JP3197332U - 皮膚の痒み止め用貼付剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】痒み止め効果を長時間持続でき、且つ副作用が少ない皮膚の痒み止め用貼付剤を提供する。【解決手段】支持体20と、前記支持体の表面に設けられた膏体30とよりなり、前記膏体は、少なくともサリチル酸メチルと粘着剤とを含有することを特徴とする皮膚の痒み止め用貼付剤であって、前記支持体20は、伸縮性を有する材料からなることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、皮膚の痒みを止めるための貼付剤に関する。
近年、空気の乾燥、ストレス、アトピー性皮膚炎、加齢による皮膚の乾燥等の種々の原因により皮膚に痒みが生じることが多い。
痒みが生じている患部を爪や孫の手で掻いたり、患部が衣服で擦れることで皮膚が傷ついて痒みが悪化する。
痒みが生じている患部を爪や孫の手で掻いたり、患部が衣服で擦れることで皮膚が傷ついて痒みが悪化する。
痒みの治療法として例えば液状やクリーム状の薬剤を塗布する方法が挙げられる(特許文献1参照)。
しかし、薬剤を塗布する場合、有効成分が揮発したり、汗や水で流失したり、衣服に付着して落ちてしまうため、効果が長時間持続しないという問題がある。また、高齢者等の手の動作が不自由な人にとっては適量の薬剤を正確に患部に塗布することが難しいという問題がある。
他の治療法として経口薬の投与が挙げられるが、経口薬は即効性に劣るという問題や眠気等の日常生活に支障を及ぼす程度の副作用が生じ易いという問題がある。
しかし、薬剤を塗布する場合、有効成分が揮発したり、汗や水で流失したり、衣服に付着して落ちてしまうため、効果が長時間持続しないという問題がある。また、高齢者等の手の動作が不自由な人にとっては適量の薬剤を正確に患部に塗布することが難しいという問題がある。
他の治療法として経口薬の投与が挙げられるが、経口薬は即効性に劣るという問題や眠気等の日常生活に支障を及ぼす程度の副作用が生じ易いという問題がある。
本考案は上記問題に鑑み、痒み止め効果を長時間持続でき、且つ副作用が少ない皮膚の痒み止め用貼付剤を提供することを目的とする。
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤は、少なくともサリチル酸メチルと粘着剤とを含有する。
また、伸縮性を有することを特徴とする。
また、伸縮性を有することを特徴とする。
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤は、関節痛や筋肉痛を緩和するいわゆる消炎効果や鎮痛効果を有することで知られるサリチル酸メチルを含有しており、粘着剤の粘着機能を利用して痒みが生じている患部に貼付する。
作用機序は必ずしも明確とはいえないが、サリチル酸メチル成分によって患部の痒みを抑えることができる。
また、患部の表面を本貼付剤で覆うことで患部の乾燥を防ぐと共に患部を爪等で描いたり、患部が衣服で擦れることを防止できるので、皮膚の傷つきを防止し、痒みの悪化を防止できる。
更に、患部の表面を覆うことでサリチル酸メチル成分が揮発したり、汗等で流出することを防止できるので、痒み止め効果を長時間持続できる。
また、患部に貼り付けるだけでよいので、液状やクリーム状の薬剤と比較して、高齢者等であっても薬剤を患部に容易且つ正確に供給することができる。
また、経口薬と比較して即効性に優れると共に副作用が生じ難いという利点もある。
また、伸縮性を有することにすれば、患部が関節等の屈曲箇所にある場合でも本貼付剤を確実に貼付できる。
作用機序は必ずしも明確とはいえないが、サリチル酸メチル成分によって患部の痒みを抑えることができる。
また、患部の表面を本貼付剤で覆うことで患部の乾燥を防ぐと共に患部を爪等で描いたり、患部が衣服で擦れることを防止できるので、皮膚の傷つきを防止し、痒みの悪化を防止できる。
更に、患部の表面を覆うことでサリチル酸メチル成分が揮発したり、汗等で流出することを防止できるので、痒み止め効果を長時間持続できる。
また、患部に貼り付けるだけでよいので、液状やクリーム状の薬剤と比較して、高齢者等であっても薬剤を患部に容易且つ正確に供給することができる。
また、経口薬と比較して即効性に優れると共に副作用が生じ難いという利点もある。
また、伸縮性を有することにすれば、患部が関節等の屈曲箇所にある場合でも本貼付剤を確実に貼付できる。
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤(以下、単に「貼付剤」と表記する場合がある。)の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本貼付剤10は支持体20の表面に、膏体30(粘着剤)を薄くのばし、その表面を剥離フィルム40(ライナー)で覆った三層構造になっている。
図1に示すように、本貼付剤10は支持体20の表面に、膏体30(粘着剤)を薄くのばし、その表面を剥離フィルム40(ライナー)で覆った三層構造になっている。
支持体20としては不織布、ニット、プラスチックフィルム、シリコーン系樹脂等が用いられる。支持体20の厚みは特に限定されない。支持体20に伸縮性を持たせるに場合には伸縮性を持つ繊維糸で編製された材料を用いるのがよい。
膏体30は、有効成分であるサリチル酸メチルと粘着成分とを少なくとも含有して構成されている。
粘着成分としては、例えば、ゼラチン、シリコーン系、天然又は合成ゴム系等、周知のものを使用すればよい。
膏体30には更に必要に応じてカオリン等の賦形剤や水、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール等の多価アルコールを含有させてもよい。また、尿素等の周知の保湿成分や香料等を含有させてもよい。
剥離フィルム40は膏体30を保護するための被覆物で、ポリプロピレン、ポリエチレン、セロファン、ポリエステル、剥離紙等の周知のものを使用すればよい。
膏体30は、有効成分であるサリチル酸メチルと粘着成分とを少なくとも含有して構成されている。
粘着成分としては、例えば、ゼラチン、シリコーン系、天然又は合成ゴム系等、周知のものを使用すればよい。
膏体30には更に必要に応じてカオリン等の賦形剤や水、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール等の多価アルコールを含有させてもよい。また、尿素等の周知の保湿成分や香料等を含有させてもよい。
剥離フィルム40は膏体30を保護するための被覆物で、ポリプロピレン、ポリエチレン、セロファン、ポリエステル、剥離紙等の周知のものを使用すればよい。
図2は貼付剤10を手のひらに貼り付けた状態を示している。貼付箇所は手のひらに限らず腕、脚、足、背中等、痒みが生じている患部であればどこに使用してもよい。
貼付剤10の使用時には剥離フィルム40を膏体30から剥がし、粘着機能を利用して膏体30の面を患部に貼り付けることで患部に有効成分を到達させ、痒みを鎮める効果を得られる。
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤10には、例えば久光製薬株式会社のサロンパス(登録商標)等の関節痛や筋肉痛等に対して消炎鎮痛効果を有することで知られる市販の貼付剤等も含まれるがこれに限られるものではない。
貼付剤10の使用時には剥離フィルム40を膏体30から剥がし、粘着機能を利用して膏体30の面を患部に貼り付けることで患部に有効成分を到達させ、痒みを鎮める効果を得られる。
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤10には、例えば久光製薬株式会社のサロンパス(登録商標)等の関節痛や筋肉痛等に対して消炎鎮痛効果を有することで知られる市販の貼付剤等も含まれるがこれに限られるものではない。
本考案は、痒み止め効果を長時間持続でき、且つ副作用が少ない皮膚の痒み止め用貼付剤に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
10 皮膚の痒み止め用貼付剤
20 支持体
30 膏体
40 剥離フィルム
20 支持体
30 膏体
40 剥離フィルム
本考案の皮膚の痒み止め用貼付剤は、支持体と、前記支持体の表面に設けられた膏体とよりなり、前記膏体は、少なくともサリチル酸メチルと粘着剤とを含有することを特徴とする。
また、前記支持体は、伸縮性を有する材料からなることを特徴とする。
また、前記支持体は、伸縮性を有する材料からなることを特徴とする。
Claims (2)
- 少なくともサリチル酸メチルと粘着剤とを含有することを特徴とする皮膚の痒み止め用貼付剤。
- 伸縮性を有することを特徴とする請求項1に記載の皮膚の痒み止め用貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006539U JP3197332U (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 皮膚の痒み止め用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006539U JP3197332U (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 皮膚の痒み止め用貼付剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3197332U true JP3197332U (ja) | 2015-05-14 |
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ID=53277591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014006539U Expired - Fee Related JP3197332U (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 皮膚の痒み止め用貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3197332U (ja) |
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2014
- 2014-12-10 JP JP2014006539U patent/JP3197332U/ja not_active Expired - Fee Related
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