JP3134104U - 両面粘着シート - Google Patents

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Abstract

【課題】両面に粘着部を有し、汗排出用の多数の小孔を設けたことにより、汗によってカツラなどを固定する粘着力が低下するのを防ぐ粘着シートを提供する。
【解決手段】柔軟性を有したシリコーン基材1の上下両面にシリコーンゲル材2を一体に接着して各表面に貼着部2aを設け、且つ、多数の小孔4を連続して設けてなる貼着シート5の該貼着部2aに、該粘着シートより一回り大きく形成した養生材を剥離可能に接着してある。
【選択図】図6

Description

本考案は、カツラや人口乳房などの補装具を体に接着固定するために用いる両面粘着シートに関するものである。
従来、病気などの疾患が原因であったり、年が若いにもかかわらず頭髪が抜けて脱毛症になったり、抗がん剤による副作用によって脱毛症になったりしてカツラを使用している人が大勢いる。また、乳がんの手術によって乳房を切除した場合、他人に気がつかれないように外出時の服装を整えるため、人工乳房を胸部に接着固定するために接着テープが使用されている。
例えば、カツラを頭部に装着する場合、簡単にカツラの位置がずれてしまうのを防いで、頭部への安心した固定感を得るためには、接着テープの接着力が強力であることが必要不可欠である。しかしながら、強力な接着力は頭部の表皮に与える刺激が大きく、それをほとんど毎日繰り返すことにより表皮を痛める要因になっている。カツラはほとんど毎日使用するもので、カツラを固定する接着テープは常に同じ位置に接着固定しているため、頭部の皮膚には常に刺激が加わってダメージを受け続けており、皮膚が痛んだ状態であってもほとんど毎日使用する必要があり、それには苦痛を伴っている。
従来、カツラを頭部に接着させるためには、固定ピンなどを使用する方法もあるが、多くは使いやすさから両面に粘着部を有した両面接着シートが用いられている(特許文献1,2)。これらは薄いシートの両面に接着面が設けられている。
特開平11−158720号公報 特開2001−329235号公報
カツラはほとんど毎日頭部に脱着させて使用するために、カツラを頭部に粘着させる両面テープは、常に同じ位置に接着して固定しているが、該両面テープの接着面の頭部に対する刺激が強いと頭部の頭皮を痛めてしまう。そして、接着テープの接着力が強烈な場合は皮膚に対する刺激も強く、テープを剥がす際に生えかけた産毛も抜けてしまうため、頭部の皮膚を痛めるという問題点があった。この場合、接着力が強力になればなるほど表皮に対するダメージが強まるという欠点がある。
接着テープの接着力が強力であって、接着テープを頭部から剥がす際に、該接着テープの材質が薄いと皮膚の表面から接着テープを剥がすため指先が引っかからないので爪を立てて接着テープの端部に引っ掛けて皮膚の表面から該接着テープを剥がさなければならない。
しかも、接着テープは、毎日、皮膚の同じ位置に脱着されるため、皮膚に接着する該貼着部の接着物質によって痛めつけられている皮膚は傷が付きやすく、接着している接着テープを爪で剥がす際に表皮に傷をつけてしまうという問題点がある。
さらに、カツラを頭部に接着固定するための両面接着テープは、通常は使い捨てであって、毎日使用するため使用量が多くなって経済的な負担が大変であるという問題点も有している。
また、皮膚の表面に接着テープが接着していると夏季などは発汗した汗の逃げ場がないため、接着テープと頭皮との間に汗が溜まって接着テープが剥がされて持ち上げられて接着力を弱めてしまうという問題点がある。そのため、汗をかく季節には長時間のカツラの装着が不可能になり、外出先で接着テープを交換して貼り換える必要があった。
このように発汗は、接着時間を短くする原因となっていた。さらに、汗により該接着テープが浮き上がるのを防ぐためにより強力な接着シートが必要となった。他方、強力な接着力を有した接着シートを毎日同じ位置の表皮に接着して使用していると必然的に該表皮を痛めてしまうという悪循環を起こしていた。
本考案は、両面に粘着部を有した粘着シートに汗を逃がせるように多数の小孔を設け、汗によって貼着シートの粘着力が低下するのを防いで、快適に生活ができるようにすることを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本考案は、柔軟性を有したシリコーン基材1の上下両面にシリコーンゲル材2,2を一体に接着して各表面に貼着部2a,2aを設け、且つ、多数の小孔4,4を連続して設けてなる柔軟な貼着シート5の該貼着部2a、2aに、該粘着シートより一回り大きく形成した養生材7,7を剥離可能に接着してなることを特徴とする。また、前記シリコーン基材1は、皮膚の弾力性に対応した収縮性を備えると共に、身体の動きに合わせて収縮性を有するものである。さらに、前記貼着シート5は、皮膚の弾力性及び身体の動きに合わせた収縮性を有するために、1mm程度の厚みを有している。また、前記貼着部2aは、皮膚の表皮を傷めない粘着力とカツラなどの補装具を皮膚に固定する粘着力とが混在していることが好ましい。さらにまた、前記貼着シート5は、上下左右方向に連続して設けた多数の小孔4,4の内部に、直線状又は曲線状をした孔無部5aを設けてなるものである。
本考案は、皮膚の表皮やカツラなどを固定する粘着力が混在した貼着部が上下表面に有した貼着シートはゴム状弾性を有していて柔軟であるからどこにでも接着させて使用しやすい利点を有する。
この貼着シート5は、1mm程度の厚さを有するため部材としての腰の強さを有し、皮膚の表皮を痛めない粘着力とカツラなどを固定する粘着力が混在した貼着部を具えた粘着シートである。しかも皮膚の弾力性に対応した収縮性を備え、身体の動きにあわせた収縮性を有している。そのため、表皮から剥がす際に爪を使用しなくても指先で容易に剥がすことができる。
この貼着シート5は、汗排出用に多数の小孔4,4を貫通させて多数設けてあるので、汗によって粘着力が低下するのを防ぎ、長時間の貼着力を維持することができるため、外出先でカツラの貼着シートを交換する必要がなくなるという作用を有する。
この貼着シートは方形をしているが、該粘着シートに多数設けた小孔群の内部に、直線状又は曲線状の孔無部をもうけてあれば、その孔無部を利用して必要とする大きさに切断して使用することもできるので便利である。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は両面に養生材を接着させた状態の両面粘着シートの平面図、図2は同正面図、図3は養生材の平面図、図4は養生材を取り外した両面粘着シートの平面図、図5は図1のA−A線方向拡大断面図、図6は図4のB−B線方向拡大断面図である。1は柔軟でゴム状弾性を有したシリコーンからなるシリコーン基材で、あまり薄くなくてある程度の厚み、好ましくは1mm程度の厚さを有して部材として強度を具有している。2はシリコーン基材1の上下両面に一体に形成した薄いシリコーンゲル材で、上下表面に粘着部2a,2aを形成してある。
このシリコーン基材1の表面にシリコーンゲル材2,2を接着させて貼着部2a,2aを設けた貼着シート5は、柔軟であって皮膚の表皮を痛めない粘着力とカツラなどに接着固定する粘着力を混在させてある。さらに、この貼着シート5には、成型上の困難さから不定形のものでもよいが、一定間隔、好ましくは5mm程度間隔に上下左右方向に連続して多数の汗排出用の小孔4,4を設けてある。この小孔4は、貼着シート5が必要な接着面を必要とすること及び皮膚の汗腺から出る汗の量などから2mm程度の大きさが好ましい。
この粘着シート5は、あまり薄すぎると頭部の表皮に接着した該シートを剥がす場合に、剥がれにくいために爪を立てるがその際に該表皮に傷を付けやすい。本考案においては爪を使用しないで指先が引かかる厚さ、好ましくは略1mm程度の厚みを有しているので柔軟性を有しており、しかも部材として形状を維持する腰の強さも合わせて有することのできる厚さを有し、しかも水洗いが可能である。
さらに、この粘着シート5は、上下に貫通した小孔4,4を右上下左右方向に連続して多数形成してあるので、頭部の表皮にこの粘着シート5を接着している状態で汗をかくと、皮膚の汗腺から出た汗は粘着シート5の下面に溜まることが無く、小孔4,4を通って外部に排出できる。そのため、汗をかくことにより貼着シート5が浮き上がって接着力が弱まるという従来の製品が有していた欠点を解消することができる。その結果、粘着部の強度を必要以上に高めることが不要となり、皮膚に対する刺激を低下させて毎日同じ位置に接着させる粘着シートによる刺激を低下させることができる作用を呈する。
貼着シート5の表面に設けた貼着部2a,2aは、それぞれ公知の剥離処理を施し、繰り返し皮膚への接着や養生材へ接着することができる。この貼着部の表面に汚れや脂や汗が付着すると接着力が弱まるので、洗浄することにより再び元の接着力を有することができるようになる。
7は表面にフイルム状の合成樹脂材からなる養生材で、全体に多数の小孔4、4を設けた貼着シート5の貼着部2a、2aに剥離可能に接着させてあり、且つ、該養生材7は貼着シート5より一回り大きく形成してある。そのため、一方の養生材7の端部を持ち上げれば簡単に貼着テープ5から剥がすことができ、カツラなどの所定箇所に接着固定できる。ついで、該粘着シートの表面に接着している他の養生材7を剥がして、皮膚に接着固定するものである。養生材をずらして形成することにより、いっそう養生材が剥し易くなるという利点を有する。
この粘着シート5は、シリコーン基材1とシリコーンゲル材2とで100%シリコーン材で形成してあるのでほとんど匂いもせず、人体に対して無害であるので安心して使用することができる。さらに、貼着部2a、2aに汗や脂や汚れが付着した場合には、洗って除去することができる。洗浄回数は実験によると80回程度繰り返し行った洗浄に耐えられた。従って、繰り返し使用することができるためコストを安価にすることができる。
この粘着シート5は、両面に同じ貼着部2a、2aを有しているので、カツラなどに接着する際の該貼着シートの向きに何らの制限もなく、使い勝手が良好である。即ち、両面が同じであるから、たとえ間違って接着した場合でも貼り直す操作は不要である。
図7に示したカツラ10は、蒸れないように中心にメッシュ部11を有し、その周縁部に任意形状をしたカツラ基部12を構成し、このメッシュ部11及びカツラ基部12の表面全体に植毛されている。カツラ10の裏面のたとえば両端部分に夫々貼着シート5、5を接着し、図8に示すように頭部15の外側にカツラ10を被せ、該カツラ10の内面両端部分に接着して取り付けた貼着シート5、5を頭部15に貼着して使用する。この場合、カツラ10の内面に細幅の人口皮膚13が位置している場合、この人口皮膚13と図4に示した貼着シート5の孔無部5aとを合致させて接着させれば小孔4、4を有する部分に比べて接着面が増大するため接着力が強化できる利点がある。
また、汗腺が多く位置している頭部の表皮から発汗しても、該汗は貼着シート5に設けた小孔4,4から外部に排出することができるため、該貼着シート5が汗によって浮き上がることは無く、そのため接着力の低下を防ぐ作用を有している。
乳ガンを手術した患者の場合、人口乳房20の裏面形状は、手術の状態によって平面状,突出状、波面状など任意の形状をしていても、該貼着シートはある程度の厚みを有しており収縮性を有すると共に貼着力も有するので、該人口乳房の裏面21のほぼ中心部分に貼着シート5を貼着し、図10に示すように、患者の胸部23に貼着して固定することができる。これにより、外出する際に服装を補正して人目を気にすることなく安心して外出を楽しむことができる利点がある。
本考案に係る両面に養生材を接着した状態の両面粘着シートの平面図である。 図1の正面図である。 養生材の平面図である。 養生材を取り外した両面粘着シートの平面図である。 図1のA−A線方向拡大断面図である。 図4のB−B線方向拡大断面図である。 カツラの裏面に両面粘着シートを接着させた状態の説明図である。 カツラを頭部に装着させた状態の説明図である。 人口乳房の裏面に両面粘着シートを接着させた状態の裏面図である。 人口乳房を胸部に接着させた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 シリコーン基材
2 シリコーンゲル材
2a 貼着部
4 小孔
5 粘着シート
5a 孔無部
7 養生材

Claims (5)

  1. 柔軟性を有したシリコーン基材(1)の上下両面にシリコーンゲル材(2,2)を一体に接着して各表面に貼着部(2a,2a)を設け、且つ、全体に多数の小孔(4,4)を連続して設けてなる柔軟な貼着シート(5)の該貼着部(2a、2a)に、該粘着シートより一回り大きく形成した養生材(7,7)を剥離可能に接着してなることを特徴とする両面貼着シート。
  2. 前記シリコーン基材(1)は、皮膚の弾力性に対応した収縮性を備えると共に身体の動きに合わせた収縮性を有することを特徴とする請求項1記載の両面貼着シート。
  3. 前記貼着シート(5)は、皮膚の弾力性及び身体の動きに合わせた収縮性を有するために、1mm程度の厚みを有することを特徴とする請求項2記載に両面貼着シート。
  4. 前記貼着部(2a)は、皮膚の表皮を傷めない粘着力とカツラなどの補装具を皮膚に固定する粘着力とが混在していることを特徴とする請求項1記載の両面貼着シート。
  5. 前記貼着シート(5)は、上下左右方向に連続して設けた多数の小孔(4,4)の内部に、直線状又は曲線状をした孔無部5aを設けてなること特徴とする請求項1記載の両面貼着シート。
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