JP3244816U - 湿布貼付材 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003244816000001
【課題】患部に張り付けられた支持布のめくれを低減し得る湿布貼付材を提供する。
【解決手段】 湿布貼付材10の主要部を湿布薬展延用で不織布からなる支持布12が構成し、支持布12の表面側に、経皮吸収型鎮痛剤とされる薬品膏材及び粘着剤を塗布展延した薬品層14が存在している。この薬品層14が肌に直接貼り付けられる。支持布12の裏面側に、湿布貼付材10の剥離防止のために裏面側が滑らかな剥離防止テープ18が貼り付けられる。剥離防止テープ18の支持布12に対向する表面側に粘着剤が塗布される。
【選択図】図1

Description

本考案は、患部に張り付けられた支持布のめくれを低減し得る湿布貼付材に関し、経皮吸収型鎮痛湿布テープ使用中のはがれ防止及び湿布粘着軽減に好適な湿布貼付材である。
肩や手足等の体の一部に患部を有する人は、鎮痛のために経皮吸収型鎮痛湿布テープを用いる場合がある。この湿布貼付材である湿布テープを使用者の患部に貼った場合、使用者の就寝時の寝返り等の不随運動や、使用者の日々の運動時における衣服との摩擦により、使用中の湿布テープの下部や両サイド等の一部が肌から剥離することが多々見受けられた。この際、使用者は湿布の使用を取りあえず、一旦中止しなくてはならないことがあった。
他方、現在の湿布テープは、不織布系の支持布の表面側に薬品膏材及び粘着剤を塗布展延しているが、肌への接着部と異なる支持布の裏面側はざらざらした面となっていて、この支持布の裏面側が衣服とこすれることがある。また、湿布テープの厚さは1ミリ以下の薄いものではあるが、湿布テープを貼り付けた部分には肌との段差が生じている。これらのことから、湿布テープ自体の被服等との接触部分の段差と裏面側のざらざら感とのマイナスの相乗効果が生じて、運動や就寝時の不随運動により衣服等とのこすれ等により湿布テープが剥離してしまうと考えられる。
このような剥離を防止するには、湿布貼付材である湿布テープの粘着剤の粘着力を強める必要がある。但し、現在も処方箋により購入した湿布テープは、市販で購入できるものよりも粘着性が高いと思われ、使用する患者の年齢や肌質によっては、処方箋による湿布テープを肌より剥離するときに、強い痛みを伴う場合が少なくないと言える。
このことから、現在以上の特に処方箋による湿布テープの粘着性能を高めることは、年齢による肌質の強弱等により肌へのダメージが大きくなる恐れがあるため、粘着強度は現在が限度と思われている。
この一方、下記特許文献1でも、関節等の屈曲部位であっても長時間に亘って連続貼付が可能な貼付材や貼付剤が開示されている。但し、この特許文献1では不織布からなる基材層及び、この基材層の一面に積層された粘着剤の成分を含む粘着層が開示されているが、基材層の積層方向の厚さや粘着層の塗膏量が示されているのみで有り、めくれを低減し得る十分な効果が期待できなかった。
特開2019-156748号公報
他方、湿布テープを肌より剥離する際の痛み緩和には粘着性を弱くすることが有効であると考えられた。そこで、市販の数社の湿布薬を購入し、肌から剥がす場合の痛みと使用中のはがれ具合を考案者は実験した。
この実験結果として、処方箋による湿布薬よりも市販の湿布テープの粘着性は若干ではあるが弱いと思われることから、市販の湿布テープを肌より剥がす時の痛みは軽いが、使用中の湿布テープが剥離する確率は処方箋による湿布テープより、その分高い傾向にあると思われた。
製薬会社も使用中の湿布テープのはがれを認識していると思われ、剥離防止対策のために、剥離しにくい構造として四隅を角型から緩いカーブにしている製品もあるが、実際に使用してみた場合、剥離防止には大きな効果がないと思われた。
以上より、就寝時及び活動時における市販の湿布テープのはがれ具合は、処方箋による湿布テープ等の湿布薬に比べて、粘着性能の低さによるものと思われる。そして、患部に張り付けられた市販の湿布テープの半分近くの部分がめくれていることが、多々見受けられた。
尚、粘着性の強度は、厚生労働省に問い合わせたところ、厚生労働省の基準はなく、製薬会社秘的な独自の強度であるとされた。このため、各製薬会社独自の強度を一般に知ることはできない。
本考案は上記背景に鑑みてなされたものであり、患部に張り付けられた支持布のめくれを低減し得る湿布貼付材を提供することを目的とする。
上記課題を解決した請求項1に記載の考案は、経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層を有する湿布貼付材であって、
裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材を有した湿布貼付材とされる。
請求項1の湿布貼付材によれば、経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層だけでなく、裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材を有している。このため、被覆材が薬品層を覆っていることから、薬品層の粘着剤成分が低い場合でも、被覆材により衣服とのこすれが低減されて就寝時及び活動時における患部に張り付けられた湿布貼付材のめくれや剥がれを防止できる。さらに、めくれや剥がれが防止できるのに伴い、薬品層の粘着剤成分を低くすることが可能となることから、湿布貼付材を肌より剥離する際の痛みも緩和できるようになる。
請求項2に記載の考案は、不織布からなる基材層と、
基材層の一面に積層された経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層と、
を有する湿布貼付材であって、
基材層の他面側に配置されて基材層を覆い且つ、裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材を有した湿布貼付材とされる。
請求項2の湿布貼付材によれば、支持布であって不織布からなる基材層の一面に、経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層が積層されている。また、裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材が、基材層の他面側に配置されて基材層を覆っている。
このため、裏面側が滑らかとされた被覆材が基材層を覆っていることから、薬品層の粘着剤成分が低い場合でも、衣服とのこすれが低減されて就寝時及び活動時における患部に張り付けられた湿布貼付材のめくれや剥がれを防止できる。さらに、めくれや剥がれが防止できるのに伴い、薬品層の粘着剤成分を低くすることが可能となることから、湿布貼付材を肌より剥離する際の痛みも緩和できるようになる。
請求項3の湿布貼付材によれば、被覆材が基材層より幅広く形成された請求項2記載の湿布貼付材とされる。このことから、裏面側が滑らかとされて基材層を覆っている被覆材が基材層より幅広く形成されているのに伴い、湿布貼付材のめくれや剥がれをより確実に防止できるのに伴い、薬品層の粘着剤成分をより一層低くすることが可能となる。
請求項4の湿布貼付材によれば、被覆材の表面側に軟膏が吹き付けられた請求項3記載の湿布貼付材とされる。このことから、被覆材によっても鎮痛効果が得られるようになる。
本考案の湿布貼付材によれば、患部に張り付けられた支持布のめくれを低減し得るという優れた効果を有する。
本考案の一実施形態に係る湿布貼付材を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る湿布貼付材を示す斜視図であって、本体部の一部を剥離防止テープから剥がした状態を示す図である。 本考案の一実施形態に係る湿布貼付材を示す側面図であって、厚みを拡大して示す図である。 本考案の一実施形態に係る湿布貼付材の第1の変形例を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る湿布貼付材の第1の変形例を示す側面図であって、厚みを拡大して示す図である。 本考案の一実施形態に係る湿布貼付材の第2の変形例を示す斜視図である。
以下、本考案の一実施形態に係る湿布貼付材10について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の湿布貼付材10の主要部を湿布薬展延用で不織布からなる基材層である支持布12が構成し、この支持布12の表面側には、経皮吸収型鎮痛剤とされる薬品膏材及び粘着剤を塗布展延した薬品層14が存在している。このことから、この薬品層14が肌に直接貼り付けられることになる。そして、これら支持布12と薬品層14が湿布貼付材10の本体部16を形成しているが、この支持布12の裏面側は不織布であることからざらざらした面となっている。
この支持布12の図1から図3における下側には、湿布貼付材10の剥離防止のための被覆材であって裏面側が滑らかな剥離防止テープ18が貼り付けられている。この剥離防止テープ18はポリエチレンテレフタレート製で防水性を有しているだけでなく、支持布12に対向する表面側には粘着剤Nが塗布されている。
また、使用中における剥離防止をより確実にするために、この剥離防止テープ18には、支持布12の四角を取り巻いて肌へ固定する延出部18Aが存在している。この延出部18Aの図1に示す幅寸法Dは、例えば1.5~2センチとしている。これによって図1から図3に示すように、湿布薬展延された支持布12の面と逆側の面である図の下側とされる衣服への接触部分側を剥離防止テープ18で覆っている。
つまり、図1から図3に示すように、湿布貼付材10の本体部16は1ミリ以内の厚さであり、本実施形態の湿布貼付材10の支持布12を剥離防止テープ18で覆う形をとっている。また、図3に示すように、使用前の湿布貼付材10には剥離テープ20が貼り付けられていて、使用時にこの剥離テープ20を剥がして使用者の患部に貼り付けられるようになっている。
以上より、湿布薬を展延した薬品層14を有する面と異なる支持布12の裏面が本来の衣服への接触部であるが、それを裏面側が滑らかな剥離防止テープ18で覆って衣服との摩擦を軽減している。なお、日本薬局方にテープ剤の製法として、布またはプラスチック製フイルムの支持体に展延して形成するとされていて、本実施形態に係る湿布貼付材10では、支持布12が不織布により構成されている。
次に、本実施形態に係る湿布貼付材10の作用を以下に説明する。
本実施形態の湿布貼付材10によれば、不織布からなる支持布12の一面に、経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層14が積層されている。また、支持布12より大きく形成されて裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤Nを備えた剥離防止テープ18が、支持布12の他面側に配置されて支持布12を覆っている。
このため、支持布12より大きく形成されて裏面側が滑らかとされた剥離防止テープ18が支持布12を覆っていることから、薬品層14の粘着剤成分が低い場合でも、衣服とのこすれが低減されて就寝時及び活動時における患部に張り付けられた湿布貼付材10のめくれや剥がれを防止できる。さらに、めくれや剥がれが防止できるのに伴い、薬品層14の粘着剤成分を低くすることが可能ことから、湿布貼付材10を肌より剥離する際の痛みも緩和できるようになる他、運動選手など使用中にも剥離を防止できるようにもなる。
他方、剥離防止テープ18の表面側の少なくとも延出部18Aに接着剤だけでなく軟膏を吹き付けることで、この剥離防止テープ18によっても、鎮痛効果が得られると共に、剥がれ防止効果が得られるだけでなく、湿布貼付材10自体を薄くすることができる。
以上より、本実施形態の湿布貼付材10によれば、被服との接触部分を滑らかな素材とされるポリエチレンテレフタレート製の剥離防止テープ18により全体を包み込む構造にする。このことで、湿布貼付材10の本体部16の衣服等との摩擦を防止でき、使用途中の剥離が防止できるとともに、粘着性も軽減できる。
以下、被覆材である剥離防止テープ18を有した湿布貼付材10の適切な例を示す。
年齢及び肌等の状況から湿布貼付材10の肌への接着を最小限にしたい使用患者の希望を叶えるために、図4及び図5に示すように2センチ程度の剥離防止テープ18をつけない第1の変形例も考えら得る。つまり、この第1の変形例の湿布貼付材10のように被服への接着部のみを滑らかな剥離防止テープ18で囲む形としても良い。なお、上記において、剥離防止テープ18の形状は異なるものの、あくまでも本考案の基本は、厚さが1ミリよりも薄い滑らかな剥離防止テープ18を使用することが条件である。
他方、第2の変形例として、図6に示すように経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層14を剥離防止テープ18に直接貼り付けて積層した構造の湿布貼付材10としても良い。このような第2の変形例の構造とすれば、湿布貼付材10がより薄くなりめくれや剥がれの防止効果が高まる。
さらに、上記実施形態において、剥離防止テープ18をポリエチレンテレフタレート製としたが、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩化ビニール等の他のプラスチック製フイルムとしても良く、これらの厚みは0.1~0.3mm程度とすることが考えられる。また、延出部18Aの幅寸法Dを1.5~2センチ程度としたが、これらの値よりも小さくしても良く、大きくしても良い。
以上、本考案に係る実施の形態を説明したが、本考案は係る実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本考案は、経皮吸収型鎮痛湿布テープの他、様々な産業分野に適用可能となる。
10 湿布貼付材
12 支持布(基材層)
14 薬品層
16 本体部
18 剥離防止テープ(被覆材)
18A 延出部

Claims (4)

  1. 経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層を有する湿布貼付材であって、
    裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材を有した湿布貼付材。
  2. 不織布からなる基材層と、
    基材層の一面に積層された経皮吸収成分及び粘着剤成分を含む薬品層と、
    を有する湿布貼付材であって、
    基材層の他面側に配置されて基材層を覆い且つ、裏面側が滑らかとされると共に表面側に粘着剤を備えた被覆材を有した湿布貼付材。
  3. 被覆材が基材層より幅広く形成された請求項2記載の湿布貼付材。
  4. 被覆材の表面側に軟膏が吹き付けられた請求項3記載の湿布貼付材。
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