JP3161769U - マッサージロールシート - Google Patents
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Abstract
【課題】慢性的な肩こりや冷え性等の症状を簡単で気軽に治療可能で、定期的な処置ができるマッサージロールシートを提供する。【解決手段】弾力性の材料を用いた持ち手の先端に、持ち手とほぼ直角に配置されたロールを具備した構造において、ロール上にウレタン等の比較的柔軟な樹脂で被い、その上にプラスチックフィルムもしくはシートの片面に高さ0.1mmから1.0mm、太さ15ミクロンから150ミクロンでプラスチックフィルムもしくはシートと同一の材料からできた構造物を複数配列したフィルムもしくはシート(以下マッサージロールシート本体と呼ぶ)を被せたことを特徴とする。又、上記マッサージロールシート本体上に表面がメッシュ状に加工されたフィルムもしくはシートを被せたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、慢性的な肩こり、冷え性等の症状を改善するマッサージ用部材に関する。
従来、肩こり、冷え性を改善する手段として塗り薬、湿布薬、東洋医学で用いる針、お灸、あるいはマッサージ機等がある。しかし、塗り薬、湿布薬は急性的で一時的な痛み等の疾患を治療する効果は認められが、慢性的症状を治癒する効果は少ない。また人により、肌がかぶれたり、湿布薬を剥がすときに抵抗があったりする。一方、東洋医学の針やお灸は慢性的な症状の治療に用いられるが、常時施療することが出来ず、施療も専門的知識が必要で、面倒で大変であり、マッサージ機も一時的な痛み取りであり、高価で持ち運びが困難であると言う問題があった。さらに、慢性的な疾患を治癒するには定期的に処置を施すことも重要であるが、治癒する処置は簡便でなく、手軽に処理することはできなかった。
そこで、慢性的な肩こりや冷え性等の症状を簡単で気軽に治癒可能で、定期的な処置ができる方法や部材が求められている。
非特許文献 1:特許公開2008−259552
非特許文献 2:特許公開2008−272319
非特許文献 2:特許公開2008−272319
肩こりや冷え性等の慢性的な症状を改善するための針やお灸は、施療するに当たって専門的知識が必要で、手軽に、簡単にできない。そのため、誰でも、それほどの専門知識が無くても自覚する症状の部位に接触させるだけで、痛みの症状等が緩和し、長時間その効果が持続できるものが求められてきた。
ところで、針、お灸での治療は、身体のツボという部位を刺激することで、血行を良くし、老廃物を除去し、その結果、症状を改善することが知られている。従って、一見、針やお灸は身体を傷つけるように見えるが、あくまで身体のツボを刺激することである。従って、肩こりや冷え性等を改善するため、身体のツボを刺激すれば良いが、刺激する範囲は針の様に極めて狭い部分を刺激する必要があり、専門的知識が必要で、部材が堅いもので皮膚に刺しても、身体のツボ以外は効果がほとんど無い。さらに刺激する針の先端形状は、症状により適切な形状がある。従って、専門的知識が有している者が局所的に針もしくは針に類似しているもので身体のツボを刺激すれば効果がある。あるいは専門的知識を有しない者が、身体のツボの周囲を広範囲に刺激でき、刺激する皮膚の部分が適切であれば、専門的知識を有した者が施した効果と同様な効果を得ることが可能である。
すくなくとも、皮膚を刺激する部分的な大きさは15ミクロンから150ミクロンと極めて狭い領域であり、それ以上の大きさでは効果は無い。さらに皮膚を刺激するには、刺激する物体が静止することなく運動していることが重要で、その運動エネルギーが皮膚に伝達し、皮膚表面近くにある神経や毛細血管に伝達し、血行が良くなり、その結果症状が緩和される。しかし、繊毛のような極めて細い部材の材質が柔らかい場合は、短時間で反発力が無くなり形状が維持できず、部材の運動エネルギーが伝達されなくなる。また、堅い部材では反発力は維持し、形状は維持できるが皮膚を傷つけ、効果が半減される。さらに、身体を傷つけると雑菌が侵入する恐れもある。
また、症状により定期的にマッサージ等の処置をすることによって治癒効果が高められることができることが明らかになっているが、仕事等によって、施療はできない場合もあるし、マッサージ用の部材が無いため、専門の施設で治癒を行うしかなかった。
上記目的を達成するために、弾力性の材料を用いた持ち手の先端に、持ち手とほぼ直角に配置されたロールを具備した構造において、ロール上にウレタン等の比較的柔軟な樹脂で被い、その上にプラスチックフィルムもしくはシートの片面に高さ0.1mmから1.0mm、太さ15ミクロンから150ミクロンでプラスチックフィルムもしくはシートと同一の材料からできた構造物を複数配列したフィルムもしくはシート(以下マッサージロールシート本体と呼ぶ)を被せたことを特徴とする。
東洋医学でも用いられる針の効果が発揮されるのは、針の先端部分であり、その針の先端部分と形状が一致もしくは類似し、針を刺す時の動きが同じであれば、針を刺した場合と同様な効果が得られる。また、身体のツボを含めた広範囲の部分を複数本の針を用いても同様な効果が認められる。それゆえ、比較的小さいシート上に複数の針に類似した構造物を形成し、局部に接触させることで治癒効果が発揮される部材が開発されている。しかし、部材のおおきさが大きくなると針に類似した構造物の部材が堅く皮膚に刺さる場合は、傷がついて効果が認められないし、その部材の大きさが適切で且つ適度に皮膚を刺激する場合は、治癒効果はあるが、皮膚に強く押しつけると、シート上に複数の針に類似した突起物は極端に変形し、動く余地が無くなり、結果、皮膚にシートが押しつけられるのみで、シート上に形成された構造物の動きによる刺激は得られないため、マッサージ効果は期待できない。また、皮膚に押しつける力が弱い場合は十分に皮膚を刺激できないため、マッサージ効果は期待できない。従って、治癒効果が発揮させるには、適度な力で、シート上に複数の針に類似した構造物を皮膚に押しつけることが必要である。
本発明によれば、弾力性の材料を用いた持ち手の先端に、持ち手とほぼ直角に配置されたロールを具備した構造において、ロール上にウレタン等の比較的柔軟な樹脂で被い、その上にマッサージロールシート本体を被せているので、患部を本発明のマッサージロールシートでマッサージしたとき、待ち手の弾性体の性質により、皮膚にロールの圧力が加わり、さらに、ロール上に被せられたウレタン等の柔軟性の樹脂によって適度な力でロールを皮膚に押しつけるようになり、ウレタン等の柔軟性の樹脂の上に形成されたマッサージロールシート本体のシート上の構造物の動きを適度なものとし、結果マッサージ効果を発揮させることができる。
皮膚に接触したときのマッサージ効果を十分発揮させるため、マッサージロールシート本体の材質はシリコンゴムのように弾力性に富む樹脂が望ましい。
構造物の先端部の形状は、先が細くなった円柱状や、円錐状のもの、あるいは四角錐状のもの、さらには先端部が広がった円柱状、円錐状、四角錐状のものがあり、患部や症状によって効果がより発揮される。
又、請求項1のマッサージロールシート本体上にマッサージロールシート付属用シートを被せたことを特徴とする。
マッサージロールシート本体に形成されている高さ0.1mmから1.0mm、太さ15ミクロンから150ミクロンでプラスチックフィルムもしくはシートと同一の材料からできた構造物の先端部分はマッサージロールシート付属用シートのメッシュ部分の隙間から外部に出ているため、皮膚に接触して、該構造物の先端部分に力が加わっても、容易に弾力性が失われることは無い。しかもマッサージロールシート本体上の構造物の高さが十分でない場合、皮膚に接触したときは構造物の動きは小さくて、マッサージ効果は期待できないが、構造物の高さは十分確保でき、マッサージに必要な動きも保証されるため、肩こりや冷え性等を治癒する効果が発揮される。
以上、本発明によれば、肩こりや、冷え性等の慢性的な治癒を定期的に決められた時間にマッサージを手軽に行うことが可能で、マッサージ効果を発揮することができる。さらに、痛みを伴う患部に本発明のマッサージロールシートを接触させ、ロールを回転させることにより、広範囲に患部を治癒することができ、皮膚に接触した部分の痛みが和らぐことが報告されている。また、マッサージの専門的知識を有する者の指導によって、身体のツボに本発明のマッサージロールシートを用いると、常時で持続的に、患部の毛細血管の血流の流れが活発になると同時に、神経が刺激され、慢性疾患に効果が発揮したことが報告されている。さらに、本発明のマッサージロールシートを用いることにより、リハビリをする際の痛みを和らげる効果によって、リハビリがやり易くなり、リハビリ効果を高めることができる。
以下に図面を参照して、本発明に係るマッサージロールシートの一実施の形態について説明する。
図1は本発明に係わるマッサージロールシートの斜形図であり、図2はマッサージロールシートのロール部分の中心を通って、マッサージロールシートに垂直に切断した断面の上部を中心線から上に、切断以前の下部を中心線の下に描いた図であり、図3は、マッサージロールシート本体部分の表面を拡大した断面図である。
マッサージロールシート本体5は、マッサージロールシート本体5のシート部分52とマッサージ本体5のシート部分52の上面に、高さ0.5mm、太さ50ミクロンの先端が細くなったマッサージロールシート本体5と同一の材質シリコンを用いた構造物51から形成されている。 又、マッサージロールシート付属用シート6は材質がポリエステルで、中央部の表面がメッシュ状に加工されている。マッサージロールシート付属品シート6はマッサージロールシート本体5の上に被さっていて、一体化され、ロール3上に配置された柔軟性のウレタン樹脂4の上に形成されている。さらに、ロール3は、弾力性を有する持ち手1の先端部分に取り付けられ、ロール押さえ金具7およびロール押さえネジ2で固定されている。
また、マッサージロールシート本体5のシート52部分の上面の構造物51の先端部は、マッサージロールシート付属用シート6のメッシュ部61を通って外に出ていて、皮膚が接触したとき、皮膚に適度な刺激を与え、毛細血管内の血流を良くし、治療に効果を発揮する。
さらに、本発明のマッサージシートロールを皮膚に強く当てすぎた場合、持ち手1の弾力性と、ロール3上に被せられた柔軟性のウレタン樹脂によって、マッサージロールシート本体5上の構造物51の動きを損なうことなく、治癒効果が発揮される。又、継続的に、本発明のマッサージロールシートを用いた場合、マッサージロールシート本体5上の構造物51の形状が変形し、治癒効果が失われないように、マッサージロールシート付属品シート6が保護している。さらに、持ち手1の先端部分に、ロール3を取り付け、マッサージ効果があるマッサージロールシート本体5を柔軟性のあるウレタン樹脂4を介してロール上に配置することにより、必要な患部を簡単にかつ容易で広範囲に治癒することが可能である。
1 :持ち手
2 :ロール押さえネジ
3 :ロール
4 :ロール上に被せられた柔軟性樹脂
5 :マッサージロールシート本体
51:マッサージロールシート本体上の構造物
52:マッサージロールシート本体のシート部
6 :マッサージロールシート付属用シート
61:マッサージロールシート付属用シートのメッシュ部
7 :ロール押さえ金具
2 :ロール押さえネジ
3 :ロール
4 :ロール上に被せられた柔軟性樹脂
5 :マッサージロールシート本体
51:マッサージロールシート本体上の構造物
52:マッサージロールシート本体のシート部
6 :マッサージロールシート付属用シート
61:マッサージロールシート付属用シートのメッシュ部
7 :ロール押さえ金具
Claims (2)
- 弾力性の材料を用いた持ち手の先端に、配置されたロールを具備した構造において、ロール上にウレタン等の比較的柔軟な樹脂で被い、その上にプラスチックフィルムもしくはシートの片面に高さ0.1mmから1.0mm、太さ15ミクロンから150ミクロンでプラスチックフィルムもしくはシートと同一の材料からできた構造物を複数配列したフィルムもしくはシート(以下マッサージロールシート本体と呼ぶ)を被せたことを特徴とするマッサージロールシート。
- 請求項1のマッサージロールシート本体上に表面がメッシュ状に加工されたフィルムもしくはシート(以下マッサージロールシート付属用シートと呼ぶ)を被せたことを特徴とするマッサージロールシート。
Priority Applications (1)
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JP2010002164U JP3161769U (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | マッサージロールシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002164U JP3161769U (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | マッサージロールシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3161769U true JP3161769U (ja) | 2010-08-12 |
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Family Applications (1)
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2010
- 2010-03-12 JP JP2010002164U patent/JP3161769U/ja not_active Expired - Fee Related
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