JP3089772U

JP3089772U - 指サック

Info

Publication number: JP3089772U
Application number: JP2002003512U
Authority: JP
Inventors: 瀧子中原
Original assignee: 瀧子中原
Priority date: 2002-05-07
Filing date: 2002-05-07
Publication date: 2002-11-08
Anticipated expiration: 2008-05-07

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の指サックは指爪の部分を保護するカバ
ー部分がなく、指爪に塗ったマニュキア等の保護にはな
らない。【解決手段】伸縮する素材を手指に嵌める筒形状にし
て、その基端部を開口し且つその先端部を閉じたサック
本体１Ａを有しており、サック本体１Ａの先端部の表側
に、指爪もしくは付け爪に塗ったマニュキアを保護する
ための保護カバー部３を配置すると共に、サック本体１
Ａの先端部の裏側に滑り止め部４を配置して構成してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、指爪に塗ったマニュキアの保護、指先の保温等、指先の傷の保護等に使用する指サックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、若い女性の間ではアクション的なおしゃれが定着している。その中でも、手の指爪に付け爪などしてマニュキアを塗る若い女性が多い。また、ネールサロンへ行き指爪に絵を描いてもらったりするのも流行になっている。これらのものの中には料金も高く、それだけに長持ちすることが必要かと思われる。

【０００３】従来の指サックとしては医療用のものしかなく、付爪やマニュキアなどを保護するものはない。この医療用の指サックはゴム製と布製とがあるが、ゴム製の指サックでは、付け爪等の長い爪に対して使用することができないし、また、布製の指サックは包帯として使用されるものであって、指爪に塗ったマニュキア等の保護にはならない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記したように従来の指サックは医療用のものであってゴム製品が主で、布製の指サックは包帯と同様である。ゴム製の指サックでは、これを指に装着する場合に滑りが悪く、付け爪等の長い爪を傷つけてしまうおそれがあって、使用することができないし、また、布製の指サックは布地が厚すぎるので、指先の感覚が仕事するのに不向きであり、また、指爪の部分を保護するカバー部分がなく、指爪に塗ったマニュキア等の保護にはならないという問題点があった。

【０００５】本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、外からのショックを吸収して指爪（又は付け爪）に塗ったマニュキアを保護するようになる指サックを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案に係る指サックは、伸縮する素材を手指に嵌める筒形状にして、その基端部を開口し且つその先端部を閉じたサック本体を有しており、サック本体の先端部に、指爪もしくは付け爪に塗ったマニュキアを保護するための保護カバー部を配置して構成してあるものである。

【０００７】かかる構成により、手の親指、人指指、中指、薬指及び小指のそれぞれ、もしくはそのいずれかの指爪にはマニュキアが塗ってあり、また、付け爪などしてマニュキアが塗ってあり、これらの手指に指サックをそれぞれ装着した場合に、それぞれの手指の指爪（又は付け爪）上に保護カバー部が位置するようになって、保護カバー部は、外からのショックを吸収して指爪もしくは付け爪のマニュキアを保護するようになる。

【０００８】また、指サックは、これらの手指全体を覆うようにすることにより、冷え性対策になる。例えば、エアコンディショナの効いた部屋で仕事をする場合、特に、会社のエアコンディショナの効いた室内で仕事をする場合、手先の冷える女性が多く、このためにも、手指全体を指サックで覆うことで指先を保温して冷えを解消することができる。

【０００９】また、本考案に係る指サックは、上記した本考案に係る指サックにおいて、保護カバー部がサック本体の先端部の内外のいずれかに配置してあり、且つサック本体の先端部の裏側に滑り止め部が配置してある。

【００１０】かかる構成により、保護カバー部の配置をサック本体の先端部の内側にした指サックと、外側にした指サックとを製作することができるし、また、滑り止め部は手作業の容易化に寄与するようになる。

【００１１】また、本考案に係る指サックは、上記した本考案に係る指サックにおいて、保護カバー部は、フエルト、合成樹脂、綿等で構成されるものや、刺繍の裏面にスポンジ材を取り付けた構成のものや、フエルト、合成樹脂、綿等の生地に刺繍をあしらったり、ビーズなどをあしらったりしてあり、滑り止め部が、複数個の点状体で構成してある。

【００１２】かかる構成により、保護カバー部のデザインを、ファッション感覚のあるものにすることができるばかりか、手作業時の滑り止めを確実に行うことができる。

【００１３】また、本考案に係る指サックは、伸縮する素材を手指の指先に嵌める筒形状にして、その基端部を開口し且つその先端部を閉じたサック本体を有しており、サック本体の内部に、指先に嵌まるクッションを設けると共に、サック本体の基端部の開口部に、手指に接着される接着部を設けたものである。

【００１４】かかる構成により、指サックを指先に装着することで、指爪のマニュキアを保護し、また、指先の傷を保護して、シャップーや台所仕事の際、バンドエイド（登録商標Ｒ）と同じ役割をしてくれる。

【００１５】また、本考案に係る指サックは、上記した本考案に係る指サックにおいて、接着部は、開口部に取り付けられ且つ内面に接着層を有する接着テープであって、この接着層には、剥し可能な保護紙が貼ってある。

【００１６】かかる構成により、指サックを指先にそれぞれ装着し、それぞれの指サックの接着テープの保護紙を剥して、接着テープの接着層を指先に接着して指サックを固定することができる。

【００１７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１８】（実施の形態１）本考案に係る指サックの実施の形態１を図１乃至図５に示す。

【００１９】図１は本考案に係る指サックの平面図、図２は同指サックの側面図である。

【００２０】本考案に係る指サック１はサック本体１Ａを有しており、このサック本体１Ａは、合成樹脂、綿等を素材にした伸縮する、例えばネット状の布地２を手指に嵌める筒形状にして、その先端部を閉じ、サック本体１Ａの基端部を開口したものであり、布地２は通気性が良く、抗菌したものを使うようにすることで、衛生に良いようにしてある。サック本体１Ａの色は、指サック１をおしゃれ感覚で指に装着することができるようにカラフルにしてある。

【００２１】そして、サック本体１Ａの先端部の表側には、指爪に塗ったマニュキア（又は付け爪に塗ったマニュキア）を保護するための保護カバー部３が設けてあり、また、サック本体１Ａの先端部の裏側には滑り止め部４が設けてあり、更に、サック本体１Ａの基端部の開口部１ｃの周部にはフリル５が取り付けてある。

【００２２】保護カバー部３は、フエルト、合成樹脂、綿等で構成されるものや、刺繍の裏面にスポンジ材を取り付けたもので構成されている。また、フエルト、合成樹脂、綿等の生地に、可愛い絵を刺繍であしらったり、ビーズなどであしらったりしてもよい。このように、保護カバー部３のデザインをファッション感覚のあるものにしている。

【００２３】そして、保護カバー部３は、図２に示すように、サック本体１Ａの先端部の外側に接着して配置するようにしてもよいし、図３に示すように、サック本体１Ａの先端部の内側に接着して配置するようにしてもよい。

【００２４】また、滑り止め部４は、複数個のゴム製の点状体４ａを、サック本体１Ａの先端部の裏側に接着して構成してある。

【００２５】上記のように構成された指サック１は、全長が６ｃｍのものと、全長が８ｃｍのものがあり、全長が６ｃｍの指サック１−１は親指及び小指用であり、全長が８ｃｍの指サック１−２は人指指、中指及び薬指用である。

【００２６】次に、上記のように構成された指サック１−１、１−２の使用方法を、図４及び図５を参照して説明する。

【００２７】手２０の親指２１、人指指２２、中指２３、薬指２４及び小指２５のそれぞれの指爪２６にはマニュキアが塗ってあり、また、付け爪などしてマニュキアが塗ってある。

【００２８】このような親指２１及び小指２５のそれぞれには、全長が６ｃｍの指サック１ −１が、人指指２２、中指２３及び薬指２４には、全長が８ｃｍの指サック１− ２がそれぞれ装着される。

【００２９】この場合、それぞれの指２１、２５、２２、２３、２４の指爪（又は付け爪）２６上に保護カバー部３が位置しており、指先に滑り止め部４が位置するようになる。保護カバー部３は、外からのショックを吸収して指爪（又は付け爪）２６及びマニュキアを保護するようになる。また、滑り止め部４は手作業の際に、滑りをなくして作業を容易化する。

【００３０】また、親指２１及び小指２５のそれぞれには、全長が６ｃｍの指サック１−１が、人指指２２、中指２３及び薬指２４には、全長が８ｃｍの指サック１−２がそれぞれ装着されるために、これらの指２１、２５、２２、２３、２４全体が指サック１−１、１−２で覆われるようになり、冷え性対策になるようにしてある。

【００３１】例えば、エアコンディショナの効いた部屋で仕事をする場合、特に、会社のエアコンディショナの効いた室内で仕事をする場合、手先の冷える女性が多く、このためにも、指２１、２５、２２、２３、２４全体を指サック１−１、１−２で覆うことで指先を保温して冷えを解消することができる。

【００３２】（実施の形態２）本考案に係る指サックの実施の形態２を図６乃至図９に示す。

【００３３】本考案に係る指サックの実施の形態２では水仕事用の指サックである。この指サック３０は指先にのみ装着するものであって、その全長は、指の第１関節までの長さ、例えば４ｃｍ程度である。この指サック３０は指先形状のサック本体３０Ａを有しており、このサック本体３０Ａは、合成樹脂、綿等を素材にした伸縮する、例えばネット状の布地３１を指先２７に嵌める筒形状にして、その先端部を閉じ、サック本体３０Ａの基端部を開口したものであり、布地２は通気性が良く、抗菌したものを使うようにすることで、衛生に良いようにしてある。

【００３４】そして、サック本体３０Ａの内部には指先形状のガーゼ使用のクッション３２が設けてあり、また、サック本体３０Ａの基端部の開口部３１ａには、接着部を構成する接着テープ３３が取り付けてある。これらの接着テープ３３は、その内面に接着層３４が形成してあって、この接着層３４は、剥し可能な保護紙３５が貼ってあって保護されている。

【００３５】この指サック３０は、その太さサイズが大、中、小の３種類があり、大サイズが１個、小サイズが１個、中サイズが３個の合計５個がセットになっている。

【００３６】次に、上記のように構成された指サック３０の使用方法を、図９を参照して説明する。

【００３７】手２０の親指２１には大サイズの指サック３０を、人指指２２、中指２３及び薬指２４には中サイズの指サック３０を、小指２５には小サイズの指サック３０をそれぞれ装着し、それぞれの指サック３０の接着テープ３３の保護紙３５を剥して、接着テープ３３の接着層３４を指先２７に接着して指サック３０を固定する。

【００３８】このように指サック３０を指先２７に装着することで、指爪（又は付け爪）２６及びマニュキアを保護するようになるし、また、指先２７の傷を保護して、シャップーや台所仕事の際、バンドエイド（登録商標Ｒ）と同じ役割をしてくれる。使用後は捨てる使い捨て専用にすることも可能である。

【００３９】また、図７及び図８に示すように、指サック３０は、指先２７の形状のサック本体３０Ａに、指爪２６に当たる部分にのみガーゼ３７をクッション代わりに少し厚めに使用するようにしてもよい。

【００４０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係る指サックによれば、手の親指、人指指、中指、薬指及び小指のそれぞれ、もしくはそのいずれかの指爪にはマニュキアが塗ってあり、また、付け爪などしてマニュキアが塗ってあり、これらの指に指サックをそれぞれ装着した場合に、それぞれの指の指爪（又は付け爪）上に保護カバー部が位置するようになって、保護カバー部は、外からのショックを吸収して指爪（又は付け爪）及びマニュキアを保護するようになる。

【００４１】また、指サックは、これらの手指全体を覆うようにすることにより、冷え性対策になる。例えば、エアコンディショナの効いた部屋で仕事をする場合、特に、会社のエアコンディショナの効いた室内で仕事をする場合、手先の冷える女性が多く、このためにも、手指全体を指サックで覆うことで指先を保温して冷えを解消することができる。

【００４２】また、本考案に係る指サックによれば、保護カバー部がサック本体の先端部の内外のいずれかに配置してあり、且つサック本体の先端部の裏側に滑り止め部が配置してあるために、保護カバー部の配置をサック本体の先端部の内側にした指サックと、外側にした指サックとを製作することができるし、また、滑り止め部は手作業の容易化に寄与するようになる。

【００４３】また、本考案に係る指サックによれば、保護カバー部は、フエルト、合成樹脂、綿等で構成されるものや、刺繍の裏面にスポンジ材を取り付けた構成のものや、フエルト、合成樹脂、綿等の生地に刺繍をあしらったり、ビーズなどをあしらったりしてあり、滑り止め部が、複数個の点状体で構成してあることにより、保護カバー部のデザインを、ファッション感覚のあるものにすることができるばかりか、手作業時の滑り止めを確実に行うことができる。

【００４４】また、本考案に係る指サックによれば、指サックを指先に装着することで、指爪のマニュキアを保護し、また、指先の傷を保護して、シャップーや台所仕事の際、バンドエイド（登録商標Ｒ）と同じ役割をしてくれる。

【００４５】また、本考案に係る指サックは、上記した本考案に係る指サックにおいて、接着部は、開口部に取り付けられ且つ内面に接着層を有する接着テープであって、この接着層には、剥し可能な保護紙が貼ってあることにより、指サックを指先にそれぞれ装着し、それぞれの指サックの接着テープの保護紙を剥して、接着テープの接着層を指先に接着して指サックを固定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る指サックの実施の形態１の平面図
である。

【図２】同指サックの側面図である。

【図３】同指サックの変形例の側面図である。

【図４】同指サックの使用例であって、手の表側から見
た使用説明図である。

【図５】同指サックの使用例であって、手の裏側から見
た使用説明図である。

【図６】本考案に係る指サックの実施の形態２の斜視図
である。

【図７】同指サックの変形例の斜視図である。

【図８】同指サックのの変形例の平面図である。

【図９】同指サックの使用例であって、手の表側から見
た使用説明図である。

【符号の説明】

１指サック１−１指サック１−２指サック１Ａサック本体２布地３保護カバー部４滑り止め部５フリル３０指サック３０Ａサック本体３１布地３２クッション３３接着テープ（接着部）３４接着層３５保護紙

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】伸縮する素材を手指に嵌める筒形状にし
て、その基端部を開口し且つその先端部を閉じたサック
本体を有しており、前記サック本体の先端部に、指爪も
しくは付け爪に塗ったマニュキアを保護するための保護
カバー部を配置して構成してあることを特徴とする指サ
ック。
【請求項２】前記保護カバー部が前記サック本体の先
端部の内外のいずれかに配置してあり、且つ前記サック
本体の先端部の裏側に滑り止め部が配置してあることを
特徴とする請求項１に記載の指サック。
【請求項３】前記保護カバー部は、フエルト、合成樹
脂、綿等で構成されるものや、刺繍の裏面にスポンジ材
を取り付けた構成のものや、前記フエルト、前記合成樹
脂、前記綿等の生地に刺繍をあしらったり、ビーズなど
をあしらったりしてあり、前記滑り止め部が、複数個の
点状体で構成してあることを特徴とする請求項２に記載
の指サック。
【請求項４】伸縮する素材を手指の指先に嵌める筒形
状にして、その基端部を開口し且つその先端部を閉じた
サック本体を有しており、前記サック本体の内部に、前
記指先に嵌まるクッションを設けると共に、前記サック
本体の基端部の開口部に、前記手指に接着される接着部
を設けたことを特徴とする指サック。
【請求項５】前記接着部は、前記開口部に取り付けら
れ且つ内面に接着層を有する接着テープであって、この
接着層には、剥し可能な保護紙が貼ってあることを特徴
とする請求項４に記載の指サック。