WO1993016422A1

WO1993016422A1 - Method of creating nc program for cutting corner

Info

Publication number: WO1993016422A1
Application number: PCT/JP1993/000125
Authority: WO
Inventors: Masaki Seki; Takashi Takegahara; Shizuoki Hayanagi; Noboru Hirose
Original assignee: Fanuc Ltd
Priority date: 1992-02-07
Filing date: 1993-02-03
Publication date: 1993-08-19
Also published as: EP0579841A4; JPH05224736A; EP0579841A1

Description

明細書コーナ切削用 N Cプログラム作成方法技術分野

本発明は C A Dノ C A Mシステムによる N Cプログラム作成方法に関し、特に、荒削り加工（ボケット加工とも言う）後の仕上げ加ェ（輪郭加工とも言う）時のコーナ切削における主軸回転速度の設定の指定方法に関する。ここでいうコーナとは、微小な要素の集合の中で 2つの要素間を指し、例えばある加工工程において、直線補間、円弧補間、直線補間の順に連続的にコーナを切削するときの 2 つの直線補間の要素間の円弧補間の要素を指す。背景技俯

コーナ部の加工仕上げ面をきれいに仕上げるため、すなわちコーナを削り込んだり、削り残したりしないで加工するため、従来、直線からコーナへ切削移動するときに、あるいはコーナの切削時に、送り速度を変えて仕上げ加工することが行われていた。しかしながら、送り速度を変えた加工だけではコーナの加工仕上げ状態が良好とならない場合があった。

このような場合、コーナの切削時に主軸回転速度を変えると、コーナの加工仕上げ面がきれいになるということが判ってきた。そこで、第 1 に、加工プログラム実行中にマニュアルにて主軸回転速度を変更してコーナの切削を行うか、第 2に、加工プログラムを作成する時に、前もつてコーナの切削時の主軸回転速度を変更しておいてその加工プログラムに沿ってコーナの切削を行うかの 2つの方法が考えられる。しかしながら、前記の第 1 の方法によると、マニュアルにて主軸回転速度を変更してコーナ切削を行うのはオペレー夕の記憶に頼るので、オペレータが主軸回転速度の変更を忘れてしまったり、主軸回転速度の設定を誤ったりすることがあり、それゆえ不確実であり . コーナの仕上がりが加工毎にばらつくという問題がある。

一方、前記の第 2の方法、すなわち加工プログラムを作成する時にコーナ切削時の主軸回転速度を変更しておく方法には、自動プログラミングによってプログラム言語を用いて加工プログラムを記述する方法と、 C A D Z C A Mシステムにより対話形式にて C R Tを見ながら加工プログラムを記述する方法とがあるが、本発明はプログラム編集の容易な後者の方法にのみ関するが、この後者の方法は加工プログラム作成時に、コーナ切削時の主軸回転数の指定ができないという問題がある。発明の開示

本発明の目的は上述の問題点に鑑み、 C A D / C A Mシステムにより対話形式にて加工プログラムを記述する時、コーナ切削時の主軸回転速度の指定ができるコーナ切削用 N Cプログラム作成方法を提供することにある。

図 1 は、コーナ指定、主軸回転速度措定の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。図において Sに続く数字はステップ番号を示す。

上記問題を解決する本発明によるコーナ切削用 N Cプログラム作成方法は、 C A D Z C A Mシステムによる対話形式 N Cプログラム作成時において、下記の各ステツプから構成されるコーナ措定の処理ルーチンを実行する。

第 1 ステップ：コーナ（微小な要素の集合の中で 2つの要素間を指す）切削時に主軸回転速度を変更するか否かをオペレータに問いかけ、オペレータの指示により、コーナ指定の処理が終了のときはコーナ指定処理を終了し、コーナ指定の処理が終了でないときは第

2ステップ（ S 2 ) へ進む（ S 1 ) 。

第 2ステップ：コーナの指定方法の選択を行い、すなわち個別指定か一括指定かを選択し、第 3ステップ（ S 3 ) へ進む（ S 2 ) 。

第 3ステップ：それぞれのコーナ選択の設定時に主軸回転速度の指定を行うか否かをオペレータに問いかけ、オペレータの指示により、主軸回転速度の指定を行わないときは第 4ステップ（S 4 ) へ進み、主軸回転速度の指定を行うときは第 5ステップ（ S 5 ) へ進む（ S 3 ) 。

第 4ステップ：選択された指定方法に従ってコーナ指定を行う ( S 4 ) 。すなわち個別指定のときは個別選択か範囲選択を指定し. —括指定のときは角度範囲等の一括指定を行う。

第 5ステップ：主軸回転速度の指定方法の選択を行い、第 6ステップ（ S 6 ) へ進む（ S 5 ) 。

第 6ステップ：選択された主軸回転速度の指定方法に従って、主軸回転速度データ又は主軸回転速度を求める計算式の係数等の入力を行い、第 7ステップ（ S 7 ) へ進む（ S 6 ) 。

第 7ステップ：主軸回転速度を変更するコーナ及び主軸回転速度の各データをメモリに記憶し第 1 ステップ（ S 1 ) へ戻る（ S 7 ) , 図 2は、コーナ切削時の N Cデ一夕出力処理ル一チンのフローチヤートを示す図である。図において Sに続く数字はステップ番号を示す。本発明によるコーナ切削用 N Cプログラム作成方法は、さらに、 C A D Z C A Mシステムによる対話形式 N Cプログラム作成時において、下記の各ステップから構成される主軸回転速度の指定方法の処理ルーチンを実行する。第 1 ステップ：コーナ切削時に加工するコーナが主軸回転速度を変更するコーナか否かチェックし、 Y E Sのときは第 2ステップ ( S 2 ) へ、 N Oのときは第 5ステップ（ S 5 ) へ進む（ S 1 ) 。第 2ステップ：主軸回転速度を求め、第 3ステップ（ S 3 ) へ進む（ S 2 ) 。

第 3ステップ：主軸回転速度が現在値と同一か否かチエックし、異なるときは第 4 ステップ（ S 4 ) へ、同一のときは第 5ステップ ( S 5 ) へそれぞれ進む（ S 3 ) 。

第 4 ステップ：主軸回転指令の数値制御（N C ) デ一夕を出力し. 第 5 ステップ（ S 5 ) へ進む（ S 4 ) 。

第 5ステップ：コーナの切削動作の数値制御（N C ) データを出力し、終了する（ S 5 ) 。

本発明によるコーナ切削用 N Cプログラム作成方法は、主軸回転速度を変更するコーナの指定を個別指定または一括措定に選択し、個別指定のときは個別選択または範囲選択を指定し、一括指定のときは角度範囲等の条件により一括して指定し、個別指定または一括指定に関わらず主軸回転速度を直接指定または間接措定することによりコーナ切削する複数のコーナに対して種々な主軸回転速度の設定方法により必要に応じて適宜指定して行う。図面の簡単な説明

図 1 はコーナ指定、主軸回転速度指定の処理ルーチンのフローチヤートを示す図；

図 2はコーナ切削時の N Cデータ出力処理ルーチンのフローチヤ一トを示す図；

図 3 は本発明の主軸回転速度を変更するコーナの指定方法の選択時の画面を示す図；図 4は個別指定のとき、主軸回転速度を変更するコーナの選択方法の選択時の画面を示す図；

図 5 は一括指定のとき、角度によりコーナの条件を定義する画面を示す図；

図 6 は主軸回転速度の指定方法の選択時の画面を示す図である。発明を実施するための最良の形態

図 3は本発明の主軸回転速度を変更するコーナの指定方法の選択時の画面を示す図である。図は、 C R T 5の画面上にワーク 1 が描かれ、コーナ切削時の主軸回転速度を設定する際、加工個所毎に個別に指定する個別指定か、ワーク 1全体を一括して所定の条件下で指定する一括指定かを選択するときの画面を示している。

図 4 は、個別指定のとき、主軸回転速度を変更するコーナの選択方法の選択時の画面を示す図である。このコーナの選択方法には個別選択と範囲選択があり、個別選択の場合は、ワーク 1 における各コーナの 1個所毎にコーナをピックすることにより選択し、範囲選択の場合は、ワーク 1 における例えば、斜線で示す矩形領域 3の中のコーナをまとめて選択し、矩形の対角する点 3 1 と点 3 3の 2点、または点 3 2 と点 3 4の 2点をピックすることにより矩形領域 3を指定して選択する。

図 5は、一括指定のとき、角度によりコーナの条件を定義する画面を示す図である。例えば、主軸回転速度を変更するコーナの最大コーナ角度 A 1 = 1—2 0 ° と最小コーナ角度 A 2 = 7 0 ° を指定して 7 0。から 1 2 0。の角度範囲内のコーナに対して一括して同一主軸回転速度でコーナ切削を行うようにする。その他にも一括指定は必要に応じて適宜指定できる。

図 6は、主軸回転速度の指定方法の選択時の画面を示す図である _c この指定は、前述の個別措定、一括指定に無関係であり、主軸回転速度を直接に指定する直接指定と、主軸回転速度を例えば計算式で求める場合にその計算式の係数等を指定して主軸回転速度を間接的に指定する間接指定とがあり、その間接指定は複数の種類を設定できる。これらの指定方法は、必要に応じて適宜指定できる。

図 1 は、コーナ指定、主軸回転速度措定の処理ル一チンのフロ一チャートを示す図である。本発明によるコーナ切削用 N Cプログラム作成方法は、 C A D Z C A Mシステムによる対話形式 N Cプログラム作成時において、下記の各ステツプから構成されるコーナ指定の処理ルーチンを実行する。

第 1 ステップ：コーナ（微小な要素の集合の中で 2つの要素間を指す）切削時に主軸回転速度を変更するか否かをオペレータに問いかけ、コーナ指定の処理が終了のときはコーナ指定処理を終了し、コーナ指定の処理が終了でないときは第 2ステップ（ S 2 ) へ進む ( S 1 ) 。

第 2ステップ：コーナの指定方法の選択を行い、すなわち図 3で説明した個別指定か一括指定かを選択し、第 3ステップ（ S 3 ) へ進む（ S 2 ) 。

第 3ステップ：それぞれのコーナ選択の設定時に、主軸回転速度の指定を行うか否かをオペレータに問いかけ、オペレータの指示により、主軸回転速度の指定を行わないときは第 4 ステップ（ S 4 ) へ進み、主軸回転速度の指定を行うときは第 5ステップ（ S 5 ) へ進む（ S 3 ) 。

第 4 ステップ：選択された指定方法に従ってコーナ指定を行う ( S 4 ) 。すなわち個別指定のときは図 4で説明した個別選択か範囲選択を指定し、一括措定のときは図 5で説明した角度範囲指定等の一括指定を行う。第 5ステップ：主軸回転速度の指定方法の選択を行い、第 6ステップ S 6 ) へ進む（S 5 ) 。

第 6ステップ：図 6で説明した選択された主軸回転速度の指定方法に従って、主軸回転速度データ又は主軸回転速度を求める計算式の係数等の入力を行い、第 7ステップ（S 7 ) へ進む（S 6 ) 。

第 7ステップ：主軸回転速度を変更するコーナ及び主軸回転速度: の各データをメモリに記憶し第 1 ステップ（ S 1 ) へ戻る（ S 7 ) ₍ 図 2は、コーナ切削時の NCデータ出力処理ルーチンのフローヂヤートを示す図である。本発明によるコーナ切削用 NCプログラム作成方法は、さらに、 C ADZC AMシステムによる対話形式 NC プログラム作成時において、下記の各ステップから構成される主軸回転速度の指定方法の処理ルーチンを実行する。

第 1 ステップ：コーナ切削時に加工するコーナが主軸回転速度を変更するコーナか否かチェックし、 Y E Sのときは第 2ステップ (S 2) へ、 NOのときは第 5ステップ（S 5 ) へ進む（S 1 ) 。第 2ステップ：主軸回転速度を求め、第 3ステップ（S 3 ) へ進む（S 2 ) 。

第 3ステップ：主軸回転速度が現在値と同一か否かチェックし、異なるときは第 4ステップ（ S 4 ) へ、同一のときは第 5ステツプ ( S 5 ) へそれぞれ進む（S 3 ) 。

第 4ステップ：主軸回転指令の数値制御（NC) データを出力し、第 5ステップ（ S 5 ) へ進む（ S 4 ) 。

第 5ステップ：コーナの切削動作の数値制御（NC) データを出力し、終了する（ S 5 ) 。

以上説明した.ように、本発明によるコーナ切削用 NCプログラム作成方法によれば、コーナ毎に主軸回転速度を指定できるので、最適なコーナ切削ができ、きれいなコーナ切削の仕上がり加工を実現できる。また、 CADZC AMにより対話形式により加工図面を見ながらをコーナ切削時の主軸回転速度をき由に設定でき操作が極めて容易である。

Claims

請求の範囲

1 . C A D Z C A Mシステムによる対話形式 N Cプログラム作成時において、コーナ切削のためのコーナ指定の処理を終了するか否かを指定し、該指定が、コーナ指定の処理が終了のときはコーナ指定処理を終了する第 1 ステップと、前記コーナ切削のための前記コーナ指定の処理が終了でないときは個別指定か一括指定かを選択する第 2ステップと、主軸回転速度の指定を行うか否か指示する第 3 ステップと、第 3ステップによる指示の結果主軸回転速度の指定を行わないときは選択された指定方法に従ってコーナ指定を行い、すなわち、個別指定のときは個別選択か範囲選択を指定し、一括指定のときは角度範囲等の一括指定を行う第 4ステップと、一方第 3ステップによる指示の結果主軸回転速度の指定を行うときは主軸回転速度の指定方法の選択を行う第 5ステップと、選択された主軸回転速度の指定方法に従って主軸回転速度データ又は主軸回転速度を求める計算式の係数等の入力を行う第 6ステップと、主軸回転速度を変更するコーナ及び主軸回転速度の各データをメモリに記憶する第 7ステップと、を備えたコーナ指定の処理ルーチンを特徵とするコーナ切削用 N Cプログラム作成方法。

2 . C A D Z C A Mシステムによる対話形式 N Cプログラム作成時において、コーナ切削時に加工するコーナが主軸回転速度を変更するコーナか否かチヱックする第 1 ステップと、第 1 ステップによる判定結果主軸回転速度を変更するときは主軸回転速度を求める第 2ステップと、主軸回転速度が現在値と同一か否かチェックする第 3ステップと、第 3ステツプによる判定結果現在値と異なるときは主軸回転指令の数値制御データを出力する第 4ステップと、第 4ステツプ終了後、又は、第 1 ステップによる判定結果主軸回転速度を変更しないとき、又は、第 3ステップによる判定結果主軸回転速度が現在値と同一のとき、コーナの切削動作の数値制御データを出力する第 5 ステップと、を備える主軸回転速度の指定方法の処理ル一チンを特徴とするコーナ切削用 N Cプログラム作成方法。

3 . 加工図面上において、コーナ切削する各コーナの主軸回転速度を各々個別に指定する個別指定と、所定の角度範囲内のコーナにおいて一定の主軸回転速度を指定する等の一括指定と、の各ステツプを有する請求の範囲 1 または 2記載のコーナ切削用 N Cプログラム作成方法。

4 . 前記個別指定において、各コーナ毎にピックして選択する個別選択と、矩形の対角する 2点をピックすることにより加工図面内のコーナの範囲を選択する範囲選択と、の各ステップを有する請求の範囲 3記載のコーナ切削用 N Cプログラム作成方法。

5 . 前記主軸回転速度の設定において、直接主軸回転速度を設定する直接指定と、計算式を用いて主軸回転速度を算定してその計算式の係数を設定する間接指定と、の各ステップを有する請求の範囲 1記載のコーナ切削用 N Cプログラム作成方法。