JP6719256B2 - 刺激治療用加圧体及び刺激治療具 - Google Patents

刺激治療用加圧体及び刺激治療具 Download PDF

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Description

本発明は、刺激治療用加圧体及び刺激治療具に関する。
何らかの刺激具を皮膚に貼付して人体に刺激を与えることにより、例えば、皮膚及び皮下組織内の毛細血管を拡張して血流を促進するなどの効果を得る刺激治療具が知られている。
例えば、特許文献1には、人体の皮膚表面に、両面を球面状に成形した圧円板状の磁石を押圧し、粘着シートを用いて付着する磁気治療具が開示されている。しかし、この磁気治療具は、もっぱら磁気による血流促進によって治療効果を得るものであり、加圧等の刺激による治療効果を必ずしも十分に得ることができるものではない。
また、特許文献2には、人体の皮膚に、針体を刺通し、粘着シートを用いて固定する針治療具が開示されている。これによれば針体を刺通した部分に強い刺激を加えることができる。しかし、針体が皮下に埋設されて皮膚に傷を与えることとなり、衛生面の危惧があり、また、金属製の針は金属アレルギーの問題もあり、長時間の継続使用に適したものではない。
特開2000−202036号公報 特開2000−051315号公報
本発明は、皮下に埋没させることなく、押圧し、長時間にわたって局所的な加圧刺激を加えて、治療効果を得る刺激治療用加圧体、及びこれを備える刺激治療具を提供することを課題とする。
尖鋭な先端を有しつつも、その先端が針体のように皮膚に刺通して皮下に埋設されてしまうものではない刺激治療用加圧体によって、針体と同様の刺激効果を得つつ、長時間の継続使用を可能にする。このため、本発明の刺激治療用加圧体及び刺激治療具は、以下の特徴を有する。
本発明の刺激治療用加圧体は、
皮膚を押圧して局所的に刺激を加える刺激治療用加圧体であって、
頂点が丸く成形された略錐形状の頂部と、
前記頂部の全体を支持する底面とを備え、
前記頂部の頂角θは1/2≦tan(θ/2)≦3/2を満たすことを特徴とする。
この特徴によれば、頂部の頂点を皮膚表面に当接し、頂部の全体を底面により支持して、頂部により押圧することで、皮膚に局所的に刺激を加えることができる。tan(θ/2)の値(図1におけるR/D)は、頂点を皮膚に刺通してしまうことがない程度に大きく、頂点が局所的に皮膚を押圧する程度に小さい。
ここで、頂角θは、錐形を側面から見た場合の頂点の角度を言うが、円錐形であれば見る方向に依存せず一定の角度である。円錐形以外の錐形の場合には見る方向に依存して頂点の角度が変動するが、変動する角度のうちの最も小さなものを頂角とする。皮膚に接触した頂点の最小の角度によって、刺通してしまうことがないこと及び押圧の局所性を設計するものである。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記頂部は略円錐形状であることを特徴とする。
この特徴によれば、上面視円形となり、方向に依存せずに同一の効果をもたらす。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記頂部の頂点に当たる箇所は、直径0.05〜0.5mmの部分球面状に成形されていることを特徴とする。
この特徴によれば、頂点の局所性(小さな皮膚接触面積)を保ちつつ、皮膚に刺通してしまうことがないことを保証できる。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記底面は、前記頂部の略錐形の中心線上の点を含み、該点を中心とする前記底面内の最大円の半径Rは1〜10mmであり、
前記頂点と前記底面との離間距離Dは1.5〜5mmであり、
D≦2Rを満たすことを特徴とする。
この特徴によれば、Rが大きいことにより、刺激治療用加圧体を、その底面を粘着テープに貼付して皮膚に固定する時に、頂点が十分に押圧されるだけの加圧を粘着テープから得ることができる。なお、「底面内の最大円」は、略錐形の中心線上の点を中心とする円のうち、底面外の点を含まないもののうち最大のものを言う。Rは、略錐形が略円錐形であれば底面の半径であり、他の場合には底面の内接円の半径である。(略錐形の中心線上の点は底面の重心と一致するものとする。)
刺激治療用加圧体をどれだけ皮下に押しこむかは、Dの値によって定まるが、D≦2Rとして、深く押しこむ場合のRの値を大きくすることにより、粘着テープからの加圧を十分に得ることができる。
本発明の刺激治療用加圧体は、
皮膚を押圧して局所的に刺激を加える刺激治療用加圧体であって、
略錐台状の頂部と、
前記頂部の全体を支持する底面とを備え、
前記頂部は、先端に前記略錐台の周縁0.05〜0.5mm幅の縁部と前記縁部の内側の凹部とが形成され、
前記凹部の幅は1〜3mmであり、
前記縁部の上面が丸く成形され、
前記頂部の外面と前記凹部の内面とが前記縁部を挟んでなす角φは1/2≦tan(φ/2)≦3/2を満たすことを特徴とする。
この特徴によれば、頂部の縁部を皮膚表面に当接し、頂部の全体を底面により支持して、頂部により皮膚を押圧することで、皮膚に刺激を加えることができる。tan(φ/2)の値は、縁部が皮膚を傷つけてしまうことがない程度に大きく、縁部が局所的に皮膚を押圧する程度に小さい。ここで、「前記凹部の内面の線」は、凹部の形状によっては曲線となるが、その場合は「前記凹部の内面の線が前記縁部に接する箇所における前記凹部の内面の線の接線」を「前記凹部の内面の線」とする。これにより角φの値が決定される。また、凹部の幅は1mm以上あり、縁部の両端がそれ以上に離間する。これにより、人間の知覚では2点が弁別され、1か所でなく複数個所の押圧を感じる。このことが治療効果を高める。なお、「凹部の幅」は凹部の形状により方向に依存して変動するが、変動する幅のうちの最も小さなものを凹部の幅とする。2点弁別が確実になされるようにするものである。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記頂部は略円錐台形状であることを特徴とする。
この特徴によれば、上面視円形となり、方向に依存せずに同一の効果をもたらす。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記縁部の上面は、断面直径0.05〜0.5mmの円弧状に成形されていることを特徴とする。
この特徴によれば、縁部の局所性(小さな皮膚接触面積)を保ちつつ、傷つけてしまうことがないことを保証できる。
なお、「断面」は、略錐台の中心軸を含む平面による断面を言う。皮膚に押圧される方向について、皮膚に接触する箇所の形状を規定するものである。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記底面は、前記頂部の略錐台形の中心線上の点を含み、該点を中心とする前記底面内の最大円の 半径Rは1〜10mmであり、
前記縁部の上面と前記底面との離間距離Dは1.5〜5mmであり、
D≦2Rを満たすことを特徴とする。
この特徴によれば、Rが大きいことにより、刺激治療用加圧体を、その底面を粘着テープに貼付して皮膚に固定する時に、頂点が十分に押圧されるだけの加圧を粘着テープから得ることができる。刺激治療用加圧体をどれだけ皮下に押しこむかは、Dの値によって定まるが、d≦2Rとして、深く押しこむ場合のRの値を大きくすることにより、粘着テープからの加圧を十分に得ることができる。
本発明の刺激治療用加圧体は、
前記頂部及び前記底部は、樹脂、シリコン、ガラス、プラスチック、木材、竹材、石材、磁器、陶器、セラミック、チタン、金又は銀を用いて一体的に形成されることを特徴とする。
この特徴によれば、アレルギー反応を誘発し得る金属を用いないことで、皮膚に当接しても金属アレルギーを起こすことなく使用することができる。
本発明の刺激治療具は、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の刺激治療用加圧体と、
前記刺激治療用加圧体を皮膚に固定する固定部材と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、固定部材により刺激治療用加圧体を皮膚に固定することで、刺激治療用加圧体により、皮膚に、局所的な刺激を継続して長時間加えることができる。
なお、固定部材としては、粘着テープが一般的であるが、刺激治療用加圧体を移動しないように圧接させるものであればよく、包帯、サポータ、ウエストベルト等が固定部材として使用し得る。
本発明の刺激治療具は、
前記固定部材は、粘着テープであることを特徴とする。
この特徴によれば、広く使用されている粘着テープを固定部材として使用することができる。
本発明の刺激治療具は、
前記刺激治療用加圧体を、互いに5mm以上離間して複数備えることを特徴とする。
この特徴によれば、1枚の粘着テープに装備された複数の刺激治療用加圧体により、皮膚の複数箇所に局所的な刺激を同時に加えることができる。刺激を加える箇所及び刺激治療用加圧体の離間距離は、治療目的に応じて設計することができる。人体の別々のツボを押圧と感じられる程度に離間距離が大きいことが望ましいので、5mm以上離間させる。
本発明の刺激治療用加圧体及び刺激治療具よれば、適度な刺激を皮膚に局所的に加えて、長時間継続して刺激治療することができる。
図1は、刺激治療具の構成を示す図である。(実施例1) 図2は、頂点を示す拡大図である。(実施例1) 図3は、刺激治療具を皮膚の側から見た構成を示す図である。(実施例1) 図4は、刺激治療具の構成を示す図である。(実施例2) 図5は、刺激治療具を皮膚の側から見た構成を示す図である。(実施例3) 図6は、刺激治療具の構成を示す図である。(実施例4) 図7は、縁部を示す拡大図である。(実施例4) 図8は、刺激治療具を皮膚の側から見た構成を示す図である。(実施例4)
以下、本発明の実施例について説明する。
図1に、刺激治療具10の構成を示す。刺激治療具10は、刺激治療用加圧体11及び粘着テープ12から構成される。
刺激治療用加圧体11は、皮膚を押圧して局所的に刺激を加える部材であり、頂部11a及び底面11bを含んで構成される。刺激治療用加圧体11は、皮膚に当接しても金属アレルギーを起こすことなく使用することができるよう、シリコンによって一体成形されている。ただし、シリコンでなく樹脂、ガラス、プラスチック、木材、竹材、石材、磁器、陶器セラミック、チタン、金又は銀等であってもよい。また、使用者が金属アレルギーを有さないのであればチタン、金又は銀以外の金属であってもよい。
シリコン、樹脂、ガラス又はプラスチックを用いて成形する場合には金型等を用いた型押し加工等によって容易に成形することができる。
頂部11aは、略円錐形状を有し、頂部の頂角(すなわち、側面視において外面がなす角)θは、tan(θ/2)≒5/6となる(詳細は後述する)。また、頂点11aは、部分球面状に成形されている。これにより、頂点11aを皮膚に刺通することなく、皮膚を押圧することができる。
頂角θは、図において2分された片方(θ/2)を見ると、底面11bの半径をR、頂点11aと底面11bとの離間距離(すなわち、刺激治療用加圧体11の高さ)をDとするとき、tan(θ/2)≒R/Dとなる。RとDを設計によって定めるので、θを、頂点を皮膚に刺通してしまうことがない程度に大きく、頂点が局所的に皮膚を押圧する程度に小さいようにする。このために、1/2≦tan(θ/2)≦3/2とすることが好ましい。
頂点11aは部分球面状に成形されている。図2に、頂点11a(及びその近傍)を拡大して示す。頂点11aは、図に示すように丸く成形され、頂点を皮膚に刺通してしまう可能性を小さくする。ここで、丸く成形する部分の直径2rは、0.3mmである。丸く成形する部分が皮膚に直接的に押圧されるので、局所的に刺激を感じるために、0.1〜0.5mmであることが好ましい。
底面11bは、頂部11aの略円錐形状の底面部分であり、刺激治療用加圧体11全体を支持する部材である。底面11bの半径Rは、2.5mmである。半径Rは、設計事項として可変であるが、コンパクトに成形し、かつ粘着テープからの加圧を十分に刺激治療用加圧体11に伝達するために、1〜10mmであることが好ましい。
ここで、頂点11aと底面11bとの離間距離Dは3mmである。Dの値は、刺激治療用加圧体11が皮下に押しこまれることの効果のため、1.5〜3.5mmとすることが好ましい。また、底面11bの直径2Rの値は、Dの値よりも大きい。底面11bを粘着テープに貼付して粘着テープからの押圧力を十分に皮膚に伝達するために、Rを十分に大きくしている。
粘着テープ12は、刺激治療用加圧体11を皮膚に固定し、押圧するシート状部材である。粘着テープ12は、底部11bの底面11bより十分大きいシート(本実施例では半径9mmの円形とした)の表面に粘着層12aが設けられ、その表面の中央に底面11bを付着することで、刺激治療用加圧体11を固定している。刺激治療用加圧体11の頂部11aを皮膚に当接し、粘着テープ12の周縁を皮膚に付着することで、刺激治療用加圧体11を皮膚に固定し、長時間、皮膚に局所的に刺激を加えることができる。図3に、刺激治療用加圧体11と粘着テープ12とからなる刺激治療具10を皮膚の側から見た構成を示す。
以上詳細に説明したように、本実施例に係る刺激治療用加圧体11は、頂点11aが丸く成形された略円錐形状の頂部11a及び頂部11aの全体を支持する底部11bを備え、頂部11aの頂角θは頂点を皮膚に刺通してしまうことがない程度に大きく、頂点が局所的に皮膚を押圧する程度に小さい。それにより、頂部11aにより、頂部11aの頂点11aを皮膚表面に当接し、頂部11aの全体を底部11bにより支持して、皮膚を押圧することで、皮膚に局所的に刺激を加えることができる。粘着テープ12により刺激治療用加圧体11を皮膚に固定することで、刺激治療用加圧体11による刺激を長時間にわたり継続させることができる。
なお、頂部11aが円錐形状であるとしたが、頂点を有する錐体形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、楕円錐形状、四角錐形状とすることができる(実施例3参照)。その場合、θの値は頂点における錐角の最小値とする。また、Rの値は、底面11bの内接円(略錐形の中心線上の点を中心とする円のうち、底面外の点を含まないものの最大のもの)の半径とする。
粘着テープ12に替えて、包帯、サポータ、ウエストベルト等で固定・押圧することもできる。例えば、底面11bに面ファスナを設けて、布製の包帯に付着し、包帯を巻いて固定・押圧することができる。
出願人が本実施例に係る刺激治療具10を使用して実験したところ、金属アレルギーの問題なく多くの者に適用でき、頂点11aの刺激と刺激治療用加圧体11による押圧によって治療効果(コリの解消等)を得ることができた。また、6時間以上の長時間の継続使用において不快感はなかった。被験者は、頂点11aの刺激による1次痛を針体を刺す場合よりも弱く感じる一方、時間を経た後の2次痛を十分に感じた。すなわち、長時間にわたって効果を得たこととなる。
本実施例は、実施例1と相違する形状の刺激治療用加圧体11を用いるものである。刺激治療用加圧体11の形状以外は実施例1と同一であり、詳細な説明を省略する。
実施例1においては刺激治療用加圧体11を略円錐形状に成形したが、その形状は略円錐形に限らず、底面11bが頂部11aの全体を支持する形状、すなわち上面視において底面11bが頂部11aより大きければ任意の形状に成形してよい。
図4に、刺激治療具10の構成を示す。頂部11aと底面11bとの間で外面を連続し、頂部11aに対して底面11bが拡がるように底部11b(頂部11aの略円錐形状以外の形状の部分)を設ける。頂部11aと底部11bとの境界を、図において点線で示す。こうすることで、Rの値を大きくすることができ、粘着テープ12による押圧を確実にすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施例に係る刺激治療用加圧体11は、底部11bにより底面11bの半径Rを大きなものとしている。確実に押圧することができる。
なお、本実施例は、底部11bを円錐台形状としたが、他の形状、例えば四角錐形状としてもよい。頂部11aに加圧できる形状であれば、いかなる形状であってもよい。
本実施例は、実施例1、2と相違する形状の刺激治療用加圧体11を用いるものである。刺激治療用加圧体11の形状以外は実施例1〜3と同一であり、詳細な説明を省略する。
図5に、刺激治療用加圧体11と粘着テープ12とからなる刺激治療具10を皮膚の側から見た構成を示す。実施例1において円錐形状であった頂部11aを四角錐形状とし、円錐台形状であった底部11bを四角錐台形状としたものである。表面視における円形を四角形としたものであり、他は実施例1と同様である。刺激治療具10を正面から見た形状は、図1及び図2と共通である。なお、頂点11aについては、実施例1と同様に球形に成形する。
以上詳細に説明したように、本実施例に係る刺激治療用加圧体11は、四角錐状の形状を有し、円錐状の形状の実施例1に係る刺激治療用加圧体11と同様の効果を有する。
なお、四角錐状以外の錐状、例えば三角錐状、六角推状、楕円推状、その他であってもよい。また、頂部が円錐状、底部が四角錐状など、頂部と底部の上面視形状が相違してもよい。
本実施例は、実施例1〜3と相違する形状の刺激治療用加圧体11を用いるものである。刺激治療用加圧体11の形状以外は実施例1〜3と同一であり、詳細な説明を省略する。
図6に、刺激治療具20の構成を示す。刺激治療具20は、刺激治療用加圧体21及び粘着テープ22から構成される。
刺激治療用加圧体21は、刺激治療用加圧体11と同様に、皮膚を押圧して局所的に刺激を加える部材であり、頂部21a及び底面21bを含んで構成される。
頂部21aは、円錐台の形状を有し、先端に凹部21aが形成され、この凹部21aを区画する縁部21aが丸く成形されている。
図7に、縁部21a及びその近傍の拡大断面図を示す。縁部21aは、頂部21aの円錐台の上面の周縁に、小円の直径Sが0.3mmの半トーラス状に成形されている。
凹部21aの幅Wは1.5mmである。縁部21aの直径方向の両端が感覚上弁別でき、2点以上が押圧されている感覚となる。Wは、直径方向の両端が弁別できるため、1mm〜3mmであることが好ましい。
頂部21aの外面、縁部21a及び凹部21aの内面が接合する部分は、断面形状として図2と同様である。頂部21aの外面と凹部21aの縁部21aを挟んでなす角φは、tan(φ/2)≒5/6となる。それにより、頂部21aにより、縁部21aを皮膚に刺通することなく、皮膚を押圧することができる。
底部21bは、頂部21aの全体を支持する部材である。底部21bは、頂部21aの円錐台形の中心線L上に中心を位置する略円形状の底面21bを有する。底面21bの半径Rは2.5mmである。
図8に、刺激治療具を皮膚の側から見た構成を示す。刺激治療具20は、縁部21a及び凹部21aが図のように配置される。
以上詳細に説明したように、本実施例に係る刺激治療用加圧体21は、実施例1に係る刺激治療用加圧体11の頂角と同形状のものが円形に接続された縁部を備える。縁部は、0.3mmの直径を有し、2点以上の刺激として弁別され、広範に治療効果を及ぼす効果を得ることができる。
なお、本実施例は、実施例1と同様に頂部11aを表面視円形(実施例1の円錐形に対応した円錐台形)としたが、実施例3のように、他の形状の錐台形状とすることもできる。また、実施例2のように、底部11bを頂部11aを下方に延伸した形状以外の形状としてもよい。
以上、実施例1〜4について説明した。
刺激治療具10,20は、1つの刺激治療用加圧体11,21を含むものとしたが、その数は1に限らず複数でもよい。複数の刺激治療用加圧体11,21は、互いに5mm以上離間して、粘着テープ12,22の粘着層12a,22a上に固定される。それにより、複数の刺激治療用加圧体11,21により常時、皮膚の複数箇所に局所的な刺激を加えることができる。いくつの刺激治療用加圧体11,21を、いかなる箇所に配するかについては、治療目的に応じて定めればよい。
刺激治療具10,20において、粘着テープ12,22の粘着層12a,22aを剥離可能な剥離シートでカバーしてもよい。刺激治療具10,20を使用する際に、粘着テープ12,22から剥離シートを剥離して使用することができる。
本発明の刺激治療用加圧体及び刺激治療具は、適度な刺激を皮膚に局所的に加えて刺激治療するのに好適である。多くの個人による利用が考えられる。
10 刺激治療具
11 刺激治療用加圧体
11a 頂部
11a 頂点
11b 底部
11b 底面
12 粘着テープ
12a 粘着層
20 刺激治療具
21 刺激治療用加圧体
21a 頂部
21a 縁部
21a 凹部
21b 底部
21b 底面
22 粘着テープ

Claims (8)

  1. 皮膚を押圧して局所的に刺激を加える刺激治療用加圧体であって、
    略錐台状の頂部と、
    前記頂部の全体を支持する底面とを備え、
    前記頂部は、先端に前記略錐台の周縁0.05〜0 .5mm幅の縁部と前記縁部の内側の凹部とが形成され、
    前記凹部の幅は1〜3mmであり、
    前記縁部の水平面を構成する上面が円形状に成形され、
    前記頂部の外面と前記凹部の内面とが前記縁部を挟んでなす角φは1/2≦tan(φ/2)≦ 3/2 を満たすことを特徴とする、刺激治療用加圧体。
  2. 前記頂部は略円錐台形状であることを特徴とする、請求項に記載の刺激治療用加圧体。
  3. 前記縁部の上面は、断面直径0.05〜0.5mm の円弧状に成形されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の刺激治療用加圧体。
  4. 前記底面は、前記頂部の略錐台形の中心線上の点を含み、該点を中心とする前記底面内の最大円の半径Rは1〜10mmであり、
    前記縁部の上面と前記底面との離間距離Dは1.5〜5mmであり、
    D≦2Rを満たすことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の刺激治療用加圧体。
  5. 前記頂部及び前記底部は、樹脂、シリコン、ガラス、プラスチック、木材、竹材、石材、磁器、陶器、セラミック、チタン、金又は銀を用いて一体的に形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の刺激治療用加圧体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の刺激治療用加圧体と、
    前記刺激治療用加圧体を皮膚に固定する固定部材と、
    を備えることを特徴とする、刺激治療具。
  7. 前記固定部材は、粘着テープであることを特徴とする、請求項に記載の刺激治療具
  8. 前記刺激治療用加圧体を、互いに5mm 以上離間して複数備えることを特徴とする、請求項6又は7に記載の刺激治療具
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