JPWO2023145595A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 外周面に外周軌道面が設けられたねじ軸と、
   前記ねじ軸が挿入され、内周面に内周軌道面が設けられたナットと、
   前記外周軌道面と前記内周軌道面との間の軌道に配置された複数のボールと、
   前記ボールを循環させるＳ字溝面が設けられた少なくとも１つ以上のコマと、
   を備え、
   前記ねじ軸の外周面には、径方向内側に窪み、前記コマを収容する凹部が設けられ、
   前記ねじ軸の径方向外側から視て、前記凹部の内周面及び前記コマの外周面が非円形状となっており、
   前記Ｓ字溝面は、
   径方向内側に前記ボールが沈む中央溝面と、
   前記中央溝面の両側に設けられ、前記ボールが出入りする２つの出入口溝面と、
   を有し、
   前記出入口溝面の溝形は、前記外周軌道面の溝形より大きく、
   前記コマの外周面には、前記Ｓ字溝面のコマ側開口が設けられ、
   前記凹部の内周面には、前記コマ側開口に連続する前記外周軌道面のねじ軸側開口が設けられ、
   径方向外側から視た前記コマ側開口と前記ねじ軸側開口との境界線は、少なくとも一部に、軸方向に直線状に延在する直線部を有している
   ボールねじ装置。
2. 外周面に外周軌道面が設けられたねじ軸と、
   前記ねじ軸が挿入され、内周面に内周軌道面が設けられたナットと、
   前記外周軌道面と前記内周軌道面との間の軌道に配置された複数のボールと、
   前記ボールを循環させるＳ字溝面が設けられた少なくとも１つ以上のコマと、
   を備え、
   前記ねじ軸の外周面には、径方向内側に窪み、前記コマを収容する凹部が設けられ、
   前記ねじ軸の径方向外側から視て、前記凹部の内周面及び前記コマの外周面が非円形状となっており、
   前記コマは、前記凹部に隙間嵌めされ、
   前記Ｓ字溝面は、
   径方向内側に前記ボールが沈む中央溝面と、
   前記中央溝面の両側に設けられ、前記ボールが出入りする２つの出入口溝面と、
   を有している
   ボールねじ装置。
3. 外周面に外周軌道面が設けられたねじ軸と、
   前記ねじ軸が挿入され、内周面に内周軌道面が設けられたナットと、
   前記外周軌道面と前記内周軌道面との間の軌道に配置された複数のボールと、
   前記ボールを循環させるＳ字溝面が設けられた少なくとも１つ以上のコマと、
   を備え、
   前記ねじ軸の外周面には、径方向内側に窪み、前記コマを収容する凹部が設けられ、
   前記ねじ軸の径方向外側から視て、前記凹部の内周面及び前記コマの外周面が非円形状となっており、
   前記コマの外周面は、前記凹部の内周面に対し締め代を有し、
   前記凹部の内周面は、
   互いに対向する一対の第１対向面と、
   互いに対向し、前記一対の第１対向面との間に配置される一対の第２対向面と、
   を有し、
   前記コマの外周面は、
   前記一対の第１対向面と対向する一対の第１側面と、
   前記一対の第２対向面と対向する一対の第２側面と、
   を有し、
   前記一対の第１対向面及び前記一対の第１側面は、径方向外側から視て直線状を成し、
   前記一対の第２対向面及び前記一対の第２側面は、径方向外側から視て円弧状を成し、
   前記一対の第１側面は、前記一対の第１対向面に対し前記締め代を有し、
   前記一対の第２側面は、前記一対の第２対向面に対し前記締め代を有していない
   ボールねじ装置。
4. 前記外周軌道面におけるねじ山の高さは、前記内周軌道面におけるねじ山の高さよりも大きい
   請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。
5. 前記ねじ軸の径方向外側から視て、前記凹部及び前記コマは、前記ねじ軸と平行な軸方向の長さよりも、前記軸方向に交差する交差方向の長さの方が長い
   請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。
6. 前記コマの外周面は、前記凹部の内周面に対し締め代を有している
   請求項１に記載のボールねじ装置。
7. 前記凹部の内周面は、
   互いに対向する一対の第１対向面と、
   互いに対向し、前記一対の第１対向面との間に配置される一対の第２対向面と、
   を有し、
   前記コマの外周面は、
   前記一対の第１対向面と対向する一対の第１側面と、
   前記一対の第２対向面と対向する一対の第２側面と、
   を有し、
   前記一対の第１対向面及び前記一対の第１側面は、径方向外側から視て直線状を成し、
   前記一対の第２対向面及び前記一対の第２側面は、径方向外側から視て円弧状を成し、
   前記一対の第１側面は、前記一対の第１対向面に対し前記締め代を有している
   請求項６に記載のボールねじ装置。
8. 前記コマは、前記凹部に隙間嵌めしている
   請求項１に記載のボールねじ装置。
9. 前記コマは、前記外周面から突出し、前記凹部の内周面に当接して潰れる突起を少なくとも１つ以上有している
   請求項８に記載のボールねじ装置。
10. 前記Ｓ字溝面は、
    径方向内側に前記ボールが沈む中央溝面と、
    前記中央溝面の両側に設けられ、前記ボールが出入りする２つの出入口溝面と、
    を有している
    請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。
11. 前記凹部の内周面には、前記外周軌道面のねじ軸側開口が設けられ、
    前記コマの外周面には、前記Ｓ字溝面のコマ側開口が設けられ、
    前記コマ側開口の溝形は、前記ねじ軸側開口の溝形よりも大きい
    請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。
12. 前記Ｓ字溝面は、
    径方向内側に前記ボールが沈む中央溝面と、
    前記中央溝面の両側に設けられ、前記ボールが出入りする２つの出入口溝面と、
    を有し、
    前記出入口溝面の溝形は、前記外周軌道面の溝形より大きく、
    前記コマの外周面には、前記Ｓ字溝面のコマ側開口が設けられ、
    前記凹部の内周面には、前記コマ側開口に連続する前記外周軌道面のねじ軸側開口が設けられ、
    径方向外側から視た前記コマ側開口と前記ねじ軸側開口との境界線は、少なくとも一部に、軸方向に直線状に延在する直線部を有している
    請求項２に記載のボールねじ装置。
13. 前記直線部は、前記ボールが転動する螺旋方向に対し直交している
    請求項１又は請求項１２に記載のボールねじ装置。
14. 前記直線部は、前記軸方向と平行となっている
    請求項１又は請求項１２に記載のボールねじ装置。
15. 前記境界線の全てが前記直線部となっている
    請求項１又は請求項１２に記載のボールねじ装置。
16. 前記凹部の内周面は、互いに対向し、周方向に延在する一対の第１周面を有し、
    前記コマの外周面は、前記周面と対向する一対の第２周面を有し、
    前記第１周面及び前記第２周面は、前記ボールが転動する螺旋方向と平行となっている
    請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。
17. 前記ナットは、
    筒状を成し、内周面に前記内周軌道面が設けられたナット本体と、
    前記ナット本体の一方の開口を封止する蓋部と、
    を有している
    請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のボールねじ装置。