JPWO2022230118A5 - - Google Patents

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一つの例示的実施形態において、処理ガスは、NF、O、CO、CO、N、He、Ar、Kr、Xeのそれぞれのガスのうち一つ以上のガスを更に含んでてもよい。
具体的に、工程STbにおけるフッ化水素ガスの流量は、希ガスを含まない処理ガス又は希ガスを除いた処理ガスの全流量に対して、70体積%以上、80体積%以上、85体積%以上、90体積%以上、又は95体積%以上であってもよい。なお、処理ガスが炭素含有ガス等の他のガスを更に含む場合には、フッ化水素ガスの流量は、希ガスを含まない処理ガス又は希ガスを除いた処理ガスの全流量に対して、100体積%未満、99.5体積%以下、98体積%以下、又は96体積%以下であってもよい。
一例では、フッ化水素ガスの流量は、希ガスを含まない処理ガス又は希ガスを除いた処理ガスの全流量に対して、70体積%以上、96体積%以下に調整される。処理ガス中のフッ化水素ガスの流量をこのような範囲内の流量に制御することにより、マスクMKのエッチングを抑制しつつ、高いエッチングレートで膜SFをエッチングすることができる。例えば、マスクMKのエッチングに対する膜SFのエッチングの選択比は、5以上の高い選択比となる。その結果、3次元構造を有するNANDフラッシュメモリの製造プロセスのように高いアスペクト比が要求されるプロセスにおいても、実効性のある速度で膜SFをエッチングすることができる。また、このような高い選択比に起因して、炭素含有ガス等の堆積性ガスの添加量を抑制することができるため、マスクMKの開口が閉塞するリスクを低減することできる。
図6の(a)、図6の(b)、及び図6の(c)に示すように、一実施形態の工程STbでは、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力が変更される。例えば、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力は、段階的に減少されてもよい。図6の(a)に示すように、工程STbでは、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力は、一段階で減少されてもよい。或いは、図6の(b)に示すように、工程STbでは、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力は、多段階で減少されてもよい。処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力の段階的な減少において、各段階の時間長は同一であってもよ。或いは、図6の(c)に示すように、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量及び/又はチャンバ内の圧力の段階的な減少において、各段階の時間長は、異なっていてもよい。
第19の実験では、第17の実験のサンプル基板と同じサンプル基板の膜SFのプラズマエッチンを行った。第19の実験のプラズマエッチングは、チャンバ内の圧力が15mTorr(2Pa)である点において第17の実験のプラズマエッチングの条件と異なっていた。第19の実験では、第14の実験におけるBow CDに対してBow CDの増加が抑制されており、且つ、Bottom CDが第14の実験におけるBottom CDに対して約1.4倍増加していた。したがって、チャンバ内の圧力を比較的低い圧力に設定し、且つ、処理ガスに含まれる炭素含有ガスの流量を段階的に減少させることにより、Bow CDを抑制しつつ、凹部の垂直性を更に高めることが可能であることが確認された。

Claims (25)

  1. (a)プラズマ処理装置のチャンバ内に基板を準備する工程であり、該基板はマスク及び該マスクに設けられたシリコン含有膜を含む、該工程と、
    (b)前記チャンバ内で処理ガスから生成されたプラズマからの化学種により前記シリコン含有膜をエッチングする工程
    を含み、
    前記処理ガスは、フッ化水素ガス及び炭素含有ガスを含み、
    希ガスを含まない前記処理ガスにおける全てのガスの流量のうち前記フッ化水素ガスの流量が最も多いか、前記処理ガスにおける希ガスを除く全てのガスの流量のうち前記フッ化水素ガスの流量が最も多い、
    エッチング方法。
  2. 前記処理ガスは、リン含有ガスを更に含む、請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記処理ガスは、アミン系ガスを更に含む、請求項1に記載のエッチング方法。
  4. 前記炭素含有ガスは、その分子中の炭素原子数が一つ以上、六つ以下であるフルオロカーボン及び/又はハイドロフルオロカーボンを含む、請求項1~3の何れか一項に記載のエッチング方法。
  5. 前記(b)において、前記炭素含有ガスの流量が段階的に減少される、請求項1~4の何れか一項に記載のエッチング方法。
  6. 前記(b)において、前記チャンバ内の圧力が0.666パスカル以上、2.666パスカル以下に設定される、請求項5に記載のエッチング方法。
  7. 前記炭素含有ガスは、CF 、C 、C 、C 、C 、C 、C 、CHF 、CH 、CH F、C HF 、C 、C 、C 、C HF 、C 、C 、C 、C 、C 、C 、C 10 、c-C 、CH 、C 、C 、C 、C 10 、CCl 、CH Cl 、CF Br 、CF 、C のそれぞれのガスのうち一つ以上のガスを含み、ここで、x、y、zは1以上の整数である、請求項1~6の何れか一項に記載のエッチング方法。
  8. (a)プラズマ処理装置のチャンバ内に基板を準備する工程であり、該基板はシリコン含有膜及び該シリコン含有膜上に設けられたマスクを含む、該工程と、
    (b)前記チャンバ内で処理ガスから生成されたプラズマからの化学種により前記シリコン含有膜をエッチングする工程
    を含み、
    前記処理ガスは、フッ化水素ガスを含み、リン含有ガス又はアミン系ガスを更に含み、
    希ガスを含まない前記処理ガスにおける全てのガスの流量のうち前記フッ化水素ガスの流量が最も多いか、前記処理ガスにおける希ガスを除く全てのガスの流量のうち前記フッ化水素ガスの流量が最も多い、
    エッチング方法。
  9. 前記処理ガスは、NF、O、CO、CO、N、He、Ar、Kr、Xeのそれぞれのガスのうち一つ以上のガスを更に含む請求項1~8の何れか一項に記載のエッチング方法。
  10. 前記処理ガスは、ハロゲン含有ガスを更に含む、請求項1~9の何れか一項に記載のエッチング方法。
  11. 前記ハロゲン含有ガスは、Cl、Br、HCl、HBr、HI、BCl、CHCl、CFBr、CF、ClF、IF、IF、BrFのそれぞれのガスのうち一つ以上のガスを含み、ここで、x、yは1以上の整数である、請求項10に記載のエッチング方法。
  12. 前記処理ガスは、塩素含有ガスを更に含む、請求項1~9の何れか一項に記載のエッチング方法。
  13. 前記塩素含有ガスは、Cl 、HCl、BCl 、及びCH Cl のそれぞれのガスのうち一つ以上を含み、ここで、x、yは1以上の整数である、請求項12に記載のエッチング方法。
  14. 前記塩素含有ガスは、HClを含む、請求項12に記載のエッチング方法。
  15. 前記処理ガスは、ヨウ素含有ガスを更に含む、請求項1~14の何れか一項に記載のエッチング方法。
  16. 前記ヨウ素含有ガスは、HI、IF、及びCのうち一つ以上を含、ここで、t、x、y、zは、1以上の整数である、請求項15に記載のエッチング方法。
  17. 前記(b)において、前記チャンバ内の圧力が段階的に減少される、請求項1~16の何れか一項に記載のエッチング方法。
  18. 前記シリコン含有膜は、シリコン酸化膜及び/又はシリコン窒化膜を含む、請求項1~17の何れか一項に記載のエッチング方法。
  19. 前記シリコン含有膜は、多結晶シリコン膜を更に含む、請求項18に記載のエッチング方法。
  20. 前記マスクは炭素含有マスクである、請求項1~19の何れか一項に記載のエッチング方法。
  21. 前記マスクは金属含有マスクである、請求項1~19の何れか一項に記載のエッチング方法。
  22. 前記基板は、前記チャンバ内の基板支持器上に載置され、
    前記(b)において、
    前記基板支持器又は該基板支持器の上方に設けられた上部電極に第1の周波数を有する高周波電力が供給され、
    前記基板支持器に第2の周波数を有する電気バイアスが供給される、
    請求項1~21の何れか一項に記載のエッチング方法。
  23. 前記電気バイアスは、前記第2の周波数を有する高周波電力であるか、第2の周波数で周期的に発生される電圧のパルス波である、請求項22に記載のエッチング方法。
  24. 前記電気バイアスのパルス波が、第3の周波数で前記基板支持器に周期的に供給される、請求項23に記載のエッチング方法。
  25. 前記(b)は、前記基板支持器の温度が0℃以下に設定されてから開始される、請求項22~24の何れか一項に記載のエッチング方法。
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