WO1996014718A1

WO1996014718A1 - Systeme de communication mobile avec fonction de memorisation des messages et procede correspondant

Info

Publication number: WO1996014718A1
Application number: PCT/JP1995/002234
Authority: WO
Inventors: So Ishida; Hiroshi Tsukahara
Original assignee: Ntt Mobile Communications Network Inc.
Priority date: 1994-11-04
Filing date: 1995-11-01
Publication date: 1996-05-17
Also published as: US6064876A; CN1090873C; EP1496713A2; DE69534277D1; DE69535840D1; EP1496713A3; EP1496713B1; EP0739147A1; EP0739147A4; DE69534277T2; CN1138403A; EP0739147B1

Description

明細メッセージ蓄積機能を備えた移動通信システムおよび方法技術分野

この発明は、移動通信システムに係り、特に、通信網および端末の双方に、メッセ一ジ蓄積機能を備えた移動通信システムおよび方法に関する。背景技術

通信の発達に応じて、様々なサービスが提供されている。その一つとして、通信網内に留守番電話機能を備えた通信システム力、'提案されている。

たとえば、第 1の従来技術として、特開平 5— 2 9 2 2 0 5号には、通信網内に留守番電話機能を有し、メッセージがあるときには、加入者に知らせるサービスが開示されている。これによれば、個々の加入者が留守番電話をもつ必要がない。

また、第 2の従来技術として、特公平 5— 6 6 7 8 3には、センタが代行して蓄積したメッセージを、受信端末に挿入したカードに転送する技術が開示されている。すなわち、受信者の電^号を記憶したカードを受信端末に挿入すると、センタは、この電話番号の加入者に当てられたメッセージを、このカードに転送し、カードは、送られてきたメッセージを記憶し、音声に変換する。また、緊急時には無線で呼出が行われ、それを受けた加入 ¾^力一ドを' 言機に挿入してメッセージを受信する技術が示されている。さらに、カードに無線装置を内蔵させ、交換機を介して他の加入者と無線で会話する技術も開示されている。

さらに、移動通信システムにおいて、通信網内には留守番電話機能を備えていないものの、加入者が所有している一般電話網の留守番電話を利用してメッセ —ジを記憶し、移動局が通信可能圏内に入ったときに、その移動局に連絡をとる技術も知られている。

たとえば、第 3の従来技術として、特公昭 5 8— 5 3 5 2 6号には、加入者が、一般電話網に接続された有線留守番電話と、移動体電話網に接続された無線移動局とを所有している場合の特殊サービスを開示している。すなわち、移動体電話交換局は、移動局からの応答がないときには、その加入者の有線留守番電話機に着信メッセージを転送しておき、移動局が通信可能圈内に入ったときに、その移動局を自動的に呼び出して、メッセージがあることを通報したり、このメッセージを有線留守番電話機から移動局に転送したりする。

さらに、第 4の従来技術として、移動局にのみ、留守番電話を備えたシステムが知られている。

ところで、上述した従来技術には、次のような問題点があった。

( 1 ) 従来技術 1は、端末でメッセージを聞く場合には、必ず通信網（交換機）と接続しなければならない。このため、回線がつながらないときには再生ができない、再生要求から実際に聞くまでの時間が長い、加入者が何度も再生する場合は回線のトラフィックが増える、といった問題があった。また、交換局は多数の加入者を扱うため、蓄積されたメッセージは、一定時間毎に消去する必要がある、このため、蓄積されてから一定時間経過後は、メッセージを再生できなくなるという欠点があった。

( 2 ) 従来技術 2は、カードとセンタとが接続不可能な場合の対応策について何も開示されていない。このため、加入者が通信可能圏外にいると、緊急メッセージがあってもメッセージが届いたことに気付かないことがあり、加入者が通信可能圏外から圈内に移っても、加入者がメッセージ受信の操作を忘れていると、メッセージが消去されてしまうといった問題があった。また、カードに電話番号を入力し、そのカードを受信装置に挿入するなどの、一連の手！^作をしないと、セン夕に蓄積されたメッセ一ジが得られないという問題があつた。

( 3 ) 従来技術 3によれば、加入者は、移動局の他に、一般電話網に接続された留守番電話を必要とする。また、留守番電話に蓄積されたメッセージは、その都度、移動体電話交換局を介して転送されるので、上記（1 ) と同様の問題があった。また、移動体電話交換局は、一方で移動機を呼出し、他方で留守番電話の再生を指示するため、複雑なプログラムが必要となる。

( 4 ) 従来技術 4によれば、移動局が電源を切つている場合、移動局と通信網との間の回線が塞がっている場合、あるいは移動局が地下鉄やビルの陰など、電波の届かない場所にいる場合などは、着信メッセージを記憶できないという欠点、力 sめった。発明の開示

この発明は、このような背景のもとになされたもので、適当なときに一度だけ通信網と接続されれば、その後は何回でも自由に、直ちにメッセージを再生できる移動通信システムおよび方法を提供することを目的とする。

さらに、移動局に短時間でメッセージを送信でき、かつユーザの好み応じた再生操作方法でメッセージの再生ができる移動通信システムおよび方法を提供することを目的とする。

第 1に、本発明によれば、第 1の移動局から送信されたメッセージを、通信網を介して、第 2の移動局に転送する通信システムにおいて、

前記通信網は、

前記第 1の移動局からのメッセージを受信する受信手段と、

受信した前記メッセージを蓄積する蓄積手段と、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージを、前記第 2の移動局に転送する転送手段とを具備し、

前記第 2の移動局は、

メッセージが蓄積されているか否かの問い合わせを前記通信網に行う問い合わせ手段と、

前記通信網から転送されてきた前記メッセージを記憶する記億手段とを具備することを特徴とする移動通信システムが提供される。

前記通信網は、さらに、前記メッセージを圧縮して前記蓄積手段に記録する圧縮手段を有し、前記第 2の移動局は、さらに、圧縮されたメッセージを展開する展開手段を有するようにしてもよい。

前記メッセ一ジは音声情報であつてもよい。

前記問い合わせ手段は、前記移動局がサービスエリア圏外からサービスエリァ圏内に入ったことを検出する電波監視手段を有し、前記サービスエリア圏外から圈内に入ったときに、前記通信網に対して、自局宛のメッセージが有るか否かを自動的に問い合わせるようにしてもよい。

前記問い合わせ手段は、タイマ手段を有し、前回の問い合わせから一定時間内は、前記問い合わせを抑制するようにしてもよい。

前記問い合わせ手段は、タイマ手段を有し、前記通信網から前記移動局に着信があった場合に、該移動局のユーザが応答しないときには、予め定めた時間が経過してから前記問い合わせを行うようにしてもよい。

第 2に、本発明によれば、第 1の移動局から送信されたメッセージを、第 2 の移動局に転送する通信網であつて、

前記第 2の移動局力応答しない場合に、前記第 1の移動局に応答する応答手段と、

受信した前記メッセージを蓄積する第 1の蓄積手段と、前記第 1の蓄積手段に蓄積されたメッセ一ジを圧縮する圧縮手段と、圧縮されたメッセージを蓄積する第 2の蓄積手段と、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記圧縮されたメッセージを前記第 2の蓄積手段から読み出して、前記第 2の移動局に転送する転送手段とを具備することを特徴とする移動通信システムの通信網が提供される。

第 3に、本発明によれば、受信したメッセージを圧縮して蓄積する通信網に接続された移動局であって、

前記通信網に接続可能か否かを判定する手段と、

接続可能な場合に、前記通信網に対して、圧縮されたメッセージが蓄積されているか否かの問い合わせを行う問い合わせ手段と、

前記通信網から送信されてきた前記圧縮されたメッセ一ジを受信する受信手段と、

前記受信手段が受信した、前記圧縮されたメッセージを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された、前記圧縮されたメッセージを展開する展開手段と、

展開されたメッセージを再生する手段と

を具備することを特徴とする移動局が提供される。

第 4に、本発明によれば、第 1の移動局から送信されたメッセージを、通信網を介して、第 2の移動局に転送する通信方法において、

前記通信網における処理は、

前記第 1の移動局からのメッセージを受信するステップと、

受信した前記メッセージを蓄積するステップと、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記蓄稜手段に蓄積されたメッセージを、前記第 2の移動局に転送するステップと

を具備し、前記第 2の移動局における処理は、

メッセ一ジが蓄積されているか否かの問い合わせを前記通信網に行うステッブと、

前記通信網から転送されてきた前記メッセージを記憶するステップとを具備することを特徴とする移動通信方法が提供される。

前記通信網における処理は、さらに、前記メッセージを圧縮して蓄積するステツプを有し、前記第 2の移動局における処理は、さらに、圧縮されたメッセ一ジを展開するステッブを有するようにしてもよい。

前記メッセージは音声情報であってもよい。

前記問い合わせを行うステツブは、前記移動局がサービスエリァ圈外からサ一ビスエリァ圈内に入ったことを検出するステツプと、前記サービスエリァ圈外から圈内に入ったときに、前記通信網に対して、自局宛のメッセージが有るか否かを自動的に問い合わせるステップとを具備するようにしてもよい。

前記問い合わせを行うステップは、前回の問い合わせから一定時間内は、前記問い合わせを抑制するステツブを具備するようにしてもよい。

前記問い合わせを行うステツプは、前記通信網から前記移動局に着信があつた場合に、該移動局のユーザが応答しないときには、予め定めた時間が経過してから前記問い合わせを行うようにしてもよい。

本発明によれば、第 2の移動局が応答しないときには、通信網が応答して、第 1の移動局からのメッセージを格納する。その後第 2の移動局は、通信網にメッセージの有無を問い合わせ、転送してもらい記憶する。これによつて、何回でも任意の操作方法でメッセージ再生を行うことができる。

さらに、通信網がメッセ一ジを圧縮して蓄積し、圧縮されたメッセージを第 2の移動局に転送し、第 2の移動局が圧縮されたメッセージを、受信し、記憶し、展開して再生すれば、回線使用時間を短縮することができるとともに、蓄積手段および記憶手段の容量を小さくすることができる。あるいは、同一の記憶容量で、メッセ一ジの記録時間を延ばすことができる。

また、移動局内の記憶装置へのメッセージ転送後は、移動局が通信網に接続できない場合でも、あるいは通信網内の蓄積装置からメッセージが消去された後でも、メッセージを再生することができる。図面の簡単な説明

図 1は、この発明によるメッセ一ジ蓄積機能を備えた移動通信システムの実施例を示すプロック図である。

図 2は、この実施例における通信網の構成を示すプロック図である。

図 3は、通信網内に設けたメッセージ圧縮装置の構成を示すブロック図である 0

図 4は、メッセージ圧縮装置による無音区間の圧縮を示す概念図である。図 5は、メッセージ圧縮装置による繰り返しパターンの圧縮を示す概念図でめる。

図 6は、この実施例における移動局の構成を示すプロック図である。

図 7は、この実施例における通信網の留守番電話装置の着信処理を説明するための線図である。

図 8は、この実施例における留守番電話メッセージの処理手順を示す線図である。

図 9 Aおよび 9 Bは、この実施例における移動局の動作を示すフローチヤ一トめ O 発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する図 1は、本発明による移動通信システムの要部の構成を示す概略プロック図である。

図において、 1 0は通信網である。通信網 1 0には、複数の移動局 2 0が接続されている（図 1では、 1局のみ示した）。通信網 1 0は、交換機 1 1と、ホームメモリ 1 2と、留守番電話装置 3 0とを具備している。ホームメモリ 1 2は、加入者の位置、サービスの種類などの加入者情報を記録している。また、各加入者について、その加入者宛のメッセージが、留守番電話装置 3 0に蓄積されているか否かを表示するメッセージ記億表示機能を有している。留守番電話装置 3 0 は、メッセージ記憶、メッセージ圧縮、およびメッセージ転送の各機能を有している。

一方、移動局 2 0は、留守番電話装置 5 0を備えている。この留守番電話装置 5 0は、メッセージ受信、メッセージ記憶、およびメッセージ展開の各機能を有している。

図 2は、通信網 1 0の構成を示すブロック図である。アンテナ 1 3で受信した受信信号は、基地局 1 4を介して交換機 1 1に供給される。また、交換機 1 1 から出力された送信信号は、基地局 1 4からアンテナ 1 3に供給され、移動局 2 0に向けて送信される。交換機 1 1に接続された留守番電話装置 3 0は、移動局信号受信装置 3 1、ガイダンス出力装置 3 2、通常蓄積装置 3 3、メッセージ圧縮装置 3 4、圧縮メッセージ蓄積装置 3 5、制御装置 3 6および交換スィッチ 3 7を備; Lている。

移動局信号受信装置 3 1は、移動局 2 0からの各種コマンドを受信する。ガィダンス出力装置 3 2は、各種の案内メッセ一ジを移動局 2 0に送出する。たとえば、発信移動局に対して、留守番電話装置 3 0に入力すべきメッセージを送るように促すガイダンスを送出する。通常蓄積装置 3 3は、発信移動局から送られてきたメッセージを、一時格納する。また、同時に、日付、時刻、および発信移動局の電話番号などの付加情報も記録する。

メッセージ圧縮装置 3 4は、通常蓄積装置 3 3に蓄積されたメッセージを圧縮して、圧縮メッセージ蓄積装置 3 5に蓄積する。圧縮メッセージ蓄積装置 3 5 は、ハードディスクからなり、圧縮メッセージを各加入者の電話番号に対応させて蓄積する。制御装置 3 6は、交換機 1 1およびホームメモリ 1 2と接続され、留守番電話装置 3 0の各部を制御する。その制御については後述する。

交換スィッチ 3 7は、留守番電話装置 3 0内の回線切替をう。

図 3は、メッセージ圧縮装置 3 4の構成を示すブロック図である。通常蓄積装置 3 3から読み出された音声メッセージは、有音無音判定回路 4 1に供給される。有音無音判定回路 4 1は、判定結果を無音圧縮回路 4 2に供給する。無音圧縮回路 4 2は、メッセージの無音区間を圧縮し、有音区間のみを出力する。図 4は、この様子を示す図であり、同図（A) は圧縮前のメッセージの波形を示し、同図（B ) は圧縮後のメッセージの波形を示している。

無音圧縮回路 4 2 出力は、繰り返しパターン検出回路 4 3に供給される。繰り返しパターン検出回路 4 3は、メッセージ波形の繰り返しを検出し、その結果（繰り返し回数）を繰り返しパターン圧縮回路 4 4に供給する。操り返しバターン圧縮回路 4 4は、繰り返し回数に基づいて、メッセージ波形を圧縮する。図 5はこの様子を示し、同図（A) は圧縮前のメッセージの波形を示し、同図（B ) は圧縮後のメッセージの波形を示している。図（B ) に示すように、繰り返しパターンについては、その波形と繰り返し回数とが記録される。

図 6は、移動局の構成を示すブロック図で a る。アンテ ' 6 1からの受信信号は、受信機 6 2に供給され、検波 '増幅される。受信機 6 の出力は、受信モードに応じて 2種類ある。すなわち、通常受信モードでは、圧縮されない通常のメッセージが出力され、留守番電話受信モードでは、圧縮されたメッセージが出力される。通常のメッセージは復号化装置 6 3に供給され、圧縮されたメッセ一ジは、留守番電話装置 5 0内の記憶装置 5 1に供給される。さらに、受信機 6 2 には、電波監視装置 6 4が接続され、受信機 6 2の検波出力が供給される。

電波監視装置 6 4は、定期的に電波の監視を行い、移動局 2 0が通信網 1 0 と通信可能か否かをチェックしている。言い換えれば、電波監視装置 6 4は、移動局 2 0がサービスエリア圏内にいるか、サービスエリア圈外にいるかを、定期的に監視し、その結果を制御装置 7 0に通知する。

複号化装置 6 3で復号された通常メッセージは、スピーカ 6 5に供給され、音声として出力される。一方、留守番電話装置 5 0の記憶装置 5 1に記憶された圧縮メッセージは、圧縮メッセージ展開装置 5 2において、通常のメッセージに展開され、スピーカ 6 5に供給されて再生される。この展開 '再生動作は、キーボード 6 6から入力された指令に基づいて、制御装置 7 0が起動する。

—方、マイク 6 7から入力された音声は、符号化装置 6 8で符号化された後、送信機 6 9を通して、アンテナ 6 1から送信される。また、キーボード 6 6から入力された通信網 1 0への指令は、制御装置 7 0から送信機 6 9に供給され、ァンテナ 6 1から送信される。

制御装置 7 0は、各部と接続され、これらを制御する。制御装置 7 0には、また、タイマ 7 1およびタイマ 7 2が接続されている。これらのタイマ 7 1および 7 2は、電源スィッチをオフにしても動作を継続し、設定された時間が経過すると、制御装置 7 0に通知する。タイマ 7 1は、自局宛のメッセージが蓄積されているか否かを、通信網 1 0に尋ねる問い合わせが、短時間のうちに連続して行われるのを抑制するためのタイマであり、その設定時間は 5〜 1 5分程度に設定される。一方、タイマ 7 2は、移動局 2 0への着信信号があっても、ユーザが応答しない場合に使用される。この場合、移動局 2 0の制御装置 7 0は、 3〜 1 0 ^待ってから、通信網 2 0へ留守番電話メッセージの有無を問い合わせる。すなわち、移動局 2 0の留守番電話に着信が発生してから、通信網 1 0への問い合わせを自動的に行うまでの時間を設定するために、タイマ 7 2が使用される。この時間は、発信移動局のメッセージ送信開始から、そのメッセージの圧縮データの蓄積完了までの時間を予測したに設定される。

次に、図 7を参照して、通信網 1 0における留守番電話装置 3 0の、メッセージ蓄積動作を説明する。発信移動局が、通信網 1 0を介して、着信移動局 2 0 を呼び出して通信する場合について説明する。

発信移動局からの呼びがあると、通信網 1 0の交換機 1 1は、着信移動局 2 0に呼び出しをかける。着信移動局 2 0がー定時間、応答しない場合、通信網 1 0は、留守番電話装置 3 0に回線を接続する。留守番電話装置 3 0の交換スイツチ 3 7は、この回線をガイダンス出力装置 3 2に接続する。ガイダンス出力装置 3 2は、発信移動局に対して、留守番電話装置 3 0が応答したことを知らせる音声情報、および発信移動局から留守番電話装置 3 0へのメッセージの送信を促す音声情報を送出する。

次に、交換スィッチ 3 7は、回線を通常蓄積装置 3 3に接続し、発信移動局からのメッセ一ジを通常蓄積装置 3 3に格納する。この格納は、着信移動局 2 0 の電話番号をインデックスとして行われる。このとき、着信の日付、時刻および発信移動局の電話番号も記録しておく。

発信移動局がメッセージ入力を終えて、回線を切十ると、制御装置 3 6は、通常蓄積装置 3 3に格納されたメッセージの圧縮を行ようにメッセージ圧縮装置 3 4に指令する。メッセージ圧縮装置 3 4は、圧縮したメッセージを圧縮メッセージ蓄積装置 3 5に書き込む。書き込み完了後、制御装置 3 6は、ホームメモリ 1 2へ信号を送り、ホームメモリ 1 2のメッセージ記憶表示をオンにする。こうして、留守番電話装置 3 0に、発信移動局からのメッセージが、圧縮されて蓄積される o

図 8は、通信網 1 0から着信移動局 2 0へのメッセージ転送手順を示す。移動局 2 0は、電源がオンされると、通信網 1 0へ問い合わせ信号を送る。問い合わせ信号は、この移動局 2 0宛のメッセージが通信網 1 0に蓄積されているか否かを問い合わせるものであり、制御装置 7 0の制御の下に、送信機 6 9から交換機 1 1へ自動的に送出される。問い合わせ信号は、電源オンのときだけでなく、移動局 2 0がサービスエリア圏外から圏内に入ったとき、移動局 2 0に着信があり、ユーザー力応答しないかまたは留守番電話への接続を指示した後一定時間経過したとき、およびユーザが要求したときに送出される。移動局 2 0が、サービスエリア圈内に入ったことは、上述したように、電波監視装置 6 4によつて検出される。また、ユーザの要求は、キーボード 6 6から入力される。

交換機 1 1は、問い合わせ信号を受信すると、ホームメモリ 1 2をアクセスし、メッセージ記憶表示を読み出して、移動局 2 0へ送出する。移動局 2 0は、このようにして、通信網 1 0内の留守番電話装置 3 0にメッセージが格納されていることを知る。

移動局 2 0は、留守番電話装置 3 0にメッセージが格納されていることを知ると、留守番電話装置 3 0にメッセージの転送を要求する。すなわち、移動局 2 0は、特定の番号を通信網 1 0に自動送信する。特定番号を受信した交換機 1 1 は、この番号から、呼が留守番電話装置 3 0への接続要求であることを認識し、回線を留守番電話装置 3 0へ接続する。留守番電話装置 3 0の交換スィツチ 3 7 は、回線をガイダンス出力装置 3 2に接続し、各信号を送出する。送出完了後、交換スィッチ 3 7は、回線を移動局信号受信装置 3 1に接続し、移動局 2 0からの信号を待つ。

移動局 2 0は、ガイダンス出力装置 3 2からの応答信号を受信すると、メッセージ転送要求信号を送信する。メッセージ転送要求信号を受信した移動局信号受信装置 3 1は、交換スィツチ 3 7に通知する。交換スィツチ 3 7は、回線を圧縮メッセージ蓄積装置 3 5に接続し、圧縮されたメッセージを移動局 2 0へ転送する。転送が完了すると、交換スィッチ 3 7は、回線をガイダンス出力装置 3 2 に接続し、完了信号を送出する。その後、交換スィッチ 3 7は、移動局信号受信装置 3 1に回鎳を接続して、移動局 2 0からの信号を待つ。

移動局 2 0は、受信したメッセージを記憶装置 5 1に記憶する。また、完了信号を受信すると、留守番電話装置 3 0に蓄積されたメッセージの削除を要求する。メッセージ削除要求信号は、移動局信号受信装箧 3 1によって受信され、削除要求が制御装置 3 6に通知される。制御装置 3 6は、圧縮メッセージ蓄積装置 3 5に記憶されたメッセージを削除する。また、ホームメモリ 1 2へ信号を供給し、ホームメモリ 1 2のメッセージ記億表示をオフする。その後、交換スィッチ 3 7は、回線をガイダンス出力装置 3 2に接続し、移動局 2 0へ完了信号を送信する。また、回線を移動局信号受信装置 3 1に接続し、移動局 2 0からの信号を待つ。移動局 1 0は、完了信号を受信すると、回線を切断する。

記憶装置 5 1へメッセージを記憶した移動局 1 0は、ディスプレイ表示や鳴動によって、メッセージ受信をユーザに知らせる。ユーザは、移動局 2 0に記憶されているメッセージを再生したいときに、キーボード 6 6を操作して、メッセージの再生を指示する。メッセージの再生の指示を受けた制御装置 7 0は、記憶装置 5 1に記憶された圧縮メッセージを、圧縮メ、'セージ展開装置 5 2に供給する。圧縮メッセージ展開装置 5 2は、メッセ一:：展開 '再生し、スピーカ 6 5 に供給する。こうして、スピーカ 6 5からユー '、メッセージが伝達される。

移動局 2 0は、記憶装置 5 1に記憶されたメッセージを再生するので、通信網 1 0の留守番電話装置 3 0の仕様に限定され '、、自考生操作方法を採用することができる。このため、ユーザは、自分の好みにあった再生手順の機種を選択することができ、その選択範囲が広がる。

図 9 Aおよび 9 Bは移動局 2 0の動作を説明するためのフローチャートである。移動 2 0の動作モードには、次の 4つがある。 H

(1) 圏外から圏内への移行判定モード（ステップ S P 1— SP 2)

このモードは、サービスエリア圏外から、サービスエリア圏内に入ったことを検出するモードである。この検出は、電波監視装置 64が行う。

(2) メッセージ転送モード（ステップ S P 3— S P 7)

このモ一ドは、通信網 10に留守番メッセージがあるか否かを問い合わせ、ある場合には転送してもらうモードである。この問い合わせは、タイマ 71を使用して、一定時間（5〜1 5分程度）以内に 2回以上行わないようにしている。

(3) 通常待ち受けモード（ステップ SP 8— SP 13)

このモードは、移動局 20の通常の動作モードであり、通信網 10からの着信信号の検出、ユーザのキ一操作の検出、および電波監視を行う。なお、キ一操作にはいろいろあるが、このフローチャートには、メッセージ転送モードへのモ —ド移行指令だけが記載されている（ステップ SP 8および SP 15のユーザキ一操作）。

(4) 留守番電話着信時の待ち受けモード（ステップ SP 14— SP 18) このモードは、移動局 20の留守番電話装置 50に着信があつたときに起動される。このモード力 ^f起動されると、着信から一定時間経過してから、メッセ一ジ転送モードを起動する。この時間は、発信者のメッセージ送信が開始されてから、圧縮メッセージ蓄積装置 35にこのメッセージが格納されるまでの推定時間に相当し、タイマ 72によって設定される。

以下、各モードの動作をさらに詳しく説明する。

(1) 圈外から圏内への移行判定モード（ステップ SP 1— SP2)

電波監視装置 64は、ステップ SP 1で電波監視を行う。この監視結果に基づいて、制御装置 70は、ステップ SP 2において、移動局 20が通信網 10のアクセス可能圈内に入ったか否かを判定する。

( 2 ) メッセージ転送モ一ド（ステップ SP 3— SP 7) このモードは、次の場合に起動される。すなわち、ステップ SP 2において、移動局 20がサービスエリア圏外から圏内に入ったことを検出した場合、ステ、 '' プ SP 8または SP 1 5において、ユーザがキー操作を行って、このメッセ一転送モードの実行を要求した場合、および、ステップ SP 1 5において、タイマ 72の設定時間が経過した場合である。

このモードか *起動されると、制御装置 70は、ステップ SP 3において、タイマ 71がオンか否かを判定する。タイマ 71は、一旦オン設定されると、一定時間（5〜15分程度）オン状態を保持した後オフとなる。そこで、オンの場合には、制御装置 70は、このモード力 ^s前回実行されてから余り時間が経過していないと判断し、そのままこのモードを出て、通常待ち受けモード（ステップ SP 8) に進む。一方、タイマ 71がオフの場合は、制御装置 70は、ステップ S P 4でタイマ 71をオンとした後、ステップ S P 5で通信網 10への問い合わせを行う。ステップ SP 6において、通信網 10からの応答を調べ、留守番メッセ一ジがある場合は、ステップ SP 7でメッセージ ^を要求する。一方、留守番メッセージがない場合は、通常待ち受けモードに移行する。

(3) 通常待ち受けモード（ステップ SP8— SP 13)

ステップ SP 8において、イベント待ちをする。このとき、ユーザがキ一ボード 66を操作して、メッセージ転送モードを要求したことが検出されると、制御装置 70は、ステップ SP 3に制御を移行する。

—方、着信が検出されると、制御装置 70は、ステップ SP 9に移行して、着信処理を行う。すなわち、ステップ SP 9 いて、ユーカ ^s着信に応答したことを制御装置 70が検出すると、ステップ SP 10で、その応答が留守番電話の接続指示か否かを判定する。留守番電話の接続指示の場合は、ステップ SP 1 4に移行して、留守番電話着信時の処理に入る。留守番電話の接続指示でない場合は、ステップ SP 1 1で通話の終了を待ち、終了後、再びステップ SP 8に移行して、通常待ち受けモードに入る。

ステップ SP 8において、何もイベントが検出されなかったときは、ステツブ SP 12で電波監視を行い、ステップ SP 13で通信網 10にアクセス可能か否かを判定する。可能ならば、ステップ SP 8に戻って、通常待ち受けモードを継続し、可能でないならば、ステップ SP 1に戻って、圈外から圈内への移行判定モ一ドに入る。

(4) 留守番電話着信時の待ち受けモード（ステップ SP 14-SP 18) 着信時にユーザ力 ί応答しなかった場合（ステップ SP 9) 、あるいは留守番罨話の接続指示がされていた場合（ステップ SP 10) は、ステップ SP 14に移行して、このモードに入る。

このモード力、'起動されると、ステップ S Ρ 14でタイマ 72を起動し、ステツブ S Ρ 1 5でィベント待ちを行う。このタイマ 72は、通信網 10内の留守番電話装置 30に、着信メッセージが蓄積されるのを待つ時間を設定する。ステップ SP 15において、タイマ 72の設定時間力 s経過した場合、あるいはユーザがキ一操作をして転送モードを指示した場合は、制御装置 70は、ステップ SP 3に移行して、メッセージ転送モードに入る。

—方、タイマ 72の設定時間内に、新たな着信が発生した場合には、制御装置 70は、ステップ S Ρ 16において会話が終了するのを待ち、終了後、再ぴステツブ S Ρ 14に移行する。

ステツプ S Ρ 1 5において、これらのィベントが検出されなかった場合は、ステップ SP 1 7で電波監視を行い、ステップ SP 18で通信網 10にアクセス可能か否かを判定する。可能ならば、ステップ SP 14に戻って、本モードを継続し、可能でないならば、ステップ SP 1に戻って、圏外から圏内への移行判定モードに入る。

本実施例によれば、メッセ一ジを通常蓄積装置 33に一旦蓄積するので、比較的長い時間を要するメッセージ圧縮方法を用いることができる。すなわち、効率の高い圧縮方法や、高度な暗号化方法を使用することができる。効率の高い圧縮方法を使用することによって、通信網 1 0と移動局 2 0とのトラヒックを減少することができる。また、伝送速度やフォーマットの異なるメッセージも、所望の伝送速度やフォーマットに変換して、蓄積し、転送することができる。

さらに、通信網 1 0内の留守番電話装置 3 0が、 ^移動局に応答するので、発信側ユーザの操作の統一を図ることができる。さらに、着信移動局 2 0以外の移動局からもメッセージの再生を行うことが可能となる。

この実施例では、ユーザまたは移動局 2 0が応答しないときに、通信網 1 0 内の留守番電話装置 3 0にメッセージを蓄積するよ二したが、これに限定されるものではない。たとえば、移動局 2 0力 s応答しても、ユーザが応答しないときには、移動局 2 0の記憶装置 5 1にメッセージを蓄積することも可能である。

また、移動局 2 0の状態にかかわらず、通信網 1 0の留守番電話装置 3 0が常に応答するように設定することも可能である。この設定は、着信がある前に予め行ってもよいし、着信があつたときに行ってもよい。また、特定の時間内だけ、このような設定を自動的に行うようにすることもできる。

最後に、本実施例と従来技術 3を比較する。従来技術 3には、（1 ) 通信網からの通知によって加入者がメッセージを再生すること、（2 ) 移動機が位置登録したら、通信網が移動機に発呼し、メッセージを送信することが開示されている。しかしながら、本発明のように、移動機が主体的に動き、通信網におけるメッセージの有無を自動的に問い合わせ、あれば読み出すといった技術は開示されていない。

本実施例で使用した問い合せ信号は、移動機の位置登録信号と兼用することができる。この様にすると、無線区間の信号を削減できる。

Claims

請求の範囲

1 . 第 1の移動局から送信されたメッセージを、通信網を介して、第 2の移動局に転送する通信システムにおいて、

前記通信網は、

受信した前記メッセージを蓄積する蓄積手段と、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージを、前記第 2の移動局に転送する転送手段と

を具備し、

前記第 2の移動局は、

前記通信網から転送されてきた前記メッセ一ジを記憶する記憶手段とを具備することを特徴とする移動通信システム。

2 . 前記通信網は、さらに、前記メッセージを圧縮して前記蓄積手段に記録する圧縮手段を有し、前記第 2の移動局は、さらに、圧縮されたメッセージを展開する展開手段を有することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の移動通信システム。

3 . 前記メッセージは音声情報であることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の移動通信システム。

4 . 前記問い合わせ手段は、前記移動局がサービスエリア圏外からサービスエリァ圈内に入ったことを検出する電波監視手段を有し、前記サービスエリァ圈外から圈内に入ったときに、前記通信網に対して、自局宛のメッセージが有るか否かを自動的に問い合わせることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の移動通信システム。

5 . 前記問い合わせ手段は、タイマ手段を有し、前回の問い合わせから一定時間内は、前記問い合わせを抑制することを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の移動通信システム。

6 . 前記問い合わせ手段は、タイマ手段を有し、前記通信網から前記移動局に着信があった場合に、該移動局のユーザが応答しないときには、予め定めた時間が経過してから前記問い合わせを行うことを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の移動通信システム。

7 . 第 1の移動局から送信されたメッセージを、第 2の移動局に転送する通信網であって、

前記第 2の移動局が応答しない場合に、前記第 1の移動局に応答する応答手段と、

受信した前記メッセージを蓄積する第 1の蓄積手段と、

前記第 1の蓄積手段に蓄積されたメッセ一ジを圧縮する圧縮手段と、圧縮されたメッセージを蓄積する第 2の蓄積手段と、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記圧縮されたメッセージを前記第 2の蓄積手段から読み出して、前記第 2の移動局に転送する転送手段とを具備することを特徴とする移動通信システムの通信網。

8. 受信したメッセージを圧縮して蓄積する通信網に接続された移動局であつて、

前記通信網に接続可能か否かを判定する手段と、

前記通信網から送信されてきた前記圧縮されたメッセージを受信する受信手段と、

前記受信手段が受信した、前記圧縮されたメッセージを記億する記億手段と、前記記憶手段に記憶された、前記圧縮されたメッセージを展開する展開手段と、

展開されたメッセージを再生する手段と

を具備することを特徴とする移動局。

9 . 第 1の移動局から送信されたメッセージを、通信網を介して、第 2の移動局に転送する通信方法において、

前記通信網における処理は、

受信した前記メッセージを蓄積するステップと、

前記第 2の移動局からの問い合わせに応答し、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージを、前記第 2の移動局に転送するステップと

を具備し、

前記第 2の移動局における処理は、

メッセージが蓄積されているか否かの問い合わせを前記通信網に行うステツブと、前記通信網から転送されてきた前記メッセージを記憶するステップとを具備することを特徴とする移動通信方法。

1 0 . 前記通信網における処理は、さらに、前記メッセージを圧縮して蓄積するステップを有し、前記第 2の移動局における処理は、さらに、圧縮されたメッセージを展開するステツブを有することを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の動通信方法。

1 1 . 前記メッセージは音声情報であることを特徴とする請求の範囲第 1 0 項に記載の移動通信方法。

1 2 . 前記問い合わせを行うステップは、前記移動局がサービスエリア圏外からサービスエリア圏内に入ったことを検出するステップと、前記サービスエリァ圈外から圏内に入ったときに、前記通信網に対して、自局宛のメッセージ力 ^?有るか否かを自動的に問い合わせるステツプとを具備することを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の移動通信方法。

1 3 . 前記問い合わせを行うステップは、前回の問い合わせから一定時間内は、前記問い合わせを抑制するステップを具備することを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の移動通信方法。

1 4 . 前記問い合わせを行うステップは、前記通信網から前記移動局に着信があった場合に、該移動局のユーザが応答しないときには、予め定めた時間が経過してから前記問い合わせを行うことを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の移動通信方法。