WO1997005183A1 - Mousse de resine polypropylene modifiee et procede pour la produire - Google Patents

Description

明 細 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂

か ら な る 発泡体 お よ び そ の 製法 技術分野

本発明 は 、 芳香族 ビ ニ ル単量体が グ ラ フ ト 共重合 し た ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 （以下、 「改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂」 と い う こ と も あ る ） か ら な る 発泡体 お よ び該発泡 体の 製法 に 関す る 。 さ ら に 詳 し く は 、 本発明 は、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 （以下、 芳香族 ビ ニ ル単量体 を グ ラ フ ト 共重 合 さ せ る 前 の ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を 「原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂」 と い う こ と も あ る ） を ラ ジ カ ル重合開 始剤 の存在下で芳香族 ビニ ル単量体 と と も に 溶融混練す る こ と に よ り え ら れ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂か ら な る 発泡体 お よ び該発泡体 の 製法 に 関す る 。 背景技術

一般 に 、 発泡体 は 軽量で あ り 、 断熱性 に す ぐ れ、 ま た 衝撃力 な ど 外部応力 の 緩衝性 に す ぐ れ て い る た め 、 断熱 材、 外部応力 の 緩衝材、 芯材、 食品容器 な ど さ ま ざ ま な 用 途 に 広 く 用 い ら れて い る 。 ま た 、 発泡体の 素材 と し て は ポ リ ス チ レ ン 系樹脂、 ポ リ ウ レ タ ン 系樹脂、 ポ リ ェ チ レ ン 系樹脂 な ど さ ま ざ ま な も の 力 あ げ ら れ る 。

さ ら に 、 こ れ ら 発泡体 の 素材 と し て、 高融点で あ り 、 高弾性率を 有 し 、 コ ス ト 面 に す ぐ れ、 そ し て耐溶剤性 に す ぐ れ て い る ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の 適 用 が 考 え ら れ る 。 し か し な が ら 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は結晶性樹脂 で あ る た め に 溶融時の 粘度 お よ び抗張力が低 い。 そ の た め 溶融状態 の 下で発泡 さ せ る と き に 形成 さ れ る 気泡壁の 強度が充分 な も の で な く 、 こ の 気泡壁が破損 し や す い。 ま た 、 前記気泡壁の 強度 を 充分 な も の に す る た め に 、 溶 融状態の 樹脂の 温度を 低 く す る と 、 溶融粘度が急激 に 高 く な つ て し ま う 。 そ の た め 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 溶 融温度を 調節 し て、 そ の 溶融粘度 を 発泡 に 適 し た値 に コ ン ト ロ ー ル す る こ と が極 め て 困難 で あ っ た 。 こ の よ う な 理 由 に よ り 、 従来の ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い て独立 気泡率の 高 い 発泡体 を え る こ と が困難で あ っ た。

ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 発泡 さ せ る と き に 形成 さ れ る 気泡壁が破損 し や す い と い う 問題 を 解消す る 方法 と し て

、 た と え ば ポ リ プ ロ ピ レ ン に ポ リ ブ テ ン 一 1 を プ レ ン ド し て発泡 さ せ る 方法 （特公昭 5 6 - 4 0 1 6 7 号公報参 照） 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン に ポ リ エ チ レ ン を ブ レ ン ド し て発 泡 さ せ る 方法 （特公昭 5 7 — 5 9 2 5 2 号公報参照） 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 を 架 橋 剤 に よ り 架 橋 さ せ る 方 法 (特開昭 6 3 - 2 5 4 1 4 2 号公報参照） な どが提案 さ れ て い る 。

し 力、 し 、 こ れ ら の 方法を 用 い て も 、 前述の 発泡 さ せ る と き に形成 さ れ る 気泡壁が破損 し や す い と い う 問題点を 充分 に解消 で き な い た め 、 発泡倍率が高 く 、 独立気泡率 が高 い発泡体 を え る こ と が困難で あ っ た。 ま た 、 こ れ ら の 発泡体 は ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ほ かの 樹脂 な どが多 量 に添加 さ れて い る も の で あ る か、 ま た は 分子間架橋 に よ り 溶融 し に く く な つ て い る も の で あ る た め に、 リ サ イ ク ルが困難 で あ る と い う 欠点 も 有す る 。

ま た近年、 長鎖の 分岐構造を有す る ポ リ プ ロ ピ レ ン を 樹脂材料 と し て用 い 発泡 シ ー ト と す る 方法 （特表平 5 — 5 0 6 8 7 5 号公報、 特開平 4 — 3 6 3 2 2 7 な ど参照 ) が多 く 開 示 さ れて い る 。 し 力、 し な が ら 、 こ れ ら の方法 は特殊 な 樹脂を使用 す る も の で あ る た め に 、 原材料が高 価で あ り 、 汎用 性 に 劣 る と い う 欠点を 有す る 。

ま た、 こ の よ う な ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る ば あ い 、 発泡性 の 改良 は 見 ら れ る も の の 、 そ の 改良の 程度 は 充分で は な い。 さ ら に 、 こ の よ う な ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 を 用 い て も 、 厚 い 発泡体 を製造す る ば あ い は 、 外側 か ら 冷却 さ れ る と き の 気泡壁 の 強度上昇 の 効果 が厚 さ に 応 じ て 低 く な る 。 そ の た め 、 厚 さ 力く 5 m m 以上で あ り 、 好 適 な 前述 の よ う な 特性 を 有す る 発泡体 を う る こ と が困難 で あ っ た o

本発明 の 目 的 は、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 か ら な り 、 発泡倍率が高 く 、 独立気泡率が高 く 、 す ぐ れ た 外観を 有す る 発泡体 を提供す る こ と に あ る 。

さ ら に 、 本発 明 の 目 的 は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 か ら な り 、 発泡倍率が高 く 、 独立気泡率が高 く 、 す ぐ れ た 外観 を 有す る 厚 い 発泡体 を提供す る こ と に あ る 。 発明 の 開示

本発明 は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビニ ル 単量体 と の グ ラ フ ト 共重合体で あ っ て、 該 グ ラ フ ト 共重 合体分子 1 本 中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の平均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量が 2 0 0 以上で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂か ら な る 発泡体 に 関す る 。 - 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分岐パ ラ メ ー タ （ g ' ) が 1 未 満 で あ る こ と が好 ま し く 、 0 . 8 未 満 で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。

ま た 刖 ΐ己 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 溶 融状態 で 測 定 し た 伸 長 粘度 が、 歪 み 量が増 加 す る に 従 い 急激 に 上昇 す る も の で あ る こ と が好 ま し い 。

ま た 、 本 発 明 は 、 見掛 け 密度 力 0 . 0 1 0 . 3 g Ζ c m ³で あ り 、 厚 さ 力 5 1 0 0 m m で あ る 前 記 の 発 泡 体 に 関す る 。

ま た 、 前 記芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 平均 本数 が 2 1 0 0 で あ る こ と が好 ま し い 。 ま た 、 前記芳 香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均 分子量 が 3 0 0 3 0 0 0 0 で あ る こ と が好 ま し い 。 ま た 、 前記芳 香 族 ビ ニ ル 単量体が ス チ レ ン 、 メ チ ル ス チ レ ン ま た は ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン で あ る こ と が好 ま し い 。 ま た 、 前記 改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分子量分布 ( Z 平均 分子量 （ M z ) / 重量平均分子量 ( M w ) ) が 3 以上 で あ る こ と が好 ま し く 、 3 . 5 以上 で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。

ま た 、 前 記 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の 平 衡 コ ン ブ ラ ィ ァ ン ス 力' 1 O x l O —⁴m ²Z N 以 上 で あ る こ と が 好 ま し い 0 よ 7 剪 断速度 が 1 s e c ^_1で あ る と き の 前記改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の 単 位 応 力 あ た り の 回 復 可 能 剪 断歪み 力 3 X 1 0 — m

N 以 上 で あ る こ と が 好 ま し い o

m記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 が、 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ ニ ル単量体 と 該芳 香族 ビ ニ ル単量体 に 共重合 し う る ほ か の ビ ニ ル単量体 と 力、 ら な る も の で あ つ て も よ い 。

ま た 、 本 発 明 は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 と 芳香族 ビニ ル単量体 と の グ ラ フ ト 共重合体で あ っ て 、 該 グ ラ フ ト 共重合体分子 1 本中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 平均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分子量が 2 0 0 以上で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を 溶融混練 し 、 押 し 出 す こ と に よ り 発泡 さ せ る 発泡体の 製法 に 関す る 。

ま た、 本発明 は、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビニ ル単量体 と の グ ラ フ ト 共重 合体で あ っ て、 該 グ ラ フ ト 共重合体分子 1 本中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 平均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分子量が 2 0 0 以上 で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 、 熱分解 に よ り 気体 を 発生す る 熱 分解型発泡剤 と を 、 実質的 に該熱分解型発泡剤が気体を 発生 し な い 温度で溶融混練 し 、 溶融混練 し た 改質 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体 を シ ー ト 化 し た の ち 、 シ ー ト ィヒ し た 該混練体 を 、 少 な く と も 該熱分 解型発泡剤 が気体を 発生す る 温度 に 加熱 し て 発泡 さ せ る 発泡体の 製 法 に 関す る 。

ま た、 本発明 は、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を ラ ジ カ ル 重 台開始剤 の 存在 下 に 芳香族 ビニ ル単量体 と 溶融混練す る こ と に よ り 、 該 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に該芳香族 ビニ ル単量体を グ ラ フ ト 共重 合 さ せ て製造 さ れ る 前記の 発泡体 の 製法 に 関 す る 。

前記の そ れぞれの 製法 に お い て 、 前記原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 前記 ラ ジ カ ル重合開 始剤 0 . 1 〜 1 0 重量部を 溶融混練す る こ と が好 ま し く 、 0 . 5 〜 5 重量部を 溶融混練す る こ と 力 さ ら に 好 ま し い o

前記 ラ ジ カ ル重合開始剤がバ ー オ キ シ ケ 夕 一 ル、 ジ ァ ル キ ルパ ー ォ キ サ イ ド、 ジ ァ シ ルパ ー ォキ サ イ ド ま た は パ ー ォ キ シ エ ス テ ルで あ る こ と が好 ま し い 。

ま た、 前記の そ れぞれの 製法 に お い て、 前記原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 前記芳香族 ビ 二 ル単量体 0 . 1 〜 1 0 0 重量部 を溶融混練す る こ と が 好 ま し く 、 1 〜 5 0 重量部 を溶融混練す る こ と が さ ら に 好 ま し い 。

前記芳香族 ビ ニ ル単量体がス チ レ ン 、 メ チ ル ス チ レ ン ま た は ジ ビ ニ ルベ ン ゼ ン で あ る こ と が好 ま し い。

ま た、 前記の そ れ ぞれの 製法 に お い て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の分岐パ ラ メ 一 夕 （ g ' ) が 1 未満で あ る こ と 力 好 ま し く 、 0 . 8 未満 で あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い。

ま た、 前記 の そ れぞれの 製法 に お い て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 溶融状態で測定 し た伸長粘度が、 歪 み量が増加 す る に 従 い 急激 に上昇す る も の で あ る こ と が 好 ま し い 。

ま た、 前記の そ れぞれ の 製法 に お い て、 前記芳香族 ビ ニ ル ダ ラ フ ト 鎖の平均本数が 2 〜 1 0 0 で あ る こ と が好 ま し く 、 ま た、 前記芳香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖の 重量平均 分子量が 3 0 0 〜 3 0 0 0 0 で あ る こ と が好 ま し い。

ま た、 本発明 は、 発泡体の 見掛 け 密度が 0 . 0 1 〜 0 . 3 g Z c m ³で あ り 、 厚 さ 力 5 〜 1 0 0 m m で あ る 前 記の そ れ ぞ れの 発泡体 の 製法 に 関す る 。

ま た、 前記 の そ れぞれの 製法 に お い て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 分子量分布 （ Z 平均分子量 （ M z ) Z重量平均分子量 （ M w ) ) が 3 以上で あ る こ と が好 ま し く 、 3 . 5 以上で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。

ま た、 前記の そ れぞ れの 製法 に お い て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス 力 1 0 X 1 0 — ⁴ m Z N 以上で あ る こ と が 好 ま し い （ , ま た 、 剪 断速 度 が 1 s e c ¹で あ る と き の 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 の 単位応力 あ た り の 回復可能剪 断歪 - 4

み 力 3 X 0 m N 以上で あ る こ と が好 ま し い 。

ま た、 前記の そ れ ぞ れの 製法 に お い て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を ラ ジ カ ル重合開始剤 の 存在下 に 、 芳香族 ビ二 ル単量体 と 該芳 香族 ビニ ル単量体 に 共重 合 し う る ほ かの ビニ ル単量体 と を と も に 溶融混練す る こ と に よ り 、 該原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 、 該芳香族 ビニ ル単量体 と 該芳香族 ビニ ル単 量体 に 共重 合 し う る ほ かの ビニ ル単量体 と を グ ラ フ ト 共 重合 さ せ て も よ い 。 図面 の 簡単 な 説明

図 1 は 、 本発 明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 溶融状態で 測定 し た 伸長粘度 と 測定時間 （歪み 率） と の 関係 を説 明 す る た め の グ ラ フ で あ る 。

図 2 は 、 実施例 1 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の D S C チ ヤ 一 ト で あ る 。

図 3 は、 実施例 1 9 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 形樹脂の 溶 融状態で測定 し た伸長粘度 と 測定 時間 （歪み 率） と の 関 係 を 示す グ ラ フ で あ る 。

図 4 は、 比較例 7 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 形樹脂 の 溶融 状態で測定 し た伸長粘度 と 測定時 間 （歪み 率） と の 関係 を 示 す グ ラ フ で あ る 明 を 実施 す る た め の 最良 の 形態

本発 明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 芳 香族 ビ ニ ル 単量体 を グ ラ フ 卜 さ せ て え ら れ る グ ラ フ 卜 共重 合体 で あ る 。

こ の よ う に し て え ら れ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 溶融時 に 大 き く 弾性変形 し う る も の で あ る 。 ま た 、 こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 を 用 い て 発泡体 を 製 造 す る ば あ い 、 発 泡 時 に 形成 さ れ る 気泡 壁 が容 易 に は 破壊 さ れ な い o そ の た め 、 本発 明 に お け る 改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 を 用 い る こ と に よ り 、 発泡倍率 が高 く 、 独 立 気 泡率が 问 ぐ 、 す ぐ れ た 外観 を 有 し 、 好適 な 機械特性 を 有 す る 発 泡体 を 成形 し う る 。

前記原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と し て は 、 プ 口 ピ レ ン の 単独重 合体 、 プ 口 ピ レ ン と ほ か の 単量体 と の ブ ロ ッ ク 共重 合体 、 プ ロ ピ レ ン と ほ か の 単量体 と の ラ ン ダ ム 共重 合体 な ど の 結 晶性 の 重 合体 が あ げ ら れ、 剛性 が ft く 、 安 価 で あ る と い う 点 で プ ロ ピ レ ン 単 独重 合体 が 好 ま し く 、 剛性 お よ び耐衝撃性 が と も に 问 ぃ と い う 点 で プ ロ ピ レ ン と ほ か の 単量体 と の ブ ロ ッ ク 共重 合体 が好 ま し い 。 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 が プ ロ ピ レ ン と ほ か の 単量体 と の プ 口 ッ ク 共 重 合体 ま た は プ ロ ピ レ ン と ほ か の 単量体 と の ラ ン ダ ム 共 重合体 で あ る ば あ い 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系榭脂 の 特徴で あ る 问 ロ 曰曰性、 高 い 剛性 お よ び良好 な 耐薬品性 を 保持す る 点で 、 含有 さ れ る プ ロ ピ レ ン 単量体成分が全 体 の 7 5 重量 % 以上 で あ る こ と が好 ま し く 、 全体 の 9 0 重量 ％ 以上 で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い _Ω 前記原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に お い て 、 プ ロ ピ レ ン と 共 重合 し う る ほ か の 単量体 と し て は 、 エ チ レ ン 、 α — ォ レ フ ィ ン 、 環状 ォ レ フ ィ ン 、 ジ ェ ン 系単量体 お よ び ビ 二 ル単量体 よ り な る 単量体 の 群 か ら 選 ば れ た 1 種 ま た は 2 種以上 の 単量体 が あ げ ら れ る 。 ま た 、 こ の 単量体 と し て は プ ロ ピ レ ン と 共重 合 し や す く 、 安価 で あ る 点 で、 ェ チ レ ン 、 α — ォ レ フ ィ ン ま た は ジ ェ ン 系単量体 が好 ま し い ο

前記 の プ ロ ピ レ ン と 共重合 し う る 一 ォ レ フ ィ ン の 例 と し て は 、 ブ テ ン 一 1 、 イ ソ ブ テ ン 、 ペ ン テ ン 一 1 、 3 — メ チ ノレ ー ブ テ ン 一 1 、 へ キ セ ン 一 1 、 3 — メ チ ル ー ペ ン テ ン 一 1 、 4 — メ チ ル 一 ペ ン テ ン 一 1 、 3 , 4 — ジ メ チ ノレ ー ブ テ ン 一 1 、 ヘ プ テ ン 一 1 、 3 — メ チ ル ー へ キ セ ン ー 1 、 ォ ク テ ン 一 1 、 デ セ ン 一 1 な ど の よ う な 炭素数 力 4 〜 1 2 の α — ォ レ フ ィ ン 力く あ げ ら れ る 。 ま た 、 前 記 の プ ロ ピ レ ン と 共重 合 し う る 環状 ォ レ フ ィ ン の 例 と し て は 、 シ ク ロ ペ ン テ ン 、 ノ ル ボ ノレ ネ ン 、 1 , 4 . 5 , 8 — ジ メ タ ノ 一 1 , 2 ， 3 , 4 , 4 a , 8 ， 8 a — 6 — ォ ク 夕 ヒ ド ロ ナ フ 夕 レ ン な ど 力く あ げ ら れ る 。 ま た 、 前 ^ の プ ロ ピ レ ン と 共 重 合 し う る ジ ェ ン 系 単量体 の 例 と し て は 、 5 — メ チ レ ン 一 2 — ノ ノレ ボ ノレ ネ ン 、 5 — ェ チ リ デ ン ー 2 — ノ ル ボ ル ネ ン 、 1 ， 4 — へ キ サ ジ ェ ン 、 メ チ ソレ ー 1 , 4 一 へ キ サ ジ ェ ン 、 7 — メ チ ル ー 1 , 6 — 才 ク タ ジ ェ ン な ど が あ げ ら れ る 。 ま た 、 前記 の プ ロ ピ レ ン と 共重 合 し う る ビ ニ ル 単量体 の 例 と し て は 、 塩化 ビ ニ ル 、 塩化 ビ ニ リ デ ン 、 ァ ク リ ロ 二 ト リ ノレ 、 酢酸 ビ ニ ノレ 、 ァ ク リ ノレ 酸 、 メ タ ク リ ル 酸、 マ レ イ ン 酸、 ァ ク リ ノレ酸ェ チ ル、 ァ ク リ ル酸 ブ チ ル 、 メ タ ク リ ル酸 メ チ ル 、 無水 マ レ イ ン 酸、 ス チ レ ン 、 メ チ ル ス チ レ ン 、 ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン な ど 力 あ げ ら れ る 。

こ れ ら の 単量体 の う ち 、 エ チ レ ン ま た は ブ テ ン 一 1 が 安価 で あ る 点 で、 さ ら に 好 ま し い 。

原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分子量 （重量平均 分子量 ) は 工業 的 に 入手 し や す い と い う 点 で 、 5 万 〜 2 0 0 万 の 範 囲 内 に あ る こ と が好 ま し く 、 安価 で あ る と い う 点で

、 1 0 万 〜 1 0 0 万 の 範 囲 内 に あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い o

ま た 、 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の 分子量 分布 （ M z

Z M w ) は 、 ェ業 的 に 入手 し や す い と い う 点 で 、 2 以上 で あ る こ と が好 ま し く 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分 子量分布 ( Μ ζ / M w ) を 3 以上 に し ゃ す い と い う 点 で 、 2 . 5 以 上で め る ν_ と が さ ら に 好 ま し い 。 改 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の 分子 ji分 ^ ft ( M z / M w ) が 3 以上 で あ る こ と が 好 ま し い 理 由 は 後述 す る

原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に は 、 必要 に 応 じ て 、 ほ か の 樹 脂 ま た は ゴ ム を 本発 明 の 効 果 を 損 な わ な い 範 囲 内 で 添力 [] し て も よ い ο 刖 S己 ほ か の 樹脂 ま た は ゴ ム の 例 と し て は 、 ポ リ ェ チ レ ン ； ポ リ ブ テ ン ー 1 、 ポ リ ィ ソ プ テ ン ゝ ポ リ ペ ン テ ン 一 1 、 ポ リ メ チ ル ペ ン テ ン 一 1 な ど の ポ リ α — ォ レ フ ィ ン ； プ 口 ピ レ ン 含有量 が Ί 5 重量 ％ 未満 の エ チ レ ン /" プ ロ ピ レ ン 共重 合体、 ェ チ レ ン Z ブ テ ン ー 1 共重 合体 、 プ 口 ピ レ ン 含有量が 7 5 重量 ％ 未 満 の プ ロ ピ レ ン ζ ブ テ ン 一 1 共重 合体 な ど の ェ チ レ ン / a - ォ レ フ イ ン 共重 合体 ま た は a — ォ レ フ ィ ン / a — ォ レ フ イ ン 共 重 合体 ； プ ロ ピ レ ン 含有量が 7 5 重量 ％ 未 満 の ェ チ レ ン プ ロ ピ レ ン ノ 5 — ェ チ リ デ ン ー 2 一 ノ ル ボ ノレ ネ ン 共重 合体 な ど の エ チ レ ン z a — ォ レ フ ィ ン Z ジ ェ ン 系単量体 共重合体 ま た は α — ォ レ フ ィ ン / α — ォ レ フ ィ ン Ζ ジ ェ ン 系単量体共重合体 ； ェ チ レ ン Ζ塩化 ビニ ル共重合体、

— #

エ チ レ ン Z塩化 ビ二 リ ン 共重合体、 ェ チ レ ン Ζ ァ ク リ ロ ニ ト リ ル 共重合体、 ェ チ レ ン Ζ メ タ ク リ ロ 二 ト リ ル共 重合体、 ェ チ レ ン 酢酸 ビ 二 ル共重合体、 エ チ レ ン / ァ ク リ ノレ ア ミ ド共重合体 ェ チ レ ン Ζ メ タ ク リ ノレ ア ミ ド共 重合体、 ェ チ レ ン Ζ ァ ク リ ル酸共重合体、 エ チ レ ン / メ タ ク リ ル酸共重合体、 ェ チ レ ン Ζ マ レ イ ン 酸共重合体、 エ チ レ ン / ァ ク リ ル酸 ェ チ ル共重合体、 エ チ レ ン / ァ ク リ ル酸 プ チ ル共重合体 ェ チ レ ン メ タ ク リ ル酸 メ チ ル 共重合体、 エ チ レ ン /無水 マ レ イ ン 酸共重合体、 ェ チ レ ン z ァ ク リ ル酸金属塩共重 合体 、 ェ チ レ ン メ タ ク リ ル 酸金属塩共重合体、 ェ チ レ ン ス チ レ ン 共重合体、 ェ チ レ ン / メ チ ル ス チ レ ン it重 合体、 ェ チ レ ン ζ ジ ビ ニ ル べ ン ゼ ン 共重 合体 な ど の ェ チ レ ン / ビ 二 ル単量体共重合体 ま た は 一 ォ レ フ ィ ン ビ 二 ル単量体共重 合体 ； ポ リ ブ 夕 ジ ェ ン 、 ポ リ イ ソ プ レ ン な ど の ポ リ ジ ェ ン 系共重合体 ； ス チ レ ン ζ ブ タ ジ ェ ン ラ ン ダ ム 共重合体 な ど の ビ 二 ル 単量体 / ジ ェ ン 系単量体 ラ ン ダ ム 共重合体 ； ス チ レ ン ζ ブ タ ジ ェ ン ζ ス チ レ ン ブ ロ ッ ク 共重合体 な ど の ビニ ル単 量体 / ジ ェ ン 系単量体 / ビ 二 ル単里体 ゾ 口 ッ ク 共重合体

； 水素化 （ ス チ レ ン Ζ ブ 夕 ジ ェ ン ラ ン ダ ム 共重合体） な ど の 水素化 ( ビ ニ ル単 体 Z ジ ェ ン 系単量体 ラ ン ダ ム 共 重 合体） ； 水素化 （ ス チ レ ン ブ タ ジ ェ ン ス チ レ ン ブ 口 ッ ク 共重合体） な ど の 水素化 ( ビ ニ ル単量体 ジ ェ ン 系単量体 Z ビ ニ ル単量体 ブ 口 ッ ク 共重合体） ； ァ ク リ ロ 二 ト リ ル ブ 夕 ジ ェ ン ス チ レ ン グ ラ フ ト 共重合体、 メ タ ク リ ル 酸 メ チ ル / ブ タ ジ ェ ン ノ ス チ レ ン グ ラ フ ト 共重 合体 な ど の ビ ニ ル単 体 Z ジ ェ ン 系単量体 / ビ ニ ル単量 体 グ ラ フ ト 共重 合体 ポ リ 塩化 ビ ニ ル、 ポ リ 塩化 ビ二 リ デ ン 、 ポ リ ァ ク リ ロ b リ ル、 ポ リ 酢酸 ビ ニ ル 、 ポ リ ア ク リ ル酸 ェ チ ル、 ポ ア ク リ ル 酸 プ チ ル 、 ポ リ メ タ ク リ ル酸 メ チ ル 、 ポ リ ス レ ン な ど の ビ ニ ル重 合体 ； 塩化 ビ ニ ルノ ア ク リ ロ ニ ト ル 共重合体 、 塩化 ビ ニ ル /酢酸 ビ ニ ル 共重 合体 、 ァ ク \述不剤剤がチプはいらンリリリ ロ ニ ト リ ル Z ス チ レ ン 共重 合体 、 メ 夕 ク リ ル 酸 メ チ ル ス チ レ ン 共 重 合体 な ど の ビ ニ ル系 共重 合体 な ど が あ げ れ る 。

原料 ポ リ プ ロ ピ レ 系 樹脂 に 対 す る こ れ ら ほ か の 樹脂 ま た は ゴ ム の 添加量 、 そ の 樹脂 の 種頹 ま た は ゴ ム の 種 類 に よ り 異 な り 、 前 の よ う に 本 発 明 の 効果 を 損 な わ な い 範 囲 内 に あ れ ば よ も の で あ る が、 通常、 2 5 重量 ％ 程度 以下 で あ る こ と 好 ま し い 0

さ ら に 、 原 料 ポ リ ロ ピ レ ン 系 樹脂 に は 必要 に 応 じ て 、 酸化防止剤 、 金属 活性剤、 燐 系 加工安 定 剤 、 紫外線 吸収剤、 紫 外線安定 、 蛍光增 白 剤 な ど の 安 定剤 ； ま た は 架橋剤 、 連鎖移動 、 核剤 、 滑剤 、 可塑剤 、 充填材、 強化材、 顔 料、 染料 難燃剤、 帯電 防止剤 な ど の 添加剤 を 本発 明 の 効果 を 損 な わ な い 範囲 内 で 添加 し て も よ い 。

ま た 、 こ れ ら 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 （各種 の 添加 材料 を 含 む ば あ い も あ る ） は粒子 状 の も の で あ っ て も ぺ レ ツ ト 状 の も の で あ つ て も よ く 、 そ の 大 き さ や 形 は と く に 制 限 さ れ る も の で は な い o

ま た 、 前 記 の 添加材料 （ ほ か の 樹脂 、 ゴ ム 、 安定剤 お よ び / ま た は 添加剤 ) を 用 い る ば あ い 、 こ れ ら 添加材料 は 予 め 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 添加 さ れ て い る も の で あ っ て も 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 溶融す る と き に 添加 さ れ る も の で あ っ て も よ く 、 ま た グ ラ フ ト 共重合 に よ り え ら れ た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 適宜の方法 で添加 さ れ る も の で あ っ て も よ い 。

前記芳香族 ビニ ル単量体の 例 と し て は、 ス チ レ ン 、 ァ ル キ ル置換 ス チ レ ン 、 ノヽ ロ ゲ ン 化 ス チ レ ン 、 ニ ト ロ 化 ス チ レ ン 、 ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン 、 イ ソ プ ロ べ ニ ル ス チ レ ン な ど力 あ げ ら れ、 よ り 具体的 に は 、 ス チ レ ン ； 0 — メ チ ル ス チ レ ン 、 m — メ チ ノレ ス チ レ ン 、 p — メ チ ノレ ス チ レ ン 、 α — メ チ ノレ ス チ レ ン 、 ；6 — メ チ ノレ ス チ レ ン 、 ジ メ チ ゾレ ス チ レ ン 、 ト リ メ チ ノレ ス チ レ ン な ど の メ チ ノレ ス チ レ ン ； α 一 ク ロ ロ ス チ レ ン 、 ク ロ ロ ス チ レ ン 、 o — ク ロ ロ ス チ レ ン 、 m — ク ロ ロ ス チ レ ン 、 p — ク ロ ロ ス チ レ ン 、 ジ ク ロ ロ ス チ レ ン 、 ト リ ク ロ ロ ス チ レ ン な ど の ク ロ ロ ス チ レ ン ； 0 — ブ ロ モ ス チ レ ン 、 m — ブ ロ モ ス チ レ ン 、 p — ブ ロ モ ス チ レ ン 、 ジ ブ 口 モ ス チ レ ン 、 ト リ ブ ロ モ ス チ レ ン な ど の プ ロ モ ス チ レ ン ； 0 — フ ル ォ ロ ス チ レ ン 、 m — フ ル ォ ロ ス チ レ ン 、 p — フ ル ォ ロ ス チ レ ン 、 ジ フ ル ォ ロ ス チ レ ン 、 ト リ フ ノレ オ ロ ス チ レ ン な ど の フ ノレ オ ロ ス チ レ ン ； o — 二 ト ロ ス チ レ ン 、 m — 二 ト ロ ス チ レ ン 、 p — 二 ト ロ ス チ レ ン 、 ジ ニ ト ロ ス チ レ ン 、 ト リ ニ ト ロ ス チ レ ン な ど の ニ ト ロ ス チ レ ン ； 0 — ヒ ド ロ キ シ ス チ レ ン 、 m — ヒ ド ロ キ シ ス チ レ ン 、 p — ヒ ド ロ キ シ ス チ レ ン 、 ジ ヒ ド ロ キ シ ス チ レ ン 、 ト リ ヒ ド ロ キ シ ス チ レ ン な ど の ビ ニ ル フ エ ノ ー ル ； o — ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン 、 m — ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン 、 p — ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン な ど の ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン ； 0 — ジ ィ ソ プ ロ ぺ ニ ノレ ベ ン ゼ ン 、 m — ジ ィ ソ プ ロ ぺ ニ ル ベ ン ゼ ン 、 p — ジ イ ソ プ ロ ぺ ニ ル ベ ン ゼ ン な ど の ジ イ ソ プ □ ぺ 二 ル ベ ン ゼ ン な ど の 1 種 ま た は 2 種以上 が あ げ ら れ る o >— れ ら の う ち ス チ レ ン ； な ー メ チ ノレ ス チ レ ン 、 p 一 メ チ ル ス チ レ ン な ど の メ チ ル ス チ レ ン ； ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ン ； ま た は ジ ビ二 ル ベ ン ゼ ン 異性体混合物 が安価で あ る と い う 点 で 好 ま し い

本 発 明 に お け る 改 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 、 前記芳 香 族 ビニ ル単量体 か り な る 芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 が、 改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 共 重 合体分子 1 本 あ た り 平均本数 で 1 本以上 グ ラ フ 卜 し て い る も の め る 。

前記芳 香 族 ビ 二 ル グ ラ フ ト 鎖 は 、 前記芳 香 族 ビ ニ ル単 量体 の 1 種 ま た は 2 以上 か ら な る こ と が好 ま し い が、 前記芳香 族 ビ 二 ル単 体 と の 芳 香族 ビ ニ ル単量体 に 共 重 合可能 な ほ か の ビ ル単量体 と の 共重合 に よ り 形成 さ れ る も の ^ あ つ て も よ い o

前記芳 香 族 ビ 二 ル 単量体 に 共重 合可能 な ほ か の ビ二 ル 単量体 の 例 と し て は 塩化 ビ ニ ル 、 塩化 ビ 二 リ デ ン 、 ァ ク リ ロ ニ ト リ ル 、 メ 夕 ク リ ロ ニ ト リ ル 、 ァ ク リ ル ア ミ ド 、 メ タ ク リ ル ァ ミ ド' 酢酸 ビニ ル 、 ァ ク リ ル 酸、 メ タ ク リ ル酸、 マ レ イ ン 酸 無水 マ レ イ ン 酸、 ァ ク リ ル酸金属 塩、 メ タ ク リ ル酸金 塩、 ァ ク リ ル 酸 メ チ ル 、 ア ク リ ル 酸 ェ チ ル 、 ァ ク リ ル酸 プ チ ル、 ァ ク リ ル酸 — 2 一 ェ チ ル へ キ シ ル 、 ァ ク リ ル酸 ス テ ア リ ル 、 ァ ク リ ル酸 グ リ シ ル な ど の ァ ク リ ル酸 ェ ス テ ノレ ； メ タ ク リ ル酸 メ チ ル 、 メ タ ク リ ル酸 ェ チ ル 、 メ 夕 ク リ ル酸 ブ チ ル 、 メ タ ク リ ル酸 ー 2 — ェ チ ル へ キ シ ル メ タ ク リ ル 酸 ス テ ァ リ ル 、 メ タ ク リ ル酸 グ リ シ ル な ど の メ タ ク リ ル 酸 エ ス テ ノレ な ど が あ げ り れ O o

芳香族 1 ニ ル ダ ラ フ ト 鎖 に 芳香 族 ビ ニ ル単量体成分 と こ の 芳香族 ビニ ル単量体 に 共重合可能 な ほ か の ビニ ル単 量体成分 と が含 ま れ る ば あ い、 芳香族 ビ二 ル単量体 に共 重合可能 な ほ か の ビニ ル単量体成分が、 芳香族 ビニ ル単 量体成分 1 0 0 重量部 に 対 し て、 平均 し て 1 0 0 重量部 未 でめ こ と が好 ま し く 、 平均 し て 7 5 重量部未満で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 中 に 含 ま れ る 芳香族 ビニ ル単量体 に 共重合 し う る ほ 力、の ビ 二 ル 単 荦 体成分が前記 の 範囲 を超 え る ば あ い 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を押 出 し 成形 し て良好 な ス ト ラ ン ド を 形成す る こ と がで き ず、 そ の た め 好適 な へ レ ツ 卜 ¾r う る こ と がで き な い こ と が あ る

本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ポ リ マ ー 分子 に は、 分子 1 本 あ た り に平均 し て 1 本以上の 芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖が グ ラ フ ト し て い れば よ い o こ の よ う に し て芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖が グ ラ フ ト す る こ と に よ り 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が溶解時 に 大 き く 弾性変 形 し や す い も の と な る ま た 、 芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖 の 本数 （平均本数） が 1 〜 1 0 0 本の 範囲 内 に あ る こ と が好 ま し い 。 平均本数が 1 本未？ ^ で あ る と 、 溶解時 に 大 き く 弾性変形 し に く い も の と な る 傾向 が あ り 、 一方 1 0

0 本を超 え る た め に は 、 通常多量の ラ ジ 力 ル重合開始剤 が必要 と な り 、 経済的 に 適 さ な い ば あ い が あ る o

芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖 の 平均本数 は、 つ ぎの 式 ： (芳香族 ビ 二 ル グ ラ フ ト 鎖数） = (改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 重量平均分子量） X (改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 1 重量部 に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量部数 ) / (芳香族 ビ二 ゾレ グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分 子量） 、 に よ り 表 わ す こ と が で き る 。 な お 、 芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 は芳香族 ビ ニ ル単量体 の み か ら な る ば あ い と 、 芳香 族 ビ ニ ル単量体 と ほ か の ビ ニ ル単量体 と か ら な る ば あ い と が あ る （ 以下 同 じ ） 。

ま た 、 前 記芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分子量 力 2 0 0 以 上 で あ る 必要 が あ り 、 そ の よ う な ば あ い 、 溶 融 時 に 充分 に 大 き く 弾性変形 し や す い 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に な り う る 。 ま た 、 グ ラ フ ト 鎖数 を 増 加 さ せ 、 溶融 時 に さ ら に 大 き く 弾性変形 し や す い 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を う る た め に は 、 前記 芳 香 族 ビ ニ ル ダ ラ フ ト 鎖 の 重量平 均 分子量 が 、 3 0 0 〜 3 0 0 0 0 の 範囲 内 に あ る こ と が好 ま し く 、 1 0 0 0 〜 2 5 0 0 0 の 範 囲 内 に あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い 。

ま た 、 前 記芳香族 ビ ニ ル単量体 を ラ ジ カ ル 重 合 開始剤 の 存在下 で 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 樹脂 に グ ラ フ ト 共重 合反 応 さ せ る こ と に よ り 、 芳 香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 が形成 さ れ る が、 こ の グ ラ フ ト 共 重 合反 応 の 際 に 、 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の ポ リ マ ー 分子 ど う し の 間 に お い て も グ ラ フ ト 共重 合反 応 が起 こ る 。 こ の よ う な 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の ポ リ マ ー 分子 に 対す る 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の ポ リ マ 一 分子 の グ ラ フ ト の 程度 は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の 分岐パ ラ メ ー タ ー （ g ' ) で 表 わ す こ と が で き る 。

前記分 岐 パ ラ メ ー タ ー （ g ' ) は 、 具体 的 に は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の キ シ レ ン 晶 析物 の 高 温 G P C 測 定 （ カ ラ ム 温度 1 4 0 °C ) を 行 な い 、 R I 検 出 器 の ク ロ マ ト グ ラ ム に よ り え ら れ る デ ー タ と G P C に 直結 し た 粘 度計 の ク ロ マ ト グ ラ ム に よ り え ら れ る デ ー タ と を マ ル チ デ ィ テ ク タ ー G P C ソ フ ト ウ ェ ア V e r . 3 . 0 0 ( 日 本 ウ ォ ー タ ー ズ リ ミ テ ツ ド製） を 用 い て解折す る こ と に よ り 算 出 す る こ と がで き る 。 な お 、 前記分岐パ ラ メ ー タ 一 ( g ' ) は 重量平均分子量 に よ り 算 出 さ れ た値を採用 す る 。

前記分岐パ ラ メ 一 タ ー （ g ' ) の 値力 1 未満で あ る こ と 、 す な わ ち 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 中、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 共重合体分子 に グ ラ フ 卜 し て い る ポ リ プ ロ ピ レ ン 系重 合体分子 ま た は 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系共重合体 分子 に グ ラ フ ト し て い る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系共重合体 分子が少 な く と も 存在す る こ と が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が溶解時 に好適 に 弾性変形 し ゃ す い と い う 点で好 ま し く 、 0 . 8 未満で あ る こ と 、 す な わ ち 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 中 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系重 合体分子 に グ ラ フ ト し て い る ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 重合体分子 お よ び Z ま た は 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系共重 合体分子 に グ ラ フ ト し て い る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系共重合体分子の 量が よ り 多 く 、 ま た良好 に 存在す る 構造で あ る こ と が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が溶解時 に よ り 好適 に 弾性変形 し や す い と い う 点で さ ら に 好 ま し い。

ま た、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 溶融状態で測 定 し た伸長粘度が、 歪 み量が増加す る に 従 い 急激 に上昇 す る 特性 を 有す る こ と が好 ま し い 。

溶融状態 で測定 し た 伸長粘度が、 歪み量が増加す る に 従 い 急激 に 上昇す る 特性 （以下、 「特定の 伸長粘度特性 」 と い う こ と も あ る ） に つ い て 、 つ ぎ に 詳 し く 説 明 す る o

こ の特性 を評価す る 方法 の 例 と し て は、 直径 3 m m 程 度の ス ト ラ ン ド状の樹脂成形体を サ ン プ ル と し 、 こ の サ ン プ ル の 両端を ロ ー タ リ ー ク ラ ン プで は さ み 、 こ の サ ン プルが完全 に 溶融す る 温度 （た と え ば、 本発 明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ば あ い、 通常 1 8 0 。C程度

) に こ の サ ン プ ル の 温度を維持 し 、 こ の サ ン プ ル を 一定 の歪み速度 で伸長 さ せ、 チ ャ ッ ク 間 に生 じ る 応力 の 測定 を経時的 に 行な い、 応力 と そ の 時 の サ ン プ ル の 断面積 と の 関係 よ り 、 伸長粘度を求め る 方法が あ げ ら れ る 。

す な わ ち 、 伸長粘度 は、 つ ぎの 式 ：

σ

V e =

r

(ここで、 v _e は伸長粘度 （ボイズ）、 σは断面積あたりの応力

( d y n e s / cm ² ) . γは歪み速度 （ 秒） を示す。 また、 ；はつぎ の式 ：

. 1 d L

r =

L d t で表わされ、 ここで、 Lはサンプルの長さ （cm )、 tは時間 （秒） を 示す。） で表わ さ れ る 。 こ の 伸長粘度を経時的 に プ ロ ッ ト す る 。 こ の と き 、 伸長粘度が測定時間 の 経過 に従 っ て （歪み 率 が大 き く な る に 従 っ て） し だ い に 大 き く な り 、 あ る 測定 時間の と き （あ る 歪み率の と き ） か ら 、 そ れ ま で に比べ 伸長粘度 の 増加率が急激 に 増大す る も の が、 特定の伸長 粘度特性 を 有す る も の で あ る と い え る 。

ま た、 横軸 に 測定時 間の 対数を と り 、 縦軸 に 伸長粘度 の 対数を と つ て え た 測定時間 と 伸長粘度 と の 関係を表わ す 曲線 に お い て、 該曲線の 測定初期 に お け る 伸長粘度が 測定時間 の 経過 に従 っ て比較的緩 や か に上昇 し て い る 部 分か ら 引 出 し た 直線の 傾 き に対す る 、 伸長粘度が測定時 間 の 経過 に 従 っ て最 も 急激 に上昇 し て い る 部分か ら 引 出 し た 直線 の 傾 き の比率 （以下、 「両直線の 傾 き の 比率」 と い う こ と も あ る ） が 2 倍以上で あ れ ば、 伸 長粘度が測 定時間の 経過 に 従 っ て （歪み率が大 き く な る に 従 っ て） 急激 に上昇 し て い る も の で あ る と 判定す る 。

ま た、 前記両直線 の 傾 き の 比率が 5 倍以上で あ る こ と が好 ま し い 。 そ の よ う な 特性を 有す る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る こ と に よ り 、 さ ら に 高発泡倍率で あ り 、 独立気泡率が さ ら に 高 く 、 好適 な 発泡体 を う る こ と が で き る 。

前記両 直線 の 傾 き の 比率の上限 は制 限 さ れ な い が、 通 常、 本発 明 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 製法 に よ れ ば 、 前記両 直線の 傾 き の 比率が 2 0 倍程度 ま で の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が製造で き る 。

こ の よ う な 特定の 伸長粘度特性 を有す る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が、 と く に 好適 に 発泡 し う る も の で あ る 理 由 に つ い て は 明 ら かで な い 。

な お、 た と え ば ポ リ プ ロ ピ レ ン に 電子線 を 作用 せ し め て、 こ の ポ リ プ ロ ピ レ ン を 長鎖の 分岐 を有す る も の に 改 質 し た樹脂 の ば あ い で も 、 こ の よ う な 特定 の 伸長粘度特 性 を 有す る も の に な る 。 こ の よ う に し て改質 さ れ た ポ リ プ ロ ピ レ ン の 発泡性 は 、 通常の ポ リ プ ロ ピ レ ン よ り は改 良 さ れ る 。 し か し な 力 ら 、 本発明 の 製法 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る こ と に よ る 発泡性 の 改良効 果 に は及ぶ も の で は な い 。

な お、 前記の 曲線 か ら 引 出 し た そ れ ぞれ の 直線 の 傾 き は、 つ ぎの 式 ： 直線の 傾 き = Δ ( l o g ΐ e ) / Δ ( l o g t )

に よ り 求 め る （ こ こ で 、 η e は ィ申長粘度 （ ボ イ ズ） は 測定時間 （秒） を 示す )

図 1 に 、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の

5 伸長粘度 と 測定時間 と の 関係の一例 を示す。 図 1 は、 後 述す る 実施例 1 9 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を 直径 3 m m 、 長 さ 1 8 0 m m の 円 柱形の ロ ッ ド に 成形 し 、 1 8 0 °C の も と 、 歪み速度 0 . 1 5 4 Z秒、 0 . 0 8 5 /秒 、 0 . 0 5 1 Z秒 お よ び 0 . 0 2 4 Z秒で そ れぞれ伸長

10 さ せ た と き の 伸長粘度 （対数） と 測定時間 （対数） と の 関係を示す も の で め 6 O

図 1 中 の 各曲線 に お け る 測定初期 の 平担部 (伸長粘度 が測定時間 の経過 に 従 つ て 、 比較的緩や 力、 に 上昇 し て い る 部分） 力、 ら 弓 I き だ し た 直線の 傾 き と 、 各 曲線 に お け る i s 伸長粘度が測定時間 の 経 ¾ ^ に 従 つ て最 も 急激 に 上昇 し て い る 部分か ら 引 き だ し た 直線の 傾 さ (図中 の カ ツ コ 内 に 、 そ れぞれ の 傾 き の 値 を 示す） の 関係力、 ら 、 測定 し た す ベ て の歪み 速度条件 に お い て 、 前記伸 J 粘 I が、 歪み 率 が増加す る に 従 い 急激 に 上昇 し て い る こ と が判 る 。

20 こ の と き の 測定温度 は、 1 8 0 °C に 限定 さ れ る も の で は な く 、 サ ン プ ル樹脂 が実質的 に 溶融す る 温度以上で あ り 、 サ ン プ ル樹脂が熱分解を 開始す る ίπα S 満で あ る 温 度範囲内 で あ れば任意 に 選んで よ い が 、 通常 1 7 0 2

5 0 °C の 範囲 で設定す る こ と が好 ま し い。 ま た、 歪み速

25 度条件 は 、 通常 0 . 0 1 0 5 /秒の 範囲 内 で設定す る こ と が好 ま し い

前記特定 の 伸長粘度特性が、 前記測定温度 の 範囲内 に あ り 、 かつ 前記歪み速度条件の 範囲内 に あ る 任意の 1 点 の 測定条件 に て認め ら れ る 樹脂で あ れ ば、 通常、 こ れ ら 測定温度 お よ び歪み速度条件の す べ て の 範囲 内 の 測定 に お い て、 こ の 特定 の 伸長粘度特性が認 め ら れ る 。

ま た、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分子量分布 （ Z 平 均分子量 （ M z ) Z重量平均分子量 （ M w ) ) が 3 以上 、 す な わ ち 高分子量成分 を よ り 多 く 含む も の で あ る こ と が溶解時 に 大 き く 弾性変形 し や す い と い う 点か ら 好 ま し く 、 3 . 5 以上、 す な わ ち 高分子量成分 を よ り 多 く 含む も の で あ る こ と が溶融時 に よ り 大 き く 、 ま た 好適 に 弾性 変形 し や す い と い う 点 か ら さ ら に 好 ま し い 。

前述の よ う に 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖カ グ ラ フ 卜 す る こ と に よ り 、 こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 溶融弾性率が高 く な る 。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 溶融弾性率の 尺度 と し て 、 平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス ま た は単位応力 あ た り の 回復可 能剪 断歪が あ げ ら れ る 。 平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス の 値お よ び単位応力 あ た り の 回復可能剪 断歪の 値が大 き い ほ ど、 大 き く 弾性変形 さ せ や す い 樹脂 で あ る と い え る 。 樹脂 と 発泡剤 と を 溶融混練 し 、 押 し 出 す こ と に よ り 発泡体 を う る 製法の ば あ い 、 大 き く 弾性変形 さ せ や す い 樹脂 を 用 い る 方が、 押 出 発泡過程 に お い て ダ イ 力、 ら 吐 出 し た の ち に 即座 に気泡が大 き く 成長 し え、 そ の た め 気泡壁が破れ に く い と い う 点で好 ま し い。 ま た 、 樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体 を熱分解型発泡剤が気体 を 発生す る 温度 ま で 加熱す る こ と に よ り 発泡体 を う る 製法の ば あ い も 、 大 き く 弾性変形 さ せ や す い 樹脂 を用 い る 方が、 分解 し て気体 が発生す る と 即座 に 気泡が生成 し 、 成長 し え 、 そ の た め 気泡壁が破 れ に く い と い う 点で好 ま し い 。 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の平衡 コ ン ブ ラ イ ア ン ス が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を大 き く 弾性変形 さ せ や す い と い う 点で、 0 X 1 0 — ⁴m ²/ N 以上 で め る と が好 ま し ぐ 1 5 X 1 0 m Z N 以上 で あ る こ と が さ ら に好 ま し い 。 ま た 、 剪断速度力 1 s e c -1よで あ る と き の 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 単位応力 あ た り の 回 復可能剪 断歪が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を大 き く 弾性変形 さ せ や す い と い う 点 で 、 3 X 0 — ⁴m ² Z N 以

-4_m

上で あ る こ と が好 ま し く 、 5 X m 2

0 N 以 上 で あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い 。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス は 、 具体的 に は 、 応力制御型 レ オ メ ー タ （ レ オ メ ト リ ッ ク ス フ ァ ー イ ス ト （株） 製、 D S R 2 0 0 ) を 用 い て、 厚 さ 1 . 4 m m、 直径 2 5 m m に 成形 し た 円 盤状の サ ン プ ル を平行板で挟み 、 測定温度 2 1 0 °Cの も と 、 1 0 0

0 0 N m ²の 剪 断応力 を 3 0 0 秒 間与 え 続 け た の ち 、 剪 断応力 を 取 り 除 き 、 そ の と き の ク リ ー プ回復値 と し て 求 め う る 。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 単位応力 あ た り 回復可能 剪 断歪 は 、 具体的 に は 、 歪制御型 レ オ メ ー タ （ レ オ メ ト リ ッ ク ス フ ァ ー イ ー ス ト （株） 製、 R D A II) を 用 い て

、 厚 さ 1 . 4 m m、 直径 2 5 m m に 成形 し た 円盤状の サ ン プ ル を 円 錐 と 平板 と の 間 に挟み 、 測定温度 2 1 0 °Cの も と 、 一定 の 歪速度で ね じ り 続 け て、 第 1 法線応力 お よ び剪 断応力 の 値を 測定 し 、 剪断速度 1 s e c — ¹の と き の そ れぞれの 値を 、 つ ぎ の 式 ：

(単位応力 あ た り の 回復可能剪 断歪） = (第 1 法線応力

) Z 2 (剪 断応力） ¹ に 代入 し て 算 出 し う る 。

平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス お よ び単 位応力 あ た り の 回復可 能剪 断歪 が 前記 の 範囲 未 満 で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の ば あ い 、 発泡過 程 に お い て 破泡 が生 じ る と き が あ り 、 そ の ば あ い 発泡 倍 率 お よ び独立気泡率 が 低 く な る 。

ま た 、 前 記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の 重量平均分子 量 が、 好適 な 形状、 好適 な 外観 ま た は 好適 な 構造 を 有す る 発 泡体 ま た は 発泡前 の 板 状体 を う る 点 で 、 5 万 〜 2 0 0 万 で あ る こ と が好 ま し く 、 1 0 万 〜 1 0 0 万 で あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い 。

本発 明 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 に お い て 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 に 芳 香 族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖力く グ ラ フ ト す る こ と に よ り 、 こ の 原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の D S C 測定 に お け る D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度 （ 以下、 単 に 「 D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度」 と い う ） に 対 し て 、 改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度 が低下 す る 。

ま た 、 前 記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の D S C 測定 に お け る D S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク は 、 グ ラ フ ト 重 合 が均一 に お こ れ ば 、 シ ン グ ル ピ ー ク に な る 。 グ ラ フ ト 重 合が均 一 に お こ る か ど う か は 、 芳 香族 ビ ニ ル 単量体 （ ま た は 芳 香 族 ビニ ル 単量体 と こ の 芳 香族 ビ ニ ル単量体 に 共重合可 能 な ほ か の ビ ニ ル単量体 ） や ラ ジ カ ル 重 合 開 始剤 な ど の 仕込 み方 法 お よ び Z ま た は 溶融混練時 の 混練 条件 な ど に 起 因 す る 。

前記改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系榭脂 を ラ ジ カ ル重 合 開始剤 の 存在下 に 芳 香 族 ビニ ル 単量体 と 溶 融混練 す る こ と に よ り え ら れ る 。 ま た 、 前記 ほ かの樹脂 （原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ほ かの 樹脂） お よ び / ま た は ゴ ム を と も に溶融混練 し て も よ い 。

前記芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 は 芳香族 ビニ ル単量体 と 芳香族 ビニ ル単量体 に 共重合可能 な ほ かの ビニ ル単量体 と の共重合 に よ り 形成 さ れ る も の で あ っ て も よ い。 そ の ば あ い、 グ ラ フ ト 共重合反応 は、 芳香族 ビニ ル単量体 と 該芳香族 ビ ニ ル単量体 に 共重合可能 な ほ か の ビニ ル単量 体 と 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と を ラ ジ カ ル重合開始剤 の 存在下 に 溶融混練す る 方法な ど に よ り 行 な い う る 。

ま た、 必要 に 応 じ て前記の安定剤や添加剤 な ど を と も に 溶融混練 し て も よ い 。

溶融混練 さ れ る 芳香族 ビニ ル単量体の 添加量 は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に対 し て 、 0 . 1 〜 1 0 0 重量部で あ る こ と が好 ま し く 、 0 . 1 〜 5 0 重量 部で あ る こ と 力 さ ら に 好 ま し い 。 ビニ ル単量体の 添加量 が前記の 範囲 よ り 少 な い ばあ い 、 え ら れ る グ ラ フ ト 共重 合体 （改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂） の 分子 1 本 あ た り に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖が平均本数で 1 本 よ り 少 な く な る 傾 向 があ り 、 こ の ば あ い 溶解時 に 充 分 に 大 き く 弾性変形で き な い も の に な る 傾 向 が あ り 、 一 方前記の 範囲 を超 え る も の にす る に は、 多量の ラ ジ カ ル 重合開始剤が必要で あ る た め に 、 コ ス ト 的 に 不利 に な る 傾向 があ る 。

前記 ラ ジ カ ル重合開始剤 と し て は、 一般 に 過酸化物 ま た は ァ ゾィ匕合物 な ど力く あ げ ら れ る 。 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ポ リ マ ー 分子 と ビニ ル単量体 と の 間、 ま た は原 料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ポ リ マ ー 分子 と 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ポ リ マ ー 分子 と の 間 に グ ラ フ ト 共重合反 応が起 こ る た め に は、 い わ ゆ る 水素引 き 抜 き 能を有す る 化合物の 存在が必要で あ り 、 そ の よ う な 化合物 と し て は 、 メ チ ル ェ チ ノレ ケ ト ン ハ。 一 オ キ サ イ ド、 メ チ ゾレ ア セ ト ァ セ テ ー ト パ ー ォ キ サ イ ド な ど の ケ ト ン パ 一 ォ キ サ イ ド ；

1 ， 1 一 ビ ス （ t — プ チ ノレ 一 ォ キ シ ） 一 3 , 3 , 5 — ト リ メ チ ル シ ク ロ へ キ サ ン 、 1 ， 1 — ビ ス （ t — ブ チ ル 0 — ォ キ シ ） シ ク ロ へ キ サ ン 、 n — プ チ ノレ 一 4 , 4 ー ビ ス （ t 一 プ チ ル パ 一 ォ キ シ ） レ レ 2 , 2 — ビ ス ( t — ブ チ ル バ 一 才 キ シ ） ブ タ ン な ど の パ ー ォ キ シ ケ タ — ル ； パ ー メ タ ン イ ド 口 パ ー オ キ サ イ ド 、 1 ， 1 , 3 ， 3 — テ ト ラ メ チ ノレ ブ チ ル —ォ キ サ イ ジ イ ソ プ ロ ピ ル ベ ン ゼ ン ヽ ィ ド ロ パ ー ォ キ サ イ ド 、 ク メ ン ハ イ ド ロ パ ー ォ キ サ イ ド な ど の ハ イ ド ロ パ 一 ォ キ サ イ ド ； ジ ク ミ ル パ ー オ キ サ イ ド 、 2 , 5 — ジ メ チ ノレ 一 2 , 5 — ジ （ t ー ブ チ ノレ バ ー オ キ シ ） へ キ サ ン 、 α ， α ' — ビ ス （ t 一 ブ チ ル 一 ォ キ シ 一 m — イ ソ プ ロ ピ ル ） ベ ン ゼ ン 、 t 一 プ チ ノレ ク ミ ル パ ー オ キ サ イ ド 、 ジ ー t — ブ チ ル — オ キ サ イ ド 、 2 ， 5 — ジ メ チ ル ー 2 , 5 — ジ （ t 一 プ チ ノレ パ 一 ォ キ シ ） へ キ シ ン 一 3 な ど の ジ ア ル キ ノレ パ一 ォ キ サ イ ド ； ベ ン ゾ ィ ル ハ。 一 ォ キ サ イ ド な ど の ジ ァ シ ル パ 一 ォ キ サ イ ド ； ジ （ 3 — メ チ ノレ 一 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ) パ ー ォ キ シ ジ カ ー ボ ネ ー ト 、 ジ ー 2 — メ ト キ シ プ チ ル パ ー ォ キ シ ジ カ ー ボ ネ ー ト な ど の パ ー ォ キ シ ジ カ ー ボ ネ — ト ； t 一 プ チ ノレ パ ー ォ キ シ ォ ク テ ー ト 、 t 一 プ チ ル パ — ォ キ シ イ ソ プ チ レ ー ト 、 t — ブ チ ルバ ー オ キ シ ラ ウ レ ー ト 、 t 一 プ チ ノレ パ ー ォ キ シ 一 3 ， 5 , 5 — ト リ メ チ ル へ キ サ ノ エ 一 ト 、 t — プ チ ルパ ー ォ キ シ イ ソ プ ロ ピ ル 力 — ボ ネ 2 ， 5 — ジ メ チ ノレ ー 2 , 5 — ジ （ベ ン ゾ ィ ル ノヽ。 ー ォ キ シ ） へ キ サ ン 、 t ー ブ チ ル バ 一 ォ キ シ ァ セ テ ー ト 、 t — ブ チ ノレバ 一 ォ キ シ ベ ン ゾ ェ ー ト 、 ジ 一 t — ブ チ ル バ 一 才 キ シ ィ ソ フ タ レ ー ト な ど の ハ°一ォ キ シ エ ス テ ル な ど の 有機過酸化物 が あ げ ら れ る 。 こ れ ら の う ち 、 と く に 水素 弓 I き 抜 き 能が高 い も の が 好 ま し く 、 た と え ば 1 ， 1 一 ビ ス （ t — プ チ ノレ ノ、。—才 キ シ ） 一 3 , 3 , 5 — ト リ メ チ ル シ ク ロ へ キ サ ン 、 1 , 1 一 ビ ス （ t 一 プ チ ノレパ ー ォ キ シ ） シ ク ロ へ キ サ ン 、 n — ブ チ ル 一 4 ， 4 — ビ ス ( t 一 プ チ ノレ パ ー ォ キ シ ） レ レ 一 ト 、 2 , 2 — ビ ス ( t 一 ブ チ ル ォ キ シ ） プ 夕 ン な ど の ォ キ シ ケ 夕 — ル ； ジ ク ミ ノレパ ー オ キ サ イ ド 、 2 , 5 — ジ メ チ ル 一 2 ， 5 — ジ （ t 一 ブ チ ル バ ー オ キ シ ） へ キ サ ン 、 α , a ' — ビ ス （ t ー ブ チ ル バ 一 ォ キ シ 一 m — イ ソ プ ロ ピ ル） ベ ン ゼ ン 、 t ー ブ チ ノレ ク ミ ルパ ー オ キ サ イ ド 、 ジ 一 t — プ チ ノレ バ 一 オ キ サ イ ド 、 2 、 5 — ジ メ チ ル ー 2 , 5 — ジ ( t ー ブ チ ル バ 一 ォ キ シ ） へ キ シ ン 一 3 な ど の ジ ア ル キ ル ォ キ サ イ ド ； ベ ン ゾ ィ ル ォ キ サ イ ド な ど の ジ ァ シ ルバ ー ォ キ サ イ ド ； t — ブ チ ゾレパ 一 ォ キ シ ォ ク テ 一 ト 、 t — プ チ ノレ パ ー ォ キ シ イ ソ プ チ レ ー ト 、 t — ブ チ ル —ォ キ シ ラ ウ レ ー ト 、 t 一 プ チ ォ キ シ 一 3 ， 5 , 5 — ト リ メ チ ル へ キ サ ノ エ ー ト 、 t 一 プ チ ル パ ー ォ キ シ イ ソ プ ロ ピ ノレ カ ー ボ ネ ー ト 、 2 ， 5 — ジ メ チ ル 一 2 , 5 — ジ （ ベ ン ゾ ィ ル パ ー ォ キ シ ） へ キ サ ン 、 t — プ チ ル パ ー ォ キ シ ァ セ テ一 ト 、 t 一 プ チ ル パ ー ォ キ シ ベ ン ゾ ェ 一 ト 、 ジ 一 t 一 ブ チ ル パ ー ォ キ シ イ ソ フ タ レ ー ト な ど の パ ー ォ キ シ エ ス テ ル な ど の 1 種 ま た は 2 種以上 が あ げ ら れ る 。

前記 ラ ジ カ ル重合開 始剤 の 添加量が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を溶融時 に 大 き く 弾性変形 し や す く し 、 かつ 経済的で あ る と い う 点で、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 0 . 1 〜 1 0 重量部 の 範囲内 に あ る こ と が好 ま し く 、 0 . 5 〜 5 重量部の 範囲 内 に あ る こ と が さ ら に 好 ま し い。

従来 よ り 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を ラ ジ カ ル,重合開始 剤 を 用 い て 改質す る 方法 は あ っ た が、 従来 の 方法 に比べ て 多量の ラ ジ カ ル重合開始剤 を 用 い て製造 し た と き の 本 発明 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ば あ い に は 、 こ の 改 質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ポ リ マ 一 分子 1 本 中 に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 平均本数が、 従来 の 方法 に よ り 製造 さ れ た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ポ リ マ ー分子が有す る グ ラ フ ト 鎖の 平均本数 に 比べ て、 と く に 多 い も の に な り う る 。

前記の 芳香族 ビニ ル単量体 と と も に 溶融混練 さ れて も よ い ほ か の ビニ ル単量体 の 添加量 は 、 芳香族 ビニ ル単量 体 1 0 0 重量部 に対 し て 、 1 0 0 重量部未満 で あ る こ と が好 ま し く 、 7 5 重量部未満で あ る こ と 力《 さ ら に 好 ま し い 。 ほ か の ビニ ル単量体の 添加量が前記の 範困 を 超 え る と 、 形状、 外観 お よ び構造が好適 な 発泡体 を う る こ と が で き な い ば あ い 力くあ る 。

原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と と も に 溶融混練 さ れて も よ い前記 の 樹脂 ま た は ゴ ム の添加量 は 、 前述 の よ う に 本 発明 の効果 を損 な わ な い 範囲で あ れば よ い が、 通常 2 5 重量％以下 で あ る こ と が好 ま し い 。

ま た、 前記の 安定剤 や添加剤が、 溶融混練時 に 必要 に 応 じ て適宜 の 量添加 さ れて も よ い 。

前記の 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ ニ ル単量 体 と の 好適 な 組 み 合 わ せ の 例 と し て は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が ポ リ プ ロ ピ レ ン単独 重合体、 プ ロ ピ レ ン / ェ チ レ ン ラ ン ダ ム 共重 合体 、 プ 口 ピ レ ン / プ テ ン ラ ン ダ ム 共重合体 、 プ 口 ピ レ ン ェ チ レ ン ブ ロ ッ ク 共重 合体 ま た は プ 口 ピ レ ン / ブ テ ン ブ D ッ ク 共重合体 の 1 種 ま た は

2 種以上 で あ り 、 芳香 族 ビ 二 ノレ単量体が ス チ レ ン ゝ α — メ チ ル ス チ レ ン 、 P ー メ チ ル ス チ レ ン ま た は ジ ビニ ル べ ン ゼ ン の 1 種 ま た は 2 種以上 で あ り 、 こ れ ら に ゴ ム ま た は ほ か の 樹脂が添カロ さ れ る ば あ い は 、 前記 の 組 み 合わ せ に さ ら に ゴ ム 成分 ま た は ほ か の 樹 脂成分 と し て ェ チ レ ン プ 口 ピ レ ン 共重合体 、 ェ チ レ ン / プ ロ ピ レ ン / ジ ェ ン 共重合体、 ポ リ ブ 夕 ジ ェ ン 、 ポ リ イ ソ プ レ ン 、 ス チ レ ン ブ 夕 ジ ェ ン ラ ン ダ ム 共重合体、 ス チ レ ン ノ ブ 夕 ジ ェ ン ス チ レ ン ブ 口 ッ ク 共 重 合体、 ポ リ エ チ レ ン 、 ェ チ レ ン 酢酸 ビ 二 ル 、 ェ チ レ ン ( メ 夕 ） ァ ク リ ル酸金 よ た は ポ リ ス チ レ ン の 1 種 ま た は 2 種以上が添加 さ れ る 組 み 合 わ せ で め つ て も よ い o 前記 の よ う な 組 み 合 わ せ 力、 ら な る 改質 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹脂 は 、 と く に 溶融時 に 大 き

< 弾性変形 し う る ち の と な り 、 発 泡性 が と く に す ぐ れ る と い う 特徵 を有す る

ま た 、 原 料 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ ニ ル単量 体 と ラ ジ 力 ル重合開始剤 と の と く に 好適 な 組 み 合 わ せ の 例 と し て は 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 が ポ リ プ ロ ピ レ ン 単独重合体、 プ 口 ピ レ ン エ チ レ ン ラ ン ダ ム 共重合体 ま た は プ 口 ピ レ ン / エ チ レ ン プ ロ ッ ク 共重合体 の 1 種 ま た は 2 種以上 で あ り 、 芳香族 ビ ニ ル単量体 が ス チ レ ン で あ «9 、 ラ ジ 力 ル重合開始剤 が α , α ' — ビ ス （ t — プ チ ルノヽ⁰一才 キ シ 一 m 一 イ ソ プ ロ ピ ル ） ベ ン ゼ ン 、 2 , 5 — ジ メ チ ノレ 一 2 , 5 — ジ （ t — プ チ ノレ パ ー ォ キ シ ） へ キ シ ン 一 3 、 ま た は ジ ー t 一 プ チ ル ノ、。一ォ キ シ ド の 1 種 ま た は 2 種以上 で あ る 組み 合わ せが あ げ ら れ る 。

こ れ ら 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂、 芳香族 ビ ニ ル単 量体、 ラ ジ カ ル重合開始剤 お よ び そ の ほ か の 添加材料の 混合 お よ び溶融混練す る 順序お よ び方法 は と く に 制限 さ れ る も の で は な く 、 た と え ば、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂、 芳香族 ビニ ル単量体、 ラ ジ カ ル重合開始剤 お よ び必 要 に 応 じ て添加 さ れ る そ の ほ か の 添加材料 を 混合 し た の ち 溶融混練 し て も よ い し 、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 溶融混練 し た の ち 、 こ れ に 芳香族 ビニ ル単量体、 ラ ジ カ ル重合開始剤 お よ び必要 に 応 じ て添加 さ れ る そ の ほ か の 添加材料を 同時 に ま た は別 々 に 、 一括 し て ま た は分割 し て混合 し て も よ い。

溶融混練時 の 加熱温度 は、 樹脂 の 種類 な ど に よ り 異 な る が、 通常 1 3 0 〜 4 0 0 °C で あ る こ と が、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が充分 に 溶融 し 、 かつ 熱分解せ ず、 充分 に 前記の グ ラ フ ト 共重合反応が生 じ る と い う 点で好 ま し い 。 ま た 溶融混練の 時 間 （ ラ ジ カ ル重合開始剤 お よ び芳 香族 ビニ ル単量体 を混 合 し て か ら の 時間） は 、 通常 1 〜 6 0 分間で あ る 。

ま た、 前記の 溶融混練の た め に 用 い る 装置 と し て は、 ロ ー ル、 コ ニ ー ダ ー 、 バ ン バ リ 一 ミ キ サ ー 、 ブ ラ ベ ン ダ 一、 単軸押 出機 ま た は 2 軸押 出機 な ど の 混練機、 2 軸表 面更新機 ま た は 2 軸多 円 板装置 な ど の 横型攪拌機 も し く は ダ ブルへ リ カ ル リ ボ ン 攪拌機 な ど の 縦型攪拌機 な ど高 分子材料を 適宜の 温度 に加熱 し え 、 適宜の 剪 断応力 を与 え な が ら 混練 し う る 装置が あ げ ら れ る 。 こ れ ら の う ち 、 と く に単軸押 出機 ま た は 2 軸押 出機が生産性 の 点で好 ま し い。 ま た 、 各 々 の 材料を充分 に 均一 に混合す る た め に 、 前記の 溶融混練を複数回繰返 し て も よ い 。

こ の よ う に し て、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を 製造 し う る 。

本発明 の 発泡体の 製法 の 例 と し て、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を 溶融押 し 出 し す る 方法が あ げ ら れ る 。

前記の 溶融押 し 出 し は押 出機内 で改質ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を 混練 し た の ち 、 押 し 出 し す る 方法 な ど に よ り 行 な い う る 。 ま た 、 前記 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と の 混練 は、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を 溶融押 出機内 で溶融混練す る 方法、 ま た は 溶融 さ せ た 状態の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に発泡剤 を 添加 し 混練 す る 方法 な どが あ げ ら れ る 。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と の 混練が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を溶融押 出機内 で溶融 混練す る 方法 に よ り 行 な わ れ る ば あ い 、 発泡剤 と し て熱 分解型発泡剤 な どが あ げ ら れ、 こ の う ち 好 ま し い 熱分解 型発泡剤 と し て は 、 た と え ば N ， N ' — ジ ニ ト ロ ソ ペ ン タ メ チ レ ン テ ト ラ ミ ン 、 N , N ' — ジ メ チ ソレ ー N ， N ' — ジ ニ ト ロ ソ テ レ フ タ ル ァ ミ ド な ど の 二 ト ロ ソ 系発泡剤 ； ァ ゾ ジ カ ル ボ ン ア ミ ド 、 ァ ゾ ジ カ ル ボ ン 酸ノく リ ゥ ム な ど の ァ ゾ系発泡剤 ； p ， p ' — ォ キ シ ビス ベ ン ゼ ン ス ル ホ ニ ノレ ヒ ド ラ ジ ド 、 p — ト ノレ エ ン ス ル ホ ニ ル セ ミ 力 ルバ ジ ド な ど の ス ル ホ ヒ ド ラ ジ ド 系発 泡剤 ； ま た は ト リ ヒ ド ラ ジ ノ ト リ ァ ジ ン な ど の 1 腫 ま た は 2 種以上が あ げ ら れ る 前記の 発泡剤 の添加量 （混練量） は、 発泡剤 の 種類 お よ び 目 標発泡倍率 に よ り 異 な る が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 通常 1 〜 1 0 0 重量部の 範囲 内 に あ る こ と が好 ま し い。

ま た、 発泡体の 気泡径 を適宜の 大 き さ に コ ン ト ロ ー ル す る た め に 、 必要 に 応 じ て、 重炭酸 ソ 一 ダ ー ク ェ ン酸、 夕 ノレ ク な ど の 発泡核剤 を併用 し て も よ い。 必要 に 応 じ て 併用 さ れ る 発泡核剤 の 添加量 は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 1 0 0 重量部 に対 し て、 0 . 0 1 〜 1 重量部 の範囲 内 に あ る こ と が通常で あ る 。

ま た、 こ の 方法の ば あ い 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と を と も に 溶融押 出機 に 供給 し た の ち 、 適宜の 温度で溶融混練す る こ と に よ り 発泡剤 を 熱分解 さ せ て気体 を 発生 さ せ、 こ の 気体 を含有す る 溶融状態の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を ダ イ よ り 吐出 さ せ る こ と に よ り 発泡体 に 成形 し う る 。

こ の方法 に お け る 溶融混練温度 お よ び溶融混練時間 は 、 用 い ら れ る 発泡剤の 種類 お よ び溶融混練装 置 の 種類や そ の ほ か の 混練条件 に よ り 適宜選択す れば よ く 、 ま た 、 樹脂 の 種類 に よ っ て も 異 な る が、 溶融混練温度が 1 3 0 〜 4 0 0 °C 、 溶融混練時間が 1 〜 6 0 分間 で あ る こ と が 通常で あ る 。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と の 混練が、 溶融 さ せ た状態 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 発泡剤 を添加 し 混練す る 方法 に よ り 行 な わ れ る ば あ い 、 発泡剤 と し て 、 脂肪族炭化水素 ； 脂環式炭化水素 ； 塩素化炭化水素、 フ ッ 素化塩素化炭化水素、 フ ッ 素化炭化水素 な ど の ハ ロ ゲ ン 化炭化水素 ； 脂肪族 ア ル コ ー ル ； エ ー テ ル ； エ ス テ ノレ ； 無機ガ ス ； 水な ど の 揮発型発泡剤 な どが あ げ ら れ、 こ の う ち 好 ま し い揮発型発泡剤 と し て は、 た と え ば プ ロ ノ、。 ン 、 ブ タ ン 、 イ ソ ブ タ ン 、 ペ ン タ ン 、 へ キ サ ン 、 ヘ プ タ ン な ど の 脂肪族炭化水素類 ； シ ク ロ ブ タ ン 、 シ ク ロ べ ン タ ン、 シ ク ロ へキ サ ン な どの 脂環式炭化水素類 ； ク ロ 口 ジ フ ノレ オ ロ メ タ ン 、 ジ ク ロ ロ メ タ ン 、 ジ ク ロ ロ フ ソレ オ ロ メ タ ン 、 ジ ク ロ ロ ジ フ ル 才 ロ メ タ ン 、 ト リ ク ロ 口 フ ル ォ ロ メ タ ン 、 ク ロ ロ ェ タ ン 、 ジ ク ロ ロ ト リ フ ノレ オ 口 エ タ ン 、 ジ ク ロ ロ テ ト ラ フ リレ オ 口 ェ タ ン 、 ト リ ク ロ ロ ト リ フ ノレ ォ ロ ェ タ ン 、 テ ト ラ ク ロ ロ ジ フ ノレ ォ ロ ェ タ ン 、 ハ。 ー フ ルォ ロ シ ク ロ ブ 夕 ン な ど の ハ ロ ゲ ン 化炭ィ匕水素類 ； ま た は二酸化炭素、 チ ッ 素、 空気、 ア ル ゴ ン な ど の 無機ガ ス

； 水 な ど の 1 種 ま た は 2 種以上が あ げ ら れ る 。

前記の 発泡剤 の 添加量 （混練量） は 、 発泡剤 の 種類お よ び 目 標発泡倍率 に よ り 異 な る が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 1 〜 1 0 0 重量部の 範囲 内 に あ る こ と が通常で あ り 、 コ ス ト の 面カヽ ら 1 〜 5 0 重 量部の範囲 内 に あ る こ と が好ま し い。

ま た、 こ の 方法 に お い て も 、 発泡体の 気泡径 を適宜の 大 き さ に コ ン ト ロ ー ルす る た め に 、 必要 に 応 じ て、 重炭 酸 ソ 一 ダ ー ク ェ ン酸、 タ ル ク な ど の 発泡核剤 を 併用 し て も よ い。 必要 に 応 じ て併用 さ れ る 発泡核剤 の 添加量 は、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 0 . 0 1 〜 1 重量部の 範囲 内 に あ る こ と が通常で あ る 。

ま た、 こ の 方法の ば あ い、 押 出機内 で改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を溶融 さ せ、 こ の押 出機内 に揮発型発泡剤を 圧入 し 、 押 出機内 を高圧 に 保持 し つ つ 溶融状態 の 該改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と こ の揮発型発泡剤 と を 混練 し 、 充分 に混練 さ れ た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系榭脂 と 揮発型発 泡剤 と の 混練体 を ダ イ よ り 吐 出 さ せ る こ と に よ り 発泡体 に 成形 し う る 。

こ の方法 に お け る 溶融混練温度 お よ び溶融混練時間 は 、 用 い ら れ る 発泡剤 の 種類 お よ び溶融混練装 置 の 種類や そ の ほ か の 混練条件 に よ り 適宜選択す れば よ く 、 ま た 、 樹脂 の 種類 に よ っ て も 異 な る が、 溶融混練温度が 1 3 0 〜 3 0 0 °C 、 溶融混練時間が 1 〜 1 2 0 分間 で あ る こ と が通常で あ る 。

ま た 、 本 発 明 に お け る 発泡体 の 別 の 製法の 例 と し て 、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解 に よ り 気体を 発 生 し う る 熱分解型発泡剤 と を実質 的 に こ の 熱分解型発泡 剤 が気体 を 発生 し な い 温度 で溶融混練 し 、 溶融混練 し た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体 を シ ー ト 化 し た の ち 、 シ ー ト 化 し た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体 を該発泡剤 が気体 を 発生す る 温度 ま で加熱 し て発泡 さ せ 発泡体 を う る 方法が あ げ ら れ る 。

こ の方法 の ば あ い 、 用 い う る 発泡剤 と し て 熱分解型発 泡剤 な ど が あ げ ら れ、 こ の う ち 好 ま し い 熱分解型発泡剤 と し て は 、 た と え ば Ν ， Ν ' — ジ ニ ト ロ ソ ペ ン タ メ チ レ ン テ ト ラ ミ ン 、 Ν , N ' — ジ メ チ ル ー Ν , Ν ' — ジ ニ ト ロ テ レ フ タ ル ア ミ ド な ど の ニ ト ロ 系発泡剤 ； ァ ゾ ジ カ ル ボ ン ア ミ ド 、 ァ ゾ ジ 力 ノレ ボ ン 酸ノ リ ゥ ム な ど の ァ ゾ系発 泡剤 ； ρ , ρ ' — ォ キ シ ビ ス ベ ン ゼ ン ス ル ホ ニ ル ヒ ド ラ ジ ド 、 ρ — ト ノレ エ ン ス ル ホ ニ ノレ セ ミ カ ノレ バ ジ ド な ど の ス ル ホ ヒ ド ラ ジ ド系発泡剤 ； ま た は ト リ ヒ ド ラ ジ ノ ト リ ア ジ ン な ど の 1 腫 ま た は 2 種以上が あ げ ら れ る 。 前記の 発泡剤の添加量 （混練量） は、 発泡剤の 種類お よ び 目 標発泡倍率 に よ り 異 な る が、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 通常 1 〜 1 0 0 重量部の 範囲内 に あ る こ と が好 ま し い。

ま た、 こ の 方法の ば あ い に お い て も 、 発泡体の 気泡径 を 適宜の 大 き さ に コ ン ト ロ ー ルす る た め に 、 必要 に 応 じ て、 重炭酸 ソ ー ダ 一 ク ェ ン 酸、 タ ル ク な ど の 発泡核剤を 併用 し て も よ い。 必要 に 応 じ て併用 さ れ る 発泡核剤の 添 加量 は、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂 1 0 0 重量部 に対 し て、 0 . 0 1 〜 1 重量部の 範囲 内 に あ る こ と が通常で あ ) o

ま た、 こ の 方法の ば あ い 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 熱分解型発泡剤を溶融混練す る た め に 用 い ら れ る 装置 と し て は、 ロ ー ル、 コ ニ ー ダ ー 、 ノ ン バ リ ー ミ キ サ ー 、 ブ ラ ベ ン ダ 一 、 単軸押 出機、 2 軸押 出機 な ど の 混練機 ； 2 軸表面更新機、 2 軸多 円 扳装置 な ど の横型撹拌機 ； ダ ブ ルヘ リ カ ル リ ボ ン 撹拌機 な ど の 縦型撹拌機 な どがあ げ ら れ る 。 こ れ ら の う ち 、 と く に ロ ー ル、 単軸押 出機 ま た は 2 軸押 出 機が生産性 の 点か ら 好 ま し い。

こ の 方法 に お け る 溶融混練温度 お よ び溶融混練時間 は

、 用 い ら れ る 発泡剤 の 種類 お よ び溶融混練装置 の 種類や そ の ほ か の 混練条件 に よ り 適宜選択す れば よ く 、 ま た、 樹脂の 種類 に よ っ て も 異 な る が、 溶融混練温度が 1 3 0 〜 3 0 0 °C 、 溶融混練時間が 1 〜 6 0 分間で あ る こ と が 通常で あ る 。

ま た、 こ の 方法 に お い て、 ロ ー ル、 ま た は ス リ ッ ト 状 の 形状の ダ イ を有す る 押 出機 （ た と え ば T ダ イ な ど） を 用 い て改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体を え る ば あ い は 、 こ の 混練体 は シ ー ト 状で え ら れ る

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 溶融 混練 に お い て、 混練体が シ ー ト 状で え ら れ な い ば あ い は 、 こ の 混練体を熱分解型発泡剤が実質的 に 分解 し な い温 度で加熱 プ レ ス す る 方法 な ど に よ り 混練体 の シ ー ト う る 。 シ ー ト 化 し た こ の 混練体を加熱 し て発泡 さ せ る と さ の 加熱温度 お よ び加熱時間 は、 発泡剤 の 種類 な ど に よ り 適宜選択す れ ば よ い が、 加熱温度 が 1 5 0 〜 4 0 0 。c 、 加熱時間 が 0 . 1 〜 1 0 分間で あ る こ と が通常で め る o 従来、 厚 い発泡体を 製造す る ば あ い 、 発泡倍率が高 く 、 独立気泡率が高 く 、 表面性が良好で あ り 、 寸法安定性 が良好な も の を え る こ と が極め て 困難で あ つ た 。 し か し な が ら 、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を用 い る こ と に よ り 、 こ れ ら の 特性が良好で あ る 厚 い 発泡体 を え る こ と がで き る 。

ま た、 前記特定の 伸長粘度特性 を 有す る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂で あ れば 、 厚 さ が 5 〜 1 0 0 m m 程度で あ る 厚 い発泡体 に 成形す る ば あ い で も 、 と く に 本発 明 の 効 果が充分 に 発揮 さ れ る

ま た、 見掛 け密度が 0 0 0 3 g c m な かんず く 0 . 0 1 5 ~ 0 . 2 g Z c m の も の 力く 、 軽 量性、 断熱性、 外部応力 の 緩衝性、 圧縮強度 な ど の特性 が好適 な 発泡体で あ る と い え る 。

ま た、 前記発泡体の 発泡倍率 は、 前記見掛 け 密度 と 同 様 の 観点か ら 、 3 9 0 倍で あ る こ と が好 ま し く 、 4 .

5 〜 6 0 倍 で あ る こ と が さ ら に好 ま し い。

本発明 の 発泡体 は、 発泡体 と し て の 品質が高 く 、 容易 に製造 し え 、 製造 コ ス ト が低い こ と か ら 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系発泡体 と し て極め て有用 な も の で あ り 、 た と え ば、 包装材料、 緩衝材料、 断熱材料 な ど に 広 く 用 い る こ と が で き る 。

ま た、 本発明 の 発泡体 は 、 好適 な 耐熱性を 有 し 、 外部 応力 の緩衝性が よ く 、 そ し て好適 な 圧縮強度 を 有す る も の と す る た め に は、 そ の 独立気泡率が 5 0 % 以上で あ る こ と が好 ま し く 、 7 0 %以上で あ る こ と が さ ら に 好 ま し く 、 8 0 % 以上で あ る こ と が と く に 好 ま し い 。

本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に よ れば、 こ の よ う な 見掛 け密度、 発泡倍率、 独立気泡率 を 有す る 発泡体を 容易 に え る こ と がで き る 。

本発明 の 発泡体の 樹脂部分の 特徴 は、 そ の 発泡体の 製 造 に用 い た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 特徴 と ほ ぼ同 じ も の で あ る 。

す な わ ち 、 本発明 の 発泡体の 樹脂部分 は 、 Κί料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ ニ ル単量体 と の グ ラ フ ト 共重 合体で あ っ て、 該 グ ラ フ ト 共重合体分子 1 本 中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 平均 本数が 1 以上 、 好 ま し く は 2 〜 1 0 0 で あ り 、 該芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量が 2 0 0 以上、 好 ま し く は 3 0 0 〜 3 0 0 0 0 で あ る 。 ま た、 こ の 樹脂部分 の 分岐パ ラ メ — 夕 （ g ' ) が 1 未満で あ る こ と が好 ま し く 、 0 . 8 未 満で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。 ま た、 こ の 樹脂部分が 前記特定 の 伸長粘度特性を有す る こ と が好 ま し い 。 ま た 、 前記芳香族 ビ ニ ル単量体がス チ レ ン 、 メ チ ル ス チ レ ン ま た は ジ ビニ ルベ ン ゼ ン で あ る こ と が好 ま し い。 ま た、 こ の樹脂部分の 分子量分布 （ Z 平均分子量 /重量平均分 子 ) 力' 3 以上で あ る こ と が好 ま し く 、 3 . 5 以上で あ る こ と が さ ら に好 ま し い ま た、 こ の樹脂部分の 平衡 コ ン プ ラ イ ア ン ス が 1 0 x 1 0 ⁴ m ² Z N 以上 で あ る こ と が好 ま し く 、 5 X I 0 ^{_ 4} m Z N 以上 で あ る こ と が さ り に 好 ま し い ま た、 こ の 樹脂部分の 剪断速度が 1 s e - 1

c ¹に お け る 単位応力 あ た り の 回復可能剪 断歪み が 3 X

0 " ⁴ m ² Z N 以上で あ る こ と が好 ま し く 、 5 X 1 0 - ⁴ m z N 以上で あ る こ と が さ ら に 好 ま し い 。 ま た 、 こ の 樹脂部分が ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ二 ル単里体 と 該芳香族 ビ ニ ル単量体 と 共重合 し う る ほ か の ビ ニ ル単 量体 と か ら な る も の で あ っ て も よ い 。

ま た、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い 、 シ ー ト 状ゃ ボ ー ド状 な どの 板状の ほ か に 、 チ ユ ー ブ 状や袋状 な ど の 中空状 ま た は 円 柱状や だ 円 柱状や 角 柱状 や ス ト ラ ン ド状 な ど の 柱状、 パ イ プ状、 プ ロ ッ ク 状 な ど 様 々 な形状 の 発泡体が製造で き る 。 ま た、 シ 一 卜 状ゃ ボ 一 ド状の よ う な 板状発泡体が と く に 幅広 い 用 途 に 使用 で さ る

本発明 の 発泡体 は、 た と え ば真空成形 な ど に ffl い う る

—■ 成形可能 な シ ー ト 状 の 発泡体 と し て、 独立気泡率が 问 く 、 二次成形時の ド ロ 一 ダ ウ ン が小 さ い な ど の 点で、 好適 に用 い る こ と 力くで き る 。 ま た 、 外部応力 に 対す る 緩 m材や芯材 と し て用 い ら れ る よ う な 比較的厚 い ボ ー ド状 の 発泡体 と し て、 独立気泡率が高 く 、 密度 を 低 く し ラ る な ど の点で、 好適 に 用 い ら れ る 。

つ ぎ に 本発明 を実施例 に 基づ き さ ら に詳細 に 説明す る が、 本発明 は かか る 実施例 に 限定 さ れ る も の で は な い 。

な お、 以下の 実施例 お よ び比較例 に お い て、 各 々 の 特 性 は つ ぎ の 評価方法 に 従 っ て測定 し た。

< ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂 （原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂） の D S C チ ヤ ー ト の ピ ー ク 温度 >

差走査熱量測定 （ D S C ) 装置 （ （株） パ ー キ ン ェ ノレ マ ー ン 、、、 ャ パ ン 製、 D S C — 7 ) を用 い て、 試料重量を 1 0 m g と し 、 窒素雰囲気下で 5 0 °C Z分で 2 0 0 °C ま で昇 こ の 温度 を 5 分間保持 し 、 1 0 °C Z分で 5 0

°c ま で降温 し 、 こ の 温度 を 5 分間保持 し た の ち 、 1 0 °C

/分で昇温す る こ と に よ り 測定す る 。 前記の 条件で測定 し た と き に 検 出 さ れ る 吸熱 ピ ー ク の主 ピ ー ク の 温度を D

S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク 温度 と す る 。

< 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の D S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク 温度 >

ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の D S C チ ヤ 一 卜 の ピ ー ク 温度 の 測定方法 と 同様の 方法で測定す る 。

な お、 後述す る 実施例 1 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 示差走査熱量測定装置 に よ り 測定 し た D S C チ ャ 一 ト を 図 2 に 示す。 図 2 に お い て、 横軸 は 温度、 縦軸 は 熱量を 示す。

< 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 の ポ リ マ ー 分子 1 本 あ た り に グ ラ フ ト し て い る 芳 香 族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 平均 本数 >

香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖の平均本数 は、 つ ぎの 式 ：

(芳香族 ビ ニ ル ダ ラ フ ト 鎖の平均本数） = (改質 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹脂 の 重量平均分子量） X (改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 重量部 に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量部数） Z (芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 重 量平均分子量） に よ り 求 め る 。

こ こ で 、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 重量平均分 子量 は、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の キ シ レ ン 不溶 分を高温ゲ ルパ ー ミ エ 一 シ ヨ ン ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー （ G P C ) (屈 折率 （ R I ) 検 出 器） （ 日 本 ウ ォ ー タ ー ズ (株） 製、 1 5 0 C V G P C シ ス テ ム ） で測定 し 、 ポ リ ス チ レ ン 換算す る こ と に よ り 求 め る 。 ま た 、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 重量部 に グ ラ フ ト し て い る 芳香 族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖 の 重量部数 は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹 脂 の キ シ レ ン 晶 析 物 を 赤 外 分 光 光 度 計 （ I R ) ( (株） 島津製作所製、 F T I R 8 1 0 0 シ ス テ ム ） で 測定 し 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 由 来の 1 3 7 0 c m—¹付近の ピ ー ク の 高 さ と ビニ ル単量体 に 由 来す る ピ ー ク の 高 さ （ た と え ば ス チ レ ン の ば あ い 、 ベ ン ゼ ン 環 由来 の 7 0 0 c m — ¹付近の ピ ー ク の 高 さ ） と の比率か ら 求め る 。 ま た、 芳 香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分子量 は 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 2 0 倍量 （重量比） の キ シ レ ン に 1 4 0 °Cの も と で溶解 し た の ち 常温 ま で冷却 し 、 吸引 ろ 過す る こ と に よ り 、 キ シ レ ン 溶解成分 と 晶析物 （ キ シ レ ン 不 溶物） と に 分離 し 、 こ の キ シ レ ン 溶解成分 を 、 常温ゲ ル ノ、。 一 ミ エ ー シ ヨ ン ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー （ G P C ) ( 日 本 ウ ォ ー タ ー ズ （株） 製、 5 1 0 G P C シ ス テ ム ） で測定 す る こ と に よ り 求め る 。

< 分岐パ ラ メ 一 夕 （ g ' ) >

前記分岐パ ラ メ ー タ 一 （ g ' ) は、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の キ シ レ ン 晶析物の高温 G P C 測定 （ カ ラ ム 温 度 1 4 0 °C ) を行な い 、 R I 検 出 器の ク ロ マ ト グ ラ ム に よ り え ら れ る デ ー タ と G P C に 直結 し た粘度計の ク ロ マ ト グ ラ ム に よ り え ら れ る デ ー タ と を マ ル チ デ ィ テ ク タ ー G P C ソ フ ト ウ ェ ア V e r . 3 . 0 0 ( 日 本 ウ ォ ー タ ー ズ リ ミ テ ツ ド製） を 用 い て解折 す る こ と に よ り 算 出 す る 。 な お、 前記分岐パ ラ メ ー タ ー （ g ' ) は 重量平均分子 量 に お い て 算 出 さ れ た 値 を 採用 す る 。

な お、 分 岐パ ラ メ ー タ （ g ' ) は 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ポ リ マ ー に お け る ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 ポ リ マ 一 分子 の 分子鎖 の 枝分 か れ の 尺度 で あ る 。

< 溶融状態 で 測定 し た 伸長 粘度 と 歪量 と の 関係 〉

前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の ペ レ ツ ト を 直径 3 m m の オ リ フ ィ ス を 設 け た キ ヤ ピ ロ グ ラ フ に 充填 し 、 2 0

0 °Cで溶融 さ せ た の ち 、 押 し 出 し て長 さ 1 8 0 m m程度 の ス ト ラ ン ド状 の サ ン プ ル と す る 。 こ の サ ン プ ル を 用 い て 、 東洋精機 （株） 製 メ ル テ ン レ オ メ ー タ ー を 用 い て 1

8 0 °C、 歪 み 速度 0 . 0 5 Z秒 で 、 伸 長粘度 と 測定時 間 と の 関係 を 測定す る 。 こ の と き 、 伸 長粘度 の 測 定 は 、 応 力 を 電荷結 合素子 （ C C D ) で 測 定 し た サ ン プ ル の 断面 積 で割 っ て 求 め る 。 す な わ ち 、 伸 長 粘度 は つ ぎ の 式 ： σ

V e =

r

(こ こで、 7? _e は伸長粘度 （ボイズ）、 σは断面積あたりの応力 (dynes/cm²) . ァは歪み速度 （Z秒） を示す。 また、 ；はつぎ の式 ：

. 1 dL

7 =

L dt で表わされ、 こ こで、 Lはサンプルの長さ （cm)、 tは時間 （秒） を 示す。） で 表 わ さ れ る 。 後述す る 実施例 1 9 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 の 伸長粘度 と 測定時間 と の 関係 を 図 3 に 示す。 図 3 に お い て、 測定開始直後か ら 1 0 秒 間 ま で は緩 や か な 傾 き で伸長粘度 が上昇 し て い る が、 そ れ以後、 急激 に 伸長粘 度が上昇 し て い る 。 こ の 急激 に 伸長粘度が上昇す る 部分 の 傾 き （伸 長粘度が測定時間の 経過 に 従 っ て 、 最 も 急激 に上昇 し て い る 部分か ら 引 き 出 し た 直線の 傾 き ） に対す る 測定初期 の 曲線の平担部の 傾 き （伸 口 が測定時間 の経過 に 従 つ て、 比較的緩や か に 上昇 し て い る 部分か ら 引 き 出 し た 直線 の 傾 き ) の 比率 (以下 、 「特定の 伸長粘 度 の 比」 と い う こ と も あ る ） を 求 め る 。 実施例 1 9 に係 る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に お い て は、 特定 の 伸長粘 度 の 比 は、 7 . 5 で あ つ た o

ぐ 発泡体 の 見掛 け 密度 >

重量 と 水没法 に よ り 求 め た体積 と か ら 算 出 す る

< 発泡体 の 発泡倍率 >

つ ぎの 式

発泡倍率 (倍） = 0 . 9 1 ノ発泡体 の 密度

に よ り 求 め る 。 こ こ で 、 こ の式 に 用 い ら れ て い る 0 . 9 1 と い う 値 は 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の お お よ そ の 密 度で あ る 。

ぐ 発泡体 の 独立気泡率 〉

マ ル チ ピ ク ノ メ ー タ （製品名 、 湯浅 ア イ ォ ニ ク ス （株

) 製） を 用 い 、 A S T M D — 2 8 5 6 に準 じ て測定す る o

ぐ 発泡体 の 厚 さ >

ノ ギ ス に よ り 測定す る 。

ぐ 発泡体の 外観 〉 つ ぎ の 価基準 に よ り 、 目 視で評価す る 。

〇 ： 未 泡部位や ゲ バ、 シ ヮ が見 ら れな い 。

X ： 未 泡部位や ゲ バ、 シ ヮ が見 ら れ る 。

ぐ 発泡体きの口 気泡径 >

発泡体 を カ ッ タ ー で切断 し 、 そ の 断面を走査型電子顕 微鏡 （ S E M ) に よ り 観察す る こ と に よ り 、 1 0 0 個 の 気泡 の 直 を測定 し 、 そ の 平均値 を求 め る 。

実施例 1 2 1

表 1 に 載の 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂、 ビニ ル単量 体 お よ び ジ カ ル重合開始剤の 表 1 に 記載の 量を 、 （株

) 日 本製鋼所製、 2 軸押 出機 （ L A B O T E X ) に供給 し た で、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂、 ビニ ル単量 体 お よ び ジ カ ル重合開始剤 は、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 に ビ ル単量体 を予 め 含浸 さ せ た も の と ラ ジ カ ル重 合開始剤 と を プ レ ン ド し た状態で供給 し た。

な お、 2 軸押 出機 に 供給す る 前 の 前記 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 （原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂） の D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 度 を表 2 に 示す。

前記 2 軸押 出機 は 、 同方 向 2 軸 タ イ プ で あ り 、 シ リ ン ダ 一 の 孑し が 3 2 m m 0 で あ り 、 最大 ス ク リ 有効長

( L / D ) が 2 5 . 5 で あ っ た。 こ の 2 軸押 出機の シ リ ン ダ 一 部の 設定温度を 2 0 0 °C と し 、 フ ィ ー ド部の設定 温度を 1 6 0 °C に し て加熱 し 、 ス ク リ ュ ー の 回転速度 は 各軸 と も 0 0 r p m に設定 し た 。

こ の 状 で溶融押 出 す る こ と に よ り 、 直径 4 m mの 口 ッ ド 状 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂成形物を え た。 こ の ロ ッ ド状 の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂成形物 を 3 m mの 厚 さ に細断す る こ と に よ り 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ぺ レ ッ 卜 を

え ら れ た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の D S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク 温度、 重量平均分子量、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系 樹脂 部 に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 重量部、 芳香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量 、 芳香族 ビ 二 ノレ グ ラ フ ト 鎖の平均本数、 分岐パ ラ メ ー タ ( ' ) お よ び特定 の 伸長粘度の 比を 求め た 。 そ の 結果 を 表 2 に 示す。

つ ぎ に 、 こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂ペ レ ツ ト を用 い 、 つ ぎの 方法 に よ り 発泡体を作製 し た。

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の ペ レ ツ ト 1 0 0 重量部、 ブ レ ン ドォ ィ ノレ （越谷化学工業 （株） 製、 ス ー パ ー ィ ー ズ） 0 . 0 5 重量部、 お よ び発泡核剤 で あ る 重炭酸ナ ト リ ゥ ム 一 ク ェ ン 酸 （永和化成 （株） 製、 セ ル ボ ン S G Z

I C ) 0 . 1 重量部を リ ボ ン プ レ ン ダ ー を 用 い て 1 5 分 間 混練 し て 混 合 し た 。 こ の 混 合物 を タ ン デ ム 型 押 出 機 (第 1 段押 出機の シ リ ン ダ 一 径力 4 0 m m ø 、 第 2 段押 出機の シ リ ン ダ 一 径が 5 0 m m ) に 供給 し 、 第 1 段押 内 に て 、 2 3 0 °C で溶融 し た の ち 、 発泡剤 で あ る ブ 夕 ン ガ ス （ ィ ソ リ ッ チ の ブ タ ン ガ ス ； ノ ル マ ル ブ タ ン z ィ ソ ブ タ ン の 混合比が重量比で 1 5 ノ 8 5 ) ( た だ し 、 実施例 1 9 〜 2 1 で は 、 ブ タ ン ガ ス の 代わ り に イ ソ プ タ ン ガ ス （ ィ ソ ブ タ ン 1 0 0 % ) を 用 い た） を 改質 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹 曰 0 0 重量部 に対 し て 1 2 重量部圧入 し て 混練 し 、 こ れを第 2 段押 出機内 で樹脂温度が 1 5 0 °C ( た だ し 、 実施例 1 9 〜 2 1 で は 1 5 5 °C と し た） に な る よ う に 冷却 し 、 ス リ ッ ト 幅カ 6 0 m m で 、 ス リ ッ ト 厚 が 0 . D m m の 矩形 ダ ィ よ り 押 出 し 、 矩形 ダ イ に 直結 し た フ ォ ー ミ ン グ ダイ に 通す こ と に よ り ボ ー ド状発泡体を え ら れ た ボ ー ド状発泡体 の 見掛 け密度、 発泡倍率、 独 立気泡率、 厚 さ お よ び外観 の評価 を行な っ た。 な お、 実 施例 1 9 〜 2 1 に お い て は 、 こ れ ら の 評価 に 加え て、 気 泡径の評価 を行 な っ た 。 そ の結果 を表 3 お よ び表 4 に 示 す。

表 1 (1)

* 1 住友化学工業 （株） 製、 ノ ーブレ ン D501、 230ででのメ ルト フローイ ンデッ ク ス 0.4g,10分

* 2 和光純薬工業 （株） 製、 （特級）

* 3 日本油脂 （株） 製、 パーブチル P、 1分間半減期温度 175で

* 4 日本油脂 （株） 製、 パーへキシ ン 25B、 1分間半減期温度 194で

* 5 三井石油化学工業 （株） 製、 ハイボール B240

表 1 — (2)

* 1 住友化学工業 （株） 製、 ノ ー ブ レ ン D501、 230 でのメ ノレ ト ロ ーイ ンデッ ク ス 0.4gZlO分

* 2 和光純薬工業 （株） 製、 (特扱）

* 3 日本油脂 （株） 製、 パー ブチル P、 1分間半減期温度 175

* 4 住友化学工業 （株） 製、 ェチ レ ン成分含有量 3重量％

* 5 住友化学工業 （株） 製、 ブテ ン - 1成分含有量 2.5重量％

* 6 和光純薬工業 （株） 製、 (特极)

* 7 和光純薬工業 （株） 製、 （55 %異性体混合物）

表 1 (3) Ηェェί ί ί <

株業株株業株業

製製株製株株製

製、 ノ ーブレ ン D 501、 230 でのメ ル ト フ ロ ーイ ンデッ ク ス 0.4gZlO分 製、 （特极）

パーブチル P、 1分間半減期温度 175

製、 （特級）

パーメ ンタ ン H、 1分間半減期温度 200

パーへキサ V、 1分間半減期温度 173て

パーへキサ 3M、 1分間半減期温度 149

表 1 (4)

* 1 住友化学工業 （株） 製、 ノーブレ ン D501、 230 でのメ ル ト フローイ ンデツ ク ス 0.4gZlO分

* 2 和光純薬工業 （株） 製、 （特級）

* 3 日本油脂 （株） 製、 パーへキサ 25B、 1分間半減期温度 180で

* 4 日本油脂 （株） 製、 パーブチル Z、 1分間半減期温度 167¾

* 5 日本油脂 （株） 製、 パーブチル D、 1分間半減期温度 175ΐ

表 1 (5)

* 1 三井石油化学工業 （株） 製、 ハイ ボール B200P、 230 でのメ ル ト フ ロー イ ンデッ ク ス 0.58 10分

* 2 和光純薬工業 （株） 製、 （特級）

* 3 日本油脂 （株） 製、 パーブチル P、 1分間半減期温度 175で

表 2 — ( 1 )

施 1列

1 2 3 4 5 6 7 8 9 原料ボリプロビレン系樹脂の DSC

チャー トのビーク温度 （て） 160 160 160 lbO l oO 143 149 160 160 改質ボリプロピレン系樹脂の DSC

147 144 157 147 146 130 135 148 147 チャー トのピーク温度 （ ）

改質ボリプロピレン系樹脂の重量平

628000 410000 7 10000 393000 800000 400000 400000 395000 700000 均分子量

改質ポリプロピレン系樹脂 1重量部

にグラフトしている芳香族ビニルグ 0.062 0.050 0.064 0.077 0.070 0.060 0.080 0.030 0.083 ラフ ト鎖の重量部

芳香族ビニルグラフ ト鎖の重量平均

8800 4000 14000 7000 9000 8000 6000 2500 4300 分子量

芳香族ビュルグラフ ト鎖の平均本数 4.4 5.1 3.1 4.3 6.2 3.0 5.3 4.7 13.5 分歧パラメ ータ （g') 0.24 0.30 0.61 0.29 0.20 0.21 0.49 0.55 0. 10 特定の伸長粘度の比 （倍） 7.5 7.6 4.5 5.5 9.0 1 1.0 8.2 6.1 13.0

表 2 _ ( 2 )

* 1 IRによるボリプロビレン由来の 1370cm^_1付近のピークの高さとベンゼン環由来の 700cm^-1のビークの高 さとの比率から求めた値である。

* 2 IRによるボリプロビレン由来の 1370cm ¹付近のピークの高さと力ルポニル基由来の 1730cm ¹のピーク の高さとの比率から求めた値である。

表 2 — (3)

実 施 例

19 20 21 原料ポリプロビレン系樹脂の DSCチヤ一

卜の μ。一ク濕麼 (°Γ ) 160 160 160

0 - 改質ボリプロ ピレン系樹脂の DSC

148 148 153 チャー トのピーク温度 （て）

改質ボリ プロ ピレン系樹脂の重量平均

623000 585000 592000 分子量

改質ボリプロピレン系樹脂 1重量部に

グラフ トしている芳香族ビュルグラ フ 0.070 0.045 0.051 ト鎖の重量部

芳香族ビニルグラ フ ト鎖の重量平均分

6500 4300 3200 芳香族ビュルグラ フ ト鎖の平均本数 6.7 6.1 5.7 分岐パラメータ （_g' ) 0.21 0.35 0.43 特定の伸長粘度の比 （倍） 7.8 7.2 5.1

表 3 ( 1 ) 実 施 例

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 見掛け密度

0.029 0.030 0.034 0.027 0.025 0.030 0.027 0.035 0.038 0.025

(g/cm ³)

発泡倍率

31 30 26 33 36 30 33 26 24 36 評 (倍）

価 独立気泡率

70 79 63 83 67 80 81 60 79 58 (%) 果 厚 さ

20 20 18 21 22 19 20 15 15 24 (mm) 外 観 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

/ -ss/96dfJGd £i

( z ) — ε ¾

表 4

実施例 2 2

実施例 1 と 同様 の方法 お よ び同様の 材料 を 用 い 溶融押 し 出 し す る こ と に よ り 7 た 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂べ レ ツ 卜 を 、 実施例 1 と 同様 の 溶融押 出機を 用 い 、 同様 の 条件下 に て再度溶融押 し 出 し す る こ と で本実 施例 に 用 い る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂ペ レ ツ ト を え た

え ら れ た 改質 ポ リ プ Ό ピ レ ン 系樹脂ペ レ ツ ト の 特性を 実施例 1 と 同様の方法 に よ り 測定 し た と こ ろ 、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度が 1 4 7 °C であ り 、 改質 ポ リ プ 口 ピ レ ン 系樹脂の 重量平均分子 量が 5 9 5 0 0 0 で あ ( 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 重量部 に グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖の重 量部数が 0 . 0 6 4 で あ り 、 芳香族 ビ 二 ル グ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量が 1 4 0 0 で あ り 、 芳香族 ビ二 ル グ ラ フ ト 鎖の平均本数が 2 8 . 5 で あ り 、 分岐パ ラ メ ー タ （ g ' ) 力 0 . 2 6 で あ っ た。

こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂ペ レ ツ ト を 用 い 、 実施 例 1 と 同様 の 方法で ボ ー ド状発泡体を え た 。

こ の ボ ー ド状発泡体 の 見掛 け密度、 独立気泡率、 厚 さ お よ び外観 を実施例 1 と 同様の 方法 に よ り 評価 し た と こ ろ 、 見掛 け 密度が 0 . 0 3 2 g Z c m ³で あ り 、 発 泡 倍 率が 2 8 倍 で あ り 、 独立気泡率が 5 6 % で あ り 、 厚 さ が 1 7 m mで あ り 、 外観 の 評価が〇 で あ っ た 。

比較例 1

プ ロ ピ レ ン 単独重合体 （住友化学工業 （株） 製、 ノ ー プ レ ン D 5 0 1 ) を 改質 さ せ な か っ た （ こ の プ ロ ピ レ ン 単独重合体 を そ の ま ま 発泡 さ せ た ） ほ か は 実施例 1 と 同 様 の 方法で発泡体を作製 し た。

こ の発泡体の 見掛 け 密度、 独立気泡率、 厚 さ お よ び外 観 を実施例 1 と 同様の 方法で評価 し た と こ ろ 、 見掛 け密 度力く 0 . 2 8 0 g Z c m ³で あ り 、 発 泡 倍 率 力 3 . 2 倍 で あ り 、 独立気泡率が 2 1 % で あ り 、 厚 さ 力 5 m mで あ り 、 外観の 評価が X で あ っ た。

な お、 こ の プ ロ ピ レ ン 単独重合体 （溶融押 し 出 し し て え た ペ レ ツ ト ） の D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度、 重量平 均分子量 お よ び分岐パ ラ メ 一 夕 を 実施例 1 と 同様 の方法 で測定 し た と こ ろ 、 D S C チ ャ ー ト の ピ ー ク 温度が 1 6 0 °Cで あ り 、 重量平均分子量が 8 4 7 0 0 0 で あ り 、 分 岐パ ラ メ 一 夕 が 1 . 0 0 で あ っ た。

比較例 2

プ ロ ピ レ ン 単独重合体 （住友化学工業 （株） 製、 ノ ー プ レ ン D 5 0 1 ) の 代 り に 、 ほ かの プ ロ ピ レ ン 単独重合 体 （住友化学工業 (株） 製、 ノ 一 プ レ ン Z 1 0 1 A、 2

3 0 °C で の メ ノレ 卜 フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス 2 0 g / 1 0 分） を用 い た ほ か は比較例 1 と 同様の 方法で発泡体を え た。 こ の 発泡体 の 見掛 け 密度、 独立気泡率、 厚 さ お よ び外観 を 実施例 1 と 同様の 方法で評価 し た と こ ろ 、 見掛 け密度 力 0 . 4 2 1 / c m ³で あ り 、 発 泡 倍 率 が 2 . 1 倍 で あ り 、 独立気泡率が 3 0 % で あ り 、 厚 さ が 1 5 m m で あ り 、 外観の 評価が X で あ っ た。

な お、 こ の プ ロ ピ レ ン 単独重合体 （溶融押 出 し し て え た ペ レ ッ ト ) の 分岐パ ラ メ ー タ ( g ' ) お よ び D S C チ ャ 一 ト の ピ ー ク 温度 を 実施例 1 と 同様 の方法 で測定 し た と こ ろ 、 分 岐パ ラ メ ー タ （ g ' ) 力く 1 . 0 0 で あ り 、 D S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク 温度力《 1 6 0 °C で あ っ た。

以上の 結果 よ り 、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い て作製 し た ボ一 ド状発泡体 は 、 独立気泡率 が高 く 、 す ぐ れ た外観 を 有す る の に 対 し 、 プ ロ ピ レ ン 単 独重合体 を 用 い て作製 し た 発泡体 は発泡倍率や独立気泡 率が低 く 、 厚 さ も 薄 く 、 外観 に 劣 る こ と が判 る 。

実施例 2 3

実施例 1 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 お よ び実施例 1 で用 い た も の と 同 じ 発泡剤 を 用 い 、 発泡 剤 （実施例 と 同 じ ） の 使用 量を こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し 5 重量部 と し 、 実施例 1 の 夕 ン デ ム 型押 出機 の ダ イ を 直径 7 5 m m 、 厚 さ 0 . 2 m m の サ ー キ ュ ラ ー ダ イ に 変更 し て発泡体 を溶融押 し 出 し し た。 溶融押 し 出 し し た 直後、 発泡体 を 直径 2 0 2 m m の 水冷 さ れ た マ ン ド レ ル に 引 き 取 り 、 延伸 し 、 冷却 し て 円 筒状の 発泡体を え た。 こ れを カ ッ タ ー に よ り 切 り 開 い て 発泡 シ ー ト を え た。 な お、 ブ レ ン ドオ イ ル と 発泡核剤の 種類 お よ び使用 量、 そ れ ら を 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 混合す る 方法、 タ ン デ ム 型押 出機の 設定温度 な どの 設 定 条件 、 発 泡剤 の 混 合 方 法 な ど は 実 施 例 1 と 同 様 と し え ら れ た 発泡 シ ー ト の 見掛 け 密度、 発泡倍率、 独立気 泡率お よ び外観を実施例 1 と 同様 の 方法で評価 し た。 そ の 結果を 表 5 に 示す。

実施例 2 4

実施例 1 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る 代わ り に実施例 2 でえ た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を用 い た ほ か は 、 実施例 2 3 と 同様 の 方 法で発泡 シ ー ト を え た 。 え ら れ た 発泡 シ ー ト を実施例 2 3 と 同様 の 方法で評価 し た。 そ の 結果 を表 5 に 示す o 実施例 2 5

実施例 1 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る 代 わ り に 実施例 3 でえ た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を用 い た ほ か は、 実施例 2 3 と 同様の 方 法で発泡 シ ー ト を え た 。 え ら れ た 発泡 シ ー ト を実施例 2 3 と 同様 の 方法で評価 し た。 そ の 結果を表 5 に 示す。 実施例 2 6

実施例 1 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を 用 い る 代わ り に実施例 4 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を用 い た ほ か は、 実施例 2 3 と 同様の方 法で発泡 シ 一 ト を え た 。 え ら れ た 発泡 シ 一 ト を実施例 2 3 と 同様 の 方法で評価 し た 。 そ の 結果 を表 5 に 示す。 比較例 3

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を 用 い る 代わ り に プ ロ ピ レ ン 単独重合体 （住友化学工業 （株） 製、 ノ ー ブ レ ン H 5 0 1 、 2 3 0 °C で の メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス 3 . 5 g / 1 0 分） を 用 い た ほ か は 、 実施例 2 3 と 同様 の 方法で 発泡 シ ー ト を え た。 え ら れ た発泡 シ ー ト を 実施例 2 3 と 同様の方法 で評価 し た 。 そ の 結果 を表 5 に 示す。

な お、 こ の プ ロ ピ レ ン 単独重合体 の 溶融押 し 出 し し た の ち の ペ レ ツ 卜 の 分岐パ ラ メ 一 夕 （ g ' ) お よ び D S C チ ヤ 一 ト の ピ ー ク 温度 を 実施例 1 と 同様 の 方法で測定 し た と こ ろ 、 分岐パ ラ メ ー タ （ g ' ) が 1 . 0 0 で あ り 、 D S C チ ヤ 一 卜 の ピ ー ク 温度力く 1 6 0 °C で あ っ た 。 表 5

比較例 4

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を用 い る 代わ り に プ ロ ピ レ ン 単独重 合体 （住友化学工業 （株） 製、 ノ ー ブ レ ン D 5 0 1 、 2 3 0 °C で の メ ノレ ト フ 口 — イ ン デ ッ ク ス 0 . 4 g / 1 0 分） を 用 い た ほ か は 、 実施例 2 3 と 同 様 の 方法で 押 出発泡 を 行 な っ た と こ ろ 、 押 出 成形物の 延伸性がわ る く 、 延 伸 時 に 切 断 さ れ 、 マ ン ド レ ル に 引 き 取 れ な か つ た o 以上の 結果 よ り 、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂を 用 い て作製 し た 発泡 シ 一 ト は、 独立気泡率が高 く 、 す ぐ れ た 外観を有す る の に 対 し 、 プ ロ ピ レ ン 単独重 合体 を用 い て作製 し た 発泡 シ ー ト は、 独立気泡率が低 く 、 外観 に 劣 る こ と が判 る 。

ま た、 プ 口 ピ レ ン 単独重合体 を 用 い て発泡 シ ー ト を作 製す る ば あ い 、 こ の 発泡 シ ー ト の 延伸性がわ る く 、 所望 の 延伸処理がで き な い こ と が あ る こ と も 判 る 。

実施例 2 7

実施例 1 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ レ ン 系榭脂 1 0 0 重量部 と ァ ゾ ジ カ ル ボ ン ア ミ ド （永和化成 （株） 製 、 ビ ニ ホ ー ル A C ) 5 重量部 と を ハ ン ド ブ レ ン ド し た の ち 、 1 8 0 °C の 加熱下 の 8 ィ ン チ ミ ル ロ ー ル で混練 し 、 ロ ー ル シ 一 ト を作製 し た 。 こ の ロ ー ノレ シ ー ト を切 り 出 し 、 冷却用 の 鉄板 に挟む こ と に よ り 、 厚 さ 0 . 5 m m の シ ― ト を作製 し た 。 こ の シ ー ト を 2 3 0 °C に 加熱す る こ と に よ り 、 発泡 さ せ て発泡体 を え た 。 え ら れ た 発泡体の 見 掛 け 密度、 発泡倍率、 独立気泡率 お よ び外観を実施例 1 と 同様の 方法で評価 し た 。 そ の 結果 を 表 6 に 示す。

比較例 5

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系重合体 を 用 い る 代 わ り に プ ロ ピ レ ン 単独重 合体 （住友化学工業 （株） 製、 ノ ー ブ レ ン H

5 0 1 . 2 3 0 °C で の メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス 3 . 5 g Z 1 0 分 ) を 用 い た ほ か は、 実施例 2 7 と 同様の方法 で発泡体 を え た。 え ら れ た発泡体 を実施例 2 7 と 同様の 方法で評価 し た。 そ の 結果を表 6 に 示す。 表 6

以上の 結果 よ り 、 こ の 方法 に お い て も 、 押 出 発泡の ば あ い と 同様 に 、 本発明 に お け る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 を用 い て作製 し た 発泡体 は、 独立気泡率が高 く 、 す ぐ れ た外観 を 有す る の に 対 し 、 プ ロ ピ レ ン 単独重合体を用 い て作製 し た発泡体 は 、 独立気泡率が低 く 、 外観 に 劣 る こ と が判 る

実施例 2 8

実施例 1 9 で え た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 を用 い 、 発泡剤 と し て、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て 、 イ ソ ブ タ ン ガ ス （ イ ソ ブ タ ン 1 0 0 % ) 2 0 重量部用 い た ほ か は 、 実施例 1 9 と 同様の 方 法で ボ一 ド状発泡体を作製 し た 。 え ら れ た ボ ー ド状発泡 体 を 実施例 1 9 と 同様 の 方法で評価 し た 。

そ の結果、 見掛 け 密度力《 0 . O l S g / c m "で あ り 、 発泡倍率が 5 0 倍で あ り 、 独立気泡率が 7 5 % で あ り 、 厚 さ が 5 0 m m で あ り 、 気泡径が 0 . 5 m で あ り 、 外観が〇で め っ た 。

実施例 2 9

実施例 1 9 でえ た も の と 同 じ 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 を 用 い 、 発泡剤 と し て、 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1

0 0 重量部 に 対 し て、 イ ソ ブ タ ン ガ ス （イ ソ ブ タ ン 1 0 0 % ) 3 重量部を用 い た ほ か は、 実施例 1 9 と 同様 の 方 法で ボ ー ド状発泡体 を作製 し た。 え ら れ た ボ ー ド状発泡 体 を実施例 1 9 と 同様の方法で評価 し た。

そ の結果、 見掛 け密度が 0 . O l S g Z c m ¹¹で あ り 、 発泡倍率が 6 0 倍で あ り 、 独立気泡率が 8 0 % で あ り 、 厚 さ 力 3 0 m m で あ り 、 気泡径が 0 . 5 / m で あ り 、 外観が〇 で あ っ た。

比較例 6

芳香族 ビニ ル単量体 と し て、 ス チ レ ン モ ノ マ 一 を 2 重 量部、 ラ ジ カ ル重合開始剤 と し て、 a , ' 一 ビ ス （ t 一 プ チ ル ノ 一 ォ キ シ ー m — イ ソ プ ロ ピ ルベ ン ゼ ン ） を 0 . 2 重量部用 い た ほ か は、 実施例 1 9 と 同様 の方法で発 泡体 を作製 し た。 え ら れ た 発泡体 を実施例 1 9 と 同様 の 方法で評価 し た。

そ の結果、 見掛 け 密度力 0 . 3 5 £ Ζ (: πι で あ り 、 発泡倍率が 2 . 6 倍で あ り 、 独立気泡率が 1 5 % で あ り 、 厚 さ 力 3 m m で あ り 、 気泡径が 5 . 2 /z m で あ り 、 外 観が〇で あ っ た。

な お、 こ の 方法 に よ り 改質 し た ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 特定の 伸長粘度比 は 、 1 . 7 で あ っ た。

比較例 7

改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 代わ り に プ ロ ピ レ ン単独 重合体 （三井石油化学工業 （株） 製、 ハ イ ポ ー ル B 2 0 0 P 、 2 3 0 °C で の メ ル ト フ ロ ー イ ン デ ッ ク ス 0 . 5 g / 1 0 分） を 用 い た ほ か は、 実施例 1 9 と 同様の 方法で 発泡体を 作製 し た。 え ら れ た発泡体を実施例 1 9 と 同様 の 方法で評価 し た。

そ の結果、 見掛 け密度が 0 . 4 0 g Z c m ³で あ り 、 発泡倍率が 2 . 2 倍で あ り 、 高発泡倍率の も の は え ら れ ず、 独立気泡率が 5 % と 低 い も の で あ り 、 表面 は荒れて

5 お り 平滑 な も の で は な か っ た。

な お、 比較例 7 に お け る プ ロ ピ レ ン 単独重合体 の伸長 粘度 と 測定 時間 と の 関係 を 図 4 に 示す。 図 4 に お い て、 伸長粘度 は 測定時間 の 経過 （歪み 率の 増大） と と も に緩 や か に上昇す る が、 急激 な 上昇 は 見 ら れ な い 。

10 産業上 の 利用 可能性

本発明 に 用 い る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 、 ポ リ マ — 分子 1 本 あ た り 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖を 平均 し て 1 本以上有す る も の で あ り 、 こ の 芳香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖 の 重量平均 分子量が 2 0 0 以上で あ る 。 こ の よ う な 改質 i s ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 は 溶融時 に 大 き く 弾性変形 し え、 そ の た め に 、 こ の 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 力、 ら な る 発 泡体 は独立気泡率が高 く 、 発泡倍率が高 く 、 す ぐ れ た 外 観 を有す る も の と な り う る 。

ま た、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 溶融状態で測

20 定 し た伸長粘度が、 歪み 率が増加す る に 従 い 急激 に上昇 す る 特性を 有す る も の で あ る こ と に よ り 、 さ ら に 独立気 泡率が高 く 、 発泡倍率が高 く 、 す ぐ れ た外観 を有す る 発 泡体が容易 に え ら れ る 。

ま た、 本発明 の 製法 に よ り 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂

25 を改質す る ば あ い、 原料 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 有す る 高 い 剛性、 耐薬品性、 耐衝撃性 お よ び耐熱性が実用域 よ り 低 く な ら な い の で 、 え ら れ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹 脂か ら な る 発泡体 は 剛性、 耐薬品性、 耐衝撃性お よ び耐 熱性がす ぐ れて い る 。

ま た、 本発明 に よ れ ば、 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹 脂 は ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 、 ラ ジ カ ル重合開始剤 の 存 在下で芳香族 ビニ ル単量体 を溶融混練す る こ と で、 ダ ラ フ ト 共重合反応 さ せ る と い う 比較的容易 な 方法 に よ り 製 造 し う る た め 、 比較的安価で、 す ぐ れ た特性 を 有す る 発 泡体を う る こ と がで き る 。

Claims

言青 求 の 範 囲

1. ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビニ ル単量体 と の グ ラ フ ト 共重合体で あ っ て 、 該 グ ラ フ ド共重合体分子 1 本 中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 平 均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量が 2 0 0 以上で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系榭脂 か ら な る 発泡体。

2. 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 の 分岐パ ラ メ 一 夕

( g ' ) が 1 未満で あ る 請求 の 範囲第 1 項記載の 発泡 体。

3. 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂 の 溶融状態で測定 し た伸長粘度が、 歪み量が増加す る に 従 い 急激 に 上昇す る 請求 の 範囲第 1 項 ま た は第 2 項記載の 発泡体。

4. 見掛 け 密度が 0 . 0 1 〜 0 . 3 g Z c m ³で あ り 、 厚 さ 力く 5 〜 1 0 0 m m で あ る 請求 の 範囲第 1 〜 第 3 項 の い ずれ か に 記載の 発泡体。

5. ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビニ ル単 fii体 と の グ ラ フ ト 共重合体で あ っ て 、 該 グ ラ フ ト 共 ffi合体分子 1 本 中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ 卜 鎖の 平 均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビ ニ ル グ ラ フ ト 鎖 の 重量平均分子量が 2 0 0 以上で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 発泡剤 と を 溶融混練 し 、 押 し 出す こ と に よ り 発泡 さ せ る 発泡体 の 製法。

6. ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 芳香族 ビ ニ ル単量体 と の グ ラ フ ト 共重合体で あ っ て、 該 グ ラ フ ト 共重合体分子 1 本中 の グ ラ フ ト し て い る 芳香族 ビニ ル グ ラ フ ト 鎖の 平 均本数が 1 以上で あ り 、 該芳香族 ビニ ル ダ ラ フ ト 鎖の 重量平均分子量が 2 0 0 以上で あ る 改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 と 、 熱分解 に よ り 気体を発生す る 熱分解型発 泡剤 と を、 実質的 に 該熱分解型発泡剤が気体を発生 し な い温度 で溶融混練 し 、 溶融混練 し た改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂 と 熱分解型発泡剤 と の 混練体 を シ ー ト 化 し た の ち 、 シ ー ト ィヒ し た該混練体を 、 少な く と も 該熱分 解型発泡剤が気体を発生す る 温度 に 加熱 し て発泡 さ せ る 発泡体 の 製法。

7. 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂が、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 を ラ ジ カ ル重合開始剤 の 存在下 に 芳香族 ビ ニ ル 単量体 と 溶融混練す る こ と に よ り 、 該 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 に 該芳香族 ビニ ル単量体 を グ ラ フ ト 共重合 さ せ て製造 さ れ る 請求 の 範囲第 5 項 ま た は第 6 項記載の 製 法 ο

8. 前記 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 前記 ラ ジ カ ル重合開始剤 0 . 1 〜 1 0 重量部 を溶融混 練す る 請求 の 範囲第 5 項〜第 7 項 の い ずれか に 記載の 製法。

9. 前記 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂 1 0 0 重量部 に 対 し て、 前記 ラ ジ カ ル重合開始剤 0 . 5 〜 5 重量部を 溶融混練 す る 請求 の 範囲第 5 項〜第 8 項の い ずれか に 記載の 製

1 0 . 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系樹脂の 分岐パ ラ メ 一 夕

( g ' ) が 1 未満で あ る 請求の 範囲第 5 項〜第 9 項の いずれか に記載の製法。

1 1 . 前記改質 ポ リ プ ロ ピ レ ン系樹脂の 溶融状態で測定 し た 伸長粘度が、 歪み量が増加す る に 従 い 急激 に上昇す る 請求 の 範囲第 5 項〜 第 1 0 項の い ずれか に 記載の 製 法

12. 発泡体 の 見掛 け 密度が 0 . 0 1 〜 0 . 3 g Z c m ³ で あ り 、 厚 さ が 5 〜 1 0 0 m m で あ る 請求の 範囲第 5 項〜第 1 1 項の い ずれか に記載の 製法。