JPH09301103A - エアバッグの折畳方法 - Google Patents

エアバッグの折畳方法

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JPH09301103A
JPH09301103A JP8123510A JP12351096A JPH09301103A JP H09301103 A JPH09301103 A JP H09301103A JP 8123510 A JP8123510 A JP 8123510A JP 12351096 A JP12351096 A JP 12351096A JP H09301103 A JPH09301103 A JP H09301103A
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JP
Japan
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airbag
folding
gas inlet
air bag
space
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JP8123510A
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English (en)
Inventor
Naoki Horikawa
尚希 堀川
Nakao Takayanagi
仲夫 高柳
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/237Inflatable members characterised by the way they are folded
    • B60R2021/2375Folding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/237Inflatable members characterised by the way they are folded

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグを展開しやすい形状に容易に折り
畳む。 【解決手段】 エアバッグ12をベースプレート11に取り
付け、平面状に広げる。エアバッグ12のガス流入口12d
に対向した正面部12e を、内挿体33で押さえ、外挿体32
と内挿体33との間の筒状空間36で、エアバッグ12を筒状
に立ち上げる。続いて、筒状空間36に押圧体34を挿入
し、エアバッグ12を押圧し押し潰すようにして、ガス流
入口12d の周囲に折り畳む。内挿体33および押圧体34を
抜き取った後、エアバッグ12を取り付けたベースプレー
ト11をカバー体14に押し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガスによ
り膨張展開して自動車の乗員を保護するエアバッグの折
畳方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳まれた状態でカバー体の内
側に収納された袋状のエアバッグを備え、このエアバッ
グにインフレータからガスを供給して膨張展開させるこ
とにより乗員を保護するエアバッグ装置が知られてい
る。そして、このエアバッグの展開に際して、折り畳ま
れたエアバッグの内側に高圧のガスが流入し折り畳み状
態をふりほどきながら立ち上がってカバー体の所定の部
位(テアライン)を破断した直後の圧力が一次圧と言わ
れ、このカバー体の破断後にエアバッグが全面的に展開
して乗員を受け止めるまでの圧力が二次圧と言われてい
る。すなわち、インフレータのガス噴射エネルギを一定
とすると、一次圧が上がると二次圧が下がる関係があ
り、一次圧を下げるほど、エアバッグの膨張展開のエネ
ルギの損失が少なくなり、エアバッグを全面的に展開さ
せる際の内圧すなわち二次圧を高めることができるとと
もに、エアバッグの固定部分に加わる応力を低下させる
ことができる。
【0003】そして、このようなエアバッグの折畳方法
として、特開平7−137591号公報に記載されたエ
アバッグ装置が知られている。そして、このエアバッグ
装置では、エアバッグは、インフレータを中心として同
心状をなす複数の円環状の折線に沿って波状に折り畳ま
れるとともに、インフレータに向かって押圧して圧縮さ
れ、インフレータの外周側に位置してステアリングホイ
ールの内側に収納可能な所定の形状に折り畳まれてお
り、一次圧を低減させて、エアバッグの円滑な膨張展開
を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−137591号公報記載の構成では、エアバッ
グを同心状に折り畳むために、エアバッグの突出の軸方
向に沿って相対向し互いに組み合わされるように移動す
る複数の円筒状の治具と、この突出の軸方向と直交する
径方向に移動してエアバッグを圧縮する複数の円弧状の
治具となどが必要で、折り畳み装置の設備が複雑になる
問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、円滑に膨張展開可能なエアバッグを容易に折り畳
みできるエアバッグの折畳方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グの折畳方法は、ガス流入口から流入するガスにより膨
張展開する袋状のエアバッグの折畳方法であって、前記
エアバッグを前記ガス流入口の外周側に沿って所定方向
に立ち上げ、この立ち上げた部分を前記ガス流入口に向
かって押圧して積層し、このガス流入口の周囲に配置す
るものである。
【0007】そして、この構成では、押圧して積層した
部分をガス流入口の周囲に配置したので、ガスの噴射の
際に、インフレータの正面側にガスが円滑に供給され、
このインフレータの正面側からエアバッグが円滑に膨張
展開する。そして、エアバッグは、所定方向に立ち上げ
た状態で押圧することにより容易に折り畳まれ、折り畳
みに要する装置の簡略化が可能になる。
【0008】請求項2記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項1記載のエアバッグの折畳方法において、空間部
を設けた外挿体と、この外挿体に対して相対的に進退さ
れて前記空間部に挿入される内挿体とを備え、これら外
挿体と内挿体との間に筒状をなす筒状空間を形成する第
1の治具を用い、この筒状空間にて前記エアバッグを所
定方向に立ち上げるものである。
【0009】そして、この構成では、エアバッグがガス
流入口の外周側に沿って所定方向に容易に立ち上げられ
る。
【0010】請求項3記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項2記載のエアバッグの折畳方法において、第1の
治具に対して相対的に進退されてこの第1の治具の筒状
空間に挿入される第2の治具を用い、この第2の治具に
て前記筒状空間に配置されたエアバッグを押圧して積層
するものである。
【0011】そして、この構成では、筒状空間に配置さ
れたエアバッグが容易に押圧されて積層される。
【0012】請求項4記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項2または3記載のエアバッグの折畳方法におい
て、折り畳んだエアバッグを、外挿体の空間部から、こ
のエアバッグを覆うカバー体の内側に挿入するものであ
る。
【0013】そして、この構成では、エアバッグを折り
畳む動作に連続して、エアバッグがカバー体に挿入さ
れ、エアバッグの組み立て工程が簡略化される。
【0014】請求項5記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項1ないし4いずれか記載のエアバッグの折畳方法
において、エアバッグは、ガス流入口近傍に取付部材を
取り付けた状態で折り畳まれるものである。
【0015】そして、この構成では、エアバッグを、ガ
ス流入口近傍に取付部材を取り付けた半組み立て状態で
折り畳むことにより、エアバッグの折り畳みが容易かつ
正確になる。
【0016】請求項6記載のエアバッグの折畳方法は、
ガス流入口から流入するガスにより膨張展開する袋状の
エアバッグの折畳方法であって、前記エアバッグの前記
ガス流入口に対向する正面部を保持し、この正面部の他
の部分を押圧して積層し、このガス流入口の周囲に配置
するものである。
【0017】そして、この構成では、押圧して積層した
部分をガス流入口の周囲に配置したので、ガスの噴射の
際に、インフレータの正面側にガスが円滑に供給され、
このインフレータの正面側からエアバッグが円滑に膨張
展開する。そして、エアバッグは、ガス流入口に対向す
る正面部を保持した状態で押圧することにより容易に折
り畳まれ、折り畳みに要する装置の簡略化が可能にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグの折畳
方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】図2において、1はエアバッグ装置で、こ
のエアバッグ装置1は、自動車の衝突時に衝撃から乗員
を保護するため、自動車のステアリングホイールのステ
アリングホイール本体に装着されるようになっている。
なお、以下、エアバッグ装置1の正面側である乗員側を
上側、エアバッグ装置1の底面側である車体側を下側と
して説明する。また、ステアリングホイール本体は、図
示しないが、円環状をなすリム部と、このリム部の内側
に位置するボス部と、これらリム部とボス部とを連結し
た4本のスポーク部とから構成されている。また、ボス
部の下部には、ステアリングシャフトに嵌着されるボス
が設けられているとともに、このボスにボスプレートな
どが固着され、ボス部の芯金が構成されている。また、
このボス部の芯金には、スポーク部の芯金が接続され、
このスポーク部の芯金に、リム部の芯金が接続されてい
る。さらに、これらリム部の芯金の外周部と、スポーク
部の芯金のリム部側の部分の外周部とには、軟質の樹脂
などからなる表皮部が設けられている。
【0020】また、このエアバッグ装置1は、ステアリ
ングホイール本体に取り付けられる平面矩形状で金属製
の取付部材としてのベースプレート11と、このベースプ
レート11の上側に折り畳んだ状態で配置される袋状のエ
アバッグ12と、このエアバッグ12を上側から覆ってベー
スプレート11に取り付けられるカバー体(モジューカバ
ー)14と、このベースプレート11に下側から取り付けら
れてエアバッグ12にガスを供給するインフレータ16とな
どから構成されている。
【0021】そして、ベースプレート11は、リテーナと
も呼ばれるもので、図2および図3に示すように、平面
略矩形状をなす基板部11a と、この基板部11a の周縁か
ら下方に折曲された支持板部11b とを備えている。そし
て、基板部11a の略中央部には、円孔状をなすインフレ
ータ取付孔11c が形成されているとともに、このエアバ
ッグ取付孔11c を囲んで、複数の通孔11d が形成されて
いる。さらに、支持板部11b にも、所定間隔でリベット
用通孔11e が形成されている。
【0022】また、エアバッグ12は、例えば、平面円形
状の2枚の基布12a ,12b の周縁部同士を縫い合わせ、
広げた状態で円板状、膨らんだ状態で偏平な球状になっ
ている。そして、このエアバッグ12の下面の中央部が底
面部12c となり、この底面部12c に、円孔状のガス流入
口12d が形成されているとともに、この底面部12c に対
向する上面が正面部12e になっている。
【0023】さらに、カバー体14は、ステアリングホイ
ール本体のボス部および4本のスポーク部の一部を覆う
被覆部14a と、この被覆部14a の裏面から下側に突設さ
れた取付壁部14b とが、例えば、合成樹脂を射出して一
体に形成されている。また、被覆部14a の裏面側は平面
略H字状などをなして凹設され、脆弱なテアライン14c
が形成されているとともに、取付壁部14b の内側が、折
り畳んだエアバッグ12を収納する収納部になっている。
【0024】また、インフレータ16は、略円柱状をなす
本体部16a を備え、この本体部16aの外周部にフランジ
部16b が形成されているとともに、このフランジ部16b
の上側の外周面に位置して、ガスを噴射するガス噴射口
16c が所定の間隔で複数形成されている。また、インフ
レータ16の下側には、インフレータカバー17が取り付け
られている。
【0025】そして、このエアバッグ装置1では、エア
バッグ12のガス流入口12d をベースプレート11のインフ
レータ取付孔11c に位置合わせした状態で、このエアバ
ッグ12の内側に配置された外形略矩形状で環状のリテー
ナ21と、ベースプレート11の基板部11a の上面との間に
底面部12c を挟み込み、リテーナ21から突設したボルト
を通孔11d を挿通させ、さらに、図示しないリベットで
ベースプレート11とリテーナ21とを共締めして、エアバ
ッグ12をベースプレート11の上側に取り付ける。そし
て、この状態で、エアバッグ12を所定の形状に折り畳む
とともに、カバー体14をエアバッグ12に被せ、取付壁部
14b を支持板部11b にリベットRにて固定する。そし
て、インフレータ16の本体部16a を、インフレータ取付
孔11c を介してエアバッグ12のガス流入口12a に下側か
ら挿入し、リテーナ21から突設したボルトをフランジ部
16b に貫通させ、さらに、各ボルトに下側からナットを
螺合して締め付けることにより、リテーナ21とインフレ
ータ16のフランジ部16b との間にエアバッグ12とベース
プレート11とが挟持され、このベースプレート11に、エ
アバッグ12とインフレータ16とが取り付けられて、エア
バッグ装置1が組み立てられる。
【0026】そして、このエアバッグ装置1は、自動車
が衝突した際などには、図示しない衝突診断ユニットな
どからの信号によりインフレータ16の点火器が起動さ
れ、充填した推進薬を反応させることにより、周面に形
成したガス噴射口16c からエアバッグ12の内部にガスを
急速に噴射する。すると、エアバッグ12は急速に膨張展
開し、この膨張の圧力によりカバー体14がテアライン14
c に沿って破断して、エアバッグ12の突出口が形成され
る。この状態で、エアバッグ12は突出口から乗員側に突
出し、乗員の前方に広く膨張展開して、乗員を衝突の衝
撃から保護するようになっている。
【0027】次に、図面を参照してエアバッグ12の折畳
方法を説明する。
【0028】まず、この折り畳みに用いる折畳装置は、
図1に示すように、ベースプレート11を支持する支持台
30と、第1の治具31を構成する外挿体32および内挿体33
と、第2の治具としての押圧体34となどから構成され、
互いに所定の一方向に沿って相対的に進退駆動されるよ
うになっている。そして、外挿体32は、角筒状をなし内
部の空間部32a は、支持台30に支持されたベースプレー
ト11を一端部32b の開口から挿入できるとともに、この
一端部32b の開口は、カバー体14の収納空間の平面形状
と近似している。また、内挿体33は、先端面33a が閉塞
された円筒状あるいは中実な円柱状をなし、エアバッグ
12のガス流入口12a とほぼ同じ径寸法で、外挿体32と同
心状に配置され、支持台30に対向して外挿体32の内部に
一端部32b から挿入されるとともに、これら外挿体32と
内挿体33との間に筒状をなす筒状空間36が構成されてい
る。さらに、押圧体34は、円筒状などの筒状をなし、内
挿体33と同じく一端部32b から筒状空間36に挿入される
ようになっている。さらに、図示しないが、外挿体32の
一端部32b に対向して、カバー体14を支持するカバー体
支持治具が備えられている。
【0029】そして、折り畳み工程では、まず、図3に
示すように、ベースプレート11にエアバッグ12を取り付
け、ガス流入口12a の周りに平面円形状に偏平に押し広
げる。
【0030】この状態で、図1(a)および(b)に示
すように、エアバッグ12の正面部12e に内挿体33の端面
を対向させるとともに、ベースプレート11を図1(j)
に示す支持台30で支持する。
【0031】続いて、図1(c)および(d)に示すよ
うに、外挿体32を、一端部32b を前として前進させ、こ
の外挿体32によりエアバッグ12をベースプレート11から
立ち上げる。すなわち、エアバッグ12の底面部12c およ
び正面部12e の他の部分を外挿体32と内挿体33との間の
筒状空間36に配置して、ガス流入口12a を中心とする略
円筒状(棒状)にすぼめる。
【0032】この状態で、図1(e)および(f)に示
すように、筒状空間36に一端部32bから押圧体34を押し
込み、この押圧体34の端縁で筒状空間36に配置されたエ
アバッグ12を長手方向に沿って押圧し、押し潰すように
しながら積層させ、ガス流入口12d を囲んでほぼ蛇腹状
に折り畳む。
【0033】続いて、図1(g)および(h)に示すよ
うに、内挿体33および押圧体34を後退させ、外挿体32の
一端部32b から引き抜く。
【0034】さらに、図1(i)および(j)に示すよ
うに、外挿体32の一端部32b に収納空間を合わせてカバ
ー体14を配置し、この状態で、ベースプレート11を支持
する支持台30を前進させ、折り畳んだエアバッグ12とと
もにベースプレート11をカバー体14の取付壁部14b の内
側にスライドさせて押し込むことにより、エアバッグ12
の折り畳み工程が完了する。
【0035】そして、この状態で、ベースプレート11の
支持板部11b とエアバッグ12の取付壁部14b とをリベッ
トRにより固定し、さらに、ベースプレート11の下側か
ら、インフレータ16を押し込んで固定し、図2に示すエ
アバッグ装置1が組み立てられる。
【0036】そうして、本実施の形態によれば、エアバ
ッグ12は、押圧して積層した部分をガス流入口12d の周
囲に配置し、正面部12e は基布12a を折り重ねずに1枚
としたため、ガスの噴射の際に、インフレータ16の正面
側にガスを円滑に供給し、ガスの圧力をカバー体12に直
接的に作用させることができるため、カバー体12を破断
する1次圧を低減し、カバー体12から突出したエアバッ
グ12を広く展開させるための2次圧を確保して、展開性
能を向上することができる。
【0037】また、エアバッグ12は、所定方向に立ち上
げた状態で押圧することにより容易に折り畳むことがで
きる。そこで、折り畳みに要する折畳装置は、主として
所定方向に沿って進退する部品のみで構成され、構造の
簡略化が可能になり、設備に要するコストを低減できる
とともに、生産タクトすなわち製品1個当たりの生産所
要時間を短縮できる。このように、製造コストおよび工
程数を削減し、生産技術を簡略化でき、量産性を向上す
ることができる。
【0038】すなわち、エアバッグ12は、平面状に広げ
た状態から、外挿体32と内挿体33との間の筒状空間36に
て容易に所定方向に立ち上げることができるとともに、
この筒状空間36に挿入される押圧体34により容易に押圧
して積層し折り畳んだ状態とでき、製造コストを低減す
ることができる。
【0039】さらに、エアバッグ12は、ベースプレート
11に取り付けられ半組立状態で折り畳まれ、さらに、折
り畳まれたエアバッグ12は、外挿体32の内側に保持され
たまま直接カバー体14の内側にスライドして挿入される
ため、連続した工程で製造を迅速にできるとともに、折
り畳んだ外形形状を保持したまま、容易にカバー体14に
組み付けることができる。そこで、エアバッグ12を種々
の形状の収納空間に容易に挿入でき、エアバッグ装置1
の組み立てを容易にすることができる。すなわち、本実
施の形態では、平面矩形状のベースプレート11およびカ
バー体14の収納空間に対して角筒状の外挿体32を用いた
が、種々のベースプレートおよびカバー体の形状、意匠
に対応して、三角形筒状あるいは五角形筒状などの多角
形など種々の形態の外挿体を用いることができる。
【0040】また、エアバッグ12は、平面状に広げた状
態から筒状に立ち上げた後に押圧して折り畳む他、ガス
流入口12d の一部に沿った曲板状など他の形状とした状
態から押圧して折り畳むこともできる。
【0041】さらに、ベースプレート11に、インフレー
タ16を取り付けた状態で、上記の図1(a)ないし
(j)に示す折り畳み工程を実施し、図1(e)ないし
(f)に示す状態から、インフレータ16の外周に沿わせ
るようにしてエアバッグ12を折り畳み配置することもで
きる。
【0042】また、上記の各実施の形態では、エアバッ
グ装置1が組み立てられた状態で、インフレータ16の外
周側に位置してエアバッグ12を折り畳み、インフレータ
16の外周側および正面側に沿うようにエアバッグ12を配
置したが、例えば、図4に示すように、カバー体14の被
覆部14a に、ホーンスイッチとしてのメンブレンスイッ
チ41を装着するとともに、このメンブレンスイッチ41に
対向するホーンスイッチ対向体42を設け、このホーンス
イッチ対向体42の外周側に位置してエアバッグ12を折り
畳み、このホーンスイッチ対向体42の外周側および正面
側に沿ってエアバッグ12を配置することもできる。すな
わち、この構成では、エアバッグ12の内側に位置し、イ
ンフレータ16を覆うようにして、図示しないガス挿通部
を形成したホーンスイッチ対向体42が配置されており、
このホーンスイッチ対向体42により、メンブレンスイッ
チ41の操作性を向上できるとともに、インフレータ16を
ベースプレート11に取り付けた状態で折り畳まなくと
も、エアバッグ12の内側の折り畳み形状を容易に所定の
形状に規制することができる。
【0043】さらに、上記の各実施の形態では、自動車
のステアリングホイールに備えるエアバッグ装置1につ
いて説明したが、この他にも、本発明は、自動車の助手
席乗員用のエアバッグ装置など、迅速に袋体を膨張させ
る構成に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグの折畳方法に
よれば、押圧して積層した部分をガス流入口の周囲に配
置したため、ガスの噴射の際に、インフレータの正面側
にガスを円滑に供給し、このインフレータの正面側から
エアバッグを円滑に膨張展開できる。そこで、このエア
バッグを覆うカバー体を迅速に破断し、エアバッグを円
滑に所定の形状に膨張展開させることができる。そし
て、エアバッグは、所定方向に立ち上げた状態で押圧す
ることにより容易に折り畳むことができ、折り畳みに要
する装置も所定方向に沿って進退するのみで良く、構成
の簡略化が可能になり、製造コストを低減することがで
きる。
【0045】請求項2記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項1記載の効果に加え、第1の治具の外挿体
と内挿体との間の筒状空間にてエアバッグを所定方向に
立ち上げることにより、エアバッグをガス流入口の外周
側に沿って所定方向に容易に立ち上げでき、製造コスト
を低減することができる。
【0046】請求項3記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項2記載の効果に加え、第1の治具に対して
相対的に進退されてこの第1の治具の筒状空間に挿入さ
れる第2の治具を用い、この第2の治具にて筒状空間に
配置されたエアバッグを押圧して積層することにより、
筒状空間に配置されたエアバッグを容易に押圧して積層
でき、製造コストを低減することができる。
【0047】請求項4記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項2または3記載の効果に加え、折り畳んだ
エアバッグを、外挿体の空間部からこのエアバッグを覆
うカバー体の内側に挿入することにより、エアバッグを
折り畳む動作に連続して、エアバッグをカバー体に挿入
でき、エアバッグの組み立て工程を簡略化して、製造コ
ストを低減することができる。
【0048】請求項5記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、エ
アバッグを、ガス流入口近傍に取付部材を取り付けた半
組み立て状態で折り畳むことにより、エアバッグを容易
かつ正確に折り畳むことができ、製造コストを低減する
ことができる。
【0049】請求項6記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、押圧して積層した部分をガス流入口の周囲に配置
したため、ガスの噴射の際に、インフレータの正面側に
ガスを円滑に供給し、このインフレータの正面側からエ
アバッグを円滑に膨張展開できる。そこで、このエアバ
ッグを覆うカバー体を迅速に破断し、エアバッグを円滑
に所定の形状に膨張展開させることができる。そして、
エアバッグは、ガス流入口に対向する正面部を保持した
状態で押圧することにより容易に折り畳むことができ、
折り畳みに要する装置の簡略化が可能になり、製造コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグの折畳方法の一実施の形態
を示す説明図である。 (a)は、折り畳み工程初期の底面図 (b)は、(a)の断面図 (c)は、(a)に続く工程の底面図 (d)は、(c)の断面図 (e)は、(c)に続く工程の底面図 (f)は、(e)の断面図 (g)は、(e)に続く工程の底面図 (h)は、(g)の断面図 (i)は、(g)に続く工程の底面図 (j)は、(i)の断面図
【図2】同上折畳方法が適用されるエアバッグ装置の断
面図である。
【図3】同上折り畳み工程初期の斜視図である。
【図4】本発明の折畳方法が適用されるエアバッグ装置
の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 取付部材としてのベースプレート 12 エアバッグ 12d ガス流入口 12e 正面部 14 カバー体 31 第1の治具 32 外挿体 32a 空間部 33 内挿体 34 第2の治具としての押圧体 36 筒状空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流入口から流入するガスにより膨張
    展開する袋状のエアバッグの折畳方法であって、 前記エアバッグを前記ガス流入口の外周側に沿って所定
    方向に立ち上げ、 この立ち上げた部分を前記ガス流入口に向かって押圧し
    て積層し、このガス流入口の周囲に配置することを特徴
    とするエアバッグの折畳方法。
  2. 【請求項2】 空間部を設けた外挿体と、この外挿体に
    対して相対的に進退されて前記空間部に挿入される内挿
    体とを備え、これら外挿体と内挿体との間に筒状をなす
    筒状空間を形成する第1の治具を用い、 この筒状空間にて前記エアバッグを所定方向に立ち上げ
    ることを特徴とする請求項1記載のエアバッグの折畳方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の治具に対して相対的に進退されて
    この第1の治具の筒状空間に挿入される第2の治具を用
    い、この第2の治具にて前記筒状空間に配置されたエア
    バッグを押圧して積層することを特徴とする請求項2記
    載のエアバッグの折畳方法。
  4. 【請求項4】 折り畳んだエアバッグを、外挿体の空間
    部から、このエアバッグを覆うカバー体の内側に挿入す
    ることを特徴とする請求項2または3記載のエアバッグ
    の折畳方法。
  5. 【請求項5】 エアバッグは、ガス流入口近傍に取付部
    材を取り付けた状態で折り畳まれることを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載のエアバッグの折畳方法。
  6. 【請求項6】 ガス流入口から流入するガスにより膨張
    展開する袋状のエアバッグの折畳方法であって、 前記エアバッグの前記ガス流入口に対向する正面部を保
    持し、 この正面部の他の部分を押圧して積層し、このガス流入
    口の周囲に配置することを特徴とするエアバッグの折畳
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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