JP3494097B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents
頭部保護エアバッグ装置Info
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- JP3494097B2 JP3494097B2 JP35330999A JP35330999A JP3494097B2 JP 3494097 B2 JP3494097 B2 JP 3494097B2 JP 35330999 A JP35330999 A JP 35330999A JP 35330999 A JP35330999 A JP 35330999A JP 3494097 B2 JP3494097 B2 JP 3494097B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
頭部保護エアバッグ装置に関する。
頭部保護エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭部保護エアバッグ装置の一つとして、
車両のルーフサイドレール部に沿って前後方向に延び上
下方向にて折り畳んだ状態で収納されたエアバッグと、
このエアバッグの上部内に設けられてエアバッグの内部
に前後方向に延びるガス通路を形成する通路形成体と、
前記エアバッグの前後方向端部から前記ガス通路にガス
を供給可能なインフレータとを備えてなり、前記インフ
レータから前記ガス通路に供給されるガスによって、前
記エアバッグが車室内の側部にてカーテン状に膨張展開
するようにしたものがあり、例えばドイツ国実用新案Ｄ
Ｅ２９８１３６３６Ｕ１、特開平１０−１１９７０７号
公報等に示されている。
車両のルーフサイドレール部に沿って前後方向に延び上
下方向にて折り畳んだ状態で収納されたエアバッグと、
このエアバッグの上部内に設けられてエアバッグの内部
に前後方向に延びるガス通路を形成する通路形成体と、
前記エアバッグの前後方向端部から前記ガス通路にガス
を供給可能なインフレータとを備えてなり、前記インフ
レータから前記ガス通路に供給されるガスによって、前
記エアバッグが車室内の側部にてカーテン状に膨張展開
するようにしたものがあり、例えばドイツ国実用新案Ｄ
Ｅ２９８１３６３６Ｕ１、特開平１０−１１９７０７号
公報等に示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の頭部保
護エアバッグ装置においては、エアバッグ内にガス通路
を形成する通路形成体が長尺の単一管体（例えば、金属
パイプ）によって構成されているため、通路形成体の取
り扱いが煩わしく、生産工場から車両組立工場への運搬
性や車両組立工場での組付性が悪いものであった。かか
る問題は、特に、通路形成体がエアバッグと生産工場に
てサブアッセンブリ化される場合において顕著に現われ
る。
護エアバッグ装置においては、エアバッグ内にガス通路
を形成する通路形成体が長尺の単一管体（例えば、金属
パイプ）によって構成されているため、通路形成体の取
り扱いが煩わしく、生産工場から車両組立工場への運搬
性や車両組立工場での組付性が悪いものであった。かか
る問題は、特に、通路形成体がエアバッグと生産工場に
てサブアッセンブリ化される場合において顕著に現われ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、上記した形式の頭部
保護エアバッグ装置において、前記通路形成体を前記エ
アバッグ内にて分割・接合（分解・組立）可能な複数個
の連接体で構成し、これら連接体を分割した状態では上
下方向にて折り畳んだ状態の前記エアバッグを前後方向
にて複数個に折り畳み可能としたこと（請求項１に係る
発明）に特徴がある。この場合において、前記各連接体
の分割・接合を許容する連結具にて前記各連接体を一連
に連結すること（請求項２に係る発明）が望ましい。
に対処すべくなされたものであり、上記した形式の頭部
保護エアバッグ装置において、前記通路形成体を前記エ
アバッグ内にて分割・接合（分解・組立）可能な複数個
の連接体で構成し、これら連接体を分割した状態では上
下方向にて折り畳んだ状態の前記エアバッグを前後方向
にて複数個に折り畳み可能としたこと（請求項１に係る
発明）に特徴がある。この場合において、前記各連接体
の分割・接合を許容する連結具にて前記各連接体を一連
に連結すること（請求項２に係る発明）が望ましい。
【０００５】
【発明の作用・効果】本発明による頭部保護エアバッグ
装置（請求項１に係る発明）においては、通路形成体を
エアバッグ内にて分割・接合（分解・組立）可能な複数
個の連接体で構成し、これら連接体を分割した状態では
上下方向にて折り畳んだ状態のエアバッグを前後方向に
て複数個に折り畳み可能としたため、車両組立工場にて
当該装置を車両に組付けるまでは、エアバッグと通路形
成体を前後方向にて複数個に折り畳んで前後方向の寸法
を小さくすることができる。したがって、エアバッグ及
び通路形成体の運搬性及び車両への組付性を向上させる
ことができる。また、本発明による頭部保護エアバッグ
装置を車両に組付けた状態では、通路形成体によってエ
アバッグ内に前後方向に延びるガス通路が確保される。
このため、インフレータからエアバッグ内にガスが供給
されるとき、ガス通路を通してエアバッグの前後全体に
ガスを速やかに導くことができて、エアバッグの膨張展
開性能を向上させることができる。
装置（請求項１に係る発明）においては、通路形成体を
エアバッグ内にて分割・接合（分解・組立）可能な複数
個の連接体で構成し、これら連接体を分割した状態では
上下方向にて折り畳んだ状態のエアバッグを前後方向に
て複数個に折り畳み可能としたため、車両組立工場にて
当該装置を車両に組付けるまでは、エアバッグと通路形
成体を前後方向にて複数個に折り畳んで前後方向の寸法
を小さくすることができる。したがって、エアバッグ及
び通路形成体の運搬性及び車両への組付性を向上させる
ことができる。また、本発明による頭部保護エアバッグ
装置を車両に組付けた状態では、通路形成体によってエ
アバッグ内に前後方向に延びるガス通路が確保される。
このため、インフレータからエアバッグ内にガスが供給
されるとき、ガス通路を通してエアバッグの前後全体に
ガスを速やかに導くことができて、エアバッグの膨張展
開性能を向上させることができる。
【０００６】また、本発明の実施に際して、各連接体の
分割・接合を許容する連結具（例えば、紐状連結体また
は筒状連結体）にて各連接体を一連に連結した場合（請
求項２に係る発明）においては、エアバッグ内にて分割
した各連接体が無用に移動することがなくて、エアバッ
グ内にて各連接体を連続的に接合して通路形成体とする
際の作業性（組付性）を良好とすることができる。
分割・接合を許容する連結具（例えば、紐状連結体また
は筒状連結体）にて各連接体を一連に連結した場合（請
求項２に係る発明）においては、エアバッグ内にて分割
した各連接体が無用に移動することがなくて、エアバッ
グ内にて各連接体を連続的に接合して通路形成体とする
際の作業性（組付性）を良好とすることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図１〜図４に示した本発明によ
る頭部保護エアバッグ装置１０は、車両のルーフサイド
レール２１に沿って前後方向に延びるエアバッグ１１
と、このエアバッグ１１の上部内に設けられてエアバッ
グ１１の内部に前後方向に延びるガス通路Ｐを形成する
通路形成体１２と、車両のルーフサイドレール部２１に
配置されてエアバッグ１１の後端部からガス通路Ｐにガ
スを供給するインフレータ１３等を備えている。
面に基づいて説明する。図１〜図４に示した本発明によ
る頭部保護エアバッグ装置１０は、車両のルーフサイド
レール２１に沿って前後方向に延びるエアバッグ１１
と、このエアバッグ１１の上部内に設けられてエアバッ
グ１１の内部に前後方向に延びるガス通路Ｐを形成する
通路形成体１２と、車両のルーフサイドレール部２１に
配置されてエアバッグ１１の後端部からガス通路Ｐにガ
スを供給するインフレータ１３等を備えている。
【０００８】エアバッグ１１は、図４に示したように、
インフレータ１３からガス通路Ｐにガスが供給されるこ
とによって、車室内の側部にてカーテン状に膨張展開す
るものであり、後端にて開口し前後方向に延びる収容孔
部１１ａと、３個の膨張部すなわち前方膨張部１１ｂと
中央膨張部１１ｃと後方膨張部１１ｄを備えている。ま
た、エアバッグ１１は、上縁部に複数個の取付片１１ｅ
を備えていて、各取付片１１ｅにて、ボルトとナット
（共に図示省略）を用いて、車両のルーフサイドレール
部２１に沿って組付けられている。また、エアバッグ１
１は、図２に示したように上部を除いて蛇腹状に折り畳
んだ状態（詳細には、図２に示した状態をガス圧にて破
断可能なテープにより保持された状態）にて、図１に示
したようにルーフサイドレール部２１に沿って収納され
ていて、弾性変形可能なルーフヘッドライニング（図示
省略）の周縁部により被覆されるようになっている。
インフレータ１３からガス通路Ｐにガスが供給されるこ
とによって、車室内の側部にてカーテン状に膨張展開す
るものであり、後端にて開口し前後方向に延びる収容孔
部１１ａと、３個の膨張部すなわち前方膨張部１１ｂと
中央膨張部１１ｃと後方膨張部１１ｄを備えている。ま
た、エアバッグ１１は、上縁部に複数個の取付片１１ｅ
を備えていて、各取付片１１ｅにて、ボルトとナット
（共に図示省略）を用いて、車両のルーフサイドレール
部２１に沿って組付けられている。また、エアバッグ１
１は、図２に示したように上部を除いて蛇腹状に折り畳
んだ状態（詳細には、図２に示した状態をガス圧にて破
断可能なテープにより保持された状態）にて、図１に示
したようにルーフサイドレール部２１に沿って収納され
ていて、弾性変形可能なルーフヘッドライニング（図示
省略）の周縁部により被覆されるようになっている。
【０００９】エアバッグ１１の前方膨張部１１ｂは、フ
ァーストシートＳ１の乗員頭部Ｈ１を側方から保護する
ものであり、収容孔部１１ａの前端部から下方に延びる
ように形成されている。エアバッグ１１の中央膨張部１
１ｃは、セカンドシートＳ２の乗員頭部Ｈ２を側方から
保護するものであり、収容孔部１１ａの中央部から下方
に延びるように形成されている。エアバッグ１１の後方
膨張部１１ｄは、サードシートＳ３の乗員頭部Ｈ３を側
方から保護するものであり、収容孔部１１ａの後端部か
ら下方に延びるように形成されている。なお、前方膨張
部１１ｂと中央膨張部１１ｃとの間には非膨張部１１ｆ
が設けられ、また中央膨張部１１ｃと後方膨張部１１ｄ
との間には非膨張部１１ｇが設けられている。
ァーストシートＳ１の乗員頭部Ｈ１を側方から保護する
ものであり、収容孔部１１ａの前端部から下方に延びる
ように形成されている。エアバッグ１１の中央膨張部１
１ｃは、セカンドシートＳ２の乗員頭部Ｈ２を側方から
保護するものであり、収容孔部１１ａの中央部から下方
に延びるように形成されている。エアバッグ１１の後方
膨張部１１ｄは、サードシートＳ３の乗員頭部Ｈ３を側
方から保護するものであり、収容孔部１１ａの後端部か
ら下方に延びるように形成されている。なお、前方膨張
部１１ｂと中央膨張部１１ｃとの間には非膨張部１１ｆ
が設けられ、また中央膨張部１１ｃと後方膨張部１１ｄ
との間には非膨張部１１ｇが設けられている。
【００１０】通路形成体１２は、４本の連接パイプ（素
材は適宜設定可能）１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ
と、これら各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２
ｄを連結する３個の紐状連結体１２ｅ（図３参照）によ
って構成されていて、エアバッグ１１の収容孔部１１ａ
に差し込まれて収容されている。４本の各連接パイプ１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄは、エアバッグ１１の各
膨張部１１ｂ，１１ｃ，１１ｄに向けてガスを噴出させ
る適宜個数の通孔Ｓ（図３参照）を有している。また、
先端を除く３本の各連接パイプ１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ
は、先端部を先細とされていて、前方の各連接パイプ１
２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端部に抜き差し可能（分割・
接合可能）とされている。
材は適宜設定可能）１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ
と、これら各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２
ｄを連結する３個の紐状連結体１２ｅ（図３参照）によ
って構成されていて、エアバッグ１１の収容孔部１１ａ
に差し込まれて収容されている。４本の各連接パイプ１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄは、エアバッグ１１の各
膨張部１１ｂ，１１ｃ，１１ｄに向けてガスを噴出させ
る適宜個数の通孔Ｓ（図３参照）を有している。また、
先端を除く３本の各連接パイプ１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ
は、先端部を先細とされていて、前方の各連接パイプ１
２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端部に抜き差し可能（分割・
接合可能）とされている。
【００１１】各紐状連結体１２ｅは、中間部がコイル状
であって伸縮可能であり、一端にて前方の各連接パイプ
１２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端に連結され、他端にて後
方の各連接パイプ１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの前端に連結
されていて、各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１
２ｄの分割・接合を許容している。このため、通路形成
体１２においては、各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄを引き離すことにより４個に分割可能であっ
て、かかる分割状態ではエアバッグ１１を前後方向にて
折り畳むことが可能となっている。
であって伸縮可能であり、一端にて前方の各連接パイプ
１２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端に連結され、他端にて後
方の各連接パイプ１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの前端に連結
されていて、各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１
２ｄの分割・接合を許容している。このため、通路形成
体１２においては、各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄを引き離すことにより４個に分割可能であっ
て、かかる分割状態ではエアバッグ１１を前後方向にて
折り畳むことが可能となっている。
【００１２】インフレータ１３は、車両の側突時（図示
省略のセンサーによって検出される）等にガスを通路形
成体１２の後端部に向けて噴出するものであり、ルーフ
サイドレール部２１にブラケット（図示省略）を用いて
組付けられている。また、インフレータ１３は、その先
端部１３ａを通路形成体１２のガス通路Ｐ内に気密的に
嵌合しており、車両組立工場において、生産工場にてサ
ブアッセンブリ化されたエアバッグ１１及び通路形成体
１２に組付けられるようになっている。
省略のセンサーによって検出される）等にガスを通路形
成体１２の後端部に向けて噴出するものであり、ルーフ
サイドレール部２１にブラケット（図示省略）を用いて
組付けられている。また、インフレータ１３は、その先
端部１３ａを通路形成体１２のガス通路Ｐ内に気密的に
嵌合しており、車両組立工場において、生産工場にてサ
ブアッセンブリ化されたエアバッグ１１及び通路形成体
１２に組付けられるようになっている。
【００１３】上記のように構成した本実施形態において
は、通常時、図１及び図２に示したように、エアバッグ
１１が折り畳まれて収納されている。また、車両の側突
時等においてインフレータ１３からガスが噴出し、この
ガスがガス通路Ｐを通してエアバッグ１１に供給される
と、エアバッグ１１がルーフヘッドライニングの周縁部
を車室内に向けて押し開いて下方に展開し、図４に示し
たように車室内の側部にてカーテン状に膨張展開する。
この際、エアバッグ１１において、インフレータ１３か
ら供給されるガスによって各膨張部１１ｂ，１１ｃ，１
１ｄがそれぞれ膨張し、各乗員頭部Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３を
側方から保護する。
は、通常時、図１及び図２に示したように、エアバッグ
１１が折り畳まれて収納されている。また、車両の側突
時等においてインフレータ１３からガスが噴出し、この
ガスがガス通路Ｐを通してエアバッグ１１に供給される
と、エアバッグ１１がルーフヘッドライニングの周縁部
を車室内に向けて押し開いて下方に展開し、図４に示し
たように車室内の側部にてカーテン状に膨張展開する。
この際、エアバッグ１１において、インフレータ１３か
ら供給されるガスによって各膨張部１１ｂ，１１ｃ，１
１ｄがそれぞれ膨張し、各乗員頭部Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３を
側方から保護する。
【００１４】ところで、本実施形態においては、通路形
成体１２をエアバッグ１１内にて分割・接合（分解・組
立）可能な４個の連接パイプ１２ａ〜１２ｄと３個の紐
状連結体１２ｅで構成し、各連接パイプ１２ａ〜１２ｄ
を分割した状態では上下方向にて折り畳んだ状態のエア
バッグ１１を前後方向にて複数個に折り畳み可能とした
ため、車両組立工場にて当該装置１０を車両に組付ける
までは、エアバッグ１１と通路形成体１２を前後方向に
て複数個に折り畳んで前後方向の寸法を小さくすること
ができる。
成体１２をエアバッグ１１内にて分割・接合（分解・組
立）可能な４個の連接パイプ１２ａ〜１２ｄと３個の紐
状連結体１２ｅで構成し、各連接パイプ１２ａ〜１２ｄ
を分割した状態では上下方向にて折り畳んだ状態のエア
バッグ１１を前後方向にて複数個に折り畳み可能とした
ため、車両組立工場にて当該装置１０を車両に組付ける
までは、エアバッグ１１と通路形成体１２を前後方向に
て複数個に折り畳んで前後方向の寸法を小さくすること
ができる。
【００１５】この場合の具体的な折り畳み方は、例え
ば、中央後方の連接パイプ１２ｃとこれに対応するエア
バッグ１１の上に後端の連接パイプ１２ｄとこれに対応
するエアバッグ１１を折り重ね、この上に中央前方の連
接パイプ１２ｂとこれに対応するエアバッグ１１および
前端の連接パイプ１２ａとこれに対応するエアバッグ１
１を一体的に折り重ね、最後に前端の連接パイプ１２ａ
とこれに対応するエアバッグ１１を折り返すものであ
り、エアバッグ１１と通路形成体１２を四重に折り畳む
ことができる。したがって、エアバッグ１１及び通路形
成体１２の生産工場から車両組立工場への運搬性及び車
両への組付性を向上させることができる。
ば、中央後方の連接パイプ１２ｃとこれに対応するエア
バッグ１１の上に後端の連接パイプ１２ｄとこれに対応
するエアバッグ１１を折り重ね、この上に中央前方の連
接パイプ１２ｂとこれに対応するエアバッグ１１および
前端の連接パイプ１２ａとこれに対応するエアバッグ１
１を一体的に折り重ね、最後に前端の連接パイプ１２ａ
とこれに対応するエアバッグ１１を折り返すものであ
り、エアバッグ１１と通路形成体１２を四重に折り畳む
ことができる。したがって、エアバッグ１１及び通路形
成体１２の生産工場から車両組立工場への運搬性及び車
両への組付性を向上させることができる。
【００１６】当該装置１０の車両への組付は、始めに、
中央後方の連接パイプ１２ｃに対応した複数の取付片１
１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に組付け、次
に、中央前方の連接パイプ１２ｂとこれに対応するエア
バッグ１１および前端の連接パイプ１２ａとこれに対応
するエアバッグ１１を展開して、これらに対応した複数
の取付片１１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に
組付け、次に、後端の連接パイプ１２ｄとこれに対応す
るエアバッグ１１を展開して、これに対応した取付片１
１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に組付け、最
後に、エアバッグ１１及び通路形成体１２に対してイン
フレータ１３を組付けて、同インフレータ１３をブラケ
ット（図示省略）を用いてルーフサイドレール部２１に
組付けることにより、完了するものであり、作業者一人
でも容易に行うことが可能である。
中央後方の連接パイプ１２ｃに対応した複数の取付片１
１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に組付け、次
に、中央前方の連接パイプ１２ｂとこれに対応するエア
バッグ１１および前端の連接パイプ１２ａとこれに対応
するエアバッグ１１を展開して、これらに対応した複数
の取付片１１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に
組付け、次に、後端の連接パイプ１２ｄとこれに対応す
るエアバッグ１１を展開して、これに対応した取付片１
１ｅにて車両のルーフサイドレール部２１に組付け、最
後に、エアバッグ１１及び通路形成体１２に対してイン
フレータ１３を組付けて、同インフレータ１３をブラケ
ット（図示省略）を用いてルーフサイドレール部２１に
組付けることにより、完了するものであり、作業者一人
でも容易に行うことが可能である。
【００１７】また、本実施形態においては、当該装置１
０を車両に組付けた状態では、通路形成体１２によって
エアバッグ１１内に前後方向に延びるガス通路Ｐが形成
されて確保される。このため、インフレータ１３からエ
アバッグ１１内にガスが供給されるとき、ガス通路Ｐを
通してエアバッグ１１の前後全体にガスを速やかに導く
ことができて、エアバッグ１１の膨張展開性能を向上さ
せることができる。
０を車両に組付けた状態では、通路形成体１２によって
エアバッグ１１内に前後方向に延びるガス通路Ｐが形成
されて確保される。このため、インフレータ１３からエ
アバッグ１１内にガスが供給されるとき、ガス通路Ｐを
通してエアバッグ１１の前後全体にガスを速やかに導く
ことができて、エアバッグ１１の膨張展開性能を向上さ
せることができる。
【００１８】また、本実施形態においては、各連接パイ
プ１２ａ〜１２ｄの分割・接合を許容する各紐状連結体
１２ｅにて各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを一連に連結し
たため、エアバッグ１１内にて分割した各連接パイプ１
２ａ〜１２ｄが無用に移動することがなくて、エアバッ
グ１１内にて各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを連続的に接
合して通路形成体１２とする際の作業性（組付性）を良
好とすることができる。
プ１２ａ〜１２ｄの分割・接合を許容する各紐状連結体
１２ｅにて各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを一連に連結し
たため、エアバッグ１１内にて分割した各連接パイプ１
２ａ〜１２ｄが無用に移動することがなくて、エアバッ
グ１１内にて各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを連続的に接
合して通路形成体１２とする際の作業性（組付性）を良
好とすることができる。
【００１９】上記実施形態においては、複数個の連接体
としての各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを連結具としての
各紐状連結体１２ｅにて連結して実施したが、各連接パ
イプ１２ａ〜１２ｄを他の連結具としての各筒状連結体
１２ｆにて連結して実施することも可能である。各筒状
連結体１２ｆは、ゴム等の可撓性材料によって円筒状に
形成されていて、図５にて例示したように、一端にて前
方の各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端に嵌合
連結され、他端にて後方の各連接パイプ１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄの前端に嵌合連結されていて、各連接パイプ
１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの分割・接合を中間部
の伸縮により許容している。
としての各連接パイプ１２ａ〜１２ｄを連結具としての
各紐状連結体１２ｅにて連結して実施したが、各連接パ
イプ１２ａ〜１２ｄを他の連結具としての各筒状連結体
１２ｆにて連結して実施することも可能である。各筒状
連結体１２ｆは、ゴム等の可撓性材料によって円筒状に
形成されていて、図５にて例示したように、一端にて前
方の各連接パイプ１２ａ，１２ｂ，１２ｃの後端に嵌合
連結され、他端にて後方の各連接パイプ１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄの前端に嵌合連結されていて、各連接パイプ
１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの分割・接合を中間部
の伸縮により許容している。
【００２０】また、上記実施形態においては、通路形成
体１２を４本の連接パイプ１２ａ〜１２ｄ（複数個の連
接体）と３個の紐状連結体１２ｅまたは筒状連結体１２
ｆ（連結具）によって構成したが、これら構成部材の形
状と個数は適宜変更して実施できることは勿論のこと、
各連接体の分割・接合を許容して各連接体を一連に連結
する連結具を無くして実施することも可能である。
体１２を４本の連接パイプ１２ａ〜１２ｄ（複数個の連
接体）と３個の紐状連結体１２ｅまたは筒状連結体１２
ｆ（連結具）によって構成したが、これら構成部材の形
状と個数は適宜変更して実施できることは勿論のこと、
各連接体の分割・接合を許容して各連接体を一連に連結
する連結具を無くして実施することも可能である。
【００２１】また、上記実施形態においては、インフレ
ータ１３をサードシートＳ３より後方のルーフサイドレ
ール部２１に沿って配設したが、サードシートＳ３より
後方のルーフサイドレール部２１に十分なスペースが無
い場合には、インフレータ１３をクォーターピラー部に
配設して実施することも可能である。この場合には、エ
アバッグ１１の後方膨張部１１ｄとインフレータ１３間
のエアバッグ１１及び連接パイプ１２ｄを上下方向にて
湾曲可能として、インフレータ１３をクォーターピラー
部に沿って配設可能とすることが望ましい。
ータ１３をサードシートＳ３より後方のルーフサイドレ
ール部２１に沿って配設したが、サードシートＳ３より
後方のルーフサイドレール部２１に十分なスペースが無
い場合には、インフレータ１３をクォーターピラー部に
配設して実施することも可能である。この場合には、エ
アバッグ１１の後方膨張部１１ｄとインフレータ１３間
のエアバッグ１１及び連接パイプ１２ｄを上下方向にて
湾曲可能として、インフレータ１３をクォーターピラー
部に沿って配設可能とすることが望ましい。
【００２２】また、上記実施形態においては、インフレ
ータ１３をエアバッグ１１の後方に配設し、エアバッグ
１１の後方からガスをエアバッグ１１内に供給するよう
に構成したが、インフレータ１３をエアバッグ１１の前
方に配設し、エアバッグ１１の前方からガスをエアバッ
グ１１内に供給するように構成して実施することも可能
である。この場合において、インフレータ１３をフロン
トピラー部に沿って配設することも可能である。
ータ１３をエアバッグ１１の後方に配設し、エアバッグ
１１の後方からガスをエアバッグ１１内に供給するよう
に構成したが、インフレータ１３をエアバッグ１１の前
方に配設し、エアバッグ１１の前方からガスをエアバッ
グ１１内に供給するように構成して実施することも可能
である。この場合において、インフレータ１３をフロン
トピラー部に沿って配設することも可能である。
【図１】 本発明による頭部保護エアバッグ装置の第１
実施形態を概略的に示した側面図である。
実施形態を概略的に示した側面図である。
【図２】 エアバッグと通路形成体との関係を示す図１
の２−２線に沿った拡大断面図である。
の２−２線に沿った拡大断面図である。
【図３】 図１及び図２に示した連接パイプを分割した
状態の部分拡大断面図である。
状態の部分拡大断面図である。
【図４】 図１に示したエアバッグが膨張展開した状態
の側面図である。
の側面図である。
【図５】 通路形成体の他の実施形態を示す図３相当図
である。
である。
１０…頭部保護エアバッグ装置、１１…エアバッグ、１
１ａ…収容孔部、１１ｂ…前方膨張部、１１ｃ…中央膨
張部、１１ｄ…後方膨張部、１１ｅ…取付片、１２…通
路形成体、Ｐ…ガス通路、１２ａ〜１２ｄ…連接パイ
プ、１２ｅ…紐状連結体、１２ｆ…筒状連結体、１３…
インフレータ、２１…ルーフサイドレール部、Ｓ１…フ
ァーストシート、Ｓ２…セカンドシート、Ｓ３…サード
シート、Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３…乗員頭部。
１ａ…収容孔部、１１ｂ…前方膨張部、１１ｃ…中央膨
張部、１１ｄ…後方膨張部、１１ｅ…取付片、１２…通
路形成体、Ｐ…ガス通路、１２ａ〜１２ｄ…連接パイ
プ、１２ｅ…紐状連結体、１２ｆ…筒状連結体、１３…
インフレータ、２１…ルーフサイドレール部、Ｓ１…フ
ァーストシート、Ｓ２…セカンドシート、Ｓ３…サード
シート、Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３…乗員頭部。
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 平10−119707（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−301394（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−321529（ＪＰ，Ａ)
特開2001−18743（ＪＰ，Ａ)
特開2000−190807（ＪＰ，Ａ)
特開2001−39225（ＪＰ，Ａ)
特表2002−503581（ＪＰ，Ａ)
特表2002−516783（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60R 21/16 - 21/32
Claims (2)
- 【請求項１】 車両のルーフサイドレール部に沿って前
後方向に延び上下方向にて折り畳んだ状態で収納された
エアバッグと、このエアバッグの上部内に設けられてエ
アバッグの内部に前後方向に延びるガス通路を形成する
通路形成体と、前記エアバッグの前後方向端部から前記
ガス通路にガスを供給可能なインフレータとを備えてな
り、前記インフレータから前記ガス通路に供給されるガ
スによって、前記エアバッグが車室内の側部にてカーテ
ン状に膨張展開するようにした頭部保護エアバッグ装置
において、前記通路形成体を前記エアバッグ内にて分割
・接合可能な複数個の連接体で構成し、これら連接体を
分割した状態では上下方向にて折り畳んだ状態の前記エ
アバッグを前後方向にて複数個に折り畳み可能としたこ
とを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項２】 前記各連接体の分割・接合を許容する連
結具にて前記各連接体を一連に連結したことを特徴とす
る請求項１記載の頭部保護エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35330999A JP3494097B2 (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 頭部保護エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35330999A JP3494097B2 (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 頭部保護エアバッグ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001171467A JP2001171467A (ja) | 2001-06-26 |
| JP3494097B2 true JP3494097B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=18429981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35330999A Expired - Fee Related JP3494097B2 (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 頭部保護エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3494097B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1306273B1 (en) | 2001-10-23 | 2005-07-27 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Hose for introduction and distribution of inflator gas |
| US6846010B2 (en) * | 2002-01-30 | 2005-01-25 | Autoliv Asp, Inc. | Pressure equalizing curtain airbag |
| US7407182B2 (en) * | 2004-09-22 | 2008-08-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle occupant protection device |
| JP4924063B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2012-04-25 | 豊田合成株式会社 | 頭部保護エアバッグ装置 |
-
1999
- 1999-12-13 JP JP35330999A patent/JP3494097B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001171467A (ja) | 2001-06-26 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |