JP2004222749A - 指先用絆創膏 - Google Patents
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Abstract
【課題】指先の患部に馴染ませて貼りつけることができ、しかも外れにくい指先用絆創膏を提供する。
【解決手段】指先の患部を被うことが可能な患部被覆部(6)と、それに連続して形成された巻付部(4)とを有し、片面が粘着面となっている指先用絆創膏(1)である。患部被覆部(6)の粘着面側にはガーゼ部(3)を有し、患部被覆部(6)及びガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形である。患部被覆部(6)のガーゼ部(3)周辺は周辺貼付部(2)となっている。巻付部(4)の長さは指(7)の外周長さより長い。
【選択図】 図1
【解決手段】指先の患部を被うことが可能な患部被覆部(6)と、それに連続して形成された巻付部(4)とを有し、片面が粘着面となっている指先用絆創膏(1)である。患部被覆部(6)の粘着面側にはガーゼ部(3)を有し、患部被覆部(6)及びガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形である。患部被覆部(6)のガーゼ部(3)周辺は周辺貼付部(2)となっている。巻付部(4)の長さは指(7)の外周長さより長い。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指先に貼り付けて使用するのに適した指先用絆創膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
擦り傷,切り傷等をした際に、小さな傷口を覆って衛生的に保つための衛生用品として図9に示すような「ガーゼ付き絆創膏」が普及している。
【0003】
この「ガーゼ付き絆創膏」(50)は、略長方形の絆創膏(51)の粘着面中央部にガーゼ(52)が取り付けられたものである。使用に際しては、このガーゼ(52)の部分が傷口に接するように配し、ガーゼ(52)の両側に位置する粘着面を傷口の近傍に貼り付けることにより身体に固定する。使用前には粘着面側に剥離シートが配されており、粘着面とガーゼ(52)が保護されている。
【0004】
ところで、人間は手で物を扱うため、指先は身体の中でもケガや損傷をしやすい箇所であり、小さな切り傷,「あかぎれ」,「ひび」,「逆剥け」等が生じることが多い。更には指先の爪に起因して「爪割れ」,「爪剥がれ」,「深爪」等のトラブルも生じる。
【0005】
指先に生じた傷やあかぎれ等の患部を保護しようとする場合、患部面積は小さいので前述のガーゼ付き絆創膏(50)を利用することが多い。しかしながら、略長方形の従来のガーゼ付き絆創膏(50)では指先にうまく貼り付けることが難しい。
【0006】
特に指の先端部分は曲率が大きく、ガーゼ付き絆創膏(50)を指の先端部分にうまく馴染ませて貼ることは困難であり、部分的に浮き上がってしまう。そのため、ガーゼ(52)を患部にうまく密着させて保護することができない。
【0007】
又、指先は先端ほど細くなる形状であるため、指先に貼られたガーゼ付き絆創膏(50)は指先から抜けるように外れてしまうことが多い。このように指先から外れることを防止するために、ガーゼ付き絆創膏(50)を指先の患部に1枚貼った後に、それと直交するように更に別の1枚を重ねて貼ることが知られている。この場合、後から貼りつけた1枚はガーゼ(52)で患部を保護する目的ではなく、先に貼られた1枚が抜け落ちるのを防止することを目的として貼られる。
【0008】
しかしながら、1カ所の患部に2枚のガーゼ付き絆創膏(50)を使うのではガーゼ付き絆創膏(50)の消費量が倍になるので無駄が多く、外観的にも不細工である。しかも、指先から外れやすいという問題は軽減するものの、指先の患部にガーゼ(52)を馴染ませて貼ることができないという根本的な問題は已然解消されない。
【0009】
このような問題を解決するために、「特許文献1(特開平9−122173号)」のような指先用の絆創膏も提案されている。
【0010】
この絆創膏は広い面積を有したガーゼ付きの絆創膏であり、その広い面積と伸縮性を活かして指先全体を包み込むように貼りつけることにより、指先から抜けにくくする事を目的としたものである。
【0011】
しかしながら、この絆創膏は四角く広い面積のガーゼ付き絆創膏の横に切り目を入れただけのものであり、たしかに広い面積を使って指先全体を包み込んで指先から抜け落ちにくくすることは可能であるとは思われるが、指先の患部全体にガーゼが馴染むように貼りつけることは困難であると思われる。
【0012】
つまり広い面積の絆創膏を指先のような先が細くなった部位に貼ろうとすると、たとえ伸縮性が有るとしても馴染ませて貼ることができず、絆創膏が袋状又は襞状になってしまう。そのためガーゼは患部から浮き上がってしまい、患部全体を覆って保護することができない。しかもガーゼが配されている部分は殆ど伸縮できないため、肝心の患部への密着は期待できない。
【0013】
又、広い面積となっているので細い指先に貼り付けるのが難しく、貼りつける際に粘着面同士が貼り合わされてしまうなどして貼り付けに失敗しやすい。更に先述のように広い面積の絆創膏は余剰な部分が指先部分で襞状又は袋状になりやすいため、不格好であると共にそれらの部分が邪魔になって指先を使った細かな作業がし難くなるという問題もある。
【0014】
【特許文献1】
特開平9−122173号公報。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は指先の患部に馴染ませて貼りつけることができ、しかも外れにくい指先用絆創膏を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の指先用絆創膏(1)は、指先の患部を被うことが可能な患部被覆部(6)と、該患部被覆部(6)に連続して形成された巻付部(4)とを有し、片面が粘着面となっている。そして、該患部被覆部(6)の粘着面側にはガーゼが配されたガーゼ部(3)を有し、該患部被覆部(6)及び該ガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形であり、該患部被覆部(6)の該ガーゼ部(3)周辺は粘着面が露出した状態の周辺貼付部(2)となっており、前記巻付部(4)の長さは装着する指(7)の外周長さより長いことを特徴とする。
【0017】
これによれば、ガーゼ部(3)が患部に馴染むように配され、その周囲に位置する周辺貼付部(2)により、ガーゼ部(3)が動かないように貼り付けることができる。患部被覆部(6)及びガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形であるため、先端ほど細くなる指先にも馴染ませやすく(フィットしやすく)、患部を保護しやすい。
【0018】
そして、長い巻付部(4)を指(7)に巻き付けるように貼ることによりしっかりと固定され、指先用絆創膏(1)が指先から抜け落ちることを防止することができる。
【0019】
又、大きな絆創膏で指先全体を包み込んでいるわけではないので不格好にならず、指先を使った細かな作業もしやすい。
【0020】
請求項2記載の指先用絆創膏は請求項1の指先用絆創膏において、周辺貼付部(2)にはガーゼ部(3)から患部被覆部(6)の外縁に向かう複数の切り込み(5)又はミシン目(15)が設けられていることを特徴とする。
【0021】
これによれば、ガーゼ部(3)から患部被覆部(6)外縁に向かって放射線状に伸びた切り込み(5)又はミシン目(15)により周辺貼付部(2)を花びらのように複数の部位に分けることができる。そして、分けられた周辺貼付部(2)の各部位を順に貼り付けていくことができる。そのため、周辺貼付部(2)を指先にフィットするように貼り付けていくことができる。
【0022】
請求項3記載の指先用絆創膏は請求項1又は請求項2の指先用絆創膏において、粘着面には剥離シートが配されており、該剥離シートは患部被覆部(6)に配された部分(31)と、巻付部(4)に配された部分(32)とを別々に剥がすことが可能であることを特徴とする。
【0023】
これによれば、使用時まで粘着面及びガーゼを剥離シートにより保護することができる。そして、使用する際には患部被覆部(6)に配された部分(31)と、巻付部(4)に配された部分(32)とを別々に剥がして貼り付けることができる。したがって貼り付けやすく、貼り付けに失敗することが殆どない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0025】
[実施例1]
図1は本実施例の指先用絆創膏(1)を示した図である。この指先用絆創膏(1)は患部被覆部(6)と巻付部(4)とから構成されており、片側の面は粘着材が配されて粘着面となっている。
【0026】
患部被覆部(6)の形状は略半楕円形であるが、略半円形又は釣り鐘形でも良い。このような形状にしているのは後述するように指先にフィットして貼り付けるためである。本実施例では幅(図1では左右方向の長さ)は約5.5cm、高さ(図1では上下方法の長さ)は約3.5cmとした。
【0027】
患部被覆部(6)の粘着面側には略半楕円形のガーゼが貼り付けられることによりガーゼ部(3)が形成されている。このガーゼの形状も略半円形又は釣り鐘形でも良い。ガーゼの大きさは患部被覆部(6)の大きさより一回り小さく、本実施例ではガーゼ部(3)の幅(図1では左右方向の長さ)は約2.8cm、高さ(図1では上下方法の長さ)は約2.2cmとした。
【0028】
ガーゼには消毒液等の薬剤を含浸させておいても良い。このことは以下の実施例においても同様である。
【0029】
ガーゼ部(3)と患部被覆部(6)の外縁との間には粘着面が露出した周辺貼付部(2)が残された状態となっている。つまり、ガーゼ部(3)の周囲に粘着力を有する周辺貼付部(2)が位置することとなる。
【0030】
周辺貼付部(2)にはガーゼ部(3)から患部被覆部(6)の外縁に至る切り込み(5)が複数設けられている。本実施例では切り込み(5)の数は貼りやすさを考慮して8カ所とした。但し、この数は設計事項として適宜変更しても良い。
【0031】
切り込み(5)は互いに交差せぬように設けられており、これにより周辺貼付部(2)は花びらのように7つの部分に分けられる。
【0032】
患部被覆部(6)の端(図1では下端)には、略長方形の巻付部(4)がこの患部被覆部(6)と一体に形成されている。この巻付部(4)は患者の指に巻き付けるように貼り付ける部位であり、指先に貼られた指先用絆創膏(1)が抜け落ちないように設けられている。
【0033】
指にしっかりと巻き付けられるように巻付部(4)の長辺の長さは人の指の外周より長くなるようにしており、本実施例では8.8cmとした。又、十分な貼り付け面積を確保するために巻付部(4)の短辺長さは2cmとした。このような形状のため、指先用絆創膏(1)の形状は全体として略「P」字状となっている。
【0034】
図2は本実施例の使用方法を説明する図であり、図中において(7)は指を示している。まず、指先の患部をガーゼ部(3)に当てる。
【0035】
尚、図2では指先の「腹」側の先端付近に患部がある場合を例示しているが、患部が指先の別の箇所にある場合には、その箇所にガーゼ部(3)が当たるようにすればよい。例えば、「逆剥け」や「爪割れ」のように「爪」側に患部がある場合には「爪」側をガーゼ部(3)に当てるようにすると良い。
【0036】
次いで、周辺貼付部(2)を指先に貼り付けて、ガーゼ部(3)が患部を覆うような状態で固定する。周辺貼付部(2)は先述のように切り込み(5)が入れられているので、切り込み(5)により分けられた小さな部位毎に貼り付けていくことができる。
【0037】
周辺貼付部(2)の各部位の順番は特に問わないが、本実施例では一番指先の部分から順に貼り付けるようにした。その際、周辺貼付部(2)の各部位が重なり合っても構わない。
【0038】
これにより患部被覆部(6)を、患部を中心として貼り付けることができる。患部被覆部(6)は略半楕円形であるため、先ほど細くなる指先に貼り付けた場合でも、余分な部分が少なく、絆創膏の粘着面同士が貼り付いてしまうようなことも殆どない。よって、従来提案されていた物(特許文献1)のように指先部分で袋状や襞状になることが殆どなく、患部にフィットさせることができる。又、貼り付けやすく、貼り付け後に指先を使った細かな作業をする場合でも、作業を妨げにくい。しかも指全体を広い面積の絆創膏で包み込んでいる訳ではないので、不格好になりにくい。
【0039】
患部被覆部(6)の貼り付けが済むと、次に巻付部(4)を指に巻き付けるように貼り付ける。巻付部(4)の長さは指の外周長さより長いので、指に1周以上巻き付けることができる。巻付部(4)は貼り付ける際に既に貼り付けられている周辺貼付部(2)と重なってもよい。
【0040】
貼り付けが完了すると指先用絆創膏(1)は図3に示すような状態で指先に装着されることとなり、指先の患部を保護することができる。
【0041】
尚、図2及び図3は手の指(7)に使用する場合を図示しているが、足の指に使用することも可能である。
【0042】
ところで、この指先用絆創膏(1)は使用するまでは粘着面とガーゼを保護するために薄い合成樹脂からなる剥離シートが配されており、使用する際に剥離シートを剥がして粘着面とガーゼを露出させ、患部に貼り付けるようにしている。
【0043】
剥離シートは指先用絆創膏(1)の粘着面全体を覆う1枚のシートでも良いが、本実施例では図4に示すように、患部被覆部(6)に配された剥離シート(31)と巻付部(4)に配された剥離シート(32)を別々に剥がせるようにした。
【0044】
患部被覆部(6)側の剥離シート(31)と巻付部(4)側の剥離シート(32)とは最初から別のシートを指先用絆創膏(1)の粘着面に夫々貼り付けても良いし、1枚の剥離シートを指先用絆創膏(1)の粘着面全体に貼り付けてから切り目又はミシン目をを入れても良い。
【0045】
このように剥離シートを患部被覆部(6)側(31)と巻付部(4)側(32)とで別々に剥がすことができることにより、指先用絆創膏(1)を貼る作業が容易になり、貼り付けに失敗することが少なくなる。
【0046】
貼り方は使用する者の自由であるが、次のような手順で貼ると貼りやすい。最初に患部被覆部(6)側の剥離シート(31)を剥がし、患部に患部被覆部(6)を貼り付ける。その作業中には巻付部(4)側の剥離シート(32)は剥がされていないので、不用意に巻付部(4)が貼り付いてしまうことがない。患部被覆部(6)が貼り付けられた後に、巻付部(4)側の剥離シート(32)を剥がして巻付部(4)を指に巻き付けるように貼り付ければ貼り付けが完了する。
【0047】
上記では剥離シートが2枚に分離して剥がせるような例を示したが、必要なら3枚以上に分離して剥がせるようにしても良い。
【0048】
尚、サイズとしては大・小の2種類を用意すると便利である。例えば「大」サイズは小指以外の大人の指、「大」サイズは大人の小指及び子供の指に使用することができる。もちろん更に細かなサイズ分けをして、サイズの異なる多数の種類を作っても良い。
【0049】
又、図2及び図3は手の指(7)に使用する場合を図示しているが、足の指に使用することも可能であり、その場合は足の指の大きさを考慮したサイズとすると良い。
【0050】
販売に際しても同じサイズの物を複数枚セットにして販売しても良いし、異なるサイズの物を複数枚セットして販売しても良い。
【0051】
[実施例2]
図5は本実施例の指先用絆創膏(11)を示した図である。実施例1では周辺貼付部(2)に予め切り込みが設けられていたが、本実施例(11) ではに示すように切り込み(5)の代わりにミシン目(15)を設けている。
【0052】
この場合、使用時にミシン目(15)を裂くことにより、実施例1と同様に用いることができる。切り込み(5)ではなくミシン目(15)とすることにより、製造方法によっては製造が容易になる。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0053】
[実施例3]
図6は本実施例の指先用絆創膏(21)を示した図である。実施例1とは患部被覆部(6)と巻付部(4)の位置関係が異なる。実施例1では指先用絆創膏(1)は患部被覆部(6)が巻付部(4)の長辺方向端部付近に連続するように形成されており全体として略「P」字状となっていたが、本実施例の指先用絆創膏(21)では患部被覆部(6)が巻付部(14)の略中央と連続するように形成され、全体として略「凸」字状の配置となっている。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0054】
[実施例4]
図7は本実施例の指先用絆創膏(31)を示した図である。実施例1では周辺貼付部(2)に切り込み(5)、実施例2ではミシン目(15)を予め設けていた。
【0055】
本実施例では、これらの切り込み(5)又はミシン目(15)を設けていない。したがって、使用する際にはハサミなどの切断具を用いて切り込みを設ける必要がある。その点、実施例1や実施例2の方が手間がかからず便利ではあるが、本実施例の場合は貼り付ける位置や患者の好みにより自由に切り込みを入れて使用することができる。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0056】
[実施例5]
図8は本実施例の指先用絆創膏(41)を示した図である。
【0057】
実施例1ではガーゼは患部被覆部(6)内に収まっていたが、本実施例ではガーゼの巻付部(4)側の端部が巻付部(4)の粘着面に少しはみ出ている。
【0058】
これによれば、ガーゼ部(13)の面積をより大きく確保することができ、少し大きめの患部をもガーゼで覆うことができる。
【0059】
又、患部被覆部(6)と巻付部(4)との境に切り目(5)が設けられているが、その延長線上にガーゼがあることにより、切り目(5)に沿って指先用絆創膏が裂けて患部被覆部(6)と巻付部(4)とに分裂してしまうことを防止することができる。その点で実施例1よりも強度が大きいと言える。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の指先用絆創膏を用いれば、ガーゼが指先の患部にフィットするように貼り付けることができ、患部を保護しやすい。又、長い巻付部を指に巻き付けるように貼ることができるので、指先から抜け落ちにくい。更に、絆創膏に余分な部分が少ないので貼りやすく、貼った後も不格好にならず、指先を使った細かな作業もしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の指先用絆創膏を示した図。
【図2】実施例1の使用方法を説明する図。
【図3】実施例1を指先に装着した状態を例示した図。
【図4】剥離シートが配された状態の実施例1を示した図。
【図5】実施例2を示した図。
【図6】実施例3を示した図。
【図7】実施例4を示した図。
【図8】実施例5を示した図。
【図9】従来のガーゼ付き絆創膏を示した図。
【符号の説明】
(1) 指先用絆創膏(本体)
(2) 周辺貼付部
(3) ガーゼ部
(4) 巻付部
(5) 切り込み
(6) 患部被覆部
(7) 指
(15) ミシン目
(31) 剥離シート(ガーゼ側)
(32) 剥離シート(巻付側)
【発明の属する技術分野】
本発明は、指先に貼り付けて使用するのに適した指先用絆創膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
擦り傷,切り傷等をした際に、小さな傷口を覆って衛生的に保つための衛生用品として図9に示すような「ガーゼ付き絆創膏」が普及している。
【0003】
この「ガーゼ付き絆創膏」(50)は、略長方形の絆創膏(51)の粘着面中央部にガーゼ(52)が取り付けられたものである。使用に際しては、このガーゼ(52)の部分が傷口に接するように配し、ガーゼ(52)の両側に位置する粘着面を傷口の近傍に貼り付けることにより身体に固定する。使用前には粘着面側に剥離シートが配されており、粘着面とガーゼ(52)が保護されている。
【0004】
ところで、人間は手で物を扱うため、指先は身体の中でもケガや損傷をしやすい箇所であり、小さな切り傷,「あかぎれ」,「ひび」,「逆剥け」等が生じることが多い。更には指先の爪に起因して「爪割れ」,「爪剥がれ」,「深爪」等のトラブルも生じる。
【0005】
指先に生じた傷やあかぎれ等の患部を保護しようとする場合、患部面積は小さいので前述のガーゼ付き絆創膏(50)を利用することが多い。しかしながら、略長方形の従来のガーゼ付き絆創膏(50)では指先にうまく貼り付けることが難しい。
【0006】
特に指の先端部分は曲率が大きく、ガーゼ付き絆創膏(50)を指の先端部分にうまく馴染ませて貼ることは困難であり、部分的に浮き上がってしまう。そのため、ガーゼ(52)を患部にうまく密着させて保護することができない。
【0007】
又、指先は先端ほど細くなる形状であるため、指先に貼られたガーゼ付き絆創膏(50)は指先から抜けるように外れてしまうことが多い。このように指先から外れることを防止するために、ガーゼ付き絆創膏(50)を指先の患部に1枚貼った後に、それと直交するように更に別の1枚を重ねて貼ることが知られている。この場合、後から貼りつけた1枚はガーゼ(52)で患部を保護する目的ではなく、先に貼られた1枚が抜け落ちるのを防止することを目的として貼られる。
【0008】
しかしながら、1カ所の患部に2枚のガーゼ付き絆創膏(50)を使うのではガーゼ付き絆創膏(50)の消費量が倍になるので無駄が多く、外観的にも不細工である。しかも、指先から外れやすいという問題は軽減するものの、指先の患部にガーゼ(52)を馴染ませて貼ることができないという根本的な問題は已然解消されない。
【0009】
このような問題を解決するために、「特許文献1(特開平9−122173号)」のような指先用の絆創膏も提案されている。
【0010】
この絆創膏は広い面積を有したガーゼ付きの絆創膏であり、その広い面積と伸縮性を活かして指先全体を包み込むように貼りつけることにより、指先から抜けにくくする事を目的としたものである。
【0011】
しかしながら、この絆創膏は四角く広い面積のガーゼ付き絆創膏の横に切り目を入れただけのものであり、たしかに広い面積を使って指先全体を包み込んで指先から抜け落ちにくくすることは可能であるとは思われるが、指先の患部全体にガーゼが馴染むように貼りつけることは困難であると思われる。
【0012】
つまり広い面積の絆創膏を指先のような先が細くなった部位に貼ろうとすると、たとえ伸縮性が有るとしても馴染ませて貼ることができず、絆創膏が袋状又は襞状になってしまう。そのためガーゼは患部から浮き上がってしまい、患部全体を覆って保護することができない。しかもガーゼが配されている部分は殆ど伸縮できないため、肝心の患部への密着は期待できない。
【0013】
又、広い面積となっているので細い指先に貼り付けるのが難しく、貼りつける際に粘着面同士が貼り合わされてしまうなどして貼り付けに失敗しやすい。更に先述のように広い面積の絆創膏は余剰な部分が指先部分で襞状又は袋状になりやすいため、不格好であると共にそれらの部分が邪魔になって指先を使った細かな作業がし難くなるという問題もある。
【0014】
【特許文献1】
特開平9−122173号公報。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は指先の患部に馴染ませて貼りつけることができ、しかも外れにくい指先用絆創膏を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の指先用絆創膏(1)は、指先の患部を被うことが可能な患部被覆部(6)と、該患部被覆部(6)に連続して形成された巻付部(4)とを有し、片面が粘着面となっている。そして、該患部被覆部(6)の粘着面側にはガーゼが配されたガーゼ部(3)を有し、該患部被覆部(6)及び該ガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形であり、該患部被覆部(6)の該ガーゼ部(3)周辺は粘着面が露出した状態の周辺貼付部(2)となっており、前記巻付部(4)の長さは装着する指(7)の外周長さより長いことを特徴とする。
【0017】
これによれば、ガーゼ部(3)が患部に馴染むように配され、その周囲に位置する周辺貼付部(2)により、ガーゼ部(3)が動かないように貼り付けることができる。患部被覆部(6)及びガーゼ部(3)の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形であるため、先端ほど細くなる指先にも馴染ませやすく(フィットしやすく)、患部を保護しやすい。
【0018】
そして、長い巻付部(4)を指(7)に巻き付けるように貼ることによりしっかりと固定され、指先用絆創膏(1)が指先から抜け落ちることを防止することができる。
【0019】
又、大きな絆創膏で指先全体を包み込んでいるわけではないので不格好にならず、指先を使った細かな作業もしやすい。
【0020】
請求項2記載の指先用絆創膏は請求項1の指先用絆創膏において、周辺貼付部(2)にはガーゼ部(3)から患部被覆部(6)の外縁に向かう複数の切り込み(5)又はミシン目(15)が設けられていることを特徴とする。
【0021】
これによれば、ガーゼ部(3)から患部被覆部(6)外縁に向かって放射線状に伸びた切り込み(5)又はミシン目(15)により周辺貼付部(2)を花びらのように複数の部位に分けることができる。そして、分けられた周辺貼付部(2)の各部位を順に貼り付けていくことができる。そのため、周辺貼付部(2)を指先にフィットするように貼り付けていくことができる。
【0022】
請求項3記載の指先用絆創膏は請求項1又は請求項2の指先用絆創膏において、粘着面には剥離シートが配されており、該剥離シートは患部被覆部(6)に配された部分(31)と、巻付部(4)に配された部分(32)とを別々に剥がすことが可能であることを特徴とする。
【0023】
これによれば、使用時まで粘着面及びガーゼを剥離シートにより保護することができる。そして、使用する際には患部被覆部(6)に配された部分(31)と、巻付部(4)に配された部分(32)とを別々に剥がして貼り付けることができる。したがって貼り付けやすく、貼り付けに失敗することが殆どない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0025】
[実施例1]
図1は本実施例の指先用絆創膏(1)を示した図である。この指先用絆創膏(1)は患部被覆部(6)と巻付部(4)とから構成されており、片側の面は粘着材が配されて粘着面となっている。
【0026】
患部被覆部(6)の形状は略半楕円形であるが、略半円形又は釣り鐘形でも良い。このような形状にしているのは後述するように指先にフィットして貼り付けるためである。本実施例では幅(図1では左右方向の長さ)は約5.5cm、高さ(図1では上下方法の長さ)は約3.5cmとした。
【0027】
患部被覆部(6)の粘着面側には略半楕円形のガーゼが貼り付けられることによりガーゼ部(3)が形成されている。このガーゼの形状も略半円形又は釣り鐘形でも良い。ガーゼの大きさは患部被覆部(6)の大きさより一回り小さく、本実施例ではガーゼ部(3)の幅(図1では左右方向の長さ)は約2.8cm、高さ(図1では上下方法の長さ)は約2.2cmとした。
【0028】
ガーゼには消毒液等の薬剤を含浸させておいても良い。このことは以下の実施例においても同様である。
【0029】
ガーゼ部(3)と患部被覆部(6)の外縁との間には粘着面が露出した周辺貼付部(2)が残された状態となっている。つまり、ガーゼ部(3)の周囲に粘着力を有する周辺貼付部(2)が位置することとなる。
【0030】
周辺貼付部(2)にはガーゼ部(3)から患部被覆部(6)の外縁に至る切り込み(5)が複数設けられている。本実施例では切り込み(5)の数は貼りやすさを考慮して8カ所とした。但し、この数は設計事項として適宜変更しても良い。
【0031】
切り込み(5)は互いに交差せぬように設けられており、これにより周辺貼付部(2)は花びらのように7つの部分に分けられる。
【0032】
患部被覆部(6)の端(図1では下端)には、略長方形の巻付部(4)がこの患部被覆部(6)と一体に形成されている。この巻付部(4)は患者の指に巻き付けるように貼り付ける部位であり、指先に貼られた指先用絆創膏(1)が抜け落ちないように設けられている。
【0033】
指にしっかりと巻き付けられるように巻付部(4)の長辺の長さは人の指の外周より長くなるようにしており、本実施例では8.8cmとした。又、十分な貼り付け面積を確保するために巻付部(4)の短辺長さは2cmとした。このような形状のため、指先用絆創膏(1)の形状は全体として略「P」字状となっている。
【0034】
図2は本実施例の使用方法を説明する図であり、図中において(7)は指を示している。まず、指先の患部をガーゼ部(3)に当てる。
【0035】
尚、図2では指先の「腹」側の先端付近に患部がある場合を例示しているが、患部が指先の別の箇所にある場合には、その箇所にガーゼ部(3)が当たるようにすればよい。例えば、「逆剥け」や「爪割れ」のように「爪」側に患部がある場合には「爪」側をガーゼ部(3)に当てるようにすると良い。
【0036】
次いで、周辺貼付部(2)を指先に貼り付けて、ガーゼ部(3)が患部を覆うような状態で固定する。周辺貼付部(2)は先述のように切り込み(5)が入れられているので、切り込み(5)により分けられた小さな部位毎に貼り付けていくことができる。
【0037】
周辺貼付部(2)の各部位の順番は特に問わないが、本実施例では一番指先の部分から順に貼り付けるようにした。その際、周辺貼付部(2)の各部位が重なり合っても構わない。
【0038】
これにより患部被覆部(6)を、患部を中心として貼り付けることができる。患部被覆部(6)は略半楕円形であるため、先ほど細くなる指先に貼り付けた場合でも、余分な部分が少なく、絆創膏の粘着面同士が貼り付いてしまうようなことも殆どない。よって、従来提案されていた物(特許文献1)のように指先部分で袋状や襞状になることが殆どなく、患部にフィットさせることができる。又、貼り付けやすく、貼り付け後に指先を使った細かな作業をする場合でも、作業を妨げにくい。しかも指全体を広い面積の絆創膏で包み込んでいる訳ではないので、不格好になりにくい。
【0039】
患部被覆部(6)の貼り付けが済むと、次に巻付部(4)を指に巻き付けるように貼り付ける。巻付部(4)の長さは指の外周長さより長いので、指に1周以上巻き付けることができる。巻付部(4)は貼り付ける際に既に貼り付けられている周辺貼付部(2)と重なってもよい。
【0040】
貼り付けが完了すると指先用絆創膏(1)は図3に示すような状態で指先に装着されることとなり、指先の患部を保護することができる。
【0041】
尚、図2及び図3は手の指(7)に使用する場合を図示しているが、足の指に使用することも可能である。
【0042】
ところで、この指先用絆創膏(1)は使用するまでは粘着面とガーゼを保護するために薄い合成樹脂からなる剥離シートが配されており、使用する際に剥離シートを剥がして粘着面とガーゼを露出させ、患部に貼り付けるようにしている。
【0043】
剥離シートは指先用絆創膏(1)の粘着面全体を覆う1枚のシートでも良いが、本実施例では図4に示すように、患部被覆部(6)に配された剥離シート(31)と巻付部(4)に配された剥離シート(32)を別々に剥がせるようにした。
【0044】
患部被覆部(6)側の剥離シート(31)と巻付部(4)側の剥離シート(32)とは最初から別のシートを指先用絆創膏(1)の粘着面に夫々貼り付けても良いし、1枚の剥離シートを指先用絆創膏(1)の粘着面全体に貼り付けてから切り目又はミシン目をを入れても良い。
【0045】
このように剥離シートを患部被覆部(6)側(31)と巻付部(4)側(32)とで別々に剥がすことができることにより、指先用絆創膏(1)を貼る作業が容易になり、貼り付けに失敗することが少なくなる。
【0046】
貼り方は使用する者の自由であるが、次のような手順で貼ると貼りやすい。最初に患部被覆部(6)側の剥離シート(31)を剥がし、患部に患部被覆部(6)を貼り付ける。その作業中には巻付部(4)側の剥離シート(32)は剥がされていないので、不用意に巻付部(4)が貼り付いてしまうことがない。患部被覆部(6)が貼り付けられた後に、巻付部(4)側の剥離シート(32)を剥がして巻付部(4)を指に巻き付けるように貼り付ければ貼り付けが完了する。
【0047】
上記では剥離シートが2枚に分離して剥がせるような例を示したが、必要なら3枚以上に分離して剥がせるようにしても良い。
【0048】
尚、サイズとしては大・小の2種類を用意すると便利である。例えば「大」サイズは小指以外の大人の指、「大」サイズは大人の小指及び子供の指に使用することができる。もちろん更に細かなサイズ分けをして、サイズの異なる多数の種類を作っても良い。
【0049】
又、図2及び図3は手の指(7)に使用する場合を図示しているが、足の指に使用することも可能であり、その場合は足の指の大きさを考慮したサイズとすると良い。
【0050】
販売に際しても同じサイズの物を複数枚セットにして販売しても良いし、異なるサイズの物を複数枚セットして販売しても良い。
【0051】
[実施例2]
図5は本実施例の指先用絆創膏(11)を示した図である。実施例1では周辺貼付部(2)に予め切り込みが設けられていたが、本実施例(11) ではに示すように切り込み(5)の代わりにミシン目(15)を設けている。
【0052】
この場合、使用時にミシン目(15)を裂くことにより、実施例1と同様に用いることができる。切り込み(5)ではなくミシン目(15)とすることにより、製造方法によっては製造が容易になる。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0053】
[実施例3]
図6は本実施例の指先用絆創膏(21)を示した図である。実施例1とは患部被覆部(6)と巻付部(4)の位置関係が異なる。実施例1では指先用絆創膏(1)は患部被覆部(6)が巻付部(4)の長辺方向端部付近に連続するように形成されており全体として略「P」字状となっていたが、本実施例の指先用絆創膏(21)では患部被覆部(6)が巻付部(14)の略中央と連続するように形成され、全体として略「凸」字状の配置となっている。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0054】
[実施例4]
図7は本実施例の指先用絆創膏(31)を示した図である。実施例1では周辺貼付部(2)に切り込み(5)、実施例2ではミシン目(15)を予め設けていた。
【0055】
本実施例では、これらの切り込み(5)又はミシン目(15)を設けていない。したがって、使用する際にはハサミなどの切断具を用いて切り込みを設ける必要がある。その点、実施例1や実施例2の方が手間がかからず便利ではあるが、本実施例の場合は貼り付ける位置や患者の好みにより自由に切り込みを入れて使用することができる。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0056】
[実施例5]
図8は本実施例の指先用絆創膏(41)を示した図である。
【0057】
実施例1ではガーゼは患部被覆部(6)内に収まっていたが、本実施例ではガーゼの巻付部(4)側の端部が巻付部(4)の粘着面に少しはみ出ている。
【0058】
これによれば、ガーゼ部(13)の面積をより大きく確保することができ、少し大きめの患部をもガーゼで覆うことができる。
【0059】
又、患部被覆部(6)と巻付部(4)との境に切り目(5)が設けられているが、その延長線上にガーゼがあることにより、切り目(5)に沿って指先用絆創膏が裂けて患部被覆部(6)と巻付部(4)とに分裂してしまうことを防止することができる。その点で実施例1よりも強度が大きいと言える。それ以外の構成や効果は実施例1と同様である。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の指先用絆創膏を用いれば、ガーゼが指先の患部にフィットするように貼り付けることができ、患部を保護しやすい。又、長い巻付部を指に巻き付けるように貼ることができるので、指先から抜け落ちにくい。更に、絆創膏に余分な部分が少ないので貼りやすく、貼った後も不格好にならず、指先を使った細かな作業もしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の指先用絆創膏を示した図。
【図2】実施例1の使用方法を説明する図。
【図3】実施例1を指先に装着した状態を例示した図。
【図4】剥離シートが配された状態の実施例1を示した図。
【図5】実施例2を示した図。
【図6】実施例3を示した図。
【図7】実施例4を示した図。
【図8】実施例5を示した図。
【図9】従来のガーゼ付き絆創膏を示した図。
【符号の説明】
(1) 指先用絆創膏(本体)
(2) 周辺貼付部
(3) ガーゼ部
(4) 巻付部
(5) 切り込み
(6) 患部被覆部
(7) 指
(15) ミシン目
(31) 剥離シート(ガーゼ側)
(32) 剥離シート(巻付側)
Claims (3)
- 指先の患部を被うことが可能な患部被覆部と、該患部被覆部に連続して形成された巻付部とを有し、片面が粘着面となっている指先用絆創膏であって、
該患部被覆部の粘着面側にはガーゼが配されたガーゼ部を有し、
該患部被覆部及び該ガーゼ部の形状は略半円形,略半楕円形又は釣り鐘形であり、
該患部被覆部の該ガーゼ部周辺は粘着面が露出した状態の周辺貼付部となっており、
前記巻付部の長さは装着する指の外周長さより長いことを特徴とする指先用絆創膏。 - 周辺貼付部にはガーゼ部から患部被覆部の外縁に向かう複数の切り込み又はミシン目が設けられていることを特徴とする請求項1記載の指先用絆創膏。
- 粘着面には剥離シートが配されており、該剥離シートは患部被覆部に配された部分と、巻付部に配された部分とを別々に剥がすことが可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の指先用絆創膏。
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