JP2017074339A - 貼付シール - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚に直接貼り付けて使用するのに適した貼付シールで、粘着シートの中央部に接着した特殊形状の突起物により、実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮できることを課題とする。【解決手段】粘着シート中央部の粘着面側に、特殊形状の突起物を接着した構造を特徴とする貼付シール。特殊形状の突起物とは、富士山型の円錐台形状で、上面直径が２ｍｍから２０ｍｍであり、かつ、側面の傾斜面が放物線様曲線であり、かつ、突起物の高さが２ｍｍから２０ｍｍの形状であることを特徴とする。皮膚面のツボの位置に本発明の貼付シールを貼り付けることにより、実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮できる貼付シールを提供する。【選択図】図１
Description
本発明は、皮膚に直接貼り付けて使用するのに適した貼付シールに関するものである。
従来より粘着剤シート面にマグネット粒や金属粒や薬剤粒を接着した、肩や首のこりなどに用いる各種貼付シールが開発され市販されている。但し、従来の貼付シールは、接着した突起物の物性や薬効を第一に利用したものであり、例えば、マグネット粒の磁気力効果や金属粒のイオン化効果や薬剤粒の薬品効果を主体とした商品が主流である。
実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮する貼付シールは無かった。
実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮する貼付シールは無かった。
皮膚に直接貼り付けて使用するのに適した貼付シールで、粘着シートの中央部に接着した特殊形状の突起物により、実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮できることを課題とする。
粘着シートの中央部の粘着面側に、特殊形状の突起物を接着した構造を特徴とする貼付シール。特殊形状の突起物とは、富士山型の円錐台形状で、上面直径が２ｍｍから２０ｍｍであり、かつ、側面の傾斜面が放物線様曲線であり、かつ、突起物の高さが２ｍｍから２０ｍｍの形状であることを特徴とする。皮膚面のツボの位置に本発明の貼付シールを貼り付けることにより、実際の指圧で用いる母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）を利用したツボ押しと同等の押圧刺激効果を長期間安定的に発揮できる貼付シールを提供する。
本発明の第一の特徴は、突起物の押圧部分が円状の平面であることである。
解剖学的に母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）の指骨の先端部分は、４ｍｍから８ｍｍ程度の円状の平面構造に近似しており、実際にツボを指圧すると指先でツボの硬結を捉えることができる。一般的に硬結とは、筋肉の硬直部や圧痛点をさす。この硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に圧迫すると押圧刺激効果が発揮されて硬結がほぐされる。実際には、指先端の骨と硬結の間には、指先の筋肉や皮膚と押圧される側の皮膚や筋肉が介在するが、硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に圧迫するとしだいに硬結が緩み、押圧刺激効果が最大限に発揮される。この様に指先と同様に硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に、かつ、前後左右均一に圧迫するためには、突起物の先端押圧部分が円状の平面であることが必要である。
本発明の第二の特徴は、突起物側面の傾斜面が放物線様曲線形状であることである。
例えば、直径が４ｍｍで高さが５ｍｍの円柱状の突起物で押圧した場合は、硬結を垂直に押圧することは可能であるが、ぐらついて不安定である。加えて、先端部分の皮膚面を著しく凹状に伸展し、皮膚の損傷を引き起こし長期の貼付には適さない。
しかるに、突起物側面の傾斜面を放物線様曲線形状にした場合は、皮膚面を円柱棒で押圧した場合の皮膚面の凹状形状に近似しており円状平面先端部と一体化して皮膚面全体を自然な形で押圧するために皮膚の損傷を引き起こしにくい。さらに、突起物と皮膚面が構造上密着するために突起物と皮膚間に空隙が発生しにくく、シールを貼付した状態での繰り返しの入浴でも、空隙部に水分や水蒸気が溜まらないのでかぶれにくい。加えて、突起物上面の押圧力は、上面と底面の面積比に比例して調節できる。但し、粘着シートの粘着力のみで押圧されるので、指先での押圧力に比較して強度は低下するが、数日間連続して貼付されるので、指圧の場合と同等な押圧刺激効果が発揮される。
実際に、先端の円形平面の直径が４ｍｍで、側面の傾斜面が放物線様曲線形状の、高さ５ｍｍで円錐台下部平面の直径が１２ｍｍのモデル突起物を作成し、左肩の筋肉硬結部に貼付シールを貼り付けた実験を行なった結果、７日間連続して貼付したが皮膚の損傷は認められなかった。また貼付シールの突起物の押圧刺激効果のみで硬結部が緩んで右肩部の肩こり感が低減した。
実際の貼付シールは、丸型や正方形の粘着シートの粘着面にドーナツ状の剥離紙を貼付して中心部に突起物を接着しておき、使用直前に剥離紙のみを取り除いてシールを貼付すると効率よく使用できる。または、粘着シートと突起物を別々に準備して、使用直前に粘着シートに突起物を接着して皮膚面に貼付しても良い。
突起物の材質は、使い捨てにする場合は、シリコンゴムや軟質塩ビなどの柔軟で衛生上問題の少ない材質が良い。但し、ランニングコスト上の問題で突起物を繰り返し使用する場合には、殺菌消毒可能なセラミックや金属材料を用いると経済的である。
粘着シートの材質は、皮膚からの押圧反発力による突起物の浮き上がり防止のため、肉厚の固めの塩ビシートや布状シートを用いるとよい。また、アクリル系などの皮膚に優しい粘着剤を用いるとかぶれにくく、長期間の貼付が可能となる。
解剖学的に母指（第一指）、人差し指（第二指）、中指（第三指）、薬指（第四指）、小指（第五指）の指骨の先端部分は、４ｍｍから８ｍｍ程度の円状の平面構造に近似しており、実際にツボを指圧すると指先でツボの硬結を捉えることができる。一般的に硬結とは、筋肉の硬直部や圧痛点をさす。この硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に圧迫すると押圧刺激効果が発揮されて硬結がほぐされる。実際には、指先端の骨と硬結の間には、指先の筋肉や皮膚と押圧される側の皮膚や筋肉が介在するが、硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に圧迫するとしだいに硬結が緩み、押圧刺激効果が最大限に発揮される。この様に指先と同様に硬結を捉えて皮膚面に対して垂直に、かつ、前後左右均一に圧迫するためには、突起物の先端押圧部分が円状の平面であることが必要である。
本発明の第二の特徴は、突起物側面の傾斜面が放物線様曲線形状であることである。
例えば、直径が４ｍｍで高さが５ｍｍの円柱状の突起物で押圧した場合は、硬結を垂直に押圧することは可能であるが、ぐらついて不安定である。加えて、先端部分の皮膚面を著しく凹状に伸展し、皮膚の損傷を引き起こし長期の貼付には適さない。
しかるに、突起物側面の傾斜面を放物線様曲線形状にした場合は、皮膚面を円柱棒で押圧した場合の皮膚面の凹状形状に近似しており円状平面先端部と一体化して皮膚面全体を自然な形で押圧するために皮膚の損傷を引き起こしにくい。さらに、突起物と皮膚面が構造上密着するために突起物と皮膚間に空隙が発生しにくく、シールを貼付した状態での繰り返しの入浴でも、空隙部に水分や水蒸気が溜まらないのでかぶれにくい。加えて、突起物上面の押圧力は、上面と底面の面積比に比例して調節できる。但し、粘着シートの粘着力のみで押圧されるので、指先での押圧力に比較して強度は低下するが、数日間連続して貼付されるので、指圧の場合と同等な押圧刺激効果が発揮される。
実際に、先端の円形平面の直径が４ｍｍで、側面の傾斜面が放物線様曲線形状の、高さ５ｍｍで円錐台下部平面の直径が１２ｍｍのモデル突起物を作成し、左肩の筋肉硬結部に貼付シールを貼り付けた実験を行なった結果、７日間連続して貼付したが皮膚の損傷は認められなかった。また貼付シールの突起物の押圧刺激効果のみで硬結部が緩んで右肩部の肩こり感が低減した。
実際の貼付シールは、丸型や正方形の粘着シートの粘着面にドーナツ状の剥離紙を貼付して中心部に突起物を接着しておき、使用直前に剥離紙のみを取り除いてシールを貼付すると効率よく使用できる。または、粘着シートと突起物を別々に準備して、使用直前に粘着シートに突起物を接着して皮膚面に貼付しても良い。
突起物の材質は、使い捨てにする場合は、シリコンゴムや軟質塩ビなどの柔軟で衛生上問題の少ない材質が良い。但し、ランニングコスト上の問題で突起物を繰り返し使用する場合には、殺菌消毒可能なセラミックや金属材料を用いると経済的である。
粘着シートの材質は、皮膚からの押圧反発力による突起物の浮き上がり防止のため、肉厚の固めの塩ビシートや布状シートを用いるとよい。また、アクリル系などの皮膚に優しい粘着剤を用いるとかぶれにくく、長期間の貼付が可能となる。
１、 粘着シート
２、 突起物
３、 皮膚
４、 剥離紙
５、 硬結
２、 突起物
３、 皮膚
４、 剥離紙
５、 硬結
Claims (3)
- 粘着シートの粘着面側に特殊円錐台形状の突起物を貼り付けて一体化した構造を特徴とする貼付シール
- 突起物のツボ押し効果に加えて、粘着シート、又は、突起物、もしくは両方に磁気材料や遠赤外線放射材料や薬品材料などの機能性素材を用いることにより、皮膚接着面や皮膚押圧面への機能性素材効果を加味することを特徴とする請求項１記載の貼付シール
- 粘着シートに接着する請求項１記載の突起物において、突起物上面の中心部に硬結をより捕らえやすくする為に、本発明の第一の特徴の上面が平面であることに換えて、上面の平面を窪ませて凹型曲面形状にすることを第一の特徴とする請求項１記載の貼付シール
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015216105A JP2017074339A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 貼付シール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015216105A JP2017074339A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 貼付シール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017074339A true JP2017074339A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58549526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015216105A Pending JP2017074339A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 貼付シール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017074339A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI682773B (zh) * | 2018-05-04 | 2020-01-21 | 陳堃森 | 遠紅外線磁能貼布結構及其製造方法 |
-
2015
- 2015-10-15 JP JP2015216105A patent/JP2017074339A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI682773B (zh) * | 2018-05-04 | 2020-01-21 | 陳堃森 | 遠紅外線磁能貼布結構及其製造方法 |
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