明細害
N, N—ジアルキルア ミ ノ フエ二ル基
を有する新規ァ ミ ノ酸誘導体 技術分野
本発明はロイ コ ト リエン八 4 ヒ ドロラーゼに対して阻害作 用を有し、 リ ゥマチ、 乾癬、 炎症性腸疾患、 痛風、 囊胞性線 維症等の炎症性疾患の治療剤などの医薬と して有用な、 側鎖 に N , N—ジアルキルア ミ ノ フ ヱニル基が導入された、 新規 含硫黄および含酸素ア ミ ノ酸誘導体に関するものである。 背景技術
エポキシ ドヒ ドロラーゼの一つであるロイ コ ト リエン A i (以下、 L T A と略記する) ヒ ドロラーゼは、 活性中心に 亜鉛を必要とする金属含有酵素である。
L T A ヒ ドロラーゼは、 L T A 4から強力な前起炎物質 であるロイ コ ト リェン B 4 (以下、 L T B ^ と略記する) へ の生化学的変換の触媒的役割を果たす。
L T B 4 は 5— リ ポキシゲナーゼ経路中において生成する ァラキ ドン酸代謝物で、 肥満細胞、 好中球、 単球、 マク ロフ ァージ等を含む種々の細胞で生合成され、 炎症の重要なメデ イ エ一ターと しての役割を担っている。 L T B ^ は白血球の 走化性、 凝集、 脱顆粒および多形核白血球の蓄積を誘導し、 血管透過性および浮腫形成を亢進させる。 そのため、 炎症性 疾患、 例えば、 リ ウマチ (J. Clin. Invest. , 66, 116-117 (1980)) 、 乾癬 (Br. J. Pharmacol., 83> 313-317 (1984) ) 、 炎症性腸疾患 (Gastroenterology, 86, 453-460 (1984)) 、
R
[式中、 R 丄 は水素原子、 低級アルキル基、 フ ュニル低級 アルキル基、 低級アルカノィル基またはベンゾィル基を示し、 該フ ヱニル低級アルキル基および該ベンゾィル基のフ ヱニル 環はハロゲン原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基 で置換されていてもよい。
はエステル、 ア ミ ドまたはヒ ドロキサム酸に変換され ていてもよいカルボキシル基を示す。
R " は低級アルキル基を示す。
R 4 は低級アルキル基を示す。
A はフ ヱニル基で置換されていてもよい低級アルキレン 基を示 し、 該フ エ二ル基はハロゲン原子、 低級アルキル基ま たは低級アルコキシ基で置換されていてもよい。
Α 2 は低級アルキ レ ン基を示す。
A ° は低級アルキ レ ン基を示す。
Z は硫黄原子または酸素原子を示す。 以下同じ。 ] 上記で規定する基を詳し く 説明する。 ハロゲン原子とはフ ッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素を示す。 低級アルキルとはメチル、 ェチル、 プロ ピル、 へキシル、 イ ソプロ ピル、 tert. -ブチル 等の 1 〜 6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル を示す。 低級アルカノ ィルとはァセチル、 プロ ピオニル、 ブ チ リ ル、 へキサノ ィル、 イ ソプチ リ ル、 ビバロイル等の 2 〜 6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルカノ ィ ルを示 す。 低級アルコキシとはメ トキシ、 エ トキシ、 プロボキシ、
94) ) が報告されている。 しかしながら、 これらの報告に記 載されている化合物におけるア ミ ノ酸側鎖のフヱニル環は無 置換であり、 フュニル環に置換基が導入された化合物につい ての記載はない。 上記のように、 側鎖に無置換のフユ二ル環を有する含硫黄 ア ミ ノ酸誘導体については種々の研究がなされているが、 そ のフヱニル環に N , N —ジアルキルア ミ ノ基を導入した含硫 黄および含酸素ア ミ ノ酸誘導体については未だ研究されてお らず、 この化合物の合成研究およびその薬理作用、 特に L T A 4 ヒ ドロラーゼに対する作用についての研究は非常に興味 ある課題であった。 発明の開示
本発明者等はア ミ ノ酸誘導体側鎖のフユニル環に着目 し、 そのフヱニル環に N, N —ジアルキルァ ミ ノ基を導入した新 規ア ミ ノ酸誘導体である、 下記一般式 [ I ] で示される化合 物およびその塩類 (以下、 本発明化合物とする) の合成を行 い、 その薬理作用を検討した。 L T A 4 ヒ ドロラーゼの基質 である L T A 4を用いて、 酵素反応で生じる L T B 4量を指 標と して検討した結果、 本発明化合物が L丁 4 ヒ ドロラー ゼに対し強い阻害活性を有するこ とが見いだされた。 本発明 化合物は、 医薬、 特にリ ウマチ、 乾癬、 炎症性腸疾患、 痛風、 嚢胞性線維症等の炎症性疾患の治療剤と して有用であること が期待される。
ブ トキシ、 へキシルォキシ、 イ ソプロボキシ、 tert. -ブ トキ シ等の 1 〜 6個の炭素原子を有する直鎮または分枝のアルコ キシを示す。 低級アルキレンとはメ チレン、 エチレン、 ト リ メ チ レン、 テ ト ラメ チ レン、 ペンタメ チ レン、 へキサメ チレ ン、 メ チルメ チレン、 プロ ピレ ン、 ェチルエチ レン、 ジメ チ ルエチ レ ン、 プロ ピルエチ レ ン、 イ ソプロ ピルエチ レ ン、 メ チル ト リ メ チレン等の 1 〜 6個の炭素原子を有する直鎮また は分枝のアルキレンを示す。
エステルと は、 メ チルエステル、 ェチルエステル、 へキシ ルエステル、 イ ソプロ ピルエステル、 tert . -ブチルエステル 等の低級アルキルエステル、 ベン ジルエステル等のフエニル 低級アルキルエステルなどのよ う にカルボン酸のエステルと して汎用される ものを示す。 ア ミ ドとは、 アンモニアとのァ ミ ド、 メ チルァ ミ ン、 ジメ チルア ミ ンゃェチルァ ミ ン等の低 級アルキルア ミ ンとのア ミ ド、 ベンジルア ミ ン等のフ エニル 低級アルキルア ミ ンとのア ミ ドなどのよ うにカルボン酸のァ ミ ドと して汎用される ものを示す。
本発明化合物における塩類とは医薬と して許容される塩で あれば特に制限はなく、 塩酸、 硝酸、 硫酸等の無機酸との塩、 また、 ナ ト リ ウム、 カ リ ウム、 カルシウム等のアルカ リ金属 またはアルカ リ土類金属との塩、 アンモニゥム塩、 ジェチル ァ ミ ン、 ト リ エタ ノ ールア ミ ン塩等の有機ァ ミ ンとの塩など が挙げられる。 また、 本発明化合物は水和物の形態をとつて いてもよい。
と ころで、 医薬品と して用いられる化合物においては、 生 体内における吸収促進および持続性向上、 製剤化する上での 安定化などを目的と して、 カルボン酸のエステル化等のプロ ドラ ッ グ化や、 製造手段と して、 すなわち合成中間体と して
それらの誘導体を用いる技術も汎用されている。 従って、 本 発明においてもカルボキシル基はカルボン酸の汎用誘導体で あるエステルやア ミ ドの形に変換されていてもよい。 本発明化合物のう ち、 好ま しい例と しては、 下記のものが 挙げられる。
• 上記一般式 [ I ] において、 R 1 が水素原子、 低級アルキ ル基、 フヱニル低級アルキル基、 低級アルカノ ィル基または ベンゾィル基を示し、 該フ ヱニル低級アルキル基および該べ ンゾィル基のフヱニル環はハロゲン原子、 低級アルキル基ま たは低級アルコキシ基で置換されていてもよ く 、 R 2が低級 アルキルエステルも し く はフヱニル低級アルキルエステルに 変換されていてもよいカルボキシル基 ; ア ンモニア、 低級ァ ルキルア ミ ンも し く はフエニル低級アルキルア ミ ンとのア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基 ; またはヒ ドロキ サム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示し、 該フ ェニル低級アルキルエステルおよび該フ ヱニル低級アルキル ァ ミ ンのフ ヱニル環はハロゲン原子、 低級アルキル基、 ヒ ド 口キン基、 低級アルコキシ基、 低級アルキレンジォキシ基、 ニ ト ロ基、 ア ミ ノ基、 低級アルキルァ ミ ノ基または低級アル カノ ィルァ ミ ノ基で置換されていてもよ く 、 R 0および R 4 が低級アルキル基を示し、 A 1 がフ ヱニル基で置換されてい てもよい低級アルキ レ ン基を示し、 該フ ヱニル基はハロゲン 原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基で置換されて いてもよ く 、 A 2および A が低級アルキレン基を示し、 Z が硫黄原子または酸素原子を示す、 化合物 ( a ) およびその
- 化合物 ( a ) およびその塩類に属する ものの う ち、 特に、
次の化合物が例示される。
• 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子、 低級アルキル基、 フユニル低級アルキル基またはべンゾィル基を示す、 化合物 およびその塩類。
· 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子、 メチル基、 ベン ジル基またはベンゾィル基を示す、 化合物およびその塩類。 , 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子を示す、 化合物お よびその塩類。
• 化合物 ( a ) において、 R 2が低級アルキルエステルも し く はフエニル低級アルキルエステルに変換されていてもよい カルボキシル基 ; または低級アルキルア ミ ンも しく はフエ二 ル低級アルキルア ミ ンとのア ミ ドに変換されていてもよい力 ルポキシル基を示す、 化合物およびその塩類。
, 化合物 ( a ) において、 R 2が低級アルキルエステルに変 換されていてもよいカルボキシル基 ; または低級アルキルァ ミ ンとのア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基を示 す、 化合物およびその塩類。
• 化合物 ( a ) において、 R がェチルエステルに変換され ていてもよいカルボキシル基 ; またはメ チルア ミ ンとのア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基を示す、 化合物お よびその塩類。
• 化合物 ( a ) において、 R が低級アルキルエステルに変 換されていてもよいカルボキシル基を示す、 化合物およびそ の塩類。
· 化合物 ( a ) において、 R 2がェチルエステルに変換され ていてもよいカルボキシル基を示す、 化合物およびその塩類。 • 化合物 ( a ) において、 R 3および R 4が同一も し く は異 なってメ チル基またはェチル基を示す、 化合物およびその塩
類。
' 化合物 ( a ) において、 A 1 がフ ヱニル基で置換されてい てもよい低級アルキレン基を示す、 化合物およびその塩類。 , 化合物 ( a ) において、 A 1 がメ チレ ン基、 メ チルメ チ レ ン基、 エチ レン基、 プロ ピレン基、 ェチルエチレン基、 プロ ピルエチ レ ン基、 イ ソプロ ピルエチ レン基、 ベンジルェチレ ン基、 フ エネチルエチレン基、 ト リ メ チ レン基またはメ チル ト リ メ チレ ン基を示す、 化合物およびその塩類。
' 化合物 ( a ) において、 A 1がメ チレン基、 エチレン基、 プロ ピレ ン基、 ェチルエチ レ ン基、 プロ ピルエチ レン基、 ィ ソプロ ピルエチ レン基またはフ エネチルエチ レン基を示す、 化合物およびその塩類。
, 化合物 ( a ) において、 Zが硫黄原子を示す、 化合物およ びその塩類。
, 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子、 低級アルキル基、 フヱニル低級アルキル基またはベンゾィル基を、 R が低級 アルキルエステルも し く はフヱニル低級アルキルエステルに 変換されていてもよいカルボキシル基 ; または低級アルキル ア ミ ン も し く はフ エニル低級アルキルア ミ ンとのア ミ ドに変 換されていてもよいカルボキシル基を示す、 化合物およびそ の塩類。
• 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子、 低級アルキル基、 フ エニル低級アルキル基またはベンゾィル基を、 R が低級 アルキルエステルに変換されていてもよいカルボキシル基 ; または低級アルキルァ ミ ンとのア ミ ドに変換されていてもよ いカルボキシル基を示す、 化合物およびその塩類。
' 化合物 ( a ) において、 R 1 が水素原子、 メ チル基、 ベン ジル基またはベンゾィル基を、 R 2がェチルエステルに変換
されていてもよいカルボキシル基 ; またはメチルア ミ ンとの ア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基を示す、 化合 物およびその塩類。
, 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子を、 R 2が低級ァ ルキルエステルに変換されていてもよいカルボキシル基を、 Zが硫黄原子を示す、 化合物およびその塩類。
' 化合物 ( a ) において、 R 1が水素原子を、 がェチル エステルに変換されていてもよいカルボキシル基を、 Zが硫 黄原子を示す、 化合物およびその塩類。
本発明化合物の好ま しい例と して、 さ らに下記のものが挙 げられる。
• 上記一般式 [ I ] において、 R 1が水素原子、 低級アルキ ル基、 フヱニル低級アルキル基またはべンゾィル基を示し、 R 2が低級アルキルエステルも し く はフヱニル低級アルキル エステルに変換されていてもよいカルボキシル基 ; または低 級アルキルア ミ ンも しく はフエニル低級アルキルア ミ ンとの ア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基を示し、 R 3 および R が低級アルキル基を示し、 A 1がフ Xニル基で置 換されていてもよい低級アルキレ ン基を、 A 2および A 3が 低級アルキレン基を示し、 Zが硫黄原子または酸素原子を示 す、 化合物 ( b ) およびその塩類。
• 上記一般式 [ I ] において、 R 1が水素原子、 低級アルキ ル基、 フヱニル低級アルキル基またはベンゾィル基を、 R ム が低級アルキルエステルに変換されていてもよいカルボキシ ル基 ; または低級アルキルア ミ ンとのァ ミ ドに変換されてい てもよいカルボキシル基を、 R ύおよび R ,が低級アルキル 基を示し、 Α 1がフヱニル基で置換されていてもよい低級ァ ルキレン基を、 Α 2および が低級アルキレン基を示し、
Zが硫黄原子または酸素原子を示す、 化合物 ( c) およびそ の塩類。
, 化合物 ( c ) において、 R 1が水素原子、 メ チル基、 ベン ジル基またはベンゾィル基を、 R 2がェチルエステルに変換 されていてもよいカルボキシル基 ; またはメ チルア ミ ンとの ア ミ ドに変換されていてもよいカルボキシル基を、 R 3 およ び R 4が同一も し く は異なってメ チル基またはェチル基を示 し、 A 1 がメ チ レン基、 メ チルメ チ レン基、 エチ レン基、 プ ロ ピレン基、 ェチルエチレン基、 プロ ピルエチ レン基、 イ ソ プロ ピルエチレン基、 ベンジルエチ レ ン基、 フ エネチルェチ レ ン基、 ト リ メ チ レ ン基またはメ チル ト リ メ チ レン基を、 A 2がメ チ レン基またはエチ レン基を、 がメ チ レン基を示 す、 化合物およびその塩類。
, 上記一般式 [ I ] において、 R 1 が水素原子を、 R 2が低 級アルキルエステルに変換されていてもよいカルボキシル基 を、 R 3 および R 4が低級アルキル基を示し、 A 1 がフエ二 ル基で置換されていてもよい低級アルキ レン基を、 A 2およ び A が低級アルキ レ ン基を示し、 Ζが硫黄原子を示す、 化 合物 ( d ) およびその塩類。
' 化合物 (d) において、 R がェチルエステルに変換され ていてもよいカルボキシル基を、 R 3がメ チル基またはェチ ル基を、 R 4がメ チル基またはェチル基を示し、 Α 1 がメ チ レ ン基、 エチ レ ン基、 プロ ピレ ン基、 ェチルエチ レ ン基、 プ 口 ピルエチ レ ン基、 ィ ソプロ ピルエチ レ ン基またはフ エネチ ルエチ レ ン基を、 Α "および Α がともにメチレン基を示す、 化合物およびその塩類。
本発明の好ま しい化合物の具体例と して、 下記式 [Π]で表 される 3— [ 4一 (Ν, Ν—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ]
一 2— (3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ) プロ ピオ ン酸およびその塩類、 およびその塩類、 ならびに単 —の光学異性体、 単一のジァステレオ異性体、 例えば下記式 [XIII]で表される (2 R) — 3— [4一 (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト 一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸、 さ らには 下記式 [XIV]で表される (2 R) — 3— [ 4 - (N, N—ジ メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] — 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ル カプ ト一 2—プロ ピルプロ ピオニルア ミ ノ ] プロ ピオ ン酸お よびその塩類が挙げられる。
【XIV】
本発明化合物の代表的な合成法を下記に示す。
R5-S-A1-CO-X 【IX]
R5-S - A'-COOH 匚 or Base
R5-S-A '1-R Lb 【x】
R5-S-A1-CO-NH-CH-R2
R3
20 A2 I
[XI] 3
Base
HS - A,一 CO - NH - CH - R2 3
25 A2
[ ii I
[式中、 R 5は低級アルカノィル基またはベンゾィル基を示 し、 該ベンゾィル基のフヱニル環はハロゲン原子、 低級アル キル基または低級アルコキシ基で置換されていてもよい。
R a はア ミ ノ酸のア ミ ノ保護基を示す。
R bはカルボン酸の活性エステルを示す。
Xはハロゲン原子を示す。 ] 上記で新たに規定した基をさ らに詳し く説明すると、 ア ミ ノ酸のア ミ ノ保護基とは、 tert. -ブトキシカルボニル基、 ベ ンジルォキシ力ルポニル基等のウ レタ ン型保護基 ; ホルミ ル 基等のァシル型保護基 ; または ト リチル基等のアルキル型保 護基などのようにア ミ ノ酸のァ ミ ノ保護基と して汎用される ものを示す。 活性エステルとは、 4 一二 トロフヱニルエステ ルまたは N — ヒ ドロキシスク シンイ ミ ドエステル等のように ア ミ ノ酸の活性エステルと して汎用される ものを示す。
上記式 [ΠΙ]で表される化合物を、 式 [IV]で表される化合 物から導かれる式 [ V ] で表される化合物と塩基存在下で反 応させて、 式 [VI]で表される化合物に導き、 続いて化合物 [V I]からア ミ ノ保護基 R aを除去して式 [VII] で表される化合 物を得る。 次いで、 式 [VIII]で表される化合物を式 [IX]で表 される酸ハロゲン化物または式 [ X ] で表される活性エステ ル体に導き、 化合物 [IX]または [ X ] を上記化合物 [VI I]と 塩基存在下で反応させるこ とによ り、 R 1が低級アルカノ ィ ル基またはべンゾィル基 (そのフヱ二ル環はハロゲン原子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基で置換されていても よい) である本発明化合物 (式 [XI] ) を得る。 次いで塩基存 在下で低級アルカノ ィル基、 またはフ ヱニル環がハロゲン原 子、 低級アルキル基または低級アルコキシ基で置換されてい
てもよいベンゾィル基を化合物 [XI]から除去して、 R 1が水 素原子である本発明化合物 (式 [ΧΠ] ) を得る。
また、 本発明化合物のカルボキシル基は、 必要に応じて汎 用される方法を用いてエステルに変換するこ とができ る。 逆 に、 エステルは、 汎用される方法を用いて加水分解させ、 力 ルボン酸とする こ とができ る。
上記の方法によって得られた化合物は、 常法により前述の 様な塩類とすることができる。
—般式 [ I ] で表される化合物にはジァステ レオ異性体お よび光学異性体が存在するが、 それらはすべて本発明に含ま れる。 光学活性な原料を用いると単一のジァステレオ異性体 および光学異性体が得られるが、 ラセ ミ体を原料と して用い た場合には、 汎用される方法、 例えば光学分割剤等を用いる 方法により各異性体を分離するこ とができる。
本発明化合物の有用性を調べるべく、 本発明化合物の L T A Λ ヒ ドロラーゼに対する作用を検討した。 詳細については 後述の薬理試験の項で示すが、 基質と して L T A 4 を用いて 酵素反応で生じる L Τ Β 4量を指標と して検討した結果、 本 発明化合物は L T A 4 ヒ ドロラーゼに対し強い阻害活性を示 した。 このこ とから、 本発明化合物は酵素反応によって生じ る L T B が関与する幅広い疾患に有用である。
本発明化合物は経口でも、 非経口でも投与するこ とができ る。 投与剤型と しては、 錠剤、 カプセル剤、 顆粒剤、 散剤、 注射剤等が挙げられ、 汎用されている技術を用いて製剤化す るこ とができる。 例えば錠剤、 カプセル剤、 顆粒剤、 散剤等 の経口剤であれば、 乳糖、 結晶セルロース、 デンプン、 植物 油等の増量剤、 ステア リ ン酸マグネシウム、 タルク等の滑沢 剤、 ヒ ドロキシプロ ピルセルロース、 ポ リ ビニルピロ リ ドン
等の結合剤、 カルボキシメ チルセルロース カルシウム、 低 置換ヒ ドロキシプロ ピルメ チルセルロース等の崩壊剤、 ヒ ド ロキシプロ ピルメ チノレセソレロース、 マク ロゴール、 シ リ コ ン 樹脂等のコーティ ング剤、 ゼラチン皮膜等の皮膜剤などを必 要に応じて加えればよい。
本発明化合物の投与量は症状、 年令、 剤型等によって適宜 選択できるが、 経口剤であれば通常 1 日当り 0. 1〜 5 0 0 0 m g、 好ま しく は 1〜: L O O O m gを 1回または数回に分 けて投与すればよい。 発明を実施するための最良の形態
以下に、 本発明化合物の製造例、 製剤例および薬理試験の 結果を示すが、 これらの例は本発明をよりよく理解するため のものであり、 本発明の範囲を限定する ものではない。
[製造例]
参考例 1
( 2 R ) - 2 - tert. -ブ トキ シカルボニルァ ミ ノ 一 3 —
[4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 1 )
(CH3)3C-0— CO— NH - ςΗ-COOH
C"H2
S-CH2- / N(CHa)2
4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルアルコール (2. 0 g ) を 4 7 %臭化水素酸 ( 1 3. 5 m l ) に溶解させ、 封 管中、 1 2 0〜 1 3 0 で 2時間 3 0分撹拌する。 反応液を 減圧濃縮し油状物を得る。 次いで、 N— tert.-ブ トキシカル ボニルー L-システィ ンジシク ロへキシルア ミ ン塩 ( 2. 4 2
g) に、 5 %クェン酸水溶液 ( 3 0 m l ) を加え、 塩化メ チ レ ン ( 3 0 m l ) で抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ウムで乾燥する こ とによって N - tert. -ブ ト キシカルボ二ルーレシスティ ンの塩化メ チ レン溶液を得る。 この溶液に、 氷冷下、 N, N—ジイ ソプロ ピルェチルァ ミ ン (4. 7 m 1 ) を加え、 混合物を先に得られている油状物に 撹拌しながら加え、 携拌を室温で 2時間 3 0分続ける。 反応 液を減圧濃縮して塩化メ チ レ ンを留去し、 5 %クェン酸水溶 液を加え、 齚酸ェチルで抽出する。 有機層を 5 %ク ェ ン酸水 溶液、 次いで飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ウムで乾 燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リ カゲルカラムク ロマ トで精製し、 標記化合物 1. 3 2 g (6 2. 0 %) を得 る o
参考化合物 1 - 9の光学異性体
[a] D 2 0 - 2 9. 8° ( c = l . 0, メ タノ ール) I R ( F i l m, cm—1) 34 1 5, 297 8, 1 7 1 1, 1 6 1 3, 1 5 2 0 , 1 2 4 6, 1 1 6 6 , 1 0 5 0 参考例 1 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
· (2 R) — 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルァ ミ ノ 一 3 —
[ 4一 (N—ェチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プ 口 ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 2 )
• (2 R) — 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 3 —
[4— (N—イ ソプロ ピル一 N—メ チルァ ミ ノ) ベン ジルチ ォ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 — 3 )
• ( 2 R ) 一 2—tert. _ブ トキシカルボニルア ミ ノ ー 3—
6 一
[ 4 - (N — tert. -プチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチ ォ] プロ ピオン酸 (参考化合物 1 一 4 )
• ( 2 R) 一 2 — tert. -ブ トキシカルボニルア ミ ノ ー 3 — [ 4 - ( N , N—ジェチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 5 )
[な ] D 2 0 - 2 6. 6 ° ( c = 0. 4 7 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m一1) 3 4 2 8, 2 9 7 6, 1 7 1 0, 1 6 1 2, 1 5 1 9, 1 3 6 8 , 1 1 6 7 , 1 0 5 6 , 7 5 5
• ( 2 S ) — 2 — tert. -ブ トキシカルボニルァ ミ ノ 一 4 一 [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] 酪酸 (参 考化合物 1 一 6 )
[ ] D 2 0 一 9. 5 ° ( c = 0. 3 4, メ タノ ール) I R ( F i l m, c m一1) 3 3 2 5, 2 9 7 6, 2 9 3 0 , 1 7 0 9 , 1 5 2 0 , 1 2 2 7 , 1 1 6 5 , 1 0 5 0
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ トキシカルボニルア ミ ノ ー 6 — [ 4 一 (N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] へキサン 酸 (参考化合物 1 一 7 )
• ( 2 R) 一 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 3 — [ 3 — (N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 8 )
[ ] D " 0 一 3 8. 5 ° ( c = 0. 4 8 , メ タノ ール) I R ( F i 1 m, c m—丄) 3 3 3 2 , 1 7 0 9, 1 5 8 0 , 1 3 9 2 , 1 3 3 7 , 1 2 4 6
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ ト キシカルボニルア ミ ノ ー 3 — [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 9)
参考化合物 1 - 1の光学異性体
[ α ] D 2 0 + 3 4. 1。 ( c = 1. 0, メ タ ノ ール) I R (F i 1 m, cm一1) 3322, 297 7, 2 930, 1 7 1 3, 1 6 1 3 , 1 5 2 0, 1 3 9 2 , 1 2 4 6 , 1 1 6 5, 1 0 5 6 参考例 2
( 2 S ) - 2 - tert. -ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 3 — [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピ ォン酸 (参考化合物 2— 1 )
4一 ( N , N—ジメチルァ ミ ノ) ベンジルアルコール ( 1. 6 2 g) を 4 7 %臭化水素酸 ( 1 1. 1 m l ) に溶解し、 封 管中、 1 2 0〜 1 3 0 で 1時間 3 0分撹拌する。 反応液を 減圧濃縮し、 油状物を得る。 次いで、 氷冷下、 6 0 %水素化 ナ ト リ ウム ( 1. 2 5 g) のジメ チルホルムア ミ ド ( 1 0 m 1 ) 懸濁液に、 N— tert. -ブ ト キ シカ ルボ二ルー L-セ リ ン ( 2 g ) のジメ チルホルムア ミ ド (1 0m l ) 溶液を滴下し、 さ らに 4 0分間撹拌する。 混合液を先に得られている油状物 に撹拌しながら加えた後、 室温で 1時間 3 0分撹拌する。 反 応液に N, N—ジイ ソプロ ピルェチルァ ミ ン (1. 68m l )
を加え、 さ らに室温で 2日間擅拌する。 反応液を減圧濃縮し、 飽和炭酸水素ナ ト リ ゥム水溶液を加え、 ジェチルエーテルで 洗浄する。 水層を 1 0 %クェン酸水溶液添加によって酸性と し、 ジェチルエーテルで抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗 浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得ら れる油状物をシリ カゲルカラムク ロマ トで精製し、 標記化合 物 2 4 0 m g ( 7. 3 %) を得る。
参考化合物 2 - 7の光学異性体
I R (F i 1 m, cm一1) 3648, 343 3, 1 7 08,
5 2 0, 6 5 , 0 5 9 参考例 2と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ トキ シカルボニルア ミ ノ ー 3 —
[ 4 - (N—ェチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (参考化合物 2— 2 )
• (2 S) — 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルァ ミ ノ 一 3 —
[ 4 - ( N , N—ジェチルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] プロ ビ ォン酸 (参考化合物 2— 3 )
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 4 一
[4一 (N , N— ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジルォキ シ] 酪酸 (参考化合物 2 - 4 )
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 6 —
[4— (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] へキサ ン酸 (参考化合物 2 — 5 )
• ( 2 S ) 一 2 — tert. -ブ トキ シカルボニルア ミ ノ ー 3 —
[ 3— ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] プロ ピ オン酸 (参考化合物 2— 6 ) · (2 R) — 2 — tert. _ブ ト キ シカルボニルア ミ ノ ー 3 —
[ 4 - ( N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピ オン酸 (参考化合物 2— 7 )
参考化合物 2一 1の光学異性体 参考例 3
( 2 R) 一 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸ニ塩酸塩 (参考化合物 3
氷冷下、 ( 2 R) — 2— tert. -ブ トキンカルボニルァ ミ ノ 一 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プ ロ ピオ ン酸 (参考化合物 1 一 1、 1. O g ) にァニソ ール ( 6 1 3 / 1 ) および 4 N塩酸ノジォキサン ( 1 0 m l ) を 加え、 室温で 1時間撹拌する。 反応液を減圧濃縮した後、 得 られる油状物をジェチルエーテルで洗浄し、 標記化合物 0. 8 4 g ( 9 1. 0 % ) を得る。
参考化合物 3— 1 4の光学異性体
[ ] D 2 0 — 1 9. 6 ° ( c = l . 0 , メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m—丄) 3 397, 29 0 6, 1 966, 1 7 4 1 , 1 6 0 6
参考例 3 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R) 一 2—ア ミ ノ ー 3— [4— (N -ェチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸ニ塩酸塩 (参考化 合物 3— 2 )
• (2 R) — 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (N -イ ソプロ ピル一 N—メ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩
(参考化合物 3— 3 )
• (2 R) — 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (N - tert.—プチルー N—メ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩
(参考化合物 3— 4 )
• ( 2 R ) 一 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (N, N—ジェチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸ニ塩酸塩 (参考化合物 3 一 5)
• ( 2 S ) 一 2—ア ミ ノ ー 4一 [ 4 - ( N , N— ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ンジルチオ] 酪酸二塩酸塩 (参考化合物 3— 6)
[a] D " 0 + 1 3. 6° (c = 0. 53, メ タノール) 1 R (K B r , c m"1) 2 9 2 0, 2 0 2 3, 1 7 3 5, 1 6 0 4 , 1 5 1 0 , 1 2 0 4, 1 1 3 1
• ( 2 S ) 一 2—ア ミ ノ ー 6— [4一 (N, N— ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ] へキサ ン酸二塩酸塩 (参考化合物 3— 7 )
• ( 2 S ) 一 2 —ア ミ ノ ー 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩 (参考化合物 3 - 8 )
参考化合物 3 — 1 6の光学異性体
• ( 2 S ) 一 2 —ア ミ ノ ー 3 — [ 4 - (N -ェチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸ニ塩酸塩 (参考 化合物 3 - 9 ) · ( 2 S ) — 2 —ア ミ ノ ー 3 — [ 4 - (N , N—ジェチルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩 (参考化合物 3 - 1 0
• ( 2 S ) 一 2 —ア ミ ノ ー 4 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] 酪酸二塩酸塩 (参考化合物 3 — 1 1 )
• ( 2 S ) 一 2 —ア ミ ノ ー 6 — [ 4 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキ シ] へキサン酸二塩酸塩 (参考化合物 3 - 1 2 )
• ( 2 R) 一 2 —ァ ミ ノ 一 3 — [ 3 — (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩 (参考化合物 3 - 1 3 )
[ a ] D 2 0 一 3 2. 1 ° ( c = 0. 5 2 , メ タノ ール) I R (K B r , c m"1) 3 4 0 8 , 2 8 5 8 , 1 7 4 3 , 1 5 9 5 , 1 5 0 2
• ( 2 S ) 一 2 —ア ミ ノ ー 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ
ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (参考化合物 3— 1 4) 「 2 0 + 1 8. 3 ( c = . 0, メ タ ノ ール)
I R ( F 1 m, cm -1 ) 34 0, 29 1 7, 2 0 0 3, 7 3 9, 1 6 1 6 , 1 3 2 4
参考化合物 3— 1の光学異性体
( 2 R) - 2—ア ミ ノ ー 3— [ 3— (Ν, Ν— ジメ チルァ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (参考化合物 3— 1 5)
( 2 S ) — 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (Ν, Ν— ジメ チルァ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (参考化合物 3— 1 6) 参考化合物 3 - 8の光学異性体 参考例 4
(2 S) — 3—べンゾィルチオ一 2—メ ルプロ ピオニル ク ロライ ド (参考化合物 4一 1 )
氷冷下、 ( 2 S) — 3—ベンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオン酸 ( 1 3. 5 g) に、 塩化チォニル ( 5. 6 9 m l ) を加え、 室温で一夜撹拌する。 反応液を減圧濃縮し、 標記化 合物 1 5 g (定量的) を得る。
1 R ( F i 1 m, c m -1
) 1 7 86, 66 8, 448,
2 0 9, 1 1 7 7 参考例 5
( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メチルプロ ピオン酸 (4一二 トロフユニル) エステル (参考化合物 5— 1 )
氷冷下、 (2 S) — 3—ベンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオン酸 ( 1 5 g) の塩化メ チレン ( 1 0 0 m l ) 溶液に、 4一二 ト ロフエノール ( 1 0. 2 g) およびジシクロへキシ ルカルポジイ ミ ド ( 1 5. 2 g ) を順々に加え、 混合液を氷 冷下で 3 0分、 室温で 4時間 3 0分撹拌する。 生じる沈殿物 を ¾過により除去し、 «液を減圧濃縮する。 得られる油状物 をシリ カゲルカラムク ロマ トで精製し、 標記化合物 2 6. 0 1 (定量的) を得る。
参考化合物 5— 8の単一の光学異性体
m p 4 2. 0〜 4 4. 0
[ a ] D 2 0 一 1 0 1. 2° ( c = 1. 0, メ タノール)
I R (K B r , C m"1) 3 0 7 9, 2 9 8 8, 1 7 5 9, 1 6 6 0, 1 5 9 2, 1 5 2 1 , 1 3 5 1 , 1 3 2 3 , 1 2 0 4 参考例 5 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ベンゾィルチオ酢酸 (4—ニ ト ロフヱニル) エステル (参 考化合物 5 - 2 )
m p 8 7. 0〜 8 8. 2。C
I R (K B r , c m つ 3 0 8 2 , 2 9 2 9 , 1 7 6 9, 1 6 5 9 , 1 5 2 3 , 1 3 4 6, 1 2 1 0, 1 1 2 9 , 9 1 8 , 6 8 7
• 3 —べンゾィルチオプロ ピオン酸 ( 4 一二 ト ロフエニル) エステル (参考化合物 5 — 3 )
m p 7 9. 2〜 8 0. 5 V
I R ( K B r , c m—1) 3 1 1 4 , 3 0 8 9 , 1 7 6 5 , 1 6 6 5 , 1 5 2 3 , 1 3 4 7 , 1 2 0 4 , 1 1 2 4 , 9 0 8 , 6 8 9
• 6 —べンゾィルチオへキサン酸 ( 4 一二 ト ロフ ヱニル) ェ ステル (参考化合物 5— 4 )
• 3 -ベンゾィルチオ一 2 , 2—ジメ チルプロ ピオン酸 ( 4 一二 ト ロフ ェニル) エステル (参考化合物 5 — 5 )
• ( 2 S ) — 2—べンゾィルチオプロ ピオ ン酸 ( 4 一二 ト ロ フ エニル) エステル (参考化合物 5— 6 )
参考化合物 5 - 7の光学異性体
[ ] D " 0 - 7 8. 3° ( c = l . 1 , ク ロ口ホルム) I R ( F i l m, c m一1) 3 0 8 4, 2 8 5 8, 1 7 6 7, 1 5 2 3 , 1 3 4 8
• ( 2 R ) 一 2 —べンゾィルチオプロ ピオ ン酸 ( 4 一二 ト ロ フ エニル) エステル (参考化合物 5— 7 )
参考化合物 5 — 6の光学異性体
[ a ] D 2 0 + 4 3. 9° ( c = l . 1, クロ口ホルム) I R ( F i l m, c m-1) 3 0 8 4, 2 8 5 7, 1 7 6 5 , 1 7 1 1 , 1 5 2 4 , 1 3 4 7
• (2 R S) — 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオン 酸 (4一二 ト ロフエニル) エステル (参考化合物 5— 8) m p 4 0. 5〜 4 2. 0 °C
I R (K B r , c m-1) 3 0 7 6, 2 9 7 9, 1 7 5 8, 6 6 1 , 1 5 9 3 , 1 5 2 2, 1 3 4 6, 1 2 0 9
• ( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—ェチルプロ ピオン 酸 (4一二 ト ロフ ニニル) エステル (参考化合物 5— 9 )
I R ( F i 1 m, c m"1) 296 7, 293 5, 2 1 1 6, 1 7 6 1, 1 6 6 4, 1 5 2 3, 1 3 4 7, 1 2 0 9, 1 1 0 3, 9 1 3, 6 8 8
( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—プロ ピルプロ ピオ ン酸 (4一二 トロフユニル) エステル (参考化合物 5— 1 0) I R ( F i 1 m, c m、) 3 084, 1 761, 1 666, 1 6 1 6, 1 5 2 4, 1 3 4 7
• ( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—イ ソプロ ピルプロ ピオン酸 (4一二 ト ロフ ユニル) エステル (参考化合物 5— 1 1 )
I R ( F i l m, c m一1) 3 0 8 3, 1 75 8, 1 66 5, 1 6 1 6 , 1 5 2 4, 1 3 4 7, 1 3 1 5
• ( 2 R S ) 一 3—ベンゾィルチオ一 2—べンジルプロ ピオ ン酸 (4一二 ト ロフ ニル) エステル (参考化合物 5 - 1 2) I R ( F i 1 m, c m—1) 2 9 30, 2 1 1 7, 1 7 6 1. 1 6 6 6 , 1 5 9 3 , 1 5 2 4 , 1 4 9 0, 1 3 4 7 , 1 2 0 7 , 1 1 2 4 , 9 1 1 , 6 8 9
• ( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2 —フヱネチルプロ ピ オン酸 ( 4一二 ト ロ フヱニル) エステル (参考化合物 5 — 1 3 )
m p 9 3. 8〜 9 6. 0で
I R (K B r, c m—1) 3 0 2 3 , 2 9 3 2, 1 7 5 5 , 1 6 6 1 , 1 5 2 2 , 1 4 9 0 , 1 3 4 7 , 1 2 0 5 , 1 1 8 8, 9 1 4 , 6 8 7
• ( 3 R S ) — 3 —べンゾィルチオ酪酸 ( 4一二 ト ロフエ二 ル) エステル (参考化合物 5 - 1 4 )
m p 9 0. 5〜 9 3. 2 V
I R (K B r , c m"1) 3 0 7 7 , 1 7 6 3 , 1 6 5 8 , 1 5 2 0 , 1 4 6 1 , 1 3 8 2
• 4 一べンゾィルチオ酪酸 ( 4一二 ト ロ フエニル) エステル (参考化合物 5 — 1 5 )
m 1 0 4. 0〜 1 0 6. 5 °C
I R (K B r , c m-1) 3 3 2 7 , 2 9 3 4 , 1 7 6 6 , 1 6 4 5 , 1 5 2 1 , 1 3 5 8, 1 2 1 9 , 1 1 2 2 , 9 2 8 , 6 9 4
• ( 2 R S ) — 4 一べンゾィルチオ一 2—メ チル酪酸 ( 4一 ニ ト ロフ エニル) エステル (参考化合物 5 — 1 6 )
I R ( F i l m, c m-1) 2 9 3 6, 1 7 6 0. 1 6 6 1 , 1 5 2 4 , 1 3 4 7, 1 2 0 8 , 1 1 2 9 , 9 1 2 , 6 8 9 参考例 6
( 2 R) — 2 — tert. -ブ ト キシカルボニルァ ミ ノ 一 3 —
[ 4 - (N, N—ジメチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸メ チルア ミ ド (参考化合物 6— 1 )
(CH
3)
3C
窒素雰囲気および寒剤 (氷—食塩) 冷却下、 (2 R) - 2 一 tert. -ブ トキシカルボニルァ ミ ノ — 3— [4— (N, N - ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (参考化合物 1一 1、 7 0 0 m g ) のテ ト ラ ヒ ドロフラ ン ( 1 5 m l ) 溶 液に、 N—メ チルモルホ リ ン ( 0. 2 1 7 m l ) およびク ロ 口ぎ酸イ ソブチル (0. 2 5 6 m l ) のテ トラ ヒ ドロフラ ン (5 m l ) 溶液を加え、 1 5分間撹拌する。 次いで、 寒剤 (氷一食塩) 冷却下、 4 0 %N—メ チルァ ミ ン水溶液 (0. 7 5 6 m l ) を加え、 さ らに 2時間撹拌する。 反応液に 5 % 炭酸水素ナ ト リ ゥム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥 後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リカゲルカラムク ロ マ トで精製し、 標記化合物 2 1 3 m g (29. 4 % を得る。
m p 9 6. 0〜 1 0 4. 0 V
[ a ] D " 0 一 1 0. 3° ( c = 0. 4 7, メ タノール) I R (K B r , c m"1) 3 3 4 0, 3 0 7 8 , 1 6 8 5,
1 5 5 2, 1 3 9 1 , 1 3 6 5 , 1 2 4 2 参考例 6 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R ) — 2 — tert. -ブ ト キ シカルボニルァ ミ ノ — 3 —
[4一 ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ
ン酸べンジルア ミ ド (参考化合物 6— 2 )
実施例 1
( 2 R) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 1一 1 ) およ び (2 S) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 1 一 2)
氷冷下、 (2 R) — 2—ア ミ ノ ー 3— [4一 (N, N—ジ メ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸ニ塩酸塩 (参考 化合物 3— 1、 8 0 0 m g ) の 1 N水酸化ナ ト リ ウム ( 9. 7 6 m l ) —水 ( 1 6 m l ) 混合溶液に、 (2 S) — 3—べ ンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルク ロライ ド (参考化 合物 4一 1、 8 8 8 m g) を加え、 氷冷下で 1時間、 さ らに 室温で 2時間 3 0分撹拌する。 反応液を酔酸の添加によって 酸性と し、 齚酸ェチルで抽出する。 有機層を 5 %クェン酸水 溶液、 次いで飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ゥムで乾 燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リ カゲルカラムク ロマ トで精製 し、 標記の 2化合物をそれぞれ 1 4 7. 7 m g (化合物 1 — 1、 1 3. 2 %) 、 1 8 4. 2 m g (化合物 1 一 2、 1 6. 4 %) 得る。
• ( 2 R) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4一 (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 1 — 1 )
化合物 1 一 2および化合物 2— 3 3の ジァステ レオ異性 体
m p 1 8. 0〜 1 9. 4 V
2 0
[α] D 一 1 3 4. 8。 ( c = 0. 5 3, メ タ ノ ー ル)
I R (K B r , c m -—1- 丄) 3 3 4 3, 2 9 5 7 , 2 9 3 6, 2 4 6 6, 1 7 2 5, 1 6 7 5, 1 6 4 2, 1 5 1 5, 1 3 1 0, 1 2 1 3, 1 1 9 9, 1 0 0 0 · ( 2 S ) 一 2— [ ( 2 S ) — 3—べ ン ゾィ ルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] ー 3— [4一 ( N , N— ジメ チル ァ ミ ノ ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 1一 2 )
化合物 1 一 1の ジァステ レオ異性体ならびに化合物 2— 3 3の鏡像体
m p 9 3. 5〜 9 7. 5て
[ α ] D 2 0 — 1 2. 5° ( c = l . 0, メ タ ノ ール) I R (K B r , c m"1) 3 3 5 1 , 2 9 7 7, 2 9 3 3, 1 7 1 2, 1 6 5 8 , 1 5 1 5, 1 2 0 3 実施例 2
( 2 R) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—ベン ゾィ ルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [4— (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 1 → 化合物 1 一 1 と同一)
氷冷下、 ( 2 R) — 2 —ア ミ ノ ー 3 — [ 4 - (N, N—ジ メチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸ニ塩酸塩 (参考 化合物 3 — 1、 1 8 g) の塩化メチレン (5 0 0 m l ) — N. N—ジメチルホルムア ミ ド ( 1 0 0 m l ) 混合溶媒中の溶液 に、 ト リェチルァ ミ ン ( 1 5. 3 m l ) を加え撹拌する。 反 応液に ( 2 S ) — 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオ ン酸 ( 4一二 ト ロフ ニル) エステル (参考化合物 5 — 1、 1 8. 2 g ) の塩化メ チレ ン ( 1 0 0 m l ) 溶液を加え撹拌 する。 反応液の p Hが 9になるように ト リェチルア ミ ンを加 えつつ、 さ らに擾拌を室温で 5 日間続ける。 反応液を酔酸の 添加によって P H 3 と し、 酢酸ェチルで抽出する。 有機屢を 5 %クェン酸水溶液、 水、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ゥムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リ カ ゲルカラムク ロマ トで精製し、 標記化合物 9. 2 8 g ( 3 6. 7 %) を得る。 得られた化合物の物性は実施例 1で得られた 化合物 1 一 1 のそれと同じであった。 実施例 2 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R) 一 2 —べンゾィルチオァセチルア ミ ノ ー 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 2 )
[ ] D 0 - 3 7. 8 ° ( c = 0. 5 3, メタノール) I R ( F i 1 m, c m-1) 2 9 1 9 , 1 7 3 0, 1 6 6 6 , 1 5 2 1 , 1 2 0 9 , 9 1 4 , 7 5 4 , 6 8 9
• ( 2 R ) - 2 - ( 3—ベンゾィルチオプロピオニルァミ ノ) — 3 — [ 4 — (N , N—ジメチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プ 口 ピオン酸 (化合物 2 — 3 )
m p 9 8. 0〜 1 0 3. 0で
[a] 2 ϋ 0 66. ( c = 0. 49, メ タノール)
D
I R (K B r , c m一1) 3 3 4 4, 1 6 6 2 , 1 5 1 7, 4 0 3, 1 2 0 4, 9 1 4 , 6 8 6
• ( 2 R ) 一 2— (6—べンゾィルチオへキサノィルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プ ロ ピオ ン酸 (化合物 2— 4 )
• (2 R) — 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4一 (N—ェチルー N— メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 5)
• ( 2 R) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4一 (N—イ ソプロ ピル 一 N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 - 6 )
• ( 2 R) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4— (N— tert.-ブチル 一 N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 - 7 )
• ( 2 R) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—ベンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - (N, N—ジェチル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 8 )
[ a ] D 2 0 - 1 2 2. 0° ( c = 0. 4 5, メ タ ノ ー ル)
I R ( F i 1 m, cm—1) 33 06, 297 3, 1 66 1, 1 6 1 2, 1 5 1 9, 1 2 0 8, 9 1 4, 7 5 5, 6 9 0
• ( 2 S ) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 4一 [4一 (N, N— ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] 酪酸 (化合物 2— 9 )
[α ] D ^ 0 一 8 1. 6° ( c = 0. 5 1, メ タノ ール) I R (F i 1 m, cm"1) 33 06, 293 1, 1 7 3 3,
1 6 6 2, 1 5 2 1 , 1 4 4 7, 1 3 5 0, 1 2 0 8
• (2 S) — 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 6— [4一 (N, N— ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] へキサン酸 (化合物 2— 1 0 )
• ( 2 R ) 一 2— ( 3—べンゾィルチオ一 2, 2— ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N— ジメ チルア ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 1 1 )
• ( 2 R) - 2 - ( 3—べンゾィ ルチオ一 2, 2— ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [ 4 - (N—ェチルー N—メ チ ルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 1 2 )
• ( 2 R) - 2 - ( 3—べンゾィルチオ一 2, 2— ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ ) 一 3— [4— (N—イ ソプロ ピル一 N —メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 1 3)
• ( 2 R ) - 2 - ( 3—ベンゾィルチオ一 2, 2— ジメ チル
プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3 — [4一 ( N— tert. -ブチルー N ーメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 1 4 )
• ( 2 R ) - 2 - ( 3—べンゾィルチオ一 2, 2 - ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N— ジェチルア ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 1 5)
• ( 2 S ) - 2 - ( 3—べンゾィルチオ一 2, 2— ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 4一 [ 4 - ( N , N— ジメ チルア ミ ノ) ベン ジルチオ] 酪酸 (化合物 2— 1 6 )
• ( 2 S ) - 2 - ( 3—べンゾィルチオ一 2, 2— ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 6— [4一 (N, N— ジメ チルア ミ ノ) ベンジルチオ] へキサン酸 (化合物 2— 1 7)
• (2 S) — 2—べンゾィルチオァセチルア ミ ノ ー 3— [4 一 ( N , N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン 酸 (化合物 2— 1 8 )
• ( 2 S ) - 2 - (3—べンゾィルチオプロピオニルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 - 1 9) · ( 2 S ) — 2— (6—ベンゾィルチオへキサノィルァ ミ ノ) 一 3— [ 4 - (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 2 0 )
• ( 2 S ) 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3 — [ 4 — (N, N— ジ メ チル ァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 — 2 1 ) 化合物 2 — 4 6のジァステレオ異性体
[ a ] D 2 0 一 3 4. 4 ° ( c = 0. 3 9 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m一1) 3 3 0 5, 2 3 3 9 , 1 7 3 2, 1 6 6 1 , 1 2 0 8 , 1 1 0 0
• ( 2 S ) — 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 - (N—ェチルー N— メ チルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 — 2 2 )
• ( 2 S ) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 - (N, N—ジェチル ァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 2 3 )
• ( 2 S ) 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 4 一 [ 4 一 ( N, N—ジメ チル ァ ミ ノ ) ベン ジルォキシ] 酪酸 (化合物 2 — 2 4 )
• ( 2 S ) - 2 - [ ( 2 S ) — 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 6 — [ 4 - ( N , N—ジメ チル ァ ミ ノ ) ベンジルォキシ] へキサ ン酸 (化合物 2 — 2 5 )
• ( 2 S ) - 2 - ( 3 —ベンゾィルチオ一 2 , 2 —ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3 — [ 4 — (N, N—ジメ チルア ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 — 2 6 )
• ( 2 S ) - 2 - ( 3 —べンゾィルチオ一 2 , 2 — ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3 — [ 4 - (N—ェチル一 N —メ チ ルァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (化合物 2 - 2 7 )
• ( 2 S ) 一 2 — ( 3 —べンゾィルチオ一 2, 2 — ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3 — [ 4 一 (N , N— ジェチルア ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 2 8 )
• ( 2 S ) — 2 — ( 3 —べンゾィルチオ一 2 , 2 — ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 4 — [ 4 - ( N , N— ジメ チルア ミ ノ) ベ ン ジルォキシ] 酪酸 (化合物 2 — 2 9 )
• ( 2 S ) 一 2 — ( 3 —べンゾィルチオ一 2, 2 — ジメ チル プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 6 — [ 4 — (N , N— ジメ チルア ミ ノ) ベンジルォキシ] へキサン酸 (化合物 2 — 3 0 )
• ( 2 R) 一 2 — [ ( 2 S ) — 2 —ベンゾィルチオプロ ピオ ニルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 - (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2 — 3 1 )
化合物 2 — 3 2のジァステレオ異性体
[ a ] D ム 0 - 9 7. 9。 ( c = 0. 1 9 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m—1) 3 3 6 7 , 2 9 3 0 , 1 7 3 0 , 1 6 6 2 , 1 5 8 1 , 1 4 4 7
• ( 2 R ) - 2 - [ ( 2 R ) 一 2 —ベ ンゾィルチオプロ ピオ ニルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 - (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 3 2 )
化合物 2— 3 1のジァステレオ異性体
[ α ] D 2 0 + 6. 5 ( c = 1. 0, メ タノ ール) I R (F i l m, c m"1) 3 3 38, 2929, 1 7 3 1,
1 6 6 1 , 1 5 8 1 , 1 4 4 7
• ( 2 R) 一 2— [ ( 2 R) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - ( N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 3 3 ) 化合物 1 一 1のジァステレオ異性体ならびに化合物 1一 2の鏡像体
m p 9 3. 5〜 9 5. 5 V
[ α ] D 2 0 + 8. 7 c = 0. 4 9, メ タ ノ ール) I R (K B r , c m—1) 3 3 5 1. 2 9 7 8, 2 9 3 3, 1 7 1 0, 1 6 5 8, 1 5 1 5, 1 2 0 3
• ( 2 R) - 2 - [ ( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2— ェチルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チ ルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 3 4)
I R (F i 1 m, c m_ 33 07, 2964, 29 32, 1 7 3 2, 1 6 6 1 , 1 6 1 2 , 1 5 8 1 , 1 2 0 8, 9 1 4, 7 5 5, 6 9 0
• (2 R) — 2— [ ( 2 R S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2— プロ ピルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [ 4 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 3 5)
I R (F i 1 m, c m 3 3 2 7, 295 7, 2 9 3 0, 1 7 3 1 , 1 6 6 2 , 1 6 1 3, 1 5 8 1 , 1.5 2 1 , 1 3
5 0
• ( 2 R) 一 2— [ ( 2 R S ) 一 3—ベンゾィ ルチオ一 2— イ ソ プロ ピルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4一 ( N , N— ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 3 6 )
I R (F i 1 m, cm"1) 3 3 07, 1 73 1, 1 660, 1 5 2 1 , 1 3 5 0 , 1 2 0 8 · (2 R) — 2— [ (2 R S) — 3—べ ンゾィ ルチオ一 2— ベン ジルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4— (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 - 3 7)
I R (F i 1 m, c m一1) 33 06, 292 1, 1 732, 1 6 6 1 , 1 5 2 1, 1 2 0 7 , 9 1 2 , 7 5 2, 6 8 7
• ( 2 R) 一 2— [ (2 R S) — 3—べ ンゾィ ルチオ一 2— フ エネチルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4— (N, N—ジ メ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 3 8)
I R (F i l m, c m-1) 3 3 06, 2924, 1 7 3 3, 1 6 6 1 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 4 4 8, 1 2 0 7 , 9 1 3, 7 5 2 , 6 8 9
• ( 2 R) — 2— [ ( 3 R S ) 一 3—ベ ンゾィ ルチオ ブチ リ ルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4一 (N, N—ジ メ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 3 9 )
I R ( F i 1 m, c m-1) 3 3 0 5, 2924, 1 72 8,
1 6 6 0 , 1 6 1 4 , 1 5 2 1 , 1 4 4 7. 1 2 1 0
• ( 2 R) 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —べンゾィルチオ一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 3 — (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 4 0 )
[ ] D 2 0 一 1 0. 5° ( c = 0. 4 9, メ タノール)
I R ( F i 1 m, c m-1) 3 3 0 6, 2 9 7 1 , 1 7 3 2,
1 6 6 1 , 1 5 8 0 , 1 4 4 8
• ( 2 R) - 2 - ( 4 一べンゾィルチオプチ リ ルァ ミ ノ) 一 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 — 4 1 )
[ a ] D " 0 一 4 4. 0 ° ( c = 0. 5 7 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m"1) 3 3 2 6, 2 9 2 4, 1 7 3 0,
1 6 6 0, 1 6 1 2, 1 5 2 1 , 1 2 0 8, 9 1 4, 7 5 5,
6 9 0
• ( 2 R) - 2 - [ ( 2 S or 2 R) 一 4 一べンゾィルチオ — 2 —メ チルプチ リ ルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 — (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 4 2 ) 化合物 2 — 4 3のジァステレオ異性体
[ a ] - 1 5. 0 ° ( c = 0. 2 5 , メ タノール)
I R ( F i 1 m, c m—1) 3 3 0 8 , 2 9 3 0, 1 7 3 2. 1 6 6 0 , 1 5 2 1 , 1 2 0 9 , 9 1 3 , 7 5 5 , 6 9 0
( 2 R ) 一 2 — [ ( 2 R or 2 S ) 一 4 —ベンゾィルチオ 2 —メ チルプチ リ ルァ ミ ノ ] 一 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ
チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 2 - 43) 化合物 2— 4 2のジァステ レオ異性体
[a ] D 2 0 一 66. 5° (c = 0. 25, メ タノール) I R C F i 1 m, c m-1) 3 3 06, 29 3 1, 1 7 3 1,
1 6 6 0 , 1 5 2 1 , 1 2 0 8 , 9 1 3 , 7 5 4, 6 9 0
• ( 2 S ) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [4— ( N , N— ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 4 4 → 化合物 1 一 2と同一)
• ( 2 S ) - 2 - [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [3— (N, N— ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 2— 4 5)
• ( 2 R) 一 2— [ ( 2 S ) — 3 —ベンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [4— (N, N— ジメ チル ァ ミ ノ ) ベン ジルォキシ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 4 6) 化合物 2 — 2 1のジァステレオ異性体 実施例 3
( 2 R ) 一 3— [ 4一 ( N , N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ ] — 2 — [ ( 2 S ) 一 3— メ ルカプ ト 一 2— メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 1 )
( 2 R ) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4一 ( N , N— ジメ チル ァ ミ ノ) ベン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 1 一 1、 9. 1 g ) に 2 8 %アンモニア水溶液 (9 1 m l ) を加え、 室温 で 1時間撹拌する。 反応液を減圧濃縮してアンモニアを留去 し、 得られる水溶液を酢酸ェチルで洗浄する。 次いで、 反応 液を鲊酸の添加によって p H 4とし、 酢酸ェチルで抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ゥムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシリ カゲルカラムク ロマ ト で精製し、 標記化合物 5. 7 5 g ( 8 1. 4 %) を得る。
化合物 3— 2および化合物 3— 3 5のジァステレオ異性 体
m p 1 0 4. 4〜: L 0 5. 8 V
[a] D 2 0 - 7 3. 7° ( c = l . 0, メ タ ノ ール) I R (K B r, c m一1) 3 3 6 2, 2 9 6 6 , 2 9 2 9, 2 9 0 0, 2 5 4 2, 1 7 0 7, 1 6 4 4, 1 5 2 3 , 1 2 1 7 実施例 3と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 S) — 3— [4一 (N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト 一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 2 )
化合物 3— 1のジァステ レオ異性体な らびに化合物 3— 3 5の鏡像体
m p 8 9. 5〜 9 1. 5 V
[ a ] D 2 0 + 42. 2° ( c = 0. 4 7, メ タノール)
I R (K B r , c m 1) 3 3 6 9, 2 9 7 6 , 2 9 3 0, 2 5 5 2, 1 7 0 9 , 1 6 5 1 , 1 5 1 5, 1 4 5 5, 1 3
一 4
4 7
• ( 2 R ) 一 3 - [ 4 — (N , N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2 — メ ルカプ ト ァセチルァ ミ ノ プロ ピオ ン酸 (化 合物 3 — 3 )
[な ] D 2 0 - 3 5. 3 ° ( c = 0. 5 5 , メ タ ノ ール) I R ( F i l m, c m-1) 3 3 0 5 , 2 9 1 9 , 1 7 2 8, 1 6 5 1 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 3 4 9 , 1 2 1 8 , 7 5 4
• ( 2 R ) - 3 - [ 4 一 ( N , Ν—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2 — ( 3 —メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 4 )
[ a ] D 2 0 - 5 6. 5 ° ( c = 0. 5 0 , メ タ ノ ール) I R ( F i l m, c m"1) 3 3 0 5, 2 9 1 8 , 1 7 2 8,
1 6 5 0, 1 6 1 2, 1 5 2 1 , 1 3 5 0, 1 2 1 7 , 7 5
3
• ( 2 R) 一 3 — [ 4 — ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2 — ( 6 —メ ルカ プ トへキサ ノ ィ ルァ ミ ノ ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 5 )
• ( 2 R ) 一 3 — [ 4 - ( N—ェチルー N—メ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] — 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —メ ルカ プ ト一 2 —メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 6 )
• ( 2 R ) — 3 — [ 4 — (N—イ ソプロ ピル一 N—メ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ ] 一 2 — [ ( 2 S ) — 3 —メ ルカ プ ト一
2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 3— 7 )
• (2 R) — 3— [4一 (N— tert.-ブチルー N—メ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカブ ト一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 3— 8 )
• ( 2 R ) - 3 - [ 4 - (N, N—ジェチルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] — 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 9 )
[ a ] D " 0 - 54. 0° ( c = 0. 54, メ タノール) I R ( F i 1 m, c m一1) 33 0 7, 2972, 1 654,
1 6 1 2, 1 5 1 9 , 1 3 9 9 , 1 2 6 7, 1 1 9 6, 1 1 5 4, 8 1 6, 6 6 6
• ( 2 S ) — 4一 [4一 ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト 一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] 酷酸 (化合物 3— 1 0)
m p 1 1 1. 5〜 : L 1 5. 0
[a] D " 0 - 36. 2° ( c = 0. 4 9, メ タノ ール) I R (K B r , c m"1) 3 3 0 2 , 2 9 7 3 , 2 9 2 6,
2 5 5 6 , 1 7 2 8 , 1 7 0 9, 1 6 4 7, 1 5 2 5 , 1 2 4 2
• ( 2 S ) 一 6— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) — 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] へキサン酸 (化合物 3— 1 .1 )
• ( 2 R ) 一 2— (2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 1 2)
• ( 2 R) 一 3— [ 4 - (N—ェチルー N - メ チルァ ミ ノ ) ベン ジルチオ] 一 2— ( 2 , 2—ジメ チル一 3—メ ルカプ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 1 3 )
• ( 2 R ) 一 2— (2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ) 一 3— [4一 (N—イ ソ プロ ピル一 N—メ チルァ ミ ノ ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸 (化合物 3— 1 4)
• ( 2 R ) 一 3— [4一 ( N— tert. -プチルー N—メ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] 一 2— (2 , 2—ジメ チルー 3—メ ル カ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 1 5)
• ( 2 R) - 3 - [ 4 - (N, N—ジェチルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2— ( 2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカ プ ト プロ ピ ォニルァ ミ ノ ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 1 6 )
• ( 2 S ) 一 2— (2 , 2—ジメ チルー 3—メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ) 一 4— [ 4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ ] 酪酸 (化合物 3— 1 7 )
• ( 2 S ) ー 2— ( 2, 2—ジメ チル一 3—メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ) 一 6— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] へキサ ン酸 (化合物 3— 1 8 )
• ( 2 R) 一 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) 一 2 — メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 1 9 )
化合物 3 — 2 0の ジァステ レオ異性体
[ a ] D " 0 一 5 3. 9 ° ( c = 0. 1 6 , メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m一1) 3 3 0 6 , 2 9 2 6 , 2 5 5 0, 1 7 2 8 , 1 6 5 9 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 · ( 2 R ) 一 3 — [ 4 一 ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジ ルチオ ] 一 2 — [ ( 2 R ) 一 2 — メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 2 0 )
化合物 3 — 1 9 の ジァステ レオ異性体
[ a ] D 0 - 3 6. 5 ° ( c = 0. 2 6 , メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m_i) 3 3 0 6 , 2 9 2 6 , 2 5 5 2 ,
1 7 2 9 , 1 6 5 9 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1
• ( 2 R) - 3 - [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 R ) 一 3 —メ ルカ プ ト一 2 — メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 2 1 )
化合物 3 — 1 の ジァステ レオ異性体ならびに化合物 3 — 2 の鏡像体
m p 9 1 . 5〜 9 2. 5
[ ] D 2 0 一 4 3. 2 ° ( c = 0. 3 1 , メ タ ノ ール) I R (K B r , c m—1) 3 3 6 8 , 2 9 7 6 , 2 9 3 0,
2 5 5 7 , 1 7 0 8, 1 6 5 1 , 1 5 1 5 , 1 4 5 5 , 1 3 4 6
• ( 2 R) 一 3— [4— (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 R S ) — 2—ェチル一 3—メ ルカ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 2 2 )
I R (F i 1 m, c m一1) 33 05, 296 3, 2 9 3 0, 1 7 3 1 , 1 6 5 6 , 1 6 1 2, 1 5 2 2, 1 3 5 0. 1 2 1 6, 7 5 5
• ( 2 R ) - 3 - [ 4 - (N, N -ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ ] 一 2 — [ ( 2 R S ) 一 3—メ ルカ プ ト一 2—プロ ピ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 2 3)
I R (F i l m, cm一1) 3 3 05, 295 7, 2 93 0, 2 5 5 7 , 1 7 2 9 , 1 6 5 1 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1
• ( 2 R ) 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 R S ) 一 2—イ ソ プロ ピル一 3—メ ル カ プ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 3— 24)
I R ( F i 1 m, c m一1) 33 06, 255 5, 7 30, 6 5 3 , 1 5 2 1 , 1 3 5 0, 1 2 1 7
• ( 2 R ) - 2 - [ ( 2 R S ) — 2—ベ ン ジル一 3—メ ルカ ブ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [4— (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ ) ベ ン ジルチオ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3— 2 5)
I R ( F i l m, c m—1) 33 05, 292 2, 1 72 9, 1 6 5 1 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1, 1 3 5 0, 1 2 1 8 , 8 2 1, 7 5 3 , 7 0 1
• ( 2 R) 一 3— [ 4— (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ
ルチオ] — 2 — [ ( 2 S or 2 R) — 2 —フエネチルー 3 — メ ルカプ トプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 2 6 ) 化合物 3 — 2 7 のジァステレオ異性体
[ a ] D 2 0 一 3 4. 2 ° ( c = 0. 8 7 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m~x) 3 3 0 6 , 2 9 2 6 , 1 7 3 1 , 1 6 5 2 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 4 5 4 , 1 3 5 0 , 1 2 1 7, 7 5 3 , 7 0 0
• ( 2 R) 一 3 — [ 4 - ( N, N— ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 R or 2 S ) 一 2 —フ エネチルー 3 — メ ルカプ ト プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 3 — 2 7 )
化合物 3 — 2 6のジァステレオ異性体
[ ] D ム 0 - 5 3. 4 ° ( c = 0. 7 4 , メ タノール) I R ( F i l m, c m_1) 3 3 0 6 , 2 9 2 5 , 1 7 3 0 ,
1 6 5 1 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 4 5 4, 1 3 5 0 , 1 2
1 8 , 7 5 3 , 7 0 0
• ( 2 R) 一 3 — [ 4 一 (N, N — ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 3 R S ) 一 3 —メ ルカプ ト プチ リ ルア ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 2 8 )
I R ( F i l m, c m一1) 3 3 0 6 , 2 9 2 2 , 2 5 5 4, 1 6 5 1 , 1 5 2 2 , 1 4 4 6 , 1 3 5
• ( 2 R ) 一 3 — [ 3 — ( N, N — ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 — メ ルカプ ト 一 2 —メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 2 9 )
[ a ] D 0 一 7 0. 8 ° ( c = 0. 4 6 , メ タノール)
I R ( F i 1 m, c m-1) 3 3 0 6, 2 9 7 2 , 2 5 5 7 , 1 7 2 9 , 1 6 5 8 , 1 6 0 3 , 1 4 3 9 , 8 5 1
• ( 2 R) 一 3 — [ 4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] — 2 — ( 4一メ ルカ プ ト プチ リ ルァ ミ ノ ) プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 3 0 )
[ a ] D 2 0 — 4 5. 4 ° ( c = 0. 4 8, メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m"1) 3 3 0 6 , 2 9 2 3 , 1 7 2 3 , 1 6 1 2 , 1 5 2 2, 1 4 1 4 , 1 3 5 0 , 1 2 2 4 , 9 4 6 , 8 2 2
• ( 2 R) 一 3 — [ 4一 ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S or 2 R) 一 4一メ ルカ プ ト一 2 — メ チルプチ リ ルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 3 1 ) 化合物 3 — 3 2 の ジァステ レオ異性体
[ a ] D 2 0 - 3 3. 9 ° ( c = 0. 3 2 , メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m一1) 3 3 0 5, 2 9 3 1 , 1 7 3 1 , 1 6 5 0 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1, 1 3 4 9 , 1 2 1 5 , 9 4 6 , 8 2 1. 7 5 4
• ( 2 R) 一 3 — [ 4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベ ン ジ ルチオ] _ 2 — [ ( 2 R or 2 S ) 一 4 —メ ルカ プ ト 一 2 — メ チルプチ リ ルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 3 2 ) 化合物 3 — 3 1 の ジァステ レオ異性体
[ α ] D 2 0 一 6 8. l ° ( c = 0. 9 3 , メ タ ノ ール) I R ( F i 1 m, c m—1) 3 3 0 6, 2 9 3 2, 1 7 3 0 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 2 1 7 , 9 4 7. 8 2 1 , 7 5 5
実施例 4
( 2 R S ) 一 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— [ (2 S) — 3—メ ルカプ ト一 2—メ チ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ビオン酸 (化合物 4一 1 )
( 2 S ) - 2 - [ ( 2 S ) — 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルォキシ] プロ ピオン酸 (化合物 2— 3 3 8 5 m g ) に 2 8 %ア ンモニア水溶液 (2 m l ) を加え、 室 温で 2 0分間撹拌する。 反応液を減圧濃縮してアンモニアを 留去し、 得られる水溶液をジェチルエーテルで洗浄する。 次 いで、 反応液を酢酸の添加によって酸性と し、 酢酸ェチルで 抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リ カゲル カラムク ロマ トで精製し、 標記化合物 1 l m g (1 6. 9 %) を得る。
I R (F i l m, c m"1) 33 1 7, 29 30, 2 360, 1 7 3 0 , 1 5 2 3 , 1 1 0 2 , 8 1 1 実施例 4 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• (2 R S ) - 3 - [4一 ( N , N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2—メ ノレカプ トァセチルア ミ ノ プロ ピオ ン酸
(化合物 4 一 2 )
• ( 2 R S ) - 3 - [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン
ジルォキシ] 一 2— (3—メ ルカプ トプロ ピオニルァ ミ ノ) プロ ピオン酸 (化合物 4一 3 )
• ( 2 R S ) - 3 - [4— (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— (6—メ ルカプ トへキサノ ィルァ ミ ノ) プロ ピオ ン酸 (化合物 4一 4 )
• ( 2 R S) — 3— [4一 (N—ェチルー N—メチルァミ ノ) ベンジルォキシ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2— メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 4一 5)
• (2 R S) - 3 - [4一 (N, N—ジェチルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 4一 6 )
• (2 R S) - 4 - [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト 一 2—メ チ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] 骼酸 (化合物 4一 7)
• ( 2 R S ) 一 6— [4— (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] へキサン酸 (化合物 4— 8)
• ( 2 R S) — 2— ( 2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカプ トプ 口 ピオニルァ ミ ノ) ー 3— [ 4 - (N, Ν—·ジメチルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] プロ ピオ ン酸 (化合物 4一 9 )
• (2 R S) — 3— [4一 (N—ェチルー N—メチルァ ミ ノ)
ベンジルォキシ] 一 2— (2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカブ トプロ ピオニルァ ミ ノ) プロ ピオン酸 (化合物 4一 1 0)
• ( 2 R S ) - 3 - [4一 (N, N—ジェチルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— (2 , 2—ジメ チルー 3—メ ルカプ トプ 口 ピオニルァ ミ ノ) プロ ピオ ン酸 (化合物 4一 1 1 )
• (2 R S) — 2— (2, 2—ジメ チル一 3—メ ルカプ トプ 口 ピオニルァ ミ ノ) 一 4一 [4一 (N, N—ジメチルァミ ノ) ベンジルォキシ] 酪酸 (化合物 4一 1 2 )
• (2 R S) — 2— (2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカプ トプ 口 ピオニルァ ミ ノ) 一 6— [4一 (N, N—ジメチルァミ ノ) ベンジルォキシ] へキサン酸 (化合物 4 - 1 3
• (2 R S) - 3 - [ 3 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベン ジルォキシ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チ ルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 4一 1 4) 実施例 5
( 2 R) 一 2— [ (2 S) — 3—ベンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] ー 3— [4一 ( N , N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸メ チルア ミ ド (化合物 5 - 1 )
( 2 R) 一 2— tert._ブ トキシカルボニルァ ミ ノ _ 3—
(以下余白)
10
15
20
25
[4一 ( N , N—ジメチルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸メ チルア ミ ド (参考化合物 6— 1、 2 0 0 m g ) に 4 N 塩酸 Zジォキサン ( 1. 5 m l ) を加え、 室温で 1時間撹拌 する。 反応液を減圧濃縮し、 得られる油状物を塩化メ チレン (5 m l ) に溶解する。 氷冷化、 この溶液に N—メチルモル ホリ ン ( 0. 1 1 9 m 1 ) 、 1ー ヒ ドロキシベンゾ ト リアゾ ール ( 1 0 9 m g:) 、 (2 S) — 3—べンゾィルチオ一 2— メ チルプロ ピオン酸 ( 1 8 2 m g) 、 1 —ェチルー 3— (3 ージメ チルァ ミ ノ プロ ピル) カルポジイ ミ ド塩酸塩 ( 1 3 5 m g) 、 N—メチルモルホ リ ン ( 0. 0 7 7 m l ) を順に加 え、 室温で一晚攬拌する。 反応液に 5 %炭酸水素ナ ト リ ウム 水溶液を加えた後、 酢酸ェチルで抽出する。 有機層を 5 %炭 酸水素ナ ト リ ゥム水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシリ 力ゲルカラムク ロマ トで精製し、 標記化合物 1 7 O m g ( 6
6. 4 %) を得る。
m p 1 3 7. 0〜: L 5 5. 0 V
[ a ] D 2 0 一 99. 7° (c = 0. 49, メタノール) I R (K B r , c m—1) 3 2 8 1 , 3 0 6 6 , 1 6 4 0, 1 5 2 1 , 1 4 1 0 実施例 5と同様の方法を用いて以下の化合物が得られる。 • ( 2 R) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—べンゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] — 3— [4一 ( N , N—ジメチル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオ ン酸べンジルア ミ ド (化合 物 5 - 2 ) 実施例 6
(2 R) — 3— [4 - ( N , Ν -ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸メ チルア ミ ド (化合物 6—
( 2 R) 一 2— [ ( 2 S ) 一 3—べン ゾィルチオ一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] ー 3— [4一 (N, N—ジメ チル ァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸メ チルア ミ ド (化合物 5— 1、 5 0 m g ) のメ タ ノ ール (2 m l ) 溶液に、 1 N水 酸化ナ ト リ ウム ( 0. 1 3 m l ) を加え、 室温で 1 5分間拢 拌する。 反応液を 5 %ク ェ ン酸水溶液の添加によって p H 7 と した後、 減圧濃縮する。 得られる油状物に水を加え、 舴酸 ェチルで抽出する。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸 マグネ シウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 標記化合物 1 8 m g (4 6. 2 %) を得る。
m p 1 33 33. 0〜 : L 3 7. 0 V
2 0
D - 4 3. 8 ( c = 0. 2 0, ク ロ 口ホル ム)
- 1
I R (K B r , c m ) 3 2 9 2, 2 5 5 6, 1 6 3 9 , 5 2 4 , 1 3 5 5 実施例 6 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R ) 一 3— [ 4 - (N, N—ジメ チルァ ミ ノ ) ベン ジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S ) — 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸べ ン ジルア ミ ド (化合物 6
一 2 ) 実施例 7
( 2 R) 一 3 — [ 4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) — 2—メ チルー 3—メ チルチオブ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 7 — 1 )
H
3C-S-CH
2
氷冷下、 ( 2 R) — 3— [4一 (N, N—ジメチルァミ ノ) ベンジルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 3 — 1、 3 O O m g ) のエタノ ール ( 6. 4 m l ) 溶液に、 2 N水酸化 ナ ト リ ウム ( 0. 8 4 m l ) を加え、 さ らにヨ ウ化メ チル ( 0. 0 5 2 m l ) のエタノ ール ( 2 m l ) 溶液を滴下した 後、 2 5分間撹拌する。 反応液を 5 %クェン酸水溶液の添加 によって p H 4 と し、 酢酸ェチルで抽出する。 有機層を 5 % クェン酸水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、 減圧濃縮する。 得られる油状物をシ リ カゲル力 ラムク ロマ 卜で精製し、 標記化合物 1 4 3 m g (5 0. 3 %) を得る。
[ ] D 2 0 - 7 6. 1 ° ( c = 0. 3 1 , メ タノール) I R ( F i 1 m, c m一1) 3 3 0 6, 2 9 7.0, 1 8 9 0, 1 7 3 1. 1 6 5 0 , 1 5 2 2 , 1 4 2 4 , 1 1 3 0 , 6 6 8 実施例 7 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R) 一 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —べンジルチオ一 2 —メ チル プロ ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸 (化合物 7 — 2 )
[ a ] D 2 0 一 4 9. 1 ° ( c = 0. 5 1 , メ タノール) I R ( F i l m, c m一1) 3 3 0 7, 2 9 1 7 , 1 7 3 0, 1 6 5 7 , 1 6 1 2 , 1 5 2 1 , 1 4 5 3 , 1 3 5 1 , 1 2 1 7 , 7 5 5 , 7 0 3 実施例 8
( 2 R ) 一 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) 一 3 —メ ルカプ ト一 2 —メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸ェチルエステル (化合物 8 一 1 )
( 2 R) — 3 — [ 4 一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2 — [ ( 2 S ) — 3 —メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオ ン酸 (化合物 3 — 1、 3 0 0 m g ) および P- トルエンスルホン酸一水和物 ( 2 4 0 m g ) のエタ ノ ール ( 1 0 m l ) 溶液に、 無水硫酸ナ ト リ ウム ( 3 g ) を加え、 3時間 3 0分間加熱還流する。 硫酸ナ ト リ ウム を滅過によ り除去し、 濂液を減圧濃縮する。 得られる油状物 に 5 %炭酸水素ナ ト リ ゥム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出 する。 有機層を 5 %炭酸水素ナ ト リ ウム水溶液、 5 %クェン 酸水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ウムで乾燥 後、 減圧濃縮し、 標記化合物 2 1 1 m g ( 6 5. 3 %) を得
る o
m p 6 0. 5〜 6 4. 0 V
[ a ] D ^ 0 一 84. 5° (c = 0. 48, メ タノール) I R (K B r , c m一1) 3 2 9 5, 2 9 7 4 , 2 5 7 4, 1 7 2 2, 1 6 4 8, 1 5 2 4, 1 4 4 6, 1 0 5 8, 8 1
実施例 8 と同様に操作し、 下記化合物を得る。
• ( 2 R) 一 3— [ 4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジ ルチオ] 一 2— [ ( 2 S) — 3—メ ルカプ ト一 2—メ チルプ 口 ピオニルァ ミ ノ ] プロ ピオン酸べンジルエステル (化合物
8 - 2 )
• (2 R) — 2— ( 2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカプ トプロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸ェチルエステル (化合物 8— 3)
• ( 2 R) 一 2— ( 2, 2—ジメ チルー 3—メ ルカプ トプロ ピオニルァ ミ ノ) 一 3— [4一 (N, N—ジメ チルァ ミ ノ) ベンジルチオ] プロ ピオン酸べンジルエステル (化合物 8— 4)
[製剤例]
本発明化合物の経口剤および注射剤の一般的な製剤例を以 下に示す。
1 ) 錠剤
処方 1 1 0 0 m g中
本発明化合物 l m g
? L糖 6 6 . 4 m g ト ウモロ コ シデンプン 2 0 m g カルボキシメ チルセルロース カルシウム 6 m g ヒ ドロキシプロ ピルセルロース 4 m g ステア リ ン酸 マグネシウム 0 . 6 m g 上記処方の錠剤に、 コーティ ング剤 (例えば、 ヒ ドロキシ プロ ピルメ チルセルロース、 マク ロゴール、 シ リ コ ン樹脂等 通常のコーティ ング剤) 2 m gを用いてコーティ ングを施し、 目的とする コーティ ング錠を得る (以下の処方の錠剤も同じ) 処方 2 1 0 0 m g中
本発明化合物 0 m g 乳糖 6 2 . 4 m g ト ウモロ コ シデンプン 2 0 m g カルボキシメ チルセルロース カルシウム 6 m g ステア リ ン酸 マグネシウム 0 . 6 m g ヒ ドロキシプロ ピルセルロース 4 m g コ ーティ ング剤 2 m g 処方 3 1 0 0 m g中
本発明化合物 2 0 m g 乳糖 5 1 m g ト ウモロ コ シデンプン 1 5 m g カルボキシメ チルセルロース カルシウム 5 m g ヒ ドロキシプロ ピルセルロース 5 m g ステア リ ン酸 マグネシウム 1 m g タルク 1 m g
コーティ ング剤 2 m g 処方 4 1 0 0 m g中
本発明化合物 4 0 m g 糖 3 4 m g ト ウモロ コ シデンプン 1 0 m g カルボキシメ チルセルロース カルシウム 5 m g ヒ ドロキシプロ ピルセルロース 5 m g ステア リ ン酸 マグネシウム 2 m g タルク 2 m g コーティ ング剤 2 m g 処方 5 2 2 0 m g中
本発明化合物 0 0 m g 乳糖 6 7 m g ト ウモロ コ シデンプン 2 0 m g カルボキシメ チルセルロース カルシウム 1 0 m g ヒ ドロキシプロ ピルセルロース 1 0 m g ステア リ ン酸 マグネシウム 4 m g タノレク 4 m g コーティ ング剤 5 m g ) カプセル剤
処方 1 1 5 0 m g中
本発明化合物 5 m g 乳糖 4 5 m g 本発明化合物と乳糖の混合比を変える により、 本発明
化合物の成分量が 1 0 m gZカプセル、 30 m gZカプセル、 5 0 m gZカプセル、 l O O m g Zカプセルであるカプセル 剤を調製する。
3) 顆粒剤
処方 1 1 0 0 m g中
本発明化合物 3 0 m g マンニ トール 4 6. 5 m g ポ リ ビニルピロ リ ドン - 3 0 7 m g オイ ドラギッ ト R L 1 5 m g ト リ ァセチ ン 1. 5 m g 処方 2 1 3 0 m g中
本発明化合物 5 0 m g ? L 5 5 m g ハ *レイ シ ョ デンプン 2 0 m g ヒ ドロキシプロ ピルセル口一ス 4 m g タルク 微量 4 ) 注射剤
処方 1 1 0 m 1 中
本発明化合物 1 0〜 0 0 m g 塩化ナ ト リ ウム 9 0 m g 水酸化ナ ト リ ウム 適量 滅菌精製水 S.
[薬理試験]
L T A ヒ ドロ ーゼ活性の測定法と して、 基質と して L
4
T A 4を用い、 酵素反応で生じる L T B 4量を測定すること で酵素活性を測定する Izumiらの方法が知られている (Bioc hem. Biophys. Res. Commun. , 135, 139-145 (1986) ) 0 そこで、 この文献に記載された方法に準じて、 本発明化合物 の L T A 4 t ドロラーゼへの作用を検討した。
(実験方法)
酵素標品と しては、 Izumi らの方法 (Biochem. Biophys. Res. Commun. , 135,_ 139-145 (1986) ) および Evansらの方 法 (Biochem. Biophys. Acta, 840, 43-50 (1985) ) に準じ て、 以下の方法によりモルモッ ト肺から粗抽出したものを用 いた。
H a r t 1 e y系モルモッ ト (体重 3 3 0 g ) から肺を摘 出し、 氷冷下、 肺重量の 3倍量の リ ン酸緩衝液 ( 5 0 mM、 p H 7. 4、 I mMのエチ レンジァ ミ ン四酢酸 ( E D T A) および I mMのジチオ ト レイ トール (D T T) を含む) 中で ホモジナイズした後、 2 0分間低速遠心 ( 8 0 0 X g ) 、 2 0分間高速遠心 ( l O O O O x g ) さ らに 6 0分間超遠心 ( 1 0 0 0 0 0 x g、 6 0分) して上清を得た。 氷冷下、 こ の上清を、 これに飽和硫酸アンモニゥム水溶液 ( p H 7. 0 〜 7. 2、 1 mMの D T Tを含む) を滴下することによって、 4 0 %飽和と した後、 2 0分間高速遠心 ( l O O O O x g ) した。 さ らにその上清を、 これに飽和硫酸アンモニゥム水溶 液 ( p H 7. 0〜 7. 2、 I m Mの D T Tを含む) を滴下す るこ とによ っ て、 7 0 %飽和と した後、 2 0分間高速遠心 ( 1 0 0 0 0 g ) した。 得られたペレ ッ トを ト リ ス一酢酸 緩衝液 ( 2 0 m M、 p H 7. 8、 I mMの D T Tを含む) 2 m 1 に溶解し、 2 リ ッ トルの同溶液中で透析するこ とによ り 酵素標品を得た。
基質である L T A 4 は、 L T A 4 メチルエステルを加水分 解する こ とにより調製し、 エタ ノ ールに溶解したものを用い た。
次に、 本発明化合物の酵素標品への作用を検討するため、 表 1の組成の混合溶液を用いて下記の反応条件で反応させた。
上記溶液 5 0 / 1 を 3 7 で 1分間イ ンキュベーシ ョ ン し た。 氷冷下、 反応液にァセ トニ ト リル一エタノ ール—舴酸混 合液 ( 1 5 0 : 5 0 : 3, 容積比) 1 0 0 1 を加え、 — 2 0 で 3 0分間放置した後、 5分間高速遠心 ( 1 0 0 0 0 X g) して上清を得た。 その上清中の L T B
4生成量を高速液 体ク ロマ トグラフィ 一にて測定した。
披験化合物の L T A 4 t ドロラーゼに対する阻害作用の程 度は、 下記の式より求めた阻害率で示す。
A - B
阻害率 (%) X 0 0
A
A : 被験化合物非存在下でのし T B 生成量
B : 被験化合物存在下での L T B 4生成量
(結果)
表 2に実験結果の一例と して、 化合物 3— 1、 化合物 3— 3、 化合物 3— 9、 化合物 3— 1 9、 化合物 3— 2 1、 化合 物 3— 2 2、 化合物 3 - 2 3、 化合物 3 - 2 4、 化合物 3 - 2 6、 化合物 3— 2 7、 化合物 3— 2 8および化合物 8— 1 において、 L T A , ヒ ドロラーゼを 5 0 %阻害するのに要し た濃度 ( I c 5 n) を示す。
表 2
表 2に示されるように、 本発明化合物はし丁八
4 ヒ ドロ ーゼ活性を低濃度で顕著に阻害する が認められた 上記の薬理試験から、 本発明化合物は優れた L T A
4 ヒ ド 口ラ一ゼ阻害作用を有しており、 医薬、 特に L T B
4が関与
する疾患である リ ゥマチ、 乾癬、 炎症性腸疾患、 痛風、 囊胞 性線維症等の炎症性疾患の治療剤と して優れたものであるこ とが期待される。 産業上の利用可能性
本発明によって、 L T A 4 ヒ ドロラーゼに対して阻害作用 を有し、 医薬、 特に L T B 4が関与する疾患であるリ ウマチ、 乾癬、 炎症性腸疾患、 痛風、 囊胞性線維症等の炎症性疾患の 治療剤と して有用な、 側鎖に N , N—ジアルキルア ミ ノ フエ 二ル基を有する新規含硫黄および含酸素ア ミ ノ酸誘導体が提 供せられる。