明 細
キサ ンチン誘導体
技 術 分 野
本発明は、 アデノ シン A2受容体拮抗作用 (以下、 抗 2作用とい う) を有する新規 8位一置換ヰサンチ ン誘導体に関する。 新規 8 位一置換キサンチン誘導体は、 抗 A2作用を有する、 喘息、 骨粗鬆 症の治療効果を持つ。
背 景 技 術
アデノ シンは A2受容体を介して、 気管支痙攣作用および骨吸収 促進作用を示すことが知られている。 したがってアデノ シ ン A2受 容体拮抗剤 (以下 A2拮抗剤という) は抗喘息薬、 骨粗鬆症治療薬 と して期待されている。
以下に示す式 (A) において
および R
5は同一または異なってメチルまたはェチルを表わし、 R
6はメチルを表わし、 Υ
3、 Γは水素を表わし、 Z'はフ ニルまた は 3, 4, 5— ト リ メ トキシフ ヱニルで表わされる化合物が、 特公昭 47 - 26516号公報に大脳刺激剤と して開示されている。
また、 式 (Α) において R4、 R5および R5がメ チルを表わし、 Y3 および Γが水素である化合物のうち、 Z1がフュ ニルである化合物
(8—スチ リ ルカ フ ヱ イ ン) 〔ケ ミ ツ シヱ ' ベ リ ヒデ (Chem. Ber. 119 巻, 1525頁, 1986年〕 および Z1がピリ ジル、 キノ リルあるい はメ.トキシ置換も しく は非置換のベンゾチアゾリ ルである化合物 〔ケ ミカル ' 了ブス ト ラク ト (Chem. Abst. ), 60巻, 1741h, (1964 年〉 〕 が知られているが、 その薬理作用に関する記載はない。 発 明 の 開 示
本発明は式 (I )
〔式中 R'および R2は同一または異なって水素、 プロ ピル基、 ブチ ル基またはァ リル基を表わし、 R3は水素または低級アルキル基を 表わし、 Y1および Y2は同一または異なって水素またはメ チル基を 表わし、 Z は置換もしく は非置換のフ ヱ ニル基、 ピリ ジル基、 ィ ミ ダゾリル基、 フ リ ル基またはチェ二ル基を表わす〕 で表わされ るキサンチ ン誘導体またはその薬理学的に許容される塩に関する, 式 ( I ) の各基の定義において、 低級アルキル基としては直鎖 または分岐状の炭素数 1 〜 6の、 えばメチル、 ェチル、 プロ ピ ル、 イ ソプロ ピル、 ブチル、 イ ソ ブチル、 sec-ブチリレ、 tert-ブ チル、 ペンチル、 ネオペ ンチル、 へキ シル等があげられ、 フ エ 二 ル基の置換基としては同一または異なって置換数 1 〜 3の、 例え ば低級アルヰル、 ヒ ドロ キ シ、 低級了ルコキ シ、 ノヽロゲン、 ア ミ ノ 、 ニ ト ロ等があげられ、 低級了ルキルおよび低級了ルコ キ シの アルキル部分は、 前記低級アルキルの定義と同じであり、 ハロゲ
ンはフッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素の各原子が包含される。
化合物 ( I ) の薬理学的に許容される塩は薬理学的に許容され る酸付加塩、 金属塩、 アンモニゥム塩、 有機ア ミ ン付加塩、 アミ ノ酸付加塩等を包含する。
化合物 ( I ) の薬理学的に許容される酸付加塩と しては、 塩酸 塩、 硫酸塩、 リ ン酸塩等の無機酸塩、 酢酸塩、 マレイ ン酸塩、 フ マル酸塩、 酒石酸塩、 ク ェン酸塩等の有機酸塩があげられ、 薬理 学的に許容される金属塩と してはナ ト リ ゥム塩、 力 リ ゥム塩等の アルカ リ金属塩、 マグネシウム塩、 カルシウム塩等のアルカ リ土 類金属塩のほか、 アルミ ニウム塩、 亜鉛塩もあげられ、 アンモニ ゥ厶塩と してはアンモニゥム、 テ ト ラメチルアンモニゥム等の塩 があげられ、 薬理学的に許容される有機アミ ン付加塩と してはモ ルホ リ ン、 ピぺ リ ジン等の付加塩、 薬理学的に許容されるァ ミ ノ 酸付加塩と しては リ ジン、 グリ シン、 フヱニルァラニン等の付加 塩があげられる。
次に化合物 ( I ) の製造法について説明する。
製造法 1
化合物 ( I ) において、 R 3が水素である化合物 ( l a ) は、 次 の反応工程により得ることができる。
工程
(la)
(VII)
(式中、 R R2、 Γ、 Y2および Z は前記と同義である)
工程 1 :
ゥ ラ シル誘導体 (m) とカルボン酸 (IV) あるいはその反応性 誘導体とを反応させることにより化合物 (V) を得ることができ る o
化合物 (ΠΙ) は公知の方法 (例えば、 特開昭 59- 42383号公報) に準じて得ることができる。 化合物 (IV) の反応性誘導体と して は、 酸クロ リ ド、 酸プロ ミ ド等の酸ハライ ド類、 p—二 ト ロフエ
ルニエステル、 Ν—ォヰシコハク酸ィ ミ ドエステル等の活性エス テル類、 市販の酸無水物あるいは 1 ーェチルー 3— ( 3 —ジメチ ル了 ミ ノ プロ ピル) 力ルボジィ ミ ド、 ジィ ソプロ ピル力ルボジィ ミ ド、 ジシク ロへキシルカルボジィ ミ ド等のカルボジィ ミ ドを用 い生成される酸無水物類, 炭酸モノ ェチルヱステル、 炭酸モノ ィ ソ ブチルエステル等との混合酸無水物類などがあげられる。
反応は化合物 (IV ) を用いる場合は、 無溶媒、 50〜200 で 10 分〜 5時間で終了する。
また該工程に化合物 (IV ) の反応性誘導体を用いる場合は、 ぺ プチ ド化学で常用される方法に準じて以下のように実施すること ができる。 例えば化合物 (ΠΙ ) を化合物 (IV ) の反応性誘導体と、 好ま しく は添加剤または塩基の存在下、 反応させて化合物 (V ) を ることができる。
反応溶媒と しては、 塩化メ チレン、 ク ロ 口ホルム、 二塩化エタ ン等のハ πゲン化炭化水素類、 ジォキサン、 テ ト ラ ヒ ドロ フラ ン 等のエーテル類、 ジメ チルホルムア ミ ド、 ジメ チルスルホキシ ド および必要により氷等が適宜選択され、 添加剤と しては 1 ーヒ ド ロキシベンゾ ト リ ァゾール等がまた塩基と してはビリ ジン、 ト リ ェチルァ ミ ン、 ジメ チルァ ミ ノ ピ リ ジン、 N —メチルモルホ リ ン 等があげられる。
反応は- 80~ 50 tで 0. 5〜 24時間で終了する。 また反応性誘導体 は反応系中に生成させた後単離せずに用いてもよい。
工程 2
化合物 (V ) を塩基 (A法) も しく は脱水剤 (B法) の存在下 または加熱下 (C法) 反応させて化合物 ( I a ) を得ることがで
含る α
Α法では、 塩基と して水酸化ナ ト リ ゥム、 水酸化力 リ ゥム等の アル力 リ金属水酸化物が用いられ、 反応溶媒は、 水、 メタノ ール、 エタノ ール等の低級アルコ一ル類、 ジォキサン、 テ ト ラ ヒ ドロフ ラ ン等のエーテル類、 ジメ チルホルムア ミ ド、 ジメ チルスルホキ シド等が単独も しく は混合して用いられる。 反応は 0〜180 t:で、 10分〜 16時間で終了する。
B法では脱水剤として、 例えば塩化チォニル等のハロゲン化チ ォニル、 ォキシ塩化リ ン等のォキシハロゲン化リ ンを用い、 反応 溶媒と しては、 無溶媒あるいは、 塩化メ チ レン、 クロ口ホルム、 二塩化工タ ン等のハロゲン化炭化水素類、 ジメ チルホルムア ミ ド、 ジメチルスルホキシド等の反応に不活性な溶媒が用いられる。 反 応は 0〜180でで、 0. 5〜: 12時間で終了する。
C法では、 反応溶媒と してジメチルスルホキシド、 ジメチルホ ルムア ミ ド、 ダウサーモ A 〔ダウケ ミ カル社製〕 等の極性溶媒が 用いられる。 反応は 50〜200 でで 10分〜 5時間で終了する。
工程 3
化合物 (ΠΙ ) とアルデヒ ド (VI ) を反応させることにより シッ フ埴基 (Ή ) を得ることができる。
反応溶媒は、 酢酸とメ タノ ール、 エタノ ール等の低級アルコ ー ルとの混合溶媒が用いられる。 反応は一 20〜100 tで 0. 5〜12時間 で終了する。
工程 4
化合物 (W ) を酸化剤の存在下、 酸化的逞化反応に付すること により化合物 ( I a ) を得ることができる。
酸化剤と しては、 例えば酸素、 塩化第二鉄、 硝酸第二セ リ ゥム アンモニゥ厶、 ジェチルァゾジカルボキシレー ト等が例示される 反応溶媒としては、 例えばメ タノ ール、 ェタ ノ ール等の低級了 ルコール類、 塩化メ チレン、 ク ロ 口ホルム等のハロゲン化炭化水 素類、 あるいは トルエ ン、 キシレン、 ニ ト ロベンゼン等の芳香族 炭化水素類等反応に不活性な溶媒が用いられる。 反応は 0〜180 で、 10分〜 12時間で終了する。
製造法 2
化合物 ( I ) において R3が低級アルキルである化合物 ( l b ) は、 製造法 1で得られる化合物 ( I a ) より得ることができる。
(式中、 R '、 R2、 Γ、 Υ 2、 Ζ は前記と同義で、 R3 b は R3の定義中 の低級アルキルを表わす。 )
化合物 ( I a ) と了ルキル化剤とを、 必要により塩基の存在下 に反応させて得ることができる。 適当なアルキル化剤と しては、 ヨ ウ化メ チル等のアルキルハラィ ド類、 ジメ チル硫酸などのジ了 ルキル硫酸類およびジァゾメタ ンなどのジァゾアル力 ン類等が例 示される。
塩基と しては、 例えば炭酸ナ ト リ ウム、 炭酸カ リ ウム等のアル 力 リ金属炭酸塩、 水素化ナ ト リ ウム等の水素化了ルカ リ金属およ びナ ト リ ウムメ トキ シ ド、 ナ ト リ ウムエ トキシ ド等のアルカ リ余
属了ルコキシドなどがあげられる。 反応は 0〜: 180 でで、 0.5 〜 24時間で終了する。
なお、 化合物 ( I b ) において Zがィ ミ ダゾリルである化合物 は化合物 ( l a ) の Zが保護基で保護されたイ ミ ダゾリル基であ る化合物を原料と して、 上記の方法と同様にしてアルキル化を行 つた後、 脱保護により得ることもできる。
ィ ミ ダゾリ ルの保護基と しては ト リチル基、 ト シル基、 ベンジ ル基、 ベンジルォキシカルポニル基等があげられる。
上述した製造法における中間体および目的化合物は、 有機合成 化学で常用される精製法、 例えば泸過、 抽出、 洗浄、 乾燥、 濃縮、 再結晶、 各種ク 口マ トグラフィ 一等に付して単雜精製することが できる。 また中間体は、 精製することなく 次の反応に供すること も可能である。
化合物 ( I ) の塩を取得したいとき、 化合物 ( I ) が塩の形で 得られる場合には、 そのまま精製すればよい。 また、 化合物 ( I ) が遊離の形で得られる場合には、 化合物 ( I ) を適当な有機溶媒 に溶解もしく は懸濁させ、 酸または塩基を加える方法等により塩 を形成させればよい。
また、 化合物 ( I ) およびその薬理学的に許容される塩は、 水 あるいは各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、 これ ら付加物も本発明に包含される。
なお、 化合物 ( I ) の中には光学異性体が存在し得るものもあ るが、 本発明は該光学異性体を含めすベての可能な立体異性体お よびそれらの混合物も包含される。
化合物 ( I ) の具体例を第 1表に示す。
化合物 一 R1 -R2 _R3 _γ1 _γ2
-(CHjJaCHa — (CH2)2CH3— H — H.— H
2 -CH,
— H — CH C3
-CH,
8
-H 0CH3
化含物 一 R1 — R2 -R3 — Y1— Y2 — i
11 — (CH
2)
2CH
3 — (CH2)
2CH
3 一 H — H — H
12
-CH,
18
-CH,
化含物 _
Ri — R2 — R
3 一 Y
1 — Y
2 一 2
23 — CH2-CH=CH2 — CH2-CH=CH2 "
24 ,' ,. — CH3
25 — (CH2)3CH3 — (CHaJaCHg — H
26 ,, „ — CH3
次に化合物 ( I ) の薬理作用について試験例で説明する。
試験例 1 アデノ シ ン受容体拮抗作用
1 ) アデノ シ ン ^受容体結合試験
本試験は、 Bruns (ブラ ンス) らの方法 〔プロ シーディ ングォブ ザ ナ シ ョ ナル アカデ ミ ー ォブ サイ エ ンス ュ一 . エス ' エー (Pro Natl. Acad. Sci. ), 77巻, 5547頁, 1980年〕 に若干の改 良を加えて行った。
モルモッ ト大脳を、 氷冷した
ト リ ス ヒ ドロキ シメ チルア ミ ノ メ タ ン塩酸 (以下、 Tris- HC^ と言う) 緩衝液(PH7.7) 中で、 ポ リ ト ロ ンホモジナイ ザー (Ki nemat ica 社製) でホモジナイ ズし た。 懸濁液を遠心分離 (50,000 x g 10分間) し、 得られた沈澱 に再び同量の 50mM Tris - HC^緩衝液を加えて再懸濁した後、 同様 の遠心分雜を行った。 得られた沈澱物に、 lOOrag (湿重量) Zra2 の組織濃度になる様に、 50mM Tris- HC^緩衝液を加え、 懸濁した。 この組織懸濁液をアデノ シンデァミナ一ゼ 0.02ュニッ ト Zmg組織 (Sigma社製) の存在下、 37tで 30分間保温した。 次いで、 この組 織懸濁液を遠心分離 (50,000x g、 10分間) し、 得られた沈澱に、 lOrag (湿重量) /miの濃度になるように、 50mil Tris- HC^緩衝液 を加え、 懸濁した。
上記調製した組織懸濁液 1 に ト リ チ ウ 厶で標識したシク ロ へ キシル了デノ シン (3H - CHA : 27キ ュ リ ー Zmmol ; ew England Nuclear 社製) 50^ (最終濃度 1. ΙπΜ)と試験化合物 50 を加えた。 混合液を 25tで 90分間静置後、 ガラ ス繊維泸紙(GF/C;Whatman 社 製)上で急速吸引^過し、 ただちに氷冷した 5 m)2の 50tnM Tris-HC 緩衝液で 3回洗浄した。 ガラス繊維^紙をバイ アルびんに移し、
シンチ レ一タ ー (BX- H ; 和光钝薬工業社製) を加え、 紙上の放 射能量を液体シンチ レー シ ョ ンカ ウ ンタ ー (4530型: Packard 社 製) で測定した。
試験化合物の の受容体結合 (3H- CHA結合) に対する試験化合 物の阻害率の算出は、 次式により求めた。 ί 薬物存在下 ― 非特異的 )
での結合量 結合量
阻害率 ^) = 1 X 100
1 全結合量一非特異的結合量 j
(注) 全結合量とは、 試験化合物非存在下での3 H-CHA結合放 射能量である。
非特異的結合量とは、 10 iM NS-(L- 2-フ ヱ 二ルイ ソプロ ピル) アデノ シン (Sigma社製) 存在下での3 H-CHA結合放 射能量である。
薬物存在下での結合量とは、 各種濃度の試験化合物存在 下での3 H-CHA結合放射能量である。
その結果を第 2表に示す。 なお、 表中の阻害定数(Ki 値) は、 Cheng-Prusoff の式より求めた。
2 ) アデノ シン 2受容体結合試験
本試験は、 ブラ ンス (Bruns) らの方法 〔モレキュ ラ ー , フ ァ ー マコ ロジー ( Mol. Pharmacol. ) , 29巻, 331 頁, 1986年〕 に若 干の改良を加えて行った。
ラ ッ ト線条体から前述した ^受容体結合試験と同様の方法によ り線条体組織の最終沈澱物を得た。 この最終沈澱物に、 5 (湿 重量 Zra?) の濃度になる様に 50mM Tris-HC^緩衝液 〔10mM塩化マ グネ シゥ 厶、 了デノ シ ンデ了 ミ ナ一ゼ 0.02ュ二 ッ ト /mg組織(Sigma
社製) を含む〕 を加え懸濁した。
上記調整した組織懸濁液 1 に ト リチウムで標識した Ν-ェチル カルボキサ ミ ドアデノ シン(3H-NBCA: 26キュ リ ー/ mmol;Amersham 社製)(最終濃度 3.8n )と シク ロペンチルアデノ シン(CPA ; Sigma 社製)(最終濃度 50nM) の混合物 50w?と試験化合物 5( J2を加えた。
25でで 120分間静置後、 受容体結合試験と同様の操作により、 A2受容体に結合している放射能量を測定した。
試験化合物の A2受容体結合(3H- NECA結合) に対する阻害率の算 出は次式により求めた。
薬物存在下 非特異的
での結合量 結合量
阻害率 0 1 一 X 100
全結合量一非特異的結合量
(注) 全結合量とは、 試験化合物非存在下での3 H- <\結合 放射能量である。
非特異的結合量とは、 100 M CPA 存在下での3 H- NECA 結合放射能量である。
薬物存在下での結合量とは、 各種濃度の試験化合物存在 下での3 H-NBCA結合放射能量である。
その結果を第 2表に示す。 なお、 表中の Ki値は、 次式より求め o
I C 50
Ki
し · C
1 + +
K d K c
(注) 式中、 IC5。は 50% 阻害濃度、 L は3 H- XECA の濃度、 Kdは
3H-NECA の解錐定数、 C は CPA の濃度、 Kcは CPA の阻害 定数をそれぞれ示す。
5
試験例 2 骨吸収抑制作用
生後 5〜 6 日の dd系マゥス新生児から頭蓋冠 (vault of skull) を無菌切除した。 カ ルシウ ムとマグネ シウ ムを含まないダルべッ コ修正リ ン酸緩衝生理食塩液 (ギブコオ リ エンタル社製) で洗浄 し、 中央縫合線に沿って分割した。 頭蓋冠の半分を熱で不活性化 (56t、 20分間) した馬血清 15%および子牛胎児血清 2.5%を舍 むダルべッコ修正ィ ーグル培養液 (ギブコォ リ ェンタル社製) 1. 5 meを加えた。
下記構造を持つ化合物 Uおよび特公昭 47-26516号公報に開示さ れた 1, 3, 7— ト リ メ チル一 8— C (E) — 3, 4, 5 — ト リ メ ト キ シス チ リ ル〕 キサ ンチ ン (以下比較化合物 Xという) をジメ チルスル ホキシ ド (以下 DM S Oという) に溶解させた。
化合物 1
比較化合物 X
培養液中に上述の試験化合物 (対照は DM S Oのみ》 (反 応中濃度 10_ )および 0. 15M食塩水 (PH3)に溶解させた副甲状腺 ホルモン 〔P TH (シグマ社製) 〕 (反応中濃度 10_8M)を加
- » ο
培養は、 空気 95%、 二酸化炭素 5 %および温度 37tの条件下、 48時間目に培養液を交換して、 96時間行った。 P T Hによる骨か らのカルシウム溶出 (骨吸収) は、 96時間目に採取した培養液中 のカルシウム量を測定した c 培養液中のカルシウム瀵度は、 カル シゥム C一テス ト ヮコ ー (和光純薬社製) で測定した。 骨吸収率 は次式により算出し、 抑制効果の判定は対照に対する Duncanの多 重比較検定により行った。
C P — し ϋ
抑制率 (%) = X 1 0 0
C Ρ — C
新たな用紙
CD : 試験化合物と PTH との両方で処理した培養液中の 総力ルシゥム濃度
CP : PTH のみで処理した培養液 (対照) 中の総カ ルシゥ ム濃度
Co : 試験化合物および PTH のいずれも含まない培養液中 の総カ ルシウ ム濃度
結果を第 3表に示した。
第 3 表
** 対照に対する有意差 (Pく 0.01)
化合物 14の比較化合物に対する有意差(- "
第 3表によれば、 化合物 1 4および比較化合物 Xは共に P T H による骨吸収を有意に抑制した。 また化合物 1 4 の骨吸収抑制率 は比较化合物 Xより有意に増加していた。
試験例 3 マウ ス自発運動量
試験化合物およびテオフィ リ ン 〔The MERCK INDEX 11th 9212 (1989)〕 のマウ ス自発運動量を以下のように測定した。
体重 19〜21gの ddY 系雄性マ ウ スを 1群 5匹用いた。 試験化合 物およびテオフィ リ ンをマウスに経口投与した後、 測定用ァク リ ル製ゲージ (縦 26x横 45 X高さ 25cm) に入れた。 投与後 3時間の
マウ スの自発運動量をオー ト メ ッ ク ス Π (コ ロ ンバス社製) によ り測定した。 薬物非投与の対照と試験化合物または薬物投与群の 間で St uden tの t検定を行い、 自発運動量の増加を判定し、 さ ら に有意差のでる最小有効量を求めた。
結果を第 4表に示す。
第 4 表 化 合 物 最小有効量 (mg Z kg · P. 0. ) 化 合 物 2 1. 2 5
化合物 1 2 0. 6 3
化合物 1 4 1 0
テオ フ ィ リ ン 2 0 第 4表によれば抗 A2作用を持つ試験化合物はテオ フ ィ リ ンよ り 約 2分の 1以下の投与量で自発運動の亢進を示した。
試験例 4 急性毒性試験
体重 20士 1 gの dd系雄性マウスを 1群 3匹用い、 試験化合物を 経口投与した。
投与後 7 曰後の死亡状況を観察し最小死亡量(¾1LD) 値を求めた。
その結果を第 5表に示す。
化 合 物 M L D ( nig/ kg )
1 3 0 0
3 3 0 0
4 3 0 0
5 3 0 0
6 3 0 0
7 3 0 0
8 3 0 0
9 3 0 0
10 3 0 0
11 3 0 0
12 3 0 0
13 3 0 0
14 >>>>>>>>>>>>>>> > 3 0 0
15 3 0 0
17 3 0 0
18 3 0 0
化合物 ( I ) は、 強い抗 A 2活性を示す。 従って化合物 ( I ) を 有効成分とする薬剤は、 アデノ シ ン A 2受容体の機能亢進に由来す る各種疾患に有効である。
化合物 ( I ) またはその薬理学的に許容される塩はそのままあ るいは各種の製薬形態で使用することができる。 本発明の製薬組 成物は、 活性成分と しての有効な量の化合物 ( I ) またはその薬 理学的に許容される塩を、 薬理上許容される担体と混合して製造 できる。 これらの製薬組成物は、 経口投与または注射による投与 に対して適した単位服用形態であることが望ま しい。
経口服用形態にある組成物の調製においては、 有用な薬理的に 許容しうる担体が使用できる。 例えば懸濁剤およびシロ ッ 剤の ような経口液体調製物は、 水、 シユ ークロース、 ソ ルビ ト ール、 フ ラ ク ト 一スなどの糖類、 ポ リ エチ レング リ コ ール、 プロ ピレ ン
グリ コールなどのグリ コール類、 ゴマ油、 ォ リ ーブ油、 大豆油な どの油類、 p — ヒ ドロキシ安息香酸エステル類などの防腐剤、 ス ト σベ リ ーフ レーバー、 ペパー ミ ン トなどのフ レーバー類などを 使用して製造できる。 粉剤、 丸剤、 カ プセル剤および錠剤は、 ラ ク ト 一ス、 グルコ ース、 シユ ーク ロ ース、 マ ンニ ト ールなどの賦 形剤、 でん粉、 アルギン酸ソーダなどの崩壊剤、 ステア リ ン酸マ グネ シゥ 厶、 タ ルク などの滑沢剤、 ポ リ ビニルアルコ ール、 ヒ ド 口キシプ□ ピルセルロ ース、 ゼラチ ンなどの結合剤、 脂肪酸エス テルなどの表面活性剤、 グリセ リ ンなどの可塑剤などを用いて製 造できる。 錠剤および力プセル剤は投与が容易であるという理由 で、 最も有用な単位経口投与剤である。 錠剤やカ プセル剤を製造 する際には個体の製薬担体が用いられる。
また注射用の溶液は、 蒸留水、 塩溶液、 グルコ ース溶液または 塩水とダルコ ース溶液の混合物から成る担体を用いて調製するこ とができる。
化合物 ( I ) もしく はその薬理的に許容される塩の有効容量お よび投与回数は、 投与形態、 患者の年齢、 体重、 症犾等により異 なるが、 通常 1 日当り、 0. 01~ 50mg/ kgを 3 〜 4回に分けて投与 するのが好ま しい。
その他、 化合物 ( I ) はエアロゾル、 微粉化した粉末も しく は 噴霧溶液の形態で吸入によつても投与するこ とができる。 エア口 ゾル投与に対しては、 本化合物を適当な製薬学的に許容し得る溶 媒、 例えばェチルアルコールまたは混和製溶媒の組合せに溶解し、 そして製薬学的に許容し得る噴射基剤と混合して用いることがで きる。
^下に、 本発明の実施例および製剤例を示す。
実施例 1
1, 3—ジブ口 ピル一 8— (Ε) —スチ リ ルキサンチン (化合物 1 )
桂皮アルデヒ ド (3.34m)? 26.5ミ リ モル) のメ タ ノ ール(360ra2 ) 及び酢酸 (15mi2) の溶液に 5, 6 —ジァ ミ ノ 一 1, 3—ジプロ ピルゥ ラ シル (米国特許第 2, 602, 795号公報) 6. Og (26.5ミ リモル) を 氷冷下ゆっ く り加えた。 混合液を室温で 30分攪拌後、 減圧下溶媒 を留去したところ、 6—ァ ミ ノ 一 1, 3—ジプロ ピル一 5— 〔 3— フ ヱニルー 3— ( E ) —プロぺニ リデン〕 ゥ ラ シル (化合物 a ) 6.30g (収率 を不定形状晶と して得た。
化合物 aの理化学的性質を以下に示す。
融点 : 159.5〜161.0 t
IR( Br) V maxicm-') : 1687, 1593
N R(CDC 3;90ΜΗζ) δ (ppm) : 9.75〜 9.60 (1H, m) , 7.60〜7.25(5 H, tn), 7.00〜6.80(2H,m), 5.70(brs, 2H), 4.00〜; 3.70 (4H, m), 2.00〜1.40(4H,m), 1.10〜 0.75 (6H, m)
MS m/e (相対強度) : 340 (100,! ), 130 (86)
化合物 a 6.30g (18.5ミ リモル) にエタノ ール 240mgを加え 塩化第 2鉄 4.3.2 g (26.5ミ リモル) と共に 2時間加熱還流した。 冷却後析出した結晶を?戸取し、 化合物 1を 3.61g (収率 6150白色 ? te曰曰と し 。
融点 : 259.3 〜261.0 t (エタ ノ ールよ り再結晶)
元素分析値 : C13H22N402 と して
理論値( : C 67.43, H 6.55, N 16.56
実測値(%) : C 67.40, H 6.61, \: 16.71
IR( Br) maxicni-1) : 1700, 1650, 1505
NMR(DMSO-de) δ (ppm) : 13.59(1H, brs), 7.70 〜了.55 (3H, m) , 7, 50〜7.30(3H,m), 7.06(1H, d, J=16.5Hz), 3.99(2H, t), 3.86(2H, t), 2.80〜2.50(4H, tn), 0.95〜 0.80 (6H, m)
実施例 2
1, 3—ジプロ ピル一 ? 一メ チル一 8— ( E ) —スチ リ ルキサ ン チン (化合物 2 )
実施例 1で得られた化合物 1 2.00g (5.90 ミ リモル) を N, N—ジメ チルホル厶ァ ミ ド 65πυ?に溶解させた。 これに炭酸力 リ ウ ム 2. ( g (14.8 ミ リモル) 次いでヨウ化メ チル 0.74rag (11.8ミ リ モル) を加え、 50でにて 30分間攪拌した。 混合物を冷却後、 不溶 物を 過により除き、 ^液に永 500m)2を加えた。 ク ロ口ホルムで 3回抽出を行い得られた有機層を合わせた。 該有機層を水で 2回、 飽和食塩水で 2回洗浄し、 無水硫酸ナ ト リ ウムで乾燥させ、 溶媒 を減圧下留去した。 残渣をシ リ カゲルカ ラ ムクロマ トグラフィ ー
(溶出溶媒 ; 20% 酢酸ェチル Zへキサン) で分錐精製後、 ェタ ノ 一ルー永で再結晶を行い、 化合物 2を 1.75g (収率 845 白色針状 晶として得た。
融点 : 162.8 〜163.2 で
元素分析値 : C20H2 02 と して
-理論値 {%) : C 68.16, H 6.86, ; 15.90
実測値(%) : C 67.94, H 6.96, Nr 16.15
IR( Br) y max(cm-1) : 1690, 1654, 1542, 1450, 1437
NMR(CDCi 3) d (ppm) : 7.79(1H, d, J=15.8Hz), 7.65 〜 7.55 (2H,
m), 7.48〜7.35(3H, m), 6.92(1H, d, J=15.8Hz), 4.1K2H, t), 4.0 6(3H, s), 3.98(2H, t), 2.00 〜; 1.60 (4H, m), 1.08〜 0.95 (6H, m) 実施例 3
1, 3—ジプロ ピル一 8— 〔 ( E ) — —メ チルスチ リ ル〕 キサ ンチ ン (化合物 3 )
5, 6—ジ了 ミ ノ ー 1, 3—ジプロ ピルゥ ラ シル 5.00 g (22.1ミ リ モル) と 一メ チル桂皮アルデヒ ド 3.08ra2 (22.1ミ リモル) を用 い、 実施例 1 とほぼ同様の操作により、 6—了 ミ ノ 一 1, 3—ジブ 口 ピル一 5— ( 2—メ チルー 3—フ ヱ ニル一 3— ( E ) —プロ ぺ ニ リデン) ゥ ラ シル (化合物!)) 6.73 g (収率 86 )を不定形状晶 と して得た。
N (CDC 3, 90ΜΗζ) δ (ppm) : 9.58(1H, s), 7.50-7.15(5H, h), 6.93(1H, brs), 5.64(2H, brs), 4.08〜 3.80 (4H, tn) , 2.09(3H5 s), 2.00〜1.50 H,m), 1.20〜 0.85 (6H, m)
化合物 bを、 実施例 1 とほぼ同様の操作を施し、 化合物 3を白 色結晶と して得た。
融点 : 194.5 -196.2 : (ェタ ノ 一ルー永より再結晶)
元素分析値 : C20H24N4[)2と して
理論値^) : C 68.16, H 6.86, N 15.89
実測値(%) : C 67.97, H 6.64, N 15.88
IR( Br) Vmaxicm-1) : 1694, 1657, 1651
NMR(CDC a, 90MHz) d (ppm) : 12.30(1H, brs), 7. ?6(1H, d, J=l.1H z), 7.50〜7.15(5H, m), 4.15(2H, t), 3.93(2H, t), 2.44(3H, d, J= 1.1Hz), 2.05〜1.40(4H,m), 0.99(3H, t), 0.79(3H, t)
実施例 4
1, 3 —ジプロ ピル一 7 —メ チルー 8 — 〔 ( E ) — α—メ チルス チ リ ル〕 キサンチ ン (化合物 4 )
実施例 3で得られた化合物 3 2. 28 g (6.79 ミ リ モル) を用い、 実施例 2 とほぼ同様の操作により、 化合物 4を 1.37g (収率 57%) 白色結晶と して得た。
融点 : 106.8 〜109.2 X: (Iタノ-ルー水より再結晶)
元素分析値 : C21H2 SN402として
理論値(%) : C 68.82, H 7. 15, 15.28
実測値 · : C 68.82, H 7. 09, Ν' 15.20
IR( Br) V maxicra-') : 1696, 1657, 1651
N R(CDC£ 3, 90MHz) d (ppm) : 7. 50〜?.20 (5H, m), 6.83(1H, d, J= 1.3Hz), 4.20〜3.80(4H, m), 4.05 (3H, s), 2.35 (3H, d, J=l.3Hz), 2.00〜1.50 (4H, m), 1. 15- 0.85 (6H, m)
実施例 5
8 — 〔 ( E ) — 4.—クロロ スチ リ ル〕 一 1, 3 —ジプロ ピルキサ ンチ ン (化合物 5 )
5, 6 —ジァ ミ ノ 一 1, 3 —ジプロ ピルゥ ラ シル 5.00 g (22. 1 ミ リモル) を含むジォキサン (150raj2) —水 (75 の混合溶液に、 4 一ク ロ 口桂皮酸 4.40 g (24.3 ミ リモル) および 1 —ェチルー 3 — ( 3 —ジェチルァ ミ ノプロ ピル) 力ルポジィ ミ ド塩酸塩 6.36 g (33.2ミ リモル) を加えた。 該溶液を pH5.5 に調節しながら室温 で 1時間攪拌した。 反応終了後溶液の PHを 7 としてク ロ口ホルム で 3回抽出した。 合わせた抽出液を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫 酸ナ ト リ ウ ムで乾燥し、 溶媒を減圧下留去した。 残渣をシ リ カゲ
ルカ ラムク ロマ トグラフィ ー (溶出溶媒; 3%メタノ ール Zクロ口 ホルム) で分錐 · 精製し、 6—ァミ ノ 一 5— 〔 (E) — 4一ク ロ 口 シンナモイル〕 ァミ ノ 一 1, 3—ジブ口 ピルゥ ラ シル (化合物 c ) 7.84g (収率 9150を不定形状晶と して得た。
N R(CDCi 3, 90MHz) d (PPm) : 7.78(1H, brs), 7.55(1H, d, J=15.5 Hz), 7.43 (2H, d, J=9.0Hz), 7.28(2H, d, J=9.0Hz), 6.60(1H, d, J= 15.5Hz), 5.68(2H, brs), 4, 05 〜 3.70 (4H, m), 2.00〜 1.50 UH, m), 1.15〜0.80(6H, m)
化合物 c 7.84g (20.1ミ リ モル) にジォキサン 100mi2、 2N水 酸化ナ ト リ ウム水溶液 100 を加え、 10分間加熱還流した。 冷却 後中和し、 析出した結晶を 取し、 これをジォキサン一水より再 結晶することにより、 化合物 5を 6.83g (収率 91%)白色結晶と し て得た。
融点 : >290 t
元素分析値 : C1SH21C^ f^02と して
理論値 ^) : C 61.20, H 5.67, N 15.02
実測値( ) : C 61. 7, H 5.51, N 14.91
IR( Br) リ max(cm— 1): 1700,· 1658, 1500
N R(DMS0-d6) d (ppm) : 13.58 (1H, brs) , 7.65(2H, d, J=8.5Hz), 7.62(1H, d, J=16.5Hz), 7.47(2H, d, J=8.5Hz), 7.05(1H, d, J=16.5Hz), 3.99(2H, t), 3.85(2H, t), 1.85〜 1· 55 (4H, m), 1.00〜 0.88 (6H, m) 実施例 6
8 - 〔 ( E ) — 4—ク ロ 口スチ リ ル〕 一 7—メ チルー 1, 3—ジ プロ ピルキサンチン (化合物 6 )
実施例 5で得られた化合物 5 4.17g (11.2 ミ リモル) を用い
実施例 2とほぼ同様の操作により、 化合物 6を 3.60g (収率 83 ) 白色針状晶として得た。
融点 : 175.0 〜187.2 t タソ -Λ より再結晶)
元素分析値 : C20H23C^ N4O2 と して
理論値(%) : C 62.09, H 5.99, 14.48
実測値(%) : C 62.06, H 5.68, 14.36
IR( Br) Vmaxicm-1) : 1697, 1662
NMR(DMS0-d6) δ (ppm) : 7.8K2H, d, J=8.4Hz), 7.63(1H, d, J=15.8 Hz), 7.47 (2H, d, J=8.4Hz), 7.36(1H, d, J=15.8Hz), 4.03(3H, s), 3.99(2H, t), 3.84(2H, t), 1.85〜 1.50 (4H, m) , 1.00〜 0.85 (6H, m) 実施例 7
8— 〔 ( E ) — 3, 4—ジク ロ ロ スチ リ ル〕 一 1.3—ジプロ ピル キサンチ ン (化合物 7 )
1, 3—ジプロ ビル一 5, 6—ジア ミ ノ ウ ラ シル 5.0 g (22.1ミ リ モル) 及び 3, 4—ジクロ ロ桂皮酸 5.27g (24.3 ミ リ モル) を用 い、 実施例 5とほぽ同様の操作により、 6—ア ミ ノ ー 5— ; (E) 一 3, 4—ジク ロ ロ シ ンナモイ ル〕 ア ミ ノ 一 1, 3—ジプロ ピルゥ ラ シル (化合物 d) 9.43g (収率 100%) を不定形状晶として得た。
NMR.(CDCi 3, 90MHz) d (ppm) : 8.23(1H, brs), 7.60- 7.20 (4H, m) , 6.63(1H, d, J=15.6Hz), 5.63(2H, brs), 4.00 ~ 3.70 H, m) , 1.95 ~1.40(4H,m), 1.10-0.80(6H, m)
化合物 d 9.24g (21.7ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぽ同 様の操作により化合物 7を 6.03 g (収率 683 白色結晶として得た。 融点 : 195.3〜201.6t (ジメチルス )tホ -水より再結晶)
元素分析値 : 3Η20{]^ 2Ν 402 と して
理論値(%) : C 56.02, Η 4.94, Ν 13.75
実測値(%) : C 55.88, Η 4.83, " 13.54
IR( Br) Vmaxicm-1) : 1702, 1644
NMR(DMSO-de) d (ppm) : 13.64(1H, brs), 7.92(1H, d, J=l.5Hz), 7.70〜7.55(3H, m), 7.14(1H, d, J=16.1Hz), 3.99(2H, t), 3.86(2H, t), 1.80〜: 1.55(4H, m), 1.00〜 0.85 (6H, m)
実施例 8
8 - 〔 ( E ) — 3, 4—ジク ロロ スチ リ ル〕 一 1.3—ジプロ ピル 一 7—メ チルキサンチ ン (化合物 8 )
実施例 7で得られた化合物 7 3.20 g (7.86 ミ リ モル) を用い、 実施例 2 とほぼ同様の操作により、 化合物 8を 2.了 4g (収率 淡黄色結晶と して得た。
融点 : 125.1 〜135.8 : (エタノ ール一水より再結晶)
元素分析値 : C20H22C^ 2N402 と して
理論値(%) : C 57.01, H 5.26, 13.29
実測値( : C 57.04, H 5.02, 13.21
IR( Br) Vmaxicm-1) : 1698, 1651
NMR(DMSO-de) δ (ppm) : 8.16(1H, s), 7.77(1H, d, J=8.0Hz), 7.66 (1H, d, J=8.0Hz), 7.6K1H, d, J=15.6Hz), 7.47(1H, d, J=15.6Hz), 4.04(3H, s), 3.99(2H, t), 3.84(2H, t), 1.80〜し 50 (4H, m), 0.95 〜0.80(6H, m)
実施例 9
1, 3—ジプ口 ピル一 8— 〔 ( E ) — 4—メ ト キ シスチ リ ル〕 キ サ ンチ ン (化合物 9 )
1, 3 -ジプロ ピル一 5, 6—ジア ミ ノ ウ ラ シル 2.00 g (8.85ミ
リモル) 及び 4—メ トキシ桂皮酸 1.73g (9.74ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぽ同様の操作により、 6—アミ ノ ー 1, 3—ジプロ ピ ル一 5— 〔 ( E ) — 4—メ ト キ シ シンナモィ ル〕 ア ミ ノ ウ ラ シル
(化合物 e ) 3.17g (収率 93 )を不定形妆晶と して得た。
NMR(CDCi a, 90MHz) d (ppm) : 7.78(1H, brs), 7.52(1Η, d, J=15.6 Hz), 7.36 (2H, d, J=7.8Hz), 6.79(2H, d, J=7.8Hz), 6.52 (1H, d, J= 15.6Hz), 4.00 〜3.60 H,m), 3.79(3H, s), 1.90〜 1.40 (4H, m) , 1.10〜0. ?5(6H, m)
化合物 e 3. llg (8.06ミ リ モル) を用い、 実施例 5とほぼ同 様の操作により化合物 9を 2.24g (収率 76%)白色針状晶と して得 融点 : 281.1〜283.8 t (2-プロパノ 一ルより再結晶)
元素分析値 : C2。H24N403 として
理論値(%〉 : C 65.20, H 6.56, 15.20
実測値^) : C 65.12, H 6.79, 15.48
IR( Br) V maxici-1) : 1694, 1650, 1515
NMR(CDC 3) d (ppm) : ' 13.03 (IH, brs) , 7.74(1H, d, J=16.2Hz), 7.52(2H, d, J=8.9Hz), 6.97 (1H, d, J=16.2Hz) , 6.92(2H, d, J=8.9Hz), 4.25〜4.10(4H,m), 3.86(3H,s), 2.00〜 1.70 (4H, m) , 1.05-0.95 (6H,ra)
実施例 1 0
1, 3—ジプ1 D ピル一 8— 〔 ( E ) — 4—メ ト キ シスチ リ ル〕 ― 7—メ チルキサ ンチ ン (化合物 10)
実施例 9で得られた化合物 9 1.20g (3.26 ミ リモル) を用い、 実施例 2とほぼ同様の操作により化合物 10を 1, 19g (収率 965 得
融点 : 159.8 -161.3 t (エタノ一ルー氷より再結晶)
元素分析値 : (: 21|]26 03と して
理論値( ) : C 65.94, H 6.85, 14.64
実測値(%) : C 65, 92, H 6.90, 14.88
I ( Br) Vmaxicm-1) : 1695, 1658
N R(DMS0-d6) δ (ppm) : 7.72(2H, d, J=8.8Hz), 7.61 (1H, d, J=15.8 Hz), 7.16(1H, d, J=15.8Hz), 4.05〜 3.95 (2H, m), 4.00(3H, s),
3.83(2H, t), 3.80(3H, s), 1.85〜 1.50 (4H, m) , 1.00〜 0.85 (6H, m) 実施例 1 1
8 - 〔 ( E ) — 3, 4—ジメ ト キ シスチ リ ル〕 一 1, 3—ジプロ ピ ルキサンチ ン (化合物 1 1 )
1, 3—ジプロ ピル一 5, 6—ジ了 ミ ノ ウ ラ シル 2.00 g (8.85ミ リ モル) 及び 3, 4—ジメ トキシ桂皮酸 2.03g (9.73 ミ リモル) を用 い、 実施例 5とほぼ同様の操作によ り、 6—了 ミ ノ ー 5— : (E ) — 3, 4—ジメ ト キ シ シンナモイ リレ〕 ァ ミ ノ 一 1, 3—ジプロ ビリレゥ ラ シル (化合物 f ) 3.47g (収率 94 )を不定形状晶と して得た。
NMR(CDC 3l 90MHz) d (ppm) : 7.84(1H, brs), 7.50(1H, d, J=lo.9 Hz), 7.10~6.65(3H,m), 6.53(1H, d, J=15.9Hz), 5.75(2H, brs),
4.00〜3.50(4H,m), 3.85(6H, brs), 2.00〜; 1.40 (4H, m) , 1.10~ 0.80(6H,m)
化合物 f 3.38 g (8.13 ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぽ同 様の操作により化合物 11 2.49 g (収率? 75 を白色結晶として得 融点 : 260.0〜263.8で (ジメチ スルホキシド-水より再結晶)
元素分析値 : C21H26N404 と して
理論値(50 : C 63.30, H 6.57, 14.06
実測値(%) : C 63.29, H 6.79, N 14.21
IR(KBr) リ max(cm- '): 1701, 1640
N R(DMSO-de) δ (ppm): 13.39(1H, brs), 7.59 (1H, d, J=16.7Hz) ,
7.26(1H, d, J=l.8Hz), 7.13(1H, dd, J=l.8, 8.6Hz), 6.98 (1H, d, J=
8.6Hz), 6.95(1H, d, J=16.7Hz), 3.99(2H, t), 4.00 〜 3.85 (2H, t), 3.83(3H, s), 3.80(3H, s), 1.80〜: L 55 (4H, m) , 1.00~ 0.85 (6H, m) 実施例 1 2
8 - 〔 ( E ) — 3, 4—ジメ ト キシスチ リ ル: 一 1, 3—ジプロ ピ ルー 7—メ チルキサ ンチ ン (化合物 1 2 )
実施例 11で得られた化合物 11 1.20g (3.02 ミ リモル) を用い、 実施例 2とほぽ同様の操作により、 化合物 12を 1.22g (収率 9850 白色針状晶として得た。
融点 : 164.8 - 166.2 で(2 -プロ/り-ル-水より再結晶)
元素分析値 C22H2B として
理論値(%) : C 64.06, H 6.84, 13.58
実測値(50 : C 64.06, H 6.82, 13.80
IR(KBr) V max (cm-1): 1692, 1657
N R(DMS0-d6) δ (ppm) : 7.60(1H, d, J=15.8Hz), 7.40 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.28(1H, dd, J=2.0, 8.4Hz), 7.18(1H, d, J=15.8Hz), 6.99(1H, d, J=8.4Hz), 4.02(3H, s), 3.99(2H, t), 3.90〜 3.80 (2H, m), 3.85 (3H,s), 3.80(3H, s), 1.85~1.50(4H,m), 1.00〜 0.85 (6H, m) 実施例 1 3
1, 3—ジプロ ピル一 8— 〔 (E ) 一 3, 4, 5— ト リ メ ト キ シスチ
リ ル〕 キサ ンチ ン (化合物 13)
1, 3 -ジプロ ピル一 5, 6—ジア ミ ノ ウ ラ シル 5.0 g (22.1ミ リ モル) 及び 3, 4, 5— ト リ メ ト ヰ シ桂皮酸 5.78g (24.3 ミ リ モル) を用い、 実施例 5とほぽ同様の操作により 6—ア ミ ノ ー 1, 3—ジ プロ ピル一 5— 〔 ( E ) — 3, 4, 5— ト リ メ ト キ シ シンナモイ ル〕 ア ミ ノ ウ ラ シル (化合物 h ) 8.06g (収率 82%)を不定形状晶と し て得た。
N R(CDC 3s 90MHz) d (ppm) : 7.85(1H, brs), 7.48(1H, d, J=15.6 Hz), 6.67(2H, s), 6.56(1H, d, J=15.6Hz), 5.80(2H, brs), 4.00- 3.70(4H,m), 3.89(9H, s), 1.80〜 1.45 (4H, m) , 1.15〜 0.80 (6H, m) 化合物 h 10.02g (22.5 ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぽ同 様の操作により化合物 13を?.90g (収率 82%)白色針状晶と して得 融点 : 161.8〜162.6t (ジォキサン一永より再結晶)
元素分析値 : C22H28N 405 と して
理論値(¾') : C 61.66, H 6.58, N 13.07
実測値( : C 61.73, H 6.37, N 13.08
IR(KBr) V max (cm'1): 1702, 1643
NMR(CDCi a, 90MHz) δ (ppm) :12.87(1H, brs), 7.72 (1H, d, J=16.3 Hz), 6.96(1H, d, J=16.3Hz), 6.8K2H, s), 4.30〜 3.95 (4H, m), 3.92(6H, s), 3.90(3H, s), 2.10〜: I.50 (4H, m), 1.02(2H, t), 0.90 (2H, t)
実施例 1 4
1, 3—ジプロ ピル一 7—メ チル一 8— 〔 ( E ) — 3, 4, 5— ト リ メ ト キ シスチ リ ル〕 ヰサ ンチ ン (化合物 1 4 )
実施例 1 3で得られた化合物 13 3.50 g (8.18 ミ リモル) を用 い、 実施例 2とほぼ同様の操作により化合物 14を 3.44g (収率 95 %)白色結晶として得た。
融点 : 168. 〜; L69.1 t (エタ ノ ール一氷より再結晶)
元素分析値 : C23H3ON405として
理論値( ) : C 62.42, Η 6.83, Ν 12.66
実測値(50 : C 62.48, Η 6.60, Ν 12.70
IR(KBr) V max (cm"1) : 1698, 1659
MR(CDC 3,90 Hz) o (PPm) : 7.7K1H, d, J=15.8Hz), 6.86(2H, s), 6.78(1H, d, J=lo.8Hz), 4.30〜 3.95 (4H, m) , 4.07(3H, s), 3.93(6H, s), 3.90(3H, s), 2.05〜1.50 H,m), 1.20~ 0.85 (6H, m)
実施例 1 5
1, 3—ジプロ ピル一 8— 〔 2— ( E ) - ( 2—フ リ ル) ビニル〕 キサンチン (化合物 1 5 )
1, 3 -ジプロ ピル一 5, 6—ジ了 ミ ノ ゥ ラ シル 5.00 g (22.1ミ リ モル) 及び 3— ( 2—フ リ ル) アク リ ル酸 3, 35 g (24.3ミ リ モ ル) を用い、 実施例 5とほぼ同様の操作により、 6—ア ミ ノ ー 1, 3—ジプロ ピル一 5— 〔 3— (E) - ( 2—フ リ ル) ァク リ ロイ ル〕 ア ミ ノ ウ ラ シル (化合物 i ) の粗生成物 8.02 gを不定形状 曰曰として得た。
NMR(DMS0-d6-D20, 90ΜΗζ) δ (ppm) :?. ?7(1H, d, J=l.5Hz), 7.21 (1H, d, J=15.9Hz), 6.73(1H, d, J=4Hz), 6.55(1H, d, J=15.9Hz), 6.53(1H, dd, J=l.5, 4Hz), 3.90〜 3.50 (4H, m) , 1. ?0〜 1.35 H, m), 1.00- 0.60 (6H,m)
化合物 i 8.02g (22.1ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぼ同
様の操作により化合物 15を 4.81g (通算収率 665ί)白色粉末と して 得た。
融点 : 258.5〜259.0t (エタ ノ ールょり再結晶)
元素分析値 : C17H2ON403 と して
理論値 (%) : C 62.18, H 6.13, N 17.06
実測値(50 : C 62.36, H 6.14, N 17.29
IR( Br) maxicm-1) : 1698, 1648
N R(D S0-d6) d (ppm) : 13.48(1H, brs), 7.78(1H, d, J=l.7Hz), 7.45(1H, d, J=16.2Hz), 6.80(1H, d, J=3.4Hz), 6.75(1H, d, J=16.2 Hz), 6.6K1H, dd, J=l.7, 3.4Hz), 3.98(2H, t), 3.85(2H, t), 1.79 〜1.51(4H,m), 0.95〜0.82(6H, m)
実施例 1 6
L 3—ジプロ ピル一 8— 〔 2— (E ) - ( 2—フ リ ル) ビニル〕 — 7—メ チルキサ ンチ ン (化合物 1 6 )
実施例 15で得られた化合物 15 3.02 g (9.21 ミ リモル) を用い、 実施例 2とほぽ同様の操作により、 化合物 16を 2.60g (収率 82%) 白色針状晶と して得た。
融点 : 161,0〜161.7 ° (エタノ ール Z水より再結晶)
元素分析値 : Cl8H22N403と して
理論値^) : C 63.14, H 6.47, N 16.36
実測値 ^) : C 63.37, H 6.53, 16.35
IR( Br) Vmaxicm-1) : 1699, 1651, 1562, 1459
N R(CDC 3) δ (ppm) : 7.54(1H, d, J=5.5Hz), 7.48(1H, d, J=l.7Hz), 6.70(1H, d, J=15.5Hz), 6.57(1H, d, J=3.4Hz), 6.49 (1H, dd, J=l.7, 3.4Hz), 4.10(2H, t), 4.00(3H, s), 3.95(2H, t), 1.80〜 1.65 (4H,
m), 1.05〜0.95(6H, m)
実施例 1 Ί
1, 3—ジプロ ピル一 8— C 2 - ( E ) - ( 2—チェニル) ビニ ル〕 キサンチ ン (化合物 1 7 )
1, 3—ジプロ ピル一 5, 6—ジア ミ ノ ウ ラ シル 5.0 g (22.1ミ リ モル) 及び 3— ( 2—チェニル) アク リ ル酸 3.75 g (24.3ミ リ モル) を用い実施例 5 とほぽ同様の操作により、 6—アミ ノ ー 1, 3—ジプロ ピル一 5— 〔 3— (E ) - ( 2—チェニル) ァク イ ル〕 アミノ ウ ラ シル (化合物 j ) 7.33g (収率 92%)を不定形状晶 として得た。
NMR(CDC 3, 90ΜΗζ) δ (pptn) :7.76(1H, brs), 7.72(1H, d, J=15.4Hz) 7.32(1H, d, J=5.1Hz), 7.19(1H, d, J=3.8Hz), ?.00 (1H. dd, J=3.8, 5.1Hz), 6.46 (1H, d, J=15.4Hz), 5.72(2H, brs), 4.00〜 3.70 (4H, tn) 2.00~1.45(4H,m), 1.10〜 0.80 (6H, m)
化合物 j 7.29g (20.1ミ リ モル) を用い、 実施例 5とほぽ同 様の操作により化合物 17を 5.54g (収率 80%)淡黄色結晶として得 た o
融点 : 269.6 -270.5 ° (ジォキサ Z永より再結晶)
元素分析値 : C17H2ON404S と して
理論値(50 : C 59.28, H 5.85, N 16.26
実測値(%) : C 59.31, H 5.77, 16.37
IR(KBr) Vmaxicm-1) : 1704, 1651, 1592
NMR(DMS0-d6) δ (ppm) : 13.44(1H, brs), 7.78(1H, d, J=16.0Hz), 7.60(1H, d, J=5.0Hz), 7.40(1H, d, J=3.5Hz), 7.12 (1H, dd, J=3.5, 5.0Hz), 6.62(1H, d, J=16.0Hz), 4.00(2H, t), 3.85(2H, t), 1.8〜
1.5(4H,m), 0.95〜0.80(6H,m)
実施例 1 8 -
1, 3—ジプロ ピル一 7 —メ チル一 8— [ 2 - (E) 一 ( 2 —チ ェニル) ビニル〕 キサンチン (化合物 1 8 )
実施例 17で得られた化合物 17 3.90 g (11.3 ミ リモル) を用い、 実施例 2とほぽ同様の操作により、 化合物 18を 3.84g (収率 95 ) を淡黄色粉末と して得た。
融点 : 184.8 〜185.5 t (エタ ノ ールより再結晶)
元素分析値 : C18H22l\'402S と して
理論値(50: C 60.31, H 6.18, 15.62
実測値 (%): C 60.23, H 6.09, N 15.53
IR(KBr) y maxicni-1) : 1688, 1660, 1439, 141了
MR(DMS0-d6) δ (ppm) : 7.79(1H, d, J=15.6Hz), 7.63 (1H, d, J=5.0 Hz), 7.52(1H, d, J=3.3Hz), 7.13 (1H, dd, J=3.5 〜 5.0Hz) , 6.96(1 H, d, J=15.6Hz), 4.00(3H, s), 4.00〜 3.95 (2H, m) , 3.90〜3.80(2 H, t), 1.80〜1.50(4H, m), 0.95〜 0.85 (6H, m)
実施例 1 9
3—プロ ピル _ 8— ( E ) —スチ リ ルキサンチン (化合物 1 9 ) 5, 6—ジア ミ ノ 一 1, 3—ジブ口 ピルゥ ラ シルの代わりに 5, 6 - ジァ ミ ノ ー 3—プロ ピルゥ ラ シル (特開昭 55-57517号公報) 10.1 g (54.4 ミ リモル) を用いる以外は、 実施例 1 とほぼ同様の操作 により、 化合物 19 5.74 g (収率 355 を白色粉末と して得た。
融点 : >295 (N, '—ジメ チルホルムァ ミ ド一水より再結晶) 元素分析値 : C1 SH15 02 と して
理論値(%) : C 64.85, H 5.44, N 18.90
実測値(%) : C 65.02, Η 5.37, Ν 19.16
IR( Br) Vmaxicin-1) : 1689, 1655
NMR(D S0-d6, 90MHz) δ (ppm) : 13.45(1H, brs), 11.03(1H, brs), 7.80〜7.20(6H,m), 7.02(1H, d, J=15.9Hz), 3.92(2H, t), 2.00- 1.50(2H,m), 0.93(3H, t)
実施例 2 0
1, 3 —ジプロ ピル一 8 — 〔 2 — ( E ) - ( 3 — ピ リ ジル) ビニ ル〕 キサンチ ン (化合物 2 0 )
1, 3 —ジプロ ピル一 5, 6 —ジア ミ ノ ウ ラ シル 5.00 g ( 22.1ミ リ モル) および (E) - 3 - ( 3 — ピ リ ジル) ァク リ ル酸 3.63 g (24.3ミ リモル) を用い、 実施例 5 とほぽ同様の操作により、 6 —ァ ミ ノ 一 1, 3—ジプロ ピル一 5 — L 3 - ( E ) - ( 3 — ビ リ ジ:ル) ァク リ ロイ ル〕 ア ミ ノ ウ ラ シル (化合物 k ) の粗生成物
6.56g (収率 83%)を黄色粉末として得た。
NMR(D SQ-d6> 90ΜΗζ) δ (ppm) : 8.95〜 8.50 (3H, m) , 8.05(1H, d, J=
7.5Hz), 7· 70〜7.50(lH,m), 7.57(1H, d, J=17Hz), 6.95(1H, d, J= 17Hz), 6.70(2H, brs), 3, 95 〜 3.65 (4H, m), 1.80~1.30(4H, m), 1.00〜0.70(6H,m)
化合物 7.65g (21.4 ミ リモル) を用い、 実施例 5 とほぽ同 様の操作により化合物 20を 5.31g (通算収率 73%)淡黄色針状晶と して得た。
融点 : 264.8〜266.7 t (エタ ノ ールよ り再結晶)
元素分析値 : C18H21N 502 と して
理論値(%) : C 63.70, H 6.23, N 20.63
実測値 0 : C 63.80, H 6.35, N 20.58
IR( Br) リ max(cm—リ : 1708, 1656, 1591, 1575
NMR(DMS0-d6, 90 Ηζ) δ (ppm) : 8.80(1H, brs), 8.56(1H, d, J=6.5 Hz), 8.05(1H, d, J=7.5Hz), 7.63(1H, d, J=16.5Hz), 7.40(1H, dd, J =6.5, 7. oHz), 7.12(1H, d, J=16.5Hz), 4.15〜 3.70 (4H, m) , 2.00- 1.40(4H,m), 1.10〜0.80(6H,m)
実施例 2 1
1, 3—ジプロ ピル一 8— C 2 - ( E ) ― ( 4一イ ミ ダゾリ ル) ビニル〕 — 7—メ チルキサンチ ン (化合物 2 1 )
4—イ ミ ダゾールァク リ ル酸 10 g (72 ミ リ モル) を N —ジ メチルホルムアミ ド lOOrni?に懸濁させた。 これに氷冷下攪拌しな がら ト リ ェチルァ ミ ン 30mi2 (216ミ リ モル) 、 次いで塩化 ト リ チル 40 g (145ミ リモル) をゆつ く りと加えた。 室温で 2時間攪拌し、 反応液を減圧下濃縮した後、 水 300πΐ)2を加えた。 該水溶液からク ロ ロホルムで 3回抽出を行い、 有機層を混合した後、 これを水で 2回および飽和食塩水で 1回洗浄した。 無水硫酸ナ ト リ ウムで乾 燥後、 溶媒を減圧留去し、 残渣をシ リカゲルカ ラムク ロマ トグラ フ ィ ー (溶出溶媒 : 5%メ タ ノ ール Ζク ロ口ホルム) で分離、 精製 して ( 1 一 ト リチル一 4一イ ミ ダゾール) アク リル酸および ( 3 ー ト リ チル一 4—ィ ミ ダゾール) ァク リ ル酸の混合物 27.5gを白 色粉末と して得た。 該カルボン酸の混合物 3.70g (9.73ミ リ モル) および 1, 3—ジブ口 ピル一 5, 6—ジア ミ ノ ウ ラ シル 2.00 g (8.85 ミ リ モル) を用い実施例 5とほぼ同様の操作により、 1, 3—ジブ 口 ピル一 8— 〔 2— ( E ) ― ( 1 — ト リ チル一 4—イ ミ ダゾリ ル) ビュル〕 キサンチ ン (化合物 ^ ) および 1, 3—ジプロ ビル一 8— 〔 2— ( E ) 一 ( 3— ト リチルー 4一イ ミ ダゾリ ル) ビュル〕 キ
サ ンチ ン (化合物 m) の混合物 2.62 g (通算収率 52 )を白色粉 末として得た。
N R(CDCi 3) d (ppm): 12.40 (1H, brs), 7.64(0. 4H, s), 7.62(1H, s), 7.58 (0.6H, s), 7.40〜 99 (1?H, m), 4. 10 〜 3.90 H, m), 1.85〜1.60 H, m), 1.05- 0.85 (6H, m)
化合物 ^ と化合物 mの混合物 1.96g (3.44ミ リモル) を用い、 実施例 2 と同様の方法により粗生成物を得た。 該粗生成物をメタ ノ ール 50m<2に溶解させ、 1N塩酸 1.5mj2を加え 50tで 2時間攪拌し た。 溶液を約半分まで濃縮し、 反応液の PHを 4 とした後、 クロ口 ホルムで 6回抽出した。 有機層を混合し、 無水硫酸ナ ト リ ウ ムで 乾燥した後、 溶媒を減圧留去した。 残渣をシ リ カゲルカ ラ ムクロ マ ト グラ フ ィ ー (溶出溶媒 : 10 メ タ ノ ール Zク ロ 口 ホルム) で 分雜、 精製し化合物 21を 640mg (通算収率 55 )不定形妆晶として 得た。 化合物 21 2.00gを塩化水素一メ タ ノ ール溶液に作用させ た後、 ィ ソプロパノ ールにより再結晶し化合物 21の塩酸塩 1.04 g を得た。
融点 : 236.8~ 243 で
元素分析値 : C17H22Ns02 · HC_g として
理論値 : C 53.89, H 6. 11, 22. 18
実測値(%) : C 53.82, H 6.05, 22.16
IR( Br) V maxicm-1) : 1699, 1661
NMR(DMSO-ds) δ (ppm) : 9. 17-(1H, s) , 7.99 (1H, s), 7.75 (1H, d, J= 16. 1Hz), 7.5K1H, d, J=16. 1Hz), 4.0K3H, s), 3.97 (2H, t), 3.83 (2H, t), 1.80-1.50 (4H, m), 0.95〜 0.80 (6H, m)
実施例 2 2
3—プロ ピル一 8— C (E) 一 3, 4, 5— ト リ メ トキシスチ リ ル〕 キサ ンチ ン (化合物 2 2 )
5, 6—ジァ ミ ノ 一 1一プロ ビルゥ ラ シル 2.00g (11ミ リ モル) を N-ジメチルホルムア ミ ド 40mi2に懸濁させた。 これに N, ' - ジ シク ロへキ シルカ ルボジィ ミ ド 3.37 g (16ミ リ モル) および 1 — ヒ ドロキシベンゾト リ 了ゾ一ル 2.00 g (13ミ リモル) を加えた。 次いで 3, 4, 5—ト リ メ トキシ桂皮酸 2.59 g (11ミ リモル) を数回 に分けゆっ く り加えた。 一晚室温で攪拌後、 不溶物を^過により 除き、 減圧下濃縮した。 残澄に 2N氷酸化ナ ト リ ゥム水溶液 40 ^を 加え、 30分間加熱還流した。 溶液を中和して析出する結晶を 取 し、 イ ソプロパノ ール一永より再結晶して、 化合物 22を 2.51 g
(通算収率 60 )を黄色粉末と して得た。
融点 : 286.0- 290.6
元素分析値 : C13H22N405 · H20 と して
理論値(%) : C 56. 43, H 5.98, 13.85
実測値(50 : C 56.41, H 6.04, N 13.59
IR(KBr) V max (cm"1) : 1685, 1659, 1585, 1508
N R(DMS0-d6, 90ΜΗζ) δ (ρρπι) : 7.60 (1H, d, J=16.5Hz), 7.05 (lH, d, J=16.5Hz), 6.98 (2H, s), 4. 10 〜 3.85 (2H, m) , 3.85 (6H, s), 3.70 (3 H, s), 1.90〜1.45 (2H, m), 0.9K3H, t)
実施例 2 3
1, 3—ジァ リ ル一 8— 〔 (E) — 3, 4, 5—ト リ メ ト キ シスチ リ ル〕 キサ ンチ ン (化合物 2 3 )
1, 3—ジ了 リ ル一 5, 6—ジ了 ミ ノ ゥ ラ シル 3.0 g (13.5 ミ リ モ
ル) および 3, 4, 5— ト リ メ トキシ桂皮酸 3.55g (14.9 ミ リ モル) を用い、 実施例 5とほぽ同様の操作により 6—アミ ノ ー 1, 3—ジ ァ リ ル一 5— 〔 ( E ) — 3, 4, 5— ト リ ノ トキシシンナモイ ル〕 了 ミ ノ ウラシル (化合物 n) 4.48 g (収率 755 を不定形状晶と して 得た。
N R(CDCi 3, 90ΜΗζ) δ (ppm): 7.90 1H, brs), 7.56(1H, d, J=16.0Hz)
6.7K2H, s), 6.57(1H, d, J=16. OHz), 6.15 〜 5.60 (4H, m) , 5.50〜 5.05(4H,m)) 4.7δ~ 4.45 (4H, m) , 3.90(9H, s)
化合物 n 4.34g (9.82 ミ リモル) を用い、 実施例 5 とほぽ同 様の操作により、 化合物 23を 2.81g (収率 68%)薄黄緑色粉末と し て得た。
融点 : 253.1~255.4 で (ジォキサンより再結晶)
元素分析値 : C22H24N 405 · 1/2H20として
理論値(%) : C 60.96, H 5.81, 12.93
実測値(50 : C 61.05, H 60, N 12.91
IR(KBr) リ max(cm-リ : 1704, 1645, 1583, 1510
NMR(CDCi 3) δ (ppm) : 12.94 (1H, brs), 7.73 (1H, d, J=16.3Hz),
7.05(1H, d, J=16.3Hz), 6.8K2H, s), 6.12 〜 5.92 (2H, m), 5.37〜 5.22(4H,m), 4.83〜 4.76 (4H, m), 3.9K6H, s), 3.90(3H, s) 実施例 2 4
1, 3—ジァ リ ル一 7—メチル一 8— 〔 ( E ) 一 3, 4, 5— ト リ メ トキシスチ.リ ル〕 キサンチン (化合物 2 4 )
実施例 23で得られた化合物 23 1.13g (2.67 ミ リモル) を用い、 実施例 2とほぼ同様の操作により化合物 24を 620mg (収率 53 )薄 黄色針状晶として得た。
融点 : 189.0〜191· 1 t (酢酸ェチルより再結晶) 元素分析値 : C23H2SN405 と して
理論値 0 : C 63.00, H 5.97, 12.77
実測値( ) : C 63.00, H 6.05, N 12.85
IR( Br) y max (cm"1) : 1699, 1660
N R(CDCi a, 90MHz) δ (ppm) : 7.78(1H, d, J=16.0Hz), 6.85(2H, s), 6.84(1H, d, J=16.0Hz), 6.30 〜 5.75 (2H, m) , 5.45〜 5.10 (4H, m), 4.85〜4.55(4H,m), 4.07(3H, s) , 3.92(6H, s), 3.90 (3H, s)
実施例 2 5
1, 3—ジブチル一 8— 〔 ( E ) — 3, 4, 5— ト リ メ ト キ シスチ リ ル〕 キサンチ ン (化合物 2 5 )
1, 3 -ジプチルー 5, 6一ジア ミ ノ ウ ラ シル 4.75 g (18.7 ミ リ モ ル) および 3, 4, 5— ト リ メ トキシ桂皮酸 4.90g (20.6 ミ リモル) を用い、 実施例 5とほぼ同様の操作により 6 —アミ ノ ー 1, 3—ジ ブチル一 5— C ( E ) — 3, 4, 5— ト リ メ ト キ シシンナモイ ル: ァ ミ ノ ウ ラ シル (化合物 0 ) の粗生成物 10.6gを不定形状晶と して 得た。
N R(CDC 3> 90MHz) 6 (PPm): 7.85(1H, brs), 7.53(1H, d, J=16.0Hz), 6.72(2H, s), 6.57(1H, d, J=16.0Hz), δ.74(2H, brs), 4.05 〜3.70 (4H, m), 3.89(9H, s), 1.80〜: 1.15 (8H, m) , 1.15〜 0.80 (6H, m)
化合物 oを 10.6g用い、 実施例 5とほぽ同様の操作によ り、 化合 物 25を 5.80g (通算収率 685 白色粉末と して得た。
融点 : 205.8〜207.2 で (酢酸ェチルより再結晶)
IR(KBr) Vmaxicm-1) : 1698, 1643, 1584, 1570, 1504
元素分析値 : C24H32 05 として
理論値( : C 63.14, H 7.06, N 12.27
実測値( : C 63.48, H 6.71, 12.43
NMR(CDC 3, 90ΜΗζ) δ (ppm) : 7.75(1H, d, J=15.8Hz), 6.98(1H, d, J=15.8Hz), 6.82(2H, s), 4.30 〜 4.12 (4H, m) , 3.98(6H, s), 3.93 (3H, s), 2.00〜0.80(14H, m)
実施例 2 6
1, 3 —ジブチルー 7 —メ チル一 8 — 〔 ( E ) — 3, 4, 5 — ト リ メ ト キ シスチ リ ル〕 キサ ンチ ン (化合物 2 6 )
実施例 25で得られた化合物 25を 2.50g (5.48 ミ リモル) 用い、 実施例 2 とほぼ同様の摸作により化合物 26を 2.36g (収率 92%) 薄綠色粉末として得た。
融点 : 136.8〜137.3 (エタ ノ ール一水より再結晶)
元素分析値 : C25H34N405 として
理論値(%) : C 63.81, H 7.28, 11.91
実測値(SO : C 63.63, H 6.93, N 11.99
IR( Br) V max(cm-1) : 1692, 1659
NMR(CDC£ a, 90MHz) d (ppm) : 7.68(1H, d, J=15.8Hz), 6.80(2H, s), 6.79(1H, d, J=15.8Hz), 4.30〜 3.90 (4H, m) , 4.03(3H, s), 3.95(6H, s), 3.9K3H, s), 1.90〜; L rO(8H,m), 1.05- 0.80 (6H, m)
製剤例 1 錠 剤
常法により、 次の組成からなる錠剤を作成する。
化合物 2 2 0 ig
乳 糖 6 0 mg
馬鈴薯でんぶん 3 0 mg
ポ リ ビニルアルコ ール 3 mg
ステ了 リ ン酸マグネシウム 1 rag
製剤例 2 散 剤
常法により、 次の組成からなる散剤を作成する c 化合物 1 0 2 0 rag
乳 糖 3 0 0 mg
製剤例 3 シロ ッ プ剤
常法により、 次の組成からなるシロ ップ剤を作成する。 化合物 1 1 2 0 mg
精製白糖 3 0
p —ヒ ドロキシ安息香酸ェチルエステル
4 0 rag
p ーヒ ドロキシン安息香酸プロ ピルエステル
1 0 nig
ス ト ロベ リ ーフ レー ヾ一 0. 1 cc
これに水を加えて全量 l O O ccとする。
製剤例 4 カプセル剤
常法により、 次の組成からなる力プセル剤を作成する。 化合物 2 2 0 mg
乳 糖 2 0 0 mg
ステア リ ン酸マグネシウム 5 mg
これを混合し、 ゼラチンカプセルに充塡する。