JP3123146U - バック楽ちんセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背中等自らの手が届かない部位に薬剤を塗布する薬剤塗布具において、少なくとも柄の片方の先端部の形状が球面状であり、これに背面に粘着剤を設けた着脱可能な薬剤塗布シートを貼り付け、薬剤塗布シートの薬剤塗布部に薬剤を塗布して使用するように構成したことを特徴とする薬剤塗布具およびこれに用いる薬剤塗布シート。
【選択図】図2
Description
図2は図1の先端部2の斜視図を示し、形状は球面状凸面をなしており、凸面を覆うようにバック楽ちんシート3が設けられており、バック楽ちんシート3の一方の端は先端部2のたとえば背面に接着し、他端は凸面の外側に貼り付けられている。
バック楽ちんシート3の薬剤塗布層6に軟膏などの所定薬剤を使用の都度塗りつけて使用し、使用後はバック楽ちんシート3はバック楽ちん棒1の凸状端部から剥がして捨て去ればよい。
図3にバック楽ちんシート3の断面構成を示す。
紙、コットン、プラスチックなどの基材シート5の前面に滅菌処理された新鮮なガーゼやコットン綿などの柔らかい薬剤塗布部6を有し、背面に粘着剤7が設けられて構成されている。
図4に使用前のバック楽ちんシートの一例を示す。取り扱い上、粘着剤面には剥離シートが必要であり、薬剤塗布層も衛生上保護シートが必要であり、図4ではこれらを兼務する保護シート8が図示してある。使用前は図のA−Bラインで折り曲げて保存されており、使用の際は保護シート8を剥離し、一端をたとえば端部2の凸面の外側に貼り付け、他端を凸部の下部に貼付する。図4でバック楽ちんシートの一部にくびれ(C−Dライン)を設けているのは図2のC−Dラインで折り曲げた時シートの両端でカドが生じるのを避けるためである。ついで軟膏などの薬剤4を凸部の薬剤塗布部6に塗りつけて使用される。
図5は竹などを折り曲げて構成した本発明で使用するバック楽ちん棒の先端部の他の形状の例を示すが、これらの形状に限られるものではなく、着衣のままで挿入し易い凸状形状であり、バック楽ちんシート3が簡単に、しっかりと貼付できかつ使用時に背中にダメージを与えることなく快適にフィットするような形状が選ばれるべきである。バック楽ちん棒1の他の先端を本来の孫の手として使用するような形状に構成しておけば、本願のバック楽ちん棒は薬剤塗布と孫の手の両方の目的を果たせるものとなる。
そもそも背中など手の届かない部位に、人手を煩わさず薬剤を自らの手で塗布するのに必要な要件は以下の通りである。(1)柄の外端から突起部の外端までの奥行きは5mm〜35mm程度が好ましい。冬場などにも塗布したい場合が生じるから着衣のままで塗布するには、突起部があまりに出っ張ると首の背面部より背中に挿入しにくい上に、塗布した薬剤が着衣や目的箇所以外の肩や背中に付着してしまい易い。しかしあまり突起部が小さいと薬剤を塗布している部位の感触が得にくくまた薬剤を目的箇所に均一に塗布しにくい。突起部の幅は特に限定はないが通常20〜40mm辺りが適当である。(2)突起部は鋭利なカドがないことが必須である。突起部と反対の面は挿入時に着衣に接し易いからカドがあると着衣へのひっかかりが生じ易く対象部位へのスムーズな挿入の障害になる。また突起部側にカドがあると誤って皮膚に傷をつける恐れが生じるからである。(3)柄の長さは身長や腕の長さによって多少個人差はあるが、おおむね市販の孫の手程度すなわち40cm前後が適切である。(4)バック楽ちんシートはしっかりと突起部に装着されていないと途中で剥がれたりすると着衣を汚す。一方薬剤塗布が終わった時点では簡単に剥がせて常に清潔、新鮮なものが簡単に使える必要があり背面粘着剤型が最適である。バック楽ちんシートに固めの基材シートを用いる場合は当然カドを極力なくしておくことが必要であり、図2および図4で述べた通り、先端突起部の形状に対応して折り曲げカドが生じないようにあらかじめシートにくびれを入れておくのが望ましい。以上の点で背面に粘着剤を設けたバック楽ちんシートを突起部を有するバック楽ちん棒に適用することによって、たいした出っ張りを作らない、カドを作らない、取り外しが容易、着衣のままで操作が可能という高齢者にとっても極めて扱い易い薬剤塗布具が実現する。
広く用いられている孫の手は背中のかゆい部位を掻くためのもので、先端部がL字型などの形状をしており、かゆさを軽減するためのものであるがゆえに引っ掻き効果がなければならず、すべすべした凸面形状では役にたたず、本発明のバック楽ちんシートを市販の孫の手に適用するのはふさわしくなかった。また救急絆創膏やファーストエイド製品として重宝されているたとえば商品名「バンドエイド」で知られる、絆創膏に滅菌したガーゼが貼り付けられたものは傷口を応急処置するにはふさわしいものであるが、薬剤塗布面と粘着剤面が同一面上にあるため本願目的には使用するのにはふさわしくない。一方女性が生理時に使用する目的で表面にコットンシート、背面に粘着剤が設けられたものが市販されており、薬剤塗布面と粘着剤層が反対側である点本願目的に合致しているが、あくまでも生理対策用のもので形状、サイズなど本願のすっきりシートに適用するのにはふさわしいものではなかった。
2 バック楽ちん棒の片方の先端部
3 バック楽ちんシート
4 薬剤
5 基材シート
6 薬剤塗布部
7 粘着剤
8 剥離兼保護シート
Claims (3)
- 孫の手状柄の片方先端部に薬剤を装着して背中等自らの手が届かない部位に薬剤を塗布する薬剤塗布具において、少なくとも柄の片方の先端部が凸状で、背面に粘着剤、表面に薬剤塗布層を設けた着脱可能なシートを凸状部に貼り付けるように構成したことを特徴としたバック楽ちんセット。
- 請求項1のバック楽ちんセットに使用する柄は木製、竹製、プラスチック製、金属製のいずれかであり、凸状先端部の形状が球面状であることを特徴としたバック楽ちん棒。
- 請求項1のバック楽ちんセットおよび請求項2のバック楽ちん棒に使用する薬剤塗布シートは、紙、コットン、プラスチックシートなどの基材シートの片側にガーゼ、コットン綿などの薬剤塗布層が設けられており、裏面に粘着剤が設けられ、使用前には粘着剤及び薬剤塗布層を保護するための包装がなされていることを特徴としたバック楽ちんシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003077U JP3123146U (ja) | 2006-04-22 | 2006-04-22 | バック楽ちんセット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006003077U JP3123146U (ja) | 2006-04-22 | 2006-04-22 | バック楽ちんセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3123146U true JP3123146U (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=43473167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006003077U Expired - Lifetime JP3123146U (ja) | 2006-04-22 | 2006-04-22 | バック楽ちんセット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3123146U (ja) |
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2006
- 2006-04-22 JP JP2006003077U patent/JP3123146U/ja not_active Expired - Lifetime
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