JP4230639B2 - 磁気治療用絆創膏 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、着脱が簡便かつ容易で、長期間安定して貼着でき、かつ強力な磁気治療効果を発揮する磁気治療用絆創膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から絆創膏主体の表面中央部に粘着剤層を介して小円盤形状の磁石片を付着させると共にこの磁石片を上記粘着剤層に貼着した剥離紙によって被覆してなる磁石付き絆創膏が広く知られており、使用に際しては剥離紙を剥離して体の所望部位に貼着し、磁石片から発する強力な磁気によって血行などを促進するという磁気治療が行われている。また、複数個の磁石片を相接して絆創膏に貼着し強力な磁力線を発生させ人体の比較的深部にまで磁力線を作用させ磁気治療効果を効果的に行おうとする試みも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、磁石片が1枚1粒の磁気治療用絆創膏を複数枚使用して貼着しても、磁石片が離れすぎ強力な磁気治療効果は期待できない。そこで、該1枚1粒絆創膏の各磁石片を近づけようとしても、貼着シート、磁石片が邪魔になり貼着が困難となるばかりでなく、磁気治療用絆創膏を重ね貼りせざるを得ず、強力な磁気治療効果は期待できない。また、強力な磁気治療効果を達成するために複数個の磁石を互いに相接して絆創膏主体に貼着した磁気治療具にあっては、製造後、保管、運送等の際あるいは剥離シートから磁気治療具を剥離した際、絆創膏主体の柔軟性と各磁石片相互の磁力作用により磁気治療具自体の変形を招きやすく、絆創膏主体のしわの発生により人体皮膚への貼着が困難になるばかりでなく、場合によっては使用すらできなくなる場合がある。また、該変形を防止するために絆創膏主体の硬度を高めると、柔軟性・可撓性に乏しくなり、皮膚面に当接して貼着することが困難になり、絆創膏主体の浮き上がり、めくれ、皮膚からの脱落などを惹起し、長期間安定に貼着できないという問題点があった。
【0004】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、絆創膏主体に求められる柔軟性と、複数個の磁石片を担持するに十分な保定性との相反する要求を満たし、着脱がワンタッチで、簡便かつ容易であり、また長期間安定して貼着でき、かつ複数個の磁石片による強力な磁気治療効果を発揮できる磁気治療用絆創膏を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような状況下、本発明者は上記目的を達成するために鋭意研究した結果、従来複数個の磁石片を使用する磁気治療具にあっては各磁石片を相接して貼着されているが、各磁石片を離れすぎにならない程度に一定の距離をおいて配置してもその略中心部を身体にツボに貼着するとき身体の比較的深部まで磁力線を作用させることができることを見出し、さらに絆創膏主体を3角形状となし、この絆創膏主体の中心部と各頂部との間の中央部に磁石片を配置し、かつ絆創膏主体をウレタンフォームなどの弾性発泡樹脂板のように柔軟性と磁石片保定性に優れた材質とするときは、予想外にも上記課題を悉く解消し、複数個の磁石片による強力な磁気治療効果を得ることができることを知見して、本発明を完成させるに至ったものである。
【0006】
すなわち、上記目的を達成するために、本発明の磁気治療用絆創膏は、請求項1に記載したように、絆創膏主体は、頂点の縁部に丸みをつけている3角形状に形成された厚さが1〜3mmの弾性発泡樹脂板からなる軟質板からなり、この絆創膏主体の中心部と各頂点との間の中央部に磁石片収容孔が穿設されていて各収容孔に絆創膏主体の厚みよりも厚みが厚い磁石片を収容して該磁石片を収容孔から絆創膏主体の表面に露出させた状態で弾性発泡樹脂板からなる絆創膏主体の弾性力により収容孔に保持させてあり、さらに、絆創膏主体の表面に粘着剤層を積層してこの粘着剤層の表面に絆創膏主体と同一の大きさ、同一形状で、且つ、磁石片を露出させている孔を設けた剥離紙を被覆していると共に絆創膏主体に裏打ち部を設けてなる構造を有する。
【0007】
【作用及び効果】
本発明の磁気治療用絆創膏の絆創膏主体は、頂点の縁部に丸みをつけている3角形状に形成された厚さが1〜3mmの弾性発泡樹脂板からなる軟質板からなり、この絆創膏主体の中心部と各頂点との間の中央部に磁石片収容孔が穿設されていて各収容孔に絆創膏主体の厚みよりも厚みが厚い磁石片を収容して該磁石片を収容孔から絆創膏主体の表面に露出させた状態で弾性発泡樹脂板からなる絆創膏主体の弾性力により収容孔に保持させているので、磁石片が磁力で引き合っても軟質板に安定に保持されているので磁石片同士が付くことはなく、そのため絆創膏主体の表面に積層している粘着剤層の粘着部同士が粘着したり、絆創膏主体がシワになったりすることはない。また、頂点の縁部に丸みをつけている3角形状に形成された厚さが1〜3mmの弾性発泡樹脂板からなる軟質板を用いているので、磁石片を安定に保持しつつ、皮膚に密着可能であり、絆創膏を身体の所望部位に貼着しても絆創膏主体のめくれ、皮膚からの脱落などを惹起することはない。さらに、3個の磁石片を使用してそれぞれ3角形状に形成された絆創膏主体の中心部と各頂点との間の中央部に穿設した磁石片収容孔に収容しているので、磁石片自体を大型化したり磁力を強化することなく、磁界を増強されることにより、身体の比較的深部まで磁力線を作用させることができ、ツボに対して磁気治療をより強力かつ効果的に行うことができる。さらにまた、3角形状であることは、3個の磁石片をその効力を考慮して一定の距離をおいて配置することが容易にするばかりでなく、磁気治療用絆創膏をワンタッチで変形させることなく手に持つことが可能であり、この意味においても剥離・貼付の取扱いも容易になる利点を有する。
【0008】
特に、絆創膏主体が弾性を有する1〜3mmの厚さを有する発泡樹脂板で構成されているので、磁石片を一層長期間安定に保持することが可能となり、剥離・貼着の取扱いが一段と簡便でかつ容易で、磁石片による磁気治療をより効果的に行える利点を有する。
【0009】
【発明を実施するための形態】
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面に従って説明すると、図1及び図2において、1は身体のツボに貼着される磁気治療用絆創膏であり、2はその絆創膏主体であって、3角形状をなし、その頂点、縁部は取扱いを容易にするために丸みをつけている。絆創膏主体2の厚みは、絆創膏全体の大きさ、保持する磁石片の大きさや重量を考慮して適宜設定されるものであり、実施例では1mmに設定しているが、通常1〜3mm程度にするのが好ましく、特に3角形の1辺が30〜40mm程度で、当該技術分野で汎用される軽量の磁石片を使用するときは、厚さ1〜2mmが好ましい。軟質板は、前記厚みを有していて、磁石片を長期間安定的に保持し、脱落などを惹起しない材質の軟質板であれば特に限定はないが、特に発泡スチロール板などの弾性を有し、その弾性力を利用して磁石片を保持できる発泡樹脂板が好適である。この絆創膏主体2の表面には、粘着剤層3が積層されている。この粘着剤層3は、絆創膏の分野において通常使用されている粘着剤をコートするものであれば特に限定されないが、好ましくは長期に貼付してかゆみ、発赤などの副作用を惹起しないものが選択される。また絆創膏主体2の裏面は、衣服をまとわない部位の身体に貼着した場合の外面をなす部分であるから肌色その他に着色した、あるい無色のプラスチックフィルムその他のフィルムで裏打ち部7を積層することは可能である。
【0010】
絆創膏主体2の中心から3角形状の各頂点方向に向けて、実施例では絆創膏主体2の中心部と丸められた各頂点との間の略中央部に、磁石片5をその中に収容するための収容孔4が穿設されており、この収容孔4に絆創膏主体2よりやや厚みのある磁石片5が収容され、軟質板特に弾性発泡樹脂板の弾性を利用して安定に保持される。絆創膏主体2の粘着剤層3の表面には、その表面全体を被覆するために、略同一大きさ、略同一形状の剥離処理を施された薄いフィルム片からなる剥離紙6が貼着されて、本発明の磁気治療用絆創膏が構成される。なお、実施例では、この剥離紙6の前記磁石片5に対応する部分は、その磁石片5を露出させるために、その磁石片5の上面と略同一の大きさで同一形状の孔8が切り欠かれている。
【0011】
図3において、1は磁気治療用絆創膏、4は収容孔、5は磁石片であり、これら及び粘着剤層3、裏打ち部7は、図1と同様であり、同様の磁気治療用絆創膏の主要部を構成する。この磁気治療用絆創膏を複数個、実施例では4個の3角形状の磁気治療用絆創膏を互い違いにし、矩形状をなしそれぞれの磁石片に対応する部分に露出用の孔8を備えた剥離紙6に貼着して磁気治療用絆創膏シート9が構成される。この磁気治療用絆創膏シートの周縁部から3角形状の形状に沿って、易切取手段、実施例では、切り込み10及びミシン目11を設け、各磁気治療用絆創膏単位を切り離し容易にするものとなっている。
【0012】
本発明の磁気治療用絆創膏を使用する際は、まず携帯可能な磁気治療用絆創膏シートから1単位の磁気治療用絆創膏を切り離し、剥離紙6を剥離し、3角形状の絆創膏主体2の周縁を持ち、治療目的の身体のツボにその中心部が当接されるように貼着することにより行われる。本発明の絆創膏主体2が厚さ1〜3mm程度の弾性発泡樹脂板から構成されており、本発明の磁気治療用絆創膏1は複数の磁石片5を安定に保持できるので長期間の使用が可能となる。
【0013】
このように、本発明の磁気治療用絆創膏1は、3角形状の軟質板からなり、3個の磁石片を長期間安定に保持可能になっているのでワンタッチで着脱でき、従来のこの種の絆創膏に比して着脱が極めて簡便でかつ容易で、安定性に優れると共に、磁力線を増強させることができ、磁気による治療効果を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離紙を部分的に剥離した状態の本発明磁気治療用絆創膏の斜視図。
【図2】図1のA−A線縦断面図。
【図3】磁気治療用絆創膏シートの平面図。
【符号の説明】
1 本発明磁気治療用絆創膏
2 絆創膏主体
3 粘着剤層
4 収容孔
5 磁石片
6 剥離紙
7 裏打ち部
8 剥離紙の孔
9 磁気治療用絆創膏シート
10 切り込み
11 ミシン目
Claims (1)
- 絆創膏主体2は、頂点の縁部に丸みをつけている3角形状に形成された厚さが1〜3mmの弾性発泡樹脂板からなる軟質板からなり、この絆創膏主体2の中心部と各頂点との間の中央部に磁石片収容孔4が穿設されていて各収容孔4に絆創膏主体2の厚みよりも厚みが厚い磁石片5を収容して該磁石片5を収容孔4から絆創膏主体2の表面に露出させた状態で弾性発泡樹脂板からなる絆創膏主体2の弾性力により収容孔4に保持させてあり、さらに、絆創膏主体2の表面に粘着剤層3を積層してこの粘着剤層3の表面に絆創膏主体2と同一の大きさ、同一形状で、且つ、磁石片5を露出させている孔8を設けた剥離紙6を被覆していると共に絆創膏主体2に裏打ち部7を設けていることを特徴とする磁気治療用絆創膏。
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