JPH07203013A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JPH07203013A
JPH07203013A JP5349559A JP34955993A JPH07203013A JP H07203013 A JPH07203013 A JP H07203013A JP 5349559 A JP5349559 A JP 5349559A JP 34955993 A JP34955993 A JP 34955993A JP H07203013 A JPH07203013 A JP H07203013A
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JP
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recording
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JP5349559A
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Migaku Nojima
磨 野嶋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、メモリ容量を増やさずに、
より多くの情報を他の装置に転送できる携帯電話装置を
提供することである。 【構成】 録音用メモリ11と、その録音用メモリ11
に記録保持された情報の転送先の電話番号を表す転送先
データを記憶する転送先データ・メモリ3とを有し、録
音用メモリ11に記録保持された情報が所定量に達した
ときに、転送先データ・メモリ3に記憶された転送先デ
ータによって表される電話番号を自動ダイヤルして(S
43)、回線が接続された後に、録音用メモリ11に記
録保持された情報を再生して自宅の留守番電話装置等に
転送する(S44)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信した情報を記録す
ることのできる携帯電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話装置は、場所や時間を
問わず任意に電話を掛けたり受けたりすることができる
ため、近年、極めて有用な通信機器として急速に普及し
てきているが、その反面、例えば、電車の中や映画館な
どの公共の場所に居るときや、会議などの職務上の時間
に電話が掛かってきた場合に、そのときの呼出音や通話
時の話し声によって周囲の人に迷惑が掛かるといった社
会的な問題を生じさせている。このため、昨今では、ユ
ーザが電話に出られない状況にある場合に、そのときの
呼出音の発生を禁止させ、かつ、そのとき受信した発呼
者の音声信号などの情報を半導体集積回路メモリ(いわ
ゆるICメモリ)に録音する機能を具備する携帯電話装
置も普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このよう
な、受信した情報を半導体集積回路メモリに録音してお
く機能を具備する携帯電話装置にあっては、その半導体
集積回路メモリの記憶容量が、例えば、留守番電話装置
に一般に内蔵されている通話録音用のテープレコーダの
記憶容量に比較して非常に小さく、録音時間に換算して
も、わずか数分程度にすぎない。このため、この種の携
帯電話装置においては、掛かってきた電話にユーザが出
られないときに受信した情報の量が、半導体集積回路メ
モリの記憶容量をすぐに超えてしまい、それ以上の情報
を録音することが不可能な状態に陥ることもしばしば起
こる。
【0004】もちろん、こうした不都合は、携帯電話装
置に半導体集積回路メモリを複数内蔵するなどして全体
的な記憶容量を大きくすれば解消されはするが、これで
は、その製造コストの大幅な上昇をもたらす結果とな
る。
【0005】本発明の目的は、メモリ容量を増やさず
に、多くの情報を他の装置に転送できる携帯電話装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信した情報
を記録するメモリを有する携帯電話装置において、その
メモリへの情報の記録が完了した後、予め登録されてい
る電話番号を自動ダイヤルする自動ダイヤル手段と、こ
の自動ダイヤル手段により電話番号が自動ダイヤルされ
回線が接続されたとき、メモリに記憶されている情報を
その電話番号の相手先に転送する転送手段とを備える。
【0007】
【作用】本発明では、メモリへの情報の記録が完了した
後、その情報を予め登録してある電話番号の相手先に自
動的に転送するようにしたので、携帯電話装置のメモリ
の記録容量を大きくしなくとも、実質的に多くの情報を
他の装置に転送することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。本実施例で説明する携帯電話
装置は、ディジタル携帯電話装置であり、半導体集積回
路メモリに録音すべき情報は、無線基地局から送信され
る情報信号に含まれる発呼者の音声信号データであると
する。
【0009】まず、図1は、本発明の一実施例の携帯電
話装置のハードウェア構成を示すブロック図である。同
図に示すように、この実施例の携帯電話装置は、システ
ム制御部1、キー入力部2、転送先データ・メモリ3、
録音件数データ・メモリ4、転送件数データ・メモリ
5、表示部6、呼出音発生部7、スピーカ8、受話スピ
ーカ9、送話マイクロホン10、録音用メモリ11、お
よび無線通信機部20を有して構成されており、さら
に、このうちの無線通信機部20は、通信制御部21、
アンテナ22、RF部(高周波部)23、ディジタル変
復調部24、バースト信号処理部25、および音声コー
デック部26を有して構成されている。そして、この携
帯電話装置には、その動作モードとして、ユーザが電話
を掛けたり受けたりするための通話モードと、ユーザが
電話に出られないときに受信した発呼者の音声信号デー
タを録音用メモリ11(半導体集積回路メモリ)に録音
しておき、必要に応じ、その録音された発呼者の音声信
号を、ユーザの自宅の留守番電話装置やボイスメールの
サービス会社などの他の地点に転送するための録音転送
モードと、この録音転送モードで必要とされる発呼者へ
の応答メッセージ(例えば、「今、電話に出られませ
ん。録音しますので、御用件を仰って下さい。」など)
をユーザが録音用メモリ11に登録するための登録モー
ドと、同じく録音転送モードで録音用メモリ11に録音
された発呼者の音声信号データ、または他の地点に転送
された発呼者の音声信号データを、ユーザが再生するた
めの再生モードとが用意されており、システム制御部1
は、これら各動作モードに対応してキー入力部2に用意
された各種モード・キー(図示せず)の何れかがユーザ
によって押下されて、装置の動作モードが所定の動作モ
ードに設定されたときに、そのそれぞれの動作モードに
応じた制御を行うようになっている。
【0010】すなわち、システム制御部1は、装置の動
作モードが通話モードに設定されている場合においてユ
ーザが電話を掛けるときには、キー入力部2に用意され
たテンキー(図示せず)の操作によって入力される電話
番号などを表示部6に表示させるとともに、無線通信機
部20の通信制御部21に電話番号のデータを与える制
御などを行い、これに対し、電話が掛かってきたとき、
すなわち通信制御部21から与えられる呼出番号が自己
の呼出番号であるときには、呼出音信号を発生させ、こ
の発生させた呼出音信号をスピーカ8で放音させる制御
などを行うようになっている。また、システム制御部1
は、装置の動作モードが録音転送モードに設定されてい
る場合において、無線通信機部20の通信制御部21か
ら自己宛ての呼出番号が与えられたときには、通信制御
部21を介して無線通信機20から着信応答信号を出力
させて回線を接続し、その後、録音用メモリ11からデ
ィジタルの応答メッセージ・データを読み出してこれを
バースト信号処理部25に与えると共に、そのバースト
信号処理部25から与えられる発呼者の音声信号データ
を録音用メモリ11に書き込む制御などを無線通信機部
20の通信制御部21を通じて行い、さらに、録音用メ
モリ11に書き込まれた発呼者の音声信号データの件数
が所定値に達したときには、その発呼者の音声信号デー
タを録音用メモリ11から読み出してこれをバースト信
号処理部25に与える制御などを通信制御部21を通じ
て行う。
【0011】また、システム制御部1は、装置の動作モ
ードが登録モードに設定された場合には、送話マイクロ
ホン10から入力されたユーザの応答メッセージを、無
線通信機部20を介しながら、ディジタルの応答メッセ
ージ・データの形態で録音用メモリ11に書き込む制御
などを通信制御部21を通じて行い、一方、その動作モ
ードが再生モードに設定された場合には、録音用メモリ
11に書き込まれた発呼者の音声信号データを読み出
し、その発呼者の音声信号データを、無線通信機部20
を介しながら、アナログの音声信号の形態で受話スピー
カ9で放音させる制御などを通信制御部21を通じて行
う。
【0012】なお、システム制御部1に接続された転送
先データ・メモリ3には、ユーザの自宅の留守番電話装
置の電話番号や、ボイスメールのサービス会社の電話番
号など、録音用メモリ11に録音された発呼者の音声信
号データの転送先の電話番号を示す転送先データが、ユ
ーザによるキー入力部2のテンキーの操作に応じて記憶
されるようになっている。また、録音件数データ・メモ
リ4には、録音転送モードにおいて録音用メモリ11に
書き込まれている発呼者の音声データの件数を表す録音
件数データが数値で記憶され、転送件数データ・メモリ
5には、同じく録音転送モードにおいて他の地点に転送
された発呼者の音声データの転送件数を表す転送件数デ
ータが数値で記憶されるようになっている。
【0013】一方、システム制御部1には、上述の録音
件数データで表される録音用メモリ11に書き込まれて
いる発呼者の音声信号データの件数、または上述の転送
件数データで表される他の地点に転送された発呼者の音
声信号データの件数を、再生モードにおいてカウントす
るための再生カウンタが内蔵されている。
【0014】また、キー入力部2には、上述のテンキー
や各種モード・キーのほかに、再生モードにおいて、録
音用メモリ11に書き込まれた発呼者の音声信号データ
を消去するための消去キーと、その発呼者の音声信号デ
ータの再生を継続して行うための再生キーと、その発呼
者の音声信号データの再生を終了させるための終了キー
とが用意されている。
【0015】そして、無線通信機部20は、この携帯電
話装置と無線基地局(図示せず)との間の情報信号の伝
送を行うものであり、このうちの通信制御部21が、シ
ステム制御部6から与えられる制御データなどにより、
RF部23、ディジタル変復調部24、バースト信号処
理部25、および音声コーデック部26の駆動制御やタ
イミング制御等を行い、これらの制御により、この携帯
電話装置と無線基地局との間の情報信号の送受がディジ
タル方式によって交互に行われるようになっている。
【0016】すなわち、この携帯電話装置が、無線基地
局から送信されてくる情報信号を受信するときには、ま
ず、RF部23が、所定のタイムスロットでアンテナ2
2から入力される情報信号(バースト信号)を高周波増
幅した後に所定のベースバンドに周波数変換し、次に、
ディジタル変復調部24が、その周波数変換された情報
信号を所定の復調方式でディジタル信号に復調し、さら
に、バースト信号処理部25が、その復調されたディジ
タル信号を時間伸長処理して通常速の音声信号データに
復元し、最後に、音声コーデック部22が、その復元さ
れた発呼者の音声信号データをアナログ信号に変換する
ことで、無線基地局から送信されてくる情報信号に含ま
れている発呼者の音声信号データが、受話スピーカ9で
再生されるようになっている。
【0017】一方、この携帯電話装置が、無線基地局に
対して情報信号を送信するときには、まず、音声コーデ
ック部26が、送話マイクロホン10から入力されるユ
ーザの音声信号をリアルタイムで符号化することでユー
ザの音声信号データを生成し、次に、バースト信号処理
部25が、その生成されたユーザの音声信号データを所
定の時間ごとに圧縮処理して所定フォーマットのバース
ト信号を生成し、さらに、ディジタル変復調部24が、
その生成されたバースト信号を所定の変調方式で変調
し、最後に、RF部23が、その変調されたバースト信
号を所定の搬送波に周波数変換した後に電力増幅するこ
とで、ユーザの音声信号データを含む情報信号が、アン
テナ22を介して、受信時のタイムスロットとは異なる
所定のタイムスロットで無線基地局に送信される。
【0018】なお、通信制御部21は、以上の制御のほ
かに、バースト信号処理部25において所定のタイムス
ロットごとに生成されるバースト信号に対し、そのバー
スト信号の種別などを示すためにシステム制御部1から
与えられるヘッダ情報を付加するとともに、ディジタル
変復調部24において復調されるバースト信号に付加さ
れているヘッダ情報をバースト信号処理部25から抽出
してシステム制御部6に与える制御を行うようになって
いる。
【0019】続いて、以上のように構成された実施例の
携帯電話装置の動作について説明する。なお、ここで
は、本発明の要旨である録音転送モードにおける動作
(録音転送処理)と、これに続く再生モードにおける動
作(再生処理)とについて特に説明する。
【0020】図2は、本発明の実施例の携帯電話装置に
おける録音転送処理を説明するためのフローチャートで
ある。同図に示すように、この携帯電話装置における録
音転送処理は、装置が着呼待ちの状態にある場合におい
て、無線基地局から送信されてくる呼出用の情報信号が
無線通信機部20のアンテナ22で受信され、さらに、
この情報信号に含まれている呼出番号が、RF部23、
ディジタル変復調部24、バースト信号処理部25、通
信制御部21を介してシステム制御部1に与えられ、そ
の与えられた呼出番号が自己の呼出番号であることがシ
ステム制御部1で検出された時に開始される(S3
1)。そして、システム制御部1は、自己の呼出しを検
出すると、装置の動作モードが録音転送モードに設定さ
れているか否かを判別し(S32)、動作モードが録音
転送モードに設定されていないと判別した場合には(S
32;NO)、現在設定されている装置の動作モードが
通常の通話モードであるとして、呼出音発生部7に呼出
音信号を発生させてこれをスピーカ8で放音させる制御
を行い(S33)、これに対し、装置の動作モードが録
音転送モードに設定されていると判別した場合には(S
32;YES)、以下に説明する録音転送処理を実行す
る。
【0021】すなわち、システム制御部1は、この録音
転送処理にあたり、まず、無線通信機部20の通信制御
部21に着呼応答のための着呼応答信号を与え、以下、
バースト信号処理部25、ディジタル変復調部24、R
F部23、アンテナ22を介して、その着呼応答信号を
含む情報信号を無線基地局に送信する処理を無線通信機
部20に行わせることにより、その無線基地局との間で
回線を接続する処理を行う(S34)。そして、システ
ム制御部1は、この回線の接続と同時に、録音用メモリ
11に記憶されているユーザの応答メッセージ・データ
を通信制御部21を通じて読み出し、そのユーザの応答
メッセージ・データを含む情報信号を以上と同一の経路
で回線に送出するとともに(S35)、このユーザの情
報信号の送出時のタイムスロットとは異なる所定のタイ
ムスロットで無線基地局から送信されてくる情報信号を
アンテナ22で受信し、以下、RF部23、ディジタル
変復調部24、バースト信号処理部25を介して、その
情報信号から発呼者の音声信号データを復元した後に、
この発呼者の音声信号データを録音用メモリ11に録音
する(書き込む)制御を行う(S36)。
【0022】次に、システム制御部1は、この発呼者の
音声信号データを録音用メモリ11に録音する制御を行
っている最中に、発呼者の側が回線を切断する操作を行
うなどして終話の状態になったか否かを判別し(S3
7)、終話の状態ではないと判別している間は(S3
7;NO)、発呼者の音声信号データを録音用メモリ1
1に録音する制御を継続し、その後、終話の状態である
と判別した時点で(S37;YES)、無線通信機部2
0の通信制御部21に回線切断信号を与え、以下、バー
スト信号処理部25、ディジタル変復調部24、RF部
23、アンテナ22を介して、その回線切断信号を含む
情報信号を無線基地局に送信する処理を無線通信機部2
0に行わせることにより回線を切断する(S38)。ま
た、システム制御部1は、この回線の切断処理と同時
に、これまで通信制御部21を通じて行っていた録音用
メモリ11に対する発呼者の音声信号データの録音制御
を停止する。
【0023】次に、システム制御部1は、この回線の切
断処理を行うと、録音用メモリ11に発呼者の音声信号
データが録音されたか否かを判別し(S39)、その発
呼者の音声信号データが録音されたと判別した場合には
(S39;Y)、録音件数データ・メモリ4に記憶され
ている録音件数データで表される録音件数をカウントア
ップする処理を行い(S40)、さらに、このカウント
アップ後の録音件数が所定値に達したか否かを判別する
(S41)。そして、システム制御部1は、その録音件
数が所定数に達していないと判別した場合には(S4
1;NO)、録音用メモリ11に録音された発呼者の音
声信号データを、ユーザの自宅の留守番電話装置やボイ
スメールのサービス会社などの他の地点に転送する必要
はないとして装置を着呼待ちの状態とし、このとき録音
件数データ・メモリ4に記憶されている録音件数と、転
送件数データ・メモリ5に記憶されている転送件数とを
表示部6に表示させる(S42)。また、システム制御
部1は、上述のステップS39の処理において、録音用
メモリ11に発呼者の音声信号データが録音されなかっ
たと判別した場合には(S39;NO)、直接ステップ
S42に進んで装置を着呼待ちの状態とする。
【0024】これに対し、システム制御部1は、上述の
ステップS41の処理において、カウントアップ後の現
在の録音件数が所定値に達していると判別した場合には
(S41;YES)、録音用メモリ11に保持された発
呼者の音声信号データを他の地点に転送する必要がある
ものとして転送先データ・メモリ3から転送先データを
読み出し、この転送先データで表されるユーザの自宅の
留守番電話装置の電話番号や、ボイスメールのサービス
会社などの電話番号などを自動ダイヤルして回線を接続
する処理を行う(S43)。すなわち、システム制御部
1は、この回線の接続処理にあっては、まず、無線通信
機部20の通信制御部21に転送先データで表される電
話番号のデータを与え、以下、バースト信号処理部2
5、ディジタル変復調部24、RF部23、アンテナ2
2を介して、その電話番号のデータを含む呼出用の情報
信号を無線基地局に送信する処理を無線通信機部20に
行わせることにより、その無線基地局との間で回線を接
続する処理を行う。そして、システム制御部1は、この
回線の接続と同時に、録音用メモリ11に録音されてい
る発呼者の音声信号データを通信制御部21を通じて再
生し(読み出し)、その発呼者の音声信号データを含む
情報信号の全てを以上と同一の経路で回線に送出し終え
た後に(S44)、無線通信機部20の通信制御部21
に回線切断信号を与え、以下、バースト信号処理部2
5、ディジタル変復調部24、RF部23、アンテナ2
2を介して、その回線切断信号を含む情報信号を無線基
地局に送信する処理を無線通信機部20に行わせること
により、その無線基地局との間で接続されていた回線を
切断する処理を行う(S45)。
【0025】システム制御部1は、この回線の切断処理
を行うと、録音用メモリ11に録音されている発呼者の
音声信号データを全て消去する制御を通信制御部21を
通じて行う(S46)。そして、以下、システム制御1
は、録音件数データ・メモリ4に記憶されている現在の
録音件数を、転送件数データ・メモリ5に記憶されてい
る転送件数に加算する処理を行い(S47)、さらに、
その録音件数データ・メモリ4に記憶されている現在の
録音件数データをクリアする処理を行った後に(S4
8)、その録音件数(「0」)と転送件数とを表示部6
に表示させて装置を着呼待ちの状態とし、以上により、
この録音転送処理を終了する。
【0026】なお、以上の録音転送処理では、録音用メ
モリ11に録音された発呼者の音声信号データの転送
を、録音件数データで表される録音件数が所定値に達す
るごとに行うものとして説明したが、場合によっては、
録音用メモリ11に発呼者の音声信号データが1件録音
されるごとにそれを転送するようにしてもよい。
【0027】次に、図3は、本発明の実施例の携帯電話
装置における再生処理を説明するためのフローチャート
である。同図に示すように、この携帯電話装置における
再生処理は、装置が着呼待ちの状態にある場合におい
て、ユーザによってキー入力部2のモード・キーが操作
され、この操作により、装置の動作モードが再生モード
にセットされたときに開始される(S51)。そして、
システム制御部1は、この再生モードのセットととも
に、録音件数データ・メモリ4に記憶されている録音件
数データを自身の再生カウンタにセットした後に(S5
2)、その再生カウンタの値が「0」であるか否かを判
別し(S53)、その値が「0」ではないと判別した場
合には(S53;NO)、録音用メモリ11に発呼者の
音声信号データが録音されているものとして、以下に説
明する録音用メモリ11に録音された発呼者の音声信号
データを再生するための再生処理を実行する。
【0028】すなわち、システム制御部1は、録音用メ
モリ11からの発呼者の音声信号データの再生処理にあ
たり、まず、録音用メモリ11から1件分の発呼者の音
声信号データを再生する(読み出す)制御を無線通信機
部20の通信制御部21を通じて行い(S54)、以
下、バースト信号処理部25、音声コーデック部26を
介して、その1件分の発呼者の音声信号データをアナロ
グの音声信号の形態で受話スピーカ9で放音させる制御
を行う。そして、システム制御部1は、この1件分の発
呼者の音声信号データの再生を行うと、再生カウンタの
値を「−1」した後(デクリメントした後)に(S5
5)、ユーザによってキー入力部2の消去キーが押下さ
れたか否かを判別し(S56)、その消去キーが押下さ
れたと判別した場合には(S56;YES)、上述の再
生した1件分の発呼者の音声信号データを録音用メモリ
11から消去する制御を通信制御部21を通じて行うと
ともに、録音件数データ・メモリ4に記憶されている録
音件数をカウントダウンする処理を行う(S57)。
【0029】次に、システム制御部1は、この1件分の
発呼者の音声信号データを録音用メモリ11から消去す
る制御を行った場合、または上述のステップS56の処
理において消去キーが押下されていないと判別した場合
には(S56;NO)、今度は、そのキー入力部2の再
生キーがユーザによって押下されたか否かを判別し(S
58)、さらに、その再生キーが押下されていないと判
別した場合には(S58;NO)、キー入力部2の終了
キーがユーザによって押下されたか否かを判別する(S
59)。そして、システム制御部1は、上述のステップ
S58の処理において再生キーが押下されたと判別した
場合には(S58:YES)、ユーザにより、録音用メ
モリ11に録音された発呼者の音声信号データの再生の
継続が指示されたとして、上述のS53の処理に戻って
再び再生カウンタの値が「0」である否かを判別し、そ
の値が「0」ではないと判別した場合には、上述のステ
ップS54の処理以降の再生処理を継続して行う。ま
た、システム制御部1は、上述のステップS59の処理
において終了キーが押下されたと判別した場合には(S
59:YES)、ユーザにより、録音用メモリ11に録
音された発呼者の音声信号データの再生の終了が指示さ
れたとして装置を着呼待ちの状態とし(S60)、一
方、終了キーが押下されていないと判別した場合には
(S59:NO)、ユーザにより、その発呼者の音声信
号データの再生の継続も終了も指示されていないとして
上述のステップS56の処理に戻り、その再生キーまた
は終了キーがユーザによって押下されるまで待機状態を
維持する。
【0030】これに対し、システム制御部1は、上述の
ステップS53の処理において、再生カウンタの値が
「0」であると判別した場合には(S53;YES)、
録音用メモリ11には発呼者の音声信号データが録音さ
れていないとして、以下に説明するユーザの自宅の留守
番電話装置やボイスメールのサービス会社などの他の地
点に転送された発呼者の音声信号データを再生するため
の再生処理を実行する。
【0031】すなわち、システム制御部1は、他の地点
に転送された発呼者の音声信号データの再生処理にあた
り、転送件数データ・メモリ5に記憶されている転送件
数を自身の再生カウンタにセットした後に(S61)、
その再生カウンタの値が「0」であるか否かを判別し
(S62)、その値が「0」であると判別した場合には
(S62;YES)、発呼者の音声信号データが他の地
点に転送されていないものとして装置を着呼待ちの状態
とする。一方、システム制御部1は、その再生カウンタ
の値が「0」ではないと判別した場合には(S62;N
O)、発呼者の音声信号データが他の地点に転送されて
いるものとして転送先データ・メモリ3から転送先デー
タを読み出し、この転送先データで表されるユーザの自
宅の留守番電話装置の電話番号や、ボイスメールのサー
ビス会社などの電話番号などを自動ダイヤルして回線を
接続する処理(前述の録音転送処理におけるS43の処
理に同じ)を行う(S63)。
【0032】そして、以下、ユーザにより、他の地点に
転送された発呼者の音声信号データをリモート再生する
操作と(S64)、回線を切断する操作と(S65)、
転送件数データ・メモリ5に記憶されている転送件数デ
ータで表される転送件数を消去する操作とが(S6
6)、キー入力部2の対応するキーを押下することで行
われると、システム制御部1は装置を着呼待ちの状態と
し、以上により、この再生処理を終了する。
【0033】次に、図4は、本発明の他の実施例の携帯
電話装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この実施例の携帯電話装置は、先の
実施例の携帯電話装置と同様に、システム制御部1、キ
ー入力部2、転送先データ・メモリ3、録音件数データ
・メモリ4、転送件数データ・メモリ5、表示部6、呼
出音発生部7、スピーカ8、受話スピーカ9、送話マイ
クロホン10、録音用メモリ11、および無線通信機部
20(通信制御部21、アンテナ22、RF部23、デ
ィジタル変復調部24、バースト信号処理部25、およ
び音声コーデック部26)を有しており、さらに、共に
無線通信機部20の通信制御部21によって制御される
応答メッセージ・メモリ12、および切替器13を有し
て構成されている。
【0034】すなわち、この携帯電話装置においては、
ユーザの応答メッセージ・データを記憶するための応答
メッセージ・データ12が、録音用メモリ11とは別に
用意されており、さらに、その録音用メモリ11に対す
る発呼者の音声信号データの録音、その録音用メモリ1
1に録音された発呼者の音声信号データの転送、および
その録音用メモリ11からの発呼者の音声信号データの
再生の切替制御が、無線通信機部20の通信制御部21
の制御を通じながら切替器13によって行われるように
なっている。そして、これらのこと以外には、前述の一
実施例に係る携帯電話装置と何ら異なる部分はなく、し
たがって、以上の構成を有する携帯電話装置にあって
も、これを、前述した実施例の携帯電話装置と同様な処
理形態で動作させることが可能である。
【0035】なお、この携帯電話装置の構成によれば、
録音用メモリ11に応答メッセージ・データを記憶させ
ておく必要がないので、その録音用メモリ11の記憶容
量が前述の実施例における録音用メモリの実質的な記憶
容量よりも多めに確保されるようになり、この点につい
て極めて有利であるといえる。
【0036】以上、本発明の実施例について説明した
が、半導体集積回路メモリに録音することのできる情報
は、例示したような発呼者の音声信号データに限られる
ことはなく、例えば、携帯電話システムで提供されてい
る情報サービスで受信した各種のパケット・データ(株
価情報や各種相場情報)や、ユーザが通話中にキー入力
部2を用いてキー入力したキー入力データ(アドレス情
報やスケジュール情報)などてあってもよく、もちろ
ん、これらのデータをユーザが指定した他の地点に転送
することも可能である。また、本実施例で説明した携帯
電話装置はディジタル携帯電話装置であるが、受信した
アナログの情報を記憶するアナログ携帯電話装置であっ
ても差し支えない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、携帯電話装置に記録さ
れた情報の量がその装置のメモリの記憶容量を超える以
前に、その情報を回線を通じて他の地点に自動的に転送
することができるので、装置の製造コストを上昇させる
要因となるメモリの容量を必要最小限に抑えることがで
き、より低コストの携帯端末装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の携帯電話装置のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の携帯電話装置における録音
転送処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例の携帯電話装置における再生
処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例の携帯電話装置のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 システム制御部 3 転送先データ・メモリ 4 録音件数データ・メモリ 5 転送件数データ・メモリ 11 録音用メモリ 20 無線通信機部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した情報を記録するメモリを有する
    携帯電話装置において、 前記メモリへの情報の記録が完了した後、予め登録され
    ている電話番号を自動ダイヤルする自動ダイヤル手段
    と、 この自動ダイヤル手段により前記電話番号が自動ダイヤ
    ルされ回線が接続されたとき、前記メモリに記録されて
    いる情報を転送する転送手段とを備えることを特徴とす
    る携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記転送手段は、前記メモリに記憶され
    た情報が所定量以上となったとき、該メモリに記録され
    ている情報を転送することを特徴とする請求項1記載の
    携帯電話装置。
JP5349559A 1993-12-29 1993-12-29 携帯電話装置 Pending JPH07203013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001127847A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Fuji Photo Film Co Ltd 電話機及び電話機のデータ伝送方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001127847A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Fuji Photo Film Co Ltd 電話機及び電話機のデータ伝送方法

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Effective date: 20030318