JPWO2021200232A5 - - Google Patents
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Description
また、光ディスクドライブ1は、光ディスクを搬送する搬送機構Aと、光ディスクの位置合わせを行うセンタリング機構Bと、光ディスクを固定するチャッキング機構Cと、光ディスクドライブ1の振動を抑制する振動抑制機構Dとを有している。搬送機構Aは、光ディスクドライブ1の外部から挿入口に挿入された光ディスクをスピンドルモータ11の位置まで搬送したり、スピンドルモータ11の上に載せられた光ディスクを挿入口の外側まで搬送したりするものである。センタリング機構Bは、光ディスクの中心位置がスピンドルモータ11の回転中心である軸線CBの位置(以下、ドライブ位置とも呼ぶ)に一致するように光ディスクを位置決めするための機構である。チャッキング機構Cは光ディスクをドライブ位置に固定するための機構である。振動抑制機構Dは、ドライブ位置において光ディスクが回転しているときに、ベースフレーム2に生じる振動が内ケース(ボトムフレーム3及びトップフレーム4)及び外ケース(ボトムケース5及びカバー6)に伝わるのを抑制するための機構である。本実施形態において、搬送機構Aはボトムフレーム3に設けられ、センタリング機構Bはベースフレーム2及びトップフレーム4に設けられ、チャッキング機構Cはトップフレーム4に設けられ、振動抑制機構Dはベースフレーム2、ボトムフレーム3、及びボトムケース5に設けられる。以下では、搬送機構A、センタリング機構B、チャッキング機構C、振動抑制機構Dについて説明する。
ボトムフレーム3の内側にはベースフレーム2が配置され、ベースフレーム2に搭載されるスピンドルモータ11は、挿入口を構成するボトムフレーム3の切り欠き部31から後方に離れて配置される。また、ボトムフレーム3の内側において、搬送ローラ20はローラブラケット50に取り付けられた状態で、ベースフレーム2の前方に配置される。
搬送機構Aは、ローディングモータ60から受ける動力によって作動する。搬送ローラ20が搬送位置に配置されて光ディスクの下面に接している状態において、ローディングモータ60からの動力によって搬送ローラ20が回転することにより、挿入口(ボトムフレーム3の切り欠き部31)から挿入された光ディスクは、スピンドルモータ11の位置に向けて搬送される。搬送ローラ20は、後述する搬送ローラ位置操作機構によって、搬送ローラ20が光ディスクに接し、光ディスクを搬送する搬送位置(第1ローラ位置)と、この搬送位置から離れた待避位置(第2ローラ位置)との間で移動できる。待避位置は、搬送ローラ20が光ディスクの搬送路から下方に離れ、光ディスクと接しない位置である。
ローラブラケット50の左端部と右端部はボトムフレーム3に支持される。図4に示すように、ローラブラケット50は、左端部に軸部52Lを有し、右端部に軸部52Rを有する。ローラブラケット50は、左右方向に沿った軸線CAを有し、この軸線CAに沿って回転可能である。軸部52L,52Rは、それぞれローラブラケット50の左方向、右方向に突出した円筒形の突起であり、左右方向に離れてローラブラケット50の軸線CA上に位置している。図2Bに示すように、ローラブラケット50の左端部に形成された軸部52Lは、ボトムフレーム3に形成された軸受部33Lに嵌まる。また、ローラブラケット50の右端部に形成された軸部52Rは、ボトムフレーム3に形成された軸受部33Rに嵌まる。図4に示すように、ローラブラケット50の軸線CAは、搬送ローラ20に対して前方に離れて位置している。このため、ローラブラケット50が軸線CAを中心に回転することによって、ローラブラケット50に取り付けられた搬送ローラ20は軸線CAを中心に回転移動する。この動きにより、搬送ローラ20は、搬送ローラ20(左ローラ21L及び右ローラ21R)が光ディスクに接する搬送位置と、搬送位置から下方に離れた待避位置との間で移動することができる。
ローラブラケット50の右端部と左端部のうちの一方に形成された被支持部(軸部52L又は軸部52R)と、当該被支持部を支持する支持部であって、ボトムフレーム3に形成された支持部(軸受部33L又は軸受部33R)は、当該被支持部の上下方向での動きが許容されるように形成されてよい。このようにすることで、ローラブラケット50は、左端部と右端部のうちの一方が他方に対して上下方向で動くことができ、左ローラ21Lの左端部と右ローラ21Rの右端部のうちの一方の端部(第1端部)は他方の端部(第2端部)に対して相対的に上下方向で動くことができる。すなわち、挿入された光ディスクの状態に応じてローラブラケット50の左端部と右端部のうちの一方が他方に対して上下方向に変位し、それにより左ローラ21Lの左端部と右ローラ21Rの右端部のうちの一方の端部(第1端部)が他方の端部(第2端部)に対して上下方向に変位することになり、光ディスクの状態に応じたローラとの適切な接触状態を維持できる。
図7はローディングモータ60、ギア61a~61gについて示した分解斜視図である。図8はギア61a~61g及びローラブラケット50の左側面図である。ギア61aはウォームギアであり、ローディングモータ60の回転シャフトに嵌まり、ギア61bに噛み合っている。ギア61をウォームギアにすることによって、ローディングモータ60のシャフトの回転速度に対する減速比を確保できる。また、図8に示すように、ギア61bはギア61a,61cに噛み合っている。ギア61cはギア61b,61d,61fに噛み合っている。ギア61dはギア61c,61eに噛み合っている。ギア61eはギア61cに噛み合い、左ローラ21Lに連結しているギア24に噛み合っている。ギア61fはギア61c,61gに噛み合っている。
また、第1伝達機構と第2伝達機構はボトムフレーム3の内側に配置され、搬送ローラ操作部材であるスライダー70はボトムフレーム3の外側に配置されている。スライダー70は、略箱状のボトムフレーム3の左側壁部32Lの左に配置され、この左側壁部32Lを挟んでギア61a~61gに隣接している。このようにスライダー70をボトムフレーム3の外側に配置することで、スライダー70が前後方向に動いた際に、ボトムフレーム3の内部部品がスライダー70に干渉しないようにすることができる。
光ディスクが搬送される過程で、光ディスクの縁が、ロータリーアーム90から下方に突出するコンタクト部93(図13を参照)に当たり、トップフレーム4の上面図(図11)において、ロータリーアーム90が反時計回りに回転する。これにより、ロータリーアーム90の長穴部94に係合するスライダー70の被押圧部73が前方へ押し出され、スライダー70の内側に形成されたラック状の被操作部72(図9Aを参照)が、第2伝達機構を構成するギア61gに噛み合う。図9Aにおいて、ギア61gは、ローディングモータ60の回転によって時計回りに回転しているため、被操作部72がギア61gに噛み合うことにより、スライダー70は第1スライド位置の前方の第2スライド位置に搬送される(図9Bを参照)。すると、スライダー70の前端部に形成されたガイド面71が、ローラブラケット50の左端部に形成された被ガイド部54(図4を参照)に当たり、ローラブラケット50を押し下げる。これにより、搬送ローラ20は光ディスクの搬送路から下方に離れた退避位置に配置される。
その間、スライダー70がローディングモータ60及び第2伝達機構(ギア61a~61c、及びギア61f,61g)によって第2スライド位置に搬送される過程で、長穴部94を介してスライダー70に係合しているロータリーアーム90は、トップフレーム4の上面図において、更に時計回りに回転する。そうすると、図12Aに示したように、ロータリーアーム90の第2凸部97bが第1チェックアーム110の凹部115に係合し、第1チェックアーム110が時計回りに回転する。これにより、第1チェックアーム110の支持部113がチャッキングプーリ12のフランジ部12aから外れる。さらに、ロータリーアーム90の張り出し部98が第2チェックアーム120の張り出し部125を押し下げ、第2チェックアーム120の支持部122が下方に傾く。これにより、第1プーリ位置において支持されていたチャッキングプーリ12が第2プーリ位置に配置され、磁石13とスピンドルモータ11との間に作用する磁力によって、光ディスクを挟む。これにより、光ディクスはスピンドルモータ11と一体的に回転可能になる。
図15に示すように、第1ダンパー130は、円筒状の外筒部131の内側の中央位置に、それよりも径の小さい円筒状の内筒部132が配置された二重構造を有する。外筒部131と内筒部132との間には、外筒部131の径に沿って等間隔に配置された複数の(本実施形態では6つの)スポーク部が形成されており、これらスポーク部が外筒部131と内筒部132との間を繋いでいる。外筒部131と内筒部132との間においてスポーク部が弾性的に撓むことで振動を吸収するため、外筒部131に取り付けられた部材と、内筒部132とに取り付けられた部材との間で振動が伝わることを抑制できる。
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