WO1981000357A1 - Magnetic member for medical cure - Google Patents

Description

明 柳 磁気治療部材

技 術 万 野

本発明 は、 皮膚表面へ磁気圧子を貼付する こ と に よ ? 、 圧子の押圧力を作用 させて指圧効果を得、 同時 に磁力 線を皮膚内.部へ侵透作用 さ せて磁気治療 ¾罘を得 る磁気 治療部材に関 し、 殊 に磁気圧子 の表面 に複数個 の突子を 突設 し た も のにお いて、 各突子の位置 に磁力線を集中 さ せ る 構造を具え た磁気治療部材、 加 えて膚 ざわ お よび 外観を向上さ せて心理的な治療効果を奏す る 構成の磁気 洽療部材 に関す る。

背 景 技 術

従来の こ の種磁気治療部材は、 第 1 0 図に示す如 く 、 円形の貼付部材（1)の貼着面（2)上へ扁平状の磁気圧子（3)を 付設 し、 圧子（3)表面 の中心部寄 ]? に複数個の突子（4)を突 設 し た構造であ る 。 こ の磁気治療部材を皮膚表面へ貼 る と、 各突子 (4)が経穴や経路を圧刺激 し、 同時に圧子（3)の 磁力線が皮膚内へ侵透作用 し て磁気治療効果が得 ら れ る が、 かかる 構成では、 磁力線の作用 が弱 く 、 十分に満足 で き る 治療効果をあ げる こ と がで き な い問題があっ た。

こ の原因を究明す る ため、 本発明者は従来の磁気圧子 ΟΜΡΙ

、 WHO につい て、 磁力線の状況を観測 した と こ ろ、 次の各現象 を確認 し得た。 即 ち、

a 圧子の表面 にお いて、 磁力線は突子の部分に集中す る 傾向 に あ る 。

b 圧子の平坦部 にお いては、 磁力線は周縁部に集中す る傾向に あ る 。

c 圧子の周縁部にお いては、 磁力線は角部や曲率の大 き い凸部或いは凹部 に集中す る傾向 があ る 。

上記 a 〜 c の現象は、 磁力線の径路長 （ 磁気抵抗 ） や 圧子表面の ス ピ ン の密度等に関連す る も の と 考え られ る 図示の従来例で は、 各突.子（4)が圧子（3)表面の中心点寄 に設け られてい る か ら、 各突子（4)に磁力線が集中する 度合が低 く 、 而 も 第 1 1 図 の如 く 突子（4) と 周縁部 と に磁 力線 (X)が分散す る た め、 十分な磁気治療効果が得 ら れな い も の と 推測で き る 。

ま た上記の磁気圧子に は フ ェ ラ イ ト の如 く 、 粉末材を 圧縮成形し た後焼結 し て形成 た磁気部材が用 い ら れて い る が、 かか る 磁気部材は肌ざわ が悪 く 、 又黒ずんだ 見映の悪い外観 を呈 し てい る ため、 商品価値が著 し く 低 い。 而 も 医学的治療に お いて、 心理的な治療効果が重要 視さ れ る が、 上記の部材は 見映の悪い故に心理的な治療 効果に乏 し い と い う 欠点があ る 。 本発明は前記 し た a 〜 c に記載 し た磁力線の特性を利 用 し て、 圧子の形状お よ び突子の配置 に工夫を加え る こ と に よ って、 磁力線の集中化を はか 、 以て磁気治療効 果を大幅に向上 さ せ る こ と を目 的 と す る 。

ま た本発明の他の 目 的 と する と こ ろ は、 磁気圧子の表 面へ金属メ ツ キを施 こ す こ と によ って、 商品価値が高 く 、 心理的洽療効果を向 上 さ せた磁気治療部材を提供す る こ と に あ る。 発 明 の 開 示

本発明 の磁気治療部材は、 貼付部材の貼着面上へ磁気 圧子を付設 した も の にお い て、 圧子の表面周縁部へ複数 個の突子 を突設 し た も ので あ る 。 こ れ によ 磁気圧子よ b 出 る 磁力線は各突子 の位置 に集中 し て皮膚の深部ま で 作用 し、 突子の圧刺激 と 磁力線の集中作用 に よ 銪足で き る 十分な治.療効果を得 る 。

ま た本発明 の磁気治療部材は、 圧子 の表面周縁部へ複 数個 の突子を突設す る と 共に、 各突子位置 に対応 し て圧 子の側壁に角部 を形成 し た も ので あ る 。 こ れに よ 磁気 圧子よ 出 る 磁力線は一層各突子の位置 に集中 し、 磁気 治療効果が一段 と 向上す る 。

ま た本発明 の磁気治療部材は、 圧子 の表面周縁部へ複 数個 の突子を突設す る と 共に、 隣合 う 突子間の圧子側壁

CMPI を窪ま せて、 各突子位置に凸部、 そ の中間 に凹部を夫々 形成 し た も ので あ る 。 こ れ に よ ！） 磁気圧子よ 出 る 磁力 線は、 角部を設け る の と 同様、 一層各突子 の位置 に集中 し、 磁気治療効果が一段 と 向上する 。

更 に本発明の磁気治療部材は、 圧子の表面周縁部へ複 数個 の圧子を突設す る と 共に、 圧子表面 に金、 鋇、 銅等 の金属 メ ツ キ層を形成 し た も ので あ る 。 こ れ によ 、 圧 子の美観が高ま って商品価値が向上 し、 加えて重厚な金 属光沢が心理的 な治療効果を増大 さ せ る。 図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1 図 は本発明にかか る 磁気洽療部材の平面図、 第 2 図は磁力線の分布状況を示す第 1 図 ]! - . IT線に沿 う 断面図、

第 3 図は磁気治療部材の他の実施例 を示す斜面図、 第 4 図およ び第 5 図は磁気圧子 の他の実施例を示す斜 面図、

第 6 図は第 5 図の磁気圧子にお け る 磁力線の分布状況 を示す正面図、

第 7 図 は貼付部材の繊維構造を示す拡大図、

第 8 図お よ び第 9 図は第 1 図の磁気治療部材を皮膚へ 貼付 し た状況を示す説明図、

第 1 0 図は従来の磁気治療部材の斜面図、

、 . IPO 第 1 1 図は第 1 0 図 の従来例にお い て磁気圧子 の磁力 線の分布状況を示す正面図で あ る 。 発明を実施する た め の最良の形態

本発明は、 磁気圧子を貼付部材に よ って皮膚表面へ貼 付す る 方式の全て の磁気治療部材を含 み、 例え ば小面積 の貼付部材へ 1 個 の磁気圧子を付設 し た も のや、 帯状 テ

— プの如 き貼付部材へ複数個 の磁気圧子を付設 し た も の 等、 種々 の態様 に実施で き る 。

第 1 図は貼着 テ ー プ等の小面積且つ円形の貼付部材（1) の貼着面（2)上へ平面形伏が円形で あ る 扁平状の磁気圧子 ）を付設 し た実施例で あ る 。 こ の磁気圧子（3)は フ ェ ラ イ 卜 の如 く 、 粉末材を圧縮成形 した後焼結 し着磁処理を施 こ し て形成 し た磁気部材が用 い ら れ、 圧子（3)の表面中央 と 周縁部の 6 0 度等角 度位置 に経穴や経路を局部刺激す る 小半球状の突子（4)が一体に突設 さ れてい る 。

第 3 図は周縁部の各突子 （4)位置に対応す る圧子（3)の側 壁に角部（5)を形成 し て、 平面形状を六角形と し た実施例 で あ る が、 突子数を任意増減 し て、 圧子（3)の形状を五角 形、 八角形等 自 由 に設定 し て も 可い。

第 4 図およ び第 5 図は圧子（3)の表面 中央 と 周縁部の 9 0 度等角度位置 に夫々 突子（4) (4)を一体突設する と 共に、 周縁部 の隣合う 突子（4) (4)間 の圧子（3)側壁を窪ま せて,、 圧

O PI WIfO~ ..、 子（3)の各突子位置に対応 し て曲率.の大 き い凸部（S)、 そ の 中間 に凹部（7)を夫々 形成 し た実施例で、 第 4 図は圧子（3) 側壁の表面部の みを窪ま せた実施例、 第 5 図は圧子（3)側 壁の全体を窪ま せた実施例を夫々 示す。

上記各実施例 にお け る磁気圧子（3)は、 各突子 (4)を含む 全表面に、 第 2 図に示す如 く 、 硫酸銅を用 いて コ ー テ ィ ン グさ れた中間層（8)を介 し て金、 白金、 鋇、 銅等の金属 メ ツ キ層（9)を形成 し て あ る 。

ま た貼付部材（1)は、 第 7 図 に示す如 く 、 綿糸、 ス フ 糸 等か ら成る 伸縮性横糸 αο)と 、 ゴム 等の弾性糸材 αΐ)を綿、 ス フ 等の繊維（12で被覆 し.て成 る 伸縮性縦糸 (13)と を直交さ せ交互に織成 し て、 糸間 に通気間隙 (14)を有する 伸縮性 シ

— ト 材を も って形成 さ れてい る 。

尚貼付部材（1) の貼着層（2)中 に は、 殺菌作用 を有す る 銀 又は銅粉 (15)を混入さ せて も 可い。 産 業 上 の 利 用 性

本発明 にかか る磁気治療部材を皮膚（16)の表面へ貼付す る と （ 第 8 図 ） 、 皮膚（16)の表面 は圧子（3)の押圧力を受 け 、 殊 に各突子（4)の局部刺激で有効な指圧の効果を得 る。 同時に皮膚 (16)に対 し圧子（3)の磁力線が作用 する が、 磁力 線は圧子（3)の平坦部 よ ！？ 突子部分、 圧子の面 中央よ 周 縁部分に夫々 集中す る 傾向 に あ る 。 第 1 図、 第 3 図乃至 第 5 図の各実施例では各突子（4)を圧子（3)表面の周縁部に 形成 し てい る か ら、 上記現象の相乗作用 に よ 磁力線 (X) が突子（4)の位置 に集中 し て （ 第 2 図 ） 、 患部 に作用 し、 突子（4)の圧刺激と磁力線の作用 に よ 十分な治療効果が 得 ら れ る 。 更に磁力線は、 圧子（3)の周縁部 にお いて角 部 や曲率 の大き い凹凸部に集中す る 傾向 にあ る も ので、 第 3 図、 第 4 図お よ び第 5 図 の実施例 は周縁部の各突子 (4)が位置する 角部（5)ゃ凸部（6)に磁力線 (X)が一層集中する 傾向 に あ 特に第 4 図お よ び第 5 図の実施例で は中央突 子（4)近傍の凹部（7) に も 磁力線 (X)が集中 し て看部に集中的 に作用 する （ 第 6 図 ） 。

ま た金属 メ ツ キ層（9)は、 そ の滑 らかな表面が皮膚（16)に 対 し良好な膚 ざわ ]? を付与 し、 貼付に際 し ては金属メ ッ キ層（9) の重厚且つ美 し い金属光沢が心理的 な治療効果を 増大さ せ、 指圧およ び磁気の洽療効果に心理的治療効果 が相乗的に加わって、 大 き な治療効果を得 る 。 殊 に金属 メ ツ キ層（9)が金メ ッ キで あ る 場合、 皮膚 (16}の表面へ參出 . し た体液中 の ア ン モ ニ ア 、 尿酸等の物質が金メ ッ キの ィ オ ン を促 し、 イ オ ンィ匕 した金イ オ ン は、 リ ュ ウ マ チ性関 節炎 の治療に効用 を発揮す る 。 又金属 メ ツ キ層（9)が銀又 は銅 メ ツ キで あ る 場合、 体液中の前記物質が鋇又は銅 メ ツ キ の イ オ ンィ匕を促 し、 イ オ ンィ匕 し た鋇又は銅 イ オ ン の 滅菌作用 に よ り 、 かぶれの発生を防止で き る 。

OMPI

、 WIPO ノ

、 ？ 。 更 に本実施例 の如 く 貼付部材（1)を伸縮性 シー ト 材を も つて形成 し た場合、 筋 肉 の伸縮や し わ（17)の発生に対 し、 貼付部材（1)が伸縮す る た め に皮膚（16)表面か ら剝離 はな く 、 而 も 貼付部材（1)が伸 びた と き、 収縮 し ょ う と す る力 が 圧子（3) に対 し て皮膚（16)への押圧力 と し て作用 し、 一層強 い圧刺激を及ぼ し得 る 。

Claims

請 求 の 範 囲

① 貼付部材（1)の貼着面 へ磁気圧子（3)を付設 し た も の 5 にお いて、 該圧子（3)の表面周縁部へ複数個 の突子（4)を 突設 し た磁気治療部材。

' ② 貼付部材（1)は伸縮性 シー ト 材を も って形成さ れて い る請求の範囲第 1 項記載の磁気治療部材。

③ .貼付部材（1)の貼着面上へ磁気圧子（3)を付設 し た も の 1 0 に お いて、 該圧子（3)の表面周縁部へ複数個 の突子（4)を 突設す る と 共に、 各突子位置 に対応 し て圧子（3) の側壁 に角 部（5)を形成 し た磁気治療部材。

④ 圧子（3)は角 部数 に対応す る 多角 形に形成 さ れて い る 請求の範囲第 3 項記載の磁気治療部材。

i s ⑤ 貼付部材（1) の貼着面上へ磁気圧子（3)を付設 し た も の

において、 該圧子（3)の表面周縁部へ複数個 の突子（4)を 突設す る と 共に、 隣合 う 突子（4) (4)間 の圧子（3)側壁を窪 ま せて、 各突子位置 に凸部（6)、 そ の中間 に凹部（7)を夫 々 形成 し た磁気治療部材。

20 (D 貼付部材（1)の貼着面上へ磁気圧子（3)を付設 し た も の

にお いて、 該圧子（3) の表面周縁部へ複数個 の突子（4)を 突設す る と 共に、 圧子（3)表面 に金属メ ツ キ層（9)を形成 し た磁気洽療部材。

⑦ 金属 メ ツ キ層（9)は突子（4)を含む圧子（3)の表面全体に

²⁵ 形成さ れて い る 請求の範囲第 6 項記載の磁気治療部材 ® 金属 メ ツ キ層（9)は金メ ツ キ層で あ る 請求の範囲第 6 項又は第 7 項記載の磁気治療部材。

⑨ 金属 メ ツ キ層（9)は銀メ ツ キ層であ る請求の範囲第 6 項又は第 7 項記載の磁気治療部材。

⑩ 金属メ ツ キ層（9)は銅メ ツ キ層で あ る請求の範囲第 6 項又は第 7 項記載の磁気治療部材。