JPWO2022054279A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2022054279A5 JPWO2022054279A5 JP2022547362A JP2022547362A JPWO2022054279A5 JP WO2022054279 A5 JPWO2022054279 A5 JP WO2022054279A5 JP 2022547362 A JP2022547362 A JP 2022547362A JP 2022547362 A JP2022547362 A JP 2022547362A JP WO2022054279 A5 JPWO2022054279 A5 JP WO2022054279A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary battery
- lithium secondary
- battery according
- electrolytic solution
- monovalent group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Description
【0013】
ッ素に置換されたアルキル基を意味する。
[0050]
第四フッ素溶媒において、水素原子の数とフッ素原子の数の合計に対するフッ素原子の数の比(F/(H+F))は特に限定されないが、0.1以上であってもよく、0.2以上であってもよく、0.5以上であってもよい。また、第四フッ素溶媒は、パーフルオロアルキル基と、無置換のアルキル基とを有すると好ましい。パーフルオロアルキル基としては、炭素数が1~10の直鎖又は分岐のものが挙げられ、炭素数2~6の直鎖のものであると好ましい。無置換のアルキル基としては、炭素数が1~5の直鎖又は分岐のものが挙げられ、炭素数1~3の直鎖のものであると好ましく、メチル基又はエチル基が挙げられる。
[0051]
第四フッ素溶媒としては、例えば、メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタン、メチル-2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルエーテル、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル、エチル-1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルエーテル、及びテトラフロロエチルテトラフロロプロピルエーテル等が挙げられる。上記のフッ化アルキル化合物の効果を有効かつ確実に奏する観点から、第四フッ素溶媒としては、メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、及び1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタンが好ましい。
[0052]
副溶媒としては、フッ素置換されているアルキル基を有しない化合物であれば特に限られず、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アセトニトリル、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、メチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、リン酸トリメチル、及びリン酸トリ
ッ素に置換されたアルキル基を意味する。
[0050]
第四フッ素溶媒において、水素原子の数とフッ素原子の数の合計に対するフッ素原子の数の比(F/(H+F))は特に限定されないが、0.1以上であってもよく、0.2以上であってもよく、0.5以上であってもよい。また、第四フッ素溶媒は、パーフルオロアルキル基と、無置換のアルキル基とを有すると好ましい。パーフルオロアルキル基としては、炭素数が1~10の直鎖又は分岐のものが挙げられ、炭素数2~6の直鎖のものであると好ましい。無置換のアルキル基としては、炭素数が1~5の直鎖又は分岐のものが挙げられ、炭素数1~3の直鎖のものであると好ましく、メチル基又はエチル基が挙げられる。
[0051]
第四フッ素溶媒としては、例えば、メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタン、メチル-2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルエーテル、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル、エチル-1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルエーテル、及びテトラフロロエチルテトラフロロプロピルエーテル等が挙げられる。上記のフッ化アルキル化合物の効果を有効かつ確実に奏する観点から、第四フッ素溶媒としては、メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、及び1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタンが好ましい。
[0052]
副溶媒としては、フッ素置換されているアルキル基を有しない化合物であれば特に限られず、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アセトニトリル、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、メチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、リン酸トリメチル、及びリン酸トリ
【0014】
エチル等が挙げられる。電解液における電解質の溶解度を一層向上させる観点から、副溶媒としては、エーテル結合を2つ有するジエーテル化合物が好ましく、エチレングリコールジメチルエーテル、及びトリエチレングリコールジメチルエーテルがより好ましい。
[0053]
電解液の溶媒として、上記フッ化アルキル化合物と副溶媒とを自由に組み合わせて用いることができ、フッ化アルキル化合物は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いてもよい。電解液において、副溶媒は、含まれていても、含まれなくてもよい。
[0054]
電解液におけるフッ化アルキル化合物の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは40体積%以上であり、より好ましくは50体積%以上であり、更に好ましくは60体積%以上であり、更により好ましくは70体積%以上である。フッ化アルキル化合物の含有量が上記の範囲内にあることにより、SEI層が一層形成されやすくなるため、リチウム2次電池100はサイクル特性に一層優れたものとなる。フッ化アルキル化合物の含有量の上限は特に限定されず、フッ化アルキル化合物の含有量は、100体積%以下であってもよく、95体積%以下であってもよく、90体積%以下であってもよく、80体積%以下であってもよい。
[0055]
電解液が第四フッ素溶媒を含有する場合、第四フッ素溶媒の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは0体積%超であり、より好ましくは5体積%以上であり、更に好ましくは8体積%以上である。第四フッ素溶媒の含有量が上記の範囲内にあることにより、電解液における電解質の溶解度が一層向上するか、又はSEI層が一層形成されやすくなる傾向にある。第四フッ素溶媒の含有量上限は特に限定されず、第四フッ素溶媒の含有量は、20体積%以下であってもよく、15体積%以下であってもよい。
[0056]
電解液が副溶媒を含有する場合、副溶媒の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは0体積%超であり、より好ましくは5体積%以上であり、更に好ましくは10体積%以上である。副溶
エチル等が挙げられる。電解液における電解質の溶解度を一層向上させる観点から、副溶媒としては、エーテル結合を2つ有するジエーテル化合物が好ましく、エチレングリコールジメチルエーテル、及びトリエチレングリコールジメチルエーテルがより好ましい。
[0053]
電解液の溶媒として、上記フッ化アルキル化合物と副溶媒とを自由に組み合わせて用いることができ、フッ化アルキル化合物は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いてもよい。電解液において、副溶媒は、含まれていても、含まれなくてもよい。
[0054]
電解液におけるフッ化アルキル化合物の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは40体積%以上であり、より好ましくは50体積%以上であり、更に好ましくは60体積%以上であり、更により好ましくは70体積%以上である。フッ化アルキル化合物の含有量が上記の範囲内にあることにより、SEI層が一層形成されやすくなるため、リチウム2次電池100はサイクル特性に一層優れたものとなる。フッ化アルキル化合物の含有量の上限は特に限定されず、フッ化アルキル化合物の含有量は、100体積%以下であってもよく、95体積%以下であってもよく、90体積%以下であってもよく、80体積%以下であってもよい。
[0055]
電解液が第四フッ素溶媒を含有する場合、第四フッ素溶媒の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは0体積%超であり、より好ましくは5体積%以上であり、更に好ましくは8体積%以上である。第四フッ素溶媒の含有量が上記の範囲内にあることにより、電解液における電解質の溶解度が一層向上するか、又はSEI層が一層形成されやすくなる傾向にある。第四フッ素溶媒の含有量上限は特に限定されず、第四フッ素溶媒の含有量は、20体積%以下であってもよく、15体積%以下であってもよい。
[0056]
電解液が副溶媒を含有する場合、副溶媒の含有量は、特に限定されないが、電解液の溶媒成分の総量に対して、好ましくは0体積%超であり、より好ましくは5体積%以上であり、更に好ましくは10体積%以上である。副溶
【0025】
、Sbイオンを含むめっき浴に浸漬した。Cu箔を水平に静置したままCu箔表面を電解めっきすることにより、Cu箔の表面に金属層として100nm厚のSbをめっきした。Cu箔をめっき浴から取り出し、エタノールで洗浄、純水で洗浄した。Sb薄膜がコーティングされたCu箔を負極として用いた。
[0096]
次に、正極を作製した。正極活物質としてLiNi0.85Co0.12Al0.03O2を96質量部、導電助剤としてカーボンブラックを2質量部、及びバインダーとしてポリビニリデンフロライド(PVDF)を2質量部混合したものを、12μmのAl箔の片面に塗布し、プレス成型した。得られた成型体を、打ち抜き加工により、所定の大きさ(40mm×40mm)に打ち抜き、正極を得た。
[0097]
セパレータとして、12μmのポリエチレン微多孔膜の両面に2μmのポリビニリデンフロライド(PVDF)がコーティングされた所定の大きさ(50mm×50mm)のセパレータを準備した。
[0098]
電解液を以下のようにして調製した。1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルが60体積%、エチレングリコールジメチルエーテルが40体積%になるように、両溶媒を混合させた。得られた混合液に、モル濃度が1.3MとなるようにLiN(SO2F)2を溶解させることにより電解液を得た。
[0099]
以上のようにして得られた正極が形成された正極集電体、セパレータ、及び負極を、この順に、正極がセパレータと対向するように積層することで積層体を得た。更に、正極集電体及び負極に、それぞれ100μmのAl端子及び100μmのNi端子を超音波溶接で接合した後、ラミネートの外装体に挿入した。次いで、上記のようにして得られた電解液を上記の外装体に注入した。外装体を封止することにより、リチウム2次電池を得た。
[0100]
[実施例2~67]
表1~14に記載の溶媒及び電解質(リチウム塩)を用いて電解液を調製したこと以外は、実施例1と同様にしてリチウム2次電池を得た。
、Sbイオンを含むめっき浴に浸漬した。Cu箔を水平に静置したままCu箔表面を電解めっきすることにより、Cu箔の表面に金属層として100nm厚のSbをめっきした。Cu箔をめっき浴から取り出し、エタノールで洗浄、純水で洗浄した。Sb薄膜がコーティングされたCu箔を負極として用いた。
[0096]
次に、正極を作製した。正極活物質としてLiNi0.85Co0.12Al0.03O2を96質量部、導電助剤としてカーボンブラックを2質量部、及びバインダーとしてポリビニリデンフロライド(PVDF)を2質量部混合したものを、12μmのAl箔の片面に塗布し、プレス成型した。得られた成型体を、打ち抜き加工により、所定の大きさ(40mm×40mm)に打ち抜き、正極を得た。
[0097]
セパレータとして、12μmのポリエチレン微多孔膜の両面に2μmのポリビニリデンフロライド(PVDF)がコーティングされた所定の大きさ(50mm×50mm)のセパレータを準備した。
[0098]
電解液を以下のようにして調製した。1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルが60体積%、エチレングリコールジメチルエーテルが40体積%になるように、両溶媒を混合させた。得られた混合液に、モル濃度が1.3MとなるようにLiN(SO2F)2を溶解させることにより電解液を得た。
[0099]
以上のようにして得られた正極が形成された正極集電体、セパレータ、及び負極を、この順に、正極がセパレータと対向するように積層することで積層体を得た。更に、正極集電体及び負極に、それぞれ100μmのAl端子及び100μmのNi端子を超音波溶接で接合した後、ラミネートの外装体に挿入した。次いで、上記のようにして得られた電解液を上記の外装体に注入した。外装体を封止することにより、リチウム2次電池を得た。
[0100]
[実施例2~67]
表1~14に記載の溶媒及び電解質(リチウム塩)を用いて電解液を調製したこと以外は、実施例1と同様にしてリチウム2次電池を得た。
【0026】
[0101]
なお、表1~14において、「TTFE」は1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルを、「TFEE」は1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,2-トリフルオロエチルエーテルを、「ETFE」はエチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「TFME」はメチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「OFTFE」は1H,1H,5H-オクタフルオロペンチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「DFTFE」はジフルオロメチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルを、「NV7100」はメチルノナフルオロブチルエーテルを、「NV7200」はエチルノナフルオロブチルエーテルを、「NV7300」は1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタンを、それぞれ表す。また、「DME」はエチレングリコールジメチルエーテルを、「DGM」はジエチレングリコールジメチルエーテルを、「TGM」はトリエチレングリコールジメチルエーテルを、それぞれ表す。電解質として用いたリチウム塩について、「FSI」はLiN(SO2F)2を、「LiDFOB」はLiBF2(C2O4)を、それぞれ表す。
[0102]
また、表1~14中、各溶媒は、上記した定義において、第一フッ素溶媒、第二フッ素溶媒、第三フッ素溶媒、第四フッ素溶媒、及び副溶媒のいずれかに分類され、各分類のいずれかが記載されている。表中、例えば、第一フッ素溶媒は、「第一」と記載されている。また、表中、各溶媒は、その種類と共に、含有量が体積%で記載され、各リチウム塩は、その種類と共に、濃度が体積モル濃度(M)で記載されている。例えば、実施例1は、溶媒としてTTFE60体積%と、DME40体積%とを含有し、電解質として1.3MのFSIを含有することを意味する。
[0103]
[比較例1~2]
表14に記載の溶媒及び電解質(リチウム塩)を用いて電解液を調製したこと以外は、実施例1と同様にしてリチウム2次電池を得た。なお、比較例1及び2は、フッ化アルキル化合物を含有せず、溶媒として副溶媒のみを含
[0101]
なお、表1~14において、「TTFE」は1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルを、「TFEE」は1,1,2,2-テトラフルオロエチル-2,2,2-トリフルオロエチルエーテルを、「ETFE」はエチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「TFME」はメチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「OFTFE」は1H,1H,5H-オクタフルオロペンチル-1,1,2,2-テトラフルオロエチルエーテルを、「DFTFE」はジフルオロメチル-2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルを、「NV7100」はメチルノナフルオロブチルエーテルを、「NV7200」はエチルノナフルオロブチルエーテルを、「NV7300」は1,1,1,2,2,3,4,5,5,5-デカフルオロ-3-メトキシ-4-トリフルオロメチルペンタンを、それぞれ表す。また、「DME」はエチレングリコールジメチルエーテルを、「DGM」はジエチレングリコールジメチルエーテルを、「TGM」はトリエチレングリコールジメチルエーテルを、それぞれ表す。電解質として用いたリチウム塩について、「FSI」はLiN(SO2F)2を、「LiDFOB」はLiBF2(C2O4)を、それぞれ表す。
[0102]
また、表1~14中、各溶媒は、上記した定義において、第一フッ素溶媒、第二フッ素溶媒、第三フッ素溶媒、第四フッ素溶媒、及び副溶媒のいずれかに分類され、各分類のいずれかが記載されている。表中、例えば、第一フッ素溶媒は、「第一」と記載されている。また、表中、各溶媒は、その種類と共に、含有量が体積%で記載され、各リチウム塩は、その種類と共に、濃度が体積モル濃度(M)で記載されている。例えば、実施例1は、溶媒としてTTFE60体積%と、DME40体積%とを含有し、電解質として1.3MのFSIを含有することを意味する。
[0103]
[比較例1~2]
表14に記載の溶媒及び電解質(リチウム塩)を用いて電解液を調製したこと以外は、実施例1と同様にしてリチウム2次電池を得た。なお、比較例1及び2は、フッ化アルキル化合物を含有せず、溶媒として副溶媒のみを含
Claims (13)
- 正極と、セパレータと、負極活物質を有しない負極と、電解液と、を備え、
前記セパレータの片面又は両面が、ポリビニリデンフロライド、スチレンブタジエンゴムとカルボキシメチルセルロースの合材、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸リチウム、ポリイミド、ポリアミドイミド、及びアラミドからなる群より選ばれる少なくとも一種を含むセパレータ被覆層により被覆され、
前記電解液が、下記式(A)で表される1価の基及び下記式(B)で表される1価の基のうち少なくとも一方を有する化合物を溶媒として含有し、
前記化合物の含有量が、前記電解液の溶媒成分の総量に対して、60体積%以上であり、
前記電解液が、フッ素置換されているアルキル基を有しないジエーテル化合物を溶媒として含む、
リチウム2次電池。
- 前記化合物が、エーテル結合を有する、請求項1に記載のリチウム2次電池。
- 前記電解液が、2種以上の前記化合物を含有する、請求項1又は2に記載のリチウム2次電池。
- 前記電解液が、前記式(A)で表される1価の基及び前記式(B)で表される1価の基の双方を有するエーテル化合物を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- 前記電解液が、前記式(A)で表される1価の基を有し、かつ、前記式(B)で表される1価の基を有しないエーテル化合物を更に含有する請求項4に記載のリチウム2次電池。
- 前記電解液が、前記式(A)で表される1価の基を有せず、かつ、前記式(B)で表される1価の基を有するエーテル化合物を更に含有する請求項4又は5に記載のリチウム2次電池。
- 前記電解液が、前記式(A)で表される1価の基及び前記式(B)で表される1価の基のいずれも有しないフッ素置換アルキルエーテル化合物を含まない、又は該フッ素置換アルキルエーテル化合物を前記電解液の溶媒成分の総量に対して20体積%以下で含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- (削除)
- 前記リチウム2次電池は、リチウム金属が前記負極の表面に析出し、及び、その析出したリチウムが電解溶出することによって充放電が行われるリチウム2次電池である、請求項1~7のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- 前記負極は、Cu、Ni、Ti、Fe、及び、その他Liと反応しない金属、及び、これらの合金、並びに、ステンレス鋼(SUS)からなる群より選択される少なくとも1種からなる電極である、請求項1~7又は9のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- 初期充電の前に、前記負極の表面にリチウム箔が形成されていない、請求項1~7又は9~10のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- エネルギー密度が350Wh/kg以上である、請求項1~7又は9~11のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
- 前記セパレータの片面又は両面が、ポリビニリデンフロライドを含むセパレータ被覆層により被覆されている、請求項1~7又は9~12のいずれか1項に記載のリチウム2次電池。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2020/034710 WO2022054279A1 (ja) | 2020-09-14 | 2020-09-14 | リチウム2次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2022054279A1 JPWO2022054279A1 (ja) | 2022-03-17 |
JPWO2022054279A5 true JPWO2022054279A5 (ja) | 2023-05-25 |
Family
ID=80631462
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022547362A Pending JPWO2022054279A1 (ja) | 2020-09-14 | 2020-09-14 | |
JP2022547394A Active JP7486230B2 (ja) | 2020-09-14 | 2021-05-17 | リチウム2次電池 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022547394A Active JP7486230B2 (ja) | 2020-09-14 | 2021-05-17 | リチウム2次電池 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20230246239A1 (ja) |
EP (2) | EP4213267A1 (ja) |
JP (2) | JPWO2022054279A1 (ja) |
KR (2) | KR20230061503A (ja) |
CN (2) | CN116018696A (ja) |
WO (2) | WO2022054279A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023100767A1 (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | リチウム二次電池 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472513B1 (ko) | 2002-11-16 | 2005-03-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 설퍼 전지용 유기 전해액 및 이를 채용한 리튬 설퍼전지 |
CN109526240B (zh) | 2016-06-08 | 2023-03-24 | 麻省固能控股有限公司 | 可再充电电池 |
US10472571B2 (en) * | 2017-03-02 | 2019-11-12 | Battelle Memorial Institute | Low flammability electrolytes for stable operation of electrochemical devices |
US11094966B2 (en) | 2017-03-02 | 2021-08-17 | Battelle Memorial Institute | High efficiency electrolytes for high voltage battery systems |
KR102115602B1 (ko) | 2017-06-21 | 2020-05-26 | 주식회사 엘지화학 | 리튬 이차전지 |
KR102568793B1 (ko) * | 2018-01-05 | 2023-08-22 | 삼성전자주식회사 | 무음극 리튬금속전지 및 그 제조방법 |
EP3579325B1 (en) * | 2018-06-07 | 2021-03-10 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lithium secondary battery |
US11600859B2 (en) * | 2018-11-21 | 2023-03-07 | Battelle Memorial Institute | Electrolyte for stable cycling of rechargeable alkali metal and alkali ion batteries |
-
2020
- 2020-09-14 CN CN202080104946.6A patent/CN116018696A/zh active Pending
- 2020-09-14 JP JP2022547362A patent/JPWO2022054279A1/ja active Pending
- 2020-09-14 WO PCT/JP2020/034710 patent/WO2022054279A1/ja active Application Filing
- 2020-09-14 EP EP20953344.7A patent/EP4213267A1/en active Pending
- 2020-09-14 KR KR1020237011368A patent/KR20230061503A/ko unknown
-
2021
- 2021-05-17 JP JP2022547394A patent/JP7486230B2/ja active Active
- 2021-05-17 EP EP21866299.7A patent/EP4213268A4/en active Pending
- 2021-05-17 WO PCT/JP2021/018575 patent/WO2022054338A1/ja active Application Filing
- 2021-05-17 CN CN202180062247.4A patent/CN116195088A/zh active Pending
- 2021-05-17 KR KR1020237009222A patent/KR20230052935A/ko unknown
-
2023
- 2023-03-08 US US18/119,000 patent/US20230246239A1/en active Pending
- 2023-03-08 US US18/118,948 patent/US20230246238A1/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7309548B2 (en) | Lithium secondary battery | |
JP2021044254A5 (ja) | ||
KR100992299B1 (ko) | 비수전해액 및 그것을 이용한 전기화학에너지 축적 디바이스 | |
US20120244445A1 (en) | Electrolyte for rechargeable lithium battery and rechargeable lithium battery comprising same | |
US11721837B2 (en) | Lithium secondary battery including fluoroethylene carbonate in electrolyte | |
JP7019063B2 (ja) | 非水系二次電池 | |
US20230246240A1 (en) | Lithium secondary battery | |
KR20180057437A (ko) | 리튬이차전지용 전해질 및 이를 포함하는 리튬이차전지 | |
US20240120549A1 (en) | Lithium secondary battery | |
JPWO2022054279A5 (ja) | ||
US20230246238A1 (en) | Lithium secondary battery | |
US20230299348A1 (en) | Non-Aqueous Electrolyte Solution Additive, Non-Aqueous Electrolyte Solution Including the Same, and Lithium Secondary Battery | |
US20230344007A1 (en) | Lithium secondary battery | |
US20230282885A1 (en) | Lithium secondary battery | |
US20230261203A1 (en) | Lithium secondary battery | |
EP4287290A1 (en) | Lithium secondary cell and method for manufacturing same | |
WO2023032185A1 (ja) | リチウム2次電池 | |
WO2022215160A1 (ja) | リチウム2次電池 | |
WO2012173253A1 (ja) | 二次電池用非水電解液および二次電池 | |
WO2023170799A1 (ja) | リチウム2次電池 | |
WO2023166663A1 (ja) | リチウム2次電池用電解液及びリチウム2次電池 | |
CN109411813B (zh) | 电解液及电化学储能装置 | |
WO2015046172A1 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JP2012028249A (ja) | 非水系電解質二次電池 | |
JP2016039003A (ja) | 非水電解液二次電池 |