WO1987004102A1 - Fraise creuse et procede permettant son montage - Google Patents

Description

明 細 書 シ ヱ ル型 フ ラ イ ス カ ッ タ ー及び取付方法 技術分野

本発明は、 シヱル型フライ スカ ッター及び取付方法に 係り、 特に、 シ ヱル型フ ラ イ スカ ッ タ ーをフ ラ イ スァー バーに取付けるに当り、 該フ ラ イ スァ ーバーの取付穴を 下方広がりのテーパー穴としたため、 取付穴上部端面と 両側面が固定され、 その密着する面積が増大し、 取付強 度及び切削加工精度が極めて高く 、 更に高速度、 重切削 においても一体型のフライ スカ ッターの性能とほぼ im一 となり、 しかも取付け着脱を簡易に行ない得るシュル型 フ ラ イ スカ ッ タ ー及び取付方法に関する。

背景技術

一般にシェル型フライ スカ ッターは刃部とシ ャ ンク部 がー体型のものに比べると、 フ ラ イ スカ ッターの刃部と フ ラ イ スァ ーバーの取付軸との密着面積が少な く 、 且つ 密着度が低いため、 剛性、 切削性、 強度、 加工精度、 耐 摩耗性等全ての性能が劣っていた。 しかしフ ラ イ スカ ツ ターのサイ ズが大きな場合は一体型のフライ スカ フ タ 一 を製造すると価格が高価で、 しかも刃部が消耗したとき にシ ャ ンク部まで交換するため極めて不経済であり、 そ のため刃部だけ簡単に交換できる安価で製造容易なシュ ル型フライ スカ ッターが現在使用されている。 従来、 シ エル型フライ スカ ッターをフライ スアーパーに取付ける 方法には第 1図に示す如く フライ スァ一バー（31 )の取付 軸（31 a) にシヱル型フライ スカ ッター（11 )の取付穴（11 a) を嵌入し、 更にボル ト （5) によってシヱル型フライ ス力 フタ一（1 1 )をフライ スァーバー（31)に同定させる方法で あるが、 しかしながら、 この方法では切削加工すると切 削による振動でボルト（5) の緩みが発生しシヱル型フラ イ スカ ッター（1 1 )とフライ スァーバー（31 )の密着度が悪 化するため回転数を高く したり、 切込み量を多 く すると ビビリ等を生じシヱル型フラ イ スカ ッター（1 1)の寿命を 著し く縮め、 加工精度も悪く 、 従って冋転数や切込み量 が制限され切削能率の向上を著し く阻害させる欠点が生 ずる。 更に、 従来のシヱル型フライ .スカ ッターをフライ スァーバーに取付ける方法としては第 2 1^1に示す如く シ ヱル型フ ラ イ スアーパー（32)の取付軸外周（32a) 及びシ ヱル型フライ スカ ツタ一の取付穴（12a ) に左ネジを螺設 し、 両者を螺合して取付ける方法であり、 これは切削加 ェするとネジが自動的に締付けられてシヱル型フライ ス カ ッター（12)とフラ イ スァーバー（32)の密着度を增し、 高速冋転、 重切削が可能となる。 しかしながら、 この時 の切削抵抗がネジ部に負荷となつて加わり、 切削抵抗が 増大するとネジ部が完全に締付けられたり、 ひどい時に は焼付現象を生じ、 シヱル型フ ラ イ スカ ッター（12)とフ ライ スアーパー（32)の分離が出来ず、 このためシヱル型 フライ スカ ッター（12)の交換ができな く なったり 、 真円 度が正確でない等の重大な欠点がある。

従って、 本発明は、 前記従来のシェル型フ ラ イ スカ ツ ター及びその取付方法の欠点を除去するためになされた ものであって、 先端をス ト レー ト段部に形成したフライ スァ ーバーの取付軸に、 該取付軸より若干大きなチーパ 一穴を穿設したフ ラ イ スカ ッターを遊嵌させ、 これら前 記取付軸を、 前記テーパー穴との隙間に 2枚に分割した テーパー部材の突起をボル トの m溝に嵌め込み係合させ て、 その状態でテーパー部材を取付軸と取付穴の隙間に 圧入させた状態で前記取付軸に前記フ ラ イ スカ ッ タ ーを 同定する。 これによ り 、 シヱル型フ ラ イ スカ ッ タ ーをフ ラ イ スァ一バーに対し、 密着させる面積が増大し、 しか もテーパー部材の突起部とボル ト凹溝とが嵌め込み係合 されるため、 軸芯の精度が極めてよ く 、 1 性、 取付強度 を増大し、 高速度、 重切削が可能となる。 更にこれによ り切削効率が一体型のフ ラ イ スカ ッ タ ーの性能とほぼ间 一となり、 かつフ ラ イ スカ ッターの交換が極めて簡易に 行い得ると こ ろの シ ヱル型フ ラ イ スカ ッター及び取付方 法を提供することを目的としている。

発明の開示

即ち、 本発明は、 シ ヱル型フ ラ イ スカ ッ タ ーの取付穴 をテーパー穴に穿設し、 締付ボル ト の凹溝とブッ シュの 突起を係合し、 該ブッ シュを圧入してフ ラ イ スァ ーバー に シヱル型フ ラ イ スカ ッ タ ーを固定する。 これによ り 、 シェル型フ ラ イ スカ フ タ 一 と フ ラ イ スァ ーバーの密着面 積を增大させ密着度が高まるため、 一体型のフ ラ イ ス力 ッターの性能に近い高速度での重切削加工が可能となり、 しかもフ ラ イ スカ ッターの交換を極めて簡易に行い得る。

闽面の簡単な説明

第 1 同及び第 2冈は従来のシ ル型フラ イ スカ ッター の取付方法を示す分解断面図、 第 3 l l (A) , (B) は本発明 によるシュル型フラ イ スカ ツタ—及び取付方法を実現す るためのフライ スカ ッターを示す断面図及び底面 lElであ り、 第 4図（Α) , (Β) は本発明によるシヱル型フ ラ イ ス力 'ンター及び取付方法を実現するためのブッ シュを示す平 面冈及び正面同であり、 第 5図（Α)，（Β) は本発明による シェル型フ ラ イ スカ ッ タ ー及び取付方法を実現する ため のフ ラ イ スアーパーを示す正面冈及び底面同であり、 第 6図は本発明のシヱル型フライ スカ ツタ一の取付方法を 示す分解断面図であり、 第 7同は本究明による シ ル型 フ ラ イ スカ ッターの取付状態を説明する断面図であり、 第 8冈は本発明による圧入手段を示す断面冈である。

発明を実施するための最良の形態

本発明をより詳細に記述するために、 以下添付冈面に 従って、 これを説明する。

第 1 同は本発明に用いるフライ スカ ツターの一実施例 であり、 シヱル型フライ スカ ッター 1 と、 該シェル型フ ライ スカ ッタ一 1 の中心には下方広がりのテーパー状の 取付穴 1 aを穿設させ、 上端には冋り止め用のキー溝 1 cを設けている。 第 4冈は本発明による シヱル型フライ スカ ツタ一を実現するためのブ 'ソ シュを示す平面図及び 正面図であり、 金属製でチーバーブッ シュを縦方向に 2 枚に分割したテーバー部材 2 と、 該テーパー部材 2 の内 面はス ト レー ト面 2 aで、 しかも下方には周方向に線状 の突起 2 c を、 外面はシヱル型フラ イ スカ ッター 1 のテ 一パー状の取付穴 1 a と密着するテーパー面 2 bにそれ ぞれ形成させている。 又、 テーパー部林 2 の長さはシェ ル型フライ スカ ッター 1 の取付穴 l a に圧入した際、 シ エル型フライ スカ ッタ— 1 の両端面と面一或いは若干凹 み気味の寸法とする。 第 5 I Iは先端をス ト レー ト段部に 形成した取付軸 3 a及び段部から突出させた回り止め用 のキー 3 cを有するフライ スァーバーで、 その取付軸 3 a の長さはシェル型フ ラ イ スカ ッター 1 の取付穴 1 a の ^さ程度とし、 先端にはネジ穴 3 bを螺設している。 第 6同は本発明のシェル型フライ スカ ッターの取付方法を 示す分解断面図であり、 圧入手段 （ボル ト） 4 は、 頭部 4 a外周に 溝 4 bを設けた六角穴 4 c付のボル トであ り、 この凹溝 4 b にテーパー部材 2 の突起 2 cを嵌め込 んで互いに係合させる。 尚、 テーパ ー部材 2 の圧入手段 と してはボル ト 4以外に、 例えば第 8 Iに示す如く テー パー部材 2 と取/寸輪 3 a を直接螺合させて圧入させても よい。

次に本発明の取付方法及び作用について説明すれば、 先ず、 シヱル型フライ スカ ッター 1 の取付穴 1 aをフラ イ スアー パー 3 の取付軸 3 a に遊嵌し、 両者の冋り止め 用のキー溝 1 c とキー 3 c も嵌合させる。 次いでこの取 付軸 3 a と取付穴 1 a との隙間にテーパー部材 2を揷入 するに当り、 ボルト 4の凹溝 4 bに 2枚に分割したテー パー部材 2 の突起 2 cを嵌め込み係合させ、 その状態で テーパー部材 2を取付軸 3 a と取付穴 1 a の隙間に揷入 させると共にボル ト 4 も取付軸 3 a のネジ穴 3 bに螺合 させて締付けると、 ボル ト 4 と係合したテーパー部材 2 はボル ト 4によって中に揷込まれ圧入され、 シュル型フ ライ スカ ッ ター 1 はフライ スァーバー 3 に取付けられる のである。 この取付られた状態に於ては、 取付穴 1 aが テーパ穴としたこ とにより フライ スアーパー 3 の段部端 面にシヱル型フライ スカ ッター 1 の上部端面が密着する と共に取付穴 1 aでテーパー部材 2 を圧縮し、 分割され た 2枚のテーパー部材 2 は取付軸 3 a と密着し、 従って シェル型フラ イ ス力 ッター 1 の取付は上部端面とテーパ 一部材 2を介した取付穴 1 a の全面との 2面で強 1古 Iにフ ライ スァーバー 3 の取付軸 3 a に密着同定されるのであ る。 又、 切削加工中にシヱル型フライ スカ ッター 1 はテ 一パーの下方広がり方向にぬって移動しょう としてもテ 一パー部材 2を圧縮し、 より強 fejにフライ スァ—バー 3 の取付釉 3 a と密着する。

次に、 シヱル型フライ スカ ッタ ー 1 をフ ラ イ スァーバ - 3から取外す時には取付穴 1 aがテーパー穴でテーパ 一部材 2を使用しているため、 ボル ト 4 には切削荷重が 殆ど加わらず、 焼付けを起すこともな く ボル 卜 4を容易 に緩めることができ、 それに伴ってテーバー部林 2 もそ の形状からして強 fe!に圧入しても簡単に抜き出るので、 取外しも容易である。 尚、 回り止め用のキー溝 1 c及び キー 3 c は必ずしも設けな く てもよい。

産業上の利用分野

以上のように、 本発明に係る シヱル型フ ラ イ スカ ツタ 一及び取付方法は、 フライ スァ一バーに取付けるための 取付穴を下方広がりのテーパー穴としてシヱル型フ ラ イ スカ ッターであるからその取付けた時に上部端面と取付 穴 1 a の両面が固定され、 取付強度が極めて增大される と共に真円度も正確でブレゃビビ リ が無く 、 そのため切 削加工精度を高め、 高速度、 重切削を可能ならしめ、 切 削効率が一体型のフライ スカ ツタ一の性能とほぼ同一と なり、 しかも取付け取外しも極めて簡単に行える等その 実用的価値は大なるものである。

Claims

請求の範两

(1) シヱル型フ ラ イ スカ ッ タ ーに於て、 少な く と も フ ラ イ スァーバーに取付けるための中心に穿設した取付穴 を下方広がりのテーパー穴としたことを特徴とする シ エル型フ ラ イ スカ ッ タ ー。

(2) 先端をス ト レー ト段部に形成したフ ラ イ スァーバ— の取付軸に、 該取付軸より適宜に大きなテーパー状の 取付穴を中心に穿設したシェル型フ ラ イ ス力 ッターを 遊嵌させ、 これら前記取付軸と前記取付穴との間に螺 合による圧入手段でテーパー部材を圧入させたことを 特徴とするシ ル型フラ イ スカ ツタ一の取付方法。

(3) テーパー部材がテーパーブッ シュであり、 且つ圧入 手段がテーパーブッ シュと係合するボル ト である請求 の範囲第 2項記載のシェル型フ ラ イ スカ ッターの取付 方法。