で き 、 例 え ば、 第 4 9 図 に 示す よ う に、 中央片部 22 laを 平面直線状 に 形成す る こ と も で き る 。
ま た 、 上記 の 実施の 形態で は 、 第 3 9 図 な ど に 示 す よ う に 、 高 さ 規制手段 と し て の 上板 216 は 、 広げ たエア バ ッ グ 201 の全体の上側を覆 う 形状 と し たが、 必ず し も 広 げ た エ ア バ ッ グ 201 の 全体の 上側 を 覆 う 必要 は な く 、 例 え ば、 第 5 0 図 に 示 す よ う に 、 各耳
部形成板 223 の 上側 を 切除 し て 、 エ ア バ ッ グ 201 を 折 り 畳 む押圧体 221 の 中央片部 221aの 進路上 の 上側 の み を 覆 う よ う に し て も 、 エ ア バ ッ グ 201 を ほ ぼ波 状 に折 り 畳む 同様の 効果を得 る こ と がで き る 。
さ ら に 、 高 さ 規制手段 は、 必ず し も 1 枚 の プ レ ー ト 状の上板 216 に よ り 構成す る 必要 はな く 、 例えば、 第 5 1 図 に 示す よ う に 、 押圧体 221 の 進路上 の 上側 が切除 さ れ た上板 216 と 、 押圧体 221 の 中央片部 22 1 aの上部か ら 前側 に 略矩形平板状 ( フ ラ ン ジ 状) に 突設 さ れ た 突設片 221dと に よ り 、 高 さ 規制手段を構 成 し て も 、 エ ア バ ッ グ 201 を ほ ぼ波状 に 折 り 畳む同 様の効果を 得 る こ と がで き る 。 な お 、 突設片 221dの 形状 は 、 第 5 1 図 に 示す も の に 限 ら れず、 先端側を 弧状な ど と し て 中心側 に 突設 し て も よ く 、 ま た 、 第 5 2 図 に 示す よ う に 、 中央片部 221aお よ び両側 の耳 部形成片部 221b, 221bか ら 突設す る こ と も で き る 。 さ ら に 、 突設片 221 dの 形状あ る い は エ ア バ ッ グ 201 の基布の 腰の 強 さ に よ っ て は 、 上板 216 を 省略 し 、 突設片 221dの み で高 さ 規制手段を構成す る こ と も で さ る 。
さ ら に 、 上記の 実施の 形態で は 、 耳部 236 を形成 す る 放射位置規制手段 と し て 、 下板 214 側 か ら 上下 方 向 に 進退す る 耳部形成板 223 を 用 い た が、 こ の耳 部形成板 223 は、 上板 216 側 に設 け て も よ い。 ま た、 こ の 耳部形成板 223 は 、 下板 214 側 あ る い は 上板 21
6 側か ら 上下方向 に進退す る ほ か 、 放射方 向 に進退 さ せ る こ と も で き 、 あ る い は、 下板 214 側 あ る い は 上板 216 側 に 固定的 に 設 け る こ と も で き る 。
ま た 、 放射位置規制手段 と し て は 、 必ず し も プ レ ー ト 状 の 部材を用 い る 必要 は な く 、 各押圧体 221 に よ り 押動 さ れ な い 部分の 形状を放射状 に 保つ 構成で あ れば良 く 、 例 え ば、 耳部形成板 223 に代え て 、 第 5 3 図 お よ び第 5 4 図 に 示す ク ラ ン プ装置 241 を 用 い る こ と も で き る 。 そ し て、 こ の ク ラ ン プ装 置 241 は、 そ れ ぞれ各押圧体 221 同士の 間 に 放射状 に配置 さ れ、 外周 側 の 端部が下板 214 な ど に 固定 さ れ た 付 勢手段 と し て の 弾性体で あ る コ イ ル ス プ リ ン グ 242 と 、 こ の コ ィ ノレ ス プ リ ン グ 242 の 内 周側 の 端部 に 取 り 付 け ら れ た ク ラ ン プ体 243 と な ど か ら 構成 さ れ て い る 。 そ し て、 こ の 構成で は 、 各 ク ラ ン プ体 243 に よ り 、 エ ア バ ッ グ 201 の 外周 縁 201aの近傍 を つ ま ん だ状態で、 各押圧体 221 を前進 さ せ る こ と に よ り 、 所定の形状 の耳部 236 を形成で き る 。 ま た、 こ の構 成で は、 各 ク ラ ン プ体 243 は コ イ ル ス プ リ ン グ 242 に よ り 支持 さ れて い る た め 、 各押 圧体 221 の 前進 に 伴いエ アバ ッ グ 201 の径寸法が小 さ く な る につ れて、 外 周 側 に 向 か い 適 度 の 付勢 力 が 働 き 、 エ ア バ ッ グ 201 の 耳部 236 を 無理 な く 整然 と し た形状 に 形成で き る
さ ら に 、 エ ア バ ッ グ 201 の 基布 の 腰の 強 さ な ど の
特性 に よ っ て は、 こ れ ら 放射位置規制手段が な く と も 、 各押圧体 221 同士の 間 に 自 然 に 耳部を形成す る こ と も で き 、 放射位置規制手段 を 省略で き る 。
ま た 、 上記の実施 の 形態で は、 4 個の押圧体 221 を用 い 、 耳部 236 を 4 か所 に 形成 し た た め 、 平面略 四 角 形状の 収納部 を 備 え た カ バ ー 体 205 に好適 な折 り 畳み形状 を 実現で き る が、 こ の よ う な耳部 は 、 力 バ ー体の 収納部の 形状 な ど に 合わ せ て、 2 か所、 3 か所、 あ る い は 5 か所以上に形成す る こ と も で き る。 な お、 特 に 、 押圧体 221 お よ び耳部形成板 223 を そ れ ぞれ 3 個以上備 え 、 す な わ ち 、 耳部を 3 か所以上 形成す る こ と に よ り 、 エ ア バ ッ グ を 、 カ バ ー 体 205 の 取付片部 205bに 囲 ま れ て形成 さ れ る 平面略多 角 形 状 の収納部 に 円滑 に 挿入可能 な 形状 に容易 に 折 り 畳 む こ と がで き る 。
産業上の 利用 の 可能性
以上の よ う に 、 本発明 は、 例 え ば、 自 動車 の ス テ ァ リ ン グ ホ イ ー ル 、 イ ン ス ト ル メ ン ト パ ネ ノレ 、 座席、 ド ア パ ネ ル な ど に 備 え ら れ、 衝突 の 衝撃か ら 乗員を 保護す る エ ア バ ッ グ装 置、 こ の エ ア バ ッ グ装 置 に備 え ら れ る エ ア バ ッ グ の 折畳方法、 お よ び こ の エ ア バ ッ グの 折登装置 に 利 用 さ れ る 。