JP2503799B2 - グラフィック蛍光表示管 - Google Patents
グラフィック蛍光表示管Info
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- JP2503799B2 JP2503799B2 JP8056791A JP8056791A JP2503799B2 JP 2503799 B2 JP2503799 B2 JP 2503799B2 JP 8056791 A JP8056791 A JP 8056791A JP 8056791 A JP8056791 A JP 8056791A JP 2503799 B2 JP2503799 B2 JP 2503799B2
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- Japan
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- wire
- electrodes
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- wire electrode
- electrode group
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並設された多数本のワ
イヤ電極をずらしながら駆動して発光部の選択を行なう
グラフィック蛍光表示管に係り、特にドライバICのビ
ット数を従来に比べて大幅に少くすることのできるグラ
フィック蛍光表示管に関するものである。
イヤ電極をずらしながら駆動して発光部の選択を行なう
グラフィック蛍光表示管に係り、特にドライバICのビ
ット数を従来に比べて大幅に少くすることのできるグラ
フィック蛍光表示管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のグラフィック蛍光表示管として
は、図6に示すようなデュアルワイヤ方式のものが知ら
れている。この蛍光表示管は、複数本のストライプ状の
アノード100を有しており、さらにその上方に、アノ
ードと直交するように複数本のワイヤ状のグリッド10
1を有している。そして、2本のグリッド101,10
1を組として1本づつずらしながら順次走査していき、
この走査に同期した表示信号をアノード100に与えて
発光表示部を選択するものである。また、これとは逆に
アノード100側を走査し、グリッド101側に表示信
号を与えるように駆動することもできる。
は、図6に示すようなデュアルワイヤ方式のものが知ら
れている。この蛍光表示管は、複数本のストライプ状の
アノード100を有しており、さらにその上方に、アノ
ードと直交するように複数本のワイヤ状のグリッド10
1を有している。そして、2本のグリッド101,10
1を組として1本づつずらしながら順次走査していき、
この走査に同期した表示信号をアノード100に与えて
発光表示部を選択するものである。また、これとは逆に
アノード100側を走査し、グリッド101側に表示信
号を与えるように駆動することもできる。
【0003】さらに、前述したデュアルワイヤ方式の蛍
光表示管のなかには、アノードがベタ状に形成されたも
のもある。このような蛍光表示管は、それぞれ複数本の
ワイヤ状のグリッドを並設した第1制御電極及び第2制
御電極をアノードの上方に有しており、両制御電極は互
いに交差するように上下に配置されてマトリクスを構成
している。そして、両制御電極ともに2本のグリッドを
組として駆動し、一方を走査するとともに他方に表示信
号を与えて発光表示部を選択する。
光表示管のなかには、アノードがベタ状に形成されたも
のもある。このような蛍光表示管は、それぞれ複数本の
ワイヤ状のグリッドを並設した第1制御電極及び第2制
御電極をアノードの上方に有しており、両制御電極は互
いに交差するように上下に配置されてマトリクスを構成
している。そして、両制御電極ともに2本のグリッドを
組として駆動し、一方を走査するとともに他方に表示信
号を与えて発光表示部を選択する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したグラフィック
蛍光表示管においては、走査側電極と表示信号側電極の
スイッチ数が、グリッドの組数又はアノードの分割数だ
け必要となる。このためドライバICのビット数が多く
必要になるという問題があった。
蛍光表示管においては、走査側電極と表示信号側電極の
スイッチ数が、グリッドの組数又はアノードの分割数だ
け必要となる。このためドライバICのビット数が多く
必要になるという問題があった。
【0005】本発明は、多数本のワイヤ電極を用いて発
光表示部の選択を行うグラフィック蛍光表示管におい
て、ドライバのビット数を従来よりも減少させることを
目的としている。
光表示部の選択を行うグラフィック蛍光表示管におい
て、ドライバのビット数を従来よりも減少させることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のグラフィック蛍
光表示管は、高真空状態に保持された外囲器の内部に、
電子を放出する陰極と、陽極導体と蛍光体層を有する表
示部と、前記陰極と前記表示部の間に設けられて前記電
子を制御する制御電極とを備え、前記表示部の選択され
た領域に前記電子を射突させて発光表示を得るようにな
っている。そして前記制御電極は第1及び第2のワイヤ
電極群からなり、第1の電極群は所定ピッチで並設され
た所定本数のワイヤ電極を有し、隣り合うM本の前記ワ
イヤ電極が電気的に共通接続され、前記表示部の選択さ
れた領域をはさんで隣り合う一対の前記ワイヤ電極を組
として時分割的に駆動されるようになっている。また第
2の電極群は前記第1のワイヤ電極群と対向するように
同ピッチで並設された同本数のワイヤ電極を有し、2M
−1≧N≧M+1を満足するN本ごとに前記ワイヤ電極
が電気的に共通接続され、隣り合う一対の前記ワイヤ電
極を組として選択信号が印加されるようになっている。
光表示管は、高真空状態に保持された外囲器の内部に、
電子を放出する陰極と、陽極導体と蛍光体層を有する表
示部と、前記陰極と前記表示部の間に設けられて前記電
子を制御する制御電極とを備え、前記表示部の選択され
た領域に前記電子を射突させて発光表示を得るようにな
っている。そして前記制御電極は第1及び第2のワイヤ
電極群からなり、第1の電極群は所定ピッチで並設され
た所定本数のワイヤ電極を有し、隣り合うM本の前記ワ
イヤ電極が電気的に共通接続され、前記表示部の選択さ
れた領域をはさんで隣り合う一対の前記ワイヤ電極を組
として時分割的に駆動されるようになっている。また第
2の電極群は前記第1のワイヤ電極群と対向するように
同ピッチで並設された同本数のワイヤ電極を有し、2M
−1≧N≧M+1を満足するN本ごとに前記ワイヤ電極
が電気的に共通接続され、隣り合う一対の前記ワイヤ電
極を組として選択信号が印加されるようになっている。
【0007】本発明によれば、前記グラフィック蛍光表
示管において、第1のワイヤ電極群に選択信号を印加
し、第2のワイヤ電極群を時分割的に駆動するように構
成してもよい。
示管において、第1のワイヤ電極群に選択信号を印加
し、第2のワイヤ電極群を時分割的に駆動するように構
成してもよい。
【0008】
【作用】第1及び第2のワイヤ電極群は、隣り合う一対
のワイヤ電極が組となるように時分割的に駆動され、又
は選択信号を与えられる。
のワイヤ電極が組となるように時分割的に駆動され、又
は選択信号を与えられる。
【0009】
【実施例】図1は、本実施例のグラフィック蛍光表示管
1の断面図である。高真空状態とされた外囲器の内部に
おいて、基板2上には、陽極導体3と蛍光体層4からな
るストライプパターンの表示部5が形成されている。ま
た、前記表示部5の上方には、複数本のフィラメント状
の陰極6が表示部5の長手方向と平行に張設されてい
る。
1の断面図である。高真空状態とされた外囲器の内部に
おいて、基板2上には、陽極導体3と蛍光体層4からな
るストライプパターンの表示部5が形成されている。ま
た、前記表示部5の上方には、複数本のフィラメント状
の陰極6が表示部5の長手方向と平行に張設されてい
る。
【0010】前記表示部5と陰極6の間には、第1及び
第2のワイヤ電極群G1 ,G2 が設けられている。両ワ
イヤ電極群G1 ,G2 は、それぞれ表示部5のストライ
プパターンと直交するように所定本数のワイヤ電極Gが
所定ピッチで並設された制御電極であって、第1のワイ
ヤ電極群G1 の各ワイヤ電極Gは第2のワイヤ電極群G
2 の各ワイヤ電極Gと1対1で上下に対応している。そ
して、各ワイヤ電極群G1 ,G2 において、隣り合う一
対のワイヤ電極によって区画された前記表示部5の一領
域が、選択されるべき発光表示の一単位となっている。
第2のワイヤ電極群G1 ,G2 が設けられている。両ワ
イヤ電極群G1 ,G2 は、それぞれ表示部5のストライ
プパターンと直交するように所定本数のワイヤ電極Gが
所定ピッチで並設された制御電極であって、第1のワイ
ヤ電極群G1 の各ワイヤ電極Gは第2のワイヤ電極群G
2 の各ワイヤ電極Gと1対1で上下に対応している。そ
して、各ワイヤ電極群G1 ,G2 において、隣り合う一
対のワイヤ電極によって区画された前記表示部5の一領
域が、選択されるべき発光表示の一単位となっている。
【0011】前記第1及び第2のワイヤ電極群G1 ,G
2 は、それぞれn本のワイヤ電極Gを有している。そし
て各ワイヤ電極Gは図4に示すように接続されている。
2 は、それぞれn本のワイヤ電極Gを有している。そし
て各ワイヤ電極Gは図4に示すように接続されている。
【0012】即ち、第1のワイヤ電極群G1 において
は、M本のワイヤ電極Gが1組として共通接続され、こ
こではM=5となっている。そして、ひとつの組ごとに
スイッチX1 ,X2 …が設定され、そのスイッチ総数は
Xaである。
は、M本のワイヤ電極Gが1組として共通接続され、こ
こではM=5となっている。そして、ひとつの組ごとに
スイッチX1 ,X2 …が設定され、そのスイッチ総数は
Xaである。
【0013】また、第2のワイヤ電極群G2 において
は、ワイヤ電極GはN本ごとに共通接続されているが、
ここではN=6となっている。ワイヤ電極Gを駆動する
スイッチの総数はYa=N=6である。なお前記Nと前
記Mの値は、M=5およびN=6とした例を示したが、
2M−1≧N≧M+1の関係が成立する範囲内であれ
ば、自由に設定することができる。すなわちN=Mの場
合であれば、第1のワイヤ電極群G2 はM本ごとの組と
なるが、この組と組との間の領域を選択する場合、両方
の組のワイヤ電極Gに駆動電圧が印加されるので、前記
各組内の領域を同時に選択しようとする場合、第2のワ
イヤ電極群G1 で選択する領域が複数存在することにな
る。したがって表示に不要な領域まで選択され、もれ発
光が生じてしまう。一方、Nの値が2M以上になると、
第1のワイヤ電極群の組数を2Mを一組とした組数にま
とめても駆動できるのでNの値を2M以上とする必要は
ない。したがってNとMの間には2M−1≧N≧M+1
の関係が成り立つ。
は、ワイヤ電極GはN本ごとに共通接続されているが、
ここではN=6となっている。ワイヤ電極Gを駆動する
スイッチの総数はYa=N=6である。なお前記Nと前
記Mの値は、M=5およびN=6とした例を示したが、
2M−1≧N≧M+1の関係が成立する範囲内であれ
ば、自由に設定することができる。すなわちN=Mの場
合であれば、第1のワイヤ電極群G2 はM本ごとの組と
なるが、この組と組との間の領域を選択する場合、両方
の組のワイヤ電極Gに駆動電圧が印加されるので、前記
各組内の領域を同時に選択しようとする場合、第2のワ
イヤ電極群G1 で選択する領域が複数存在することにな
る。したがって表示に不要な領域まで選択され、もれ発
光が生じてしまう。一方、Nの値が2M以上になると、
第1のワイヤ電極群の組数を2Mを一組とした組数にま
とめても駆動できるのでNの値を2M以上とする必要は
ない。したがってNとMの間には2M−1≧N≧M+1
の関係が成り立つ。
【0014】駆動時には、前述したストライプパターン
の表示部5を走査するとともに、これに同期して前記両
ワイヤ電極群G1 ,G2 を駆動する。このような両ワイ
ヤ電極群G1 ,G2 の駆動は、図5のタイミングチャー
トに示すように行なう。即ち、5本を組としてかつ各組
間の隣り合う1対のワイヤ電極G,Gが組となって同時
に電圧が印加されるように、第1のワイヤ電極群G1 に
時分割的に走査信号を与える。そして第2のワイヤ電極
群G2 の各組に、前記走査信号にタイミングをあわせ
て、隣り合う1対のワイヤ電極G,Gが組となるように
表示信号を印加する。これによって、一対のワイヤ電極
G,Gで囲まれる前記表示部5の領域が発光表示部とし
て選択され、所望のグラフィック表示が行なわれる。
の表示部5を走査するとともに、これに同期して前記両
ワイヤ電極群G1 ,G2 を駆動する。このような両ワイ
ヤ電極群G1 ,G2 の駆動は、図5のタイミングチャー
トに示すように行なう。即ち、5本を組としてかつ各組
間の隣り合う1対のワイヤ電極G,Gが組となって同時
に電圧が印加されるように、第1のワイヤ電極群G1 に
時分割的に走査信号を与える。そして第2のワイヤ電極
群G2 の各組に、前記走査信号にタイミングをあわせ
て、隣り合う1対のワイヤ電極G,Gが組となるように
表示信号を印加する。これによって、一対のワイヤ電極
G,Gで囲まれる前記表示部5の領域が発光表示部とし
て選択され、所望のグラフィック表示が行なわれる。
【0015】このような各ワイヤ電極群G1 ,G2 にお
ける多数本のワイヤ電極Gの接続構造によれば、従来の
ように各ワイヤ電極ごとにスイッチを設けて駆動しなけ
ればならない場合に比べて駆動用ICのビット数が節約
できる。ここで、前述のような構成のワイヤ電極群
G1 ,G2 におけるスイッチ数が最も少なくなる条件に
ついて説明する。
ける多数本のワイヤ電極Gの接続構造によれば、従来の
ように各ワイヤ電極ごとにスイッチを設けて駆動しなけ
ればならない場合に比べて駆動用ICのビット数が節約
できる。ここで、前述のような構成のワイヤ電極群
G1 ,G2 におけるスイッチ数が最も少なくなる条件に
ついて説明する。
【0016】第1のワイヤ電極群G1 は、隣り合うM本
のワイヤ電極Gを1組として共通接続する。スイッチ数
はXa、ワイヤ電極Gの総数はn本とする。第2のワイ
ヤ電極群G2 は、ワイヤ電極をN本ごとに共通接続す
る。スイッチ総数はYa(=N)、ワイヤ電極Gの総数
はn本とする。
のワイヤ電極Gを1組として共通接続する。スイッチ数
はXa、ワイヤ電極Gの総数はn本とする。第2のワイ
ヤ電極群G2 は、ワイヤ電極をN本ごとに共通接続す
る。スイッチ総数はYa(=N)、ワイヤ電極Gの総数
はn本とする。
【0017】 Xa+Ya=A(bit) ……(1) nがある一定の値である時、上記(1)式のAが最小と
なるような条件を求める。ここで、Ya=Nである。N
の値は、第1ワイヤ電極群G1 が共通接続された本数M
より1本多く、2倍の値より1本少ないので、NとMの
間には前述したように次の関係が成り立つ。 2M−1≧N≧M+1 ……(2)
なるような条件を求める。ここで、Ya=Nである。N
の値は、第1ワイヤ電極群G1 が共通接続された本数M
より1本多く、2倍の値より1本少ないので、NとMの
間には前述したように次の関係が成り立つ。 2M−1≧N≧M+1 ……(2)
【0018】ここで、スイッチ数が最少となる場合を考
えてみる。第2のワイヤ電極群G2 の場合、第1のワイ
ヤ電極群G1 の1組の本数Mよりも1本多い値が最小の
スイッチ数Yaとなる。また、第1ワイヤ電極群G1 の
場合、1組の本数Mでワイヤ本数nが割りきれる値が最
小のスイッチ数Xaとなる。即ち、次式(3),(4)
が成り立つ。 Ya=M+1 ……(3) XaM=n ……(4) ここで(3),(4)式からMを消去して(5)式を
得、前記式(1)を変形して式(1)′を得る。 Xa(Ya−1)=n ……(5) (Xa−1)+Ya=A−1 ……(1)′
えてみる。第2のワイヤ電極群G2 の場合、第1のワイ
ヤ電極群G1 の1組の本数Mよりも1本多い値が最小の
スイッチ数Yaとなる。また、第1ワイヤ電極群G1 の
場合、1組の本数Mでワイヤ本数nが割りきれる値が最
小のスイッチ数Xaとなる。即ち、次式(3),(4)
が成り立つ。 Ya=M+1 ……(3) XaM=n ……(4) ここで(3),(4)式からMを消去して(5)式を
得、前記式(1)を変形して式(1)′を得る。 Xa(Ya−1)=n ……(5) (Xa−1)+Ya=A−1 ……(1)′
【0019】前記式(5),(1)′において、nが最
大になり、A−1が最小となるXa,Yaの値を求め
る。これは、ワイヤ電極nを一定とした場合、両ワイヤ
電極群の合計スイッチ数Aが最小となる条件を求めるこ
とである。さて、(5),(1)′において、Yaと
(Xa−1)を加えた値が最少で乗じた値が最大となる
のは、長方形の2辺が等しくなった場合であるから、Y
a=Xa−1となり、Xa=n1/2 、Ya=n1/2 +1
となる。
大になり、A−1が最小となるXa,Yaの値を求め
る。これは、ワイヤ電極nを一定とした場合、両ワイヤ
電極群の合計スイッチ数Aが最小となる条件を求めるこ
とである。さて、(5),(1)′において、Yaと
(Xa−1)を加えた値が最少で乗じた値が最大となる
のは、長方形の2辺が等しくなった場合であるから、Y
a=Xa−1となり、Xa=n1/2 、Ya=n1/2 +1
となる。
【0020】n1/2 が整数にならない場合には、その値
に近い整数をXaの値として仮に採用する。これによっ
て第1ワイヤ電極群G1 の1組の本数Mが求められる。
そして、(2)式にMの値を代入してN(=Ya)の値
の最小値を求める。
に近い整数をXaの値として仮に採用する。これによっ
て第1ワイヤ電極群G1 の1組の本数Mが求められる。
そして、(2)式にMの値を代入してN(=Ya)の値
の最小値を求める。
【0021】例えば、ワイヤ電極Gによって選択される
領域(画素数)が240であれば、両ワイヤ電極群
G1 ,G2 のワイヤ電極本数nはそれぞれ241本であ
る。 Xa=n1/2 =2411/2 =15.52… 仮にXa=15とすればM=17、Ya=N=18でX
a+Ya=33bitとなる。このほか、Xaの値を適
当に決めてMとNを算出すると、M=16,N=17や
M=15,N=16等においてもXa+Ya=33bi
tとなり、これが最小値となる。従来の構造によれば2
41bitが必要だった訳だから、本発明によればワイ
ヤ電極の駆動に必要なbit数が大幅に減少したことが
わかる。
領域(画素数)が240であれば、両ワイヤ電極群
G1 ,G2 のワイヤ電極本数nはそれぞれ241本であ
る。 Xa=n1/2 =2411/2 =15.52… 仮にXa=15とすればM=17、Ya=N=18でX
a+Ya=33bitとなる。このほか、Xaの値を適
当に決めてMとNを算出すると、M=16,N=17や
M=15,N=16等においてもXa+Ya=33bi
tとなり、これが最小値となる。従来の構造によれば2
41bitが必要だった訳だから、本発明によればワイ
ヤ電極の駆動に必要なbit数が大幅に減少したことが
わかる。
【0022】また、本実施例によれば制御電極がワイヤ
電極Gで構成されているので、各ワイヤ電極群G1 ,G
2 の接続の組み合せが容易であり、必要とされるICの
bit数を減らすだけでなく、ICの許容するbit数
内でデューティファクタを変える等、表示の目的に応じ
て構成を変更することが簡単にできる。
電極Gで構成されているので、各ワイヤ電極群G1 ,G
2 の接続の組み合せが容易であり、必要とされるICの
bit数を減らすだけでなく、ICの許容するbit数
内でデューティファクタを変える等、表示の目的に応じ
て構成を変更することが簡単にできる。
【0023】なお、前述した実施例では、第1のワイヤ
電極群G1 を時分割走査し、第2のワイヤ電極群G2 に
選択信号を与えていたが、これは逆であってもよい。
電極群G1 を時分割走査し、第2のワイヤ電極群G2 に
選択信号を与えていたが、これは逆であってもよい。
【0024】図2は、第2実施例のグラフィック蛍光表
示管10である。このグラフィック蛍光表示管10は、
ベタ状の表示部11と、第1及び第2ワイヤ電極群
G1 ,G2 の組と、これに直交してマトリクスを構成す
る第3及び第4ワイヤ電極群G3 ,G4 の組とを有して
いる。この実施例によれば、ワイヤ電極群の各組G1 ,
G2 及びG3 ,G4 は、前述した実施例のワイヤ電極群
G1 ,G2 と同様の構成を有しており、一方の組を走査
し、他方の組で発光表示部を選択することによりグラフ
ィック表示を行なうことができる。駆動用ICのbit
数は、第1の実施例と同様、従来の同タイプの表示管に
比べて大幅に少くできる。
示管10である。このグラフィック蛍光表示管10は、
ベタ状の表示部11と、第1及び第2ワイヤ電極群
G1 ,G2 の組と、これに直交してマトリクスを構成す
る第3及び第4ワイヤ電極群G3 ,G4 の組とを有して
いる。この実施例によれば、ワイヤ電極群の各組G1 ,
G2 及びG3 ,G4 は、前述した実施例のワイヤ電極群
G1 ,G2 と同様の構成を有しており、一方の組を走査
し、他方の組で発光表示部を選択することによりグラフ
ィック表示を行なうことができる。駆動用ICのbit
数は、第1の実施例と同様、従来の同タイプの表示管に
比べて大幅に少くできる。
【0025】図3は、第3実施例のグラフィック蛍光表
示管20である。このグラフィック蛍光表示管20は、
ベタ状の表示部21と、前記第1実施例と同様の第1及
び第2ワイヤ電極群G1 ,G2 と、これと直交する方向
に沿って並設された選択電極22及び偏向電極23とを
有している。そして表示の縦横の一方を第1,第2ワイ
ヤ電極群G1,G2 で選択し、他方を選択電極22と偏向
電極23とを組み合わせて位置選択するものである。
示管20である。このグラフィック蛍光表示管20は、
ベタ状の表示部21と、前記第1実施例と同様の第1及
び第2ワイヤ電極群G1 ,G2 と、これと直交する方向
に沿って並設された選択電極22及び偏向電極23とを
有している。そして表示の縦横の一方を第1,第2ワイ
ヤ電極群G1,G2 で選択し、他方を選択電極22と偏向
電極23とを組み合わせて位置選択するものである。
【0026】
【発明の効果】本発明のグラフィック蛍光表示管によれ
ば、画素選択のためのワイヤ電極群を対応する2群で構
成し、一方において隣り合うM本のワイヤ電極を共通接
続するとともに、他方においてN本(M+1≦N≦2M
+1)ごとにワイヤ電極を共通接続し、一方を時分割駆
動して他方に選択信号を与えるようになっている。この
ような構成によれば、多数のワイヤ電極の本数に対応す
るbit数よりも大幅に少いbit数でワイヤ電極群を
駆動することができ、他のワイヤ電極群又はアノード等
と組合せて駆動することにより、表示部に選択的に電子
を射突させて所望のグラフィック表示を行なうことがで
きる。
ば、画素選択のためのワイヤ電極群を対応する2群で構
成し、一方において隣り合うM本のワイヤ電極を共通接
続するとともに、他方においてN本(M+1≦N≦2M
+1)ごとにワイヤ電極を共通接続し、一方を時分割駆
動して他方に選択信号を与えるようになっている。この
ような構成によれば、多数のワイヤ電極の本数に対応す
るbit数よりも大幅に少いbit数でワイヤ電極群を
駆動することができ、他のワイヤ電極群又はアノード等
と組合せて駆動することにより、表示部に選択的に電子
を射突させて所望のグラフィック表示を行なうことがで
きる。
【図1】(a),(b)は、互いに直交する方向からみ
た第1実施例の断面図である。
た第1実施例の断面図である。
【図2】(a),(b)は、互いに直交する方向からみ
た第2実施例の断面図である。
た第2実施例の断面図である。
【図3】(a),(b)は、互いに直交する方向からみ
た第3実施例の断面図である。
た第3実施例の断面図である。
【図4】第1実施例における第1,第2ワイヤ電極群G
1 ,G2の接続例を示す図である。
1 ,G2の接続例を示す図である。
【図5】第1実施例における第1,第2ワイヤ電極群G
1 ,G2の駆動タイミングの一例を示す駆動タイミング
図である。
1 ,G2の駆動タイミングの一例を示す駆動タイミング
図である。
【図6】従来のデュアルワイヤ方式のグラフィック蛍光
表示管の原理説明図である。
表示管の原理説明図である。
1,10,20…グラフィック蛍光表示管、3…陽極導
体、4…蛍光体層、5,11,21…表示部、6…陰
極、G1 ,G2 ,G3 ,G4 …ワイヤ電極群、G…ワイ
ヤ電極。
体、4…蛍光体層、5,11,21…表示部、6…陰
極、G1 ,G2 ,G3 ,G4 …ワイヤ電極群、G…ワイ
ヤ電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 栄治 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−59542(JP,A) 特開 昭54−90932(JP,A) 実開 昭56−49573(JP,U) 特公 昭63−55078(JP,B2) 特公 昭56−36545(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】 高真空状態に保持された外囲器の内部
に、電子を放出する陰極と、陽極導体と蛍光体層を有す
る表示部と、前記陰極と前記表示部の間に設けられて前
記電子を制御する制御電極とを備え、前記表示部の選択
された領域に前記電子を射突させて発光表示を得るグラ
フィック蛍光表示管において、前記制御電極は、所定ピ
ッチで並設された所定本数のワイヤ電極を有し、隣り合
うM本の前記ワイヤ電極が電気的に共通接続され、前記
表示部の選択された領域をはさんで隣り合う一対の前記
ワイヤ電極が組となるように時分割的に駆動される第1
のワイヤ電極群と、前記第1のワイヤ電極群と対向する
ように同ピッチで並設された同本数のワイヤ電極を有
し、2M−1≧N≧M+1を満足するN本ごとに前記ワ
イヤ電極が電気的に共通接続され、隣り合う一対の前記
ワイヤ電極が組となるように選択信号が印加される第2
のワイヤ電極群と、を有しているグラフィック蛍光表示
管。 - 【請求項2】 高真空状態に保持された外囲器の内部
に、電子を放出する陰極と、陽極導体と蛍光体層を有す
る表示部と、前記陰極と前記表示部の間に設けられて前
記電子を制御する制御電極とを備え、前記表示部の選択
された領域に前記電子を射突させて発光表示を得るグラ
フィック蛍光表示管において、前記制御電極は、所定ピ
ッチで並設された所定本数のワイヤ電極を有し、隣り合
うM本の前記ワイヤ電極が電気的に共通接続され、前記
表示部の選択された領域をはさんで隣り合う一対の前記
ワイヤ電極が組となるように選択信号が印加される第1
のワイヤ電極群と、前記第1のワイヤ電極群と対向する
ように同ピッチで並設された同本数のワイヤ電極を有
し、2M−1≧N≧M+1を満足するN本ごとに前記ワ
イヤ電極が電気的に共通接続され、隣り合う一対の前記
ワイヤ電極が組となるように時分割的に駆動される第2
のワイヤ電極群と、を有しているグラフィック蛍光表示
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8056791A JP2503799B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | グラフィック蛍光表示管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8056791A JP2503799B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | グラフィック蛍光表示管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292840A JPH04292840A (ja) | 1992-10-16 |
JP2503799B2 true JP2503799B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13721915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8056791A Expired - Lifetime JP2503799B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | グラフィック蛍光表示管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503799B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5872281A (en) | 1995-03-07 | 1999-02-16 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Amino acid derivative having N,N-dialkylaminophenyl group |
US6046235A (en) | 1996-09-05 | 2000-04-04 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Sulfur-containing amino acid derivatives |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5044113B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2012-10-10 | 日本放送協会 | 冷陰極装置、電界放出型ディスプレイ、及び電界放出型ディスプレイの駆動方法 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP8056791A patent/JP2503799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5872281A (en) | 1995-03-07 | 1999-02-16 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Amino acid derivative having N,N-dialkylaminophenyl group |
US6046235A (en) | 1996-09-05 | 2000-04-04 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Sulfur-containing amino acid derivatives |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04292840A (ja) | 1992-10-16 |
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