WO1995009525A1 - Plantoir automatique - Google Patents

Description

明 細 書

自動植付装置

産業上の利用分野

本発明は水耕栽培用のパネルの孔に自動的に植物担体 プロックを植付ける装置に関するものである。 従来の技術

第 1 0図に示すように水耕栽培用パネル（1 ) には多数 個の孔（2) が縦横に配設せられ、 一方植物担体シート（3 ) には断続する縦横の切線（5) によってブロック（4) が 分割され、 該ブロック（4) には植物 Pが担持されている 。 該パネル（1) は主としてポリスチレン発泡体を材料と し、 該植物担体シート（3) は主として軟質ポリウレタン 発泡体を材料とする。

従来は図に示すように該植物担体シート（3) からプロ ック（4) を手で千切り取りパネル（1 ) の孔（2) に挿入し ていた。 しかしながらパネル（1 ) には多数の孔（2) が設 けられており、 その一つ一つにブロック（4) を千切り取 つて挿入する仕事を手作業で行なうには、 多くの人手と 手間を要するものであった。 発明の開示

本発明は上記従来の課題を解決するための手段として 、 ^行複数列の孔（2) が設けられたパネル（1 ) を送る主 コンベア（11 )と、 該主コンベア（11 )の上側または下側に 左右摺動可能に配され切込みによって m行複数列のプロ ックに分割されている植物担体シー ト（3) を送る副コン ベア（13)と、 該副コンベア（13)の前端付近に配置され該 植物担体シート（3) から同列の^個のブ πック（4) を千 切り取るプロック分離装置（25)と、 該ブロック分離装置 (25)によって千切り取られた^個のプロック（ を下側 または上側のパネル（1) の同列の ^個の孔（2) に植付け るブロック植付装置（39)とからなり、 該主コンベア（11) はパネル（1 ) の所定列目の 個の孔（2) 全部にブロック (4) が植付けられるとパネル（1 ) を列間ピッチ分前方へ 送る主送り装置（15)を有し、 該副コンベア（13)はパネル (1 ) の所定列間の^個の孔（2) 全部にブロッ ク（4 ) が植 付けられると該植物担体シー ト（3) を 1個のブロック（4 ) 巾分横方向に摺動させる摺動装置（17)と最前列目のブ πッ ク（4) が全部千切り取られると該植物担体シー ト（3 ) を 1個のブロッ ク（4) 巾分前方へ送る副送り装置（16) とを有し、 mは^の整数倍に設定されている自動植付装 置（10)を提供するものである。

自動植付装置（10)の副コンベア（13)上の植物担体シー ト（3) の^列目から n— 1個おきに^個のブロック（4) をプロッ ク分離装置（25)によって千切り取り、 該^個の プロック（4) をブロッ ク植付装置（39.)によって主コンべ ァ（11)上のパネル（1) の 1列目の^個の孔（2) に植付け る。 次いで該主コンベア（11)の送り装置（15)によってパ ネル（1 ) を行間ピッチ分前方へ送るとともに、 該副コン ベア（13)を介して摺動装置（17)によって該植物担体シー ト（3) を 1個のブロック（4) 巾分横方向に摺動せしめ、 同様なプロック植付動作を繰返す。 上記ブ πック植付動 作を n回繰返すと植物担体シ一 ト（3) の一列目のプロッ ク（4) は全部千切り取られたことになるので、 副送り装 置（16)によって該植物担体シー ト（3) をブ ック巾分前 方へ送る。

このようにしてパネル（1 ) の孔（2) に植物担体ブ口ッ ク（4) を逐次植付けて行く。

したがって本発明においては水耕栽培用パネルの孔に 植物担体プロッ クを植付けるための人手と時間が大巾に 節減される。 図面の簡単な説明

第 1図〜第 9図は本発明の一実施例を示すものである 第 1図は一部省略側面図である。

第 2図は一部省略平面図である。

第 3図は摺動枠取付状態説明図である 第 4図はパネル引取り装置説明図である。

第 5図はプロック分離装置説明図である。

第 6図はプロッ ク摑持装置説明図である。

第 7図はプロック植付過程説明図である。

第 8図はパネル 1列目植付状態説明図である。

第 9図はパネル 2列目植付状態説明図である。 第 1 0図は従来例の説明図である。 発明の詳細な説明

本発明の第一実施例をを第 1図〜第 9図に示す。 図に 示す自動植付装置（10)において、 （1 1 )はパネル（1 ) を送 る主コンベアであり主枠（12)内に支持されており、 該主 コンベア（1 1 )の上側には植物担体シ一 ト（3) を送る副コ ンベア（13)が配されており、 該副コンベア（13 )は該主枠 ( 12)に対して左右に摺動可能に取付けられている摺動枠 (14)内に支持されている。

該主コンベア（1 1 )は主送り装置としてのモー夕一（15 ) によって駆動され、 該副コンベア（13)は副送り装置とし てのモーター（16)によって駆動される。 更に該摺動枠（1 4)は主枠 （12) 側部から差出されているブラケッ ト（18 ) に支持される摺動装置としてのエアシリ ンダ一（17 )によ つて左右摺動されるが、 該摺動は第 3図に示すように主 枠（12)に横方向に差渡されたレール（19)を摺動枠（14)底 部に取付けたグリ ップ（20)によって摺動自在に摑持する ことによってガイ ドされている。

該主コンベア（11)の後端部においては主枠（12)からパ ネル（1 ) を積載し支持するパネル枠（21 )が立設され、 該 パネル枠（21 )の左右前縁からはブラケッ ト（22)を介しガ ィ ドローラー（23)が横方向に差出され、 該ガイ ドロ一ラ 一（23)と主コンベア（11 )との間隙はパネル（1 ) の厚みに 略等しく されている。

該副コンベア（13)の前端部において該副コンベア（13) 上には主枠（12)から差出されている支持枠（24)に支持さ れているプロッ ク分離装置（25)が配置されている。 該分 離装置（25)は上下移動用エアシリ ンダ（26)と、 該ェァシ リ ンダ（26)のビストン（27)先端に取付けられている基台 (28)に支持されている前後移動用エアシリ ンダ（29)と、 該エアシリ ンダ（29)先端に取付けられている横板（30)か ら差出されている 8個の基台（31 )と、 該基台（31 )から夫 々垂下されているガイ ド棒（32)および針（33)とからなる o

更に該副コンベア（13)の前端部にはガイ ド装置（34 )が 配置され、 該ガイ ド装置（34)は振動基板（35)と、 該振動 基板（35)上に所定間隔をおいて配列されている 2 5枚の ガイ ド板（36)と、 該基板（35)を振動させるエアシリ ンダ (37)とからなる。

該ブ πック分離装置（25)の前方には主枠（12)から差出 されている支持枠（38)に支持されているプロッ ク植付装 置（39)が配置されている。 該植付装置（39)は支持枠（38) のガイ ドレール（40)にグリ ップ（41 )を介して上下摺動可 能に取付けられている横枠（42)と、 該横枠（42)に配列さ れている 8個のエアグリ ップ（43)と、 該横枠（42)を上下 動させるエアシリ ンダ（44 )とからなる。

該主コンベア（1 1 )の前方には主枠（12)に支持される受 取り台（45)が設置されており、 該受取り台（45)上には主 枠（12)から差出される支持枠（46)に支持されている押え 装置（47)が配置されており、 該押え装置（47)は二股状の 押え（48)と、 該押え（48)を上下動させるエマシリ ンダ（4 9)とからなる。

該受取り台（45)の後端部下側にはパネル引取り装置（5 0)が取付けられている。 該パネル引取り装置（50)はパネ ル（1 ) の孔（2) に嵌着する嵌着棒（51 )を上下摺動可能に 取付けた枠体（52)と、 該枠体（52)を前後動させるエアシ リ ンダ（53)と、 該嵌着棒（51 )を上下動させるエアシリ ン ダ（54)とからなる。

上記自動植付装置（10)においてパネル（1 ) の孔（2) に 植物担体プロッ ク（4) を植付ける動作を以下に説明する パネル（1 ) は例えばポリスチレン発泡体を材料とし、 該パネル（1) の孔（2) は等間隔で 8行複数列に配置され 、 植物担体シー ト（3) は例えば軟質ポリウレタン発泡体 を材料とし、 該植物担体シー ト（3) は縦横の断続切線（5 ) によって 24行複数列のブロック（4) に分割され、 各ブ ロック（4) には植物 Pが担持されており、 パネル（1 ) の 孔 (2) の行間隔は 2個のブロッ ク（4) の巾に等しく設定 する。 これを一般的に云えば、 パネル（1 ) の孔（2.) は £ 行複数列に配置され、 植物担体シー ト（3) のブロック（4 ) は m行複数列に配置され mは^の整数 （n ) 倍であり 、 孔（2) の行間隔は n— 1のブロック（4) の巾に等しく 設定することになる。 本実施例の場合は^ = 8， m = 2 4， n = 3である。

上記パネル（1 ) はパネル枠（21 )内に複数枚積載され、 最下段のパネル（1 ) からガイ ドロ一ラー（23)の下側をか いく ぐって主コンベア（11 )によって逐次前方へ運ばれ、 上記植物担体シー ト（3) は副コンベア（13)によって前方 へ運ばれ、 この際ガイ ド装置（34)のガイ ド板（36)はエア シリ ンダ（37)によって振動基板（35.)を介して振動させて おく。 そしてパネル（1 ) の最前列の孔（2) が植付位置に 到達し、 植物担体シー ト（3) の最前列のブロッ ク（4) が 分離位置に到達するが、 この際、 引取り装置（50)のエア シリ ンダ（53)によって枠体（52)を後方に突出し、 更にェ ァシリ ンダ（54)によって嵌着棒（51 )を第 4図に示すよう にパネル（1 ) の最前列の所定の孔（2) に嵌着し再びエア シリ ンダ（53)によって前方に引取ることにより、 パネル (1) の最前列の孔（2) は正しい植付位置にセッ トされる 。 また該ガイ ド装置（34)のガイ ド板（36)は植物担体シ一 ト（3) の前端部から切線（5) 内へ夫々わけ入った状態と なる （第 5図参照） 。 この状態で光電スィッチ（55， 56) の両方が O Nになり、 主コンベア（1 1 )と副コンベア（13) が停止し、 プロック分離装置（25)のエアシリ ンダ（26)が 作動して基台（28)が下降し、 該基台（28)の針. (33)は 2個 おきのブロック（4) の中央部に突刺され、 ガイ ド棒（32) は該ブロッ ク（4) の前面に当接し、 同時に該引取り装置 (50)はエアシリ ンダ（53， 54) の作動によって元の状態に 戻る。

上記分離装置（25)のエアシリ ンダ（26.)の作動に続いて エアシリ ンダ（29)が作動して基台（28)を前方の植付位置 へ突出すと、 該最前列のブロッ ク（4) は該基台（28)と共 にガイ ド棒（32)および針（33)を介して 2個おきに 8個該 植物担体シー ト（3) から千切り取られて植付位置にセッ 卜され、 同時にブロック植付装置（39)のエアグリ ップ（4 3)が作動して該ブロック（4) を夫々両側から摑持する （ 第 6図参照） 。

該ブロッ ク（4) の 8個が夫々植付装置（39)のエアグリ ップ（43)に摑持されたらエアシリ ンダ（44)が作動して横 枠（42)を介してエアグリ ップ（43)が下降し、 パネル（1 ) の孔（2) 内にブロッ ク（4) を植付け （第 7図参照） 、 同 時にプロック分離装置（25)のエアシリ ンダ（26， 29) が作 動して基台（31)を元の位置に戻す。

このようにして第 8図に示すように 8個のプロック（4 ) をパネル（1 ) の最前列の 8個の孔（2) 内に植付けたら エアグリ ップ（43)のブロッ ク（4) に対する摑持が解除さ れるとともにエアシリ ンダ（44)を作動させて横枠（42)を 介してエアグリ ップ（43)を上昇させ元の位置.に戻し、 副 コンベア（13)の摺動枠（14)をエアシリ ンダ（17)によって ブ πック（4) の一個分の巾だけ第 8図矢印方向に押出し 、 パネル（1 ) を主コンベア（11 )および引取り装置（50)に よって列間ピッチ分前方へ送って 2列目の孔（2) を植付 位置にセッ トし、 再びブロック分離装置（25)とブロッ ク 植付装置（39)とを逐次作動させて第 9図に示すようにパ ネル（1) の 2列目の 8個の孔（2) に 8個のブロック（4) を千切り取りかつ植付けする。

このようにして該パネル（1 ) の 3列目の 8個の孔（2) にブロッ ク（4) を夫々植付けた時点で植物担体シー ト（3 ) の最前列のブロック（4) はすべて千切り取られたこと になるので光電スィツチ（56)が 0 F Fになって副コンべ ァ（13)により該植物担体シー ト（3) を一個のプロッ ク（4 ) 巾分前へ送り出す。 そしてこの状態ではガイ ド装置（3 4)のガイ ド板（36)は前段と同様に植物担体シー ト（3) の 前端部から切線（5) 内へわけ入り、 光電スィッチ（56)は O Nになって再びパネル（1 ) の 4列目以降の孔（2) に対 してブロック（4) の植付けを逐次行ない、 パネル（1) は 次第に受取り台（45)上に受取られて行く力 \ パネル（1) を引取り装置（50)によって引取る際、 押え装置（47)を連 動させ、 該パネル（1 ) の孔（2) に該引取り装置（50)の嵌 着棒（51)が嵌着される時に押え装置（47)のエアシリ ンダ (49)が作動して押え（48)がパネル（1 ) を押さえるように する。

上記実施例以外主コンベアを副コンベアの上側に配置 してもよく、 ブロック分離装置はグリ ップ方式としてブ πッ クをグリ ップで摑持して千切り取ってもよいし、 ま たプロッ ク分離装置とプロッ ク植付装置とを一体化して グリ ップで摑持して千切り取ったプロックをそのま 、ノ、。 ネルの孔に植付けてもよい。

またプロック分離装置やプロッ ク植付装置を作動させ る駆動源としては、 エアシリ ンダ以外、 電磁シリ ンダ、 油圧シリ ンダ、 モーター等の周知の駆動源が用いられて もよい。

Claims

請求の範囲

1 . ^行複数列の孔が設けられたパネルを送る主コンべ ァと、 該主コンベアの上側または下側に左右摺動可能 に配され切込みによって m行複数列のプロッ クに分割 されている植物担体シー トを送る副コンベアと、 該副 コンベアの前端付近に配置され該植物担体シー 卜から 同列の^個のプロッ クを千切り取るプロッ ク分離装置 と、 該ブロック分離装置によって千切り取られた^個 のブロックを下側または上側のパネルの同列の^個の 孔に植付けるブロック植付装置とからなり.、 該主コン ベアはパネルの所定列目の^個の孔全部にプロックが 植付けられるとパネルを列間ピッチ分前方へ送る主送 り装置を有し、 該副コンベアはパネルの所定列目の 個の孔全部にプロッ クが植付けられると該植物担体シ —トを 1個のプロッ ク巾分横方向に摺動させる摺動装 置と最前列目のプロッ クが全部千切り取られると該植 物担体シ一 トを 1個のプロッ ク巾分前方へ送る副送り 装置とを有し、 mは^の整数倍に設定きれていること を特徴とする自動植付装置

2 . mは の 3倍である請求の範囲 1 に記載の自動植付 装置

3 . 該植物担体シ一 トは軟質ポリウレ夕ン発泡体シ一 卜 である請求の範囲 1 に記載の自動植付装置

. 該パネルはポリスチレン発泡体パネルである請求の 範囲 1 に記載の自動植付装置