JP4780756B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4780756B2 JP4780756B2 JP2005198743A JP2005198743A JP4780756B2 JP 4780756 B2 JP4780756 B2 JP 4780756B2 JP 2005198743 A JP2005198743 A JP 2005198743A JP 2005198743 A JP2005198743 A JP 2005198743A JP 4780756 B2 JP4780756 B2 JP 4780756B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- holding member
- inflator
- deployment
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
なお、本明細書においては便宜上乗員側を表側、この反対側を裏側という。
この保持部材14Rは織布製で略正方形の形状であり、略正方形の4辺の中心と対角線上の端辺に前記クッションリング22Rのボルト22Rdに係合する8個の孔14Rah、14Rbhが設けられている。保持部材14Rの前記開口部14Rhの直径は、エアバッグカバー16Rの凹部16Ra及び装飾用部材40Rの直径より大きく、折り畳まれたエアバッグがその隙間を通過できるように形成されている。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたエアバッグ装置において、前記破断予定部が前記織布の中心から放射状に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載されたエアバッグ装置において、前記破断停止部が前記織布の中心から同円周上に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置である。
そして、前記保持部材が破断停止部を有するので、エアバッグの展開初期時に破断予定部が破断した際、この破断予定部のミシン目が更に延びて保護部材を切断するのを防ぐことができ、また、前記展開初期にエアバッグの膨張する部分が容易に展開できる。
図2は図1に示すエアバッグ装置M1のベースプレート24の裏面を示す斜視図である。ベースプレート24は、略円板状に形成されており、その中央部にインフレータを嵌装可能な孔24hが形成されると共に、4個のエアバッグカバー用取付片24aとベースプレート24自体の取り付けのための一対の取付片24bが前記円板面から切り起こし形成されている。このベースプレート24は、インフレーター30、エアバッグ10及び前述した装飾用部材40を一体的に固定し、且つ前記一対の取付片24bは、ステアリングホイールに固定するためのものである。
図5Aは膨張状態のエアバッグ10内部を示す透視斜視図であり、図5Bは同エアバッグ10の非膨張状態を示す斜視図である。尚、簡易化のため筒状テザーベルト11a内の装飾用部材40等、そして、該装飾用部材40と結合されたインフレーター30等は図示していない。
エアバッグ本体部10aは、2枚の略円形状の布の外周縁部同士を縫い合わせることにより扁平な球状(楕円体状)に展開可能な袋状に形成されている。エアバッグ本体部10aの表側の略中央部には、エアバッグカバー16の凹部16aが挿入される円形状の切欠部10hが、そして、その裏側の略中央部には、インフレーターと連通して発生するガスをエアバッグ内部へ導入するためのインフレーター取付口10ahが形成されると共に、そのインフレーター取付口10ahの周辺部10dにクッションプレート22のボルト22d(図4B参照)を通すための4個の小孔10bが形成されている。
保持部材14の前記取付ボルト挿入孔14hhは、後で詳細に説明するが、保持部材14で覆われたエアバッグ10をエアバックカバー16に収納する際に、図1に示した取付ボルト40aに挿通するための孔である。符号14hは、保持部材に設けられたミシン目からなる略円形の破断予定部であり、エアバッグ10の展開初期時に破断を容易にするためのものであり、その破断予定部の大きさは、エアバッグカバー16の凹部16aの直径より大きければよい。前記略円形の破断予定部のミシン目は切れ目が長くつなぎ目が短く、そのつなぎ目はその略円形上の4等分された位置に形成されている。
なお、前記破断予定部の大きさは、装飾用部材40の直径より大きければ、エアバッグ10の展開初期時に折り畳まれたテザーベルト11aが前記装飾用部材40に接触することがなく、スムーズに展開することができる。
そして、前記保持部材14で覆った状態で前記取付ボルト挿入孔14hhと重ねられた前記筒状テザーベルト取付孔11ahは、インフレーター取付口10ahの略中心、換言すれば、エアバッグの展開初期に膨張する部分の近傍まで形成されたガス整流部材12′の略中央に配置される。既述した前記インフレーター取付口10ahに取り付けられたガス整流部材12′は、図7Dに示すように、折り畳まれて保持部材14で保持された状態では、表面が幾重にも折り畳まれた襞12aが形成される。
なお、上記第2、3及び第4実施形態に係る保持部材の破断予定部の形状を十字型及び8個の放射形状のものとして説明したが、本発明はこの形状に限定されるものではなく、保持部材の中心に対して対応した放射状形状であればよく、その形状はインフレーターの型式、ガス容量等に応じてその形状が決められるものである。
この場合、エアバッグ10と合成樹脂製シートとを適宜の手段で固着すればよい。保護部材12をエアバッグ10に固着せずに、別体のものとして実施することもできる。別体の場合、合成樹脂製シートに限定されずに金属製のものでもよい。その場合にもインフレーターのガスがエアバッグの展開初期に膨張する部分にのみガスが流れるように整流すればよい。そして、前記クッションリング22のボルト22dに一体的に締結してもよいし完全に別体として取り付けてもよい。またベースプレート24に溶接や深絞りで形成してもよい。
このエアバッグカバー16は、取付片24aを介してベースプレート24にリベットで固定される。なお、エアバッグカバー16の凹部16aに装飾用部材40を取り付けた状態では、図1に示すように、その装飾用部材40の表面は、エアバッグカバー16の表面と略面一状態となる。
なお、上記の実施態様では、保持部材14で保持されたエアバッグ10をエアバッグカバー16内に収納している例を示したが、エアバッグ10を保持部材14で保持する代わりに、エアバッグカバー16だけで保持して収納することもできる。この場合には、エアバッグカバー16の側面が図12で示したようにエアバッグ10の展開後に割裂することがなく、図7Aにおいて示したように、保持部材14の略円形の破断予定部14hにより形成される開口部のような形状のティアラインをエアバッグカバー16内に形成することにより、保持部材14を用いることなくエアバッグ10をエアバッグカバー16だけで保持して収納することができる。そのエアバッグカバー16内に形成する開口部形状のティアラインは、前記ガス整流部材12′がガスを整流して案内するエアバッグの展開初期に膨張する部分の対向する位置に設ける。
組立時には、エアバッグカバー16に予めクッションリング22がその内部に収納され保持部材14で包装されたエアバッグ10を、エアバッグカバー16の孔16ahとエアバッグ10の筒状テザーベルト取付孔11ahとの位置を合わせて収納する。そして、連結部材20をその中央部の孔20ahと前記筒状テザーベルト取付孔11ahの位置とが一致するようにエアバッグ10中に挿入すると共に、図7Dで示したエアバッグ10中に挿入されたクッションリング22の凹状部22cから突出しているボルト22dに、連結部材20の取付孔20eを挿入して取付足20cを前記凹状部22cに嵌め込む。
まず、車両衝突時等による衝撃検知により、インフレーター30が点火されて該インフレーター30でガスが生成され、このガスがエアバッグ10内に導入される。エアバッグカバー16は、エアバッグ10が膨張し始めるとその力を受けて、ティアラインLl〜L4及びLcに沿って、つまり中央の凹部16aを残して割れ、各エアカバー片16bは放射状に拡開する。
この効果は、エアバッグ装置M1における筒状テザーベルト11aに限らず、通常の平坦な筒状テザーベルトを設けた場合においても同様である。
各係止爪24Adの連結壁部16Afへの係止は、連結壁部16Afとベースプレート24Aとの連結状態を確保して、膨張時のエアバッグ10Aが、円滑に、2個のカバー片16Abを押し上げてティアラインLAを破断できるようにするためである。
Claims (3)
- インフレーターと、インフレーターと連通しインフレーターから発生するガスにより膨張するエアバッグと、エアバッグを折り畳み収納状態に保持しエアバッグの外周側面を押さえて、少なくともエアバッグの展開初期にインフレーターから発生するガスによるエアバッグ側面方向の膨張展開を抑制するための保持部材と、インフレーターから発生するガスを、エアバッグの展開初期に膨張する部分の近傍まで整流して案内するガス整流部材とからなるエアバッグ装置において、
前記保持部材が織布よりなり、該織布の前記エアバッグの展開初期に膨張する部分に対応する箇所に、前記インフレーターから発生するガス圧により破断するミシン目で形成された破断予定部を形成し、かつ、
前記保持部材の前記破断予定部の先端に破断停止部を形成することを特徴とするエアバッグ装置。 - 請求項1に記載されたエアバッグ装置において、
前記破断予定部が前記織布の中心から放射状に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 請求項1又は2に記載されたエアバッグ装置において、
前記破断停止部が前記織布の中心から同円周上に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005198743A JP4780756B2 (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | エアバッグ装置 |
AU2006267780A AU2006267780B2 (en) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | Air bag device |
US11/994,656 US7878533B2 (en) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | Airbag device |
CN2009102259109A CN101698402B (zh) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | 安全气囊装置 |
CN2013100903314A CN103171511A (zh) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | 安全气囊装置 |
PCT/JP2006/309297 WO2007007461A1 (ja) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | エアバッグ装置 |
KR1020087000397A KR101359432B1 (ko) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | 에어백 장치 |
CN2009102259113A CN101698403B (zh) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | 安全气囊装置 |
EP06746128A EP1908643B1 (en) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | Air bag device |
EP10172505.9A EP2241483B1 (en) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | Airbag device |
CN2006800247347A CN101218130B (zh) | 2005-07-07 | 2006-05-09 | 安全气囊装置 |
AU2011202446A AU2011202446B2 (en) | 2005-07-07 | 2011-05-25 | Air bag device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005198743A JP4780756B2 (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | エアバッグ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011088728A Division JP4979148B2 (ja) | 2011-04-13 | 2011-04-13 | エアバッグ装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007015542A JP2007015542A (ja) | 2007-01-25 |
JP2007015542A5 JP2007015542A5 (ja) | 2008-09-18 |
JP4780756B2 true JP4780756B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=37753068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005198743A Expired - Fee Related JP4780756B2 (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | エアバッグ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4780756B2 (ja) |
CN (1) | CN101218130B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012171412A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグの仮保持方法及びエアバッグモジュール |
JP6200230B2 (ja) * | 2013-07-22 | 2017-09-20 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3467114B2 (ja) * | 1995-03-29 | 2003-11-17 | 日本プラスト株式会社 | エアバッグ装置 |
JP3144354B2 (ja) * | 1997-08-26 | 2001-03-12 | 株式会社デンソー | エアバッグ |
JP4635293B2 (ja) * | 2000-04-07 | 2011-02-23 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
JP2002166808A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ装置 |
JP3873759B2 (ja) * | 2002-02-06 | 2007-01-24 | 豊田合成株式会社 | エアバッグ装置 |
JP4848141B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2011-12-28 | マツダ株式会社 | エアバッグ装置 |
-
2005
- 2005-07-07 JP JP2005198743A patent/JP4780756B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-05-09 CN CN2006800247347A patent/CN101218130B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101218130A (zh) | 2008-07-09 |
JP2007015542A (ja) | 2007-01-25 |
CN101218130B (zh) | 2010-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4848141B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
WO2007007461A1 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP5366444B2 (ja) | 助手席用エアバッグ装置 | |
JP4999181B2 (ja) | エアバッグ装置の組立方法 | |
JP5187816B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4836494B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4953454B2 (ja) | エアバッグの折り畳み装置及び折り畳み方法 | |
JP4979148B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4780756B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2007015542A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110704 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110704 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4780756 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |