JP3222590U - 繰り返し使用可能な磁力貼付シート - Google Patents

Abstract

【課題】弾性繊維層の粘着面上にシリコン層を設置し、シリコン層の繰り返し粘着が可能な特性を通じ、磁力貼付シートを人体上に繰り返し貼付して使用できる、繰り返し使用可能な磁力貼付シートを提供すること。【解決手段】弾性繊維層１１と、シリコン層１２と、少なくとも１つの永久磁石１３を含み、弾性繊維層１１が伸縮可能な材質であって、粘着面を備え、シリコン層１２は、弾性繊維層１１の粘着面上に設置され、人体の皮膚に繰り返し粘着可能であり、シリコン層１２に少なくとも１つの通孔が開設され、永久磁石１３が通孔内に設置され、その一面が弾性繊維層１１の粘着面に連接され、他方の一面が通孔の外に突出され、シリコン層１２を介して人体の皮膚に繰り返し貼付可能とする。【選択図】図１

Description

本考案は、人体の皮膚上に繰り返し貼付して使用できる、繰り返し使用可能な磁力貼付シートに関する。

日常生活の中で、人体局部の鬱血疼痛、関節疼痛、筋肉痛、筋肉硬直が発生したとき、一般に痛み止めや漢方薬等の貼付剤を貼り付ける治療方法が採られるが、これらの治療方法は薬効が短く、皮膚にアレルギー現象が出やすく、１回しか使用できない、といった欠点が存在する。

従来の磁力貼付シート（磁性貼付剤）は、片面に接着剤を塗布した円形貼付シートで１個の永久磁石を皮膚上に貼付し、直接永久磁石をツボの上に貼付して、人体の気と血液の循環等の症状を改善することができ、かつ治療効果が比較的長い。しかし、該従来の磁力貼付シートの円形シートはほとんどが１回限りの使用であり、その粘着力は運動による伸張、汗や身体の洗浄によって低下し、磁力貼付シートが脱落してしまうことがあり、かつ磁力貼付シートを取り除くとき皮膚の上に粘着剤が残ったり、アレルギーを引き起こしたりする問題があるため、非常に不便である。
このように、上述の従来の物品にはまだ多くの欠点があり、改良が待たれている。

本考案が解決しようとする課題は、弾性繊維層の粘着面上にシリコン層を設置し、シリコン層の繰り返し粘着が可能な特性を通じ、磁力貼付シートを人体上に繰り返し貼付して使用できる、繰り返し使用可能な磁力貼付シートを提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の繰り返し使用可能な磁力貼付シートは、弾性繊維層と、シリコン層と、少なくとも１つの永久磁石を含み、前記弾性繊維層が伸縮可能な材質であって、粘着面を備え、前記シリコン層が前記弾性繊維層の粘着面上に設置され、該シリコン層は人体の皮膚に繰り返し粘着可能であり、該シリコン層に少なくとも１つの通孔が開設され、前記永久磁石が前記シリコン層の通孔内に設置され、その一面が前記弾性繊維層の粘着面に連接され、他方の一面が前記通孔の外に突出され、繰り返し粘着が可能なシリコン層を介して、人体の皮膚に繰り返し貼付可能としてある。

前記弾性繊維層は弾性繊維貼付布であってもよい。
前記弾性繊維層、該シリコン層は任意の幾何学形状とすることができる。
前記幾何学形状は、円形、楕円形、方形、長方形、菱形、または三角形である。
前記永久磁石は円錐台形または円柱形とすることがある。

本考案の繰り返し使用可能な磁力貼付シートは、従来の技術と比較したとき、次のような利点を備えている。
１、シリコン層の設置により、磁力貼付シートを人体の皮膚上で繰り返し使用できるようにすることで、繰り返し使用の目的を達成することができる。
２、弾性繊維層（例：弾性繊維貼付布）が磁力貼付シートを人体の皮膚上に貼付したとき伸張力を提供し、かつ磁力貼付シートと衣類の摩擦力を低下させるために用いることができる。
３、シリコン層で永久磁石を人体の皮膚に接触させて固定し、磁力貼付シートを皮膚上に貼付することができる。
４、永久磁石が人体の気と血液循環の改善に必要な磁場を提供する。
５、シリコン層に複数の通孔を設け、永久磁石を嵌置して、脱落しないよう確実に取り付けることができる。
６、弾性繊維層（例：弾性繊維貼付布の粘着面）が粘着面でシリコン層及び永久磁石と接合される。
７、シリコン層の粘着性及び物理特性を利用し、磁力貼付シートを皮膚に軽く当てたとき、皮膚に垂直な圧力がシリコン層と皮膚の間の空気を排出した後、大気圧と摩擦力を利用して磁力貼付シートを皮膚上に粘着させることができる。
８、磁力貼付シートの辺縁を皮膚から剥がしたとき、シリコン層と皮膚の間に空気層を形成し、簡単に皮膚上から取り除くことができる。

本考案の第１の実施形態を示す繰り返し使用可能な磁力貼付シートの平面図である。 本考案の第１の実施形態を示す繰り返し使用可能な磁力貼付シートの使用時における斜視図である。 本考案の第１の実施形態を示す繰り返し使用可能な磁力貼付シートの斜視図である。 本考案の第１の実施形態を示す繰り返し使用可能な磁力貼付シートの分解斜視図である。 本考案の第２の実施形態を示す繰り返し使用可能な磁力貼付シートの分解斜視図である。

以下、図面に基づいて本考案の実施形態を詳細に説明する。
図１〜図４は、本考案の第１の実施形態を示す。
図１及び図３に示すように、本考案の繰り返し使用可能な磁力貼付シート１は、主に、弾性繊維層１１と、シリコン層１２と、少なくとも１つの永久磁石１３を含む。

弾性繊維層１１は、伸縮可能な材質であって、粘着面を備える。弾性繊維層１１は、例えば、弾性繊維貼付布とすることができる。

シリコン層１２は弾性繊維層１１の粘着面上に設置される。シリコン層１２は人体の皮膚と分離した後、再度人体の皮膚上に貼付できる。また、シリコン層１２表面に塵埃や皮屑等の異物が付着し、粘着性が失われた後は、水道水で異物を洗い流せば粘着性が回復し、繰り返し使用することができる。
図４に示すように、シリコン層１２に少なくとも１つの通孔１２１が開設される。通孔１２１は、弾性繊維層１１に近づくほど径大となる円錐台形をなす。

永久磁石１３はシリコン層１２の通孔１２１内に設置される。即ち、永久磁石１３は、通孔１２１とほぼ同じ寸法の円錐台形である。
また、永久磁石１３の一面（面積の大きい面）は弾性繊維層１１の粘着面に連接され、他方の一面が通孔１２１の外に突出され、永久磁石１３は磁力線を発することができる。

図２に示すように、シリコン層１２を皮膚に接触させて、磁力貼付シート１を人体のツボ位置に貼付すると、永久磁石１３が通孔１２１の一面から突出されて人体の皮膚に接触し、永久磁石１３の磁力線にツボ上で磁場を形成させ、鍼灸に類似した刺激効果を発揮し、人体の気と血液循環を改善する保健作用を達成する。

同時に、シリコン層１２の繰り返し粘着が可能な特性を通じ、磁力貼付シート１を人体の皮膚から分離した後、再度人体の皮膚上に貼付でき、磁力貼付シート１を人体上に繰り返し使用できるという目的を達する。

なお、弾性繊維層１１及びシリコン層１２は任意の幾何学形状とすることができる。該幾何学形状には、円形、楕円形、方形、長方形、菱形、三角形等が含まれる。

図５は、本考案の第２の実施形態を示す。なお、第１の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
第２の実施形態では、シリコン層１２の通孔１２１及び永久磁石１３は円柱状としてある。

以上は単に本考案の実施形態の説明であり、本考案はこれに限定されず、本考案の要旨を逸脱しない変化や修飾はすべて本考案の権利範囲に含まれる。

１ 磁力貼付シート
１１ 弾性繊維層
１２ シリコン層
１３ 永久磁石
１２１ 通孔

Claims (5)

1. 繰り返し使用可能な磁力貼付シートであって、弾性繊維層と、シリコン層と、少なくとも１つの永久磁石を含み、
   前記弾性繊維層が伸縮可能な材質であって、粘着面を備え、
   前記シリコン層が前記弾性繊維層の粘着面上に設置され、該シリコン層は人体の皮膚に繰り返し粘着可能であり、該シリコン層に少なくとも１つの通孔が開設され、
   前記永久磁石が前記シリコン層の通孔内に設置され、その一面が前記弾性繊維層の粘着面に連接され、他方の一面が前記通孔の外に突出され、
   繰り返し粘着が可能なシリコン層を介して、人体の皮膚に繰り返し貼付可能としたことを特徴とする、繰り返し使用可能な磁力貼付シート。
2. 前記弾性繊維層が弾性繊維貼付布であることを特徴とする、請求項１に記載の繰り返し使用可能な磁力貼付シート。
3. 前記弾性繊維層、該シリコン層が任意の幾何学形状であることを特徴とする、請求項１に記載の繰り返し使用可能な磁力貼付シート。
4. 前記幾何学形状が、円形、楕円形、方形、長方形、菱形、または三角形であることを特徴とする、請求項３に記載の繰り返し使用可能な磁力貼付シート。
5. 前記永久磁石が円錐台形または円柱形であることを特徴とする、請求項１に記載の繰り返し使用可能な磁力貼付シート。