JP3207132U - 下着に貼る湿布薬 - Google Patents

Abstract

【課題】凝り、筋肉痛等の患部に直接貼らずに有効成分を患部に供給することができる下着に貼る湿布薬を提供する。【解決手段】伸縮可能な柔軟性を持った基体３の上側に粘着材２を塗り、基体３の下側には、凝りや筋肉痛に対する有効成分から成る薬剤層４を塗り、さらにその下に肌へのくっつきを防止し且つ有効成分の透過を保障するシート５を置く。前記４層を使用直前まで保護する上方剥離層１及び下方剥離層６ではさみ、全部で６層からなる構造体を作成する。この構造体を凝りや筋肉痛等の患部の近傍にある下着に前記粘着材２によって貼りつけ使用する。【選択図】図１

Description

本考案は、下着に貼りつけて肌に密着させず薬効成分の揮発やマグネットの血流改善作用を利用する湿布薬に関するものである。

湿布薬は、患部の肌に貼りつけることで、薬効成分を患部に供給する機能を持った薬であり、パップ剤、テープ剤の種類があり、打撲傷、肩凝り、筋肉痛などに対する消炎鎮痛剤血流改善作用剤として広く利用されている。

背中の真ん中等、自分の手の届かない場所の凝り、筋肉痛等の患部の近傍に、消炎鎮痛効果、血流改善効果のある湿布薬及びマグネットを置き、有効作用を患部に供給する。

本考案は、消炎鎮痛効果がある有効成分をゴムシート等の薄く柔軟性のある基体の上側に薄く塗り、下側には粘着材を塗る。粘着材の付いた側を、肩凝り、筋肉痛等の患部近傍の下着が当たる場所に貼りつける。

従来の湿布薬は、患部に直接貼るタイプであり、自分が手が届かない場所に貼る場合、人に貼ってもらうか、取り扱いの難しい専用の器具を使っていたが、患部近傍の下着に貼って有効成分の揮発を通して患部に有効成分を供給することで、一人暮らしの人にも簡単に取り扱えるようになる。

粘着材に対し皮膚が弱く被れやすい人にも有効的に使用できる。

体毛のある患部に貼る場合従来の湿布薬は、剥がす時に大変であったが、下着に貼る湿布薬だと体毛を気にせず使用できる。

貼付式マグネット治療用具なども有効成分と組み合わせて貼りつけより効能を高めることができる。

下着に貼る湿布薬の側断面図 図１に示す下着に貼る湿布薬の貼りつけ作業完了時を示す側断面図

肩凝り等に対する治療用湿布剤くらいの大きさの布、ゴムシート、不織布等の伸縮可能な柔軟性を持った基体上側の表面に粘着材を塗り、さらに粘着材の上に貼りつける時に剥がす上方剥離層を有する。基体の下側には肩凝り筋肉痛等に対する有効成分を含有した薬剤層を有しさらに、薬剤層の下に患部への薬剤の粘着を防止し且つ、揮発性の有効成分の透過性を保障するシート面を形成し、その下に使用時まで揮発を抑える下方剥離層を有するもので全部で６層からなる構造体である。

以下添付図に従って、一実施例を説明する。［図１］の１は下着に貼る湿布薬を下着等に貼る時に剥がす上方剥離層であり、２は、粘着材層、３は、伸縮可能な柔軟性を持った基体層であり、４は、凝り、筋肉痛等の患部に対する有効成分からなる薬剤層である。５は薬剤層が患部にくっつかない状態で且つ凝り、筋肉痛等に対する有効成分の透過性を保障するシートであり、６は、使用時まで有効成分の揮発を抑える下方剥離層である。

［図２］は［図１］の上下の剥離層を剥がし下着に貼る湿布薬を下着に貼った状態の側断面図である７は、下着であり、８は、患部の皮膚である。

１ 上方剥離層
２ 粘着材層
３ 基体層
４ 薬剤層
５ 有効成分透過シート
６ 下方剥離層
７ 下着
８ 患部

Claims (1)

1. 伸縮可能な柔軟性を持った基体上側の表面に粘着材を塗り、さらに前記粘着材の上に使用する時剥がす上方剥離層を作成し、前記基体の下側には凝り、筋肉痛等の患部に対する有効成分を含有した薬剤層を有し、前記薬剤層の下側には、使用した時に患部に対して薬剤がくっつくのを防止し且つ、治療しようとする患部への有効成分の透過を保障する柔軟性のあるシートを置き、さらに前記柔軟性のあるシートの下側に使用時まで有効成分の揮発を抑える下方剥離層を有する構造体であり、患部近傍にある下着や包帯、コルセット等に前記粘着材で貼りつけて使用することを特徴とする下着に貼る湿布薬。

Images